JPWO2007122714A1 - ダイバーシチ受信装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の課題は、電界強度やフェージングピッチを検出することなく、一定の受信品質を保ちながら消費電力を最大限削減することができるダイバーシチ受信装置を提供することである。ダイバーシチ受信を行うか否かの判定を受信品質の検出で行う。また、ダイバーシチ受信時にダイバーシチ利得を制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止させ、さらに受信動作を停止させたブランチの回路の全て又は回路の一部への電源供給を遮断する。これにより、一定の受信品質を保ちながら消費電力を最大限削減することが可能となる。

Description

本発明は、複数の受信系を備えてダイバーシチ受信が可能なダイバーシチ受信装置に関する。
従来、図7のブロック図に示すように複数の受信系を備えてダイバーシチ受信を行うダイバーシチ受信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この図に示す従来のダイバーシチ受信装置は、ダイバーシテアンテナとして用いられる2本のアンテナ101,102と、アンテナ101で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行うチューナ部103と、アンテナ102で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行うチューナ部104と、チューナ部103で選局されたチャンネルの信号を復調する復調部105と、チューナ部104で選局されたチャンネルの信号を復調する復調部106と、復調部105で復調された信号と復調部106で復調された信号を合成する合成部107と、復調部105で復調された信号と復調部106で復調された信号を基に受信電界強度を検出する受信電界検出部108と、受信電界検出部108で検出された受信電界強度を基にフェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出部109と、フェージングピッチ検出部109で検出されたフェージングピッチと受信電界強度検出部108で検出された受信電界強度とを基に合成部107における信号の合成と停止を判定する合成停止判定部110と、ダイバーシチ動作を停止した際に電源を遮断する該当ブロックの電源をオン/オフ制御する電源制御部111とから構成される。
なお、アンテナ101、チューナ部103及び復調部105とアンテナ102、チューナ部104及び復調部106がそれぞれ1つの受信系を構成する。前者の受信系を第1のブランチ1200と呼び、後者の受信系を第2のブランチ1300と呼ぶ。
次に、上記構成のダイバーシチ受信装置の動作を説明する。チューナ部103がアンテナ101で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う。また同時にチューナ部104がアンテナ102で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う。チューナ部103によって選局されたチャンネルの信号が復調部105によって復調されると共に、チューナ部104によって選局されたチャンネルの信号が復調部106によって復調される。そして、復調部105及び106それぞれで復調された信号が合成部107にて合成されて復調データとして出力される。また、復調部105及び106それぞれにおいて復調された信号が受信電界検出部108に入力されて電界強度値が算出される。受信電界検出部108で算出された電界強度値がフェージングピッチ検出部109に入力されて、フェージングピッチが検出される。
そして、フェージングピッチと電界強度値が合成停止判定部110に入力されて、フェージングピッチの値より合成を停止させるのに最適な閾値が算出される。そして、電界強度値が該閾値を満たしていると、合成部107に合成動作を停止する命令が与えられる。また、電源制御部111に不要となるブランチへの電源の供給を停止する命令が与えられる。例えば第1のブランチ1200への電源の供給を停止する命令が与えられると、第1のブランチ1200への電源の供給が停止する。これにより、第2のブランチ1300からの復調信号のみが合成部107に入力される。そして、第2のブランチ1300からの復調信号が復調データとして出力される。このように、従来のダイバーシチ受信装置は、フェージングピッチの検出後、現フェージング環境下での最適なダイバーシチ停止条件を判断してから、合成の停止や不要なブランチへの電源の供給を停止することで低消費電力化を実現している。
特開2000−357983号公報
しかしながら、従来のダイバーシチ受信装置は、ダイバーシチ受信を行うか否かの判定を電界強度やフェージングピッチに基づいて行うようにしているため、受信電界強度を検出するための受信電界検出部108とフェージングピッチを検出するためのフェージングピッチ検出部109を有する分、回路規模が大きくなりコストが嵩むという問題がある。
また、フェージング環境下ではドップラ効果による電界強度のレベル変動が発生するが、電界変動のレベルを測定する時間がフェージングピッチ周期より小さい場合は、その測定時間内に電界レベルが数周期存在することから電界レベルを安定して測定することができる。しかし、電界変動のレベルを測定する時間がフェージングピッチ周期より大きい場合は、その測定時間内にレベル変動が途中の状態で存在することになり、電界レベルを正しい値で測定することができず、フェージングピッチを正しく算出することが困難である。このため、誤判定によりダイバーシチを停止させてしまって受信品質を低下させたり、ダイバーシチの停止判定ができなかったりすることによる消費電力の削減割合を低下させたりする問題もある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、電界強度やフェージングピッチを検出することなく、一定の受信品質を保ちながら消費電力を最大限削減することができるダイバーシチ受信装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成及び方法により達成される。
本発明のダイバーシチ受信装置は、複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信装置において、ダイバーシチ受信とシングル受信を切替えるダイバー合成/非合成切替え部と、受信品質を検出する受信品質検出部と、ダイバーシチ受信時に前記ダイバー合成/非合成切替え部を制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、前記受信品質検出部で検出された受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止する制御部と、を備える。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記制御部は、受信動作を停止したブランチの全回路又は一部の回路への電源供給を遮断する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記ダイバー合成/非合成切替え部は、ダイバーシチ受信動作をオン/オフする比率を周期的又はランダムに制御することでダイバーシチ利得を可変する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記ダイバー合成/非合成切替え部は、前記ブランチ間の利得差を検出し、その結果に応じてダイバー合成/非合成切替え部を制御する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記制御部は、ダイバーシチ受信時に受信品質が第1の閾値以上の状態を時間t1以上継続して得られた場合にダイバーシチ利得を低下させ、そして、時間t1を超えて時間t2後の受信品質が第2の閾値以上得られた場合に、さらにダイバーシチ利得を低下させ、そして、ダイバーシチ利得を予め設定した下限まで低下させた状態で時間t2後の受信品質が前記第2の閾値以上得られれば該当ブランチの停止制御を行い、ダイバーシチ利得を低下させて時間t2後の受信品質が前記第2の閾値未満の場合は利得可変動作を中止する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記制御部は、OFDM変調された信号に対し、時間インターリーブの範囲を決める伝送パラメータが変更された場合には時間インターリーブパラメータに対して予め設定された時間t2を時間t3に変更する。
本発明の携帯端末は、上記ダイバーシチ受信装置のいずれかを備えている。
本発明のダイバーシチ受信方法は、複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信方法において、受信品質を検出すると共に、ダイバー合成/非合成する比率を周期的又はランダムに制御し、ダイバーシチ受信時にダイバー合成/非合成切替えを制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止する。
本発明のダイバーシチ受信方法は、複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信方法において、受信品質を検出すると共に、各ブランチの高周波増幅回路の利得の調整又は各ブランチの出力に対する重み付けの調整によりダイバー合成/非合成切替えを制御し、ダイバーシチ受信時にはダイバー合成/非合成切替えを制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止する。
本発明のダイバーシチ受信装置は、ダイバーシチ受信を行うか否かの判定をフェージング状況に左右されることのない受信品質(例えば、ビットエラーレート又はパケットエラーレート)を用いて行うので、電界強度やフェージングピッチに基づいて判定を行う従来技術と比較して回路規模を小さくでき、コストの削減が可能となる。また、ダイバーシチ受信時にダイバーシチ利得を制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止させるので、消費電力の削減が可能となる。
本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置のダイバーシチ受信時における起動率を示す図 本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置におけるダイバーシチ利得可変特性を示す図 本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置におけるダイバーシチ起動率とダイバーシチ利得との関係を示す図 本発明の実施の形態2に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るダイバーシチ受信装置におけるブランチ間CN差とダイバーシチ利得との関係を示す図 従来例のダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図
符号の説明
1 第1のアンテナ
2、20 第1のチューナ部
2A、5A 電源
3 第1の検波部
4 第2のアンテナ
5、50 第2のチューナ部
6 第2の検波部
7、70 ダイバーシチ部
8 復号部
9 受信品質検出部
10 制御部
11 ダイバー合成/非合成切替え部
12、120 第1のブランチ
13、130 第2のブランチ
20A、50A 高周波増幅部
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態のダイバーシチ受信装置は、地上デジタル放送を受信可能な携帯端末に用いたものであり、第1のアンテナ1と、第1のアンテナ1で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う第1のチューナ部2と、第1のチューナ部2で選局された信号の検波を行う第1の検波部3と、第2のアンテナ4と、第2のアンテナ4で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う第2のチューナ部5と、第2のチューナ部5で選局された信号の検波を行う第2の検波部6と、第1の検波部3及び第2の検波部6それぞれで検波された信号をダイバーシチ信号処理するダイバーシチ部7と、ダイバーシチ部7でダイバーシチ信号処理された信号を復号する復号部8と、復号部8からの復号データからBER(Bit Error Rate)やPER(Packet Error Rate)、CNR(Carrier to Noise Rate)などの受信品質を検出する受信品質検出部9と、受信品質検出部9からの受信品質を基にダイバーシチ受信の起動及び停止を制御する制御部10と、を備えて構成される。
なお、第1のアンテナ1、第1のチューナ部2及び第1の検波部3は第1のブランチ12を構成し、第2のアンテナ4、第2のチューナ部5及び第2の検波部6は第2のブランチ13を構成する。本実施の形態は第1のブランチ12と第2のブランチ13を備えた2ブランチのダイバーシチ受信装置である。
第1のチューナ部2は、外部より電源のオン/オフを行える電源2Aを備えており、制御部10によって制御される。第2のチューナ部5は、第1のチューナ部2と同様に外部より電源のオン/オフを行える電源5Aを備えており、制御部10によって制御される。ダイバーシチ部7は、周知の最大比合成法によるダイバーシチを行う。なお、最大比合成法については、例えば「デジタル無線通信の変復調、斉藤洋一著、電子情報通信学会、190頁及び191頁」で説明されている。ダイバーシチ部7は、ダイバーシチ受信とシングル受信を切替えるダイバー合成/非合成切替え部11を備えている。このダイバー合成/非合成切替え部11は、ダイバーシチ受信動作をオン/オフする比を周期的又はランダムに制御するものであり、制御部10によって制御される。
制御部10は、シーケンサと、プログラム記憶領域としてのメモリと、擬似ランダム(PN:Pseudo Noise)信号の発生回路とを有している。制御部10は、ダイバーシチ受信動作時に受信品質の1つであるBERに応じて単一ブランチ受信(シングル受信)とダイバーシチ受信の切替えの判断とダイバーシチ利得を変化させる制御を行う。なお、制御部10をハードウエア論理回路で全てもしくはその一部を構成しても構わない。
次に、ダイバーシチ利得を変化させる具体的な方法について図2、図3及び図4を用いて説明する。図2は、ダイバーシチ受信時に制御部10が発生するPN信号の一例を示す図である。この図では、ダイバーシチ起動率25%、ダイバーシチ起動率50%、ダイバーシチ起動率75%におけるPN信号を示している。PN信号がHiのときはダイバーシチオン(即ちダイバーシチ受信動作)となり、Lowのときはダイバーシチオフ(即ち単一ブランチ受信動作)となるように、制御部10がダイバーシチ部7のダイバー合成/非合成切替え部11を制御する。なお、図示しないがダイバーシチ起動率0%では全区間でダイバーシチオフ(Low)、100%では全区間でダイバーシチオン(Hi)となることは明白である。また、オンする時間の最小単位には特に制限はないが、概ねデータシンボル時間相当が望ましい。また、ダイバーシチ起動率の違いによるPN信号の違いはない。
最大比合成によるダイバーシチ利得は、例えば図3に示すように、感度点P(2×10−4)においてa dB得られるものとする。なお、図3はビタビ復号後のBERの計算機シミュレーション結果例である。
図4は、ダイバーシチ部7のダイバー合成/非合成切替え部11を、ダイバーシチ起動率0%、25%、50%、75%、100%で制御した場合のダイバーシチ利得の変化を示す図である。この図から分かるように、ダイバーシチ起動率を変化させることでダイバーシチ利得が可変する。ダイバー合成/非合成切替え部11は、図3に示す特性を得るためのダイバーシチ部7の合成オン/オフを切替えるスイッチ処理部として機能する。この場合、合成オン時は、第1のブランチ12の出力と第2のブランチ13の出力を合成する。合成オフ時は、第1のブランチ12の出力と第2のブランチ13の出力を合成することなく、いずれか一方をそのまま出力する。
次に、本実施の形態に係るダイバーシチ受信装置の動作を説明する。但し、1セグメント放送を例に説明する。因みに、地上デジタルテレビジョン放送の送信スペクトルは、テレビジョン放送のチャンネル帯域幅を14等分したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ブロック(OFDMセグメントとも呼ばれる)を13個連ねて構成される(「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式、標準規格、第2章ISDB−T方式の概要の8頁、社団法人電波産業会」参照)。
第1のアンテナ1及び第2のアンテナ4はそれぞれテレビUHF帯受信用のアンテナであり、また第1のチューナ部2及び第2のチューナ部5はそれぞれ1セグメント用受信チューナモジュールである。第1の検波部3及び第2の検波部6はそれぞれFFT(Fast Fourier Transform)とチャネル推定を行う。ダイバーシチ部7は、最大比合成のための位相と振幅調整とダイバーシチ動作のオン/オフを切替えるスイッチ処理を行う。復号部8は、周波数、時間のデインターリーブ処理とキャリア復調とビタビ復号とリードソロモン復号とを行い、TS(Transport Stream)パケット信号を送出する。受信品質検出部9は、単一ブランチ受信とダイバーシチ受信それぞれの状態におけるBERと第1のブランチ12と第2のブランチ13それぞれのCNR値を出力する。感度を定義する指標としてはビタビ復号後のBERが2×10−4(感度点)以下である。これ以上のエラーが生じた場合には画像にノイズが生じるなどの劣化が発生する。
今、第1のブランチ12による単一ブランチで受信していた場合、電車等での移動中や受信場所の変更等による受信環境の変化によって受信品質検出部9がBER>2×10−4を検出すると即ち2×10−4以上のエラーが生じたことを検出すると、制御部10はダイバーシチ受信を開始するために、休止中の第2のブランチ13に電源を投入してダイバーシチ受信を開始するように設定する。
ダイバーシチ受信の開始によって受信状態が安定し、受信品質検出部9がエラーが十分低い状態となったBERを検出すると即ちBERが2×10−5以下になったことを検出すると、制御部10は、受信品質検出部9からCNR値の低い側のブランチを特定する。そして、特定したブランチからの受信信号に対し、所定のPN信号によりランダムなオン/オフ比で制御する。即ち、ダイバーシチ利得を変化させる。既に説明したように、ダイバーシチ起動率100%、ダイバーシチ起動率75%、ダイバーシチ起動率50%、ダイバーシチ起動率25%、ダイバーシチ起動率0%(単一ブランチ受信)の比率でダイバーシチ動作を制御することにより、図4に示すようにダイバーシチ利得を変化させることができる。したがって、制御部10は、ダイバーシチ起動率を100%から75%に切替えてダイバーシチ利得を下げる。そして、t1時間後にBERを観測し、BERが2×10−4以上であれば、ダイバーシチ停止判定動作を中止し、通常のダイバーシチ起動率100%の動作状態に戻して受信を継続する。なお、BER観測までの待ち時間t1は、時間インターリーブに関するパラメータであるI=2では2フレーム、I=4であれば4フレーム相当以上の時間であることが望ましい。
ダイバーシチ起動率を100%から75%に切替えてからt1時間後にBERを観測した際にBERが2×10−4未満であれば、ダイバーシチ停止判定動作を継続してダイバーシチ起動率を75%から50%に切替える。そして、t1時間後にBERを観測し、BERが2×10−4以上であれば、ダイバーシチ停止判定動作を中止し、ダイバーシチ起動率を100%の動作状態に戻して受信を継続する。これに対して、BERが2×10−4未満であれば、ダイバーシチ起動率を25%に切替えて同様の判断を行い、最終的に0%ダイバーシチ受信(単一ブランチ受信)でBER<2×10−4の条件が成立した場合にCNRを低いと特定したブランチの電源休止処理を実行して単一ブランチ受信に移行する。
このように本実施の形態のダイバーシチ受信装置によれば、ダイバーシチ受信時に、ダイバーシチ利得を徐々に低下させて単一ブランチ受信時の状態に近づけ、その過程での受信品質を示すBERを観察しながら制御の続行/停止判定を行うので、安定した受信特性を確保することができる。さらに、ダイバーシチ受信と単一受信の切替え判定を、判定パラメータとしてBERを用いることで、フェージング状況に拘わらず現在の受信特性を検出することができるので、様々なフェージング環境下でも安定してダイバーシチ停止の判定ができ、これによって、休止ブランチの電源(第1のチューナ部2の電源2A又は第2のチューナ部5の電源5A)を遮断することで消費電力を削減することができる。また、電界強度やフェージングピッチに基づいて判定を行う従来技術と比較して回路規模を小さくでき、コストの削減が可能となる。
なお、本実施の形態では、各判定動作の基準BER値(感度点)を2×10−4としたが、(1)単一ブランチ受信からダイバーシチ受信を開始するためのBER値、(2)ダイバーシチ起動率100%からダイバーシチ利得可変動作を開始するためのBER値、(3)ダイバーシチ利得可変開始からダイバーシチをさらに低下させる判定のためのBER値をそれぞれ別個に設定しても構わない。ここで、例えば上記(2)と(3)を用いた例を説明する。ダイバーシチ受信時に受信品質が(2)のBER値未満(第1の閾値以上)の状態を時間t1以上継続して得られた場合にダイバーシチ利得を低下させ、そして、時間t1を超えて時間t2後の受信品質が(3)のBER値未満(第2の閾値以上)得られた場合に、さらにダイバーシチ利得を低下させる。そして、ダイバーシチ利得を予め設定した下限まで低下させた状態で時間t2後の受信品質が(3)のBER値未満(第2の閾値以上)得られれば該当ブランチの停止制御を行い、ダイバーシチ利得を低下させて時間t2後の受信品質が(3)のBER値以上(第2の閾値未満)の場合は利得可変動作を中止する。
また、本実施の形態では、CNRが低いと特定したブランチの電源を遮断するとして説明したが、予め決められたブランチの電源を遮断するようにしても構わない。
また、本実施の形態では、第1のブランチ12と第2のブランチ13において、第1,第2のチューナ部2,5への電源供給を制御するようにしたが、第1,第2の検波部3,6を含めて電源供給を制御するようにしても良い。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図である。前述した実施の形態1では、ダイバーシチ受信動作のオン/オフ比を周期的もしくはランダムに制御するようにしてダイバーシチ利得を変化させるようにしたが、本実施の形態では、第1のチューナ部20の高周波増幅部20Aと第2のチューナ部50の高周波増幅部50Aそれぞれの利得を制御するようにしてダイバーシチ利得を変化させるようにした点が異なっている。
そして、動作については、ダイバーシチ受信時に、予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの高周波増幅部20A又は高周波増幅部50Aの利得を制御するようにして、BERを観測してダイバーシチ停止判定を行う。このようにすることにより、前述した実施の形態1と同様にフェージング状況や伝送パラメータの条件に拘わらず現在の受信特性を検出することができ、様々なフェージング環境下でも安定してダイバーシチ停止判定を行え、これによって休止ブランチの電源(第1のチューナ部20の電源2A又は第2のチューナ部50の電源5A)を遮断することで消費電力を削減することが可能となる。なお、本実施の形態に係るダイバーシチ受信装置のダイバーシチ部70は、ダイバーシチ動作のオン/オフを切替えるスイッチ処理は行わず、最大比合成のための位相と振幅調整のみ行う。なお、本実施の形態のダイバーシチ部70は、第1のブランチ120の出力と第2のブランチ130の出力の合成又はいずれか一方をそのまま通過させるものであり、実施の形態1のダイバーシチ部7のようなダイバー合成/非合成切替え部11は有していない。
このように本実施の形態のダイバーシチ受信装置によれば、予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの高周波増幅部20A又は50Aの利得を制御するようにしたので、実施の形態1のダイバーシチ受信装置と同様に、安定した受信特性の確保と、ダイバーシチ停止判定による休止ブランチの消費電力の削減が可能となる。さらに従来技術と比べて回路規模を小さくでき、コストの削減が可能となる。
なお、上記実施の形態では、第1のチューナ部20と第2のチューナ部50の高周波増幅部20A,50Aの利得を制御するようにしたが、ダイバーシチ利得をブランチ間で重み付けを変えて制御しても良い。図6は、ブランチ間のCN差によってダイバーシチ利得が変わる様子を示す例を示す図である。ダイバーシチ利得は、ブランチ間のCN差が0dBのときに最も大きくa dBとなり、b dBのときに最も小さく0dBとなる。ブランチ間の利得を調整する以外に位相を調整するようにしても良い。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、電界強度やフェージングピッチを検出することなく、一定の受信品質を保ちながら消費電力を最大限削減することができるといった効果を有し、地上デジタル放送を受信可能な携帯電話やカーナビゲーションなどへの適用が可能である。
本発明は、複数の受信系を備えてダイバーシチ受信が可能なダイバーシチ受信装置に関する。
従来、図7のブロック図に示すように複数の受信系を備えてダイバーシチ受信を行うダイバーシチ受信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この図に示す従来のダイバーシチ受信装置は、ダイバーシテアンテナとして用いられる2本のアンテナ101,102と、アンテナ101で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行うチューナ部103と、アンテナ102で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行うチューナ部104と、チューナ部103で選局されたチャンネルの信号を復調する復調部105と、チューナ部104で選局されたチャンネルの信号を復調する復調部106と、復調部105で復調された信号と復調部106で復調された信号を合成する合成部107と、復調部105で復調された信号と復調部106で復調された信号を基に受信電界強度を検出する受信電界検出部108と、受信電界検出部108で検出された受信電界強度を基にフェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出部109と、フェージングピッチ検出部109で検出されたフェージングピッチと受信電界強度検出部108で検出された受信電界強度とを基に合成部107における信号の合成と停止を判定する合成停止判定部110と、ダイバーシチ動作を停止した際に電源を遮断する該当ブロックの電源をオン/オフ制御する電源制御部111とから構成される。
なお、アンテナ101、チューナ部103及び復調部105とアンテナ102、チューナ部104及び復調部106がそれぞれ1つの受信系を構成する。前者の受信系を第1のブランチ1200と呼び、後者の受信系を第2のブランチ1300と呼ぶ。
次に、上記構成のダイバーシチ受信装置の動作を説明する。チューナ部103がアンテナ101で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う。また同時にチューナ部104がアンテナ102で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う。チューナ部103によって選局されたチャンネルの信号が復調部105によって復調されると共に、チューナ部104によって選局されたチャンネルの信号が復調部106によって復調される。そして、復調部105及び106それぞれで復調された信号が合成部107にて合成されて復調データとして出力される。また、復調部105及び106それぞれにおいて復調された信号が受信電界検出部108に入力されて電界強度値が算出される。受信電界検出部108で算出された電界強度値がフェージングピッチ検出部109に入力されて、フェージングピッチが検出される。
そして、フェージングピッチと電界強度値が合成停止判定部110に入力されて、フェージングピッチの値より合成を停止させるのに最適な閾値が算出される。そして、電界強度値が該閾値を満たしていると、合成部107に合成動作を停止する命令が与えられる。また、電源制御部111に不要となるブランチへの電源の供給を停止する命令が与えられる。例えば第1のブランチ1200への電源の供給を停止する命令が与えられると、第1のブランチ1200への電源の供給が停止する。これにより、第2のブランチ1300からの復調信号のみが合成部107に入力される。そして、第2のブランチ1300からの復調信号が復調データとして出力される。このように、従来のダイバーシチ受信装置は、フェージングピッチの検出後、現フェージング環境下での最適なダイバーシチ停止条件を判断してから、合成の停止や不要なブランチへの電源の供給を停止することで低消費電力化を実現している。
特開2000−357983号公報
しかしながら、従来のダイバーシチ受信装置は、ダイバーシチ受信を行うか否かの判定を電界強度やフェージングピッチに基づいて行うようにしているため、受信電界強度を検出するための受信電界検出部108とフェージングピッチを検出するためのフェージングピッチ検出部109を有する分、回路規模が大きくなりコストが嵩むという問題がある。
また、フェージング環境下ではドップラ効果による電界強度のレベル変動が発生するが、電界変動のレベルを測定する時間がフェージングピッチ周期より小さい場合は、その測定時間内に電界レベルが数周期存在することから電界レベルを安定して測定することができる。しかし、電界変動のレベルを測定する時間がフェージングピッチ周期より大きい場合は、その測定時間内にレベル変動が途中の状態で存在することになり、電界レベルを正しい値で測定することができず、フェージングピッチを正しく算出することが困難である。このため、誤判定によりダイバーシチを停止させてしまって受信品質を低下させたり、ダイバーシチの停止判定ができなかったりすることによる消費電力の削減割合を低下させたりする問題もある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、電界強度やフェージングピッチを検出することなく、一定の受信品質を保ちながら消費電力を最大限削減することができるダイバーシチ受信装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成及び方法により達成される。
本発明のダイバーシチ受信装置は、複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信装置において、ダイバーシチ受信とシングル受信を切替えるダイバー合成/非合成切替え部と、受信品質を検出する受信品質検出部と、ダイバーシチ受信時に前記ダイバー合成/非合成切替え部を制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、前記受信品質検出部で検出された受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止する制御部と、を備える。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記制御部は、受信動作を停止したブランチの全回路又は一部の回路への電源供給を遮断する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記ダイバー合成/非合成切替え部は、ダイバーシチ受信動作をオン/オフする比率を周期的又はランダムに制御することでダイバーシチ利得を可変する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記ダイバー合成/非合成切替え部は、前記ブランチ間の利得差を検出し、その結果に応じてダイバー合成/非合成切替え部を制御する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記制御部は、ダイバーシチ受信時に受信品質が第1の閾値以上の状態を時間t1以上継続して得られた場合にダイバーシチ利得を低下させ、そして、時間t1を超えて時間t2後の受信品質が第2の閾値以上得られた場合に、さらにダイバーシチ利得を低下させ、そして、ダイバーシチ利得を予め設定した下限まで低下させた状態で時間t2後の受信品質が前記第2の閾値以上得られれば該当ブランチの停止制御を行い、ダイバーシチ利得を低下させて時間t2後の受信品質が前記第2の閾値未満の場合は利得可変動作を中止する。
本発明のダイバーシチ受信装置において、前記制御部は、OFDM変調された信号に対し、時間インターリーブの範囲を決める伝送パラメータが変更された場合には時間インターリーブパラメータに対して予め設定された時間t2を時間t3に変更する。
本発明の携帯端末は、上記ダイバーシチ受信装置のいずれかを備えている。
本発明のダイバーシチ受信方法は、複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信方法において、受信品質を検出すると共に、ダイバー合成/非合成する比率を周期的又はランダムに制御し、ダイバーシチ受信時にダイバー合成/非合成切替えを制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止する。
本発明のダイバーシチ受信方法は、複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信方法において、受信品質を検出すると共に、各ブランチの高周波増幅回路の利得の調整又は各ブランチの出力に対する重み付けの調整によりダイバー合成/非合成切替えを制御し、ダイバーシチ受信時にはダイバー合成/非合成切替えを制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止する。
本発明のダイバーシチ受信装置は、ダイバーシチ受信を行うか否かの判定をフェージング状況に左右されることのない受信品質(例えば、ビットエラーレート又はパケットエラーレート)を用いて行うので、電界強度やフェージングピッチに基づいて判定を行う従来技術と比較して回路規模を小さくでき、コストの削減が可能となる。また、ダイバーシチ受信時にダイバーシチ利得を制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止させるので、消費電力の削減が可能となる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態のダイバーシチ受信装置は、地上デジタル放送を受信可能な携帯端末に用いたものであり、第1のアンテナ1と、第1のアンテナ1で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う第1のチューナ部2と、第1のチューナ部2で選局された信号の検波を行う第1の検波部3と、第2のアンテナ4と、第2のアンテナ4で捉えられたデジタル変調波信号から所望のチャンネルの選局を行う第2のチューナ部5と、第2のチューナ部5で選局された信号の検波を行う第2の検波部6と、第1の検波部3及び第2の検波部6それぞれで検波された信号をダイバーシチ信号処理するダイバーシチ部7と、ダイバーシチ部7でダイバーシチ信号処理された信号を復号する復号部8と、復号部8からの復号データからBER(Bit Error Rate)やPER(Packet Error Rate)、CNR(Carrier to Noise Rate)などの受信品質を検出する受信品質検出部9と、受信品質検出部9からの受信品質を基にダイバーシチ受信の起動及び停止を制御する制御部10と、を備えて構成される。
なお、第1のアンテナ1、第1のチューナ部2及び第1の検波部3は第1のブランチ12を構成し、第2のアンテナ4、第2のチューナ部5及び第2の検波部6は第2のブランチ13を構成する。本実施の形態は第1のブランチ12と第2のブランチ13を備えた2ブランチのダイバーシチ受信装置である。
第1のチューナ部2は、外部より電源のオン/オフを行える電源2Aを備えており、制御部10によって制御される。第2のチューナ部5は、第1のチューナ部2と同様に外部より電源のオン/オフを行える電源5Aを備えており、制御部10によって制御される。ダイバーシチ部7は、周知の最大比合成法によるダイバーシチを行う。なお、最大比合成法については、例えば「デジタル無線通信の変復調、斉藤洋一著、電子情報通信学会、190頁及び191頁」で説明されている。ダイバーシチ部7は、ダイバーシチ受信とシングル受信を切替えるダイバー合成/非合成切替え部11を備えている。このダイバー合成/非合成切替え部11は、ダイバーシチ受信動作をオン/オフする比を周期的又はランダムに制御するものであり、制御部10によって制御される。
制御部10は、シーケンサと、プログラム記憶領域としてのメモリと、擬似ランダム(PN:Pseudo Noise)信号の発生回路とを有している。制御部10は、ダイバーシチ受信動作時に受信品質の1つであるBERに応じて単一ブランチ受信(シングル受信)とダイバーシチ受信の切替えの判断とダイバーシチ利得を変化させる制御を行う。なお、制御部10をハードウエア論理回路で全てもしくはその一部を構成しても構わない。
次に、ダイバーシチ利得を変化させる具体的な方法について図2、図3及び図4を用いて説明する。図2は、ダイバーシチ受信時に制御部10が発生するPN信号の一例を示す図である。この図では、ダイバーシチ起動率25%、ダイバーシチ起動率50%、ダイバーシチ起動率75%におけるPN信号を示している。PN信号がHiのときはダイバーシチオン(即ちダイバーシチ受信動作)となり、Lowのときはダイバーシチオフ(即ち単一ブランチ受信動作)となるように、制御部10がダイバーシチ部7のダイバー合成/非合成切替え部11を制御する。なお、図示しないがダイバーシチ起動率0%では全区間でダイバーシチオフ(Low)、100%では全区間でダイバーシチオン(Hi)となることは明白である。また、オンする時間の最小単位には特に制限はないが、概ねデータシンボル時間相当が望ましい。また、ダイバーシチ起動率の違いによるPN信号の違いはない。
最大比合成によるダイバーシチ利得は、例えば図3に示すように、感度点P(2×10−4)においてa dB得られるものとする。なお、図3はビタビ復号後のBERの計算機シミュレーション結果例である。
図4は、ダイバーシチ部7のダイバー合成/非合成切替え部11を、ダイバーシチ起動率0%、25%、50%、75%、100%で制御した場合のダイバーシチ利得の変化を示す図である。この図から分かるように、ダイバーシチ起動率を変化させることでダイバーシチ利得が可変する。ダイバー合成/非合成切替え部11は、図3に示す特性を得るためのダイバーシチ部7の合成オン/オフを切替えるスイッチ処理部として機能する。この場合、合成オン時は、第1のブランチ12の出力と第2のブランチ13の出力を合成する。合成オフ時は、第1のブランチ12の出力と第2のブランチ13の出力を合成することなく、いずれか一方をそのまま出力する。
次に、本実施の形態に係るダイバーシチ受信装置の動作を説明する。但し、1セグメント放送を例に説明する。因みに、地上デジタルテレビジョン放送の送信スペクトルは、テレビジョン放送のチャンネル帯域幅を14等分したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ブロック(OFDMセグメントとも呼ばれる)を13個連ねて構成される(「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式、標準規格、第2章ISDB−T方式の概要の8頁、社団法人電波産業会」参照)。
第1のアンテナ1及び第2のアンテナ4はそれぞれテレビUHF帯受信用のアンテナであり、また第1のチューナ部2及び第2のチューナ部5はそれぞれ1セグメント用受信チューナモジュールである。第1の検波部3及び第2の検波部6はそれぞれFFT(Fast Fourier Transform)とチャネル推定を行う。ダイバーシチ部7は、最大比合成のための位相と振幅調整とダイバーシチ動作のオン/オフを切替えるスイッチ処理を行う。復号部8は、周波数、時間のデインターリーブ処理とキャリア復調とビタビ復号とリードソロモン復号とを行い、TS(Transport Stream)パケット信号を送出する。受信品質検出部9は、単一ブランチ受信とダイバーシチ受信それぞれの状態におけるBERと第1のブランチ12と第2のブランチ13それぞれのCNR値を出力する。感度を定義する指標としてはビタビ復号後のBERが2×10−4(感度点)以下である。これ以上のエラーが生じた場合には画像にノイズが生じるなどの劣化が発生する。
今、第1のブランチ12による単一ブランチで受信していた場合、電車等での移動中や受信場所の変更等による受信環境の変化によって受信品質検出部9がBER>2×10−4を検出すると即ち2×10−4以上のエラーが生じたことを検出すると、制御部10はダイバーシチ受信を開始するために、休止中の第2のブランチ13に電源を投入してダイバーシチ受信を開始するように設定する。
ダイバーシチ受信の開始によって受信状態が安定し、受信品質検出部9がエラーが十分低い状態となったBERを検出すると即ちBERが2×10−5以下になったことを検出すると、制御部10は、受信品質検出部9からCNR値の低い側のブランチを特定する。そして、特定したブランチからの受信信号に対し、所定のPN信号によりランダムなオン/オフ比で制御する。即ち、ダイバーシチ利得を変化させる。既に説明したように、ダイバーシチ起動率100%、ダイバーシチ起動率75%、ダイバーシチ起動率50%、ダイバーシチ起動率25%、ダイバーシチ起動率0%(単一ブランチ受信)の比率でダイバーシチ動作を制御することにより、図4に示すようにダイバーシチ利得を変化させることができる。したがって、制御部10は、ダイバーシチ起動率を100%から75%に切替えてダイバーシチ利得を下げる。そして、t1時間後にBERを観測し、BERが2×10−4以上であれば、ダイバーシチ停止判定動作を中止し、通常のダイバーシチ起動率100%の動作状態に戻して受信を継続する。なお、BER観測までの待ち時間t1は、時間インターリーブに関するパラメータであるI=2では2フレーム、I=4であれば4フレーム相当以上の時間であることが望ましい。
ダイバーシチ起動率を100%から75%に切替えてからt1時間後にBERを観測した際にBERが2×10−4未満であれば、ダイバーシチ停止判定動作を継続してダイバーシチ起動率を75%から50%に切替える。そして、t1時間後にBERを観測し、BERが2×10−4以上であれば、ダイバーシチ停止判定動作を中止し、ダイバーシチ起動率を100%の動作状態に戻して受信を継続する。これに対して、BERが2×10−4未満であれば、ダイバーシチ起動率を25%に切替えて同様の判断を行い、最終的に0%ダイバーシチ受信(単一ブランチ受信)でBER<2×10−4の条件が成立した場合にCNRを低いと特定したブランチの電源休止処理を実行して単一ブランチ受信に移行する。
このように本実施の形態のダイバーシチ受信装置によれば、ダイバーシチ受信時に、ダイバーシチ利得を徐々に低下させて単一ブランチ受信時の状態に近づけ、その過程での受信品質を示すBERを観察しながら制御の続行/停止判定を行うので、安定した受信特性を確保することができる。さらに、ダイバーシチ受信と単一受信の切替え判定を、判定パラメータとしてBERを用いることで、フェージング状況に拘わらず現在の受信特性を検出することができるので、様々なフェージング環境下でも安定してダイバーシチ停止の判定ができ、これによって、休止ブランチの電源(第1のチューナ部2の電源2A又は第2のチューナ部5の電源5A)を遮断することで消費電力を削減することができる。また、電界強度やフェージングピッチに基づいて判定を行う従来技術と比較して回路規模を小さくでき、コストの削減が可能となる。
なお、本実施の形態では、各判定動作の基準BER値(感度点)を2×10−4としたが、(1)単一ブランチ受信からダイバーシチ受信を開始するためのBER値、(2)ダイバーシチ起動率100%からダイバーシチ利得可変動作を開始するためのBER値、(3)ダイバーシチ利得可変開始からダイバーシチをさらに低下させる判定のためのBER値をそれぞれ別個に設定しても構わない。ここで、例えば上記(2)と(3)を用いた例を説明する。ダイバーシチ受信時に受信品質が(2)のBER値未満(第1の閾値以上)の状態を時間t1以上継続して得られた場合にダイバーシチ利得を低下させ、そして、時間t1を超えて時間t2後の受信品質が(3)のBER値未満(第2の閾値以上)得られた場合に、さらにダイバーシチ利得を低下させる。そして、ダイバーシチ利得を予め設定した下限まで低下させた状態で時間t2後の受信品質が(3)のBER値未満(第2の閾値以上)得られれば該当ブランチの停止制御を行い、ダイバーシチ利得を低下させて時間t2後の受信品質が(3)のBER値以上(第2の閾値未満)の場合は利得可変動作を中止する。
また、本実施の形態では、CNRが低いと特定したブランチの電源を遮断するとして説明したが、予め決められたブランチの電源を遮断するようにしても構わない。
また、本実施の形態では、第1のブランチ12と第2のブランチ13において、第1,第2のチューナ部2,5への電源供給を制御するようにしたが、第1,第2の検波部3,6を含めて電源供給を制御するようにしても良い。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図である。前述した実施の形態1では、ダイバーシチ受信動作のオン/オフ比を周期的もしくはランダムに制御するようにしてダイバーシチ利得を変化させるようにしたが、本実施の形態では、第1のチューナ部20の高周波増幅部20Aと第2のチューナ部50の高周波増幅部50Aそれぞれの利得を制御するようにしてダイバーシチ利得を変化させるようにした点が異なっている。
そして、動作については、ダイバーシチ受信時に、予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの高周波増幅部20A又は高周波増幅部50Aの利得を制御するようにして、BERを観測してダイバーシチ停止判定を行う。このようにすることにより、前述した実施の形態1と同様にフェージング状況や伝送パラメータの条件に拘わらず現在の受信特性を検出することができ、様々なフェージング環境下でも安定してダイバーシチ停止判定を行え、これによって休止ブランチの電源(第1のチューナ部20の電源2A又は第2のチューナ部50の電源5A)を遮断することで消費電力を削減することが可能となる。なお、本実施の形態に係るダイバーシチ受信装置のダイバーシチ部70は、ダイバーシチ動作のオン/オフを切替えるスイッチ処理は行わず、最大比合成のための位相と振幅調整のみ行う。なお、本実施の形態のダイバーシチ部70は、第1のブランチ120の出力と第2のブランチ130の出力の合成又はいずれか一方をそのまま通過させるものであり、実施の形態1のダイバーシチ部7のようなダイバー合成/非合成切替え部11は有していない。
このように本実施の形態のダイバーシチ受信装置によれば、予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの高周波増幅部20A又は50Aの利得を制御するようにしたので、実施の形態1のダイバーシチ受信装置と同様に、安定した受信特性の確保と、ダイバーシチ停止判定による休止ブランチの消費電力の削減が可能となる。さらに従来技術と比べて回路規模を小さくでき、コストの削減が可能となる。
なお、上記実施の形態では、第1のチューナ部20と第2のチューナ部50の高周波増幅部20A,50Aの利得を制御するようにしたが、ダイバーシチ利得をブランチ間で重み付けを変えて制御しても良い。図6は、ブランチ間のCN差によってダイバーシチ利得が変わる様子を示す例を示す図である。ダイバーシチ利得は、ブランチ間のCN差が0dBのときに最も大きくa dBとなり、b dBのときに最も小さく0dBとなる。ブランチ間の利得を調整する以外に位相を調整するようにしても良い。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本発明は、電界強度やフェージングピッチを検出することなく、一定の受信品質を保ちながら消費電力を最大限削減することができるといった効果を有し、地上デジタル放送を受信可能な携帯電話やカーナビゲーションなどへの適用が可能である。
本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置のダイバーシチ受信時における起動率を示す図 本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置におけるダイバーシチ利得可変特性を示す図 本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ受信装置におけるダイバーシチ起動率とダイバーシチ利得との関係を示す図 本発明の実施の形態2に係るダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るダイバーシチ受信装置におけるブランチ間CN差とダイバーシチ利得との関係を示す図 従来例のダイバーシチ受信装置の概略構成を示すブロック図
符号の説明
1 第1のアンテナ
2、20 第1のチューナ部
2A、5A 電源
3 第1の検波部
4 第2のアンテナ
5、50 第2のチューナ部
6 第2の検波部
7、70 ダイバーシチ部
8 復号部
9 受信品質検出部
10 制御部
11 ダイバー合成/非合成切替え部
12、120 第1のブランチ
13、130 第2のブランチ
20A、50A 高周波増幅部

Claims (9)

  1. 複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信装置において、
    ダイバーシチ受信とシングル受信を切替えるダイバー合成/非合成切替え部と、
    受信品質を検出する受信品質検出部と、
    ダイバーシチ受信時に前記ダイバー合成/非合成切替え部を制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、前記受信品質検出部で検出された受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止する制御部と、
    を備えるダイバーシチ受信装置。
  2. 前記制御部は、受信動作を停止したブランチの全回路又は一部の回路への電源供給を遮断する請求項1に記載のダイバーシチ受信装置。
  3. 前記ダイバー合成/非合成切替え部は、ダイバーシチ受信動作をオン/オフする比率を周期的又はランダムに制御することでダイバーシチ利得を可変する請求項1に記載のダイバーシチ受信装置。
  4. 前記ダイバー合成/非合成切替え部は、前記ブランチ間の利得差を検出し、その結果に応じてダイバー合成/非合成切替え部を制御する請求項1に記載のダイバーシチ受信装置。
  5. 前記制御部は、ダイバーシチ受信時に受信品質が第1の閾値以上の状態を時間t1以上継続して得られた場合にダイバーシチ利得を低下させ、そして、時間t1を超えて時間t2後の受信品質が第2の閾値以上得られた場合に、さらにダイバーシチ利得を低下させ、そして、ダイバーシチ利得を予め設定した下限まで低下させた状態で時間t2後の受信品質が前記第2の閾値以上得られれば該当ブランチの停止制御を行い、ダイバーシチ利得を低下させて時間t2後の受信品質が前記第2の閾値未満の場合は利得可変動作を中止する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のダイバーシチ受信装置。
  6. 前記制御部は、OFDM変調された信号に対し、時間インターリーブの範囲を決める伝送パラメータが変更された場合には時間インターリーブパラメータに対して予め設定された時間t2を時間t3に変更する請求項5に記載のダイバーシチ受信装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のダイバーシチ受信装置を備えた携帯端末。
  8. 複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信方法において、
    受信品質を検出すると共に、ダイバー合成/非合成する比率を周期的又はランダムに制御し、ダイバーシチ受信時にダイバー合成/非合成切替えを制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止するダイバーシチ受信方法。
  9. 複数のブランチを使用したダイバーシチ受信と単一のブランチを使用したシングル受信とを切替えるダイバーシチ受信方法において、
    受信品質を検出すると共に、各ブランチの高周波増幅回路の利得の調整又は各ブランチの出力に対する重み付けの調整によりダイバー合成/非合成切替えの比率を制御し、ダイバーシチ受信時にはダイバー合成/非合成切替えを制御してダイバーシチ利得を一定値低下させた後、そのときの受信品質が予め設定した値以上であれば予め設定したブランチ又は受信品質の低いブランチの受信動作を停止するダイバーシチ受信方法。
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