JPWO2007108141A1 - 携帯電話機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 どのような携帯電話機でも同様に動作させることができる携帯電話機の制御装置を提供すること。【解決手段】 携帯電話機のキー2を押すための押圧部材24を目的のキー位置に移動させる移動駆動機構と、押圧部材24を押圧動作させる押圧駆動機構と、これら移動駆動機構および押圧駆動機構を制御する制御機構とを備え、上記制御機構は、処理部30と、上記携帯電話機のキー配置を記憶しているキー配置記憶部31と、上記携帯電話機の機能を実現するためのキー押圧順序を各機能に対応付けて記憶しているキー押圧順序記憶部32とを備え、上記処理部30は、トリガ信号29を受信したとき、トリガ信号に対応する機能を実現するキーの押圧順序を特定し、特定したキー押圧順序とキー配置記憶部31が記憶しているキー配置とに従って上記移動駆動機構および押圧駆動機構を動作させ、押圧部材24に目的のキーを押圧させる。【選択図】 図2

Description

この発明は、携帯電話機のキー操作を自動的に制御して、携帯電話機がもっている機能を実現させるための携帯電話機の制御装置に関する。
従来から、留守宅や、駐車中の自動車などに設置し、異常を検出したとき、そのことを、家人や自動車の持ち主、あるいは警備会社へ知らせる警備システムが知られている。このようなシステムは、例えば、異常を検出するためのセンサと通信手段とを備え、上記センサが異常を検出したとき、その異常検出信号を通信手段に対して出力し、通信手段は異常検出信号の入力をトリガとして、予め決められた先へ通報するようにしている。このような通信手段は非常に高価になるので、この通信システムに替えて、専用の通信手段に替えて既成の携帯電話機を利用することが考えられている。
また、現在、広く使われている携帯電話機には、通話やメール送信などの通信機能はもちろん、カメラ機能を備えたものも多い。しかも、カメラ機能を備えた携帯電話機では、撮影画像をメールに添付して送信することもできる。従って、このような携帯電話機を監視すべき場所に設置して、例えば、異常時に撮影した画像を目的の相手へ自動的に送信することも可能である。
上記のように撮影した画像を自動的に送信するなど、携帯電話機を自動的に機能させようとしたとき、携帯電話機の制御回路と、この携帯電話とは別に備えた制御装置とを接続し、この制御装置で上記携帯電話の制御回路を制御する方法が採られている。具体的には、制御装置と、携帯電話機の制御回路とを接続し、携帯電話機が備えている機能のうち目的とする機能を動作させるためのコマンドを、上記制御装置が携帯電話機の制御回路に直接入力して、携帯電話機を機能させるようにしていた。
特開2005−011221号公報
上記のように、携帯電話機内の制御回路に直接コマンドを入力するための制御装置は、携帯電話機の制御回路側のプログラムや制御方式などのインターフェースに応じたコマンドを出力する必要がある。しかしながら携帯電話機は電話会社や機種が変われば、そのインターフェースも変わることが多い。そのため、携帯電話機の機種などが変われば、それにともなって制御装置のプログラムを書き換えたりしなければならなかった。
その結果、全ての携帯電話機に共通した制御装置を用いることができず、制御装置の提供側から見れば、個々の機種に対応したものを提供していかなければならないという問題があった。また、このように制御装置を個々の携帯電話機毎に備えなければならないので、制御装置の製造コストなどもかさんでしまうという問題もあった。
この発明の目的は、携帯電話機のインターフェースにかかわらず、当該携帯電話機の機能を実現できる携帯電話機の制御装置を提供することである。
第1の発明は、携帯電話機を固定する固定機構と、この固定機構に固定した携帯電話機のキーを押すための押圧部材と、上記押圧部材を目的のキー位置に移動させる移動駆動機構と、上記目的のキー位置に位置する押圧部材を押圧動作させる押圧駆動機構と、これら移動駆動機構および押圧駆動機構を制御する制御機構とを備え、上記制御機構は、処理部と、この処理部に連係するとともに上記携帯電話機のキー配置を予め記憶しているキー配置記憶部と、上記携帯電話機が持っている1または複数の機能を実現するためのキーの押圧順序を上記携帯電話機の各機能に対応付けて予め記憶しているキー押圧順序記憶部とを備え、上記処理部は、上記携帯電話機から出力されるアナログ信号または上記携帯電話機以外の外部機器から出力されるアナログ信号あるいはデジタル信号を、上記携帯電話機の持つ特定の機能を実現するためのトリガ信号として受信する機能と、このトリガ信号を受信したとき、上記トリガ信号に対応する上記機能を実現するキーの押圧順序を、上記キー押圧順序記憶部が記憶しているデータに基づいて特定する機能と、特定したキー押圧順序と上記キー配置記憶部が記憶しているキー配置とに従って上記移動駆動機構および押圧駆動機構を動作させ、上記押圧部材に目的のキーを押圧させる機能とを備えた点に特徴を有する。
なお、上記携帯電話機から出力されるアナログ信号には、この携帯電話機の着信時に発せられる着信音、着信ランプや、通話中に通話相手側の通信機器から入力されるプッシュ音や音声などの音や、光が含まれる。
第2の発明は、固定機構に設けられた携帯電話機が、外部の通信装置から送信された信号を受信することにより出力する信号を、上記処理部がトリガ信号として受信する機能を備えた点を特徴とする。
第1、第2の発明の制御装置は、携帯電話機のキーを介してコマンド入力できるようにしたので、当該携帯電話機のキー配置とキーの押圧順序だけをデータ入力させておけば、あとは、上記キー配置とキーの押圧手順に基づいて押圧部材を制御するプログラムさえあれば足りる。そして、キー配置とキーの押圧手順に基づいて押圧部材を制御するプログラムは、携帯電話機の機種等に関わりなく、当該装置における特有のものを用いることができる。従って、従来のように携帯電話機の機種等に応じた制御プログラムを個別に備えなければならないという問題を解消できる。
第2の発明によれば、固定機構に固定した携帯電話機を、外部の電話機などを利用して、動作させることができる。例えば、固定機構に固定した携帯電話機が持っているカメラ機能を利用して、留守宅の家の状況を外部から撮影させたり、その画像を送信させたりすることもできる。
実施形態の制御装置で制御する携帯電話機の斜視図である。 実施形態の制御装置のブロック図である。 制御装置のキー押圧機構部分の右側斜視図である。 図3に示す制御装置の平面図である。 図3に示す制御装置の左側面図である。 制御装置のマイコンのブロック図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 キー
8 制御装置
10 第1ドライバー
11 第2ドライバー
12 第3ドライバー
13 マイコン
14 ベース
15 支持部材
16 支持部材
21 移動用第1モーター
22 移動用第2モーター
24 押圧部材
24a 軸部
24b 押圧部
26 押圧用モーター
29 トリガ信号
30 処理部
31 キー配置記憶部
32 キー押圧順序記憶部
33 トリガ信号入力部
図1〜図6を用いて、この発明の一実施形態を説明する。
この実施形態は、図1に示す携帯電話機1を制御する制御装置であるが、この携帯電話機1は、複数のキー2を備えたキーボード3と、表示部4とを連結軸5を介して折り畳み可能にした携帯電話機である。また、上記キーボード3には、通話時に使用するマイク6を備え、表示部4側には、通話時に使用する受話スピーカー7を備えている。また、図示しないが、他の電話機から電話がかかってきたときの着信音や外部に向かって受話音を発するための外部用スピーカーと、着信時に点灯する表示ランプとを備えている。
ただし、この実施形態の制御装置の制御対象となる携帯電話機は、図1のように折りたたみ可能なタイプに限らず、上記キーボード3に相当するキー操作部を備えたものならばどのようなものでもかまわない。
そして、上記キーボード3の各キー2を、機械的に押圧して、携帯電話機1を機能させるのが、図2〜図6に示した制御装置である。
図2は、この実施形態の制御装置8の全体構成を示すブロック図であり、はじめに、この図を用いて制御装置8の構成を説明する。
この制御装置8には、後で説明する押圧部材24を図1に示すx方向に移動する移動用第1モーター21と、押圧部材24を旋回させる移動用第2モーター22と、目的位置に移動した押圧部材24を、キー2を押圧する方向に移動する押圧用モーター26とを備えている。
また、この制御装置8は、上記キーボード3の上方に位置する平面上を上記x方向に移動可能にした移動体20(図3参照)を備え、この移動体20に上記移動用第1モーター21と移動用第2モーター22とを取り付けている。なお、この移動体20は、上記移動用第1モーター21を駆動源として、上記のようにx方向に移動するものである。また、移動体20には、この移動体20に対して回転可能にした支持部材25(図5参照)を取り付け、この支持部材25に上記押圧用モーター26および上記押圧部材24を取り付けている。
さらに、この制御装置8は、図2に示すように上記移動用第1モーター21に第1ドライバー10を接続し、移動用第2モーター22には第2ドライバー11を接続し、押圧用モーター26には第3ドライバー12を接続している。これらドライバー10,11、12には、それを制御するための制御機構であるマイコン13を接続するとともに、このマイコン13には電源28を接続している。この電源28は、上記第1〜3ドライバー10〜12にも接続し、電源を供給するようにしている。
また、上記マイコン13は、電源28と上記第3ドライバー12との間の回路から、電圧を検出し、この電圧の変化から上記押圧用モーター26の負荷を検出するようにしている。このように押圧用モーター26の負荷を検出することによって、キー2に対する押圧部材24の押圧力が検出できるようにしている。
なお、図中、符号29は、マイコン13の動作を開始するためのトリガ信号が入力する方向を示す矢印である。
そして、上記移動用第1モーター21、移動用第2モーター22、第1ドライバー10、第2ドライバー11がこの発明の移動駆動機構を構成し、上記押圧用モーター26と第3ドライバー12とでこの発明の押圧駆動機構を構成している。また、移動用第1,2モーター21,22、押圧用モーター26および押圧部材24が、後で詳しく説明する押圧機構9の主要素を構成するものである。
なお、この実施形態では、上記移動駆動機構に2台の移動用モーターを用いているが、押圧部材を目的の位置へ移動させる機構としては、2台のモーターが必須ではない。上記移動駆動機構は、モーターの数は関係なく、押圧部材を目的の位置に移動できればよい。
次に、図2中、一点鎖線で囲まれた押圧機構9の具体的構成を、図3〜図5を用いて詳しく説明する。図3〜図5は、制御装置8における押圧機構9の右側斜視図、平面図および左側面図である。
図3〜図5に示すように、この制御装置8はベース14を備え、ベース14の対向する2辺には、支持部材15、16を起立させている。一方の支持部材15は、一枚の支持板部15aと一対の脚部15bとからなり、これら脚部15bをベース14に固定することによって支持板部15aを支持している。このように脚部15b、15bをベース14に固定することによって、支持板部15a、両脚部15b、15bおよびベース14で囲まれた矩形の開口15cが形成される。なお、この開口15cは、携帯電話機1のキーボード3を組み入れるためのものである。
また、他方の支持部材16には、支持板部16aと、その下方に連続し、ベース14に固定した一対の側壁部16b、16bと、これら側壁部16b、16b間に渡した天板部16cとを備えている。そして、上記側壁部16b、16bと、天板部16cとベース14との間に携帯電話機1のキーボード3の先端を挿入するための空間16d(図5参照)を保持している。
そして、この押圧機構9に上記携帯電話機1を取り付ける際には、携帯電話機1のキーボード3を一方の支持部材15の開口15cから挿入し、その先端を他方の支持部材16の天板部16cとベース14との間の空間16dに挿入する。また、ベース14には、ベース14の表面から突出し、その突出長さを調整可能にした図示しないビス等の押し付け手段を設けておき、この押し付け手段によって、キーボード3の背面を支持しながら、上記支持部材15の開口15cにおける上側の辺と支持部材16の天板部16cとに、キーボード3を押し付けて携帯電話機1をセットするようにする。なお、上記開口15cおよび空間16dは、携帯電話機の大きさにかかわらず、ほとんど全ての携帯電話機が挿入可能な大きさを保持している。そして、これら開口15cおよび空間16dに組み入れた携帯電話機の周りに隙間ができても、上記押し付け手段の締め付け力で携帯電話機ががたつかないように固定することができる。
つまり、この実施形態において、上記ベース14、支持部材15および16が、この発明の固定機構を構成している。ただし、携帯電話機1の固定機構はこの実施形態に限らず、後で説明する押圧部材24とキーボード3との相対位置を特定できるように固定できる構成であればどのようなものでもよい。
また、上記支持部材15、16の支持板部15a、16a間には、一対のガイドバー17,18と、このガイドバー17,18に対して平行にしたラック19とを掛け渡している。そして、ガイドバー17と18との間に、上記ガイドバー17,18に沿って移動可能な移動体20を取り付け、この移動体20上に、移動用第1モーター21および移動用第2モーター22と設けている。上記移動用第1モーター21の出力軸にはピニオン23を連結するとともに、このピニオン23をラック19にかみ合わせている。これにより、上記移動用第1モーター21を駆動し、ピニオン23が矢印A方向へ回転すると、その回転方向に応じて移動体20が矢印で示すx方向へ移動することになる。
また、上記移動用第2モーター22の出力軸22aを、図5に示すように移動体20の下方に突出させるとともに、この出力軸22aには押圧部材24を設けた支持部材25を連係させている。従って、上記移動用第2モーター22を駆動すると、支持部材25が出力軸22aを中心に矢印B方向に回転する。なお、上記押圧部材24は、その基端を支持部材25に固定した可撓性を有する軸部24aと、軸部24aの先端側に設けた押圧部24bとからなる。上記可撓性を有する軸部24aは、その基端が支持部材25に支持されるとともに、先端側を上記基端を中心に回動可能にしている。
また、上記押圧部24bは、移動用第2モーター22の出力軸22aに対してオフセット位置を保っている。このように押圧部24bが出力軸22aに対してオフセット位置を保っているので、移動用第2モーター22が回転すれば、上記押圧部24bが、軸22aを中心に前記x方向と交わる方向B’に旋回することになる。従って、移動用第1モーター21と移動用第2モーター22との回転方向を制御することによって、押圧部24bを平面上の全方向に移動させることができる。そして、この移動範囲は、キーボード3に設けた全てのキー2に対応する構成にしている。
さらに、支持部材25には、図2に示す第3ドライバー12で制御される押圧用モーター26を設けるともに、この押圧用モーター26の出力軸には、図示しないギヤを介して回転体27を設け、上記押圧用モーター26の回転によって回転体27が回転するようにしている。また、回転体27には、押圧部材24の軸部24aの上側に接触する突部27aを設け、回転体27が矢印C方向に回転したときに、軸部24aを、上記基端を中心に下方向に回動して、押圧部24bがキーボード3のキー2を押圧するようにしている。このようにして、キー2を押圧した状態から、押圧用モーター26を逆回転させれば、回転体27も逆転して、軸部24aが自らの弾性力で押圧部24bを元の位置に復帰させ、キー2の押圧をやめるようにしている。
なお、上記押圧用モーター26の回転量を調整することによって、上記軸部24aの撓み量を調整することができる。このように軸部24aの撓み量を調整すれば、押圧部24bの移動量が変化し、キー2に対する押圧力を調整できる。このようにキー2の押圧力を調整できるので、例えば、一つのキーに対しても、2段階の押圧力を作用させることができる。また、上記マイコン13は、上記移動用第1モーター21、移動用第2モーター22および押圧用モーター26の回転方向および回転量を制御するものである。
次に、この発明の制御機構であるマイコン13について説明する。
図6は、上記マイコンのブロック図で、このマイコン13は、処理部30と、これに連係したキー配置記憶部31と、キー押圧順序記憶部32と、トリガ信号入力部33とを備えている。
上記キー配置記憶部31には、上記制御装置8に固定した携帯電話機1のキーボード3のキー配置データを予め記憶させておく。
上記キー配置データとは、各キーの平面上の位置が特定できるデータのことであり、座標データのことである。例えば、この実施形態では、移動用第1モーター21によって押圧部24bが移動するx方向に平行なx軸と、移動用第2モーター22によって旋回する押圧部24bの回転角度θとによる(x,θ)座標で表わしたデータである。
なお、携帯電話機のキーには0〜9の数字キーのほか、いろいろな機能キーがあるが、その配置は機種によって異なるので、上記キー配置データは、上記ベース14に取り付ける携帯電話機に応じてキー配置記憶部31に記憶させる必要がある。
また、キー押圧順序記憶部32には、この制御装置8によって実現させるべき携帯電話機1の特定の機能に対応付けたキー押圧順序データを記憶させておく。このキー押圧順序データは、人が手動でキー操作する手順と全く同じ押圧順序に関するものである。それは、押圧すべきキーの位置や押圧時間等に関するものとなる。なお、この発明の携帯電話機1の機能とは、「写真を撮る」というような個別の動作を単位とした機能と、「写真を撮って、それをメールに添付して外部に送信する」という複数の動作を単位とした機能との両方が含まれる。
そして、上記キー配置記憶部31やキー押圧順序記憶部32には、制御装置8にセットする携帯電話機1と、この制御装置8を用いて実現させたい機能とが決まった時点で、パソコンから上記処理部30を介して、キー配置データとキー押圧順序データとを記憶させる。
このように、制御装置8では、セットする携帯電話機1と、実現させたい機能とに応じて、上記キー配置データとキー押圧順序データとを記憶させなければならないが、これは単にデータの入力作業で済み、従来例のようにプログラムの変更は必要ない。
また、上記処理部30に接続したトリガ信号入力部33は、外部からのトリガ信号を処理部30へ入力するための機能を有する部分である。そして、このトリガ信号入力部33には、例えば、侵入者を検出するセンサや、ガス漏れセンサなどのセンサに接続したり、この制御装置8にセットした携帯電話機1から出力される着信音や通話音声などを収集するための集音マイクを接続したりする。この場合、上記センサからの検出信号や携帯電話機1から出力される音データがトリガ信号となる。そして、上記携帯電話機1から発せられる音が、この発明の携帯電話機から出力されるアナログデータにあたる。
また、上記処理部30は、トリガ信号入力部33を介してトリガ信号が入力されたとき、そのトリガ信号に応じた機能を特定するとともに、その機能に応じたキー押圧順序データをキー押圧順序記憶部32から特定し、さらに、上記特定したキー押圧順序データと、キー配置記憶部31が記憶しているキー配置データとから、押圧すべきキーの位置を特定する機能を備えている。
上記のようにして押圧すべき目的のキーの位置を特定したら、処理部30は、その特定した位置に押圧部材24の押圧部24bが位置するように、第1ドライバー10および第2ドライバー11を制御して移動用第1モーター21および移動用第2モーター22を駆動する。
そして、上記押圧部24bを目的の位置まで移動させたら、第3ドライバー12を介して押圧用モーター26を駆動させ、上記押圧部24bに目的のキー2を押圧させる。同様にして、必要キーを順次押圧して、制御装置8に固定した携帯電話機1の所定の機能を実現させるようにする。
なお、上記のように、上記押圧部24bを目的の位置へ移動させる際に、マイコン13の処理部30は、第1、第2ドライバー10、11に供給する電流値または電流の供給時間によって押圧部24bの移動量を調整して位置決めすることができる。また、移動用第1モーター21、移動用第2モーター22としてステッピングモーターを用いれば、より正確に位置決めすることができる。
また、上記制御装置8によって、携帯電話機1の複数の機能を実現させるようにする場合には、前記した機能単位毎にトリガ信号が必要になる。例えば、センサなど、複数の外部機器をトリガ信号入力部33に接続して、各外部機器から別々のトリガ信号を入力するようにした場合には、トリガ信号入力部33に複数の入力ポートを設け、それぞれの入力ポートに個々の外部機器を接続すればよい。このようにすれば、上記処理部30は、トリガ信号入力部33を介して入力されたトリガ信号を、その信号が入力された入力ポートによって区別することができる。
また、この制御装置8にセットした携帯電話機1の着信音をトリガ信号として利用することもできるが、その場合にも、着信音による呼び出し回数、呼び出し時間などによって、トリガ信号の種類を分けることができる。この場合、処理部30には、予め、呼び出し回数や、呼び出し時間などを所定の機能に対応付けて記憶させておく必要がある。このように、呼び出し回数や呼び出し時間によってトリガ信号の種類を分けるためには、上記携帯電話機1に対して電話をかけている通信機器側で、入力すべきトリガ信号の種類を制御する必要がある。例えば、上記携帯電話機1に電話をかけているユーザーが、自分がかけている電話機の呼び出し回数や、呼び出し時間を計数しながら、必要回数または必要時間が経過した時点で電話を切るようにして、動作させたい機能に応じたトリガ信号を入力するようにする。
さらに、制御装置8に固定した携帯電話機1が通話状態の時に出力される音データを、トリガ信号として利用することもできる。上記通話状態のときに出力される音データとしては、上記制御装置8にセットされた携帯電話機1に対して電話をかけたユーザーの電話機から入力されるDTMF(dual tone multiplexed frequency)、いわゆるキープッシュ音や、上記ユーザーの音声などである。この場合には、上記処理部30が、上記プッシュ音の種類を区別し、トリガ信号の種類として識別する機能を備える必要がある。つまり、上記携帯電話機1以外の電話機から、そのキーの数分の異なるトリガ信号を、上記携帯電話機1を介して処理部30へ入力することができる。従って、トリガ信号に対応して実現しようとする機能を多くすることができる。
また、ユーザーの音声をトリガ信号として利用する場合には、上記マイコン13に音声認識デバイスを備え、その出力を処理部30へ入力するようにすればよい。
ただし、上記のような通話中の音データをトリガ信号として利用するためには、上記携帯電話機1が通話中であることが前提である。従って、処理部30は、まず、着信音または、他の入力信号をトリガ信号として、通話キーを押圧する制御を行なって通話状態にしてから、上記携帯電話機1の受話スピーカー7またはイヤホン端子から出力される音データを、次の機能を実現させる制御のためのトリガ信号として受信するようにする。
また、この発明の携帯電話機から出力されるアナログデータには、上記のような音データのほか、着信時に点灯するランプや、表示部4に表示される着信画面の光なども含まれ、これらをトリガ信号として用いることもできる。
さらに、同一の携帯電話機の中でも、固定機構にセットしたときの個々のキーの表面レベルが異なる場合がある。このような場合には、表面レベルが異なるキー毎に押圧部24bの押圧量を調整することで対応できる。また、機種によっては、同じキーでも押圧深さで異なる機能を実現する場合があるが、この場合には、押圧部24bの押圧力や押圧量を調整する必要がある。このように押圧量や押圧力を調整するためには、上記処理部30が、第3ドライバー12を介して押圧用モーター26に連係した回転体27の回転角度を制御すればよい。
そして、上記のように押圧部24bの押圧量や押圧力を制御する場合には、上記キー押圧順序記憶部32に、各キー2の必要押圧力を記憶させておく。この必要押圧力は、押圧用モーター26への供給電流値として記憶させておく。これにより、各キーの表面位置が異なったり、必要押圧力が一定でなかったりするキーボードに対しても、最適な押圧力で各キー2を押圧することができ、押しそこないによる動作不良や、押し過ぎによるキーボードの破損などを防止することができる。
また、処理部30は、第3ドライバー12へ電源を供給する電源供給回路の電圧が正常範囲かどうかを判定することによって目的のキー2の押圧力が正常であるかどうかを判定することができる。
なぜなら、上記押圧用モーター26の負荷が大きくなれば、第3ドライバー12へ電源を供給する回路の電圧降下が大きくなるため、上記電源供給回路の電圧を判定すれば、押圧用モーター26の負荷を検出できることになるからである。従って、予め、マイコン13に上記電圧の正常範囲を記憶させておけば、処理部30は検出した電圧によって押圧力が正常かどうかを判断することができる。
例えば、何らかのトラブルでキーがスムーズに動かなくなってしまったような場合には、負荷が大きくなってしまう。また、上記押圧部24bが何らかのトラブルで、十分な押圧力が発揮されていない場合、例えば、押圧部24bが所定のキー2に到達していない場合には、負荷が小さくなってしまう。このような異常事態が発生した場合には、検出される電圧が上記正常範囲に入らないことになり、処理部30は異常事態を検出できる。
また、上記携帯電話機1のキー2を押圧したときに発生するDTMF、すなわちプッシュ音を処理部30に取り込むようにして、目的のキー2が正常に押圧されたかどうかを判定するようにしてもよい。
以下に、上記制御装置8の作用を説明する。
携帯電話機1を固定した上記制御装置8は、様々な用途に用いることができるが、ここでは、留守が多い家の玄関先に設置して、監視装置として利用する例を用いて制御装置8の作用を説明する。そして、この装置は、玄関先に人が近づいたときに入力されるトリガ信号に基づいて、上記携帯電話機1の機能を発揮して家人へ電話をかけるものとする。
上記制御装置8を、このような監視装置として利用するためには、玄関先に侵入者を検知するための、赤外線センサや焦電センサなどの光センサを設けるとともに、通常のインターホンのようなカバーを設置して、その中に上記制御装置8を収納する。そして、上記光センサをマイコン13のトリガ信号入力部33に接続する。つまり、上記光センサが侵入者などを検出して出力する検出信号が処理部30を動作させるトリガ信号になる。
また、この制御装置8の、マイコン13のキー配置記憶部31には、この制御装置8に固定した携帯電話機1のキー配置データを記憶させ、キー押圧順序記憶部32には、上記光センサからトリガ信号が入力されたとき、家人の携帯電話機に対して電話をかけるためのキー押圧順序データを記憶させておく。これらのデータは、パソコンを用いて、キー配置記憶部31およびキー押圧順序記憶部32に記憶させておくことができる。
そして、この制御装置8は、電源を入れた待機状態にしておくと、以下のように監視装置として機能する。
まず、玄関先に設けた光センサが、侵入者を検出したら検出信号を出力する。その検出信号が、マイコン13のトリガ信号入力部33を介して処理部30に入力される。処理部30は、このトリガ信号が入力されたら、このトリガ信号に対応するキー押圧順序データを、キー押圧順序記憶部32が記憶しているデータから特定する。ここでは、上記キー押圧順序データは、家人の携帯電話機に電話をかけるという機能を実現するために必要なキーの押圧順序に関するデータであり、例えば、家人の携帯電話機の電話番号に対応する数字キーを押圧した後に、通話キーを押すという順序である。
処理部30は、上記特定したキー押圧順序データとキー配置記憶部31が記憶しているキー配置データとに基づいて、押圧すべきキー2の個々の位置座標を特定する。処理部30は、押圧すべき全てのキーの位置座標を特定したら、第1,第2ドライバー10,11を介して移動用第1、第2モーター21、22を制御して、上記押圧部24bを、初めに押圧すべき目的のキー位置へ移動させる。押圧部24bを目的のキー位置に移動させたら、処理部30は、第3ドライバー12を制御し、押圧用モーター26を駆動してキーを押圧させる。処理部30は、上記のように押圧部24bを目的の位置に移動させ、その位置で押圧用モーター26を駆動してキー2を押圧させるという処理を、上記キー押圧順序データとして記憶しているキーの数だけ繰り返し、押圧すべき全てのキーを押圧させる。その結果、この制御装置8にセットした携帯電話機1から家人の携帯電話機に自動的に電話をかけることができる。
この電話を受けた家人は、異常と判断して帰宅したり、警察などに通報したりすることができる。さらに、玄関先に設けたインターホンのようなカバーにスピーカーを設け、上記制御装置8にセットされた携帯電話機1のスピーカーを上記カバーのスピーカーに向けてセットしておけば、このスピーカーを介して、外出中の家人が玄関先にいる者に話かけることもできる。また、外出中の家人が、上記携帯電話機1のマイクを介して玄関先にいる者の声を聞くこともできる。このように、携帯電話機1と家人の携帯電話機とを通話状態にしておけば、まるで、家人が屋内からインターホンで返事をしているようになり、外部に留守を知られないようにすることもできる。
また、長期間留守にする場合に、上記制御装置8のキー押圧順序記憶部32に、隣の家の電話番号を押して電話をかける押圧順序データを記憶させておけば、センサが異常を検知したときに、隣人に見回ってもらうこともできる。
なお、上記処理部30が、各モーター21,22,26の制御を開始するためのトリガ信号を出力するセンサは、光センサに限らず、振動や、音量を検出するものでもかまわない。また、センサを用いないで、インターホンのボタンスイッチを上記処理部30に接続し、訪問者がボタンを押した場合にトリガ信号が入力されるようにしてもよい。この場合には、訪問者が近づいただけでは自動的に家人へ電話がかけられることはないが、訪問者がインターホンのボタンを押した場合に、携帯電話機1を介して家人と話をすることができる。
また、侵入者の検出に限らず、ガス漏れセンサや、水漏れセンサなどを上記処理部30に接続し、これらのセンサの検出信号をトリガ信号として利用し、異常を家人などへ連絡する装置としても利用することができる。
さらに、トリガ信号としては、センサからの出力信号だけでなく、特定の時刻や、所定間隔で定期的に出力される信号を用いることもできる。例えば、決まった時刻に時計回路から信号を出力させ、その信号をトリガ信号として処理部30へ入力するようにすれば、上記処理部30の制御により、携帯電話機1のカメラを利用して定期的に写真撮影を行ない、画像データを保存するという機能を実現させることもできる。
また、上記監視装置の例のように、トリガ信号の入力によって上記制御装置8にセットされている携帯電話機1側から、他の電話機へ電話をかけて通話状態になった時点で、電話を受けた家人などの電話機側から、プッシュ音などでトリガ信号を入力して、対応する機能を動作させることもできる。すなわち、電話を受けた者が上記携帯電話機1を遠隔操作して、求める機能を動作させることができることになる。
さらに、制御装置8にセットされた携帯電話機1を通話状態とするためのトリガ信号としては、制御装置8側に接続したセンサなどからの信号ではなく、他の電話機から上記携帯電話機1に電話がかかってきたときの着信音などのアナログ信号を用いることもできる。この場合には、上記制御装置8は携帯電話機1に電話をかける者によって遠隔操作されることになる。
また、上記制御装置8に携帯電話機1をセットした装置は、上記のような監視装置のほか、単に、人の代わりに携帯電話機1を操作する装置として利用することもできる。例えば、視力が弱かったり、子供や高齢者など細かい作業が難しかったりする人が携帯電話機を利用する際の補助装置として用いることもできる。具体的には、制御装置8のトリガ信号入力部33に、スイッチボタンを接続し、そのボタンをユーザーの手元に用意して、これをユーザーが操作することによって制御装置8の処理部30へトリガ信号が入力されるようにする。そして、上記ボタンを、携帯電話機1のキーよりも大きく操作し易い形状にすれば、子供や高齢者などでも、簡単に、携帯電話機の必要機能を利用することができる。
すなわち、上記ボタンを押すことによって入力されるトリガ信号により、上記処理部30が機能し、携帯電話機1の必要キーを押して特定の相手に電話をかけることができるようにすることができる。また、他の電話機からこの携帯電話機1に電話がかかってきたときに、その着信音をトリガとして、処理部30が制御動作を行ない、通話キーを押して通話状態とするととともに、外部スピーカーを用いた通話を可能にすることもできる。このような機能を実現させるために必要なキー押圧順序データは、予め、制御装置8のキー押圧順序記憶部32に記憶させておくことは他の用途に用いる場合と同じである。
上記のように、この実施形態の制御装置8によれば、携帯電話機1のキー2を押圧することによって、各種機能を動作させるようにしているので、従来例のように、携帯電話機の制御回路に直接働きかけるためのプログラムを備える必要がない。
また、携帯電話機から出力される音や光などのアナログデータをトリガ信号として利用するようにしているが、このようなアナログデータは、携帯電話機の種類によって異なるものではない。そのため、光を検出するセンサ、集音マイク、イヤホンなど、インターフェースが異なる携帯電話機にも共通に利用できる機器を用いてトリガ信号を取り込むことができる。
そのため、上記制御装置8は、携帯電話機のキー配置データやキー押圧順序データを予め記憶させれば、プログラムを変更することなく、どのようなインターフェースの携帯電話機にも対応できる。
【0002】
発明が解決しようとする課題
[0004]
上記のように、携帯電話機内の制御回路に直接コマンドを入力するための制御装置は、携帯電話機の制御回路側のプログラムや制御方式などのインターフェースに応じたコマンドを出力する必要がある。しかしながら携帯電話機は電話会社や機種が変われば、そのインターフェースも変わることが多い。そのため、携帯電話機の機種などが変われば、それにともなって制御装置のプログラムを書き換えたりしなければならなかった。
[0005]
その結果、全ての携帯電話機に共通した制御装置を用いることができず、制御装置の提供側から見れば、個々の機種に対応したものを提供していかなければならないという問題があった。また、このように制御装置を個々の携帯電話機毎に備えなければならないので、制御装置の製造コストなどもかさんでしまうという問題もあった。
この発明の目的は、携帯電話機のインターフェースにかかわらず、当該携帯電話機の機能を実現できる携帯電話機の制御装置を提供することである。
課題を解決するための手段
[0006]
第1の発明は、キーボードを有する携帯電話機を固定する固定機構と、この固定機構に固定した携帯電話機のキーを押すための押圧部材と、上記押圧部材を目的のキー位置に移動させる移動駆動機構と、上記目的のキー位置に位置する押圧部材を押圧動作させる押圧駆動機構と、これら移動駆動機構および押圧駆動機構を制御する制御機構とを備え、上記移動駆動機構は、上記押圧部材に連係し、押圧部材をx軸方向に移動させる移動用第1モーターと、上記押圧部材とともにx軸方向に移動し、自身の回転軸を中心に上記押圧部材を回転角θで旋回させる移動用第2モーターとを備え、上記押圧駆動機構は、上記押圧部材とともに移動する押圧用モーターを備え、上記制御機構は、処理部と、この処理部に連係するとともに上記携帯電話機のキー配置を予め記憶しているキー配置記憶部と、上記携帯電話機が持っている1または複数の機能を実現するためのキーの押圧順序を上記携帯電話機の各機能に対応付けて予め記憶しているキー押圧順序記憶部とを備え、上記処理部は、上記携帯電話機から出力されるアナログ信号または上記携帯電話機以外の外部機器から出力されるアナログ信号あるいはデジタル信号を、上記携帯電話機の持つ特定の機能を実現するためのトリガ信号として受信する機能と、このトリガ信号を受信したとき、上記トリガ信号に対応する上記機能を実現するキーの押圧順序を、上記キー押圧順序記憶部が記憶しているデータに基づいて特定する機能と、特定したキー押圧順序と上記キー配置記憶部が記憶しているキー配置とに従って上記移動駆動機構の移動用第1モーターが上記押圧部材及び移動用第2モーターをx方向へ移動させるとともに、移動用第2モーターが押圧部材を旋回させて、押圧部材を目的位置に位置させる機能と、上記
【0003】
押圧駆動機構を動作させて上記押圧部材に目的のキーを押圧させる機能とを備えた点に特徴を有する。
なお、上記携帯電話機から出力されるアナログ信号には、この携帯電話機の着信時に発せられる着信音、着信ランプや、通話中に通話相手側の通信機器から入力されるプッシュ音や音声などの音や、光が含まれる。
[0007]
第2の発明は、第1の発明を前提とし、携帯電話機のキーボードを囲む一対の支持部材と、この支持部材に掛け渡し、上記x軸に平行な一対のガイドバーと、ガイドバーに沿ってキーボードの上方に位置する平面上を移動可能な移動体とを備え、この移動体に上記移動用第1モーター及び移動用第2モーターを取り付けるとともに、上記移動体に対して回転可能にした支持部材を介して上記押圧部材及び押圧用モーターを取り付けた点に特徴とを有する。
第3の発明は、上記制御機構は、上記押圧駆動機構へ電源を供給する電源供給回路の電圧降下を検出し、検出した降下電圧と予め記憶した正常範囲の降下電圧とから、押圧力が正常かどうかを判断する機能を備えた点に特徴を有する。
第4の発明は、所定のキーを押圧したときに発生するDTMF(プッシュ音)を上記制御機構へ取り込む手段を設け、上記制御機構は、DTMFが入力されたことによって、目的のキー押圧されたと判断する機能を備えた点に特徴を有する。
第5の発明は、固定機構に設けられた携帯電話機が、外部の通信装置から送信された信号を受信することにより出力する信号を、上記処理部がトリガ信号として受信する機能を備えた点に特徴を有する。
発明の効果
[0008]
第1〜第5の発明の制御装置は、携帯電話機のキーを介してコマンド入力できるようにしたので、当該携帯電話機のキー配置とキーの押圧順序だけをデータ入力させておけば、あとは、上記キー配置とキーの押圧手順に基づいて押圧部材を制御するプログラムさえあれば足りる。そして、キー配置とキーの押圧手順に基づいて押圧部材を制御するプログラムは、携帯電話機の機種等に関わりなく、当該装置における特有のものを用いることができる。従って、従来のように携帯電話機の機種等に応じた制御プログラムを個別に備えなければならないという問題を解消できる。
[0009]
特に、第5の発明によれば、固定機構に固定した携帯電話機を、外部の電話機などを利用して、動作させることができる。例えば、固定機構に固定した携帯電話機が持っているカメラ機能を利用して、留守宅の家の状況を外部から撮影させたり、その画像を送信させたりすることもできる。
図面の簡単な説明
[0010]
[図1]実施形態の制御装置で制御する携帯電話機の斜視図である。
[図2]実施形態の制御装置のブロック図である。
[図3]制御装置のキー押圧機構部分の右側斜視図である。
[図4]図3に示す制御装置の平面図である。
[図5]図3に示す制御装置の左側面図である。
[図6]制御装置のマイコンのブロック図である。
符号の説明
【0012】
また、この発明の携帯電話機から出力されるアナログデータには、上記のような音データのほか、着信時に点灯するランプや、表示部4に表示される着信画面の光なども含まれ、これらをトリガ信号として用いることもできる。
[0038]
さらに、同一の携帯電話機の中でも、固定機構にセットしたときの個々のキーの表面レベルが異なる場合がある。このような場合には、表面レベルが異なるキー毎に押圧部24bの押圧量を調整することで対応できる。また、機種によっては、同じキーでも押圧深さで異なる機能を実現する場合があるが、この場合には、押圧部24bの押圧力や押圧量を調整する必要がある。このように押圧量や押圧力を調整するためには、上記処理部30が、第3ドライバー12を介して押圧用モーター26に連係した回転体27の回転角度を制御すればよい。
[0039]
そして、上記のように押圧部24bの押圧量や押圧力を制御する場合には、上記キー押圧順序記憶部32に、各キー2の必要押圧力を記憶させておく。この必要押圧力は、押圧用モーター26への供給電流値として記憶させておく。これにより、各キーの表面位置が異なったり、必要押圧力が一定でなかったりするキーボードに対しても、最適な押圧力で各キー2を押圧することができ、押しそこないによる動作不良や、押し過ぎによるキーボードの破損などを防止することができる。
[0040]
また、処理部30は、第3ドライバー12へ電源を供給する電源供給回路の電圧が正常範囲かどうかを判定することによって目的のキー2の押圧力が正常であるかどうかを判定することができる。
なぜなら、上記押圧用モーター26の負荷が大きくなれば、第3ドライバー12へ電源を供給する回路の電圧降下が大きくなるため、上記電源供給回路の電圧降下分の電圧を判定すれば、押圧用モーター26の負荷を検出できることになるからである。従って、予め、マイコン13に上記電圧の正常範囲を記憶させておけば、処理部30は検出した電圧によって押圧力が正常かどうかを判断することができる。
[0041]
例えば、何らかのトラブルでキーがスムーズに動かなくなってしまったような場合には、負荷が大きくなってしまう。また、上記押圧部24bが何らかのトラブルで、十分な押圧力が発揮されていない場合、例えば、押圧部24bが所定のキー2に到達していない場合には、負荷が小さくなってしまう。このような異常事態が発生した場合には、

Claims (2)

  1. 携帯電話機を固定する固定機構と、この固定機構に固定した携帯電話機のキーを押すための押圧部材と、上記押圧部材を目的のキー位置に移動させる移動駆動機構と、上記目的のキー位置に位置する押圧部材を押圧動作させる押圧駆動機構と、これら移動駆動機構および押圧駆動機構を制御する制御機構とを備え、上記制御機構は、処理部と、この処理部に連係するとともに上記携帯電話機のキー配置を予め記憶しているキー配置記憶部と、上記携帯電話機が持っている1または複数の機能を実現するためのキーの押圧順序を上記携帯電話機の各機能に対応付けて予め記憶しているキー押圧順序記憶部とを備え、上記処理部は、上記携帯電話機から出力されるアナログ信号または上記携帯電話機以外の外部機器から出力されるアナログ信号あるいはデジタル信号を、上記携帯電話機の持つ特定の機能を実現するためのトリガ信号として受信する機能と、このトリガ信号を受信したとき、上記トリガ信号に対応する上記機能を実現するキーの押圧順序を、上記キー押圧順序記憶部が記憶しているデータに基づいて特定する機能と、特定したキー押圧順序と上記キー配置記憶部が記憶しているキー配置とに従って上記移動駆動機構および押圧駆動機構を動作させ、上記押圧部材に目的のキーを押圧させる機能とを備えた携帯電話機の制御装置。
  2. 固定機構に設けられた携帯電話機が、外部の通信装置から送信された信号を受信することにより出力する信号を、上記処理部がトリガ信号として受信する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機の制御装置。

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