JP2007221640A - ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

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慶一 北澤
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Abstract

【課題】受信品質の劣化に対して品質改善に時間がかかる。
【解決手段】合成器59の出力が供給されるC/N検出器64と、C/N検出器64の出力と閾値101とを比較する制御回路65と、この制御回路65の比較結果に応じて少なくとも受信器52あるいは受信器53のいずれか一方をオン・オフする電源回路66a、66bと、制御回路65に接続されるとともに、アンテナ4aあるいはアンテナ4bに入力される高周波信号のフェージング度合いに応じた閾値101を記憶した記憶手段22とを有し、制御回路65はフェージング度合いに応じて閾値101を設定し、C/N検出器64の出力が閾値101よりも小さいと判定した場合に、受信器52と受信器53とを共にオンとさせるものであり、これにより、制御回路65はC/N検出器64の出力によって受信器52あるいは受信器53のオン・オフを行うので、急激な受信状態の変化に対し素早い切替が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイバーシティ受信とシングル受信とを切り替えて受信するダイバーシティ受信装置に関するものである。
近年、移動中にもテレビなどの放送を受信したいという要求が増え、これに対応するためにテレビ放送が受信可能な携帯電話やカーテレビなどの商品が出てきている。まずは自動車で移動しながらTV放送波を受信する様子について図面を用いて説明する。図9は、本実施の形態におけるアンテナ4で移動しながら、TV放送波を受信する様子を示した説明図である。TV放送波は、放送局1の放送アンテナ2より空気中へと放射され、このTV放送波を自動車3に取り付けられたアンテナ4で受信する。
このようなテレビは、移動しながら受信するので、電波状況が刻々と変化する。そこで、このような刻々と変化する電波状況に対応するために、いわゆるキャリアダイバーシティ方式によるダイバーシティ受信装置11が用いられる。しかしながら、特に携帯電話のように携帯される機器は、バッテリー駆動されるので、電力消費を小さくしなければならない。そこで、一般的には強電界下のような受信状態の良好な場合にはシングル受信として動作させ、弱電界のような受信状態の悪い場合にのみダイバーシティ受信に切り替えることで、消費電力を抑える対策がなされている。
では以下、従来のダイバーシティ受信装置11について図面を用いて説明する。図10は従来のダイバーシティ受信装置11の回路ブロック図である。図10において、従来のダイバーシティ受信装置11には、複数のアンテナ4(ここではアンテナ4としてアンテナ4aとアンテナ4bの2個用いている)と、これらアンテナ4a、アンテナ4bのそれぞれに接続された受信器13aと受信器13b、そしてこれらの受信器13a、受信器13bの出力が接続された復調回路14とこの復調回路14で復調された信号が出力される出力端子14aとを含んでいる。
そしてこの復調回路14は、以下のような回路を含んだ構成となっている。つまり、受信器13aと受信器13bのそれぞれの出力供給されるA/D変換器15aとA/D変換器15bを有する。これらA/D変換器15a、A/D変換器15bのそれぞれの出力は、フーリエ変換手段16aとフーリエ変換手段16bへ接続され、信号がサブキャリアへと展開される。そしてこれらフーリエ変換手段16aとフーリエ変換手段16bの出力とは、合成器17へ接続され、これらフーリエ変換手段16aとフーリエ変換手段16bとの出力が合成される。この合成器17の出力は、デインターリーブ回路18で復調される。このデインターリーブ回路18の出力は、誤り訂正回路19で誤り訂正されて、出力端子14aから出力される。なおこのとき誤り訂正回路19の出力は、ビット誤り率検出器20へ供給され、ビット誤り率が算出される。
このようにして算出されたビット誤り率は、制御回路21へ供給される。ここで制御回路21と受信器13bの電源端子との間には、電源回路22が挿入される。この電源回路22は、制御回路21からの指令によって受信器13bをオン・オフする。
そしてこのような構成において制御回路21は、誤り訂正回路19から入力したビット誤り率と予め定められた閾値とを比較し、ビット誤り率が規定の閾値以上であると判定した場合には、受信器13bをオンさせる。一方、ビット誤り率が規定の閾値より小さいと判定した場合には、受信器13bをオフする。このようにして、ダイバーシティ受信とシングル受信とを切り替えて受信するわけである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平10−75235号公報
しかしながらこのような従来のダイバーシティ受信装置11では、ビット誤り率検出回路20が誤り訂正回路19の出力信号からビット誤り率を算出するが、この算出時間には約1秒以上の時間が必要である。つまり制御回路21は、受信状況が変動しても1秒後でしか判定できないので、画質改善が遅れるという課題を有している。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、短い時間で受信品質の悪化を検出し、短い時間でダイバーシティ受信へと切り替えることができ、短時間に受信品質を改善することができるダイバーシティ受信装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明のダイバーシティ受信器は、合成手段から出力される合成信号が供給されるとともに、この合成信号のC/N値を検出するC/N検出手段と、このC/N検出手段の出力と閾値設定手段で設定された閾値とを比較する比較手段と、この比較手段の出力が供給されるとともに、前記第1と第2の受信器に接続され、少なくとも第1あるいは第2のうちのいずれか一方の受信器をオン・オフする電源回路と、前記第1あるいは第2のアンテナに入力される高周波信号のフェージング度合いを検出するフェージング推定手段と、前記閾値設定手段へ前記閾値を供給するために、前記フェージング推定手段で検出された前記フェージング度合いに対応して前記閾値を記憶した記憶手段とを有し、前記閾値設定手段は前記フェージング推定手段の出力に応じて閾値を設定し、前記比較手段は前記C/N値が前記閾値よりも小さいと判定した場合に、前記第1と第2の受信器を共にオンとさせるものである。これにより所期の目的が達成できる。
以上のように本発明によれば、第1のアンテナで受信した信号が供給される第1の受信器と、第2のアンテナで受信した信号が供給される第2の受信器と、これら第1と第2の受信器の出力を合成する合成手段と、この合成手段から出力される合成信号が供給されるとともに、この合成信号のC/N値を検出するC/N検出手段と、このC/N検出手段の出力と閾値設定手段で設定された閾値とを比較する比較手段と、この比較手段の出力が供給されるとともに、前記第1と第2の受信器に接続され、少なくとも第1あるいは第2のうちのいずれか一方の受信器をオン・オフする電源回路と、前記第1あるいは第2のアンテナに入力される高周波信号のフェージング度合いを推定するフェージング推定手段と、前記閾値設定手段へ前記閾値を供給するために、前記フェージング推定手段で検出された前記フェージング度合いに対応して前記閾値を記憶した記憶手段とを有し、前記閾値設定手段は前記フェージング推定手段の出力に応じて閾値を設定し、前記比較手段は前記C/N値が前記閾値よりも小さいと判定した場合に、前記第1と第2の受信器を共にオンとさせるダイバーシティ受信装置である。
これにより、制御回路はC/N値によって受信器のオン・オフを行うので、ビット誤り率の判定のような長い時間は不要となり、急激な受信状態の悪化に対して、すばやくダイバーシティ受信に切り替えることが可能となる。
また、フェージング推定手段で検出された値に応じて閾値が設定されるので、フェージング度合いに対応して必要となる所要C/N値を閾値として設定できる。従って、移動する場合や、移動速度が変化しても受信状態の悪化に対して、素早くダイバーシティ受信に切り替えることができる。そしてこれらの点より、短時間で受信品質を改善できる効果がある。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるフェージング検出手段を用いた高周波受信装置の回路ブロック図である。なお図1において、図10と同じものは同じ番号を用いて、その説明は簡略化している。
図1を用いて本実施の形態における高周波受信装置51の構成を説明する。アンテナ4aとアンテナ4bには約50MHzから約900MHzまでのテレビ放送波(高周波信号の一例として用いた)が入力される。そしてこれらのアンテナ4aとアンテナ4bのそれぞれは、受信器52と受信器53のそれぞれに接続される。なおこれらのアンテナ4aとアンテナ4bや受信器52と受信器53には、共に同じ物が2組ずつ用いられている。
これら受信器52と受信器53の出力は共に復調回路54へ接続される。なお本実施の形態における復調回路54は集積回路化(IC内で構成)されているので、高周波受信装置51を小型化することができる。
ここで復調回路54は以下のような構成としている。受信器52の出力は復調回路54の入力端子54aへ接続される。一方受信器53の出力は復調回路54の入力端子54bへ接続される。これら入力端子54aと入力端子54bへ供給された信号のそれぞれは、検波器55aと検波器55bのそれぞれへ供給される。そしてこれら検波器55aと検波器55bのそれぞれの出力は、A/D変換器56aとA/D変換器56bへそれぞれ供給され、検波器55aと検波器55bの出力信号をデジタル信号へと変換する。これらA/D変換器56a、A/D変換器56bの出力は、それぞれフーリエ変換手段57aとフーリエ変換手段57bへと接続されている。これらフーリエ変換手段57aとフーリエ変換手段57bでは、デジタル信号へと変換した信号を周波数軸によって展開するものであり、いわゆるフーリエ展開と呼ばれる処理が施される。これによって、サブキャリアと呼ばれる周波数軸毎で信号が取り出されることとなる。
フーリエ変換手段57aとフーリエ変換手段57bのそれぞれの出力は、重み付け手段58aと重み付け手段58bのそれぞれへ出力される。そして合成器59の一方の入力には重み付け手段58aの出力が接続されるとともに、他方の入力には重み付け手段58bの出力が接続される。この合成器59は、これらの重み付け手段58aの出力信号と重み付け手段58bの出力信号とを合成し、デインターリーブ回路60へと供給する。
なおこのとき、デインターリーブ回路60で良好に復調処理されるためには、信号のレベルに上下限の限界レベルを有しており、このレベル範囲内にするために重み付け手段58a、重み付け手段58bによってレベルの調整を行っている。そしてそのために、重み付け手段58aと重み付け手段58bには合成比設定手段61の出力が接続される。例えば合成比設定手段61は、フーリエ変換手段57aとフーリエ変換手段57bとの出力信号のサブキャリアのレベルを検出して、そのレベル比に応じて合成比を設定する。これによって合成器59では、合成比設定手段61で決定した合成比に応じた比率で合成されることとなる。いずれにしても、合成器59での信号の合成比率は、受信状態の良好な方からの信号の割合が大きくなるようにする。次にデインターリーブ回路60は、合成器59の出力信号が供給され、信号を復調する。そしてこのデインターリーブ回路60で復調された信号は、誤り訂正回路62によって誤り訂正されて、出力端子54cから出力される。
ビット誤り率検出回路63は、誤り訂正回路62の出力に接続され、誤り訂正回路62から出力される信号からビット誤り率を算出する。また、C/N検出器64には、合成器59の出力が供給され、合成された信号のC/N値を検出する。
そして制御回路65(フェージング推定手段、閾値設定手段および比較手段とを含んだ回路の一例として用いた)は、復調回路54の出力が供給されて、受信器52と受信器53のいずれか一方を動作(シングル動作)させるか、受信器52と受信器53の双方を動作(ダイバー動作)させるかを判定する。そのためにこの制御回路65と、受信器52および受信器53のそれぞれの電源端子との間には電源回路66a、電源回路66bがそれぞれ挿入される。この電源回路66aと電源回路66bとは、制御回路65からの指示信号によって、それぞれ受信器52や受信器53の電源をオン・オフする。
また制御回路65には、メモリ22や入力キー67が接続されている。さらに、制御回路65には、ビット誤り率検出回路63、C/N検出器64、合成比設定手段61と検波器55a、検波器55bの出力が接続され、一方この制御回路65の出力は合成比設定手段61に接続されている。
次に、以上のように構成された高周波受信装置51の動作について説明するが、最初に移動速度とフェージング周波数との間の関係と、フェージング周波数と所要C/N値との関係について説明する。図2(a)は自動車3が一定の速度で低速走行した場合における時間と検波器で検波されたレベルとの関係図であり、図2(b)は自動車3が一定の速度で高速走行した場合における時間と検波器で検波されたレベルとの関係図である。ただし、高周波受信装置51で受信するチャンネルの変更はない場合である。図2(a)、(b)において横軸71は時間を示し、縦軸72は検波器で検出された信号のレベルを示している。
図2(a)において、自動車3が一定の速度で移動する場合、検波された信号レベル73は一定の周期74(周波数)で変動する。そしてこれがフェージングと呼ばれるものである(以下このフェージングの周波数をフェージング周波数と言い、フェージングの度合いの一例として用いた)。これは、自動車3の移動に伴い放送アンテナ2からの経路長が変化したことによって、直接波5と反射波6との位相がずれ、そのずれた位相の信号同士が合成されることによって生じたものである。そしてこのフェージング周波数は自動車3の移動速度に応じて変化することも判っている。図2(b)に示すように、自動車3の移動速度が速い場合には信号レベル75の変動も早く、周期76は移動速度が遅い場合の周期74に比べて短くなる。つまり、移動速度が遅いとフェージング周波数は小さく、移動速度が速いとフェージング周波数も大きくなる。
図3は、本実施の形態における高周波受信装置51におけるフェージング周波数と高周波受信装置51での所要C/N値との関係図である。図3において、横軸81はフェージング周波数(あるいは移動速度)を示し、縦軸82は高周波受信装置51でビット誤り率が0.0002となる場合のC/N値(以下所要C/N値と言う)である。
この所要C/N特性曲線83は、フェージング周波数が非常に小さい(移動速度が遅い)場合と、フェージング周波数が非常に大きい(移動速度が高速)場合に所要C/N値が大きくなる傾向を有している。発明者らの実験によれば、フェージング周波数が約20Hz(13ch受信時において移動速度で約45Km/H相当)以下の低速移動領域84においては、移動速度が遅くなるにつれて所要C/N値が大きくなることを確認した。また、フェージング周波数が約70Hz(13ch受信時において移動速度で約130Km/H相当)以上の高速移動領域85において、移動速度が速くなるにつれて所要C/N値が大きくなることも確認した。そしてこの間の中速移動領域86では、所要C/N値に大きな変化はなく、かつこの状態において所要C/Nは最も小さな値となることも確認している。なお、移動速度が0である場合には、フェージングが無いのでその分所要C/Nは小さくなる。
そこで、本実施の形態における制御回路65は、検波器55a、検波器55bで検出された信号レベルに基づいてフェージング周波数を推定し、このフェージング周波数に応じてシングル受信とダイバーシティ受信とを切り替えるものである。
図4は、本実施の形態における制御回路65の動作フローチャートである。図4において、入力キー67からTV放送を受信する旨の信号が入力されると、ダイバー動作ステップ91では電源回路66aと電源回路66bとに対して、受信器52と受信器53の双方をオンする旨の信号を出力する。これによって、受信器52と受信器53との双方を動作させて、これらの出力を合成して受信する動作(いわゆるダイバーシティ方式であり、以下ダイバー動作という)が行われる。
まずダイバー動作からシングル動作(受信器52あるいは受信器53のいずれか一方のみで受信する)への切り替えについて説明する。ダイバー動作ステップ91の後で、ビット誤り率判定ステップ92が行われる。このビット誤り率判定ステップ92では、ビット誤り率検出回路63が検出したビット誤り率が、予め定められた誤り率の閾値92aよりも大きい場合には、ダイバー動作が継続される。一方、ビット誤り率検出回路63が検出したビット誤り率が、予め定められたビット誤り率の閾値92aよりも小さい場合には、フェージング検出ステップ93(フェージング推定手段の一例として用いた)が行われる。フェージング検出ステップ93では、検波器55aあるいは検波器55bの信号レベルを読み込んで、フェージング周波数の推定が行われる。この推定の方法については後に詳しく説明するが、予め定められた単位時間内における信号レベルの変化量を算出し、その変化量が小さいものの数を計数値としてカウントするものである。これは、信号レベルの変化の小さな頂点部分では、変化量が小さくなることに着目し、このような変化量が小さな点がどれだけあるかによってフェージング周波数を推定するものである。
そしてフェージング検出ステップ93の後で、閾値設定ステップ94(閾値設定手段の一例として用いた)が行われる。この閾値設定ステップ94では、フェージング検出ステップ93で検出された計数値に応じた所要C/N値を、ダイバー動作からシングル動作へと切り替えるための閾値95として設定する。ここでメモリ22には、計数値に対し所要C/N値を対応させて記憶されたテーブルが格納されており、閾値設定ステップ94において、算出された計数値に対応した所要C/N値をテーブルから読み出して、閾値95として設定する。
次に比較ステップ96(比較手段の一例として用いた)では、C/N検出器64で検出した検出C/N値と、閾値設定ステップ94で設定した閾値95とを比較する。そして検出C/N値が、閾値95より小さい場合には、ダイバー動作ステップ91へ戻り、ダイバーシティ方式での受信が継続される。一方検出した検出C/N値が、閾値95より大きい場合には、チューナ選択判定ステップ97が行われる。なおこのとき後述するダイバー受信からシングル動作へと切り替えることで、ビット誤り率が悪化することを考慮に入れておく必要がある。そこでC/N検出器64で検出されたC/N値に規定値を乗じた値を検出C/N値としている。なお本実施の形態では、シングル動作への切り替えによるC/Nの悪化は、合成比設定手段61の合成比率に応じて悪化するとして、検出されたC/N値に合成比を乗じた値を検出C/N値としている。
例えば、受信器52と受信器53との合成比率が8:2である場合、シングル動作への切り替えによって20%C/Nも悪化すると想定して、比較ステップ96では検出されたC/N値に0.8を乗じた値を検出C/N値とし、この検出C/N値と閾値95とを比較する。この場合、検出C/N値を補正するので、ダイバー動作からシングル動作へと切り替えるべき閾値95は、所要C/N値と等しくしている。
なお本実施の形態では、シングル動作への切り替え後のC/N値の推定のために、比較ステップ96で合成比率を乗じることで補正したが、これは閾値設定ステップ94において、所要C/N値に対して合成比率に応じた係数を除算して閾値95を設定しても良い。また、本実施の形態では合成比率に応じて補正したが、これは一定値としても良い。
次にチューナ選択判定ステップ97では、合成比設定手段61の合成比率を検知し、受信器52と受信器53とのどちらの合成比率が小さいかを判定する。そしてチューナ選択判定ステップ97の後のシングル動作ステップ98では、チューナ選択判定ステップ97で選択された、合成比率の低い方の受信器の電源回路に対して、受信器の電源をオフとする旨の信号を送出される。これにより受信品質が良好な方の受信器の動作が継続され、シングル動作へと切り替わる。これによりシングル受信への切り替え時に、C/N値の悪化を少なくできる。
次にシングル動作からダイバー動作への切り替えについて説明する。シングル動作ステップ98の後で、フェージング検出ステップ99(フェージング推定手段の他の一例として用いた)が行われる。フェージング検出ステップ99では、フェージング検出ステップ93と同様に、検波器55a、検波器55bからの信号を検知し、単位時間内における信号レベルの変動量を算出している。なお、このフェージング検出ステップ99においても、フェージング検出ステップ93と同様の方法によってフェージング周波数の推定を行う。
閾値設定ステップ100では、フェージング検出ステップ99で検出された変動量に対応した所要C/N値をメモリ22から取得し、閾値101として設定する。そして、比較ステップ102(比較手段の一例として用いた)において、C/N検出器64で検出した検出C/N値と閾値101とを比較する。そして、比較ステップ102では、検出C/N値が閾値101以上である場合には、フェージング検出ステップ99へと戻り、そのままシングル動作が継続される。一方、検出C/N値が閾値101より小さい場合には、ダイバー動作ステップ91へと戻り、ダイバー動作へと切り替えられる。
以上のように、ダイバー動作からシングル動作への切り替えと、シングル動作からダイバー動作への切り替えの双方の切り替えは、C/N値によって切り替え判定されるので、素早く切り替えることができる。したがって、シングル受信時に急激な受信品質が悪化しても短い時間で受信状態を改善することが可能となる。また、逆にダイバー動作からシングル動作への切り替えも早いので、その分消費電力を少なくできる。
また、切り替えのためにフェージング度合いを検出して、そのフェージング度合いに応じた所要C/N値を閾値として設定し、この閾値に応じてシングル動作とダイバー動作との切り替えを行うので、フェージングによる受信品質の悪化を改善でき、移動時においても良好な受信を実現できる。さらに、移動速度が変化しても受信状態の悪化に対して、素早くダイバーシティ受信に切り替えることができるので、移動速度によらず良好な受信品質を実現できる。さらにまた、フェージング度合いに応じて最適に切り替えることができるので、フェージング度合いを判定しない場合に比べて消費電力も削減できる。
次にフェージング検出ステップ93、フェージング検出ステップ99でのフェージング周波数の検出について、詳細に説明する。図5は本実施の形態におけるフェージング検出ステップのフローチャートである。図6(a)はフェージング周波数が低い場合におけるサンプリング方法の説明図であり、図6(b)は同、変動量の算出方法の説明図である。また、図7(a)はフェージング周波数が高い場合におけるサンプリング方法の説明図であり、図7(b)は同、変動量の算出方法の説明図である。
図5においてサンプリングステップ103(サンプリング手段の一例として用いた)では、検波器55aあるいは検波器55bで検出された信号レベル112を一定の時間間隔111毎に、予め定められた個数の信号レベル値113、信号レベル値121を取得する。そして取得された信号レベル値113、信号レベル値121を順次メモリ22へ格納する。変動量算出ステップ104(変動量検出手段の一例として用いた)では、メモリ22に格納された信号レベル値113、信号レベル値121のうちで、連続して取得したn個の信号レベル値の変動量114、変動量122を算出する。このとき変動量114、変動量122には、n個の信号レベルにおける分散値を用いることや、連続して取得された2個の信号レベル間での変化量をn個平均した値が用いられる。
ここで計数ステップ105(計数手段の一例として用いた)では、変動量の値と、予め定められた閾値115とを比較し、変動量が閾値115よりも小さい場合に計数する。そして変化量個数判定ステップ106によって、m個の変動量の算出が完了するまで上記ステップが繰り返される。
ここで、フェージング周波数が低い場合には、信号レベルの極大値近傍での変動量は小さいので、計数ステップ105による計数値は大きくなる。一方フェージング周波数が大きい場合には、フェージング周波数が低い場合に比べて、信号レベルの極大値近傍での変動量は大きくなり、計数ステップ105による計数値は小さくなる。従って、この計数ステップ105での計数値によって、検波された信号レベルの変化量が小さい領域の度合いを検出できるので、フェージング周波数が検出できるわけである。
それでは、この検出方法について図面を用いてさらに詳しく説明する。なお、この動作を判りやすくするために、便宜上5個(n=5)の信号レベル値を用いて変動量を算出し、変動量20個(m=20)によってフェージング周波数を推定するものとしている。図6(a)において、横軸は時間であり、縦軸は信号のレベルである。まずサンプリングステップ103では、検波器55aあるいは検波器55bで検出された信号レベル112を時間間隔111の間隔で順次サンプリングし、取得された時間の順で信号レベル値113がメモリ22に格納される。このとき、サンプリングステップ103では、信号レベル値113aから信号レベル値113eの5個の信号レベル値が取得される。なお、本実施の形態における時間間隔111は、1ミリ秒としている。
次に図6(b)において、横軸は時間であり、縦軸は変動量の値である。縦軸は変動量算出ステップ104では、サンプリングステップ103で取得された5個の信号レベル値113a〜信号レベル値113eの値から変動量114aを算出する。なお本実施の形態において変動量114aは、信号レベル値113a〜信号レベル値113eの二乗平均による分散値を用いている。
計数ステップ105では、算出された変動量と閾値115とを比較し、変動量が閾値115以下である場合にカウントアップする。例えば変動量114aは閾値115より大きいので、カウントされず計数値は0のままである。
このとき、変動量の個数は1個であるので個数判定ステップ106によって、計数ステップ105の後で再度サンプリングステップ103が繰り返される。このときサンプリングステップ103では、新たな信号レベル値113fの1個だけが取得され、メモリ22に格納された最も古い信号レベル値113aに置き換えて記憶される。このようにすることによって、変動量算出ステップ104では、信号レベル値113b〜信号レベル値113fの値から変動量114bを算出する。ここで計数ステップ105では、変動量114bと閾値115とを比較する。その場合も変動量114bは閾値115以上であるのでカウントされず計数値は0のままとなる。
そして、順次取得した信号レベル値を演算していくが、信号レベル値113g〜信号レベル値113kでの変動量114gを算出すると、変動量114gの値は閾値115より小さくなる。従って計数ステップ105で計数され、計数値は1となる。
同様にして信号レベル値113h〜信号レベル値113xのうちの連続した5個の信号レベル値により、残り13個の変動量114h〜変動量114tが算出される。このような手順によって、24個の信号レベル値(信号レベル値113a〜信号レベル値113x)から、20個の変動量(変動量114a〜変動量114t)の算出が完了する。このとき変動量114g〜変動量114nの8個の値が、閾値115以下であるので、計数ステップ105での計数値は8となる。
次に上述した方法を用いて、大きな周波数のフェージングを検出した場合について説明する。図7(a)において、横軸は時間であり、縦軸は信号のレベルである。また図7(b)において、横軸は時間であり、縦軸は変動量の値である。フェージング周波数が高い場合に信号レベルは急激に変化するので、それらの値の分散は大きくなり、変動量の値は大きくなる。従って24個の信号レベル値(信号レベル値121a〜信号レベル値121x)から算出された20個の変動量(変動量122a〜変動量122t)は、周波数が小さい場合の変動量(変動量114a〜変動量114t)よりも大きな値となる。
つまり計数ステップ105において、変動量が閾値115よりも小さいものの個数は少なくなることとなる。例えば図7(b)の場合、変動量が閾値115より小さなものは、変動量122d、変動量122tの2個だけとなるので、計数ステップ105での計数値は2となる。
以上のように、計数ステップ105で計数された計数値が大きければフェージング周波数が小さく、逆に計数値が小さければフェージング周波数が大きいということとなる。従って以上のような方法を用いれば、計数ステップ105で計数された計数値によって、フェージング周波数を推定することが可能となる訳である。
なお本実施の形態において変動量の算出は、5個の信号レベル値が揃い次第に都度行ったが、これは24個の信号レベル値取得、格納した後に、これら24個の信号レベル値から変動量20個を計算しても良い。この場合、サンプリングする時間の間に変動量の計算を完了する必要がないので、変動量の計算時間が長くてもよく、複雑な計算処理を行わせることや、変動量を算出するためのデータの個数を増やすことも可能となる。また、たとえサンプリング時間が変動量の計算時間より短いような場合においても、計算とサンプリングとを並行して実行する必要がなく、制御回路65の回路構成を簡素化できる。同様に、計数ステップ105も20個の変動量を一気に比較して計数値を算出しても良い。
以上のようなフェージング推定方法を用いれば、変動量算出ステップ104において、信号レベルの変動を精度良く検出することができる。これにより、計数ステップ105での計数値は、極大値近傍での傾きが小さくなる領域の長さ度合いを精度良く表せることとなる。従って、計数値を用いてフェージング周波数を推定することができるので、谷の時間を計測することなくフェージング周波数の検出ができ、フェージング周波数の小さな場合においても検出時間を短くできることとなる。
ここで、特に受信チャンネルの周波数が低い場合には波長が長いので、フェージング周波数も低くなり、このフェージングによってレベルが落ち込む時間が長くなる。一方携帯電話のような機器のように周波数が高い場合には、同じ低速移動でもフェージング周波数は高くなり、フェージングによってレベルが落ち込む時間は短くなる。従って特に、周波数が低いチャンネルにおける低速移動では、フェージング周波数が小さくなり、レベルの落ち込む時間が長くなることとなる。従って、本発明は特にこのように受信周波数が低周波から高周波までの広い帯域が使用され、かつ移動速度が遅いような条件が存在する携帯型TV放送受信用の受信器などに用いると良く、受信チャンネルや移動速度にかかわらず良好に受信が可能となる。
なお最新の信号レベル値に過去の信号レベル値の重みを付けて算出しているので、過去の履歴を加味した変動量が算出される。さらに取得した5個の信号レベル値の二乗平均による分散値を変動量としているので、取得した信号レベルのばらつき量を精度良く検出できることとなる。逆に言えば、ばらつきの小さな領域の長さを精度良く検出できることとなる。
また、信号レベルが高い山の頂点部分で判定するので、ノイズなどによる影響を受け難くなり、入力されたTV放送波の信号レベルが小さい場合でも、精度良くフェージング周波数を検出することができる。
そして発明者の実験によれば、以下の条件で、精度よくフェージング周波数が推定できることが確認した。具体的には信号レベル値を取得する間隔を1ミリ秒として、10個(n=10)の信号レベル値により変動量を算出し、フェージング周波数を判定するために、100個の変動値(m=100)を用いてフェージング周波数を推定することで精度良くフェージング周波数を検出することができた。そしてこの場合、判定時間は約110ミリ秒である。
なお本実施の形態では、信号レベル値の二乗平均によって分散度合いを算出しているが、これは他の重み付け平均などを用いても良い。また、単位時間内にある閾値を通過する回数や、単位時間における信号レベル値を微分し、その微分値の平均などからフェージング周波数を推定しても良い。
本実施の形態において制御回路65には、検波器55a、検波器55bの出力を供給したが、これはA/D変換器56a、A/D変換器56bの出力を供給しても良い。この場合、別途A/D変換を行う必要がないので、制御回路65を構成する集積回路に別途A/D変換器を設ける必要がない。従って、制御回路65を構成する集積回路を小型化でき、高周波受信装置51を小型化できる。
このとき、A/D変換器56a、A/D変換器56bのサンプリング周波数を受信器52、53から出力される信号の周波数と同じとすれば、A/D変換器56a、A/D変換器56bを検波器55a、検波器55bとして用いることもできる。この場合検波器55a、検波器55bが不要となるので、高周波受信装置51の小型化と低価格化とが実現できる。
また一般的に復調回路54の入力端子54aと検波器55aとの間や、入力端子54bと検波器55bとの間にはそれぞれ利得制御増幅器(図示せず)が挿入され、これらの利得制御増幅器の制御端子と検波器55aや検波器55bとの間のそれぞれには、AGC回路が挿入されている。そして制御回路65には、このAGC回路の出力信号を供給しても良い。この場合、AGC回路に設けられたローパスフィルタによって不要な高周波ノイズがカットされるので、ノイズによる誤判定などが起こりにくくなる。
(実施の形態2)
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。図8は本実施の形態におけるダイバーシティ受信装置201の回路ブロック図である。図8において、図1と同じものは同じ番号を用いてその説明は簡略化している。なお本実施の形態は、実施の形態1に対して、フェージング周波数を推定する構成が異なっている。具体的に実施の形態1では、制御回路65に対してAGC電圧を供給し、このAGC電圧の変化によってフェージング周波数の推定を行ったが、本実施の形態では、実際の移動速度を検出し、その移動速度よりフェージング周波数を推定するものである。
そのために本実施の形態におけるダイバーシティ受信装置201では、図8に示すように、位置情報を含む高周波信号を受信するGPSアンテナ202(位置情報取得アンテナの一例として用いた)と、このGPSアンテナ202と制御回路65との間に挿入されたGPS受信器203(位置情報受信手段の一例として用いた)とを設けている。
そして制御回路65では、クロックタイマ95(計時手段の一例として用いた)で予め定められた時間間隔でGPS受信器203から位置情報を取得し、前回に取得した位置と今回取得した位置との差を算出する。そしてこの差をクロックタイマによる時間で除算することで移動速度を算出している。ここで移動速度が同じであっても、受信するチャンネルの周波数によって、フェージング周波数は変化する。そこで、制御回路65にメモリ22を接続し、このメモリ22には移動速度と受信チャンネルとに対応した閾値75あるいは閾値81を記憶させておく。
ここで実施の形態1でも述べたように発明者らは、フェージング周波数(フェージング度合い)が移動速度や受信チャンネルに応じて変化することも確認しており、本実施の形態では以上の構成を用いて、実際に移動速度を検出し、検出された移動速度と受信チャンネルによってフェージング周波数を推定する訳である。
そして制御回路65が、このようにして推定されたフェージング周波数に応じた閾値95や閾値101を設定し、これら閾値95あるいは閾値101と検出したC/N値とを比較し、この比較結果によって電源回路66a、電源回路66bをオン・オフする点は、実施の形態1における図4のフローチャートと同じである。このようにすることにより、実施の形態1と同様に、受信品質の悪化に対して素早くシングル受信からダイバーシティ受信へと切り替えることができる。
なお本実施の形態では位置情報を取得するためにGPSによる位置情報を用いたが、携帯電話などの場合には、携帯電話の基地局が発信する基地局情報などから位置情報を取得しても良い。
また自動車などの場合には、移動距離と時間などから移動速度を算出することや、加速度センサの情報に時間を乗算することで移動速度を算出しても良い。
本発明にかかるダイバーシティ受信装置は、効率良くシングル動作とダイバー動作とを切り替えることができるという効果を有し、特に移動しながら利用する携帯電話等に用いるダイバーシティ受信装置として有用である。
本発明の実施の形態1における高周波受信装置の回路ブロック図 (a)一定速度で低速走行した場合における時間とAGC電圧との関係図、(b)一定速度で高速走行した場合における時間とAGC電圧との関係図 同、フェージング周波数と所要C/N値との関係図 制御回路の動作フローチャート 同、フェージング検出ステップのフローチャート (a)フェージング周波数が低い場合のサンプリング説明図、(b)同、変動量の算出方法の説明図 (a)フェージング周波数が高い場合のサンプリング説明図、(b)同、変動量の算出方法の説明図 本発明の実施の形態2におけるダイバーシティ受信装置の回路ブロック図 アンテナでTV放送波を受信する様子を示した説明図 従来のダイバーシティ受信装置の回路ブロック図
符号の説明
4a アンテナ
4b アンテナ
22 メモリ
52 受信器
53 受信器
59 合成器
64 C/N検出器
65 制御回路
66a 電源回路
66b 電源回路
101 閾値

Claims (6)

  1. 第1のアンテナで受信した高周波信号が供給される第1の受信器と、第2のアンテナで受信した信号が供給される第2の受信器と、これら第1と第2の受信器の出力端子から出力された信号を合成する合成手段と、この合成手段の出力が供給された出力端子とを有したダイバーシティ方式の高周波受信装置において、前記合成手段から出力される合成信号が供給されるとともに、この合成信号のC/N値を検出するC/N検出手段と、このC/N検出手段の出力と閾値設定手段で設定された閾値とを比較する比較手段と、この比較手段の出力が供給されるとともに、前記第1と第2の受信器に接続され、少なくとも第1あるいは第2のうちのいずれか一方の受信器をオン・オフする電源回路と、前記第1あるいは第2のアンテナに入力される高周波信号のフェージング度合いを推定するフェージング推定手段と、前記閾値設定手段へ前記閾値を供給するために、前記フェージング推定手段で検出された前記フェージング度合いに対応して前記閾値を記憶した記憶手段とを有し、前記閾値設定手段は前記フェージング推定手段の出力に応じて閾値を設定し、前記比較手段は前記C/N値が前記閾値よりも小さいと判定した場合に、前記第1と第2の受信器を共にオンとさせるダイバーシティ受信装置。
  2. フェージング推定手段には、移動速度を検出する移動速度検出手段を用いるとともに、記憶手段には前記移動速度に対応した閾値を記憶させ、閾値設定手段では前記移動速度検出手段で検出された移動速度に応じた閾値を設定する請求項1に記載のダイバーシティ受信装置。
  3. 移動速度検出手段には、位置情報を取得するための位置情報取得アンテナと、この位置情報取得アンテナで受信した位置情報を含む信号を受信するために、前記アンテナと閾値設定手段との間に挿入された位置情報受信手段と、この位置情報取得手段で位置情報を取得するタイミングを設定するための計時手段とを含み、前記計時手段が設定したタイミングで取得した少なくとも2つの位置情報から移動速度を算出する請求項2に記載のダイバーシティ受信装置。
  4. 第1と第2の受信器には、アンテナに入力された高周波信号が入力される入力端子と、一方の入力に前記入力端子に入力された前記高周波信号が供給されると共に、他方の入力には局部発振器の出力が供給された混合器と、この混合器の出力と出力端子との間に挿入されたフィルタとを有し、少なくとも前記第1あるいは第2の受信器における前記フィルタのいずれか一方の出力が供給された検波器と、この検波器の出力と前記フェージング推定手段との間に挿入されたA/D変換器が設けられた請求項1に記載のダイバーシティ受信装置。
  5. 第1と第2の受信器には、アンテナに入力された高周波信号が入力される入力端子と、一方の入力に前記入力端子に入力された前記高周波信号が供給されると共に、他方の入力には局部発振器の出力が供給された混合器と、この混合器の出力が供給されたフィルタと、このフィルタの出力と出力端子との間に挿入された可変利得増幅器と、この可変利得増幅器の出力が供給される検波器と、この検波器と前記可変利得増幅器の利得制御端子との間に挿入されたAGC回路とを有し、少なくとも前記第1あるいは第2の受信器における検波器のいずれか一方の出力をフェージング推定手段へ供給する請求項1に記載のダイバーシティ受信装置。
  6. 第1の受信器と合成器との間と第2の受信器と合成器との間のそれぞれに設けられたA/D変換器を有し、フェージング推定手段には少なくとも第1と第2の受信器のいずれか一方のA/D変換器の出力が供給される請求項1に記載のダイバーシティ受信装置。
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JP2011035828A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Sharp Corp 基地局装置、端末装置および無線通信システム
WO2011083714A1 (ja) * 2010-01-08 2011-07-14 ソニー株式会社 受信装置、電子機器および移動速度の推定方法

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