JP4794634B2 - 搬送波再生装置及び搬送波再生方法 - Google Patents

搬送波再生装置及び搬送波再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4794634B2
JP4794634B2 JP2008549275A JP2008549275A JP4794634B2 JP 4794634 B2 JP4794634 B2 JP 4794634B2 JP 2008549275 A JP2008549275 A JP 2008549275A JP 2008549275 A JP2008549275 A JP 2008549275A JP 4794634 B2 JP4794634 B2 JP 4794634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
output
pilot signal
error detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008549275A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008072552A1 (ja
Inventor
照晃 長谷川
芳和 林
洋介 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008549275A priority Critical patent/JP4794634B2/ja
Publication of JPWO2008072552A1 publication Critical patent/JPWO2008072552A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4794634B2 publication Critical patent/JP4794634B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/015High-definition television systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/38Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/3818Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation, i.e. using one or more nominally phase synchronous carriers
    • H04L27/3836Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation, i.e. using one or more nominally phase synchronous carriers in which the carrier is recovered using the received modulated signal or the received IF signal, e.g. by detecting a pilot or by frequency multiplication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/227Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、パイロット信号が含まれた変調信号を復調する場合に用いられる搬送波再生装置に関する。
近年、映像のデジタル化が進み、衛星放送、CATV、地上波放送のそれぞれにおいて、各国でデジタル放送が開始されている。その伝送方式としては、各伝送路の特徴に適した方式が選択されている。例えば、米国の地上波デジタル放送ではVSB(vestigial-sideband)変調方式が用いられている。このような放送で用いられるデジタル変調信号の復調システムについては、数々の文献で紹介されている(例えば、非特許文献1参照)。
例えば、パイロット信号が含まれたVSB変調信号から搬送波再生を行う場合には、パイロット信号を抽出し、これと基準信号との差から周波数誤差及び位相誤差を求める。
多賀、石川、小松,「QPSK復調システムの一検討」,テレビジョン学会技術報告,社団法人テレビジョン学会,1991年8月,第15巻,第46号,CE’91−42,pp.20−24(図30)
しかしながら、反射波が存在する場合等、伝送路の状態によっては、パイロット信号が損傷又は消失し、搬送波再生回路の負帰還制御ループ内に残留位相誤差が発生し、復調性能が低下することがあるという問題があった。
また、復調性能の低下を最小限に抑えようとすると、負帰還制御ループのループゲインが小さくなり、位相雑音特性が悪い場合に追従性能が劣化する等の問題があった。
本発明は、パイロット信号が正常に受信できる場合の位相雑音への追従性能を維持しながら、パイロット信号が正常に受信できない場合の復調性能の低下を抑えることを目的とする。
本発明に係る第1の搬送波再生装置は、ベースバンド信号と発振信号とを乗算し、その結果を出力する回転演算部と、前記回転演算部の出力からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、所定の範囲内に制限された値として出力する誤差検出制御部と、前記誤差検出制御部の出力を平滑化して出力するループフィルタ部と、前記ループフィルタ部の出力に応じた信号を生成して前記発振信号として出力する周波数可変発振部とを有する。
これによると、検出された位相誤差の値を所定の範囲内に制限するので、パイロット信号が正常に受信できる場合の位相雑音への追従性能を犠牲にすることなく、パイロット信号が正常に受信できない場合の復調性能の低下を抑えることができる。
また、第2の搬送波再生装置は、ベースバンド信号と発振信号とを乗算し、その結果を出力する回転演算部と、前記回転演算部の出力からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、前記回転演算部の出力から伝送路品質を推定する伝送路品質推定部と、前記伝送路品質に応じて制御信号を求める制御量判定部と、前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、前記制御信号に従って、所定の範囲内に制限された値として、又はそのまま出力する誤差検出制御部と、前記誤差検出制御部の出力を平滑化して出力するループフィルタ部と、前記ループフィルタ部の出力に応じた信号を生成して前記発振信号として出力する周波数可変発振部とを有する。
これによると、伝送路品質に応じて、検出された位相誤差の値を所定の範囲内に制限するので、パイロット信号が正常に受信できる場合の位相雑音への追従性能を犠牲にすることなく、パイロット信号が正常に受信できない場合の復調性能の低下を抑えることができる。
また、第3の搬送波再生装置は、ベースバンド信号と発振信号とを乗算し、その結果を出力する回転演算部と、前記回転演算部の出力からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を求め、前記位相誤差に応じた値を出力する誤差検出制御部と、前記誤差検出制御部の出力をフィルタゲインに従って増幅し、平滑化して出力するループフィルタ部と、前記ループフィルタ部の出力に応じた信号を生成して前記発振信号として出力する周波数可変発振部と、前記回転演算部の出力から伝送路品質を求める伝送路品質推定部と、前記伝送路品質に応じて前記フィルタゲインを設定するゲイン設定部とを有する。
これによると、伝送路品質に応じてループフィルタ部のフィルタゲインを設定するので、パイロット信号が正常に受信できる場合の位相雑音への追従性能を犠牲にすることなく、パイロット信号が正常に受信できない場合の復調性能の低下を抑えることができる。
本発明によれば、パイロット信号が正常に受信できない場合の復調性能の低下を抑えることと、パイロット信号が正常に受信できる場合の位相雑音への追従性能を維持することとを、回路規模を抑えながら両立させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。図1の搬送波再生装置は、回転演算部2と、パイロット信号抽出部12と、誤差検出部14と、ループフィルタ部16と、周波数可変発振部18とを有している。ATSC(Advanced Television Systems Committee)規格に準拠した信号が受信され、直交検波されて得られたベースバンド信号が、図1の搬送波再生装置に入力されているとする。受信された信号は、VSB変調方式により変調されており、パイロット信号を含んでいる。ベースバンド信号は複素信号であって、同相信号BIと直交信号BQとを有している。
図1の搬送波再生装置の前段で直交検波される際に、直交検波するために用いられる搬送波が必ずしも常に正確な周波数と正確な位相とを有しているとは限らない。このため、同相信号BI及び直交信号BQには、周波数及び位相のずれが残留する。
図1の搬送波再生装置に入力されるベースバンド信号は、同相信号(I信号)をSi、直交信号(Q信号)をSqで表すと、次式(1)、すなわち、
(Si+jSq)・exp(j(ΔWt+Δθ)) …(1)
ΔW:周波数ずれ
Δθ:位相ずれ
で表現することができる。
周波数可変発振部18は、式(1)で示される信号の搬送波成分exp(j(ΔWt+Δθ)と共役関係の信号、
exp(−j(ΔWt+Δθ) …(2)
を出力しているとする。
回転演算部2は、周波数可変発振部18の出力と入力されたベースバンド信号とを、次式(3)、すなわち、
(Si+jSq)・exp(j(ΔWt+Δθ))・exp(−j(ΔWt+Δθ))
=(Si+jSq) …(3)
のように複素乗算する。回転演算部2は、入力されたベースバンド信号の周波数及び位相のずれを除去して、得られた復調信号(Si+jSq)を出力する。
パイロット信号抽出部12は、復調信号からパイロット信号を抽出し、誤差検出部14に出力する。誤差検出部14は、抽出されたパイロット信号に基づいて、受信したデジタル変調信号の位相誤差を検出し、ループフィルタ部16に出力する。周波数可変発振部18が式(2)の信号を出力しているとき、誤差検出部14は位相誤差として0を検出する。また、周波数可変発振部18が式(2)の信号とは位相誤差が存在する信号を出力しているとき、誤差検出部14はその位相誤差を検出する。
ループフィルタ部16は、誤差検出部14の出力を平滑化して、すなわち、求められた位相誤差を、その高周波数成分を除去して、周波数可変発振部18に制御信号として出力する。周波数可変発振部18は、ループフィルタ部16の出力信号に応じた周波数の発振信号を生成し、回転演算部2に出力する。
このように構成された位相制御ループは、負帰還制御ループを構成しているので、受信されたデジタル変調信号に位相同期した搬送波が、周波数可変発振部18で再生される。再生された搬送波は、回転演算部2に入力されるベースバンド信号の搬送波成分と共役関係にあり、両者の間には周波数誤差及び位相誤差がないので、正しい復調信号を得ることが可能となる。
図2は、図1のループフィルタ部16の構成例を示すブロック図である。ループフィルタ部16は、直接系回路31と、積分系回路32と、加算器33とを有している。直接系回路31は、増幅器34を有している。積分系回路32は、増幅器36と、加算器37と、遅延部38とを有している。
直接系回路31の増幅器34は、誤差検出部14から出力された位相誤差信号を増幅度αで増幅する。ところで、周波数可変発振部18は、入力される制御信号に比例して、出力する信号の位相を進ませる(又は遅らせる)。従って、直接系回路31は、周波数可変発振部18の出力信号の位相を位相誤差信号に対してリニアに進ませる(又は遅らせる)働きをする。すなわち、直接系回路31は、搬送波再生処理において位相誤差の補正を行う。
一方、積分系回路32では、増幅器36が入力された位相誤差信号を増幅度βで増幅し、出力する。加算器37は、増幅器36の出力と遅延部38の出力とを加算し、その結果を出力する。遅延部38は、加算器37の出力を遅延させて加算器33,37に出力する。加算器37と遅延部38とで構成されるループは、積分機能を持つ。従って、積分系回路32は、位相誤差信号に基づいて周波数可変発振部18の出力信号の周波数を制御する働きをする。すなわち、積分系回路32は、搬送波再生処理において周波数誤差の補正を行う。
図3は、第1の実施形態の変形例に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。図3の搬送波再生装置は、図1の搬送波再生装置において、出力信号選択部13を更に有するようにしたものである。出力信号選択部13と誤差検出部14とは、誤差検出制御部20を構成している。
図4は、図3の出力信号選択部13の構成例を示すブロック図である。出力信号選択部13は、判定部42と、固定値出力部44と、選択部46とを有している。
判定部42は、パイロット信号抽出部12から出力されたパイロット信号の同相信号成分Piと直交信号成分Pqとの関係に従って判定を行い、判定結果を選択部46に出力する。固定値出力部44は、固定値を選択部46に出力している。選択部46は、判定部42の判定結果に従って、パイロット信号又は固定値出力部44の出力を選択して出力する。
判定部42は、例えば、次式(4),(5)、すなわち、
Pi>0 …(4)
Pi>|Pq| …(5)
が同時に満たされている場合には、パイロット信号を選択すべきであることを示す判定結果を出力し、式(4),(5)が同時に満たされていない場合には、固定値出力部44の出力を選択すべきであることを示す判定結果を出力する。
図5は、図4の判定部42の動作を説明するためのグラフである。判定部42は、入力されたパイロット信号の信号点が図5の領域EA内にある場合には、パイロット信号を選択すべきであると判定し、入力されたパイロット信号の信号点が図5の領域EB内にある場合には、固定値出力部44の出力を選択すべきであると判定する。RI,RQは、I信号成分Pi及びQ信号成分Pqが取り得る範囲をそれぞれ示している。
例えば、入力されたパイロット信号の信号点が図5の複素平面の信号点P1で表される場合には、式(4),(5)が満たされているので、判定部42は、パイロット信号を選択すべきであると判定する。このとき、誤差検出部14は、パイロット信号と基準信号(I軸)との間の位相誤差Δθ2を検出する。
反射波が存在する場合等、伝送路の状態によっては、パイロット信号が損傷又は消失し、正常に受信できないことがある。この場合、選択部46がパイロット信号抽出部12の出力を選択していると、ループフィルタ部16の出力が収束していても、パイロット信号の信号点が例えば信号点P2であると見なされてしまう。すると、実際には搬送波の位相誤差が大きくない場合でも、図1の搬送波再生装置は、実際以上の位相誤差を打ち消すように動作するので、逆に負帰還制御ループ内に位相誤差が残留することになる。このため、復調性能が低下してしまう。
そこで、判定部42は、パイロット信号の信号点が例えば信号点P2である場合には、固定値出力部44の出力を選択すべきであると判定する。固定値出力部44が信号点PFを示す値を出力しているとすると、位相誤差はΔθ1からΔθ3へ小さくなる。こうすることにより、負帰還制御ループ内に残留する位相誤差を抑えることができる。
以上のように、図3の搬送波再生装置によれば、簡単な判定により、位相雑音への追従性能と、反射波等の影響によりパイロット信号が正常に受信できない場合の復調性能とを両立させることが可能となる。
なお、図4の固定値出力部44及び選択部46に代えて、判定結果に応じて入力信号に対してビット幅制限によるクリップ処理を行って出力する処理部を有するようにしてもよい。
また、出力信号選択部13は、パイロット信号の信号点が図5の領域EAの外にある場合には、直前に出力した信号をパイロット信号として出力するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。図6の搬送波再生装置は、図1の搬送波再生装置において、制限部15を更に有するようにしたものである。誤差検出部14と制限部15とは、誤差検出制御部220を構成している。その他の構成要素については、図1を参照して説明したものと同様であるので、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
図7は、図6の制限部15の構成例を示すブロック図である。制限部15は、判定部52と、固定値出力部54と、選択部56とを有している。判定部52は、誤差検出部14から出力された位相誤差PEに従って判定を行い、判定結果を選択部56に出力する。固定値出力部54は、固定値を選択部56に出力している。選択部56は、判定部52の判定結果に従って、位相誤差PE又は固定値出力部54の出力を選択して出力する。
判定部52は、例えば、次式(6),(7)、すなわち、
PE<π/4 …(6)
PE>−π/4 …(7)
が同時に満たされている場合には、位相誤差を選択すべきであることを示す判定結果を出力し、式(6),(7)が同時に満たされていない場合には、固定値出力部54の出力を選択すべきであることを示す判定結果を出力する。
図8は、図7の判定部52の動作を説明するためのグラフである。判定部52は、位相誤差PEが−π/4<PE<π/4を満たしている場合には、位相誤差PEを選択すべきであると判定し、位相誤差PEが−π/4<PE<π/4を満たしていない場合には、固定値出力部54の出力のいずれかを選択すべきであると判定する。固定値出力部54は、±π/4を出力しているとする。
例えば、誤差PEが図8の点E1,E4,E5で表される場合には、式(6),(7)が満たされているので、判定部52は、誤差PEを選択すべきであると判定する。一方、誤差PEがπ/4より大きい場合(点E2)には、判定部52は、固定値出力部54の出力π/4を選択すべきであると判定する。また、誤差PEが−π/4より小さい場合(点E3)には、判定部52は、固定値出力部54の出力−π/4を選択すべきであると判定する。こうすることにより、位相誤差PEの大きさをπ/4に抑えることができるので、負帰還制御ループ内に残留する位相誤差を抑えることができる。
以上のように、図6の搬送波再生装置によれば、簡単な判定により、位相雑音への追従性能と、反射波等の影響によりパイロット信号が正常に受信できない場合の復調性能とを両立することが、より小さな回路規模で可能となる。
なお、図7の固定値出力部54及び選択部56に代えて、判定結果に応じて入力信号に対してビット幅制限によるクリップ処理を行って出力する処理部を有するようにしてもよい。
また、誤差検出制御部220が、誤差検出部14から出力された位相誤差PEの時間に対する変化率を求める測定部を更に有し、制限部15が、位相誤差PEの変化率に応じて、誤差検出部14で求められた位相誤差又は所定の値を選択して出力するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。図9の搬送波再生装置は、図6の搬送波再生装置において、制限部15及びループフィルタ部16に代えて制限部315及びループフィルタ部316をそれぞれ有し、伝送路品質推定部62と、ゲイン制御部64と、記憶部65と、制御量判定部66とを更に有するようにしたものである。ゲイン制御部64は、記憶部67と、ゲイン設定部68とを有している。誤差検出部14と制限部315とは、誤差検出制御部320を構成している。その他の構成要素については、図1を参照して説明したものと同様であるので、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
伝送路品質推定部62は、回転演算部2の出力と所定のデータパターンとの間の相関値CRと、回転演算部2の出力のC/N値(雑音電力に対するキャリア電力の比)CNとを、伝送路品質として求めて出力する。本実施形態において以下では、相関値CRのうち、反射波に対応する値を特に用いる。ATSC規格に準拠した信号においては、フィールド同期セグメント部に所定のデータパターンが存在している。
制限部315は、誤差制御信号LMに従って、位相誤差の値を制限するか否かを決定する。その他の点は、図6の制限部15と同様である。ループフィルタ部316は、図2のループフィルタ部16において、直接系回路31の増幅器34、及び積分系回路32の増幅器36のうちの一方又は両方の増幅率をゲイン制御信号GFに従って制御するように構成されている。その他の点は、図2のループフィルタ部16と同様である。
図10は、図9の制御量判定部66の構成例を示すブロック図である。制御量判定部66は、判定部71,72,73と、選択部74,75,76と、閾値設定部77A,77B,77Cと、制限設定部78A,78B,78C,78Dとを有している。閾値設定部77A〜77Cは、閾値TL1,TL2,TL3をそれぞれ出力している(TL1<TL3)。制限設定部78A,78Cは、位相誤差の値を制限すべきことを示す信号を出力している。制限設定部78B,78Dは、位相誤差の値を制限すべきではないことを示す信号を出力している。
判定部71は、相関値CRと閾値TL1とを比較し、相関値CRの方が小さい場合には、制限設定部78Aの出力を選択するように、選択部74を制御する。選択部74は、位相誤差の値を制限するように制限部315に誤差制御信号LMを出力する。このとき、制限部315は、位相誤差の値を制限する。伝送路における反射波が大きい場合には、相関値CRが小さくなる。この場合、位相誤差の値を制限することにより、反射波等の影響によりパイロット信号が正常に受信できない場合にも復調性能が低下することを防止することができる。判定部71は、相関値CRが閾値TL1以上である場合には、選択部75の出力を選択するように、選択部74を制御する。
相関値CRが閾値TL1以上である場合には、次の処理を行う。すなわち、判定部72は、C/N値CNが閾値TL2以上である場合には、制限設定部78Bの出力を選択するように、選択部75を制御する。このとき、選択部74,75は、位相誤差の値を制限しないように制限部315に誤差制御信号LMを出力し、制限部315は、位相誤差の値を制限しない。この場合には、ATSC規格による誤り訂正後では、エラーが出力されないか、ほとんど無視できる割合であるので、位相雑音への追従性能を向上させるためである。判定部72は、C/N値CNが閾値TL2未満である場合には、選択部76の出力を選択するように、選択部75を制御する。
相関値CRが閾値TL1以上であり、かつ、C/N値CNが閾値TL2未満である場合には、次の処理を行う。すなわち、判定部73は、相関値CRが閾値TL3より小さい場合には、制限設定部78Cの出力を選択するように、選択部76を制御する。このとき、制限部315は、位相誤差の値を制限する。判定部72によりC/N値CNが低いと判定される要因の1つが反射波による影響である可能性が高いからである。判定部73は、相関値CRが閾値TL3以上である場合には、制限設定部78Dの出力を選択するように、選択部76を制御する。このとき、制限部315は、位相誤差の値を制限しない。判定部72によりC/N値CNが低いと判定される要因が反射波による影響ではない可能性が高いからである。
図11は、図9の制御量判定部66における処理を示すフローチャートである。この図は、図10を参照して説明した処理をフローチャートとして示したものである。
ステップS12では、判定部71は、相関値CRと閾値TL1とを比較する。相関値CRの方が小さい場合にはステップS18に進み、相関値CRが閾値TL1以上である場合にはステップS14に進む。
ステップS14では、判定部72は、C/N値CNと閾値TL2とを比較する。C/N値CNが閾値TL2以上である場合にはステップS19に進み、C/N値CNが閾値TL2未満である場合にはステップS16に進む。
ステップS16では、判定部73は、相関値CRと閾値TL3とを比較する。相関値CRが閾値TL3より小さい場合にはステップS18に進み、相関値CRが閾値TL3以上である場合にはステップS19に進む。
ステップS18では、判定部71〜73の制御により、選択部74は、位相誤差の値を制限するように制限部315に誤差制御信号LMを出力する。ステップS19では、判定部71〜73の制御により、選択部74は、位相誤差の値を制限しないように制限部315に誤差制御信号LMを出力する。
また、記憶部65は、制御量判定部66が出力する誤差制御信号LMを格納する。誤差制御信号LMを変更した後に伝送路品質推定部62で求められた伝送路品質が、誤差制御信号LMの変更前よりも悪い場合には、制御量判定部66は、記憶部65から変更前の誤差制御信号LMを読み出して制限部315に出力する。
このように、伝送路品質推定部62で求められた伝送路品質を用いて制限部315を制御している。反射波等の影響を受けていない場合には、なるべく制限部315が位相誤差の制限を行わないようにするので、位相雑音への追従性能を向上させることができる。また、反射波等の影響を受けている場合には、制限部315が位相誤差の制限を行うようにするので、復調性能の向上を図ることができる。
なお、図9の搬送波再生装置において、制限部315に代えて、パイロット信号抽出部12と誤差検出部14との間に出力信号選択部を有するようにしてもよい。この出力信号選択部は、誤差制御信号LMが位相誤差を所定の範囲内に制限すべきであることを示しており、かつ、パイロット信号の信号点が図5の領域EAの外にある場合には、図3の出力信号選択部13のように、信号点が領域EA内にある信号を選択し、その他の場合にはパイロット信号を選択して出力する。
図12は、図9のゲイン設定部68の構成例を示すブロック図である。ゲイン設定部68は、判定部81,82,83と、選択部84,85,86と、閾値設定部87A,87B,87Cと、ゲイン設定部88A,88B,88C,88Dとを有している。閾値設定部87A〜87Cは、閾値TG1,TG2,TG3をそれぞれ出力している(TG1<TG3)。ゲイン設定部88A,88Cは、小さなゲインを設定すべきことを示す信号を出力している。ゲイン設定部88B,88Dは、大きなゲインを設定すべきであることを示す信号を出力している。
判定部81は、相関値CRと閾値TG1とを比較し、相関値CRの方が小さい場合には、ゲイン設定部88Aの出力を選択するように、選択部84を制御する。選択部84は、ループフィルタ部316のゲインを小さくするようにゲイン制御信号GFを出力する。伝送路における反射波が大きい場合には、相関値CRが小さくなる。この場合、ループフィルタ部316のゲインを小さくすることにより、反射波等の影響によりパイロット信号が正常に受信できない場合にも復調性能が低下することを防止することができる。判定部81は、相関値CRが閾値TG1以上である場合には、選択部85の出力を選択するように、選択部84を制御する。
相関値CRが閾値TG1以上である場合には、次の処理を行う。すなわち、判定部82は、C/N値CNが閾値TG2以上である場合には、ゲイン設定部88Bの出力を選択するように、選択部85を制御する。このとき、選択部84,85は、ループフィルタ部316のゲインを大きくするようにゲイン制御信号GFを出力する。この場合には、ATSC規格による誤り訂正後では、エラーが出力されないか、ほとんど無視できる割合であるので、位相雑音への追従性能を向上させるためである。判定部82は、C/N値CNが閾値TG2未満である場合には、選択部86の出力を選択するように、選択部85を制御する。
相関値CRが閾値TG1以上であり、かつ、C/N値CNが閾値TG2未満である場合には、次の処理を行う。すなわち、判定部83は、相関値CRが閾値TG3より小さい場合には、ゲイン設定部88Cの出力を選択するように、選択部86を制御する。判定部82によりC/N値CNが低いと判定される要因の1つが反射波による影響である可能性が高いからである。判定部83は、相関値CRが閾値TG3以上である場合には、ゲイン設定部88Dの出力を選択するように、選択部86を制御する。判定部82によりC/N値CNが低いと判定される要因が反射波による影響ではない可能性が高いからである。
図13は、図9のゲイン設定部68における処理を示すフローチャートである。この図は、図12を参照して説明した処理をフローチャートとして示したものである。
ステップS22では、判定部81は、相関値CRと閾値TG1とを比較する。相関値CRの方が小さい場合にはステップS28に進み、相関値CRが閾値TG1以上である場合にはステップS24に進む。
ステップS24では、判定部82は、C/N値CNと閾値TG2とを比較する。C/N値CNが閾値TG2以上である場合にはステップS29に進み、C/N値CNが閾値TG2未満である場合にはステップS26に進む。
ステップS26では、判定部83は、相関値CRと閾値TG3とを比較する。相関値CRが閾値TG3より小さい場合にはステップS28に進み、相関値CRが閾値TG3以上である場合にはステップS29に進む。
ステップS28では、判定部81〜83の制御により、選択部84は、ゲインを小さくするようにループフィルタ部316にゲイン制御信号GFを出力する。ステップS29では、判定部81〜83の制御により、選択部84は、ゲインを大きくするようにループフィルタ部316にゲイン制御信号GFを出力する。
また、記憶部67は、ゲイン設定部68が出力するゲイン制御信号GFを格納する。ゲイン制御信号GFを変更した後に伝送路品質推定部62で求められた伝送路品質が、ゲイン制御信号GFの変更前よりも悪い場合には、ゲイン設定部68は、記憶部67から変更前のゲイン制御信号GFを読み出してループフィルタ部316に出力する。
このように、伝送路品質推定部62で求められた伝送路品質を用いてループフィルタ部316を制御している。反射波等の影響を受けていない場合には、なるべくループフィルタ部316のゲインを大きくするので、位相雑音への追従性能を向上させることができる。また、反射波等の影響を受けている場合には、ループフィルタ部316のゲインを小さくするので、復調性能の向上を図ることができる。
なお、伝送路品質推定部62が、相関値CR、C/N値CN、ゴースト信号電力、復調部出力ビットエラーレート、ビタビ復号器出力ビットエラーレート、及びリードソロモン復号器出力パケットエラーレートのうちの1つ以上を伝送路品質として求め、制御量判定部66及びゲイン設定部68が、伝送路品質推定部62で求められた値を相関値CR及びC/N値CNに代えて用いて処理を行うようにしてもよい。伝送路品質を表す値としてシステム及び伝送路の状態に応じて適切な値を選ぶことにより、より高精度な制御が可能となる。
また、閾値設定部77A〜77C,87A〜87C、制限設定部78A〜78D、ゲイン設定部88A〜88Dが出力する値は、外部より動的又は静的に設定されるようにしてもよい。
また、判定部71〜73,81〜83は、相関値CR又はC/N値CNに応じて行う選択の変更についてヒステリシス特性を持つようにしてもよい。これにより、選択部74〜76,84〜86の切り替えが頻繁に起こることを防ぐことができる。
また、図9の搬送波再生装置において、制御量判定部66又はゲイン設定部68を有しないようにしてもよい。
また、式(4)〜(7)は一例であり、システムにより動的又は静的に変更されてもよく、必要な位相雑音への追従性能に基づいて算出された式を用いてもよい。
また、固定値出力部44,54が出力する固定値は、外部CPU等により動的又は静的に変更されてもよい。
また、以上の説明では、ATSC規格に準拠し、VSB変調方式により変調された信号を受信する場合を例として説明したが、パイロット信号を用いる方式であれば、他の変調方式により変調された信号を受信する場合についても、同様である。
以上説明したように、本発明は、パイロット信号が含まれた変調信号の復調に用いられる搬送波再生装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。 図1のループフィルタ部の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の変形例に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。 図3の出力信号選択部の構成例を示すブロック図である。 図4の判定部の動作を説明するためのグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。 図6の制限部の構成例を示すブロック図である。 図7の判定部の動作を説明するためのグラフである。 本発明の第3の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。 図9の制御量判定部の構成例を示すブロック図である。 図9の制御量判定部における処理を示すフローチャートである。 図9のゲイン設定部の構成例を示すブロック図である。 図9のゲイン設定部における処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2 回転演算部
12 パイロット信号抽出部
13 出力信号選択部
14 誤差検出部
15,315 制限部
16,316 ループフィルタ部
18 周波数可変発振部
20,220,320 誤差検出制御部
62 伝送路品質推定部
66 制御量判定部
68 ゲイン設定部

Claims (10)

  1. ベースバンド信号と発振信号とを乗算し、その結果を出力する回転演算部と、
    前記回転演算部の出力からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、所定の範囲内に制限された値として出力する誤差検出制御部と、
    前記誤差検出制御部の出力を平滑化して出力するループフィルタ部と、
    前記ループフィルタ部の出力に応じた信号を生成して前記発振信号として出力する周波数可変発振部とを備え、
    前記誤差検出制御部は、
    前記パイロット信号の信号点が所定の領域外にある場合には、前記信号点が前記所定の領域内になるように前記パイロット信号を変換し、その他の場合には前記パイロット信号を選択する出力信号選択部と、
    前記出力信号選択部で得られた信号と前記基準信号との間の位相誤差を求めて出力する誤差検出部とを有する
    ことを特徴とする搬送波再生装置。
  2. 請求項に記載の搬送波再生装置において、
    前記出力信号選択部は、
    前記パイロット信号の信号点が所定の領域外にある場合には、直前に出力した信号を前記パイロット信号として出力する
    ことを特徴とする搬送波再生装置。
  3. ベースバンド信号と発振信号とを乗算し、その結果を出力する回転演算部と、
    前記回転演算部の出力からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、所定の範囲内に制限された値として出力する誤差検出制御部と、
    前記誤差検出制御部の出力を平滑化して出力するループフィルタ部と、
    前記ループフィルタ部の出力に応じた信号を生成して前記発振信号として出力する周波数可変発振部とを備え、
    前記誤差検出制御部は、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を求め、出力する誤差検出部と、
    前記誤差検出部で求められた位相誤差の変化率を求める測定部と、
    前記位相誤差の変化率に応じて、前記誤差検出部で求められた位相誤差又は所定の値を選択して出力する制限部とを有する
    ことを特徴とする搬送波再生装置。
  4. ベースバンド信号と発振信号とを乗算し、その結果を出力する回転演算部と、
    前記回転演算部の出力からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    前記回転演算部の出力から伝送路品質を推定する伝送路品質推定部と、
    前記伝送路品質に応じて制御信号を求める制御量判定部と、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、前記制御信号に従って、所定の範囲内に制限された値として、又はそのまま出力する誤差検出制御部と、
    前記誤差検出制御部の出力を平滑化して出力するループフィルタ部と、
    前記ループフィルタ部の出力に応じた信号を生成して前記発振信号として出力する周波数可変発振部とを備え、
    前記誤差検出制御部は、
    前記制御信号が前記位相誤差を所定の範囲内に制限すべきであることを示しており、かつ、前記パイロット信号の信号点が所定の領域外にある場合には、前記信号点が前記所定の領域内になるように前記パイロット信号を変換し、その他の場合には前記パイロット信号を選択する出力信号選択部と、
    前記出力信号選択部で得られた信号と前記基準信号との間の位相誤差を求めて出力する誤差検出部とを有する
    ことを特徴とする搬送波再生装置。
  5. ベースバンド信号と発振信号とを乗算し、その結果を出力する回転演算部と、
    前記回転演算部の出力からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を求め、前記位相誤差に応じた値を出力する誤差検出制御部と、
    前記誤差検出制御部の出力をフィルタゲインに従って増幅し、平滑化して出力するループフィルタ部と、
    前記ループフィルタ部の出力に応じた信号を生成して前記発振信号として出力する周波数可変発振部と、
    前記回転演算部の出力から伝送路品質を求める伝送路品質推定部と、
    前記伝送路品質に応じて前記フィルタゲインを設定するゲイン設定部とを備え、
    前記伝送路品質推定部は、
    前記回転演算部の出力と所定のデータパターンとの間の相関値を前記伝送路品質として求めるものであり、
    前記ゲイン設定部は、
    前記相関値のうち反射波に対応する値が所定の値より小さい場合には、前記フィルタゲインを小さくする
    ことを特徴とする搬送波再生装置。
  6. ベースバンド信号と発振信号とを乗算する回転演算ステップと、
    前記回転演算ステップの乗算結果からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出ステップと、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、所定の範囲内に制限された値として求める誤差検出制御ステップと、
    前記誤差検出制御ステップで求められた値を平滑化するループフィルタステップと、
    前記ループフィルタステップで得られた値に応じた信号を前記発振信号として生成する周波数可変発振ステップとを備え、
    前記誤差検出制御ステップは、
    前記パイロット信号の信号点が所定の領域外にある場合には、前記信号点が前記所定の領域内になるように前記パイロット信号を変換し、その他の場合には前記パイロット信号を選択する出力信号選択ステップと、
    前記出力信号選択ステップで得られた信号と前記基準信号との間の位相誤差を求める誤差検出ステップとを有する
    ことを特徴とする搬送波再生方法。
  7. 請求項に記載の搬送波再生方法において、
    前記出力信号選択ステップは、
    前記パイロット信号の信号点が所定の領域外にある場合には、直前に求められた信号を前記パイロット信号とする
    ことを特徴とする搬送波再生方法。
  8. ベースバンド信号と発振信号とを乗算する回転演算ステップと、
    前記回転演算ステップの乗算結果からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出ステップと、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、所定の範囲内に制限された値として求める誤差検出制御ステップと、
    前記誤差検出制御ステップで求められた値を平滑化するループフィルタステップと、
    前記ループフィルタステップで得られた値に応じた信号を前記発振信号として生成する周波数可変発振ステップとを備え、
    前記誤差検出制御ステップは、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を求める誤差検出ステップと、
    前記誤差検出ステップで求められた位相誤差の変化率を求める測定ステップと、
    前記位相誤差の変化率に応じて、前記誤差検出ステップで求められた位相誤差又は所定の値を選択する制限ステップとを有する
    ことを特徴とする搬送波再生方法。
  9. ベースバンド信号と発振信号とを乗算する回転演算ステップと、
    前記回転演算ステップの乗算結果からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出ステップと、
    前記回転演算ステップの乗算結果から伝送路品質を推定する伝送路品質推定ステップと、
    前記伝送路品質に応じて制御信号を求める制御量判定ステップと、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差を、前記制御信号に従って、所定の範囲内に制限された値として、又はそのままの値として求める誤差検出制御ステップと、
    前記誤差検出制御ステップで求められた値を平滑化するループフィルタステップと、
    前記ループフィルタステップで得られた値に応じた信号を前記発振信号として生成する周波数可変発振ステップとを備え、
    前記誤差検出制御ステップは、
    前記制御信号が前記位相誤差を所定の範囲内に制限すべきであることを示しており、かつ、前記パイロット信号の信号点が所定の領域外にある場合には、前記信号点が前記所定の領域内になるように前記パイロット信号を変換し、その他の場合には前記パイロット信号を選択する出力信号選択ステップと、
    前記出力信号選択ステップで得られた信号と前記基準信号との間の位相誤差を求める誤差検出ステップとを有する
    ことを特徴とする搬送波再生方法。
  10. ベースバンド信号と発振信号とを乗算する回転演算ステップと、
    前記回転演算ステップの乗算結果からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出ステップと、
    前記パイロット信号と基準信号との間の位相誤差に応じた値を求める誤差検出制御ステップと、
    前記誤差検出制御ステップで求められた値をフィルタゲインに従って増幅し、平滑化するループフィルタステップと、
    前記ループフィルタステップで得られた値に応じた信号を前記発振信号として生成する周波数可変発振ステップと、
    前記回転演算ステップの乗算結果から伝送路品質を求める伝送路品質推定ステップと、
    前記伝送路品質に応じて前記フィルタゲインを設定するゲイン設定ステップとを備え、
    前記伝送路品質推定ステップは、
    前記回転演算ステップの乗算結果と所定のデータパターンとの間の相関値を前記伝送路品質として求めるものであり、
    前記ゲイン設定ステップは、
    前記相関値のうち反射波に対応する値が所定の値より小さい場合には、前記フィルタゲインを小さくする
    ことを特徴とする搬送波再生方法。
JP2008549275A 2006-12-15 2007-12-06 搬送波再生装置及び搬送波再生方法 Expired - Fee Related JP4794634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008549275A JP4794634B2 (ja) 2006-12-15 2007-12-06 搬送波再生装置及び搬送波再生方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338379 2006-12-15
JP2006338379 2006-12-15
PCT/JP2007/073606 WO2008072552A1 (ja) 2006-12-15 2007-12-06 搬送波再生装置及び搬送波再生方法
JP2008549275A JP4794634B2 (ja) 2006-12-15 2007-12-06 搬送波再生装置及び搬送波再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008072552A1 JPWO2008072552A1 (ja) 2010-03-25
JP4794634B2 true JP4794634B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=39511572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008549275A Expired - Fee Related JP4794634B2 (ja) 2006-12-15 2007-12-06 搬送波再生装置及び搬送波再生方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8451948B2 (ja)
EP (1) EP2040428A1 (ja)
JP (1) JP4794634B2 (ja)
KR (1) KR20090098660A (ja)
CN (1) CN101401378A (ja)
WO (1) WO2008072552A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009142027A1 (ja) * 2008-05-22 2009-11-26 パナソニック株式会社 搬送波再生装置及び方法、並びに復調装置
EP2645660B1 (en) * 2010-11-26 2015-06-10 Nec Corporation Pll circuit
US20150138995A1 (en) * 2013-11-18 2015-05-21 Texas Instruments Incorporated Method, system and apparatus for phase noise cancellation
JP6294093B2 (ja) * 2014-02-12 2018-03-14 パナソニック株式会社 位相回転補正方法及び位相回転補正装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07193609A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp デジタル位相同期ループ回路
JPH11136301A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Mitsubishi Electric Corp 搬送波再生回路
JP2001245011A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Sharp Corp 位相誤差検出装置
JP2002051092A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 残留側波帯復調装置
JP2004526381A (ja) * 2001-04-16 2004-08-26 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 位相トラッキング・システム
JP2006129536A (ja) * 2002-03-11 2006-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 搬送波再生装置
JP2006217054A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Fujitsu Ltd 周波数同期または位相同期を自動確立する無線受信装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5465271A (en) * 1993-08-20 1995-11-07 General Electric Company Post detection weighted vector combining diversity receivers using phase metrics for mobile and indoor radio channels
JP3660068B2 (ja) * 1996-09-12 2005-06-15 株式会社ルネサステクノロジ 位相比較器
JP3206550B2 (ja) * 1998-05-11 2001-09-10 日本電気株式会社 位相同期ループ付き信号推定器
JP3794412B2 (ja) 2002-03-11 2006-07-05 松下電器産業株式会社 搬送波再生装置
US7558340B2 (en) * 2003-12-01 2009-07-07 Lg Electronics Inc. VSB receiver and carrier recovery apparatus thereof
KR100631203B1 (ko) 2004-10-07 2006-10-04 삼성전자주식회사 Vsb 방식 수신기를 위한 반송파 및 심볼 타이밍복원장치 그리고 그 복원방법

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07193609A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Toshiba Corp デジタル位相同期ループ回路
JPH11136301A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Mitsubishi Electric Corp 搬送波再生回路
JP2001245011A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Sharp Corp 位相誤差検出装置
JP2002051092A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 残留側波帯復調装置
JP2004526381A (ja) * 2001-04-16 2004-08-26 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 位相トラッキング・システム
JP2006129536A (ja) * 2002-03-11 2006-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 搬送波再生装置
JP2006217054A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Fujitsu Ltd 周波数同期または位相同期を自動確立する無線受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101401378A (zh) 2009-04-01
EP2040428A1 (en) 2009-03-25
WO2008072552A1 (ja) 2008-06-19
US8451948B2 (en) 2013-05-28
JPWO2008072552A1 (ja) 2010-03-25
US20100158090A1 (en) 2010-06-24
KR20090098660A (ko) 2009-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7206279B2 (en) OFDM receiving apparatus and method of demodulation in OFDM receiving apparatus
US20060200511A1 (en) Channel equalizer and method of equalizing a channel
JP2006237819A (ja) 復調装置及びその位相補償方法
JP2007195075A (ja) 復調回路および復調方法
JP4794634B2 (ja) 搬送波再生装置及び搬送波再生方法
WO2009142027A1 (ja) 搬送波再生装置及び方法、並びに復調装置
JPH08340359A (ja) ディジタル残留側波帯変調通信装置の位相検出方法及び位相トラッキングループ回路
JP4075934B2 (ja) 搬送波再生装置
WO2003077497A1 (fr) Appareil de reproduction d'une porteuse radioelectrique
JP5685908B2 (ja) ループフィルタ
US6445752B1 (en) Apparatus and method for phase tracking in a demodulator
KR100510665B1 (ko) 디지털 tv의 위상 오차 추적 장치 및 방법
KR100390433B1 (ko) 디지털 tv 수신기의 에러 추적 장치
JP7547010B2 (ja) 搬送波再生回路
KR100395565B1 (ko) 반송파 오류 계산 장치, 반송파 복원 장치 및 방법
JP2001211218A (ja) 受信装置およびその方法
KR100275703B1 (ko) 위상 추적 회로 및 위상 검출방법
JP2002335129A (ja) Fm復調器および受信機
JP6156603B1 (ja) 復調装置
JPWO2008072553A1 (ja) デジタルagc装置
JP2022040440A (ja) 搬送波再生回路
JP2004112218A (ja) 非線形補償器
KR100284401B1 (ko) 고화질 텔레비젼의 위상 추적 제어방법
JP2018098597A (ja) 受信信号調整回路、受信信号調整方法およびプログラム
JP2012109904A (ja) 温度補正回路、復調回路、通信装置、温度補正方法、および、復調方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees