JP2861778B2 - 復調装置 - Google Patents

復調装置

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JP2861778B2
JP2861778B2 JP5342876A JP34287693A JP2861778B2 JP 2861778 B2 JP2861778 B2 JP 2861778B2 JP 5342876 A JP5342876 A JP 5342876A JP 34287693 A JP34287693 A JP 34287693A JP 2861778 B2 JP2861778 B2 JP 2861778B2
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英作 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は復調装置に関し、特にデ
ィジタル無線通信に用いられる復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルマイクロ波通信方式では、伝
送路でのフェーディング等による符号間干渉成分によ
り、符号誤り率が劣化する。特に、変調方式が多値にな
ればなるほどこの影響が大きい。このため、多値変調方
式を用いたディジタルマイクロ波通信方式用の復調装置
には、符号間干渉成分を除去する等化器が不可欠であ
る。
【0003】従来、この等化器は回路構成が複雑なた
め、IF帯で動作するアナログ回路により構成されてい
たが、近年ディジタル信号処理回路の進歩により、復調
された信号をA/D変換したディジタル信号から干渉成
分を除去するベースバンドディジタル信号処理型等化器
が主流になりつつある。ディジタル信号処理型のもの
は、アナログ型のものに比べ、特性のばらつきや経時変
化がない、調整が不要である、等の利点がある。
【0004】しかし、IFアナログ型等化器を用いた復
調装置では直交復調器の入力で既に干渉成分が除去され
ているのに対し、ベースバンドディジタル信号処理型等
化器を用いた復調装置では、A/D変換器の入力信号に
はまだ干渉成分がそのまま残っており、A/D変換器の
出力信号から干渉成分を除去するためには、干渉が加わ
った変調信号を情報の欠落を起こさないようにA/D変
換する必要がある。つまり、A/D変換器の入力信号の
サンプリング点での振幅が常にA/D変換器の識別可能
な範囲内に入るようにしなければならない。
【0005】しかし干渉が加わると、A/D変換器の入
力信号の振幅は本来の変調信号の振幅よりも大きくなっ
てしまう。そこで従来の復調装置では、干渉成分のない
定常時のA/D変換器の入力信号のサンプリング点での
振幅を絞ってA/D識別可能範囲よりも小さくすること
で、干渉が加わったときも信号の振幅がA/D変換器の
識別範囲を越えないようにしていた。この技術は例え
ば、特開昭63―119331号公報に開示されてい
る。
【0006】この従来の復調装置について図面を参照し
て説明する。
【0007】図6は従来のベースバンドディジタル信号
処理型等化器を用いた復調装置の構成を示すブロック図
である。ただし、ベースバンドは2系統とも同じ処理を
行うため1つにまとめて表記してある。
【0008】図において従来の復調装置は、制御回路1
07からの制御信号に応じて入力端子11から入力され
るIF帯の変調波の利得を制御して振幅を小さく絞る可
変利得増幅器101と、この利得が制御された変調波を
復調する直交復調器(DEM)103と、この復調後の
ベースバンドアナログ信号をディジタル信号に変換する
A/D変換器104と、この変換後のディジタル信号か
ら干渉成分を除去する等化器(EQL)105と、この
干渉成分除去後のディジタル信号に予め設定された係数
Cを掛ける乗算器(MULTI)106と、この乗算器
106の出力と所定基準値とのずれを検出し、そのずれ
が零になるような制御信号を送出する制御回路(CON
T)107とを含んで構成されている。なお、21は出
力端子である。
【0009】かかる構成において、入力端子11から入
力されたIF帯の変調波は、まず制御信号により利得が
制御される可変利得増幅器101を通り、次に直交復調
器103に入力され直交検波されて、ベースバンドアナ
ログ信号が出力される。このベースバンドアナログ信号
は、A/D変換器104でディジタル信号に変換された
後、等化器105に入力され、干渉成分が除去される。
【0010】制御回路107は、乗算器106で等化器
105の出力信号に予め設定された係数Cを掛けた後の
信号の振幅と所定の基準値とのずれを検出して、そのず
れが零になるように可変利得増幅器101の利得を制御
する。なお、基準値Rは、信号点の硬判定(本例では、
MSB(Most Significant Bit)
のみの判定)に必要なビットの1つ下のビットである誤
差信号の最も外側の2つの変化点間の値である。
【0011】したがって、A/D変換器104の入力信
号のサンプリング点Sでの振幅は基準値Rに対し、乗算
器106の係数Cの逆数倍となる。例えば、係数C=2
のとき、干渉成分がなければA/D変換器104の入力
信号のサンプリング点Sでの振幅は、基準値Rの1/2
となるように可変利得増幅器101が制御される。変調
波に干渉成分が加わったとき等化器105でその成分が
除去されるため、等化器105の入力の方が出力よりも
振幅が大きくなる。
【0012】よって、等化器105の出力信号で制御を
かけた可変利得増幅器101の出力、つまりA/D変換
器104の入力信号の振幅も干渉成分がないときよりも
大きくなる。しかし、もともと基準値の1/2しか使っ
ていないため、A/D変換器104の入力信号のサンプ
リング点での振幅が元の2倍を越えない限り正しく変換
される。なお、可変利得増幅器101を復調器103の
後段に置く構成でも同様の効果がある。
【0013】例として、変調方式が4相PSK(Pha
se Shift Keying)で、A/D変換器1
04の入力信号の振幅を基準値の1/2にしたときのA
/D変換器の入力信号(アイパターン)とA/D変換器
の各ビットの各閾値との関係を図7に示す。
【0014】図においては、A/D変換器104の識別
可能範囲(変換可能最大範囲)Hと、A/D変換器10
4の各ビット(MSB,2SB,3SB)の各閾値との
関係が示されている。この図においては、A/D変換器
の入力信号の定常時の振幅を絞ってサンプリング点Sが
識別可能範囲Hより十分小さくなるようにしている。こ
れにより、たとえ干渉成分の量が最大になったとしても
サンプリング点Sにおける振幅が識別可能範囲Hを越え
ることはない。
【0015】なお、2SBは2nd Signific
ant Bit、3SBは3rdSignifican
t Bitであり、A/D変換器104はこれら以外の
より下位のビットをも出力しているものとする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、定常時のA/D変換器の入力の振幅が小さいためA
/D変換器104の実効精度が低下し、それに伴い誤り
率が劣化する。例えば、A/D変換器104の入力信号
の振幅を識別可能範囲の1/2に絞ったとき、実効精度
は1ビット低下し、A/D変換での量子化雑音が6dB
増大するという欠点がある。また、A/D変換器104
の入力の振幅の最小値は、誤り率の劣化の許容値で制限
されるため、非常に大きな干渉成分がある場合、やはり
A/D変換器の識別可能範囲を越えてしまい、等化器の
能力を十分に発揮することができないという欠点があ
る。
【0017】本発明の目的は、定常時に誤り率の劣化を
起こすことなく、かつ常に等化器の最大の能力が発揮で
きる復調装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による復調装置
は、 M 値直交振幅変調方式(Mは3を除く2以上の整
数)の復調装置であって、入力IF信号の振幅を制御信
号にしたがって変化させる可変利得増幅器と、前記可変
利得増幅器の出力信号の最大振幅を検出しその大きさを
一定に保つように前記可変利得増幅器の制御信号を出力
する最大振幅検出器と、前記可変利得増幅器の出力を直
交検波しベースバンドアナログ信号を出力する直交復調
器と、前記直交復調器の出力であるベースバンドアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、前
記A/D変換器の出力に含まれる符号間干渉成分をディ
ジタル信号処理により除去する等化器と、前記等化器の
出力と外部から制御された係数との乗算を行う乗算器
と、前記乗算器の出力の振幅と予め定められた基準とな
る振幅との差を検出し、その差が零となるような前記乗
算器に与える係数を出力する制御回路とを含むことを特
徴とする。本発明による他の復調装置は、8値位相変調
方式の復調装置であって、入力IF信号の振幅を制御信
号にしたがって変化させる可変利得増幅器と、前記可変
利得増幅器の出力信号の最大振幅を検出しその大きさを
一定に保つように前記可変利得増幅器の制御信号を出力
する最大振幅検出器と、前記可変利得増幅器の出力を検
波しベースバンドアナログ信号を出力する直交復調器
と、前記直交復調器の出力であるベースバンドアナログ
信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記
A/D変換器の出力に含まれる符号間干渉成分をディジ
タル信号処理により除去する等化器と、前記等化器の出
力と外部から制御された係数との乗算を行う乗算器と、
前記乗算器の出力の振幅と予め定められた基準となる振
幅との差を検出し、その差が零となるような前記乗算器
に与える係数を出力する制御回路とを含むことを特徴と
する。
【0019】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0020】図1は本発明による復調装置の一実施例の
構成を示すブロック図であり、図6と同等部分は同一符
号により示されている。
【0021】図において、本実施例の復調装置が従来の
ものと異なる点は、可変利得増幅器101の出力の最大
振幅値を検出する最大振幅検出器(PWR DET)1
02が追加され増幅器101の最大振幅が一定になるよ
うに制御する点と、乗算器106の出力信号の振幅が基
準信号Rと一致するように、制御回路107により制御
された係数と等化器105の出力信号との乗算を行う点
である。
【0022】すなわち、端子10から入力されたIF帯
の変調波は、まず可変利得増幅器101に入力され、そ
の出力の最大振幅値を検出する最大振幅検出器102か
ら出力される制御信号により、その出力の最大振幅が一
定となるように制御される。次に、可変利得増幅器10
1の出力は直交復調器103に入力され直交検波され
て、ベースバンアナログ信号が出力される。このベー
スバンドアナログ信号は、A/D変換器104でディジ
タル信号に変換された後、等化器105に入力され、干
渉成分が除去される。等化器105の出力信号は、乗算
器106において、乗算器106の出力信号の振幅が基
準信号と一致するように制御回路107により制御され
た係数との乗算が行われる。
【0023】ここで、最大振幅検出器102は、干渉成
分の有無にかかわらず、変調波の最大振幅が一定となる
ように可変利得増幅器101を制御する。図3は最大振
幅検出器102の内部構成例のブロック図である。
【0024】変調信号は帯域制限によて1タイムスロ
ット(変調速度の逆数)内で振幅に変化があるため、最
大振幅検出回路(PEAK DET)301でこの1タ
イムスロット内の最大振幅を検出する。さらに多値直交
変調方式では伝送している信号点によって振幅が変化す
るため、最大値検出回路(MAX DET)302で数
十から数百タイムスロットの最大振幅検出回路301出
力の中から最大値を検出する。最後に平均化回路303
で最大値検出回路302の出力を平均して、変調波の最
大振幅として出力する。
【0025】次に、図1の各部の動作について説明す
る。説明の簡略化のために変調方式は4相PSKとす
る。なお、4相PSKは振幅に変化はないが直交振幅変
調方式の1つである。
【0026】直交復調器103の利得が一定であるとす
ると、最大振幅検出器102で可変利得増幅器101を
制御することにより、A/D変換器104の入力信号の
最大振幅は常に一定となる。この最大振幅がA/D変換
器104の識別可能範囲Hにほぼ等しくなるように可変
利得増幅器101の出力レベルを設定しておけば、A/
D変換器104を常にその最高精度で動作させることが
できる。
【0027】図2は、A/D変換器104の入力信号の
サンプリング点Sでの振幅が、基準値Rと等しい場合の
A/D変換器104の入力信号(アイパターン)とA/
D変換器の各ビットの閾値との関係を示す波形図であ
る。
【0028】
【0029】なお、A/D変換器104は、MSBから
LSB(Least Significant Bi
t)までが例えば8ビットである等、図示されているビ
ット以外の下位のビットをも出力しているものとする。
【0030】この図2のような状態のとき、等化器10
5の出力信号の振幅は干渉成分の量により変化すること
になる。つまり、干渉成分が全くないときは等化器10
5で除去される成分がないため出力信号の振幅はA/D
変換器104の出力信号の振幅、すなわちA/D変換器
104の入力信号のサンプリング点Sにおける振幅と同
じになり、最も大きくなる。反対に、干渉成分が大きい
ときは等化器105で除去される成分が大きいため等化
器105の出力信号の振幅はA/D変換器104の出力
信号の振幅よりも小さくなる。このように、干渉成分の
量により振幅の異なる信号が、乗算器106に入力され
ることになる。
【0031】乗算器106の出力の2SBの最も外側の
2つの変化点の間を振幅の基準値Rとして設定する。干
渉成分が全くなく等化器105の出力信号の振幅が最大
のとき、この出力信号はA/D変換器104の出力その
ものである。A/D変換器104の入力信号が図2に示
されている状態のとき、A/D変換器104の出力は、
基準値Rと等しい振幅を持つ。制御回路107はその差
分を検出し、それが零になるような係数を乗算器106
に供給するので、このときの乗算器106に供給される
係数は1になる。
【0032】逆に、干渉成分が大きく等化器105の出
力信号の振幅が入力信号の振幅よりも小さいとき、等化
器105の出力信号はA/D変換器104の出力信号よ
り振幅が小さいため、基準信号より振幅が小さくなる。
従って、乗算器106に供給される係数は1より大とな
る。
【0033】このように乗算器106の係数が制御回路
107によって制御されることにより、乗算器106の
出力信号の振幅は干渉成分の量によらず常に一定に保た
れる。つまり、アイパターンの集束点の位置が2SBの
変化点に一致するため、乗算器106の出力信号のMS
Bが信号の識別結果となり、2SBがそのまま誤差信号
となる。
【0034】要するに、乗算器106の出力、すなわち
干渉成分除去後の信号について、アナログ受信信号のア
イパターンの集束点P1―P2間の値が基準値Rに一致
するように制御回路107から係数が送出されるのであ
る。この場合、アイパターンの集束点P1及びP2は、
干渉成分により両点間の中点を中心に両点間の距離が増
減するように変化するが、乗算器106及び制御回路1
07によってその変化を補正して集束点P1―P2間の
値と基準値Rとを一致させる動作を行うのである。
【0035】つまり、制御回路107は基準値Rと集束
点P1,P2とが一致するようにフィードバック制御を
行うのである。そして、フィードバック量となる係数
は、基準値Rと集束点P1,P2との不一致の量により
算出する。
【0036】不一致か否かについては、基準値Rより集
束点P1―P2間の値が大きくなると、MSB〜3SB
が集束点P1についてオール“H”、P2についてオー
ル“L”となるので、MSB〜3SBの排他的論理和を
とることによって検出することができる。不一致の量は
4SB〜LSB(図示せず)により算出でき、この量に
応じて補正をするのである。
【0037】以上のように、本実施例の復調装置では、
入力IF信号の振幅を制御信号に従って変化させる可変
利得増幅器101と、その出力信号の最大振幅を検出
し、その大きさを一定に保つように可変利得増幅器の制
御信号を出力する最大振幅検出器102と、可変利得増
幅器101の出力を直交検波し、ベースバンドアナログ
信号を出力する直交復調器103と、その出力であるベ
ースバンドアナログ信号をディジタル信号に変換するA
/D変換器104と、その出力に含まれる符号間干渉を
ディジタル信号処理により除去する等化器105と、そ
の出力と外部から制御された係数の乗算を行う乗算器1
06と、その出力の振幅と基準となる振幅との差を検出
し、その差が零になるような乗算器106に与える係数
を出力する制御回路107とを備えているため、干渉成
分のない定常時のA/D変換器104の入力信号の振幅
を小さく絞る必要がなく誤り率を劣化させることがな
い。さらに、A/D変換器104の入力信号のサンプリ
ング点での振幅がA/D変換器104の識別可能範囲H
を越えることがないため、常に等化器の能力を最大限に
発揮させることができる。
【0038】以上変調方式として4相PSKの場合を例
にとって説明したが、本発明は2M(Mは3を除く2以
上の整数)値直交振幅変調(QAM)や8相PSKに対
しても同様に適用できることは明らかである
【0039】図4に干渉成分がなく、かつ、乗算器10
6の係数が1の場合のA/D変換器104の入力アイパ
ターンとA/D変換器104の出力ビットの閾値との関
係を示す。16QAMでは、図4の下側が低電位側とし
て低電位側からみて3SBのLからHへの変化点がアイ
パターンの収束点(P1〜P4)の位置になる。図4に
示すRが制御回路107の基準となる振幅である。な
お、図4では、アイパターンの最大振幅KはA/D変換
器104の変換可能最大範囲Hを越えないように設定し
ているものとする。干渉成分が加わったときも、アイパ
ターンの最大振幅が図4に示す最大振幅Kから変化しな
いように可変利得増幅器101と最大振幅検出器102
により制御がかかる。このとき、等化器105の出力の
振幅は干渉成分が除去された分小さくなっている。この
振幅の減少は制御回路107で検出され、乗算器106
における制御回路107から出力された1より大きな係
数との乗算により補償される。
【0040】
【0041】そして、この16QAMの場合も、乗算器
及び制御回路により、各集束点P1〜P4が3SBの各
閾値と一致するように乗算器の出力が補正されるのであ
る。
【0042】なお、図1では、可変利得増幅器101が
直交復調器103の前段に置かれIF帯で動作するよう
に説明したが、図5のように直交復調器103の後段に
置かれるベースバンドタイプの可変利得増幅器101を
用いても本発明はそのまま適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、可変利得
増幅器と最大振幅検出回路を用いてA/D変換器入力信
号の最大振幅を一定とし、さらにその振幅をできるだけ
大きく設定するようにするとともに、等化器出力信号の
振幅が予め定められた基準値に一致するように乗算器で
その振幅を制御しているため、干渉成分のない定常時の
誤り率を劣化させることなく、常に等化器の能力を最大
限に発揮させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による復調装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の復調装置におけるA/D変換器の入力信
号のアイパターンと各ビットの各閾値との関係を示す波
形図である。
【図3】図1中の最大振幅検出器の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】16QAM方式の復調装置に本発明を適用した
場合におけるA/D変換器の入力信号のアイパターンと
各ビットの各閾値との関係を示す波形図である。
【図5】本発明の他の実施例による復調装置の構成を示
すブロック図である。
【図6】従来の復調装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の復調装置におけるA/D変換器の入力信
号のアイパターンと各ビットの各閾値との関係を示す波
形図である。
【符号の説明】
101 可変利得増幅器 102 最大振幅検出器 103 直交復調部 104 A/D変換器 105 等化器 106 乗算器 107 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H04B 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M 値直交振幅変調方式(Mは3を除く
    2以上の整数)の復調装置であって、入力IF信号の振
    幅を制御信号にしたがって変化させる可変利得増幅器
    と、前記可変利得増幅器の出力信号の最大振幅を検出し
    その大きさを一定に保つように前記可変利得増幅器の制
    御信号を出力する最大振幅検出器と、前記可変利得増幅
    器の出力を直交検波しベースバンドアナログ信号を出力
    する直交復調器と、前記直交復調器の出力であるベース
    バンドアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
    変換器と、前記A/D変換器の出力に含まれる符号間干
    渉成分をディジタル信号処理により除去する等化器と、
    前記等化器の出力と外部から制御された係数との乗算を
    行う乗算器と、前記乗算器の出力の振幅と予め定められ
    た基準となる振幅との差を検出し、その差が零となるよ
    うな前記乗算器に与える係数を出力する制御回路とを含
    むことを特徴とする復調装置。
  2. 【請求項2】 8値位相変調方式の復調装置であって、
    入力IF信号の振幅を制御信号にしたがって変化させる
    可変利得増幅器と、前記可変利得増幅器の出力信号の最
    大振幅を検出しその大きさを一定に保つように前記可変
    利得増幅器の制御信号を出力する最大振幅検出器と、前
    記可変利得増幅器の出力を検波しベースバンドアナログ
    信号を出力する直交復調器と、前記直交復調器の出力で
    あるベースバンドアナログ信号をディジタル信号に変換
    するA/D変換器と、前記A/D変換器の出力に含まれ
    る符号間干渉成分をディジタル信号処理により除去する
    等化器と、前記等化器の出力と外部から制御された係数
    との乗算を行う乗算器と、前記乗算器の出力の振幅と予
    め定められた基準となる振幅との差を検出し、その差が
    零となるような前記乗算器に与える係数を出力する制御
    回路とを含むことを特徴とする復調装置。
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