JPWO2006137139A1 - マンゴスチンの単離方法とそれを含有する医薬品、及び健康食品 - Google Patents

マンゴスチンの単離方法とそれを含有する医薬品、及び健康食品 Download PDF

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Abstract

【解決課題】本発明は、様々な薬理作用を有するマンゴスチン誘導体を安全性が高い溶媒を用いて、効率良く精製できるマンゴスチン誘導体の単離方法と、安全性の高いマンゴスチン誘導体を含有する医薬品、及び健康食品を提供する。【解決手段】マンゴスチン果皮に水を加えて90℃以上で加熱洗浄後、洗浄した果皮に25〜75%(v/v)エタノールを加えて50〜85度で加熱抽出後、抽出物を濾過して、得られた抽出液を冷却して晶出する粗マンゴスチン結晶を濾取した後、さらにこの結晶を25〜75%(v/v)エタノールに溶解後、再結晶させてマンゴスチン結晶を得るマンゴスチンの単離方法である。【選択図】なし

Description

本発明は、マンゴスチン果皮からエタノールを用いたマンゴスチンの単離方法及びエタノールで抽出単離されたαーマンゴスチン、γーマンゴスチンを含有する医薬品、及び健康食品に関する。
マンゴスチンは非特許文献1、2に記載されているようにミトコンドリアを介したアポトーシスを誘導すると共に、細胞の増殖抑制作用、さらに、抗バクテリア活性、抗炎症活性等の多くの作用を有していることが知られている。しかし、このように様々な薬理作用を有するマンゴスチンの安全性の高い単離方法については未だ報告されていない。
例えば、特許文献1の抽出方法は、キサントン誘導体(マンゴスチン誘導体)を抽出するための溶媒として、ベンゼン、酢酸エチル、メタノール、アセトン等が例示されている。そして、マンゴスチンの抽出方法として、マンゴスチンの果皮を細片に切断し、乾燥、粉砕する。得られた乾燥品(2.7kg)をベンゼン(5L)で24時間3回加熱環流抽出する。抽出液を合一し、減圧下ベンゼンを留去する。残渣(約50g)をベンゼンで再結晶化して、粗結晶(20g)を得ている。得られた粗結晶について、同様の方法で再結晶を繰り返すことにより、2,8−ビス(3−メチルー2ーブテニル)ー7ーメトキシー1,3,6−トリヒドロキシキサントン(αーマンゴスチン)(10g)を得たことが開示されている。
特許文献2に開示されているマンゴスチンの抽出方法は、マンゴスチン果皮を乾燥させて細片に切断し、粉砕した後、有機溶媒(ベンゼン)で抽出を行っている。さらに、抽出物8gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、ノルマルヘキサンー酢酸エチル混合溶媒系を用いて分画を行うことによって抽出物から8つの画分が得られることが開示されている。
非特許文献1で用いられたマンゴスチンは、ベンゼンを用いてマンゴスチンを抽出して、シリカゲルとSephadex LH-20カラムを用いてマンゴスチン誘導体が得られることが開示されている。
非特許文献2で用いられたマンゴスチンは、エチルアセテイト環流抽出で得られたマンゴスチンを高速液体クロマトグラフィーによって精製し、粗結晶標品としてαマンゴスチン(77.8%)とγマンゴスチン(15.9%)を含む標品が得られることが開示されている。
上記のように種々の抽出方法が報告されているが、人体に適用できるような安全性の高い溶媒を用いてマンゴスチン誘導体を抽出単離する方法は報告されておらず、安全性の高い溶媒を用いて抽出、精製したマンゴスチン誘導体の提供が望まれている。
特開平10−203977 特開2004−194554 J.Natural Products,2003,66(8),1124-1127 Asian Pacific Journal of Cancer Prevention,vol.5,2004,433-438
本発明は、様々な薬理作用を有するマンゴスチン誘導体を安全性が高い溶媒を用いて、効率良く精製できるマンゴスチン誘導体の単離方法と、安全性の高いマンゴスチン誘導体を含有する医薬品、及び健康食品を提供することである。
効率の良い方法で、安全性の高いマンゴスチン誘導体を提供するために鋭意研究を重ねた結果、マンゴスチン果皮を水洗後、含水エタノールで抽出して、マンゴスチンの粗結晶を得て、含水エタノールに再溶解後、結晶化と溶解を一度、又は数回繰り返しながら結晶化させることによって、純度の高いマンゴスチン誘導体を得ることに成功した。
本発明の第一の特徴は、マンゴスチン果皮に水を加えて90℃以上で加熱洗浄後、洗浄した果皮に25〜75%(v/v)エタノールを加えて50〜85度で加熱抽出後、抽出物を濾過して、得られた抽出液を冷却して晶出する粗マンゴスチン結晶を濾取した後、さらにこの結晶を25〜75%(v/v)エタノールに溶解後、再結晶させてマンゴスチン結晶を得ることを特徴とするマンゴスチンの単離方法である。マンゴスチンの抽出溶媒として安全な25〜75%(v/v)エタノールを用いてマンゴスチンを抽出して、マンゴスチン結晶を晶出させることで純度の高いマンゴスチンを単離することができる。
本発明の他の特徴は、マンゴスチン果皮に水を加えて90℃以上で加熱洗浄後、洗浄した果皮に25〜75%(v/v)エタノールを加えて50〜85度で加熱抽出後、抽出物を濾過して、得られた抽出液を冷却して晶出する粗マンゴスチン結晶を濾取した後、さらにこの結晶を25〜75%(v/v)エタノールに溶解後、再結晶させたマンゴスチン結晶を含有することを特徴とするマンゴスチン含有組成物である。本発明の単離方法で得られた安全性の高い高純度のマンゴスチンを含む組成物は種々の薬品、食品などに添加して使用することが出来る。
本発明の他の特徴は、αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%で、かつαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有量の合計が90%以上であることを特徴とする請求項1に記載のマンゴスチンの単離方法である。αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が80〜85%:7〜15%の割合で含有する純度が高いマンゴスチンを単離することができる。
本発明の他の特徴は、αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%で、かつαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有量の合計が90%以上であることを特徴とする請求項2に記載のマンゴスチン含有組成物である。本発明の単離方法によって得られた高純度のマンゴスチンを含む組成物は種々の薬品、食品などに添加して使用することが出来る。
本発明の他の特徴は、αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%の割合で含有することを特徴とする癌の予防治療剤である。マンゴスチンの薬理効果を最も発揮できる割合でαーマンゴスチンとγーマンゴスチンを含有する癌の予防治療薬を提供することができる。
本発明の他の特徴は、αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%の割合で含有することを特徴とする健康食品である。安全性の高い溶媒で高純度に抽出単離したマンゴスチンを含有する種々の形態の健康食品を提供することができる。
マンゴスチン果皮に水を加えて90℃以上、好ましくは95〜100℃で加熱洗浄することによって、マンゴスチン果皮に含まれる赤色物質、粘性物質、吸湿性物質等の不純物質が多量に溶出されて、加熱洗浄後のマンゴスチン果皮から純度の高いマンゴスチン結晶を含有する組成物を得ることが出来る。
安全性の高いエタノールを溶媒として用いてマンゴスチンを抽出及び晶出を行うことにより、最終製品としても安全性の高い高純度のマンゴスチン誘導体を含有する組成物を得ることができる。他の有機溶媒を用いた分画操作やシリカゲルまたはイオン交換樹脂を用いたカラムクロマトグラフィーを使用しないため、安全でかつ工程を短くすることができ、低コストで高純度のマンゴスチン誘導体を含有する組成物を得ることができる。
本発明の単離方法で得られるマンゴスチン誘導体を含有する組成物は純度の高いαーマンゴスチンとγーマンゴスチンを一定の割合で含有している。このαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合は、薬理効果を最も発揮できる割合であって、癌の予防治療薬として利用することができる。さらに、各種の食物の形態や飲料の形態で健康食品として摂取することができる。
発明を実施するための最良の手段
以下の実施例では、本発明を実施するいくつかの好ましい形態を例示するが、特許請求の範囲に記載された発明の範囲を限定することは意図していない。
マンゴスチン果皮に対し2〜10倍量の水を加えて90℃以上で、加熱洗浄する。マンゴスチン果皮に含まれる赤色物質、粘性物質、吸湿性物質等のマンゴスチンの精製に障害となる不純物質が、本発明方法における加熱洗浄によって多量に溶出除去される利点を有し、しかも、本発明の洗浄方法でマンゴスチン果皮を洗浄してもマンゴスチンの溶出は殆ど認められなかった。
高温の水で洗浄したマンゴスチン果皮に濃度が25〜75%(v/v)の熱エタノールを加えて、1時間抽出する。抽出液を冷却して析出する粗マンゴスチン結晶を濾過して集め、この粗マンゴスチン結晶をエタノールに再溶解して、水に滴下してエタノール濃度を薄めて再結晶化する。再結晶化は一度でも良いが繰り返すことによって、より純度の高いマンゴスチン結晶を得ることができる。このようにして得られたマンゴスチン結晶はαーマンゴスチンを75〜85%、γーマンゴスチンを7〜15%の割合で含み、かつαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有量の合計は90%以上である。
マンゴスチン果皮からアルコールで抽出され結晶化されたαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%の割合で含有する本発明のマンゴスチン含有組成物は、前記のマンゴスチンを治療的有効量で含む薬学的に許容し得る製剤として、1つまたは複数の薬学的に許容し得る担体(添加剤)および/または希釈剤とともに薬学的組成物として処方される。以下で詳細に説明するように、本発明のマンゴスチン含有組成物は、以下のことに適応したものを含めて、固体または液体での投与のために具体的に処方され得る:(1)経口投与、例えば、水薬(水溶液もしくは非水溶液または懸濁液)、錠剤、巨丸剤、粉末薬、顆粒剤、舌に塗布するためのペースト;(2)非経口投与、例えば滅菌溶液もしくは懸濁液として例えば皮下、筋内もしくは静脈内注射による;(3)局所応用、例えば皮膚に応用されるクリーム、軟膏またはスプレーとして;または(4)膣内または直腸内に、例えば膣座薬、クリームまたは発泡剤として。しかし、いくつかの実施形態では、本発明の化合物を単に滅菌水に溶解または懸濁してもよい。
「治療的有効量」という語句は、本明細書で使用される場合、いずれの医療にも適用可能な妥当な便益/リスク比で、何らかの所望の治療効果を生じるために有効な作用物質または組成物の量を意味する。
「薬学的に許容し得る」という語句は、本明細書では、正しい医学的判断の範囲内で、妥当な便益/リスク比に見合って、過剰な毒性、刺激、アレルギー反応等の問題や合併症なしに、人間および動物の組織に接触しての使用に好適な、化合物、材料、組成物、および/または投薬形態を指すために使用される。
「薬学的に許容し得る担体」という語句は、本明細書で使用される場合、体の一器官または一部から体の別の器官または一部へ本発明のマンゴスチン誘導体を運搬または輸送することに関与する液体または固体の充填剤、希釈剤、補形薬、溶剤またはカプセル化材料のような、薬学的に許容し得る材料、組成物または賦形剤を意味する。各担体は、剤形の他の成分と適合し、患者に有害でないという意味で「許容し得る」ものでなければならない。薬学的に許容し得る担体として働き得る材料のいくつかの例には以下のものがある:(1)ラクトース、グルコースおよびスクロースのような糖;(2)トウモロコシデンプンおよびバレイショデンプンのようなデンプン;(3)カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロースのようなセルロースおよびその誘導体;(4)粉末トラガカント;(5)麦芽;(6)ゼラチン;(7)タルク;(8)ココアバターおよび座薬ワックスのような補形薬;(9)落花生油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油およびダイズ油のような油;(10)プロピレングリコールのようなグリコール;(11)グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコールのようなポリオール;(12)オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルのようなエステル;(13)寒天;(14)水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムのような緩衝剤;(15)アルギン酸;(16)パイロジェンフリー水;(17)等張食塩液;(18)リンガー溶液;(19)エチルアルコール;(20)リン酸緩衝溶液;ならびに(21)薬物処方で使用される他の非毒性の適合物質。いくつかの実施形態では、薬物製剤は非発熱性である。すなわち、患者の体温を上昇させない。
この点で「薬学的に許容し得る塩」という用語は、本発明の組成物の比較的非毒性の無機または有機酸付加塩を指す。これらの塩は、本発明の組成物の最終的な単離および精製中にin situで調製してもよく、または本発明の精製された化合物をその遊離塩基形態で好適な有機または無機酸と別個に反応させ、こうして形成された塩を単離することによって調製してもよい。代表的な塩としては、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸塩、硝酸塩、酢酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシル酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ナフチル酸塩、メシル酸塩、グルコヘプトン酸塩、ラクトビオン酸塩、およびラウリルスルホン酸塩等がある。(例えば、Berge et al. (1977), J. Pharm. Sci. 66:1-19、を参照されたい。)
本発明の作用物質の薬学的に許容し得る塩としては、例えば非毒性の有機または無機酸からの、化合物の従来の非毒性塩または第四アンモニウム塩がある。例えば、このような従来の非毒性塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸等のような無機酸から誘導されたもの;ならびに酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パルミチン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸、イソチオン酸等のような有機酸から調製された塩がある。
他の場合、本発明の組成物は、1つまたは複数の酸性官能基を含んでもよく、したがって、薬学的に許容し得る塩基と薬学的に許容し得る塩を形成することが可能である。これらの例で「薬学的に許容し得る塩」という用語は、本発明の組成物の比較的非毒性の無機または有機塩基付加塩を指す。これらの塩も同様に、組成物の最終的な単離および精製中にin situで調製してもよく、または精製された作用物質をその遊離酸形態で、薬学的に許容し得る金属カチオンの水酸化物塩、炭酸塩または炭酸水素塩のような好適な塩基と、アンモニアと、または薬学的に許容し得る有機第一、第二または第三アミンと別個に反応させることによって調製してもよい。代表的なアルカリまたはアルカリ土類塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、およびアルミニウム塩等がある。塩基付加塩の形成に有用な代表的な有機アミンとしては、エチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペラジン等がある。(例えば、Berge et al. (1977)、前掲、を参照されたい。)
ラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムのような湿潤剤、乳化剤および潤滑剤、ならびに着色剤、放出剤、被覆剤、甘味料、香味剤および香料、保存料および酸化防止剤もまた組成物中に存在してもよい。
薬学的に許容し得る酸化防止剤の例には以下のものがある:(1)アスコルビン酸、塩酸システイン、硫酸水素ナトリウム、二亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等のような水溶性酸化防止剤;(2)パルミチン酸アスコルビル、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、レシチン、没食子酸プロピル、α−トコフェロール等のような油溶性酸化防止剤;ならびに(3)クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ソルビトール、酒石酸、リン酸等のような金属キレート剤。
本発明の剤形は、経口、経鼻、局所(口内および舌下を含む)、直腸、膣および/または非経口投与に好適なものを含む。剤形は、単位投薬形態で都合よく差し出されてもよく、薬学分野で周知のいかなる方法によって調製されてもよい。担体材料と組み合わせて単一投薬形態を作製することができる活性成分の量は、治療されるホスト、特定の投与方式に応じて変わるであろう。担体材料と組み合わせて単一投薬形態を作製することができる活性成分の量は一般に、治療効果を生じる化合物の量であろう。一般に、100パーセントのうち、この量は、約1%から約99%まで、好ましくは約5%から約70%まで、最も好ましくは約10%から約30%までの範囲の活性成分である。
これらの剤形または組成物を調製する方法は、本発明の1つまたは複数の作用物質を担体と、および随意に1つまたは複数の副成分と結びつけるステップを含む。一般に、剤形は本発明の1つまたは複数の作用物質を液体担体、もしくは微粉化した固体担体、またはその両方と均一かつ緊密に結びつけ、必要であれば製品を整形することによって調製される。
経口投与に好適な本発明の剤形は、カプセル、カシェ、丸薬、錠剤、ロゼンジ(味付けされた主薬、通常はスクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカント、を用いる)、粉末、顆粒、の形態でもよく、または水性もしくは非水性液体中の溶液もしくは懸濁液として、または水中油もしくは油中水液体乳剤として、またはエリキシルもしくはシロップとして、または香錠(ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアラビアゴムのような不活性基剤を用いる)および/または含嗽剤等としてでもよく、それぞれ活性成分として所定量の本発明の化合物を含む。本発明の作用物質は、巨丸剤、舐剤、またはペーストとして投与されてもよい。
経口投与のための本発明の固体投薬形態(カプセル、錠剤、丸薬、糖衣錠、粉末薬、顆粒剤等)では、活性成分は、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムのような1つまたは複数の薬学的に許容し得る担体、および/または以下のもののいずれかと混合される:(1)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、および/またはケイ酸のような充填剤または増量剤;(2)例えばカルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースおよび/またはアラビアゴムのような粘結剤;(3)グリセロールのような保湿剤;(4)寒天、炭酸カルシウム、バレイショまたはタピオカデンプン、アルギン酸、ある特定のケイ酸塩、および炭酸ナトリウムのような崩壊剤;(5)パラフィンのような溶解遅延剤;(6)4級アンモニウム化合物のような吸収促進剤;(7)セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロールのような湿潤剤;(8)カオリンおよびベントナイト粘土のような吸収剤;(9)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびそれらの混合物のような潤滑剤;ならびに(10)着色剤。カプセル、錠剤および丸薬の場合、薬物組成物は緩衝剤を含んでもよい。同様の種類の固体組成物が、ラクトースまたは乳糖のような補形薬と、高分子量ポリエチレングリコール等とを用いたソフトおよびハード充填ゼラチンカプセル内の充填剤としても使用可能である。
錠剤は、圧縮または成形によって、随意に1つまたは複数の副成分とともに、作製され得る。圧縮された錠剤は、粘結剤(例えば、ゼラチンもしくはヒドロキシプロピルメチルセルロース)、潤滑剤、不活性希釈剤、保存料、崩壊剤(例えば、グリコール酸ナトリウムデンプンもしくは架橋型カルボキシメチルセルロースナトリウム)、表面活性剤または分散剤を用いて調製され得る。成形タブレットは、不活性液体希釈剤で湿潤化された粉末化合物の混合物を好適な機械で成形することによって作製され得る。
糖衣錠、カプセル、丸薬および顆粒剤のような、本発明の薬物組成物の錠剤等の固体投薬形態は、随意に、刻み目を付けられ、または薬物調剤分野において周知の腸溶性被膜等の被膜のような被膜および殻を用いて調製されてもよい。それらは、例えば、所望の放出プロファイルを提供するための種々の比率でのヒドロキシプロピルメチルセルロース、他のポリマーマトリックス、リポソームおよび/またはミクロスフェアを用いて、内部の活性成分の緩徐なまたは制御された放出を提供するように調剤されてもよい。それらは、例えば、細菌保持フィルターを通す濾過によって、または使用直前に滅菌水等の滅菌注射可能媒質に溶解することができる滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって、滅菌してもよい。これらの組成物は、随意に乳白剤を含んでもよく、胃腸管のある特定の部分のみで、またはそこで優先的に、随意に遅延したやり方で、1つまたは複数の活性成分を放出する組成であってもよい。使用可能な埋込み組成物の例として、ポリマー物質およびワックスがある。活性成分は、適当であれば1つまたは複数の上記の補形薬とともに、マイクロカプセル化された形態であってもよい。
本発明の組成物の経口投与のための液体投薬形態としては、薬学的に許容し得る乳剤、マイクロエマルジョン、溶液、懸濁液、シロップおよびエリキシルがある。液体投薬形態は、活性成分に加えて、例えば水や他の溶媒のような当技術分野で一般に使用される不活性希釈剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブタジエングリコール、油(特に、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステルのような可溶化剤および乳化剤、およびそれらの混合物を含んでもよい。
不活性希釈剤の他に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、甘味料、香味剤、着色剤、香料および保存剤のような補助薬を含んでもよい。
懸濁液は、活性化合物に加えて、例えば、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微結晶セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天およびトラガカント、ならびにそれらの混合物のような懸濁剤を含んでもよい。
直腸または膣投与のための本発明の薬物組成物の剤形は、座薬として提示され得る。この座薬は、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコール、座薬ワックスまたはサリチル酸塩を含む1つまたは複数の好適な非刺激性補形薬または担体と、本発明の1つまたは複数の作用物質を混合することによって調製することが可能であり、室温で固体であるが、体温では液体であるため、直腸または膣腔で融解し、活性化合物を放出することになる。
膣投与に好適な本発明の剤形はまた、当技術分野で適当であることが知られているような担体を含むペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、発泡またはスプレー剤形も含む。
本発明の組成物の局所的または経皮的投与の投薬形態は、粉末、スプレー、軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ゲル、溶液、パッチおよび吸入薬を含む。組成物は、薬学的に許容し得る基材と、および必要であれば保存料、緩衝液、または推進剤と、滅菌条件下で混合してもよい。
軟膏、ペースト、クリームおよびゲルは、本発明の組成物に加えて、動物または植物脂、油、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、タルクおよび酸化亜鉛、またはそれらの混合物のような補形薬を含んでもよい。
粉末およびスプレーは、本発明の組成物に加えて、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウムおよびポリアミド粉末、またはこれらの物質の混合物のような補形薬を含んでもよい。スプレーは、塩化フッ化炭化水素や、ブタンおよびプロパンのような揮発性非置換炭化水素のような通例の高圧ガスをさらに含んでもよい。
経皮的パッチは、本発明の組成物を、体に制御して配送するという更なる利点を有する。このような投薬形態は、適当な媒質に本発明の化合物を溶解または分散させることによってなされ得る。吸収増進剤を用いて、皮膚を横切る本発明の組成物のフラックスを上昇させることも可能である。このようなフラックスの速さは、速さ制御膜を設けるか、またはポリマーマトリックスもしくはゲル中に化合物を分散させるかのいずれかによって制御することができる。
非経口投与に好適な本発明の薬物組成物は、本発明の1つまたは複数の化合物とともに、1つまたは複数の薬学的に許容し得る滅菌等張水溶液または非水溶液、分散剤、懸濁液もしくは乳剤、または使用直前に滅菌注射可能溶液または分散剤中で戻すことが可能な滅菌粉末を含み、これは酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤、調剤を目的レシピエントの血液と等張にする溶質、または懸濁剤もしくは濃縮剤を含み得る。
本発明の薬物組成物で使用可能な好適な水性および非水性担体の例としては、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)、およびそれらの好適な混合物、オリーブ油のような植物油、ならびにオレイン酸エチルのような注射可能有機エステルがある。固有の流動性は、例えば、レシチンのような被覆材料の使用によって、分散剤の場合には必要な粒子サイズの維持によって、および界面活性剤の使用によって、維持することができる。
これらの組成物は、保存料、湿潤剤、乳化剤および分散剤のような補助薬を含んでもよい。微生物の活動の防止は、例えば、パラベン、クロロブタノール、ソルビン酸フェノール等の種々の抗菌剤および抗真菌剤の含有によって確保し得る。糖、塩化ナトリウム等の等張剤を組成物に含めると望ましいかもしれない。さらに、注射可能薬物形態の持続性吸収が、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンのような吸収を遅延させる作用物質の含有により引き起こされ得る。
本発明の組成物は、薬剤としてヒトおよび動物に投与される場合、組成物それ自体で与えられてもよく、または、薬学的に許容し得る担体とともに例えば0.1〜99.5%(より好ましくは、0.5〜90%)の活性成分を含む薬物組成物として与えられてもよい。
さらに、マンゴスチン果皮からアルコールで抽出されたマンゴスチン結晶は、αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%の割合で含有する本発明組成物を含む健康食品について例示する。本発明のマンゴスチン含有組成物は、適当な賦形剤等と共に加工して健康食品とすることができる。前記賦形剤としては、例えば、食品素材、食品添加物を挙げることができる。例えば、糖質(糖類、糖アルコール)、甘味料、酸味料、酸化防止剤、日持ち向上剤、保存料等を挙げることができる。この中、糖質、甘味料、酸味料は、それぞれ、0.01〜90重量%の範囲内で配合するのが適当であり、0.1〜70重量%の範囲内が好ましい。酸化防止剤、日持ち向上剤、保存料は、それぞれ0.001〜10重量%の範囲内で配合するのが適当であり、0.01〜1重量%が好ましい。その他、ビタミン類、アミノ酸類、ミネラル類、増粘安定剤、着色料、食物繊維、香料、乳化剤、pH調整剤等を適当量配合することができる。
糖質の具体例としては、例えば、デンプン、水飴、還元澱粉糖化物、エリスリトール、ソルボース、マンニトール、ラクツロース、ラクチトール、パラチニット、マルチトール、キシロビオース、フラクトフラノシルニストース、(α、β)ーシクロデキストリン、マルトシルーβーシクロデキストリン、ソルビトール、テアンデオリゴ、マルトテトライトール、スクロース、グルコース、フラクトース、ラクトース、マルトース、キシロース、トレハロース、ガラクトース、キシリトール、パラチノース、フラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖等を挙げることができる。
甘味料の具体例としては、例えば、アスパラテーム、アマチャ抽出物、カンゾウ抽出物、D−キシロース、グリチルリチン酸二ナトリウム、酵素処理カンゾウ、サッカリン、サッカリンナトリウム、ステビア抽出物、ステビア末、Lーソルボース、ソーマチン、甜涼茶抽出物、Lーフコース、ラカンカ抽出物、Lーラムノース、D−リボース、ミラクリン、クルクリン、モネリン、ジヒドロカルコン類等を挙げることができる。
酸味料の具体例としては、例えば、アジピン酸、イタコン酸、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、グルコン酸、αーケトグルタル酸、コハク酸、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸ナトリウム、L−酒石酸、DL−酒石酸、L−酒石酸ナトリウム、DL−酒石酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、氷酢酸、フィチン酸、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、DL−リンゴ酸、DLーリンゴ酸ナトリウム、リン酸等を挙げることができる。
酸化防止剤の具体例としては、例えば、L−アスコルビン酸、dlーαートコフェロール、没食子酸プロピル、セージ抽出物、抽出トコフェロール、カテキン、ゴマ油抽出物、ヘスペレチン、ローズマリー抽出物、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン等を挙げることができる。
日持ち向上剤の具体例としては、例えば、酢酸、酢酸ナトリウム、グリシン、桑抽出物、リゾチーム、クローブ抽出物、茶抽出物、シソ抽出物、グリセリン脂肪酸エステル等を挙げることができる。
保存料の具体例としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、εーポリリジン、ペクチン分解物、しらこ蛋白、パラオキシ安息香酸エチル等を挙げることができる。
ビタミン類の具体例としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB1、 ビタミンB2、 ビタミンB6、 ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD、ニコチン酸、パントテン酸等を挙げることができる。
アミノ酸の具体例としては、例えば、L−アスパラギン、L−アスパラギン酸、L−イソロイシン、L−シスチン、L−システィン塩酸塩、L−セリン、L−チロシン、DL−トリプトファン、L−トリプトファン、L−トレオニン、L−バリン、L−メチオニン、L−リジン、L−ロイシン、L−カルニチン等を挙げることができる。
ミネラル類の具体例としては、例えば、炭酸カルシウム、焼成カルシウム、未焼成カルシウム、クエン酸鉄、グルコン酸第一鉄、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅等を挙げることができる。
増粘安定剤の具体例としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、タマリンドシードガム、カラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン、キチン、キトサン、プルラン、アロエベラ抽出物等を挙げることができる。
さらに、本発明の組成物を含有する健康食品は、他の健康食品素材と組み合わせることもできる。かかる健康食品素材としては、例えば、トウガラシ(カプサイシン)、エゾウコギ、高麗人参、クロレラ、アボガド、スッポン、霊芝、牡蛎、杜仲、深海鮫、プロポリス、スピルナ、熊笹、どくだみ、銀杏の葉、梅、ギムネマ、根昆布、しじみ、はい芽、アルファルファ、八目鰻、まこも、明日葉、冬虫花草、及びそれらの抽出物、並びにローヤルゼリー、核酸、DHA、レシチン、EPA、ガンマーレノレン酸、サポニン等を挙げることができる。
本発明の組成物を含有する健康食品は、例えば、クッキー、キャンディー、ゼリー、グミ、シャーベット、ケーキ、饅頭、ガム、アイスクリーム、シュークリーム、ワッフル、煎餅、錠菓等の菓子、果汁入り飲料、果汁なし飲料、炭酸飲料、乳酸菌入り飲料、コーヒー、茶等の飲料、固形状の、ゲル状の若しくは液状の又はそれらを組み合わせたスポーツフーズやスポーツドリンク、カプセル型、錠剤型、又は散剤型の健康食品、タレ、醤油、ソース、カレー粉、カレールー等の調味料又は調理用素材、その他、麺、パン、シリアル、レトルト食品等を挙げることができる。
図1に示す工程に従って、マンゴスチン果皮からマンゴスチンを抽出精製した。まず、マンゴスチン果皮の乾燥物60kgに対して水600Lを加えて、90℃以上、好ましくは95℃〜100℃で攪拌ししながら1時間洗浄を行った。加熱洗浄工程で、マンゴスチン果皮に含まれる赤色物質、粘性物質、吸湿性物質等の不純物質が多量に溶出されて、以後の抽出工程で純度の高いマンゴスチン結晶を含有する組成物を得ることが出来る。
加熱洗浄したマンゴスチン果皮を濾過して、その残渣に50%(v/v)エタノールを600L加えて、80℃〜85℃で1時間攪拌しながら抽出して、抽出液を濾過した。
濾液を常温にまで徐々に温度を下げた後、常温で1夜放置して、粗マンゴスチン結晶を析出させた。粗マンゴスチン結晶の析出した液を濾過して粗マンゴスチン結晶を分離した。分離した粗マンゴスチン結晶を50%V/Vエタノール10Lで洗浄後、60℃で真空乾燥して、粗マンゴスチン結晶粉末を2.4kgを得た。
粗マンゴスチン結晶2.4kgに対してエタノール24Lを加えて、常温で1時間攪拌して溶解した。この溶解液を常温で攪拌しながら水36Lに滴下し、その後80℃〜85℃で1時間攪拌した。この液を常温まで徐々に冷却し、常温で1夜攪拌してマンゴスチン結晶を析出させ濾過後、得られたマンゴスチン結晶を50%V/Vエタノールで洗浄した後、真空乾燥してマンゴスチン結晶を含有するマンゴスチン含有組成物を得た。
マンゴスチンの定量法
上記方法により得られたマンゴスチン含有組成物の定量は、マンゴスチン含有組成物20mgを正確に計り、エタノールを加えて正確に100mlに溶解して試料とした。別にαーマンゴスチン標準品20mgを量り取り、エタノールを加えて正確に100mlに溶解して、標準溶液ー1とした。別にγーマンゴスチン標準品10mgを正確に計り取り、エタノールを加えて正確に50mlに溶解した。この液5mlを正確に計り、エタノールを加えて正確に50mlとして、これを標準溶液ー2とした。
上記各試料の分析は高速液体クロマトグラフィーを用いて分析した。使用したカラムはDevelosil ODS-5(φ4.6×250mm、野村化学製)を用いて、移動相にアセトニトリル/0.05Mリン酸水溶液(7:3)を用い、流量1.0ml/minで、40℃で展開し、波長365nmで測定を行った。高速液体クロマトグラフィーでマンゴスチン含有組成物を分析した結果、本願発明方法で得られたマンゴスチン含有組成物はαーマンゴスチンが82.1%、γーマンゴスチンが9.0%の割合で含まれていた。上記方法で分離定量したマンゴスチン(キサントン)誘導体の化学構造を図2に示す。
マンゴスチンの薬理作用
図3は.ヒト大腸癌細胞株DLD−1細胞に対するマンゴスチン(キサントン)誘導体の細胞増殖抑制効果について検討した結果を示している。DLD−1細胞は、牛胎児血清10%を含む、RPMI1640培地中でDLD−1細胞を1〜2x105/mlの濃度で、37℃のCO2 インキュベーターで培養した。DLD−1の細胞1〜2x105/ml濃度に対して、種々濃度のマンゴスチン(キサントン)誘導体を加えて、DLD−1細胞の増殖に及ぼすマンゴスチン誘導体の効果について検討した。その結果、図3に示すように、bM-OMe以外はDLD−1細胞の増殖抑制効果が認められた。この増殖抑制効果はgーマンゴスチン(γ−M)>αーマンゴスチン(a−M)>βーマンゴスチン(b−M)の順で活性が高かった。
図4はマンゴスチン(キサントン)誘導体によるアポートシスの誘導を調べた結果である。各マンゴスチン(キサントン)誘導体20μMを含む培地で、DLD−1細胞を72時間処理後、ヘキスト33342核染色法により染色したところDLD−1細胞死が確認された。マンゴスチン(キサントン)誘導体処理によって死んだ細胞は核の分断、クロマチンの濃縮が観察され、形態学的にアポートシスを誘導していることが示された(A図参照)。さらに、生化学的にもDNAラダーが認められた(B図参照)。これらの事実から、マンゴスチン(キサントン)誘導体によるDLD−1細胞の増殖抑制効果はアポートシスによるものであることが確認された。
図5は、マンゴスチン(キサントン)誘導体によるDLD−1細胞の増殖抑制効果がアポートシスによるものであることから、アポトーシスのメカニズムを調べるためにDLD−1細胞の細胞周期に対するマンゴスチンの影響について検討した。アポトーシスのメカニズムを調べる方法として、Propiodium Iodide (PI)を用いて核を染色して、FACSにてDNA量をモニターした。その結果、a−M(αーマンゴスチン)とb−M(βーマンゴスチン)はG1/S期, g−M(γーマンゴスチン)はG2/M期の細胞周期の停止を誘導した。以上の結果からマンゴスチン(キサントン)誘導体はDLD−1細胞の細胞周期を停止させて、アポートシスを誘導していることが示された。
図6は、上記のように、DLD−1細胞の細胞周期に対してαーマンゴスチンとγーマンゴスチンは作用点が異なることが明らかとなった。このように作用点の異なるαーマンゴスチンとγーマンゴスチンを併用することで抗腫瘍活性がより高くなることが期待される。そこでαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの併用効果について、K562細胞の細胞増殖抑制効果について検討を加えた。ここで用いた白血病細胞株K562は種々の化学物質により赤芽球系細胞や巨核球系細胞に分化することが知られている細胞である。その結果、K562細胞に対して、それぞれ10μM濃度で72時間処理した場合、αーマンゴスチンまたはγーマンゴスチンの単独で処理した場合に比較してαーマンゴスチンとγーマンゴスチンを併用することによって、細胞増殖抑制効果がより高くなることが示された。そのαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの混合割合は、80:14の方が50:50よりも活性が高い傾向が示された。
図7は、マンゴスチンの外皮から種々の溶媒で抽出したマンゴスチン誘導体の細胞増殖抑制効果について検討した結果を示す。図7に示すようにマンゴスチンの抽出物の濃度を10μg/mlで48時間処理した場合、抽出物中のαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有比率と細胞増殖抑制効果は正の相関を示していた。このことはαーマンゴスチンとγーマンゴスチンが腫瘍細胞の細胞増殖抑制活性に対して、主たる役割を果たしていることを示唆している。
実施例1で得られたマンゴスチン含有組成物を以下に示す割合で配合して、マンゴスチンを含む錠剤を調製した例を示す。
D−マンニトール・・・・・・・・・・・・・・10部
乳糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10部
結晶セルロース・・・・・・・・・・・・・・・2部
ヒドロキシプロピルセルロース・・・・1部
マンゴスチン含有組成物・・・・・0.1部
上記の製剤例におけるマンゴスチンの含量は、適用する対象疾患、重傷度等、投与する患者に対応できるように適宜変更し、含有量の異なるものを調製することができる。
実施例1で得られたマンゴスチン含有組成物を以下に示す割合で配合したマンゴスチンを含有する健康食品(キャンディー)を調製した例を示す。
グラニュー糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・45部
水飴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50部
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20部
マンゴスチン含有組成物・・・・・0.1部
香料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3部
上記の健康食品におけるマンゴスチンの含量は、適用する食品の種類、摂食期間、摂食量により異なるので、それぞれ目的に応じて対応できるように適宜変更し、食品の種類やマンゴスチンの含有量の異なるものを調製することができる。
図1は、マンゴスチンの精製工程図を示している。 図2は図1の方法で抽出したマンゴスチン誘導体の化学構造を示している。 図3は、ヒト大腸癌細胞株DLD-1細胞に対するマンゴスチン誘導体の細胞増殖抑制効果を示している。 図4は、マンゴスチン誘導体によるアポートシスの誘導を示している。 図5は、アポートシスのメカニズムを調べるために細胞周期を検討結果を示している。 図6は、K562細胞に対するaMとgMの細胞増殖抑制効果について検討した結果を示している。 図7は、マンゴスチンの外皮から種々の溶媒で抽出した抽出物のK562細胞に対する細胞増殖抑制効果を示している。

Claims (6)

  1. マンゴスチン果皮に水を加えて90℃以上で加熱洗浄後、洗浄した果皮に25〜75%(v/v)エタノールを加えて50〜85度で加熱抽出後、抽出物を濾過して、得られた抽出液を冷却して晶出する粗マンゴスチン結晶を濾取した後、さらにこの結晶を25〜75%(v/v)エタノールに溶解後、再結晶させてマンゴスチン結晶を得ることを特徴とするマンゴスチンの単離方法。
  2. マンゴスチン果皮に水を加えて90℃以上で加熱洗浄後、洗浄した果皮に25〜75%(v/v)エタノールを加えて50〜85度で加熱抽出後、抽出物を濾過して、得られた抽出液を冷却して晶出する粗マンゴスチン結晶を濾取した後、さらにこの結晶を25〜75%(v/v)エタノールに溶解後、再結晶させたマンゴスチン結晶を含有することを特徴とするマンゴスチン含有組成物。
  3. αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%で、かつαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有量の合計が90%以上であることを特徴とする請求項1に記載のマンゴスチンの単離方法。
  4. αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%で、かつαーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有量の合計が90%以上であることを特徴とする請求項2に記載のマンゴスチン含有組成物。
  5. αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%の割合で含有することを特徴とする癌の予防治療剤。
  6. αーマンゴスチンとγーマンゴスチンの含有割合が75〜85%:7〜15%の割合で含有することを特徴とする健康食品。
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