JPWO2006121129A1 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された回路素子と、前記回路素子と電気的に接続された状態において前記半導体基板上に形成された多層配線構造と、前記多層配線構造の外側において前記多層配線構造を囲むようにして形成された金属壁と、を備え、前記金属壁の最上層はアルミニウムを主成分とする金属からなり、前記金属は前記半導体基板の外周にわたって連続的に延在する溝状コンタクトホールに埋め込まれ、下層金属壁と電気的に接続されている。

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、耐湿性及び実装性に優れた半導体装置及びその製造方法に関する。
シリコン基板又はシリコン層に多数の回路素子が集積された大規模集積回路(LSI)においては、従来、配線材料としてアルミニウム(Al)又はAl合金が広く用いられてきた。
今日では、集積回路における回路素子の集積度の増大に伴って配線寸法の微細化が進んだことから、配線抵抗の低減と配線自体の高信頼化が必要となり、配線材料としてもアルミニウムに代わって銅(Cu)が使用されるようになってきている。
ただし、銅は、シリコン半導体集積回路において素子分離膜や層間絶縁膜等として多用されるシリコン酸化膜中に容易に拡散してリーク電流の発生要因となる。このため、一般的には、銅配線はその周囲をバリア膜で囲まれて形成される。具体的には、銅配線の側面及び底面には、銅の酸化を防止すると共に銅の拡散を防止する導電性バリアメタル膜が設けられ、銅配線の上面には絶縁性バリア膜が設けられる。
また、近年では、同時に配線間容量の増大が問題となってきており、この配線間容量を低減させるために、層間絶縁膜としてHSQ(ハイドロゲンシルセスキオキサン(Hydrogen Silsesquioxane))膜、CDO(カーボンドープトオキサイド(Carbon doped oxide))膜及び有機膜等の低誘電率膜や、それらの多孔質膜などを用いることも進められている。この低誘電率膜は、例えば、スピン塗布法や気相成長法等により形成される。
一方、半導体の製造プロセスにおいては、一枚の半導体ウェハ上に複数の同一チップを形成した後に、半導体ウェハをダイシングラインに沿って切断し、個々のLSIチップに分離する手法が用いられている。
前述のように、層間絶縁膜が低誘電率化された半導体装置においては、ダイシングされた側面から、多層(複数層)配線構造を構成する低誘電率膜を介して、あるいは、それらの界面を伝って水分や腐食性のガスが半導体装置内部に侵入し、銅配線の酸化による腐食や、絶縁膜の絶縁特性の劣化などを引き起こすことがある。
このため、ダイシングによって切り出されたチップ外周部の全周に渡って、多層配線によって構成される金属壁を設け、半導体回路内部への水分や腐食性のガスの浸入を阻止することが一般に行われている。
このような金属壁は、ガードリング、シールリング、耐湿リング、金属リング等と呼ばれている。
図1は多層配線構造を有する従来の半導体装置150の一例を示す断面図である。
半導体装置150は、半導体基板100と、半導体基板100の半導体回路形成領域4において半導体基板100上に形成されたMOSFET99(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)と、半導体基板100及びMOSFET99上に形成された多層配線構造と、半導体基板100の半導体回路形成領域4を囲むチップ外周領域5において、MOSFET99及び多層配線構造を外側から囲むようにして形成されている金属壁2と、から構成されている。
多層配線構造は、上下方向に積層された絶縁膜としての複数のシリコン酸化膜111、112、113、114及びSiOCH膜131、132、133、134と、複数のシリコン酸化膜またはSiOCH膜の各膜の間に挟まれて形成されているシリコン窒化膜121、122、123、124、125、126、127と、最上層に形成された保護膜としてのシリコン酸窒化膜141と、最下層のシリコン酸化膜111の厚さ方向に貫通して形成されたタングステンプラグ211と、最下層の直上の層であるシリコン酸化膜112の厚さ方向に貫通して形成された銅層181及び銅層181とタングステン161との間に形成されたバリアメタル膜171からなる配線パターン11と、シリコン酸化膜113及びSiOCH膜131、132、133、134の各々に形成されたデュアルダマシンパターン12と、シリコン酸化膜114に形成されたタングステンプラグ212と、最上層のシリコン酸窒化膜141に形成されたTi/TiN層191、Al−Cu層201、Ti/TiN層192の積層構造体215と、から構成されている。
タングステンプラグ211は、タングステン層161と、タングステン層161の側面及び底面を覆うTiN151と、からなる。
シリコン酸化膜113及びSiOCH膜131、132、133、134の各々に形成されたデュアルダマシンパターン12は、SiOCH膜131、132、133、134の各々に形成されたデュアルダマシン溝221、222、223、224、225に埋められた銅182、183、184、185、186と、銅182、183、184、185、186の側面及び底面を覆うバリアメタル172、173、174、175、176と、からなる。
タングステンプラグ212は、タングステン層162と、タングステン層162の側面及び底面を囲むTiN層152と、からなる。
タングステンプラグ211、配線パターン11、各デュアルダマシンパターン12、タングステンプラグ212及び積層構造体215は上下方向に整列して形成されており、各プラグ及び各パターンは上層及び下層のプラグまたはパターンと電気的に接続されている。
図1に示すように、金属壁2は多層配線構造と同一の構造を有しており、シリコン窒化膜127と境界として、シリコン窒化膜127よりも下方の構造である下層金属壁6と、シリコン窒化膜127よりも上方の構造である最上層金属壁7とから構成されている。
図1に示す半導体装置150は以下のようにして製造される。
まず、半導体基板100上にMOSFET99を形成した後、MOSFET99を覆うようにして半導体基板100をシリコン酸化膜111で覆い、シリコン酸化膜111にビアホールを形成する。
このビアホールの内部には、TiN151によって周囲を囲まれたタングステン161からなるタングステンプラグ211が形成される。
次いで、シリコン酸化膜111上にシリコン窒化膜121、シリコン酸化膜112をこの順番に成膜する。
次いで、シリコン酸化膜112上にフォトレジスト(図示せず)を堆積させ、フォトレジストをパターニングする。パターニングしたフォトレジストをマスクとして、ドライエッチングによって、シリコン窒化膜121及びシリコン酸化膜112の内部に配線溝を形成する。
このようにして形成された配線溝の内部にバリアメタル171、Cu181を埋め込み、CMP法を用いて、Cu181を研磨し、配線パターン11を形成する。
続いて、シリコン酸化膜112上にシリコン窒化膜122、SiOCH膜131をこの順番に成膜する。
次いで、SiOCH膜131上にフォトレジスト(図示せず)を堆積させ、フォトレジストをパターニングする。パターニングしたフォトレジストをマスクとして、ドライエッチングによって、シリコン窒化膜122及びSiOCH膜131の内部に配線溝及びビアホール(溝状ビア)からなるデュアルダマシン溝221を形成する。
次いで、デュアルダマシン溝221の内部にバリアメタル172、Cu182を埋め込み、CMP法を用いて、Cu182を研磨し、デュアルダマシンパターン12を形成する。
前述のデュアルダマシンパターン12の形成工程をSiOCH膜132、133、134及びシリコン酸化膜113の各々に対して繰り返すことにより、多層配線を形成する。
さらに、シリコン酸化膜113上にはシリコン酸化膜114を形成し、シリコン酸化膜114の厚さ方向を貫通して、TiN152によって周囲を囲まれたタングステン162からなるタングステンプラグ212が形成される。
次いで、シリコン酸化膜114上にTi/TiN膜191、Al−Cu膜201、Ti/TiN膜192をこの順番に成膜する。
次いで、Ti/TiN膜192上にフォトレジスト(図示せず)を堆積させ、フォトレジストをパターニングする。
次いで、パターニングしたフォトレジストをマスクとして、ドライエッチングによって、Ti/TiN膜191、Al−Cu膜201、Ti/TiN膜192をパターニングし、積層構造体215を形成する。
次いで、積層構造体215を覆ってシリコン酸化膜114上に保護膜としてのシリコン酸窒化膜141を成長させる。
このようにして形成された半導体装置150においては、MOSFET99及び多層配線構造を囲むようにして、チップ外周領域5において、多層配線からなる金属壁2が多層配線構造と同時に形成される。
この金属壁2は、MOSFET99及び多層配線構造の内部に水分や腐食性のガスが浸入することを阻止する。
図2に示すように、通常の半導体の製造プロセスにおいては、一枚の半導体ウェハ1に複数の同一チップを形成した後に、各半導体回路形成領域4を分割して切り出すことが行われる。
具体的には、図3に示すように、半導体ウェハ1をダイシングライン3に沿ってダイシングし、個々のLSIチップに分離する手法が用いられる。
個々のチップにダイシングする際、金属壁2が半導体回路形成領域4を外側から囲んでいるため、ダイシングに起因する各チップにおけるクラックの発生、あるいは、各チップの内部への水分の浸入を防止することができる。
例えば、特許文献1には、金属壁の構造に関して、バリアメタルを切れ目なく形成することにより、密着性を向上させ、クラックの発生及び水分の浸入を防止する方法が記載されている。
また、特許文献2には、金属壁の構造に関して、複数の金属壁を分割して形成することにより、金属壁に欠陥が生じた場合にも、回路領域への水分の侵入を防止することができる方法が記載されている。
特開2004−64046号公報 特開2004−304124号公報
しかしながら、従来の半導体装置は、最上層金属壁7の構造に関して、以下に示すような課題を有していた。
第一に、図1に示すような従来の金属壁2の構造では、配線間容量のさらなる低減を行うため、シリコン酸化膜113、シリコン窒化膜127、シリコン酸化膜114の低誘電率化が必要となる。この場合、下層金属壁6だけでなく、最上層金属壁7も優れた耐水性及びクラック耐性を有することが必要となる。しかしながら、従来の半導体装置においては、これら低誘電率膜の導入とデバイスの信頼性の両立は困難であるという問題点があった。
第二に、最上層の金属配線としては、銅の酸化の問題から、銅配線を用いないことが望ましい。このため、最上層の金属壁には銅配線を用いることができない、という問題点を有していた。
第三に、水分が侵入しやすいという問題点がある。
図4は、図1に示した半導体装置150の上層部の拡大断面図である。
図4に示すように、従来の半導体装置150においては、シリコン酸化膜114に形成されたタングステンプラグ212と、シリコン酸化膜114上に形成された積層構造体215とは別個の層として形成される。このため、タングステンプラグ212のタングステン162とTi/TiN191との界面に水分または腐食性ガスの侵入経路220が形成され、この侵入経路220を伝わって水分や腐食性ガスが浸入するという問題点があった。
第四に、銅配線の上層部にタングステンを用いることは好ましくないという問題点があった。
タングステンプラグ212はCVD法によって形成されるが、成膜温度は400℃以上である。このため、低誘電率膜を導入した銅微細配線の上層に形成すると、銅の凝集や低誘電率膜からのデガスなどを引き起こす原因となる。このため、銅配線の上層部にタングステンを用いることは好ましくないという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、水分や腐食性ガスの浸入を防止することのできる最上層の金属壁構造を有する半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上または半導体層上に形成された少なくとも一つの回路素子と、前記回路素子と電気的に接続された状態において前記半導体基板または半導体層上に形成された多層配線構造と、前記多層配線構造の外側において前記多層配線構造を囲むようにして形成された金属壁と、を備える半導体装置であって、前記金属壁の最上層はアルミニウムを主成分とする金属からなり、前記金属は前記半導体基板の外周にわたって連続的に延在する溝状コンタクトホールに埋め込まれ、下層金属壁と電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置を提供する。
例えば、前記金属は、最上層と前記最上層の直下の層との間の界面を貫通して連続的に形成される。
前記溝状コンタクトホールを形成する層間絶縁膜の少なくとも一部が、少なくともシリコンと炭素からなり、かつ、比誘電率5.0以下の低誘電率膜であることが好ましい。
前記低誘電率膜はジビニルシロキサンベンゾシクロブテン膜であることが好ましい。
前記アルミニウムを主成分とする金属は、チタン、タンタルもしくはそれらの窒化物、あるいは、それらの積層膜によって挟まれていることが好ましい。
前記下層金属壁は銅を主成分とすることが好ましい。
前記金属壁は前記多層配線構造を中心とする半径方向において2個以上形成されていることが好ましい。
前記金属壁を2個以上形成する場合、相互に隣接する前記金属壁の最上層は相互に一体化して形成されていることが好ましい。
前記金属壁を2個以上形成する場合、相互に隣接する前記金属壁を部分的に接続し、前記金属壁を上方から見た場合に、網目状構造になっていることが好ましい。
前記金属壁の最上層の下端は下層の絶縁層の内部に食い込んで形成されていることが好ましい。
前記アルミニウムを主成分とする金属はアルミニウムと銅との合金(Al−Cu)であることが好ましい。
さらに、本発明は、半導体基板上または半導体層上に少なくとも一つの回路素子を形成する過程と、前記回路素子と電気的に接続された状態において前記半導体基板または半導体層上に多層配線構造を形成する過程と、前記多層配線構造の外側において前記多層配線構造を囲むようにして、最上層金属壁とその下方の下層金属壁とからなる金属壁を形成する過程と、を備える半導体装置の製造方法において、前記下層金属壁上に層間絶縁膜を形成する第一の過程と、前記層間絶縁膜に前記半導体基板の外周にわたって連続的に延在する溝状ビアホールを形成する第二の過程と、前記溝状ビアホールにアルミニウムを主成分とする金属を埋め込む第三の過程と、前記アルミニウムを主成分とする金属によって前記最上層金属壁を形成する第四の過程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
前記第三の過程において、前記金属は、例えば、最上層と前記最上層の直下の層との間の界面を貫通して連続的に形成される。
前記第一の過程は、少なくともシリコンと炭素からなり、かつ、比誘電率5.0以下の絶縁膜を形成する工程を含むことが好ましい。
前記第一の過程は、プラズマ重合法によりジビニルシロキサンベンゾシクロブテン膜を形成する工程を含むことが好ましい。
本方法は、前記アルミニウムを主成分とする金属を、チタン、タンタルもしくはそれらの窒化物、あるいは、それらの積層膜によって挟み込む過程をさらに備えることが好ましい。
本方法は、前記多層配線構造を中心とする半径方向において2個以上の前記金属壁を形成する第五の過程をさらに備えることが好ましい。
前記第五の過程において、相互に隣接する前記金属壁の最上層を相互に一体化して形成することが好ましい。
前記第五の過程において、相互に隣接する前記金属壁を部分的に接続し、前記金属壁を上方から見た場合に、網目状構造に形成することが好ましい。
前記第四の過程において、前記金属壁の最上層の下端を下層の絶縁層の内部に食い込ませて形成することが好ましい。
本発明に係る半導体装置によれば、層間絶縁膜に低誘電率膜を使用した場合に、金属壁が基板の外周部からの水分や腐食性ガスの半導体装置内部への侵入を防止し、クラックの発生を防止し、配線間容量を低く保ち、配線性能を維持し、配線の信頼性を高く保つことが可能になる。
さらに、金属壁は半導体回路形成領域において形成される配線と同時に、すなわち、同一工程において、形成することができるため、金属壁を形成するための追加の工程を実施する必要はない。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、上述の効果を有する半導体装置の製造を可能にする。
(第一の実施例)
図5は、本発明の第一の実施例に係る半導体装置301の断面図である。
本発明の第一の実施例に係る半導体装置301は、半導体基板100と、半導体基板100の半導体回路形成領域4において半導体基板100上に形成されたMOSFET99(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)と、半導体基板100及びMOSFET99上に形成された多層配線構造と、半導体基板100の半導体回路形成領域4を囲むチップ外周領域5において、MOSFET99及び多層配線構造を外側から囲むようにして形成されている金属壁2と、から構成されている。
多層配線構造は、上下方向に積層された絶縁膜としての複数のシリコン酸化膜111、113、114及びSiOCH膜261、262、263、264、265と、これらの複数のシリコン酸化膜またはSiOCH膜の各膜の間に挟まれて形成されているシリコン炭窒化(SiCN)膜251、252、253、254、255、256、257と、最上層に形成された保護膜としてのシリコン酸窒化膜141と、最下層のシリコン酸化膜111の厚さ方向に貫通して形成されたタングステンプラグ211と、最下層の直上の層であるSiOCH膜261の厚さ方向に貫通して形成された銅層181及び銅層181とタングステンプラグ211のタングステン161との間に形成されたバリアメタル膜としてのTa/TaN膜271からなる配線パターン11と、SiOCH膜262、263、264、265及びシリコン酸化膜113の各々に形成されたデュアルダマシンパターン12と、シリコン酸化膜114及び最上層のシリコン酸窒化膜141にわたって形成された最上層配線10と、から構成されている。
タングステンプラグ211は、タングステン層161と、タングステン層161の側面及び底面を覆うTiN層151と、からなる。
SiOCH膜262、263、264、265及びシリコン酸化膜113の各々に形成されたデュアルダマシンパターン12は、SiOCH膜262、263、264、265及びシリコン酸化膜113の各々に形成されたデュアルダマシン溝221、222、223、224、225に埋められた銅182、183、184、185、186と、銅182、183、184、185、186の側面及び底面を覆うバリアメタル膜としてのTa/TaN膜272、273、274、275、276と、からなる。
最上層配線10は、シリコン酸化膜114及び最上層のシリコン酸窒化膜141にわたって形成された溝状ビア226に埋め込まれたAl−Cu層201と、シリコン酸化膜114内におけるAl−Cu層201の側面及び底面と、シリコン酸化膜114とシリコン酸窒化膜141との間の境界面とを覆うバリアメタル膜としてのTi/TiN層191と、シリコン酸窒化膜141内におけるAl−Cu層201の上面を覆うバリアメタル膜としてのTi/TiN層192と、から構成されている。
ただし、Ti/TiN層191及びTi/TiN層192は、必要に応じて、省略することが可能である。
最上層配線10を構成するAl−Cu層201の上面には接続パッド用の凹部10aが形成されており、この凹部10aに対応して、シリコン酸窒化膜141には接続パッド用開口部13が形成されている。
最上層配線10、各デュアルダマシンパターン12、配線パターン11、タングステンプラグ212は上下方向に整列して形成されており、最上層配線10、タングステンプラグ212及び各パターン11、12は上層及び下層の配線、プラグまたはパターンと電気的に接続されている。
金属壁2は、SiCN膜257よりも下方の構造である下層金属壁6と、SiCN膜257よりも上方の構造である最上層金属壁8とから構成されている。
すなわち、最上層金属壁8は、SiCN膜257、シリコン酸化膜114、Al−Cu201からなり、Ti/TiN191及びTi/TiN192は任意に設けられる。
金属壁2は多層配線構造と同一の工程により製造され、多層配線構造と同一の構造を有している。このため、下層金属壁6はSiCN膜257よりも下方の多層配線構造と同一の構造を有しており、最上層金属壁8は最上層配線10と同一の構造を有している。
図5に示す第一の実施例に係る半導体装置301は以下のようにして製造される。
まず、半導体基板100上にMOSFET99を形成した後、MOSFET99を覆うようにして半導体基板100をシリコン酸化膜111で覆い、シリコン酸化膜111にビアホールを形成する。
このビアホールの内部には、TiN151によって周囲を囲まれたタングステン161からなるタングステンプラグ211が形成される。
次いで、シリコン酸化膜111上にSiCN膜251、SiOCH膜261をこの順番に成膜する。
SiCN膜251は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により成膜される絶縁膜であり、比誘電率は5以下である。SiCN膜251は、少なくともシリコンと炭素からなる絶縁膜であり、シリコン炭化物、シリコン炭窒化物、有機物、シリコンを含んだ有機物またはジビニルシロキサンベンゾシクロブテンからなるものとすることができる。
SiCN膜251の膜厚は約0.01乃至約0.05ミクロン(μm)が好ましい。
SiOCH膜261は、例えば、CVD法により成膜される低誘電率膜であり、比誘電率は3以下である。SiOCH膜261は、例えば、Aurora−ULK(商品名)、Black diamond(商品名)、CORAL(商品名)などの材料、あるいは、それらを多孔質にした材料からなる膜である。
SiOCH膜261の膜厚は約0.1乃至約0.3μmが好ましい。加工性を向上させるために、SiOCH膜261は、シリコン酸化膜、シリコン炭化膜またはシリコン炭窒化膜とSiOCH膜との積層構造にすることもできる。
次いで、SiOCH膜261上にフォトレジスト(図示せず)を堆積させ、フォトレジストをパターニングする。パターニングしたフォトレジストをマスクとして、ドライエッチングによって、SiCN膜251及びSiOCH膜261の内部に配線溝を形成する。
配線溝の内部に、PVD法により、Ta/TaN膜(Ta/TaN=15/5nm)と銅膜(Cu=50nm)を成膜した後、電解めっき法によりCuを埋め込む。
続いて、窒素などの不活性雰囲気中において200℃乃至300℃の温度で5乃至30分間の熱処理を行い、CMP法を用いて研磨を行い、銅層181と、銅層181の側面及び底面を囲むTa/TaN層271とからなる配線パターン11を形成する。
続いて、SiOCH膜261上にSiCN膜252、SiOCH膜262をこの順番に成膜する。
次いで、SiOCH膜262上にフォトレジスト(図示せず)を堆積させ、フォトレジストをパターニングする。パターニングしたフォトレジストをマスクとして、ドライエッチングによって、SiCN膜252及びSiOCH膜262の内部に配線溝及びビアホール(溝状ビア)からなるデュアルダマシン溝221を形成する。
SiOCH膜262は、例えば、ドライエッチングによる加工性を向上させるため、あるいは、CMP時のオーバー研磨を防止するため、シリコン酸化膜、シリコン炭化膜、シリコン炭窒化膜との積層構造にすることもできる。
次いで、デュアルダマシン溝221の内部に、上述と同様の方法により、バリアメタル膜としてのTa/TaN272を形成し、Cu182を埋め込み、CMP法を用いて、Cu182を研磨し、デュアルダマシンパターン12を形成する。
前述のデュアルダマシンパターン12の形成工程をSiOCH膜263、264、265及びシリコン酸化膜113の各々に対して繰り返すことにより、多層配線を形成する。
本実施例に係る半導体装置301においては、5層のデュアルダマシンパターンを形成しているが、デュアルダマシンパターンの層数は任意に選択することが可能である。
次いで、シリコン酸化膜113上にSiCN膜257、シリコン酸化膜114がこの順に形成される。
後述するように、SiCN膜257及びシリコン酸化膜114の厚さ方向をン貫通し、さらに、シリコン酸化膜114上にはアルミニウムを主成分とする最上層配線10が形成される。
SiCN膜257は、比誘電率5.0以下であり、銅の拡散耐性、シリコン酸化膜エッチング時のエッチング停止層としての役割を果たすが、その吸水耐性はシリコン窒素化膜(比誘電率7.0)やシリコン酸窒素化膜(比誘電率6.0)に比べて劣ることが知られている。
このため、水分や腐食性のガスが多層配線構造の内部に浸入することを防止することが必要であり、最上層金属壁8を有する金属壁2が水分や腐食性ガスの侵入を防止している。
すなわち、本実施例に係る半導体装置301における金属壁2は、SiCN膜257の吸水耐性に関わらず、外部から水分または腐食性ガスが多層配線構造の内部に侵入することを防止することができる。
このため、SiCN膜257を比誘電率が約2.7乃至約3.5の膜として形成し、あるいは、SiCN膜257として有機シリコン膜(比誘電率2.7)やプラズマ重合により形成したジビニルシロキサンベンゾシクロブテン膜(比誘電率2.7、以下「BCB膜」と記載)を用いることが可能になり、配線間容量の低減を行うことができるようになる。
最上層金属壁8(または最上層配線10)を構成するアルミニウムと絶縁膜との密着性や安定性の観点から、チタン、タンタルまたはそれらの窒化物(例えば、窒化チタン)、あるいは、それらの積層膜を最上層金属壁8の上下に挿入することも有効である。
最上層配線10は以下のようにして形成される。
例えば、シリコン酸化膜114に溝状ビアホール226を開口した後に、溝状ビアホール226の内部にTi/TiN膜191、Al−Cu膜201、Ti/TiN膜192をこの順番に成膜する。
次いで、最上層配線10の最上層であるTi/TiN膜192上にフォトレジスト(図示せず)を堆積させ、フォトレジストをパターニングする。パターニングしたフォトレジストをマスクとして、ドライエッチングによって、Ti/TiN膜191、Al−Cu膜201、Ti/TiN膜192からなる最上層配線10を形成する。
その後、最上層配線10を覆ってシリコン酸化膜114上に保護膜としてのシリコン酸窒化膜141を成長させる。
その後、外部との接続を得るため、接続パッド開口部13をフォトリソグラフィー及びドライエッチングによって形成する。
本実施例においては、多層配線構造と金属壁2、特に、最上層金属壁8と最上層配線10とは同一工程で作成されるため、最上層金属壁8を含む金属壁2を形成するための追加の工程は発生しない。
このようにして形成された半導体基板100上の多層配線構造においては、多層配線構造の周囲のチップ外周領域5において、全ての配線層及び絶縁層にわたって、耐湿性に優れる金属壁2を連続して形成することにより、半導体回路形成領域4に形成されたMOSFET99及び多層配線構造の内部への水分や腐食性ガスの浸入を阻止することができる。
すなわち、従来の半導体装置150においては、図4に示したように、シリコン酸化膜114に形成されたタングステンプラグ212とシリコン酸化膜114上に形成された積層構造体215とは別個の層として形成されるため、タングステンプラグ212のタングステン162とTi/TiN191との界面に水分または腐食性ガスの侵入経路220が形成され、この侵入経路220を伝わって水分や腐食性ガスが浸入するという問題点があった。
これに対して、本実施例に係る半導体装置301においては、最上層金属壁8におけるAl−Cu層201はシリコン酸窒化膜141とシリコン酸化膜114の双方にわたって形成されているため、従来の半導体装置150とは異なり、侵入経路220が形成されることはない。このため、本実施例に係る半導体装置301によれば、最上層金属壁8を含む金属壁2によって、半導体回路形成領域4に形成されたMOSFET99及び多層配線構造の内部への水分や腐食性ガスの浸入を阻止することができる。
なお、半導体装置301の上面には保護膜(例えば、シリコン酸窒化膜141)が形成されているため、半導体装置301の上方から水分や腐食性ガスが浸入することはない。
本実施例に係る半導体装置301における最上層金属壁8の効果を実証するため、図1に示した従来の半導体装置150を比較例として作製し、本実施例に係る半導体装置301及び従来の半導体装置150に対して比較実験を行った。
(第1の実験)
まず、最下層の配線層において、0.1μm配線間に125℃で3MV/cmの電解を印加するTDDB信頼性試験を行った。
10乃至6A/cm以上の電流が流れた場合を故障と判定したところ、従来の半導体装置150における平均寿命は約2時間であった。これに対して、本実施例に係る半導体装置301においては約25時間の寿命となり、絶縁寿命は1150%の伸びを示した。すなわち、本実施例に係る半導体装置301における絶縁寿命は従来の半導体装置150における絶縁寿命と比較して飛躍的に向上していることが確認された。
(第2の実験)
さらに、幅0.1μm、長さ100μmの最下層の配線に直径0.1μmのビアを接続し、350℃で0.3mAの電流を印加するエレクトロマイグレーション信頼性の比較を行った。
従来の半導体装置150においては、5時間程度で3%以上の抵抗上昇が発生した。
これに対して、本実施例に係る半導体装置301においては、同程度の抵抗上昇の発生には40時間が必要であった。
すなわち、本実施例に係る半導体装置301において同程度の抵抗上昇の発生に要する時間は従来の半導体装置150のほぼ8倍であった。この事実から、本実施例に係る半導体装置301におけるエレクトロマイグレーション寿命は従来の半導体装置150におけるエレクトロマイグレーション寿命と比較して、飛躍的に向上していることを確認した。
以上説明したように、最上層にアルミニウムからなる最上層金属壁8を形成することにより、半導体基板から最上層配線までの全層において、耐湿性に優れる金属壁を切れ目なく連続的に形成することができ、絶縁膜の低誘電率化が進んだ場合にも、金属壁2がチップ外周部からの水分や腐食性ガスなどの浸入を十分に防止することが可能になる。その結果、上方の配線層のまでの層間絶縁膜の低誘電率化を達成することができ、配線間容量を低く保ち、配線性能を維持しつつ、配線の信頼性を高く維持することが可能になる。
なお、金属壁2の下層金属壁6は、全ての配線層及び絶縁層において、チップ外周部の全周に渡って構成されていることが必要であるが、多層配線構造の内部への水分や腐食性ガスの浸入を阻止することができるものであれば、下層金属壁6の構造は限定されない。例えば、下層金属壁6は、デュアルダマシン構造であっても、シングルダマシン構造であってもよく、あるいは、各層によってデュアルダマシン構造とシングルダマシン構造とを使い分けても良く、さらには、少なくとも一部の絶縁膜に有機膜を用いることもできる。
なお、本実施例に係る半導体装置301は、上述した構造に限定されるものではない。
例えば、本実施例に係る半導体装置301は、半導体基板100上に多数の回路素子(MOSFET99)が形成されたものであってもよいし、SOI(Silicon on Insulator)基板やアクティブマトリックス駆動タイプの液晶表示パネルの基板におけるように、半導体層上に多数の回路素子が形成されたものであってもよい。
具体的には、本実施例に係る半導体装置301は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、FRAM(Ferro Electric Random Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)、抵抗変化型メモリ等のようなメモリ回路を有する半導体装置や、マイクロプロセッサ等の論理回路を有する半導体装置、あるいは、これらの半導体装置が複数搭載された混載型半導体装置、もしくは、これらの半導体装置が複数積層されたSIP(Silicon in package)として構成することが可能である。
あるいは、上述した液晶表示パネルの基板のようなアクティブマトリックス駆動タイプの表示装置におけるパネル基板として用いることも可能である。
また、図2に示すように、通常の半導体の製造プロセスにおいては、一枚の半導体ウェハ1に複数の同一チップを形成した後に、各半導体回路形成領域4を分割して切り出すことが行われる。この際、図3に示すように、半導体ウェハ1をダイシングライン3に沿ってダイシングし、個々のLSIチップに分離する手法が用いられる。このダイシングの際、最上層金属壁8を有する金属壁2によって半導体回路形成領域4が外側からか囲まれるため、ダイシング時のクラックの発生や水分などの多層配線構造への浸入を防止することができる。
図6(A)乃至図6(F)及び図7は最上配線10及び最上層金属壁8の各製造工程を示す断面図である。
以下、図6(A)乃至図6(F)及び図7を参照して、最上配線10及び最上層金属壁8の製造工程を説明する。
まず、少なくとも1つの回路素子(MOSFET99)が形成された半導体基板100を用意する。あるいは、半導体基板100に代えて、回路素子(MOSFET99)が形成された半導体層を用いることもできる。
次いで、その回路素子に電気的に接続した状態で半導体基板100上に多層配線構造のうち半導体基板100からシリコン酸化膜113までの構造と下層金属壁6とを形成する。
次いで、以下のようにして、最上配線10及び最上層金属壁8が形成される。最上配線10及び最上層金属壁8は同様のプロセスにより製造されるため、以下、説明を単純化するため、最上層金属壁8のみについて説明する。
図6(A)はチップ外周領域5におけるシリコン酸化膜113と、シリコン酸化膜114と、シリコン酸化膜113、114の間に挟まれて形成された低誘電率絶縁性バリア膜9の断面図である。
シリコン酸化膜113には、厚さ方向に貫通する溝状ビアホール225が形成されており、溝状ビアホール225の内部には、溝状ビアホール225に埋め込まれたCu186と、Cu186の側面及び底面を囲むバリアメタル膜276とからなるデュアルダマシンパターン12が形成されている。
シリコン酸化膜113上には低誘電率絶縁性バリア膜9が成膜され、低誘電率絶縁性バリア膜9の上にはシリコン酸化膜114が成膜されている。
シリコン酸化膜113に代えて、ハイドロゲンシルセスキオキサン(Hydrogen Silsesquioxane)、シリコン酸炭化物(SiOC)、水素化シリコン酸炭化物(SiOCH)等の無機物や、ポリアリルエーテル等の有機物、あるいは、上記の無機物の少なくとも1つと有機物とを含んだ有機−無機複合物、あるいは、それらに微細な空孔を含んだ多孔質膜からなる絶縁膜を用いることも可能である。
シリコン酸化膜113の厚さは約0.5μm乃至約2μmであることが好ましい。
低誘電率絶縁性バリア膜9は、下層に形成されるデュアルダマシンパターン12のCu186を酸化させることなく形成されることが必要であるため、少なくともシリコンと炭素からなる絶縁膜であることが好ましく、例えば、比誘電率5.0以下のシリコン炭化物、シリコン炭窒化物などからなることが好ましい。
特に、配線間容量を低減するためには、低誘電率絶縁性バリア膜9は有機物、シリコンを含んだ有機物、あるいは、BCBからなることが好ましい。
低誘電率絶縁性バリア膜9の厚さは約0.03μm乃至約0.1μmであることが好ましい。
なお、上述の第一の実施例に係る半導体装置301においては、低誘電率絶縁性バリア膜9としてSiCN膜257が用いられている。
本実施例に係る半導体装置301における最上層金属壁8は、特に、低誘電率絶縁性バリア膜9を従来のシリコン窒化膜(比誘電率7.0)よりも低い誘電率にすることにより配線間容量を低減する場合において、チップ外周部から多層配線構造の内部への水分や腐食性ガスなどの浸入を防止するのに有効である。
また、Cu186は、例えば、スパッタ法やCVD法によって銅(Cu)を堆積させることにより、あるいは、スパッタ法やCVD法により薄く堆積させた銅(Cu)を電極として用いた電解めっき法等によって銅(Cu)を堆積させることにより、形成することができる。
Cu186にアルミニウム(Al)、錫(Sn)、チタン(Ti)、タングステン(W)、銀(Ag)、ジルコニウム(Zn)、インジウム(In)又はマグネシウム(Mg)を含有させることも有効である。
さらには、銅以外の導電性材料、例えば、タングステン(W)やコバルトタングステンリン(CoWP)からなる密着層をCu186と低誘電率絶縁性バリア膜9との間に形成してもよい。
シリコン酸化膜114を形成した後、図6(B)に示すように、シリコン酸化膜114上にフォトレジスト231を堆積させ、次いで、フォトレジスト231をパターニングする。
次いで、図6(C)に示すように、パターニングしたフォトレジスト231をマスクとして、ドライエッチングによって、シリコン酸化膜114及び低誘電率絶縁性バリア膜9を貫通する溝状ビアホール241を形成する。この際、半導体回路形成領域4においても、フォトレジスト231をマスクとするドライエッチングによって、回路接続に必要なビアホール(図示せず)が同時に形成されている。
溝状ビアホール241は、チップ外周に沿って、すなわち、多層配線構造を囲んで、溝状に連続的に形成される。
溝状ビアホール241の幅は約0.5μm乃至約2.0μmであることが好ましい。
溝状ビアホール241を形成するためのドライエッチング方法に関して以下に説明する。
例えば、シリコン酸化膜114のドライエッチングは、テトラフルオロカーボン(CF)とアルゴン(Ar)とをガス流量比で40:1000の割合で混合したものをエッチングガスとして用い、平行平板型のドライエッチング装置により、以下の条件下で行うことができる。
(1)ソースパワー:1000W
(2)ソース周波数:60MHz
(3)バイアスパワー:300W
(4)バイアス周波数:2MHz
(5)チャンバー圧力:50mTorr(約6.7Pa)
(6)基板温度:20℃
低誘電率絶縁性バリア膜9がエッチングストップ膜として機能するため、シリコン酸化膜114のみがエッチングされ、この段階においては、銅層186は露出していない。
続いて、Oアッシングによって、シリコン酸化膜114のエッチング後にシリコン酸化膜114上に残ったフォトレジスト231を除去する。
特に、低誘電率絶縁性バリア膜9として、炭素を多く含む絶縁膜、例えば、BCB膜を用いる場合には、低誘電率絶縁性バリア膜9を直接Oアッシングに曝すことは好ましくないため、Oアッシング耐性のある膜を上層、低誘電率絶縁性バリア膜9を下層とする積層構造にしたり、あるいは、Oアッシングに代えてN/Hアッシングを用いることが好ましい。
続いて、低誘電率絶縁性バリア膜9をエッチングする。
低誘電率絶縁性バリア膜9のエッチングは、低誘電率絶縁性バリア膜9がSiCN膜である場合には、トリフルオロカーボン(CHF)と酸素(O)とアルゴン(Ar)とをガス流量比で25:10:400の割合で混合したものをエッチングガスとして用い、平行平板型のドライエッチング装置により、以下の条件下で行うことができる。
(1)ソースパワー:700W
(2)ソース周波数:60MHz
(3)バイアスパワー:100W
(4)バイアス周波数:2MHz
(5)チャンバー圧力:40mTorr(約5.3Pa)
(6)基板温度:20℃
あるいは、低誘電率絶縁性バリア膜9がプラズマ重合法で形成したBCB膜である場合には、高分子フルオロカーボン(C)と窒素(N)と酸素(O)とをガス流量比で5:150:25の割合で混合したものをエッチングガスとして用い、平行平板型のドライエッチング装置により、以下の条件下で行うことができる。
(1)ソースパワー:1800W
(2)ソース周波数:60MHz
(3)バイアスパワー:150W
(4)バイアス周波数:2MHz
(5)チャンバー圧力:25mTorr(約3.3Pa)
(6)基板温度:20℃
次いで、図6(D)に示すように、PVD法によって、シリコン酸化膜114及び露出した銅層186の全面にTi/TiN膜191、Al−Cu膜201、Ti/TiN膜192を形成する。
Ti/TiN膜191の厚さは約0.1μm乃至約0.3μm、Al−Cu201膜の厚さは約1μm乃至約2μm、Ti/TiN膜192の厚さは約0.1μm乃至約0.3μmであることが好ましい。
溝状ビアホール241の内部には上記の3つの金属が連続的に埋め込まれている。
なお、ここではAlを主成分とする金属としてAl−Cu膜201を用いたが、Alを主成分とする金属としてはAl−Cuには限定されない。AlとCu以外の金属との合金を用いることも可能である。
また、Al−Cu膜201を形成する前後にTi/TiN膜191、192を形成したが、Ti/TiN膜191、192に代えて、チタン、タンタルもしくはそれらの窒化物、あるいは、それらの積層膜を用いることができる。
次いで、図6(E)に示すように、Ti/TiN膜192上にフォトレジスト232を堆積させ、次いで、フォトレジスト232をパターニングする。
次いで、図6(F)に示すように、パターニングしたフォトレジスト232をマスクとして、ドライエッチングによって、Ti/TiN膜191、Al−Cu膜201、Ti/TiN膜192をパターニングすることにより、最上層金属壁8が形成される。
この際、半導体回路形成領域4においても、フォトレジスト232をマスクとするドライエッチングによって、回路接続に必要なビアホール(図示せず)が同時に形成されている。
残存したフォトレジスト232を除去した後、図7に示すように、最上層金属壁8を覆ってシリコン酸化膜114上にシリコン酸窒化膜141からなる保護膜を成膜する。
(第二の実施例)
図8は、本発明の第二の実施例に係る半導体装置302の断面図である。
図5に示したように、本発明の第一の実施例に係る半導体装置301は1個の金属壁2を有するものとして形成されているが、金属壁2の個数は1個には限定されない。本発明に係る半導体装置は2個以上の金属壁を有するものとして形成することが可能である。
図8に示すように、本発明の第二の実施例に係る半導体装置302は2個の金属壁2a、2bを有するものとして形成されている。2個の金属壁2a、2bが形成されている点を除いて、第二の実施例に係る半導体装置302は第一の実施例に係る半導体装置301と同一の構造を有している。
2個の金属壁2a、2bは多層配線構造を中心とする半径方向において多層配線構造を囲むようにして形成されている。
このように、2個の金属壁2a、2bを形成することにより、一方の金属壁(例えば、金属壁2a)に欠陥が生じた場合であっても、他方の金属壁(例えば、金属壁2b)により、水分や腐食性ガスの多層配線構造の内部への浸入を防止することができる。
また、2個の金属壁2a、2bを形成する場合、各金属壁2a、2bは同一の製造工程により形成することができるため、金属壁の個数の増大に伴う工程数の増加はない。
なお、金属壁の個数は2に限定されるものではなく、多層配線構造を中心とする半径方向において多層配線構造を囲むようにして、3個以上の金属壁を形成することが可能である。
2個以上の金属壁を形成する場合、各金属壁を部分的に接続し、半導体装置の上方から見た場合に、金属壁の構造が網目状になっていることが好ましい。
(第三の実施例)
図9は、本発明の第三の実施例に係る半導体装置303の断面図である。
第三の実施例に係る半導体装置303は、図8に示した第二の実施例に係る半導体装置302と同様に、2個の金属壁2a、2bを有するものとして形成されており、さらに、各金属壁2a、2bの最上層金属壁8は相互に一体的に形成されている。2個の金属壁2a、2bが形成されている点及び各金属壁2a、2bの最上層金属壁8が一体化されている点を除いて、第三の実施例に係る半導体装置303は第一の実施例に係る半導体装置301と同一の構造を有している。
2個の金属壁2a、2bの各最上層金属壁8が相互に一体的に形成されていることにより、ダイシング時に発生するクラックに対する耐性を向上させることができ、結果として、水分や腐食性ガスの多層配線構造の内部への浸入を防止することができる。
なお、金属壁の個数は2に限定されるものではなく、多層配線構造を中心とする半径方向において多層配線構造を囲むようにして、3個以上の金属壁を形成することが可能であり、その場合、相互に隣接する金属壁の各最上層金属壁8を相互に一体的に形成することができる。
(第四の実施例)
図10は、本発明の第四の実施例に係る半導体装置304の断面図である。
第四の実施例に係る半導体装置304においては、最上層金属壁8の下端が最上層金属壁8の下層であるシリコン酸化膜113の内部に食い込むように形成されている。すなわち、最上層金属壁8の下端は、SiCN膜257を貫通し、バリアメタル膜としてのTa/TaN膜276を介して銅膜186の側面と接触している。
最上層金属壁8の下端が最上層金属壁8の下層であるシリコン酸化膜113の内部に食い込むように形成されている点を除いて、第四の実施例に係る半導体装置304は第一の実施例に係る半導体装置301と同一の構造を有している。
このように、最上層金属壁8の下端を下層の絶縁膜(シリコン酸化膜113)の内部に食い込むように形成することにより、SiCN膜257とシリコン酸化膜113との間の界面における侵入経路220(図4参照)の形成を阻止し、水分や腐食性ガスの多層配線構造の内部への浸入を防止することができる。
第一乃至第四の実施例においては、本発明を半導体装置に適用した例を説明したが、本発明は、少なくとも一部に低誘電率絶縁膜を有する光回路装置、量子回路装置、マイクロマシンその他これらに類する回路または装置にも適用することができる。
多層配線構造を有する従来の半導体装置の一例を示す断面図である。 半導体ウェハの切り出しの一例を示す概略図である。 半導体ウェハのダイシングの一例を示す概略図である。 従来の半導体装置における侵入経路の形成状況を示す断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第一の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第二の実施例に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第三の実施例に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第四の実施例に係る半導体装置の断面図である。
符号の説明
1 半導体ウェハ
2 金属壁
3 ダイシングライン
4 半導体回路形成領域
5 チップ外周領域
6 下層金属壁
8 最上層金属壁
9 低誘電率絶縁性バリア膜
10 最上層配線
11 配線パターン
12 デュアルダマシンパターン
13 接続パッド開口部
99 MOSFET
100 半導体基板
111、112、113、114 シリコン酸化膜
121、122、123、124、125、126、127 シリコン窒化膜
131、132、133、134 SiOCH膜
141 シリコン酸窒化膜
151、152 TiN
161、162 タングステン
171、172、173、174、175、176 バリアメタル
181、182、183、184、185、186 Cu
191、192 Ti/TiN
201 Al−Cu
211、212 タングステンプラグ
221、222、223、224、225、226 デュアルダマシン溝
231、232 フォトレジスト
241 溝状ビアホール
251、252、253、253、254、255、256、257 SiCN膜
261、262、263、264、265 SiOCH膜
271、272、273、274、275、276 Ta/TaN
301 本発明の第一の実施例に係る半導体装置
302 本発明の第二の実施例に係る半導体装置
303 本発明の第三の実施例に係る半導体装置
304 本発明の第四の実施例に係る半導体装置

Claims (20)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板上または半導体層上に形成された少なくとも一つの回路素子と、前記回路素子と電気的に接続された状態において前記半導体基板または半導体層上に形成された多層配線構造と、前記多層配線構造の外側において前記多層配線構造を囲むようにして形成された金属壁と、を備える半導体装置であって、
    前記金属壁の最上層はアルミニウムを主成分とする金属からなり、
    前記金属は前記半導体基板の外周にわたって連続的に延在する溝状コンタクトホールに埋め込まれ、下層金属壁と電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記金属は、最上層と前記最上層の直下の層との間の界面を貫通して連続的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記溝状コンタクトホールを形成する層間絶縁膜の少なくとも一部が、少なくともシリコンと炭素からなり、かつ、比誘電率5.0以下の低誘電率膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記低誘電率膜がジビニルシロキサンベンゾシクロブテン膜であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記アルミニウムを主成分とする金属が、チタン、タンタルもしくはそれらの窒化物、あるいは、それらの積層膜によって挟まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記下層金属壁が銅を主成分とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記金属壁が前記多層配線構造を中心とする半径方向において2個以上形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 相互に隣接する前記金属壁の最上層は相互に一体化して形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 相互に隣接する前記金属壁を部分的に接続し、前記金属壁を上方から見た場合に、網目状構造になっていることを特徴とする請求項7または8に記載の半導体装置。
  10. 前記金属壁の最上層の下端は下層の絶縁層の内部に食い込んで形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記アルミニウムを主成分とする金属はアルミニウムと銅との合金(Al−Cu)であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 半導体基板上または半導体層上に少なくとも一つの回路素子を形成する過程と、
    前記回路素子と電気的に接続された状態において前記半導体基板または半導体層上に多層配線構造を形成する過程と、
    前記多層配線構造の外側において前記多層配線構造を囲むようにして、最上層金属壁とその下方の下層金属壁とからなる金属壁を形成する過程と、
    を備える半導体装置の製造方法において、
    前記下層金属壁上に層間絶縁膜を形成する第一の過程と、
    前記層間絶縁膜に前記半導体基板の外周にわたって連続的に延在する溝状ビアホールを形成する第二の過程と、
    前記溝状ビアホールにアルミニウムを主成分とする金属を埋め込む第三の過程と、
    前記アルミニウムを主成分とする金属によって前記最上層金属壁を形成する第四の過程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記第三の過程において、前記金属は、最上層と前記最上層の直下の層との間の界面を貫通して連続的に形成されることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第一の過程は、少なくともシリコンと炭素からなり、かつ、比誘電率5.0以下の絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項12または13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第一の過程は、プラズマ重合法によりジビニルシロキサンベンゾシクロブテン膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項12または13に記載の半導体装置。
  16. 前記アルミニウムを主成分とする金属を、チタン、タンタルもしくはそれらの窒化物、あるいは、それらの積層膜によって挟み込む過程をさらに備えることを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記多層配線構造を中心とする半径方向において2個以上の前記金属壁を形成する第五の過程をさらに備えることを特徴とする請求項12乃至16のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記第五の過程において、相互に隣接する前記金属壁の最上層を相互に一体化して形成することを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第五の過程において、相互に隣接する前記金属壁を部分的に接続し、前記金属壁を上方から見た場合に、網目状構造に形成することを特徴とする請求項17または18に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記第四の過程において、前記金属壁の最上層の下端を下層の絶縁層の内部に食い込ませて形成することを特徴とする請求項12乃至19のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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