JPWO2006087771A1 - バネ加圧ユニットおよび嵌合ワッシャ - Google Patents

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Abstract

本発明は、軸71を有するネジ部材71a,71bでネジ止めすることによりネジ部材を柱のように立設しその軸71のまわりのスプリング80で部材を押圧するように構成したバネ加圧ユニット110、およびバネ加圧ユニットに用いるのに好適な、内ワッシャ91と外ワッシャ92とからなる嵌合ワッシャ90に関し、互いに螺合する雌雄のネジの各一方がそれぞれに形成され締結完了時に所定長の軸71が形成される一対のネジ部材71a,71bと、軸71を巻回する状態に配置されるスプリング80と、そのスプリング80の一端に配置され一対のネジ部材の締結後にスプリング側に押されてそのスプリングを圧縮させる押圧部材92と、押圧部材92を、押圧部材92がスプリング80を圧縮させた状態に支持する支持部材91とを備えた。

Description

本発明は、所定長の軸を有するネジ部材でネジ止めすることによりネジ部材を柱のように立設しその軸のまわりにスプリングを配置しておいてそのスプリングで部材を押圧するように構成したバネ加圧ユニット、およびバネ加圧ユニットに用いるのに好適な嵌合ワッシャに関する。
従来より、軸を有するネジ部材を柱のように立設しその軸まわりのスプリングで部材を押圧するように構成したバネ加圧ユニットが用いられている。
図1は、そのようなバネ加圧ユニットの一例を備えたパッケージユニットの概略図である。
このパッケージユニット100は、システム基板10上に、ハンダボール20の溶解、固着により半導体パッケージ30が搭載され、その半導体パッケージ30上に熱接合材40を介在させて冷却ユニット50が配置された構造を有している。冷却ユニット50は、基体51とその基体51上に立設した多数のフィン52から構成されており、基体51には柱状の雌ネジ部材61が貫通する貫通孔511が設けられている。またシステム基板10上には雄ネジ部材62が立設している。雌ネジ部材61は、その軸よりも太径の頭部611を有し、その雌ネジ部材61の軸でコイルスプリング63を貫通し、さらにその雌ネジ部材61の軸が冷却ユニット50の基体51の貫通孔511を貫通し、コイルスプリング63を雌ネジ部材61の頭部611と冷却ユニット50の基体51との間に挟んで雄ネジ部材62と螺合により締結された状態にあり、コイルスプリング63は、この螺合の間に、頭部611と基体51との間で収縮し、冷却ユニット50がコイルスプリング63によりシステム基板10側に押圧され、冷却ユニット50が熱接合部材40を介在させて半導体パッケージ30に密着し、半導体パッケージ30の発熱が効率的に放熱される。
ここで、雄ネジ部材62の高さ、雌ネジ部材61の長さ、コイルスプリング63の長さやバネ定数等はあらかじめ決められた値を有しており、冷却ユニット50は、コイルスプリング63により、あらかじめ決められた一定の押圧力で押圧されるようになっている。
この図1に示す例では、雌ネジ部材61と雄ネジ部材62と、コイルスプリング63とにより、バネ加圧ユニットの従来例が構成されている。
ここで、冷却ユニット50を上に載せて雌ネジ部材61を雄ネジ部材62に螺合させると、その螺合の途中でコイルスプリング63が徐々に収縮して冷却ユニット50を押圧することになる。
このため、雌ネジ部材61と雄ネジ部材62のネジ山がコイルスプリング63が伸びようとする方向に強い力を受けながら螺合することになり、それらのネジ山が削れて金属粉が発生する。また螺合のために雌ネジ部材61を回すとコイルスプリング63も一緒に回わり、コイルスプリング63の、冷却ユニット50の基体51側の端がその基体51を削り、ここでも金属粉が発生する。これらの金属粉は、システム基板10上の他の回路部品や配線をショートさせるという事故の原因となる。
また、この雌ネジ部材61を雄ネジ部材62に螺合させる作業を人手で行なう場合、雌ネジ部材61をコイルスプリング63の収縮に伴う反力に抗して回わす必要があるため、その作業者の腕に負担がかかるという問題もある。
ここで特許文献1には、カムの回転によりバルブを直接押し下げて開弁させるようにしたダイレクト型動弁装置に関し、コイルスプリングを圧縮させる部材とその部材を押すカムが開示されているが、上記の課題の認識はなく、その解決手段も示されていない。
特開平11−148321号公報
本発明は、上記事情に鑑み、上記の問題を解決したバネ加圧ユニットおよびそのバネ加圧ユニットに用いられる嵌合ワッシャを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のバネ加圧ユニットは、
互いに螺合する雌雄のネジの各一方がそれぞれに形成され締結完了時に所定長の軸が形成される一対のネジ部材と、
上記軸を巻回した状態に配置されるスプリングと、
上記スプリングの一端に配置され上記一対のネジ部材の締結後に上記スプリング側に押されてそのスプリングを圧縮させる押圧部材と、
上記押圧部材を、その押圧部材がスプリングを圧縮させた状態に支持する支持部材とを備えたことを特徴とする。
本発明のバネ加圧ユニットの場合、押圧部材がネジ部材の締結後にスプリングを圧縮させるものであるため、ネジ部材を締結(螺合)させている途中では、ネジ山などに強い力をかけずに済み、金属粉の発生が防止され、その金属粉の発生による事故も防止される。
ここで、上記本発明のバネ加圧ユニットにおいて、径を減じる方向に弾性変形する内ワッシャと、その内ワッシャが径を減じる方向に弾性変形した状態で嵌入する開口を有する外ワッシャとからなる嵌合ワッシャが上記スプリングの一端に配置され、上記一対のネジ部材の締結後に外ワッシャがスプリング側に押されてそのスプリングを圧縮させることにより外ワッシャが上記押圧部材として作用し、外ワッシャがスプリング側に押された結果内ワッシャが外ワッシャの開口から外れて径を広げ外ワッシャをスプリングを圧縮させた状態に支持することにより内ワッシャが上記支持部材として作用するものであることが好ましい。この場合に、上記一対のネジ部材のうちの一方が、嵌合ワッシャが配置される部分に、径が縮小した嵌合ワッシャ配置部を有することが好ましい。
あるいは、上記本発明のバネ加圧ユニットにおいて、上記スプリングの一端にキー穴付きのワッシャが配置されるとともに、上記一対のネジ部材のうちの一方がそのワッシャに隣接して上記軸よりも太径の頭部であってキー穴に嵌入する突部が形成された頭部を有し、上記一対のネジ部材の締結後にワッシャがスプリング側に押されキー穴への突部の嵌入から解放されて上記軸の回りに回されることにより、上記ワッシャが押圧部材として作用するとともに上記突部が支持部材として作用するものであることも好ましい形態である。
さらに、上記本発明のバネ加圧ユニットにおいて、上記押圧部材に隣接した位置に上記一対のネジ部材のうちの一方に回動自在に軸支され上記一対のネジ部材の締結後に回動されて押圧部材を押しその押圧部材を押した状態で安定する、上記支持部材として作用するレバー部材を備えた形態も好ましい形態である。
また、上記目的を達成する本発明の嵌合ワッシャは、径を減じる方向に弾性変形する内ワッシャと、その内ワッシャが径を減じる方向に弾性変形した状態で嵌入する開口を有する外ワッシャとを備えたことを特徴とする。
この嵌合ワッシャにおいては、内ワッシャが、外ワッシャから外れた状態において、厚み方向に、その外ワッシャの開口径よりも細径からその開口径よりも太径に至るテーパ状の外径を有するものであることが好ましい。
本発明によれば、金属粉の発生が防止され、また作業性も向上する。
従来のバネ加圧ユニットを備えたパッケージユニットの概略図である。 本発明の第1実施形態としてのバネ加圧ユニットの概念図である。 嵌合ワッシャの構造を示す図である。 嵌合ワッシャの変形例を示す図である。 一対のネジ部材のうちの一方のネジ部材の変形例を示す図である。 一対のネジ部材のうちの一方のネジ部材の、もう1つの変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のバネ加圧ユニットの概念図である。 図7に示すバネ加圧ユニットに用いられているワッシャを示す図である。 図7に示すバネ加圧ユニットを構成する軸の頭部の下面を示す図である。 本発明の第3の実施形態のバネ加圧ユニットの概念図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の第1実施形態としてのバネ加圧ユニットの概念図である。
この図2に示すバネ加圧ユニット110は、例えば図1に示す雌ネジ部材61と雄ネジ部材62のような一対のネジ部材71a,71bの締結(螺合)が完了した後の状態を示したものであり、一対のネジ部材71a,71bの締結により形成された軸71と、その軸71を巻回する状態に配置されたコイルスプリング80と、そのコイルスプリング80の一端に配置された嵌合ワッシャ90が示されている。この嵌合ワッシャ90は、コイルスプリング80と太径の頭部72とに挟まれている。また、コイルスプリング80は、頭部72基台82とに挟まれている。
図3は、嵌合ワッシャの構造を示す図である。
この嵌合ワッシャ90は、図3(A)に示す形状の内ワッシャ91と、図3(B)に示す形状の外ワッシャ92とから構成されている。
図3(A)に示すように、内ワッシャ91は、円環の一部を欠いて切欠部91aが形成された形状を有し、矢印C−C方向、すなわちその切欠部91aを狭めて円環の径を減じる方向に弾性変形させ、その状態で、図3(B)に示す円環形状の外ワッシャ92の開口92aに嵌め込む。
図3(C)は嵌合ワッシャ90を示しており、外ワッシャ92の開口92aに、内ワッシャ91が弾性変形したまま嵌入した状態となっている。
図2に戻って説明を続ける。
図2(A)は、一対のネジ部材71a,71bの締結が完了した直後の状態を示しており、この状態から、例えば図示しない治具等を用いて、内ワッシャ91を残したまま、外ワッシャ92を、矢印A−A方向、すなわち、コイルスプリング80側に押す。すると、図2(B)に示すように、内ワッシャ91が外ワッシャ92の開口92a(図3(B)参照)から外れて外側(矢印B−B方向)に径を広げ、外ワッシャ92が内ワッシャ91に当たって元の位置に戻れなくなり、外ワッシャ92がコイルスプリング80を押した状態のままとなる。
従って、バネ加圧ユニット110を(軸71の長さ、コイルスプリング80の長さ嵌合ワッシャ90の厚さやコイルスプリング80のバネ定数等を設計、製造時に調節した上で)図1に示すパッケージユニット100に適用すると、締結作業中はコイルスプリングを圧縮させずに螺合させることができるため金属粉の発生や作業者への悪影響が低減され、嵌合作業終了後に所定の押圧力を発生させることができる。
ここで、図1に示すパッケージユニット100の場合、典型的には4隅がネジ止めされており、図1に示す従来技術の場合はネジ止め作業中にコイルスプリング63の収縮による押圧が生じるためその4隅にあるネジ部材を何回にも分けて少しずつ均等に縮めていく必要があり,作業性が悪い。
これに対し、図2に示すバネ加圧ユニット110を採用すると、ネジ部材の締結時にはコイルスプリング80による押圧力は生じないため4隅のネジ部材を1つずつ順番に最後まで締めることができ、その後治具等を用いて、対角の2つ、あるいは4隅の4つの嵌合ワッシャ90の外ワッシャ92を押し下げればよく、作業性が大きく向上する。
図4は、嵌合ワッシャの変形例を示す図である。
ここに示す嵌合ワッシャ90’を構成する内ワッシャ91’の外径はテーパ状に形成されている。
ここでは、内ワッシャ91’は外ワッシャ92の開口92aに配置された状態が示されているが、内ワッシャ91’まだ、その内ワッシャ91’の外径を減じる方向に圧縮される前の状態にある。すなわち、この内ワッシャ91’の外径は、外ワッシャ92の開口92aの径よりも細径からその開口92aの径よりも太径に至るテーパ状となっている。図3に示す構造の嵌合ワッシャ90の場合、図2(B)に示すようにして使用した後、例えば図1に示すパッケージユニット100において半導体パッケージ30を交換する必要を生じた場合など、何らかの理由でネジ部材の締結を一旦取り外すと、内ワッシャ91が外ワッシャ92から外れていて内ワッシャ91を外ワッシャ92に再度嵌合させるのは大変であるため再利用が難しく、結局1回限りの使い捨てとなる。
これに対し、図4に示す構造の嵌合ワッシャ90’の場合、内ワッシャ91’が外ワッシャ92から外れていても容易に再嵌合させることができ、再利用が可能となる。
図5は、一対のネジ部材のうちの一方のネジ部材の変形例を示す図である。
この図5は、図1に示す雌ネジ部材61の変形例に相当するものであり、軸71に嵌合ワッシャ90を嵌めた状態で、その軸71が例えば樹脂製の筒83が圧入されており、その結果、嵌合ワッシャ90が配置された部分に、径が縮小した嵌合ワッシャ配置部73が形成されている。コイルスプリングはその筒83をの回わりに配置される。
この筒83の外径は、嵌合ワッシャ90のうちの内ワッシャ91の内径よりも太く、外ワッシャ92の開口径よりも細くなっている。
このような、細径の嵌合ワッシャ配置部72を形成したことにより、1つにはこのネジ部材をもう一方のネジ部材に締結する作業を行なう際に嵌合ワッシャ90がこのネジ部材から抜け落ちるのが防止されて作業性が向上し、さらに、図2(A)に示すように外ワッシャ92を押し下げたときに内ワッシャ91が筒83にぶつかってその位置に自動的にとどまり、この点でも作業性が向上する。
図6は、一対のネジ部材のうちの一方のネジ部材(図1に示す雌ネジ部材61に相当するネジ部材)の、もう1つの変形例を示す図である。
この図6に示すネジ部材は、そのネジ部材自体の、図5に示すネジ部材の軸がに圧入された筒83に相当する部分が、その筒83に相当する分だけ太径となっている。このため、このネジ部材を用いた場合も、図5に示すネジ部材と同一の作用が期待できる。
尚、この図6に示す構造において細径となっている嵌合ワッシャ配置部73に嵌合ワッシャ90を配置するには、例えば内ワッシャ91の内径を弾性的に押し広げてその内ワッシャ91のみ先に嵌合ワッシャ配置部73に配置し、その後、治具を用いて、内ワッシャ91の径を縮小する方向に押しながら外ワッシャ92を嵌合ワッシャ配置部73に配置すればよい。
図7は、本発明の第2実施形態のバネ加圧ユニットの概念図である。
ここでは、図2に示す第1実施形態のバネ加圧ユニット100の要素と同一の要素には同一の符号を付して示し相違点について説明する。
この図7に示すバネ加圧ユニット120には、コイルスプリング80の一端に、キー穴93b付きワッシャ93が配置されており、そのキー穴93bには、頭部72’の下部に形成された突部72aが嵌入している。
図8は、図7に示すバネ加圧ユニットに用いられているワッシャ、図9は、図7に示すバネ加圧ユニットの頭部の下面を示す図である。
図8に示すワッシャ93には、図7に示す軸71が貫通する円形の開口93aと、その開口93aにつながるキー穴93bが形成されており、図7(A)に示す状態では、キー穴93bに、図9に示す頭部72’の下面に設けられた突部72aが嵌入している。
図7に戻って説明を続ける。
図7(A)は、一対のネジ部材の締結が完了した直後の状態を示しており、この状態から、例えば図示しない治具等を用いて、ワッシャ93を、矢印A−A方向、すなわち、コイルスプリング80側に押してキー穴93b(図8参照)と頭部72’の突部72aとの嵌合を外し、さらにこのワッシャ93を90°回転させる。すると、図7(B)に示すように、ワッシャ93が頭部72’の突部72aに当接して元の位置に戻れなくなり、ワッシャ93がコイルスプリング80を押し縮めたままの状態となる。
したがって、図2に示すバネ加圧ユニット110の場合と同様、この図7に示す構造のバネ加圧ユニット120を、(軸71の長さ、コイルスプリング80の長さ、その他のパラメータを設計、製造時に調節した上で図1に示すパッケージユニット100に適用すると、締結作業中はコイルスプリングを圧縮させずに螺合させることができるため金属粉の発生や作業者への悪影響が低減され、また作業性も向上する。
尚、ここでは、図8に示すように、ワッシャ93のキー穴93bに対し90°回転した位置には何も設けられていないが、その位置にキー穴93bから外れた頭部72’の突部72aが軽く入り込む溝を形成し、ワッシャ93がその位置から容易には回転しないようにしてもよい。
図10は、本発明の第3実施形態のバネ加圧ユニットの概念図である。
ここでも、図2に示す第1実施形態のバネ加圧ユニット110の要素と同一の要素には同一の符号を付して示し、相違点について説明する。
この図10に示すバネ加圧ユニット130には、コイルスプリング80の一端に押圧部材94が配置されており、その押圧部材94の上には、軸71に軸支されたレバー部材95が配置されている。ここで、押圧部材94には軸71が貫通する開口が形成されており、レバー部材95は、図10(A)に示す姿勢と図10(B)に示す姿勢との間で回動自在となっている。ただし、このレバー部材95は、図10(B)に示す姿勢で安定し、特に力を加えない限り、図10(B)に示す姿勢から図10(A)に示す姿勢に向けて回動しない形状となっている。
図10(A)は、一対のネジ部材71a,71bの締結が終了した直後の状態を示しており、この状態からレバー部材95を矢印D方向に回わすと押圧部材94が矢印E方向に移動しコイルスプリング80を押して収縮させ、図10(B)に示す姿勢で安定する。
この図10に示す構成によっても、図2,図7に示す第1、第2実施形態と同じ作用が期待できる。

Claims (7)

  1. 互いに螺合する雌雄のネジの各一方がそれぞれに形成され締結完了時に所定長の軸が形成される一対のネジ部材と、
    前記軸を巻回した状態に配置されるスプリングと、
    前記スプリングの一端に配置され前記一対のネジ部材の締結後に該スプリング側に押されて該スプリングを圧縮させる押圧部材と、
    前記押圧部材を、該押圧部材が前記スプリングを圧縮させた状態に支持する支持部材とを備えたことを特徴とするバネ加圧ユニット。
  2. 径を減じる方向に弾性変形する内ワッシャと、該内ワッシャが径を減じる方向に弾性変形した状態で嵌入する開口を有する外ワッシャとからなる嵌合ワッシャが前記スプリングの一端に配置され、前記一対のネジ部材の締結後に該外ワッシャが該スプリング側に押されて該スプリングを圧縮させることにより該外ワッシャが前記押圧部材として作用し、該外ワッシャが該スプリング側に押された結果該内ワッシャが該外ワッシャの開口から外れて径を広げ該外ワッシャを該スプリングを圧縮させた状態に支持することにより該内ワッシャが前記支持部材として作用するものであることを特徴とする請求項1記載のバネ加圧ユニット。
  3. 前記一対のネジ部材のうちの一方が、前記嵌合ワッシャが配置される部分に、径が縮小した嵌合ワッシャ配置部を有することを特徴とする請求項2記載のバネ加圧ユニット。
  4. 前記スプリングの一端にキー穴付きのワッシャが配置されるとともに、前記一対のネジ部材のうちの一方が該ワッシャに隣接して前記軸よりも太径の頭部であって該キー穴に嵌入する突部を有する頭部を有し、前記一対のネジ部材の締結後に前記ワッシャが該スプリング側に押され該キー穴への該突部の嵌入から解放されて前記軸の回りに回されることにより、該ワッシャが前記押圧部材として作用するとともに前記突部が前記支持部材として作用するものであることを特徴とする請求項1記載のバネ加圧ユニット。
  5. 前記押圧部材に隣接した位置に前記一対のネジ部材のうちの一方に回動自在に軸支され前記一対のネジ部材の締結後に回動されて前記押圧部材を押し該押圧部材を押した状態で安定する、前記支持部材として作用するレバー部材を備えたことを特徴とする請求項1記載のバネ加圧ユニット。
  6. 径を減じる方向に弾性変形する内ワッシャと、
    前記内ワッシャが径を減じる方向に弾性変形した状態で嵌入する開口を有する外ワッシャとを備えたことを特徴とする嵌合ワッシャ。
  7. 前記内ワッシャが、前記外ワッシャから外れた状態において、厚み方向に、該外ワッシャの開口径よりも細径から該開口径よりも太径に至るテーパ状の外径を有するものであることを特徴とする請求項6記載の嵌合ワッシャ。
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