JPWO2007023690A1 - リブ編地とその編成方法 - Google Patents

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Abstract

リブニットして隣接した表目と裏目とを目移しし、次いでインレイ糸を挿入し、再度目移しして元の編目配置に戻す。この過程を繰り返して、インレイ糸を各コースに挿入したリブ編地とする。インレイ糸はリブ編目の外側を通って、隣接した表目と裏目との間で編地の中を渡る。リブ編目の中で目移ししない編目を増やすと、インレイ糸とリブ編目との摩擦が減って、編地の伸縮性が増す。インレイ糸とリブの編目間の摩擦が大きいので、編地を引き伸ばしてもインレイ糸が出てこず、またリブ組織の伸縮が制限される。またインレイ糸は編地の表裏に現れ、地糸と外観の異なる糸を用いるとデザイン性が高まる。

Description

この発明はインレイ糸を挿入することにより伸縮性を抑えたリブ編地に関する。
リブ編地にインレイ糸を挿入し、ウェール方向(編み始めから編み終わりへの向き)の伸縮性を抑えたものが知られている。例えば特許文献1は、インレイ糸を挿入したリブ編地からなる靴下を提案している。ところでインレイ糸(挿入糸)はリブ編地の中を通してあるだけで、リブの編目に固定したものではない。そこで編地を横方向(編成のコース方向)に引っ張ると、インレイ糸がリブ編目の間から出て目立つようになる。また一度外へ出たインレイ糸は元には戻らないため、見映えが悪い。
特開2002−88511号
この発明の課題は、
1) インレイ糸によりリブ編地の伸縮性を抑え、
2) インレイ糸をリブの編目で固定して、編地を引き伸ばしても、インレイ糸がリブの編目に対して移動せず、
3) インレイ糸が編地の表裏両面に現れてデザイン性の高い、
リブ編地とその編成方法を提供することにある。
この発明のリブ編地は、表目と裏目とからなるリブ組織と、該リブ組織に挿入されたインレイ糸とを有するリブ編地であって、前記インレイ糸が、リブ組織の隣接する表目と裏目とを接続する渡り糸と交差して前記リブ組織の表裏を渡り、かつ前記隣接する表目と裏目とを前記インレイ糸が囲み、リブ組織の表裏両外側にインレイ糸が部分的に露出している。
好ましくは、前記表目を囲む部分での表目とインレイ糸との摩擦及び前記裏目を囲む部分での裏目とインレイ糸との摩擦とにより、リブ編地の伸縮を抑制すると共に、リブ組織にインレイ糸を拘束する。
また好ましくは、インレイ糸とリブ組織の編糸とで色彩が異なる。
好ましくは、前記リブ組織が、リブ組織の表側でインレイ糸に囲まれた表目と、リブ組織の裏側でインレイ糸に囲まれた裏目と、さらにインレイ糸に囲まれない表目と裏目、とを備えている。
特に好ましくは、インレイ糸に囲まれた表目と裏目との合計の目数と、インレイ糸に囲まれない表目と裏目との合計の目数との割合が、3:1〜1:3である。
この発明のリブ編地の編成方法は、前後一対の対向する針床を備え、かつ横編機の前後間で編目の移動が自在な横編機によりリブ編地を編成する方法であって、リブ編成によりリブ組織を編成するコースと、リブ組織の編目の少なくとも一部で、隣接する表目と裏目とを対向する針床へ移動させるコースと、インレイ糸を挿入するコースと、前記移動させた隣接する表目と裏目とを元の針床へ移し戻すコース、とを行うことにより、前記インレイ糸が、前記隣接する表目と裏目とを接続する渡り糸と交差して前記リブ組織の表裏を渡り、かつ前記インレイ糸が前記隣接する表目と裏目とを囲むことにより、リブ組織の表裏両外側にインレイ糸が部分的に露出しているリブ編地を編成することを特徴とする。
好ましくは、リブ組織の編目の一部のみの編目を対向する針床へ移動して、インレイ糸の挿入後に元の針床へ移し戻し、かつリブ組織の残る表目と残る裏目とを移動しないことにより、前記リブ組織に、リブ組織の表側でインレイ糸に囲まれた表目と、リブ組織の裏側でインレイ糸に囲まれた裏目と、インレイ糸に囲まれない表目と裏目、とを設ける。
この明細書において、コースは横編機での一連の編成操作で、キャリッジを備えた横編機の場合、1コースがキャリッジの1回の移動に対応することもあり、また複数のコースがキャリッジの1回の移動に対応することもある。さらにキャリッジのコースは、キャリッジの1回の移動をいう。コース方向は編目が横方向につながった列を意味し、ウェール方向はこれに直角な方向を意味する。
リブ編地について1×1,2×3等の表記は、表目1目と裏目1とのパターンが繰り返すこと(1×1のリブ)や、表目2目と裏目3目とが繰り返すこと(2×3のリブ)を意味する。
リブ組織は表目の面と裏目の面とが対向しているものと考えることが出来る。そこで表目の面と裏目の面との間を、リブ組織やリブ編地の内側と呼び、それ以外の面をリブ組織やリブ編地の表面、あるいは外側などと呼ぶ。インレイ糸が編目を囲むとは、編地の表面で、表目や裏目の外側をインレイ糸が通過することである。インレイ糸はこの周囲で編地の内部を通過するので、インレイ糸と囲まれた編目との間に摩擦力が働く。
この明細書において、リブ編地に関する記載はリブ編地の編成方法にもそのまま当てはまり、逆にリブ編地の編成方法に関する記載はリブ編地にもそのまま当てはまる。第1の実施例に関する記載は、特に指摘した点以外は、他の実施例や変形例にもそのまま当てはまる。編目を針床間で移動させるために、実施例では主として目移しを用いるが、目移しに代えてホールディング(日本特許2946325,USP6047569)等を用いても良い。また針床間で編目を移動させる代わりに、針床とトランスファージャックベッド(日本特許3408735号,EP924327B)との間で編目を移動させても良い。即ち、針床間の歯口を通過するように、編目を横編機の前後方向に移動させれば良い。さらに目移しとホールディング等の他の編目移動を区別せず、これらの全体を目移しということがある。
この発明では、インレイ糸はリブ編地の隣り合った表目と裏目間の渡り糸と交差してしてリブ組織の表裏に渡り、前記交差位置の両側で隣接した表目と裏目とを囲む。そしてインレイ糸は、前記隣接した表目や裏目との摩擦でリブ組織に拘束される。このためリブ編地を引き伸ばしても、インレイ糸はリブ組織から浮いたりせずに、リブ組織と一体のままである。またインレイ糸によって囲まれたリブ組織の表目や裏目は移動が制限され、伸縮性が抑えられた編地となる。しかもリブ組織のため平編地に比べて厚みがあり、しっかりした感触の編地となる。インレイ糸は編地の表裏に出現し、またリブ組織は元々リバーシブルなので、編地の裏面が見える個所にも使用可能である。さらにインレイ糸をリブ組織の糸と色彩を変え、例えばラメ糸などの装飾性の高い糸をインレイ糸として用いると、デザイン性の高い編地が得られる。
インレイ糸が囲む編目の数とインレイ糸が囲まない編目の数との割合でリブ編地の伸縮性が定まり、インレイ糸が囲む編目の割合が高いほど伸縮性が抑えられて柔軟な厚手の布帛に近い性質を示し、インレイ糸が囲まない編目の割合が高いほど伸縮性が増す。例えばリブ編地のほぼ全編目をインレイ糸が囲むと形態安定性が増して、しっかりした編地となり、衣類の全体に用いると良い。この割合を3:1〜1:3,好ましくは2:1〜1:2,特に好ましくはほぼ1:1とすると、全編目をインレイ糸が囲む場合よりも厚く伸縮性があり、カーディガンの前立て、パンツやスカートのウェスト、襟などに適した編地となる。この場合、インレイ糸に囲まれた編目と囲まれない編目とが鹿の子状に現れる。
この発明では、リブ組織の編地の少なくとも一部で、隣接する表目と裏目とを横編機の前後方向に移動させ、インレイ糸を挿入し、次いで移動させた編目を移し戻す。移動させた編目に対して、インレイ糸は表目と裏目との間ではなく編目の外側を通る。そして編目を移し戻すと、インレイ糸が移動させた表目と裏目とを囲むことになる。
第1の実施例での編成方法を示す図 第1の実施例で編成した編地を示す図 第1の実施例でのリブ編目とインレイ糸との配置を模式的に示す図 第1の実施例の編目構造の表記を示す図 従来例のリブ編地の伸縮モデルを示す図 第2の実施例の編成方法を示す図 第2の実施例の編目構造を示す図 変形例の編成方法を示す図 第3の実施例の編成方法を示す図 第3の実施例の編目構造を示す図 実施例での編地の伸縮モデルを示す図
符号の説明
2,22,32,42: リブ編地 4: 表目ウェール 5: 表目
6: 裏目ウェール 7: 裏目 8: 渡り糸 10: インレイ糸
11,12: 露出部 13,14: 渡り糸
15: インレイ糸に囲まれない表目 17: インレイ糸に囲まれない裏目
25: インレイ糸に囲まれた表目 27: インレイ糸に囲まれた裏目
30: リブ組織の左端の編目 30f,b: ホールディングする編目

S1,S11,S15: リブニット S2,S12,S16: 目移し
S3,S13,S17: インレイ S4,S14,S18: 目移し
S21,S27: リブニット S22,S28: ホールディング
S23,S29: ホールディング S24,S30: インレイ
S25,S31: ホールディングの解除
S26,S32: ホールディングの解除
S42,S47: リブニット S41,S45,S46: 目移し
S44,S49: インレイ S46,S48,S50: 目移し
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
図1〜図11に、実施例とその変形とを示す。図1〜図4に第1の実施例を示し、リブ編地の編成には前後一対の針床を備えて、針床間での目移しが自在な横編機を用いる。編成操作はキャリッジで針床の針を操作することにより行うが、針床の各針毎にリニアモータを設けて、針を操作しても良い。図1の編み組織は1×1のリブで、カーディガンなどの前立てを想定し、左端の平編みの部分は前立ての端部の組織である。ステップ1で例えば1コースリブ編みし、ステップ2でリブ組織の両端部を除いて、表裏の各編目を対向する針床へ目移しする。次いでステップ3でインレイ糸を挿入し、例えば前立ての右端の部分でリブの編目にタックするなどにより固定する。次いでステップ4で、目移しした編目を元の針床へと移し戻す。これを繰り返すことによって図2〜図4に示すリブ編地2が得られる。
4は表目ウェール、6は裏目ウェールで、5は個々の表目、7は個々の裏目で、8は表目5と裏目7との間の渡り糸である。10はインレイ糸で、表目5の外側と裏目7の外側を通過し、露出部11,12のように表目5と裏目7の外側を囲み、これらの間を渡り糸13でつないでいる。リブ編地2では図3に示すように、表目5の集合からなる面と裏目7の集合からなる面とが近づき、リブ編地としては薄い編地となる。表目5や裏目7はインレイ糸10の露出部11,12と接触してこの間に摩擦が働くので、伸縮が抑えられ平編時よりやや厚手のしっかりした編地となる。さらにリブ編地2は表裏対称である。
図5に従来例の1×1のリブ編地を示す。表目5の面と裏目7の面は離れており、図3のリブ編地2に比べて厚みがある。そして渡り糸8の変形により、編目5,7のピッチが変化し、図5の下部のように引き伸ばすことができ伸縮性がある。これに対して実施例のリブ編地2では、編目5,7間のピッチはインレイ糸10によりほぼ一定に保たれ、布帛に近い性質が生じる。図3のリブ編地2を簡単のため図4のように示す。以下インレイ糸10を破線で示し、インレイ糸10が表目5や裏目7を囲んでいるように表している部分は、インレイ糸10が表目5,裏目7の外側を通過する部分である。
図6,図7に、1×1のリブ組織の表目と裏目の約1/2ずつをインレイ糸で囲むようにした実施例を示す。図6のステップ11で1コースリブ編みし、ステップ12で目移しする。この時リブ編目の約1/2を目移しし、ステップ13でインレイ糸を挿入し、ステップ14で移し戻す。なお隣接する表目と裏目とが各々インレイ糸で囲まれるように、隣接する表目と裏目とを目移しする。ステップ15〜ステップ18で、ステップ11〜ステップ14と同様の処理を行うが、目移しする編目25,27と目移ししない編目15,17をステップ11〜ステップ14とは逆にする。これによって例えば1コース毎にインレイ糸で囲まれる編目25,27と囲まれない編目15,17とが反転し、リブ編地の外観が鹿の子状になる。得られたリブ編地を図7に示し、15はインレイ糸に囲まれない表目、17はインレイ糸に囲まれない裏目で、25はインレイ糸に囲まれた表目、27はインレイ糸に囲まれた裏目である。14は編目15,17間を通過する渡り糸である。なお図4,図7では、編地2,22をコース方向断面に沿って表示しているので、渡り糸13.14と渡り糸8とが同じ高さで交差して見えるが、実際にはこの間に高さの差がある。
図8に、目移しに代えてホールディングを用いた、総針によるリブ編地の変形例を示す。ホールディングでは編針として、フックを備えて針本体とタングを備えたスライダとからなる複合針を用い、フックで編目を保持している複合針がタングで別の編目を仮置きすることをホールディングという。図8のステップ21,27で黒丸を付けた編目はホールディングにより仮置きする編目である。
ステップ21で例えば1コースリブ編みし、ステップ22,ステップ23でホールディングし、この時、隣接する表目30fと裏目30bとの対をホールディングする。ステップ24でインレイ糸を挿入する。次いでステップ25,ステップ26でホールディングを解除して、元の針へ編目を移動させる。この結果、リブ編み部分の左端の編目30よりも右側では、例えば4目に1目の割合でインレイ糸で囲まれた編目25,27を持つリブ組織が得られる。またインレイ糸10で囲まれているのは、隣接する表目25と裏目27とである。インレイ糸10で囲まれる編目の位置を変化させて同様の編成を行う。例えばステップ28〜ステップ32を行い、ここではステップ21〜ステップ26と、インレイ糸で囲まれる編目25,27の位置を2目分シフトさせる。4目に1目の割合で編目25,27をインレイ糸で囲むので、インレイ糸で囲む編目25,27の位置を変えて、ステップ21〜ステップ26と同様の編成を4回繰り返して1周期とすると、インレイ糸で囲まれる編目25,27をリブ編地に均等に分布させることができる。
図9,図10に筒編みに関する実施例を示し、ここでは1×1のリブ編地のほぼ全ての編目25,27をインレイ糸で囲むようにしてある。横編機として例えば前後それぞれ上下2枚の針床を備えた4枚ベッドの横編機を用い、ステップ41〜ステップ45で後編地を編成する。ステップ41で後下針床から前上針床へ編目を移動し、ステップ42で1コースリブ編成し、ステップ43で後下針床と前上針床間の目移しを行い、ステップ44でインレイ糸を挿入し、ステップ45で前上針床から後下針床への目移しを行う。ステップ46〜ステップ50で前編地に対して同様の処理を行うと、図9のリブ編地32’が得られる。これと同様のリブ編地32を図10に示す。伸縮性が抑えられ、薄くしっかりしたリブ編地となるので、例えば無縫製衣料の編成で、基本組織として用いることができる。
図11に編地の伸縮モデルを示す。針床上で編成している際の編地の幅(編幅)を基準として、仕上げ後の編地の幅を示し、編幅からの収縮が著しいほど、編地は引き伸ばしやすい。平編地では図11の第2段に示すようにやや収縮する。平編地に対して実施例のリブ編地2と類似のようにインレイ糸で編目を囲むと、元々伸縮性が抑えられている編地をさらにかたくした編地となる。図1〜図4のリブ編地の場合、ほぼ全ての編目をインレイ糸で囲むので、伸縮性が抑えられる。図7のように、インレイ糸で囲む編目25,27と囲まない編目15,17とを設けると伸縮性が増す。インレイ糸を用いない従来例のリブ編地では、針床上の編み幅から完成品の幅が著しく縮んで、さらに大きな伸縮性が残る。
実施例では以下の効果が得られる。
1) インレイ糸がリブの隣接する表目や裏目を囲むことにより、インレイ糸はリブ組織に強く拘束され、リブ組織の伸びを抑えることができる。またインレイ糸がリブ組織の間から出てきたりすることがない。
2) 得られるリブ編地は通常のリブ編地と布帛との中間の性質を持ち、インレイ糸で囲む編目25,27の数と囲まない編目15,17の数との割合により伸縮性を調整でき、また編地の厚さも調整できる。そして在来の平編地に比べると厚みがあるのでしっかりした感触となる。
3) リブ編地は、表裏何れの側も外から見える個所に使用できる。
4) インレイ糸とリブ組織との編み糸の種類を変え、特に色彩を変えると、デザイン性の高い編地が得られる。この場合、リブ組織の編目の一部のみをインレイ糸が囲むようにすると、鹿子状の外観が得られる。

Claims (7)

  1. 表目と裏目とからなるリブ組織と、該リブ組織に挿入されたインレイ糸とを有するリブ編地であって、
    前記インレイ糸が、リブ組織の隣接する表目と裏目とを接続する渡り糸と交差して前記リブ組織の表裏を渡り、
    かつ前記隣接する表目と裏目とを前記インレイ糸が囲み、リブ組織の表裏両外側にインレイ糸が部分的に露出しているリブ編地。
  2. 前記表目を囲む部分での表目とインレイ糸との摩擦及び前記裏目を囲む部分での裏目とインレイ糸との摩擦とにより、リブ編地の伸縮を抑制すると共に、リブ組織にインレイ糸を拘束するようにしたことを特徴とする、請求項1のリブ編地。
  3. インレイ糸とリブ組織の編糸とで色彩が異なることを特徴とする、請求項2のリブ編地。
  4. 前記リブ組織が、リブ組織の表側でインレイ糸に囲まれた表目と、リブ組織の裏側でインレイ糸に囲まれた裏目と、さらにインレイ糸に囲まれない表目と裏目、とを備えていることを特徴とする、請求項1のリブ編地。
  5. インレイ糸に囲まれた表目と裏目との合計の目数と、インレイ糸に囲まれない表目と裏目との合計の目数との割合が、3:1〜1:3であることを特徴とする、請求項4のリブ編地。
  6. 前後一対の対向する針床を備え、かつ横編機の前後間で編目の移動が自在な横編機によりリブ編地を編成する方法であって、
    リブ編成によりリブ組織を編成するコースと、
    リブ組織の編目の少なくとも一部で、隣接する表目と裏目とを対向する針床へ移動させるコースと、
    インレイ糸を挿入するコースと、
    前記移動させた隣接する表目と裏目とを元の針床へ移し戻すコース、とを行うことにより、
    前記インレイ糸が、前記隣接する表目と裏目とを接続する渡り糸と交差して前記リブ組織の表裏を渡り、かつ前記インレイ糸が前記隣接する表目と裏目とを囲むことにより、リブ組織の表裏両外側にインレイ糸が部分的に露出しているリブ編地を編成することを特徴とする、リブ編地の編成方法。
  7. リブ組織の編目の一部のみの編目を対向する針床へ移動して、インレイ糸の挿入後に元の針床へ移し戻し、かつリブ組織の残る表目と残る裏目とを移動しないことにより、
    前記リブ組織に、リブ組織の表側でインレイ糸に囲まれた表目と、リブ組織の裏側でインレイ糸に囲まれた裏目と、インレイ糸に囲まれない表目と裏目、とを設けることを特徴とする、請求項6のリブ編地の編成方法。
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