JPWO2009066356A1 - 同期回路および同期方法、ならびにそれを用いた試験装置 - Google Patents

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Abstract

第1ラッチ18は、入力同期スタート信号SSinを同期信号SYNCでリタイミングし、第1同期スタート信号S1を生成する。同期スタート信号乗せ替え部20は、第1ラッチ18によりリタイミングされ第1周波数に同期した第1同期スタート信号S1を、PLL基準信号でリタイミングし、第2周波数に乗せ替えられた第2同期スタート信号S2を生成する。第2ラッチ22は、第2同期スタート信号S2をクロック信号CKpでリタイミングし、第3同期スタート信号S3を生成する。第2ラッチ22は第2同期スタート信号S2をクロック信号CKpでリタイミングし、第3同期スタート信号S3を生成する。位相差検出器24は、同期信号とPLL基準信号の位相差を積算する。遅延回路26は、第3同期スタート信号S3に積算された位相差に応じた遅延を与え、出力同期スタート信号SSoutを生成する。

Description

本発明は、信号の同期技術に関する。
半導体集積回路が設計通りの動作を行うかを判定するために、試験装置が用いられる。試験装置は、検査対象の半導体集積回路(以下、単にDUT:Device Under Testという)に所定のテストパターンを供給し、DUTにテストパターンにもとづいた処理を実行させる。その結果DUTの処理が正常に完了すれば、そのDUTは良品と判定される。たとえばDUTがメモリなどの場合、DUTに一旦データを書き込み、書き込まれたデータを読み出して期待値と比較し、一致するか否かが判定される。
DUTに対するテストパターンの供給は、外部からのパターンスタート信号と呼ばれる同期信号(以下、入力同期スタート信号ともいう)と同期して実行される。PLL−TG(Phase Locked Loop Timing Generation)方式では、外部からの基準クロック信号を利用してPLL回路によりクロック信号を生成し、このクロック信号で同期スタート信号をリタイミングして周波数の乗せ替えを行う。試験装置は、その結果得られる同期スタート信号(以下、出力同期スタート信号ともいう)にもとづいてテストパターンを生成する。
米国特許出願公開第2004−0239310A1号明細書
ここで、入力同期スタート信号のレベルが遷移して、テストパターンの供給が指示されてから、DUTにテストパターンの先頭のデータが供給されるまでの時間差(位相差)は一定であることが望まれる。
そのためには、クロック信号でリタイミングされた出力同期スタート信号と入力同期スタート信号の位相差は一定に保たれる必要がある。ところがPLL−TG方式では、PLL回路に入力されるPLL基準信号の周波数を低くすると、PLL回路により生成されるクロック信号のランダムジッタが大きくなるため、DUTに供給するテストパターンのタイミング精度が悪化してしまう。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、同期スタート信号を異なる周波数間で乗せ変える際に発生するジッタを抑制する技術の提供にある。
本発明のある態様は、入力同期スタート信号を受け、内部クロックによりリタイミングして出力する同期回路に関する。この同期回路は、第1周波数を有する同期信号を生成する第1タイミング発生器と、第1周波数をM/N倍(M、Nは自然数)した第2周波数を有するPLL(Phase Locked Loop)基準信号を生成する第2タイミング発生器と、PLL基準信号をN逓倍し、クロック信号を生成するPLL回路と、入力同期スタート信号を同期信号でリタイミングし、第1同期スタート信号を生成する第1ラッチと、第1ラッチによりリタイミングされ第1周波数に同期した第1同期スタート信号を、PLL基準信号でリタイミングし、第2周波数に乗せ替えられた第2同期スタート信号を生成する同期スタート信号乗せ替え部と、第2同期スタート信号をクロック信号でリタイミングし、第3同期スタート信号を生成する第2ラッチと、同期信号とPLL基準信号の位相差を検出する位相差検出器と、第3同期スタート信号に位相差検出器により積算された位相差に応じた遅延を与え、出力同期スタート信号を生成する遅延回路と、を備える。
この態様によると、同期信号とPLL基準信号の位相差に応じて出力同期スタート信号の位相をシフトさせることにより、入力同期スタート信号と出力同期スタート信号の位相差を一定に保つことができる。
位相差検出器は、前回のサイクルの位相差をX、PLL基準信号の周期をTpll、同期スタート信号の周期をTsyncと書くとき、除余演算子%を用いて
Y=(X+Tpll)%Tsync
で与えられる数値Yを積算された位相差として出力するとともに、数値Yを次のサイクルに対する位相差Xに設定し、再帰計算を行ってもよい。
PLL基準信号の1周期ごとに、2つの信号の位相差は、その周期時間Tpllずつ増加する。そこで、既知量であるTpll、Tsyncを利用することにより、2つの信号の位相差をキャンセルしうる遅延量を好適に計算できる。
遅延回路は、所定の固定遅延をTdと書くとき、第3同期スタート信号に遅延(Td−Y)を与えてもよい。
遅延回路は、PLL回路により生成されたクロック信号を受け、クロック信号を位相差に応じたサイクル分カウントする期間、第3同期スタート信号を遅延させてもよい。
本発明の別の態様は、被試験デバイスにテストパターンを供給し、テストパターンにもとづいた処理を実行させる試験装置に関する。試験装置は、上述のいずれかの同期回路と、パターン信号を生成するパターン発生器と、パターン信号を同期回路から出力される出力同期スタート信号に同期してマルチプレクスしたテストパターンを生成し、テストパターンを被試験デバイスに供給するマルチプレクサ回路と、を備える。
入力同期スタート信号に同期した試験を行うことができ、テスタの精度を高めることができる。
ある試験装置において、パターン発生器は複数設けられており、複数の同期回路が、複数のパターン発生器ごとに設けられてもよい。各パターン発生器ごとにクロック信号の周波数が個別に設定可能であってもよい。
この場合、複数のパターン発生器の間で、同期スタートを行うことができる。
本発明のさらに別の態様は、入力同期スタート信号を受け、内部クロックによりリタイミングして出力する同期方法に関する。この方法は、第1周波数を有する同期信号を生成するステップと、第1周波数をM/N倍(M、Nは自然数)した第2周波数を有するPLL(Phase Locked Loop)基準信号を生成するステップと、PLL基準信号をN逓倍し、クロック信号を生成するステップと、入力同期スタート信号を同期信号でリタイミングし、第1同期スタート信号を生成するステップと、第1周波数に同期した第1同期スタート信号を、PLL基準信号でリタイミングし、第2周波数に乗せ替えられた第2同期スタート信号を生成するステップと、第2同期スタート信号をクロック信号でリタイミングし、第3同期スタート信号を生成するステップと、同期信号とPLL基準信号の位相差を検出するステップと、第3同期スタート信号に積算された位相差に応じた遅延を与え、出力同期スタート信号を生成するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、同期スタート信号と同期した試験が実現できる。
実施の形態に係る試験装置の全体構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る同期回路の構成を示すブロック図である。 図2の同期回路の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
10…同期回路、12…第1タイミング発生器、14…第2タイミング発生器、16…PLL回路、18…第1ラッチ、20…同期スタート信号乗せ替え部、22…第2ラッチ、24…位相差検出器、26…遅延回路、100…試験装置、200…DUT、102…MUX回路、103…DEMUX回路、104…パターン発生器、108…ライトドライバ、110…コンパレータ、112…論理比較部、S1…第1同期スタート信号、S2…第2同期スタート信号、S3…第3同期スタート信号。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係る試験装置100の全体構成を示すブロック図である。試験装置100は、DUT200にテストパターン(以下、試験パターン信号Stという)を供給し、テストパターンにもとづいた処理を実行させる。たとえばDUT200がメモリの場合、テストパターンをメモリに書き込み、それを読み出して期待値と一致するかを判定する。
試験装置100は、マルチプレクサ(MUX)回路102、デマルチプレクサ(DEMUX)回路103、パターン発生器104、同期回路10、ライトドライバ108、コンパレータ110、論理比較部112を備える。
パターン発生器104は、DUT印加パターンを生成して、MUX回路102に供給する。同期回路10は、PLL基準信号を逓倍したクロック信号およびクロック信号に同期した同期スタート信号を、MUX回路102およびDEMUX回路103に供給する。そしてパターン発生器104は、DUT200に書き込むべき複数の試験パターンデータDtを発生して、MUX回路102に供給する。
MUX回路102は、同期回路10から供給されたクロック信号にもとづいて、パターン発生器104が発生した試験パターンデータDtをマルチプレクスした試験パターン信号Stを生成する。そしてMUX回路102は、生成した試験パターン信号Stをライトドライバ108を介してDUT200に供給する。
また、パターン発生器104は、DUT200が試験パターン信号Stに応じて出力すべき出力データである期待値データDexpを予め発生して、論理比較部112に供給する。
コンパレータ110は、DUT200からデータDoを読み出し、同期回路10から供給されたクロック信号にもとづいてデータDoをデマルチプレクスし、論理比較部112へと出力する。論理比較部112は、DUT200から読み出されたデータDoとパターン発生器104から供給された期待値データDexpとを比較して、出力データDoと期待値データDexpとが一致しない場合にフェイルデータDfを出力する。
図1において、理解の容易のために複数のデータ線が一本で示されるが、実際の回路ではDUT200のバス幅に応じた本数のデータ線が設けられる。
以下で説明する実施の形態に係る同期回路10は、図1の試験装置100に好適に利用することができる。ただしその用途は試験装置100に限定されるものではない。
図2は、実施の形態に係る同期回路10の構成を示すブロック図である。同期回路10は、入力同期スタート信号(以下、SSin信号という)を受け、内部クロックCKpによってリタイミングし、出力同期スタート信号(以下、SSout信号という)を出力する。MUX回路102は、SSout信号および内部クロックCKpを受け、これらを利用して試験パターン信号Stを生成する。
同期回路10は、第1タイミング発生器12、第2タイミング発生器14、PLL回路16、第1ラッチ18、同期スタート信号乗せ替え部20、第2ラッチ22、位相差検出器24、遅延回路26を含む。
第1タイミング発生器12は、外部からの基準クロックCKrefを利用して、第1周波数fsyncを有する同期信号(以下、SYNC信号という)を生成する。
第2タイミング発生器14は、外部からの基準クロックCKrefを利用して、第2周波数frefを有するPLL基準信号(以下、PLL_REF信号という)を生成する。第2周波数frefは、第1周波数fsyncのM/N倍に設定される。ここでM、Nは自然数である。
PLL回路16は、PLL_REF信号をN逓倍し、内部クロック信号(単にクロック信号ともいう)CKpを生成する。クロック信号CKpの周波数は、fck=fref×N=fsync×Mで与えられる。
第1ラッチ18は、SSin信号をSYNC信号でリタイミングし、第1同期スタート信号S1を生成する。第1ラッチ18は、様々なラッチ、フリップフロップなどを利用して構成できる。
第1同期スタート信号S1は、第1ラッチ18によりリタイミングされ、第1周波数fsyncに同期している。同期スタート信号乗せ替え部20は、第1周波数fsyncに同期した第1同期スタート信号S1を、PLL_REF信号でリタイミングし、第2周波数fref(=fsync×M/N)に乗せ替えられた第2同期スタート信号S2を生成する。
第2ラッチ22は、第2同期スタート信号S2をクロック信号CKpでリタイミングし、第3同期スタート信号S3を生成する。
第3同期スタート信号S3は、第2同期スタート信号S2に対して、第2ラッチ22および配線の伝搬遅延に応じた固定遅延Tdfだけ遅れる。
位相差検出器24は、SYNC信号とPLL_REF信号の位相差を検出する。2つの信号の位相差は、PLL_REF信号の1サイクル(1周期)ごとにその周期Tpll(=1/(fsync×M))ずつ変化する。そこで位相差検出器24は、PLL_REF信号のサイクルごとに位相差を積算することにより、位相差を検出する。
SYNC信号の周期Tsync(=1/fsync)およびPLL_REF信号の周期Tpllは既知である。位相差検出器24は、前回のサイクルにおける位相差をXと書くとき、除余演算子%を用いて
Y=(X+Tpll)%Tsync
で与えられる数値Yを積算された位相差として出力する。数値Yは、次のサイクルにおける位相差Xとして再帰的な計算に利用される。
なお、位相差検出器24は別の方法によって位相差を検出してもよい。
遅延回路26は、第3同期スタート信号S3および積算された位相差に応じた数値Yを受ける。遅延回路26は、第3同期スタート信号S3に対して積算された位相差Yに応じた遅延を与え、出力同期スタート信号SSoutを生成する。
遅延回路26は、所定の固定遅延をTdと書くとき、第3同期スタート信号S3に可変遅延Tdv=(Td−Y)を与える。
遅延回路26は、PLL回路16により生成されたクロック信号CKpを受け、クロック信号CKpを位相差Yに応じたサイクル分カウントした時間、第3同期スタート信号S3を遅延させてもよい。第3同期スタート信号S3に与えるべき可変遅延がTdv=(Td−Y)であるから、クロック信号CKpの周期をTckと書けば、遅延回路26は、(Td−Y)/Tckサイクル相当の遅延を与える。
図3は、図2の同期回路10の動作を示すタイムチャートである。図3のタイムチャートは、fsync=40MHz、M=125、N=40の場合を示す。つまり、fref=40×125/40=125MHz、fck=fref×N=125×40=5GHzであり、Tsync=1/fsync=25ns、Tpll=1/fref=8ns、Tck=1/fck=200psである。また、遅延回路26により設定される固定遅延はTd=10nsであるものとする。
時刻t0にあるサイクルの第1同期スタート信号S1がハイレベルに遷移する。続く時刻t1に、SYNC信号およびPLL_REF信号が位相差0でハイレベルとなる。その結果、時刻t1に第2同期スタート信号S2がハイレベルとなる。このサイクルにおけるSYNC信号とPLL_REF信号の位相差は、Y1=0となる。
遅延回路26は、Y1=0を利用して、
Td−Y1=10−0=10ns
の可変遅延量Tdvを算出し、第3同期スタート信号S3に遅延を与える。クロック信号CKpの周期Tckは200psであるから、50サイクル(=10ns/200ps)分の遅延が与えられる。
時刻t2のPLL_REF信号の次のサイクルにおいて、位相差検出器24による再帰計算の結果、
Y2=(0+8)%25=8ns
を得る。続く時刻t3、時刻4、…においてPLL_REF信号のサイクルごとに、
Y3=16ns、Y4=24ns、…
と位相差が積算されていく。
時刻t4の後に、次のSYNC信号のレベル遷移が生ずると、続く時刻t5におけるPLL_REF信号のエッジによってリタイミングされ、第2同期スタート信号S2が生成される。第2同期スタート信号S2のエッジのタイミングはSYNC信号に対して、それまでに積算された位相差Y5=7nsだけ遅延している。
遅延回路26は、固定遅延Td=10nsを積算された位相差Y5=7nsで補正し、
Td−Y5=10−7=3ns
の可変遅延Tdvを第3同期スタート信号S3に対して与える。つまり、第3同期スタート信号S3には3ns/200ps=15サイクルの遅延が与えられる。
同様に、次の第1同期スタート信号S1のレベル遷移を受けて、時刻t8に第2同期スタート信号S2がハイレベルに遷移し、それから固定遅延Tdf経過後に第3同期スタート信号S3がハイレベルに遷移する。遅延回路26は、
Td−Y8=10−6=4ns
の可変遅延Tdvを第3同期スタート信号S3に与え、SSout信号が生成される。
こうして得られたSSout信号は、もとの第1同期スタート信号S1に対して、一定の遅延τを有することになる。
実施の形態に係る同期回路10によれば、MUX回路102およびDEMUX回路103に出力すべき同期スタート信号SSoutと、外部から入力された同期スタート信号SSinとの位相差(遅延時間)を一定に保つことができる。
もし、位相差検出器24および遅延回路26を設けずに、第3同期スタート信号S3をそのまま出力した場合、第3同期スタート信号S3の第1同期スタート信号S1に対する位相差は、入力同期スタート信号SSinが入力されるサイクルごとに変動してしまう。実施の形態に係る同期回路10を利用することにより、この問題を解決することができる。
実施の形態に係る同期回路10は、図1に示す単一のMUX回路102およびDEMUX回路103を有する試験装置100のみでなく、MUX回路102およびDEMUX回路103を複数有する試験装置100に好適に利用できる。
複数のMUX回路/DEMUX回路102(103)ごとに、個別にクロック信号CKpの周波数が設定されるマルチタイムドメインを想定する。この場合、MUX回路/DEMUX回路102(103)それぞれに対して同期回路10を設け、共通の同期スタート信号SSinを与える。遅延時間τはM、Nを任意に変更した場合にも一定となるから、マルチタイムドメインで動作させる場合に、各タイムドメインのテストスタートのタイミングを、同期スタート信号SSinと同期させることができる。
実施の形態にもとづき、本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
本発明は、回路や電子機器の試験に利用できる。

Claims (7)

  1. 入力同期スタート信号を受け、内部クロックによりリタイミングして出力する同期回路であって、
    第1周波数を有する同期信号を生成する第1タイミング発生器と、
    前記第1周波数をM/N倍(M、Nは自然数)した第2周波数を有するPLL(Phase Locked Loop)基準信号を生成する第2タイミング発生器と、
    前記PLL基準信号をN逓倍し、クロック信号を生成するPLL回路と、
    前記入力同期スタート信号を前記同期信号でリタイミングし、第1同期スタート信号を生成する第1ラッチと、
    前記第1ラッチによりリタイミングされ前記第1周波数に同期した前記第1同期スタート信号を、前記PLL基準信号でリタイミングし、前記第2周波数に乗せ替えられた第2同期スタート信号を生成する同期スタート信号乗せ替え部と、
    前記第2同期スタート信号を前記クロック信号でリタイミングし、第3同期スタート信号を生成する第2ラッチと、
    前記同期信号と前記PLL基準信号の位相差を検出する位相差検出器と、
    前記第3同期スタート信号に前記位相差検出器により検出された位相差に応じた遅延を与え、出力同期スタート信号を生成する遅延回路と、
    を備えることを特徴とする同期回路。
  2. 前記位相差検出器は、前回のサイクルの位相差をX、前記PLL基準信号の周期をTpll、前記同期スタート信号の周期をTsyncと書くとき、除余演算子%を用いて
    Y=(X+Tpll)%Tsync
    で与えられる数値Yを積算された位相差として出力するとともに、数値Yを次のサイクルに対する位相差Xに設定し、再帰計算を行うことを特徴とする請求項1に記載の同期回路。
  3. 前記遅延回路は、所定の固定遅延をTdと書くとき、前記第3同期スタート信号に遅延(Td−Y)を与えることを特徴とする請求項2に記載の同期回路。
  4. 前記遅延回路は、前記PLL回路により生成された前記クロック信号を受け、前記クロック信号を前記位相差に応じたサイクル分カウントする期間、前記第3同期スタート信号を遅延させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の同期回路。
  5. 被試験デバイスにテストパターンを供給し、テストパターンにもとづいた処理を実行させる試験装置であって、
    外部からの入力同期スタート信号をリタイミングし、出力同期スタート信号を生成する請求項1から4のいずれかに記載の同期回路と、
    パターン信号を生成するパターン発生器と、
    前記パターン信号を前記同期回路から出力される前記出力同期スタート信号に同期してマルチプレクスしたテストパターンを生成し、当該テストパターンを前記被試験デバイスに供給するマルチプレクサ回路と、
    を備えることを特徴とする試験装置。
  6. 前記パターン発生器は複数設けられており、複数の前記同期回路が、複数の前記パターン発生器ごとに設けられ、各パターン発生器ごとにクロック信号の周波数が個別に設定可能であることを特徴とする請求項5に記載の試験装置。
  7. 入力同期スタート信号を受け、内部クロックによりリタイミングして出力するタイミングの同期方法であって、
    第1周波数を有する同期信号を生成するステップと、
    前記第1周波数をM/N倍(M、Nは自然数)した第2周波数を有するPLL(Phase Locked Loop)基準信号を生成するステップと、
    前記PLL基準信号をN逓倍し、クロック信号を生成するステップと、
    前記入力同期スタート信号を前記同期信号でリタイミングし、第1同期スタート信号を生成するステップと、
    前記第1周波数に同期した前記第1同期スタート信号を、前記PLL基準信号でリタイミングし、前記第2周波数に乗せ替えられた第2同期スタート信号を生成するステップと、
    前記第2同期スタート信号を前記クロック信号でリタイミングし、第3同期スタート信号を生成するステップと、
    前記同期信号と前記PLL基準信号の位相差を検出するステップと、
    前記第3同期スタート信号に前記積算された位相差に応じた遅延を与え、出力同期スタート信号を生成するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
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