JPH0857830A - タイル整列装置 - Google Patents

タイル整列装置

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JPH0857830A
JPH0857830A JP22256394A JP22256394A JPH0857830A JP H0857830 A JPH0857830 A JP H0857830A JP 22256394 A JP22256394 A JP 22256394A JP 22256394 A JP22256394 A JP 22256394A JP H0857830 A JPH0857830 A JP H0857830A
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豊 近岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型構造で容易にタイル群を仮接着でき、セメ
ントスラリーを打設しても接着材が剥離してタイル群の
整列状態が損なわれることがなく、さらに目地間隙形成
材としてスポンジなどの軟質材を使用した場合でも、耐
水性粘着テープのテンション作用により目地間隙が収縮
して目地寸法が変動してしまうことがないタイル整列装
置を提供する。 【構成】タイル群を整列させるタイル整列台2と、タイ
ル整列台2を搬送するための搬送機構3と、搬送機構3
の搬送経路に設けられた粘着テープ支持部4および圧着
ローラ6とを有し、粘着テープ支持部4は耐水性粘着テ
ープ5aを巻回したテープロール5を回転可能に支持す
る軸部材4aと、軸部材4aを圧着ローラ6に対して離
隔させる方向および接近させる方向に移動するための移
動手段7とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイルユニットを製造す
るに際して複数のタイルを整列させるタイル整列装置に
関する。より詳しくはタイルを配列してタイル群を形成
した後、所要の目地間隙を保持した状態でタイル群を仮
接着するタイル整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイルユニットは一般に目地間隙形成材
をタイル間に取り付けたのち仮接着したタイル群の裏面
にセメントスラリーを打設して養生固化することにより
製造される。このタイル群を仮接着する方法としては、
整列させたタイル群の表面に紙材を貼り付ける方法、タ
イル群の表面に感圧接着剤層を有するプラスチックシー
トを載置した後真空成形する方法(特開平4−1493
58号)、タイル群の裏面にネット部材を貼り付ける方
法(特開平4−7456号)、あるいはタイル群の裏面
に紙材を部分的に貼り付ける方法(特開平4−3006
8号)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タイル群の表面に紙材
を貼り付ける方法では、後にセメントスラリーを打設し
た際、紙材が水分を吸収して剥離してしまいタイル群の
整列状態を維持できない。また、真空成形する方法では
タイル群を減圧雰囲気下に置く必要があり、設備が高価
かつ大型となり作業も煩雑である。さらに、タイル群の
裏面にネット部材や紙材を貼り付ける方法では、タイル
群とセメント層との間にネット部材等が介在するため、
経時的にタイルがセメント層より剥離してしまうおそれ
がある。そこで、セロファンテープ等の耐水性粘着テー
プをタイル群の表面に貼着することが考えられる。テー
プを貼り付ける場合は、生産効率の面から、タイル群の
セット毎にテープを連続して引き出しながら順次貼着す
るので、貼着時はテープにテンションがかかった状態と
なり、貼着完了時にはタイル群にテープの収縮方向の負
荷がかかることとなる。ところで、タイル間には目地材
が充填されるので、上記セット時は目地間隙形成材が一
時的に使用される。しかして目地間隙形成材にスポンジ
等の軟質材を使用した場合は、上記テープの収縮作用で
目地間隙形成材が圧縮され、即ちタイル群の全体寸法が
当初設定寸法から変化することになる。本発明はこれら
の問題を解決しようとするものである。
【0004】本発明の目的は、小型構造で容易にタイル
群を仮接着でき、セメントスラリーを打設しても接着材
が剥離してタイル群の整列状態が損なわれることがな
く、作製されたタイルユニットのタイルが経時的にセメ
ント層より剥離してしまうおそれがないタイル整列装置
を提供することにある。さらに本発明の目的はタイル群
にテープの収縮作用による負荷がかからないようにして
貼着できるタイル整列装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、タイル群を整列させるタイル整列台と、該タイル整
列台を搬送するための搬送機構と、該搬送機構の搬送経
路に設けられた粘着テープ支持部および圧着ローラとを
有するタイル整列装置であって、前記粘着テープ支持部
は耐水性粘着テープを巻回したテープロールを回転可能
に支持する軸部材と、該軸部材を前記圧着ローラに対し
て離隔させる方向および接近させる方向に移動するため
の移動手段とを有し、前記軸部材の前記圧着ローラに離
隔する方向への移動に伴ない前記テープロールより前記
耐水性粘着テープが剥離され、前記搬送機構による前記
タイル整列台の搬送に伴ない前記軸部材が前記圧着ロー
ラに接近する方向に移動すると共に、剥離された前記耐
水性粘着テープが前記圧着ローラにより前記タイル群の
表面に圧着されることを特徴とするタイル整列装置であ
る。
【0006】前記移動手段は往復運動機構である。前記
往復運動機構は前記軸部材を上下動可能とする昇降機構
である。前記往復運動機構は駆動モータと該駆動モータ
により回動するチェーンとからなる。前記粘着テープ支
持部は前記耐水性粘着テープの引張状態を維持するテン
ションローラを有している。また、前記テンションロー
ラは押圧手段により押圧されている。前記押圧手段は油
圧シリンダであり、前記テンションローラは該油圧シリ
ンダにより下方に押圧されている。
【0007】
【作用】本発明のタイル整列装置はタイル群を整列させ
るタイル整列台と、タイル整列台を搬送するための搬送
機構と、搬送機構の搬送経路に設けられた粘着テープ支
持部および圧着ローラとを有するタイル整列装置であっ
て、粘着テープ支持部は耐水性粘着テープを巻回したテ
ープロールを回転可能に支持する軸部材と、軸部材を圧
着ローラに対して離隔させる方向および接近させる方向
に移動するための移動手段とを有し、軸部材の圧着ロー
ラに離隔する方向への移動に伴ないテープロールより耐
水性粘着テープが剥離され、搬送機構によるタイル整列
台の搬送に伴ない軸部材が圧着ローラに接近する方向に
移動すると共に、剥離された耐水性粘着テープが圧着ロ
ーラによりタイル群の表面に圧着される。従って、小型
構造で容易にタイル群を仮接着できる。
【0008】
【実施例】そこで、本発明の装置を、図1ないし図5に
示した実施例を用いて説明する。この実施例のタイル整
列装置1はタイル群を整列させるタイル整列台2と、タ
イル整列台2を搬送するための搬送機構3と、搬送機構
3の搬送経路に設けられた粘着テープ支持部4および圧
着ローラ6とを有するタイル整列装置1であって、粘着
テープ支持部4は耐水性粘着テープ5aを巻回したテー
プロール5を回転可能に支持する軸部材4aと、軸部材
4aを圧着ローラ6に対して離隔させる方向および接近
させる方向に移動するための移動手段7とを有してい
る。以下、各構成を順次説明する。
【0009】本発明のタイル整列装置は、タイル整列台
2を搬送機構3によりタイル整列エリア33、目地間隙
形成材取付エリア32、粘着テープ貼着エリア34に順
次搬送し、その間にタイル整列台2上に複数のタイルを
載置し、タイル間に目地間隙形成材を嵌入し、さらにタ
イル群の表面に耐水性粘着テープを貼着してタイル群の
仮接着を行うものである。
【0010】そして、この実施例のタイル整列装置1は
3台のタイル整列台2を搬送している。タイル整列台2
は図4に示すように、所定サイズのタイルを所要枚数整
列させることができるように上面に凹部2aが形成され
ている。凹部2aには長手方向に直交する方向に延びる
複数の目地形成用リブ2bが設けられており、目地形成
用リブ2b上に樹脂などで形成される目地間隙形成材を
載置できるように構成されている。この実施例では目地
形成用リブ2bは4本設けられており、これにより凹部
2aは5つのブロックに区画されている。各ブロックに
はタイルを載置するためのタイル受板2dが設けられて
おり、図5に示すように各2枚のタイルが載置できるよ
うになっている。また、タイル整列台2の長手方向の両
端にはタイル整列台2を把持するための手挿し用スペー
ス2eが設けられている。
【0011】タイル整列台2のコーナー付近の側部に
は、図4に示すように被押圧部2cが設けられている。
被押圧部2cは後述するラック14cの一端に設けられ
た整列台押圧部14dに押圧される部位であり、この押
圧により目地間隙形成材取付エリア32に位置するタイ
ル整列台2が粘着テープ貼着エリア34方向(送り方
向)に搬送される。
【0012】タイル整列台2を搬送する搬送機構3は、
タイル整列台2を目地間隙形成材取付エリア32から粘
着テープ貼着エリア34を経てタイル整列エリア33に
搬送する送り搬送機構8aと、タイル整列エリア33に
てタイル群を載置したタイル整列台2を目地間隙形成材
取付エリア32に搬送する戻り搬送機構8bとから構成
されている。
【0013】送り搬送機構8aは図1に示すように、第
1昇降手段9に複数取り付けられた第1搬送ローラ群1
0と、粘着テープ貼着エリア34付近に複数取り付けら
れた第2搬送ローラ群11と、駆動手段14とから構成
されている。第1および第2搬送ローラ群10,11は
搬送機構3の送り方向に回転自在に取り付けられてい
る。駆動手段14はモータ14aとモータ14aの出力
軸に取り付けられたピニオン14bとラック14cとか
らなり、ラック14cの目地間隙形成材取付エリア32
側の端部には整列台押圧部14dが設けられている。
【0014】そして、送り搬送機構8aはモータ14a
が作動すると、ピニオン・ラック機構によりラック14
cが送り方向に延び、ラック14cの整列台押圧部14
dがタイル整列台2の被押圧部2cを押圧する構造とな
っている。これにより目地間隙形成材取付エリア32お
よび粘着テープ貼着エリア34に位置するタイル整列台
2が、第1ないし第3搬送ローラ群10,11,13上
を送り方向に移動し、それぞれ粘着テープ貼着エリア3
4またはタイル整列エリア33に搬送される。
【0015】戻り搬送機構8bは図1に示すように、第
2昇降手段12と、第2昇降手段12に複数取り付けら
れた第3搬送ローラ群13と、下段の中央付近に複数取
り付けられた第4搬送ローラ群15と第1昇降手段9と
から構成されている。第3搬送ローラ群13は送り方向
に回転自在に取り付けられており、一部のローラには図
6に示すようにローラを図上左回りに回転させタイル整
列台2を戻り方向に搬送させる第2駆動モータ16が取
り付けられている。第4搬送ローラ群15の一部のロー
ラにもローラを図上左回りに回転させタイル整列台2を
戻り方向に搬送させる第3駆動モータ17が取り付けら
れている。第1昇降手段9または第2昇降手段12は下
部にそれぞれ第1油圧シリンダ18および第2油圧シリ
ンダ19を有しており、これらにより第1および第2昇
降手段9,12が昇降自在となっている。
【0016】そして、戻り搬送機構8bは第2昇降手段
12が下降し、第2駆動モータ16および第3駆動モー
タ17が駆動して図上ローラが左回りに回転した後、第
1昇降手段9が上昇する構造となつている。これにより
タイル整列台2がタイル整列エリア33から目地間隙形
成材取付エリア32に搬送される。
【0017】なお、図2に示すように、目地間隙形成材
取付エリア32またはタイル整列エリア33の端部付近
にはそれぞれ第1センサ20、第2センサ21が取り付
けられている。第1および第2センサ20,21は制御
部22に電気的に接続されており、制御部22は第1ま
たは第2センサ20,21が搬送されてくるタイル整列
台2を検知した後、第1昇降手段9または第2昇降手段
12が上昇または下降するように制御している。これに
よりタイル整列台2が所定の位置に搬送される前に第1
昇降手段9または第2昇降手段12が上昇または下降し
てしまうことを防止している。また、図1に示すように
第4搬送ローラ群の端部付近にも第3センサ23が取り
付けられており、第3センサ23付近をタイル整列台2
が通過すると、制御部22が第2駆動モータ17を作動
させ、タイル整列台2を第1昇降手段9上に搬送するよ
うに制御している。第1ないし第3センサとしては、光
電センサ、近接センサ、赤外線センサなど各種センサが
使用可能である。
【0018】搬送機構3の送り方向の始点付近(第1昇
降手段9付近)は図2に示すように目地間隙形成材取付
エリア32となっている。目地間隙形成材取付エリア3
2はタイル整列台2上に整列されたタイル群のタイル間
に目地間隙形成材を嵌入する部位である。
【0019】搬送機構3の送り方向の終点付近(第2昇
降手段12が設けられている付近)はタイル整列エリア
33となっている。タイル整列エリア33は所定枚数の
タイルをタイル整列台2上に整列させる部位であり、こ
の実施例では図2に示すように作業側にタイル配置ゾー
ン24が設けられている。タイル配置ゾーン24はタイ
ル整列台2に整列させる前にタイルを予め配置する部位
であり、このような部位を設けることにより、タイル整
列台2がタイル整列エリア33に位置していない場合や
第2昇降手段12が下方に位置する場合でもタイルの整
列準備を行うことができ、作業効率を向上させることが
できる。そして、タイル配置ゾーン24はタイル押出手
段24aを有しており、所定枚数のタイルを配置した
後、把持部24bを把持して前方に押圧することにより
容易にタイル整列台2にタイルを整列させることができ
るように構成されている。
【0020】タイル整列エリア33と目地間隙形成材取
付エリア32との間には粘着テープ貼着エリア34が設
けられている。粘着テープ貼着エリア34はタイル整列
台2に整列し目地間隙形成材を嵌入したタイル群の表面
に耐水性粘着テープ5aを貼着してタイル群を仮接着す
る部位である。
【0021】粘着テープ貼着エリア34には図1に示す
ように粘着テープ支持部4が設けられており、粘着テー
プ支持部4は耐水性粘着テープ5aを巻回したテープロ
ール5を回転可能に支持する軸部材4aと、軸部材4a
を一端方向(後述する圧着ローラ6より離隔させる方
向)および他端方向(後述する圧着ローラ6に接近させ
る方向)に移動するための移動手段7と、支持フレーム
4b,4cと、リミットスイッチ36,37とから成っ
ている。耐水性粘着テープ5aとしては、セロファンテ
ープ、ビニルテープ、ポリエステルテープ、ポリアミド
テープ、ポリオレフィンテープ(例えばポリエチレンテ
ープ)などを基材とした各種樹脂製粘着テープの他、耐
水性を有する材料が使用できる。
【0022】テープロール5は中空部が軸部材4aに貫
通されており、軸部材4aの回りを回転可能に支持され
ている。そして、耐水性粘着テープ5aの端部が固定さ
れた状態で軸部材4aが上昇移動すると、テープロール
5が回転し軸部材4aの移動距離だけ耐水性粘着テープ
5aが剥離される。軸部材4aの移動距離は、タイル整
列台2にセットするタイル群の長さと同じか若干長い距
離とする。
【0023】この実施例の移動手段7は往復運動機構で
あり軸部材4aを上下動可能とする昇降機構である。移
動手段7は図3に示すように駆動モータ7aと、駆動モ
ータ7aにより回動するチェーン7b,7cと、支持フ
レーム4b,4cの内面に垂直方向に延びるガイドレー
ル4d,4eとからなる。
【0024】駆動モータ7aの出力軸とチェーン7b,
7cの回動軸7dとは図1に示すようにベルト7eを介
して連動可能に連結されている。軸部材4aの両端は軸
受部4f,4gに支持されており、軸受部4f、4gは
チェーン7b,7cに取り付けられ、さらにガイドレー
ル4d,4eにより昇降自在にガイドされている。この
ような構造により、駆動モータ7aが駆動するとチェー
ン7b,7cが回転し、この回転により軸受部4f,4
gがガイドレール4d,4eに沿って移動し軸部材4a
が昇降する。
【0025】また、支持フレーム4b,4cには、テー
プロール5、即ち軸部材4aの移動上下限位置にそれぞ
れリミットスイッチ36,37が配設されており、テー
プロール5がこれらに接触すると駆動モータ7aが停止
し、軸部材が所定の位置で停止するよう構成されてい
る。
【0026】以上の構造により、軸部材4aは一端方向
(上方または後述する圧着ローラ6に離隔する方向)お
よび他端方向(下方または圧着ローラ6に接近する方
向)に移動し、軸部材4aの圧着ローラ6に離隔する方
向への移動に伴ないテープロール5より耐水性粘着テー
プ5aが剥離され、圧着ローラ6に接近する方向への移
動により、剥離された耐水性粘着テープ5aが圧着ロー
ラ6によりタイル群の表面に圧着される。
【0027】さらに粘着テープ支持部4はテンションロ
ーラ27を有している。テンションローラ27は耐水性
粘着テープ5aの引張状態を維持するものであり、粘着
テープ支持部4に取り付けられたローラフレーム35に
より支持されると共に、押圧手段38により押圧されて
いる。押圧手段38としては油圧シリンダが使用されて
おり、テンションローラ27は油圧シリンダにより下方
に押圧されている。このため軸部材4aが上方に移動す
る場合(耐水性粘着テープ5aがテープロール5から剥
離される場合)でもそれに伴ってテンションローラ27
が浮き上がることがない。
【0028】圧着ローラ6は搬送機構3によるタイル整
列台2の搬送に伴ってタイル群の表面に耐水性粘着テー
プ5を圧着する。圧着ローラ6は図2に示すように搬送
経路に取り付けられた圧着ローラ取付部6a,6bに着
脱自在に取り付けられており、随時搬送されてくるタイ
ル整列台2を圧接する状態を維持している。
【0029】そして、タイル群の表面へのテープ貼着
は、目地間隙形成材取付エリア32(第1昇降手段9
上)および粘着テープ貼着エリア34にタイル整列台2
がそれぞれ位置する状態で、駆動手段14を作動させる
ことにより第1昇降手段9上のタイル整列台2が押圧さ
れ、そのタイル整列台2の端部が粘着テープ貼着エリア
34に位置するタイル整列台2の端部を押圧してタイル
整列エリア33に搬送される際に自動的に行われる。こ
のようにタイル整列装置1は駆動手段14により2台の
タイル整列台2が押圧されて耐水性粘着テープ5が貼着
される構造であるため、タイル整列台2がタイル整列エ
リア33に搬送される際には同時に粘着テープ貼着エリ
ア34に搬送されるタイル整列台2上のタイル群の一部
が貼着される。よって、耐水性粘着テープ5の端部を随
時タイル群に貼着する必要がない。なお、テープ貼着は
タイルの整列状態を確実に保持するため、または製造中
にタイル群の表面が傷付くことを防止するためにタイル
群の表面全体に行われることが好ましく、耐水性粘着テ
ープ5、圧着ローラ6およびテンションローラ27はタ
イルの表面全体を貼着できるように所要の幅に形成され
ている。
【0030】制御部22は駆動手段14、駆動モータ7
a,第2駆動モータ16、第3駆動モータ17、第2油
圧シリンダ18、第3油圧シリンダ19、第1ないし第
3センサ20,21,23、第1スイッチ29、第2ス
イッチ30および一時停止スイッチ31、リミットスイ
ッチ36,37、押圧手段38と電気的に接続されてそ
れらを制御している。
【0031】つぎに、タイル整列装置1の使用方法につ
いて図面を用いて説明する。タイル整列エリア側の作業
者はタイル配置ゾーン24に所定枚数のタイルを載置
し、タイル整列エリア33にタイル整列台2が搬送され
たことを確認した後、タイル押出手段24aを用いてタ
イルをタイル整列台2に整列させる。つぎに第2スイッ
チ30を押すと制御部22が第2昇降手段12を下降さ
せ所定位置で停止させる。この状態が図6に示されてい
る。さらに、制御部22は第2および第3駆動モータ1
6,17を作動させタイル整列台2を戻り方向に搬送さ
せ、タイル整列台2が第2昇降手段12上を去ったこと
を検知すると第2昇降手段12を上昇させる。
【0032】他方、目地間隙形成材取付エリア32側の
作業者は第1昇降手段9の上部に位置するタイル整列台
2のタイル間に目地間隙形成材を嵌入する。嵌入作業を
終了した後、第1スイッチ29を押すと制御部2が駆動
手段14および駆動モータ7aを作動させ、タイル整列
台2を粘着テープ貼着エリア34に搬送させる。それに
伴って粘着テープ貼着エリア34に位置していたタイル
整列台2が押圧され、軸部材4aが下方に移動して、剥
離されている耐水性粘着テープ5aが圧着ローラ6によ
りタイル群の表面に貼着される。この状態が図7に示さ
れている。さらに制御部22はタイル整列台2が第1昇
降手段9上を去ったことを検知すると第1昇降手段9を
下降させる。そして、第3駆動モータ17により戻り方
向に搬送されて来るタイル整列台2が第1昇降手段9の
上部に載置された状態(図8に示す状態)で第1昇降手
段9が上昇する。
【0033】そして、制御部22は駆動手段14および
駆動モータ7aを作動させ、ラック14cを後退させる
と共に、軸部材4aを上方に移動させ、テープロール5
より耐水性粘着テープ5aを剥離させる(図1)。
【0034】タイル整列エリア側の作業者は仮接着され
たタイル群がタイル整列台2と共に搬送されタイル整列
エリア33に位置した段階で、耐水性粘着テープ5の貼
着部側の端部をカッターなどで切断してタイル群を取り
出す。2名の作業者でこのような作業を繰り返し、仮接
着されたタイル群を作製する。
【0035】なお、上記使用方法の説明では第1および
第2スイッチ29,30を用いて手動にて行う場合を例
に説明したが、この実施例のタイル整列装置1は制御部
22により自動的に行うこともできる。また、移動手段
7は上記実施例のように往復運動機構または昇降機構で
ある必要はなく、軸部材4aを圧着ローラ6に離隔また
は接近させる方向に移動させるものであればよい。さら
に移動手段7は上記実施例のようにチェーン式に限定さ
れるものではなく、例えばベルト式、油圧・空圧式、ボ
ールねじ構造などであってもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明のタイル整列装置はタイル群を整
列させるタイル整列台と、該タイル整列台を搬送するた
めの搬送機構と、該搬送機構の搬送経路に設けられた粘
着テープ支持部および圧着ローラとを有するタイル整列
装置であって、前記粘着テープ支持部は耐水性粘着テー
プを巻回したテープロールを回転可能に支持する軸部材
と、該軸部材を前記圧着ローラに対して離隔させる方向
および接近させる方向に移動するための移動手段とを有
し、前記軸部材の前記圧着ローラに離隔する方向への移
動に伴ない前記テープロールより前記耐水性粘着テープ
が剥離され、前記搬送機構による前記タイル整列台の搬
送に伴ない前記軸部材が前記圧着ローラに接近する方向
に移動すると共に、剥離された前記耐水性粘着テープが
前記圧着ローラにより前記タイル群の表面に圧着される
ものであるので、小型構造で容易にタイル群を仮接着で
き、セメントスラリーを打設しても接着材が剥離してタ
イル群の整列状態が損なわれることがない。また、耐水
性粘着テープをタイル群の貼着分だけ予めテープロール
から引き出しているので、引き出しながら同時に貼る場
合に生じるテープのテンション作用が生じることもな
い。即ち目地間隙形成材としてスポンジなどの軟質材を
使用した場合でも、耐水性粘着テープのテンション作用
により目地間隙が収縮して目地寸法が変動してしまうこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイル整列装置の一実施例の正面概略
図である。
【図2】本発明のタイル整列装置の一実施例の平面概略
図である。
【図3】本発明のタイル整列装置の一実施例の右側面図
である。
【図4】本発明のタイル整列装置の一実施例に使用され
るタイル整列台の斜視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明のタイル整列装置の作用を説明するため
の説明図である。
【図7】本発明のタイル整列装置の作用を説明するため
の説明図である。
【図8】本発明のタイル整列装置の作用を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1 タイル整列装置 2 タイル整列台 3 搬送機構 4 粘着テープ支持部 4a 軸部材 5 テープロール 5a 耐水性粘着テープ 6 圧着ローラ 7 移動手段 7a 駆動モータ 7b チェーン 7c チェーン 8a 送り搬送機構 8b 戻り搬送機構 9 第1昇降手段 10 第1搬送ローラ群 11 第2搬送ローラ群 12 第2昇降手段 13 第3搬送ローラ群 14 駆動手段 14a モータ 14b ピニオン 14c ラック 14d 整列台押圧部 15 第4搬送ローラ群 16 第2駆動モータ 17 第3駆動モータ 18 第1油圧シリンダ 19 第2油圧シリンダ 20 第1センサ 21 第2センサ 22 制御部 23 第3センサ 24 タイル配置ゾーン 27 テンションローラ 29 第1スイッチ 30 第2スイッチ 31 一時停止スイッチ 32 目地間隙形成材取付エリア 33 タイル整列エリア 34 粘着テープ貼着エリア 35 ローラフレーム 36 リミットスイッチ 37 リミットスイッチ 38 押圧手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイル群を整列させるタイル整列台と、該
    タイル整列台を搬送するための搬送機構と、該搬送機構
    の搬送経路に設けられた粘着テープ支持部および圧着ロ
    ーラとを有するタイル整列装置であって、前記粘着テー
    プ支持部は耐水性粘着テープを巻回したテープロールを
    回転可能に支持する軸部材と、該軸部材を前記圧着ロー
    ラに対して離隔させる方向および接近させる方向に移動
    するための移動手段とを有し、前記軸部材の前記圧着ロ
    ーラに離隔する方向への移動に伴ない前記テープロール
    より前記耐水性粘着テープが剥離され、前記搬送機構に
    よる前記タイル整列台の搬送に伴ない前記軸部材が前記
    圧着ローラに接近する方向に移動すると共に、剥離され
    た前記耐水性粘着テープが前記圧着ローラにより前記タ
    イル群の表面に圧着されることを特徴とするタイル整列
    装置。
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