JPWO2008072310A1 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008072310A1
JPWO2008072310A1 JP2008549145A JP2008549145A JPWO2008072310A1 JP WO2008072310 A1 JPWO2008072310 A1 JP WO2008072310A1 JP 2008549145 A JP2008549145 A JP 2008549145A JP 2008549145 A JP2008549145 A JP 2008549145A JP WO2008072310 A1 JPWO2008072310 A1 JP WO2008072310A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation
reading
charge information
read
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008549145A
Other languages
English (en)
Inventor
晃一 田邊
晃一 田邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2008072310A1 publication Critical patent/JPWO2008072310A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4233Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector using matrix detectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14665Imagers using a photoconductor layer
    • H01L27/14676X-ray, gamma-ray or corpuscular radiation imagers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/30Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming X-rays into image signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/32Transforming X-rays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

この発明の撮像装置では、画像を4つの領域に等分に分割して、その分割された領域の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを分割して行うように設定する。このように照射前におけるキャリアの読み出しを分割することで、従来の画像での全領域(フレーム)でキャリアの読み出しを行うときと比較すると、各各蓄積・読み出しの時間を分割の数分の一だけ短く設定することができる。照射待ち時間の起点となるタイミングは、照射前におけるキャリアの読み出しまでの間で行われる。したがって、照射待ち時間の起点となるタイミングが変動したとしても、短く設定された各各蓄積・読み出しの間でのみ変動するので、従来よりも照射待ち時間の変動を少なくして、応答性を向上させることができる。

Description

この発明は、医療分野、工業分野、さらには原子力分野などに用いられる撮像装置に関する。
検出された光または放射線に基づいて撮像を行う撮像装置は、光または放射線を検出する光または放射線検出器を備えている。X線検出器を例に採って説明する。X線検出器はX線感応型のX線変換層(半導体層)を備えており、X線の入射によりX線変換層はキャリア(電荷情報)に変換し、その変換されたキャリアを読み出すことでX線を検出する。X線変換層としては例えば非晶質のアモルファスセレン(a−Se)膜が用いられる(例えば、非特許文献1参照)。
被検体にX線を照射して放射線撮像を行う場合には、被検体を透過した放射線像がアモルファスセレン膜上に投影されて、像の濃淡に比例したキャリアが膜内に発生する。その後、膜内で生成されたキャリアが、2次元状に配列されたキャリア収集電極に収集されて、所定時間(『蓄積時間』とも呼ばれる)分だけ積分された後、薄膜トランジスタを経由して外部に読み出される。
このようなX線検出器の周辺には、薄膜トランジスタのスイッチのON/OFFの切り換えを行うゲートドライバ回路や、キャリアを読み出すためのアンプアレイ回路といった周辺回路が配設されている。駆動回路はX線検出器に駆動信号を与えてX線検出器を駆動させ、キャリアの読み出しに関連する読み出し信号に基づいて、読み出されたキャリアをアンプアレイ回路が受け取る。これらの回路とX線検出器とを含めて撮像センサを構成している。
ところで、キャリアを読み出す際には、データ線を介して1ラインずつ読み出す方法と、データ線を介して複数ラインで読み出す方法がある。前者の1ラインずつ読み出す方法の場合には、薄膜トランジスタのスイッチを1つずつON(あるいは1つずつOFF)にして駆動し、駆動されたスイッチに接続されたコンデンサに一旦蓄積されたキャリアを、スイッチに接続されたデータ線を介して1ラインずつ読み出す。一方、後者の複数ラインで読み出す方法の場合には、薄膜トランジスタのスイッチを複数に同時にON(あるいは複数に同時にOFF)にして駆動し、同時に駆動されたスイッチに接続されたコンデンサに一旦蓄積されたキャリアを、それらスイッチに接続されたデータ線を介して一括して読み出す。
なお、X線が照射されていないときでも、アモルファスセレン膜のリーク電流(『暗電流』または『ダーク電流』とも呼ばれる)などによりキャリアがコンデンサに蓄積されるので、周期的に薄膜トランジスタを駆動することによって、X線の非照射時でのキャリア(『ダーク画像情報』とも呼ばれる)を読み出す必要がある。この読み出されたダーク画像情報に基づいて補正を行う(『ダーク補正』または『オフセット補正』とも呼ばれる)。この非照射時でのキャリアであるダーク画像情報の読み出しにおいても、前者の1ラインずつ読み出す方法、または後者の複数ラインで読み出す方法のいずれでも可能である。
W. Zhao, et al. , "A flat panel detector for digital radiology using active matrix readout of amorphous selenium," Proc. SPIE Vol. 2708, pp. 523 - 531, 1996.
前者の1ラインずつ読み出す方法は、キャリアを1ラインづつ逐次に読み出すので応答性が低いという問題がある。また、後者の複数ラインで読み出す方法は、前者の1ラインずつ読み出す方法よりも高速に読み出すことができるが、照射直前のダーク画像情報が得られないという問題や、同時に駆動するライン数を変更することにより画像アーティファクトが生ずるという問題がある。いずれにしても、2つの手法に関わらず、別の手法を用いて応答性を上げることが望まれる。
応答性が低い一因に、照射待ち時間の変動がある。この照射待ち時間の変動について、図17を参照して説明する。図17は、従来の各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。
フレームレートTは、キャリアの蓄積・読み出しの一連の動作に関する周期であって、このフレームレートTの間に、フレーム分のキャリアの読み出し(図17中の画像読み出しのF1〜F3を参照)が行われて、画像読み出し以外の時間ではX線照射可能な時間(図17ではX線照射可能時間)となる。具体的には、図17のF1〜F3の順に開始される。なお、図17に示すように、各フレームレートTごとの画像読み出しの時間を『読み出し期間』とすると、各フレームレートTにおける読み出し期間以外ではX線照射可能な時間となる。このX線照射可能な時間を『X線照射可能時間』とする。なお、各フレーム分のキャリアの蓄積は、フレームレートT毎に読み出し期間およびX線照射可能時間を含めてそれぞれ行われる。読み出し期間をtREADとし、X線照射可能時間をtIRRAとすると、上述した理由から明らかなようにT=tREAD+tIRRAを満たす。図17では、読み出し期間tREADを240msとし、フレームレートTを267msとする。
実際にX線を照射する場合には、X線照射可能時間の間でX線パルスを照射して行う。また、X線の照射開始前の非照射時においても、非照射時におけるリーク電流を放出するために、通常は、図17に示すように、フレームの読み出しが行われ、X線照射可能時間tIRRAが照射時と同じように設定される。
照射開始前の非照射時では、X線照射の準備に移行するために、ハンドスイッチを設ける。このハンドスイッチを図17中のタイミングAで押下することで、X線照射の準備に移行する。そして、図17の場合には、X線照射の準備に移行して最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止する。これによって、タイミングAからX線照射可能な信号の停止までの間のみ、X線照射可能時間は通常のX線照射可能時間tIRRAよりも長くなる。この長くなったX線照射可能時間の間でX線パルスが照射される。
具体的には、X線照射の準備に移行して最初に出力されるフレーム同期信号に同期、あるいはそのフレーム同期信号からの所定の時間(ただし所定の時間はフレームレートT未満)に同期した図17中のタイミングBでX線パルスが照射され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期してX線照射可能な信号が停止するまでにX線パルスの照射を停止する。このX線パルスが出力された直後のフレーム(図17中のF3を参照)でのキャリアを読み出すことで、その読み出されたキャリアを利用して撮像が行われる。このハンドスイッチを押下するタイミングAからX線パルスを出力するタイミングBまでの時間を『照射待ち時間』とする。照射待ち時間をtWAITとする。
なお、図17では、X線照射の準備に移行して最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止したが、これに限定されない。その次に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号を引き続き出力し、さらなる次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止することで、X線照射可能時間を長くしてX線パルスの照射を長く設定することも可能である。このように、X線照射可能な信号の停止が同期するフレーム同期信号の周期数を増やすことで、X線照射可能時間をより長くしてX線パルスの照射をより長く設定することも可能である。
ところで、上述したダーク補正を行う場合には、図18に示すように、図17と同じタイミングで、かつX線パルスを出力しないで読み出されたフレーム(図18中のハッチング部分のフレームを参照)でのキャリアを、X線の非照射時でのキャリアとして読み出して、この読み出されたキャリアをダーク画像情報としてダーク補正を行う。図18は、従来のダーク画像情報の読み出しに関する各信号のタイミングチャートである。
具体的には、図17に示すように、撮像の対象となるフレームよりも前のフレーム(図17中のF2を参照)の開始から撮像の対象となるフレーム(すなわち、X線パルスが出力された直後のフレーム:図17中のF3を参照)の開始までの蓄積時間をtとする。この蓄積時間tの長さに依存してダーク画像情報の特性が変化する。そこで、図17と同じ蓄積時間tになるように、図18に示すように、ダーク画像情報の読み出しの対象となるフレームよりも前のフレームの開始からダーク画像情報の読み出しの対象となるフレーム(図18中のハッチング部分のフレームを参照)の開始までの蓄積時間を同じ蓄積時間tに設定する。本来の撮像の場合には、これらのフレームの間でX線パルスを出力するが、図18のようにダーク画像情報を読み出す場合にはX線パルスを出力しない。
照射待ち時間の説明に戻すと、かかるハンドスイッチの押下は手動で行われるので、X線照射の準備への移行は、フレーム同期信号に同期しない。したがって、例えば、図19(a)に示すように、フレームF2の読み出しの途中でハンドスイッチを押下したときには、フレームF2直後に最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止する。そのフレーム同期信号に同期、あるいはそのフレーム同期信号からの所定の時間に同期したタイミングBでX線パルスを出力する。
これに対して、図19(b)に示すように、次のフレームF3の読み出し開始の直後でハンドスイッチを押下したときには、フレームF3直後に最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止する。そのフレーム同期信号に同期、あるいはそのフレーム同期信号からの所定の時間に同期したタイミングBでX線パルスを出力する。
この、図19に示すように照射待ち時間tWAITは最大でフレームレートTの変動がある。したがって、被検体が患者の場合において、患者の呼吸タイミングに合わせたX線照射を行う場合に、呼吸タイミングに合わせたX線照射が行い難いという問題が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、応答性を向上させることができる撮像装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明の撮像装置は、光または放射線による撮像を行って画像を得る撮像装置であって、前記光または放射線の入射により光または放射線の情報を電荷情報に変換する変換層と、その変換層で変換された電荷情報を蓄積して読み出す蓄積・読み出し回路とを備え、その蓄積・読み出し回路で読み出された電荷情報に基づいて前記画像を得るように前記装置は構成されており、装置は、さらに、画像を所定の領域に複数に分割して、その分割された領域の画像にしたがって、光または放射線の照射前における前記電荷情報の蓄積・読み出しを分割して行うように設定する第1蓄積・読み出し設定手段を備えていることを特徴とするものである。
この発明の撮像装置によれば、第1蓄積・読み出し設定手段は、画像を所定の領域に複数に分割して、その分割された領域の画像にしたがって、光または放射線の照射前における電荷情報の蓄積・読み出しを分割して行うように設定する。このように照射前における電荷情報の蓄積・読み出しを分割することで、従来の画像での全領域で電荷情報の蓄積・読み出しを行うときと比較すると、各蓄積・読み出しの平均時間を分割の数分の一だけ短く設定することができる。照射待ち時間の起点となるタイミングは、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しまでの間で行われる。したがって、照射待ち時間の起点となるタイミングが変動したとしても、短く設定された各蓄積・読み出しの時間の間でのみ変動するので、従来よりも照射待ち時間の変動を少なくして、応答性を向上させることができる。
上述した発明の一例(前者)は、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しが画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しを停止する蓄積・読み出し停止手段と、その蓄積・読み出し停止手段による照射前における電荷情報の蓄積・読み出しの停止の後に、照射を行うように制御する照射制御手段とを備えることである。
この一例によれば、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しが画像の途中であっても、蓄積・読み出し停止手段によって、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しを停止することが可能である。そして、その蓄積・読み出し停止手段による照射前における電荷情報の蓄積・読み出しの停止の後に、照射制御手段が照射を行うように制御することで、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しが画像の途中であっても、光または放射線の照射を行うことが可能である。
上述した発明の他の一例(後者)は、照射前における電荷情報の読み出しを周期的に行い、任意の周期で、読み出しを行わない動作をその周期での読み出しと次の周期での読み出しとの間に挟むように設定する第2読み出し設定手段を備えることである。かかる第2読み出し設定手段を備えることで、周期に同期して制御を行う撮像装置に適用することができる。なお、読み出しを行わない動作を蓄積に設定してもよいし、読み出しおよび読み出しを行わない動作にわたって蓄積に設定してもよい。
この他の一例(後者)において、前者の一例のような照射制御手段を備えてもよい。すなわち、照射前における電荷情報の読み出しが画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前における電荷情報の読み出しを、その途中のタイミングに相当する周期に同期して停止する読み出し停止手段と、その読み出し停止手段による照射前における電荷情報の読み出しの停止の後で、かつ読み出しを行わない動作のときに照射を行うように制御する照射制御手段とを備える。
この他の一例(後者)において、照射制御手段を備えた場合によれば、照射前における電荷情報の読み出しが画像の途中であっても、読み出し停止手段によって、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前における電荷情報の読み出しを停止することが可能である。そして、その読み出し停止手段による照射前における電荷情報の読み出しの停止の後で、かつ読み出しを行わない動作のときに、照射制御手段が照射を行うように制御することで、照射前における電荷情報の読み出しが画像の途中であっても、光または放射線の照射を行うことが可能である。
後者の一例において、照射制御手段を備えた場合では、照射前における電荷情報の読み出しを、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うのが好ましい。このように行うことで、照射前における電荷情報の読み出しを繰り返して行うことが可能である。
後者の一例において、照射制御手段を備えた場合で、かつ照射前における電荷情報の読み出しを繰り返して行う場合の一例は、電荷情報の読み出しの停止での領域に隣接した次の領域で、照射時における電荷情報の読み出しを開始し、照射時における電荷情報の読み出しを、開始した領域から、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うことである。
この一例によれば、電荷情報の読み出しの停止での領域に隣接した次の領域で、照射時における電荷情報の読み出しを開始することが可能である。また、照射時における電荷情報の読み出しを開始する領域である次の領域が最初の領域でなかったとしても、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うので、照射時における電荷領域の読み出しを全領域にわたって行うことができる。
後者の一例において、照射制御手段を備えた場合で、かつ照射前における電荷情報の読み出しを繰り返して行う場合の他の一例は、照射時における電荷情報の読み出しを開始する領域が変更可能な領域変更手段を備え、照射時における電荷情報の読み出しを、開始した領域から、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うことである。
この他の一例によれば、領域変更手段が照射時における電荷情報の読み出しを開始する領域を変更することで、任意の領域で照射時における電荷情報の読み出しを開始することが可能である。また、照射時における電荷情報の読み出しを開始する領域である任意の領域が最初の領域でなかったとしても、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うので、照射時における電荷領域の読み出しを全領域にわたって行うことができる。
また、領域変更手段による領域変更の一例は、最初の領域で照射時における電荷情報の読み出しを開始することである。途中の領域から電荷情報を読み出すときに生じる分割された画像の境界の輝度差を、最初の領域で照射時における電荷情報の読み出しを開始することで解決することができる。
後者の一例において、照射制御手段を備えた場合で、かつ照射前における電荷情報の読み出しを繰り返して行う場合のさらなる他の一例は、照射時における電荷情報の読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行うことである。
このさらなる他の一例によれば、照射時における電荷情報の読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行うことで、照射前における電荷情報の読み出しよりも高速で読み出すことができる。また、この発明では、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しを分割して行えば、この発明の課題である応答性について解決することができるので、このように照射時における電荷情報の読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行ってもよい。
これらの発明の一例は、光または放射線の非照射時に読み出された電荷情報に基づいて照射時に読み出された電荷情報の補正を行う補正手段を備えることである。非照射時に読み出された電荷情報(ダーク画像情報)に基づいて電荷情報の補正(ダーク補正)を行う場合に、この発明は適用することができる。ここでの非照射時とは、上述した照射前であってもよいし、照射後であってもよい。すなわち、補正に用いられる非照射時に読み出された電荷情報は、照射前に読み出された電荷情報であってもよいし、照射後に読み出された電荷情報であってもよい。
また、補正に用いられる非照射時に読み出された電荷情報を複数個有してもよい。この発明における前者および後者の例では、照射の開始が蓄積・読み出しの停止あるいは読み出しの停止のタイミングによって決定され、その照射の開始のタイミングが分からない。したがって、照射の開始のタイミングが分からないことを考慮して、照射の開始のタイミングに合わせた電荷情報を複数個有することで、上述した補正をより正確に行うことができる。
この発明に係る撮像装置によれば、照射待ち時間の起点となるタイミングは、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しまでの間で行われる。したがって、照射待ち時間の起点となるタイミングが変動したとしても、短く設定された各蓄積・読み出しの時間の間でのみ変動するので、従来よりも照射待ち時間の変動を少なくして、応答性を向上させることができる。
各実施例に係るX線撮影装置のブロック図である。 X線撮影装置に用いられている側面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。 平面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。 実施例1に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。 画像を4つに分割したときの模式図である。 (a),(b)は、図4のタイミングチャートにおいてハンドスイッチを押下したときの前後の各信号のタイミングチャートである。 実施例1に係るダーク画像情報の説明図である。 実施例2に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。 実施例2に係るダーク画像情報の説明図である。 実施例3に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。 実施例3に係るダーク画像情報の説明図である。 実施例4に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。 実施例4に係るダーク画像情報の説明図である。 変形例に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。 さらなる変形例に係る画像の分割態様の模式図である。 さらなる変形例に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。 従来の各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。 従来のダーク画像情報の読み出しに関する各信号のタイミングチャートである。 (a),(b)は、図17のタイミングチャートにおいてハンドスイッチを押下したときの前後の各信号のタイミングチャートである。
符号の説明
7 … X線管制御部
8 … A/D変換器
9 … 画像処理部
10 … コントローラ
31 … 半導体厚膜
37 … アンプアレイ回路
Ca … コンデンサ
D1、D2、D3、D4 … 領域
READ … 読み出し期間
T … フレームレート
S … 撮像センサ
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。図1は、各実施例に係るX線撮影装置のブロック図であり、図2は、X線撮影装置に用いられている側面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路であり、図3は、平面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。本実施例1では、後述する実施例2〜4も含めて、光または放射線検出器としてフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」という)を例に採るとともに、撮像装置としてX線撮影装置を例に採って説明する。また、各実施例のX線撮影装置およびFPDは、図1〜図3と同じ構成である。
後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1に係るX線撮影装置は、図1に示すように、被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、被検体Mを透過したX線を検出するFPD3とを備えている。
X線撮影装置は、他に、FPD3の走査を制御するFPD制御部5や、X線管2の管電圧や管電流を発生させる高電圧発生部6を有するX線管制御部7や、FPD3から電荷信号であるX線検出信号をディジタル化して取り出すA/D変換器8や、A/D変換器8から出力されたX線検出信号に基づいて種々の処理を行う画像処理部9や、これらの各構成部を統括するコントローラ10や、処理された画像などを記憶するメモリ部11や、オペレータが入力設定を行う入力部12や、処理された画像などを表示するモニタ13などを備えている。
FPD制御部5は、FPD3を水平移動させたり、被検体Mの体軸の軸心周りに回転移動させることによる走査に関する制御などを行う。高電圧発生部6は、X線を照射させるための管電圧や管電流を発生してX線管2に与え、X線管制御部7は、X線管2を水平移動させたり、被検体Mの体軸の軸心周りに回転移動させることによる走査に関する制御や、X線管3側のコリメータ(図示省略)の照視野の設定の制御などを行う。なお、X線管2やFPD3の走査の際には、X線管2から照射されたX線をFPD3が検出できるようにX線管2およびFPD3が互いに対向しながらそれぞれの移動を行う。
コントローラ10は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されており、メモリ部11は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体などで構成されている。また、入力部12は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。X線撮影装置では、被検体Mを透過したX線をFPD3が検出して、検出されたX線に基づいて画像処理部9で画像処理を行うことで被検体Mの撮像を行う。
また、本実施例1では、コントローラ10は、後述する画像を4つの領域D1〜D4に等分に分割(図5を参照)して、その分割された4つの領域D1〜D4の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを分割して行うように設定する機能をも備えている。また、コントローラ10は、(1)照射前におけるキャリアの読み出しを周期的に行い、任意の周期で、読み出しを行わない動作(図4ではX線照射可能)をその周期での読み出しと次の周期での読み出しとの間に挟むようにする機能、(2) 照射前におけるキャリアの読み出しが画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域(図4ではD2)の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを、その途中のタイミングに相当する周期に同期して停止する機能をも備えている。コントローラ10は、この発明における第1蓄積・読み出し設定手段、第2読み出し設定手段および読み出し停止手段に相当する。
また、本実施例1では、照射前におけるキャリアの読み出しを画像の途中で停止した後で、かつ読み出しを行わない動作(X線照射可能)のときに、X線管制御部7はX線を照射するようにX線管2を制御する機能をも備えている。このときにX線管2から照射されたX線がX線パルスとなる。X線管制御部7は、この発明における照射制御手段に相当する。
また、メモリ部11は、X線検出信号や処理された画像などの書き込みにはRAMが用いられ、例えば制御シーケンスに関するプログラムの読み出しによって制御シーケンスをコントローラ10に実行させる場合には、制御シーケンスに関するプログラムの読み出し専用にはROMが用いられる。後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1では、分割された4つの領域D1〜D4の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを分割して行うように設定する制御シーケンスに関するプログラムをメモリ部11に記憶させ、そのプログラムの読み出しによって制御シーケンスをコントローラ10に実行させる。
また、後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1では、入力部12は、ハンドスイッチ(図示省略)を備え、そのハンドスイッチを押下することでX線照射の準備に移行して、所定時間経過した後にX線照射を開始する機能を備える。具体的には、図4に示すように、ハンドスイッチをタイミングAで押下することで、X線照射の準備に移行して、最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止する。このX線照射可能な信号の出力の間に、X線パルスが照射される。
FPD3は、図2に示すように、X線などの放射線が入射することによりキャリアが生成される放射線感応型の半導体厚膜31と、半導体厚膜31の表面に設けられた電圧印加電極32と、半導体厚膜31の放射線入射側とは反対側にある裏面に設けられたキャリア収集電極33と、キャリア収集電極33への収集キャリアを溜める電荷蓄積用のコンデンサCaと、コンデンサCaに蓄積されたキャリア(電荷)を取り出すための通常時OFF(遮断)の電荷取り出し用のスイッチ素子である薄膜トランジスタ(TFT)Trとを備えている。後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1では、半導体厚膜31は放射線の入射によりキャリアが生成される放射線感応型の物質、例えばアモルファスセレンで形成されているが、光の入射によりキャリアが生成される光感応型の物質であってもよい。半導体厚膜31は、この発明における変換層に相当する。
この他に、後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1では、薄膜トランジスタTrのソースに接続されているデータ線34と、薄膜トランジスタTrのゲートに接続されているゲート線35とを備えており、電圧印加電極32,半導体厚膜31,キャリア収集電極33,コンデンサCa,薄膜トランジスタTr,データ線34およびゲート線35が絶縁基板36の上に積層されて構成されている。
図2、図3に示すように、縦・横式2次元マトリックス状配列で多数個(例えば、1024個×1024個や4096×4096個)形成されたキャリア収集電極33ごとに、上述した各々のコンデンサCaおよび薄膜トランジスタTrがそれぞれ接続されており、それらキャリア収集電極33,コンデンサCa,および薄膜トランジスタTrが各検出素子DUとしてそれぞれ分離形成されている。また、電圧印加電極32は、全検出素子DUの共通電極として全面にわたって形成されている。また、上述したデータ線34は、図3に示すように、横(X)方向に複数本に並列されているとともに、上述したゲート線35は、図3に示すように、縦(Y)方向に複数本に並列されており、各々のデータ線34およびゲート線35は各検出素子DUに接続されている。また、データ線34はアンプアレイ回路37に接続されており、ゲート線35はゲートドライバ回路38に接続されている。なお、検出素子DUの配列個数は上述の1024個×1024個や4096×4096個だけでなく、実施形態に応じて配列個数を変更して使用することができる。したがって、検出素子DUが1個のみの形態であってもよい。
検出素子DUは2次元マトリックス状配列で絶縁基板36にパターン形成されており、検出素子DUがパターン形成された絶縁基板36は『アクティブ・マトリクス基板』とも呼ばれている。
また、FPD3の検出素子DU周辺を作成する場合には、絶縁基板36の表面に、各種真空蒸着法による薄膜形成技術やフォトリソグラフィ法によるパターン技術を利用して、データ線34およびゲート線35を配線し、薄膜トランジスタTr,コンデンサCa,キャリア収集電極33,半導体厚膜31,電圧印加電極32などを順に積層形成する。なお、半導体厚膜31を形成する半導体については、アモルファス型の半導体や多結晶型の半導体などに例示されるように、用途や耐電圧などに応じて適宜選択することができる。
アンプアレイ回路37は、FPD3外のA/D変換器8を含めて、キャリアを受け取る機能を備えている。つまり、A/D変換器8およびアンプアレイ回路37は、半導体厚膜31で変換されたキャリアを、FPD3の検出素子DUを介して読み出すことになる。コンデンサCaは、この発明における蓄積回路に相当し、A/D変換器8およびアンプアレイ回路37は、この発明における読み出し回路に相当する。したがって、コンデンサCa、A/D変換器8およびアンプアレイ回路37などを含む撮像センサSは、この発明における蓄積・読み出し回路に相当する。なお、A/D変換器8については、FPD3の構成内に備えてもよい。これらのゲートドライバ回路38やアンプアレイ回路37やA/D変換器8は、FPD3の周辺回路である。
この他に、FPD3は電源39を備えている。後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1では、電源39は、アンプアレイ回路37やA/D変換器8などの読み出し回路に電力を供給する。FPD3やFPD制御部5やA/D変換器8で、図3の撮像センサSを構成する。
続いて、後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1に係るX線撮影装置およびフラットパネル型X線検出器(FPD)の作用について説明する。電圧印加電極32に高電圧(例えば数100V〜数10kV程度)のバイアス電圧Vを印加した状態で、検出対象である放射線を入射させる。このバイアス電圧Vの印加の制御についてもFPD制御部5から行う。
放射線の入射によってキャリアが生成されて、そのキャリアが電荷情報として電荷蓄積用のコンデンサCaに蓄積される。ゲートドライバ回路38の信号取り出し用の走査信号(すなわちゲート駆動信号)によって、ゲート線35が選択されて、さらに選択されたゲート線35に接続されている検出素子DUが選択指定される。その指定された検出素子DUのコンデンサCaに蓄積されたキャリア(電荷)が、選択されたゲート線35の信号によってON状態に移行した薄膜トランジスタTrを経由して、データ線34に読み出される。
また、各検出素子DUのアドレス(番地)指定は、データ線34およびゲート線35の信号取り出し用の走査信号(ゲート線35の場合にはゲート駆動信号、データ線34の場合にはアンプ駆動信号)に基づいて行われる。アンプアレイ回路37やゲートドライバ回路38に信号取り出し用の走査信号が送り込まれると、ゲートドライバ回路38から縦(Y)方向の走査信号(ゲート駆動信号)に従って各検出素子DUが選択される。そして、横(X)方向の走査信号(アンプ駆動信号)に従ってアンプアレイ回路37が切り換えられることによって、選択された検出素子DUのコンデンサCaに蓄積されたキャリア(電荷)が、データ線34を介してアンプアレイ回路37に送り出される。そして、アンプアレイ回路37で増幅されて、X線検出信号としてアンプアレイ回路37から出力されてA/D変換器8に送り込まれる。
上述の動作によって、例えばX線撮影装置のX線像の検出に本実施例1に係るFPD3を備えた撮像センサSを用いた場合、データ線34を介して外部に読み出された電荷情報(X線検出信号)がアンプアレイ回路37で電圧として増幅された状態で画像情報に変換されて、X線画像として出力される。このように、コンデンサCa、A/D変換器8およびアンプアレイ回路37などを含む撮像センサSで蓄積して読み出された電荷情報(X線検出信号)に基づいてX線画像が得るようにX線撮影装置は構成されている。
次に、本実施例1に係る画像の分割、読み出しの設定および各フレームレートに関する各信号について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、実施例1に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートであり、図5は、画像を4つに分割したときの模式図であり、図6は、図4のタイミングチャートにおいてハンドスイッチを押下したときの前後の各信号のタイミングチャートである。
フレームレートTは、『背景技術』の欄でも述べたようにキャリアの蓄積・読み出しの一連の動作に関する周期であって、このフレームレートTの間に、フレーム分のキャリアの読み出し(図4中のD1〜D4を参照)が行われて、画像読み出し以外の時間ではX線照射可能な時間(図4ではX線照射可能時間)となる。具体的には、図4に示すように、フレームレートT毎に出力されるフレーム同期信号に同期して、読み出しがD1〜D4の順に開始される。ここで、X線画像を、図5に示すようにゲート線35に沿って4つの領域D1、D2、D3、D4に等分に分割しており、その分割された各領域D1〜D4にしたがって、キャリアの読み出しを分割して行うようにコントローラ10によって設定する。D1を最初の領域とするとともに、D4を最後の領域とすると、最後の領域D4(でのキャリアの読み出し)が終了したら最初の領域D1に戻って繰り返して行う。つまり、キャリアの読み出しを、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域D4が終了したら最初の領域D1に戻って繰り返し行う。
なお、図4に示すように、各フレームレートTごとの画像読み出しの時間を『読み出し期間』とすると、各フレームレートTにおける読み出し期間以外ではX線照射可能な時間となる。このX線照射可能な時間を『X線照射可能時間』とする。なお、各フレーム分のキャリアの蓄積は、フレームレートT毎に読み出し期間およびX線照射可能時間を含めてそれぞれ行われる。読み出し期間をtREADとし、X線照射可能時間をtIRRAとすると、上述した理由から明らかなようにT=tREAD+tIRRAを満たす。図4では、読み出し期間tREADを60msとし、フレームレートTを66msとする。なお、従来の場合には、図17に示すように、読み出し期間tREADが240msであって、フレームレートTが267msであったが、画像を4分割した分だけ読み出し期間tREADを従来の四分の一だけ短く設定(ここでは240ms×1/4=60ms)することができ、それに伴ってフレームレートTも短く設定(ここでは267msから66msに設定)することができる。
実際にX線を照射する場合には、X線照射可能時間の間でX線パルスを照射して行う。また、X線の照射開始前の非照射時においても、非照射時におけるリーク電流を放出するために、通常は、図4に示すように、分割された領域でキャリアの読み出しが行われ、X線照射可能時間tIRRAが照射時と同じように設定される。
照射開始前の非照射時では、X線照射の準備に移行するために、ハンドスイッチを図4中のタイミングAで押下する。このハンドスイッチの押下により、X線照射の準備に移行する。そして、図4の場合には、X線照射の準備に移行して最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止する。これによって、タイミングAからX線照射可能な信号の停止までの間のみ、X線照射可能時間は通常のX線照射可能時間tIRRAよりも長くなる。この長くなったX線照射可能時間の間でX線パルスが照射される。
具体的には、X線照射の準備に移行して最初に出力されるフレーム同期信号に同期、あるいはそのフレーム同期信号からの所定の時間(ただし所定の時間はフレームレートT未満)に同期した図4中のタイミングBでX線パルスが照射され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期してX線照射可能な信号が停止するまでにX線パルスの照射を停止する。このX線パルスが出力された直後の領域(図4中のD3を参照))でのキャリアを読み出すとともに、画像の全領域でのキャリアを読み出すまで各々の領域(図4中のD4、D1、D2を参照)を読み出すことで、その読み出されたキャリアを利用して撮像が行われる。このハンドスイッチを押下するタイミングAからX線パルスを出力するタイミングBまでの時間を『照射待ち時間』とする。照射待ち時間をtWAITとする。
かかるハンドスイッチの押下は手動で行われるので、X線照射の準備への移行は、フレーム同期信号に同期しない。したがって、例えば、図6(a)に示すように、領域D2の読み出しの途中でハンドスイッチを押下したときには、領域D2直後に最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止する。そのフレーム同期信号に同期、あるいはそのフレーム同期信号からの所定の時間に同期したタイミングBでX線パルスを出力する。
これに対して、図6(b)に示すように、次の領域D3の読み出し開始の直後でハンドスイッチを押下したときには、領域D3直後に最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止する。そのフレーム同期信号に同期、あるいはそのフレーム同期信号からの所定の時間に同期したタイミングBでX線パルスを出力する。
この、図6に示すように照射待ち時間tWAITは最大でフレームレートTの変動がある。本実施例1の場合には、従来が267msのフレームレートTの変動に対して、ほぼ4分の一に短く設定された66msのフレームレートTの変動に低減したことになる。
上述した本実施例1に係るX線撮影装置によれば、コントローラ10は、画像を所定の領域に複数に分割(図5では画像を4つの領域D1〜D4に等分に分割)して、その分割された領域(図4、図6では4つの領域D1〜D4)の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを分割して行うように設定する。このように照射前におけるキャリアの読み出しを分割することで、従来の画像での全領域(すなわちフレーム)でキャリアの読み出しを行うときと比較すると、各読み出し期間tREADあるいは各フレームレートTを分割の数分の一(図4〜図6では四分の一)だけ短く設定することができる。照射待ち時間tWAITの起点となるタイミング(本実施例1ではハンドスイッチを押下したタイミングA)は、照射前におけるキャリアの読み出しまでの間で行われる。したがって、照射待ち時間tWAITの起点となるタイミングが変動したとしても、短く設定された各読み出し期間tREADあるいは各フレームレートTの間でのみ変動するので、従来よりも照射待ち時間tWAITの変動を少なくして、応答性を向上させることができる。
図4では、照射前におけるキャリアの読み出しを周期的に行い、任意の周期で、読み出しを行わない動作(図4ではX線照射可能)をその周期での読み出しと次の周期での読み出しとの間に挟むようにコントローラ10(図1を参照)は設定する。かかるコントローラ10を備えることで、周期に同期して制御を行う撮像装置に適用することができる。図4では、読み出しを行わない動作(X線照射可能)をキャリアの蓄積に設定してもよいし、読み出しおよび読み出しを行わない動作(X線照射可能)にわたってキャリアの蓄積に設定してもよい。
図4では、照射前におけるキャリアの読み出しが画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域(図4ではD2)の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを、その途中のタイミングに相当する周期に同期して停止するようにコントローラ10(図1を参照)は設定する。そのコントローラ10による照射前におけるキャリアの読み出しの停止の後で、かつ読み出しを行わない動作(X線照射可能)のときに照射を行うようにX線管制御部7(図1を参照)は制御する。
かかるX線管制御部7を備えた場合には、照射前におけるキャリアの読み出しが画像の途中であっても、コントローラ10によって、その途中の領域に相当する分割された領域(図4ではD2)の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを停止することが可能である。そして、そのコントローラ10による照射前におけるキャリアの読み出しの読み出しの停止の後で、かつ読み出しを行わない動作(X線照射可能)のときに、X線管制御部7が照射を行うようにX線管1(図1を参照)を制御することで、照射前におけるキャリアの読み出しが画像の途中であっても、X線の照射を行うことが可能である。
図4では、照射前におけるキャリアの読み出しを、分割された隣接する領域の順(図4ではD1、D2、D3、D4の順)に周期的に行うとともに、最後の領域(図4ではD4)でのキャリアの読み出しが終了したら最初の領域(図4ではD1)に戻って繰り返して行っている。このように行うことで、照射前におけるキャリアの読み出しが可能である。
図4では、上述したキャリアの読み出しの停止での領域(図4ではD2)に隣接した次の領域(図4ではD3)で、照射時におけるキャリアの読み出しを開始し、照射時におけるキャリアの読み出しを、開始した領域(図4ではD3)から、分割された隣接する領域の順(図4ではD4の順)に周期的に行うとともに、最後の領域(図4ではD4)が終了したら最初の領域(図4ではD1)に戻って繰り返して行っている。
このように、キャリアの読み出しの停止での領域(図4ではD2)に隣接した次の領域(図4ではD3)で、照射時におけるキャリアの読み出しを開始することが可能である。また、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域である次の領域(図4ではD3)が、図4に示すように最初の領域(図4ではD1)でなかったとしても、最後の領域(図4ではD4)が終了したら最初の領域(図4ではD1)に戻って繰り返して行うので、照射時におけるキャリアの読み出しを全領域にわたって行うことができる。つまり、画像の全領域にわたって画像の読み出しを行うことができて撮像を行うことができる。
なお、後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1では、画像処理部9(図1を参照)は非照射時に読み出されたキャリアに基づいて照射時に読み出されたキャリアの補正を行う機能を備えている。非照射時に読み出されたキャリア(ダーク画像情報)に基づいて電荷情報の補正(ダーク補正)を行う場合に、この発明は適用することができる。画像処理部9は、この発明における補正手段に相当する。
後述する実施例2〜4も含めて、本実施例1では、上述した照射前でキャリア、すなわちリーク電流を予め読み出して、その読み出されたリーク電流をダーク画像情報として、A/D変換器8、画像処理部9、コントローラ10(いずれも図1を参照)を介して、メモリ部11(図1を参照)に一旦記憶して書き込む。その後、照射時に読み出されたキャリアをX線検出信号として、A/D変換器8、画像処理部9、コントローラ10(いずれも図1を参照)を介して、メモリ部11に(図1を参照)一旦記憶して書き込む。画像処理部9によるダーク補正時に、メモリ部11に書き込まれたダーク画像情報およびX線検出信号を読み出して、X線検出信号からダーク画像情報を減算するなどの補正処理を行うことでダーク補正を行い、ダーク補正後のデータをX線画像としてメモリ部11に一旦記憶して書き込む。このダーク補正後のX線画像をモニタ13(図1を参照)などに出力表示する。以上をまとめると、補正に用いられる非照射時に読み出されたダーク画像情報は、本実施例1では照射前に読み出されたキャリアである。
このダーク画像情報を本実施例1のような図4のタイミングチャートに適用した場合について、図7を参照して説明する。図7は、実施例1に係るダーク画像情報の説明図である。ダーク補正を行う場合には、図7に示すように、図4と同じタイミングで、かつX線パルスを出力しないで読み出された領域でのキャリアを、X線の非照射時でのキャリアとして読み出して、この読み出されたキャリアをダーク画像情報としてダーク補正を行う。
図4では、照射前におけるキャリアの読み出しを、分割された隣接する領域の順(図4ではD1、D2、D3、D4の順)に周期的に行うとともに、最後の領域(図4ではD4)でのキャリアの読み出しが終了したら最初の領域(図4ではD1)に戻って繰り返して行っている。そして、照射前におけるキャリアの読み出しが画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを停止している。そして、キャリアの読み出しの停止での領域に隣接した次の領域で、照射時におけるキャリアの読み出しを開始し、照射時におけるキャリアの読み出しを、開始した領域から、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行っている。したがって、画像を4つの領域D1〜D4に等分に分割した場合には、図7に示すように、4通りのパターンP1、P2、P3、P4の読み出しとなる。
すなわち、パターンP1では、照射前において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを読み出す。パターンP2では、照射前において領域D2、D3、D4、D1の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D2、D3、D4、D1の順にキャリアを読み出す。パターンP3では、照射前において領域D3、D4、D1、D2の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D3、D4、D1、D2の順にキャリアを読み出す。パターンP4では、照射前において領域D4、D1、D2、D3の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D4、D1、D2、D3の順にキャリアを読み出す。
撮像の対象となる領域よりも前の同一の領域の開始から撮像の対象となる領域の開始までの蓄積時間を、領域D1ではtとするとともに、領域D2ではtとし、領域D3ではtとし、領域D4ではtとする(図4および図7を参照)。各領域における蓄積時間t,t,t,tをフレームレートTで表すと、いずれのパターンP1〜P4においても、図7に示すように、t=t=t=t=5×Tとなる。
各蓄積時間t,t,t,tの長さに依存してダーク画像情報の特性が変化する。そこで、図4に示すように、照射前におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に行われ、照射時におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に行われて撮影を行う場合には、パターンP3に該当するパターンによる撮影となるので、本来であれば、パターンP3で照射前に読み出されたキャリア(ダーク画像情報)を用いてダーク補正を行うのが理想的であるが、本実施例1の場合には上述したようにいずれのパターンP1〜P4においても、t=t=t=t=5×Tとなるので、いずれのパターンP1〜P4に該当するパターンで照射前に読み出されたキャリア(ダーク画像情報)を用いてダーク補正を行ってもよい。
以上をまとめると、照射前におけるキャリアの読み出しを、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域でのキャリアの読み出しが終了したら最初の領域に戻って繰り返して行い、照射前におけるキャリアの読み出しが画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを停止し、キャリアの読み出しの停止での領域に隣接した次の領域で、照射時におけるキャリアの読み出しを開始し、照射時におけるキャリアの読み出しを、開始した領域から、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行う本実施例1の場合には、ダーク画像情報を1つ有するのみで、ダーク補正を正確に行うことができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。図8は、実施例2に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。実施例2のX線撮影装置およびFPDも、上述した実施例1と同じ構成なので、その説明を省略して、相違点のみについて説明する。
実施例1との相違点は、コントローラ10(図1を参照)は、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域が変更可能な領域変更の機能を備えている点である。なお、照射時におけるキャリアの読み出しを、開始した領域から、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域(図8ではD4)が終了したら最初の領域(図8ではD1)に戻って繰り返して行っている点では、実施例1と同じである。また、本実施例2では、最初の領域(図8ではD1)で照射時におけるキャリアの読み出しを開始するとして以下を説明する。本実施例2でのコントローラ10は、この発明における第1蓄積・読み出し設定手段、第2読み出し設定手段、読み出し停止手段および領域変更手段に相当する。
具体的には、図8に示すように、照射前におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に行われ、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域を、最初の領域であるD1に変更している。そして、開始した領域D1から、分割された隣接する領域の順(図8ではD2、D3、D4)の順に照射時におけるキャリアの読み出しを周期的に行っている。
上述した本実施例2に係るX線撮影装置によれば、コントローラ10が照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域を変更することで、任意の領域で照射時におけるキャリアの読み出しを開始することが可能である。また、本実施例2では、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域である任意の領域が最初の領域(図8ではD1)であったが、最初の領域でなかったとしても、最後の領域(図8ではD4)が終了したら最初の領域(図8ではD1)に戻って繰り返して行うので、照射時におけるキャリアの読み出しを全領域にわたって行うことができる。
なお、本実施例2では、最初の領域(図8ではD1)で照射時におけるキャリアの読み出しを開始するように、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域を最初の領域に変更したが、上述したように照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域は、最初の領域に限定されずに任意の領域であればよい。
なお、上述した実施例1のようにキャリアの読み出しの停止での領域(図4ではD2)に隣接した次の領域(図4ではD3)で、照射時におけるキャリアの読み出しを開始した場合には、キャリアを読み出すときに分割された領域D2と領域D3との間に輝度差が生じる。本実施例2の場合には、このような途中の領域からキャリアを読み出すときに生じる分割された画像の境界の輝度差を、最初の領域で照射時におけるキャリアの読み出しを開始することで解決することができる。
ダーク画像情報を本実施例2のような図8のタイミングチャートに適用した場合について、図9を参照して説明する。図9は、実施例2に係るダーク画像情報の説明図である。ダーク補正を行う場合には、図9に示すように、図8と同じタイミングで、かつX線パルスを出力しないで読み出された領域でのキャリアを、X線の非照射時でのキャリアとして読み出して、この読み出されたキャリアをダーク画像情報としてダーク補正を行う。この場合には、図9に示すように、4通りのパターンP1、P2、P3、P4の読み出しとなる。
すなわち、パターンP1では、照射前において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを読み出す。パターンP2では、照射前において領域D2、D3、D4、D1の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを読み出す。パターンP3では、照射前において領域D3、D4、D1、D2の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを読み出す。パターンP4では、照射前において領域D4、D1、D2、D3の順にキャリアを読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを読み出す。
実施例1と同様に、撮像の対象となる領域よりも前の同一の領域の開始から撮像の対象となる領域の開始までの蓄積時間を、領域D1ではtとするとともに、領域D2ではtとし、領域D3ではtとし、領域D4ではtとする。各領域における蓄積時間t,t,t,tをフレームレートTで表すと、図9に示すように以下のようになる。
すなわち、パターンP1では、t=5×T、t=5×T、t=5×T、t=5×Tとなる。パターンP2では、t=2×T、t=6×T、t=6×T、t=6×Tとなる。パターンP3では、t=3×T、t=3×T、t=7×T、t=7×Tとなる。パターンP4では、t=4×T、t=4×T、t=4×T、t=8×Tとなる。
実施例1でも述べたように、各蓄積時間t,t,t,tの長さに依存してダーク画像情報の特性が変化する。そこで、図8に示すように、照射前におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に行われ、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域が領域D1に変更されて、照射時におけるキャリアの読み出しが領域D1、D2、D3、D4の順に行われて撮影を行う場合には、パターンP3に該当するパターンによる撮影となるので、パターンP3で照射前に読み出されたキャリア(ダーク画像情報)を用いてダーク補正を行うのが理想的である。
また、上述した実施例1と異なり、本実施例2の場合には、各パターンP1〜P4で各蓄積時間t,t,t,tが互いに異なり、ダーク画像情報の特性が異なるので、各パターンに応じてダーク画像情報を複数(この場合には各パターンP1〜P4の4通り)有するのが好ましい。また、照射の開始が蓄積・読み出しの停止あるいは読み出しの停止のタイミング(この場合にはハンドスイッチを押下したタイミングA)によって決定され、その照射の開始のタイミングが分からない。つまり、タイミングによってパターンP1〜P4にそれぞれ該当するパターンによる各撮影のいずれかになり得る。したがって、照射の開始のタイミングが分からないことを考慮して、照射の開始のタイミングに合わせたダーク画像情報を複数個有することで、ダーク補正をより正確に行うことができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例3を説明する。図10は、実施例3に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。実施例3のX線撮影装置およびFPDも、上述した実施例1,2と同じ構成なので、その説明を省略して、相違点のみについて説明する。
実施例1,2との相違点は、照射時におけるキャリアの読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行っている点である。なお、照射前におけるキャリアの読み出しを、分割された隣接する領域の順(図10ではD1、D2、D3、D4の順)に周期的に行うとともに、最後の領域(図10ではD4)でのキャリアの読み出しが終了したら最初の領域(図10ではD1)に戻って繰り返して行っている点では、実施例1,2と同じである。
具体的には、図10に示すように、照射前におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に行われ、照射時におけるキャリアの読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行っている。なお、領域D3、D4、D1、D2の順に連続的に行っている。したがって、照射前のフレームレートに比べて照射後のフレームレートは従来のフレームレートと同様に長くなる。照射前のフレームレートをTとし、照射後のフレームレートをTとすると、Tは66msとなって、Tは267msとなる。
上述した本実施例3に係るX線撮影装置によれば、照射時におけるキャリアの読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行うことで、照射前におけるキャリアの読み出しよりも高速で読み出すことができる。図10の場合には、X線照射可能な時間が照射時には省かれるので、その分だけ高速で読み出すことができる。また、この発明では、照射前におけるキャリアの蓄積・読み出しを分割して行えば、この発明の課題である応答性について解決することができるので、本実施例3や後述する実施例4のように、照射時におけるキャリアの読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行ってもよい。
ダーク画像情報を本実施例3のような図10のタイミングチャートに適用した場合について、図11を参照して説明する。図11は、実施例3に係るダーク画像情報の説明図である。ダーク補正を行う場合には、図11に示すように、図10と同じタイミングで、かつX線パルスを出力しないで読み出された領域でのキャリアを、X線の非照射時でのキャリアとして読み出して、この読み出されたキャリアをダーク画像情報としてダーク補正を行う。この場合には、図11に示すように、4通りのパターンP1、P2、P3、P4の読み出しとなる。
すなわち、パターンP1では、照射前において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを連続的に読み出す。パターンP2では、照射前において領域D2、D3、D4、D1の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域D2、D3、D4、D1の順にキャリアを連続的に読み出す。パターンP3では、照射前において領域D3、D4、D1、D2の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域D3、D4、D1、D2の順にキャリアを連続的に読み出す。パターンP4では、照射前において領域D4、D1、D2、D3の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域領域D4、D1、D2、D3の順にキャリアを連続的に読み出す。
実施例1,2と同様に、撮像の対象となる領域よりも前の同一の領域の開始から撮像の対象となる領域の開始までの蓄積時間を、領域D1ではtとするとともに、領域D2ではtとし、領域D3ではtとし、領域D4ではtとする。各領域における蓄積時間t,t,t,tをフレームレートTおよび読み出し期間tREADで表すと、図11に示すように以下のようになる。
すなわち、パターンP1では、t=5×T、t=4×T+tREAD、t=3×T+2×tREAD、t=2×T+3×tREADとなる。パターンP2では、t=2×T+3×tREAD、t=5×T、t=4×T+tREAD、t=3×T+2×tREADとなる。パターンP3では、t=3×T+2×tREAD、t=2×T+3×tREAD、t=5×T、t=4×T+tREADとなる。パターンP4では、t=4×T+tREAD、t=3×T+2×tREAD、t=2×T+3×tREAD、t=5×Tとなる。
実施例1,2でも述べたように、各蓄積時間t,t,t,tの長さに依存してダーク画像情報の特性が変化する。そこで、図10に示すように、照射前におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に分割して行われ、照射時におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に連続的に行われて撮影を行う場合には、パターンP3に該当するパターンによる撮影となるので、パターンP3で照射前に読み出されたキャリア(ダーク画像情報)を用いてダーク補正を行うのが理想的である。
また、上述した実施例1と異なり、実施例2と同様に本実施例3の場合には、各パターンP1〜P4で各蓄積時間t,t,t,tが互いに異なり、ダーク画像情報の特性が異なるので、各パターンに応じてダーク画像情報を複数(この場合には各パターンP1〜P4の4通り)有するのが好ましい。
次に、図面を参照してこの発明の実施例4を説明する。図12は、実施例4に係る各フレームレートおよびそれに関する各信号のタイミングチャートである。実施例4のX線撮影装置およびFPDも、上述した実施例1〜3と同じ構成なので、その説明を省略して、相違点のみについて説明する。
実施例3との相違点は、実施例2と同様にコントローラ10(図1を参照)は、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域が変更可能な領域変更の機能を備えている点である。照射時におけるキャリアの読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行っている点では、実施例3と同じである。つまり、本実施例4は、実施例2と実施例3とを組み合わせた実施形態である。
具体的には、図12に示すように、照射前におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に行われ、照射時におけるキャリアの読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行っている。なお、領域D1、D2、D3、D4の順に連続的に行っている。実施例3と同様に、照射前のフレームレートをTとし、照射後のフレームレートをTとする。
上述した本実施例4に係るX線撮影装置によれば、実施例3と同様に、照射時におけるキャリアの読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行うことで、照射前におけるキャリアの読み出しよりも高速で読み出すことができる。また、実施例2と同様に、途中の領域からキャリアを読み出すときに生じる分割された画像の境界の輝度差を、最初の領域(図12ではD1)で照射時におけるキャリアの読み出しを開始することで解決することができる。
なお、本実施例4では、上述した実施例2と同様に、最初の領域(図12ではD1)で照射時におけるキャリアの読み出しを開始するように、照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域を最初の領域に変更したが、上述したように照射時におけるキャリアの読み出しを開始する領域は、最初の領域に限定されずに任意の領域であればよい。
ダーク画像情報を本実施例4のような図12のタイミングチャートに適用した場合について、図13を参照して説明する。図13は、実施例4に係るダーク画像情報の説明図である。ダーク補正を行う場合には、図13に示すように、図12と同じタイミングで、かつX線パルスを出力しないで読み出された領域でのキャリアを、X線の非照射時でのキャリアとして読み出して、この読み出されたキャリアをダーク画像情報としてダーク補正を行う。この場合には、図13に示すように、4通りのパターンP1、P2、P3、P4の読み出しとなる。
すなわち、パターンP1では、照射前において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを連続的に読み出す。パターンP2では、照射前において領域D2、D3、D4、D1の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを連続的に読み出す。パターンP3では、照射前において領域D3、D4、D1、D2の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを連続的に読み出す。パターンP4では、照射前において領域D4、D1、D2、D3の順にキャリアを分割して読み出して、照射時において領域領域D1、D2、D3、D4の順にキャリアを連続的に読み出す。
実施例1〜3と同様に、撮像の対象となる領域の開始よりも前の同一の領域から撮像の対象となる領域の開始までの蓄積時間を、領域D1ではtとするとともに、領域D2ではtとし、領域D3ではtとし、領域D4ではtとする。各領域における蓄積時間t,t,t,tをフレームレートTおよび読み出し期間tREADで表すと、図13に示すように以下のようになる。
すなわち、パターンP1では、t=5×T、t=4×T+tREAD、t=3×T+2×tREAD、t=2×T+3×tREADとなる。パターンP2では、t=2×T、t=5×T+tREAD、t=4×T+2×tREAD、t=3×T+3×tREADとなる。パターンP3では、t=3×T、t=2×T+tREAD、t=5×T+2×tREAD、t=4×T+3×tREADとなる。パターンP4では、t=4×T、t=3×T+tREAD、t=2×T+2×tREAD、t=5×T+3×tREADとなる。
実施例1〜3と同様に、各蓄積時間t,t,t,tの長さに依存してダーク画像情報の特性が変化する。そこで、図12に示すように、照射前におけるキャリアの読み出しが領域D3、D4、D1、D2の順に分割して行われ、照射時におけるキャリアの読み出しが領域D1、D2、D3、D4の順に連続的に行われて撮影を行う場合には、パターンP3に該当するパターンによる撮影となるので、パターンP3で照射前に読み出されたキャリア(ダーク画像情報)を用いてダーク補正を行うのが理想的である。
また、上述した実施例1と異なり、実施例2,3と同様に本実施例4の場合には、各パターンP1〜P4で各蓄積時間t,t,t,tが互いに異なり、ダーク画像情報の特性が異なるので、各パターンに応じてダーク画像情報を複数(この場合には各パターンP1〜P4の4通り)有するのが好ましい。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、図1に示すようなX線撮影装置を例に採って説明したが、この発明は、例えばC型アームに配設されたX線撮影装置にも適用してもよい。また、この発明は、X線透視撮影装置やX線CT装置にも適用してもよい。
(2)上述した各実施例では、入射した放射線を半導体厚膜31(半導体層)によって電荷情報に直接に変換した、「直接変換型」の放射線検出器をこの発明は適用したが、入射した放射線をシンチレータなどの変換層によって光に変換し、光感応型の物質で形成された半導体層によってその光を電荷情報に変換する「間接変換型」の放射線検出器をこの発明は適用してもよい。光感応型の半導体層については、フォトダイオードで形成してもよい。
(3)上述した各実施例では、X線を検出するX線検出器を例に採って説明したが、この発明は、ECT(Emission Computed Tomography)装置のように放射性同位元素(RI)を投与された被検体から放射されるγ線を検出するγ線検出器に例示されるように、放射線を検出する放射線検出器であれば特に限定されない。同様に、この発明は、上述したECT装置に例示されるように、放射線を検出して撮像を行う装置であれば特に限定されない。
(4)上述した各実施例では、X線などに代表される放射線検出器を例に採って説明したが、この発明は、光を検出する光検出器にも適用できる。したがって、光を検出して撮像を行う装置であれば特に限定されない。
(5)上述した各実施例では、分割された領域の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの読み出しを分割して行うキャリアの読み出しを基準とした実施形態であったが、キャリアの蓄積を基準とした実施形態であってもよい。すなわち、分割された領域の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの蓄積を分割して行ってよい。また、照射前におけるキャリアの蓄積・読み出しを停止する蓄積・読み出し停止の機能をコントローラ10(図1を参照)が備えることになる。コントローラ10は、この発明における蓄積・読み出し停止手段に相当する。
(6)上述した各実施例では、照射前におけるキャリアの読み出しを周期的に行い、任意の周期で、読み出しを行わない動作をその周期での読み出しと次の周期での読み出しとの間に挟むように設定したが、必ずしも周期に同期させる必要はない。この場合には、コントローラ10(図1を参照)が、照射前におけるキャリアの蓄積・読み出しが画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前におけるキャリアの蓄積・読み出しを停止する蓄積・読み出し停止の機能を備えるとともに、X線管制御部7(図1を参照)が、コントローラ10の蓄積・読み出し停止の機能による照射前におけるキャリアの蓄積・読み出しの停止の後に、照射を行うように制御するように構成すればよい。コントローラ10は、この発明における蓄積・読み出し停止手段に相当する。
(7)上述した各実施例では、補正に用いられる非照射時に読み出されたダーク画像情報は、照射前に読み出されたキャリアであったが、図14に示すように、照射後に読み出されたキャリアであってもよい。この場合には、撮影後に撮影時と同じタイミングで、かつX線パルスを出力しないで読み出された領域(図14中のハッチング部分の領域を参照)でのキャリアをダーク画像情報としてダーク補正を行う。
(8)上述した各実施例では、画像の分割態様は、図5に示すとおりであったが、これに限定されない。例えば、図15に示すように、上下に2等分に分割してもよい。この場合には、各データ線34を介して上方向あるいは下方向に独立して読み出すFPDに、特に有用である。なお、画像をデータ線34に沿って左右に分けて分割してもよい。
(9)この発明は、データ線を介して1ラインずつ読み出す方法と、データ線を介して複数ラインで読み出す方法のいずれにも適用できる。
(10)上述した各実施例では、X線照射の準備に移行して最初に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号は引き続き出力され、その次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止したが、これに限定されない。図16に示すように、その次に出力されるフレーム同期信号に同期せずにX線照射可能な信号を引き続き出力し、さらなる次に出力されるフレーム同期信号に同期して停止することで、X線照射可能時間を長くしてX線パルスの照射を長く設定することも可能である。このように、X線照射可能な信号の停止が同期するフレーム同期信号の周期数を増やすことで、X線照射可能時間をより長くしてX線パルスの照射をより長く設定することも可能である。

Claims (13)

  1. 光または放射線による撮像を行って画像を得る撮像装置であって、前記光または放射線の入射により光または放射線の情報を電荷情報に変換する変換層と、その変換層で変換された電荷情報を蓄積して読み出す蓄積・読み出し回路とを備え、その蓄積・読み出し回路で読み出された電荷情報に基づいて前記画像を得るように前記装置は構成されており、装置は、さらに、画像を所定の領域に複数に分割して、その分割された領域の画像にしたがって、光または放射線の照射前における前記電荷情報の蓄積・読み出しを分割して行うように設定する第1蓄積・読み出し設定手段を備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、前記照射前における前記電荷情報の蓄積・読み出しが前記画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前における電荷情報の蓄積・読み出しを停止する蓄積・読み出し停止手段と、その蓄積・読み出し停止手段による照射前における電荷情報の蓄積・読み出しの停止の後に、前記照射を行うように制御する照射制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、前記照射前における前記電荷情報の読み出しを周期的に行い、任意の周期で、読み出しを行わない動作をその周期での読み出しと次の周期での読み出しとの間に挟むように設定する第2読み出し設定手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、前記照射前における前記電荷情報の読み出しが前記画像の途中であっても、その途中の領域に相当する分割された領域の画像にしたがって、照射前における電荷情報の読み出しを、その途中のタイミングに相当する周期に同期して停止する読み出し停止手段と、その読み出し停止手段による照射前における電荷情報の読み出しの停止の後で、かつ前記読み出しを行わない動作のときに前記照射を行うように制御する照射制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置において、前記照射前における前記電荷情報の読み出しを、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、前記電荷情報の読み出しの停止での領域に隣接した次の領域で、前記照射時における電荷情報の読み出しを開始し、照射時における電荷情報の読み出しを、開始した領域から、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項5に記載の撮像装置において、前記照射時における電荷情報の読み出しを開始する領域が変更可能な領域変更手段を備え、照射時における電荷情報の読み出しを、開始した領域から、分割された隣接する領域の順に周期的に行うとともに、最後の領域が終了したら最初の領域に戻って繰り返して行うことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置において、前記領域変更手段は、最初の領域で前記照射時における電荷情報の読み出しを開始することを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項5に記載の撮像装置において、前記照射時における電荷情報の読み出しを画像の全領域にしたがって連続的に行うことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1に記載の撮像装置において、前記光または放射線の非照射時に読み出された前記電荷情報に基づいて前記照射時に読み出された電荷情報の補正を行う補正手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、前記補正に用いられる前記非照射時に読み出された電荷情報は、照射前に読み出された電荷情報であることを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項10に記載の撮像装置において、前記補正に用いられる前記非照射時に読み出された電荷情報は、照射後に読み出された電荷情報であることを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項10に記載の撮像装置において、前記補正に用いられる前記非照射時に読み出された電荷情報を複数個有することを特徴とする撮像装置。
JP2008549145A 2006-12-12 2006-12-12 撮像装置 Pending JPWO2008072310A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/324757 WO2008072310A1 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2008072310A1 true JPWO2008072310A1 (ja) 2010-03-25

Family

ID=39511341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008549145A Pending JPWO2008072310A1 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 撮像装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20100019176A1 (ja)
JP (1) JPWO2008072310A1 (ja)
KR (1) KR101141378B1 (ja)
CN (1) CN101548234A (ja)
WO (1) WO2008072310A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022328A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8712014B2 (en) * 2010-08-04 2014-04-29 Perkinelmer Holdings, Inc. Adaptive frame scanning scheme for pulsed X-ray imaging
US9629591B2 (en) 2011-01-21 2017-04-25 General Electric Company X-ray system and method with digital image acquisition
US8576986B2 (en) 2011-01-21 2013-11-05 General Electric Company X-ray system and method for sampling image data
US8396188B2 (en) * 2011-01-21 2013-03-12 General Electric Company X-ray system and method for producing X-ray image data
JP6053282B2 (ja) * 2011-12-28 2016-12-27 キヤノン株式会社 撮影制御装置、放射線撮影システム及び撮影制御方法
JP6089785B2 (ja) * 2013-02-28 2017-03-08 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム
CN111225161B (zh) * 2013-03-14 2023-04-18 株式会社尼康 摄像元件及摄像装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11136578A (ja) * 1997-10-27 1999-05-21 Canon Inc 撮像装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びデジタル撮影装置
JP2006325631A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Shimadzu Corp 撮像装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19734717A1 (de) * 1997-08-11 1999-02-25 Sirona Dental Systems Gmbh Verfahren zur Kompensation des Dunkelstroms bei der Erstellung von zahnärztlichen Panorama- und/oder cephalometrischen Schichtaufnahmen
US6774385B2 (en) * 2000-03-22 2004-08-10 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image recording medium and method of manufacturing the same
US6307915B1 (en) * 2000-06-26 2001-10-23 Afp Imaging Corporation Triggering of solid state X-ray imagers with non-destructive readout capability
JP4188544B2 (ja) * 2000-07-03 2008-11-26 富士フイルム株式会社 画像情報記録方法および装置並びに画像情報読取方法および装置
US6663281B2 (en) * 2001-09-25 2003-12-16 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc X-ray detector monitoring
JP2003209665A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Fuji Photo Film Co Ltd 画像読取方法および画像記録読取装置
US6904126B2 (en) * 2002-06-19 2005-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Radiological imaging apparatus and method
US7123687B2 (en) * 2003-04-10 2006-10-17 Varian Medical Systems Technologies, Inc. Method for displaying digital X-ray image data at high resolution
JP4483223B2 (ja) * 2003-08-08 2010-06-16 株式会社島津製作所 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11136578A (ja) * 1997-10-27 1999-05-21 Canon Inc 撮像装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びデジタル撮影装置
JP2006325631A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Shimadzu Corp 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022328A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101141378B1 (ko) 2012-05-03
KR20090087067A (ko) 2009-08-14
WO2008072310A1 (ja) 2008-06-19
CN101548234A (zh) 2009-09-30
US20100019176A1 (en) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6990986B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
US6985555B2 (en) Radiation imaging apparatus, radiation imaging system, and radiation imaging method
EP1139118B1 (en) Method and apparatus for imaging and storage medium
JP4803876B2 (ja) X線撮像装置及びこれらの通信方法
JPWO2008072310A1 (ja) 撮像装置
JP4513648B2 (ja) 撮像装置
JP2006267093A (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、及びその制御方法
JP2006304213A (ja) 撮像装置
JP2007000249A (ja) 撮像センサおよびそれを用いた撮像装置
JP4618091B2 (ja) 撮像装置
JP2006304210A (ja) 撮像装置
JP2008067932A (ja) 乳房撮影装置
JP4434067B2 (ja) 撮像装置
JP4905460B2 (ja) 撮像装置
WO2008072312A1 (ja) 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法
JP2003047605A (ja) 放射線撮像装置
JP4968364B2 (ja) 撮像装置
JP2007049452A (ja) 撮像センサおよびそれを用いた撮像装置
JP2010034662A (ja) 撮像装置
US20220257208A1 (en) Radiation imaging system
JP5804810B2 (ja) X線撮像装置システム、及びx線検出器
JP2012130406A (ja) 二次元画像撮影装置
JP4985580B2 (ja) 撮像装置
JP6147316B2 (ja) X線撮像システム及びx線撮像システムの制御方法
JP2006304212A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111129