JPWO2009040891A1 - 電磁石アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

腐食性液体に一部が接触する使用条件においても、耐食性に優れ、且つ十分な吸引力が得られる電磁石アクチュエータを提供することを目的とする。この発明に係る電磁石アクチュエータ50は、腐食性の液体17を使用する装置に組み込まれる電磁石アクチュエータ50であって、磁極ピース1と、外周ヨーク6と、底部ヨーク5と、ボビン巻コイル2と、外周ヨーク6の外周面に設けられる段付部6aと、少なくともボビン巻コイル2及び磁極ピース1に腐食性の液体17が侵入するのを抑制する防水部8と、腐食性の液体17内に設けられ、磁極ピース1、外周ヨーク6、及び底部ヨーク5と共に磁気回路を形成する可動板12とを備え、電磁石アクチュエータ50自身に又は腐食性の液体17を使用する装置との間に可動板12を収容する空間14を設けると共に、段付部6aより小径側が腐食性の液体17を使用する装置に組み込まれることを特徴とする。

Description

この発明は、腐食性液体中などの特殊環境下で使用され、耐食性を要する電磁石に関するものである。
非磁性体を密着挟持した2分割のヨークを有し、ヨークは一対の磁極を形成していることを特徴としており、ヨークを2つの部分に分割し、非磁性体を密着挟持することにより、コイル部を有害な雰囲気から隔離し、しかも、電磁石として作用することを実現する電磁石が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
磁路の一部の磁気回路を形成する磁心であって、磁性複合材料からなり少なくとも磁気回路の両端側に配設された磁性複合材料部と、磁性複合材料部より高磁束密度かつ低比抵抗である高磁束密度材料からなり磁気回路の磁路方向において磁性複合材料部に挟設された高磁束密度材料部と、からなる磁心が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
コイルボビンと、コイルと、ヨークとを具備し、ヨークと、コイルを巻いたコイルボビンとの間に、樹脂を注型したプランジャにおいて、第2の鍔の径W2を、第1の鍔の径W1より小さく設定(W1>W2)し、第2の鍔をヨークの開放端側に配置し、コイルを、第1、第2の鍔でテーパー状に巻いたプランジャが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
磁気軸受装置等のアクチュエータに用いられる、ゲイン、位相の周波数特性の良好な電磁石装置を提供するために、被支持体を磁力により非接触で支持する電磁石のヨークを取り囲むように、ステンレス鋼を備えた電磁石装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平4−208504号公報(第1図) 特開2005−150308号公報(第1図) 特開平6−295817号公報(第1図) 特開平5−121228号公報(第1図)
しかしながら、上記特許文献1乃至4に記載された従来の電磁石アクチュエータは、腐食性液体環境下で使用する場合、防水、耐食性の点で十分ではなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、腐食性液体に一部が接触する使用条件においても、耐食性に優れ、且つ十分な吸引力が得られる電磁石アクチュエータを提供することを目的とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、腐食性の液体を使用する装置に組み込まれる電磁石アクチュエータであって、
柱状の磁極ピースと、
磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
磁極ピースと外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
外周ヨークの外周面に設けられ、底部ヨーク側の径より底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
少なくともボビン巻コイル及び磁極ピースに腐食性の液体が侵入するのを抑制する防水部と、
腐食性の液体内に設けられ、磁極ピース、外周ヨーク、及び底部ヨークと共に磁気回路を形成する可動板とを備え、当該電磁石アクチュエータ自身に又は腐食性の液体を使用する装置との間に可動板を収容する空間を設けると共に、段付部より小径側が腐食性の液体を使用する装置に組み込まれることを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、
柱状の磁極ピースと、
磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
磁極ピースと外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
磁極ピースの底部ヨークと反対側の端部に当接して設けられ、第1のコイル保持部及び外周ヨークの内周面との間に隙間を形成する防水プレートと、
外周ヨークの外周面に設けられ、底部ヨーク側の径より底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
外周ヨークの小径側の外周面に嵌合すると共に外周ヨークの他方の端部に当接し、防水プレートとの間に空間を形成し、防水プレートと対向する面に開口部を形成するカップ状の可動板収容キャップと、
防水プレートと可動板収容キャップとの間の空間に設けられた可動板と、
外周ヨークと防水プレートとの間に形成された隙間を埋める樹脂とを備え、段付部より小径側が腐食性液体を使用する装置に組み込まれることを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、
柱状の磁極ピースと、
磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
磁極ピースと外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
外周ヨークの外周面に設けられ、底部ヨーク側の径より底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
外周ヨークの小径側の外周面に嵌合すると共に外周ヨークの他方の端部及び磁極ピースの底部ヨークと反対側の端部に当接して設けられ、カップ状の防水キャップと、
防水キャップの外周面に嵌合し、防水キャップとの間に空間を形成し、磁極ピースの底部ヨークと反対側の端部と対向する面に開口部を形成するカップ状の可動板収容キャップと、
防水キャップと可動板収容キャップとの間の空間に設けられた可動板とを備え、段付部より小径側が腐食性液体を使用する装置に組み込まれることを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、
柱状の磁極ピースと、
磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
磁極ピースと外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
磁極ピースの底部ヨークと反対側の端部に当接して設けられ、第1のコイル保持部及び外周ヨークの内周面との間に隙間を形成する防水プレートと、
外周ヨークの外周面に設けられ、底部ヨーク側の径より底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
外周ヨークの小径側の外周面に嵌合すると共に外周ヨークの他方の端部に当接して設けられ、外周ヨークの内径と略同一寸法の開口部を有するカップ状の防錆キャップと、
可動板とを備え、段付部より小径側が腐食性液体を使用する装置に組み込まれ、防水プレートの下方に可動板を収容する空間を装置との間に形成することを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、磁極ピース及び底部ヨークを鉄材で構成し、外周ヨークをステンレス鋼で構成したことを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、磁極ピースの断面積より、外周ヨークの断面積を大きくしたことを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、外周ヨークに用いたステンレス鋼に塗装処理を施すことを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、外周ヨークを鉄材で構成し、塗装処理を施すことを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、磁極ピースの底部ヨーク側根元に、第2のコイル保持部の端面と密着させてボビン巻コイルの位置決め固定を行うリング状のスペーサを設けたことを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、ボビン巻コイルは、第2のコイル保持部に電力が供給される受電部を備え、受電部は第2のコイル保持部と底部ヨークとの間に形成される結線空間部に設置されることを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、受電部は、端子台と、この端子台に設けられる2本の端子ピンとを備えることを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、2本の端子ピンに、ボビン巻コイルの巻き始め部と巻き終わり部が半田等でコイルの被膜を溶かして接合されることを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、第2のコイル保持部は、外周部に端子ピンへ渡る渡り線を引掛ける掛かりとめ部を有することを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、磁極ピースの底部ヨークと反対側の端部に、端部の面積を拡大する補助吸引部を設けることを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、補助吸引部をリング状磁性材又は円板状磁性材で構成したことを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、補助吸引部外径と外周ヨーク内径との間の距離をLa、補助吸引部端部又は前記磁極ピースと可動板との間のギャップをLgとすると、
La>2Lg
の関係を満たすことを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、磁極ピース、底部ヨーク、外周ヨークをそれぞれを別ピースの部品で構成することを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、磁極ピースと底部ヨークとを同一材料とし、外周ヨークを異なる材料で構成する場合は、磁極ピースと底部ヨークとを1部品で構成することを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、底部ヨークと外周ヨークとを同一材料とし、磁極ピースを異なる材料で構成する場合は、底部ヨークと外周ヨークを1部品で構成することを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、磁極ピース、底部ヨーク、外周ヨークを同一材料で構成する場合は、磁極ピース、底部ヨーク、外周ヨークを1部品で構成することを特徴とする。
この発明に係る電磁石アクチュエータは、腐食性液体に接触する外周ヨークを耐食性を有する構成とし、且つ磁極ピースの可動板側端部に防水プレートを設けて外周ヨークと防水プレートの隙間から樹脂を注入して防水構造とすることにより、腐食を防止し、小型で吸引力の大きな電磁石アクチュエータを実現できる。
実施の形態1.
図1乃至図6は実施の形態1を示す図で、図1は電磁石アクチュエータ50の縦断面図、図2はボビン巻コイル2を省略した電磁石アクチュエータ50の横断面図、図3はリング状の補助吸引部20を磁極ピース1に追加した鉄心の縦断面図、図4は円板状の補助吸引部20を磁極ピース1に追加した鉄心の縦断面図、図5は防水キャップ30により防水部を形成した電磁石アクチュエータ50の縦断面図、図6は可動板収容部16bを金属ケース16に設けた電磁石アクチュエータ50の縦断面図である。
図1に示すように、電磁石アクチュエータ50は、略中央部に円柱形状(柱状の一例)を有する磁極ピース1を備える。
円柱形状の磁極ピース1の外周部には、コイル4がボビン3に巻線されたボビン巻コイル2が装着される。ボビン3は両端部に第1のコイル保持部3a(後述する防水プレート9側)と、第2のコイル保持部3b(後述する底部ヨーク5側)とを備え、コイル4を保持する。
ボビン巻コイル2の周りには、円筒形(筒状の一例)の外周ヨーク6が配置されている。外周ヨーク6の外周面は段付部6aを有し、後述する可動板12側が小径になっている。
底部ヨーク5が、磁極ピース1と外周ヨーク6の一方の端部(大径側)とを連結する。図1の例では、底部ヨーク5は磁極ピース1と一体に形成されている。底部ヨーク5には、ボビン巻コイル2からのリード線を引出すリード口出し部7が外周側に形成されている。
磁極ピース1の端部の底部ヨーク5の反対側の端部(吸引面側)に、防水部8が設けられる。防水部8については後述するが、防水部8は防水プレート9と樹脂10とにより構成される。
防水部8の防水プレート9の端面と対向し、ギャップ11を隔てて円板状の可動板12が配置される。
可動板12を収容するためのカップ状の可動板収容キャップ13が、外周ヨーク6の小径側の外周面に嵌合すると共に外周ヨーク6の可動板12側の端部に当接し、防水プレート9との間に空間14を形成し、防水プレート9と対向する面に液体流入部15(開口部)を形成する。
電磁石アクチュエータ50は、該電磁石アクチュエータ50の小径側が嵌合する開口部16aを有する金属ケース16(腐食性液体を使用する装置の筐体)に組み込まれる。電磁石アクチュエータ50は、金属ケース16の開口部16aに、圧入、焼嵌、接着、またはこれらの併用で密閉固着される。電磁石アクチュエータ50自体が、金属ケース16の密閉栓の役割を果たしている。
金属ケース16の内部は、腐食性の液体17で満たされている。電磁石アクチュエータ50の段付部6aを境とする小径側(外周)が腐食性の液体と接触する。
既に述べたように、電磁石アクチュエータ50の外周部には、吸引面側の径が小となる段付部6aを有する。電磁石アクチュエータ50を小径側より金属ケース16の開口部16aに挿入することで、電磁石アクチュエータ50の位置決め固定を確実に行っている。
磁極ピース1と外周ヨーク6は異なる物性の磁性材料から成る。主磁束を発生する磁極ピース1は、透磁率の大きい炭素鋼などの鉄材で構成する。それに対し外周ヨーク6は、磁極ピース1よりも透磁率が小さく、耐食性の優れたフェライト系ステンレス鋼(例えば、JIS規格SUS430、SUS405、SUS434等)、または、マルテンサイト系ステンレス鋼(例えば、JIS規格SUS403、SUS410等)で構成される。
このように、磁極ピース1の透磁率に対して、外周ヨーク6の透磁率を小さく構成することで、インダクタンスの増加を抑えて、電流の立ち上がり特性を改善しつつ、十分な吸引力を得ることができる。また、腐食性液体中などの特殊環境での使用に耐え得る耐食性に優れた電磁石アクチュエータ50が得られる。
また、図2に示すように、磁極ピース1の磁路断面積S1に対し、外周ヨーク6の磁路断面積S2を大きくなるように構成する。それにより、電磁石アクチュエータ50の剛性を高めることができる。また、外周ヨーク6の透磁率の低下を断面積の増加で補うことができ、より大きな吸引力が得られる。
また、図3に示すように、磁極ピース1の可動板12側端部に、補助吸引部20を設ける。補助吸引部20は、磁極ピース1と別部品のリング状磁性材料で構成されている。補助吸引部20は圧入、接着等で磁極ピース1に固定される。補助吸引部20を設けることにより、磁極ピース1の可動板12側端部の面積が大きくなり電磁石アクチュエータ50の吸引力が増加する。
補助吸引部20外径と外周ヨーク6内径との間の距離をLa、補助吸引部20端部又は磁極ピース1と可動板12との間のギャップをLgとすると、
La>2Lg
の関係を満たすことにより、効率よく電磁石アクチュエータ50の吸引力を増加することができる。
図4に示すように、補助吸引部20を円板状に形成してもよい。円板状の補助吸引部20は、磁極ピース1の端部に接着等で固着される。作用効果は、図3のものと同じである。
補助吸引部20は、磁極ピース1と別部品のリング状磁性材(図3)、または、円板状の磁性材(図4)などで構成しても、磁極ピース1と一体に形成してもよい。
また、補助吸引部20と磁極ピース1を別部品で構成した場合、補助吸引部20と磁極ピース1を圧入、接着などで固着することで、ボビン巻コイル2の固定を確実に行うことができる。
尚、補助吸引部20と磁極ピース1を一体に形成した場合も、同様の効果が得られることは言うまでもない。
さらに、別部品で補助吸引部20を構成する場合、磁極ピース1よりも透磁率の大きい磁性材料で構成することで、更に効率よく電磁石アクチュエータ50の吸引力を増加することができる。
外周ヨーク6は、磁極ピース1よりも透磁率が小さく、耐食性の優れたフェライト系ステンレス鋼、または、マルテンサイト系ステンレス鋼で構成されることを述べた。外周ヨーク6を炭素鋼などの鉄材で構成し、塗装処理を行う。それにより、腐食性の液体17中での耐食性を確保し、電磁石アクチュエータ50の吸引力の増加が図れる。この場合は、磁極ピース1の磁路断面積S1に対し、外周ヨーク6の磁路断面積S2を磁気飽和の生じない範囲で小さくすることで、電磁石アクチュエータ50の小型化が図れる。
また、電磁石アクチュエータ50に要求される吸引力に応じて、磁極ピース1、底部ヨーク5、外周ヨーク6を磁性を有するステンレス鋼で構成する。それにより、より一層、腐食性の液体17を使用する装置に組み込まれた場合の耐力性が優れた電磁石アクチュエータ50が得られる。
また、磁極ピース1、底部ヨーク5、外周ヨーク6のそれぞれを別ピースの部品で構成してもよい。
磁極ピース1と底部ヨーク5とを同一材料とし、外周ヨーク6を異なる材料で構成する場合は、磁極ピース1と底部ヨーク5を1部品で構成してもよい(図1のケース)。
底部ヨーク5と外周ヨーク6とを同一材料とし、磁極ピース1を異なる材料で構成する場合は、底部ヨーク5と外周ヨーク6を1部品で構成してもよい。
磁極ピース1、底部ヨーク5、外周ヨーク6を同一材料で構成する場合は、磁極ピース1、底部ヨーク5、外周ヨーク6を1部品で構成してもよい。
これらの部品は、鍛造、鋳造、絞り加工、切削加工などを適宜選択することで、容易に得ることができる。
磁極ピース1と底部ヨーク5とを1部品で構成、または、底部ヨーク5と外周ヨーク6を1部品で構成、または磁極ピース1と底部ヨーク5と外周ヨーク6とを1部品で構成することで、剛性が高く、振動に強い電磁石アクチュエータ50が得られる。また、組み立て工程を削減でき、生産性の優れた電磁石アクチュエータ50が得られる。
図1に示すように、ボビン巻コイル2は、ボビン3とコイル4と備える。ボビン3は、円筒状のコイル巻き部3cと、コイル巻き部3cの両端に配置されたコイル巻き部3cよりも外径の大きい鍔上の第1のコイル保持部3a(吸引側)と、第2のコイル保持部3b(底部ヨーク5側)を有する。
コイル4は、ボビン3のコイル巻き部3cに所定の巻数のワイヤーを整列状に巻き付けて構成される。
また、ボビン巻コイル2の底部ヨーク5側の第2のコイル保持部3bには、コイル4に電力を供給するための受電部21を有する。受電部21は端子台22と端子ピン23とを備える。ボビン3の第2のコイル保持部3bと底部ヨーク5との間に設けた結線空間24で結線処理される。
第2のコイル保持部3bの端面には端子台22が第2のコイル保持部3bと一体で形成される。端子台22には2本の端子ピン23が取り付けられる。コイル4の巻き始め部と巻き終わり部とがそれぞれの端子ピン23にからげられる。そして、半田等でワイヤーの絶縁被膜を溶かして、端子ピン23にコイル4の巻き始め部と巻き終わり部とを接合している。
また、第2のコイル保持部3bの外周部には、掛かりとめ部(図示せず)を有する。掛かりとめ部に、コイル4から端子ピン23へ渡る渡り線(図示せず)を引っ掛ける。それにより、からげ作業を容易にしている。また、渡り線が外側に出っ張って、外周ヨーク6の内径と干渉するのを防止している。
底部ヨーク5の外周に近い部分に、切り欠き、または開口部で形成されたリード口出し部7を設ける。リード口出し部7を設けることで、ボビン巻コイル2の受電部21を介して、容易にリード線(図示せず)を引き出すことが可能である。
底部ヨーク5の中心側に対して、磁路断面積の大きい底部ヨーク5の外周に近い部分に切り欠き部、または開口部を設けるので、吸引力を得るための磁路を確保することができる。それにより磁気飽和による吸引力の低下を抑制することができる。
磁極ピース1の根元(底部ヨーク5側)にはリング状のスペーサ25が装着される。スペーサ25を第2のコイル保持部3bの端面と密着させて、ボビン巻コイル2の位置決め固定を行っている。リング状のスペーサ25の材質は、十分な強度があれば、磁性材、非磁性材など如何なる材質でもよい。スペーサ25を炭素鋼などの鉄材、もしくは磁性を有するステンレス鋼などで構成する。それにより、通電時にスペーサ25が磁路として作用し、磁束密度の大きい磁極ピース1の根元部の磁束密度を緩和させ、吸引力の増加に有効である。
尚、リング状のスペーサ25の代わりに、磁極ピース1とスペーサ25を一体構造とし1部品で構成する。または、ボビン巻コイルの第2のコイル保持部3bとスペーサ25を一体構造として1部品で構成する。それらにより、部品点数の削減が図れる。
防水部8は、防水プレート9と樹脂10とで構成される。その場合、ボビン3端面に対し、磁極ピース1を突出させ、且つ磁極ピース1端面に対し外周ヨーク6端面を突出させる。磁極ピース1端面に接するように外周ヨーク6の内径寸法よりも小さい円板状の非磁性の防水プレート9を設ける。外周ヨーク6と防水プレート9との間には、吸引面側の隙間27が生じる。この隙間27から腐食性の液体17が電磁石アクチュエータ50内部に侵入しないように、隙間27を樹脂10で埋める。樹脂10を隙間27に充填する方法としては、注入、インサート成形等がある。防水プレート9と樹脂10とにより、防水部8が構成される。
樹脂10の材質として、例えば、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)、LCP樹脂(液晶ポリマー)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS樹脂、ナイロン樹脂、UV樹脂などが使用される。また、防水プレート9は、薄板をプレス抜きすることで、容易に得ることができる。
尚、図1の例では、吸引面側の隙間27を樹脂10で埋めて防水部8を設けたが、これに限定されるものではない。例えば、電磁石アクチュエータ50の固定子側表面の全体を樹脂モールドすることにより、より一層耐食性に優れた電磁石アクチュエータ50が得られる。この場合は、防水部8は不要となる。
また、図5に示すように、防水プレート9と樹脂10の代わりに、防水キャップ30を吸引面側より装着して防水部を形成してもよい。防水キャップ30の材質は、非磁性で耐食性に優れたオーステナイト系のステンレス鋼(例えば、JIS規格SUS304、SUS301等)である。防水キャップ30を吸引面側より、焼嵌、圧入、接着などを用いて装着する。防水キャップ30は、絞り加工などにより容易に製造可能である。尚、外周ヨーク6の段付部6aから小径側を防水キャップ30と略同じ形状にして、外周ヨーク6に防水キャップ30の機能を持たせてもよい。部品点数を減らすことができる。
可動板収容キャップ13の可動板12に対向する端面には、開口部で形成された液体流入部15が設けられている。可動板収容キャップ13の内部は、腐食性の液体17で満たされた構造となっている。
図1では、可動板12の外径寸法は、可動板収容キャップ13の内径に対して小さく、且つ、外周ヨーク6の内径に対して小さくなっている。しかし、可動板12の外径寸法を、可動板収容キャップ13の内径に対して小さく、且つ、外周ヨーク6の内径に対して大きくなるように構成すると以下のような利点がある。即ち、可動板12は、可動板収容キャップ13内部で移動可能で、且つ外周ヨーク6端面と可動板12との間に働く吸引力が向上し(外周ヨーク6端面と可動板12との間のギャップが小さくなるため)、より大きな吸引力が得られる。
可動板収容キャップ13の材質は、非磁性で耐食性に優れたオーステナイト系のステンレス鋼(例えば、JIS規格SUS304、SUS301等)である。
このように構成することで、吸引力を低下させることなく、耐食性の優れた電磁石アクチュエータ50が得られる。
尚、オーステナイト系のステンレス鋼に吹き付け塗装、静電塗装、電着塗装、粉体塗装などの塗装処理を加えることにより、更に耐食性を向上することができる。
外部電源によって受電部21に電流が供給されると、コイル4に流れる電流によって磁束が発生する。磁性材で構成された磁極ピース1、底部ヨーク5、外周ヨーク6、可動板12によって磁路が形成される。磁極ピース1端面と可動板12の間に吸引力が発生し、腐食性の液体17中の可動板12を吸引する。
このとき、腐食性の液体17がダンパーとして作用する。そのため、可動板12を吸引した際の衝撃力を緩和することができる。
また、電流が供給されていない状態では、吸引力はなくなる。その状態では、可動板12は液体17中を浮遊した状態となる。従って、外部から振動が加わった場合でも電磁石アクチュエータ50の磨耗を防止し、耐久性に優れた電磁石アクチュエータ50が得られる。
尚、図1及び図5では、可動板12を収容するために、可動板収容キャップ13を外周ヨーク6に装着した構成にした。図6に示すように、可動板収容キャップ13の代わりに、可動板収容部16bを金属ケース16に設けてもよい。この場合は、可動板収容キャップ13の代わりに、可動板収容キャップ13を外周ヨーク6端面までの長さとした磁性を有するステンレス鋼の防錆キャップ40で構成する。それにより、耐食性を確保しつつ、より吸引力の大きい電磁石アクチュエータ50を実現できる。
また、可動板収容キャップ13と防錆キャップ40以外は、共通仕様となっている。そのため、可動板収容キャップ13、または防錆キャップ40の工程を選択的に切り替えるのみで、自動化が可能となる。そのため、生産性に優れた電磁石アクチュエータ50が実現できる。
実施の形態1を示す図で、電磁石アクチュエータ50の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、ボビン巻コイル2を省略した電磁石アクチュエータ50の横断面図。 実施の形態1を示す図で、リング状の補助吸引部20を磁極ピース1に追加した鉄心の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、円板状の補助吸引部20を磁極ピース1に追加した鉄心の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、防水キャップ30により防水部を形成した電磁石アクチュエータ50の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、可動板収容部16bを金属ケース16に設けた電磁石アクチュエータ50の縦断面図。
符号の説明
1 磁極ピース、2 ボビン巻コイル、3 ボビン、3a 第1のコイル保持部、3b 第2のコイル保持部、4 コイル、5 底部ヨーク、6 外周ヨーク、6a 段付部、7 リード口出し部、8 防水部、9 防水プレート、10 樹脂、11 ギャップ、12 可動板、13 可動板収容キャップ、14 空間、15 液体流入部、16 金属ケース、16a 開口部、17 液体、20 補助吸引部、21 受電部、22 端子台、23 端子ピン、24 結線空間、25 スペーサ、27 隙間、30 防水キャップ、40 防錆キャップ、50 電磁石アクチュエータ。

Claims (20)

  1. 腐食性の液体を使用する装置に組み込まれる電磁石アクチュエータであって、
    柱状の磁極ピースと、
    前記磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
    前記磁極ピースと前記外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
    前記磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、前記底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
    前記外周ヨークの外周面に設けられ、前記底部ヨーク側の径より前記底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
    少なくとも前記ボビン巻コイル及び前記磁極ピースに前記腐食性の液体が侵入するのを抑制する防水部と、
    前記腐食性の液体内に設けられ、前記磁極ピース、前記外周ヨーク、及び前記底部ヨークと共に磁気回路を形成する可動板とを備え、当該電磁石アクチュエータ自身に又は前記腐食性の液体を使用する装置との間に前記可動板を収容する空間を設けると共に、前記段付部より小径側が前記腐食性の液体を使用する装置に組み込まれることを特徴とする電磁石アクチュエータ。
  2. 柱状の磁極ピースと、
    前記磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
    前記磁極ピースと前記外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
    前記磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、前記底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
    前記磁極ピースの前記底部ヨークと反対側の端部に当接して設けられ、前記第1のコイル保持部及び前記外周ヨークの内周面との間に隙間を形成する防水プレートと、
    前記外周ヨークの外周面に設けられ、前記底部ヨーク側の径より前記底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
    前記外周ヨークの小径側の外周面に嵌合すると共に前記外周ヨークの他方の端部に当接し、前記防水プレートとの間に空間を形成し、前記防水プレートと対向する面に開口部を形成するカップ状の可動板収容キャップと、
    前記防水プレートと前記可動板収容キャップとの間の空間に設けられた可動板と、
    前記外周ヨークと前記防水プレートとの間に形成された隙間を埋める樹脂とを備え、前記段付部より小径側が腐食性液体を使用する装置に組み込まれることを特徴とする電磁石アクチュエータ。
  3. 柱状の磁極ピースと、
    前記磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
    前記磁極ピースと前記外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
    前記磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、前記底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
    前記外周ヨークの外周面に設けられ、前記底部ヨーク側の径より前記底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
    前記外周ヨークの小径側の外周面に嵌合すると共に前記外周ヨークの他方の端部及び前記磁極ピースの前記底部ヨークと反対側の端部に当接して設けられ、カップ状の防水キャップと、
    前記防水キャップの外周面に嵌合し、前記防水キャップとの間に空間を形成し、前記磁極ピースの前記底部ヨークと反対側の端部と対向する面に開口部を形成するカップ状の可動板収容キャップと、
    前記防水キャップと前記可動板収容キャップとの間の空間に設けられた可動板とを備え、前記段付部より小径側が腐食性液体を使用する装置に組み込まれることを特徴とする電磁石アクチュエータ。
  4. 柱状の磁極ピースと、
    前記磁極ピースの周りに配置され、耐食性を有する筒状の外周ヨークと、
    前記磁極ピースと前記外周ヨークの一方の端部とを連結する底部ヨークと、
    前記磁極ピースに装着され、第1のコイル保持部と、前記底部ヨーク側の第2のコイル保持部とを有するボビン巻コイルと、
    前記磁極ピースの前記底部ヨークと反対側の端部に当接して設けられ、前記第1のコイル保持部及び前記外周ヨークの内周面との間に隙間を形成する防水プレートと、
    前記外周ヨークの外周面に設けられ、前記底部ヨーク側の径より前記底部ヨークの反対側の径が小さくなる段付部と、
    前記外周ヨークの小径側の外周面に嵌合すると共に前記外周ヨークの他方の端部に当接して設けられ、前記外周ヨークの内径と略同一寸法の開口部を有するカップ状の防錆キャップと、
    可動板とを備え、前記段付部より小径側が腐食性液体を使用する装置に組み込まれ、前記防水プレートの下方に前記可動板を収容する空間を前記装置との間に形成することを特徴とする電磁石アクチュエータ。
  5. 前記磁極ピース及び前記底部ヨークを鉄材で構成し、前記外周ヨークをステンレス鋼で構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
  6. 前記磁極ピースの断面積より、前記外周ヨークの断面積を大きくしたことを特徴とする請求項5記載の電磁石アクチュエータ。
  7. 前記外周ヨークに用いたステンレス鋼に塗装処理を施すことを特徴とする請求項5記載の電磁石アクチュエータ。
  8. 前記外周ヨークを鉄材で構成し、塗装処理を施すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
  9. 前記磁極ピースの前記底部ヨーク側根元に、前記第2のコイル保持部の端面と密着させて前記ボビン巻コイルの位置決め固定を行うリング状のスペーサを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
  10. 前記ボビン巻コイルは、前記第2のコイル保持部に電力が供給される受電部を備え、前記受電部は前記第2のコイル保持部と前記底部ヨークとの間に形成される結線空間部に設置されることを特徴とする請求項9記載の電磁石アクチュエータ。
  11. 前記受電部は、端子台と、この端子台に設けられる2本の端子ピンとを備えることを特徴とする請求項10記載の電磁石アクチュエータ。
  12. 前記2本の端子ピンに、前記ボビン巻コイルの巻き始め部と巻き終わり部が半田等でコイルの被膜を溶かして接合されることを特徴とする請求項11記載の電磁石アクチュエータ。
  13. 前記第2のコイル保持部は、外周部に前記端子ピンへ渡る渡り線を引掛ける掛かりとめ部を有することを特徴とする請求項11記載の電磁石アクチュエータ。
  14. 前記磁極ピースの前記底部ヨークと反対側の端部に、該端部の面積を拡大する補助吸引部を設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
  15. 前記補助吸引部をリング状磁性材又は円板状磁性材で構成したことを特徴とする請求項14記載の電磁石アクチュエータ。
  16. 前記補助吸引部外径と前記外周ヨーク内径との間の距離をLa、前記補助吸引部端部又は前記磁極ピースと前記可動板との間のギャップをLgとすると、
    La>2Lg
    の関係を満たすことを特徴とする請求項14記載の電磁石アクチュエータ。
  17. 前記磁極ピース、前記底部ヨーク、前記外周ヨークをそれぞれを別ピースの部品で構成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
  18. 前記磁極ピースと前記底部ヨークとを同一材料とし、前記外周ヨークを異なる材料で構成する場合は、前記磁極ピースと前記底部ヨークとを1部品で構成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
  19. 前記底部ヨークと前記外周ヨークとを同一材料とし、前記磁極ピースを異なる材料で構成する場合は、前記底部ヨークと前記外周ヨークを1部品で構成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
  20. 前記磁極ピース、前記底部ヨーク、前記外周ヨークを同一材料で構成する場合は、前記磁極ピース、前記底部ヨーク、前記外周ヨークを1部品で構成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁石アクチュエータ。
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