JPWO2008072553A1 - デジタルagc装置 - Google Patents

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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

信号の平均振幅をほぼ一定に保つ。デジタルAGC装置として、同相信号とフィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第1の乗算器と、直交信号と前記フィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第2の乗算器と、前記第1及び第2の乗算器の出力が、閾値信号によって定められた条件を満たす場合に、イネーブル信号を有効にして出力する判定部と、前記イネーブル信号が有効な場合に、前記第1の乗算器の出力の自乗と、前記第2の乗算器の出力の自乗との和の時間的な平均を求め、出力する自乗和平均部と、基準信号と前記自乗和平均部の演算結果との間の差を求め、出力する減算器と、前記減算器の出力を平滑化し、前記フィルタ出力信号として出力するループフィルタ部とを有する。

Description

本発明は、デジタル変調された信号をデジタル復調する場合に用いられるデジタルAGC(Automatic Gain Control)装置に関する。
近年、映像のデジタル化が進み、衛星放送、CATV、地上波放送のそれぞれにおいて、各国でデジタル放送が開始されている。その伝送方式としては、各伝送路の特徴に適した方式が選択されている。例えば、米国の地上波デジタル放送ではVSB(vestigial-sideband)変調方式が用いられている。このような放送で用いられるデジタル変調信号の処理のために、AD変換後の信号をデジタル的に処理し、平均振幅を一定に保とうとするデジタルAGC回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−237207号公報(図3)
しかしながら、伝送路の状態によっては(例えば、反射波が存在する場合)、デジタルAGC装置から出力される信号の平均振幅が一定ではなくなるという問題があった。このため、デジタルAGC処理された信号を用いる復調回路の性能が低下するという問題があった。
本発明は、伝送路の特性に依存せず、信号の平均振幅をほぼ一定に保つことを目的とする。
本発明に係る第1のデジタルAGC装置は、同相信号とフィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第1の乗算器と、直交信号と前記フィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第2の乗算器と、前記第1及び第2の乗算器の出力が、閾値信号によって定められた条件を満たす場合に、イネーブル信号を有効にして出力する判定部と、前記イネーブル信号が有効な場合に、前記第1の乗算器の出力の自乗と、前記第2の乗算器の出力の自乗との和の時間的な平均を求め、出力する自乗和平均部と、基準信号と前記自乗和平均部の演算結果との間の差を求め、出力する減算器と、前記減算器の出力を平滑化し、前記フィルタ出力信号として出力するループフィルタ部とを有する。
これによると、第1及び第2の乗算器の出力が条件を満たさない場合には、これらの出力を自乗和平均に反映させないので、反射波等が存在する場合においても、このデジタルAGC装置の出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
また、本発明に係る第2のデジタルAGC装置は、同相信号とフィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第1の乗算器と、直交信号と前記フィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第2の乗算器と、前記第1及び第2の乗算器の出力の少なくとも一方に基づいて伝送路品質を求める伝送路品質推定部と、前記伝送路品質に基づいて基準信号を生成する基準信号生成部と、前記第1の乗算器の出力の自乗と、前記第2の乗算器の出力の自乗との和の時間的な平均を求め、出力する自乗和平均部と、前記基準信号と前記自乗和平均部の演算結果との間の差を求め、出力する減算器と、前記減算器の出力を平滑化し、前記フィルタ出力信号として出力するループフィルタ部とを有する。
これによると、伝送路品質に基づいて基準信号を生成するので、反射波等が存在する場合においても、このデジタルAGC装置の出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
本発明によれば、デジタルAGC装置の出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。出力信号の振幅が大きくなり過ぎないので、この出力信号を用いる復調回路の性能を落とさないようにすることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置を有する復調装置の構成を示すブロック図である。 図2は、反射波が存在する場合における受信信号の値を示す説明図である。 図3は、反射波が存在する場合において、アナログAGC部によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。 図4は、反射波が存在しない場合において、アナログAGC部によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。 図5は、反射波が存在する場合(図3の場合)の信号点の分布を示すグラフである。 図6は、反射波が存在しない場合(図4の場合)の信号点の分布を示すグラフである。 図7は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置の構成を示すブロック図である。 図8は、信号点及び図7の判定部の閾値の例を示すグラフである。 図9は、本発明の第2の実施形態に係るデジタルAGC装置の構成を示すブロック図である。 図10は、基準信号REFの生成について説明するためのグラフである。
符号の説明
26,226 デジタルAGC装置
31 第1の乗算器
32 第2の乗算器
34,234 自乗和平均部
35 減算器
36 ループフィルタ部
38 判定部
48 伝送路品質推定部
49 基準信号生成部
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置を有する復調装置の構成を示すブロック図である。図1の復調装置は、アンプ部12と、A/D変換器14と、IQ検波部22と、搬送波及びクロック再生部24と、デジタルAGC装置26と、アナログAGC部28とを有している。
アンプ部12は、アンプ制御信号AMCに従って、受信された信号を増幅し、A/D変換器14に出力する。A/D変換器14は、受け取った信号をデジタル信号に変換し、IQ検波部22及びアナログAGC部28に出力する。アナログAGC部28は、アンプ制御信号AMCを生成して出力する。アンプ部12、A/D変換器14及びアナログAGC部28は、負帰還ループを構成し、アンプ部12のゲイン調整を行っているので、A/D変換器14への入力信号の振幅の時間的な平均値(平均振幅)はほぼ一定に保たれる。
IQ検波部22は、A/D変換器14の出力に直交検波を行い、同相信号及び直交信号を出力する。搬送波及びクロック再生部24は、これらの同相信号及び直交信号にデジタル復調処理を行い、その結果を同相信号BI及び直交信号BQとしてデジタルAGC装置26に出力する。また、搬送波及びクロック再生部24は、シンボルイネーブル信号SYEを生成し、デジタルAGC装置26に出力する。デジタルAGC装置26は、同相信号BI及び直交信号BQの平均振幅をほぼ一定に保つようにする。この際、デジタルAGC装置26は、アナログAGC部28では追従できない振幅変動に対して追従する。
以下では例として、8値VSB変調信号が受信され、アンプ部12に入力されている場合について説明する。8値VSB変調信号のシンボル位置は、正規化すると次のいずれか、すなわち、
(I,Q)=(−1,Q1),(−3,Q2),(−5,Q3),(−7,Q4),(1,Q5),(3,Q6),(5,Q7),(7,Q8)
で表される。
大きさが主波と同じであり、主波に対する遅延が+T(Tはシンボル間隔)である反射波が存在するとする。受信される信号は8値VSB変調信号であるので、Q軸の情報は無視し、I軸の値を信号の値とみなすこととする。図1の復調装置には、主波に反射波が加算された信号を受信するので、主波の値に反射波の値が加算されていると考えられる。
図2は、反射波が存在する場合における受信信号の値を示す説明図である。図3は、反射波が存在する場合において、アナログAGC部28によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。図4は、反射波が存在しない場合において、アナログAGC部28によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。8値VSB変調信号で表される8値の発生確率は、いずれも同じであると仮定する。
図2〜図4では、主波の値と反射波の値との組み合わせに対する受信信号の値を示している。図1の復調装置に入力される信号の値は図2のようになり、アナログAGC部28の制御により信号の平均振幅が一定に保たれるので、制御後の信号の値は図3のようになる。
図3及び図4において、各値を自乗し、それらの総和(自乗和)を求める。図3及び図4の自乗和をそれぞれZ3,Z4とすると、
Z3=672
Z4=1344
となる。反射波が存在する場合の自乗和Z3は、反射波がない場合の自乗和Z4に比較して小さくなることが分かる。これは、反射波による影響を受けて、信号点がIQ複素平面上において中心に集中するためである。図5は、反射波が存在する場合(図3の場合)の信号点の分布を示すグラフである。図6は、反射波が存在しない場合(図4の場合)の信号点の分布を示すグラフである。
ここで仮に、全てのシンボルについての自乗和の時間的な平均値から基準信号を求め、デジタルAGC処理を行うとすると、反射波が存在する場合には、デジタルAGC処理を行う負帰還ループは信号を必要以上に大きくするように制御される。反射波がない場合に最適な基準信号を用いても、反射波が存在する場合には、図3を参照して説明したように自乗和が小さく見積もられるからである。
その結果、8値VSB変調信号が有効ビット幅で表される値より大きくなり、クリップされる。このため、非線形成分が生じ、デジタルAGC処理以降の復調処理性能が悪化する。そこで、デジタルAGC装置26を次のように構成する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置26の構成を示すブロック図である。図1のデジタルAGC装置26は、第1の乗算器31と、第2の乗算器32と、自乗和平均部34と、減算器35と、ループフィルタ部36と、判定部38とを有している。乗算器31,32には、ベースバンドの同相信号BI及び直交信号BQがそれぞれ入力されている。乗算器31は、同相信号BIとループフィルタ部36の出力とを乗算し、その結果をゲイン制御された同相信号GIとして出力する。乗算器32は、直交信号BQとループフィルタ部36の出力とを乗算し、その結果をゲイン制御された直交信号GQとして出力する。
判定部38は、同相信号GI及び直交信号GQが、閾値信号THによって定められた条件を満たす場合に、イネーブル信号ENを有効にして自乗和平均部34に出力する。自乗和平均部34は、イネーブル信号が有効な場合に、同相信号GI及び直交信号GQをそれぞれ自乗して和を求め、更に時間的に平均し、得られた自乗和平均を減算器35に出力する。
減算器35は、自乗和平均から基準信号REFを減じ、得られた誤差をループフィルタ部36に出力する。ループフィルタ部36は、誤差を平滑化して乗算器31,32に出力する。すなわち、ループフィルタ部36は、誤差に所定の係数“α”を乗じ、更に積分処理を行い、その結果を乗算器31,32に出力する。
このようにして、デジタルAGC装置26は、減算器35から出力される誤差が0に近づくように、同相信号BI及び直交信号BQに対する利得を制御し、出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つようにしている。
図8は、信号点及び図7の判定部38の閾値の例を示すグラフである。判定部38は、同相信号GI及び直交信号GQのうちの少なくとも1つの振幅が閾値信号THより大きい場合には、イネーブル信号ENを有効にし、その他の場合には、イネーブル信号ENを無効にする。
すなわち、判定部38は、同相信号GIが閾値TI1以上閾値TI2以下であり、かつ、直交信号GQが閾値TQ1以上閾値TQ2以下である場合(例えば、シンボルの信号点が信号点SBである場合)には、イネーブル信号ENを無効にし、その他の場合(例えば、シンボルの信号点が信号点SAである場合)には、イネーブル信号ENを有効にする。ここでは例として、閾値TI2,TQ2は閾値信号THの値に等しく、閾値TI1,TQ1は閾値信号THの値の−1倍に等しいものとする。
自乗和平均部34は、イネーブル信号ENが有効である場合には、そのときのシンボルを対象にして自乗和平均を求める演算を行い、イネーブル信号ENが無効である場合には、そのときのシンボルを対象にして自乗和平均を求める演算を行わない。反射波が存在する場合、複素平面の原点付近にシンボルの信号点が集中するが、自乗和平均部34は、原点付近のシンボルを使用しない。このため、反射波が存在していても、自乗和平均部34で算出される自乗和平均は、全てのシンボルを使用する場合に比べてあまり小さくならない。したがって、デジタルAGC装置26の負帰還ループのゲインが大き過ぎる値になることを防ぐことができる。
また、自乗和平均部34は、複素平面の原点付近のシンボルを使用しないので、反射波が存在しない場合には、自乗和平均部34で算出される自乗和平均は、全てのシンボルを使用する場合に比べて大きな値になる。このとき、デジタルAGC装置26の負帰還ループのゲインが小さくなるが、反射波が存在しない場合であるので、デジタルAGC装置26以降の復調性能はあまり低下しない。
以上のように、本実施形態によれば、簡単な演算でデジタルAGC装置26のゲインを調整可能であり、伝送路の特性に依存せず、出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
なお、図8で示された閾値TI1と閾値TQ1とが異なっていてもよいし、閾値TI2と閾値TQ2とが異なっていてもよい。
また、判定部38は、同相信号GIの自乗と直交信号GQの自乗との和が閾値信号THより大きい場合には、イネーブル信号ENを有効にし、その他の場合には、イネーブル信号ENを無効にするようにしてもよい。
また、判定部38に入力される閾値信号THは、固定値であってもよいし、外部から動的に設定されるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係るデジタルAGC装置226の構成を示すブロック図である。図9のデジタルAGC装置226は、第1の乗算器31と、第2の乗算器32と、自乗和平均部234と、減算器35と、ループフィルタ部36と、伝送路品質推定部48と、基準信号生成部49とを有している。デジタルAGC装置226は、図1の復調装置において、図7のデジタルAGC装置26に代えて用いられる。乗算器31,32、及びループフィルタ部36は、図7を参照して説明したものと同じであるので、詳細な説明は省略する。
伝送路品質推定部48は、乗算器31,32からそれぞれ出力された同相信号GI及び直交信号GQに基づいて、既知のデータパターンと実際に受信されたデータパターンとの間の相関値を、伝送路品質として求める。この際、伝送路品質推定部48は、受信波に含まれる反射波に対応させて相関値を求める。例えばATSC規格に準拠したVSB変調信号においては、フィールド同期セグメント部に既知のデータパターンが含まれている。
図10は、基準信号REFの生成について説明するためのグラフである。基準信号生成部49は、伝送路品質推定部48でそれぞれ求められた、主波に対応する相関値RMと反射波に対応する相関値R1との間の差に基づいて、基準信号REFを求める。具体的には、基準信号生成部49は、相関値RMと相関値R1との差を相関値RMで正規化し、正規化相関値差NR=(RM−R1)/RMを求める。正規化相関値差NRは、反射波が存在しない場合には1となり、反射波が1波存在し、主波の大きさと反射波の大きさとが同じ場合には0となる。
更に、基準信号生成部49は、正規化相関値差NRに応じた値を基準信号REFとする。例えば図10の場合は、REF=10*NR+90とする。すなわち、反射波が大きいときには、基準信号REFの値が小さくなる。なお、図10で示す基準値REFと正規化相関値差NRとの関係は一例であり、他の関係を有するようにしてもよい。
自乗和平均部234は、同相信号GI及び直交信号GQをそれぞれ自乗して和を求め、更に時間的に平均し、得られた自乗和平均を減算器35に出力する。減算器35は、自乗和平均から基準信号REFを減じ、得られた誤差をループフィルタ部36に出力する。
反射波が存在する場合には、複素平面の原点付近にシンボルの信号点が集中するが、基準信号生成部49は基準信号REFの値を小さくする。このため、反射波が存在していても、減算器35から出力される誤差は小さ過ぎる値にはならない。したがって、図9のデジタルAGC装置の負帰還ループのゲインが大き過ぎる値になることを防ぐことができる。
また、反射波が存在しない場合には、基準信号REFの値は小さくならず、図9のデジタルAGC装置以降の復調性能を低下させることはない。
以上のように、本実施形態のデジタルAGC装置によれば、基準信号REFの値を適応的に制御するので、伝送路の特性に依存せず、出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
なお、基準信号生成部49は、波形等化装置のタップ係数値に基づいて基準信号REFを求めるようにしてもよい。
また、基準信号生成部49は、反射波が存在する場合と存在しない場合とで基準信号REFの値を切り替えるようにしてもよく、切り替え動作についてヒステリシス特性を有するようにしてもよい。
また、伝送路品質推定部48は、乗算器31,32の出力のうちのいずれか一方を選択し、選択された出力に基づいて伝送路品質を求めるようにしてもよい。
なお、以上の各実施形態では、例として8値VSB信号を処理対象とする場合について説明したが、他の位相変調(n相PSK)信号、多値直交変調(nQAM)信号、又はn値VSB信号を処理対象としてもよい。
以上説明したように、本発明は、反射波が存在する場合においても、信号の振幅が大きくなり過ぎないようにすることができ、デジタルAGC装置等として有用である。
本発明は、デジタル変調された信号をデジタル復調する場合に用いられるデジタルAGC(Automatic Gain Control)装置に関する。
近年、映像のデジタル化が進み、衛星放送、CATV、地上波放送のそれぞれにおいて、各国でデジタル放送が開始されている。その伝送方式としては、各伝送路の特徴に適した方式が選択されている。例えば、米国の地上波デジタル放送ではVSB(vestigial-sideband)変調方式が用いられている。このような放送で用いられるデジタル変調信号の処理のために、AD変換後の信号をデジタル的に処理し、平均振幅を一定に保とうとするデジタルAGC回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−237207号公報(図3)
しかしながら、伝送路の状態によっては(例えば、反射波が存在する場合)、デジタルAGC装置から出力される信号の平均振幅が一定ではなくなるという問題があった。このため、デジタルAGC処理された信号を用いる復調回路の性能が低下するという問題があった。
本発明は、伝送路の特性に依存せず、信号の平均振幅をほぼ一定に保つことを目的とする。
本発明に係る第1のデジタルAGC装置は、同相信号とフィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第1の乗算器と、直交信号と前記フィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第2の乗算器と、前記第1及び第2の乗算器の出力が、閾値信号によって定められた条件を満たす場合に、イネーブル信号を有効にして出力する判定部と、前記イネーブル信号が有効な場合に、前記第1の乗算器の出力の自乗と、前記第2の乗算器の出力の自乗との和の時間的な平均を求め、出力する自乗和平均部と、基準信号と前記自乗和平均部の演算結果との間の差を求め、出力する減算器と、前記減算器の出力を平滑化し、前記フィルタ出力信号として出力するループフィルタ部とを有する。
これによると、第1及び第2の乗算器の出力が条件を満たさない場合には、これらの出力を自乗和平均に反映させないので、反射波等が存在する場合においても、このデジタルAGC装置の出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
また、本発明に係る第2のデジタルAGC装置は、同相信号とフィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第1の乗算器と、直交信号と前記フィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第2の乗算器と、前記第1及び第2の乗算器の出力の少なくとも一方に基づいて伝送路品質を求める伝送路品質推定部と、前記伝送路品質に基づいて基準信号を生成する基準信号生成部と、前記第1の乗算器の出力の自乗と、前記第2の乗算器の出力の自乗との和の時間的な平均を求め、出力する自乗和平均部と、前記基準信号と前記自乗和平均部の演算結果との間の差を求め、出力する減算器と、前記減算器の出力を平滑化し、前記フィルタ出力信号として出力するループフィルタ部とを有する。
これによると、伝送路品質に基づいて基準信号を生成するので、反射波等が存在する場合においても、このデジタルAGC装置の出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
本発明によれば、デジタルAGC装置の出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。出力信号の振幅が大きくなり過ぎないので、この出力信号を用いる復調回路の性能を落とさないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置を有する復調装置の構成を示すブロック図である。図1の復調装置は、アンプ部12と、A/D変換器14と、IQ検波部22と、搬送波及びクロック再生部24と、デジタルAGC装置26と、アナログAGC部28とを有している。
アンプ部12は、アンプ制御信号AMCに従って、受信された信号を増幅し、A/D変換器14に出力する。A/D変換器14は、受け取った信号をデジタル信号に変換し、IQ検波部22及びアナログAGC部28に出力する。アナログAGC部28は、アンプ制御信号AMCを生成して出力する。アンプ部12、A/D変換器14及びアナログAGC部28は、負帰還ループを構成し、アンプ部12のゲイン調整を行っているので、A/D変換器14への入力信号の振幅の時間的な平均値(平均振幅)はほぼ一定に保たれる。
IQ検波部22は、A/D変換器14の出力に直交検波を行い、同相信号及び直交信号を出力する。搬送波及びクロック再生部24は、これらの同相信号及び直交信号にデジタル復調処理を行い、その結果を同相信号BI及び直交信号BQとしてデジタルAGC装置26に出力する。また、搬送波及びクロック再生部24は、シンボルイネーブル信号SYEを生成し、デジタルAGC装置26に出力する。デジタルAGC装置26は、同相信号BI及び直交信号BQの平均振幅をほぼ一定に保つようにする。この際、デジタルAGC装置26は、アナログAGC部28では追従できない振幅変動に対して追従する。
以下では例として、8値VSB変調信号が受信され、アンプ部12に入力されている場合について説明する。8値VSB変調信号のシンボル位置は、正規化すると次のいずれか、すなわち、
(I,Q)=(−1,Q1),(−3,Q2),(−5,Q3),(−7,Q4),(1,Q5),(3,Q6),(5,Q7),(7,Q8)
で表される。
大きさが主波と同じであり、主波に対する遅延が+T(Tはシンボル間隔)である反射波が存在するとする。受信される信号は8値VSB変調信号であるので、Q軸の情報は無視し、I軸の値を信号の値とみなすこととする。図1の復調装置には、主波に反射波が加算された信号を受信するので、主波の値に反射波の値が加算されていると考えられる。
図2は、反射波が存在する場合における受信信号の値を示す説明図である。図3は、反射波が存在する場合において、アナログAGC部28によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。図4は、反射波が存在しない場合において、アナログAGC部28によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。8値VSB変調信号で表される8値の発生確率は、いずれも同じであると仮定する。
図2〜図4では、主波の値と反射波の値との組み合わせに対する受信信号の値を示している。図1の復調装置に入力される信号の値は図2のようになり、アナログAGC部28の制御により信号の平均振幅が一定に保たれるので、制御後の信号の値は図3のようになる。
図3及び図4において、各値を自乗し、それらの総和(自乗和)を求める。図3及び図4の自乗和をそれぞれZ3,Z4とすると、
Z3=672
Z4=1344
となる。反射波が存在する場合の自乗和Z3は、反射波がない場合の自乗和Z4に比較して小さくなることが分かる。これは、反射波による影響を受けて、信号点がIQ複素平面上において中心に集中するためである。図5は、反射波が存在する場合(図3の場合)の信号点の分布を示すグラフである。図6は、反射波が存在しない場合(図4の場合)の信号点の分布を示すグラフである。
ここで仮に、全てのシンボルについての自乗和の時間的な平均値から基準信号を求め、デジタルAGC処理を行うとすると、反射波が存在する場合には、デジタルAGC処理を行う負帰還ループは信号を必要以上に大きくするように制御される。反射波がない場合に最適な基準信号を用いても、反射波が存在する場合には、図3を参照して説明したように自乗和が小さく見積もられるからである。
その結果、8値VSB変調信号が有効ビット幅で表される値より大きくなり、クリップされる。このため、非線形成分が生じ、デジタルAGC処理以降の復調処理性能が悪化する。そこで、デジタルAGC装置26を次のように構成する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置26の構成を示すブロック図である。図1のデジタルAGC装置26は、第1の乗算器31と、第2の乗算器32と、自乗和平均部34と、減算器35と、ループフィルタ部36と、判定部38とを有している。乗算器31,32には、ベースバンドの同相信号BI及び直交信号BQがそれぞれ入力されている。乗算器31は、同相信号BIとループフィルタ部36の出力とを乗算し、その結果をゲイン制御された同相信号GIとして出力する。乗算器32は、直交信号BQとループフィルタ部36の出力とを乗算し、その結果をゲイン制御された直交信号GQとして出力する。
判定部38は、同相信号GI及び直交信号GQが、閾値信号THによって定められた条件を満たす場合に、イネーブル信号ENを有効にして自乗和平均部34に出力する。自乗和平均部34は、イネーブル信号が有効な場合に、同相信号GI及び直交信号GQをそれぞれ自乗して和を求め、更に時間的に平均し、得られた自乗和平均を減算器35に出力する。
減算器35は、自乗和平均から基準信号REFを減じ、得られた誤差をループフィルタ部36に出力する。ループフィルタ部36は、誤差を平滑化して乗算器31,32に出力する。すなわち、ループフィルタ部36は、誤差に所定の係数“α”を乗じ、更に積分処理を行い、その結果を乗算器31,32に出力する。
このようにして、デジタルAGC装置26は、減算器35から出力される誤差が0に近づくように、同相信号BI及び直交信号BQに対する利得を制御し、出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つようにしている。
図8は、信号点及び図7の判定部38の閾値の例を示すグラフである。判定部38は、同相信号GI及び直交信号GQのうちの少なくとも1つの振幅が閾値信号THより大きい場合には、イネーブル信号ENを有効にし、その他の場合には、イネーブル信号ENを無効にする。
すなわち、判定部38は、同相信号GIが閾値TI1以上閾値TI2以下であり、かつ、直交信号GQが閾値TQ1以上閾値TQ2以下である場合(例えば、シンボルの信号点が信号点SBである場合)には、イネーブル信号ENを無効にし、その他の場合(例えば、シンボルの信号点が信号点SAである場合)には、イネーブル信号ENを有効にする。ここでは例として、閾値TI2,TQ2は閾値信号THの値に等しく、閾値TI1,TQ1は閾値信号THの値の−1倍に等しいものとする。
自乗和平均部34は、イネーブル信号ENが有効である場合には、そのときのシンボルを対象にして自乗和平均を求める演算を行い、イネーブル信号ENが無効である場合には、そのときのシンボルを対象にして自乗和平均を求める演算を行わない。反射波が存在する場合、複素平面の原点付近にシンボルの信号点が集中するが、自乗和平均部34は、原点付近のシンボルを使用しない。このため、反射波が存在していても、自乗和平均部34で算出される自乗和平均は、全てのシンボルを使用する場合に比べてあまり小さくならない。したがって、デジタルAGC装置26の負帰還ループのゲインが大き過ぎる値になることを防ぐことができる。
また、自乗和平均部34は、複素平面の原点付近のシンボルを使用しないので、反射波が存在しない場合には、自乗和平均部34で算出される自乗和平均は、全てのシンボルを使用する場合に比べて大きな値になる。このとき、デジタルAGC装置26の負帰還ループのゲインが小さくなるが、反射波が存在しない場合であるので、デジタルAGC装置26以降の復調性能はあまり低下しない。
以上のように、本実施形態によれば、簡単な演算でデジタルAGC装置26のゲインを調整可能であり、伝送路の特性に依存せず、出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
なお、図8で示された閾値TI1と閾値TQ1とが異なっていてもよいし、閾値TI2と閾値TQ2とが異なっていてもよい。
また、判定部38は、同相信号GIの自乗と直交信号GQの自乗との和が閾値信号THより大きい場合には、イネーブル信号ENを有効にし、その他の場合には、イネーブル信号ENを無効にするようにしてもよい。
また、判定部38に入力される閾値信号THは、固定値であってもよいし、外部から動的に設定されるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係るデジタルAGC装置226の構成を示すブロック図である。図9のデジタルAGC装置226は、第1の乗算器31と、第2の乗算器32と、自乗和平均部234と、減算器35と、ループフィルタ部36と、伝送路品質推定部48と、基準信号生成部49とを有している。デジタルAGC装置226は、図1の復調装置において、図7のデジタルAGC装置26に代えて用いられる。乗算器31,32、及びループフィルタ部36は、図7を参照して説明したものと同じであるので、詳細な説明は省略する。
伝送路品質推定部48は、乗算器31,32からそれぞれ出力された同相信号GI及び直交信号GQに基づいて、既知のデータパターンと実際に受信されたデータパターンとの間の相関値を、伝送路品質として求める。この際、伝送路品質推定部48は、受信波に含まれる反射波に対応させて相関値を求める。例えばATSC規格に準拠したVSB変調信号においては、フィールド同期セグメント部に既知のデータパターンが含まれている。
図10は、基準信号REFの生成について説明するためのグラフである。基準信号生成部49は、伝送路品質推定部48でそれぞれ求められた、主波に対応する相関値RMと反射波に対応する相関値R1との間の差に基づいて、基準信号REFを求める。具体的には、基準信号生成部49は、相関値RMと相関値R1との差を相関値RMで正規化し、正規化相関値差NR=(RM−R1)/RMを求める。正規化相関値差NRは、反射波が存在しない場合には1となり、反射波が1波存在し、主波の大きさと反射波の大きさとが同じ場合には0となる。
更に、基準信号生成部49は、正規化相関値差NRに応じた値を基準信号REFとする。例えば図10の場合は、REF=10*NR+90とする。すなわち、反射波が大きいときには、基準信号REFの値が小さくなる。なお、図10で示す基準値REFと正規化相関値差NRとの関係は一例であり、他の関係を有するようにしてもよい。
自乗和平均部234は、同相信号GI及び直交信号GQをそれぞれ自乗して和を求め、更に時間的に平均し、得られた自乗和平均を減算器35に出力する。減算器35は、自乗和平均から基準信号REFを減じ、得られた誤差をループフィルタ部36に出力する。
反射波が存在する場合には、複素平面の原点付近にシンボルの信号点が集中するが、基準信号生成部49は基準信号REFの値を小さくする。このため、反射波が存在していても、減算器35から出力される誤差は小さ過ぎる値にはならない。したがって、図9のデジタルAGC装置の負帰還ループのゲインが大き過ぎる値になることを防ぐことができる。
また、反射波が存在しない場合には、基準信号REFの値は小さくならず、図9のデジタルAGC装置以降の復調性能を低下させることはない。
以上のように、本実施形態のデジタルAGC装置によれば、基準信号REFの値を適応的に制御するので、伝送路の特性に依存せず、出力信号の平均振幅をほぼ一定に保つことができる。
なお、基準信号生成部49は、波形等化装置のタップ係数値に基づいて基準信号REFを求めるようにしてもよい。
また、基準信号生成部49は、反射波が存在する場合と存在しない場合とで基準信号REFの値を切り替えるようにしてもよく、切り替え動作についてヒステリシス特性を有するようにしてもよい。
また、伝送路品質推定部48は、乗算器31,32の出力のうちのいずれか一方を選択し、選択された出力に基づいて伝送路品質を求めるようにしてもよい。
なお、以上の各実施形態では、例として8値VSB信号を処理対象とする場合について説明したが、他の位相変調(n相PSK)信号、多値直交変調(nQAM)信号、又はn値VSB信号を処理対象としてもよい。
以上説明したように、本発明は、反射波が存在する場合においても、信号の振幅が大きくなり過ぎないようにすることができ、デジタルAGC装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置を有する復調装置の構成を示すブロック図である。 反射波が存在する場合における受信信号の値を示す説明図である。 反射波が存在する場合において、アナログAGC部によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。 反射波が存在しない場合において、アナログAGC部によるゲイン制御を受けた信号の値を示す説明図である。 反射波が存在する場合(図3の場合)の信号点の分布を示すグラフである。 反射波が存在しない場合(図4の場合)の信号点の分布を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係るデジタルAGC装置の構成を示すブロック図である。 信号点及び図7の判定部の閾値の例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るデジタルAGC装置の構成を示すブロック図である。 基準信号REFの生成について説明するためのグラフである。
符号の説明
26,226 デジタルAGC装置
31 第1の乗算器
32 第2の乗算器
34,234 自乗和平均部
35 減算器
36 ループフィルタ部
38 判定部
48 伝送路品質推定部
49 基準信号生成部

Claims (7)

  1. 同相信号とフィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第1の乗算器と、
    直交信号と前記フィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第2の乗算器と、
    前記第1及び第2の乗算器の出力が、閾値信号によって定められた条件を満たす場合に、イネーブル信号を有効にして出力する判定部と、
    前記イネーブル信号が有効な場合に、前記第1の乗算器の出力の自乗と、前記第2の乗算器の出力の自乗との和の時間的な平均を求め、出力する自乗和平均部と、
    基準信号と前記自乗和平均部の演算結果との間の差を求め、出力する減算器と、
    前記減算器の出力を平滑化し、前記フィルタ出力信号として出力するループフィルタ部とを備える
    デジタルAGC装置。
  2. 請求項1に記載のデジタルAGC装置において、
    前記判定部は、
    前記第1及び第2の乗算器の出力のうちの少なくとも1つの振幅が前記閾値信号より大きい場合には、前記イネーブル信号を有効にし、その他の場合には、前記イネーブル信号を無効にする
    ことを特徴とするデジタルAGC装置。
  3. 請求項1に記載のデジタルAGC装置において、
    前記判定部は、
    前記第1の乗算器の出力の自乗と前記第2の乗算器の出力の自乗との和が前記閾値信号より大きい場合には、前記イネーブル信号を有効にし、その他の場合には、前記イネーブル信号を無効にする
    ことを特徴とするデジタルAGC装置。
  4. 同相信号とフィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第1の乗算器と、
    直交信号と前記フィルタ出力信号とを乗算し、その結果を出力する第2の乗算器と、
    前記第1及び第2の乗算器の出力の少なくとも一方に基づいて伝送路品質を求める伝送路品質推定部と、
    前記伝送路品質に基づいて基準信号を生成する基準信号生成部と、
    前記第1の乗算器の出力の自乗と、前記第2の乗算器の出力の自乗との和の時間的な平均を求め、出力する自乗和平均部と、
    前記基準信号と前記自乗和平均部の演算結果との間の差を求め、出力する減算器と、
    前記減算器の出力を平滑化し、前記フィルタ出力信号として出力するループフィルタ部とを備える
    デジタルAGC装置。
  5. 請求項4に記載のデジタルAGC装置において、
    前記伝送路品質推定部は、
    既知のデータパターンと受け取った信号のデータパターンとの間の相関値を前記伝送路品質として求めるものであり、
    前記基準信号生成部は、
    前記相関値に応じて前記基準信号を求め、出力するものである
    ことを特徴とするデジタルAGC装置。
  6. 請求項5に記載のデジタルAGC装置において、
    前記基準信号生成部は、
    前記相関値に基づいて前記基準信号の値を2つの値のいずれかに切り替え、切り替え動作についてヒステリシス特性を有する
    ことを特徴とするデジタルAGC装置。
  7. 請求項4に記載のデジタルAGC装置において、
    前記伝送路品質推定部は、
    前記第1及び第2の乗算器の出力のうちのいずれか一方を選択し、選択された出力に基づいて前記伝送路品質を求める
    ことを特徴とするデジタルAGC装置。
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