JPWO2008072344A1 - 火災時避難支援システム、及び防火戸制御装置 - Google Patents

火災時避難支援システム、及び防火戸制御装置 Download PDF

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Abstract

建物の各階床には、エレベータが設けられたエレベータ設置区画と、エレベータ設置区画に隣接し、第1連通口を介してエレベータ設置区画に連通された隣接区画と、第1連通口と異なる第2連通口を介して隣接区画に連通された外部区画とが設けられている。第1連通口は第1防火戸により開閉され、第2連通口は第2防火戸により開閉される。火災時避難支援システムは、建物に火災が発生したときに、各階床に設けられた複数の火災感知器からの情報に基づいて、エレベータの運転を管理する。また、火災時避難支援システムは、エレベータ設置区画及び隣接区画での火災による汚染がいずれも回避されているときに、建物に残された在館者を避難階へ運搬する避難運転をエレベータについて実施可能とし、エレベータ設置区画及び隣接区画の少なくともいずれかが火災によって汚染されているときに避難運転の実施を停止する避難運転指令部を有している。

Description

この発明は、建物に火災が発生した場合に、建物内に残された在館者を避難させるための火災時避難支援システム、及び防火戸制御装置に関するものである。
従来、建物に設置された火災感知器が作動したときに建物内の残留者を避難階まで救出するエレベータの火災管制運転システムが提案されている。従来のエレベータの火災管制運転システムでは、火災感知器からの情報に基づいて、火や煙がエレベータホールに及ぶまでの避難時間が予測演算され、予測された避難時間の範囲内で、残留者の救出を行うエレベータの救出運転が行われる。従って、エレベータの救出運転は、火や煙がエレベータホールに及ぶまで行われることがある(特許文献1参照)。
国際公開第2004/101418号パンフレット
しかし、エレベータホールが火炎や煙によって汚染されるまで救出運転が継続されると、例えば火炎や消火活動に伴う水等により、救出運転継続中にエレベータが突然故障してしまう可能性が高くなる。従って、エレベータの故障(異常)によって救出運転が中止されることを防止するために、防火、防煙及び防水の各対策をエレベータについて行う必要があり、コストが増加してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、エレベータの異常による運転の中止の防止を図ることができるとともに、コストの増加の防止を図ることができる火災時避難支援システム、及び防火戸制御装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ利用避難制御システムは、エレベータが設けられたエレベータ設置区画と、エレベータ設置区画に隣接し、第1連通口を介してエレベータ設置区画に連通された隣接区画と、第1連通口と異なる第2連通口を介して隣接区画に連通された外部区画とが複数の階床に設けられ、第1連通口が第1防火戸により開閉され、第2連通口が第2防火戸により開閉されるようになっている建物に火災が発生したときに、各階床に設けられた複数の火災感知器からの情報に基づいて、エレベータの運転を管理する火災時避難支援システムであって、エレベータ設置区画及び隣接区画での火災による汚染がいずれも回避されているときに、建物に残された在館者を避難階へ運搬する避難運転をエレベータについて実施可能とし、エレベータ設置区画及び隣接区画の少なくともいずれかが火災によって汚染されているときに避難運転の実施を停止する避難運転指令部を備えている。
この発明による防火戸制御装置は、エレベータが設けられたエレベータ設置区画と、エレベータ設置区画に隣接し、第1連通口を介してエレベータ設置区画に連通された隣接区画と、第1連通口と異なる第2連通口を介して隣接区画に連通された外部区画とが複数の階床に設けられた建物に火災が発生したときに、各階床に設けられた複数の火災感知器からの情報に基づいて、第1連通口を開閉する第1防火戸及び第2連通口を開閉する第2防火戸のそれぞれの動作を制御する防火戸制御装置であって、各階床に設けられた第1防火戸及び第2防火戸のうち、火災感知器が火災による汚染を感知した火災発生階に対応させてあらかじめ設定された動作対象階に設けられた第1防火戸及び第2防火戸のそれぞれを火災発生階における火災感知器の感知と連動させて動作させ、第1連通口及び第2連通口のそれぞれを閉鎖する。
この発明によるエレベータ利用避難制御システムでは、エレベータ設置区画、隣接区画及び外部区画のそれぞれについての火災による汚染の有無に基づいて、エレベータの避難運転の可否の判定が行われ、エレベータ設置区画及び隣接区画の少なくともいずれかが火災によって汚染されているときに避難運転の実施が停止されるので、隣接区画からの火災による汚染がエレベータ設置区画に及ぶ前にエレベータの避難運転を正常に終了することができる。従って、エレベータの異常による避難運転の中止の防止を図ることができる。また、防火、防煙及び防水の各対策を過剰に行う必要がなくなるので、コストの増加の防止も図ることができる。
この発明による防火戸制御装置では、火災感知器が火災による汚染を感知した火災発生階に対応させてあらかじめ設定された動作対象階に設けられた第1防火戸及び第2防火戸のそれぞれが火災発生階における火災感知器の火災の感知と連動して動作され、第1連通口及び第2連通口のそれぞれが閉鎖されるので、エレベータ設置区画及び隣接区画への火炎や煙の到達をより確実に遅らせることができる。これにより、エレベータが避難運転を行う場合には、エレベータの異常による避難運転の中止の防止を図ることができる。また、防火、防煙及び防水の各対策を過剰に行う必要がなくなるので、コストの増加の防止も図ることができる。
この発明の実施の形態1による火災時避難支援システムを示すブロック図である。 図1のエレベータが設けられた建物を示す平面図である。 図1の避難運転指令部による避難運転開始後の処理動作を説明するためのフローチャートである。 図1の防火戸制御部による処理動作を説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による火災時避難支援システムを示すブロック図である。また、図2は、図1のエレベータが設けられた建物を示す平面図である。図において、建物1には、複数のエレベータ群2が設けられている。各エレベータ群2は、複数のエレベータ3を有している。
建物1の各階床には、各エレベータ3が設けられた共通の乗場(エレベータホール)と、乗場に隣接する通路とが設けられている。乗場は、エレベータ設置区画4とされている。通路は、エレベータ設置区画4に隣接する隣接区画5と、隣接区画5にそれぞれ隣接し、エレベータ設置区画4から離れた2つの外部区画6,7とに区分けされている(図2)。
隣接区画5は、第1連通口8を介してエレベータ設置区画4に連通されている。エレベータ設置区画4と隣接区画5との間には、第1連通口8を開閉する第1防火戸9が設けられている。各外部区画6,7は、第1連通口8と異なる第2連通口10を介して隣接区画5にそれぞれ連通されている。隣接区画5と各外部区画6,7との間には、第2連通口10を開閉する第2防火戸11がそれぞれ設けられている(図2)。従って、エレベータ設置区画4及び隣接区画5は、防火戸による仕切りが可能な防火区画とされている。
隣接区画5の広さは、第1連通口8を囲む所定の広さとされている。また、第1連通口8から各第2連通口10までの距離は、あらかじめ設定された所定の距離(例えば10m等)を超えないようにそれぞれ決められている。即ち、各第2連通口10は、第1連通口8から所定の距離だけ離れた位置までの範囲内にそれぞれ設けられている。
なお、建物1には、建物1内の在館者が各階床間を移動するための避難階段(図示せず)が通路に隣接して設けられている。また、この例では、建物1の各階床のうち、玄関階である1階が避難階とされている。
各エレベータ3は、図1に示すように、各階床に停止可能なかご12と、かご12の移動を制御する制御装置13とを有している。各エレベータ3の運転は、エレベータ群2ごとに、群管理装置14により一括して管理される。
各階床には、火災による火炎や煙等の汚染を感知する複数の火災感知器15が設けられている。各階床における火災感知器15は、エレベータ設置区画4、隣接区画5及び各外部区画6,7のそれぞれに設けられている。各火災感知器15からの情報は、建物1全体の防災機器を統括管理する防災管理装置16へ伝送される。防災管理装置16は、各火災感知器15からの情報に基づいて、火災の発生の有無を検出する。また、防災管理装置16は、火災による汚染を感知した火災感知器15の位置に応じた信号を発生する。
防災管理装置16からの情報は、各群管理装置14を火災発生時に統括管理する避難支援装置17へ伝送される。即ち、避難支援装置17には、各火災感知器15からの情報が防災管理装置16を介して伝送される。避難支援装置17は、防災管理装置16によって火災発生が検出された後、在館者を各階床から避難階に運搬する避難運転を各エレベータ3について行う。
避難支援装置17は、通信部18、火災状況判定部19、防火戸制御部(防火戸制御装置)20及び避難運転指令部21を有している。
通信部18は、各群管理装置14及び防災管理装置16のそれぞれと避難支援装置17との情報通信を行う。
火災状況判定部19は、防災管理装置16を介して得られた各火災感知器15からの情報に基づいて、火災による汚染の有無を各階床におけるエレベータ設置区画4、隣接区画5及び各外部区画6,7のそれぞれについて判定する。エレベータ設置区画4、隣接区画5及び各外部区画6,7のそれぞれについての火災による汚染の有無の判定は、各区画4〜7に設けられている火災感知器15が火災による汚染を感知したか否かにより行われる。
防火戸制御部20は、火災状況判定部19からの情報に基づいて、第1防火戸9及び各第2防火戸11のそれぞれの動作を制御する。具体的には、防火戸制御部20は、各階床における火災感知器15の少なくともいずれかが火災による汚染を感知したときに、エレベータ設置区画4、隣接区画5及び各外部区画6,7での火災による汚染の有無にかかわらず、火災感知器15が火災による汚染を感知した階床(火災発生階)と、火災発生階の直上に位置する階床(火災直上階)とに設けられた第1防火戸9及び第2防火戸11のそれぞれを戸閉動作させる。これにより、火災発生階及び火災直上階のそれぞれにおける第1連通口8及び第2連通口10がそれぞれ閉鎖される。第1防火戸9及び第2防火戸11の戸閉動作は、火災発生階における火災感知器15の火災による汚染の感知と連動して行われる。即ち、この例では、火災発生階及び火災直上階が、火災発生階における火災感知器15の火災の感知と連動する第1防火戸9及び第2防火戸11が設けられた動作対象階としてあらかじめ設定されている。
避難運転指令部21は、火災状況判定部19からの情報に基づいて、エレベータ3の避難運転の実施の可否を判定する。具体的には、避難運転指令部21は、エレベータ設置区画4及び隣接区画5のいずれについても火災による汚染が回避されているときに避難運転の実施が可能であると判定し、エレベータ設置区画4及び隣接区画5の少なくともいずれかが火災によって汚染されているときに避難運転の実施が不可能であると判定する。
また、避難運転指令部21は、避難運転の実施が可能であるときに避難運転の指令を各群管理装置14へ出力し、避難運転の実施が不可能になったときに避難運転の指令の出力を停止する。各群管理装置14は、避難運転指令部21からの避難運転の指令を受けることにより、各エレベータ3が避難運転を行うように管理する。
即ち、避難運転指令部21は、エレベータ設置区画4及び隣接区画5での火災による汚染がいずれも回避されているときにのみ、各エレベータ3について避難運転を実施可能とする。また、避難運転指令部21は、エレベータ設置区画4及び隣接区画5の少なくともいずれかが火災によって汚染されたときに各エレベータ3の避難運転の実施を停止する。避難運転は、火災状況判定部19からの情報に基づいて、かご12が停止する階床やかご12が階床に停止するまでの所要時間等を含む避難運転計画案を作成し、作成した避難運転計画案に基づいてかご12を移動させることにより行われる。
避難支援装置17は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM及びRAM等)及び信号入出力部を持ったコンピュータにより構成されている。通信部18、火災状況判定部19、防火戸制御部20及び避難運転指令部21の機能は、避難支援装置17のコンピュータにより実現される。
即ち、コンピュータの記憶部には、通信部18、火災状況判定部19、防火戸制御部20及び避難運転指令部21の機能を実現するためのプログラムが格納されている。演算処理部は、記憶部に格納されたプログラムに基づいて、避難支援装置17の機能に関する演算処理を実行する。
次に、動作について説明する。防災管理装置16によって火災の発生が検出されると、防災管理装置16からは、火災を感知した火災感知器15の位置の情報を含む火災発生の確定情報が避難支援装置17へ送られる。避難支援装置17が防災管理装置16からの情報を受けると、各階床におけるエレベータ設置区画4、隣接区画5及び各外部区画6,7のそれぞれについて、火災による汚染の有無が火災状況判定部19により判定される。
エレベータ設置区画4及び隣接区画5のいずれも汚染されていない場合には、避難運転の指令が避難運転指令部21から各群管理装置14へ出力され、各エレベータ3の避難運転が開始される。エレベータ設置区画4及び隣接区画5の少なくともいずれかが汚染されている場合には、避難運転は行われず、各エレベータ3の運転が停止される。
次に、避難運転開始後の処理動作について説明する。図3は、図1の避難運転指令部21による避難運転開始後の処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、避難運転が開始されると(S1)、隣接区画5が火災によって汚染されているか否かが火災状況判定部19により判定される(S2)。隣接区画5が汚染されている場合には、避難運転指令部21からの避難運転の指令の出力が停止され、避難運転が終了する(S3)。
隣接区画5が汚染されていない場合には、エレベータ設置区画4が火災によって汚染されているか否かが火災状況判定部19により判定される(S4)。エレベータ設置区画4が汚染されている場合には、避難運転指令部21からの避難運転の指令の出力が停止され、避難運転が終了する(S3)。エレベータ設置区画4が汚染されていない場合には、避難運転がそのまま継続され、隣接区画5及びエレベータ設置区画4での火災による汚染の有無が火災状況判定部19により繰り返し判定される。
次に、防火戸制御部20による処理動作について説明する。図4は、図1の防火戸制御部20による処理動作を説明するためのフローチャートである。図に示すように、防災管理装置16からの火災発生の確定情報が避難支援装置17へ送られ、各階床での火災による汚染の有無が火災状況判定部19により判定されると、火災状況判定部19からの情報に基づいて、各階床について火災発生階であるか否かが防火戸制御部20により判定される(S11)。
火災発生階に該当する場合には、防火戸制御部20の制御により、当該火災発生階に設けられた第1防火戸9及び第2防火戸11について戸閉動作が行われ、第1連通口8及び第2連通口10のそれぞれが閉鎖される(S12)。
火災発生階に該当しない場合には、火災直上階であるか否かが防火戸制御部20により判定される(S13)。火災直上階に該当する場合には、防火戸制御部20の制御により、当該火災直上階に設けられた第1防火戸9及び第2防火戸11について戸閉動作が行われ、第1連通口8及び第2連通口10のそれぞれが閉鎖される(S12)。火災直上階にも該当しない場合には、当該階床に設けられた第1防火戸9及び第2防火戸11については戸閉動作が行われず、第1連通口8及び第2連通口10のそれぞれは開放されたままとされる。
このような火災時避難支援システムでは、エレベータ設置区画4、隣接区画5及び外部区画6,7のそれぞれについての火災による汚染の有無に基づいて、エレベータ3の避難運転の可否の判定が行われ、エレベータ設置区画4及び隣接区画5の少なくともいずれかが火災によって汚染されているときにエレベータ3の避難運転の実施が停止されるので、隣接区画5からの火災による汚染がエレベータ設置区画4に及ぶ前にエレベータ3の避難運転を正常に終了することができる。従って、各エレベータ3が例えば火炎や消火活動に伴う水等によって故障する可能性を低く抑えることができ、エレベータ3の異常による避難運転の中止の防止を図ることができる。また、防火、防煙及び防水の各対策を過剰に行う必要がなくなるので、コストの増加の防止も図ることができる。
また、第1防火戸9及び第2防火戸11のそれぞれの動作が各火災感知器15からの情報に基づいて防火戸制御部20により制御されるので、在館者が手動により第1防火戸9及び第2防火戸11を動かす必要がなく、エレベータ設置区画4及び隣接区画5への火炎や煙の到達を容易にかつ効果的に遅らせることができる。従って、各エレベータ3の避難運転の実施時間をより長くすることができる。
また、各階床に設けられた第1防火戸9及び第2防火戸11のうち、火災発生階及び火災直上階に設けられた第1防火戸9及び第2防火戸11のそれぞれが火災発生階における火災感知器15の火災の感知と連動して動作され、第1連通口8及び第2連通口10のそれぞれが閉鎖されるので、エレベータ設置区画4及び隣接区画5への火炎や煙の到達をより確実に遅らせることができる。これにより、エレベータ3の異常による避難運転の中止の防止を図ることができる。また、防火、防煙及び防水の各対策を過剰に行う必要がなくなるので、コストの増加の防止も図ることができる。
なお、上記の例では、防火戸制御部20が避難支援装置17に含まれているが、防火戸制御部20を防災管理装置16に搭載してもよい。
また、上記の例では、エレベータ3の乗場がエレベータ設置区画4とされているが、エレベータ設置区画4はエレベータ3が設けられた区画であればよく、例えばエレベータ3の上部に設けられた機械室やエレベータ3の電気配線が通された電気室等であってもよい。この場合、隣接区画5は、エレベータ3の機械室や電気室に隣接して設けられる。
また、上記の例では、火災発生階での火災による汚染を感知したときに火災感知器15の動作に連動する第1防火戸9及び第2防火戸11が設けられた階床が、火災発生階及び火災直上階とされているが、これに限定する必要はなく、火災発生階、及び火災発生階の直下に位置する階床(火災直下階)としてもよいし、火災発生階、火災直上階及び火災直下階としてもよい。この場合、第1防火戸9及び第2防火戸11が連動する階床の設定は、動作対象階を火災発生階や火災直上階、火災直下階等とすることにより行われる。動作対象階は、火災による汚染によって各エレベータ3が故障する可能性が高い階床とされている。
また、上記の例では、第1防火戸9及び第2防火戸11のそれぞれがエレベータ設置区画4、隣接区画5及び各外部区画6,7での火災による汚染の有無にかかわらず、防火戸制御部20の制御により動作されているが、エレベータ設置区画4、隣接区画5及び各外部区画6,7での火災による汚染の有無の情報に基づいて、第1防火戸9及び第2防火戸11のそれぞれの動作を制御するようにしてもよい。この場合、一方の外部区画6が火災によって汚染されたときには、第2防火戸11が戸閉動作され外部区画6側の第2連通口10が閉鎖される。また、他方の外部区画7が火災によって汚染されたときには、第2防火戸11が動作され外部区画7側の第2連通口10が閉鎖される。さらに、第2防火区画5が火災によって汚染されたときには、第1防火戸9が戸閉動作され第1連通口8が閉鎖される。

Claims (4)

  1. エレベータが設けられたエレベータ設置区画と、上記エレベータ設置区画に隣接し、第1連通口を介して上記エレベータ設置区画に連通された隣接区画と、上記第1連通口と異なる第2連通口を介して上記隣接区画に連通された外部区画とが複数の階床に設けられ、上記第1連通口が第1防火戸により開閉され、上記第2連通口が第2防火戸により開閉されるようになっている建物に火災が発生したときに、各上記階床に設けられた複数の火災感知器からの情報に基づいて、エレベータの運転を管理する火災時避難支援システムであって、
    上記エレベータ設置区画及び上記隣接区画での火災による汚染がいずれも回避されているときに、上記建物に残された在館者を避難階へ運搬する避難運転を上記エレベータについて実施可能とし、上記エレベータ設置区画及び上記隣接区画の少なくともいずれかが火災によって汚染されているときに上記避難運転の実施を停止する避難運転指令部
    を備えていることを特徴とする火災時避難支援システム。
  2. 各上記火災感知器からの情報に基づいて、上記第1防火戸及び上記第2防火戸のそれぞれの動作を制御する防火戸制御部
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の火災時避難支援システム。
  3. 上記防火戸制御部は、各上記階床に設けられた上記第1防火戸及び上記第2防火戸のうち、上記火災感知器が火災による汚染を感知した火災発生階に対応させてあらかじめ設定された動作対象階に設けられた上記第1防火戸及び上記第2防火戸のそれぞれを上記火災発生階における上記火災感知器の火災の感知と連動させて動作させ、上記第1連通口及び上記第2連通口のそれぞれを閉鎖することを特徴とする請求項2に記載の火災時避難支援システム。
  4. エレベータが設けられたエレベータ設置区画と、上記エレベータ設置区画に隣接し、第1連通口を介して上記エレベータ設置区画に連通された隣接区画と、上記第1連通口と異なる第2連通口を介して上記隣接区画に連通された外部区画とが複数の階床に設けられた建物に火災が発生したときに、各上記階床に設けられた複数の火災感知器からの情報に基づいて、上記第1連通口を開閉する第1防火戸及び上記第2連通口を開閉する第2防火戸のそれぞれの動作を制御する防火戸制御装置であって、
    各上記階床に設けられた上記第1防火戸及び上記第2防火戸のうち、上記火災感知器が火災による汚染を感知した火災発生階に対応させてあらかじめ設定された動作対象階に設けられた上記第1防火戸及び上記第2防火戸のそれぞれを上記火災発生階における上記火災感知器の火災の感知と連動させて動作させ、上記第1連通口及び上記第2連通口のそれぞれを閉鎖することを特徴とする防火戸制御装置。
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