JPWO2008065841A1 - 自己停止回路 - Google Patents

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修策 太田
修策 太田
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浩志 星加
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Abstract

不揮発性記憶素子(20)と、この不揮発性記憶素子(20)への電荷充放電を制御するための書き込み端子(50)及び消去回路(30)とを有し、不揮発性記憶素子(20)に蓄えられている電荷量が閾値を下回ったことを判定回路(40)にて検出して時間経過を検知する。これによって製品寿命経過を検出し、寿命経過後の製品の動作を停止又は変更する。動作を回復させたい場合には、不揮発性記憶素子(20)へ電荷を再注入してやることによって、あるいは外部端子(53)からキャンセル信号を判定回路(40)へ供給することによってこれを実現する。

Description

本発明は、半導体チップの製品寿命経過後における自発的動作停止の技術に関するものである。
従来、所定の条件が満たされたときに内部生成される電圧信号によってヒューズ形スイッチ装置を切断し、永久的に破壊又は機能停止に至る自己破壊集積回路が知られている(特許文献1参照)。
特開平7−297288号公報
製品寿命が過ぎた製品をいつまでも使用し続けていると、誤動作や機能不全を起こして利用者の利益や安全を脅かすというリスクが増大する。
上記自己破壊集積回路では、回路を自己破壊又は機能停止させた後は、回路の動作を二度と回復させることができないため、故障による機能停止なのか自己破壊による正常動作の結果停止したのかが区別できない。また、一旦機能停止すると回路の動作回復が不可能となるため、故障解析が困難になるデメリットがあった。
本発明の目的は、半導体チップの製品寿命経過後における自発的動作の停止を実現することにある。
本発明の他の目的は、自己停止後の動作回復を実現して故障解析の容易性を確保することにある。
本発明は、半導体チップの製品寿命経過後における自発的動作の停止を実現するため、蓄積した電荷の量が時間経過とともに変化する記憶素子と、当該記憶素子の電荷量が所定量まで変化したことを判定した時点で当該半導体チップ上の機能ブロックの本来の動作を停止するように停止信号を発生する判定回路とを備えた自己停止回路の構成を採用したものである。
前記記憶素子は、不揮発性半導体記憶素子として構成された電界効果トランジスタを含むことが可能である。
前記停止信号を観測するための外部出力端子を更に備えれば、製品寿命経過後の自己停止状態を容易に確認することができる。
前記停止信号を相殺するキャンセル信号を入力するための外部入力端子を更に備えれば、自己停止後の動作回復を実現することができる。
蓄積した電荷の量が時間経過とともに減少するように構成された記憶素子を採用する場合、当該記憶素子の電荷を放電させる消去パルス列を生成する消去回路を更に設け、当該記憶素子の電荷量が所定の閾値を下回ったことを条件として前記判定回路が停止信号を発生する。この場合、外部書き込み端子を介して当該記憶素子に電荷を再注入することによっても、自己停止後の動作回復を実現することができる。
本発明は、上記した構成によって、製品寿命経過後に自己停止する機能を備えつつも、自己停止後の動作復帰を可能とし、製品が何らかの不具合によって偶発的に破壊したのか、それとも製品寿命により正しく自己停止したのかを区別できないという従来技術の持つ問題点を克服することができる。
したがって、本発明によれば、製品寿命が過ぎたり故障したりした製品が、誤動作や機能不全を起こして利用者の利益や安全を脅かしたりしないことを保証しつつ、従来は困難だった停止後の解析を容易にすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。 図2は、図1の自己停止回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図3は、本発明の自己停止回路に用いることができる不揮発性記憶素子の詳細構成例を示す回路図である。 図4は、図3の不揮発性記憶素子の動作を説明するための図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。 図6は、本発明の更に他の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。
符号の説明
1 半導体チップ
10 システム回路
20,20a,20b,20c 不揮発性記憶素子
21,21a,21b,21c 電圧出力信号
30 消去回路
31 消去信号
40 判定回路
41,41a,41b,41c 停止信号
50,50a,50b,50c 書き込み端子
51,51a,51b,51c 書き込み信号
52 停止信号観測端子
53 キャンセル信号入力端子
60,60a,60b,60c 機能ブロック
70,70a,70b,70c 書き込み端子用パッド
71 停止信号観測パッド
72 キャンセル信号入力パッド
200 電界効果トランジスタ
201,201a,201b,201c 消去信号入力
202,202a,202b,202c 書き込み信号入力
203,203a,203b,203c 電圧出力
221,222,231〜233,241〜243 スイッチ
250 センスアンプ
260 NOR回路
261 NOR信号
800 電荷注入命令回路
801 電荷注入制御回路
802 書き込み信号入力
803 命令信号
804 命令信号入力
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。本実施形態の半導体チップ1が有するシステム回路10は、電荷を蓄積する不揮発性記憶素子20と、電圧出力信号21と、消去回路30と、消去信号31と、判定回路40と、停止信号41と、書き込み信号51と、被制御回路である機能ブロック60と、書き込み端子用パッド70と、停止信号観測パッド71と、キャンセル信号入力パッド72と、電荷注入命令回路800と、電荷注入制御回路801と、命令信号803とを備えている。半導体チップ1は、書き込み端子50と、停止信号観測端子52と、キャンセル信号入力端子53とを有し、書き込み端子50は書き込み端子用パッド70へ、停止信号観測端子52は停止信号観測パッド71へ、キャンセル信号入力端子53はキャンセル信号入力パッド72へそれぞれワイヤボンディングされている。
書き込み端子用パッド70は、電荷注入制御回路801の書き込み信号入力802へ接続されている。電荷注入命令回路800は、命令信号803によって電荷注入制御回路801の命令信号入力804へ接続されている。電荷注入制御回路801は、書き込み信号51によって不揮発性記憶素子20の書き込み信号入力202へ接続されている。消去回路30は、消去信号31によって不揮発性記憶素子20の消去信号入力201へ接続されている。不揮発性記憶素子20の出力203は、電圧出力信号21によって判定回路40へ接続されている。判定回路40の出力は、停止信号41によって機能ブロック60及び停止信号観測パッド71へ接続されている。キャンセル信号入力パッド72は、外部から供給されたキャンセル信号を判定回路40へ供給する。
ここで、本実施形態においては、不揮発性記憶素子20へ書き込み信号51を与えると、不揮発性記憶素子20に蓄えられる電荷量が増加して出力203の電圧が上昇し、不揮発性記憶素子20へ消去信号31を与えると、この消去信号31を与えた時間に比例して不揮発性記憶素子20の出力203の電圧が徐々に低下するものとする。また、判定回路40は、不揮発性記憶素子20からの電圧出力信号21が一定の閾値を下回ると停止信号41を出力するものとする。
図2は、図1の自己停止回路の動作を説明するタイミングチャートである。はじめに、書き込み端子50から不揮発性記憶素子20へ電荷を注入する。すると不揮発性記憶素子20の出力203の電圧が上昇し、判定回路40は停止信号41の出力をオフ(OFF)して機能ブロック60の動作停止解除をする。
この際、電荷注入命令回路800から電荷注入制御回路801へ、書き込み端子50からの電荷注入を許可するか、しないかの命令信号803が入力される。したがって、電荷注入命令回路800から電荷注入制御回路801へ書き込み許可の命令信号803が入力されているときに、書き込み端子50から不揮発性記憶素子20へ電荷を注入する。電荷注入命令回路800及び電荷注入制御回路801を設けることにより、書き込み端子50よりの誤書き込みによる機能ブロック60の動作停止解除をすることができなくなり、設計者の意図しない動作停止解除を防ぐことができる。
上記の動作停止解除状態から、消去回路30が消去信号31を連続的又は間欠的に出力すると、不揮発性記憶素子20の出力203の電圧は消去信号31が与えられた時間に比例して徐々に低下していき、消去信号31が与えられた時間の累積がある一定値を超えると、不揮発性記憶素子20の出力203の電圧が判定回路40の閾値を下回ることとなり、判定回路40が停止信号41をオン(ON)して機能ブロック60の動作を停止する。
ここで、消去信号31の出力間隔を適切に調節することによって、判定回路40が停止信号41をオンするまでの時間を任意に設定することが可能となり、製品の動作寿命を設定することができる。
停止信号41のオンにより機能ブロック60が自己停止状態に立ち至っていることは、外部端子52を通じた停止信号41の観測により容易に確認可能である。しかも、他の外部端子53を介してキャンセル信号を判定回路40へ与えることにより停止信号41を一時的にオフにすれば、自己停止後の動作回復を実現することができる。また、書き込み端子50を介して不揮発性記憶素子20に電荷を再注入することによっても、自己停止後の動作回復が実現可能である。
なお、本実施形態では不揮発性記憶素子20へ注入された電荷量と出力203の電圧とが比例するものとしているが、厳密に比例していなくても単調増加性が保証されていれば本実施形態の意図を損ねるものではない。また、電荷量が増えると電圧が上昇するとしているが、符号を逆にして、電荷量が減ると電圧が上昇するとしてもよい。
また、半導体チップ1に書き込み端子50を設けず、当該半導体チップ1の製造時に不揮発性記憶素子20に初期電荷量を設定した後は、内部端子である書き込み端子用パッド70をパッケージ内へ封入してパッケージ組み立て後の電荷再注入を不可能としてもよい。これにより、半導体チップ1の外部端子より誤書き込みによる機能ブロック60の動作停止解除をすることができなくなり、設計者の意図しない動作停止解除を防ぐことができる。また、書き込み信号51のための外部端子を削除できるため、半導体チップ1の外部端子数を削減させることができる。
図3は、本発明の自己停止回路に用いることができる不揮発性記憶素子20の詳細構成例を示している。図3の不揮発性記憶素子20は、ゲートGとソースSとドレインDとフローティングゲートFGとを有する電界効果トランジスタ200と、第1〜第8のスイッチ221,222,231〜233,241〜243と、センスアンプ250と、NOR回路260とを備える。センスアンプ250は、電界効果トランジスタ200のソースSとドレインDとの間に流れる電流に応じた電圧出力信号21を生じる。NOR回路260は、消去信号31と書き込み信号51との論理NOR演算によるNOR信号261を生じる。第1のスイッチ221は、NOR信号261によって電界効果トランジスタ200のドレインDと電源VR1を接続する。第2のスイッチ222は、書き込み信号51によって電界効果トランジスタ200のドレインDと電源VR2を接続する。第3のスイッチ231は、NOR信号261によって電界効果トランジスタ200のゲートGと電源VR2を接続する。第4のスイッチ232は、書き込み信号51によって電界効果トランジスタ200のゲートGと電源Vを接続する。第5のスイッチ233は、消去信号31によって電界効果トランジスタ200のゲートGと0Vを接続する。第6のスイッチ241は、NOR信号261によって電界効果トランジスタ200のソースSと0Vを接続する。第7のスイッチ242は、書き込み信号51によって電界効果トランジスタ200のソースSと0Vを接続する。第8のスイッチ243は、消去信号31によって電界効果トランジスタ200のソースSと電源Vを接続する。ここに、V>V>VR2>VR1>0Vである。
図4は、図3の不揮発性記憶素子20の動作を説明するための図である。ここに、電界効果トランジスタ200のドレイン電圧、ゲート電圧、ソース電圧をそれぞれ「D電圧」、「G電圧」、「S電圧」という。なお、消去信号31と書き込み信号51とを同時にオンすることは禁止されているものとする。
まず、消去信号31がオフ、書き込み信号51がオンである場合には、第2のスイッチ222によってVR2がD電圧として、第4のスイッチ232によってVがG電圧として、第7のスイッチ242によって0VがS電圧として電界効果トランジスタ200へ供給される結果、フローティングゲートFGに電荷が注入される(書き込み動作)。
消去信号31がオン、書き込み信号51がオフである場合には、第5のスイッチ233によって0VがG電圧として、第8のスイッチ243によってVがS電圧として電界効果トランジスタ200へ供給される結果、フローティングゲートFG内の電荷が放出される(消去動作)。
消去信号31と書き込み信号51とが共にオフである場合には、第1のスイッチ221によってVR1がD電圧として、第3のスイッチ231によってVR2がG電圧として、第6のスイッチ241によって0VがS電圧として電界効果トランジスタ200へ供給される結果、フローティングゲートFGに多数の電荷が蓄えられていればソースSとドレインDとの間に電流は流れず、電荷が少ないと電流が流れる。これにより、フローティングゲートFG内に蓄えられている電荷の量がセンスアンプ250の出力から判定できる(読み出し動作)。
なお、上記説明中のフローティングゲートFGは、本発明の実質的な機能を果たす電荷蓄積層であればよく、一般的な電界効果トランジスタのフローティングゲートにその実体を限定するものではない。
図5は、本発明の他の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。本実施形態の半導体チップ1は、第1〜第3の書き込み端子50a,50b,50cを有し、内部のシステム回路10に第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cと、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cと、第1〜第3の機能ブロック60a,60b,60cとを備えている。70a,70b,70cは書き込み端子用パッド、51a,51b,51cは書き込み信号、201a,201b,201cは消去信号入力、202a,202b,202cは書き込み信号入力、203a,203b,203cは電圧出力、21a,21b,21cは電圧出力信号である。
本実施形態において、第1の不揮発性記憶素子20aを第1の機能ブロック60aに、第2の不揮発性記憶素子20bを第2の機能ブロック60bに、第3の不揮発性記憶素子20cを第3の機能ブロック60cにそれぞれ割り当てることが可能である。この場合の判定回路40は、互いに独立した第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを供給する。
判定結果の信頼性向上のためには、判定回路40は、第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cの各々の蓄積電荷量が所定量まで減少したことを判定した時点で、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを同時に発生することとしてもよい。第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cの蓄積電荷量の合計値をもとに判定を行うことも可能である。
また、判定回路40は、第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cのうちの例えば2個の記憶素子の電荷量が所定量まで減少したことを判定した時点で、多数決論理に従って、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを同時に発生することとしてもよい。
また、判定回路40は、第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cの出力パターンに応じて第1〜第3の機能ブロック60a,60b,60cの各々の本来の動作を段階的に停止させるように、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを順次発生することとしてもよい。
なお、複数の不揮発性記憶素子を利用する場合の当該不揮発性記憶素子の数が3に限定されないことは、当然である。
図6は、本発明の更に他の実施形態に係る自己停止集積回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。本実施形態のシステム回路10では、図1中の電荷注入命令回路800、電荷注入制御回路801及び消去回路30の配設が省略されている。
本実施形態によれば、当該半導体チップ1の製造時又は製品出荷前に、判定回路40が停止信号41をオフさせる程度の量の電荷が、例えば電子ビーム手段により予め不揮発性記憶素子20に注入される。この初期状態から充分な時間が経過すると、トンネル効果により不揮発性記憶素子20の電荷が失われていき、出力203の電圧は時間に比例して徐々に低下していく。やがて、時間の累積がある一定値を超えると、不揮発性記憶電荷素子20の出力203の電圧が判定回路40の閾値を下回ることとなり、判定回路40が停止信号41をオンして機能ブロック60の動作を停止する。
通常、トンネル効果による不揮発性記憶素子20の電荷量減少は微少であるため、製造時又は製品出荷時に不揮発性記憶素子20に注入された電荷量と、判定回路40の閾値とを適切に設定すれば、停止信号41がオンするまでの時間を数年単位に設定することが可能となる。したがって、本実施形態を組み込むことによって、製造段階で動作停止までの寿命を製品に設定することが可能となる。
産業上の利用の可能性
以上説明してきたとおり、本発明に係る自己停止回路を搭載した製品は、自己の製品寿命を検知して自発的に動作を停止する機能を有し、製品寿命経過後に生じる劣化故障や誤動作によって生じ得る想定外の動作から利用者の安全を確保する用途として有用である。
また、動作を停止するばかりではなく、製品寿命に前後して、製品の機能を制限又は変更する等の用途にも応用できる。
本発明は、半導体チップの製品寿命経過後における自発的動作停止の技術に関するものである。
従来、所定の条件が満たされたときに内部生成される電圧信号によってヒューズ形スイッチ装置を切断し、永久的に破壊又は機能停止に至る自己破壊集積回路が知られている(特許文献1参照)。
特開平7−297288号公報
製品寿命が過ぎた製品をいつまでも使用し続けていると、誤動作や機能不全を起こして利用者の利益や安全を脅かすというリスクが増大する。
上記自己破壊集積回路では、回路を自己破壊又は機能停止させた後は、回路の動作を二度と回復させることができないため、故障による機能停止なのか自己破壊による正常動作の結果停止したのかが区別できない。また、一旦機能停止すると回路の動作回復が不可能となるため、故障解析が困難になるデメリットがあった。
本発明の目的は、半導体チップの製品寿命経過後における自発的動作の停止を実現することにある。
本発明の他の目的は、自己停止後の動作回復を実現して故障解析の容易性を確保することにある。
本発明は、半導体チップの製品寿命経過後における自発的動作の停止を実現するため、蓄積した電荷の量が時間経過とともに変化する記憶素子と、当該記憶素子の電荷量が所定量まで変化したことを判定した時点で当該半導体チップ上の機能ブロックの本来の動作を停止するように停止信号を発生する判定回路とを備えた自己停止回路の構成を採用したものである。
前記記憶素子は、不揮発性半導体記憶素子として構成された電界効果トランジスタを含むことが可能である。
前記停止信号を観測するための外部出力端子を更に備えれば、製品寿命経過後の自己停止状態を容易に確認することができる。
前記停止信号を相殺するキャンセル信号を入力するための外部入力端子を更に備えれば、自己停止後の動作回復を実現することができる。
蓄積した電荷の量が時間経過とともに減少するように構成された記憶素子を採用する場合、当該記憶素子の電荷を放電させる消去パルス列を生成する消去回路を更に設け、当該記憶素子の電荷量が所定の閾値を下回ったことを条件として前記判定回路が停止信号を発生する。この場合、外部書き込み端子を介して当該記憶素子に電荷を再注入することによっても、自己停止後の動作回復を実現することができる。
本発明は、上記した構成によって、製品寿命経過後に自己停止する機能を備えつつも、自己停止後の動作復帰を可能とし、製品が何らかの不具合によって偶発的に破壊したのか、それとも製品寿命により正しく自己停止したのかを区別できないという従来技術の持つ問題点を克服することができる。
したがって、本発明によれば、製品寿命が過ぎたり故障したりした製品が、誤動作や機能不全を起こして利用者の利益や安全を脅かしたりしないことを保証しつつ、従来は困難だった停止後の解析を容易にすることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。本実施形態の半導体チップ1が有するシステム回路10は、電荷を蓄積する不揮発性記憶素子20と、電圧出力信号21と、消去回路30と、消去信号31と、判定回路40と、停止信号41と、書き込み信号51と、被制御回路である機能ブロック60と、書き込み端子用パッド70と、停止信号観測パッド71と、キャンセル信号入力パッド72と、電荷注入命令回路800と、電荷注入制御回路801と、命令信号803とを備えている。半導体チップ1は、書き込み端子50と、停止信号観測端子52と、キャンセル信号入力端子53とを有し、書き込み端子50は書き込み端子用パッド70へ、停止信号観測端子52は停止信号観測パッド71へ、キャンセル信号入力端子53はキャンセル信号入力パッド72へそれぞれワイヤボンディングされている。
書き込み端子用パッド70は、電荷注入制御回路801の書き込み信号入力802へ接続されている。電荷注入命令回路800は、命令信号803によって電荷注入制御回路801の命令信号入力804へ接続されている。電荷注入制御回路801は、書き込み信号51によって不揮発性記憶素子20の書き込み信号入力202へ接続されている。消去回路30は、消去信号31によって不揮発性記憶素子20の消去信号入力201へ接続されている。不揮発性記憶素子20の出力203は、電圧出力信号21によって判定回路40へ接続されている。判定回路40の出力は、停止信号41によって機能ブロック60及び停止信号観測パッド71へ接続されている。キャンセル信号入力パッド72は、外部から供給されたキャンセル信号を判定回路40へ供給する。
ここで、本実施形態においては、不揮発性記憶素子20へ書き込み信号51を与えると、不揮発性記憶素子20に蓄えられる電荷量が増加して出力203の電圧が上昇し、不揮発性記憶素子20へ消去信号31を与えると、この消去信号31を与えた時間に比例して不揮発性記憶素子20の出力203の電圧が徐々に低下するものとする。また、判定回路40は、不揮発性記憶素子20からの電圧出力信号21が一定の閾値を下回ると停止信号41を出力するものとする。
図2は、図1の自己停止回路の動作を説明するタイミングチャートである。はじめに、書き込み端子50から不揮発性記憶素子20へ電荷を注入する。すると不揮発性記憶素子20の出力203の電圧が上昇し、判定回路40は停止信号41の出力をオフ(OFF)して機能ブロック60の動作停止解除をする。
この際、電荷注入命令回路800から電荷注入制御回路801へ、書き込み端子50からの電荷注入を許可するか、しないかの命令信号803が入力される。したがって、電荷注入命令回路800から電荷注入制御回路801へ書き込み許可の命令信号803が入力されているときに、書き込み端子50から不揮発性記憶素子20へ電荷を注入する。電荷注入命令回路800及び電荷注入制御回路801を設けることにより、書き込み端子50よりの誤書き込みによる機能ブロック60の動作停止解除をすることができなくなり、設計者の意図しない動作停止解除を防ぐことができる。
上記の動作停止解除状態から、消去回路30が消去信号31を連続的又は間欠的に出力すると、不揮発性記憶素子20の出力203の電圧は消去信号31が与えられた時間に比例して徐々に低下していき、消去信号31が与えられた時間の累積がある一定値を超えると、不揮発性記憶素子20の出力203の電圧が判定回路40の閾値を下回ることとなり、判定回路40が停止信号41をオン(ON)して機能ブロック60の動作を停止する。
ここで、消去信号31の出力間隔を適切に調節することによって、判定回路40が停止信号41をオンするまでの時間を任意に設定することが可能となり、製品の動作寿命を設定することができる。
停止信号41のオンにより機能ブロック60が自己停止状態に立ち至っていることは、外部端子52を通じた停止信号41の観測により容易に確認可能である。しかも、他の外部端子53を介してキャンセル信号を判定回路40へ与えることにより停止信号41を一時的にオフにすれば、自己停止後の動作回復を実現することができる。また、書き込み端子50を介して不揮発性記憶素子20に電荷を再注入することによっても、自己停止後の動作回復が実現可能である。
なお、本実施形態では不揮発性記憶素子20へ注入された電荷量と出力203の電圧とが比例するものとしているが、厳密に比例していなくても単調増加性が保証されていれば本実施形態の意図を損ねるものではない。また、電荷量が増えると電圧が上昇するとしているが、符号を逆にして、電荷量が減ると電圧が上昇するとしてもよい。
また、半導体チップ1に書き込み端子50を設けず、当該半導体チップ1の製造時に不揮発性記憶素子20に初期電荷量を設定した後は、内部端子である書き込み端子用パッド70をパッケージ内へ封入してパッケージ組み立て後の電荷再注入を不可能としてもよい。これにより、半導体チップ1の外部端子より誤書き込みによる機能ブロック60の動作停止解除をすることができなくなり、設計者の意図しない動作停止解除を防ぐことができる。また、書き込み信号51のための外部端子を削除できるため、半導体チップ1の外部端子数を削減させることができる。
図3は、本発明の自己停止回路に用いることができる不揮発性記憶素子20の詳細構成例を示している。図3の不揮発性記憶素子20は、ゲートGとソースSとドレインDとフローティングゲートFGとを有する電界効果トランジスタ200と、第1〜第8のスイッチ221,222,231〜233,241〜243と、センスアンプ250と、NOR回路260とを備える。センスアンプ250は、電界効果トランジスタ200のソースSとドレインDとの間に流れる電流に応じた電圧出力信号21を生じる。NOR回路260は、消去信号31と書き込み信号51との論理NOR演算によるNOR信号261を生じる。第1のスイッチ221は、NOR信号261によって電界効果トランジスタ200のドレインDと電源VR1を接続する。第2のスイッチ222は、書き込み信号51によって電界効果トランジスタ200のドレインDと電源VR2を接続する。第3のスイッチ231は、NOR信号261によって電界効果トランジスタ200のゲートGと電源VR2を接続する。第4のスイッチ232は、書き込み信号51によって電界効果トランジスタ200のゲートGと電源Vを接続する。第5のスイッチ233は、消去信号31によって電界効果トランジスタ200のゲートGと0Vを接続する。第6のスイッチ241は、NOR信号261によって電界効果トランジスタ200のソースSと0Vを接続する。第7のスイッチ242は、書き込み信号51によって電界効果トランジスタ200のソースSと0Vを接続する。第8のスイッチ243は、消去信号31によって電界効果トランジスタ200のソースSと電源Vを接続する。ここに、V>V>VR2>VR1>0Vである。
図4は、図3の不揮発性記憶素子20の動作を説明するための図である。ここに、電界効果トランジスタ200のドレイン電圧、ゲート電圧、ソース電圧をそれぞれ「D電圧」、「G電圧」、「S電圧」という。なお、消去信号31と書き込み信号51とを同時にオンすることは禁止されているものとする。
まず、消去信号31がオフ、書き込み信号51がオンである場合には、第2のスイッチ222によってVR2がD電圧として、第4のスイッチ232によってVがG電圧として、第7のスイッチ242によって0VがS電圧として電界効果トランジスタ200へ供給される結果、フローティングゲートFGに電荷が注入される(書き込み動作)。
消去信号31がオン、書き込み信号51がオフである場合には、第5のスイッチ233によって0VがG電圧として、第8のスイッチ243によってVがS電圧として電界効果トランジスタ200へ供給される結果、フローティングゲートFG内の電荷が放出される(消去動作)。
消去信号31と書き込み信号51とが共にオフである場合には、第1のスイッチ221によってVR1がD電圧として、第3のスイッチ231によってVR2がG電圧として、第6のスイッチ241によって0VがS電圧として電界効果トランジスタ200へ供給される結果、フローティングゲートFGに多数の電荷が蓄えられていればソースSとドレインDとの間に電流は流れず、電荷が少ないと電流が流れる。これにより、フローティングゲートFG内に蓄えられている電荷の量がセンスアンプ250の出力から判定できる(読み出し動作)。
なお、上記説明中のフローティングゲートFGは、本発明の実質的な機能を果たす電荷蓄積層であればよく、一般的な電界効果トランジスタのフローティングゲートにその実体を限定するものではない。
図5は、本発明の他の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。本実施形態の半導体チップ1は、第1〜第3の書き込み端子50a,50b,50cを有し、内部のシステム回路10に第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cと、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cと、第1〜第3の機能ブロック60a,60b,60cとを備えている。70a,70b,70cは書き込み端子用パッド、51a,51b,51cは書き込み信号、201a,201b,201cは消去信号入力、202a,202b,202cは書き込み信号入力、203a,203b,203cは電圧出力、21a,21b,21cは電圧出力信号である。
本実施形態において、第1の不揮発性記憶素子20aを第1の機能ブロック60aに、第2の不揮発性記憶素子20bを第2の機能ブロック60bに、第3の不揮発性記憶素子20cを第3の機能ブロック60cにそれぞれ割り当てることが可能である。この場合の判定回路40は、互いに独立した第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを供給する。
判定結果の信頼性向上のためには、判定回路40は、第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cの各々の蓄積電荷量が所定量まで減少したことを判定した時点で、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを同時に発生することとしてもよい。第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cの蓄積電荷量の合計値をもとに判定を行うことも可能である。
また、判定回路40は、第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cのうちの例えば2個の記憶素子の電荷量が所定量まで減少したことを判定した時点で、多数決論理に従って、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを同時に発生することとしてもよい。
また、判定回路40は、第1〜第3の不揮発性記憶素子20a,20b,20cの出力パターンに応じて第1〜第3の機能ブロック60a,60b,60cの各々の本来の動作を段階的に停止させるように、第1〜第3の停止信号41a,41b,41cを順次発生することとしてもよい。
なお、複数の不揮発性記憶素子を利用する場合の当該不揮発性記憶素子の数が3に限定されないことは、当然である。
図6は、本発明の更に他の実施形態に係る自己停止集積回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。本実施形態のシステム回路10では、図1中の電荷注入命令回路800、電荷注入制御回路801及び消去回路30の配設が省略されている。
本実施形態によれば、当該半導体チップ1の製造時又は製品出荷前に、判定回路40が停止信号41をオフさせる程度の量の電荷が、例えば電子ビーム手段により予め不揮発性記憶素子20に注入される。この初期状態から充分な時間が経過すると、トンネル効果により不揮発性記憶素子20の電荷が失われていき、出力203の電圧は時間に比例して徐々に低下していく。やがて、時間の累積がある一定値を超えると、不揮発性記憶電荷素子20の出力203の電圧が判定回路40の閾値を下回ることとなり、判定回路40が停止信号41をオンして機能ブロック60の動作を停止する。
通常、トンネル効果による不揮発性記憶素子20の電荷量減少は微少であるため、製造時又は製品出荷時に不揮発性記憶素子20に注入された電荷量と、判定回路40の閾値とを適切に設定すれば、停止信号41がオンするまでの時間を数年単位に設定することが可能となる。したがって、本実施形態を組み込むことによって、製造段階で動作停止までの寿命を製品に設定することが可能となる。
以上説明してきたとおり、本発明に係る自己停止回路を搭載した製品は、自己の製品寿命を検知して自発的に動作を停止する機能を有し、製品寿命経過後に生じる劣化故障や誤動作によって生じ得る想定外の動作から利用者の安全を確保する用途として有用である。
また、動作を停止するばかりではなく、製品寿命に前後して、製品の機能を制限又は変更する等の用途にも応用できる。
本発明の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。 図1の自己停止回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の自己停止回路に用いることができる不揮発性記憶素子の詳細構成例を示す回路図である。 図3の不揮発性記憶素子の動作を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。 本発明の更に他の実施形態に係る自己停止回路を実装した半導体チップの概略を示すブロック図である。
符号の説明
1 半導体チップ
10 システム回路
20,20a,20b,20c 不揮発性記憶素子
21,21a,21b,21c 電圧出力信号
30 消去回路
31 消去信号
40 判定回路
41,41a,41b,41c 停止信号
50,50a,50b,50c 書き込み端子
51,51a,51b,51c 書き込み信号
52 停止信号観測端子
53 キャンセル信号入力端子
60,60a,60b,60c 機能ブロック
70,70a,70b,70c 書き込み端子用パッド
71 停止信号観測パッド
72 キャンセル信号入力パッド
200 電界効果トランジスタ
201,201a,201b,201c 消去信号入力
202,202a,202b,202c 書き込み信号入力
203,203a,203b,203c 電圧出力
221,222,231〜233,241〜243 スイッチ
250 センスアンプ
260 NOR回路
261 NOR信号
800 電荷注入命令回路
801 電荷注入制御回路
802 書き込み信号入力
803 命令信号
804 命令信号入力

Claims (12)

  1. 半導体チップの予め設定された製品寿命が尽きたことを検知して前記半導体チップ上の機能ブロックの本来の動作を自発的に停止するための自己停止回路であって、
    蓄積した電荷の量が時間経過とともに変化する記憶素子と、
    前記記憶素子の電荷量が所定量まで変化したことを判定した時点で前記機能ブロックの本来の動作を停止するように停止信号を発生する判定回路とを備えた自己停止回路。
  2. 請求項1記載の自己停止回路において、
    前記記憶素子は、不揮発性半導体記憶素子として構成された電界効果トランジスタを含む自己停止回路。
  3. 請求項1記載の自己停止回路において、
    前記停止信号を観測するための外部出力端子を更に備えた自己停止回路。
  4. 請求項1記載の自己停止回路において、
    前記停止信号の発生後でも前記機能ブロックの動作回復を実現することができるように、前記停止信号を相殺するキャンセル信号を入力するための外部入力端子を更に備えた自己停止回路。
  5. 請求項1記載の自己停止回路において、
    前記記憶素子は、蓄積した電荷の量が時間経過とともに減少するように構成され、
    前記判定回路は、前記記憶素子の電荷量が所定の閾値を下回ったことを条件として前記停止信号を発生する自己停止回路。
  6. 請求項5記載の自己停止回路において、
    前記記憶素子の電荷量を一定時間毎に微少量だけ減少させるように、前記記憶素子の電荷を放電させる消去パルス列を生成する消去回路を更に備えた自己停止回路。
  7. 請求項5記載の自己停止回路において、
    前記記憶素子の初期電荷量を設定し、又は前記停止信号の発生後でも前記機能ブロックの動作回復を実現することができるように、前記記憶素子に電荷を注入するための外部入力端子を更に備えた自己停止回路。
  8. 請求項7記載の自己停止回路において、
    前記記憶素子への電荷注入を許可し又は禁止するための内部回路を更に備えた自己停止回路。
  9. 請求項5記載の自己停止回路において、
    前記記憶素子の初期電荷量を前記半導体チップの製造時に設定するように、前記記憶素子に電荷を注入するための内部端子を更に備え、前記内部端子をパッケージ内へ封入してパッケージ組み立て後の電荷再注入を不可能とした自己停止回路。
  10. 半導体チップの予め設定された製品寿命が尽きたことを検知して前記半導体チップ上の機能ブロックの本来の動作を自発的に停止するための自己停止回路であって、
    各々蓄積した電荷の量が時間経過とともに変化する複数の記憶素子と、
    前記複数の記憶素子の電荷量に応じて前記機能ブロックの本来の動作を停止するように停止信号を発生する判定回路とを備えた自己停止回路。
  11. 請求項10記載の自己停止回路において、
    前記判定回路は、前記複数の記憶素子のうちの所定数の記憶素子の電荷量が所定量まで変化したことを判定した時点で前記停止信号を発生する自己停止回路。
  12. 請求項10記載の自己停止回路において、
    前記判定回路は、複数の機能ブロックの各々の本来の動作を段階的に停止させる機能を有する自己停止回路。
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