JPWO2009063608A1 - 乳剤組成物および農薬乳剤組成物 - Google Patents

乳剤組成物および農薬乳剤組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、成分(A):炭素数6〜20のアルカノール、炭素数6〜20のアルケノール、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルジエステル、ポリオキシエチレンアルケニルエステル、ポリオキシエチレンジアルケニルエステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコポリマーおよびシリコン系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種、成分(B):ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの少なくとも一種、並びに、成分(C):芳香族炭化水素系非極性溶剤を含有し、かつ、アニオン系界面活性剤およびカチオン系界面活性剤のいずれをも含まないことを特徴とする乳剤組成物、及びそれを用いた農薬乳剤組成物を提供する。

Description

本発明は、混用する農薬活性成分のイオン性に影響されない、良好な乳化性を示す農薬乳剤組成物を調製することができる乳剤組成物、及び該乳剤組成物及び農薬活性成分を含有する農薬乳剤組成物に関する。
本願は、2007年11月14日に、日本に出願された特願2007−295688号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、殺菌、殺虫、殺ダニ、除草等の活性を有する農薬活性成分は、各種の使用し易い形態に製剤化されて用いられる。農薬活性成分が親油性である場合には、農薬活性成分に乳剤組成物を混合して乳剤(農薬乳剤組成物)とし、これを水で希釈して用いられる場合が多い。
乳剤組成物は、通常、農薬活性成分を溶解しうる有機溶剤と、乳化剤である界面活性剤を含有する。界面活性剤としては、乳化性に優れるアニオン系界面活性剤を用いるのが一般的である。しかしながら、得られる農薬乳剤組成物に、カチオン性の農薬活性成分を混用して希釈すると、アニオン系界面活性剤とカチオン性の農薬活性成分が塩を形成して、凝集が生じる場合があった。
一方、アニオン系界面活性剤以外で良好な乳化性を有する界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤であるポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルが知られている(特許文献1〜7等)。しかし、これを用いる場合でも、十分な乳化性を得るためには使用量を多めに設定する必要があった。
近年においては、環境にやさしい農業化学品が求められるようになってきている。例えば、アメリカ環境保護局(EPA)は、乳剤組成物中のポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの含有量を制限している。
特開平10−72305号公報 特開2000−239102号公報 特表2000−514793号公報 特開2003−128501号公報 特開平6−305915号公報 特開平9−52810号公報 特開2001−270801号公報
本発明は、上記した従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、環境にやさしく、混用する農薬活性成分のイオン性に影響されない、良好な乳化性を示す農薬乳剤組成物を調製することができる乳剤組成物、及び該乳剤組成物及び農薬活性成分を含有する農薬乳剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく、界面活性剤としてノニオン系界面活性剤であるポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルを用いる農薬乳剤組成物について鋭意研究を行った。その結果、成分(A):炭素数6〜20のアルカノール、成分(B):ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテル、及び成分(C):芳香族炭化水素系非極性溶剤を含有する乳剤組成物、並びに農薬活性成分を含有する農薬乳剤組成物は、環境にやさしく、かつ、混用する農薬活性成分のイオン性に影響されない良好な乳化性を発揮することを見出し、本発明を完成させるに至った。
かくして、本発明の第1によれば、下記(1)〜(8)の乳剤組成物が提供される。
(1)成分(A):炭素数6〜20のアルカノール、炭素数6〜20のアルケノール、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルジエステル、ポリオキシエチレンアルケニルエステル、ポリオキシエチレンジアルケニルエステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコポリマーおよびシリコン系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種、成分(B):ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの少なくとも一種、並びに、成分(C):芳香族炭化水素系非極性溶剤を含有し、かつ、アニオン系界面活性剤およびカチオン系界面活性剤のいずれをも含まないことを特徴とする乳剤組成物。
(2)成分(A)が、ラウリルアルコール、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンジラウレート、およびポリエーテル変性シリコンオイルからなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする(1)の乳剤組成物。
(3)成分(B)が、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルであることを特徴とする(1)または(2)の乳剤組成物。
(4)成分(C)が、アルキルベンゼン類およびナフタレン類からなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかの乳剤組成物。
(5)さらに、成分(D):極性溶剤を含有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の乳剤組成物。
(6)成分(D)が、ケトン類またはラクトン類であることを特徴とする(5)に記載の乳剤組成物。
(7)成分(A)が、ラウリルアルコール、成分(B)が、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、成分(C)が、アルキルベンゼン類およびナフタレン類からなる群より選択される少なくとも一種、成分(D)が、ケトン類またはラクトン類であることを特徴とする(1)に記載の乳剤組成物。
(8)成分(A)の含有量が1〜20重量%、成分(B)の含有量が5〜25重量%、成分(C)の含有量が10〜45重量%、成分(D)の含有量が0〜75重量%であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の乳剤組成物。
本発明の第2によれば、下記(9)、(10)の農薬乳剤組成物が提供される。
(9)前記(1)〜(8)のいずれかに記載の乳剤組成物および農薬活性成分の少なくとも一種を含有することを特徴とする農薬乳剤組成物。
(10)成分(A)の含有量が0.5〜10重量%、成分(B)の含有量が0.5〜15重量%、成分(C)の含有量が5〜80重量%、成分(D)の含有量が0〜60重量%、農薬活性成分の含有量が1〜80重量%であることを特徴とする(9)の農薬乳剤組成物。
本発明の乳剤組成物は、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤のいずれをも含有しないため、混用する農薬活性成分等のイオン性に影響されない、良好な乳化性を示す農薬乳剤組成物を調製することができる。
本発明の乳剤組成物は、ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルを多量に用いる必要がないため、環境にやさしいものである。
本発明の農薬乳剤組成物は、本発明の乳剤組成物を用いているため、長期に亘り良好な乳化性を示す。
本発明の農薬乳剤組成物は、イオン性(カチオン性)を有する農薬活性成分と混用する場合であっても、凝集が生じることなく良好な乳化性を示す。
以下、本発明を詳細に説明する。
1)乳剤組成物
本発明の乳剤組成物は、成分(A):炭素数6〜20のアルカノール、炭素数6〜20のアルケノール、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルジエステル、ポリオキシエチレンアルケニルエステル、ポリオキシエチレンジアルケニルエステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコポリマーおよびシリコン系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種、成分(B):ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの少なくとも一種、並びに、成分(C):芳香族炭化水素系非極性溶剤を含有し、かつ、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤のいずれをも含まないことを特徴とする。
成分(A):
本発明の乳剤組成物は、成分(A)として、炭素数6〜20のアルカノール、炭素数6〜20のアルケノール、ポリオキシエチレンアルキルエステル(以下、ポリオキシエチレンを、「POE」と略記することがある。)、POEアルキルジエステル、POEアルケニルエステル、POEジアルケニルエステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコポリマー(以下、ポリオキシプロピレンを、「POP」と略記することがある。)およびシリコン系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種を含有する。成分(A)を添加することにより、乳剤組成物を水に希釈した際における乳化性が向上し、水中で農薬活性成分の結晶が析出するのを防止することができる。
炭素数6〜20のアルカノールとしては、n−ヘキシルアルコール、n−オクチルアルコール、2−エチルへキシルアルコール、n−デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等が挙げられる。
炭素数6〜20のアルケノールとしては、パルミトイルアルコール、オレイルアルコール、リノレリルアルコール等が挙げられる。
POEアルキルエステルとしては、POEモノラウレート、POEモノステアレート等が挙げられる。
POEジアルキルエステルとしては、POEジラウレート、POEジステアレート等が挙げられる。
POEアルケニルエステルとしては、POEモノオレエート等が挙げられる。
POEアルケニルエステルとしては、POEジオレエート等が挙げられる。
POE・POPブロックポリマーとしては、分子量が500〜20000であるPOE・POPブロックポリマーが挙げられる。これらの中でも、1000〜10000であることがより好ましい。また当該ブロックポリマー中のポリオキシエチレンの比率は、好ましくは5〜70モル%、より好ましくは10〜40モル%である。
シリコン系界面活性剤は、分子内にケイ素原子を含有する界面活性剤である。シリコン系界面活性剤としては、メチル又はジメチルポリシロキサンの末端又は側鎖のメチル基の一部に、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド又はその両者を導入し、場合によっては、末端の水酸基をアルキル基でエーテル又はエステル化した、ポリエーテル変性シリコンオイルを主成分とするノニオン系界面活性剤が挙げられる。
ポリエーテル変性シリコンオイルとしては、例えば、商品名:シルガードシリーズ(ダウコーニングシリコーン株式会社製)、シルウェットシリーズ(日本ユニカー株式会社製)、シリコーンオイルKFシリーズ(信越化学株式会社製)、カイネチック(ヘレナケミカル株式会社製)等の市販されているものを用いることができる。
これらは一種単独で、あるいは二種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、成分(A)としては、乳化性により優れる組成物が得られることから、炭素数6〜20のアルカノール、POEアルキルエステル、POEジアルキルエステル、又はシリコン系界面活性剤であるのが好ましく、ラウリルアルコール、POEモノラウレート、POEジラウレート、又はポリエーテル変性シリコンオイルであるのがより好ましい。
成分(B):
本発明の乳剤組成物は、成分(B)として、ノニオン系界面活性剤であるポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの少なくとも一種を含有する。成分(B)として、ノニオン系界面活性剤であるポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの少なくとも一種を用いることにより、混用する農薬活性成分等のイオン性に影響されない、良好な乳化性を示す農薬乳剤組成物等を調製することができる。
ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルのポリオキシアルキレン基部分としては、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、及びポリオキシブチレン基等が挙げられる。ポリオキシアルキレン部分の重合度は、通常2〜50、好ましくは3〜20、より好ましくは4〜15、特に好ましくは5〜10である。
アリール基部分としては、フェニル基、ナフチル基、スチリル基等の炭素数6〜40のアリール基が挙げられ、フェニルエーテル部分としては、モノ−、ジ−またはトリ置換されたフェニルエーテル等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの具体例としては、POEモノスチリルフェニルエーテル、POEジスチリルフェニルエーテル、POEトリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル、及びPOEポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル等が挙げられる。
これらは一種単独で、あるいは二種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、乳化性により優れる組成物が得られることから、POEトリスチリルフェニルエーテルが好ましい。
成分(C):
本発明の乳剤組成物は、成分(C)として、芳香族炭化水素系非極性溶媒を含有する。芳香族炭化水素系非極性溶媒としては、アルキルベンゼン類及びナフタレン類からなる群より選択される少なくとも一種であるのが好ましい。
アルキルベンゼン類としては、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、クメン等が挙げられ、ナフタレン類としては、ナフタレン、メチルナフタレン等が挙げられる。
これらの溶媒は一種単独で、あるいは二種以上を混合して用いることができる。
成分(C)としては、市販品をそのまま利用することもできる。市販品としては、ソルベッソ100、ソルベッソ150又はソルベッソ200(ソルベッソはエクソン化学株式会社の登録商標)等が挙げられる。
成分(D):
本発明の乳剤組成物においては、前記成分(C)の芳香族炭化水素系非極性溶剤への溶解性が低い農薬活性成分を含む農薬乳剤組成物を調製する場合等に、さらに成分(D)として極性溶媒を含有させるのが好ましい。
用いる極性溶媒としては、ケトン類、ラクトン類、N−メチル−2−ピロリドン、n−アミルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレンカーボネート、乳酸ブチルエステル、乳酸エチルエステル、イソボルニルアセテート、テトラハイドロフルフリルアルコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、スルホラン、及びD−リモネン等が挙げられる。
これらの中でも、乳化性により優れる組成物が得られることから、ケトン類及びラクトン類が好ましく、γ−ブチロラクトンが特に好ましい。
ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−アミルケトン(2−ヘプタノン)、メシチルオキサイド、シクロペンタノン、シクロヘキサノン等が挙げられる。
ラクトン類としては、γ−ブチロラクトン、δ−ラクトン等が挙げられる。
これらの極性溶媒は一種単独で、あるいは二種以上を混合して用いることができる。
本発明の乳剤組成物における各成分の割合は、特に制限されないが、成分(A)の含有量は、通常1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%、成分(B)の含有量は、通常5〜25重量%、好ましくは10〜18重量%、成分(C)の含有量は、通常10〜45重量%、好ましくは15〜35重量%、成分(D)の含有量は、通常0〜75重量%、好ましくは、30〜70重量%である。
本発明の乳剤組成物は、乳化剤である成分(B)のポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルを多量に用いる必要がないため、環境にやさしいものである。
本発明の乳剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内で、前記成分(A)〜(D)に加えて、その他の有機溶媒を含有させてもよい。
その他の有機溶媒としては、フタル酸エステル類、植物油等が挙げられる。
また、本発明の乳剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内において、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、効力増強剤、着色剤、香料等の補助剤を含有させてもよい。
本発明の乳剤組成物の調製は、公知の組成物調製方法により行うことができる。例えば、所定量の成分(A)〜(C)、並びに、所望により成分(D)及び/又はその他の成分を混合攪拌して調製することができる。その際、添加・混合する順序は任意である。
2)農薬乳剤組成物
本発明の農薬乳剤組成物は、上述の本発明の乳剤組成物、及び農薬活性成分の少なくとも一種を含有することを特徴とする。
用いる農薬活性成分は、液状か固体か、あるいは有機化合物か無機化合物か、または単一化合物か混合物か等によって限定されない。
農薬活性成分としては、下記に示す殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤、防菌剤、防かび剤、防藻、植物生長調調節剤、殺そ剤等が挙げられる。これらの農薬活性成分は、1種または2種以上を混合して用いることができる。
殺菌剤としては、CNA、DPC、EDDP、IBP、PCNB、TPN、アグロバクテリウム、イソプロチオラン、イプコナゾール、イプロジオン、イミベンコナゾール、エクロメゾール、オキサジキシル、オキシカルボキシン、オキシテトラサイクリン、オキソリニック酸、カスガマイシン、カルベンダゾール、キノキサリン、キャプタン、クロロネブ、ジエトフェンカルブ、ジクロメジン、ジチアノン、ジネブ、ジフェノコナゾール、シプロコナゾール、ジメチリモール、ジラム、スルフェン酸系(ジクロフルアニド) 、ダゾメット、チアジアジン、チアベンダゾール、チオファネートメチル、チリアジン、テクロフタラム、テブコナゾール、トリアジメホン、トリアジン、トリクラミド、トリシクラゾール、トリフルミゾール、トリホリン、トルクロホスメチル、バリダマイシン、ビテルタノール、ヒドロキシイソキサゾール、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピロキロン、ビンクロゾリン、フェナリモル、フェリムゾン、フサライド、ブラストサイジン、フルアジナム、フルオルイミド、フルスルファミド、フルトラニル、プロクロラズ、プロシミドン、プロピコナゾール、プロピネブ、プロベナゾール、ヘキサコナゾール、ペフラゾエート、ペンシクロン、ベンチアゾール、ホセチル、ポリオキシン、ポリカーバメート、ミクロブタニル、ミルディオマイシン、メタスルホカルブ、メタラキシル、メパニピリム、メプロニル等が挙げられる。
殺虫剤としては、BPMC、BPPS、BRP、CPCBS、CVMP、CVP、CYAP、DCIP、DEP、ECP、EPN、ESP、MIPC、MPMC、MPP、MTMC、PAP、PHC,PMP、XMC、アクリナトリン、アセタミプリド、アセフェート、アミトラズ、アラニカルブ、アレスリン、イソキサチオン、イソフェンホス、イミダクロプリド、エチオフェンカルブ、エチオン、エチルチオメトン、エトフェンプロックス、エトプロホス、エトリムホス、オキサミル、オレイン酸ナトリウム、カルボスルファン、キナルホス、クロチアニジン、クロフェンテジン、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、クロルフルアズロン、クロルベンジレート、ケルセン、サリチオン、ジエノクロル、シクロプロトリン、ジノテフラン、シハロトリン、シフルトリン、ジフルベンズロン、シペルメトリン、ジメチルビンホス、ジメトエート、シロマジン、スルプロホス、ダイアジノン、チアクロプリト、チアメトキサム、チオジカルブ、チオメトン、テトラジホン、テブフェンピラド、テフルトリン、テフルベンズロン、トラロメトリン、ニテンピラム、バミドチオン、ハルフェンプロックス、ビフェントリン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、ピリダベン、ピリミカーブ、ピリミジフェン、ピリミホスメチル、フィプロニル、フェニソブロモレート、フェノキシカルブ、フェノチオカルブ、フェンバレレート、フェンピロキシメート、フェンプロパトリン、ブプロフェジン、フラチオカルブ、フルシトリネート、プロチオホス、プロパホス、プロフェノホス、ヘキシチアゾクス、ペルメトリン、ベンスルタップ、ベンゾエピン、ベンゾメート、ベンダイオカルブ、ベンフラカルブ、ホサロン、ホスチアゼート、ポリブテン、ホルモチオン、マラソン、メスルフェンホス、メソミル、メタアルデヒド、モノクロトホス、レスメトリン等が挙げられる。
除草剤としては、2,4−PA、ACN、CNP、DAP、DBN、DCBN、DCMU、DCPA、DPA、DSMA、IPC、MBPMC、MCC、MCP、MCPB、MCPP、MDBA、PAC、SAP、TCA、TCTP、アイオキシニル、アシュラム、アトラジン、アミプロホスメチル、アメトリン、アラクロール、アロキシジム、イソウロン、イソキサベン、イマザピル、イマゾスルフロン、エスプロカルブ、エチジムロン、オキサジアゾン、オルソベンカーブ、カルブチレート、キザロホップエチル、キンクロラック、グリホサート、クロメトキシニル、クロメプロップ、クロルフタリム、シアナジン、ジチオピル、シデュロン、シノスルフロン、ジフェナミド、シマジン、ジメタメトリン、シメトリン、ジメピペレート、ターバシル、ダイムロン、チアザフルロン、チフェンスルフロンメチル、テトラピオン、テニルクロール、テブチウロン、トリクロピル、トリフルラリン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ビアラホス、ピクロラム、ビフェノックス、ピペロホス、ピラゾキシフェン、ピラゾスルフロンエチル、ピラゾレート、ピリブチカルブ、フェノキサプロップエチル、フェノチオール、フェンメディファム、ブタクロール、ブタミホス、フラザスルフロン、フルアジホップ、プレチラクロール、プロジアミン、プロピザミド、ブロマシル、プロメトリン、ブロモブチド、ヘキサジノン、ベスロジン、ベンスルフロンメチル、ベンゾフェナップ、ベンタゾン、ベンチオカーブ、ペンディメタリン、ホサミンアンモニウム、メチルダイムロン、メトスルフロンメチル、メトラクロール、メトリブジン、メフェナセット、モリネート、リニュロン、レナシル等が挙げられる。
防菌・防かび・防藻剤としては、トリアルキルトリアミン、エタノール、イソプロピルアルコール、プロピルアルコール、トリスニトロ、クロロブタノール、プロノポール、グルタルアルデヒド、ホルムアルデヒド、α−ブロムシンアムアルデヒド、スケーンM−8、ケーソンCG、NS−500W、BIT、n−ブチルBIT、アソチオシアン酸アリル、チアベンダゾール、2−ベンツイミダゾリルカルバミン酸メチル、ラウリシジン、バイオバン、トリクロカルバン、ハロカルバン、グラシイシカル、安息香酸、ソルビン酸、カプリル酸、プロピオン酸、10−ウンデシレン酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸カリウム、フタル酸モノマグネシウム、8−ヒドロキシキノリン、TMTD、トリクロサン、ジクロヘルアニリド、トリフルアニド、しらこタンバク、卵白リゾチーム、ベンチアゾール、カーバムナトリウム、トリアジン、テビコナゾール、ヒノキチオール、テトラクロロイソフタロニトリル、テクタマール38、グルコン酸クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレンビグアナイド、ダントプロム、クライダント、ピリチオンナトリウム、ジンクピリチオン、デンシル、チモール、イソプロピルメチルフェノール、OPP、フェノール、ブチルバラペン、エチルパラベン、メチルパラペン、プロピルパラペン、メタクレゾール、オルトクレゾール、パラクレゾール、オルトフェニルフェノールナトリウム、クロロフェン、パラクロルフェノール、パラクロロメタキシレート、パラクロロクレゾール、フルオロフォルペット、ポリリジン、バイオパンP−1487、ジョートメチルパラトリルスルフォン、ポリビニルピロリドンパラクロロイソシアネル、ノパロンAG300、ホロンキラー、ダイマー136、ペンザルコニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、バーダック2250/80、塩化ベンゾトニウム、ハイアミn3500J、臭化セチルアンモニウム、セトリミド、CTAB、セタブロン、ダイマー38、塩化ペンザルコニウム、ハイアミン3500Jバーダック170P、DC−5700、セチルピリジニウムクロライド、デュウロン、DCMU、プリペントールA6、CMI、2Cl−OIT、BCM、ZPT、BNP、OIT、IPBC、TCMSP等が挙げられる。
植物成長調節剤としては、アブシジン酸、イナベエンフィド、インドール酪酸、ウニコナゾール、エチクロゼート、エテホン、オキシエチレンドコサノール、キノキサリン、DEP、クロキシホナック、クロルメート、クロレラ抽出液、シアナミド、ジクロルプロップ、ジベレリンダミノジット、デシルアルコール、トリネキサパックエチル、パクロブトラゾール、パラフィン、ピペロニルブトキシド、ピフルフェンエチル、フルルプリミドール、プロヒドロジャスモン、プロヘキサジオンカルシウム塩、ベンジルアミノプリン、ペンディメタリン、ベンフラカルブ、イナベンフェイドホルクロルフェニュロン、マレイン酸ヒドラジドカリウム、1−ナフチルアセトアミド、4-CPA、MCPAチオエチル、MCPB等が挙げられる。
殺鼠剤としては、クマリン系殺鼠剤、クロロファシノン等が挙げられる。
さらに、本発明に用いる農薬活性成分としては、WO2005/095380号公報、WO2007/040280号公報、およびWO2007/040282号公報等に記載の殺ダニ活性成分が挙げられる。具体例としては、下記式(i)に示す化合物が挙げられる。
Figure 2009063608
本発明の農薬乳剤組成物における各成分の割合は、特に制限されないが、成分(A)の含有量は、通常0.5〜15重量%、好ましくは1〜10重量%、成分(B)の含有量は、通常0.5〜15重量%、好ましくは1〜15重量%、成分(C)の含有量は、通常5〜80重量%、好ましくは10〜30重量%、成分(D)の含有量は、通常0〜60重量%、好ましくは5〜55重量%、農薬活性成分の含有量は、通常1〜80重量%、好ましくは5〜20重量%である。
本発明の農薬乳剤組成物の調製は、公知の組成物調製方法により行うことができる。例えば、(i)本発明の乳剤組成物と農薬活性成分の所定量を混合撹拌して調製する方法、(ii)前記成分(A)〜(C)、所望により成分(D)等、及び農薬活性成分を混合攪拌して調製する方法、等が挙げられる。いずれの方法においても、添加・混合する順序は任意である。
本発明の農薬乳剤組成物は、本発明の乳剤組成物を含有するものであるため、長期に亘り良好な乳化性を示す。
本発明の農薬乳剤組成物は、用いる乳剤組成物がアニオン系界面活性剤を含有しないため、イオン性(カチオン性)の農薬活性成分と混用する場合においても、塩を形成して凝集を生じる等の問題が生じることがなく、良好な乳化性を示す。
本発明で用いることが可能なカチオン性の農薬活性成分としては、特に制約はないが、例えば、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン酢酸塩、エマメクチン安息香酸塩、オキシン硫酸塩、オキスポコナゾールフマル酸塩、カルタップ、クロルメコート、コリン、ジクワット、ストレプトマイシン、プロパモカルブ塩酸塩、メピコートクロリド、モノフルオロ酢酸塩、塩酸レバミゾール、パラコート、酒石酸モランテル;塩化カルシウム、硫酸カルシウム、過酸化カルシウム等の無機塩(植物成長調節剤);等が挙げられる。
また、本発明の農薬乳剤組成物は、無機銅剤を混用する場合においても、良好な乳化性を示す。無機銅剤としては、例えば、銅イオンを含有する抗菌性化合物が挙げられる。
具体的には、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、塩基性炭酸銅、亜酸化銅、塩基性燐酸銅、塩基性硫酸銅カルシウム及び銅アンモニウム錯塩等が挙げられる。なかでも、塩基性塩化銅及び/又は塩基性硫酸銅が好ましい。塩基性硫酸銅の態様は、特に限定されないが、ボルドー液の状態が挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、「部」は重量部を意味する。
(実施例1)
農薬活性成分である前記式(i)で表される化合物(以下、「化合物(i)」という。)12.3部を、成分(C):ソルベッソ−200ND(エクソンモービル社商標)23部と、成分(D):シクロヘキサノン45.9部の混合液に溶解し、これに成分(B):POEトリスチリルフェニルエーテル(HLB=11.8)15部、及び成分(A):ラウリルアルコール3.8部を混合溶解して農薬乳剤組成物1を得た。
(実施例2)
実施例1において、成分(D):シクロヘキサノンの使用量を45.9部から39.7部とし、成分(A):ラウリルアルコール3.8部の代わりにPOEオレイン酸エステル(HLB=7.7)10部を用いる以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物2を得た。
(実施例3)
実施例1において、成分(D):シクロヘキサノンの使用量を45.9部から39.7部とし、成分(A):ラウリルアルコール3.8部の代わりに変性シリコン活性剤10部を用いる以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物3を得た。
(実施例4)
実施例1において、成分(D):シクロヘキサノンの使用量を45.9部から44.7部とし、成分(A):ラウリルアルコール3.8部を5部とする以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物4を得た。
(実施例5)
農薬活性成分として、化合物(i)12.3部に代えてトリフルミゾール(日本曹達社製)12.3部を用いる以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物5を得た。
(実施例6)
農薬活性成分として、化合物(i)12.3部に代えてヘキシチアゾクス(日本曹達社製)12.3部を用いる以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物6を得た。
(実施例7)
農薬活性成分として、化合物(i)12.3部に代えてテプラロキシジム(日本曹達社製)12.3部を用いる以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物7を得た。
(実施例8)
実施例1において、成分(D):シクロヘキサノンの使用量を45.9部から39.7部とし、成分(A):ラウリルアルコール3.8部の変わりにPOE・POPブロックポリマー(PluronicPE6100(BASFジャパン(株)商標))10部を用いる以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物8を得た。
(比較例1)
実施例1において、成分(A):ラウリルアルコール3.8部に代えてドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩3.8部を用いる以外は、実施例1と同様にして、農薬乳剤組成物9を得た。
(比較例2)
実施例4において、成分(B):POEトリスチリルフェニルエーテル(HLB=11.8)15部に代えて、POEオレイン酸エステル(HLB=7.7)15部を用いる以外は、実施例4と同様にして、農薬乳剤組成物10を得た。
(比較例3)
実施例4において、成分(B):POEトリスチリルフェニルエーテル(HLB=11.8)15部に代えて、POEソルビタントリオレエート(HLB=11.4)15部を用いる以外は、実施例4と同様にして、農薬乳剤組成物11を得た。
(比較例4)
実施例4において、成分(B):POEトリスチリルフェニルエーテル(HLB=11.8)15部に代えて、POEひまし油エーテル(HLB=11.2)15部を用いる以外は、実施例4と同様にして、農薬乳剤組成物12を得た。
実施例1〜8及び比較例1〜4の農薬乳剤組成物の組成を、第1表にまとめて示す。なお、表中の数値の単位は重量部である。
Figure 2009063608
(試験例1)
実施例1〜8および比較例2〜4で得られた農薬乳剤組成物1〜8および10〜12につき、水道水で1,000倍に希釈した場合の乳化性を調べた。また、この希釈液を5℃の恒温槽で1日静置した後の乳化安定性を調べた。この試験において、目視で、希釈液中の結晶物の有無、沈降物の有無から乳化性及び乳化安定性を総合的に判断した。結果を第2表に示す。
Figure 2009063608
第2表に示すとおり、農薬活性成分として化合物(i)を用いた実施例1〜4及び8では、希釈直後、および5℃で1日経過後において良好な乳化性を示した。また、化合物(i)に代えて、トリフルミゾール、ヘキシチアゾックスおよびテプラロキシジムを用いた実施例5〜7においても同様の結果となった。
一方、成分(B)を用いなかった比較例2〜4においては、比較例3の希釈直後以外では、良好な乳化性を示さなかった。
(試験例2)
実施例1、比較例1で得られた農薬乳剤組成物1及び9を、3度硬水で、希釈倍数:500倍及び1,000倍にそれぞれ希釈して、希釈液(a)、(b)、(e)及び(f)をそれぞれ得た。
これらの希釈液に、ベフラン液剤25(有効成分:イミノクタジン酢酸塩、日本曹達社商標)を、2,000倍希釈となるように添加して、希釈液(c)、(d)、(g)及び(h)をそれぞれ得た。得られた希釈液(c)、(d)、(g)及び(h)を20℃の恒温水槽に1日静置し、乳化性を調べた。
また、ベフラン液剤25を3度硬水で2,000倍に希釈して希釈液(i)を得た。この希釈液に、農薬乳剤組成物1又は9を、それぞれ、希釈倍数:500倍及び1,000倍となるように添加して、希釈液(j)〜(m)をそれぞれ得た。得られた希釈液(j)〜(m)を20℃の恒温水槽に1日静置し、乳化性を調べた。
この試験において、目視で、希釈液中の結晶物の有無、沈降物の有無から乳化性を総合的に判断した。結果を第3、4表に示す。
なお、表中、○は乳化性が良好である場合、×は凝集が生じた場合をそれぞれ表す。
Figure 2009063608
Figure 2009063608
第3、4表より、実施例1では、ベフラン液剤25を混用した場合であっても、希釈する順序に関わらず良好な乳化性を示した。一方、比較例1では、1日以内に凝集を生じた。
(試験例3)
実施例1、実施例2及び比較例1の農薬乳剤組成物1、2、9を、それぞれ、3度硬水で、希釈倍数:500倍及び1,000倍に希釈して、希釈液(1)、(2)、(5)、(6)、(9)及び(10)をそれぞれ得た。
これらの希釈液に、カルクロン(有効成分:塩化カルシウム、日本曹達社商標)を、500倍希釈となるように添加して、希釈液(3)、(4)、(7)、(8)、(11)及び(12)をそれぞれ得た。得られた希釈液(3)、(4)、(7)、(8)、(11)及び(12)を20℃の恒温水槽に1日静置し、乳化性を調べた。結果を第5表に示す。第5表中、○は乳化性が良好である場合、×はオイル状の沈降物が堆積すると共に、1日以内に凝集が生じた場合をそれぞれ表す。
また、カルクロンを3度硬水で500倍に希釈した希釈液を調製した。この希釈液に、農薬乳剤組成物1、2、9を、希釈倍数:500倍及び1,000倍となるようにそれぞれ添加して、希釈液(13)〜(18)をそれぞれ得た。得られた希釈液(13)〜(18)を20℃の恒温水槽に1日静置し、乳化性を調べた。結果を第6表に示す。
第6表中、○は乳化性が良好である場合、×はオイル状の沈降物が堆積すると共に、1日以内に凝集が生じた場合をそれぞれ表す。
Figure 2009063608
Figure 2009063608
第5、6表より、実施例1、2の農薬乳剤組成物1、2では、カルクロンを混用した場合であっても、希釈する順序に関わらず良好な乳化性を示した。
一方、比較例1の農薬乳剤組成物9では、オイル状の沈降物が堆積すると共に、1日以内に凝集が生じた。
本発明の乳剤組成物は、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤のいずれをも含有しないため、混用する農薬活性成分等のイオン性に影響されない、良好な乳化性を示す農薬乳剤組成物を調製することができ、ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルを多量に用いる必要がないため、環境にやさしいものである。
また、本発明の農薬乳剤組成物は、本発明の乳剤組成物を用いているため、長期に亘り良好な乳化性を示し、イオン性(カチオン性)を有する農薬活性成分と混用する場合であっても、凝集が生じることなく良好な乳化性を示し、産業上有用である。

Claims (10)

  1. 成分(A):炭素数6〜20のアルカノール、炭素数6〜20のアルケノール、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルジエステル、ポリオキシエチレンアルケニルエステル、ポリオキシエチレンジアルケニルエステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロックコポリマーおよびシリコン系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種、
    成分(B):ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテルの少なくとも一種、並びに、
    成分(C):芳香族炭化水素系非極性溶剤を含有し、かつ、
    アニオン系界面活性剤およびカチオン系界面活性剤のいずれをも含まないことを特徴とする乳剤組成物。
  2. 成分(A)が、ラウリルアルコール、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンジラウレート、およびポリエーテル変性シリコンオイルからなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の乳剤組成物。
  3. 成分(B)が、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルであることを特徴とする請求項1に記載の乳剤組成物。
  4. 成分(C)が、アルキルベンゼン類およびナフタレン類からなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の乳剤組成物。
  5. さらに、成分(D):極性溶剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の乳剤組成物。
  6. 成分(D)が、ケトン類またはラクトン類であることを特徴とする請求項5に記載の乳剤組成物。
  7. 成分(A)が、ラウリルアルコール、成分(B)が、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、成分(C)が、アルキルベンゼン類およびナフタレン類からなる群より選択される少なくとも一種、成分(D)が、ケトン類またはラクトン類であることを特徴とする請求項1に記載の乳剤組成物。
  8. 成分(A)の含有量が1〜20重量%、成分(B)の含有量が5〜25重量%、成分(C)の含有量が10〜45重量%、成分(D)の含有量が0〜75重量%であることを特徴とする請求項1に記載の乳剤組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の乳剤組成物および農薬活性成分の少なくとも一種を含有することを特徴とする農薬乳剤組成物。
  10. 成分(A)の含有量が0.5〜10重量%、成分(B)の含有量が0.5〜15重量%、成分(C)の含有量が5〜80重量%、成分(D)の含有量が0〜60重量%、農薬活性成分の含有量が1〜80重量%であることを特徴とする請求項9に記載の農薬乳剤組成物。
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