JP2010039916A - 販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム - Google Patents

販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム Download PDF

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Abstract

【課題】販売告知能力別のアフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステムを提供する。
【解決手段】アフィリエイタが申告した契約販売額を所定期間内に達成した場合の報酬率を定めた第1契約条件と未達成の場合の報酬率を定めた第2契約条件とを含む特別契約の契約条件の下にその特別契約の処理を実行する契約処理部と、契約情報を当該商品と関連付けて契約データベースに保管する手段と、アフィリエイタの販売実績データを販売実績データベースに記録する手段と、アフィリエイタへの報酬支払処理を実行する際に、契約データベース及び販売実績データベースを参照して、アフィリエイタが契約販売額を達成しているか否かを判定し、達成していると判定した場合は、第1契約条件で規定された報酬率に基づいてアフィリエイタに対する報酬額を決定する一方、達成していないと判定した場合は、第2契約条件で規定された報酬率に基づいてアフィリエイタに対する報酬額を決定する手段とをASPサーバに備えた形態とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、アフィリエイト・プログラムを実施するコンピュータシステムに関し、特に、販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステムに関する。
近年、新たな広告手法として、アフィリエイト・プログラム(アソシエイト・プログラムとも言う)が注目されている。
アフィリエイト・プログラムとは、ユーザが何らかのトランザクション(商品の購入、アンケートへの記入、会員登録など)をブラウザにより発生させて初めて広告料がアフィリエイトに支払われる成果報酬型の広告配信手法である。アフィリエイト・プログラムでは、個人や企業のWeb(ウェブ)サイトやメールマガジンの運営者が、広告主(マーチャント)の広告を自身のサイトに配置し、そのサイトを訪れた訪問客の広告主のEC(Electronic Commerce)サイトへの誘導をはかるようにしている。そして、誘導された訪問客が広告を経由してECサイトへ進み、サービスや商品の購入、会員申込みなどを達成した際に、誘導元のサイトへの成果報酬が発生するようになっている。
アフィリエイト・プログラムを実施するためには、例えば、ユーザが閲覧したマーチャントサイトを特定し、ブラウザが最終的にトランザクションに関わるイベント(商品購入指示、アンケート記入、会員登録指示など)を発生させるまでの情報流通経路を追跡(トラッキング)する処理を実行する必要がある。このようなトラッキング処理には、クッキーが利用されている。例えば、販売者のサイトにリンク誘導させるURL(Uniform Resource Locator)データの中に、トラッキング情報(アフィリエイト(広告用Webページの管理者)を特定するためのアフィリエイトID)を組み込み、その情報を用いてアフィリエイトに対する成功報酬の計算などを行うようにしたものがある(例えば特許文献1を参照)。
ところで、アフィリエイトを行う場合、アフィリエイトサービスを提供するどこかの会社に、アフィリエイタとして会員登録して、その会社に登録されている店舗の商品群の中から扱いたい商品を選んで、ASP(Affiliate Service Provider)のシステム経由で店舗に取扱いの承認を受けることが一般的である(店舗の承認を必要としない自動承認の仕組みもある)。
アフィリエイタは、上記のように店舗からの承認を受けることで、その商品に設定されたアフィリエイト報酬を獲得するための広報活動を行い、その紹介経由で販売が実現した場合に、その商品のアフィリエイト報酬を受け取ることができる。
ここで、図9を参照して、従来のアフィリエイトシステムにおけるアフィリエイト申請の手順の例を説明する。
先ず、アフィリエイタ2はASPの登録画面より、アフィリエイト登録を行う(ステップS1)。ASP30側でアフィリエイト会員としての登録がされると(ステップS2)、ASP30から登録完了メール(ID・パスワード通知)が送信され(ステップS3)、アフィリエイト登録が完了する(ステップS4)。アフィリエイト会員となったアフィリエイタ2は、アフィリエイト管理画面から、自分が販売告知を行いたい商品を選び、その商品の取扱い申請を行う(ステップS5)。
上記申請を受けた店舗3は、その申請を確認し、申請情報や運用サイト等を見て適切と判断したら承認する(ステップS6)。そして、店舗3が承認したら、アフィリエイタ2は、上記S5で申請した商品の告知活動を始める(ステップS7)。その後、商品の告知活動の結果に応じて、アフィリエイタ2に報酬が支払われるが(ステップS8)、その報酬は、図10に示すようなアフィリエイト報酬設定画面G1によって店舗3が予め設定し、その設定値に基づいて、アフィリエイト報酬が支払われる仕組みとなっている。
図10に示される設定画面G1内の「アフィリエイト報酬」は、アフィリエイタ2が直接誘導した販売告知の報酬であり、「2ティア報酬」は、アフィリエイト登録に直接誘導したアフィリエイタ2(親アフィリエイタの紹介によって会員登録した子会員)が、販売告知した場合に、自分(親アフィリエイタ)が受け取ることができる報酬である。
すなわち、アフィリエイト販売にて発生する報酬は、直接販売告知に携わったアフィリエイタが貰う「アフィリエイト報酬」と、そのアフィリエイタをASPに紹介して登録させた紹介者が貰う「2ティア報酬」の2種類が、標準的な報酬となる。
このように、従来のアフィリエイトシステムにおいては、店舗はアフィリエイタを一律同じ条件・待遇にてアフィリエイト報酬を設定する仕組みになっているため、リアルな商環境で行われている販売・告知能力や実力のある販売代理店向けに、特別な報酬を設定すると言う仕組みにはなっていないのが通常である。
一方、アフィリエイト報酬を変動させる仕組みとしては、例えば、非特許文献1のように、売上額に応じてアフィリエイト報酬の料率がランクアップされる仕組みが知られている。
特開2006−113884号公報 楽天株式会社、"楽天アフィリエイト料率ランクとは?"、[online]、[2008年7月8日検索]、インターネット〈URL:http://affiliate.rakuten.co.jp/guide/rank/〉
上述した非特許文献1においては、売上額に応じてアフィリエイト報酬の料率がランクアップされるので、アフィリエイタにとっては、ランクが上がれば上がる程、高い報酬が得られると言った利点がある。しかし、この方法でも、販売告知能力のあるアフィリエイタ(所謂「カリスマ・アフィリエイタ」)が、店舗に対して個別に特別なアフィリエイト報酬を交渉することができないので、実力のあるカリスマ・アフィリエイタは販売告知に取り組みにくい状況が発生している。
ここで、カリスマ・アフィリエイタの行動原理について説明し、従来のアフィリエイト販売の仕組みにおける問題について考察する。
カリスマ・アフィリエイタと呼ばれるような人は、活動に対する費用対効果を重視して行動する。また、販売告知能力のあるカリスマ・アフィリエイタは、自分だけの活動ではなく多くの一般アフィリエイタに影響を与え、多くのアフィリエイタに活動させるように誘導する能力を持っている。
上記のようなカリスマ・アフィリエイタの行動原理を元に考えた場合、現在稼動している多くのアフィリエイトASPサービスの仕組みには、重大な欠点が存在していることが分かる。
例えば、電子商取引のように仮想的な商環境と、リアルな商環境とを比較すると、リアルな商環境では、販売代理店と店舗とが直接交渉するため、販売・告知能力や実力のある販売代理店向けには、交渉結果に応じて特別な報酬を設定することができる。一方、仮想的な商環境下で実現されるアフィリエイト販売においては、背景技術において説明したように、店舗がアフィリエイタを一律同じ条件・待遇にてアフィリエイト報酬を設定する仕組みになっており、リアルな商環境で行われている販売・告知能力や実力のある販売代理店向けに、特別な報酬を設定すると言う仕組みにはなっていない。
現在のアフィリエイト販売の重大な欠陥は、この仕組みにあると考えられる。つまり、リアル商環境における販売代理店向けの報酬交渉のように、アフィリエイタからアプローチして販売・告知能力や実力を告知して、契約条件を交渉する仕組みが存在しない。また、逆に、店舗側から優秀なアフィリエイタを探して、良い条件を提示して販売に協力して貰うようにアプローチする仕組みも存在しない。すなわち、店舗とアフィリエイタは共に、双方からコミュニケーションを図る仕組みがないのが現状である。これでは、リアル商環境の販売代理店向け報酬交渉のように、アフィリエイト販売において販売を活性化することができないと思われる。従って、アフィリエイト販売を活性化し売上高を上げるためには、販売告知能力のあるカリスマ・アフィリエイタが活動したいと思う条件が設定できる仕組みを構築することが重要である。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、販売告知能力別のアフィリエイト契約を実現することができ、且つアフィリエイト販売の活性化を図ることが可能なアフィリエイトシステムを提供することにある。
本発明は、販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステムに関するものであり、本発明の上記目的は、販売対象の商品を仮想店舗に出品する店舗サイトと、前記商品を紹介するアフィリエイタのサイトと、アフィリエイトサービスを提供するASP(Affiliate Service Provider)サーバと、決済処理を実行する決済システムとがネットワークを介して接続されたアフィリエイトシステムであって、前記ASPサーバは、前記商品を出品する店舗と前記アフィリエイタとがアフィリエイト報酬に係る販売告知能力別の特別契約を交渉する場としてのウェブサイトを提供すると共に、前記特別契約の契約条件が、前記アフィリエイタが申告した当該商品の販売予測額を契約販売額としてその契約販売額を所定期間内に達成した場合の報酬率を定めた第1契約条件と未達成の場合の報酬率を定めた第2契約条件とを含み、該契約条件の下に前記特別契約の処理を実行するアフィリエイト契約処理部と、前記アフィリエイト契約処理部を介して締結された前記契約条件を含む契約情報を当該商品と関連付けて契約データベースに保管する契約情報保管手段と、前記アフィリエイタの販売実績データを前記特別契約に関連付けて販売実績データベースに記録する販売実績記録手段と、前記アフィリエイタへの報酬支払処理を実行する際に、前記契約データベース及び前記販売実績データベースを参照して前記アフィリエイタが前記契約販売額を達成しているか否かを判定し、達成していると判定した場合は、前記第1契約条件で規定された報酬率に基づいて前記アフィリエイタに対する報酬額を決定する一方、達成していないと判定した場合は、前記第2契約条件で規定された報酬率に基づいて前記アフィリエイタに対する報酬額を決定する報酬決定手段と、前記決済システムとの連携処理により前記店舗に対する売上代金の振込処理、及び前記報酬決定手段により決定された報酬額の前記アフィリエイタに対する支払処理を自動的に行う決済連携処理手段と、を有することによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、
前記アフィリエイト契約処理部は、当該アフィリエイタの販売告知能力の評価基準を示す評価基準リストを前記販売実績データに基づいて自動生成する評価基準生成手段と、前記特別契約の対象となるアフィリエイタの評価情報として前記評価基準リストを前記店舗の端末に対して前記ネットワークを介して提示する評価情報提示手段とを有すること、
前記アフィリエイト契約処理部は、前記契約データベース及び前記販売実績データベースを参照して前記アフィリエイタが前記契約販売額を達成しているか否かを判定し、達成していると判定した場合に前記アフィリエイタの契約実績評価を示す評価値を加算する評価値更新手段を有し、前記評価基準生成手段は、前記評価値を含む評価要素に基づいて前記評価基準リストを自動生成すること、
前記アフィリエイト契約処理部は、前記販売実績データに基づいて、前記アフィリエイタの現在までの累計販売実績を示す第1実績値と直近の所定期間内の販売実績を示す第2実績値とを求めると共に、前記第1実績値及び前記第2実績値を商品カテゴリで分析して得たカテゴリ別の販売実績を示す第3実績値を求める販売実績演算手段を有し、前記評価基準生成手段は、前記第1乃至第3の実績値を含む評価要素に基づいて前記評価基準リストを自動生成すること、
前記ASPサーバは、会員登録された親アフィリエイタとその親アフィリエイタの紹介によって会員登録された子アフィリエイタ(子会員)とを関連付けて記憶するアフィリエイタ・データベースを有し、前記評価基準生成手段は、前記アフィリエイタ・データベースを参照して、前記親アフィリエイタの紹介によって会員登録された前記子アフィリエイタの数を2ティア獲得数として求めると共に、前記2ティア獲得数を含む評価要素に基づいて前記評価基準リストを自動生成すること、
前記評価情報提示手段は、前記アフィリエイタの端末から前記特別契約の契約条件を含む申請情報を受付けた際、又は前記店舗の端末からの前記申請情報の閲覧要求を受けた際に、前記販売実績データベースを参照して前記アフィリエイタが既に実績のあるアフィリエイタか否かを判定し、実績のあるアフィリエイタと判定した場合には、前記申請情報に前記評価基準リストを組込んだ評価情報付き申請情報を前記店舗の端末に対して前記ネットワークを介して提示すること、
前記アフィリエイト契約処理部は、前記販売実績データに基づいて各アフィリエイタの販売ランキングを自動生成すると共に、前記販売ランキングの画面データを前記店舗の端末に対して前記ネットワークを介して提示する販売ランキング提示手段を有すること、
前記アフィリエイト契約処理部は、前記特別契約を店舗側からアフィリエイタへアプローチするための手段として、前記店舗の端末に画面表示された前記販売ランキングの中から選択されたアフィリエイタの端末に対して、前記ネットワークを介して店舗情報と販売対象の商品に対する販売希望額及び提示報酬率とを含む契約打診用リストを提示する契約打診処理手段を有すること、
前記第1契約条件で示される報酬率は、前記アフィリエイタが申告する希望報酬率であって、且つ、前記契約販売額と前記希望報酬率との設定が複数段階に分けて設定可能であること、
前記商品の販売代理店としての契約に応じて販売代理会員としての登録を受付ける手段と、前記商品の購入ページのURL情報に基づいて、前記販売代理会員が自身のウェブサイトにおいて直接、商品を販売したと判定したか否かを判定し、直接販売したと判定した場合は、前記販売代理店用として設定された報酬率に基づいて前記販売代理会員に対する報酬額を決定する手段と、を更に備えること、
によってそれぞれ一層効果的に達成される。
本発明によれば、店舗とアフィリエイタとが販売告知能力別の特別契約を交渉する場としてのウェブサイトを提供すると共に、特別契約での契約販売額の達成状況に応じて報酬額を決定するようにしているので、販売告知能力別のアフィリエイト契約を実現することができ、且つアフィリエイト販売の活性化を図ることが可能となる。また、特別契約を店舗側からアフィリエイタへアプローチするための手段を備えることで、店舗側から優秀なアフィリエイタを探して、良い条件を提示して販売に協力して貰うようにアプローチすることが容易に行えるようになる。また、販売代理店としての販売代理会員に対する報酬額を決定する手段を備え、その販売代理会員が直接、商品を販売した場合は、特定の報酬を支払う形態とすることで、販売代理店報酬とアフィリエイト報酬の2つを重複して獲得することが可能となり、それに伴ってアフィリエイト販売の活性化を一層図ることが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るアフィリエイトシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。なお、本発明で言う「アフィリエイトシステム」とは、狭義の意味では、ASP(Affiliate Service Provider)のシステムのことを言うが、広義の意味では、図1に示される全体のコンピュータネットワークシステムのことを言う。以下、システムの中核となるASPのコンピュータシステムを「アフィリエイト販売システム」(又は「ASP」)と呼び、全体のシステムを「アフィリエイトシステム」と呼んで説明する。
本発明に係るアフィリエイトシステムは、販売対象の商品(デジタルコンテンツや物品)を電子ショッピングモール等のネットワーク上の仮想店舗に出品するEC(Electronic Commerce)サイト装置(ECサイトのコンピュータ、以下「販売サイト」と呼ぶ)10と、アフィリエイタが上記商品を紹介告知するための商品紹介手段としてのアフィリエイトサイト装置20(ブログ、メールマガジン、ホームページ等を提供するアフィリエイタのサイトに設置されるコンピュータ)と、アフィリエイトサービスを提供するアフィリエイト販売システム30と、各カード会社のコンピュータや銀行側のコンピュータとの間で決済処理を行う決済システム40とを備えており、これらは、インターネット等のネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。
販売対象の商品を購入するユーザ1の通信端末は、Webブラウザを実装した情報処理端末であり、クッキー機能を有する通信端末(以下「パソコン」とする)1aの他に、クッキー機能を持たない携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)等の通信端末1b(以下「携帯端末」とする)など、インターネット接続機能を有する任意の情報処理装置を利用することができる。
また、図1中の通信端末2a(紹介者端末)と通信端末3a(店舗端末)は、アフィリエイタ2と店舗3(販売対象の商品を発行する個人,企業等)とが、後述する特別契約の交渉に用いる通信端末であり、インターネット接続機能を有する任意の情報処理装置を利用することができる。
なお、販売サイト10の仮想店舗に出品される商品(コンテンツ)は、ネットワークを利用して販売される商品全般のことを言い、デジタル化された情報で構成されるデジタルコンテンツ(電子書籍、音楽データ、映像データ、メールマガジン等)の他に実際の物品(デジタルコンテンツを記憶した記憶媒体、印刷物、飲食物、鉱物など)を含んでおり、販売形態としては、ダウンロード販売、有料メールマガジン、物品販売に大別される。上記デジタルコンテンツは、例えば電子書籍の場合は、小説、ビジネス書、教科書、漫画本、写真集、趣味・実用書など、書籍をデジタルデータにし、ユーザが所有する購入者端末3で読める形にしたものであり、デジタル化されたテキスト情報、音声情報、画像情報、又は映像情報のいずれか1つ以上の組み合わせで構成される電子書籍である。
アフィリエイト販売システム30は、ASPが運営管理する情報処理システムであり、報酬料金の課金処理,決済システムとの連携による決済処理など、アフィリエイトサービスに係る情報処理全般を行う中核のコンピュータシステムである。アフィリエイト販売システム30は、Webサーバ、データベースサーバ、メールサーバ、及び運営管理用サーバなど、アフィリエイト・プログラムを実現するための複数のコンピュータと、データベース39とを備えている。
主要なデータベース39としては、販売サイト(店舗サイト)10に出品される商品の情報(デジタルコンテンツのデータ,解説文,商品画像など、アフィリエイタの商品紹介ページに貼付される誘導リンクで誘導される販売サイトのWebページ)を、商品ID及び当該商品のカテゴリを示すカテゴリID等で対応付けて格納する商品データベースと、アフィリエイタ2の情報(名前,住所,電子メールアドレス,報酬の振込先口座、広告主から商品紹介の承認を受けた商品カテゴリのID等)をアフィリエイトID(アフィリエイタを特定する識別子)等で対応付けて格納するアフィリエイタ・データベースと、店舗(販売者)の情報(販売サイトのURL,商品の売上代金の振込先口座等)を店舗IDに対応付けて格納する店舗データベースと、決済会社の情報(決済システムとのAPIプロトコル等)を決済会社ID等で対応付けて格納する決済会社データベースと、ユーザ1の名前、住所、電子メールアドレス、商品購入代金のオンライン決済のための認証情報,カード情報等のユーザ情報をユーザID等で対応付けて格納する購入者データベースと、を備えている。なお、アフィリエイタ・データベースには、会員登録された親アフィリエイタとその親アフィリエイタの紹介によって会員登録された子アフィリエイタ(子会員)とが関連付けられて、アフィリエイタの情報が格納されており、アフィリエイタ・データベースと販売実績データベースを参照することで、子アフィリエイタの数や、2ティア報酬による報酬率を算出できるようにしている。
アフィリエイト販売システム30は、更に、アフィリエイト契約に関するデータベース39として、店舗とアフィリエイタとの間の交渉で締結された契約(後述の特別契約の契約条件を含む契約情報)を当該商品(商品ID等)と関連付けて保管するための契約データベースと、アフィリエイタの販売実績データを後述の特別契約に関連付けて記録するための販売実績データベースと、を備えている。
また、アフィリエイト販売システム30は、アフィリエイト・プログラムを実施するための主要な情報処理手段として、本発明に係る販売告知能力別アフィリエイト契約の処理を実行する能力別アフィリエイト契約処理部32と、アフィリエイト販売処理に必要なデータ(特に、どの商品または販売者の何を誰が紹介したかを特定するためのデータ)の継承/復元に係る処理の実行制御を行うデータ継承制御手段(データ継承制御部36)と、決済システム40との連携処理によりEC店舗に対する売上代金の振込処理、及びアフィリエイタに対する報酬の支払処理を自動的に行う決済連携処理手段(決済連携処理部37と、電子マネーを発行する電子マネー処理システム50との連携処理により、アフィリエイタに対する報酬をその報酬が発生時点又は所定期間が経過した時点で電子マネーに自動交換する報酬交換処理部(報酬交換処理手段)38などを備えている。
本実施の形態では、アフィリエイタの商品紹介ページに貼付される販売サイトへの誘導リンクは、アフィリエイト販売システム30内のWebサーバ(ASPサーバ)をアクセス先ホストとし且つ、アフィリエイタが紹介した商品又はその商品の販売者を特定する第1識別データとアフィリエイタを特定する第2識別データとを含むURLリンクで構成されている。アフィリエイタ2のブログ等(アフィリエイトサイト装置20)に掲載される商品紹介ページ21aには、複数の商品や異なる販売サイトの商品の掲載も可能であり、誘導リンク(URLリンク)は個々の商品に対応して設定されており、例えば個々の商品のタイトル情報に埋め込まれて商品紹介ページ21aに貼付されている。
そして、データ継承制御部36は、ユーザ1の通信端末(購入者端末)の画面上に表示されたアフィリエイタの商品紹介ページに貼付されている誘導リンクが選択操作されてアクセスを受付けた際に、その通信端末が携帯端末1bか否かを判定する判定手段と、携帯端末1bと判定した場合、誘導リンクに含まれる第1識別データを基に当該商品の販売サイトのURLを特定すると共に、そのURLに対応する当該販売サイトのWebページをデータベース39から読み込み、当該商品の販売サイトに誘導する処理を実行せずに、携帯端末1bからのアクセス先URLを誘導リンクのままとして(HTTP要求に対する応答のロケーションヘッダに設定するURLを誘導リンクとして)当該販売サイトのWebページを携帯端末1bに送信して画面上に表示させる処理を実行する誘導制御手段とを備えている。
更に、データ継承制御部36は、携帯端末1b側においてWebページのURLがURL記憶部(お気に入り等のURLリスト)に保存された後、そのURL記憶部に記憶されたURLが選択操作されて再度アクセスを受付けた際に、クッキーを用いることなく、URL内の第1識別データ及び第2識別データからアフィリエイト販売処理に必要なデータを復元して当該データを継承する処理を実行するデータ復元手段を備えている。
次に、本発明に係る能力別アフィリエイト契約処理部32の構成について説明する。
図2は、本発明に係る能力別アフィリエイト契約処理部32の構成の一例と、その能力別アフィリエイト契約に関連する情報処理手段の一例を示す機能ブロック図である。ASP30内の能力別アフィリエイト契約処理部32は、商品を出品する店舗とアフィリエイタとが、アフィリエイト報酬に係る販売告知能力別のアフィリエイト契約(以下「特別契約」と呼ぶ)を交渉する場としてのウェブサイトを提供すると共に、所定の契約条件の下に、アフィリエイタの販売告知能力に応じた特別契約の処理を実行する情報処理部である。
上記所定の契約条件とは、本実施の形態においては、アフィリエイタが申告した当該商品の販売予測額を契約販売額としてその契約販売額を所定期間内(例えば1箇月以内)に達成した場合の報酬率(売上に対する報酬の割合)を定めた第1契約条件と、未達成の場合の報酬率を定めた第2契約条件と、を含む契約条件(以下「特別契約条件」と呼ぶ)のことを言う。
上記契約販売額(販売予測額)と上記第1契約条件で示される報酬率(アフィリエイタが申告する希望報酬率)の設定は、複数段階に分けて設定可能となっている。
具体例は後述するが、本実施の形態では、ASP30内のサーバ(以下「ASPサーバ」と呼ぶ)において蓄積、記録した各アフィリエイタの実績データ(及び後述する評価値)を基に、ASPサーバが当該アフィリエイタの活動状況を分析処理して、当該アフィリエイタの販売告知能力を評価するための評価情報を自動生成し、その評価情報を基に特別契約を行い得るようにしている。なお、評価情報に基づく特別契約の成否は、店舗とアフィリエイタとの間の交渉(ASPサーバが提供する交渉用ウェブサイトを介した交渉)により決定される形態を例として説明するが、ASPサーバが自動的に決定する形態としても良い。
先ず、特別契約(販売告知能力別アフィリエイト契約)に関連する手段について説明する。図2において、ASP30(ASPサーバ)は、能力別アフィリエイト契約処理部32と、契約情報保管手段33と、販売実績記録手段34と、報酬決定手段35と、を備えている。契約情報保管手段33は、アフィリエイト契約処理部32を介して締結された特別契約条件を含む契約情報を当該商品と関連付けて契約データベースに保管する情報処理手段であり、販売実績記録手段34は、アフィリエイタの販売実績データを上記特別契約に関連付けて販売実績データベースに記録する情報処理手段である。
そして、報酬決定手段35は、アフィリエイタへ支払う報酬を決定する手段であり、本実施の形態においては、アフィリエイタへの報酬支払処理を実行する際に、データベース39(契約データベース及び販売実績データベース)を参照して、アフィリエイタが、前述の契約販売額(アフィリエイタが申告した当該商品の販売予測額)を達成しているか否かを判定し、達成していると判定した場合は、第1契約条件で規定された報酬率に基づいてアフィリエイタに対する報酬額を決定する一方、達成していないと判定した場合は、第2契約条件で規定された報酬率に基づいてアフィリエイタに対する報酬額を決定する機能を有している。
前述の決済連携処理部37(図1を参照)では、決済システム40から商品代金の決済完了通知を受信した際に、上記報酬決定手段35を呼び出してアフィリエイタに対する報酬額を決定し、その報酬額(アフィリエイト報酬)を含む報酬情報をアフィリエイト連携処理部42に返信すると共に、決済システム40側の決済処理部43により、当該商品の売上金額からアフィリエイト報酬と決済手数料とを差し引いた残額を、店舗(販売者)の口座に振込む処理を実行させる機能を備えている。
次に、本発明に係る能力別アフィリエイト契約処理部32内の各手段32a〜32fについて説明する。
図2において、評価基準生成手段32aは、当該アフィリエイタの販売告知能力の評価基準を示す評価基準リストを、販売実績データベースに記録されている販売実績データに基づいて自動生成する。
評価情報提示手段32bは、特別契約の対象となるアフィリエイタの評価情報として上記評価基準生成手段32aが生成した評価基準リストを、店舗の端末に対してネットワークを介して提示する。その評価基準リストは、本実施の形態では、例えば、店舗の管理者等が、ASP30が提供する店舗の管理画面にログインした際に、画面上に表示されるようにしている。
評価値更新手段32cは、データベース39(契約データベース及び販売実績データベース)を参照して、アフィリエイタが契約販売額を達成しているか否かを判定し、達成していると判定した場合にアフィリエイタの契約実績評価を示す評価値を更新する(例えば、記憶部の評価カウンタを1加算する)。評価基準生成手段32aは、上記評価値を含む評価要素に基づいて評価基準リストを自動生成する機能を備えており、店舗がその評価基準リストを見て、上記評価値の値が大きいほど、店舗に貢献したアフィリエイタと評価できるようにしている。
販売実績演算手段32dは、販売実績データベースに記録されている販売実績データに基づいて、アフィリエイタの現在までの累計販売実績を示す第1実績値と直近の所定期間内の販売実績を示す第2実績値とを求めると共に、求めた第1実績値及び第2実績値を商品カテゴリで分析して得たカテゴリ別の販売実績を第3実績値として求める。評価基準生成手段32aは、それらの第1乃至第3の実績値を含む評価要素に基づいて評価基準リストを自動生成する機能を備えている。また、評価基準生成手段32aは、アフィリエイタ・データベースを参照して、親アフィリエイタの紹介によって会員登録された子アフィリエイタの数を2ティア獲得数として求めると共に、求めた2ティア獲得数を含む評価要素に基づいて評価基準リストを自動生成する機能を備えている。
また、前述の評価情報提示手段32bは、アフィリエイタの端末から特別契約の契約条件を含む申請情報を受付けた際、又は店舗の端末からの申請情報の閲覧要求を受けた際に、販売実績データベースを参照してアフィリエイタが既に実績のあるアフィリエイタか否かを判定し、実績のあるアフィリエイタと判定した場合には、上記申請情報に評価基準リストを組込んだ評価情報付き申請情報を店舗の端末に対してネットワークを介して提示する機能を備えている。
販売ランキング提示手段32eは、販売実績データベースに記録されている販売実績データに基づいて各アフィリエイタの販売ランキングを自動生成すると共に、販売ランキングの画面データを店舗の端末に対してネットワークを介して提示する。その販売ランキングの画面は、本実施の形態では、例えば、店舗の管理者等が、ASP30が提供する店舗の管理画面にログインした際に、画面上に表示されるようにしている。
契約打診処理手段32fは、前述の特別契約を店舗側からアフィリエイタへアプローチするための手段であり、店舗の端末に画面表示された販売ランキングの中から選択されたアフィリエイタの端末に対して、ネットワークを介して、店舗情報と販売対象の商品に対する販売希望額及び提示報酬率とを含む契約打診用リストを提示する機能を備えている。
なお、図2中の各手段の名称は、説明の便宜上で付与した名称であり、ソフトウェアの構成や処理の順序を限定するものではない。また、上述のアフィリエイトサービスに係る処理を自動的に遂行する手順をコンピュータ(CPU)に実行させるためのプログラム及び制御データ類は、外部記憶媒体に格納されていると共に、アフィリエイトシステム内の当該コンピュータの記憶手段に格納されている。
以上のようなシステム構成において、本発明に係る販売告知能力別アフィリエイト契約の処理について、具体例を示して説明する。
先ず、その説明に先だち、図1を参照して、本発明に係るアフィリエイト販売システム30の基本的な処理を説明する。なお、以下の1−6に示す情報処理を実行する手段として、アフィリエイト販売システム30のコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータによって読み取り可能な所定の情報記憶媒体に格納されている。
《アフィリエイト販売システム30における基本的な処理》
《1.販売者情報の登録処理》
先ず、販売者の情報の登録処理について説明する。
販売サイト10で商品を販売する販売者は、パソコン等の通信端末からアフィリエイト販売システム30内のWebサーバ(以下「ASPサーバ」と呼ぶ)にアクセスし、販売者の登録画面上に表示される案内に従って、販売者情報(販売者の名前、住所、電話番号、パスワード、銀行口座情報、販売者ID、販売サイトのURL、電子メールアドレス、クレジットカードの情報等)を入力し、ASPサーバに送信する。ASPサーバは、その店舗ID及び販売者ID等で検索可能に、データベース39(店舗DB)に登録し、販売者情報の登録処理を完了する。なお、アフィリエイト販売システム30内のASPサーバは、仮登録画面に従って販売者が入力したクレジットカードの情報に基づいて、初期登録料のクレジット決済処理を実行し、そのクレジット決済が正常に終了した場合に、販売者が審査基準を満たしていると判定し、販売者の正式登録処理を実行するようにしている。
《2.アフィリエイタ情報の登録処理》
次に、アフィリエイタ2の情報の登録処理について説明する。なお、アフィリエイタの審査処理や情報の登録処理に係る動作は、販売者情報の登録処理と同様であり、以下、簡略化して説明する。
アフィリエイタ2の通信端末の表示部に表示される情報登録画面には、アフィリエイタ情報(アフィリエイタ2の名前、住所、電話番号、秘密の鍵(パスワード)、銀行口座情報、アフィリエイトID等)が設けられており、ASPサーバは、そのアフィリエイタ情報を受信し、アフィリエイトID等で検索可能に、データベース39(アフィリエイタDB)に登録する。そのアフィリエイトIDは、販売における紹介IDとなる。
《3.商品情報の登録処理》
次に、店舗(販売者)が出品する商品の情報の登録処理について説明する。
販売者の通信端末の表示部に表示される商品情報登録画面には、商品名、提供価格、商品の解説文、販売サイト10における販売者ページのURL、商品の写真画像等の入力欄が設けられており、販売者は、販売を希望する商品の情報を画面上で入力する。アフィリエイト販売システム30内のASPサーバは、その商品情報(商品の解説文,商品の画像等からなるWebページのデータ)を受信し、商品IDを自動的に付与し(本例ではシステム固有の商品番号nnnを採番)、商品ID、及び販売者を識別するための販売者ID等で検索可能に、データベース39(商品DB)に登録する。その際、後述する購入リンクを当該商品情報に自動的に貼り付ける処理を実行し、その購入リンク付きの商品情報(販売者ページのWebデータ)をデータベース39(商品DB)に登録する。
ここで、店舗が出品する商品の種類について説明する。
店舗が販売サイト10において出品するコンテンツを大別すると、(1)ダウンロード販売等により販売されるデジタルコンテンツ(電子書籍や音楽データ、映像データ、コンピュータソフトウェアなどの静的な非プログラムのコンテンツ)と、(2)購読者に対して定期的に情報(有料の情報)を電子メールで届ける有料メールマガジンと、(3)オンライン販売(物販)の対象となる実際の物品(デジタルコンテンツを記憶した記憶媒体、印刷物、飲食物、鉱物など)とに大別される。
デジタルコンテンツは、例えば電子書籍の場合は、小説、ビジネス書、教科書、漫画本、写真集、趣味・実用書など、書籍をデジタルデータにし、ユーザが所有する購入者端末3で読める形にしたものであり、デジタル化されたテキスト情報、音声情報、画像情報、又は映像情報のいずれか1つ以上の組み合わせで構成される電子書籍である。
アフィリエイト販売システム30が管理する販売サイト10において電子書籍を販売する際には、パソコン1a側で読書専用のソフトウェアを用いなくても済むように、PDFファイルで提供するようにしている。また、アフィリエイト販売システム30は、電子書籍を購入したユーザが、その電子書籍を読むための読書装置として携帯端末1bを利用できるように、電子書籍の元ファイルから文書データを抽出して携帯電話機用の頁サイズで自動分割すると共に、携帯用書籍コンテンツ(携帯電話機向けのコンテンツ記述言語及び各キャリア対応のフォーマットに変換したコンテンツ)を生成する手段と、その書籍コンテンツを携帯電話機から閲覧可能にデータベース39に自動登録する手段とを備えている。
《4.URLリンク(アフィリエイトリンク)の生成処理》
次に、アフィエリエイタが紹介した商品を販売する販売サイトのWebページ(販売者ページ)へ誘導させるためのURLリンク(以下「誘導リンク」とも呼ぶ)の生成処理について説明する。なお、ここで言う、販売サイトのWebページとは、誘導リンクによって移動した販売サイトに存在するWebページ(ホームページ等)と、ASPサーバのデータベース39に存在するWebページ(本例では商品解説ページ)とがあり、アクセス元がパソコン1aの場合は前者、アクセス元が携帯端末1bの場合は後者となる。
先ず、前述のアフィリエイタ情報を登録したアフィリエイタ2は、自身のサイトで商品を紹介したい場合は、通信端末からアフィリエイト販売システム30にアクセスする。アフィリエイト販売システム30は、ログインID、パスワードのチェックによってアフィリエイタ2の認証を行った後、商品の一覧を示す商品リストの画面11を通信端末の表示部に表示する。アフィリエイタ2は、通信端末の表示部に表示された商品リスト11aの中から好みの商品を選び、アフィリエイト販売システム30側から送信されて通信端末の表示部に提示される誘導リンク(アフィリエイトリンク)を、図3に示すように、自分のブログ20aやメールマガジン20b、コミュニティ型のWebサイト(SNS)20cのWebページ等に貼り付けておき、その誘導リンクをユーザ端末の画面上で選択操作(ユーザによるクリック等による指示操作)してもらうことにより、当該商品の販売サイトへ購入者を誘導する。
なお、本実施の形態では、広告主がアフィリエイタ2に対して商品の紹介を許可する単位は、商品のカテゴリ単位としており、当該カテゴリに属する新規商品が販売サイトに掲載された場合は、アフィリエイト販売システムから新規商品のリストが電子メールで自動的に告知される。そのため、電子メールで告知された新規商品のリストから好みの商品を選び、誘導リンクを自分のブログやメールマガジン等に貼り付けることが可能である。
本実施の形態における誘導リンクは、データ継承制御部36の誘導リンク生成手段が当該アフィリエイタ用に生成して提供するURLリンクであり、次の例に示すように、アフィリエイトシステムの中核となるアフィリエイト販売システム30(システム内のサーバコンピュータ)のホスト名を「www.xyz.jp」とし、引数URLとして、(1)商品または販売者を特定する第1識別データ「1234」と、(2)当該商品の紹介者であるアフィリエイタ2を特定する第2識別データ「abc」(本例ではアフィリエイトID)と、を含むURL情報から構成される。
<誘導リンクの例>
(第1の誘導リンクの例)
http://www.xyz.jp/af.php?item=1234&af=abc
(第2の誘導リンクの例)
http://www.xyz.jp/1234/abc/
(第3の誘導リンクの例)
http://www.xyz.jp/abc/1234/
なお、上記誘導リンクの例において、販売者を特定するデータを第1識別データ「1234」とした場合は、例えば販売者を識別する販売者ID、販売サイトのURL、店舗IDなど、店舗DB内の当該販売者の販売者情報を検索できる情報であれば良く、販売者IDに限られるものではない。また、商品を特定するデータを第1識別データ「1234」とした場合も、商品IDに限られるものではなく、商品DB内の当該商品の商品情報を検索できる情報であれば良い。
また、誘導リンクの形式によっては、商品IDとアフィリエイトIDは、暗号化したり、セッションデータとして統合化したりして表現することもあるが、基本的には、上記第1から第3の例に示すように、誘導リンクは、データの順序や配置、表現の方法の違いはあっても、どの商品または販売者の何を、誰が紹介したという2つのデータを含む構成とすれば良い。
《5.販売者ページへの誘導処理》
次に、販売者ページへの誘導処理について説明する。
アフィリエイト販売の特徴は、一旦販売者ページへユーザを誘導することである。この誘導により、通常のショッピングサイトへ出品した場合の情報不足を補い、購買意欲を駆り立てる効果を狙うことができる。
そこで、アフィリエイト販売システム30は、アフィリエイタ2のブログやメールマガジンのWebページ(ユーザ1の端末の画面上)で、誘導リンク(若しくは誘導リンク付きの商品情報)がユーザ1によってクリックされると、商品の詳細を解説した販売者ページへ誘導する処理を実行する。
本発明に係るアフィリエイト販売システム30では、アクセス元が携帯端末1bで無い場合(クッキー機能を有する端末の場合)と携帯端末1bの場合とで、以下のように異なる処理を実行するようにしている。
(5−1.パソコンにおける販売者ページへの誘導処理)
アフィリエイト販売システム30は、アクセス元が携帯端末1bでない場合は、誘導リンク内の商品または販売者を特定する第1識別データ「1234」に対応する販売サイト10のURLをデータベース39(店舗DB)から取得、あるいは、上記第1識別データ「1234」に含まれる販売サイト10のURLを取得し、アクセス元が携帯端末1bでない場合は、誘導リンク内のアクセス先のアドレスを販売サイトのURLアドレスに変換し、そのURLで示される販売サイト10の販売者ページへジャンプ(移動)させる処理を実行するようにしている。
(5−2.携帯端末における販売者ページへの誘導処理)
一方、本発明に係るアフィリエイト販売システム30では、アクセス元が携帯端末1bの場合は、詳しくは後述するが、ユーザ1の端末の画面上で誘導リンクがクリックされると、上記アドレス変換の処理を実行せずに、販売サイト10のURLからコンテンツ(販売者ページ)を読み込み、そのコンテンツをアクセス元の携帯端末1bに送信し、携帯端末1bから見たアクセス先URLを上記誘導リンクのままとして、ブラウザを通じて携帯端末1bの画面上に表示させる処理を実行することにより、販売者ページへ誘導させる方式としている。なお、携帯端末1bに送信するコンテンツは、本実施の形態では、前述の「《3.商品情報の登録処理》」において販売者が登録した購入リンク付きの商品情報(販売者ページ)であり、実際の販売サイト10側で表示する購入リンク付きの販売者ページ(後述の《6.販売者ページに設定する購入リンク》を参照)と同等のWebデータである。
上記携帯端末1bの画面上に表示されるコンテンツのURLは、最初のURLリンクのままであり、そのURLをユーザ1が携帯端末1bのURLリストに入れる操作を行うと、アフィリエイト販売処理に必要なデータを含む誘導リンクが携帯端末1b側に保存されることになる。そして、URLリスト内のURLからアクセスすると、そのURL情報がアフィリエイト販売システム30に伝達される。その結果、クッキー機能を持たない携帯電話機等のユーザ端末環境下においても、アフィリエイト販売処理に必要なデータが復元/継承されることになり、報酬の支払い漏れなどの不都合が生じないアフィリエイト販売を成立することが可能となる。
《6.販売者ページに設定する購入リンク》
次に、販売者ページに設定する購入リンクについて説明する。
アフィリエイト販売システム30では、ユーザ1の端末の画面上でURLリンク(誘導リンク)がクリックされると、当該商品の詳細を解説した販売者ページ(図1中の商品画面11上の商品リスト11aが表示されるページ)へ誘導するようにしているが、販売者ページへ誘導した場合、実際にユーザに購入して貰わないと販売が成立しないので、予め販売者ページに購入リンクを設定しておく。
販売者ページに設定される購入リンクは、次の例に示すように、例えば、最初のアクセス先となるアフィリエイト販売システム30内のASPサーバのホスト名を「www.xyz.jp」とし、引数URLとして、購入が要求された商品またはその販売者を特定する第3識別データ「1234」を付加したURL情報から構成される。
<購入リンクの例>
(第1の購入リンクの例)
http://www.xyz.jp/a.php?item=1234
(第2の購入リンクの例)
http://www.xyz.jp/1234/
ここでは、紹介者であるアフィリエイトIDは記述されていない。その理由は、パソコン側のクッキーまたはセッション等(携帯端末の場合はセッション等)によりアフィリエイトIDを記憶して保持するようにしており、アフィリエイトIDは、ユーザには見えない所で復元されて機能しているからである。
上記のような購入リンクをユーザ1がクリックすると、アフィリエイト販売システム30に移動し、アフィリエイト販売システム30により課金ページ(購入ページ)31aの画面データがユーザ端末(パソコン1a若しくは携帯端末1b)に送信され、課金ページの画面(購入画面)31がユーザ端末の表示部に表示される。ユーザ1は、商品を購入する場合は、決済の形態(カード決済、銀行振込決済など)を選択し、決済の形態に応じた決済ページ41aの画面41上でユーザID,パスワード等を入力して購入ボタンをクリックし、希望した商品を購入する。その際、前述の購入者データベースにユーザ情報が登録されている場合はカード情報等の入力は不要であり、ユーザが選択した決済の形態に対応する口座情報に基づき、決済システム40を介して当該カード会社のコンピュータとの間で決済処理が実行される。
以上が、アフィリエイト販売システム30における基本的な処理である。
《販売告知能力別のアフィリエイト契約の処理方式》
次に、本発明に係る販売告知能力別アフィリエイト契約の処理について具体例を示して説明する。
上記仕組みの重要なポイントは、リアルな商環境で行われている販売・告知能力や実力のある販売代理店向けに、特別な報酬を設定すると言う仕組みを、アフィリエイトASPサービスのシステムに応用すると言う概念であり、その契約と交渉の過程は様々な手順が考えられる。以下、図2に示した各手段を用いて、アフィリエイタ側から店舗に対して申請する販売告知能力別アフィリエイト契約の処理方式と、それとは逆に店舗側からアフィリエイタに対してアプローチする販売告知能力別アフィリエイト契約の処理方式に分けて、順次説明する。
《1.アフィリエイタ側から申請するアフィリエイト契約の処理方式》
図4は、本発明に係る販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイト手法の一例を示す模式図であり、同図を参照して、アフィリエイタ側から申請するアフィリエイト契約の処理方式について説明する。なお、ASP30(ASPサーバ)におけるデータ処理については後述するものとし、ここでは、申請手順の流れについてその概要を説明する。
(1) 先ず、アフィリエイタ2は登録画面(ASP30が提供する画面)より、アフィリエイト登録を行う。アフィリエイト登録された会員情報D1はASP30に送信され、アフィリエイタ・データベースに保管される。
(2) アフィリエイト会員となったアフィリエイタ2は、アフィリエイト管理画面から、自分が販売告知を行いたい商品を選び、その商品の契約申請を行う。その際、アフィリエイタ2は、アフィリエイタ契約時の提示内容として、自分のプロフィールと販売予測・希望条件とを掲載した申請情報D2にて、店舗3毎に契約申請を行う。
申請情報D2に含まれるプロフィールの内容としては、例えば、氏名、住所、連絡先、メールアドレスの他に、活動のコンセプト、外部ブログのURLとPV(Page View)値、過去の2ティア獲得数、販売実績(累計、過去3ヶ月)などがあり、アフィリエイタ2は、例えば、ASP30が提供する申請情報入力画面上でプロフィールの情報を入力する。また、申請情報D2に含まれる販売予測・希望条件としては、契約販売額(例えば当該商品の販売予測額)と、希望報酬率(例えば販売された商品の売上額に対する報酬率(%))などがあり、その契約販売額と希望報酬率は、それぞれ複数段階(例えば五段階)の設定を可能としている。
上記申請情報D2を受けたASP30は、申請情報D2を店舗ID及びアフィリエイトIDに関連付けて契約データベース(若しくは店舗データベース)に格納する。その申請情報D2は、例えば、店舗3の管理画面にログインした際に画面上に表示される。なお、申請情報D2を受けたASP30は、販売実績データベースを参照してアフィリエイタが既に実績のあるアフィリエイタか否かを判定し、実績のあるアフィリエイタと判定した場合には、前述のように、実績データに基づいて自動生成した評価基準リストを組込んだ評価情報付き申請情報を店舗側に提示するようにしている。その評価基準リストは、特別契約に必要なアフィリエイタの評価基準を示したものである。
ここで、アフィリエイタの評価基準について説明する。
本発明に係るアフィリエイトシステムにおいては、アフィリエイト契約にて契約申請を受けた店舗が、アフィリエイタを正しく評価するために、アフィリエイタ評価基準として、以下のような評価要素(a〜d)毎の基準値を設けている。以下に示す評価基準は、人を介在しないで、ASPサーバが全て自動処理して決定する評価基準である。
<評価基準の例>
(a1)アフィリエイタの現在までの累計販売実績(取扱高)を示す第1実績値
(a2)直近の所定期間(例えば3ヶ月間)内の販売実績(取扱高)を示す第2実績値
(a3)商品カテゴリ別の販売実績(上記(a1),(a2)の実績)を示す第3実績値
(a4)契約実績評価
上記契約実績評価は、アフィリエイタが申告した契約販売額(例えば複数段階の契約販売額のうち、一番低い金額の契約販売額)を達成したか否かをシステムが自動的に評価するものであり、上記契約実績評価を示す評価値が、前述の評価値更新手段32cによって自動的に更新される。例えば、評価値は、アフィリエイタが契約販売額(本例では単位期間当たりの当該商品の販売予測額)を達成していれば、がプラス1され、契約販売額を達成しなければ、何も変化しない、と言うように、評価値更新手段32cでは、契約販売額の達成状況に応じて評価値を自動的に変化させるようにしている。
本実施の形態では、以上の評価基準を示す評価基準リストを、前述の評価基準生成手段32aによって自動生成し、評価情報提示手段32bによって店舗端末の画面上に表示させるようにしている。
(3) 上記のような評価基準リストを含む申請内容を店舗が確認し、申請情報や運用サイト、プロフィールの各種実績値を見て、提示された販売予測・希望条件から契約条件、契約の可否を回答する。
回答内容には、契約の可否、販売予測値を達成の場合の条件(第1契約条件)、未達成の場合の条件(第2契約条件)が含まれており、ASP30は、その回答情報D3をアフィリエイタ2の端末に提示する。なお、アフィリエイタが提示した販売予測の数値に達しない場合には、未達成な場合の契約条件にて報酬(例えば通常契約時の標準報酬率に応じて決定された報酬)が支払われる。
(4)契約可の場合、もしも条件が一致しなければ、アフィリエイタ2側から再度契約申請を行うことができる。その再交渉の受付処理、アフィリエイタの端末2aと店舗の端末3aとの間の再交渉データD4の授受もASP30を介して実行される。
なお、契約否の場合は、再度申請はできないが、契約可の場合は、ASP30に新しい条件提示の上、条件交渉再開の依頼をすることが可能である。但し、店舗3が拒否すれば交渉はその時点で終了する。
(5) 契約条件が一致したら、アフィリエイタ2は告知活動を始める。
以上の仕組みにより販売・告知能力や実力のあるアフィリエイタに対して、特別な報酬を設定することができるため、販売を活性化することが可能となる。なお、一般アフィリエイタは、従来のアフィリエイト申請で活動を行うこともできる。その場合、ASPサーバは、通常契約として申請の承認の可否を提示するようにしている。
次に、特別契約に係るASP30内のASPサーバの処理について、図5を参照して説明する。なお、既に説明した処理については説明を簡略化又は省略して説明する。また、図5において、ASPサーバの処理内容についてはステップ番号(S11〜S20)を付すのみとし、その処理内容については以下に記述する。
ASP30(ASPサーバ)は、アフィリエイタの端末2aからアフィリエイト登録を受付けると、アフィリエイト会員としての登録情報をアフィリエイタ・データベースに保管すると共に、登録完了メールをアフィリエイタの端末2aに送信し(ステップS11)、アフィリエイト登録の処理を完了する。
その後、会員登録されたアフィリエイタの端末2aから契約の申請情報を受信すると、ASP30は、その契約が特別契約か否かを判定し、通常契約の場合は、従来型のアフィリエイト契約の処理を実行し(ステップS12)、特別契約の場合は、販売実績データに基づいて当該アフィリエイタの販売告知能力の評価基準を示す評価基準リストを自動生成し、その評価基準リストを店舗の端末3aに対してネットワークを介して提示する(ステップS13)。
店舗3側では、ASP30からの評価基準リストを含む申請情報を基に、特別契約の申請内容を端末3aの画面上で確認し、申請を承認しない場合は、例えば画面上の非承認ボタンをクリックすることで非承認の回答をする。その非承認の回答を受けたASP30は、非承認の回答データを申請元のアフィリエイタの端末2aに送信し、契約不成立の旨をアフィリエイタに通知する(ステップS14)。
一方、店舗3側が申請を承認した場合は、店舗3では評価基準リスト等を参照して、申請された特別契約の条件を承認するか否かを判断し、特別契約条件(例えば販売予測額と希望報酬率)を承認するのであれば、画面上の承認ボタンをクリックすることで申請・承認共に承認の回答をする。その承認の回答を受けたASP30は、締結された特別契約の契約条件を含む契約情報を契約データベースに保管すると共に、承認の回答データを申請元のアフィリエイタの端末2aに送信し、契約成立の旨をアフィリエイタに通知し(ステップS16)、当該アフィリエイタとの特別契約時の処理を完了する。なお、このような特別契約に関する交渉処理は、ASP30が提供する電子掲示板等の電子的な会話手段を介して行うことで(ステップS15)、交渉時間を短縮することができる。
一方、店舗3側が特別契約条件を承認しなかった場合は、ASP30は、申請内容確認結果の回答データを申請元のアフィリエイタの端末2aに送信し、非承認の旨及び契約申請を再度行うか否かを示す情報をアフィリエイタに通知する(ステップS17)。
ASP30は、アフィリエイタから再契約のための新条件の提示がされた場合(新条件での再申請情報を受信した場合)、その再申請情報を店舗の端末3aに送信し、新条件が提示された旨を店舗3に通知する(ステップS18)。
店舗3では、再申請情報の内容を見て、交渉を再開するか否かを判断し、交渉を再開する場合は、例えば画面上の再交渉許可ボタンをクリックすることで、再申請の承認の回答をする。その回答を受けたASP30は、承認の回答データを再申請元のアフィリエイタの端末2aに送信し、契約申請の交渉再開の旨をアフィリエイタに通知する。そして、交渉再開によって、締結された特別契約の契約条件(新条件)を含む契約情報は、契約データベースに保管される(ステップS19)。
一方、再申請の非承認の回答を受けた場合は、ASP30は、例えば、その特別契約に関する当該アフィリエイタ2との契約不成立を示すをフラグをオンにして、当該アフィリエイタ2からの同一特別契約に関する申請を拒否するように設定すると共に、契約不成立の旨をアフィリエイタ2に通知し、当該特別契約の処理を完了する(ステップS20)。
《2.店舗側からアプローチするアフィリエイト契約の処理方式》
次に、店舗側からアフィリエイタに対してアプローチするアフィリエイト契約の処理方式について、図6を参照して説明する。なお、既に説明した処理については説明を簡略化又は省略して説明する。また、図6において、ASPサーバの処理内容についてはステップ番号(S31〜S33)を付すのみとし、その処理内容については以下に記述する。
店舗の端末3aから店舗用管理画面にログインすると、そのログインを認証したASP30(ASPサーバ)は、前述の販売ランキング提示手段32eによって、各アフィリエイタの販売ランキング(販売告知能力を示すランキングリスト)を自動生成すると共に、その販売ランキングの画面データを店舗の端末に対してネットワークを介して提示する(ステップS31)。
店舗用管理画面に表示される内容は、例えば、以下の内容である。
(b1)アフィリエイタの販売ランキング表示
(b2)累計販売実績(前述の第1実績値)
(b3)直近の所定期間内の販売実績(前述の第2実績値)
(b4)商品カテゴリ別の売上分析結果
(上記(b2),(b3)の実績を示す前述の第3実績値)
(b5)契約店舗評価
上記(b1)の販売ランキング表示は、例えば、(b2)から(b4)別、あるいは(b2)から(b5)別のランキング表示としても良く、(b2)から(b4)まで、あるいは(b2)から(b5)までの各要素を重み付けして得た実績値の総和から求めたランキング表示としても良い。販売ランキングの表示内容は、例えば、各アフィリエイタのランキングを上位から配列してn番目(例えば、設定値n=10)までの各アフィリエイタの情報(アフィリエイタ・データベースに登録されている名前等の情報:但し、銀行口座番号などの個人情報は除く情報)である。
上記(b5)の契約店舗評価は、本例では、契約店舗の管理者等が評価した評価値としているが、前述の評価値更新手段32cによって自動的に更新される「契約実績評価」を示す評価値としても良い。
店舗3は、画面上に表示されている上記(b1)の販売ランキングの中から、販売能力のあるアフィリエイタを選択し、例えば、そのアフィリエイタの欄をクリック操作することで、販売能力の概要情報((b2)から(b4)等の情報)と契約店舗の評価(b5)を見ることができる。
ピックアップしたアフィリエイタにアプローチしたいと思った店舗は、例えば、以下の(c1)から(c4)の情報を設定して、そのアフィリエイタへアフィリエイト契約希望の打診のアプローチを行うことができる。
(c1) 店舗情報
(c2) 商品内容
(c3) 販売希望額
(c4) 提示報酬%
本実施の形態では、ASP30内の前述の契約打診処理手段32fが、例えば店舗の管理者によって販売ランキングの中から選択されたアフィリエイタの端末2aに対して、ネットワークを介して店舗情報(c1)と販売対象の商品(c2)に対する販売希望額(c3)及び提示報酬率(c4)とを含む契約打診用リストを提示する形態としている。本例では、上記契約打診用リストは、アフィリエイタの管理画面に表示するようにしている(ステップS31)。
アフィリエイタ2は、気に入ったオファーに対して、例えば連絡掲示板にて意見交換などを含めた交渉を行うことができ、双方合意した場合は、ASP30を介してアフィリエイト契約が締結される。締結された特別契約の契約条件を含む契約情報は、アフィリエイタ2側から申請を受けた場合と同様に、契約データベースに保管される。
上記アフィリエイト契約が締結されるまでの間は、店舗3側にはアフィリエイタ2の個人情報は開示されないようにしている(但し、アフィリエイタ2が店舗3へ情報開示した場合は、その限りではない)。
《3.決済システムとの連携処理》
次に、アフィリエイト販売システム30と決済システム40との間の連携処理について説明する。なお、決済システムとの連携処理は、購入者側の端末環境に依存しない処理である。
本実施の形態においては、アフィリエイトシステムは、アフィリエイト販売システム30と決済システム40との間のアプリケーション層のインターフェースとして、アフィリエイトサービスの課金・決済に係るデータの送受の方式を規定したAPI(Application Program Interface)を設け、そのAPI(以下「課金API」と呼ぶ)を用いてアフィリエイト販売システム30と決済システム40とを連携させ、EC店舗に対する売上代金の振込処理、及びアフィリエイタに対する報酬の支払処理を自動的に行うようにしている。
ここで、決済システムとの連携処理に係る手段について説明する。
図1において、決済システム40は、アフィリエイト販売システム30との間の情報の授受方式を規定した課金APIのプロトコルに従って、商品代金(ユーザ1が購入した商品の代金)の決済情報をアフィリエイト販売システム30に送信する処理と、アフィリエイト販売システム30から報酬情報を受信する処理とを実行するアフィリエイト連携処理手段(アフィリエイト連携処理部42)と、アフィリエイト連携処理部42で受信した報酬情報に基づいて出品店舗(販売者)の口座に振込む商品代金を決定し、その商品代金を出品店舗(販売者)の口座に振込む処理を実行する決済処理手段(決済処理部43)と、を備えている。
一方、アフィリエイト販売システム30は、決済システム40との連携処理を実行する手段としては、上記課金APIのプロトコルに従って、決済システム40から決済情報を受信する処理と、受信した決済情報に含まれる当該商品の売上額と当該報酬率(特別契約での当該報酬率又は通常契約での報酬率)に基づいて前述の報酬決定手段35が決定した報酬額を「アフィリエイト報酬」として、そのアフィリエイト報酬を含む報酬情報を決済システム40に返信する処理とを実行する決済連携処理手段(決済連携処理部37)とを備えている。なお、アフィリエイト報酬は、指定された口座に振込む形態の他に、電子マネーに自動交換する形態がある。一般的なシステムでは、報酬の支払いは2ヶ月半程度かかっていたが、本発明に係るアフィリエイトシステムでは、その月の末、あるいは、購入時(報酬発生時)にリアルタイムに、電子マネー処理システム50を介して電子マネーに交換する機能を備えている。
次に、図7の課金決済方式の仕組みを示す模式図及び図8のフローチャートを参照して、アフィリエイタに対して報酬が支払われるまでの仕組みについて、より詳しく説明する
ユーザ1の端末から商品の注文を受付けた販売サイト10(アフィリエイト販売システム30内の仮想店舗を含む販売サイト)は、決済会社の決済システム40に対して商品の注文情報を送信し、商品代金の決済を要求する。決済要求を受付けた決済システム40は、注文情報に基づき、ユーザ1のカード番号に対応するカード会社5のコンピュータとの間でユーザの認証処理をした後、完了通知(注文受付完了通知)を販売サイト10へ送信する。決済システム40から完了通知を受信した販売サイト10は、完了画面をユーザ端末の表示部に表示して通知し、商品の注文受付が完了した旨をユーザ1に知らせる(図8のステップS51、S52)。
決済システム40は、販売サイト10へ上記完了通知を送信すると共に、課金APIを呼出し、商品代金の決済情報を含む決済完了通知をアフィリエイト販売システム30に送信する(図8のステップS53、図7中のC4)。
課金APIによる決済完了通知を受信したアフィリエイト販売システム30は、通常契約の場合は、決済完了通知に含まれる決済情報に基づき、当該商品の売上額に応じてアフィリエイト報酬を決定し、特別契約の場合は、決済完了通知に含まれる決済情報に基づき、当該アフィリエイタの販売予測額の達成状況(達成又は未達成)と当該商品の売上額に応じてアフィリエイト報酬を決定し、課金APIを用いてその報酬情報を決済システム40に返信する(図8のステップS41〜S43、図7中のC5)。
アフィリエイト販売システム30から報酬情報を受信した決済システム40は、受信した報酬情報と、商品代金の決済情報、及び決済手数料の設定情報とに基づいて、出品店舗に対しては、商品の売上金額からアフィリエイト報酬と決済手数料(売上のα%、例えばα=0.5)とを差し引いた残額を、店舗DBに登録されている当該店舗(販売者)の指定口座への振込等によって支払う処理を実行し(図8のステップS54、S55、図7中のC3)、アフィリエイト販売システム30に対しては、アフィリエイト販売システム30から受信した報酬情報に基づいて、アフィリエイト報酬分をASP業者の口座へ振込む処理を実行し(図8のステップS56、図7中のC6)、決済完了通知をアフィリエイト販売システム30に送信し(図8のステップS57)、当該商品の決済処理を終了する。
決済システム40から決済完了通知を受信したアフィリエイト販売システム30は、販売された商品がアフィリエイタ2の紹介したものであれば、アフィリエイト報酬額からシステム利用料を差し引いた報酬額を口座振込等によってアフィリエイタ2に対して支払う処理を実行する(図7中のC7)。また、その際、その商品情報をアフィリエイタ2の端末に送信して、紹介した商品が販売された旨(及び口座振込が完了した旨)を通知し、報酬の支払処理を終了する(図8のステップS44、S45)。
なお、ここで言う「アフィリエイト報酬」とは、出品店舗がASP30に対して支払うシステム利用料とアフィリエイタ2に対して支払う報酬額との合計金額である。本実施の形態では、ASP30のシステム利用料は、売上のβ%(例えばβ=4.5)とし、アフィリエイタ2に対する報酬額は、報酬決定手段35が当該アフィリエイタ2の契約販売額の達成状況等に応じて決定した特別契約(販売告知能力別アフィリエイト契約)での報酬額、又は標準の報酬率に応じて決定した通常契約での報酬額としている。また、出品店舗がASP業者に支払うシステム利用料は、初期登録料及び月額利用料を無料とし、上記のように売上に応じた利用料(売上のβ%)だけとすることによって、出品店舗の負担を限りなく軽減するようにしている。
なお、前述の課金APIの呼出し(ASPに対する決済完了通知の送信)は、完了通知(注文の受付完了通知)を販売サイト10へ送信する時点で発生させる第1の処理形態、即時決済又はクレジット決済に応じて商品代金をユーザの口座から引落とした時点で発生させる第2の処理形態、商品のクーリングオフ期間(キャンセル可能期間)が経過した時点で発生させる第3の処理形態、及び、商品のクーリングオフ期間が経過し且つ商品の返品有効期間が経過した時点で発生させる第4の処理形態がある。本実施の形態では第1の処理形態としているが、いずれの処理形態としても良く、また、決済システム40が複数の場合は、決済会社毎に処理形態を設定できるようにしても良い。
以上のように、従来のアフィリエイトシステムでは、お金の流れが購入・決済および売上振込の一連の流れとは無関係に、売上をカウントした結果に基づいて、ASPの会社から請求書が届き、店舗は振込にて支払うことで、アフィリエイタに、報酬が支払われる原資としているが、本システムにおいては、決済会社の決済システムの完了通知にアフィリエイト販売システム(ASP)のデータベースを連携させるようにしているので、決済会社からアフィリ報酬分を差し引いた残額を店舗に支払い、ASPにアフィリ報酬を支払うことでアフィリエイタに報酬が支払わる。その結果、従来は、店舗とASPは、わざわざ請求書を起こして、店舗はそれを確認して振込む作業が必要であったが、本システムにおいては、決済会社が売上から集計計算の上、アフィリ報酬分を差し引いて残額を店舗に振込むため、店舗もASPも無駄な作業を一切無くすことが可能となる。
また、従来のアフィリエイトシステムでは、決済が連動していないので、売上とアフィリの件数は一致しないケースが発生し、また、決済のキャンセルやチャージバックに対しては決済連動でないため、完全に対応できない宿命があったが、本システムにおいては、売上とアフィリエイト件数とを完全に一致させることが可能となる。
《4.販売代理店としての契約によるアフィリエイト販売の処理方式》
上述した実施の形態では、販売告知能力別のアフィリエイト契約を実現することができ、また、販売告知能力のあるアフィリエイタが活動したいと思う条件が設定できるようになるため、アフィリエイト販売の活性化を図ることが可能となる。
以下に、更なる活性化を目指したアフィリエイト販売の処理方式について説明する。
先ず、本実施形態に係る販売代理店とその代理店契約に伴う報酬について説明する。
アフィリエイト販売にて発生する報酬は、直接販売告知に携わったアフィリエイタが貰う「アフィリエイト報酬」と、そのアフィリエイタをASPに紹介して登録させた紹介者が貰う「2ティア報酬」の2種類が、標準的な報酬となる。
本実施の形態では、販売告知能力の高いユーザが会員として登録され、そのユーザが「販売代理店」として契約し、且つ、自身のSNSやブログなどにおいて直接自身で集客し販売した場合は、そのユーザ(以下、説明の便宜上「販売代理会員」と呼ぶ)に対して販売代理店としての報酬を支払う形態としている。
そして、その販売代理会員が、最大3種類の報酬(「アフィリエイト報酬」と「2ティア報酬」と「販売代理店報酬」)を得られるようにしている。
例えば、集客力があり、且つ購買に影響力を持つカリスマ・モデル、読者モデルやタレント、及びカリスマ・アフィリエイタが、販売代理会員として登録することで、ショッピングサイトやポータルサイトだけでなく、自身のSNSやブログなどに直接自身で集客し販売した場合は、「販売代理店報酬」と「アフィリエイト報酬」の2つを重複して獲得することができる。また、ファンクラブなどの会員(子会員)は、ファンクラブの会員登録時に自動的に2ティアの設定を行っておき、その子会員が販売した場合には、販売代理会員は、「販売代理店報酬」と「2ティア報酬」の2つを重複して獲得できることになる。
また、販売代理会員が、アフィリエイタと2ティアに全く関与しなくても、「販売代理店報酬」を得ることができるので、自身の知名度を最大限に活かして、色んな局面で収入を獲得できる仕組みとなる。
次に、販売代理店契約によるアフィリエイト販売の処理方式について説明する。
本実施の形態を実現するための主要な手段としては、アフィリエイト会員としての登録の他に、商品の販売代理店としての契約に応じて販売代理会員としての登録を受付ける手段と、その販売代理会員を識別するための販売代理店IDと関連付けてユーザの情報(アフィリエイト会員の場合はユーザの情報=アフィリエイタの情報)を記憶する手段と、例えば商品の購入ページのURL情報に基づいて、販売代理会員が自身のウェブサイト(SNSやブログなど)において直接、当該商品を販売したと判定したか否かを判定し、直接販売したと判定した場合は、販売代理店用として設定された報酬率に基づいて販売代理会員に対する報酬額を決定する手段と、を備えている。これらの手段は、例えば、該当の機能を前述のASP30(ASPサーバ)内の関連する手段に組み込む形態とすれば良く、新たなハードウェアや専用の情報処理手段を設けることなく実現できる。
上記のような実施形態とすることで、ショッピングサイトやポータルサイトで、アフィリエイト販売の機動力を活かし、且つ新人も含めて幅広い人達(モデル、読者モデルやタレントだけでなく、一般アフィリエイタを含む)が活躍できて販売が活性化でき、且つ販売代理店も関与できるアフィリエイト販売の仕組みを実現することができる。
このような販売代理店の仕組みを含んだアフィリエイト販売システムでは、ショッピングサイトやポータルサイト側は「カリスマ・モデル、読者モデルやタレント」を使って行っている売上実績ベースではなく固定費としての広告宣伝ではなく、実際の売上に対する報酬と言う仕組みにできるため、支払う報酬は売上比率で計算上割合が確定するため、常に採算性を維持できるなどの効果を奏する。
また、集客力があり、且つ購買に影響力を持つカリスマ・モデル、読者モデルやタレントおよびカリスマ・アフィリエイタが、販売代理店として登録することで、ショッピングサイトやポータルサイトだけでなく、自身のSNSやブログなどでビジネスとして販売告知に取り組むことが可能となり、販売告知能力や実力のある人が大きく収入を獲得することができるなどの効果を奏する。また、アフィリエイタと2ティアに全く関与しなくても、「販売代理店報酬」を得ることができるので、自身の知名度を最大限に活かして、色んな局面で収入を獲得することが可能となる。また、販売代理店の仕組みは、「カリスマ・モデル、読者モデルやタレント」を使う場合の所属プロダクションが、この権利を行使して所属タレントの売上に伴う「販売代理店報酬」を確保することもできる。
この様に、アフィリエイト販売システムに販売代理店の仕組みを組み込むことで、今まで存在しなかったほど、多岐に渡る販売展開が期待できることになる。
本発明に係るアフィリエイトシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る能力別アフィリエイト契約処理部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 商品の販売告知形態を示す模式図である。 本発明に係るアフィリエイト契約の処理方式を説明するための第1の図である。 本発明に係るアフィリエイト契約の処理方式を説明するための第2の図である。 本発明に係るアフィリエイト契約の処理方式を説明するための第2の図である。 本発明に係る課金決済方式の仕組みを示す模式図である。 本発明に係るアフィリエイト販売システムと決済システムとの連携処理を説明するためのフローチャートである。 従来のアフィリエイトシステムにおけるアフィリエイト申請の手順を説明するための図である。 従来のアフィリエイトシステムにおけるアフィリエイト報酬の設定画面の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 ユーザ(購入者)
1a パソコン(購入者端末)
1b 携帯端末(購入者端末)
2 アフィリエイタ(紹介者)
2a 通信端末
3 店舗
3a 通信端末
10 販売サイト
11 商品画面
11a 商品リスト
20 アフィリエイトサイト装置
20a ブログ
20b メールマガジン
20c SNS
21a 商品紹介ページ
30 アフィリエイト販売システム(ASP)
31 購入画面
31a 課金ページ
32 能力別アフィリエイト契約処理部
32a 評価基準生成手段
32b 評価情報提示手段
32c 評価値更新手段
32d 販売実績演算手段
32e 販売ランキング提示手段
32f 契約打診処理手段
33 契約情報保管手段
34 販売実績記録手段
35 報酬決定手段
36 データ継承制御部
37 決済連携処理部(決済連携処理手段)
38 報酬交換処理部(報酬交換処理手段)
39 データベース群
40 決済システム
41 決済画面
41a 決済ページ
42 アフィリエイト連携処理部
43 決済処理部
50 電子マネー処理システム

Claims (10)

  1. 販売対象の商品を仮想店舗に出品する店舗サイトと、前記商品を紹介するアフィリエイタのサイトと、アフィリエイトサービスを提供するASP(Affiliate Service Provider)サーバと、決済処理を実行する決済システムとがネットワークを介して接続されたアフィリエイトシステムであって、
    前記ASPサーバは、
    前記商品を出品する店舗と前記アフィリエイタとがアフィリエイト報酬に係る販売告知能力別の特別契約を交渉する場としてのウェブサイトを提供すると共に、前記特別契約の契約条件が、前記アフィリエイタが申告した当該商品の販売予測額を契約販売額としてその契約販売額を所定期間内に達成した場合の報酬率を定めた第1契約条件と未達成の場合の報酬率を定めた第2契約条件とを含み、該契約条件の下に前記特別契約の処理を実行するアフィリエイト契約処理部と、
    前記アフィリエイト契約処理部を介して締結された前記契約条件を含む契約情報を当該商品と関連付けて契約データベースに保管する契約情報保管手段と、
    前記アフィリエイタの販売実績データを前記特別契約に関連付けて販売実績データベースに記録する販売実績記録手段と、
    前記アフィリエイタへの報酬支払処理を実行する際に、前記契約データベース及び前記販売実績データベースを参照して前記アフィリエイタが前記契約販売額を達成しているか否かを判定し、達成していると判定した場合は、前記第1契約条件で規定された報酬率に基づいて前記アフィリエイタに対する報酬額を決定する一方、達成していないと判定した場合は、前記第2契約条件で規定された報酬率に基づいて前記アフィリエイタに対する報酬額を決定する報酬決定手段と、
    前記決済システムとの連携処理により前記店舗に対する売上代金の振込処理、及び前記報酬決定手段により決定された報酬額の前記アフィリエイタに対する支払処理を自動的に行う決済連携処理手段と、
    を有することを特徴とする販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  2. 前記アフィリエイト契約処理部は、当該アフィリエイタの販売告知能力の評価基準を示す評価基準リストを前記販売実績データに基づいて自動生成する評価基準生成手段と、前記特別契約の対象となるアフィリエイタの評価情報として前記評価基準リストを前記店舗の端末に対して前記ネットワークを介して提示する評価情報提示手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  3. 前記アフィリエイト契約処理部は、前記契約データベース及び前記販売実績データベースを参照して前記アフィリエイタが前記契約販売額を達成しているか否かを判定し、達成していると判定した場合に前記アフィリエイタの契約実績評価を示す評価値を加算する評価値更新手段を有し、前記評価基準生成手段は、前記評価値を含む評価要素に基づいて前記評価基準リストを自動生成することを特徴とする請求項2に記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  4. 前記アフィリエイト契約処理部は、前記販売実績データに基づいて、前記アフィリエイタの現在までの累計販売実績を示す第1実績値と直近の所定期間内の販売実績を示す第2の実績値とを求めると共に、前記第1実績値及び前記第2実績値を商品カテゴリで分析して得たカテゴリ別の販売実績を示す第3実績値を求める販売実績演算手段を有し、前記評価基準生成手段は、前記第1乃至第3の実績値を含む評価要素に基づいて前記評価基準リストを自動生成することを特徴とする請求項2又は3に記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  5. 前記ASPサーバは、会員登録された親アフィリエイタとその親アフィリエイタの紹介によって会員登録された子アフィリエイタとを関連付けて記憶するアフィリエイタ・データベースを有し、前記評価基準生成手段は、前記アフィリエイタ・データベースを参照して、前記親アフィリエイタの紹介によって会員登録された前記子アフィリエイタの数を2ティア獲得数として求めると共に、前記2ティア獲得数を含む評価要素に基づいて前記評価基準リストを自動生成することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  6. 前記評価情報提示手段は、前記アフィリエイタの端末から前記特別契約の契約条件を含む申請情報を受付けた際、又は前記店舗の端末からの前記申請情報の閲覧要求を受けた際に、前記販売実績データベースを参照して前記アフィリエイタが既に実績のあるアフィリエイタか否かを判定し、実績のあるアフィリエイタと判定した場合には、前記申請情報に前記評価基準リストを組込んだ評価情報付き申請情報を前記店舗の端末に対して前記ネットワークを介して提示することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  7. 前記アフィリエイト契約処理部は、前記販売実績データに基づいて各アフィリエイタの販売ランキングを自動生成すると共に、前記販売ランキングの画面データを前記店舗の端末に対して前記ネットワークを介して提示する販売ランキング提示手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  8. 前記アフィリエイト契約処理部は、前記特別契約を店舗側からアフィリエイタへアプローチするための手段として、前記店舗の端末に画面表示された前記販売ランキングの中から選択されたアフィリエイタの端末に対して、前記ネットワークを介して店舗情報と販売対象の商品に対する販売希望額及び提示報酬率とを含む契約打診用リストを提示する契約打診処理手段を有することを特徴とする請求項7に記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  9. 前記第1契約条件で示される報酬率は、前記アフィリエイタが申告する希望報酬率であって、且つ、前記契約販売額と前記希望報酬率との設定が複数段階に分けて設定可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
  10. 前記商品の販売代理店としての契約に応じて販売代理会員としての登録を受付ける手段と、前記商品の購入ページのURL情報に基づいて、前記販売代理会員が自身のウェブサイトにおいて直接、商品を販売したと判定したか否かを判定し、直接販売したと判定した場合は、前記販売代理店用として設定された報酬率に基づいて前記販売代理会員に対する報酬額を決定する手段と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の販売告知能力別アフィリエイト契約を実現するアフィリエイトシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010055412A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Yasunobu Shimooka リアルタイム・アフィリエイト報酬支払いシステム
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