JPWO2006100737A1 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

下部電極膜(9)上に、強誘電体膜及び上部電極膜を形成した後、上部電極膜をパターニングすることにより、上部電極(11a)を形成する。次に、強誘電体膜のパターニングを、オーバーエッチングを含めて行うことにより、容量絶縁膜(10a)を形成する。このとき、オーバーエッチングにより下部電極膜(9)の表層部が削られ、ここから飛散した粒子等が容量絶縁膜(10a)の側部等に付着して、導電性を有する層51が形成される。次いで、プラズマエッチング等により全面にエッチバックを施すことにより、層(51)を除去する。但し、このエッチバックは、低パワー且つ短時間で行う。

Description

本発明は、強誘電体キャパシタを備えた不揮発性メモリに好適な半導体装置の製造方法に関する。
従来、強誘電体キャパシタの下部電極には、主にPt膜が用いられている。但し、Ptは貴金属であり、その常温下での反応性は低い。このため、Pt膜をパターニングする際には、スパッタ成分の強いエッチングに頼ることが多い。しかし、このようなエッチングを行うと、エッチングにより飛散した粒子等が強誘電体膜の側部等に付着し、強誘電体キャパシタのリーク電流が増加することがある。
そこで、上述のような付着を防止するために、マスクとして用いるレジストパターンを後退させながら、下部電極をテーパ形状にパターニングする方法、又は、高温下で反応性を高めてパターニングする方法等が採られることがある。
しかしながら、これらの方法によっても十分に付着を防止することができないことがある。
特開平10−233489号公報 特開2003−318371号公報 特開2000−340767号公報
本発明の目的は、付着物に伴うリーク電流を抑制することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
リーク電流を抑制するためには、付着を防止するのではなく、薬品処理、ジェットスクラバー処理又は超音波洗浄等を行うことにより、付着した粒子等を除去することも考えられる。
しかしながら、PZT(Pb(Zr,Ti)O)等の強誘電体材料は薬品に弱いため、薬品処理を行うと特性が変化してしまう。また、ジェットスクラバー処理又は超音波洗浄を行っても、付着した粒子等を除去することは困難である。
これに対し、本願発明者は、付着した粒子等からなる層に対して、エッチバックを行うことにより、これらを除去してリーク電流を抑制することができることを見出した。
そこで、本発明に係る半導体装置の製造方法では、半導体基板の上方に下部電極膜を形成した後、前記下部電極膜上に絶縁膜を形成する。次に、前記絶縁膜上に上部電極を形成する。次いで、前記絶縁膜をパターニングすることにより、容量絶縁膜を形成する。そして、エッチバックにより、前記容量絶縁膜を形成する際に前記上部電極、前記容量絶縁膜及び前記下部電極膜からなる群から選択された少なくとも1個に付着した物質を除去する。
図1は、本発明の実施形態に係る方法によって製造する強誘電体メモリ(半導体装置)のメモリセルアレイの構成を示す回路図である。 図2Aは、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図2Bは、図2Aに引き続き、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図2Cは、図2Bに引き続き、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図2Dは、図2Cに引き続き、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図2Eは、図2Dに引き続き、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図2Fは、図2Eに引き続き、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図2Gは、図2Fに引き続き、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図2Hは、図2Gに引き続き、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図3は、上部電極と下部電極との間のリーク電流を示すグラフである。 図4は、隣り合う2個の上部電極の間のリーク電流を示すグラフである。 図5は、従来の方法に倣って製造した強誘電体キャパシタの断面を示す電子顕微鏡写真である。 図6Aは、本発明の他の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。 図6Bは、図6Aに引き続き、強誘電体メモリの製造方法を工程順に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る方法によって製造する強誘電体メモリ(半導体装置)のメモリセルアレイの構成を示す回路図である。
このメモリセルアレイには、一の方向に延びる複数本のビット線103、並びにビット線103が延びる方向に対して垂直な方向に延びる複数本のワード線104及びプレート線105が設けられている。また、これらのビット線103、ワード線104及びプレート線105が構成する格子と整合するようにして、本実施形態に係る強誘電体メモリの複数個のメモリセルがアレイ状に配置されている。各メモリセルには、強誘電体キャパシタ(記憶部)101及びMOSトランジスタ(スイッチング部)102が設けられている。
MOSトランジスタ102のゲートはワード線104に接続されている。また、MOSトランジスタ102の一方のソース・ドレインはビット線103に接続され、他方のソース・ドレインは強誘電体キャパシタ101の一方の電極に接続されている。そして、強誘電体キャパシタ101の他方の電極がプレート線105に接続されている。なお、各ワード線104及びプレート線105は、それらが延びる方向と同一の方向に並ぶ複数個のMOSトランジスタ102により共有されている。同様に、各ビット線103は、それが延びる方向と同一の方向に並ぶ複数個のMOSトランジスタ102により共有されている。ワード線104及びプレート線105が延びる方向、ビット線103が延びる方向は、夫々行方向、列方向とよばれることがある。但し、ビット線103、ワード線104及びプレート線105の配置は、上述のものに限定されない。
このように構成された強誘電体メモリのメモリセルアレイでは、強誘電体キャパシタ101に設けられた強誘電体膜の分極状態に応じて、データが記憶される。
次に、本発明の実施形態について説明する。図2A乃至図2Hは、本発明の実施形態に係る強誘電体メモリ(半導体装置)の製造方法を工程順に示す断面図である。
本実施形態においては、先ず、図2Aに示すように、Si基板等の半導体基板1の表面に、素子活性領域を区画する素子分離絶縁膜2を、例えばロコス(LOCOS:Local Oxidation of
Silicon)法により形成する。次に、素子分離絶縁膜2により区画された素子活性領域内に、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、シリサイド層5、サイドウォール6、並びに低濃度拡散層21及び高濃度拡散層22からなるソース・ドレイン拡散層を備えたトランジスタ(MOSFET)を形成する。このトランジスタは、図1中のMOSトランジスタ102に相当する。ゲート絶縁膜3としては、例えば、熱酸化により、厚さが100nm程度のSiO膜を形成する。次いで、全面に、シリコン酸窒化膜7を、MOSFETを覆うようにして形成し、更に全面にシリコン酸化膜8aを形成する。シリコン酸窒化膜7は、シリコン酸化膜8aを形成する際のゲート絶縁膜3等の水素劣化を防止するために形成されている。シリコン酸化膜8aとしては、例えば、CVD法により、厚さが700nm程度のTEOS(tetraethylorthosilicate)膜を形成する。
その後、N雰囲気中で、650℃、30分間のアニール処理を行うことにより、シリコン酸化膜8aの脱ガスを行う。次に、シリコン酸化膜8a上に、下部電極密着層として、例えば、スパッタ法により、厚さが20nm程度のAl膜8bを形成する。Al膜8b上に下部電極膜9を形成する。下部電極膜9としては、例えば、スパッタ法により、厚さが150nm程度のIr膜又はPt膜を形成する。
次に、同じく図2Aに示すように、下部電極膜9上に強誘電体膜10をアモルファス状態で形成する。強誘電体膜10としては、例えば、PZT(Pb(Zr,Ti)O)ターゲットを用い、RFスパッタ法により、厚さが100nm乃至200nm程度のPZT膜を形成する。次いで、Ar及びOを含有する雰囲気中で650℃以下での熱処理(RTA:Rapid Thermal Annealing)を行い、更に、酸素雰囲気中で750℃でのRTAを行う。この結果、強誘電体膜10が完全に結晶化すると共に、下部電極膜9が緻密化し、下部電極膜9と強誘電体膜10との界面近傍における相互拡散が抑制される。
その後、同じく図2Aに示すように、強誘電体膜10上に上部電極膜11を形成する。上部電極膜11の形成に当たっては、例えば、スパッタ法により、厚さが200nm乃至300nm程度の酸化イリジウム膜を形成する。
続いて、上部電極膜11をパターニングすることにより、図2Bに示すように、上部電極11aを形成する。次に、パターニングによる損傷等を回復させるための酸素を含有する雰囲気中での熱処理を行う。
次に、強誘電体膜10のパターニングを、オーバーエッチングを含めて行うことにより、図2Cに示すように、容量絶縁膜10aを形成する。このとき、オーバーエッチングにより下部電極膜9の表層部が削られ、ここから飛散した粒子等が容量絶縁膜10aの側部等に付着して、図2Cに示すように、導電性を有する層51が形成される。なお、粒子等はパターニング時に用いるレジストマスクの表面にも付着し、このレジストマスクを除去した後にも上部電極11a上等に残存する。
次いで、全面にエッチバックを施すことにより、図2Dに示すように、層51を除去する。但し、このエッチバックは、低パワー且つ短時間で行う。
その後、図2Eに示すように、保護膜としてAl膜12をスパッタリング法にて全面に形成する。続いて、スパッタリングによる損傷を緩和するために、酸素アニールを行う。保護膜(Al膜12)により、外部からの水素の強誘電体キャパシタへの侵入が防止される。
続いて、図2Fに示すように、Al膜12及び下部電極膜9のパターニングを行うことにより、下部電極9aを形成する。下部電極9a、容量絶縁膜10a及び上部電極11aを備えた強誘電体キャパシタは、図1中の強誘電体キャパシタ101に相当する。このとき、下部電極膜9から飛散した粒子等がAl膜12の周囲等に付着して、図2Fに示すように、導電性を有する層52が形成される。
次に、全面にエッチバックを施すことにより、図2Gに示すように、層52を除去する。但し、このエッチバックも、低パワー且つ短時間で行う。
次いで、図2Hに示すように、層間絶縁膜14を高密度プラズマ法により全面に形成する。層間絶縁膜14の厚さは、例えば1.5μm程度とする。その後、CMP(化学機械的研磨)法により、層間絶縁膜14の平坦化を行う。次に、NOガスを用いたプラズマ処理を行う。この結果、層間絶縁膜14の表層部が若干窒化され、その内部に水分が浸入しにくくなる。なお、このプラズマ処理は、N又はOの少なくとも一方が含まれたガスを用いていれば有効的である。次いで、トランジスタの高濃度拡散層22上のシリサイド層5まで到達する孔を、層間絶縁膜14、シリコン酸化膜8b、シリコン酸化膜8a及びシリコン酸窒化膜7に形成する。その後、スパッタリング法により、Ti膜及びTiN膜を連続して孔内に形成することにより、バリアメタル膜(図示せず)を形成する。続いて、更に、孔内に、CVD(化学気相成長)法にてW膜を埋め込み、CMP法によりW膜の平坦化を行うことにより、Wプラグ15を形成する。
続いて、同じく図2Hに示すように、上部電極11aまで到達するコンタクトホール及び下部電極9aまで到達するコンタクトホールを、層間絶縁膜14等に形成する。そして、上部電極11aの表面の一部、下部電極9aの表面の一部、及びWプラグ15の表面が露出した状態で、Al膜を形成し、このAl膜のパターニングを行うことにより、Al配線17を形成する。このとき、例えば、Wプラグ15と上部電極11aとをAl配線17の一部で互いに接続する。
次に、同じく図2Hに示すように、全面に高密度プラズマ酸化膜19を形成し、その表面を平坦化する。次に、高密度プラズマ酸化膜19上に、水素及び水分の侵入を防止する保護膜としてAl膜20を形成する。更に、Al膜20上に高密度プラズマ酸化膜23を形成する。次いで、高密度プラズマ酸化膜23、Al膜20及び高密度プラズマ酸化膜19に、Al配線17まで到達するビアホールを形成し、その内部にタングステンプラグ24を埋め込む。そして、配線25、高密度プラズマ膜26、Al膜27、高密度プラズマ膜28、タングステンプラグ29、Al配線30、TEOS酸化膜32、パッドシリコン酸化膜33及びパッド開口部34の形成を行う。パッド開口部34から露出したAl配線30の一部がパッドとして用いられる。
このようにして、強誘電体キャパシタを有する強誘電体メモリを完成させる。
このような本実施形態によれば、導電性を有する層51及び52をエッチバックにより確実に除去しているため、これらの層を起因とするリークを抑制することができる。
なお、導電性を有する層51及び52を除去する際には、プラズマエッチングを行うことが好ましく、この際のエッチングガスとしては、例えばCl及びArの混合ガスを用いることができる。また、エッチングパワーは400W以下とし、処理時間は1〜5秒間(例えば、3秒間程度)とすることが好ましい。特に、容量絶縁膜として強誘電体からなる膜を用いる場合には、常温エッチングを行うことが好ましい。
実際に、本願発明者がリーク電流の測定を行ったところ、図3及び図4に示す結果が得られた。図3は、上部電極と下部電極との間のリーク電流を示し、図4は、隣り合う2個の上部電極の間のリーク電流を示す。なお、図3及び図4中の試料C、D、E及びFは、上述の実施形態に倣って製造した試料であり、試料A、B、G、H、I及びJは、エッチバックによる導電性を有する層の除去を行うことなく製造した試料である。なお、図3中には、2種類のプロット(●及び▲)があるが、これらは相異なる印加電圧の下で測定した結果を示している。
図3及び図4に示すように、エッチバックによる導電性を有する層の除去を行った試料C、D、E及びFでは、試料A、B、G、H、I及びJと比較して4桁〜5桁程度リーク電流が低くなった。また、これに伴い、試料A、B、G、H、I及びJでは歩留りが0%であったのに対し、試料C、D、E及びFでは歩留りが約90%であった。
図5に、従来の方法に倣って製造した強誘電体キャパシタの断面の電子顕微鏡写真を示す。この強誘電体キャパシタの製造に当たっては、強誘電体膜のパターニング後に酸を用いた薬液処理、ジェットスクラバー処理及び超音波洗浄を行った。但し、上述の実施形態のようなエッチバックは行わなかった。このため、図5に示すように、容量絶縁膜とAl膜(ENC−AlO)との間に、強誘電体膜のパターニング時に発生した再付着物の層が残存した。即ち、隣り合う2個の上部電極の間に導電性を有する層が残存した。また、Al膜(ENC−AlO)上には、下部電極膜のパターニング時に発生した再付着物の層が残存した。この強誘電体キャパシタを有する半導体装置では、これらの導電性の層の影響により、上部電極間のリークが大きくなり、歩留りが極めて低かった。
なお、上述の実施形態では、強誘電体膜10のパターニングを行った後に保護膜(Al膜12)を形成しているが、この膜を形成しなくてもよい。この場合には、強誘電体膜10のパターニングを行った後(図2C参照)、そのまま下部電極膜9のパターニングを行うことにより、図6Aに示すように、下部電極膜9から飛散した粒子等の影響により、導電性を有する層51の厚さが増加する。
次いで、全面にエッチバックを施すことにより、図6Bに示すように、層51を除去する。但し、このエッチバックも、低パワー且つ短時間で行う。その後、上述の実施形態と同様の処理を行うことにより、強誘電体キャパシタを有する強誘電体メモリを完成させる。
なお、下部電極を形成した後に、強誘電体キャパシタの全体を覆う保護膜、例えばAl膜を形成してもよい。
更に、強誘電体膜としては、PZT(PbZr1−xTi)膜、PZT膜にLa、Ca、Sr、Si等を微量添加した膜等のペロブスカイト構造の化合物膜や、(SrBiTaNb1−x)膜、BiTi12膜等のBi層状系構造の化合物膜を用いてもよい。更に、強誘電体膜の形成方法は特に限定されるものではなく、ゾルゲル法、スパッタ法、MOCVD法等により強誘電体膜を形成することができる。
なお、特許文献1には、上部電極膜及び強誘電体膜に対して、パターニング前にプラズマ処理を行うことが記載されている。しかし、このような処理を行っても、導電性を有する層を除去することはできない。
また、特許文献2には、強誘電体膜をテーパ状にエッチングすることにより、飛散物の付着を防止する方法が記載されている。しかし、この方法を採用しても、十分に付着を防止することはできず、後に除去する必要がある。
また、特許文献3には、下部電極膜の表面を平坦化した後に強誘電体膜を形成することにより、リーク電流を抑制する方法が記載されている。しかし、この方法を採用しても、導電性を有する層の存在に伴うリークを抑制することはできない。
以上詳述したように、本発明によれば、強誘電体膜のエッチング時に生じる物質に対してエッチバックを行うため、これを適切に除去することができる。このため、この物質を起因とするリークを抑制することができる。

Claims (16)

  1. 半導体基板の上方に下部電極膜を形成する工程と、
    前記下部電極膜上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に上部電極を形成する工程と、
    前記絶縁膜をパターニングすることにより、容量絶縁膜を形成する工程と、
    エッチバックにより、前記上部電極、前記容量絶縁膜及び前記下部電極膜からなる群から選択された少なくとも1個に付着した物質を除去する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記物質を除去する工程の後に、前記下部電極膜をパターニングすることにより、下部電極を形成する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記下部電極を形成する工程の後に、エッチバックにより、前記下部電極を形成する際に前記上部電極、前記容量絶縁膜及び前記下部電極からなる群から選択された少なくとも1個に付着した物質を除去する工程を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記物質を除去する工程の前に、前記下部電極膜をパターニングすることにより、下部電極を形成する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記容量絶縁膜を形成する際に付着した物質を除去する際に、前記下部電極を形成する際に前記上部電極、前記容量絶縁膜及び前記下部電極からなる群から選択された少なくとも1個に付着した物質も除去することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記下部電極膜は、Ir又はPtを含有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記絶縁膜として、強誘電体膜を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記強誘電体膜として、ペロブスカイト構造の化合物膜又はBi層状系構造の化合物膜を形成することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記物質を除去する工程において、前記物質に対し常温エッチングを行うことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記物質を除去する工程において、前記物質に対しプラズマエッチングを行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記プラズマエッチングを行う際に、エッチングガスとしてCl及びArの混合ガスを用いることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記プラズマエッチングを行う際のバイアスパワーを400W以下とすることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記物質を除去する工程において、処理時間を1〜5秒間とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記上部電極及び容量絶縁膜を備えた強誘電体キャパシタをアレイ状に形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記物質を除去する工程と前記下部電極を形成する工程との間に、前記上部電極及び強誘電体膜を覆う保護膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記保護膜として、アルミナ膜を形成することを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。

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