JPWO2007097063A1 - 発振回路 - Google Patents
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Abstract
第1のコンデンサ1とアースとの間に第1のスイッチSW1を直列に接続し、RTC用発振器を接続してICチップ10を外部入力バッファ回路として構成するときには第1のスイッチSW1をオフとすることにより、RTC用発振器の共振用コンデンサに対して第1および第2のコンデンサ1,2が並列に接続されないようにして、第1および第2のコンデンサ1,2が発振器の共振回路の一部を構成しないようにする。また、専用の水晶振動子を接続してICチップ10を発振器の一部として構成するときには第1のスイッチSW1をオンとすることにより、第1および第2のコンデンサ1,2で共振回路の一部を構成するようにする。
Description
本発明は発振回路に関し、特に、半導体チップに集積化された発振回路に用いて好適なものである。
一般に、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の情報処理装置には、実時刻を示す時計回路(Real Time Clock:RTC)が備えられている。RTCは、時刻表示という通常の時計としてだけでなく、例えば、携帯電話機では着信履歴での受信時刻の記録に、PDAではカレンダー機能などに利用されている。
RTCの基準周波数は正確であることが要求されるから、基準周波数を発振するための発振器としては、例えば水晶振動子のように高精度な振動子が利用される。図1は、従来のRTC用発振器の構成を示す図である。図1に示すように、従来のRTC用発振器は、発振回路100と水晶振動子101と2つのコンデンサ102,103とから構成され、その発振周波数はコンデンサ102,103の容量に依存する。
また、近年において、情報処理装置は多機能化が進むとともに、多様なサービスが提供されている。例えば、FM放送の受信機能を内蔵した機器や、MP3プレーヤを内蔵した機器、音声信号をFM変調して無線送信するトランスミッタ機能を備えた機器などが存在する。このように多機能化された情報処理装置では、各機能の回路で必要な異なる処理周波数を得るために、それぞれの回路用に異なる基準周波数を発生する必要がある。
そこで、情報処理装置のセットメーカは、RTC用発振器の他に、実装しようとする機能の回路で必要な基準周波数を発生するための発振器を用意し、それらを組み込むことによって情報処理装置を構成している。この場合、各機能の回路に適した発振器として、ICチップとして市販されている発振回路を利用することが少なくない。図2は、ICチップを利用して構成される発振器の構成例を示す図である(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−37438号公報
RTCの基準周波数は正確であることが要求されるから、基準周波数を発振するための発振器としては、例えば水晶振動子のように高精度な振動子が利用される。図1は、従来のRTC用発振器の構成を示す図である。図1に示すように、従来のRTC用発振器は、発振回路100と水晶振動子101と2つのコンデンサ102,103とから構成され、その発振周波数はコンデンサ102,103の容量に依存する。
また、近年において、情報処理装置は多機能化が進むとともに、多様なサービスが提供されている。例えば、FM放送の受信機能を内蔵した機器や、MP3プレーヤを内蔵した機器、音声信号をFM変調して無線送信するトランスミッタ機能を備えた機器などが存在する。このように多機能化された情報処理装置では、各機能の回路で必要な異なる処理周波数を得るために、それぞれの回路用に異なる基準周波数を発生する必要がある。
そこで、情報処理装置のセットメーカは、RTC用発振器の他に、実装しようとする機能の回路で必要な基準周波数を発生するための発振器を用意し、それらを組み込むことによって情報処理装置を構成している。この場合、各機能の回路に適した発振器として、ICチップとして市販されている発振回路を利用することが少なくない。図2は、ICチップを利用して構成される発振器の構成例を示す図である(例えば、特許文献1参照)。
図2に示すように、従来の発振器は、水晶振動子111と、水晶振動子111の一端とアースとの間に接続されたコンデンサ112と、水晶振動子111の他端とアースとの間に接続されたコンデンサ113と、水晶振動子111の両端に並列に接続された反転増幅器114および帰還抵抗115とから構成されている。そして、水晶振動子111を除く発振回路がICチップ116に集積化されている。
図2に示す発振器において、発振周波数は、水晶振動子111とコンデンサ112,113とから成る共振回路の共振周波数に概ね依存し、厳格には水晶振動子111から見た反転増幅器114等を含めた直列等価容量(いわゆる負荷容量)によって決定される。通常、情報処理装置のセットメーカは、当該情報処理装置に実装する機能回路で必要な処理周波数を得るために、コンデンサ112,113が所要の容量を有する市販のICチップ116を利用して、所要の周波数で発振する水晶振動子111をICチップ116の外付け部品として接続することにより、所要の基準周波数を発生する発振器を構成する。
ところで、図2に示すICチップ116は、外部の発振器で発生された基準信号を取り込む外部入力バッファ回路として利用されることもある。例えば、図1に示したRTC用発振器をICチップ116に接続することにより、ICチップ116を、RTC用発振器で発生された基準信号を取り込む外部入力バッファ回路として利用することも可能である。
図3は、ICチップ116を外部入力バッファ回路として利用する場合の従来の構成例を示す図である。なお、この図3において、図1および図2に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。図3において、RTC用発振器とICチップ116との間に接続されているのは、直流成分(DC)カット用のカップリングコンデンサ117である。
図2に示す発振器において、発振周波数は、水晶振動子111とコンデンサ112,113とから成る共振回路の共振周波数に概ね依存し、厳格には水晶振動子111から見た反転増幅器114等を含めた直列等価容量(いわゆる負荷容量)によって決定される。通常、情報処理装置のセットメーカは、当該情報処理装置に実装する機能回路で必要な処理周波数を得るために、コンデンサ112,113が所要の容量を有する市販のICチップ116を利用して、所要の周波数で発振する水晶振動子111をICチップ116の外付け部品として接続することにより、所要の基準周波数を発生する発振器を構成する。
ところで、図2に示すICチップ116は、外部の発振器で発生された基準信号を取り込む外部入力バッファ回路として利用されることもある。例えば、図1に示したRTC用発振器をICチップ116に接続することにより、ICチップ116を、RTC用発振器で発生された基準信号を取り込む外部入力バッファ回路として利用することも可能である。
図3は、ICチップ116を外部入力バッファ回路として利用する場合の従来の構成例を示す図である。なお、この図3において、図1および図2に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。図3において、RTC用発振器とICチップ116との間に接続されているのは、直流成分(DC)カット用のカップリングコンデンサ117である。
上述のように、図2のように構成されたICチップ116は、これに水晶振動子111を接続して発振器として利用することも可能であるし、外部の発振器を接続して外部入力バッファ回路として利用することも可能である。
しかしながら、図3のようにICチップ116を外部入力バッファ回路として利用する場合、1っの水晶振動子101に対して一対の共振用コンデンサ102,103ともう一対の共振用コンデンサ112,113とがダブルで接続される形となってしまうため、水晶振動子101に加わる容量値が変わり、発振周波数が狂ってしまうという問題を生じる。最悪の場合は、発振の動作が停止してしまうこともある。また、ICチップ116の外付け部品としてカップリングコンデンサ117を設けなければならないという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、基準信号を発生する発振器の一部、または外部の発振器から供給される基準信号の外部入力バッファ回路の何れとしても利用可能なICチップを用いて情報処理装置を構成する場合に、ICチップを外部入力バッファ回路として利用する場合でも振動子の発振動作に狂いが生じないようにすることを第1の目的とする。
また、本発明は、基準信号を発生する発振器の一部、または外部の発振器から供給される基準信号の外部入力バッファ回路の何れとしても利用可能なICチップを用いて情報処理装置を構成する場合に、ICチップを外部入力バッファ回路として利用する場合でも外付け部品としてカップリングコンデンサを別に設けなくても済むようにすることを第2の目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、振動子とアースとの間に接続されるコンデンサに対してスイッチを接続し、当該スイッチを切替制御することにより、コンデンサのアースへの接続の有無を切り替えられるようにしている。
本発明の他の態様では、コンデンサに対してスイッチを接続し、当該スイッチを切替制御することにより、コンデンサをアースへ接続するか増幅回路等から成るバッファ回路に対して直列に接続するかを切り替えられるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、スイッチを切り替えることによって振動子とアースとの間にコンデンサを接続したときは、コンデンサを共振用コンデンサとして使用することができるようになる。これにより、振動子を半導体チップに接続して発振器を構成する場合には、振動子とアースとの間にコンデンサを接続するようにスイッチを切替制御することにより、コンデンサを通常通り共振用コンデンサとして使用して、所望の発振周波数を発生させることができる。
また、本発明によれば、スイッチを切り替えることにより、コンデンサのアースへの接続を断って、コンデンサをバッファ回路に対して直列に接続することができる。これにより、外部の発振器を接続して半導体チップを外部入力バッファ回路として構成する場合には、コンデンサをバッファ回路に対して直列に接続するようにスイッチを切替制御することにより、外部の発振器で使用されている共振用コンデンサに対して半導体チップ内のコンデンサが並列に接続されることがなくなるようにして、振動子による発振周波数に狂いが生じるのを抑止することができる。また、この場合は半導体チップ内のコンデンサを直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能させることができるので、半導体チップの外付け部品としてカップリングコンデンサを別に設けなくても済む。
しかしながら、図3のようにICチップ116を外部入力バッファ回路として利用する場合、1っの水晶振動子101に対して一対の共振用コンデンサ102,103ともう一対の共振用コンデンサ112,113とがダブルで接続される形となってしまうため、水晶振動子101に加わる容量値が変わり、発振周波数が狂ってしまうという問題を生じる。最悪の場合は、発振の動作が停止してしまうこともある。また、ICチップ116の外付け部品としてカップリングコンデンサ117を設けなければならないという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、基準信号を発生する発振器の一部、または外部の発振器から供給される基準信号の外部入力バッファ回路の何れとしても利用可能なICチップを用いて情報処理装置を構成する場合に、ICチップを外部入力バッファ回路として利用する場合でも振動子の発振動作に狂いが生じないようにすることを第1の目的とする。
また、本発明は、基準信号を発生する発振器の一部、または外部の発振器から供給される基準信号の外部入力バッファ回路の何れとしても利用可能なICチップを用いて情報処理装置を構成する場合に、ICチップを外部入力バッファ回路として利用する場合でも外付け部品としてカップリングコンデンサを別に設けなくても済むようにすることを第2の目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、振動子とアースとの間に接続されるコンデンサに対してスイッチを接続し、当該スイッチを切替制御することにより、コンデンサのアースへの接続の有無を切り替えられるようにしている。
本発明の他の態様では、コンデンサに対してスイッチを接続し、当該スイッチを切替制御することにより、コンデンサをアースへ接続するか増幅回路等から成るバッファ回路に対して直列に接続するかを切り替えられるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、スイッチを切り替えることによって振動子とアースとの間にコンデンサを接続したときは、コンデンサを共振用コンデンサとして使用することができるようになる。これにより、振動子を半導体チップに接続して発振器を構成する場合には、振動子とアースとの間にコンデンサを接続するようにスイッチを切替制御することにより、コンデンサを通常通り共振用コンデンサとして使用して、所望の発振周波数を発生させることができる。
また、本発明によれば、スイッチを切り替えることにより、コンデンサのアースへの接続を断って、コンデンサをバッファ回路に対して直列に接続することができる。これにより、外部の発振器を接続して半導体チップを外部入力バッファ回路として構成する場合には、コンデンサをバッファ回路に対して直列に接続するようにスイッチを切替制御することにより、外部の発振器で使用されている共振用コンデンサに対して半導体チップ内のコンデンサが並列に接続されることがなくなるようにして、振動子による発振周波数に狂いが生じるのを抑止することができる。また、この場合は半導体チップ内のコンデンサを直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能させることができるので、半導体チップの外付け部品としてカップリングコンデンサを別に設けなくても済む。
図1は、従来のRTC用発振器の構成を示す図である。
図2は、従来のICチップに集積化された発振回路の構成を示す図である。
図3は、従来のRTC用発振器とICチップとの接続例を示す図である。
図4は、第1の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図5は、第1の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。
図6は、第1の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。
図7は、第2の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図8は、第3の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図9は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。
図10は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。
図11は、第4の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図12は、第4の実施形態においてスイッチの端子aを選択した場合に形成される回路を示す図である。
図13は、第4の実施形態においてスイッチの端子bを選択した場合に形成される回路を示す図である。
図14は、第5の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図2は、従来のICチップに集積化された発振回路の構成を示す図である。
図3は、従来のRTC用発振器とICチップとの接続例を示す図である。
図4は、第1の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図5は、第1の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。
図6は、第1の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。
図7は、第2の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図8は、第3の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図9は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。
図10は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。
図11は、第4の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
図12は、第4の実施形態においてスイッチの端子aを選択した場合に形成される回路を示す図である。
図13は、第4の実施形態においてスイッチの端子bを選択した場合に形成される回路を示す図である。
図14は、第5の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図4は、第1の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。図4において、10はICチップであり、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスで以下に述べる各構成要素が集積されている。
PD1,PD2,PD3はICチップ10のパッドである。このうちPD1は水晶振動子(図示せず)の一端が接続される第1のパッド、PD2は水晶振動子の他端が接続される第2のパッド、PD3は図示しないマイコンに接続される第4のパッドである。第1のパッドPD1および第2のパッドPD2には、水晶振動子が直接、または分周器や逓倍器など(図示せず)を介して接続される。
1は第1のパッドPD1とアースとの間に接続された静電容量C1の第1のコンデンサ、2は第2のパッドPD2とアースとの間に接続された静電容量C2の第2のコンデンサである。また、3は抵抗値R1の帰還抵抗、4は反転増幅器であり、これらは第1のパッドPD1と第2のパッドPD2との間に並列に接続されている。
SW1は第1のスイッチであり、第1のパッドPD1とアースとの間において第1のコンデンサ1に対して直列に接続されている。本実施形態において、第1のスイッチSW1は、第1のコンデンサ1の一端とアースとの間に接続されている。SW3は第3のスイッチであり、第1のパッドPD1と帰還抵抗3および反転増幅器4の入力端との間に接続されている。
SW4は第4のスイッチであり、第2のパッドPD2と帰還抵抗3および反転増幅器4の出力端との間に接続されている。SW5は第5のスイッチであり、第1のコンデンサ1の一端(第1のコンデンサ1と第1のスイッチSW1との間に当たるノード)と、第1のパッドPD1との間において、第3のスイッチSW3と並列に接続されている。この第5のスイッチSW5と第1のパッドPD1との間には、抵抗値R2の抵抗5が接続されている。
11はマイコンI/F(インタフェース)であり、図示しないマイコンから制御信号を入力する。12はレジスタであり、マイコンI/F11から入力した制御信号を記憶する。13,14インバータであり、レジスタ12に記憶されている制御信号の論理を反転して出力する。第1のインバータ13は、レジスタ12から出力された制御信号の論理を反転して第1の制御信号Ctl1を出力する。第2のインバータ14は、第1のインバータ13から出力された第1の制御信号Ctl1の論理を反転して、第1の制御信号とは逆相の第2の制御信号Ctl2を出力する。
第1および第2の制御信号Ctl1,Ctl2は、上述した各スイッチSW1,SW3,SW4,SW5を制御するための信号である。第1の制御信号Ctl1は、第1のスイッチSW1、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4のオン/オフを制御し、第2の制御信号Ctl2は第5のスイッチSW5のオン/オフを制御する。各スイッチSW1,SW3,SW4,SW5は、その制御端子に入力される制御信号が“Hi”レベルのときにオンとなり、“Lo”レベルのときにオフとなる。
ここで、FM放送受信機能、MP3再生機能あるいはFMトランスミッタ機能などの回路で必要な基準周波数を得るために、その回路専用の水晶振動子を第1のパッドPD1および第2のパッドPD2に接続するときは、第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とするような制御信号、つまり“Lo”レベルの制御信号を図示しないマイコンからICチップ10に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
一方、RTC用発振器などの外部の水晶振動子を用いて発生された基準周波数の信号を入力する外部入力バッファ回路としてICチップ10を用いるときは、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とするような制御信号、つまり“Hi”レベルの制御信号を図示しないマイコンからICチップ10に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
図5は、第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。図5に示すように、ICチップ10の外部に設けられた専用の水晶振動子111の両端側にそれぞれコンデンサ1,2が接続され、当該コンデンサ1,2がアース電位に接地されることにより、共振回路が形成される。そして、水晶振動子111の両端に帰還抵抗3および反転増幅器4が並列に接続され、共振回路の共振周波数が帰還増幅されるようになっている。このように、水晶振動子111、第1および第2のコンデンサ1,2、帰還抵抗3および反転増幅器4によって水晶発振器が形成される。
図6は、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。図6に示すように、ICチップ10の外部には、例えば、発振回路100と、水晶振動子101と、2つのコンデンサ102,103とから成るRTC用発振器が設けられ、その発振出力がICチップ10の第1のパッドPD1に接続されている。
第1のパッドPD1には、抵抗5と第1のコンデンサ1とが直列に接続され、更にその後段に帰還抵抗3および反転増幅器4が並列に接続される。また、反転増幅器4の出力端とアースとの間に第2のコンデンサ2が接続される。このように、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合には、第1のコンデンサ1は直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能し、ICチップ10の全体でDCカットフィルタが形成され、そのカットオフ周波数fcは、
fc=1/2πC1(R1+R2)
となる。
以上のように、第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”にすると、第1のコンデンサ1および第2のコンデンサ2は共振回路を構成する。このとき、水晶振動子111をインダクタ成分とし、第1および第2のコンデンサ1,2を容量成分として共振周波数が決定されるので、発振周波数はコンデンサ1,2の容量に依存することになる。
一方、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”にすると、第1および第2のコンデンサ1,2は共振回路の一部を構成するものではなくなり、水晶振動子101の発振周波数に狂いが生じるのを抑止することができる。また、本実施形態によれば、RTC用発振器と反転増幅器4との間に第1のコンデンサ1を直列に接続させることができるので、第1のコンデンサ1はDCカット用のカップリングコンデンサとして機能することとなり、ICチップ10の外付け部品としてDCカット用コンデンサを設ける必要がなくなる。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、共振用コンデンサ1,2を含む発振回路が集積化されたICチップ10を用いて携帯電話機やPDAなどの情報処理装置を構成する場合に、基準信号を発生する発振器の一部としてICチップ10を用いるか、外部の発振器から供給される基準信号の外部入力バッファ回路としてICチップ10を用いるかに応じて、スイッチSW1,SW3,SW4,SW5のオン/オフを切り替えることにより、ICチップ10を適切に使い分けることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図7は、第2の実施形態による発振回路(ICチップ20)の構成例を示す図である。なお、この図7において、図4に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
第2の実施形態では、第2のコンデンサ2とアースとの間に第2のスイッチSW2を設けている。すなわち、第2のパッドPD2とアースとの間において第2のコンデンサ2と第2のスイッチSW2とが直列に接続されている。第2のスイッチSW2は、第1の制御信号Ctl1でオンまたはオフとなるように制御される。
ICチップ20に接続する外部の水晶発振器としては、上述したRTC用発振器を含め、これとは異なる周波数を発生する様々な発振器を用いることが可能である。例えば、ICチップ20外部の水晶発振器で高い周波数を発生し、これをICチップ20に入力する場合には、反転増幅器4の出力側に接続される第2のコンデンサ2も切り離した方が好ましい。第2の実施形態では、第1の制御信号Ctl1を“Lo”とすることにより、第2のスイッチSW2をオフとし、第2のコンデンサ2の接続も断つことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。図8は、第3の実施形態による発振回路(ICチップ30)の構成例を示す図である。なお、この図8において、図7に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
第3の実施形態では、図7に示した構成に加えて、第6〜第8のスイッチSW6〜SW8を更に備えている。第6のスイッチSW6は、第1のコンデンサ1の一端と第2のコンデンサ2の一端との間に接続されている。第7のスイッチSW7は、第1のコンデンサ1の他端と第2のコンデンサ2の他端との間に接続されている。第8のスイッチSW8は、反転増幅器4の出力端と第2のコンデンサ2の他端との間に接続されている。第6のスイッチSW6および第7のスイッチSW7は第2の制御信号Ctl2でオンまたはオフとし、第8のスイッチSW8は第1の制御信号Ctl1でオンまたはオフとする。
図9は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。この図9に示す回路構成は、図5に示した回路構成と全く同じである。
図10は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。この図10に示す回路構成では、図6に示した回路構成と異なり、抵抗5と反転増幅器4との間に、第1のコンデンサ1と第2のコンデンサ2とが並列に接続される。
この場合、DCカットフィルタのカットオフ周波数fc’は、
fc’=1/2π(C1+C2)(R1+R2)
となり、図6の第1の実施形態におけるカットオフ周波数fcと比べて低くなる。したがって、第3の実施形態によれば、チップ外部の水晶発振器で低い周波数を発生し、これをICチップ30に入力する場合でも問題なく動作させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を図面に基づいて説明する。図11は、第4の実施形態による発振回路(ICチップ40)の構成例を示す図である。なお、この図11において、図4に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図11において、第1のコンデンサ1は、第1のパッドPD1とアースとの間に接続されている。また、第1のパッドPD1に対して、帰還抵抗3および反転増幅器4の並列回路と、第9のスイッチSW9と、バッファ回路41とが直列に接続されている。第9のスイッチSW9は、その分岐元となる端子が帰還抵抗3および反転増幅器4の並列回路に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aがバッファ回路41および第2のコンデンサ2に接続されるとともに、端子bがオープンとなっている。
また、第2のパッドPD2と第2のコンデンサ2とアースとの間には、第10のスイッチSW10が接続されている。第10のスイッチSW10は、その分岐元となる端子が第2のコンデンサ2に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aがアースに接続されるとともに、端子bが第2のパッドPD2に接続されている。
マイコンI/F11は、図示しないマイコンから第3のパッドPD3を介して制御信号Ctlを入力する。レジスタ12は、マイコンI/F11から入力した制御信号Ctlを一時的に記憶して出力する。この制御信号Ctlは、第9のスイッチSW9および第10のスイッチSW10を端子a側または端子b側の何れかに切り替えるための信号である。
ここで、FM放送受信機能、MP3再生機能あるいはFMトランスミッタ機能などの回路で必要な基準周波数を得るために、その回路専用の水晶振動子を第1のパッドPD1および第2のパッドPD2に接続するときは、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子a側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ40に送る。そして、その制御信号CtlをマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
一方、RTC用発振器などの外部の水晶振動子を用いて発生された基準周波数の信号を入力する外部入力バッファ回路としてICチップ40を用いるときは、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子b側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ40に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
図12は、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子a側に切り替えた場合に形成される回路を示す図である。この場合は、パッドPD1,PD2に水晶振動子を接続することにより、当該水晶振動子とICチップ40とにより水晶発振器を構成することが可能である。また、図12の場合は、水晶発振器より発生される基準信号をバッファリングするバッファ回路41もICチップ40の中に集積化されている。
図13は、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子b側に切り替えた場合に形成される回路を示す図である。この場合は、ICチップ40の外部に例えばRTC用発振器が設けられ、その発振出力がICチップ40の第2のパッドPD2に接続される。第2のパッドPD2には、第2のコンデンサ2とバッファ回路41とが直列に接続される。このように、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子b側に切り替えた場合には、第2のコンデンサ2は直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能する。
以上のように構成した第4の実施形態によるICチップ40は、帰還抵抗3の抵抗値R1を大きくするために帰還抵抗3を複数のトランジスタの縦続接続により構成する場合(トランジスタのオン抵抗により抵抗値R1を実現する場合)に有用である。帰還抵抗3の抵抗値R1をトランジスタのオン抵抗により実現する場合、トランジスタのリニア動作範囲が狭いために、例えば図6のように外部入力バッファ回路を構成すると、大きい信号が入力されたときにバイアスがシフトして、出力波形に歪みが生じてしまう。
これに対して、第4の実施形態では、ICチップ40を発振器の一部として構成するときは帰還抵抗3を利用するが、ICチップ40を外部入力バッファ回路として構成するときは図13のようにバッファ回路41が利用され、帰還抵抗3は利用されない。これにより、帰還抵抗3をその抵抗値R1を大きくするためにトランジスタで構成しても、上述のような不都合を回避することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を図面に基づいて説明する。上述した第1〜第4の実施形態ではCR発振回路を例にとって説明したが、例えばコルピッツ発振回路やその変形であるクラップ発振回路などのLC反結合発振回路に本発明を適用することも可能である。
図14は、第5の実施形態による発振回路(ICチップ50)の構成例を示す図である。図14に示す第5の実施形態は、クラップ発振回路の構成例を示したものである。図14において、クラップ発振回路は、静電容量C1,C2の第1および第2のコンデンサ1,2と、インダクタンスL1のコイル51と、トランジスタ52と、バイアス抵抗53と、定電流源54とにより構成される。この構成自体は公知のものである。
第5の実施形態では、上述のクラップ発振回路を第1のパッドPD1に対して接続している。また、クラップ発振回路の出力に対してバッファ回路55を接続している。また、第1のパッドPD1と第1のコンデンサ1との間に第11のスイッチSW11を接続し、第1のコンデンサ1と第2のコンデンサ2と第11のスイッチSW11との間に第12のスイッチSW12を接続している。
第11のスイッチSW11は、その分岐元となる端子が第1のパッドPD1に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aが第1のコンデンサ1に接続されるとともに、端子bが第12のスイッチSW12の端子bに接続されている。第12のスイッチSW12は、その分岐元となる端子が第1のコンデンサ1に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aが第2のコンデンサ2に接続されるとともに、端子bが第11のスイッチSW11の端子bに接続されている。
マイコンI/F11は、図示しないマイコンから第3のパッドPD3を介して制御信号Ctlを入力する。レジスタ12は、マイコンI/F11から入力した制御信号Ctlを一時的に記憶して出力する。この制御信号Ctlは、第11のスイッチSW11および第12のスイッチSW12を端子a側または端子b側の何れかに切り替えるための信号である。
ここで、FM放送受信機能、MP3再生機能あるいはFMトランスミッタ機能などの回路で必要な基準周波数を得るために、その回路専用の水晶振動子を第1のパッドPD1に接続するときは、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子a側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ50に送る。そして、その制御信号CtlをマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
一方、RTC用発振器などの外部の水晶振動子を用いて発生された基準周波数の信号を入力する外部入力バッファ回路としてICチップ50を用いるときは、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子b側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ50に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子a側に切り替えることにより、クラップ発振回路およびバッファ回路55を構成することが可能である。一方、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子b側に切り替えると、第1のコンデンサ1は直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能し、その後段にトランジスタ52を介してバッファ回路55が接続されることとなる。
なお、コイル51とアースとの間にスイッチを設け、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子b側に切り替えるときに、このスイッチをオフとすることにより、コイル51を回路から切り離すようにしても良い。
また、第5の実施形態において、バッファ回路55は必ずしもICチップ50の中に集積化する必要はない。
なお、上記第1〜第5の実施形態において、各スイッチSW1〜SW12はNchやPchのMOSトランジスタにより構成しても良いし、CMOSトランジスタにより構成しても良い。
また、上記第1〜第5の実施形態では、マイコンI/F11、レジスタ12およびインバータ13,14をICチップに集積する例について示しているが、これらはICチップの外部に構成しても良い。
また、上記第1〜第5の実施形態では、振動子として水晶振動子を用いる例について説明しているが、これに限定されない。例えば、セラミック振動子、タンタル酸リチウム振動子、ルビジウム・セシウム振動子など他の振動子を用いても良い。
その他、上記第1〜第5の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図4は、第1の実施形態による発振回路の構成例を示す図である。図4において、10はICチップであり、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスで以下に述べる各構成要素が集積されている。
PD1,PD2,PD3はICチップ10のパッドである。このうちPD1は水晶振動子(図示せず)の一端が接続される第1のパッド、PD2は水晶振動子の他端が接続される第2のパッド、PD3は図示しないマイコンに接続される第4のパッドである。第1のパッドPD1および第2のパッドPD2には、水晶振動子が直接、または分周器や逓倍器など(図示せず)を介して接続される。
1は第1のパッドPD1とアースとの間に接続された静電容量C1の第1のコンデンサ、2は第2のパッドPD2とアースとの間に接続された静電容量C2の第2のコンデンサである。また、3は抵抗値R1の帰還抵抗、4は反転増幅器であり、これらは第1のパッドPD1と第2のパッドPD2との間に並列に接続されている。
SW1は第1のスイッチであり、第1のパッドPD1とアースとの間において第1のコンデンサ1に対して直列に接続されている。本実施形態において、第1のスイッチSW1は、第1のコンデンサ1の一端とアースとの間に接続されている。SW3は第3のスイッチであり、第1のパッドPD1と帰還抵抗3および反転増幅器4の入力端との間に接続されている。
SW4は第4のスイッチであり、第2のパッドPD2と帰還抵抗3および反転増幅器4の出力端との間に接続されている。SW5は第5のスイッチであり、第1のコンデンサ1の一端(第1のコンデンサ1と第1のスイッチSW1との間に当たるノード)と、第1のパッドPD1との間において、第3のスイッチSW3と並列に接続されている。この第5のスイッチSW5と第1のパッドPD1との間には、抵抗値R2の抵抗5が接続されている。
11はマイコンI/F(インタフェース)であり、図示しないマイコンから制御信号を入力する。12はレジスタであり、マイコンI/F11から入力した制御信号を記憶する。13,14インバータであり、レジスタ12に記憶されている制御信号の論理を反転して出力する。第1のインバータ13は、レジスタ12から出力された制御信号の論理を反転して第1の制御信号Ctl1を出力する。第2のインバータ14は、第1のインバータ13から出力された第1の制御信号Ctl1の論理を反転して、第1の制御信号とは逆相の第2の制御信号Ctl2を出力する。
第1および第2の制御信号Ctl1,Ctl2は、上述した各スイッチSW1,SW3,SW4,SW5を制御するための信号である。第1の制御信号Ctl1は、第1のスイッチSW1、第3のスイッチSW3および第4のスイッチSW4のオン/オフを制御し、第2の制御信号Ctl2は第5のスイッチSW5のオン/オフを制御する。各スイッチSW1,SW3,SW4,SW5は、その制御端子に入力される制御信号が“Hi”レベルのときにオンとなり、“Lo”レベルのときにオフとなる。
ここで、FM放送受信機能、MP3再生機能あるいはFMトランスミッタ機能などの回路で必要な基準周波数を得るために、その回路専用の水晶振動子を第1のパッドPD1および第2のパッドPD2に接続するときは、第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とするような制御信号、つまり“Lo”レベルの制御信号を図示しないマイコンからICチップ10に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
一方、RTC用発振器などの外部の水晶振動子を用いて発生された基準周波数の信号を入力する外部入力バッファ回路としてICチップ10を用いるときは、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とするような制御信号、つまり“Hi”レベルの制御信号を図示しないマイコンからICチップ10に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
図5は、第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。図5に示すように、ICチップ10の外部に設けられた専用の水晶振動子111の両端側にそれぞれコンデンサ1,2が接続され、当該コンデンサ1,2がアース電位に接地されることにより、共振回路が形成される。そして、水晶振動子111の両端に帰還抵抗3および反転増幅器4が並列に接続され、共振回路の共振周波数が帰還増幅されるようになっている。このように、水晶振動子111、第1および第2のコンデンサ1,2、帰還抵抗3および反転増幅器4によって水晶発振器が形成される。
図6は、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。図6に示すように、ICチップ10の外部には、例えば、発振回路100と、水晶振動子101と、2つのコンデンサ102,103とから成るRTC用発振器が設けられ、その発振出力がICチップ10の第1のパッドPD1に接続されている。
第1のパッドPD1には、抵抗5と第1のコンデンサ1とが直列に接続され、更にその後段に帰還抵抗3および反転増幅器4が並列に接続される。また、反転増幅器4の出力端とアースとの間に第2のコンデンサ2が接続される。このように、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合には、第1のコンデンサ1は直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能し、ICチップ10の全体でDCカットフィルタが形成され、そのカットオフ周波数fcは、
fc=1/2πC1(R1+R2)
となる。
以上のように、第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”にすると、第1のコンデンサ1および第2のコンデンサ2は共振回路を構成する。このとき、水晶振動子111をインダクタ成分とし、第1および第2のコンデンサ1,2を容量成分として共振周波数が決定されるので、発振周波数はコンデンサ1,2の容量に依存することになる。
一方、第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”にすると、第1および第2のコンデンサ1,2は共振回路の一部を構成するものではなくなり、水晶振動子101の発振周波数に狂いが生じるのを抑止することができる。また、本実施形態によれば、RTC用発振器と反転増幅器4との間に第1のコンデンサ1を直列に接続させることができるので、第1のコンデンサ1はDCカット用のカップリングコンデンサとして機能することとなり、ICチップ10の外付け部品としてDCカット用コンデンサを設ける必要がなくなる。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、共振用コンデンサ1,2を含む発振回路が集積化されたICチップ10を用いて携帯電話機やPDAなどの情報処理装置を構成する場合に、基準信号を発生する発振器の一部としてICチップ10を用いるか、外部の発振器から供給される基準信号の外部入力バッファ回路としてICチップ10を用いるかに応じて、スイッチSW1,SW3,SW4,SW5のオン/オフを切り替えることにより、ICチップ10を適切に使い分けることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図7は、第2の実施形態による発振回路(ICチップ20)の構成例を示す図である。なお、この図7において、図4に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
第2の実施形態では、第2のコンデンサ2とアースとの間に第2のスイッチSW2を設けている。すなわち、第2のパッドPD2とアースとの間において第2のコンデンサ2と第2のスイッチSW2とが直列に接続されている。第2のスイッチSW2は、第1の制御信号Ctl1でオンまたはオフとなるように制御される。
ICチップ20に接続する外部の水晶発振器としては、上述したRTC用発振器を含め、これとは異なる周波数を発生する様々な発振器を用いることが可能である。例えば、ICチップ20外部の水晶発振器で高い周波数を発生し、これをICチップ20に入力する場合には、反転増幅器4の出力側に接続される第2のコンデンサ2も切り離した方が好ましい。第2の実施形態では、第1の制御信号Ctl1を“Lo”とすることにより、第2のスイッチSW2をオフとし、第2のコンデンサ2の接続も断つことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。図8は、第3の実施形態による発振回路(ICチップ30)の構成例を示す図である。なお、この図8において、図7に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
第3の実施形態では、図7に示した構成に加えて、第6〜第8のスイッチSW6〜SW8を更に備えている。第6のスイッチSW6は、第1のコンデンサ1の一端と第2のコンデンサ2の一端との間に接続されている。第7のスイッチSW7は、第1のコンデンサ1の他端と第2のコンデンサ2の他端との間に接続されている。第8のスイッチSW8は、反転増幅器4の出力端と第2のコンデンサ2の他端との間に接続されている。第6のスイッチSW6および第7のスイッチSW7は第2の制御信号Ctl2でオンまたはオフとし、第8のスイッチSW8は第1の制御信号Ctl1でオンまたはオフとする。
図9は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Hi”、第2の制御信号Ctl2を“Lo”とした場合に形成される回路を示す図である。この図9に示す回路構成は、図5に示した回路構成と全く同じである。
図10は、第3の実施形態において第1の制御信号Ctl1を“Lo”、第2の制御信号Ctl2を“Hi”とした場合に形成される回路を示す図である。この図10に示す回路構成では、図6に示した回路構成と異なり、抵抗5と反転増幅器4との間に、第1のコンデンサ1と第2のコンデンサ2とが並列に接続される。
この場合、DCカットフィルタのカットオフ周波数fc’は、
fc’=1/2π(C1+C2)(R1+R2)
となり、図6の第1の実施形態におけるカットオフ周波数fcと比べて低くなる。したがって、第3の実施形態によれば、チップ外部の水晶発振器で低い周波数を発生し、これをICチップ30に入力する場合でも問題なく動作させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を図面に基づいて説明する。図11は、第4の実施形態による発振回路(ICチップ40)の構成例を示す図である。なお、この図11において、図4に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図11において、第1のコンデンサ1は、第1のパッドPD1とアースとの間に接続されている。また、第1のパッドPD1に対して、帰還抵抗3および反転増幅器4の並列回路と、第9のスイッチSW9と、バッファ回路41とが直列に接続されている。第9のスイッチSW9は、その分岐元となる端子が帰還抵抗3および反転増幅器4の並列回路に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aがバッファ回路41および第2のコンデンサ2に接続されるとともに、端子bがオープンとなっている。
また、第2のパッドPD2と第2のコンデンサ2とアースとの間には、第10のスイッチSW10が接続されている。第10のスイッチSW10は、その分岐元となる端子が第2のコンデンサ2に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aがアースに接続されるとともに、端子bが第2のパッドPD2に接続されている。
マイコンI/F11は、図示しないマイコンから第3のパッドPD3を介して制御信号Ctlを入力する。レジスタ12は、マイコンI/F11から入力した制御信号Ctlを一時的に記憶して出力する。この制御信号Ctlは、第9のスイッチSW9および第10のスイッチSW10を端子a側または端子b側の何れかに切り替えるための信号である。
ここで、FM放送受信機能、MP3再生機能あるいはFMトランスミッタ機能などの回路で必要な基準周波数を得るために、その回路専用の水晶振動子を第1のパッドPD1および第2のパッドPD2に接続するときは、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子a側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ40に送る。そして、その制御信号CtlをマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
一方、RTC用発振器などの外部の水晶振動子を用いて発生された基準周波数の信号を入力する外部入力バッファ回路としてICチップ40を用いるときは、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子b側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ40に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
図12は、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子a側に切り替えた場合に形成される回路を示す図である。この場合は、パッドPD1,PD2に水晶振動子を接続することにより、当該水晶振動子とICチップ40とにより水晶発振器を構成することが可能である。また、図12の場合は、水晶発振器より発生される基準信号をバッファリングするバッファ回路41もICチップ40の中に集積化されている。
図13は、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子b側に切り替えた場合に形成される回路を示す図である。この場合は、ICチップ40の外部に例えばRTC用発振器が設けられ、その発振出力がICチップ40の第2のパッドPD2に接続される。第2のパッドPD2には、第2のコンデンサ2とバッファ回路41とが直列に接続される。このように、第9および第10のスイッチSW9,SW10を端子b側に切り替えた場合には、第2のコンデンサ2は直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能する。
以上のように構成した第4の実施形態によるICチップ40は、帰還抵抗3の抵抗値R1を大きくするために帰還抵抗3を複数のトランジスタの縦続接続により構成する場合(トランジスタのオン抵抗により抵抗値R1を実現する場合)に有用である。帰還抵抗3の抵抗値R1をトランジスタのオン抵抗により実現する場合、トランジスタのリニア動作範囲が狭いために、例えば図6のように外部入力バッファ回路を構成すると、大きい信号が入力されたときにバイアスがシフトして、出力波形に歪みが生じてしまう。
これに対して、第4の実施形態では、ICチップ40を発振器の一部として構成するときは帰還抵抗3を利用するが、ICチップ40を外部入力バッファ回路として構成するときは図13のようにバッファ回路41が利用され、帰還抵抗3は利用されない。これにより、帰還抵抗3をその抵抗値R1を大きくするためにトランジスタで構成しても、上述のような不都合を回避することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を図面に基づいて説明する。上述した第1〜第4の実施形態ではCR発振回路を例にとって説明したが、例えばコルピッツ発振回路やその変形であるクラップ発振回路などのLC反結合発振回路に本発明を適用することも可能である。
図14は、第5の実施形態による発振回路(ICチップ50)の構成例を示す図である。図14に示す第5の実施形態は、クラップ発振回路の構成例を示したものである。図14において、クラップ発振回路は、静電容量C1,C2の第1および第2のコンデンサ1,2と、インダクタンスL1のコイル51と、トランジスタ52と、バイアス抵抗53と、定電流源54とにより構成される。この構成自体は公知のものである。
第5の実施形態では、上述のクラップ発振回路を第1のパッドPD1に対して接続している。また、クラップ発振回路の出力に対してバッファ回路55を接続している。また、第1のパッドPD1と第1のコンデンサ1との間に第11のスイッチSW11を接続し、第1のコンデンサ1と第2のコンデンサ2と第11のスイッチSW11との間に第12のスイッチSW12を接続している。
第11のスイッチSW11は、その分岐元となる端子が第1のパッドPD1に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aが第1のコンデンサ1に接続されるとともに、端子bが第12のスイッチSW12の端子bに接続されている。第12のスイッチSW12は、その分岐元となる端子が第1のコンデンサ1に接続されている。また、分岐先となる2つの端子のうち端子aが第2のコンデンサ2に接続されるとともに、端子bが第11のスイッチSW11の端子bに接続されている。
マイコンI/F11は、図示しないマイコンから第3のパッドPD3を介して制御信号Ctlを入力する。レジスタ12は、マイコンI/F11から入力した制御信号Ctlを一時的に記憶して出力する。この制御信号Ctlは、第11のスイッチSW11および第12のスイッチSW12を端子a側または端子b側の何れかに切り替えるための信号である。
ここで、FM放送受信機能、MP3再生機能あるいはFMトランスミッタ機能などの回路で必要な基準周波数を得るために、その回路専用の水晶振動子を第1のパッドPD1に接続するときは、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子a側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ50に送る。そして、その制御信号CtlをマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
一方、RTC用発振器などの外部の水晶振動子を用いて発生された基準周波数の信号を入力する外部入力バッファ回路としてICチップ50を用いるときは、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子b側に切り替えるような制御信号Ctlを図示しないマイコンからICチップ50に送る。そして、その制御信号をマイコンI/F11から入力してレジスタ12に保持する。
第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子a側に切り替えることにより、クラップ発振回路およびバッファ回路55を構成することが可能である。一方、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子b側に切り替えると、第1のコンデンサ1は直流成分カット用のカップリングコンデンサとして機能し、その後段にトランジスタ52を介してバッファ回路55が接続されることとなる。
なお、コイル51とアースとの間にスイッチを設け、第11および第12のスイッチSW11,SW12を端子b側に切り替えるときに、このスイッチをオフとすることにより、コイル51を回路から切り離すようにしても良い。
また、第5の実施形態において、バッファ回路55は必ずしもICチップ50の中に集積化する必要はない。
なお、上記第1〜第5の実施形態において、各スイッチSW1〜SW12はNchやPchのMOSトランジスタにより構成しても良いし、CMOSトランジスタにより構成しても良い。
また、上記第1〜第5の実施形態では、マイコンI/F11、レジスタ12およびインバータ13,14をICチップに集積する例について示しているが、これらはICチップの外部に構成しても良い。
また、上記第1〜第5の実施形態では、振動子として水晶振動子を用いる例について説明しているが、これに限定されない。例えば、セラミック振動子、タンタル酸リチウム振動子、ルビジウム・セシウム振動子など他の振動子を用いても良い。
その他、上記第1〜第5の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、半導体チップに集積化された発振回路に有用である。
Claims (11)
- 半導体チップに集積化された発振回路であって、
上記半導体チップの外部にある振動子の一端が接続される第1のパッドと、
上記振動子の他端が接続される第2のパッドと、
上記第1のパッドと上記第2のパッドとに接続されたCR発振回路と、
上記CR発振回路を構成する第1のコンデンサのアースへの接続の有無を切り替える第1のスイッチとを備えたことを特徴とする発振回路。 - 上記CR発振回路を構成する第2のコンデンサのアースへの接続の有無を切り替える第2のスイッチを更に備えたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の発振回路。
- 上記第1のコンデンサを上記第1のスイッチを介して上記アースへ接続させるか、上記CR発振回路を構成する増幅回路に上記第1のコンデンサを接続させるかを切り替えるスイッチとを更に備えたことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の発振回路。
- 上記第1のコンデンサを上記第2のスイッチを介して上記アースへ接続させるか、上記CR発振回路を構成する増幅回路に上記第2のコンデンサを接続させるかを切り替えるスイッチとを更に備えたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の発振回路。
- 半導体チップに集積化された発振回路であって、
上記半導体チップの外部にある振動子の一端が接続される第1のパッドと、
上記振動子の他端が接続される第2のパッドと、
上記第1のパッドとアースとの間に直列に接続された第1のコンデンサおよび第1のスイッチと、
上記第2のパッドと上記アースとの間に接続された第2のコンデンサと、
上記第1のパッドと上記第2のパッドとの間に並列に接続された反転増幅器および帰還抵抗とを備えたことを特徴とする発振回路。 - 上記第2のパッドと上記アースとの間において上記第2のコンデンサに直列に接続された第2のスイッチを更に備えたことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の発振回路。
- 上記第1のスイッチは、上記第1のコンデンサの一端と上記アースとの間に接続されており、
上記第1のパッドと上記反転増幅器および上記帰還抵抗の入力端との間に接続された第3のスイッチと、
上記第2のパッドと上記反転増幅器および上記帰還抵抗の出力端との間に接続された第4のスイッチと、
上記第1のコンデンサの一端と上記第1のパッドとの間において上記第3のスイッチと並列に接続された第5のスイッチとを更に備え、
上記第1のスイッチ、上記第3のスイッチおよび上記第4のスイッチを第1の制御信号でオンまたはオフとし、上記第5のスイッチを上記第1の制御信号とは逆相の第2の制御信号でオンまたはオフとするようにしたことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の発振回路。 - 上記第2のパッドと上記アースとの間において上記第2のコンデンサに直列に接続された第2のスイッチを更に備え、
上記第2のスイッチを上記第1の制御信号でオンまたはオフとするようにしたことを特徴とする請求の範囲第7項に記載の発振回路。 - 上記第1のコンデンサの一端と上記第2のコンデンサの一端との間に接続された第6のスイッチと、
上記第1のコンデンサの他端と上記第2のコンデンサの他端との間に接続された第7のスイッチと、
上記反転増幅器の出力端と上記第2のコンデンサの他端との間に接続された第8のスイッチとを更に備え、
上記第6のスイッチおよび上記第7のスイッチを上記第2の制御信号でオンまたはオフとし、上記第8のスイッチを上記第1の制御信号でオンまたはオフとするようにしたことを特徴とする請求の範囲第8項に記載の発振回路。 - 半導体チップに集積化された発振回路であって、
上記半導体チップの外部にある振動子の一端が接続される第1のパッドと、
上記振動子の他端が接続される第2のパッドと、
上記第1のパッドとアースとの間に接続された第1のコンデンサと、
上記第1のパッドと上記第2のパッドとの間に並列に接続された反転増幅器および帰還抵抗と、
上記反転増幅器および上記帰還抵抗の出力端に接続された第9のスイッチと、
上記第9のスイッチとアースとの間に接続された第2のコンデンサと、
上記第2のコンデンサと上記第2のパッドと上記アースとの間に接続された第10のスイッチと、
上記第9のスイッチの出力端に接続されたバッファ回路とを備えたことを特徴とする発振回路。 - 半導体チップに集積化された発振回路であって、
上記半導体チップの外部にある振動子が接続される第1のパッドと、
上記第1のパッドに接続されたコルピッツ発振回路またはクラップ発振回路と、
上記コルピッツ発振回路またはクラップ発振回路を構成する第1のコンデンサと上記第1のパッドとの間に接続された第11のスイッチと、
上記コルピッツ発振回路またはクラップ発振回路を構成する上記第1のコンデンサと第2のコンデンサと上記第11のスイッチとの間に接続された第12のスイッチとを備えたことを特徴とする発振回路。
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