JP5259228B2 - 反応装置 - Google Patents

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Description

本発明は、反応装置に関する。
近年、精密加工技術の進歩発展によって、マイクロテクノロジと呼ばれる新しい概念が登場してきた。すなわち、マイクロな微小空間を活用して、液体や気体を高速、高精度で制御し、反応させるマイクロ化学システムは、反応・分析の効率化・高速化のための革新的な技術としてだけでなく、新反応系の場としても注目を集めている。特に、マイクロ化学プラントは従来の工業的物質生産の方式を変革するものとして、化学産業だけでなく関連する医療、製薬、バイオ関連、食品産業などからも大きな期待が寄せられている。
マイクロ化学システムにおいては、最適な温度環境下にて化学反応が生じる反応部から反応部を収容する収容容器への放熱を低減し、システムの小型化と熱効率を向上させた反応装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この反応装置では、収容容器の外壁を2重構造にして真空容器を構成する、あるいは2重構造にした内外壁間に断熱材を充填することによって、反応部の熱が外部へ伝達して反応部の温度が低下することを防止している。
特開2003−2602号公報
このような従来の技術では、携帯機器などの電子機器内に反応装置を収容するためには、さらに小型化、低背化することが求められる。しかしながら、従来のように収容容器の外壁を2重構造にすることは、反応装置全体が複雑化して大型化するため、携帯機器内に収容するのが困難であるという問題を有する。
また、反応器を安定に稼動させるためには、反応温度を所定の一定温度に維持する必要がある。しかしながら、反応器で発生する熱が収容容器に伝導することによって、反応器の温度が低下しやすいという問題を有する。
また、他の方法として、反応器を収容する収容容器内を真空状態にすることによって、反応の際に発生する熱の外部への伝導を遮断し、熱損失の少ない反応装置が提案されている。ただし、反応器の温度がより高温になると、輻射熱によって反応器に発生する熱が収容容器に伝導することによって、反応器の温度が低下しやすくなり、ヒータの発熱量を増加させなければならず、同様に反応装置システム全体の発電損失が増加するという問題がある。
そこで、熱損失が小さくかつ小型化を図ることができる反応装置が望まれていた。
本発明は、高温側反応器と低温側反応器とを有する基体と、
前記高温側反応器に設けられ、前記高温側反応器の壁部よりも低い輻射率を有する第1輻射部材と、
前記高温側反応器に設けられ、前記高温側反応器の壁部よりも高い輻射率を有する第2輻射部材と、を含み、
前記高温側反応器と前記低温側反応器とが対向して配置されるとともに、前記第2輻射部材は、前記低温側反応器と対向する前記高温側反応器の面にのみ設けられており、
前記第1輻射部材は、前記高温側反応器の複数の面のうち、前記低温側反応器と対向する面以外の面に設けられることを特徴とする反応装置である。
本発明に従えば、基体の高温側反応器には、高温側反応器の壁部よりも低い輻射率の輻射部材が設けられるので、高温側反応器の熱が低温側反応器によって吸収されることを抑制し、以って熱損失を低減することができる。
本発明によれば、高温側反応器の壁部よりも低い輻射率の輻射部材が高温側反応器に設けられるので、高温側反応器における輻射の発生を抑制できる。それゆえ、温度の維持が容易となり、高温側反応器の温度を維持するために必要な消費電力を抑制することができる。
図1は本発明の一実施形態の反応装置1を示す断面図である。
本実施形態の反応装置1は、高温側反応器4及び低温側反応器5を有する基体3aと、高温側反応器4に設けられた第1輻射部材6と、を有する。
また、高温側反応器4に設けられた第2輻射部材7、低温側反応器5に設けられた第3輻射部材8、または低温側反応器5に設けられた第4輻射部材9を有している。
原料をそれぞれ供給するための供給管10a、生成された反応生成物を排出するための排出管10bを備え、供給管10a及び排出管10bは、基体3aを貫通する。
なお、図1では、基体3aに供給管10a及び排出管10bが貫通する例を示したが、これに限定されるものではなく、蓋体3b側に貫通してもよい。この場合、蓋体3bが基体3aとなる。
前記高温側反応器4および低温側反応器5は、中空でかつ大略的に直方体状であって、互いに対向する各側面および各上面に第1〜第4の輻射部材6〜9がそれぞれ取着される。これら収容容器2(基体3a、蓋体3b)、高温側反応器4、低温側反応器5、第1輻射部材6、第2輻射部材7、第3輻射部材8、第4輻射部材9、供給管10aおよび排出管10b、リード端子11を含んで、前記反応装置1が構成される。
基体3aおよび蓋体3bは、ともに高温側反応器4および低温側反応器5を収容する容器としての役割を有する。それらは、たとえば、SUS、Fe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金等のFe系合金や、無酸素銅等の金属材料、酸化アルミニウム(Al)質焼結体、ムライト(3Al・2SiO)質焼結体、炭化珪素(SiC)質焼結体、窒化アルミニウム(AlN)質焼結体、窒化珪素(Si)質焼結体、ガラスセラミックス等のセラミック材料、ポリイミド等の高耐熱の樹脂材料等で形成され、断熱性の観点から、特にはセラミック材料からなるのが好ましい。
基体3aおよび蓋体3bに適用可能なガラスセラミックスとしては、ガラス成分とフィラー成分とが挙げられる。
ガラス成分としては、たとえばSiO−B系、SiO−B−Al系、SiO−B−Al−MO系(ただし、MはCa、Sr、Mg、BaまたはZnを示す)、SiO−Al−MO−MO系(ただし、MおよびMは同一または異なってCa、Sr、Mg、BaまたはZnを示す)、SiO−B−Al−MO−MO系(ただし、MおよびMは前記と同じである)、SiO−B−M O系(ただし、MはLi、NaまたはKを示す)、SiO−B−Al−M O系(ただし、Mは前記と同じである)、Pb系ガラス、Bi系ガラス等が挙げられる。
また、フィラー成分としては、たとえばAl、SiO、ZrOとアルカリ土類金属酸化物との複合酸化物、TiOとアルカリ土類金属酸化物との複合酸化物、AlおよびSiOから選ばれる少なくとも1種を含む複合酸化物(たとえばスピネル、ムライト、コージェライト)等が挙げられる。
基体3aおよび蓋体3bは、基体3aおよび蓋体3bで形成される収容容器2の空域部(内部)14に各反応器4,5を収容できればよく、たとえば図1に示すように、板状の基体3aと断面が逆凹状蓋体3bから成ってもよく、本発明の実施の他の形態では、凹部を有する枠状の基体3aと板状の蓋体3bとによって構成されてもよい。
この場合、基体3aと蓋体3bとは、内部を気密に封止するため、半田や金属ロウ材等で接合する方法や、基体3aが凹部を有する場合には、凹部の上面に鉄合金等で作製されたシールリング等を接合して、シームウェルド、またはレーザビーム溶接などの等の方法によって接合してもよい。
たとえば、Au−Snロウ材によって接合する場合は、蓋体3bに予めAu−Snロウ材を溶着させておくか、あるいは金型等を用いて打ち抜き加工等で枠状に形成したAu−Snロウ材を基体3aと蓋体3bとの間に載置した後、封止炉あるいはシーム溶接によって蓋体3bを基体3aに接合する。
また、基体3aおよび蓋体3bは、反応装置1の小型化、低背化を可能とするために、厚さを薄くするのが好ましいが、基体3aおよび蓋体3bの強度を維持するために、機械的強度としての曲げ強度は200MPa以上とするのが好ましい。たとえば、曲げ強度が200MPa以上の場合は、基体3aおよび蓋体3bの機械的強度が充分となり、荷重が加わった際に変形または破壊することを抑制できる。
また、基体3aおよび蓋体3bが、相対密度が95%以上の緻密質の酸化アルミニウム質焼結体で形成される場合、以下のようにして作製される。
まず酸化アルミニウム粉末に、希土類酸化物粉末や酸化アルミニウム粉末等の焼結助剤を添加、混合して、酸化アルミニウム質焼結体の原料粉末を調製する。次いで、この原料粉末に有機バインダおよび分散媒を添加、混合してペースト化し、このペーストをドクターブレード法によって、あるいは原料粉末に有機バインダを加え、プレス成形、圧延成形等によって、所定の厚みのグリーンシートを作製する。その後、所定枚数のシート状成形体を位置合わせして積層圧着した後、この積層体を、たとえば非酸化性雰囲気中、焼成最高温度が1200℃〜1500℃の温度で焼成して、目的とするセラミック製の基体3aおよび蓋体3bを得る。なお、基体3aおよび蓋体3bの成形は粉末成形プレス法であってもよい。
一方、基体3aおよび蓋体3bが金属材料から成る場合は、切削法、プレス法、MIM(Metal Injection Mold)法等によって所定の形状に形成される。
そして、基体3aおよび蓋体3bで形成される収容容器2の空域部(内部)14に、高温側反応器4および低温側反応器5が収容される。また、基体3aは、高温側反応器4および低温側反応器5に接合される供給管10aおよび排出管10bが貫通するための貫通孔15a、および電極12と接合されるリード端子13が貫通するための貫通孔15bを有する。
なお、貫通孔15a、15bは、切削法、プレス法、エッチング法、またはブラスト法等によって所定の形状に作製される。
さらには、高温側反応器4および低温側反応器5を収容する収容容器2は、上記に述べた異種の材料の組合せであってもよく、部分的に異なる材料を組合せて用いてもよい。
高温側反応器4および低温側反応器5は、高温側反応器4および低温側反応器5に接合される供給管10aから供給された物質を、他の物質に変化させ、排出管10bより排出するための装置であり、その供給された物質を他の物質に変化させるための微細流路あるいは空隙を内部に有しており、担持された触媒等を用いて、供給された物質を変性、転化、分解、混合し、別の物質に変換するための化学反応部として作用する。
高温側反応器4および低温側反応器5は、特に限定されるものではなく、たとえば、シリコン等の半導体、石英、ガラス、セラミックス等の無機材料、または金属の基材に、切削法、エッチング法、ブラスト法等によって細い溝を形成して液体流路を作製するとともに、操作中の液体の蒸発防止等を目的として、ガラス板、金属等のカバーを陽極接合、ロウ付け、溶接等によって表面に密着することによって形成される。またその形状も特に限定されるものではなく、たとえば四角形状等が挙げられる。また、石英、ガラス、セラミックス等の無機材料、または金属から成り、その内面に原料を反応生成するための触媒を担持した管状部材などによって実現されてもよい。
たとえば、高温側反応器4および低温側反応器5内には、温度調節機構、たとえば、抵抗層等から成る薄膜ヒータ(図示せず)や厚膜ヒータ(図示せず)を形成し、表面にはこのヒータへ電力を供給する端子として、電極12が形成される。この温度調節機構によって、高温側反応器4および低温側反応器5を、原料反応条件に相当する200℃〜800℃程度の温度雰囲気に調整することによって、供給管10aが接続された原料供給口から供給される原料を化学反応させて、原料排出口に接続された排出管10bから、前記反応生成物を発生させる原料反応を良好に促進して反応生成物を排出することができる。
なお、高温側反応器4および低温側反応器5において、ヒータは、触媒が担持され原料反応をおこなう流路内や空隙内、あるいはその近傍に配置されることによって、ヒータから発生する熱を効率的に原料反応に用いることができる。
また、高温側反応器4および低温側反応器5は、リード端子11を有する場合には、高温側反応器4および低温側反応器5上の電極12とリード端子11をロウ付けやボンディングワイヤ等(図示せず)によって電気的に接続することによって、高温側反応器4および低温側反応器5の表面や内部に形成されたヒータを加熱することができる。その結果、高温側反応器4および低温側反応器5において反応温度の維持が可能となり、原料を安定に化学反応させることができる。
本実施の形態による反応装置1によれば、高温側反応器4および低温側反応器5の表面に低い輻射率を有する第1輻射部材6および第3輻射部材8を有する。
第1輻射部材6および第3輻射部材8は、たとえばAg、Al、Cu、Au、W、Ru、Pt、Niなどを成分とする金属膜、またはこれらの珪素添加物、または炭素添加物を成分とする金属膜、あるいはITO、TiO、ZrOなどを成分とする金属酸化膜などから成る。第1輻射部材6および第3輻射部材8は周知のめっき法および気相法、たとえばスパッタリング、イオンプレーティングなどのPVD法や、プラズマCVDなどのCVD法、また溶射法によって容易に形成することができる。
本実施の形態による反応装置1によれば、高温側反応器4および低温側反応器5の表面に高い輻射率を有する第2輻射部材7および第4輻射部材9を有する。
第2輻射部材7および第4輻射部材9は、たとえば熱酸化ステンレス鋼、アルマイト処理したAl、炭素系材料または炭素系複合材料、セラミック、珪酸化合物,チタン酸化合物,ジルコン酸化合物等などから成る。第2輻射部材7および第4輻射部材9は周知のめっき法および気相法、たとえばスパッタリング、イオンプレーティングなどのPVD法や、プラズマCVDなどのCVD法、また溶射法によって容易に形成することができる。
供給管10aおよび排出管10bは、たとえば、Fe−Ni系,Fe−Ni−Co系,SUS等の金属材料や、Al質焼結体,3Al・2SiO質焼結体,SiC質焼結体,AlN質焼結体,Si質焼結体,ガラスセラミック焼結体等のセラミック材料や、ポリイミド等の高耐熱の樹脂材料によって形成される。
そして、これらの供給管10aおよび排出管10bは、基体3aに形成した貫通孔15aに挿通して接合される。この接合方法として、供給管10aおよび排出管10bと基体3aを構成する材料によって、超音波接合や熱溶着、圧着、樹脂接着剤による接着、Au−SiやAg−Cu等のロウ材による接合、硼珪酸ガラス等のガラスによる接合、同時焼結等の各種方法が適宜用いられる。
また、供給管10aおよび排出管10bの内径φは0.1mm以上として流体の圧力損失を抑えるとともに、小型化,低背化のためには、供給管10aおよび排出管10bの内径φは5mm以下とすることが好ましい。
供給管10aおよび排出管10bの接合部分の断面形状としては、通常は円形とすればよいが、これに限定されない。すなわち、円形の他には、楕円形や、流体の流れ方向にその辺部を合わせることができる多角形状のもの、たとえば、正方形,長方形が挙げられる。また、肉厚は物質供給や反応物質排出の圧力で変形しない厚みが必要であり、上記の材料から成る場合には、携帯機器等に使用するものでは通常は0.1mm以上であればよい。また、流れ方向の長さは、高温側反応器4および低温側反応器5で発生する熱を発電セルに伝えにくくするためには長い程よいが、反応装置システム全体の大きさを考慮した長さにすべきである。
また、高温側反応器4および低温側反応器5の物質供給口,物質排出口と供給管10a,排出管10bとの接続には、石英ガラス,ホウ珪酸ガラス等のガラスや各種セラミックス,無機ポリマーを含む無機接着剤、ポリイミドアミド等の高耐熱性有機材料を含む接着剤、シリコーンゴムや珪素樹脂等の有機珪素化合物、Au−Sn,Au−Si,Au−Ge,Ag−Cu合金等の各種ロウ材から成るものを用いる接続方法を適用することができ、これによって気密封止される。
なお、本発明は以上の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることは何ら差し支えない。たとえば、図1に示した例においては、供給管10aおよび排出管10bは高温側反応器4および低温側反応器5の下面に接合されているが、これらは高温側反応器4および低温側反応器5の仕様に応じて、たとえば上面に接合されてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、高温側反応器4と低温側反応器5とを有する基体3aと、高温側反応器4に設けられ、高温側反応器4の壁部よりも低い輻射率を有する第1輻射部材6と、を備えたことにより、第1輻射部材6によって、高温側反応器4からの熱逃げを抑制することができる。これによって、高温側反応器4での発電損失を増やすことを抑制し、その結果、反応装置システム全体の発電損失を低減できる。
また、高温側反応器4からの熱逃げを抑制することで、高温側反応器4の温度維持が容易となるとともに、断熱によって収容容器2の表面温度を低温で維持することができ、機器内の他の部品および対人要因への熱的影響を受けることを有効に抑制することができる。
また反応装置1は、低温側反応器5の複数の面のうち、前記高温側反応器4と対向する面以外の面に設けられ、低温側反応器5の壁部よりも低い輻射率を有する第3輻射部材8をさらに有することによって、第3輻射部材8によって、低温側反応器5からの熱逃げを抑制することができる。これによって、低温側反応器5での発電損失を増やすことがなくなり、その結果、反応装置システム全体の発電損失を低減することができる。
また反応装置1は、高温側反応器4と対向する低温側反応器5の面にのみに設けられ、低温側反応器5の壁部よりも高い輻射率を有する第4輻射部材9をさらに有することによって、指向性を持たせて低温側反応器5の熱放射エネルギを基体内部の加熱必要箇所に供給することができる。
また反応装置1は、高温側反応器4と低温側反応器5とが対向配置されるとともに、第4輻射部材9は、高温側反応器4と対向する低温側反応器5の側面に設けられてなることによって、高温側反応器4の熱放射エネルギを低温側反応器5側で効率よく受けることができる。
また反応装置1は、基体3aの内表面、または蓋体3bの内表面に設けられた断熱部材をさらに有することによって、高温側反応器4および低温側反応器5からの伝熱を抑制でき、収容容器2の表面温度を低温で維持することができ、機器内の他の部品および対人要因への熱的影響を受けることを有効に防止することができ、従来のように収容容器2を2重構造にする必要がなく、反応装置1の小型化が可能となる。
本発明の実施の形態による反応装置の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 反応装置
2 収容容器
3a 基体
3b 蓋体
4 高温側反応器
5 低温側反応器
6 第1輻射部材
7 第2輻射部材
8 第3輻射部材
9 第4輻射部材
10a 供給管
10b 排出管

Claims (5)

  1. 高温側反応器と低温側反応器とを有する基体と、
    前記高温側反応器に設けられ、前記高温側反応器の壁部よりも低い輻射率を有する第1輻射部材と、
    前記高温側反応器に設けられ、前記高温側反応器の壁部よりも高い輻射率を有する第2輻射部材と、を含み、
    前記高温側反応器と前記低温側反応器とが対向して配置されるとともに、前記第2輻射部材は、前記低温側反応器と対向する前記高温側反応器の面にのみ設けられており、
    前記第1輻射部材は、前記高温側反応器の複数の面のうち、前記低温側反応器と対向する面以外の面に設けられることを特徴とする反応装置。
  2. 前記低温側反応器の複数の面のうち、前記高温側反応器と対向する面以外の面に設けられ、前記低温側反応器の壁部よりも低い輻射率を有する第3輻射部材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  3. 前記高温側反応器と対向する前記低温側反応器の面にのみ設けられ、前記低温側反応器の壁部よりも高い輻射率を有する第4輻射部材をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の反応装置。
  4. 記第4輻射部材は、前記高温側反応器と対向する前記低温側反応器の側面に設けられることを特徴とする請求項3に記載の反応装置。
  5. 前記基体の内表面には、断熱部材が設けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の反応装置。
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