JPWO2007072594A1 - 情報管理提供システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、クライアント(2)とサーバ(3)とを備える。クライアント(2)は、住宅の環境情報を検出するセンサユニット(10)と、センサユニット(10)により送信された住宅環境情報を当該所定の無線規格に従って受信する受信部(11)と、住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部(12)と、住宅環境情報をネットワークを介してサーバ(3)に送信する送信部(13)とを有する。サーバ(3)は、クライアント(2)から供給される住宅環境情報に基づき任意の情報を抽出し、抽出した情報を予め登録されている利用者にネットワークを介して提供する。また、災害発生時に、情報蓄積部(61)に蓄積されている住宅環境情報に基づき、クライアント(2)が設置されている住宅に関する災害情報を生成し、ネットワークを介して提供する。
Description
本発明は、無線通信機能を採用する種々のセンサにより住宅の環境情報を検出し、各住宅から当該環境情報を収集し、住宅の環境情報又は災害情報の提供を行う情報管理提供システム及び方法に関する。
本出願は、日本国において2005年12月20日に出願された日本特許出願番号2005−366610を基礎として優先権を主張するものであり、これら出願は参照することにより、本出願に援用される。
本出願は、日本国において2005年12月20日に出願された日本特許出願番号2005−366610を基礎として優先権を主張するものであり、これら出願は参照することにより、本出願に援用される。
従来から、自宅の状況をセンサなどによりモニタリングして、火災警報・ガス漏れ警報・非常通報・防犯警報などを発するものがある。また、オンラインセキュリティシステムに加入契約するなどして、モニタリングした情報が警備会社に通報され、警備員などが火災・不審者の侵入などに対応するものがある(特開2004−80074号公報参照)。
ところで、従来のこのようなシステムを実現しようとすると、各戸に各種のセンサを取り付けるための配線工事や、複雑な設定作業等が必要となり、各戸における初期の費用が増加してしまう。
また、地震による二次的な災害として、地震により停電が発生し、送電が中止され、その後、送電が再開されたときに、スイッチが投入されたままの電気ストーブ等に電力が供給され、地震によって当該電気ストーブの上に覆い被さってしまった可燃物に引火し、火災に発展する、というケースや、また、地震により熱帯魚飼育用の水槽が倒れ、水槽内部に満たされていた水が放流されてしまっている状態において、送電が再開されたときに、当該水槽を暖めるヒータに電力が供給され、当該ヒータが異常加熱し、周辺の可燃物に引火し、火災に発展する、というケースが調査報告されている。そこで、このような二次的な災害を防ぐために、災害発生後の送電再開時において、各戸を個別に訪問しながら安全の確認をする手順を採っているが、この確認作業に膨大な人と、時間が掛かってしまい、災害発生後の迅速な通電再開の要求に応えられない。
ところで、従来のこのようなシステムを実現しようとすると、各戸に各種のセンサを取り付けるための配線工事や、複雑な設定作業等が必要となり、各戸における初期の費用が増加してしまう。
また、地震による二次的な災害として、地震により停電が発生し、送電が中止され、その後、送電が再開されたときに、スイッチが投入されたままの電気ストーブ等に電力が供給され、地震によって当該電気ストーブの上に覆い被さってしまった可燃物に引火し、火災に発展する、というケースや、また、地震により熱帯魚飼育用の水槽が倒れ、水槽内部に満たされていた水が放流されてしまっている状態において、送電が再開されたときに、当該水槽を暖めるヒータに電力が供給され、当該ヒータが異常加熱し、周辺の可燃物に引火し、火災に発展する、というケースが調査報告されている。そこで、このような二次的な災害を防ぐために、災害発生後の送電再開時において、各戸を個別に訪問しながら安全の確認をする手順を採っているが、この確認作業に膨大な人と、時間が掛かってしまい、災害発生後の迅速な通電再開の要求に応えられない。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、住宅の環境情報や災害情報を正確かつ迅速に収集し、更に提供することができる情報管理提供システム及び方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、既設の家屋に対しても、安価にかつ容易に配設が可能な住宅の環境情報の情報管理提供システム及び方法を提供することにある。
本発明に係る情報管理提供システムは、上述の課題を解決するために、ネットワークを介して複数のクライアントが戸外のサーバに接続されており、サーバにより各クライアントから送信される情報の管理及び提供を行う。
各クライアントは、住宅の環境情報を検出し、検出した住宅環境情報を所定の無線規格に従って送信するセンサユニットと、一又は複数のセンサユニットが住宅の任意の場所に設置され、当該センサユニットにより送信された住宅環境情報を所定の無線規格に従って受信し、受信した住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部と、住宅環境情報蓄積部に蓄積されている住宅環境情報を、ネットワークを介してサーバに送信する送信部とを有する。
そして、センサユニットの一つは、少なくとも、住宅環境情報の一つとして設置されている場所の振動を感知する加速度センサを含んでいる。
また、サーバは、各クライアントの送信部から供給される住宅環境情報を受信し、受信した住宅環境情報を蓄積する情報蓄積部と、情報蓄積部に蓄積されている住宅環境情報に基づき、任意の情報を抽出し、抽出した情報を予め登録されている利用者にネットワークを介して提供する住宅環境情報提供部と、災害発生時に、情報蓄積部に蓄積されている住宅環境情報に基づき、クライアントが設置されている住宅に関する災害情報を生成し、ネットワークを介して提供する災害情報提供部とを有する。
また、本発明は、情報管理提供システムを用いた情報管理提供方法である。
本発明によれば、遠隔地から自宅又は任意の住宅に関する各種の環境情報を利用者(予め所定の登録作業を完了している利用者)に提供することができ、また、災害発生時には、被災地域に密着した各住宅に関する災害情報を利用者に提供することができる。
また、本発明の他の目的は、既設の家屋に対しても、安価にかつ容易に配設が可能な住宅の環境情報の情報管理提供システム及び方法を提供することにある。
本発明に係る情報管理提供システムは、上述の課題を解決するために、ネットワークを介して複数のクライアントが戸外のサーバに接続されており、サーバにより各クライアントから送信される情報の管理及び提供を行う。
各クライアントは、住宅の環境情報を検出し、検出した住宅環境情報を所定の無線規格に従って送信するセンサユニットと、一又は複数のセンサユニットが住宅の任意の場所に設置され、当該センサユニットにより送信された住宅環境情報を所定の無線規格に従って受信し、受信した住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部と、住宅環境情報蓄積部に蓄積されている住宅環境情報を、ネットワークを介してサーバに送信する送信部とを有する。
そして、センサユニットの一つは、少なくとも、住宅環境情報の一つとして設置されている場所の振動を感知する加速度センサを含んでいる。
また、サーバは、各クライアントの送信部から供給される住宅環境情報を受信し、受信した住宅環境情報を蓄積する情報蓄積部と、情報蓄積部に蓄積されている住宅環境情報に基づき、任意の情報を抽出し、抽出した情報を予め登録されている利用者にネットワークを介して提供する住宅環境情報提供部と、災害発生時に、情報蓄積部に蓄積されている住宅環境情報に基づき、クライアントが設置されている住宅に関する災害情報を生成し、ネットワークを介して提供する災害情報提供部とを有する。
また、本発明は、情報管理提供システムを用いた情報管理提供方法である。
本発明によれば、遠隔地から自宅又は任意の住宅に関する各種の環境情報を利用者(予め所定の登録作業を完了している利用者)に提供することができ、また、災害発生時には、被災地域に密着した各住宅に関する災害情報を利用者に提供することができる。
本発明は、小型、軽量、安価、省電力及びネットワークの自動構築等を特徴とする所定の無線規格(例えば、ZigBee(登録商標))を利用したワイヤレス・センサー・ネットワーク(WSN、Wireless Sensor Network)を利用するものである。
<全体の構成>
本発明に係る情報管理提供システム1は、図1に示すように、ネットワークを介して、複数のクライアント2と、サーバ3と、複数の端末4と、広域情報システム5とが接続されている。
クライアント2は、所定の無線規格を採用する各種センサを備えたセンサユニットを有しており、各住宅に設置され、センサユニットにより住宅の環境情報を検出し、検出した住宅環境情報をサーバ3に送信する。
なお、センサユニットは、配置するだけで周辺端末と通信する、所謂アドホックネットワークを構築するものであり、また、配線作業が不要であり、かつ設定も不要である。
サーバ3は、クライアント2から送信された住宅環境情報に基づいて、平常時及び災害時にはクライアント2が設置されている住宅の環境情報を各端末4に提供し、また、災害発生時にはクライアントが設置されている住宅に関する災害情報を各端末4に提供する。
また、サーバ3は、災害発生時に蓄積されている住宅環境情報を広域情報システム5に提供する。広域情報システム5は、提供された住宅環境情報に基づいて広域情報を抽出し、抽出した広域情報を、例えば、自治体や、行政が運営する災害対策センタに提供する。自治体や、行政が運営する災害対策センタは、提供された広域情報から災害情報を生成し、生成した災害情報を有線又は無線で端末4の他、更に多くの住宅や公共施設の端末等に様々なネットワークを介して提供する。
端末4は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)や携帯電話等の端末であり、主な所有者は、遠隔地に住んでいる親の様子を確認する子供夫婦や、契約者の様子を確認するケアマネージャや、契約者の家庭の様子を確認する警備会社等である。
以下、情報管理提供システム1を構成する各装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
<クライアント側の構成>
本発明に係る情報管理提供システム1を構成するクライアント2側は、図2に示すように、住宅の環境情報を検出し、検出した住宅環境情報を所定の無線規格(例えば、IEEE802.15.4規格(ZigBee(登録商標)))に従って送信するセンサユニット10と、一又は複数のセンサユニット10が住宅の任意の場所に設置され、当該センサユニットにより送信された住宅環境情報を当該所定の無線規格に従って受信する受信部11と、受信した住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部12と、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を、ネットワークを介してサーバ3に送信する送信部13とを有する。
なお、以下では、受信部11と、住宅環境情報蓄積部12と、送信部13とは、コントロールパネル(CP、Control Panel)14として一体的に構成されていているものとして説明する。
ここで、センサユニット10の構成について説明する。
センサユニット10は、図3に示すように、環境情報を検出するセンサ部20と、センサ部20により検出された値に応じて、所定の信号S1を生成する信号生成部21と、生成した信号S1をCP14に送信する送信部22と、各部に電源を供給する電源部23とを備えている。
また、本発明に係るクライアント2では、複数のセンサユニット10が住宅の任意の場所に設置されるが、少なくとも、当該複数のセンサユニット10の一つは、設置場所の振動を検出するものであり、センサ部20は、地震による揺れを感知する加速度センサにより構成される。加速度センサは、例えば、ジャイロスコープにより揺れを感知する。
センサ部20が加速度センサにより構成されるセンサユニット10は、例えば、住宅の壁等の固定部分に設置される。
また、センサユニット10は、センサ部20(加速度センサ)が反応する揺れの程度(震度)を設定する設定部を備えていてもよい。揺れの程度を設定することで、例えば、スイッチ33をOFFにする揺れの大きさを決めることができ、例えば、小規模地震、生活で発生する振動等では、揺れを感知しないようにすることができる。
また、センサユニット10は、他に、センサ部20が住宅内の変化を見張るためのセンサにより構成されていてもよい。例えば、煙や火災を感知するために、センサ部20が煙・火災センサにより構成されていてもよく、また、ドアや窓の開閉を感知するために、センサ部20がドア・窓開閉センサにより構成されていてもよく、更に、人の動きを感知するために、センサ部20が人感センサにより構成されていてもよく、更にまた、室温を計測するために、センサ部20が温度センサにより構成されていてもよい。また、水道管等の水漏れを検出するために、センサ部20が漏水センサにより構成されていてもよく、また、漏電を検出するために、センサ部20が漏電センサにより構成されていてもよく、更に、ガス漏れを検出するために、センサ部20がガス漏れセンサにより構成されていてもよい。
なお、温度・煙センサは、例えば、赤外線検知及びガス検知により温度及び煙を検知する。また、ドア・窓開閉センサは、例えば、「開」状態と、「閉」状態の電気抵抗の差によりドア・窓の開閉を感知する。また、人感センサは、例えば、赤外線を利用して物の動きを感知する。温度センサは、例えば、赤外線の量によって温度を計測する。漏水センサは、例えば、漏水により電極間をショートするかどうかによって漏水の有無を判断する。ガス漏れセンサは、例えば、ガス濃度が所定値を超えるかどうかによりガス漏れを判断する。更に、応用例として、動きを検知するセンサ部20と、当該センサ部20の検知に従って対象を撮像するカメラにより構成されてもよい。
また、漏電センサは、宅内の電力線幹線、分電盤、電力量計等に、ZCT(零相変流器:Zero-phase-sequence Current Transformer)による漏れ電流測定器を設置し、常時又は一定間隔(15分、30分等)でモニタリングを行うようにする。そして、この漏電センサを備えたセンサユニット10は、設定された値を超えたとき、送信部22からCP14の受信部11に対して生成した信号S1を送信する。これによれば、電力会社等が人手で行っていた絶縁状態(漏電)の点検確認を、本発明に係る情報管理提供システム1を用いて行うことができ、人手を省くことができる。更に、この漏電センサによって、常に変動する絶縁抵抗値や漏れ電流値を常に監視することができ、一層電気保安の向上を図ることができる。
また、センサユニット10の組み合わせとしては、本発明に係る情報管理提供システム1の使用目的に応じて適宜決定されるものであるが、例えば、防犯を目的に利用する場合には、センサ部20が、ドア・窓開閉センサにより構成されるセンサユニットと、人感センサにより構成されるセンサユニットと、センサカメラにより構成されるセンサユニットとによる組み合わせがある。
また、家電製品のコントロールを目的に利用する場合には、センサ部20が、後述するコネクタ30のON/OFFを検知するセンサにより構成されるセンサユニットと、照明スイッチのON/OFFを検知するセンサにより構成されるセンサユニットと、室温を検出する温度センサにより構成されるセンサユニットによる組み合わせがある。
また、住宅の電力消費量等を監視する目的で利用する場合には、センサ部20が、任意の時間毎に電気の使用(消費)量を検出する電力消費量検出センサにより構成されるセンサユニットと、任意の時間毎にガスの使用(消費)量を検出するガス使用量検出センサにより構成されるセンサユニットと、任意の時間毎に水道の使用(消費)量を検出する水道使用量検出センサにより構成されるセンサユニットとによる組み合わせがある。
また、災害の発生時における情報提供の目的に利用する場合には、センサ部20が、各種漏れセンサにより構成されるセンサユニットと、振動を検出する加速度センサにより構成されるセンサユニットと、煙・火災センサにより構成される煙・火災センサにより構成されるセンサユニットとの組み合わせがある。
また、センサユニット10は、省電力で、電源部23は、小型の電池を使用し、通常の動作頻度で1年以上作動する。センサユニット10は、AC電源につなぐ必要がなく、電力会社から供給される系統電源から独立して構成される。したがって、センサユニット10は、停電により系統電源に電力が供給されないときにも、動作し続けることができる。
また、クライアント2は、一方側が系統電源線Aに接続され、他方側が電気機器100a〜100nに接続され、CP14により送信される所定の信号に従って、系統電源線Aから電気機器100a〜100nに供給される電源を通電又は遮断するコネクタ30a〜30nを有する。
なお、電気機器100a〜100nは、例えば、電気ヒータや、水槽内の水を暖める水槽ヒータであり、電熱変換機能等を有する電気機器である。
ここで、コネクタ30a〜30nの構成と動作について説明する。コネクタ30a〜30nは、図4に示すように、例えば、住宅の壁等に設置されているジャック形状の電源供給口(コンセント)に差し込み、電気的に接続されるプラグ形状の端子31と、電気機器100に対して電源を供給するコンセント形状の端子32と、端子31と端子32との間を電気的にON/OFFするスイッチ33と、CP14から供給される信号S2を受信する受信部34と、受信部34で受信した信号S2に基づき、スイッチ33をOFFにする制御部35とを備える。
なお、スイッチ33は、通常状態(CP14から信号S2が供給されていない状態)においては、ON状態となっている。したがって、電気機器100は、系統電源線Aから電源が供給されており、動作可能な状態にある。
CP14は、所謂センササーバであり、図2に示すように、各センサユニット10から送信されてくる住宅環境情報を受信する受信部11と、受信した住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部12と、蓄積されている住宅環境情報をサーバ3に送信する送信部13と、コネクタ30a〜30n等の機器に対して、所定の無線規格に従った所定の信号を送信する信号送信部40と、住宅環境情報蓄積部12に蓄えられている住宅環境情報を表示する表示部41と、CP14全体を制御する制御部42とを備える。
住宅環境情報蓄積部12は、ハードディスク、半導体メモリ等の記憶素子で構成されており、常時、定期的又は設定された所定値を超えたとき、センサユニット10の送信部22から送信されるセンサ部20の検出結果を、住宅環境情報として、所定期間分(数時間分、数日分、数週間分等)蓄積する。そして、送信部13は、常時又は所定間隔毎に、住宅環境情報蓄積部12に蓄積された住宅環境情報をサーバ3に送信する。
ここで、住宅環境情報のサーバ3への送信は、平常時にあっては、常時又は所定間隔毎の何れであってもよいが、災害時にあっては、所定間隔毎(15分間隔、30分間隔等)で行う。災害時に所定間隔毎に行うのは、再開時に電源や通信が遮断されたとき、通信エラーが発生して通信不能になることを防止するためである。そして、災害時、所定間隔毎に住宅環境情報をサーバ3へ送信することで、少なくとも電源や通信が遮断される数十分前の住宅環境情報をサーバ3側で得ることができる。
また、上述したように、クライアント2では、信号の送受信にZigBee(登録商標)を採用するため、各構成要素間、例えば、一のセンサユニット10とCP14との間に、壁やパーティション等の遮蔽物があっても信号の送受信を行うことができる。
なお、クライアント2の更なる詳細は、本出願と同日に出願する書類記号TE−02−PCTに記載されており、この出願は参照することにより、本出願に援用される。
<クライアント2の動作>
ここで、CP14の動作について説明する。
制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、ドア・窓センサによる検出結果(例えば、ドア・窓の開閉情報、直近の開閉時間の情報、施錠情報)から、図5に示すような防犯用コンテンツA−1を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている防犯用コンテンツA−1は、住宅におけるドア・窓の開閉状態と、開閉された直近の時間と、施錠の有無を示している。利用者は、こ防犯用コンテンツA−1を閲覧することにより、自宅のドア・窓の開閉状態を把握することができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、人感センサ及びセンサカメラによる検出結果(例えば、人感センサの動作の有無情報、センサカメラにより撮像された画像、人感センサ及びセンサカメラが反応した時間情報)から、図6に示すような防犯用コンテンツA−2を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている防犯用コンテンツA−2は、住宅における人感センサの動作状態と、その動作時間と、センサカメラにより撮像したイメージと、その撮像時間とを示している。利用者は、この防犯用コンテンツA−2を閲覧することにより、自宅の状態(例えば、闖入者の有無)を把握することができる。
したがって、情報管理提供システム1は、このような防犯用コンテンツA−1,A−2を利用者に提供することができるので、利用者に自宅の現在状況を把握させることができる。そして、利用者は、自宅の異常事態に対して素早く適切な対応を図ることができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、コネクタ30のON/OFFを検知するセンサによる検出結果(例えば、各コネクタ30のON/OFFの情報、コネクタ30がONになった時刻又はOFFになった時刻の情報)から図7に示すような家電モニタリング用コンテンツB−1を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている家電モニタリング用コンテンツB−1は、住宅におけるコンセントと電気機器との間に介在するコネクタ30のON/OFF状態と、コネクタ30がONになったときの時刻又はOFFになったときの時刻を示している。また、表示部41は、機器を操作する操作機能も兼ねており、例えば、「全コンセントOFF」釦に利用者が触れることによって、すべてのコネクタ30を強制的にOFFにすることができる。更に、表示部41の操作機能によって、家電製品自身の操作も行えるように構成されてもよい。このような構成の場合には、例えば、エアコンの温度設定を適宜変更することができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、照明スイッチのON/OFFを検知するセンサと、温度センサによる検出結果(例えば、照明スイッチのON/OFFの情報、照明スイッチがONになった時刻又はOFFになった時刻の情報、温度センサの検出値)から図8に示すような家電モニタリング用コンテンツB−2を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている家電モニタリング用コンテンツB−2は、住宅における照明スイッチのON/OFFの状態と、照明スイッチがON/OFFになった時刻と、温度センサが取り付けてある場所の温度情報を示している。また、表示部41は、照明スイッチを操作する操作機能も兼ねており、例えば、「全コンセントOFF」釦に利用者が触れることによって、すべての照明スイッチを強制的にOFFにすることができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、電力消費量検出センサによる検出結果(例えば、電力消費量の経時的な情報)から図9に示すような家電モニタリング用コンテンツB−3を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている家電モニタリング用コンテンツB−3は、住宅における経時的な電力消費量の様子を示している。
なお、電力消費量は、時間単位で表してもよいし、日単位で表示されてもよい。
したがって、情報管理提供システム1は、このような家電モニタリング用コンテンツB−1,B−2,B−3を利用者に提供することができるので、利用者に自宅の現在状況を把握させることができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、各種漏れセンサと、加速度センサと、煙・火災センサとによる検出結果(例えば、台所等の水漏れ情報、漏電情報、ガス漏れ情報、震度情報、台所等の煙・火災の有無に関する情報)から、図10に示すような防災用コンテンツC−1及び図11に示すような防災用コンテンツC−2を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている防災用コンテンツC−1は、台所、風呂場、トイレの水漏れがあるかどうかに関する情報と、漏電があるかどうかに関する情報と、ガス漏れがあるかどうかの情報と、震度に関する情報と、各情報を把握したときの時間情報とを示している。
なお、水道管には、遠隔操作により管を閉じる弁が設置され、また、分電盤付近には、遠隔操作により電気を遮断する遮断部が設置され、また、ガス管には、遠隔操作によりガスの供給を遮断する弁が設置されているものとする。
表示部41は、機器を操作する操作機能も兼ねており、例えば、「全遮断」釦に利用者が触れることによって、強制的に、水道管の弁を閉じ、電気を遮断し、ガスを遮断することができ、また、「遮断解除」釦に利用者が触れることによって、閉じられている水道管の弁を開け、電気を通電させ、ガス管の弁を開けることができる。
また、表示部41に表示されている防災用コンテンツC−2は、台所、リビング、トイレ、和室1、和室2に異常があるかどうかの情報(煙・火災センサが反応した場合には「異常」となる)と、当該情報を検出した時刻に関する情報とを示している。
したがって、情報管理提供システム1は、このような防災用コンテンツC−1,C−2を利用者に提供することができるので、利用者に自宅の現在状況を把握させることができる。そして、利用者は、自宅の異常事態に対して素早く適切な対応を図ることができる。
<災害発生時のクライアント2の動作>
次に、クライアント2の災害発生時の動作について、以下に説明する。ある住宅(部屋50乃至部屋52)の断面図を図12に示す。図12は、宅外から宅内に系統電源線Aを介して電源が供給され、系統電源線Aにより各部屋50乃至部屋52に電源が供給されている。また、部屋50には、系統電源線Aにコネクタ30Aを介して電気機器100Aが接続され、系統電源線Aに直接電気機器101Aが接続されており、また、センサ部20として、加速度センサにより構成されるセンサユニット10とCP14とが配設されている。また、部屋51には、系統電源線Aにコネクタ30Bを介して電気機器100Bが接続されており、また、系統電源線Aに直接、電気機器101Bが接続されている。また、部屋52には、系統電源線Aにコネクタ30Cを介して電気機器100Cが接続されている。
なお、系統電源線Aに直接接続された電気機器101A及び電気機器101Bは、例えば、電話等の機器であり、例えば、電気機器100のように、電熱変換機能を有さず、災害時、転倒しても火災等の発生原因になりにくい機器である。また、コネクタ30A、30B、30Cに接続された電気機器は、上述のように、例えば、電気ヒータや水槽内の水を暖める水槽ヒータであり、電熱変換機能等を有する電気機器である。
ここで、当該住宅周辺に地震が発生した場合の本発明に係るクライアント2の動作について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
地震が発生した場合、センサユニット10は、地震による揺れ(震度)を感知し、感知した震度が任意の設定値を超えたときに、信号S1を生成する(ステップS1)。その後、センサユニット10は、生成した信号S1をCP14に送信する(ステップS2)。
CP14は、受信した信号S1に基づいて、信号S2を生成し(ステップS3)、コネクタ30A、コネクタ30B及びコネクタ30Cに送信する(ステップS4)。
ここで、CP14内の動作について説明すると、受信部11は、センサユニット10から送信された信号S1を受信する。次いで、制御部42は、受信された信号S1に基づいて信号S2を生成し、各コネクタに信号S2を送信するように信号送信部40を制御する。信号送信部40は、制御部42による制御に従って、信号S2を生成し、各コネクタに送信する。
コネクタ30Aは、受信した信号S2に基づいて、スイッチをOFFにし、電気的に遮断し、また、コネクタ30Bは、受信した信号S2に基づいて、スイッチをOFFにし、電気的に遮断し、また、コネクタ30Cは、受信した信号S2に基づいて、スイッチをOFFにし、電気的に遮断する(ステップS5)。
したがって、熱源を有する電気機器100A、電気機器100B及び電気機器100Cには、電源が供給されないため、地震により送電が中止され、その後、送電が再開されても、電気機器100A、電気機器100B及び電気機器100Cが動作することはなく、火災等の二次的な災害の発生を防止することができる。
一方で、電気機器101A及び電気機器101Bは、系統電源線Aに直接接続されていることから、送電が再開された際に、電源の供給が行われる。すなわち、電気機器101A及び電気機器101Bは、コネクタ30にコントロールされない機器であり、災害時、系統電源線Aからの電力供給が再開されたとき、再び電力が供給されて動作が再開する。したがって、例えば、電話による通信等を再開することができる。
また、スイッチがOFFにされているコネクタ30A、コネクタ30B及びコネクタ30Cは、ユーザの操作によって一括してON状態にされる構成であってもよいし、個々に手動操作によってON状態にされる構成であってもよい。
このようにして本発明に係る情報管理提供システム1のクライアント2は、一方側が系統電源線Aに接続され、他方側が電気機器100に接続され、系統電源線Aから電気機器100に供給される電源を通電又は遮断するコネクタ30a〜30nと、環境情報(例えば、地震による揺れ情報や、火災による温度・煙の情報等)を検出するセンサユニット10と、センサユニット10により検出された環境情報に基づいて所定の信号を生成し、生成した所定の信号をコネクタ30a〜30nに送信するCP14とにより構成され、任意の(複数台の)電気機器100の電気プラグと、系統電源線Aが供給されているコンセントとの間にコネクタ30a〜30nを配置することにより、例えば、地震が発生した際に、任意の電気機器100に供給されている電源を強制的に遮断(OFF)することができ、また、地震により停電が発生し、送電が中止され、その後、送電が再開された場合においても、任意の電気機器100に対しては電源の供給を遮断したままの状態を維持することができ、二次的災害の回避を図ることができる。
<サーバ側の構成>
次に、本発明に係る情報管理提供システム1を構成するサーバ3側の構成について説明する。サーバ3は、図14に示すように、各クライアント2のCP14から供給される住宅環境情報を受信する受信部60と、受信した住宅環境情報を蓄積する情報蓄積部61と、情報蓄積部61に蓄積されている住宅環境情報に基づき、任意の情報を抽出し、抽出した情報を予め登録されている利用者にネットワークを介して提供する住宅環境情報提供部62と、災害発生時に、情報蓄積部61に蓄積されている住宅環境情報に基づき、クライアント2が設置されている住宅に関する災害情報を生成し、ネットワークを介して提供する災害情報提供部63とを有する。
受信部60は、例えば平常時、常時又は所定間隔毎に、各クライアント2側のCP14から送信部13を介して供給される住宅環境情報を受信し、受信した住宅環境情報を、大容量ハードディスク等で構成された情報蓄積部61に蓄積する。また、受信部60は、災害時にあっては、所定間隔毎(15分間隔、30分間隔等)に、送信要求を各クライアント2側のCP14に対して送信し、CP14から供給される住宅環境情報を得るようにする。災害時に所定間隔毎に住宅環境情報を取得するのは、再開時に電源や通信が遮断されたときに、通信が不能になることを防止するためである。そして、受信部60は、災害時、所定間隔毎に住宅環境情報を受信し、情報蓄積部61に蓄積することで、少なくとも電源や通信が遮断される数十分前の住宅環境情報を得ることができるようにする。
住宅情報提供部62は、複数のクライアント2から送信された住宅環境情報を分析し、クライアント2が設置されている住宅毎に端末表示用のコンテンツを生成する。当該コンテンツは、上述した、防犯用コンテンツA−1、A−2や、家電モニタリング用コンテンツB−1,B−2,B−3や、防災用コンテンツC−1,C−2と同等の住宅環境情報である。
また、予め所定の登録作業を完了している使用者は、端末4を利用して住宅情報提供部62が生成した当該コンテンツを閲覧することができる。
したがって、本発明に係る情報管理提供システム1の利用者は、端末4を用いて住宅環境情報提供部62が生成するコンテンツを閲覧することにより、例えば、遠隔地から自宅に関する各種の環境情報を把握することができるので、自宅の異常事態に対して素早く適切な対応を図ることができる。
また、本発明に係る情報管理提供システム1の利用者は、端末4を用いて住宅環境情報提供部62が生成するコンテンツを閲覧することにより、例えば、遠隔地に住む両親の住宅に関する各種の環境情報を把握することができるので、例えば、冷蔵庫の扉に配置されるセンサユニット10(センサ部20が加速度センサにより構成される)等の検出結果から、両親の安否について把握することができる。
また、災害情報提供部63は、災害発生時において、情報蓄積部61に蓄積されている住宅環境情報から以下のことを把握することができる。
ドア・窓開閉センサの検出結果からは、住宅のドア・窓の破損状態を把握することができ、人感センサの検出結果からは、住宅内に取り残されている者の可能性を予測することができ、温度センサの検出結果からは、住宅の火災の可能性を予測することができ、漏水センサの検出結果からは、住宅の浸水の可能性を予測することができ、漏電センサの検出結果からは、漏電火災の可能性を予測することができ、ガス漏れセンサの検出結果からは、ガス引火火災・爆発の可能性を予測することができ、加速度センサの検出結果からは、地震の震度及び住宅の倒壊の可能性を予測することができ、煙・火災センサの検出結果からは、火災発生の有無を予測することができる。更に、災害情報提供部63は、電気、ガス、水道の消費状況からライフラインの情報を生成することができる。
ここで、災害情報提供部63の具体的な動作について説明する。災害情報提供部63は、災害発生時において、情報蓄積部61に蓄積されている各住宅の住宅環境情報に基づき、災害情報を生成する。災害情報としては、例えば、住宅の倒壊情報や、住宅内に取り残されている残留者予測情報等がある。
なお、災害情報提供部63は、情報蓄積部61に蓄積されているセンサ部20が歪みセンサから構成されるセンサユニット10の検出結果に基づいて、住宅の倒壊情報を予測し、また、情報蓄積部61に蓄積されているセンサ部20が人感センサやドア・窓開閉センサから構成されるセンサユニット10の検出結果に基づいて、住宅内の残留者を予測する。
ここで、残留者予測については、人感センサ等のセンサ部20を有するセンサユニット10の検出結果が住宅環境情報としてクライアント2のCP14から送信部13を介してサーバ3に送信され、これにより、住宅内の残留者を予測することができる。この人感センサは、上述のように、赤外線を利用して物の動きを感知するものであるため、人以外の生物、例えば犬猫を人と誤検出してしまう虞もある。そこで、残留予測を行うにあたっては、人感センサとともに、又は人感センサに代わって、電力消費量検出センサ、例えば電力量計をセンサ部20に用いてもよい。そして、電力消費量検出センサが、災害時、設定された所定値を超えたとき、又は変動量が所定値以上のとき出力する検出信号によって残留者予測をしてもよい。犬猫等は、電気を使用することができないことから、これにより、犬猫等を人と誤ることを防止することができる。
ここで、災害(地震)発生時における災害情報を生成するまでの手順について説明する。
各住宅のクライアント2に備えられているセンサユニット10(センサ部20が加速度センサにより構成されているセンサユニット)により地震を感知した場合、地震情報(震度)をサーバ3に通知する。また、各クライアント2は、このときに、他のセンサユニット10により検出した住宅の、歪み情報や、火災情報や、倒壊情報等をサーバ3に通知する。
次に、サーバ3は、災害情報提供部63により各クライアント2から通知された災害情報を地域毎又は/及び災害状況毎に整理・分類し、地域災害情報として地域毎又は/及び災害状況毎に被災地マップを生成する。具体的に、サーバ3は、地域毎の地図データに、各クライアント2から通知された災害情報を重ね合わせ、地域毎の被災状況を示す被災地マップを生成する。利用者は、端末4を利用してこの被災地マップを閲覧することができる。また、被災地マップには、例えば、火災発生場所や、建物が倒壊している場所や、逃げ遅れた被災者がまだ建物の中に残留している旨の情報や、避難経路に関する情報等が含まれており、一見して把握可能なように生成されている。したがって、建物の被害や家族の安否等の状況について、状況把握が容易となり、例えば、所定地域毎の災害復旧や各戸別の救助活動がより正確でかつ迅速に行うことができるようになる。
また、災害情報提供部63は、災害情報に基づいて、送電が停止したエリアや、水道の供給が停止したエリアや、ガスの供給が停止したエリア等を示す障害確認マップを生成する。電気・ガス・水道の各事業者は、この障害確認マップを参考にして、障害状況を把握し、復旧活動に役立てることができる。
また、上述した災害情報提供部63は、広域情報システム5が有する構成であってもよい。
このようにして本発明に係る情報管理提供システム1は、ネットワークを介して、複数のクライアント2と、サーバ3と、複数の端末4とが接続されており、平常時及び災害時にはクライアント2が設置されている住宅の環境情報を各端末4に提供するので、遠隔地から自宅又は任意の住宅に関する各種の環境情報を端末4の利用者(予め所定の登録作業を完了している利用者)に提供することができ、また、災害発生時にはクライアントが設置されている住宅に関する災害情報を各端末4に提供するので、被災地域に密着した災害情報を端末4の利用者に提供することができる。
また、本発明に係る情報管理提供システム1のクライアント2は、信号の送受信に際して、所定の無線規格(例えば、ZigBee(登録商標))を採用するため、配線工事や、複雑な設定作業を不要とし、システムの導入費用を安価に設定することができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施例に限定されるものではなく、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な変更、置換又はその同等のものを行うことが可能である。
<全体の構成>
本発明に係る情報管理提供システム1は、図1に示すように、ネットワークを介して、複数のクライアント2と、サーバ3と、複数の端末4と、広域情報システム5とが接続されている。
クライアント2は、所定の無線規格を採用する各種センサを備えたセンサユニットを有しており、各住宅に設置され、センサユニットにより住宅の環境情報を検出し、検出した住宅環境情報をサーバ3に送信する。
なお、センサユニットは、配置するだけで周辺端末と通信する、所謂アドホックネットワークを構築するものであり、また、配線作業が不要であり、かつ設定も不要である。
サーバ3は、クライアント2から送信された住宅環境情報に基づいて、平常時及び災害時にはクライアント2が設置されている住宅の環境情報を各端末4に提供し、また、災害発生時にはクライアントが設置されている住宅に関する災害情報を各端末4に提供する。
また、サーバ3は、災害発生時に蓄積されている住宅環境情報を広域情報システム5に提供する。広域情報システム5は、提供された住宅環境情報に基づいて広域情報を抽出し、抽出した広域情報を、例えば、自治体や、行政が運営する災害対策センタに提供する。自治体や、行政が運営する災害対策センタは、提供された広域情報から災害情報を生成し、生成した災害情報を有線又は無線で端末4の他、更に多くの住宅や公共施設の端末等に様々なネットワークを介して提供する。
端末4は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)や携帯電話等の端末であり、主な所有者は、遠隔地に住んでいる親の様子を確認する子供夫婦や、契約者の様子を確認するケアマネージャや、契約者の家庭の様子を確認する警備会社等である。
以下、情報管理提供システム1を構成する各装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
<クライアント側の構成>
本発明に係る情報管理提供システム1を構成するクライアント2側は、図2に示すように、住宅の環境情報を検出し、検出した住宅環境情報を所定の無線規格(例えば、IEEE802.15.4規格(ZigBee(登録商標)))に従って送信するセンサユニット10と、一又は複数のセンサユニット10が住宅の任意の場所に設置され、当該センサユニットにより送信された住宅環境情報を当該所定の無線規格に従って受信する受信部11と、受信した住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部12と、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を、ネットワークを介してサーバ3に送信する送信部13とを有する。
なお、以下では、受信部11と、住宅環境情報蓄積部12と、送信部13とは、コントロールパネル(CP、Control Panel)14として一体的に構成されていているものとして説明する。
ここで、センサユニット10の構成について説明する。
センサユニット10は、図3に示すように、環境情報を検出するセンサ部20と、センサ部20により検出された値に応じて、所定の信号S1を生成する信号生成部21と、生成した信号S1をCP14に送信する送信部22と、各部に電源を供給する電源部23とを備えている。
また、本発明に係るクライアント2では、複数のセンサユニット10が住宅の任意の場所に設置されるが、少なくとも、当該複数のセンサユニット10の一つは、設置場所の振動を検出するものであり、センサ部20は、地震による揺れを感知する加速度センサにより構成される。加速度センサは、例えば、ジャイロスコープにより揺れを感知する。
センサ部20が加速度センサにより構成されるセンサユニット10は、例えば、住宅の壁等の固定部分に設置される。
また、センサユニット10は、センサ部20(加速度センサ)が反応する揺れの程度(震度)を設定する設定部を備えていてもよい。揺れの程度を設定することで、例えば、スイッチ33をOFFにする揺れの大きさを決めることができ、例えば、小規模地震、生活で発生する振動等では、揺れを感知しないようにすることができる。
また、センサユニット10は、他に、センサ部20が住宅内の変化を見張るためのセンサにより構成されていてもよい。例えば、煙や火災を感知するために、センサ部20が煙・火災センサにより構成されていてもよく、また、ドアや窓の開閉を感知するために、センサ部20がドア・窓開閉センサにより構成されていてもよく、更に、人の動きを感知するために、センサ部20が人感センサにより構成されていてもよく、更にまた、室温を計測するために、センサ部20が温度センサにより構成されていてもよい。また、水道管等の水漏れを検出するために、センサ部20が漏水センサにより構成されていてもよく、また、漏電を検出するために、センサ部20が漏電センサにより構成されていてもよく、更に、ガス漏れを検出するために、センサ部20がガス漏れセンサにより構成されていてもよい。
なお、温度・煙センサは、例えば、赤外線検知及びガス検知により温度及び煙を検知する。また、ドア・窓開閉センサは、例えば、「開」状態と、「閉」状態の電気抵抗の差によりドア・窓の開閉を感知する。また、人感センサは、例えば、赤外線を利用して物の動きを感知する。温度センサは、例えば、赤外線の量によって温度を計測する。漏水センサは、例えば、漏水により電極間をショートするかどうかによって漏水の有無を判断する。ガス漏れセンサは、例えば、ガス濃度が所定値を超えるかどうかによりガス漏れを判断する。更に、応用例として、動きを検知するセンサ部20と、当該センサ部20の検知に従って対象を撮像するカメラにより構成されてもよい。
また、漏電センサは、宅内の電力線幹線、分電盤、電力量計等に、ZCT(零相変流器:Zero-phase-sequence Current Transformer)による漏れ電流測定器を設置し、常時又は一定間隔(15分、30分等)でモニタリングを行うようにする。そして、この漏電センサを備えたセンサユニット10は、設定された値を超えたとき、送信部22からCP14の受信部11に対して生成した信号S1を送信する。これによれば、電力会社等が人手で行っていた絶縁状態(漏電)の点検確認を、本発明に係る情報管理提供システム1を用いて行うことができ、人手を省くことができる。更に、この漏電センサによって、常に変動する絶縁抵抗値や漏れ電流値を常に監視することができ、一層電気保安の向上を図ることができる。
また、センサユニット10の組み合わせとしては、本発明に係る情報管理提供システム1の使用目的に応じて適宜決定されるものであるが、例えば、防犯を目的に利用する場合には、センサ部20が、ドア・窓開閉センサにより構成されるセンサユニットと、人感センサにより構成されるセンサユニットと、センサカメラにより構成されるセンサユニットとによる組み合わせがある。
また、家電製品のコントロールを目的に利用する場合には、センサ部20が、後述するコネクタ30のON/OFFを検知するセンサにより構成されるセンサユニットと、照明スイッチのON/OFFを検知するセンサにより構成されるセンサユニットと、室温を検出する温度センサにより構成されるセンサユニットによる組み合わせがある。
また、住宅の電力消費量等を監視する目的で利用する場合には、センサ部20が、任意の時間毎に電気の使用(消費)量を検出する電力消費量検出センサにより構成されるセンサユニットと、任意の時間毎にガスの使用(消費)量を検出するガス使用量検出センサにより構成されるセンサユニットと、任意の時間毎に水道の使用(消費)量を検出する水道使用量検出センサにより構成されるセンサユニットとによる組み合わせがある。
また、災害の発生時における情報提供の目的に利用する場合には、センサ部20が、各種漏れセンサにより構成されるセンサユニットと、振動を検出する加速度センサにより構成されるセンサユニットと、煙・火災センサにより構成される煙・火災センサにより構成されるセンサユニットとの組み合わせがある。
また、センサユニット10は、省電力で、電源部23は、小型の電池を使用し、通常の動作頻度で1年以上作動する。センサユニット10は、AC電源につなぐ必要がなく、電力会社から供給される系統電源から独立して構成される。したがって、センサユニット10は、停電により系統電源に電力が供給されないときにも、動作し続けることができる。
また、クライアント2は、一方側が系統電源線Aに接続され、他方側が電気機器100a〜100nに接続され、CP14により送信される所定の信号に従って、系統電源線Aから電気機器100a〜100nに供給される電源を通電又は遮断するコネクタ30a〜30nを有する。
なお、電気機器100a〜100nは、例えば、電気ヒータや、水槽内の水を暖める水槽ヒータであり、電熱変換機能等を有する電気機器である。
ここで、コネクタ30a〜30nの構成と動作について説明する。コネクタ30a〜30nは、図4に示すように、例えば、住宅の壁等に設置されているジャック形状の電源供給口(コンセント)に差し込み、電気的に接続されるプラグ形状の端子31と、電気機器100に対して電源を供給するコンセント形状の端子32と、端子31と端子32との間を電気的にON/OFFするスイッチ33と、CP14から供給される信号S2を受信する受信部34と、受信部34で受信した信号S2に基づき、スイッチ33をOFFにする制御部35とを備える。
なお、スイッチ33は、通常状態(CP14から信号S2が供給されていない状態)においては、ON状態となっている。したがって、電気機器100は、系統電源線Aから電源が供給されており、動作可能な状態にある。
CP14は、所謂センササーバであり、図2に示すように、各センサユニット10から送信されてくる住宅環境情報を受信する受信部11と、受信した住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部12と、蓄積されている住宅環境情報をサーバ3に送信する送信部13と、コネクタ30a〜30n等の機器に対して、所定の無線規格に従った所定の信号を送信する信号送信部40と、住宅環境情報蓄積部12に蓄えられている住宅環境情報を表示する表示部41と、CP14全体を制御する制御部42とを備える。
住宅環境情報蓄積部12は、ハードディスク、半導体メモリ等の記憶素子で構成されており、常時、定期的又は設定された所定値を超えたとき、センサユニット10の送信部22から送信されるセンサ部20の検出結果を、住宅環境情報として、所定期間分(数時間分、数日分、数週間分等)蓄積する。そして、送信部13は、常時又は所定間隔毎に、住宅環境情報蓄積部12に蓄積された住宅環境情報をサーバ3に送信する。
ここで、住宅環境情報のサーバ3への送信は、平常時にあっては、常時又は所定間隔毎の何れであってもよいが、災害時にあっては、所定間隔毎(15分間隔、30分間隔等)で行う。災害時に所定間隔毎に行うのは、再開時に電源や通信が遮断されたとき、通信エラーが発生して通信不能になることを防止するためである。そして、災害時、所定間隔毎に住宅環境情報をサーバ3へ送信することで、少なくとも電源や通信が遮断される数十分前の住宅環境情報をサーバ3側で得ることができる。
また、上述したように、クライアント2では、信号の送受信にZigBee(登録商標)を採用するため、各構成要素間、例えば、一のセンサユニット10とCP14との間に、壁やパーティション等の遮蔽物があっても信号の送受信を行うことができる。
なお、クライアント2の更なる詳細は、本出願と同日に出願する書類記号TE−02−PCTに記載されており、この出願は参照することにより、本出願に援用される。
<クライアント2の動作>
ここで、CP14の動作について説明する。
制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、ドア・窓センサによる検出結果(例えば、ドア・窓の開閉情報、直近の開閉時間の情報、施錠情報)から、図5に示すような防犯用コンテンツA−1を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている防犯用コンテンツA−1は、住宅におけるドア・窓の開閉状態と、開閉された直近の時間と、施錠の有無を示している。利用者は、こ防犯用コンテンツA−1を閲覧することにより、自宅のドア・窓の開閉状態を把握することができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、人感センサ及びセンサカメラによる検出結果(例えば、人感センサの動作の有無情報、センサカメラにより撮像された画像、人感センサ及びセンサカメラが反応した時間情報)から、図6に示すような防犯用コンテンツA−2を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている防犯用コンテンツA−2は、住宅における人感センサの動作状態と、その動作時間と、センサカメラにより撮像したイメージと、その撮像時間とを示している。利用者は、この防犯用コンテンツA−2を閲覧することにより、自宅の状態(例えば、闖入者の有無)を把握することができる。
したがって、情報管理提供システム1は、このような防犯用コンテンツA−1,A−2を利用者に提供することができるので、利用者に自宅の現在状況を把握させることができる。そして、利用者は、自宅の異常事態に対して素早く適切な対応を図ることができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、コネクタ30のON/OFFを検知するセンサによる検出結果(例えば、各コネクタ30のON/OFFの情報、コネクタ30がONになった時刻又はOFFになった時刻の情報)から図7に示すような家電モニタリング用コンテンツB−1を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている家電モニタリング用コンテンツB−1は、住宅におけるコンセントと電気機器との間に介在するコネクタ30のON/OFF状態と、コネクタ30がONになったときの時刻又はOFFになったときの時刻を示している。また、表示部41は、機器を操作する操作機能も兼ねており、例えば、「全コンセントOFF」釦に利用者が触れることによって、すべてのコネクタ30を強制的にOFFにすることができる。更に、表示部41の操作機能によって、家電製品自身の操作も行えるように構成されてもよい。このような構成の場合には、例えば、エアコンの温度設定を適宜変更することができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、照明スイッチのON/OFFを検知するセンサと、温度センサによる検出結果(例えば、照明スイッチのON/OFFの情報、照明スイッチがONになった時刻又はOFFになった時刻の情報、温度センサの検出値)から図8に示すような家電モニタリング用コンテンツB−2を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている家電モニタリング用コンテンツB−2は、住宅における照明スイッチのON/OFFの状態と、照明スイッチがON/OFFになった時刻と、温度センサが取り付けてある場所の温度情報を示している。また、表示部41は、照明スイッチを操作する操作機能も兼ねており、例えば、「全コンセントOFF」釦に利用者が触れることによって、すべての照明スイッチを強制的にOFFにすることができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、電力消費量検出センサによる検出結果(例えば、電力消費量の経時的な情報)から図9に示すような家電モニタリング用コンテンツB−3を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている家電モニタリング用コンテンツB−3は、住宅における経時的な電力消費量の様子を示している。
なお、電力消費量は、時間単位で表してもよいし、日単位で表示されてもよい。
したがって、情報管理提供システム1は、このような家電モニタリング用コンテンツB−1,B−2,B−3を利用者に提供することができるので、利用者に自宅の現在状況を把握させることができる。
また、制御部42は、住宅環境情報蓄積部12に蓄積されている住宅環境情報を分析し、例えば、各種漏れセンサと、加速度センサと、煙・火災センサとによる検出結果(例えば、台所等の水漏れ情報、漏電情報、ガス漏れ情報、震度情報、台所等の煙・火災の有無に関する情報)から、図10に示すような防災用コンテンツC−1及び図11に示すような防災用コンテンツC−2を生成し、表示部41に表示する。表示部41に表示されている防災用コンテンツC−1は、台所、風呂場、トイレの水漏れがあるかどうかに関する情報と、漏電があるかどうかに関する情報と、ガス漏れがあるかどうかの情報と、震度に関する情報と、各情報を把握したときの時間情報とを示している。
なお、水道管には、遠隔操作により管を閉じる弁が設置され、また、分電盤付近には、遠隔操作により電気を遮断する遮断部が設置され、また、ガス管には、遠隔操作によりガスの供給を遮断する弁が設置されているものとする。
表示部41は、機器を操作する操作機能も兼ねており、例えば、「全遮断」釦に利用者が触れることによって、強制的に、水道管の弁を閉じ、電気を遮断し、ガスを遮断することができ、また、「遮断解除」釦に利用者が触れることによって、閉じられている水道管の弁を開け、電気を通電させ、ガス管の弁を開けることができる。
また、表示部41に表示されている防災用コンテンツC−2は、台所、リビング、トイレ、和室1、和室2に異常があるかどうかの情報(煙・火災センサが反応した場合には「異常」となる)と、当該情報を検出した時刻に関する情報とを示している。
したがって、情報管理提供システム1は、このような防災用コンテンツC−1,C−2を利用者に提供することができるので、利用者に自宅の現在状況を把握させることができる。そして、利用者は、自宅の異常事態に対して素早く適切な対応を図ることができる。
<災害発生時のクライアント2の動作>
次に、クライアント2の災害発生時の動作について、以下に説明する。ある住宅(部屋50乃至部屋52)の断面図を図12に示す。図12は、宅外から宅内に系統電源線Aを介して電源が供給され、系統電源線Aにより各部屋50乃至部屋52に電源が供給されている。また、部屋50には、系統電源線Aにコネクタ30Aを介して電気機器100Aが接続され、系統電源線Aに直接電気機器101Aが接続されており、また、センサ部20として、加速度センサにより構成されるセンサユニット10とCP14とが配設されている。また、部屋51には、系統電源線Aにコネクタ30Bを介して電気機器100Bが接続されており、また、系統電源線Aに直接、電気機器101Bが接続されている。また、部屋52には、系統電源線Aにコネクタ30Cを介して電気機器100Cが接続されている。
なお、系統電源線Aに直接接続された電気機器101A及び電気機器101Bは、例えば、電話等の機器であり、例えば、電気機器100のように、電熱変換機能を有さず、災害時、転倒しても火災等の発生原因になりにくい機器である。また、コネクタ30A、30B、30Cに接続された電気機器は、上述のように、例えば、電気ヒータや水槽内の水を暖める水槽ヒータであり、電熱変換機能等を有する電気機器である。
ここで、当該住宅周辺に地震が発生した場合の本発明に係るクライアント2の動作について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
地震が発生した場合、センサユニット10は、地震による揺れ(震度)を感知し、感知した震度が任意の設定値を超えたときに、信号S1を生成する(ステップS1)。その後、センサユニット10は、生成した信号S1をCP14に送信する(ステップS2)。
CP14は、受信した信号S1に基づいて、信号S2を生成し(ステップS3)、コネクタ30A、コネクタ30B及びコネクタ30Cに送信する(ステップS4)。
ここで、CP14内の動作について説明すると、受信部11は、センサユニット10から送信された信号S1を受信する。次いで、制御部42は、受信された信号S1に基づいて信号S2を生成し、各コネクタに信号S2を送信するように信号送信部40を制御する。信号送信部40は、制御部42による制御に従って、信号S2を生成し、各コネクタに送信する。
コネクタ30Aは、受信した信号S2に基づいて、スイッチをOFFにし、電気的に遮断し、また、コネクタ30Bは、受信した信号S2に基づいて、スイッチをOFFにし、電気的に遮断し、また、コネクタ30Cは、受信した信号S2に基づいて、スイッチをOFFにし、電気的に遮断する(ステップS5)。
したがって、熱源を有する電気機器100A、電気機器100B及び電気機器100Cには、電源が供給されないため、地震により送電が中止され、その後、送電が再開されても、電気機器100A、電気機器100B及び電気機器100Cが動作することはなく、火災等の二次的な災害の発生を防止することができる。
一方で、電気機器101A及び電気機器101Bは、系統電源線Aに直接接続されていることから、送電が再開された際に、電源の供給が行われる。すなわち、電気機器101A及び電気機器101Bは、コネクタ30にコントロールされない機器であり、災害時、系統電源線Aからの電力供給が再開されたとき、再び電力が供給されて動作が再開する。したがって、例えば、電話による通信等を再開することができる。
また、スイッチがOFFにされているコネクタ30A、コネクタ30B及びコネクタ30Cは、ユーザの操作によって一括してON状態にされる構成であってもよいし、個々に手動操作によってON状態にされる構成であってもよい。
このようにして本発明に係る情報管理提供システム1のクライアント2は、一方側が系統電源線Aに接続され、他方側が電気機器100に接続され、系統電源線Aから電気機器100に供給される電源を通電又は遮断するコネクタ30a〜30nと、環境情報(例えば、地震による揺れ情報や、火災による温度・煙の情報等)を検出するセンサユニット10と、センサユニット10により検出された環境情報に基づいて所定の信号を生成し、生成した所定の信号をコネクタ30a〜30nに送信するCP14とにより構成され、任意の(複数台の)電気機器100の電気プラグと、系統電源線Aが供給されているコンセントとの間にコネクタ30a〜30nを配置することにより、例えば、地震が発生した際に、任意の電気機器100に供給されている電源を強制的に遮断(OFF)することができ、また、地震により停電が発生し、送電が中止され、その後、送電が再開された場合においても、任意の電気機器100に対しては電源の供給を遮断したままの状態を維持することができ、二次的災害の回避を図ることができる。
<サーバ側の構成>
次に、本発明に係る情報管理提供システム1を構成するサーバ3側の構成について説明する。サーバ3は、図14に示すように、各クライアント2のCP14から供給される住宅環境情報を受信する受信部60と、受信した住宅環境情報を蓄積する情報蓄積部61と、情報蓄積部61に蓄積されている住宅環境情報に基づき、任意の情報を抽出し、抽出した情報を予め登録されている利用者にネットワークを介して提供する住宅環境情報提供部62と、災害発生時に、情報蓄積部61に蓄積されている住宅環境情報に基づき、クライアント2が設置されている住宅に関する災害情報を生成し、ネットワークを介して提供する災害情報提供部63とを有する。
受信部60は、例えば平常時、常時又は所定間隔毎に、各クライアント2側のCP14から送信部13を介して供給される住宅環境情報を受信し、受信した住宅環境情報を、大容量ハードディスク等で構成された情報蓄積部61に蓄積する。また、受信部60は、災害時にあっては、所定間隔毎(15分間隔、30分間隔等)に、送信要求を各クライアント2側のCP14に対して送信し、CP14から供給される住宅環境情報を得るようにする。災害時に所定間隔毎に住宅環境情報を取得するのは、再開時に電源や通信が遮断されたときに、通信が不能になることを防止するためである。そして、受信部60は、災害時、所定間隔毎に住宅環境情報を受信し、情報蓄積部61に蓄積することで、少なくとも電源や通信が遮断される数十分前の住宅環境情報を得ることができるようにする。
住宅情報提供部62は、複数のクライアント2から送信された住宅環境情報を分析し、クライアント2が設置されている住宅毎に端末表示用のコンテンツを生成する。当該コンテンツは、上述した、防犯用コンテンツA−1、A−2や、家電モニタリング用コンテンツB−1,B−2,B−3や、防災用コンテンツC−1,C−2と同等の住宅環境情報である。
また、予め所定の登録作業を完了している使用者は、端末4を利用して住宅情報提供部62が生成した当該コンテンツを閲覧することができる。
したがって、本発明に係る情報管理提供システム1の利用者は、端末4を用いて住宅環境情報提供部62が生成するコンテンツを閲覧することにより、例えば、遠隔地から自宅に関する各種の環境情報を把握することができるので、自宅の異常事態に対して素早く適切な対応を図ることができる。
また、本発明に係る情報管理提供システム1の利用者は、端末4を用いて住宅環境情報提供部62が生成するコンテンツを閲覧することにより、例えば、遠隔地に住む両親の住宅に関する各種の環境情報を把握することができるので、例えば、冷蔵庫の扉に配置されるセンサユニット10(センサ部20が加速度センサにより構成される)等の検出結果から、両親の安否について把握することができる。
また、災害情報提供部63は、災害発生時において、情報蓄積部61に蓄積されている住宅環境情報から以下のことを把握することができる。
ドア・窓開閉センサの検出結果からは、住宅のドア・窓の破損状態を把握することができ、人感センサの検出結果からは、住宅内に取り残されている者の可能性を予測することができ、温度センサの検出結果からは、住宅の火災の可能性を予測することができ、漏水センサの検出結果からは、住宅の浸水の可能性を予測することができ、漏電センサの検出結果からは、漏電火災の可能性を予測することができ、ガス漏れセンサの検出結果からは、ガス引火火災・爆発の可能性を予測することができ、加速度センサの検出結果からは、地震の震度及び住宅の倒壊の可能性を予測することができ、煙・火災センサの検出結果からは、火災発生の有無を予測することができる。更に、災害情報提供部63は、電気、ガス、水道の消費状況からライフラインの情報を生成することができる。
ここで、災害情報提供部63の具体的な動作について説明する。災害情報提供部63は、災害発生時において、情報蓄積部61に蓄積されている各住宅の住宅環境情報に基づき、災害情報を生成する。災害情報としては、例えば、住宅の倒壊情報や、住宅内に取り残されている残留者予測情報等がある。
なお、災害情報提供部63は、情報蓄積部61に蓄積されているセンサ部20が歪みセンサから構成されるセンサユニット10の検出結果に基づいて、住宅の倒壊情報を予測し、また、情報蓄積部61に蓄積されているセンサ部20が人感センサやドア・窓開閉センサから構成されるセンサユニット10の検出結果に基づいて、住宅内の残留者を予測する。
ここで、残留者予測については、人感センサ等のセンサ部20を有するセンサユニット10の検出結果が住宅環境情報としてクライアント2のCP14から送信部13を介してサーバ3に送信され、これにより、住宅内の残留者を予測することができる。この人感センサは、上述のように、赤外線を利用して物の動きを感知するものであるため、人以外の生物、例えば犬猫を人と誤検出してしまう虞もある。そこで、残留予測を行うにあたっては、人感センサとともに、又は人感センサに代わって、電力消費量検出センサ、例えば電力量計をセンサ部20に用いてもよい。そして、電力消費量検出センサが、災害時、設定された所定値を超えたとき、又は変動量が所定値以上のとき出力する検出信号によって残留者予測をしてもよい。犬猫等は、電気を使用することができないことから、これにより、犬猫等を人と誤ることを防止することができる。
ここで、災害(地震)発生時における災害情報を生成するまでの手順について説明する。
各住宅のクライアント2に備えられているセンサユニット10(センサ部20が加速度センサにより構成されているセンサユニット)により地震を感知した場合、地震情報(震度)をサーバ3に通知する。また、各クライアント2は、このときに、他のセンサユニット10により検出した住宅の、歪み情報や、火災情報や、倒壊情報等をサーバ3に通知する。
次に、サーバ3は、災害情報提供部63により各クライアント2から通知された災害情報を地域毎又は/及び災害状況毎に整理・分類し、地域災害情報として地域毎又は/及び災害状況毎に被災地マップを生成する。具体的に、サーバ3は、地域毎の地図データに、各クライアント2から通知された災害情報を重ね合わせ、地域毎の被災状況を示す被災地マップを生成する。利用者は、端末4を利用してこの被災地マップを閲覧することができる。また、被災地マップには、例えば、火災発生場所や、建物が倒壊している場所や、逃げ遅れた被災者がまだ建物の中に残留している旨の情報や、避難経路に関する情報等が含まれており、一見して把握可能なように生成されている。したがって、建物の被害や家族の安否等の状況について、状況把握が容易となり、例えば、所定地域毎の災害復旧や各戸別の救助活動がより正確でかつ迅速に行うことができるようになる。
また、災害情報提供部63は、災害情報に基づいて、送電が停止したエリアや、水道の供給が停止したエリアや、ガスの供給が停止したエリア等を示す障害確認マップを生成する。電気・ガス・水道の各事業者は、この障害確認マップを参考にして、障害状況を把握し、復旧活動に役立てることができる。
また、上述した災害情報提供部63は、広域情報システム5が有する構成であってもよい。
このようにして本発明に係る情報管理提供システム1は、ネットワークを介して、複数のクライアント2と、サーバ3と、複数の端末4とが接続されており、平常時及び災害時にはクライアント2が設置されている住宅の環境情報を各端末4に提供するので、遠隔地から自宅又は任意の住宅に関する各種の環境情報を端末4の利用者(予め所定の登録作業を完了している利用者)に提供することができ、また、災害発生時にはクライアントが設置されている住宅に関する災害情報を各端末4に提供するので、被災地域に密着した災害情報を端末4の利用者に提供することができる。
また、本発明に係る情報管理提供システム1のクライアント2は、信号の送受信に際して、所定の無線規格(例えば、ZigBee(登録商標))を採用するため、配線工事や、複雑な設定作業を不要とし、システムの導入費用を安価に設定することができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施例に限定されるものではなく、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な変更、置換又はその同等のものを行うことが可能である。
Claims (10)
- 1.ネットワークを介して複数のクライアントが戸外のサーバに接続されており、上記サーバにより各クライアントから送信される情報の管理及び提供を行う情報管理提供システムにおいて、
上記各クライアントは、
住宅の環境情報を検出し、検出した住宅環境情報を所定の無線規格に従って送信するセンサユニットと、
一又は複数の上記センサユニットが住宅の任意の場所に設置され、当該センサユニットにより送信された住宅環境情報を上記所定の無線規格に従って受信し、受信した上記住宅環境情報を蓄える住宅環境情報蓄積部と、
上記住宅環境情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報を、ネットワークを介して上記サーバに送信する送信部とを有し、
上記センサユニットの一つは、少なくとも、住宅環境情報の一つとして設置されている場所の振動を感知する加速度センサを含んで構成されるものであり、
上記サーバは、
上記各クライアントの送信部から供給される上記住宅環境情報を受信し、受信した上記住宅環境情報を蓄積する情報蓄積部と、
上記情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報に基づき、任意の情報を抽出し、抽出した情報を予め登録されている利用者にネットワークを介して提供する住宅環境情報提供部と、
災害発生時に、上記情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報に基づき、上記クライアントが設置されている住宅に関する災害情報を生成し、ネットワークを介して提供する災害情報提供部とを有することを特徴とする情報管理提供システム。 - 2.上記センサユニットの一つは、住宅環境情報の一つとして設置されている場所付近の物の動きを検出する人感センサを含んで構成され、
上記災害情報提供部は、災害発生時に、上記人感センサによる検出結果に基づき、上記各クライアントが設置されている住宅毎に残留している人の有無に関する情報を災害情報の一つとしてネットワークを介して提供することを特徴とする請求の範囲第1項記載の情報管理提供システム。 - 3.上記センサユニットの一つは、住宅環境情報の一つとして設置されている電力消費量検出センサを含んで構成され、
上記災害情報提供部は、災害発生時に、上記電力消費量検出センサによる検出結果に基づき、上記各クライアントが設置されている住宅毎に残留している人の有無に関する情報を災害情報の一つとしてネットワークを介して提供することを特徴とする請求の範囲第1項記載の情報管理提供システム。 - 4.上記災害情報提供部は、災害発生時に、上記情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報に基づき、上記クライアントが設置されている住宅に関する災害情報を、当該住宅が属する区域の地図を利用して生成することを特徴とする請求の範囲第1項記載の情報管理提供システム。
- 5.災害発生時、上記クライアントから上記サーバに対して所定間隔毎に、上記住宅環境情報が提供されることを特徴とする請求の範囲第1項記載の情報管理提供システム。
- 6.ネットワークを介して複数のクライアントが戸外のサーバに接続されており、上記サーバにより各クライアントから送信される情報の管理及び提供を行う情報管理提供方法において、
上記各クライアントは、住宅の環境情報を検出し、検出した上記住宅環境情報を所定の無線規格に従って送信するセンサユニットが一又は複数個、住宅の任意の場所に設置され、上記センサユニットの一つは、少なくとも、住宅環境情報の一つとして設置されている場所の振動を感知する加速度センサを含んで構成されており、
上記一又は複数のセンサユニットにより送信された住宅環境情報を上記所定の無線規格に従って受信し、住宅環境情報蓄積部に蓄積し、
上記住宅環境情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報を、ネットワークを介して上記サーバに送信し、
上記サーバは、
上記各クライアントからネットワークを介して送信される上記住宅環境情報を受信し、情報蓄積部に蓄積し、
上記情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報に基づき、任意の情報を抽出し、抽出した情報を、住宅環境情報提供部から予め登録されている利用者にネットワークを介して提供し、
災害発生時に、上記情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報に基づき、上記クライアントが設置されている住宅に関する災害情報を生成し、生成した災害情報を、災害情報提供部からネットワークを介して提供することを特徴とする情報管理提供方法。 - 7.上記センサユニットの一つは、住宅環境情報の一つとして設置されている場所付近の物の動きを検出する人感センサを含んで構成され、
上記災害情報提供部は、災害発生時に、上記人感センサによる検出結果に基づき、上記各クライアントが設置されている住宅毎に残留している人の有無に関する情報を災害情報の一つとしてネットワークを介して提供することを特徴とする請求の範囲第6項記載の情報管理提供方法。 - 8.上記センサユニットの一つは、住宅環境情報の一つとして設置されている電力消費量検出センサを含んで構成され、
上記災害情報提供部は、災害発生時に、上記電力消費量検出センサによる検出結果に基づき、上記各クライアントが設置されている住宅毎に残留している人の有無に関する情報を災害情報の一つとしてネットワークを介して提供することを特徴とする請求の範囲第6項記載の情報管理提供方法。 - 9.上記災害情報提供部は、災害発生時に、上記情報蓄積部に蓄積されている上記住宅環境情報に基づき、上記クライアントが設置されている住宅に関する災害情報を、当該住宅が属する区域の地図を利用して生成することを特徴とする請求の範囲第6項記載の情報管理提供方法。
- 10.災害発生時、上記クライアントから上記サーバに対して所定間隔毎に、上記住宅環境情報が提供されることを特徴とする請求の範囲第6項記載の情報管理提供方法。
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