JPWO2007099972A1 - 反応装置、反応装置の組立方法、並びに反応器収納用パッケージ - Google Patents

反応装置、反応装置の組立方法、並びに反応器収納用パッケージ Download PDF

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Abstract

【解決手段】 供給口と排出口とを表面に有する反応器と、反応器の前記の表面に接続され、供給口に対応する貫通孔を有する第1接続部材と、反応器の前記の表面に接続され、排出口に対応する貫通孔を有する第2接続部材と、第1接続部材の貫通孔を介して供給口に接続され、供給口に反応前の流体を供給する供給管と、第2接続部材の貫通孔を介して排出口に接続され、排出口から反応後の流体を排出する排出管とを備える。供給口および排出口は、第1接続部材の表面によって塞がれる部分と第1接続部材の貫通孔に連通する部分とからなる。排出口は、第2接続部材の表面によって塞がれる部分と第2接続部材の貫通孔に連通する部分とからなる。第1接続部材の貫通孔の第1開口部は、反応器の表面によって塞がれる部分と供給口に連通する部分とからなる。第2接続部材の貫通孔の第2開口部は、反応器の表面によって塞がれる部分と排出口に連通する部分とからなる。【選択図】 図1

Description

本発明は、外部から供給された流体を所定の方法で反応させて排出する反応装置および反応装置の組立方法、並びに反応装置を構成する反応器収納用パッケージに関する。
近年、真空状態にされたパッケージ内部にセラミック製の反応器が収容された反応装置が提案されている。これは、外部から供給された流体を所定の方法で反応させて排出する小型の装置であり、例えば携帯機器等でも用いることができる。このような反応装置では、反応器が真空状態にされたパッケージ内部に収容されているために、反応の際に発生した熱がパッケージ外部に伝わることを低減し、発電損失を低減させることができる。
特開2003−2602号公報
しかしながら、セラミック製の反応器はセラミック焼成時の収縮率が大きいために、例えば、反応器の表面に複数の開口が形成された場合に、開口のピッチ精度が低くなり、反応器内に流体を供給するための供給管および反応器から反応後の流体を排出するための排出管を反応器に取り付けする際の位置精度が低くなる可能性があった。その結果、パッケージに設けられた供給管および排出管と、反応器の表面に設けられた各開口との位置がずれてしまい、供給管および排出管を対応する開口にそれぞれ気密接合することが困難な場合があった。これにより、パッケージ内を真空状態にすることが出来なくなることから、パッケージ内で発生する熱が外部へ逃げてしまい、その結果発電損失の低減を図ることが困難となっていた。
また、反応器をセラミック以外の材料から製造した場合であっても、製造ばらつきにより、開口の位置が所定の位置からずれてしまい、供給管および排出管を反応器に対して取り付けする際の位置精度が低くなる可能性があった。そして、これにより、供給管および排出管を対応する開口にそれぞれ気密接合することが困難になり、パッケージ内を真空状態にすることが出来なくなることから、パッケージ内で発生する熱が外部へ逃げてしまい、その結果発電損失の低減を図ることが困難になる場合があった。
一方、従来は供給管や排出管等の複数の部品を順次個別にパッケージに実装する方法を採っていたが、この方法では、個別の接合時の応力が蓄積され、パッケージの接合部付近でそりが生じやすく、パッケージを例えば基体と蓋体のように複数の部材を接合して構成する場合には、気密封止が困難となることがあった。そして、上述のようにそりが生じた場合においては、パッケージを真空状態にすることが難しくなるとともに、パッケージ内で物質が反応した際に発生する熱がパッケージの外部へ伝わることとなる。その結果、発電損失の低減を図ることが困難となっていた。
また、反応器内の化学反応が吸熱反応の場合では、反応器で反応を進行するためには、反応器をヒーター等で加熱することによって反応温度を一定温度に維持する必要があるが、上記のように反応器内で発生する熱が反応器収納用容器に伝導することによって、反応器の温度は低下しやすくなる。
しかしながら、反応温度を維持するために、ヒーターの発熱量を増加させると、ヒーター加熱に使用する電気容量が増えることとなり、結果として、マイクロ反応器システム全体の発電損失が増加するという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、発電損失の小さい反応装置およびその組立方法、並びにこのような反応装置を構成する反応器収納用パッケージを提供することにある。
本発明の反応装置の1つの態様は、反応前の流体が導入される供給口と反応後の流体が送り出される排出口とを表面に有する反応器と、前記の反応器の前記の表面に接続され、前記の供給口に対応する貫通孔を有する第1接続部材と、前記の反応器の前記の表面に接続され、前記の排出口に対応する貫通孔を有する第2接続部材と、前記の第1接続部材の前記の貫通孔を介して前記の供給口に接続され、前記の供給口に前記の反応前の流体を供給する供給管と、前記の第2接続部材の前記の貫通孔を介して前記の排出口に接続され、前記の排出口から前記の反応後の流体を排出する排出管とを備える。前記の供給口は、前記の第1接続部材の表面によって塞がれる部分と前記の第1接続部材の前記の貫通孔に連通する部分とからなる、若しくは前記の第1接続部材の前記の貫通孔に連通する部分のみからなる。前記の排出口は、前記の第2接続部材の表面によって塞がれる部分と前記の第2接続部材の前記の貫通孔に連通する部分とからなる、若しくは前記の第1接続部材の前記の貫通孔に連通する部分のみからなる。前記の第1接続部材の前記の貫通孔の第1開口部は、前記の反応器の前記の表面によって塞がれる部分と前記の供給口に連通する部分とからなる。前記の第2接続部材の前記の貫通孔の第2開口部は、前記の反応器の前記の表面によって塞がれる部分と前記の排出口に連通する部分とからなる。
本発明の反応装置の組立方法の1つの態様は、反応器にそれぞれ設けられた、反応前の流体が導入される供給口および反応後の流体が送り出される排出口に、前記の反応前の流体を供給する供給管および前記の排出口から前記の反応後の流体を排出する排出管をそれぞれ接続することにより反応装置を組み立てる反応装置の組立方法である。前記の供給管は、前記の供給口に対応する第1開口部が設けられた先端部を有し、前記の排出管は、前記の排出口に対応する第2開口部が設けられた先端部を有する。この組立方法は、前記の反応器の表面に、前記の供給口に対応する第1貫通孔を備えた第1接続部材および前記の排出口に対応する第2貫通孔を備えた第2接続部材を、前記の第1貫通孔および前記の第2貫通孔が所定の距離だけ離間するようにそれぞれ配置する配置工程と、前記の第1開口および第2開口を前記の第1貫通孔および前記の第2貫通に同時に接続する接続工程とを備える。
本発明の反応器収納用パッケージの1つの態様は、反応器を収容する中空部を有するとともに、表面に該中空部に連通した開口を有する筐体と、前記の開口を覆い、かつ前記の反応器に接続される供給管および排出管が貫通する貫通孔を有する板状部材とを有する。
また、本発明の反応装置の別の態様は、上記反応器収納用パッケージと、供給管および排出管が接続された反応器とを備える。
本発明の反応装置の1つの態様によれば、反応器に形成された供給口および排出口のピッチ精度が低い場合でも、供給口および排出口と対応する供給管および排出管とを気密接続させることができ、反応器内の反応に必要な熱が外部に逃げることを抑制することができる。よって、発電損失の小さい反応装置を実現できる。
また、本発明の反応装置の組立方法の1つの態様によれば、反応器に形成された供給口および排出口のピッチ精度が低い場合でも、供給口および排出口と対応する供給管および排出管とを気密接続させることができ、反応器内の反応に必要な熱が外部に逃げることを抑制することができる。よって、発電損失の小さい反応装置を組み立てることが可能になる。
本発明の反応器収納用パッケージによれば、内部の反応器からパッケージの外部に伝熱される熱量を効率的に減少することができ、発電損失を低減することができる。
また、上記反応器収納用パッケージを用いた反応装置によれば、内部の断熱性を良好に維持できるので、発電損失を低減することができる。
以下に、添付の図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態による反応装置の構成例を示す断面図であり、図2は、図1に示した反応装置における反応器の下面図である。図1および図2に示されるように、本実施の形態による反応装置1は、供給口2aおよび排出口2bを有する反応器2と、貫通孔3aを有するプレート3と、貫通孔4aを有するプレート4と、貫通孔3aに挿入された供給管5と、貫通孔4aに挿入された排出管6と、反応器2を収容するパッケージ7とを備える。また、反応装置1は、反応器2の表面に電極8を有し、パッケージ7にリード端子9を挿通する挿通孔10を有してもよい。このとき、反応器2の表面に設けられた電極8は、リード端子9とボンディングワイヤ11を介して電機的に接続される。なお、挿通孔10には、リード端子9を絶縁しつつ封止固定するための封止材12が配置される。また、図1では、パッケージ7は、凹部を有する基体13とその凹部を覆う蓋体14とから成るが、パッケージ7を構成する部材の数および形状は任意である。
反応器2は、例えばセラミックスからなる。図2に示すように、反応器2は、反応前の流体が導入される供給口2aと、反応後の流体が送り出される排出口2bとを有している。反応器2は、例えば、供給口2aにアルコール系の気体燃料と酸素の混合ガス(反応前の流体)が導入され、水素ガス(反応後の流体)を生成するものである。反応後の流体(水素ガス)は、反応器2の排出口2bから送出される。
反応器2が、例えば相対密度95%以上の緻密質の酸化アルミニウム質焼結体で形成されている場合は、例えば、まず酸化アルミニウム粉末に希土類酸化物粉末または酸化アルミニウム粉末等の焼結助剤を添加,混合して、酸化アルミニウム質焼結体の原料粉末を調製する。次いで、この原料粉末に有機バインダおよび分散媒を添加,混合してペースト化し、このペーストをドクターブレード法によって、あるいは原料粉末に有機バインダを加え、プレス成形または圧延成形等によって、所定の厚みのグリーンシートを作製する。その後、所定枚数のシート状成形体を位置合わせして積層圧着した後、この積層体を、例えば非酸化性雰囲気中で、焼成最高温度が1200〜1500℃の温度で焼成して、目的とするセラミック製の反応器2を得る。また、成形は粉末成形プレス法であっても良い。
また、グリーンシートを作製する際に所定形状の貫通部を設け、次いで他のグリーンシートと積層圧着することでセラミック反応器内部に反応する物質を流通させる溝部を形成することができる。溝部側面となる部分には物質を反応させるための触媒が担持されてもよい。
反応器2に導入される物質の反応が吸熱反応の場合、反応器2内には、温度調節機構、例えば、抵抗層等から成る薄膜ヒーター(図示せず)や厚膜ヒーター(図示せず)が形成されており、表面にはこのヒーターへ電力を供給する端子として電極8が形成されている。この温度調節機構により、反応器2内を物質の反応条件に相当する例えば200〜800℃程度の温度条件に調整することで、物質の反応を良好に促進することができる。
このようなヒーターは、反応器2において反応が行われる溝部内や空隙内、あるいはその近傍に配置される。このような構成により、ヒーターから発生する熱を効率的に物質の反応に用いることができる。
図3は、反応器2の表面に接合されたプレート3,4の一例である。プレート3は、反応器2の供給口2aに対応する貫通孔3aを有し、プレート4は、反応器2の排出口2bに対応する貫通孔4aを有する。プレート3は、反応器2の供給口2aと供給管5との接続に用いられ、プレート4は、反応器2の排出口2bと排出管6との接続に用いられる。具体的に、プレート3の貫通孔3aに供給管5の先端を挿入し、プレート4の貫通孔4aに排出管6の先端を挿入することにより、供給口2aと供給管5、および排出口2bと排出管6がそれぞれ接続される。なお、貫通孔3aを介して供給管5を供給口2aに接続する方法、および貫通孔4aを介して排出管6を排出口2bに接続する方法は、挿入に限らず、例えば、供給管5をプレート3における貫通孔3aの開口の周囲に接続し、排出管6をプレート4における貫通孔4aの開口の周囲に接続してもよい。なお、本明細書では、「接合」を、「接続」と称する場合がある。
また、プレート3,4は、例えば、SUS,Fe−Ni−Co合金,Fe−Ni合金等のFe系合金や、無酸素銅などの金属材料で、切削法,プレス法,MIM(Metal Injection Mold)法、またはエッチング法等により所定の形状に形成される。
また、供給管5および排出管6は、それぞれ原料やガス流体など種々の流体の供給路および排出路である。これらは、例えば、Al質焼結体,3Al・2SiO質焼結体,SiC質焼結体,AlN質焼結体,Si質焼結体,若しくはガラスセラミック焼結体等のセラミック材料、SUS系金属材料、Fe−Ni合金,Fe−Ni−Co合金,ポリイミド等の高耐熱の樹脂材料、またはガラスで形成されている。供給管5および排出管6は、好ましくは、反応ガスに含まれる物質により脆化などしにくいものであるのがよい。このような材料としては、Fe合金、セラミックスまたはガラス等が挙げられる。
図1に示された反応装置1において、供給管5および排出管6は、パッケージ7、ここでは基体13にそれぞれ接続固定されている。貫通孔3a,4aの間の距離は、供給管5および排出管6が挿入されるように、供給管5と排出管6の間の距離に等しく設定される。よって、貫通孔3aと供給口2a、および貫通孔4aと排出口2bがそれぞれ連通していれば、供給管5および排出管6を貫通孔3a,4aに対応させてそれぞれ接続することにより、供給管5および排出管6を供給口2aおよび排出口2bに対応させてそれぞれ接続することができる。
ここで、供給口2aは、その一部のみが貫通孔3aに連通してもよい。すなわち、供給口2aの一部がプレート3によって塞がれ、他の部分が貫通孔3aに連通してもよい。貫通孔2aに連通しない部分をプレート3によって塞ぐことにより、供給口2aから流体が漏れることを防ぐことができる。同様に、排出口2bの一部がプレート4によって塞がれ、他の部分が貫通孔4aに連通してもよい。
すなわち、図1に示された反応装置1において、供給口2aの中心の位置および排出口2bの中心の位置が、対応する貫通孔3a,3bの開口の中心の位置から多少ずれたとしても、供給口2aと供給管5および供給口2aと排出管6をそれぞれ接続することができる。図4は、供給口2aと貫通孔3a、排出口2aと貫通孔3bの位置関係をそれぞれ示した図である。図4(a)は、供給口2aの中心の位置および排出口2bの中心の位置が、対応する貫通孔3a,3bの開口の中心の位置と一致する場合を示し、図4(b),(c)は、供給口2aの中心の位置および排出口2bの中心の位置が、対応する貫通孔3a,3bの開口の中心の位置からずれている場合を示している。
本実施の形態による反応装置1によれば、反応器2の表面に設けられた供給口2aの位置とパッケージ7に取り付けられた供給管5の開口の位置がずれている場合でも、貫通孔3aと供給管3、および貫通孔3aと供給口2aとをそれぞれ連通させることにより、供給管5と供給口2aとを接続することができる。すなわち、プレート3の貫通孔3aによって供給口2aの位置と供給管5の開口の位置とのずれを調整することができる。同様に、反応器2の表面に設けられた排出口2bの位置とパッケージ7に取り付けられた排出管6の開口の位置がずれている場合でも、貫通孔4aと排出管4、および貫通孔4aと排出口2bとをそれぞれ連通させることにより、排出管6と排出口2bとを接続することができる。すなわち、プレート4の貫通孔4aによって排出口2bの位置と排出管6の開口の位置とのずれを調整することができる。
図5は、反応器2の供給口2aとプレート3の貫通孔3aとの位置関係を示す断面図である。(a)は、供給口2aが貫通孔3aと連通している場合、(b),(c)は、供給口2aの一部がプレート3によって塞がれ、一部が貫通孔3aと連通している場合、(d),(f)は、供給口2aの全てがプレート3によって塞がれている場合を示している。ここで、供給口2aの開口径をd1、貫通孔3aの開口径をD1、貫通孔3aの開口の一方の縁とプレート3の外周縁との間の距離をS1すると、供給口2aと貫通孔3aとが連通している場合、貫通孔3aの開口の一方の縁Taがその一方の縁Taに対応する供給口2aの一方の縁Tbから供給口2a側に距離L1だけずれているとき、0≦L1<d1,0≦L1<S1が成り立ち、供給口2aと反対側に距離L2だけずれているとき、0≦L2<D1が成り立つ。なお、これは、供給口2aおよびプレート3の貫通孔3aを、それぞれ排出口2bおよびプレート4の貫通孔4aとみなした場合も同様のことがいえる。すなわち、排出口2bの開口径をd2、貫通孔4aの開口径をD2、貫通孔4aの開口の一方の縁とプレート4の外周縁との間の距離をS2すると、排出口2bと貫通孔4bとが連通している場合、貫通孔4aの開口の一方の縁Tcがその一方の縁Tcに対応する排出口2bの一方の縁Tdから排出口2b側に距離L3だけずれているとき、0≦L3<d1,0≦L3<S2が成りたち、排出口2bと反対側に距離L4だけずれているとき、0≦L4<D2が成り立つ。
これらの貫通孔3aの開口径の寸法と貫通孔3aに挿通される供給管5の開口径の寸法の差、および貫通孔4aの開口径の寸法と貫通孔4aに挿通される排出管6の開口径の寸法との差は、それぞれ0.01mm以上0.20mm以下であることが好ましい。0.01mm以上であると、供給管5,排出管6およびプレート3,4に必要となるNiめっきやAuめっき処理を施した後、供給管5および排出管6を、貫通孔3a,4aに挿通して、Au−Sn合金,Au−Si合金,Au−Ge合金,またはAg−Cu合金等の各種ロウ材で接合する際に、貫通孔3a,4aへの挿通がより容易になる。また、0.20mm以下であると、供給管5,排出管6を貫通孔3a,4aに挿通した後、Au−Sn合金,Au−Si合金,Au−Ge合金,またはAg−Cu合金等の各種ロウ材で接合する際、ロウ材が貫通孔3a,4aと対応する供給管5,排出管6との隙間を十分に充填することができ、より確実に気密封止を行なうことができる。すなわち、貫通孔3aの開口径の寸法と貫通孔3aに挿通される供給管5の開口径の寸法の差、および貫通孔4aの開口径の寸法と貫通孔4aに挿通される排出管6の開口径の寸法との差が、それぞれ0.01mm以上0.20mm以下であると、貫通孔3a,4aへの供給管5,排出管6の挿通がスムーズに行え、併せて貫通孔3a,4aと対応する供給管5,排出管6との隙間を十分に充填することが可能となり、供給管5,排出管6および対応するプレート3,4との間にロウ材等の接合材の良好なメニスカスを形成することが可能となり、接合強度を向上させることができる。
また、プレート3,4の厚みは、それぞれ0.10mm以上であることが好ましい。0.10mm以上であると、プレート3,4の厚みが十分厚いため、貫通孔3a,4aへの供給管5,排出管6の位置決めが容易となり、プレート3,4が位置決めの機能を十分に果たすことができる。プレート3,4の上限厚みは、使用する反応器2の厚みおよび構造により様々であり、反応器2へロウ付けされる際の応力を考慮し決定する必要がある。但し、プレート3,4が0.30mm程度の厚みを有する場合であれば、貫通孔3a,4aに供給管5,排出管6を挿通する際の十分な位置決めの機能を有する。
プレート3の貫通孔3aと供給管5、およびプレート4の貫通孔4aと排出管6との接続には、Au−Sn合金,Au−Si合金,Au−Ge合金,若しくはAg−Cu合金等の各種ロウ材、石英ガラス,若しくはホウ珪酸ガラス等のガラスや各種セラミックス,無機ポリマーを含む無機接着剤、ポリイミドアミド等の高耐熱性有機材料を含む接着剤、またはシリコーンゴム若しくは珪素樹脂等の有機珪素化合物から成る接着剤等の接合材が適用でき、これにより燃料ガスや排出ガスの漏れを有効に防止して、反応装置2の内部の気密性を長期にわたり良好に維持できる。また、これは、パッケージ7と入力管5、パッケージ7と出力管6との接続においても同様である。
図1に示された反応装置1を組み立てるためには、まず表面に供給口2aおよび排出口2bを有する反応器2を作製し、その後、反応器2の供給口2aおよび排出口2bが設けられた表面に、プレート3,4を供給口2aおよび排出口2bにそれぞれ対応させて接合する。そして、プレート3,4が接合された反応器2をパッケージ7内に収容するとともに、パッケージ7に接続された入力管5および出力管6を、対応するプレート3、4の貫通孔3a,4aにそれぞれ同時に接続する。ここで、プレート3,4が金属からなる場合、これらのプレート3,4は、反応器2に、例えば、Ag−Cu系のロウ材によって接合される。また、プレート3,4は、貫通孔3a,4aの間隔が、パッケージ7に接続された入力管5および出力管6の間隔に等しくなるように配置される。
なお、反応器2の表面にプレート3,4を別個に接合するのではなく、それらが一体化された1つのプレートを接合してもよい。図6は、そのようなプレートの一例を示しており、図7は、反応器2の下面に1つのプレートが接合されている場合の反応器2の下面図を示している。図6,図7に示されるように、このプレート22には、供給管5および排出管6が挿通可能な複数の貫通孔22a,22bが設けられている。ここで、プレート22の貫通孔22a,22bの間隔は、パッケージ7に接続された入力管5および出力管6の間隔に等しくなるように配置される。図6に示されたようなプレートを用いれば、別個のプレートを用いた場合のように貫通孔の間隔を調整して接合する必要がなく、反応器2に対するプレートの接合が容易になる。
また、プレート3,4を反応器2の表面に接合するのではなく、供給管5および排出管6に対応させてそれぞれ接合し、プレート3,4と対応する供給管5および排出管6とをそれぞれ一体化させてもよい。図8は、そのような場合の反応装置の構成例を示す断面図である。
また、図9は、反応器2の供給口2aと供給管5の貫通孔5aとの位置関係を示す断面図である。(a)は、供給口2aが貫通孔5aと連通している場合、(b),(c)は、供給口2aの一部がプレート3によって塞がれ、一部が貫通孔5aと連通している場合を示している。ここで、供給口2aの開口径をd1、貫通孔5aの開口径をdd1、貫通孔5aの開口の一方の縁と供給管5の先端部の外周縁との間の距離をM1すると、供給口2aと貫通孔5aとが連通している場合、貫通孔5aの開口の一方の縁taがその一方の縁taに対応する供給口2aの一方の縁tbから供給口2a側に距離K1だけずれているとき、0≦K1<d1,0≦K1<M1が成り立ち、供給口2aと反対側に距離K2だけずれているとき、0≦K2<dd1が成り立つ。なお、これは、供給口2aおよび供給管5の貫通孔5aを、それぞれ排出口2bおよび排出管6の貫通孔6aとみなした場合も同様のことがいえる。すなわち、排出口2bの開口径をd2、貫通孔6aの開口径をdd2、貫通孔6aの開口の一方の縁と排出管6の先端部の外周縁との間の距離をM2すると、排出口2bと貫通孔6bとが連通している場合、貫通孔6aの開口の一方の縁tcがその一方の縁tcに対応する排出口2bの一方の縁tdから排出口2b側に距離K3だけずれているとき、0≦K3<d2,0≦K3<M2が成りたち、排出口2bと反対側に距離K4だけずれているとき、0≦K4<dd2が成り立つ。
図1に示された反応装置1において、パッケージ7は、基体13および蓋体14からなる。基体13及び蓋体14は、ともに反応器2を収納する容器としての役割を有する。基体13及び蓋体14は、例えば、SUS,Fe−Ni−Co合金,若しくはFe−Ni合金等のFe系合金、無酸素銅の金属材料、酸化アルミニウム(Al)質焼結体,ムライト(3Al・2SiO)質焼結体,炭化珪素(SiC)質焼結体,窒化アルミニウム(AlN)質焼結体,窒化珪素(Si)質焼結体、若しくはガラスセラミックス等のセラミック材料、またはポリイミド等の高耐熱の樹脂材料で形成されている。
なお、基体13および蓋体14に適用可能なガラスセラミックスは、ガラス成分とフィラー成分とから成る。そのガラス成分としては、例えばSiO−B系,SiO−B−Al系,SiO−B−Al−MO系(但し、MはCa,Sr,Mg,BaまたはZnを示す),SiO−Al−MO−MO系(但し、MおよびMは同一または異なってCa,Sr,Mg,BaまたはZnを示す),SiO−B−Al−MO−MO系(但し、MおよびMは前記と同じである),SiO−B−M O系(但し、MはLi,NaまたはKを示す),SiO−B−Al−M3O系(但し、Mは前記と同じである),Pb系ガラス,またはBi系ガラス等が挙げられる。
また、フィラー成分としては、例えばAl,SiO,若しくはZrOとアルカリ土類金属酸化物との複合酸化物、TiOとアルカリ土類金属酸化物との複合酸化物、またはAlおよびSiOから選ばれる少なくとも1種を含む複合酸化物(例えばスピネル,ムライト,若しくはコージェライト)等が挙げられる。
また、基体13および蓋体14が金属材料から成る場合は、切削法,プレス法,MIM(Metal Injection Mold)法等により所定の形状に形成される。
また、基体13および蓋体14が金属材料から成る場合には、腐食を防止するためにその表面は、例えばAu,若しくはNiのめっき処理、またはポリイミド等の樹脂コーティング等の被覆コーティング処理が行なわれることが望ましい。例えばAuめっき処理の場合であれば、その厚さは0.1〜5μm程度であることが望ましい。
反応器2は、蓋体14がAu合金,Ag合金,Al合金等の金属ロウ材やガラス材による接合やシームウェルド法等により基体13にその凹部を覆って取着されることによって、パッケージ7内に収納される。
例えば、Au−Snロウ材により接合する場合は、蓋体14に予めAu−Snロウ材を溶着させておくか、あるいは金型等を用いて打ち抜き加工等で枠状に形成したAu−Snロウ材を基体13と蓋体14との間に載置した後、封止炉あるいはシームウェルダーで蓋体14を基体13に接合することにより、パッケージ7の内部に反応器2を封止することができる。
また、基体13および蓋体14で構成されるパッケージ7の少なくとも内側表面をAu若しくはAlのめっき処理膜で覆うことにより、収容された反応器2によって発生する輻射熱を効率良く防ぐことができ、反応装置1の昇温を抑制することが可能となる。
以上のような基体13および蓋体14は、反応装置1の小型化および低背化を可能とするためには厚さを薄くすべきであるが、機械的強度である曲げ強度は200MPa以上であることが好ましい。
なお、パッケージ7は、その空域部に反応器2を収納できればよく、例えば図1に示したように、凹部を有する枠状の基体13と板状の蓋体14とから構成される場合のほか、板状の基体とコの字を90度左に回転させたような蓋体とで構成されてもよい。
また、リード端子9は、基体13および蓋体14の熱膨張係数と同一または近似した金属が用いられるのがよく、例えば、Fe−Ni合金,またはFe−Ni−Co合金等よりなるものが、実用時の温度変化に対して熱歪の発生を抑制できる。その上、リード端子9と基体13との良好な封着性が得られるとともに、ボンディング性に優れ、実装時に必要な強度と良好なはんだ付性や溶接性を確保できる。
リード端子9は、断熱性を有する絶縁封止材12により、基体13の挿通孔10に絶縁され、封止固定されている。絶縁封止材12は、例えば、硼珪酸ガラス,アルカリガラス,および鉛を主成分とする絶縁ガラス等のガラス材料、または酸化アルミニウム等のセラミック材料等から成り、基体13に形成された挿通孔10内において、この絶縁封止材12によって基体13とリード端子9とが電気的に絶縁されてリード端子9が封止固定されている。基体13に形成されたリード端子9が挿通される挿通孔10は、基体13とリード端子9とが接触して電気的に導通することがない大きさが必要であり、具体的にはリード端子9から基体13までの間隔が0.1mm以上確保できる内径が必要である。
なお、絶縁封止材12が、酸化アルミニウム等のセラミック材料からなる場合、リード端子9を基体13の挿通孔10に例えば筒状のセラミック材料から成る絶縁封止材12を介して挿入し、絶縁封止材12と基体13との接続および絶縁封止材12とリード端子9との接続をAu−GeまたはAg−Cu等のロウ材により行なうことができる。
また、反応器2上の電極8は、ボンディングワイヤ11を介してリード端子9と電気的に接続される。これにより、電極8を通じて反応器2の表面や内部に形成されたヒーターを加熱することができる。その結果、反応器2において反応温度の維持が可能となり物質の反応を安定させることができる。
また、反応装置内の断熱性を得るためには、反応装置内を真空にすることが必要となり、反応器2を封止する際、真空炉でのロウ材による封止や真空チャンバー内でのシームウェルド法などで行なえば良い。
また、供給管5および排出管6の少なくとも一方は、パッケージ7の内部において、その外面に複数の溝が形成されていてもよい。これにより、供給管5および排出管6の熱伝導を低下させて、反応器2から基体13や蓋体14への熱伝導をより有効に抑制できるとともに、供給管5や排出管6が適度に変形することが可能となる。また、供給管5や排出管6の適度な変形により応力を緩和することができ、供給管5および排出管6と反応器2との接続、並びに供給管5および排出管6とパッケージ7との接続を良好に維持することができる。
なお、図1に示した例においては、供給管5や排出管6はセラミック反応器2の下面に接続されているが、これらはセラミック反応器2の仕様に応じて上面に接続しても良い。また、プレート3,4はセラミック材料や、ポリイミド等の高耐熱の樹脂材料で形成されても良い。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態による反応装置について説明する。図10は、本発明の第2の実施の形態による反応装置の構成例を示す断面図であり、図11は、反応装置の下面図である。図10に示されるように、本実施の形態による反応装置31は、供給口2aおよび排出口2bを有する反応器2と、反応器2を収容するパッケージ7とを備える。また、パッケージ7は、開口32とその開口32を覆う板状部材33とを備える。図11に示されるように、板状部材33は、供給管5、排出管6、およびリード端子9がそれぞれ挿通する貫通孔33a,33b,33cを有する。反応器2の表面には電極8が設けられ、板状部材33の貫通孔33cを通ったリード端子が、電極8に電気的に接続される。なお、挿通孔33cには、リード端子9を絶縁しつつ封止固定するための封止材12が配置されてもよい。また、図10では、パッケージ7は、板状の基体34と、凹部を有する蓋体35とから成る。これらの基体34および蓋体35は、反応器2を収容する中空部を有する筐体をなす。なお、図10では、図1に示された反応装置1と同様の構成要素には同一の符号を付した。これらの構成要素は、特に断らない限り、第1の実施の形態による反応装置の構成要素とその構成および作用は同一である。また、基体34および蓋体35は、基体34および蓋体35で形成される空域部に反応器2を収納できればよく、例えば図10に示したように、板状の基体34とコの字を90度左に回転させたような蓋体35のほか、第1の実施の形態による反応装置1のように凹部を有する基体34と板状の蓋体35であってもよい。すなわち、第1の実施の形態による反応装置1の基体13および蓋体14と形状が異なるだけで、材料および接合手段は同様である。
板状部材33は、下面視にて、円形または多角形であるのが好ましく、さらに多角形である場合には、それぞれの角部をR形状とするのが好ましい。このような構造を採用することにより、基体34における開口32の周囲に板状部材33を接合する際の応力を緩和することができ、板状部材33の接合を長期にわたり良好に維持することができる。なお、板状部材33を円形とした場合においては、接合における熱応力をより緩和できる点で好ましい。図12は、板状部材33を円形とした場合の反応装置の下面図である。図11に示した板状部材33では、貫通孔33a,33b,33cは、直線状に並んで配置されていたが、それに限らず、任意の位置に配置されればよい。
板状部材33は、供給管5を挿通するための貫通孔33a、排出管6を挿通するための貫通孔33b、さらにはリード端子9を挿通するための貫通孔33cを有する。より具体的には、例えば、供給管5および排出管6を挿通するための貫通孔33a,33bは、供給管5および排出管6の横断面の形状に対して相似形であるのが好ましく、また横断面の形状における供給管5および排出管6の外縁部から、対応する貫通孔33a,33bの内縁部までの距離が0.01mm〜0.3mmとなるように設計するのが好ましい。なお、貫通孔33a,33bの形状は必ずしも相似形である必要はなく、供給管5および排出管6が縦通し、接合できれば、その形状に特に制限はない。
例えば、供給管5および排出管6の外縁部から、貫通孔33a,33bの内縁部までの距離が0.01mm以上であると、供給管5および排出管6を板状部材33に縦通することが容易になる。特に、供給管5、排出管6、板状部材33に対して、NiめっきまたはAuめっき処理をそれぞれ施した場合は、0.01mm以上であると都合がよい。一方、0.3mm未満であると、供給管5および排出管6を対応する貫通孔33a,33bにそれぞれ挿通した後、Au−Sn合金、Au−Si合金、Au−Ge合金、若しくはAg−Cu合金等の各種ロウ材を用いて板状部材33に接合する際、ロウ材が貫通孔33a,33bと供給管5および排出管6との隙間を十分に充填することができ、気密不良を防止することができる。
それゆえ、横断面の形状における供給管5および排出管6の外縁部から、貫通孔33a,33bの内縁部までの距離が0.01mm〜0.3mmとなるように設計することで、貫通孔33a,33bへの供給管5および排出管6の挿通をスムーズに行うことができるとともに、貫通孔33a,33bと供給管5および排出管6との隙間を十分に充填することが可能となり、ロウ材が、供給管5、排出管6および板状部材33に対して良好なメニスカスを形成することが可能となり接合強度を向上させることができる。
本実施の形態による反応装置31では、供給管5および排出管6を、板状部材33に接合した状態で、反応器2に接続することができることから、供給管5および排出管6を、反応器2に対して一度で接続することができ、反応器2に対する接続回数を減少させることができる。また、リード端子6も、板状部材33に接合した状態で、反応器2に接続できることから、反応器2に対する接続回数をさらに減少させることができる。これにより、反応器2における接続時の応力が小さくなるため、供給管5および排出管6と反応器2の接続を、ひいては板状部材33と反応器2の接続を長期にわたり良好に維持できる。
また、板状部材33を用いることにより、供給管5および排出管6をパッケージ7に対して一度で接続することができ、パッケージ7に対する接続回数を減少させることができる。また、リード端子6も、供給管5および排出管6と同時にパッケージ7に接続できることから、パッケージ7に対する接続回数をさらに減少させることができ、パッケージ7における接続時の応力が小さくなる。以上から、供給管5等の複数の部品を個別に順次接続するときに比して、反応器2およびパッケージ7に対する接続時の応力が小さくなり、反応器2およびパッケージ7のそりが抑制される。そして、特にパッケージ7のそりを抑制することにより気密封止が可能になることから、パッケージ7の外部に伝熱される熱量を効率的に減少することができ、発電損失を低減することが可能になる。
また、供給管5および排出管6を隣接して配置した板状部材33を実装していることより、反応器2内で発生する熱が、パッケージ7外部に伝熱することを有効に抑制できる。
すなわち、反応器2で生じた熱は、排出管6を通じてパッケージ7の外部に伝熱される。それゆえ、排出管6からの熱を、板状部材33を通じて、供給管5に効率よく移動させることで、パッケージ7の外部に伝熱される熱量を効率的に減少することができる。また、基体34に開口32を有し、その開口32を覆うように、板状部材33を接合することから、反応器2に接続される排出管6が、板状部材33に接触するまでの、反応器2からの距離を長くすることができるため、排出管6からパッケージ7の外部に伝わる熱量を抑制することができる。
さらに、排出管6からの熱を供給管5に効率よく移動させることができることから、供給管5を通じて供給される原料を高温化することが可能となる。それゆえ、反応器2内の温度を高温に維持して、反応器システム全体の発電損失を増加させることのない、ひいては、発電効率を著しく向上可能な反応器収納用パッケージを提供することができる。
さらに、基体34は開口32を有することから、該基体34を焼結した際、基体34に生じるそりを抑制することができる。
さらに、基体34は開口32を有し、板状部材33が基体の外側より開口32を覆うように接合されることから、基体34を溶接手法などにより作製した際、基体34に生じるそりをより効果的に抑制することができる。
また、板状部材33は、使用する基体1、蓋体2の厚みや構造により適宜厚みを決定するが、その厚みを0.10mm以上とすることが好ましい。0.10mm以上であると、板状部材5が変形しにくくなり、貫通孔33a,33bに接続する供給管5および排出管6の位置決めが容易になる。また板状部材33の厚みの上限としては、基体34または蓋体35へ接合される際の応力を考慮し決定する必要があるが、例えば、貫通孔33a,33bに供給管5および排出管6を挿通して十分な位置決めの機能を有するため、0.20mm程度の厚みを有することが好ましい。
なお、板状部材33は、排出管6を伝わる熱を、効率的に供給管5に移動させるため、伝熱性の高い部材から形成されるのが好ましい。そのような材料としては、例えば、SUS、Fe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金等のFe系合金や、無酸素銅などの金属材料で、切削法、プレス法、MIM法、エッチング法等により所定の形状に形成される。
図10に示された反応装置31においては、板状部材33を通じて、排出管6を伝わる熱を、効率的に供給管5に移動させることができることから、供給管5を通じて供給される原料を高温化することが可能となる。それゆえ、反応器2内の温度を高温に維持して、反応器2システム全体の発電損失を増加させることのない、ひいては、発電効率を著しく向上可能な反応器収納用パッケージを提供することができる。
さらには、排出管6から供給管5に、効率的に熱を移動することができることから、反応器2で発生した反応物質を効率よく冷却することができ、大型の冷却システムが不要となり反応器システム全体を小型化できる。その結果、携帯機器用として非常に適した反応器収納用パッケージを提供することができる。
このようにして形成した板状部材33は、基体34の外部側より接合されることが好ましい。板状部材33を基体34の外部側より接合することにより、板状部材33と反応器2との距離を長くすることができる。あわせて、排出管6の、反応器2から板状部材33までの距離も長くなることから、排出管6を伝わる熱量を減少させることができ、ひいては、排出管6からパッケージ7外部に伝わる熱量を抑制することができる。
なお、板状部材33を、基体34に接合する場合、ロウ付け、プロジェクション法、電子ビーム法、レーザービーム法等を用いれば良い。
そして、板状部材33を基体34の外部側より接合した場合において、基体34の板状部材33の接合部と近接する部位に、くぼみ部36を有することが好ましい。
ここで、基体34の板状部材33の接合部と近接する部位とは、基体34において板状部材33の外周縁に近接する部位であり、くぼみ部36は、断面視にて、板状部材33の外周縁と同じ位置、若しくは、外周縁よりも外側、すなわち開口32から離れる方向に配置されることが好ましい。ここで、くぼみ部36が板状部材33の外周縁と同じ位置にある場合とは、くぼみ部36の板状部材側の開口端の位置が板状部材33の外周縁の位置に一致する場合をいう。
なお、図10に示された反応装置では、くぼみ部36の開口が基体34の外側表面、すなわち、板状部材33側の表面に設けられているが、基体34の内側表面、すなわち反応器2側の表面に設けられていてもよい。その場合にも、くぼみ部36は、断面視にて、板状部材33の外周縁と同じ位置、若しくは、外周縁よりも外側、すなわち開口32から離れる方向に配置されることが好ましい。この場合、くぼみ部36が板状部材33の外周縁と同じ位置にある場合とは、くぼみ部36の板状部材側の開口端の位置と板状部材33の外周縁とが、基体34を挟んで一致する場合をいう。すなわち、この場合では、平面視したときに、くぼみ部36の板状部材側の開口端の位置と板状部材33の外周縁とは一致する。
また、くぼみ部36は、基体34と板状部材33の接合における応力により適宜その形状や、深さ等を形成することができるが、板状部材33の全周囲にわたって形成されるのが好ましく、基体34を貫通しない深さとするのが好ましい。
基体34の板状部材33の接合部と近接する部位に、くぼみ部36を有することにより、基体34と板状部材33とを接合する際に基体34に生じる応力を緩和することができる。それにより、基体34と板状部材33との接合を、長期にわたり良好に維持することができる。それゆえ、好ましくは、板状部材33の全周囲にわたって、くぼみ部36が形成されていることがより好ましい。
以上から、本実施の形態による反応装置31によれば、パッケージの外部に伝熱される熱量を効率的に減少することができることから、発電損失を低減することが可能になる。
なお、本実施の形態による反応装置31は、第1の実施の形態による反応装置1と同様に、反応器2の表面にプレート3,4若しくはプレート22を接合してもよい。図13は、実施の形態1および実施の形態2を組み合わせた場合の反応装置の構成例を示す断面図である。図13において、図1および図10と同一の構成要素には同一の符号を付している。また、図8および図9に示されるように、供給管5および排出管6に対応するプレート3,4をそれぞれ一体化させた構成を有していてもよい。そのような場合には、供給管5および排出管6を所定の距離だけ離して板状部材33に接合することができることから、供給管5および排出管6を所定の距離だけ離した状態で、反応器2に対して、容易に一度で接続することができる。
本発明の第1の実施の形態による反応装置の構成例を示す断面図である。 図1に示した反応装置における反応器の下面図である。 図1に示した反応装置におけるプレートの構成例を示す図である。 供給口および排出口とプレートの貫通孔との位置関係を示した図である。 反応器の供給口とプレートの貫通孔との位置関係を示す断面図である。 反応装置におけるプレートの変形例を示す図である。 表面に図6のプレートが接合された反応器の下面図である。 本発明の第1の実施の形態による反応装置の変形例を示す断面図である。 図8に示された反応装置における反応器の供給口と供給管の貫通孔との位置関係を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による反応装置の構成例を示す断面図である。 図10に示した反応装置の下面図である。 図11の反応装置とは別の板状部材を用いたときの反応装置の下面図である。 本発明の第1の実施の形態による他の反応装置の他の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 反応装置
2 反応器
3,4,22 プレート
5 供給管
6 排出管
7 パッケージ
8 電極
9 リード端子
10 挿通孔
11 ボンディングワイヤ
13 基体
14 蓋体

Claims (21)

  1. 反応前の流体が導入される供給口と反応後の流体が送り出される排出口とを表面に有する反応器と、
    前記反応器の前記表面にそれぞれ接続され、前記供給口に対応する貫通孔を有する第1接続部材および前記排出口に対応する貫通孔を有する第2接続部材と、
    前記第1接続部材の前記貫通孔を介して前記供給口に接続され、前記供給口に前記反応前の流体を供給する供給管と、
    前記第2接続部材の前記貫通孔を介して前記排出口に接続され、前記排出口から前記反応後の流体を排出する排出管と
    を備え、
    前記供給口は、前記第1接続部材の表面によって塞がれる部分と前記第1接続部材の前記貫通孔に連通する部分とからなり、若しくは前記第1接続部材の前記貫通孔に連通する部分のみからなり、
    前記排出口は、前記第2接続部材の表面によって塞がれる部分と前記第2接続部材の前記貫通孔に連通する部分とからなり、若しくは前記第1接続部材の前記貫通孔に連通する部分のみからなり、
    前記第1接続部材の前記貫通孔の第1開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記供給口に連通する部分とからなり、
    前記第2接続部材の前記貫通孔の第2開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記排出口に連通する部分とからなることを特徴とする反応装置。
  2. 前記第1接続部材および前記第2接続部材は、平板状又は筒状であることを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  3. 前記第1接続部材および前記第2接続部材は一体化され、前記供給口および前記排出口に対応する複数の貫通孔を有する第3接続部材が構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の反応装置。
  4. 前記第1接続部材は、前記供給管と一体化されて該供給管の先端部を構成し、前記第2接続部材は、前記排出管と一体化されて該排出管の先端部を構成し、前記第1接続部材の前記第1開口部および前記第2接続部材の前記第2開口部は、前記供給管の開口部および前記排出管の開口部をそれぞれなし、
    前記供給管および前記排出管は、所定の距離だけ離して配置され、
    前記供給口は、前記供給管の前記先端部の表面によって塞がれる部分と前記供給管の前記開口部に連通する部分とからなり、若しくは前記供給管の前記開口部に連通する部分のみからなり、
    前記排出口は、前記排出管の前記先端部の表面によって塞がれる部分と前記排出管の前記開口部に連通する部分とからなり、若しくは前記排出管の前記開口部に連通する部分のみからなり、
    前記供給管の前記開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記供給口に連通する部分とからなり、
    前記排出管の前記開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記排出口に連通する部分とからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の反応装置。
  5. 反応前の流体が導入される供給口と反応後の流体が送り出される排出口とを表面に有する反応器と、
    前記反応器の前記供給口に接続され、前記供給口に前記反応前の流体を供給する供給管と、
    前記反応器の前記排出口に接続され、前記排出口から前記反応後の流体を排出する排出管と
    を備え、
    前記供給管および前記排出管は、所定の距離だけ離して配置され、前記供給口および前記排出口に対応する第1開口部および第2開口部がそれぞれ設けられた先端部を有し、
    前記供給口は、前記供給管の前記先端部の表面によって塞がれる部分と前記供給管の前記第1開口部に連通する部分とからなり、若しくは前記供給管の前記第1開口部に連通する部分のみからなり、
    前記排出口は、前記排出管の前記先端部の表面によって塞がれる部分と前記排出管の前記開口部に連通する部分とからなり、若しくは前記排出管の前記開口部に連通する部分のみからなり、
    前記供給管の前記開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記供給口に連通する部分とからなり、
    前記排出管の前記開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記排出口に連通する部分とからなることを特徴とする反応装置。
  6. 断面視したときに、前記供給口および前記排出口の開口径をそれぞれd1,d2とし、前記第1開口部および前記第2開口部の開口径をそれぞれD1,D2とすると、前記第1開口部の一方の縁と前記第1接続部の外周縁若しくは前記供給管の前記先端部の外周縁との間の距離をS1,前記第2開口部の一方の縁と前記第2接続部の外周縁若しくは前記排出管の前記先端部の外周縁との間の距離をS2とすると、
    前記第1開口部の一方の縁が、該一方の縁に対応する前記供給口の一方の縁から前記供給口側に距離L1だけずれているとき、0≦L1<d1,0≦L1<S1が成り立ち、前記供給口と反対側に距離L2だけずれているとき、0≦L2<D1が成り立ち、
    前記第2開口部の一方の縁が、該一方の縁に対応する前記排出口の一方の縁から前記排出口に距離L3だけずれているとき、0≦L3<d2,0≦L3<S2が成り立ち、前記排出口と反対側に距離L4だけずれたとき、0≦L4<D2が成り立つことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の反応装置。
  7. 反応器にそれぞれ設けられた、反応前の流体が導入される供給口および反応後の流体が送り出される排出口に、前記反応前の流体を供給する供給管および前記排出口から前記反応後の流体を排出する排出管をそれぞれ接続することにより反応装置を組み立てる反応装置の組立方法であって、
    前記供給管は、前記供給口に対応する第1開口部が設けられた先端部を有し、前記排出管は、前記排出口に対応する第2開口部が設けられた先端部を有し、
    前記反応器の表面に、前記供給口に対応する第1貫通孔を備えた第1接続部材および前記排出口に対応する第2貫通孔を備えた第2接続部材を、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔が所定の距離だけ離間するようにそれぞれ配置する配置工程と、
    前記第1開口および第2開口を前記第1貫通孔および前記第2貫通に同時に接続する接続工程と
    を備えることを特徴とする反応装置の組立方法。
  8. 前記供給管および前記排出管は、前記所定の距離だけ離間していることを特徴とする請求項7に記載の反応装置の組立方法。
  9. 前記配置工程において、前記反応器の表面に、前記第1接続部材および前記第2接続部材が一体化された、前記供給口および前記排出口に対応する複数の貫通孔を有する第3接続部材を配置することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の反応装置。
  10. 反応器にそれぞれ設けられた、反応前の流体が導入される供給口および反応後の流体が送り出される排出口に、前記反応前の流体を供給する供給管および前記排出口から前記反応後の流体を排出する排出管をそれぞれ接続することにより反応装置を組み立てる反応装置の組立方法であって、
    前記供給管は、前記供給口に対応する第1開口部が設けられた先端部を有し、前記排出管は、前記排出口に対応する第2開口部が設けられた先端部を有し、
    前記供給管の前記第1開口部および前記排出管の前記第2開口を前記第1貫通孔および前記第2貫通に同時に接続する接続工程を備え、
    前記接続工程において、前記供給口は、前記供給管の前記先端部の表面によって塞がれる部分と前記第1開口部に連通する部分とからなり、若しくは前記第1開口部に連通する部分のみからなり、
    前記排出口は、前記排出管の前記先端部の表面によって塞がれる部分と前記第2開口部に連通する部分とからなり、若しくは前記第2開口部に連通する部分のみからなり、
    前記第1開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記供給口に連通する部分とからなり、
    前記第2開口部は、前記反応器の前記表面によって塞がれる部分と前記排出口に連通する部分とからなることを特徴とする反応装置の組立方法。
  11. 前記供給管および前記排出管は、前記所定の距離だけ離間していることを特徴とする請求項10に記載の反応装置の組立方法。
  12. 前記供給管と前記排出管とを所定の距離だけ離して連結する連結部を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の反応装置。
  13. 前記反応器を収容するパッケージを備え、
    前記パッケージは、前記反応器を収容する中空部を有するとともに、表面に該中空部に連通した開口を有する筐体と、前記開口を覆い、かつ前記供給管および前記排出管が貫通する貫通孔を備えた前記連結部としての板状部材とを備えることを特徴とする請求項12に記載の反応装置。
  14. 前記板状部材が、前記筐体の外部側より接合されることを特徴とする請求項13に記載の反応装置。
  15. 前記板状部材が、下面視で、円形または多角形であることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の反応装置。
  16. 前記筐体が、前記板状部材の接合部と近接する部位に、くぼみ部を有することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれかに記載の反応装置。
  17. 反応器が収納される反応器収納用パッケージであって、前記反応器を収容する中空部を有するとともに、表面に該中空部に連通した開口を有する筐体と、前記開口を覆い、かつ前記反応器に接続される供給管および排出管が貫通する貫通孔を有する板状部材とを有することを特徴とする反応器収納用パッケージ。
  18. 前記板状部材が、前記筐体の外部側より接合されることを特徴とする請求項17に記載の反応器収納用パッケージ。
  19. 前記板状部材が、下面視で、円形または多角形であることを特徴とする請求項17または請求項18に記載の反応器収納用パッケージ。
  20. 前記筐体は、前記板状部材の接合部と近接する部位に、くぼみ部を有することを特徴とする請求項17から請求項19のいずれかに記載の反応器収納用パッケージ。
  21. 請求項17から請求項19のいずれかに記載の反応器収納用パッケージと、供給管および排出管が接続された反応器とを備えた反応装置。
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