JPWO2008123420A1 - 酸化インジウム系透明導電膜の製造方法 - Google Patents

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Abstract

アモルファス膜で弱酸エッチングにより容易にパターニングでき、さらに低抵抗で且つ透過率が高くまたさらに容易に結晶化できる酸化インジウム系透明導電膜の製造方法を提供する。酸化インジウムと添加元素とを含有するスパッタリングターゲットについて、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できることを確認する工程と、前記所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧とは異なり、前記所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧を求めて成膜酸素分圧とする工程と、この成膜酸素分圧でスパッタリングすることによりアモルファス膜を成膜する工程と、このアモルファス膜を前記所定のアニール温度でアニールすることにより結晶化させて酸化インジウム系透明導電膜とする工程とを具備する。

Description

本発明は、アモルファス膜で弱酸エッチングにより容易にパターニングでき、さらに低抵抗で且つ容易に結晶化できる酸化インジウム系透明導電膜の製造方法に関する。
酸化インジウム−酸化錫(In23−SnO2の複合酸化物、以下、「ITO」という)膜は、可視光透過性が高く、かつ導電性が高いので透明導電膜として液晶表示装置やガラスの結露防止用発熱膜、赤外線反射膜等に幅広く用いられているが、アモルファスな膜とするのが困難であるという問題がある。
ここで、ITO膜に関して、基板を0℃〜100℃に保って成膜することにより、X線回折的に非晶質または微結晶からなる非晶質に近いITO薄膜を成膜し、その後減圧下または非酸化性雰囲気下でアニールして結晶成長させるという提案がある(特許文献1、2等参照)が、仕事関数を大きくする目的のもので、特殊用途のものであり、アモルファス膜が弱酸エッチングにより容易にパターニングできるなどの記載はない。
また、アモルファスな膜となるものとして、酸化インジウム−酸化亜鉛(IZO))透明導電膜が知られているが、かかる膜はITO膜より透明性に劣り、黄色みがかるという問題がある。
そこで、本出願人は、透明導電膜としてITO膜に珪素を添加して所定の条件で成膜したアモルファスな透明導電膜を先に提案した(特許文献3参照)が、珪素を添加すると高抵抗化の傾向があるという問題があった。
一方、最適酸素分圧で成膜した酸化インジウム薄膜は、高温で加熱処理すると、キャリア密度が減少するとともに、移動度も減少してしまうため、加熱処理で、急激に抵抗が大きくなってしまうという問題を解決するために、酸素を含有しない雰囲気または低酸素雰囲気で成膜し、加熱処理することが提案されている(特許文献4、5等参照)。しかしながら、これらの文献には、アモルファス膜や膜の結晶化などの記載はない。
特許第3586906号(特許請求の範囲) 特許第3849698号(特許請求の範囲) 特開2005−135649号公報(特許請求の範囲) 特開2006−97041号公報(特許請求の範囲) 特開2006−99976号公報(特許請求の範囲)
本発明は、このような事情に鑑み、アモルファス膜で弱酸エッチングにより容易にパターニングでき、さらに低抵抗で且つ容易に結晶化できる酸化インジウム系透明導電膜の製造方法を提供することを課題とする。
本発明は上述した課題を解決するために種々検討を重ねた結果、種々の添加元素を添加した酸化インジウム系透明導電膜に関して、アモルファス膜を成膜して成膜後結晶化させる成膜方法を適用することができ、且つ所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、その後、アニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる場合があり、これを利用することにより、低抵抗で透明性に優れたアモルファスな膜で弱酸エッチングにより容易にパターニングでき、またさらに容易に結晶化できる成膜方法を実現できることを知見し、本発明を完成した。
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、酸化インジウムと添加元素とを含有するスパッタリングターゲットについて、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できることを確認する工程と、前記所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧とは異なり、前記所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧を求めて成膜酸素分圧とする工程と、この成膜酸素分圧でスパッタリングすることによりアモルファス膜を成膜する工程と、このアモルファス膜を前記所定のアニール温度でアニールすることにより結晶化させて酸化インジウム系透明導電膜とする工程とを具備することを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第1の態様によれば、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜し、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより結晶化できる組成の透明導電膜を成膜する際に、前記所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧とは異なる酸素分圧であって前記所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧を求めてこれを成膜酸素分圧とすることにより、低抵抗で透明性に優れたアモルファスな膜で弱酸エッチングにより容易にパターニングでき、またさらに容易に結晶化できる成膜方法を実現できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記アニール温度で成膜して抵抗率が最も低くなる最適酸素分圧を求めて、これを前記成膜酸素分圧とすることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第2の態様では、アニール温度で成膜した際の最適酸素分圧を求めてこれを成膜酸素分圧としてアモルファス膜を成膜することにより、アニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる透明導電膜が成膜できる。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記成膜酸素分圧が、成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧より低い酸素分圧であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第3の態様では、成膜酸素分圧が最適酸素分圧より低い酸素分圧である場合には、低酸素分圧で成膜できるという利点がある。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記成膜温度が100℃未満であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第4の態様では、100℃未満で成膜することによりアモルファス膜が得られ、その後アニールして結晶化することにより、低抵抗の透明導電膜とすることができる。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記添加元素が、Sn、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg及びYから選択される少なくとも1種であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第5の態様では、Sn、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg、Yなどの添加元素を添加した組成とすることにより、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できる組成であって、所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成の透明導電膜とすることができる。
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記添加元素が、Snと、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg及びYから選択される少なくとも1種とを含むことを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第6の態様では、添加元素として、Snと共に、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg及びYから選択される少なくとも1種を含有する組成とすることにより、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できる組成であって、所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成の透明導電膜とすることができる。
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記アモルファス膜を弱酸性のエッチャントでエッチングした後、アニールして結晶化させることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第7の態様では、アモルファスな膜として成膜した後、弱酸性のエッチャントでエッチングした後、アニールして結晶化させ、耐弱酸性を付与することができる。
本発明の第8の態様は、第1〜7の何れかの態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記アニール温度が100〜400℃の何れかの温度であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第8の態様では、アモルファスな膜は、100〜400℃の温度で容易に結晶化することができる。
本発明の第9の態様は、第1〜8の何れかの態様に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、抵抗率が1.0×10-4〜1.0×10-3Ω・cmの酸化インジウム系透明導電膜を形成することを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法にある。
かかる第9の態様では、抵抗率が1.0×10-4〜1.0×10-3Ω・cmの酸化インジウム系透明導電膜を形成することができる。
本発明によれば、酸化インジウムに添加元素を添加した膜とすることにより、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できる組成であって、所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成の透明導電膜とすることができ、アモルファス膜で弱酸エッチングにより容易にパターニングでき、さらに低抵抗で容易に結晶化できる透明導電膜とすることができるという効果を奏する。
本発明の実施例1の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例2の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例3の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例4の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例A1〜A3の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例A4〜A6の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例A7〜A8の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例A9〜A11の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例A12〜A14の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の実施例A15〜A16の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の比較例A1の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の比較例A2の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の比較例A3の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の比較例A4の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の比較例A5の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。 本発明の比較例A6の酸素分圧と抵抗率の関係を示す図である。
本発明の酸化インジウム系透明導電膜を形成するために用いる透明導電膜用スパッタリングターゲットは、酸化インジウムを主体とし、これに添加元素を含有させたものである。
添加元素としては、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できる組成であって、所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成の透明導電膜とすることができる元素を選択する。
具体例としては、Sn、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg、Yなどを挙げることができる。
また、酸化インジウム系透明導電膜においては、低抵抗とするためには錫を含有させるのが一般的であるが、添加元素として錫を必須とし、これに他の元素、例えば、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg、Yなどを添加することにより、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できる組成であって、所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成の透明導電膜とするようにしてもよい。
添加元素の含有量は、特に限定されず、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できる組成であって、所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成となるようにすればよい。
添加元素として錫のみを含有させる場合には、インジウム1モルに対して0.10モル以上0.5モル未満の範囲で、アモルファス膜が成膜でき、且つ所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成が得られる。
添加元素としてシリコンを含有させる場合には、シリコン単独の他、錫と共に添加した場合に、アモルファス膜が成膜でき、且つ所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成が得られる。
シリコンは、インジウム1モルに対して0.02〜0.06モルの範囲であり、錫は、インジウム1モルに対して0〜0.3モルの範囲である。
添加元素としてバリウムを含有させる場合には、バリウム単独の他、錫と共に添加した場合に、アモルファス膜が成膜でき、且つ所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧と、所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧とが異なる組成が得られる。
このような組成は、バリウムがインジウム1モルに対して0.00001モル以上0.10モル未満含有されている範囲にあり、錫は、インジウム1モルに対して0〜0.3モルの範囲である。
また、Sr、Li、La、Ca、Mg、Yなどの場合には、インジウム1モルに対して、0.0001モル以上0.10モル未満含有する範囲で、同様な効果がある。
さらに、このような添加元素は、Snと共存した組成において、最適酸素分圧が変化するという特性が顕著になる。よって、ZnをSnと共存させた組成においても、同様な効果があることが推測される。
このように所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できることを確認した後、前記所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧とは異なり、前記所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧を求めてこれを成膜酸素分圧とする。
このような成膜酸素分圧は、成膜温度で酸素分圧が異なる条件でそれぞれ膜を成膜し、その後、アニールした後の抵抗率が最も低い場合の酸素分圧を求めることにより決定する。
かかる成膜酸素分圧は、アニール温度で酸素分圧が異なる条件でそれぞれ成膜して抵抗率が最も低くなる最適酸素分圧を求めることによっても決定することができる。
このような成膜酸素分圧は、一般的に成膜に使用される最適酸素分圧とは異なり、一般的には低酸素分圧側となるが、組成によっては高酸素分圧となる場合もある。
本発明では、次に、このように決定した成膜酸素分圧でスパッタリングすることによりアモルファス膜を成膜する。
ここで、成膜は、膜組成によっても異なるが、成膜を室温以上で結晶化温度より低い温度条件、例えば、200℃より低い温度条件、好ましくは150℃より低い温度条件、さらに好ましくは100℃より低い温度条件で行ってアモルファス膜を成膜するのが好ましい。
かかるアモルファス膜は、弱酸性のエッチャントでのエッチングを行うことができるという利点がある。ここで、エッチングは、パターニング工程に含まれるもので、所定のパターンを得るためのものである。
そして、その後、成膜したアモルファス膜を予め設定しておいたアニール温度でアニールすることにより結晶化させて透明導電膜とすることにより、この組成において最も低抵抗の膜を得ることができる。
得られる透明導電膜の抵抗率は、例えば、1.0×10-4〜1.0×10-3Ω・cmとするのが好ましい。
また、結晶化された透明導電膜は、エッチング耐性が向上し、アモルファスな膜ではエッチングが可能な弱酸性のエッチャントではエッチングできなくなる。これによって後工程での耐腐食性や耐湿性、耐環境性が向上するという利点がある。
さらに、アニールによる結晶化された後の透明導電膜は、一般的には、アモルファス膜より透明性が向上する。ここで、例えば、400〜500nmの平均透過率が85%以上となるのが好ましい。
ここで、アニール温度は、100℃〜400℃の何れかの温度とするのが好ましい。このような温度領域は通常の半導体製造プロセスで使用されているので、このようなプロセスの中で結晶化させることもできる。なお、この温度範囲の中で、150℃〜300℃で結晶化するものが好ましく、200℃〜250℃で結晶化するものがさらに好ましい。
本発明方法を実施する場合、所望の組成のスパッタリングターゲットを用いて、所定の成膜温度で成膜する。なお、スパッタリングターゲットの組成と同一又は極めて近い組成の透明導電膜が成膜される。
スパッタリングターゲットを用いて成膜する場合、DCマグネトロンスパッタリングでスパッタリングしてもよいが、高周波マグネトロンスパッタリング装置を用いてもよい。
また、スパッタされた酸化インジウム系透明導電膜の組成分析は、単膜を全量溶解しICPで分析してもよい。また、膜自体が素子構成をなしている場合などは、必要に応じてFIB等により該当する部分の断面を切り出し、SEMやTEM等に付属している元素分析装置(EDSやWDS、オージェ分析など)を用いても特定することが可能である。
次に、本発明で用いるスパッタリングターゲットの製造方法について説明するが、これは単に例示したものであり、製造方法は特に限定されるものではない。
スパッタリングターゲットを製造する場合、組成に応じた原料粉を、所望の配合率で混合し、成形するが、成形方法は特に限定されず、従来から公知の各種湿式法又は乾式法を用いることができる。
乾式法としては、コールドプレス(Cold Press)法やホットプレス(Hot Press)法等を挙げることができる。コールドプレス法では、混合粉を成形型に充填して成形体を作製し、焼成させる。ホットプレス法では、混合粉を成形型内で焼成、焼結させる。
湿式法としては、例えば、濾過式成形法(特開平11−286002号公報参照)を用いるのが好ましい。この濾過式成形法は、 セラミックス原料スラリーから水分を減圧排水して成形体を得るための非水溶性材料からなる濾過式成形型であって、1個以上の水抜き孔を有する成形用下型と、この成形用下型の上に載置した通水性を有するフィルターと、このフィルターをシールするためのシール材を介して上面側から挟持する成形用型枠からなり、前記成形用下型、成形用型枠、シール材、およびフィルターが各々分解できるように組立てられており、該フィルター面側からのみスラリー中の水分を減圧排水する濾過式成形型を用い、混合粉、イオン交換水と有機添加剤からなるスラリーを調製し、このスラリーを濾過式成形型に注入し、該フィルター面側からのみスラリー中の水分を減圧排水して成形体を製作し、得られたセラミックス成形体を乾燥脱脂後、焼成する。
コールドプレス法や湿式法で成形したものの焼成温度は、1300〜1650℃が好ましく、さらに好ましくは、1500〜1650℃であり、その雰囲気は大気雰囲気、酸素雰囲気、非酸化性雰囲気、または真空雰囲気などである。一方、ホットプレス法の場合は、1200℃付近で焼結させることが好ましく、その雰囲気は、非酸化性雰囲気や真空雰囲気などである。なお、各方法において焼成した後には、所定寸法に成形・加工のための機械加工を施しターゲットとする。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、これに限定されるものではない。
(実施例1)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および純度>99.9%のSiO2粉を用意した。この粉末を、In1モルに対して、Siが約0.026モル、Snが0.1モルに相当する比率で全量で約2.5Kg用意し、濾過式成形法によって成形体を得た。その後、この成形体を酸素雰囲気下で1550℃にて8時間焼成・焼結させた。この焼結体を加工し、理論密度に対する相対密度100%(密度7.01g/cm3)のターゲットを得た。このターゲットのバルク抵抗率は2.4×10-4Ω・cmであった。
このターゲットを用いて、酸素分圧を0〜4.0sccmの間で変化させながら(0〜2.0×10-2Paに相当)、以下のような条件にてDCマグネトロンスパッタによって成膜し、厚さ1200Åの膜を得た。
ターゲット寸法 :φ=8in. t=6mm
スパッタ方式 :DCマグネトロンスパッタ
排気装置 :ロータリーポンプ+クライオポンプ
到達真空度 :2.2×10-4[Pa]
Ar圧力 :4.0×10-1[Pa]
酸素圧力 :0〜2.0×10-2[Pa]
基板温度 :100℃
各酸素分圧で成膜した膜の抵抗率と、各膜を250℃でアニールした後の抵抗率とを測定した。結果を図1に示す。
この結果、100℃成膜の最適酸素分圧は1.38×10-2Pa(抵抗率:4.79×10-4Ω・cm)であり、250℃アニール後に最も抵抗率が低い成膜時の酸素分圧は1.0×10-2Pa(抵抗率:2.60×10-4Ω・cm)であった。
これにより、100℃成膜では、酸素分圧1.0×10-2Paで成膜し、その後、250℃でアニールすることにより、最も低抵抗の膜が得られることがわかった。
(実施例2及び3)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および純度>99.9%のBaCO3粉を用意した。
まず、BET=27m2/gのIn23粉58.5wt%及び、BET=1.3m2/gのBaCO3粉41.4wt%の比率で、全量200g用意し、乾燥状態でボールミルで混合し、大気中1100℃で3時間仮焼し、BaIn24粉を得た。
次いで上記BaIn24粉、BET=5m2/gのIn23粉%およびBET=1.5m2/gのSnO2粉をIn1モルに対してBaが0.02モル、Snが0.1モルに相当する(実施例2)と、Baが0.005モル、Snが0.3モルに相当する(実施例3)ような比率で全量で約1.0kg用意し、これをボールミル混合した。その後バインダーとしてPVA水溶液を添加して混合、乾燥し、コールドプレスして成形体を得た。この成形体を、大気中600℃で10時間、60℃/hの昇温で脱脂し、次いで、酸素雰囲気下で1600℃で8時間焼成して焼結体を得た。焼成条件は具体的には、室温から800℃まで100℃/hで昇温し、800℃から1600℃まで400℃/hで昇温し、8時間保持した後、1600℃から室温まで100℃/hの条件で冷却という条件である。その後、この焼結体を加工しターゲットを得た。このときの密度とバルク抵抗率は、例えば実施例2の組成では、それぞれ6.96g/cm3、2.87×10-4Ω・cmであり、実施例3の組成では、6.61g/cm3、4.19×10-4Ω・cmであった。
4インチのDCマグネトロンスパッタ装置に実施例2、3のスパッタリングターゲットをそれぞれ装着し、基板温度を室温(約20℃)、酸素分圧を0〜3.0sccmの間で変化させながら(0〜1.1×10-2Paに相当)、実施例2、3の透明導電膜を得た。
スパッタの条件は、以下の通りとし、厚さ1200Åの膜を得た。
ターゲット寸法 :φ=4in. t=6mm
スパッタ方式 :DCマグネトロンスパッタ
排気装置 :ロータリーポンプ+クライオポンプ
到達真空度 :5.3×10-6[Pa]
Ar圧力 :4.0×10-1[Pa]
酸素圧力:0〜1.1×10-2[Pa]
基板温度:室温
スパッタ電力 :130W (電力密度1.6W/cm2
使用基板 :コーニング#1737(液晶ディスプレイ用ガラス) t=0.8mm
各酸素分圧で成膜した膜の抵抗率と、各膜を250℃でアニールした後の抵抗率とを測定した。結果を図2、3に示す。
この結果、実施例2の室温成膜の最適酸素分圧は4.6×10-3Pa(抵抗率:5.5×10-4Ω・cm)であり、250℃アニール後に最も抵抗率が低い成膜時の酸素分圧は2.1×10-3Pa(抵抗率:2.7×10-4Ω・cm)であった。
よって、実施例2の組成では、室温で最適酸素分圧よりは低酸素分圧の2.1×10-3Paで成膜してアモルファス膜を成膜し、その後、パターニングを含めたエッチングを実施した後、250℃でアニールして結晶化することにより、抵抗率が2.7×10-4Ω・cmの透明導電膜が得られる。
また、実施例3については、室温成膜の最適酸素分圧は8.7×10-3Pa(抵抗率:5.7×10-4Ω・cm)であり、250℃アニール後に最も抵抗率が低い成膜時の酸素分圧は10.4×10-3Pa(抵抗率:4.7×10-4Ω・cm)であった。
よって、実施例3の組成では、室温で最適酸素分圧よりは高酸素分圧の10.4×10-3Paで成膜してアモルファス膜を成膜し、その後、パターニングを含めたエッチングを実施した後、250℃でアニールして結晶化することにより、抵抗率が4.7×10-4Ω・cmの透明導電膜が得られる。
(実施例4)
BET=5m2/gのIn23粉およびSnO2粉を、In1モルに対して、Snが0.25モルに相当するような比率で全量で約1.0kg用意し、これをボールミル混合した。その後バインダーとしてPVA水溶液を添加して混合、乾燥し、コールドプレスして成形体を得た。この成形体を、大気中600℃で10時間、60℃/hの昇温で脱脂し、次いで、酸素雰囲気下で1600℃で8時間焼成して焼結体を得た。焼成条件は具体的には、室温から800℃まで100℃/hで昇温し、800℃から1600℃まで400℃/hで昇温し、8時間保持した後、1600℃から室温まで100℃/hの条件で冷却という条件である。その後、この焼結体を加工し、密度7.14g/cm3のターゲットを得た。このターゲットのバルク抵抗率は2.90×10-4Ω・cmであった。
実施例2,3と同様な条件で成膜し、各酸素分圧で成膜した膜の抵抗率と、各膜を250℃でアニールした後の抵抗率とを測定した。結果を図4に示す。
この結果、実施例4の室温成膜の最適酸素分圧6.8×10-3Pa(抵抗率:5.1×10-4Ω・cm)であり、250℃アニール後に最も抵抗率が低い成膜時の酸素分圧は5.2×10-3Pa(抵抗率:2.2×10-4Ω・cm)であった。
よって、実施例4の組成では、室温で最適酸素分圧よりは低酸素分圧の5.2×10-3Paで成膜してアモルファス膜を成膜し、その後、パターニングを含めたエッチングを実施した後、250℃でアニールして結晶化することにより、抵抗率が2.2×10-4Ω・cmの透明導電膜が得られる。
(スパッタリングターゲット製造例A1)(Sr−ITO)
(Sr添加ITO、Sr=0.02、Sn=0.1)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および純度>99.9%のSrCO3粉を用意した。まず、In23粉65.3wt%及び、SrCO3粉34.7wt%の比率で全量200g用意し、乾燥状態でボールミル混合し、大気中1200℃で3時間仮焼し、SrIn24粉を得た。
次いで上記、SrIn24粉2.2wt%、In23粉86.6wt%およびSnO2粉11.2wt%の比率で全量約1.0kg用意し(各金属原子の組成は、In=88.0at.%、Sn=10.0at.%、Sr=2.0at.%である)、これをボールミル混合した。その後バインダーとしてPVA水溶液を添加して混合、乾燥し、コールドプレスして成形体を得た。この成形体を、大気中600℃で10時間、60℃/hの昇温で脱脂し、次いで、酸素雰囲気下、1550℃で8時間焼成して焼結体を得た。焼成条件は具体的には、室温から800℃まで200℃/hで昇温し、800℃から1550℃まで400℃/hで昇温し、8時間保持した後、1550℃から室温まで100℃/hの条件で冷却という条件である。その後、この焼結体を加工しターゲットを得た。このときの密度は7.05g/cm3であった。
同様にして、Sr=0.00001、Sr=0.01,Sr=0.05のスパッタリングターゲットを製造した。
(スパッタリングターゲット製造例A2)(Li−ITO)
(Li添加ITO、Li=0.02、Sn=0.1)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および純度>99.9%のLi2CO3粉を用意した。
まず、In23粉79.0wt%及び、Li2CO3粉21.0wt%の比率で、全量200g用意し、乾燥状態でボールミル混合し、大気中1000℃で3時間仮焼し、LiInO2粉を得た。
次いで上記LiInO2粉2.2wt%、In23粉86.8wt%およびSnO2粉11.0wt%の比率で全量約1.0kg用意し(各金属原子の組成は、In=88.0at.%、Sn=10.0at.%、Li=2.0at.%である)、とした以外はSr−ITO(Sr=0.02)と同様にターゲットを作製した。ただし、焼成温度は1450℃である。また、このときの密度は6.85g/cm3であった。
同様にして、Li=0.00005、Li=0.01,Li=0.05のスパッタリングターゲットを製造した。
(スパッタリングターゲット製造例A3)(La−ITO)
(La添加ITO、La=0.02、Sn=0.1)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および純度>99.99%のLa2(CO33・8H2O粉を用意した。
まず、In23粉31.6wt%及び、La2(CO33・8H2O粉68.4wt%の比率で、全量200g用意し、乾燥状態でボールミル混合し、大気中1200℃で3時間仮焼し、LaInO3粉を得た。
次いで上記LaInO3粉4.3wt%、In23粉85.0wt%およびSnO2粉10.7wt%の比率で全量約1.0kg用意し(各金属原子の組成は、In=88.0at.%、Sn=10.0at.%、La=2.0at.%である)、とした以外はSr−ITO(Sr=0.02)と同様にターゲットを作製した。このときの密度は7.04g/cm3であった。
同様にして、La=0.00008、La=0.01のスパッタリングターゲットを製造した。
(スパッタリングターゲット製造例A4)(Ca−ITO)
(Ca添加ITO、Ca=0.02、Sn=0.1)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および純度>99.5%のCaCO3粉を用意した。
まず、In23粉73.5wt%及びCaCO3粉26.5wt%の比率で、全量200g用意し、乾燥状態でボールミル混合し、大気中1200℃で3時間仮焼し、CaIn24粉を得た。
次いで上記CaIn24粉4.8wt%、In23粉84.3wt%およびSnO2粉10.9wt%の比率で全量約1.0kg用意し(各金属原子の組成は、In=88.0at.%、Sn=10.0at.%、Ca=2.0at.%である)、とした以外はSr−ITO(Sr=0.02)と同様にターゲットを作製した。このときの密度は6.73g/cm3であった。
同様にして、Ca=0.0001、Ca=0.05、Ca=0.10のスパッタリングターゲットを製造した。
(スパッタリングターゲット製造例A5)(Mg−ITO)
(Mg添加ITO、Mg=0.02、Sn=0.1)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および炭酸水酸化マグネシウム粉(MgO含有量41.5wt%)を用意した。
まず、In23粉87.3wt%及び炭酸水酸化マグネシウム粉12.7wt%の比率で、全量200g用意し、乾燥状態でボールミル混合し、大気中1400℃で3時間仮焼し、MgIn24粉を得た。
次いで上記MgIn24粉4.6wt%、In23粉84.5wt%およびSnO2粉10.9wt%の比率で全量約1.0kg用意し(各金属原子の組成は、In=88.0at.%、Sn=10.0at.%、Mg=2.0at.%である)、とした以外はSr−ITO(Sr=0.02)と同様にターゲットを作製した。このときの密度は7.02g/cm3であった。
同様にして、Mg=0.001、Mg=0.05、Mg=0.12のスパッタリングターゲットを製造した。
(スパッタリングターゲット製造例A6)(Y−ITO)
(Y添加ITO、Y=0.02)
純度>99.99%のIn23粉、SnO2粉、および純度>99.99%のY2(CO33・3H2O粉を用意した。
まず、In23粉40.2wt%及びY2(CO33・3H2O粉59.8wt%の比率で、全量200g用意し、乾燥状態でボールミル混合し、大気中1200℃で3時間仮焼し、YInO3粉を得た。
次いで上記YInO3粉3.6wt%、In23粉85.6wt%およびSnO2粉10.8wt%の比率で全量約1.0kg用意し(各金属原子の組成は、In=88.0at.%、Sn=10.0at.%、Y=2.0at.%である)、とした以外はSr−ITO(Sr=0.02)と同様にターゲットを作製した。このときの密度は7.02g/cm3であった。
同様にして、Y=0.05、Y=0.15のスパッタリングターゲットを製造した。
(実施例A1〜A16比較例A1〜A6)
実施例A1〜A16、比較例A1〜A6を以下の通り実施した。
各製造例A1〜A6のターゲットを表1に示すとおり、実施例A1〜A16及び比較例A1〜A6のターゲットとし、これを4インチのDCマグネトロンスパッタ装置にそれぞれ装着し、基板温度を室温(約20℃)、酸素分圧を0〜3.0sccmの間で変化させながら(0〜1.1×10-2Paに相当)、各実施例、比較例の透明導電膜を得た。
Figure 2008123420
スパッタの条件は、以下の通りとし、厚さ1200Åの膜を得た。
ターゲット寸法 :φ=4in. t=6mm
スパッタ方式 :DCマグネトロンスパッタ
排気装置 :ロータリーポンプ+クライオポンプ
到達真空度 :5.3×10-6[Pa]
Ar圧力 :4.0×10-1[Pa]
酸素圧力:0〜1.1×10-2[Pa]
水圧力:5.0×10-6[Pa]
基板温度:室温
スパッタ電力 :130W (電力密度1.6W/cm2
使用基板 :コーニング#1737(液晶ディスプレイ用ガラス) t=0.8mm
各酸素分圧で成膜した膜の抵抗率と、各膜を250℃でアニールした後の抵抗率とを測定した。この結果を図5〜図16に示す。
この結果、この結果から何れの場合にも最適酸素分圧が存在することがわかった。
また、実施例A1〜A16においては、室温成膜の最適酸素分圧と、250℃アニール後に最も抵抗率が低い成膜時の酸素分圧とが異なることがわかった。表2は室温成膜の最適酸素分圧と250℃アニール後に最も抵抗率が低い成膜時の酸素分圧を示す。よって、実施例A1〜A16では、250℃アニール後に最も抵抗率が低い成膜時の酸素分圧で成膜し、その後、250℃でアニールした方が、最も低抵抗の膜が得られることがわかった。
一方、添加量が少なすぎる比較例A1〜A3、添加量が多すぎる比較例A4〜A6については、このような最適酸素分圧の変化がみられないことがわかった。
下記表2には、最適酸素分圧の変化があったものを○、最適酸素分圧の変化がなかったものを×として示した。
(試験例A1)
実施例A1〜A16において、室温成膜における最適酸素分圧にて製造した透明導電膜を、それぞれ13mm角の大きさに切り出し、これらのサンプルを大気中にて300℃で1時間アニールした。また、実施例A1〜A16、比較例A1〜A6に関し、室温成膜時と250℃アニール後の結晶状態について、アモルファスはa、結晶はcとし、これらを表2に示す。
この結果、室温成膜の実施例A1〜A16の場合、成膜時にはアモルファスな膜であるが、250℃1時間のアニールで結晶化することが確認された。一方、添加量が多い比較例A4〜A6では、成膜時にアモルファスでも250℃アニールでは結晶化せず、また、添加量が少ない比較例A1〜A3では、成膜時にも結晶化し、アモルファスな膜が成膜できないことが確認された。
(試験例A2)
成膜した各透明導電膜の、室温成膜における最適酸素分圧成膜時の抵抗率ρ(Ω・cm)を測定した。また、試験例A1のアニール後のサンプルについて測定した抵抗率も測定した。これらの結果を表2に示す。
この結果、実施例A1〜A16、比較例A1〜A3の場合には、抵抗率が10-4台Ω・cmであることがわかった。
しかしながら、比較例A4〜A6では、抵抗率が10-3台Ω・cm又は10-3台Ω・cmに近い高抵抗になることがわかった。
(試験例A3)
実施例A1〜A16において、室温成膜における最適酸素分圧にて製造した透明導電膜を、それぞれ13mm角の大きさに切り出し、透過スペクトルを測定した。また、試験例A1のアニール後の膜についても同様に透過スペクトルを測定した。また、各実施例A1〜A16、比較例A1〜A6のアニール後の平均透過率を表2に示す。
これらの結果より、成膜してアニール前における透過スペクトルは300℃で1時間のアニールにより、吸収端が低波長側にシフトして色味が改善することがわかった。
(試験例A4)
実施例A1〜A16において、室温成膜における最適酸素分圧にて製造した透明導電膜を、それぞれ10×50mmの大きさに切り出し、エッチング液としてITO−05N(シュウ酸系、関東化学(株)製)(シュウ酸濃度50g/L)を用い、温度30℃で、エッチングが可能か否かについて確認した。また、試験例A1のアニール後のサンプルについても同様に確認した。これらの結果を、エッチング可を「○」、エッチング不可を「×」として表2に示す。
この結果、アモルファスな膜は、弱酸性のエッチャントでエッチング可能であるが、結晶化した膜は、エッチングができないことがわかった。
Figure 2008123420
(実施例A17)
各製造例1と同様にして、Sr=0.0001のターゲットを作成し、これを実施例A17のターゲットとして、これを4インチのDCマグネトロンスパッタ装置にそれぞれ装着し、基板温度を室温(約20℃)、酸素分圧を0〜3.0sccmの間で変化させながら(0〜1.1×10-2Paに相当)、実施例17の透明導電膜を得た。
スパッタの条件は、以下の通りとし、厚さ1200Åの膜を得た。
ターゲット寸法 :φ=4in. t=6mm
スパッタ方式 :DCマグネトロンスパッタ
排気装置 :ロータリーポンプ+クライオポンプ
到達真空度 :5.3×10-6[Pa]
Ar圧力 :4.0×10-1[Pa]
酸素圧力:0〜1.1×10-2[Pa]
水圧力: 1.0×10-3[Pa]
基板温度:室温
スパッタ電力 :130W (電力密度1.6W/cm2
使用基板 :コーニング#1737(液晶ディスプレイ用ガラス) t=0.8mm
(比較例A7)
実施例A17と同様なターゲットを用い、実施例A1〜A16と同様な条件で、比較例A7の透明導電膜を得た。
(試験例A5)
実施例A1〜A16と同様に、実施例A17及び比較例A7について、最適酸素分圧の変化がアニール前後において存在するかを確認し、さらに、試験例A1〜A4と同様な試験を行った。この結果を表3に示す。
この結果、Sr=0.0001の組成では、水が実質的に存在しない条件で成膜するとアモルファスな膜は得られないが(比較例A7)、水の分圧を1.0×10-3[Pa]と高くすると、水が水素として膜内に取り込まれるため、アモルファスな膜が得られ、また、アニール前後において最適酸素分圧の変化があることが確認された。
これは水の影響により、アモルファス膜の結晶化温度が上昇することによるものであり、特に含有量が少ない領域において効果的である。すなわち、アモルファスな膜の結晶化温度が、例えば、100℃以下と低い領域において、結晶化温度を50〜100℃程度上昇させることができ、結果として、アモルファスな膜が成膜し易くなる。
この現象は、酸素結合エネルギーがSrの134kJ/molとほぼ同等の138kJ/mol であるBaの場合も生じるので、酸素結合エネルギーが所定の範囲にある他の元素であるLi、La、Ca、Mg、Yでも同様であると推測される。
Figure 2008123420

Claims (9)

  1. 酸化インジウムと添加元素とを含有するスパッタリングターゲットについて、所定の成膜温度でアモルファス膜を成膜でき、その後、所定のアニール温度でアニールすることにより前記アモルファス膜を結晶化できることを確認する工程と、
    前記所定の成膜温度で成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧とは異なり、前記所定のアニール温度でアニールして結晶化させた膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧を求めて成膜酸素分圧とする工程と、
    この成膜酸素分圧でスパッタリングすることによりアモルファス膜を成膜する工程と、
    このアモルファス膜を前記所定のアニール温度でアニールすることにより結晶化させて酸化インジウム系透明導電膜とする工程とを具備することを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  2. 請求項1に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記アニール温度で成膜して抵抗率が最も低くなる最適酸素分圧を求めて、これを前記成膜酸素分圧とすることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記成膜酸素分圧が、成膜したアモルファス膜の抵抗率が最も低くなる酸素分圧である最適酸素分圧より低い酸素分圧であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記成膜温度が100℃未満であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記添加元素が、Sn、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg及びYから選択される少なくとも1種であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記添加元素が、Snと、Ba、Si、Sr、Li、La、Ca、Mg及びYから選択される少なくとも1種とを含むことを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記アモルファス膜を弱酸性のエッチャントでエッチングした後、アニールして結晶化させることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、前記アニール温度が100〜400℃の何れかの温度であることを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の酸化インジウム系透明導電膜の製造方法において、抵抗率が1.0×10-4〜1.0×10-3Ω・cmの酸化インジウム系透明導電膜を形成することを特徴とする酸化インジウム系透明導電膜の製造方法。
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