JP2536284B2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

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JP2536284B2
JP2536284B2 JP2341091A JP34109190A JP2536284B2 JP 2536284 B2 JP2536284 B2 JP 2536284B2 JP 2341091 A JP2341091 A JP 2341091A JP 34109190 A JP34109190 A JP 34109190A JP 2536284 B2 JP2536284 B2 JP 2536284B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、可燃性や腐食性環境下あるいは真空中など
の、特殊な環境下で用いる電磁弁や電磁アクチュエータ
などの電磁石応用機器に好適な電磁石に関する。
[従来の技術] このような電磁石応用機器の一例として、従来用いら
れている流量制御弁を、第3図および第4図に示す。第
3図の流量制御弁はいわゆるプランジャタイプのもの
で、ソレノイド20が巻装されたコイルボビン21が図示し
ないボルト等の締結部材によってコア22に装着され、コ
ア22とボディ23も図示しないボルト等の締結部材によっ
て接合されている。また、コイルボビン21の中心孔に沿
って摺動可能な軸を有するアーマチャ24が、圧縮ばね25
によりノズル26方向に付勢されている。なお、コア22と
アーマチャ24は磁性材料である。この流量制御弁はソレ
ノイド20に電流を流すと、図の矢印の向きに磁路が形成
され、アーマチャ24が圧縮コイルばね25に抗して吸引さ
れるが、この電流値を変化させることにより、アーマチ
ャ24とノズル26の空隙が変化し、ノズル26内からボディ
23とコア22によって囲繞された空間内に流体が流入す
る。
また、第4図の流量制御弁はアーマチャ40がベローズ
41の縮退しようとする力によりノズル42方向に牽引され
ており、電磁石はコア43にコイル44を巻装し、ヨーク45
内に装着した構造になっている。なお、アーマチャ40と
コア43とヨーク45は磁性材料である。この流量制御弁
は、コイル44に電流を流すことにより、図の矢印の向き
に磁路が形成され、その電磁値を変化させることによ
り、アーマチャ40とノズル42の空隙が変化し、ノズル42
からベローズ41内に流入する流体流量を制御する。
[発明が解決しようとする課題] 可燃性や腐食性環境下あるいは真空中で電磁弁や電磁
アクチュエータなどの電磁石応用機器を使用する場合、
コイルがこれらの環境下にさらされると、電磁石の被覆
が腐食されたり、真空を阻害したりして、場合によって
は発火や爆発などの危険性がある。そこでコイルをこれ
らの雰囲気から隔離する必要がある。
例えば、第3図に示す流量制御弁は、コア22とボディ
23によって囲繞された空間内に流体が充満するが、この
流体の雰囲気にソレノイド20がさらされないように、コ
イルボビン21とコア22はOリング27、28によって気密に
接合され、ボディ23とコア22も、Oリング29によって気
密に接合されている。したがってボディ23、コイルボビ
ン21、コア22にOリング溝を加工しなければならず、組
み立ても容易でなくなり、高価格、大型化の原因とな
る。
また、第4図に示す流量制御弁はノズル42がベローズ
41の内部にあるので、コイル44は流体の雰囲気にさらさ
れることはないが、ベローズ41を用いているので高価に
なり、流量制御のためにコイルに流す電流も大きくなる
という欠点がある。
本発明は、上記のような従来技術の欠点を解消するた
めに創案されたものであり、可燃性や腐食性環境や真空
などの環境にコイルがさらされることなく、構造が簡単
で安価で、安全に作動する電磁石を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明の電磁石は、電
磁石応用機器内の被作動部側に設置されるアーマチャに
対して、この電磁石応用機器内に挿設される部分が非磁
性体を間に密着挟持した2分割のヨークを有するととも
に、このヨークの電磁石応用機器外の部分にはアーマチ
ャに対向するそれぞれのヨークが一対の磁極を形成する
コイルを備えて構成されたものである。コイル部を有害
な雰囲気から隔離し、しかも、電磁石として作用するこ
とを実現している。
[作用] 本発明の電磁石は非磁性体を間に密着挟持した2分割
のヨークを電磁石応用機器内に挿設して使用するとき、
コイルは前記電磁石応用機器内のヨークとは隔離されて
いても磁路が形成され、電磁石として作用する。
[実施例] 本発明の電磁石を流量制御弁に用いた場合の一実施例
を第1図および第2図を用いて説明する。第1図は本発
明の電磁石を用いた流量制御弁の一実施例の第2図にお
けるC−C断面図であり、第2図は第1図におけるA−
A断面図である。弁体は、弁体ブロックB1および弁体ブ
ロックB2からなり、、弁体ブロックB2の上面には、流体
通路1が形成されており、第2図において左右に延びて
いる。この弁体ブロックB1と弁体ブロックB2とはOリン
グ2を封入してボルト3を締結することにより、気密に
結合されている。弁体ブロックB2の流体通路1内に板ば
ね4がボルト5により片持ち支持され、板ばね4の先端
にアーマチャ6が取り付けられている。板ばね4とアー
マチャ6により、フラッパ7を構成している。弁体ブロ
ックB1にはノズル8が装着されており、このノズル8の
先端は板ばね4の上面に近接して配置されている。フラ
ッパ7を吸引する電磁石10はフランジ11に同一方向に巻
装された1対のコイル12をプレート13およびヨーク14に
より挟持し、ポールピース15を貫通させて弁体ブロック
B2に締結させている。すなわち、電磁石応用機器の一部
を構成する弁体ブロックB2にはOリング16を介して非磁
性板17を間に密着挟持しヨーク14が気密に挿設される。
この挿設されるヨーク14部分は2分割とされ、電磁石応
用機器内(弁体ブロックB2)に挿入できるだけの長さを
有している。また、この挿設される部分のヨーク14は磁
気を遮蔽するための銅等の非磁性体である絶縁板17を中
心に挟み、ろう付けした2分割形の3層構造になってい
る。なお、ポールピース15、プレート13、ヨーク14の絶
縁板17以外の部分は磁性体である。
次に、この流量制御弁の作用について説明すると、図
示しない電源により左右のコイル12に逆方向の電流を流
すと、第1図において矢印の向きに磁路が形成され、ア
ーマチャ6がヨーク14に吸引される。この結果、板ばね
4とノズル8の空隙が広がり、ノズル8内から流体通路
1内に噴出される流体の量が増加する。コイル12に流す
電流の量により噴出される流体の量が変化する。流体通
路1内に噴出した流体は排出流路17を通って外部へ流出
する。
なお、上記の実施例は絶縁板17をろうずけしたものに
ついて説明したが、ゴムシート等を接着しても良い。ま
た、コイルを2個用いたが1つでも良い。また、フラッ
パとして片持ち支持の板ばねにアーマチャを取り付けた
ものについて説明したが、コイルばねにアーマチャを取
り付けたフラッパなど、アーマチャがばね等の弾性体に
より弾性支持されていればどのような形状のフラッパを
用いてもかまわない。
また、本発明の電磁石を用いた流量制御弁は次のよう
な効果を奏する。すなわち、電磁石のヨークが2つの部
分に分割され、それぞれがアーマチャに近接した一対の
磁極を形成する構造をしているので、電磁石とアーマチ
ャとの間に磁路が形成され、ベローズを用いることなく
電磁石のコイル部を弁体の外部に配設することが可能と
なる。その結果、少ない電流で流量制御が可能になると
ともに、シール部分を少なくしても、コイル部が流体雰
囲気にさらされるのを防ぐことが容易になり、可燃性や
腐食性のある流体を用いたときの安全性の向上が安価に
図られる。
なお、上記の実施例は本発明の電磁石を流量制御弁に
用いた場合について説明したが、例えば、アーマチャに
ステージを取り付け、ステージを真空チャンバに収容
し、本発明の電磁石をステージ駆動用のアクチュエータ
としたり、導電性流体の流路切り換え用の電磁弁に本発
明の電磁石を用いることなども可能であり、コイル部と
ヨーク部を同一の環境に置けないような電磁石応用機器
にはすべて用いられるものである。
[発明の効果] 本発明の電磁石は次のような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の電磁石は電磁石応用機器内に挿設される部
分のヨークが2つの部分に分割され、非磁性体を密着挟
持して、それぞれが一対の磁極を形成しているので、コ
イル部をヨークと異なった環境下に隔離されるも磁路が
形成され、電磁石として作用する。しかも、可燃性や腐
食性環境や真空などの環境にコイルがさらされることな
く、コイルがヨークの近傍の有害な環境から守られ、構
造が簡単で安価で、安全に作動する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の電磁石を用いた流量制御
弁の一実施例を示し、第1図は第2図におけるC−C断
面図、第2図は第1図におけるA−A断面図である。第
3図は従来の電磁石を用いた流量制御弁を示す断面図、
第4図は従来のその他の電磁石を用いた流量制御弁を示
す断面図である。 B1、B2:弁体ブロック、4:板ばね 6:アーマチャ、7:フラッパ 8:ノズル、10:電磁石、12:コイル 14:ヨーク、17:絶縁板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−2305(JP,A) 実開 昭64−2405(JP,U) 実開 昭63−49207(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石応用機器内の被作動部側に設置され
    るアーマチャに対して、この電磁石応用機器内に挿設さ
    れる部分が非磁性体を間に密着挟持した2分割のヨーク
    を有するとともに、このヨークの電磁石応用機器外の部
    分にはアーマチャに対向するそれぞれのヨークが一対の
    磁極を形成するコイルを備えて構成され、前記非磁性体
    を間に密着挟持した2分割のヨークが前記電磁石応用機
    器内に挿設されたとき、前記コイルが前記電磁石応用機
    器内の雰囲気から隔離されることを特徴とする電磁石。
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