JPWO2006134975A1 - 燃料電池用燃料、燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池 - Google Patents

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Abstract

メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物と、ガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜200ppmの炭化水素系化合物とを含む燃料電池用燃料、燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池。

Description

本発明は、燃料電池用燃料、燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話等の各種電子機器は、半導体技術の発達と共に小型化され、燃料電池をこれらの小型機器用の電源に用いることが試みられている。燃料電池は、燃料と酸化剤を供給するだけで発電することができ、燃料のみを交換すれば連続して発電できるという利点を有しているため、小型化が出来れば携帯電子機器の作動に極めて有利なシステムといえる。特に、直接メタノール型燃料電池(DMFC;direct methanol fuel cell)は、エネルギー密度の高いメタノールを燃料に用い、メタノールから電極触媒上で直接電流を取り出せるため、改質器も不要なことから小型化が可能であり、燃料の取り扱いも水素ガス燃料に比べて容易なことから小型機器用電源として有望である。
DMFCの燃料の供給方法としては、液体燃料を気化してからブロア等で燃料電池内に送り込む気体供給型DMFCと、液体燃料をそのままポンプ等で燃料電池内に送り込む液体供給型DMFC、更に、燃料電池内で液体燃料を気化して使用する内部気化型DMFC等が知られている。このうち、内部気化型DMFCでは、燃料供給のためのポンプやブロア等の大掛かりな装備を設ける必要がないことから、燃料濃度を濃くして液体燃料タンクの小型化が達成できれば、高エネルギー密度の小型燃料電池の実現が可能である。
ところで、特開2004−311163号公報には、燃料電池の電極の触媒層に含まれる有機系化合物成分(ギ酸、酢酸、蓚酸)の濃度を規制することにより、電池性能を向上させることが記載されている。
本発明は、発電の長期安定性を改善することが可能な燃料電池用燃料、燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の態様によれば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物と、ガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜200ppmの炭化水素系化合物とを含む燃料電池用燃料が提供される。
本発明の別の態様によれば、燃料収容容器と、前記容器内に収容される燃料とを具備する燃料電池用燃料カートリッジであって、
前記燃料は、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物と、ガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜200ppmの炭化水素系化合物とを含む燃料電池用燃料カートリッジが提供される。
本発明の別の態様によれば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を含む燃料を貯蔵する燃料貯蔵部と、
前記燃料の気化成分を透過させる燃料気化部と、
前記気化成分が供給される燃料極と、酸化剤極と、前記燃料極及び前記酸化剤極の間に配置される固体電解質膜とを含む膜電極接合体と
を具備する燃料電池であって、
前記燃料貯蔵部、前記燃料気化部及び前記膜電極接合体に保持された前記燃料中の炭化水素系化合物量がガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜1500ppmである燃料電池が提供される。
図1は、本発明に係る燃料電池の一実施形態の概念図である。 図2は、例1の燃料電池の液体燃料についてのガスクロマトグラフ質量分析結果を示すチャート図である。 図3は、例4の燃料電池の液体燃料についてのガスクロマトグラフ質量分析結果を示すチャート図である。 図4は、例1,5,6の燃料電池についての電流密度と出力密度との関係を示す特性図である。 図5は、例1,2,4〜6の燃料電池についての電流値の経時変化を示す特性図である。 図6は、例1、2,3,6,7の燃料電池についての炭化水素系化合物総量と長期試験時出力保持率との関係を示す特性図である。
まず、燃料電池用液体燃料について説明する。
液体燃料の燃料成分は、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を含む。燃料成分は、有機化合物のみから構成されていても、有機化合物の水溶液であっても良い。例えば燃料成分としてメタノールを選択した場合、液体燃料中のメタノール濃度は、50モル%以上であることが望ましく、さらに望ましい範囲は50モル%を超える濃度で、最も望ましいのは純メタノールの使用である。これにより、液体燃料収容部の小型化を図ることができると共に、エネルギー密度を高くすることが可能である。純メタノールの純度は95重量%以上100重量%以下にすることが望ましい。
液体燃料は、ガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜200ppmの炭化水素系化合物を含む。
ガスクロマトグラフ質量分析(GC−MS)条件について説明する。分析カラムにはDB−WAX(30m×0.25mmΦ)もしくはこれと等価の機能を有するものを使用することができる。インジェクション温度は220℃とし、カラム温度は、50℃から220℃までの昇温分析とし、昇温速度は毎分当たり4〜7℃の範囲に設定する。検出は質量分析装置のトータルイオンクロマトグラムにて、走査質量数は45〜425として行う。
GC−MSにおいて、特定成分の存在比が50%以上の場合には、炭化水素系化合物をその特定成分からなる単一成分とみなして濃度を算出する。なお、存在比はGC−MSのピーク強度から算出する。
存在比が50%以上の成分が存在しない多数成分から構成される場合には、炭化水素系化合物をC2040(エイコセン)とみなして濃度を算出する。
炭化水素系化合物の濃度を前記範囲に規定する理由を説明する。
液体燃料中の有機化合物濃度を高くすると、燃料電池に含まれる高分子部品材料(例えば燃料カートリッジ)から低分子量の炭化水素系化合物(例えば、モノマー、高分子分解生成物、高分子添加剤)が溶出しやすくなる。溶出した炭化水素系化合物は、膜電極接合体(MEA)に蓄積されるため、抵抗上昇を招いたり、電極のガス拡散層の目詰まりの原因となる。本発明者らは鋭意研究の結果、上記炭化水素系化合物を完全に除去するよりは、微量存在させる方が、それ以降の溶出が抑制されることを見出し、濃度が1ppm以上で長期安定性が向上されることを究明した。但し、濃度が200ppmを超えると、抵抗上昇やガス拡散性の低下により高出力を得られない恐れがある。
従って、炭化水素系化合物濃度を1ppm以上、200ppm以下にすることによって、高出力を維持しつつ、長期安定性を向上することができる。好ましい範囲は5〜150ppm、より好ましい範囲は10〜100ppmである。
炭化水素系化合物としては、例えば、モノマー、高分子分解生成物、高分子添加剤等を挙げることができる。炭化水素系化合物の種類は、1種類でも、2種類以上であっても良い。
モノマーとしては、例えば、エチレン、α―オレフィン、アクリル酸、無水マレイン酸、プロピレン、ヘキサメチレンジアミン、アジピン酸、ε―カプロラクタム、ω−ラウロラクタム、ドデカン酸、テレフタル酸、エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等を挙げることができる。
高分子分解生成物としては、例えば、上記モノマーが数個〜数十個重合したもの(例えば、二量体、五量体)などを挙げることができる。
高分子添加剤としては、例えば、以下に説明するものを挙げることができる。
帯電防止剤としては、例えば、アルキルジエタノールアミン、グリセリン脂肪酸エステル、ヒドロキシアルキルモノエタノールアミン、アルキルジエタノールアミンモノ脂肪酸エステルなどが挙げられる。
滑剤としては、例えば、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムなどが挙げられる。
難燃剤としては、例えば、臭素系(DBDPO)、塩素系(デクロランプラス)、水和金属化合物等が挙げられる。
結晶核剤としては、例えば、ソルビトール系、リン酸エステル系、タルク(含水ケイ酸マグネシウム)等が挙げられる。
カップリング剤としては、例えば、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、フェノール系、リン系、イオウ系等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系、ヒドロキシフェノール−トリアジン系等が挙げられる。
多機能安定化剤としては、例えば、ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)等が挙げられる。
安定剤(中和剤)としては、例えば、金属石けん、ハイドロタルサイト(Mg、Al)等が挙げられる。
上述した添加剤のうち、炭化水素系化合物がGC−MSにより検出される。
上記液体燃料が収容される燃料カートリッジについて説明する。
燃料カートリッジとしては、液体燃料収容容器と、前記容器に設けられた液体燃料出口部とを有するものを挙げることができる。燃料カートリッジは、着脱が自在なものでも、据付型で、燃料の補充が可能なものでも良い。
液体燃料収容容器を形成する高分子材料として、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、変性ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を挙げることができる。
液体燃料中に溶出する炭化水素系化合物の種類は、燃料カートリッジの容器の形成材料に依存するところが大きい。溶出しやすい炭化水素系化合物(モノマー)の種類を燃料カートリッジの種類別に示す。
低密度ポリエチレン(LDPE):エチレン
高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE):エチレン、α―オレフィン
変性ポリエチレン:エチレン、アクリル酸、無水マレイン酸
ポリプロピレン(PP):プロピレン、エチレン、α―オレフィン
ポリアミド(PA):ヘキサメチレンジアミン、アジピン酸、ε―カプロラクタム、ω−ラウロラクタム、ドデカン酸
ポリエチレンテレフタレート(PET):テレフタル酸、エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール
上記の液体燃料あるいは燃料カートリッジが使用される燃料電池としては、液体燃料供給型、内部気化型等が挙げられる。内部気化型では、液体燃料の気化成分を燃料極に供給しており、十分な気化量を確保するために高濃度の液体燃料を使用することが望ましい。また、気化により液体燃料中の炭化水素系化合物が濃縮されるため、燃料気化部の目詰まりの問題を生じる恐れがある。よって、内部気化型燃料電池において炭化水素系化合物量を規制すると十分な特性改善を図ることができる。
内部気化型燃料電池の概念図を図1に示す。
図1に示すように、膜電極接合体(MEA)は、プロトン伝導性の固体電解質膜1と、電解質膜1の一方の面に形成された空気極(酸化剤極)2と、電解質膜1の反対側の面に形成された燃料極3とを備えるものである。
固体電解質膜は、プロトン伝導性材料を主成分として含むものが好ましい。プロトン伝導性材料としては、例えば、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂(例えば、パーフルオロスルホン酸重合体)、スルホン酸基を有するハイドロカーボン系樹脂、タングステン酸やリンタングステン酸などの無機物等が挙げられるが、これらに限定される物ではない。
空気極2及び燃料極3は、いずれも、触媒層と、ガス拡散層とを備えるものである。触媒層に含有される触媒としては、例えば、白金族元素の単体金属(Pt、Ru、Rh、Ir、Os、Pd等)、白金族元素を含有する合金などを挙げることができる。燃料極触媒には、メタノールや一酸化炭素に対する耐性の強いPt−Ru、空気極触媒には、白金を用いることが望ましいが、これに限定されるものでは無い。また、炭素材料のような導電性担持体を使用する担持触媒を使用しても、あるいは無担持触媒を使用しても良い。ガス拡散層には、例えば、カーボンペーパを使用することが可能である。
燃料貯蔵部4には、例えば、燃料カートリッジを使用することができる。燃料カートリッジの燃料出口部は、燃料気化部に接続されている。
燃料気化部5としての気液分離膜は、液体燃料の気化成分のみを透過させて、液体燃料は透過できないものである。なお、付番6は外部回路を示す。
このような構成の燃料電池において燃料としてメタノールを使用した場合の発電反応を説明する。燃料カートリッジ4の燃料出口部から供給された液体燃料の気化成分は、気液分離膜5を透過して燃料極3に供給される。燃料極3では、以下の反応式(1)に示す触媒反応を生じる。
CHOH+HO → CO+6H+6e (1)
なお、上記反応式(1)で使用される水は、液体燃料から供給しても良いし、固体電解質膜1中の水を使用することも可能である。
(1)の反応で生成したプロトン(H)は固体電解質膜1を透過して空気極2に供給される。電子は、外部回路6を通って空気極2に流れる。酸化剤である空気は、外部から取り入れられる。空気極2では、以下の反応式(2)に示す触媒反応、つまり発電反応が生じる。
(3/2)O+6H+6e → 3HO (2)
上記触媒反応(1)及び(2)のトータルの反応式を(3)に示す。
CHOH+(3/2)O → CO+2HO (3)
このような燃料電池において、液体燃料貯蔵部4、燃料気化部5及び膜電極接合体に保持された燃料中の炭化水素系化合物量をガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜1500ppmにすることによって、高出力を確保しつつ、長期安定性を向上することができる。
炭化水素系化合物濃度の測定方法を以下に説明する。
液体燃料貯蔵部、燃料気化部および膜電極接合体に存在する液体成分は、マイクロシリンジ等で採取し、そのまま分析に供することができる。さらに、これら部材に含浸された燃料を抽出するため、液体燃料貯蔵部、燃料気化部および膜電極接合体を精密分析用グレードのメタノール(なるべく少量のメタノール、たとえば5〜10ml程度)にて室温にて数時間浸漬し濾別する。このようにして液体燃料貯蔵部、燃料気化部および膜電極接合体から採取及び抽出された燃料を集めて一つのサンプルとし、ガスクロマトグラフ質量分析を行う。ガスクロマトグラフ質量分析および単一成分換算は、前述した通りである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(例1)
<アノードの作製>
アノード用触媒(Pt:Ru=1:1)担持カーボンブラックにパーフルオロカーボンスルホン酸溶液と水及びメトキシプロパノールを添加し、前記触媒担持カーボンブラックを分散させてペーストを調製した。得られたペーストをアノードガス拡散層としての多孔質カーボンペーパに塗布することによりアノード触媒層を得た。
<カソードの作製>
カソード用触媒(Pt)担持カーボンブラックにパーフルオロカーボンスルホン酸溶液と水及びメトキシプロパノールを加え、前記触媒担持カーボンブラックを分散させてペーストを調製した。得られたペーストをカソードガス拡散層としての多孔質カーボンペーパに塗布することによりカソード触媒層を得た。
アノード触媒層とカソード触媒層の間に、プロトン伝導性電解質膜として含水率が10〜20重量%のパーフルオロカーボンスルホン酸膜(nafion膜、デュポン社製)を配置し、これらにホットプレスを施すことにより、膜電極接合体(MEA)を得た。
気液分離膜として、シリコーンゴムシートを用意した。
液体燃料収容容器が低密度ポリエチレン(LDPE)で形成された燃料カートリッジに、ガスクロマトグラフ質量分析によるC2040換算で10ppmの炭化水素系化合物を含む純度が99.9重量%のメタノールを収容した。例1で使用した液体燃料のガスクロマトグラフ質量分析結果を図2に示す。図2の横軸が時間(time)で、縦軸が存在比(Abundance)である。図2に示す通り、炭化水素系化合物は、エチレンモノマー、エチレンのニ量体、α―オレフィンモノマー、ポリエチレンの分解物である炭素数が10〜30の炭化水素化合物を含むものであった。
ガスクロマトグラフ質量分析(GC−MS)条件について説明する。分析カラムにはDB−WAX(30m×0.25mmΦ)を使用した。インジェクション温度は220℃とし、カラム温度は、50℃から220℃までの昇温分析とし、昇温速度は毎分当たり6℃の範囲に設定した。検出は質量分析装置のトータルイオンクロマトグラムにて、走査質量数は45〜425として行った。
得られた膜電極接合体、気液分離膜及び燃料カートリッジを用いて前述した図1に示す構造を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(例2)
液体燃料中の炭化水素系化合物濃度を50ppmにすること以外は、例1と同様な構成を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(例3)
液体燃料中の炭化水素系化合物濃度を100ppmにすること以外は、例1と同様な構成を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(例4)
液体燃料収容容器が1,4−シクロヘキサンジメタノールで変性されたポリエチレンテレフタレート(PET)の無延伸材で形成された燃料カートリッジに、ガスクロマトグラフ質量分析によるテレフタル酸ジメチル(DMT)換算で50ppmの炭化水素系化合物を含む純度が99.9重量%のメタノールを収容した。例4で使用した液体燃料のガスクロマトグラフ質量分析結果を図3に示す。図3の横軸が時間(time)で、縦軸が存在比(Abundance)である。図3に示す通り、炭化水素系化合物は、テレフタル酸ジメチル(DMT)、エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノールを含むものであった。炭化水素系化合物中のDMTの存在比は50%以上であった。
このような燃料カートリッジを使用すること以外は、例1と同様な構成を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(例5)
液体燃料収容容器が直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)で形成された燃料カートリッジに、ガスクロマトグラフ質量分析によるC2040換算で0.5ppmの炭化水素系化合物を含む純度が99.95重量%のメタノールを収容した。
このような燃料カートリッジを使用すること以外は、例1と同様な構成を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(例6)
液体燃料中の炭化水素系化合物濃度を205ppmにすること以外は、例1と同様な構成を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(例7)
液体燃料中の炭化水素系化合物濃度を1505ppmにすること以外は、例1と同様な構成を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
得られた例1,5,6の燃料電池について、電流密度を増加させた際の出力密度変化を測定し、その結果を図4に示す。図4の横軸が電流密度(mA/cm)で、縦軸が出力密度(mW/cm)である。
図4から明らかなように、炭化水素系化合物濃度が1〜200ppmの液体燃料を使用した例1の燃料電池では、出力密度のピークが例5(炭化水素系化合物濃度1ppm未満),例6(炭化水素系化合物濃度200ppmを超える)よりも高いのに加え、例5,6よりも高い電流密度において出力密度のピークが得られている。
また、例1,2,4〜7の燃料電池について、燃料中の不純物による長期特性への影響を調べるために電流値の経時変化を測定し、その結果を図5に示す。図5の横軸が試験時間で、縦軸が電流値である。なお、炭化水素系化合物濃度が1500ppmを超える液体燃料を使用した例7については、初期の電流値が他の例に比較して低かったために、電流値の経時変化の測定を行わなかった。
図5から明らかなように、炭化水素系化合物濃度が1〜1500ppmの液体燃料を使用した例1,2,4,6の燃料電池では、初期の電流値が例5よりも低いものの、試験中の電流値の低下が緩やかであった。中でも、炭化水素系化合物濃度が1〜200ppmの液体燃料を使用した例1,2,4の燃料電池が、200ppmを超える例6の燃料電池に比較して高い電流値を試験中に維持することができた。
これに対し、炭化水素系化合物濃度が1ppm未満の液体燃料を使用した例5の燃料電池では、試験開始時から急激な電流低下を生じ、試験途中で例1,2,4,6よりも低くなった。
図4及び図5の特性試験後、例1〜7の燃料電池について、燃料カートリッジ、気液分離膜および膜電極接合体中に保持された燃料中の炭化水素系化合物濃度を前述した条件にて測定したところ、例1では10ppm、例2では47ppm、例3では97ppm、例4では46ppm、例5では0.5ppm、例6では202ppm、例7では1502ppmであった。
例1,2,3,6,7の燃料電池の1000時間連続運転後の出力を測定し、長期試験時出力保持率(%)を算出した(初期の出力を100%として表す)。その結果を図6に示す。図6では、横軸が燃料カートリッジ、気液分離膜および膜電極接合体中に保持された燃料中の炭化水素系化合物濃度(ppm)で、縦軸が長期試験時出力保持率(%)である。
図6から明らかなように、燃料電池中の炭化水素系化合物濃度が1ppm以上、1500ppm以下の例1〜3,6は、燃料電池中の炭化水素系化合物濃度が1500ppmを超えている例7に比して長期試験時出力保持率が優れている。また、図6の結果から、燃料電池中の炭化水素系化合物濃度が低くなる程、長期試験時出力保持率において高い値が得られることが理解できる。
本発明によれば、発電の長期安定性を改善することが可能な燃料電池用燃料、燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池を提供することができる。

Claims (20)

  1. メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物と、
    ガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜200ppmの炭化水素系化合物と
    を含む燃料電池用燃料。
  2. 前記炭化水素系化合物の濃度は、5〜150ppmである請求項1記載の燃料電池用燃料。
  3. 前記炭化水素系化合物の濃度は、10〜100ppmである請求項1記載の燃料電池用燃料。
  4. 前記炭化水素系化合物は、エチレン、α―オレフィン、アクリル酸、無水マレイン酸、プロピレン、ヘキサメチレンジアミン、アジピン酸、ε―カプロラクタム、ω−ラウロラクタム、ドデカン酸、テレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキサンジメタノールよりなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む請求項1記載の燃料電池用燃料。
  5. 前記有機化合物はメタノールであり、メタノール濃度が50モル%以上である請求項1記載の燃料電池用燃料。
  6. 燃料収容容器と、前記容器内に収容される燃料とを具備する燃料電池用燃料カートリッジであって、
    前記燃料は、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物と、
    ガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜200ppmの炭化水素系化合物と
    を含む燃料電池用燃料カートリッジ。
  7. 前記炭化水素系化合物の濃度は、5〜150ppmである請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  8. 前記炭化水素系化合物の濃度は、10〜100ppmである請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  9. 前記燃料収容容器は、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、変性ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドあるいはポリエチレンテレフタレートを含む高分子材料から形成される請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  10. 前記燃料収容容器は、低密度ポリエチレンを含む高分子材料から形成され、前記炭化水素系化合物は、エチレンを含む請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  11. 前記燃料収容容器は、高密度ポリエチレンあるいは直鎖低密度ポリエチレンを含む高分子材料から形成され、前記炭化水素系化合物は、エチレン及びα―オレフィンを含む請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  12. 前記燃料収容容器は、変性ポリエチレンを含む高分子材料から形成され、前記炭化水素系化合物は、エチレン、アクリル酸及び無水マレイン酸を含む請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  13. 前記燃料収容容器は、ポリプロピレンを含む高分子材料から形成され、前記炭化水素系化合物は、プロピレン、エチレン及びα―オレフィンを含む請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  14. 前記燃料収容容器は、ポリアミドを含む高分子材料から形成され、前記炭化水素系化合物は、ヘキサメチレンジアミン、アジピン酸、ε―カプロラクタム、ω−ラウロラクタム及びドデカン酸を含む請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  15. 前記燃料収容容器は、ポリエチレンテレフタレートを含む高分子材料から形成され、前記炭化水素系化合物は、テレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキサンジメタノールを含む請求項6記載の燃料電池用燃料カートリッジ。
  16. メタノール、エタノール、ジメチルエーテル及びギ酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の有機化合物を含む燃料を貯蔵する燃料貯蔵部と、
    前記燃料の気化成分を透過させる燃料気化部と、
    前記気化成分が供給される燃料極と、酸化剤極と、前記燃料極及び前記酸化剤極の間に配置される固体電解質膜とを含む膜電極接合体と
    を具備する燃料電池であって、
    前記燃料貯蔵部、前記燃料気化部及び前記膜電極接合体に保持された前記燃料中の炭化水素系化合物量がガスクロマトグラフ質量分析による単一成分換算で1〜1500ppmである燃料電池。
  17. 前記炭化水素系化合物の濃度は、1〜200ppmである請求項16記載の燃料電池。
  18. 前記炭化水素系化合物の濃度は、5〜150ppmである請求項16記載の燃料電池。
  19. 前記炭化水素系化合物は、エチレン、α―オレフィン、アクリル酸、無水マレイン酸、プロピレン、ヘキサメチレンジアミン、アジピン酸、ε―カプロラクタム、ω−ラウロラクタム、ドデカン酸、テレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキサンジメタノールよりなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む請求項16記載の燃料電池。
  20. 前記有機化合物はメタノールであり、メタノール濃度が50モル%以上である請求項16記載の燃料電池。
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