JPWO2009060613A1 - ナノダイヤモンド有機溶媒分散体およびその製造法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、爆轟法等で得られた親水性ナノダイヤモンド粒子(一次粒子径3〜5nmのナノダイヤモンドの凝膠体)を水素雰囲気中で、例えば300〜800℃で加熱処理し、有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子とする方法、及び、該方法で得られたダイヤモンド粒子を有機溶媒、特に極性有機溶媒中でビーズミリング法等の分散処理により凝集体を解砕させ、シングルナノサイズのナノダイヤモンドが安定に有機溶媒中に分散した分散体を製造する方法に関し、得られたナノダイヤモンド有機溶媒分散体は6ヶ月後においても、凝集、沈殿等が認められず、安定な分散状態を維持できる。

Description

本発明は、ナノダイヤモンド有機溶媒分散体およびその製造法に関する。
現在、研磨剤やその他の用途のために微細なダイヤモンド粒子が市販されており、潤滑剤、表面改質剤、研磨剤等の用途に使用されつつあり、それらの用途のための有望な材料である。これらの微細粒子は通常、マトリックス中や支持材上に単粒子単位で均一に付着させて使用されることが多い。支持材表面に均一に付着させるため、水を用いて湿式分散処理等で均一な水分散液として、塗布することが多い。
特に、ナノ粒子が媒体内で集合・凝集することなく分散状態を保つと、媒体との接触面積が非常に大きくなるため、従来のミクロ粒子混合系と比べて混合効果が強く現れると期待される(非特許文献1)。
特許文献1では、真球形ジルコニアミクロビーズを用いる湿式ミリングにより、化学凝集を破壊することでシングルナノサイズでの水分散体を得ることに成功している。
また、平均粒子径3〜20nmのナノダイヤモンド非水系液状分散体は特許文献3に開示されている。該文献では、爆薬を爆発させて得たクラスターダイヤモンド凝集体を非水系液体であるα−オレフィン(C14)中でビーズミルで湿式微粉砕してナノダイヤモンド非水系液状分散体を得ている。しかしながら、全重量の90%の平均粒子径が10.7nmの該分散体を得るのに150〜180分の粉砕を必要としている。また、極性溶媒での分散例は示されていない。
また、特許文献2では、熱濃硫酸処理により、混在する不純物元素の除去ならびにダイヤモンド粒子の親水化がなされており、実施例において水中で安定した懸濁状態を維持するダイヤモンド微細粒子の懸濁液を得ている。
しかしながら、特許文献2の懸濁状態を維持するダイヤモンドはシングルナノサイズではなく、ミクロンサイズから100nmオーダーのダイヤモンドであり、また、有機溶媒に安定に分散されたダイヤモンド懸濁液は具体的には開示されていない。
大澤映二、「ナノテクノロジーに必要なサイエンスの視点」現代化学、2005,4月号、No.409,38−42頁 特開2005−01983号公報 特開平9−25110号公報 特開2005−97375号公報
特許文献3のように、非水系有機溶媒に安定に分散したナノダイヤモンド分散体を得るためには長時間の湿式粉砕が必要である上、極性有機溶媒にシングルナノサイズで安定して分散したナノダイヤモンド分散体は得られていない。これは、微細なダイヤモンド粒子は表面積が大きいため、有機溶媒、特に極性有機溶媒への分散に際して、表面の状態が大きく影響するためである。
そこで、本発明は、有機溶媒、特に極性有機溶媒にもシングルナノサイズで安定して分散するナノダイヤモンド粒子及び、有機溶媒、特に、極性有機溶媒にシングルナノサイズで安定に分散したナノダイヤモンド分散体を容易に得ることができるようにすることを目的とするものである。
本発明者らは、前記課題を解決するため研究した結果、有機溶媒特に極性有機溶媒に安定に分散可能なナノダイヤモンドの製造方法を見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は
(1) 水素雰囲気中で加熱処理(以下単に水素雰囲気加熱処理ともいう)された一次粒子径が3〜5nmのダイヤモンド粒子の凝膠体をビーズミリング法で湿式分散処理した50%平均粒子径10nm未満のダイヤモンドが有機溶媒中に分散したナノダイヤモンド有機溶媒分散体、
(2) 有機溶媒中に分散したナノダイヤモンド粒子のフーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)による赤外吸収スペクトルにおいて、2800〜3000cm−1付近の吸収ピークが、1750cm−1付近及び1650cm−1付近の2つの吸収ピークよりも高いことを特徴とする上記(1)に記載のナノダイヤモンド有機溶媒分散体。
(3) 一次粒子径が3〜5nmのダイヤモンド粒子を水素雰囲気中で加熱処理することを特徴とする有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法、
(4) 加熱処理温度が、300℃以上で、800℃以下である上記(3)に記載の有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法、
(5) 水素雰囲気中で加熱処理した後、更に、真空加熱することを特徴とする上記(3)〜(4)に記載の有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法。
(6) 上記(3)〜(5)のいずれかに記載の製造法で得られた有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子と有機溶媒の混合物をビーズミリング法により、直径20〜200μmのセラミックビーズを用いて湿式分散処理することを特徴とするナノダイヤモンド有機溶媒分散体の製造法、
(7) 加熱処理されるダイヤモンド粒子が、爆轟法で製造された一次粒子径が3〜5nmのダイヤモンド粒子の凝膠体である上記(3)〜(6)に記載の有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法、
(8) 上記(3)〜(7)の製造法で得られた有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子を、有機溶媒中で平均粒子径10nm未満のナノダイヤモンドに解砕することを特徴とするナノダイヤモンド有機溶媒分散体の製造法、
(9) 有機溶媒が極性有機溶媒である上記(6)又は(8)に記載のナノダイヤモンド有機溶媒分散体の製造法、
に関する。
本発明の平均粒子径10nm未満のダイヤモンドが有機溶媒、特に極性有機溶媒に分散したナノダイヤモンド有機溶媒分散体は、優れた分散安定性を示し、長期間保存後も初期の粒径分布を維持している。本発明の製造法によれば、シングルナノサイズのダイヤモンドが有機溶媒、特に極性有機溶媒に分散した分散体を容易に製造可能である。本発明のナノダイヤモンド有機溶媒分散体はその優れた分散安定性のため、例えば種々の複合材料やコーティング材料に含有させることにより、光学材料、高硬度材料および熱媒体分野等への用途に利用可能である。
実施例1で使用した原料ダイヤモンド粒子のフーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)での赤外吸収スペクトルである。 実施例1の水素雰囲気中で加熱処理後のダイヤモンド粒子のFT−IRでの赤外吸収スペクトルである。 実施例3の真空加熱処理後のダイヤモンド粒子のFT−IRでの赤外吸収スペクトルである。
以下に本発明を詳細に説明する。なお、以下において、粒径や粒子径は、動的光散乱法粒度分布測定により測定された体積平均粒子径を意味し、以下において単に「平均粒子径」という。また、特に断りのない限り、100%平均粒子径を意味する。
本発明で原料として用いられるダイヤモンド粒子は、爆轟法で得られる一次粒子径が3〜5nmの親水性のダイヤモンド粒子であれば何れも使用しうるが、通常は、該一次粒子の凝膠体が使用される。例えば、好ましい原料としては、酸素欠如型爆薬を爆発する爆轟法により得られた回収煤を硝酸や硫酸などによって化学的に精製された一次粒子径が3〜5nmの親水性のダイヤモンド粒子が挙げられる。通常は該一次粒子は、それらが炭素原子等を介して結合した凝膠体として得られるので、その凝膠体を原料として使用するのが好ましい。
爆轟法で得られたダイヤモンド粒子は、75〜90重量%未満の炭素原子、より一般的には、75〜85重量%の炭素原子を主体とし、残りは1〜2重量%の水素原子、1〜3重量%の窒素原子、5〜23重量%の酸素原子、より一般的には、8〜23重量%の酸素原子を含み、一次粒子が黒鉛等の炭素原子と共に強く凝集(凝膠)している。そして、水素原子、窒素原子、及び酸素原子がダイヤモンド粒子の表層部に局在しており、これら原子は極めて多種、多数の官能基、例えばメチル基、ニトリル基、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボニル基、カルボキシル基もしくはアルデヒド基等を構成しているが、ダイヤモンドの結晶内部に存在するものは僅かである。通常これらの凝膠体の粒子径は、小さいものは100nm程度から大きいものは100μm程度の範囲内の粒子として存在する。本発明で通常原料として用いるダイヤモンドは、爆轟法で得られた凝膠ナノダイヤモンド粒子であり、凝膠体での平均粒子径は特に問わないが、通常、平均粒子径で1μm程度から40μm程度の範囲内であり、より好ましくは5μm〜35μmである。
以下、本発明の有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法につき説明する。
有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子は、上記した親水性ダイヤモンド粒子を水素雰囲気中で加熱処理することで得ることができる。
水素雰囲気中での加熱処理は、例えば親水性ダイヤモンド粒子表面の官能基等、例えば、ケトン基C=O、カルボキシル基COOH、アルデヒド基CHO、ヒドロキシル基C−OH、アミノ基C−NH、ニトロ基C−NO、ニトリル基CNおよびSP構造をしたC=Cに水素原子を付加させることができる。この結果、粒子表面の少なくとも一部が水素で終端された表面を有するダイヤモンド粒子が得られる。この結果、一次粒子の凝膠が解砕し易くなると共に、有機溶媒、特に極性有機溶媒へのシングルナノサイズでの安定な分散が可能になるものと考えられる。
爆轟法で得られた原料ダイヤモンドを、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)により測定(以下FT−IR分析ともいう)した場合、図1から判るように、その赤外吸収スペクトルは、2800〜3000cm−1付近(付近とは+−100cm−1の範囲:以下同じ)の吸収ピークが、1750cm−1付近及び1650cm−1付近の2つの吸収ピークより低いという特徴を有する。一方、水素雰囲気中で加熱処理されたナノダイヤモンドでは、該赤外吸収スペクトルの、2800〜3000cm−1付近の吸収ピークが、1750cm−1付近及び1650cm−1付近の2つの吸収ピークよりも高いという特徴を有する。即ち、水素雰囲気中での加熱処理により、上記吸収ピークの高さが逆転したことが判る。
上記加熱処理温度としては、通常300℃以上、800℃以下、好ましくは500℃以上、700℃以下である。加熱処理温度が、300℃未満であるとダイヤモンド粒子表面における置換反応速度が遅いので、反応に長時間を要し実用的でない。その一方、加熱処理温度が800℃を超えると、粒子表面の水素原子の脱離反応が始まり好ましくない。即ち、いったん水素原子が完全に脱離してしまったダイヤモンド表面には水素原子が吸着することが出来ないため、ダイヤモンド表面にSP成分であるグラファイト状炭素が生成し、ダイヤモンドの純度が低下してしまうためである。
加熱処理時間は、処理温度にもよるので一概に言えないが、通常1分以上、300分以下で加熱処理効果を十分に得ることができる。また、場合により、1時間〜7時間程度も好ましく、より好ましくは2時間〜6時間程度である。
また、この水素雰囲気下での処理に先立って、表面に吸着した水分を除去するため原料ダイヤモンドを不活性ガス中で、100〜200℃程度、好ましくは120〜180℃程度の温度で、加熱処理することは、より好ましく、加熱時間は1〜3時間程度で十分である。
水素雰囲気下で加熱処理されたナノダイヤモンド(HHTナノダイヤモンドともいう)は、非処理の原料ナノダイヤモンド凝膠体に比して、ダイヤモンド一次粒子の集合体の解砕が容易であり、有機溶媒、特に非極性溶媒への分散性が向上する。本発明においては、このようにして得られたナノダイヤモンド粒子を「有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子」という。
前記有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法においては、前記水素雰囲気加熱処理だけであっても、得られたナノダイヤモンド粒子を大気中に晒すことなく、そのまま有機溶媒と混合する場合は十分である。得られたナノダイヤモンド粒子が大気に晒される場合やその恐れがある場合は、水素雰囲気加熱処理工程を行った後、更に真空加熱処理を行うのが好ましい。この真空加熱処理は、ダイヤモンド粒子表面の吸着水を除去する効果がある。
真空加熱は、通常、760mmHg未満、好ましくは、300mmHg以下、更に好ましくは、100mmHg以下の減圧下で、20℃以上、250℃以下、好ましくは50℃以上、200℃以下、より好ましくは80℃以上、150℃以下で行う。また、場合により、80℃以上で180℃以下の範囲、より好ましくは100℃以上で180℃以下の範囲で行うのも好ましい。減圧の下限は、低ければ低い程よいが、経済性などの点から、1mmHg以上、より好ましくは10mmHg以上、更に好ましくは20mmHg以上で充分である。
20℃未満では物理吸着水以外の化学吸着した水分の除去を行うのに不十分であり、250℃を超えて加温しても加温の効果が認められず、経済的に不利になる。
このようにして得られた好ましい水素雰囲気加熱処理されたダイヤモンドの組成は、処理前のものに比べて、炭素原子含有量が増加し、酸素原子含有量が減少することで特徴づけられる。好ましい水素雰囲気加熱処理されたダイヤモンドの組成は、ほぼ下記の組成を有する。
炭素原子:85〜92重量%、より好ましくは87重量%〜92重量%、
水素原子:1〜2重量%、窒素原子1〜3重量%、
酸素原子4〜12重量%、より好ましくは4〜10重量%、さらに好ましくは4〜8重量%、残部:灰分。
本発明のナノダイヤモンド有機溶媒分散体は、前記のように処理したダイヤモンド(以下特に断りのない限り、本発明のナノダイヤモンドあるいは有機溶媒分散性ナノダイヤモンドという)を有機溶媒と混合して得ることができる。
前記したように、通常原料ダイヤモンドは一次粒子の凝膠体であり、通常の解砕方法では解砕出来ないものであるが、前記水素雰囲気中での加熱処理により得られた有機溶媒分散性ナノダイヤモンドは、その平均粒子径は該処理前の凝膠体粒子径と変わらないが、その粒子の解砕は、該処理前の凝膠体の解砕に比して、非常に容易となると共に、解砕分散化後は、安定な分散体となる。このことから、本発明における水素雰囲気での加熱処理は凝膠体の表面及びその内部にC−H結合を増加させ、凝膠体の解砕を容易にすると共に、分散化された後は再凝集し難くしているものと思われる。
従って、得られた有機溶媒分散性ナノダイヤモンドを有機溶媒と混合して分散体とする際には、混合と同時、又は混合した後に、解砕しやすくなったそのナノダイヤモンド一次粒子の凝膠体(以下便宜上、水素化凝膠体という)を一次粒子へ解砕するのが好ましい。この水素化凝膠体の解砕は、有機溶媒中で水素化凝膠体を解砕することが出来れば何れの方法でもよいが、通常ビーズミル等によりシングルナノサイズ(例えば50%平均粒子径が10nm未満、好ましくは3nm〜10nm未満、より好ましくは100%平均粒子径が10nm未満、好ましくは3nm〜10nm未満)になるまで解砕するのが好ましい。本発明の上記有機溶媒分散性ナノダイヤモンドは、前記水素雰囲気中での加熱処理をしていない原料凝膠体に比して、有機溶媒中での一次粒子への解砕が非常に容易であり、後記するビーズミリング法等で、該水素化凝膠体を有機溶媒中で解砕する場合、前記特許文献3等における凝膠体の解砕に比して、数分の1程度の時間で、上記シングルナノサイズのナノダイヤモンドに解砕することが出来る。上記一次粒子ナノダイヤモンドの水素化凝膠体を、有機溶媒中で解砕する場合、該水素化凝膠体の有機溶媒中の濃度は、特に限定は無く、総量に対して0.1〜20重量%の範囲でよい。通常は0.1〜10重量%程度が好ましく、より好ましくは0.2〜5重量%程度である。得られた解砕ナノダイヤモンドは、通常有機溶媒中で二次凝集した状態として得られるので、この二次凝集を更に分散化して、安定なナノダイヤモンドの分散体とすることが好ましい。このようにして得られたナノダイヤモンド分散体は再凝集し難く、非常に安定な分散体となる。上記の二次凝集の分散化は、二次凝集を分散化させることが出来れば、何れでもよいが、通常超音波処理等が好ましい。
このようにして得られた本発明のナノダイヤモンド有機溶媒分散体は、本発明のナノダイヤモンドがほぼシングルナノサイズ(ほぼ一次粒子径)を維持したまま、有機溶媒に均一に分散している。本発明のナノダイヤモンド有機溶媒分散体では、一部に再凝集が原因と見られるやや大きめの粒子も存在する。しかし、好ましい本発明の該分散体においては、再凝集体を含め、分散粒子の50%平均粒径が、10nm未満、好ましくは3nm以上、10nm未満、より好ましくは100%平均粒径が、10nm未満、好ましくは3nm以上、10nm未満である。
該分散体中におけるナノダイヤモンドの濃度は上記解砕時におけると同様に、0.1〜20重量%でよいが、通常、総量に対して0.1〜5重量%程度が好ましく、より好ましくは0.1〜2重量%、更に好ましくは、0.1〜1重量%程度である。
上記のように、ビーズミリング法等で解砕して得られたナノダイヤモンド有機溶媒分散体も本発明に含まれるが、上記したように通常は二次凝集した状態で得られるので、必要に応じて、更に、二次凝集を解砕して分散化するのが好ましい。この分散化には超音波処理が好ましい。
本発明の分散体に用いられる有機溶媒は、前記のようにして得られたダイヤモンド粒子が均一に分散可能であれば特に制限はないが、極性有機溶媒が好ましい。極性溶媒としては例えばプロトン性極性溶媒、非プロトン性極性溶媒が挙げられる。使用できるプロトン性極性溶媒の具体例としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、ギ酸、酢酸、2−メトキシエタノール等が挙げられ、好ましくはC3〜C6アルコール又はC1〜C3アルコキシ置換C1〜C4アルコール等が好ましい。使用できる非プロトン性極性溶媒の具体例としては、テトラヒドロフラン(THF)、メチルtert−ブチルエーテル、1,4−ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,3−ジオキソラン、2−メチルテトラヒドロフラン等のエーテル溶媒;N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)又はN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)等のアミド溶媒;アセトン又はN−メチル−2−ピロリドン等のケトン溶媒;アセトニトリル又はプロピオニトリル等のニトリル溶媒;ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)が挙げられ、アセトン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン等が好ましい。これら有機溶媒は、1種だけでなく、任意の組み合わせで混合して使用することもできる。有機溶媒の使用量に特に制限はないが、ナノダイヤモンド濃度が0.1〜20重量%程度になるように使用するのが好ましい。
有機溶媒とナノダイヤモンドの混合は、ナノダイヤモンドと有機溶媒を、例えばグローブボックス内をアルゴン置換したような不活性雰囲気中で、湿度が0%以上、40%以下、好ましくは0%以上20%以下で行う。このような条件で混合できる装置としては、例えば寿工業株式会社製のアペックスミル等が挙げられる。具体的処理方法は、このような装置を使用しビーズミリング法により、直径20〜200μmのセラミックビーズを用いて湿式分散処理して行う。また、分散処理後に遠心分離等により残った凝膠体を取り除くこともできる。
こうして得られた本発明のナノダイヤモンド有機溶媒分散体は、例えば6ヶ月以上保管した場合であっても、初期の粒径は維持したままの安定した分散体となる。
次に本発明を実施例により、更に具体的に説明する。
実施例1
爆轟法で得た以下の元素組成(単位は重量%、以下同様)を有するダイヤモンド粒子(凝膠体平均粒子径:22μm)を使用した。
炭素原子:85.53% 水素原子:1.37%
窒素原子:1.83% 酸素原子:10.77%
灰分:0.5%
なお、本実施例で原料として用いたナノダイヤモンド粒子のFT−IRでの赤外吸収スペクトルを(使用装置FT/IR−6300V型全真空フーリエ変換赤外分光光度計)図1に示した。
(1)水素雰囲気下加熱処理
上記のダイヤモンド粒子2gをアルゴン雰囲気中であらかじめ150℃、2時間加熱処理した後、水素雰囲気に切り替えて昇温速度30℃/sec.で600℃まで昇温し、5時間加熱処理を行った。加熱処理後はアルゴン雰囲気に切り替え、自然放冷で室温まで冷却し、水素雰囲気加熱処理後のナノダイヤモンド(以下HHTナノダイヤモンドという)粒子(水素化凝膠体)を得た。水素雰囲気加熱処理後の元素組成の分析結果は以下の通りであった。
炭素原子:90.49% 水素原子:1.38%
窒素原子:1.86% 酸素原子:5.77%
灰分:0.5%
なお、水素雰囲気加熱処理後のナノダイヤモンド(以下HHTナノダイヤモンドという)粒子のFT−IRでの赤外吸収スペクトルを図2に示した。
(2)分散体の製造
1−プロパノール7mlに上記で得たHHTナノダイヤモンド粒子0.14gを加え、得られた混合物をバッチ式ビーズミリング装置(T.K.フィルミックス30−25型、プライミクス株式会社製)の粉砕容器に投入した。解砕ビーズには平均粒径が30μmのジルコニアビーズを用い、粉砕容器体積の70%充填まで充填した。周速が10m/sとなるようモーターを設定し、解砕時間は15分の条件で、解砕を行った。解砕されたナノダイヤモンドが約2重量%で1−プロパノールに分散した分散液(分散体)を得た。
なお、本実施例において、上記HHTナノダイヤモンド粒子0.14gの代わりに、上記水素雰囲気下加熱処理前の、爆轟法で得られた原料ナノダイヤモンド0.14gを用いて、全く同様に処理したが、解砕されたナノダイヤモンドを得ることは出来なかった。
得られた分散体を1−プロパノールでナノダイヤモンド濃度が0.5重量%になるように希釈した。得られた希釈液に、400W出力の超音波ホモジナイザーで、超音波照射を10分間して、二次凝集を分散させ、シングルナノサイズのナノダイヤモンド分散体とした。
得られた分散体におけるナノダイヤモンドの粒度分布を動的光散乱法粒度分布測定装置(ナノトラック粒度分析計UPA−EX、日機装株式会社製)を用いて測定した結果、平均粒子径は6.1nmであった。
また、得られた分散体におけるナノダイヤモンドのFT−IRでの赤外吸収スペクトルは水素雰囲気加熱処理後のナノダイヤモンドとほぼ同様なものであった。
得られた分散体は、常温で6ヶ月保存後においても、凝集、沈殿等が認められず、安定なものであった。
実施例2
(1)分散体の製造
上記水素雰囲気加熱処理後のナノダイヤモンド粒子14.5gを1−プロパノール290mlに加えて、得られた混合物を循環式ビーズミリング装置(ウルトラアペックスミルUAM−015、寿工業株式会社製)の粉砕容器に投入し、ナノダイヤモンド粒子を解砕(分散処理)した。解砕ビーズには平均粒径が30μmのジルコニアビーズを用い、粉砕容器体積の70%充填まで充填した。流量150ml/min.で、周速が8m/sec.となるようモーターを設定し、混合物が解砕容器内を3回通過するまで解砕を行った。
得られた解砕ダイヤモンドを含む分散液(分散体)を卓上多本架遠心機KN−70(株式会社久保田製作所製)を用いて回転数3400rpmで30分間遠心処理を行い、ごく微量の未解砕凝膠体及び解砕ビーズを除去し、解砕ダイヤモンドが分散した分散液(分散体)を得た。
前記遠心処理後の分散体を1−プロパノールでナノダイヤモンド濃度が0.5重量%になるように調整した。得られた液に400W出力の超音波ホモジナイザーで、超音波照射を10分間行い、二次凝集を分散させた。その結果、シングルナノサイズのナノダイヤモンド分散体を得た。得られた分散体におけるナノダイヤモンド粒子の粒度分布を動的光散乱法粒度分布測定装置(ナノトラック粒度分析計UPA−EX、日機装株式会社製)を用いて測定した。その結果、平均粒子径は5.8nmであった。
この分散体は、常温で6ヶ月保存後においても、凝集、沈殿等は見られず安定であった。
実施例3
(1)真空加熱処理
前記実施例1の(1)と同様にして水素雰囲気下加熱処理して得たHHTナノダイヤモンド粒子2.0gを縦型管状炉内で、45mmHgで、150℃で2時間加熱処理(真空加熱処理)を行った。得られたナノダイヤモンド粒子のFT−IRでの赤外吸収スペクトルを図3に示した。
(2)分散体の製造
真空加熱処理を行ったナノダイヤモンド粒子0.14gを大気雰囲気に晒すことなく、N−メチル−2−ピロリドン7mlに加え、得られた混合物をバッチ式ビーズミリング装置(T.K.フィルミックス30−25型、プライミクス株式会社製)の粉砕容器に投入した。そこに更に、解砕ビーズ(平均粒径が30μmのジルコニアビーズ)を、粉砕容器体積の70%充填になるまで充填した。周速が10m/sとなるようモーターを設定し、解砕時間は15分の条件で解砕を行った。N−メチル−2−ピロリドンにシングルナノサイズのナノダイヤモンド粒子が分散した分散液(分散体)を得た。
得られた分散体をN−メチル−2−ピロリドンで0.5重量%に希釈した。得られた希釈液に、400W出力の超音波ホモジナイザーで、超音波照射を10分間して、二次凝集を分散させ、シングルナノサイズのナノダイヤモンド分散体とした。得られた分散体におけるナノダイヤモンド粒子の粒度分布を動的光散乱法粒度分布測定装置(ナノトラック粒度分析計UPA−EX、日機装株式会社製)を用いて測定した。その結果、50%平均粒子径は4.6nmであった。
実施例4
(1)分散体の製造
実施例3(1)と同様に真空加熱処理を行ったナノダイヤモンド粒子0.14gを大気雰囲気に晒すことなく、2−メトキシエタノール7mlに加え、バッチ式ビーズミリング装置(T.K.フィルミックス30−25型、プライミクス株式会社製)の粉砕容器に投入した。そこに更に、解砕ビーズ(平均粒径が30μmのジルコニアビーズ)を、粉砕容器体積の70%充填になるまで充填した。周速が10m/sとなるようモーターを設定し、解砕時間は15分の条件で解砕を行った。2−メトキシエタノールにシングルナノサイズのナノダイヤモンドが分散した分散液(分散体)を得た。
得られた分散体を2−メトキシエタノールで0.5%に希釈した。得られた希釈液に、400W出力の超音波ホモジナイザーで、超音波照射を10分間行い、二次凝集を分散させ、シングルナノサイズのナノダイヤモンド分散体とした。動的光散乱法粒度分布測定装置(ナノトラック粒度分析計UPA−EX、日機装株式会社製)を用いて粒度分布を測定した結果、50%平均粒子径は7.1nmであった。

Claims (9)

  1. 水素雰囲気中で加熱処理された一次粒子径が3〜5nmのダイヤモンド粒子の凝膠体をビーズミリング法で湿式分散処理した50%平均粒子径10nm未満のダイヤモンドが有機溶媒中に分散したナノダイヤモンド有機溶媒分散体。
  2. 有機溶媒中に分散したナノダイヤモンド粒子のフーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)による赤外吸収スペクトルにおいて、2800〜3000cm−1付近の吸収ピークが、1750cm−1付近及び1650cm−1付近の2つの吸収ピークよりも高いことを特徴とする請求項1に記載のナノダイヤモンド有機溶媒分散体。
  3. 一次粒子径が3〜5nmのダイヤモンド粒子を水素雰囲気中で加熱処理することを特徴とする有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法。
  4. 加熱処理温度が、300℃以上で、800℃以下である請求項3に記載の有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法。
  5. 水素雰囲気中で加熱処理した後、更に、真空加熱することを特徴とする請求項3に記載の有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法。
  6. 請求項3〜5に記載の製造法で得られた有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子と有機溶媒の混合物をビーズミリング法により、直径20〜200μmのセラミックビーズを用いて湿式分散処理することを特徴とするナノダイヤモンド有機溶媒分散体の製造法。
  7. 加熱処理されるダイヤモンド粒子が、爆轟法で製造された一次粒子径が3〜5nmのダイヤモンド粒子の凝膠体である請求項3に記載の有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子の製造法。
  8. 請求項3、5又は7の製造法で得られた有機溶媒分散性ナノダイヤモンド粒子を、有機溶媒中で平均粒子径10nm未満のナノダイヤモンドに解砕することを特徴とするナノダイヤモンド有機溶媒分散体の製造法。
  9. 有機溶媒が極性有機溶媒である請求項6に記載のナノダイヤモンド有機溶媒分散体の製造法。
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