JPWO2009008091A1 - アフィリエイト販売システム - Google Patents

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Abstract

販売者のWebページへユーザを自動的に誘導することが可能で、且つアフィリエイタへの報酬の支払い漏れの生じることがないアフィリエイト販売システムを提供する。アフィリエイタを識別するためのアフィリエイトID、及び商品を識別するための商品IDを引数URLとして、該引数URLをアフィリエイト販売システムのURLに付加したURL情報を誘導用リンクとして生成する誘導リンク生成手段と、前記誘導用リンクのクリック操作に応答し、該操作元のユーザ端末のアクセス先URLを前記アフィリエイト販売システムのURLから前記販売者のWebページのURLにアドレス変換するアドレス変換手段とを、前記アフィリエイト販売システムのサーバに備えた構成とする。

Description

本発明は、アフィリエイト・プログラムを実施するコンピュータシステムに関する。
近年、新たな広告手法として、アフィリエイト・プログラム(アソシエイト・プログラムとも言う)が注目されている。
アフィリエイト・プログラムとは、ユーザが何らかのトランザクション(商品の購入、アンケートへの記入、会員登録など)をブラウザにより発生させて初めて広告料がアフィリエイトに支払われる成果報酬型の広告配信手法である。アフィリエイト・プログラムでは、個人や企業のWeb(ウェブ)サイトやメールマガジンの運営者が、広告主(マーチャント)の広告を自身のサイトに配置し、そのサイトを訪れた訪問客の広告主のEC(Electronic Commerce)サイトへの誘導をはかるようにしている。そして、誘導された訪問客が広告を経由してECサイトへ進み、サービスや商品の購入、会員申込みなどを達成した際に、誘導元のサイトへの成果報酬が発生するようになっている。
アフィリエイト・プログラムを実施するためには、例えば、ユーザが閲覧したマーチャントサイトを特定し、ブラウザが最終的にトランザクションに関わるイベント(商品購入指示、アンケート記入、会員登録指示など)を発生させるまでの情報流通経路を追跡(トラッキング)する処理を実行する必要がある。このようなトラッキング処理には、クッキー(Cookie)が利用されている。例えば、販売者のサイトにリンク誘導させるURLの中にトラッキング情報(アフィリエイトIDのURL)を組み込み、その情報を用いてアフィリエイトに対する成功報酬の計算などを行うようにしたものがある(例えば日本国特開2006−113884号公報を参照)
上述のようなクッキーを利用したトラッキング技術は、ユーザ端末がPCである場合には有効であるが、携帯電話機のように、情報保存先としてクッキーを使えないユーザ端末では利用することができない。ブラウザを実装した携帯電話機が普及してきた現在、ブラウザフォンのユーザを対象としたアフィリエイト・プログラムの出現が要望されている。
また、アフィリエイト・プログラムの機能を搭載したシステム(以下、「アフィリエイト販売システム」と呼ぶ)にいては、アフィリ誘導用リンクなどが商品毎に固有の機能を持っているのが原則である。従来のアフィリエイト販売システムにおいては、通常の商品販売処理には報酬の支払い漏れの問題がなかったが、例えば、発行者が複数の商品を販売している場合、商品Aの誘導用リンクで、販売者(発行者)のサイトへ誘導しても、購入者の気が変わって、商品Bを購入した場合は、アフィリエイタへの報酬の支払いが成り立たず、報酬が無効となっていました。これは、クッキーで記録する内容が、商品指定コードとアフィリエイトIDの組み合わせだからであり、販売者との関連が特定できないことに起因している。
更に、従来のアフィリエイト販売システムにおいては、ヒットカウンタのように販売や紹介カウントにて報酬を支払う方式が標準であり、課金,決済の仕組みを待っていなかった。そのため、請求書を人手で作成して報酬を支払うなど、非効率的であり、入力ミス等が生じる恐れもあった。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、販売者のWebページへユーザを自動的に誘導することが可能で、且つアフィリエイタへの報酬の支払い漏れの生じることがないアフィリエイト販売システムを提供することにある。本発明の他の目的は、上記販売者のWebページへの誘導が可能で且つアフィリエイタに支払う報酬額の自動決済が可能なアフィリエイト販売システムを提供することにある。
本発明は、アフィリエイト・プログラムを実施するコンピュータシステムに関するものであり、本発明の上記目的は、メールマガジン又はブログ上にアフィリエイタによって紹介された商品のページに貼付した誘導用リンクに基づいて前記商品の販売者のWebページである販売者ページに誘導する機能を有するサーバを備えたアフィリエイト販売システムであって、前記サーバは、前記アフィリエイタを識別するためのアフィリエイトID、及び前記商品を識別するための商品IDを引数URLとして、該引数URLを前記アフィリエイト販売システムのURLに付加したURL情報を前記誘導用リンクとして生成する誘導リンク生成手段と、前記誘導用リンクのクリック操作に応答し、該操作元のユーザ端末のアクセス先URLを前記アフィリエイト販売システムのURLから前記販売者ページのURLにアドレス変換するアドレス変換手段と、を含むことによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、前記誘導リンク生成手段は、前記販売者ページのURLを前記引数URLに含めて前記誘導用リンクを生成すること、前記アドレス変換手段は、前記誘導用リンク内の引数URLを取得すると共に、その引数URLに含まれる前記販売者ページのURLを取得し、該URLに基づき、前記アドレスの変換の処理を行うこと、販売対象の商品の解説文及び前記販売者ページのURLを含む商品情報が格納された商品情報データベースを備え、前記アドレス変換手段は、前記誘導用リンク内に前記販売者ページのURLが存在しない場合は、前記商品ID又は前記販売者を識別するための販売者IDに関連付けられて記憶されている前記販売者ページのURLを前記商品情報データベースから取得し、該URLに基づき、前記アドレスの変換の処理を行うこと、前記サーバは、ユーザ端末の画面上に表示されている前記誘導用リンクのクリック操作に応答して、前記商品ID又は前記販売者を識別するための販売者IDと前記アフィリエイトIDとを記録したクッキーを前記ユーザ端末に設定する手段を更に含むこと、前記サーバは、ユーザ端末との間のセッション情報を解析して前記アフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし、前記アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、前記セッション情報から前記アフィリエイトIDを取得し、前記アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、前記クッキーの内容を読み取り、該クッキーから前記アフィリエイトIDを取得する手段を更に含むこと、前記サーバは、ユーザ端末の画面上に表示されている前記誘導用リンクのクリック操作に応答して、前記商品ID又は前記販売者を識別するための販売者IDと前記アフィリエイトIDとを記録した情報を情報記憶媒体に記憶する手段を更に含むこと、前記サーバは、前記アフィリエイタに支払う報酬額を自動的に決定し前記アフィリエイタの口座へ自動的に振込む決済手段を更に含むことによってそれぞれ一層効果的に達成される。
(発明の効果)
本発明によれば、商品のページに貼り付けた誘導用リンクをユーザが画面上でクリックするだけで、一旦販売者のWebページへユーザを自動的に誘導することが可能となる。この誘導により、通常のショッピングサイトへ出品した場合の情報不足を補い、購買意欲を駆り立てる効果を奏することができる。また、誘導用リンク内にアフィリエイトIDを含めるようにしているので、誘導用リンクからアフィリエイトIDを得ることができ、アフィリエイタへの報酬の支払い漏れが生じないアフィリエイトシステムを実現することが可能となる。更に、アフィリエイタの口座へ報酬額を自動的に振込む決済手段を備えることで、請求書を人手で作成して報酬を支払うなど、非効率的な作業をなくすことができると共に、報酬額等の入力ミスや入力データの改竄による不正行為をなくすことが可能となる。
図1は、本発明に係るアフィリエイト販売システムの構成を示す模式図である。
図2は、本発明に係る販売者情報の登録処理を説明するためのフローチャートである。
図3は、本発明における商品情報登録画面の一例を示す模式図である。
図4は、本発明に係わるアフィリエイト販売処理を説明するための模式図である。
図5は、本発明に係わるアフィリエイトIDの取得処理を説明するためのフローチャートである。
図6は、本発明に係わるアドレス変換処理を説明するためのフローチャートである。
図7は、本発明における商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。
図8は、本発明における商品の第2の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。
図9は、図8の分図である。
図10は、本発明における商品の第3の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。
図11は、図10の分図である。
符号の説明
1 販売者
2 アフィリエイタ
3 購入者
11a,11b,11c クライアント(通信端末)
20 販売者のページが掲載されているWebサーバ
30 アフィリエイト販売システム
41 販売者情報データベース
42 アフィリエイタ情報データベース
43 商品情報データベース
44 購入者情報データベース
図1は、本発明に係るアフィリエイト販売システムの構成を示す模式図である。
図1に示すアフィリエイト販売システム30は、ASP(Affiliate Service Provider)が運営管理する情報処理システムであり、報酬料金の課金,決済システムを含めて、アフィリエイトサービスに係る全ての処理を行うコンピュータシステムである。アフィリエイト販売システム30は、Webサーバ、データベースサーバ、決済処理用サーバ、及び運営管理用サーバなど、アフィリエイト・プログラムを実現するための複数のコンピュータとデータベースとを備えている。
アフィリエイト販売システム30内のデータベースサーバは、主要なデータベース(DB)として、図1中に示すように、商品の販売者1(発行者又は商品提供者とも言う)の情報を格納する販売者情報データベース41、アフィリエイタ2の情報を格納するアフィリエイタ情報データベース42、販売対象となる商品の情報を格納する商品情報データベース43、及び購入者3の情報を格納する購入者情報データベース44を備えている。
販売者1の通信端末11a、アフィリエイタ2の通信端末11b、及び購入者3の通信端末11cは、それぞれブラウザを実装したユーザ端末であり、各ユーザ端末とアフィリエイト販売システム30とは、インターネット等の通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続される。各通信端末11a〜11cは、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)など、インターネット接続機能を有する任意の情報処理装置を利用することができる。
なお、アフィリエイト販売に係る情報処理をコンピュータに実行させるためのプログラム及び制御データ類は、外部記憶媒体に格納されていると共に、アフィリエイト販売システム30内の当該コンピュータの記憶手段に格納されている。
ここで、販売者1、アフィリエイタ2、購入者3について説明する。
本実施形態で言う「販売者」とは、電子商材を販売し、購入者に対して商品を提供する人(商品の発行者や出品者など、商品提供者)のことを指している。販売者1の情報としては、アフィリエイト販売システム30が有するサービスを受けるため、販売者1の名前,住所などのユーザ情報が販売者情報データベース41に登録されている。
「アフィリエイタ」とは、自身のサイトで商品発行者の商品を紹介販売することで貰える販売マージンを稼ぐ人(紹介者)のことを指している。アフィリエイタ2の情報としては、アフィリエイト販売システム30が提供するサービスを受けるため、アフィリエイタ2の名前,住所などのユーザ情報がアフィリエイタ情報データベース42に登録されている。
「購入者」とは、出品された商品等を購入する人のことを指している。購入者3の情報としては、アフィリエイト販売システム30にて販売者1(商品提供者)からの商品発送やサービス提供を受けるために、購入者3の名前、住所などのユーザ情報が購入者情報データベース44に登録されている。
このような構成において、先ず、アフィリエイト販売システム30における課金処理と決済処理について説明する。
本発明に係るアフィリエイト販売システム30は、購入者3が商品を購入する際の課金処理を行う課金手段を備えており、購入者3が購入した商品の代金は、一旦全てアフィリエイト販売システム30の運営会社の口座に入金される。アフィリエイト販売システム30では、販売者1への売上支払い金額の中から、アフィリエイタ2への紹介報酬の振込金額を控除し、本システム利用料を差し引いた上で、販売者1の口座へ自動的に振込むようにしている。同様に、アフィリエイタ2に対しても、アフィリエイタ2の口座へ自動的に振込むことによって報酬を支払うようにしている。
それらの報酬の支払処理に係る情報処理手段として、アフィリエイト販売システム30は、課金手段によってデータベースに蓄積して記憶される課金情報、及びデータベース41,42に登録されているユーザ情報に基づき、アフィリエイタ2に支払う報酬額(及び販売者1に支払う代金)を自動的に決定する手段と、決定された報酬額(及び代金)の情報に基づいで決済データを生成する手段と、例えばスケジュール情報に基づいてバッチ処理プログラムを起動し、決済データに基づいて当該金融機関のコンピュータとの間で決済処理を自動的に実行する手段とを備えている。
上記報酬の支払処理は、アフィリエイト販売システム30の決済処理用サーバによって実行される。例えば、仮に1月に発生した売上があると仮定すると、1月に発生した売上は、例えば2月25日に販売者1に対し報酬を支払い、2月末にはアフィリエイタ2に対して、販売者1の売上よりアフィリエイト報酬(報酬額は販売者1により異なる額)を支払う。なお、決済の形態としては、カード決済と銀行振込決済とが選択可能である。
次に、アドレス変換を使ったアフィリエイト販売処理について説明する。
本発明のアフィリエイト販売システム30が有するアフィリエイト販売の仕組みは、メールマガジンなどに貼り付けたリンクで、販売者1のWebサイトにアドレス変換手段にて、リンク誘導して、そこに貼り付けた購入リンクで購入させるものである。
本実施の形態においては、販売者1のWebサイトにリンク誘導させるためのリンク情報(以下「アフィリリンク」又は「誘導用リンク」と呼ぶ)として、アフィリエイト販売システム30のURLに、アフィリエイタ2を識別するためのID(以下「アフィリエイトID」と呼ぶ)と、販売者ページ(販売者1のWebページ)のURLと、商品を識別するための商品IDとを、引数(「引数URL」と呼ぶ)として付加したURL情報を、生成する手段(以下「誘導リンク生成手段」と呼ぶ)を備えている。
誘導リンク生成手段では、例えば、アフィリエイト販売システム30のWeb際とサーバのドメイン名を「WWW.xyz.JP」、アフィリエイトIDを「abc」、販売者ページのURLを「def.JP/ghi.html」、商品IDを「nnn」とすると、次のようなアフィリリンクを生成する。言い換えると、誘導リンク生成手段は、アフィリエイト販売システム30のURLの下位に、(a1)アフィリエイトIDと(a2)販売者ページのURLと(a3)商品IDとを引数として付加したリンク情報を生成する。
<アフィリリンク(誘導用リンク)の一例>
http://www.xyz.jp/af.php?af=abc&url=def.jp/ghi.html&item=nnn
本例では、“af=”の後ろに付いているコードが紹介者であるアフィリエイトID、“url=”の後ろに付いているURLが販売者ページのURL、“item=”の後ろに付いている情報が、商品ID(システム内ユニーク番号)としている。
このアフィリリンクで誘導されると、アフィリエイト販売システム30は、購入見込客の通信端末11cに、商品ID(又は販売者1のID)とアフィリエイタ2のIDとを記録したクッキーを設定する。言い換えると、購入者3による画面上での誘導用リンクのクリック操作に応答して、購入者端末11cに、商品ID又は販売者IDとアフィリエイトIDとを記録したクッキーを設定する手段を備えている。これにより、誰がその商品の紹介者であったのかを、クッキーが有効期限α日間(例えばα=30)保持することができる。
そのため、この段階で、購入見込客がURLアドレス(アフィリリンクを組み込んだURLアドレス)をブラウザの「お気に入りリスト」に入れた場合、購入見込客が、後から商品(商品IDで特定される商品)を購入してもα日の有効期限内であれば、その商品の紹介者(アフィリエイタ2)が誰であるかが固定されていることになる。
販売者ページには、この仕組みにて商品が購入されるように、以下の例に示すように、商品ID「nnn」のリンク(「購入リンク」と呼ぶ)を設定する。
<購入リンクの一例>
www.xyz.jp/a.php?item=nnn
本例では、「item=」の後ろについているのが、商品IDである。ここでは、紹介者であるアフィリエイトIDは記述されていない。その理由は、クッキーまたはセッションによりアフィリエイトIDを記憶して保持するようにしており、アフィリエイトIDは、ユーザには見えない所で復元されて機能しているからである。
このURLアドレス変換を含んだ仕組みが、本発明に係るアフィリエイト販売システムの最大の特徴である。
以下、具体的な実施例を示して、上記アドレス変換に係るアフィリエイト販売システム30の処理について説明する。なお、ここでは、必要な情報の登録処理を含めて順次説明し、アドレス変換に係るシステム全体の動作例は後述するものとする。
《1.販売者情報の登録処理》
図2は、販売者情報の登録処理の流れを示すフローチャートであり、販売者1の情報の登録処理を同図の流れに沿って説明する。
販売者1は、PC等の通信端末11aからアフィリエイト販売システム30内のWebサーバにアクセスし、Webページ内の販売者情報の登録メニューをクリックする。アフィリエイト販売システム30では、販売者の仮登録画面を通信端末11a側の表示部に表示する。販売者の仮登録画面にはメールアドレスの入力欄が設けられており、販売者1に対して、先ず電子メールアドレスの入力を促す(ステップS1)。メールアドレスのデータを受信したWebサーバは、正式登録用URLをメールで通知し、仮登録の受付処理を完了する(ステップS2)。
通信端末11aから正式登録用URLによってアクセスされたWebサーバは、正式登録画面を通信端末11a側の表示部に表示し、クレジットカードの情報(カード番号,有効期限)と初期登録料の情報を入力し、初期登録料のクレジット決済処理を実行する。本実施の形態では、クレジット決済が正常に終了した場合に、販売者1が審査基準を満たしていると判定し(ステップS3)、販売者1の正式登録処理を実行する。販売者1の正式登録画面には、販売者情報(販売者1の名前、住所、電話番号、パスワード、銀行口座情報、販売者ID等)の入力欄が設けられており、Webサーバは、その販売者情報を受信し、販売者ID等で検索可能に、購入者情報データベース44に登録し(ステップS4)、販売者情報の登録処理を完了する(ステップS5)。ここでの販売者情報の登録は、法規上の販売者情報の蓄積と売上の振込情報を蓄積することが主な目的である。なお、アフィリエイト販売システム30のサイト内では、販売者のことを「発行者」と呼んでいるが、本実施の形態では「販売者」と称している。
《2.アフィリエイタ情報の登録処理》
次に、アフィリエイタ2の情報の登録処理を説明する。なお、情報の登録処理に係る動作は、販売者情報の登録処理と同様であり、以下、簡略化して説明する。
アフィリエイタ2の通信端末11bの表示部に表示される情報登録画面には、アフィリエイタ情報(アフィリエイタ2の名前、住所、電話番号、秘密の鍵(パスワード)、銀行口座情報、アフィリエイトID等)が設けられており、Webサーバは、そのアフィリエイタ情報を受信し、アフィリエイトID等で検索可能に、アフィリエイタ情報データベース42に登録する。そのアフィリエイトIDは、販売における紹介IDとなる。
《3.商品情報の登録処理》
次に、販売者1が発行(出品)する商品の情報の登録処理を説明する。
図3は、販売者1の通信端末11aの表示部に表示される商品情報登録画面の一例を示している。商品情報登録画面には、商品名、提供価格、商品の解説文、販売者ページのURL、商品の写真(図3の次の画面:図は省略)等の入力欄が設けられており、販売者1は、販売を希望する商品の情報を画面上で入力する。Webサーバは、その商品情報を受信し、商品IDを自動的に付与し(本例ではシステム固有の商品番号nnnを採番)、商品ID、販売者を識別するための販売者ID等で検索可能に、商品情報データベース43に登録する。
《4.アフィリエイト・リンクの生成処理》
次に、販売者1のウェブページに誘導させるアフィリエイト・リンク(前述のアフィリリンク)の生成処理を説明する。
先ず、前述のアフィリエイタ情報を登録したアフィリエイタ2は、自身のサイトで商品を紹介したい場合は、通信端末11bからアフィリエイト販売システム30にアクセスする。アフィリエイト販売システム30は、ログインID、パスワードのチェックによってアフィリエイタ2の認証を行った後、商品の一覧を示す商品リストの画面を通信端末11bの表示部に表示する。アフィリエイタ2は、商品リストの中から好みの商品を選び、前述の誘導リンク生成手段によって生成される以下のアフィリリンクを、自分のブログやメールマガジンに貼り付けることによって、購入者を誘導する。なお、以下に示す第1の例は、前述のアフィリリンクの例と同一構成のため、ここでは説明を省略する。
<アフィリリンク(誘導用リンク)の第1の例>
http://www.xyz.jp/af.php?af=abc&url=def.jp/ghi.html&item=nnn
(af=の後の情報がアフィリエイトID、url=の後の情報が販売者ページのURL、item=の後の情報が商品ID)
例えば、購入者3(購入希望者)が、アフィリエイタ2のブログのWeb画面上で上記アフィリリンクをクリックすると、最初のアクセス先であるアフィリエイト販売システム30を介して、リンク先である販売者ページのURL(本例では「def.JP/ghi.html」)に移動し、購入者3の通信端末11cの表示部に、商品ID「nnn」に対応する商品の情報が表示される。その際、アフィリエイト販売システム30は、アフィリリンク内の商品IDを基に、当該商品(商品ID=“nnn”で特定される商品)の情報を商品情報データベース43から抽出すると共に、アフィリリンク内の販売者ページのURL(url=“*****…”、本例では“def.jp/ghi.html”)から、アクセス先の販売者ページのURLを認識する。更に、当該商品の紹介者は、アフィリリンク内のアフィリエイトID(af=“*****…”、本例では“abc”)基に、当該商品の紹介者(アフィリエイタ2)を特定し、アフィリエイタ情報データベース42から、アフィリエイタ2の情報を抽出する。
次に、アフィリリンクの第2の例について説明する。
「3.商品情報の登録処理」で説明したように、商品情報データベース43に登録されている商品情報の中には、「販売者ページのURL」の情報も含まれている。そこで、アフィリリンクは以下の形式でも実現可能である。
<アフィリリンク(誘導用リンク)の第2の例>
http:/www.xyz.jp/af.php?af=abc&item=nnn
(af=の後の情報がアフィリエイトID、item=の後の情報が商品ID)
アフィリリンクの第1の例では、誘導リンク生成手段により生成するアフィリリンクは、アフィリリンク内に販売者ページのURLを含める形式としていたが、第2の例では、販売者ページのURLは、商品ID又は販売IDを基に商品情報データベース43から得た商品情報より再現する。なお、いずれの例としても良いが、第1の例の方が処理速度の点などで好ましい。
《5.アドレス変換による販売者ページへの誘導処理》
次に、販売者ページへの誘導処理について説明する。
本発明に係るアフィリエイト販売システムにおけるアフィリエイト販売の特徴は、一旦販売者ページへユーザを誘導することである。この誘導により、通常のショッピングサイトへ出品した場合の情報不足を補い、購買意欲を駆り立てる効果を狙うことができる。
そこで、アフィリエイト販売システム30は、アフィリエイタ2のブログやメールマガジンのWebページ(購入者3の端末の画面上)でアフィリリンクがクリックされると、アフィリリンク内の販売者ページのURLを取得して、アクセス先のアドレスを販売者ページのURLアドレスに変換し、そのURLで示される販売者ページへジャンプさせるようにしている。
《6.販売者ページに設定する購入リンク》
次に、販売者ページに設定する購入リンクについて説明する。
アフィリエイト販売システム30では、アフィリリンクを用いて販売者ページのURLにアドレス変換することにより、販売者ページへ誘導するようにしているが、販売者ページへ誘導した場合、実際にユーザに購入して貰わないと販売が成立しないので、予め販売者ページに購入リンク(前述の具体例「www.xyz.jp/a.php?item=nnn」を参照)を設定しておく。購入者3は、この購入リンクをクリックすることで購入を行うことができる。その際に、販売者ページを経由することで、一般的には紹介者のアフィリエイトIDが消えてしまうので、本実施の形態では、アフィリリンクで一旦、クッキーにアフィリエイトIDを保存しておき、購入リンクをクリックした際に、アフィリエイトIDを復元することで、紹介者のアフィリエイトIDを復活させ、そのアフィリエイトIDで特定される紹介者に対してアフィリエイト報酬を発生させる方式としている。
上述したアフィリエイト販売処理の流れを図面で示すと図4のようになる。
以下、図4の模式図を参照して、本発明に係るアフィリエイト販売システムの動作例を説明する。なお、図4中のWebサーバ20は、販売−者の商品解説ページが設置されているサーバであり、ユーザ端末11cは、購入者(一般ユーザ)の通信端末である。また、図4中の(P1)〜(P5)は処理の流れを示し、図4中の矢印は通信ネットワークを介した情報の流れを示している。以下、アフィリエイト販売処理の流れを、(P1)〜(P5)の流れに沿って説明する。
(P1)告知メール
ここで言う「告知メール」とは、アフィリエイタ2が商品を告知し紹介及び販売するため、見込客に向けて配信される販促メールのことを言う。アフィリエイト販売システム30では、その告知メールの文中にアフィリリンクを設定し、購入の誘導を行う。ここで設定されるアフィリリンクは、前述の第1の例又は第2の例として示したアフィリリンクであるが、図4の例では第1の例としている。すなわち、告知メールの文中には、アフィリエイト販売システム30のURLの末尾に(a1)アフィリエイトIDと(a2)販売者ページのURLと(a3)商品IDとを付加した形式のアフィリリンクが設定されている。
(P2)アフィリリンク情報の保持
ユーザ端末11cの画面上に表示されているメール文中(若しくはプログ等のWebページ上)のアフィリリンク(図4中のAFIリンク)をユーザがクリックすると、ユーザ端末11cに商品ID(又は販売者ID)とアフィリエイトIDとを記録したクッキーを設定し、その後ブラウザを閉じたり、パソコンの電源を切ったりしても、クッキーの有効期限までは(例えば設定日から30日間)は、この情報が再現されるように設定する。
(P3)アドレス変換
上記P2において、アフィリリンクがクリックされると、アフィリエイト販売システム30は、アクセスURLのアドレス変換手段によって、販売者1のWebサイトに誘導する。このアドレス変換手段によるURLのアドレス変換処理について、図5及び図6のフローチャートを用いて説明する。
先ず、図5のフローチャートを参照してアフィリエイトIDの取得処理を説明する。
アフィリエイト販売システム30は、ユーザ端末11cとの間のセッション情報を解析してアフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし(ステップS11)、アフィリエイトIDの有無を判定する(ステップS12)。そして、アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、セッション情報からアフィリエイトIDを取得し(ステップS13)、アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、クッキーの内容を読み取り、クッキーからアフィリエイトIDを取得する(ステップS14)。
上記ロジックは、アフィリリンクから商品の購入へ移行する際に、アフィリエイトIDを取得継承する時のアフィリエイトIDを取得する方法として、セッションとクッキーを切替えるロジックである。例えば、アフィリリンクからブラウザを閉じないで、商品の購入へ直接移行した場合は、セッションが存在できるため、アフィリエイトIDはセッションから取得する。また、例えば販売者、ページのURLを「お気に入り」などに一旦入れて、後から商品を購入する場合は、パソコンの電源を切ったり、ブラウザを一旦閉じたりするため、セッションは切れてしまい、セッション情報が存在しなくなる。その場合は、アフィリリンク読込み時に設定したクッキーを読込み、アフィリエイトIDを取得する。
次に、図6のフローチャートを参照して、アフィリリンクから商品の購入へ移行する際のアドレス変換処理を説明する。
アフィリエイト販売システム30は、先ず、アフィリリンク内の引数URLを取得し(ステップS21)、引数URLが空か否かを判定する(ステップS22)。引数URLが空でないと判定した場合は、アフィリリンクから販売者ページのURLを取得し(ステップS23)、引数URLが空であると判定した場合は、アフィリリンクの商品ID(又は販売者ID)に関連付けられて記憶されている販売者ページのURLを商品情報データベース43から取得する(ステップS24)。
そして、アドレス変換手段は、アフィリリンクのクリック操作に応答して、該操作元のユーザ端末11cのアクセス先URLを、アフィリエイト販売システム30のURLから販売者ページのURLアドレスに変換することにより、販売者ページのURLで指定したサイトへ誘導(ジャンプ)させる。前述のアフィリリンクの例では、URLを「http://www.xyz.jp」から「def.jp/ghi.html」にアドレス変換し、「def.jp/ghi.himl」で示される販売者ページのURLへ移動させる。その際、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のリダイレクト機能(LOCATION指示レスポンス)を使って、瞬時に表示するページの設定を、販売者ページのURLに設定するようにしている(ステップS25)。
(P4)販売者ページの表示
販売者ページのURLへ移動(ジャンプ)すると、ユーザ端末11cの表示部には、上記(P3)のアドレス変換で表示設定された販売者ページが表示される。その販売者ページでは、商品IDに対応する商品情報(前述の商品の解説文、商品の写真等)を表示することで、通常のショッピングサイトへ出品した場合と比較して、情報不足を補い、購買意欲を駆り立てる効果を狙うことができる。ユーザは、ユーザ端末11cの表示部に表示されている販売者ページ上の購入リンクをクリックすることで当該商品を購入することができる。
(P5)購入ページの表示
販売者ページの購入リンクをユーザがクリックすると、アフィリエイト販売システム30に移動し、アフィリエイト販売システム30により購入ページの画面データがユーザ端末11cに送信され、購入ページの画面がユーザ端末11cの表示部に表示される。ユーザは、商品の購入する場合は、決済の形態(カード決済、銀行振込決済など)を選択して、希望した商品を購入する。
次に、購入者が商品を購入する際の購入パターンについて説明する。
購入パターンとしては、大別すると、コンテンツ(デジタル商品)をダウンロードして購入するパターン(以下、「第1のパターン」と呼ぶ)、有料メールマガジンに購読登録するパターン(以下、「第2のパターン」と呼ぶ)、物品を購入するパターン(以下、「第3のパターン」と呼ぶ)がある。
図7は、商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図、図8及び9は、商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図、図10及び図11は、商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。なお、これらの図面中の「A.アフェイリエータコミット」のルートで購入するパターンは、注文が完了した場合に、誘導したと見なされるアフェイリエータに対して報酬が支払われる。また、「B.販売者コミット」からのルートで購入するパターンは、注文が完了した場合に、誘導した販売者に対して報酬が支払われる。「C.ABC.ホーム」のルートは、アフィリエイト販売システムのWebページに掲載されている商品を購入するパターンである。各パターンにおけるユーザ端末側の画面遷移は図7〜図11中に示す通りであり、個々のパターンの説明については省略する。
いずれのパターンであっても、前述の課金処理と決済処理が行われ、商品の購入から決済に到るまでの処理がアフィリエイト販売システム30において自動的に行われる。また、前述のアドレス変換処理も、いずれのパターンであっても同様に実施される。
なお、上述した実施の形態では、アフィリエイトID等の情報をクッキーにセットして保存しておき、セッションが切断された場合は、クッキーから紹介者のアフィリエイトIDを復元する形態を例として説明したが、その情報をアフィリエイト販売システム30のデータベースに保存する形態としても良い。すなわち、ユーザ端末の画面上に表示されているアフィリリンクのクリック操作に応答して、商品ID又は販売者を識別するための販売者IDとアフィリエイトIDとを記録した情報を情報記憶媒体に保存する形態としても良い。この形態とすることにより、クライアント端末の種類に依存しない方式とすることができる。また、これにより、ブラウザごとのクッキーの実装の相違によるトラブルや、20個(サーバ若しくはドメイン毎のクッキー最大数)までしか使えなかったクッキーの制約の問題を回避することができる。
本発明は、アフィリエイト・プログラムを実施するコンピュータシステムに関する。
近年、新たな広告手法として、アフィリエイト・プログラム(アソシエイト・プログラムとも言う)が注目されている。
アフィリエイト・プログラムとは、ユーザが何らかのトランザクション(商品の購入、アンケートへの記入、会員登録など)をブラウザにより発生させて初めて広告料がアフィリエイトに支払われる成果報酬型の広告配信手法である。アフィリエイト・プログラムでは、個人や企業のWeb(ウェブ)サイトやメールマガジンの運営者が、広告主(マーチャント)の広告を自身のサイトに配置し、そのサイトを訪れた訪問客の広告主のEC(Electronic Commerce)サイトへの誘導をはかるようにしている。そして、誘導された訪問客が広告を経由してECサイトへ進み、サービスや商品の購入、会員申込みなどを達成した際に、誘導元のサイトへの成果報酬が発生するようになっている。
アフィリエイト・プログラムを実施するためには、例えば、ユーザが閲覧したマーチャントサイトを特定し、ブラウザが最終的にトランザクションに関わるイベント(商品購入指示、アンケート記入、会員登録指示など)を発生させるまでの情報流通経路を追跡(トラッキング)する処理を実行する必要がある。このようなトラッキング処理には、クッキー(Cookie)が利用されている。例えば、販売者のサイトにリンク誘導させるURLの中にトラッキング情報(アフィリエイトIDのURL)を組み込み、その情報を用いてアフィリエイトに対する成功報酬の計算などを行うようにしたものがある(例えば特許文献1を参照)。
特開2006−113884号公報
上述のようなクッキーを利用したトラッキング技術は、ユーザ端末がPCである場合には有効であるが、携帯電話機のように、情報保存先としてクッキーを使えないユーザ端末では利用することができない。ブラウザを実装した携帯電話機が普及してきた現在、ブラウザフォンのユーザを対象としたアフィリエイト・プログラムの出現が要望されている。
また、アフィリエイト・プログラムの機能を搭載したシステム(以下、「アフィリエイト販売システム」と呼ぶ)にいては、アフィリ誘導用リンクなどが商品毎に固有の機能を持っているのが原則である。従来のアフィリエイト販売システムにおいては、通常の商品販売処理には報酬の支払い漏れの問題がなかったが、例えば、発行者が複数の商品を販売している場合、商品Aの誘導用リンクで、販売者(発行者)のサイトへ誘導しても、購入者の気が変わって、商品Bを購入した場合は、アフィリエイタへの報酬の支払いが成り立たず、報酬が無効となっていました。これは、クッキーで記録する内容が、商品指定コードとアフィリエイトIDの組み合わせだからであり、販売者との関連が特定できないことに起因している。
更に、従来のアフィリエイト販売システムにおいては、ヒットカウンタのように販売や紹介カウントにて報酬を支払う方式が標準であり、課金,決済の仕組みを待っていなかった。そのため、請求書を人手で作成して報酬を支払うなど、非効率的であり、入力ミス等が生じる恐れもあった。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、販売者のWebページへユーザを自動的に誘導することが可能で、且つアフィリエイタへの報酬の支払い漏れの生じることがないアフィリエイト販売システムを提供することにある。本発明の他の目的は、上記販売者のWebページへの誘導が可能で且つアフィリエイタに支払う報酬額の自動決済が可能なアフィリエイト販売システムを提供することにある。
本発明は、アフィリエイト・プログラムを実施するコンピュータシステムに関するものであり、本発明の上記目的は、メールマガジン又はブログ上にアフィリエイタによって紹介された商品の紹介ページに貼付した誘導用リンクに基づいて前記商品の販売者のWebページである販売者ページに誘導する機能を有するサーバと、販売対象の商品の解説文及び前記販売者ページのURLを含む商品情報、当該商品を識別するための商品ID及びその商品の販売者を識別するための販売者IDと関連付けて格納すると共に、前記アフィリエイタの認証情報を含むアフィリエイタ情報を、当該アフィリエイタを識別するためのアフィリエイトIDと関連付けて格納するデータベースとを備えたアフィリエイト販売システムであって、前記サーバは、前記アフィリエイタの通信端末からの要求を受信し、前記認証情報に基づいて当該アフィリエイタの認証処理を行った後、前記商品情報を参照して販売対象の商品一覧を示す商品画面を前記通信端末に送信する手段と、前記商品画面上で選択された商品の商品IDと当該アフィリエイタのアフィリエイトIDとを前記データベースから得て、それらのアフィリエイトIDと商品IDを引数URLとして、該引数URLを前記アフィリエイト販売システムのURLに付加したURL情報を前記誘導用リンクとして自動生成する誘導リンク生成手段と、ユーザ端末に表示された前記紹介ページの表示画面上で前記誘導用リンククリックされると、前記誘導用リンク内のアフィリエイトIDと商品IDとを記録したクッキーを前記ユーザ端末に設定すると共に、前記誘導用リンク内の商品IDを基に当該商品の販売者ページのURLを前記データベースから得て、前記ユーザ端末のアクセス先URLを前記アフィリエイト販売システムのURLから前記販売者ページのURLに自動変換するアドレス変換処理を実行することにより、前記ユーザ端末のブラウザを前記販売者ページへ誘導し、且つ前記ユーザ端末との間のセッション情報に前記アフィリエイトIDを保持した状態で前記販売者ページへ移動させるアドレス変換手段と、を含み、前記販売者ページには、当該商品の購入を受付ける購入ページへのリンクとして、前記アフィリエイト販売システムのURLに前記商品IDを付加した購入リンクが予め貼付されており、更に、前記サーバは、前記ユーザ端末の表示画面上で前記購入リンクがクリックされると、前記ユーザ端末との間のセッション情報を解析して前記アフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし、前記アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、前記セッション情報から前記アフィリエイトIDを取得し、前記アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、前記クッキーの内容を読み取り、該クッキーから前記アフィリエイトIDを取得して、前記購入リンク内の商品IDで特定される商品を紹介したアフィリエイトのアフィリエイトIDを自動的に復元する処理を実行する復元手段を有することによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、前記アドレス変換手段は、前記誘導用リンク内の引数URLを取得すると共に、その引数URLに含まれる前記販売者ページのURLを取得し、該URLに基づき、前記アドレス変換処理を行うこと、前記サーバは、ユーザ端末の画面上に表示されている前記誘導用リンクのクリック操作に応答して、前記商品ID又は前記販売者IDと前記アフィリエイトIDとを記録した情報を情報記憶媒体に記憶する手段を有し、且つ、前記復元手段は、前記アフィリエイトIDが前記セッション情報内に存在しないと判定した場合は、前記クッキーを用いずに、前記情報記憶媒体に記憶されている情報に基づいて前記アフィリエイトIDを自動的に復元する処理を実行すること、前記サーバは、前記購入リンク内の商品IDで特定される商品の注文が完了したと判定した場合に、前記セッション情報又は前記クッキーからアフィリエイトIDを取得して、そのアフィリエイトIDで特定されるアフィリエイタに支払う報酬額を自動的に決定し、当該金融機関のコンピュータを介して前記アフィリエイタの口座へ自動的に振込む処理を実行する決済手段を更に含むこと、によってそれぞれ一層効果的に達成される。
本発明によれば、商品のページに貼り付けた誘導用リンクをユーザが画面上でクリックするだけで、一旦販売者のWebページへユーザを自動的に誘導することが可能となる。この誘導により、通常のショッピングサイトへ出品した場合の情報不足を補い、購買意欲を駆り立てる効果を奏することができる。また、誘導用リンク内にアフィリエイトIDを含めるようにしているので、誘導用リンクからアフィリエイトIDを得ることができ、アフィリエイタへの報酬の支払い漏れが生じないアフィリエイトシステムを実現することが可能となる。更に、アフィリエイタの口座へ報酬額を自動的に振込む決済手段を備えることで、請求書を人手で作成して報酬を支払うなど、非効率的な作業をなくすことができると共に、報酬額等の入力ミスや入力データの改竄による不正行為をなくすことが可能となる。
図1は、本発明に係るアフィリエイト販売システムの構成を示す模式図である。
図1に示すアフィリエイト販売システム30は、ASP(Affiliate Service Provider)が運営管理する情報処理システムであり、報酬料金の課金,決済システムを含めて、アフィリエイトサービスに係る全ての処理を行うコンピュータシステムである。アフィリエイト販売システム30は、Webサーバ、データベースサーバ、決済処理用サーバ、及び運営管理用サーバなど、アフィリエイト・プログラムを実現するための複数のコンピュータとデータベースとを備えている。
アフィリエイト販売システム30内のデータベースサーバは、主要なデータベース(DB)として、図1中に示すように、商品の販売者1(発行者又は商品提供者とも言う)の情報を格納する販売者情報データベース41、アフィリエイタ2の情報を格納するアフィリエイタ情報データベース42、販売対象となる商品の情報を格納する商品情報データベース43、及び購入者3の情報を格納する購入者情報データベース44を備えている。
販売者1の通信端末11a、アフィリエイタ2の通信端末11b、及び購入者3の通信端末11cは、それぞれブラウザを実装したユーザ端末であり、各ユーザ端末とアフィリエイト販売システム30とは、インターネット等の通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続される。各通信端末11a〜11cは、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)など、インターネット接続機能を有する任意の情報処理装置を利用することができる。
なお、アフィリエイト販売に係る情報処理をコンピュータに実行させるためのプログラム及び制御データ類は、外部記憶媒体に格納されていると共に、アフィリエイト販売システム30内の当該コンピュータの記憶手段に格納されている。
ここで、販売者1、アフィリエイタ2、購入者3について説明する。
本実施形態で言う「販売者」とは、電子商材を販売し、購入者に対して商品を提供する人(商品の発行者や出品者など、商品提供者)のことを指している。販売者1の情報としては、アフィリエイト販売システム30が有するサービスを受けるため、販売者1の名前,住所などのユーザ情報が販売者情報データベース41に登録されている。
「アフィリエイタ」とは、自身のサイトで商品発行者の商品を紹介販売することで貰える販売マージンを稼ぐ人(紹介者)のことを指している。アフィリエイタ2の情報としては、アフィリエイト販売システム30が提供するサービスを受けるため、アフィリエイタ2の名前,住所などのユーザ情報がアフィリエイタ情報データベース42に登録されている。
「購入者」とは、出品された商品等を購入する人のことを指している。購入者3の情報としては、アフィリエイト販売システム30にて販売者1(商品提供者)からの商品発送やサービス提供を受けるために、購入者3の名前、住所などのユーザ情報が購入者情報データベース44に登録されている。
このような構成において、先ず、アフィリエイト販売システム30における課金処理と決済処理について説明する。
本発明に係るアフィリエイト販売システム30は、購入者3が商品を購入する際の課金処理を行う課金手段を備えており、購入者3が購入した商品の代金は、一旦全てアフィリエイト販売システム30の運営会社の口座に入金される。アフィリエイト販売システム30では、販売者1への売上支払い金額の中から、アフィリエイタ2への紹介報酬の振込金額を控除し、本システム利用料を差し引いた上で、販売者1の口座へ自動的に振込むようにしている。同様に、アフィリエイタ2に対しても、アフィリエイタ2の口座へ自動的に振込むことによって報酬を支払うようにしている。
それらの報酬の支払処理に係る情報処理手段として、アフィリエイト販売システム30は、課金手段によってデータベースに蓄積して記憶される課金情報、及びデータベース41,42に登録されているユーザ情報に基づき、アフィリエイタ2に支払う報酬額(及び販売者1に支払う代金)を自動的に決定する手段と、決定された報酬額(及び代金)の情報に基づいて決済データを生成する手段と、例えばスケジュール情報に基づいてバッチ処理プログラムを起動し、決済データに基づいて当該金融機関のコンピュータとの間で決済処理を自動的に実行する手段とを備えている。
上記報酬の支払処理は、アフィリエイト販売システム30の決済処理用サーバによって実行される。例えば、仮に1月に発生した売上があると仮定すると、1月に発生した売上は、例えば2月25日に販売者1に対し報酬を支払い、2月末にはアフィリエイタ2に対して、販売者1の売上よりアフィリエイト報酬(報酬額は販売者1により異なる額)を支払う。なお、決済の形態としては、カード決済と銀行振込決済とが選択可能である。
次に、アドレス変換を使ったアフィリエイト販売処理について説明する。
本発明のアフィリエイト販売システム30が有するアフィリエイト販売の仕組みは、メールマガジンなどに貼り付けたリンクで、販売者1のWebサイトにアドレス変換手段にて、リンク誘導して、そこに貼り付けた購入リンクで購入させるものである。
本実施の形態においては、販売者1のWebサイトにリンク誘導させるためのリンク情報(以下「アフィリリンク」又は「誘導用リンク」と呼ぶ)として、アフィリエイト販売システム30のURLに、アフィリエイタ2を識別するためのID(以下「アフィリエイトID」と呼ぶ)と、販売者ページ(販売者1のWebページ)のURLと、商品を識別するための商品IDとを、引数(「引数URL」と呼ぶ)として付加したURL情報を、生成する手段(以下「誘導リンク生成手段」と呼ぶ)を備えている。
誘導リンク生成手段では、例えば、アフィリエイト販売システム30のWeb際とサーバのドメイン名を「WWW.xyz.JP」、アフィリエイトIDを「abc」、販売者ページのURLを「def.JP/ghi.html」、商品IDを「nnn」とすると、次のようなアフィリリンクを生成する。言い換えると、誘導リンク生成手段は、アフィリエイト販売システム30のURLの下位に、(a1)アフィリエイトIDと(a2)販売者ページのURLと(a3)商品IDとを引数として付加したリンク情報を生成する。

<アフィリリンク(誘導用リンク)の一例>
http://www.xyz.jp/af.php?af=abc&url=def.jp/ghi.html&item=nnn

本例では、“af=”の後ろに付いているコードが紹介者であるアフィリエイトID、“url=”の後ろに付いているURLが販売者ページのURL、“item=”の後ろに付いている情報が、商品ID(システム内ユニーク番号)としている。
このアフィリリンクで誘導されると、アフィリエイト販売システム30は、購入見込客の通信端末11cに、商品ID(又は販売者1のID)とアフィリエイタ2のIDとを記録したクッキーを設定する。言い換えると、購入者3による画面上での誘導用リンクのクリック操作に応答して、購入者端末11cに、商品ID又は販売者IDとアフィリエイトIDとを記録したクッキーを設定する手段を備えている。これにより、誰がその商品の紹介者であったのかを、クッキーが有効期限α日間(例えばα=30)保持することができる。
そのため、この段階で、購入見込客がURLアドレス(アフィリリンクを組み込んだURLアドレス)をブラウザの「お気に入りリスト」に入れた場合、購入見込客が、後から商品(商品IDで特定される商品)を購入してもα日の有効期限内であれば、その商品の紹介者(アフィリエイタ2)が誰であるかが固定されていることになる。
販売者ページには、この仕組みにて商品が購入されるように、以下の例に示すように、商品ID「nnn」のリンク(「購入リンク」と呼ぶ)を設定する。

<購入リンクの一例>
www.xyz.jp/a.php?item=nnn

本例では、「item=」の後ろについているのが、商品IDである。ここでは、紹介者であるアフィリエイトIDは記述されていない。その理由は、クッキーまたはセッションによりアフィリエイトIDを記憶して保持するようにしており、アフィリエイトIDは、ユーザには見えない所で復元されて機能しているからである。
このURLアドレス変換を含んだ仕組みが、本発明に係るアフィリエイト販売システムの最大の特徴である。
以下、具体的な実施例を示して、上記アドレス変換に係るアフィリエイト販売システム30の処理について説明する。なお、ここでは、必要な情報の登録処理を含めて順次説明し、アドレス変換に係るシステム全体の動作例は後述するものとする。
《1.販売者情報の登録処理》
図2は、販売者情報の登録処理の流れを示すフローチャートであり、販売者1の情報の登録処理を同図の流れに沿って説明する。
販売者1は、PC等の通信端末11aからアフィリエイト販売システム30内のWebサーバにアクセスし、Webページ内の販売者情報の登録メニューをクリックする。アフィリエイト販売システム30では、販売者の仮登録画面を通信端末11a側の表示部に表示する。販売者の仮登録画面にはメールアドレスの入力欄が設けられており、販売者1に対して、先ず電子メールアドレスの入力を促す(ステップS1)。メールアドレスのデータを受信したWebサーバは、正式登録用URLをメールで通知し、仮登録の受付処理を完了する(ステップS2)。
通信端末11aから正式登録用URLによってアクセスされたWebサーバは、正式登録画面を通信端末11a側の表示部に表示し、クレジットカードの情報(カード番号,有効期限)と初期登録料の情報を入力し、初期登録料のクレジット決済処理を実行する。本実施の形態では、クレジット決済が正常に終了した場合に、販売者1が審査基準を満たしていると判定し(ステップS3)、販売者1の正式登録処理を実行する。販売者1の正式登録画面には、販売者情報(販売者1の名前、住所、電話番号、パスワード、銀行口座情報、販売者ID等)の入力欄が設けられており、Webサーバは、その販売者情報を受信し、販売者ID等で検索可能に、販売者情報データベース41に登録し(ステップS4)、販売者情報の登録処理を完了する(ステップS5)。ここでの販売者情報の登録は、法規上の販売者情報の蓄積と売上の振込情報を蓄積することが主な目的である。なお、アフィリエイト販売システム30のサイト内では、販売者のことを「発行者」と呼んでいるが、本実施の形態では「販売者」と称している。
《2.アフィリエイタ情報の登録処理》
次に、アフィリエイタ2の情報の登録処理を説明する。なお、情報の登録処理に係る動作は、販売者情報の登録処理と同様であり、以下、簡略化して説明する。
アフィリエイタ2の通信端末11bの表示部に表示される情報登録画面には、アフィリエイタ情報(アフィリエイタ2の名前、住所、電話番号、秘密の鍵(パスワード)、銀行口座情報、アフィリエイトID等)が設けられており、Webサーバは、そのアフィリエイタ情報を受信し、アフィリエイトID等で検索可能に、アフィリエイタ情報データベース42に登録する。そのアフィリエイトIDは、販売における紹介IDとなる。
《3.商品情報の登録処理》
次に、販売者1が発行(出品)する商品の情報の登録処理を説明する。
図3は、販売者1の通信端末11aの表示部に表示される商品情報登録画面の一例を示している。商品情報登録画面には、商品名、提供価格、商品の解説文、販売者ページのURL、商品の写真(図3の次の画面:図は省略)等の入力欄が設けられており、販売者1は、販売を希望する商品の情報を画面上で入力する。Webサーバは、その商品情報を受信し、商品IDを自動的に付与し(本例ではシステム固有の商品番号nnnを採番)、商品ID、販売者を識別するための販売者ID等で検索可能に、商品情報データベース43に登録する。
《4.アフィリエイト・リンクの生成処理》
次に、販売者1のウェブページに誘導させるアフィリエイト・リンク(前述のアフィリリンク)の生成処理を説明する。
先ず、前述のアフィリエイタ情報を登録したアフィリエイタ2は、自身のサイトで商品を紹介したい場合は、通信端末11bからアフィリエイト販売システム30にアクセスする。アフィリエイト販売システム30は、ログインID、パスワードのチェックによってアフィリエイタ2の認証を行った後、商品の一覧を示す商品リストの画面を通信端末11bの表示部に表示する。アフィリエイタ2は、商品リストの中から好みの商品を選び、前述の誘導リンク生成手段によって生成される以下のアフィリリンクを、自分のブログやメールマガジンに貼り付けることによって、購入者を誘導する。なお、以下に示す第1の例は、前述のアフィリリンクの例と同一構成のため、ここでは説明を省略する。

<アフィリリンク(誘導用リンク)の第1の例>
http://www.xyz.jp/af.php?af=abc&url=def.jp/ghi.html&item=nnn
(af=の後の情報がアフィリエイトID、url=の後の情報が販売者ページのURL、item=の後の情報が商品ID)

例えば、購入者3(購入希望者)が、アフィリエイタ2のブログのWeb画面上で上記アフィリリンクをクリックすると、最初のアクセス先であるアフィリエイト販売システム30を介して、リンク先である販売者ページのURL(本例では「def.JP/ghi.html」)に移動し、購入者3の通信端末11cの表示部に、商品ID「nnn」に対応する商品の情報が表示される。その際、アフィリエイト販売システム30は、アフィリリンク内の商品IDを基に、当該商品(商品ID=“nnn”で特定される商品)の情報を商品情報データベース43から抽出すると共に、アフィリリンク内の販売者ページのURL(url=“*****…”、本例では“def.jp/ghi.html”)から、アクセス先の販売者ページのURLを認識する。更に、アフィリエイト販売システム30は、アフィリリンク内のアフィリエイトID(af=“*****…”、本例では“abc”)基に、当該商品の紹介者(アフィリエイタ2)を特定し、アフィリエイタ情報データベース42から、アフィリエイタ2の情報を抽出する。
次に、アフィリリンクの第2の例について説明する。
「3.商品情報の登録処理」で説明したように、商品情報データベース43に登録されている商品情報の中には、「販売者ページのURL」の情報も含まれている。そこで、アフィリリンクは以下の形式でも実現可能である。

<アフィリリンク(誘導用リンク)の第2の例>
http://www.xyz.jp/af.php?af=abc&item=nnn
(af=の後の情報がアフィリエイトID、item=の後の情報が商品ID)

アフィリリンクの第1の例では、誘導リンク生成手段により生成するアフィリリンクは、アフィリリンク内に販売者ページのURLを含める形式としていたが、第2の例では、販売者ページのURLは、商品ID又は販売IDを基に商品情報データベース43から得た商品情報より再現する。なお、いずれの例としても良いが、第1の例の方が処理速度の点などで好ましい。
《5.アドレス変換による販売者ページへの誘導処理》
次に、販売者ページへの誘導処理について説明する。
本発明に係るアフィリエイト販売システムにおけるアフィリエイト販売の特徴は、一旦販売者ページへユーザを誘導することである。この誘導により、通常のショッピングサイトへ出品した場合の情報不足を補い、購買意欲を駆り立てる効果を狙うことができる。
そこで、アフィリエイト販売システム30は、アフィリエイタ2のブログやメールマガジンのWebページ(購入者3の端末の画面上)でアフィリリンクがクリックされると、アフィリリンク内の販売者ページのURLを取得して、アクセス先のアドレスを販売者ページのURLアドレスに変換し、そのURLで示される販売者ページへジャンプさせるようにしている。
《6.販売者ページに設定する購入リンク》
次に、販売者ページに設定する購入リンクについて説明する。
アフィリエイト販売システム30では、アフィリリンクを用いて販売者ページのURLにアドレス変換することにより、販売者ページへ誘導するようにしているが、販売者ページへ誘導した場合、実際にユーザに購入して貰わないと販売が成立しないので、予め販売者ページに購入リンク(前述の具体例「www.xyz.jp/a.php?item=nnn」を参照)を設定しておく。購入者3は、この購入リンクをクリックすることで購入を行うことができる。その際に、販売者ページを経由することで、一般的には紹介者のアフィリエイトIDが消えてしまうので、本実施の形態では、アフィリリンクで一旦、クッキーにアフィリエイトIDを保存しておき、購入リンクをクリックした際に、アフィリエイトIDを復元することで、紹介者のアフィリエイトIDを復活させ、そのアフィリエイトIDで特定される紹介者に対してアフィリエイト報酬を発生させる方式としている。
上述したアフィリエイト販売処理の流れを図面で示すと図4のようになる。
以下、図4の模式図を参照して、本発明に係るアフィリエイト販売システムの動作例を説明する。なお、図4中のWebサーバ20は、販売者の商品解説ページが設置されているサーバであり、ユーザ端末11cは、購入者(一般ユーザ)の通信端末である。また、図4中の(P1)〜(P5)は処理の流れを示し、図4中の矢印は通信ネットワークを介した情報の流れを示している。以下、アフィリエイト販売処理の流れを、(P1)〜(P5)の流れに沿って説明する。
(P1)告知メール
ここで言う「告知メール」とは、アフィリエイタ2が商品を告知し紹介及び販売するため、見込客に向けて配信される販促メールのことを言う。アフィリエイト販売システム30では、その告知メールの文中にアフィリリンクを設定し、購入の誘導を行う。ここで設定されるアフィリリンクは、前述の第1の例又は第2の例として示したアフィリリンクであるが、図4の例では第1の例としている。すなわち、告知メールの文中には、アフィリエイト販売システム30のURLの末尾に(a1)アフィリエイトIDと(a2)販売者ページのURLと(a3)商品IDとを付加した形式のアフィリリンクが設定されている。
(P2)アフィリリンク情報の保持
ユーザ端末11cの画面上に表示されているメール文中(若しくはプログ等のWebページ上)のアフィリリンク(図4中のAFIリンク)をユーザがクリックすると、ユーザ端末11cに商品ID(又は販売者ID)とアフィリエイトIDとを記録したクッキーを設定し、その後ブラウザを閉じたり、パソコンの電源を切ったりしても、クッキーの有効期限までは(例えば設定日から30日間)は、この情報が再現されるように設定する。
(P3)アドレス変換
上記P2において、アフィリリンクがクリックされると、アフィリエイト販売システム30は、アクセスURLのアドレス変換手段によって、販売者1のWebサイトに誘導する。このアドレス変換手段によるURLのアドレス変換処理について、図5及び図6のフローチャートを用いて説明する。
先ず、図5のフローチャートを参照してアフィリエイトIDの取得処理を説明する。
アフィリエイト販売システム30は、ユーザ端末11cとの間のセッション情報を解析してアフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし(ステップS11)、アフィリエイトIDの有無を判定する(ステップS12)。そして、アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、セッション情報からアフィリエイトIDを取得し(ステップS13)、アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、クッキーの内容を読み取り、クッキーからアフィリエイトIDを取得する(ステップS14)。
上記ロジックは、アフィリリンクから商品の購入へ移行する際に、アフィリエイトIDを取得継承する時のアフィリエイトIDを取得する方法として、セッションとクッキーを切替えるロジックである。例えば、アフィリリンクからブラウザを閉じないで、商品の購入へ直接移行した場合は、セッションが存在できるため、アフィリエイトIDはセッションから取得する。また、例えば販売者ページのURLを「お気に入り」などに一旦入れて、後から商品を購入する場合は、パソコンの電源を切ったり、ブラウザを一旦閉じたりするため、セッションは切れてしまい、セッション情報が存在しなくなる。その場合は、アフィリリンク読込み時に設定したクッキーを読込み、アフィリエイトIDを取得する。
次に、図6のフローチャートを参照して、アフィリリンクから商品の購入へ移行する際のアドレス変換処理を説明する。
アフィリエイト販売システム30は、先ず、アフィリリンク内の引数URLを取得し(ステップS21)、引数URLが空か否かを判定する(ステップS22)。引数URLが空でないと判定した場合は、アフィリリンクから販売者ページのURLを取得し(ステップS23)、引数URLが空であると判定した場合は、アフィリリンクの商品ID(又は販売者ID)に関連付けられて記憶されている販売者ページのURLを商品情報データベース43から取得する(ステップS24)。
そして、アドレス変換手段は、アフィリリンクのクリック操作に応答して、該操作元のユーザ端末11cのアクセス先URLを、アフィリエイト販売システム30のURLから販売者ページのURLアドレスに変換することにより、販売者ページのURLで指定したサイトへ誘導(ジャンプ)させる。前述のアフィリリンクの例では、URLを「http://www.xyz.jp」から「def.jp/ghi.html」にアドレス変換し、「def.jp/ghi.html」で示される販売者ページのURLへ移動させる。その際、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のリダイレクト機能(LOCATION指示レスポンス)を使って、瞬時に表示するページの設定を、販売者ページのURLに設定するようにしている(ステップS25)。
(P4)販売者ページの表示
販売者ページのURLへ移動(ジャンプ)すると、ユーザ端末11cの表示部には、上記(P3)のアドレス変換で表示設定された販売者ページが表示される。その販売者ページでは、商品IDに対応する商品情報(前述の商品の解説文、商品の写真等)を表示することで、通常のショッピングサイトへ出品した場合と比較して、情報不足を補い、購買意欲を駆り立てる効果を狙うことができる。ユーザは、ユーザ端末11cの表示部に表示されている販売者ページ上の購入リンクをクリックすることで当該商品を購入することができる。
(P5)購入ページの表示
販売者ページの購入リンクをユーザがクリックすると、アフィリエイト販売システム30に移動し、アフィリエイト販売システム30により購入ページの画面データがユーザ端末11cに送信され、購入ページの画面がユーザ端末11cの表示部に表示される。ユーザは、商品の購入する場合は、決済の形態(カード決済、銀行振込決済など)を選択して、希望した商品を購入する。
次に、購入者が商品を購入する際の購入パターンについて説明する。
購入パターンとしては、大別すると、コンテンツ(デジタル商品)をダウンロードして購入するパターン(以下、「第1のパターン」と呼ぶ)、有料メールマガジンに購読登録するパターン(以下、「第2のパターン」と呼ぶ)、物品を購入するパターン(以下、「第3のパターン」と呼ぶ)がある。
図7は、商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図、図8及び9は、商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図、図10及び図11は、商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。なお、これらの図面中の「A.アフェイリエータコミット」のルートで購入するパターンは、注文が完了した場合に、誘導したと見なされるアフェイリエータに対して報酬が支払われる。また、「B.販売者コミット」からのルートで購入するパターンは、注文が完了した場合に、誘導した販売者に対して報酬が支払われる。「C.ABC.ホーム」のルートは、アフィリエイト販売システムのWebページに掲載されている商品を購入するパターンである。各パターンにおけるユーザ端末側の画面遷移は図7〜図11中に示す通りであり、個々のパターンの説明については省略する。
いずれのパターンであっても、前述の課金処理と決済処理が行われ、商品の購入から決済に到るまでの処理がアフィリエイト販売システム30において自動的に行われる。また、前述のアドレス変換処理も、いずれのパターンであっても同様に実施される。
なお、上述した実施の形態では、アフィリエイトID等の情報をクッキーにセットして保存しておき、セッションが切断された場合は、クッキーから紹介者のアフィリエイトIDを復元する形態を例として説明したが、その情報をアフィリエイト販売システム30のデータベースに保存する形態としても良い。すなわち、ユーザ端末の画面上に表示されているアフィリリンクのクリック操作に応答して、商品ID又は販売者を識別するための販売者IDとアフィリエイトIDとを記録した情報を情報記憶媒体に保存する形態としても良い。この形態とすることにより、クライアント端末の種類に依存しない方式とすることができる。また、これにより、ブラウザごとのクッキーの実装の相違によるトラブルや、20個(サーバ若しくはドメイン毎のクッキー最大数)までしか使えなかったクッキーの制約の問題を回避することができる。
本発明に係るアフィリエイト販売システムの構成を示す模式図である。 本発明に係る販売者情報の登録処理を説明するためのフローチャートである。 本発明における商品情報登録画面の一例を示す模式図である。 本発明に係わるアフィリエイト販売処理を説明するための模式図である。 本発明に係わるアフィリエイトIDの取得処理を説明するためのフローチャートである。 本発明に係わるアドレス変換処理を説明するためのフローチャートである。 本発明における商品の第1の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。 本発明における商品の第2の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。 図8の分図である。 本発明における商品の第3の購入パターンにおける画面遷移の例を示す模式図である。 図10の分図である。
符号の説明
1 販売者
2 アフィリエイタ
3 購入者
11a,11b,11c クライアント(通信端末)
20 販売者のページが掲載されているWebサーバ
30 アフィリエイト販売システム
41 販売者情報データベース
42 アフィリエイタ情報データベース
43 商品情報データベース
44 購入者情報データベース
本発明は、アフィリエイト・プログラムを実施するコンピュータシステムに関するものであり、本発明の上記目的は、メールマガジン又はブログ上にアフィリエイタによって紹介された商品の紹介ページに貼付した誘導用リンクに基づいて前記商品の販売者のWebページである販売者ページに誘導する機能を有するサーバと、販売対象の商品の解説文及び前記販売者ページのURLを含む商品情報を、当該商品を識別するための商品ID及びその商品の販売者を識別するための販売者IDと関連付けて格納すると共に、前記アフィリエイタの認証情報を含むアフィリエイタ情報を、当該アフィリエイタを識別するためのアフィリエイトIDと関連付けて格納するデータベースとを備えたアフィリエイト販売システムであって、前記サーバは、前記アフィリエイタの通信端末からの要求を受信し、前記認証情報に基づいて当該アフィリエイタの認証処理を行った後、前記商品情報を参照して販売対象の商品一覧を示す商品画面を前記通信端末に送信する手段と、前記商品画面上で選択された商品の商品IDと当該アフィリエイタのアフィリエイトIDとを前記データベースから得て、それらのアフィリエイトIDと商品IDとを引数URLとして、該引数URLを前記アフィリエイト販売システムのURLに付加したURL情報を前記誘導用リンクとして自動生成する誘導リンク生成手段と、ユーザ端末に表示された前記紹介ページの表示画面上で前記誘導用リンクがクリックされると、前記誘導用リンク内のアフィリエイトIDと商品IDとを記録したクッキーを前記ユーザ端末に設定すると共に、前記誘導用リンク内の商品IDを基に当該商品の販売者ページのURLを前記データベースから得て、前記ユーザ端末のアクセス先URLを前記アフィリエイト販売システムのURLから前記販売者ページのURLに自動変換するアドレス変換処理を実行することにより、前記ユーザ端末のブラウザを前記販売者ページへ誘導し、且つ前記ユーザ端末との間のセッション情報に前記アフィリエイトIDを保持した状態で前記販売者ページへ移動させるアドレス変換手段と、を含み、前記販売者ページには、当該商品の購入を受付ける購入ページへのリンクとして、前記アフィリエイト販売システムのURLに前記商品IDを付加した購入リンクが予め貼付されており、更に、前記サーバは、前記ユーザ端末の表示画面上で前記購入リンクがクリックされると、前記ユーザ端末との間のセッション情報を解析して前記アフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし、前記アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、前記セッション情報から前記アフィリエイトIDを取得し、前記アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、前記クッキーの内容を読み取り、該クッキーから前記アフィリエイトIDを取得して、前記購入リンク内の商品IDで特定される商品を紹介したアフィリエイトのアフィリエイトIDを自動的に復元する処理を実行する復元手段と、前記購入リンク内の商品IDで特定される商品の注文が完了したと判定した場合に、前記セッション情報又は前記クッキーからアフィリエイトIDを取得して、そのアフィリエイトIDで特定されるアフィリエイタに支払う報酬額を自動的に決定すると共に、前記商品IDで特定される商品の販売者に支払う売上支払金額を自動的に決定し、アフィリエイタに対する支払期日と販売者に対する支払期日とがそれぞれ予め設定されているスケジュール情報に基づいて、当該金融機関のコンピュータを介して前記アフィリエイタの口座及び前記販売者の口座それぞれ当該支払期日に自動的に振込む処理を実行する決済手段と、を有することによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、前記誘導リンク生成手段は、前記販売者ページのURLを前記引数URLに含めて前記誘導用リンクを生成すること、前記アドレス変換手段は、前記誘導用リンク内の引数URLを取得すると共に、その引数URLに含まれる前記販売者ページのURLを取得し、該URLに基づき、前記アドレス変換処理を行うこと、によってそれぞれ一層効果的に達成される。
本発明は、アフィリエイト・プログラムを実施するコンピュータシステムに関するものであり、本発明の上記目的は、メールマガジン又はブログ上にアフィリエイタによって紹介された商品の紹介ページに貼付した誘導用リンクに基づいて前記商品の販売者のWebページである販売者ページに誘導する機能を有するサーバと、販売対象の商品の解説文及び前記販売者ページのURLを含む商品情報を、当該商品を識別するための商品ID及びその商品の販売者を識別するための販売者IDと関連付けて格納すると共に、前記アフィリエイタの認証情報を含むアフィリエイタ情報を、当該アフィリエイタを識別するためのアフィリエイトIDと関連付けて格納するデータベースとを備えたアフィリエイト販売システムであって、前記サーバは、前記アフィリエイタの通信端末からの要求を受信し、前記認証情報に基づいて当該アフィリエイタの認証処理を行った後、前記商品情報を参照して販売対象の商品一覧を示す商品画面を前記通信端末に送信する手段と、前記商品画面上で選択された商品の商品IDと当該アフィリエイタのアフィリエイトIDとを前記データベースから得て、それらのアフィリエイトIDと商品IDとを引数URLとして、該引数URLを前記アフィリエイト販売システムのURLに付加したURL情報を前記誘導用リンクとして自動生成する誘導リンク生成手段と、ユーザ端末に表示された前記紹介ページの表示画面上で前記誘導用リンクがクリックされると、前記誘導用リンク内のアフィリエイトIDと商品IDとを記録したクッキーを前記ユーザ端末に設定すると共に、前記誘導用リンク内の商品IDを基に当該商品の販売者ページのURLを前記データベースから得て、前記ユーザ端末のアクセス先URLを前記アフィリエイト販売システムのURLから前記販売者ページのURLに自動変換するアドレス変換処理を実行することにより、前記ユーザ端末のブラウザを前記販売者ページへ誘導し、且つ前記ユーザ端末との間のセッション情報に前記アフィリエイトIDを保持した状態で前記販売者ページへ移動させるアドレス変換手段と、を含み、前記販売者ページには、当該商品の購入を受付ける購入ページへのリンクとして、前記アフィリエイト販売システムのURLに前記商品IDを付加した購入リンクが予め貼付されており、更に、前記サーバは、前記ユーザ端末の表示画面上で前記購入リンクがクリックされると、前記ユーザ端末との間のセッション情報を解析して前記アフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし、前記アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、前記セッション情報から前記アフィリエイトIDを取得し、前記アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、前記クッキーの内容を読み取り、該クッキーから前記アフィリエイトIDを取得して、前記購入リンク内の商品IDで特定される商品を紹介したアフィリエイトのアフィリエイトIDを自動的に復元する処理を実行する復元手段と、前記購入リンク内の商品IDで特定される商品の注文が完了したと判定した場合に、前記セッション情報又は前記クッキーからアフィリエイトIDを取得して
前記商品の紹介者であるアフィリエイタを特定すると共に、前記購入リンクに基づいて前記商品を購入する際の課金処理を行って前記アフィリエイト販売システム内の記憶手段に記憶した課金情報、及び前記データベースに予め登録されているアフィリエイタ情報及び販売者情報に基づいて、前記アフィリエイタに支払う報酬額前記商品の販売者に支払う売上支払金額を自動的に決定し、決定した前記報酬額と前記売上支払金額とに基づいて生成した決済情報、及びアフィリエイタに対する支払期日と販売者に対する支払期日とがそれぞれ予め設定されているスケジュール情報に基づいて、当該金融機関のコンピュータを介して前記アフィリエイタの口座及び前記販売者の口座へそれぞれ当該支払期日に自動的に振込む処理を実行する決済手段と、を有することによって達成される。

Claims (8)

  1. メールマガジン又はブログ上にアフィリエイタによって紹介された商品のページに貼付した誘導用リンクに基づいて前記商品の販売者のWebページである販売者ページに誘導する機能を有するサーバを備えたアフィリエイト販売システムであって、
    前記サーバは、
    前記アフィリエイタを識別するためのアフィリエイトID、及び前記商品を識別するための商品IDを引数URLとして、該引数URLを前記アフィリエイト販売システムのURLに付加したURL情報を前記誘導用リンクとして生成する誘導リンク生成手段と、
    前記誘導用リンクのクリック操作に応答し、該操作元のユーザ端末のアクセス先URLを前記アフィリエイト販売システムのURLから前記販売者ページのURLにアドレス変換するアドレス変換手段と、を含むことを特徴とするアフィリエイト販売システム。
  2. 前記誘導リンク生成手段は、前記販売者ページのURLを前記引数URLに含めて前記誘導用リンクを生成すること特徴とする請求の範囲第1項に記載のアフィリエイト販売システム。
  3. 前記アドレス変換手段は、前記誘導用リンク内の引数URLを取得すると共に、その引数URLに含まれる前記販売者ページのURLを取得し、該URLに基づき、前記アドレスの変換の処理を行うことを特徴とする請求の範囲第2項に記載のアフィリエイト販売システム。
  4. 販売対象の商品の解説文及び前記販売者ページのURLを含む商品情報が格納された商品情報データベースを備え、前記アドレス変換手段は、前記誘導用リンク内に前記販売者ページのURLが存在しない場合は、前記商品ID又は前記販売者を識別するための販売者IDに関連付けられて記憶されている前記販売者ページのURLを前記商品情報データベースから取得し、該URLに基づき、前記アドレスの変換の処理を行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアフィリエイト販売システム。
  5. 前記サーバは、ユーザ端末の画面上に表示されている前記誘導用リンクのクリック操作に応答して、前記商品ID又は前記販売者を識別するための販売者IDと前記アフィリエイトIDとを記録したクッキーを前記ユーザ端末に設定する手段を更に含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアフィリエイト販売システム。
  6. 前記サーバは、ユーザ端末との間のセッション情報を解析して前記アフィリエイトIDが存在するか否かをチェックし、前記アフィリエイトIDが存在すると判定した場合は、前記セッション情報から前記アフィリエイトIDを取得し、前記アフィリエイトIDが存在しないと判定した場合は、前記クッキーの内容を読み取り、該クッキーから前記アフィリエイトIDを取得する手段を更に含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアフィリエイト販売システム。
  7. 前記サーバは、ユーザ端末の画面上に表示されている前記誘導用リンクのクリック操作に応答して、前記商品ID又は前記販売者を識別するための販売者IDと前記アフィリエイトIDとを記録した情報を情報記憶媒体に記憶する手段を更に含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアフィリエイト販売システム。
  8. 前記サーバは、前記アフィリエイタに支払う報酬額を自動的に決定し前記アフィリエイタの口座へ自動的に振込む決済手段を更に含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアフィリエイト販売システム。
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