JPWO2007026420A1 - 熱処理用治具並びに熱処理装置及び方法 - Google Patents

熱処理用治具並びに熱処理装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明の目的は、熱処理用治具の材料(特に抵抗発熱体の材料)の選択範囲を拡大することによって熱処理用治具のコスト上昇を抑制すると共にヒータの出力の均一化及び熱効率の向上を図ることである。本発明では、処理対象物に熱処理を施す際に、処理対象物を保持すると共に外部からの通電によって抵抗発熱して処理対象物を加熱する熱処理用治具として、母材に該母材よりも高い固有抵抗を有する抵抗発熱材料が混入して形成されたものを用いる。

Description

本発明は、処理対象物を保持する熱処理用治具並びに当該熱処理用治具によって保持された処理対象物を熱処理する熱処理装置及び方法に関する。
例えば特開2004−315917号公報には、熱処理用治具によって保持された処理対象物を複数のヒータで加熱すると共に、通電によって熱処理用治具を抵抗発熱させることにより、処理対象物に熱処理を施す発明が開示されている。
すなわち、この発明は、熱処理用治具によって保持された処理対象物を熱処理炉内に複数設けられたヒータを用いて均一に加熱しようとした場合に、熱処理用治具や当該熱処理用治具の下に位置する炉床の熱容量に起因して各ヒータの出力を均一にすることができず、またこれに起因して熱処理炉において高い出力のヒータ近傍からの外部への放熱量が増えるために熱効率が低下するという技術課題を解決するためのものであり、ヒータによる処理対象物の加熱に加えて、通電によって熱処理用治具自体(正確には抵抗発熱体)を抵抗発熱させて熱処理対象物を補助的に加熱することにより、複数あるヒータの出力の均一化を図ると共に熱効率を高めるものである。
なお、特開2004−315917号公報では、特開平11−171655号公報及び特開2000−73106号公報に開示された各発明について言及し、これら発明は上記技術課題を解決することができない旨指摘している。
特開2004−315917号公報 特開平11−171655号公報 特開2000−73106号公報
ところで、上記従来の発明は、本出願人による先行発明であるが、熱処理用治具における抵抗発熱体の材料は、耐熱性が高く、かつ、固有抵抗が比較的高い材料に限定される。特開2004−315917号公報には、このような性質を有した抵抗発熱体の材料として、グラファイト材、ニクロム材、タングステン材、モリブデン材、タンタル材、セラミックス材、Fe−Cr−Al系材が例示されている。
しかしながら、これら抵抗発熱体の材料は、熱処理用治具として従来から使用されていた耐熱鋼と比較して材料として高価であると共に加工性の面でも劣る。したがって、上記従来の発明は、熱処理用治具のコストが従来の熱処理用治具よりも上昇するという問題点を持っている。熱処理用治具のコストを上昇させることなく、ヒータの出力の均一化及び熱効率の向上を図ることが可能な技術の開発が切望されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱処理用治具の材料(特に抵抗発熱体の材料)の選択範囲を拡大することによって熱処理用治具のコスト上昇を抑制すると共にヒータの出力の均一化及び熱効率の向上を図ることである。
本発明では、上述した目的を達成するために、抵抗発熱体の母材に該母材よりも高い固有抵抗を有する抵抗発熱材料が混入した熱処理用治具を用いる、という解決手段を採用する。
このような発明によれば、抵抗発熱体の母材に抵抗発熱材料を混入させることによって熱処理用治具の固有抵抗を母材本来の固有抵抗よりも上昇させることが可能である。したがって、抵抗発熱体の母材として固有抵抗が比較的低い材料を選択することが可能となるので、抵抗発熱体の母材の選択範囲を拡大することが可能となり、この結果として熱処理用治具のコスト低減や加工性の改善等を図ることが可能となる。
本発明によれば、例えば熱処理用治具として従来から使用されていた耐熱鋼を採用することが可能となるので、熱処理用治具のコスト低減や加工性の改善等を確実に実現することができる。
また、本発明では、抵抗発熱体の母材の表面に前記母材よりも高い固有抵抗を有する抵抗発熱材料が被膜として形成された熱処理用治具を用いる、という解決手段を採用する。
このような発明によれば、抵抗発熱体の母材表面に抵抗発熱材料が被膜として形成されるので、熱処理用治具の表面における固有抵抗を母材よりも上昇させることが可能であり、よって抵抗発熱体の母材として固有抵抗が比較的低い材料を選択することが可能となる。
また、本発明では、所定形状の要素部材を複数連接した熱処理用治具を用いる、という解決手段を採用する。
このような発明によれば、各要素部材の接続部における接触抵抗によって抵抗発熱が生じる。したがって、抵抗発熱体の母材として固有抵抗が比較的低い材料を選択することが可能となるので、抵抗発熱体の母材の選択範囲を拡大することが可能となる。
本発明の実施形態に係わる熱処理装置の構成を示す縦断面矢視図である。 本発明の実施形態に係わるトレイ型熱処理用治具の構成を示す拡大正面図である。 本発明の実施形態に係わるトレイ型熱処理用治具の構成を示す拡大側面図である。 本発明の第1実施形態における抵抗発熱体の構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における抵抗発熱体の拡大断面図を示す模式図である。 本発明の実施形態に係わるバスケット型熱処理用治具の構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態における抵抗発熱体の構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態における抵抗発熱体の拡大断面図を示す模式図である。 本発明の第3実施形態における抵抗発熱体の構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態における抵抗発熱体の拡大断面図を示す模式図である。 本発明の第4実施形態における抵抗発熱体の構成を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態における抵抗発熱体の拡大断面図を示す模式図である。
符号の説明
X 処理対象物
Y 熱処理用治具
Y1 トレイ型熱処理用治具
Y2 バスケット型熱処理用治具
y1,y2,y9,y10 側板
y3,y11,y15,y16,y17,y18 接続板
y4,y12 補強板
y5 母材
y6 抵抗発熱材料
y7 底部
y8 周側部
y13,y14 枠体
y18 炭素注入領域
1 本体容器
2 加熱室
3A,3B 給電部
4 炉床
5A〜5B ヒータ
6A,6B 接触電極
7A,7B 接続電極
8A,8B 棒状支持部材
9A,9B シリンダ
10A,10B 貫通電極
11A,11B 配線
以下、本発明の最良の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する第1〜第4実施形態は、処理対象物を熱処理装置内に保持する熱処理用治具に特徴的構成を有するものであり、熱処理装置の構成は略同一である。したがって、第1〜第4実施形態について説明する前に、熱処理装置の全体構成について図1を参照して説明する。
本熱処理装置の本体容器1は、略中空円塔状に形成されており、横倒しした状態で床上に設置される。このような本体容器1の一端には、熱処理用治具Y(トレイ型熱処理用治具)によって保持された処理対象物Xを出し入れするための開閉扉(図示略)が設けられている。また、本体容器1内には熱処理用治具Yを収容する加熱室2が設けられる一方、本体容器1の両側部には一対の給電部3A,3Bが設けられている。
加熱室2は、断熱壁によって箱型に形成された容器であり、その内部において、下部には熱処理用治具Yを支持する炉床4が設けられると共に、下部、左側部及び上部には処理対象物Xを加熱するためのヒータ5A〜5Bが設けられている。
給電部3A,3Bは、先端に接触電極6A,6Bが設けられると共に内部及び後端に接触電極6A,6Bに接続する接続電極7A,7Bが設けられた棒状支持部材8A,8Bと、当該棒状支持部材8A,8Bを前進/後退させるシリンダ9A,9Bと、外部電源(図示略)に接続されると共に本体容器1に気密状態かつ貫通状態で設けられる貫通電極10A,10B、及び貫通電極10A,10Bを接続電極7A,7Bに各々接続する配線11A,11B、等から構成されている。
上記棒状支持部材8A,8Bは、図示するように加熱室2を貫通するように設けられている。給電部3A,3Bは、シリンダ9A,9Bによって棒状支持部材8A,8Bを前進/後退させることによって接触電極6A,6Bを炉床4上の規定位置に位置決めされた熱処理用治具Yに対して接触/乖離させる。
なお、本熱処理装置は、真空中あるいは不活性ガス雰囲気下にて処理対象物Xに対してバッチ的に熱処理を施す一室式の熱処理炉であり、特開2004−315917号公報に記載されたものと同様である。このような一室式の熱処理炉は、鋼材の焼入れ、焼戻し、焼鈍しあるいは焼ならし等の熱処理や、セラミックス、磁性材、炭素材あるいは複合材等の焼結あるいは焼成のための熱処理を行うものである。特開2004−315917号公報には、一室式の熱処理炉について詳しい説明がされているので、本明細書ではこれ以上詳しい説明を省略する。
A:第1実施形態
次に、本発明の第1実施形態について説明する。
図2A及び図2Bは、本第1実施形態に係るトレイ型熱処理用治具Y1の構成を示しているが、このトレイ型熱処理用治具Y1は、平行配置された一対の側板y1,y2と、当該側板y1,y2間に差し渡すように所定間隔を隔てて複数設けられた接続板y3と、該接続板y3の中間部位に上記側板y1,y2と同形状かつ平行に設けられた補強板y4とから構成される。
側板y1,y2及び接続板y3は、図3A及び図3Bに示すように、耐熱鋼等の導電性を有する母材y5に固有抵抗が当該母材y5よりも高い抵抗発熱材料y6を混合した材料から形成されると共に抵抗発熱を呈する長方形部材である。また、補強板y4は、耐熱鋼等の導電性部材から形成された部材であり、接続板y3を機械的に補強すると共に接続板y3の中間部位を電気的に接続する。
すなわち、トレイ型熱処理用治具Y1は、抵抗発熱体である側板y1,y2の間に同じく抵抗発熱体である接続板y3を複数平行して設けたものである。このようなトレイ型熱処理用治具Y1は、電気回路的には、抵抗発熱体(側板y1,y2)の間に複数の抵抗発熱体(接続板y3)を並列接続したものとなる。
本熱処理装置は、例えば850°C程度の処理温度で処理対象物Xに熱処理を施す性能が要求されるので、トレイ型熱処理用治具Y1の構成材料としても上記処理温度において十分に安定なものである必要がある。上記抵抗発熱体(つまり側板y1,y2及び接続板y3)における母材y5は、このような温度要件に加えて、材料価格が低くかつ加工性に優れていることによってコストが低く、また導電性を備えたものとして、例えば耐熱鋼が選定される。
また、抵抗発熱材料y6は、例えばマンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108、Ni−Cr−Fe合金、炭化ケイ素材、ニクロム、グラファイトのいずれか1つあるいは複数からなるものである。これら材料のうち、マンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108は金属抵抗材料である。
マンガニンは、銅(Cu):85.65重量%、マンガン(Mn):12重量%、ニッケル(Ni):2重量%、鉄(Fe):0.25重量%、ケイ素(Si):0.1重量%を成分とするものであり、常温(20°C)における固有抵抗が49μΩ・cmの材料である。無ニッケルマンガニンは、銅(Cu):85重量%、マンガン(Mn):9.5重量%、アルミニウム(Al):5.5重量%を成分とするものであり、常温(20°C)における固有抵抗が45μΩ・cmの材料である。
アドバンスは、銅(Cu):54.50重量%、マンガン(Mn):0.54重量%、ニッケル(Ni):44.65重量%、鉄(Fe):0.11重量%を成分とするものであり、常温(20°C)における固有抵抗が47.56μΩ・cmの材料である。Cu−Mn−Ge合金は、銅(Cu):87.4重量%、マンガン(Mn):2重量%、ゲルマニウム(Ge):0.6重量%を成分とするものであり、常温(20°C)における固有抵抗が35μΩ・cmの材料である。NBW108は、マンガン(Mn):10重量%、錫(Sn):82〜88重量%を成分とするものであり、常温(20°C)における固有抵抗が55μΩ・cmの材料である。
Ni−Cr−Fe合金は、ニッケル(Ni):60重量%、クロム(Cr):12重量%、鉄(Fe):26重量%を主成分とする、あるいはニッケル(Ni):65重量%、クロム(Cr):22重量%、鉄(Fe):10重量%、マンガン(Mn):2重量%を主成分とするものであり、固有抵抗が17μΩ・cmの材料である。また、ニクロムヒータに用いられるニクロムは、固有抵抗値が110μΩ・cmの材料である。
炭化ケイ素材は、炭素(C):26重量%、ケイ素(Si):63重量%を主成分とするものであり、固有抵抗が40〜60μΩ・cmの材料である。また、グラファイトは、固有抵抗が1000〜1500μΩ・cmの材料である。
なお、側板y1,y2及び接続板y3(抵抗発熱体)は、上述した母材y5に抵抗発熱材料y6を混合した材料から形成されたものであるが、この混合の形態は、母材y5と抵抗発熱材料y6とが合金化するような形態、あるいは母材y5中に粒子状の抵抗発熱材料y6が分散した形態の何れであっても良い。
上記トレイ型熱処理用治具Y1は、図示するように、縦及び横の寸法に対して高さ寸法が大幅に短いトレイ型に形成されている。上面に処理対象物Xが載置されたトレイ型熱処理用治具Y1は、側板y1,y2が上述した接触電極6A,6Bと平行対峙する姿勢で炉床4上に載置される。
このようなトレイ型熱処理用治具Y1を用いて処理対象物Xを図1の熱処理装置中に保持して熱処理を行う場合、熱処理装置は、最初に給電部3A,3Bの各接触電極6A,6Bを熱処理用治具Yに対して前進させて熱処理用治具Yの側板y1,y2に接触させる。そして、熱処理装置は、この状態でヒータ5A〜5B及び給電部3A,3Bに外部電源から電力を給電してヒータ5A〜5B及びトレイ型熱処理用治具Y1の抵抗発熱体(側板y1,y2及び各接続板y3)を抵抗発熱させる。この結果、処理対象物Xは、ヒータ5A〜5B及びトレイ型熱処理用治具Y1が放出する熱によって加熱される。
このような本第1実施形態によれば、抵抗発熱体(側板y1,y2及び各接続板y3)が発熱することによってトレイ型熱処理用治具Y1や炉床4の熱容量に起因するヒータ5A〜5Bの出力の不均一を是正することが可能であり、よってヒータ5A〜5Bの出力の不均一に起因する熱効率の低下も是正することができる。なお、第1実施形態では、側板y1,y2及び接続板y3を抵抗発熱体としたが、接続板y3のみを抵抗発熱体とし、側板y1,y2を耐熱鋼等の導電性材料としても良い。
また、このような作用・効果に加えて、従来の抵抗発熱板がグラファイト材、ニクロム材、タングステン材、モリブデン材、タンタル材、セラミックス材、Fe−Cr−Al系材等の抵抗材料のみによって形成されていたのに対し、本第1実施形態では、耐熱鋼等の導電性を有する母材y5に固有抵抗が当該母材y5よりも高い抵抗発熱材料y6を混合した材料からなる接続板y3を用いるので、接続板y3の材料(特に母材y5)の選択範囲を従来よりも拡大することが可能となり、この結果としてトレイ型熱処理用治具Y1のコスト低減や加工性の改善等を図ることができる。
なお、上述した接続板y3は、図2に示したトレイ型熱処理用治具Y1だけではなく、図4に示すようなバスケット型熱処理用治具Y2にも適用することができる。
このバスケット型熱処理用治具Y2は、上述したトレイ型熱処理用治具Y1と同一構造を有する底部y7と当該底部y7上に側壁として設けられる周側部y8とから構成されている。底部y7は、平行配置された一対の側板y9,y10と、当該側板y9,y10間に差し渡すように所定間隔を隔てて複数設けられた接続板y11と、該接続板y11の中間部位に上記側板y9,y10と同形状かつ平行に設けられた補強板y12とから構成される。このような底部y7における側板y9,y10及び接続板y11は、上述したトレイ型熱処理用治具Y1の抵抗発熱体(側板y1,y2及び接続板y3)と同一材料の抵抗発熱体である。
周側部y8は、上下方向に対向配置された一対の枠体y13,y14と、当該枠体y13,y14間に差し渡すように所定間隔を隔てて複数設けられた接続板y15とから構成される。このような周側部y8における枠体y13,y14及び接続板y15は、上述したトレイ型熱処理用治具Y1の抵抗発熱体(側板y1,y2及び接続板y3)と同一材料の抵抗発熱体である。
このように構成されたバスケット型熱処理用治具Y2は、底部y7と周側部y8とによって囲まれた空間に比較的小型の処理対象物Xを多数収納することにより保持する。また、このようなバスケット型熱処理用治具Y2を用いて処理対象物Xに熱処理を施す場合、給電部3A,3Bの接触電極6A,6Bが底部y7に対して前進して側板y9,y10に接触すると共に、図示するように給電部3A,3Bに追加装備された第2の接触電極6C,6Dが前進して枠体y13,y14に接触する。
このようなバスケット型熱処理用治具Y2においては、給電部3A,3Bに電力が供給されることにより、各抵抗発熱体、つまり底部y7の側板y9,y10及び接続板y11並びに周側部y8の枠体y13,y14及び接続板y15が抵抗発熱するので、上述したトレイ型熱処理用治具Y1と同様の作用・効果を奏することができる。
なお、底部y7の接続板y11及び周側部y8の接続板y15のみを抵抗発熱体とし、底部y7の側板y9,y10及び周側部y8の枠体y13,y14を耐熱鋼等の導電性材料としても良い。
B:第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本第2実施形態は、上述した第1実施形態との比較において抵抗発熱体の構成のみが相違するものである。したがって、以下の説明では、本第2実施形態における抵抗発熱体(接続板y16)の構成について説明する。また、以下の説明では,上述した第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
接続板y16は、図5A及び図5Bに示すように、板状に形成された母材y5の表面に抵抗発熱材料y6が被膜として形成されたものである。この被膜の形成方法としては,抵抗発熱材料y6の粉末を含む溶剤を、母材y5の表面に刷毛あるいはスプレー等を用いて塗布し、乾燥処理によって溶剤を揮発させる方法が考えられる。上記溶剤は例えばアルコール類の溶剤である。
このような本第2実施形態によれば、耐熱鋼等の導電性を有する母材y5の表面に固有抵抗が当該母材y5よりも高い抵抗発熱材料y6の被膜が形成された接続板y16を用いるので、上述した第1実施形態と同様に、接続板y16の材料(特に母材y5)の選択範囲を拡大することが可能となり、この結果として熱処理用治具(トレイ型熱処理用治具及びバスケット型熱処理用治具)のコスト低減や加工性の改善等を図ることができる。
C:第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
なお、本第3実施形態も、上述した第2実施形態と同様に、第1実施形態の比較において抵抗発熱体の構成のみが相違するものである。したがって、以下の説明では、本第3実施形態における抵抗発熱体(接続板y17)の構成について説明する。また、以下の説明では,上述した第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
接続板y17は、図6A及び図6Bに示すように、板状に形成された母材y5に浸炭処理を施すことにより、母材y5の表面近傍領域に炭素注入領域y18を形成したものである。この炭素注入領域y18は、浸炭処理によって炭素(C)が注入されたことによって固有抵抗が母材y5の固有抵抗よりも大きな領域であり、通電によって抵抗発熱を呈する。
このような本第3実施形態によれば、母材y5の表面近傍領域に炭素注入領域y18が存在する接続板y17を用いるので、上述した第1、2実施形態と同様に、接続板y17の材料(特に母材y5)の選択範囲を拡大することが可能となり、この結果として熱処理用治具(トレイ型熱処理用治具及びバスケット型熱処理用治具)のコスト低減や加工性の改善等を図ることができる。
D:第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本第4実施形態も、上述した第2,3実施形態と同様に、第1実施形態の比較において抵抗発熱体の構成のみが相違するものである。したがって、以下の説明では、本第4実施形態における抵抗発熱体(接続板y17)の構成について説明する。また、以下の説明では,上述した第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本第4実施形態における接続板y18は、図7Aに示すように、母材y5から形成された所定形状の棒状要素部材y19を複数連接することにより形成される。すなわち、各棒状要素部材y19は、図7Bに示すように凸部y20と凹部y21とが複数設けられた角棒であり、凸部y20と凹部y21とを嵌め合わせることにより相互に接続される。
このような接続板y18では、各棒状要素部材y19の接続部において接触抵抗に起因する抵抗発熱が生じる。したがって、上述した第1〜第3実施形態の接続板y3,y11,y15,y16,y17と同様の機能を有する。
ここで、本第4実施形態における接続板y18では、接続部の接触抵抗を利用するものなので、接続部の個数や接触抵抗の大小によって発熱量が左右される。接続部の個数が多い程、また接触抵抗が大きい程、接続板y18の全体的な発熱量は大きくなる。したがって、接続部の個数が多くなるように各棒状要素部材y19の連接方法や形状を工夫することが重要である。
なお、図7Aでは、棒状要素部材y19を3段積み上げることによって接続板y18を構成しているが、ジグソーパズルのように1段で平面状に各棒状要素部材y19を連接するようにしても良い。
また、各棒状要素部材y19を母材y5から形成するのではなく、上述した第1〜第3実施形態の接続板y3,y11,y15,y16,y17と同様の材料から形成しても良い。このように各棒状要素部材y19を形成した場合、接続部の接触抵抗による抵抗発熱に加え、各棒状要素部材y19自身が抵抗発熱するので、発熱量を増大させることができる。

Claims (30)

  1. 処理対象物に熱処理を施す際に、前記処理対象物を保持すると共に外部からの通電によって抵抗発熱体が抵抗発熱して前記処理対象物を加熱する熱処理用治具であって、
    前記抵抗発熱体は、母材に該母材よりも高い固有抵抗を有する抵抗発熱材料が混入して形成されることを特徴とする熱処理用治具。
  2. 抵抗発熱体は、母材全体に抵抗発熱材料が混入して形成されることを特徴とする請求項1記載の熱処理用治具。
  3. 抵抗発熱体は、母材全体が抵抗発熱材料と合金化して形成されることを特徴とする請求項2記載の熱処理用治具。
  4. 抵抗発熱材料は、マンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108、Ni−Cr−Fe合金、炭化ケイ素、ニクロム、グラファイトのいずれか1つあるいは複数からなることを特徴とする請求項1記載の熱処理用治具。
  5. 抵抗発熱材料は、マンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108、Ni−Cr−Fe合金、炭化ケイ素、ニクロム、グラファイトのいずれか1つあるいは複数からなることを特徴とする請求項2記載の熱処理用治具。
  6. 抵抗発熱材料は、マンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108、Ni−Cr−Fe合金、炭化ケイ素、ニクロム、グラファイトのいずれか1つあるいは複数からなることを特徴とする請求項3記載の熱処理用治具。
  7. 抵抗発熱体は、母材の表面近傍に抵抗発熱材料が混入して形成されることを特徴とする請求項1記載の熱処理用治具。
  8. 抵抗発熱材料は、母材を浸炭処理することにより母材の表面近傍に混入した炭素(C)であることを特徴とする請求項7記載の熱処理用治具。
  9. 処理対象物に熱処理を施す際に、前記処理対象物を保持すると共に外部からの通電によって抵抗発熱体が抵抗発熱して前記処理対象物を加熱する熱処理用治具であって、
    前記抵抗発熱体は、母材の表面に前記母材よりも高い固有抵抗を有する抵抗発熱材料が被膜として形成されることを特徴とする熱処理用治具。
  10. 処理対象物に熱処理を施す際に前記処理対象物を保持すると共に、外部からの通電によって抵抗発熱体が抵抗発熱して前記処理対象物を加熱する熱処理用治具であって、
    前記抵抗発熱体は、所定形状の要素部材を複数連接することにより形成されることを特徴とする熱処理用治具。
  11. 請求項1に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  12. 請求項2に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  13. 請求項3に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  14. 請求項4に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  15. 請求項5に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  16. 請求項6に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  17. 請求項7に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  18. 請求項8に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  19. 請求項9に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  20. 請求項10に記載された熱処理用治具によって保持された処理対象物を収容する加熱用容器と、
    前記熱処理用治具に加熱用電流を通電する通電手段と、
    前記処理対象物の周囲に配置されたヒータを用いて前記処理対象物を加熱する加熱手段と
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  21. 熱処理用治具を用いて処理対象物を熱処理装置内に保持し、前記熱処理用治具と前記処理対象物の周囲に配置されたヒータとに通電することにより前記処理対象物を加熱して熱処理を施す方法であって、
    前記熱処理用治具として、母材に該母材よりも高い固有抵抗を有する抵抗発熱材料が混合した抵抗発熱体を備えるものを用いることを特徴とする熱処理方法。
  22. 抵抗発熱体は、母材全体に抵抗発熱材料が混入して形成されることを特徴とする請求項21記載の熱処理方法。
  23. 抵抗発熱体は、母材全体が抵抗発熱材料と合金化して形成されることを特徴とする請求項22記載の熱処理方法。
  24. 抵抗発熱材料は、マンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108、Ni−Cr−Fe合金、炭化ケイ素、ニクロム、グラファイトのいずれか1つあるいは複数からなることを特徴とする請求項21記載の熱処理方法。
  25. 抵抗発熱材料は、マンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108、Ni−Cr−Fe合金、炭化ケイ素、ニクロム、グラファイトのいずれか1つあるいは複数からなることを特徴とする請求項22記載の熱処理方法。
  26. 抵抗発熱材料は、マンガニン、無ニッケルマンガニン、アドバンス、Cu−Mn−Ge合金、NBW108、Ni−Cr−Fe合金、炭化ケイ素、ニクロム、グラファイトのいずれか1つあるいは複数からなることを特徴とする請求項23記載の熱処理方法。
  27. 熱処理用治具は、母材の表面近傍に抵抗発熱材料が混入していることを特徴とする請求項21記載の熱処理方法。
  28. 抵抗発熱材料は、母材を浸炭処理することにより母材の表面近傍に混入した炭素(C)であることを特徴とする請求項27記載の熱処理方法。
  29. 熱処理用治具を用いて処理対象物を熱処理装置内に保持し、前記熱処理用治具と前記処理対象物の周囲に配置されたヒータとに通電することにより前記処理対象物を加熱して熱処理を施す方法であって、
    熱処理用治具として、母材の表面に前記母材よりも高い固有抵抗を有する抵抗発熱材料が被膜として形成された抵抗発熱体を備えるものを用いることを特徴とする熱処理方法。
  30. 熱処理用治具を用いて処理対象物を熱処理装置内に保持し、前記熱処理用治具と前記処理対象物の周囲に配置されたヒータとに通電することにより前記処理対象物を加熱して熱処理を施す方法であって、
    熱処理用治具として、所定形状の要素部材を複数連接することにより形成された抵抗発熱体を備えるものを用いることを特徴とする熱処理方法。
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