JPWO2006075371A1 - パワーコンディショナと発電システム - Google Patents

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Abstract

発電源に接続されるパワーコンディショナが複数存在する1つの発電システムで、発電システム全体の運転データを集計することができるパワーコンディショナを得ること。発電源の直流電力を交流電力に変換する電力変換部(31)と、電力変換部(31)による電力変換に関係するパラメータを計測して運転データを演算する計測演算部(32)と、計測演算部(32)によって算出された運転データを、他のパワーコンディショナとの間で通信回線(60)を介して送受信する通信処理部(34)と、他のパワーコンディショナから受信した運転データと自装置の運転データとを集計して集計運転データを算出する集計部(35)と、集計部(35)によって算出された集計運転データを保存する記憶部(33)と、を備える。

Description

この発明は、太陽電池などの発電源によって発電された直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナと、このパワーコンディショナを有する発電システムに関するものである。
太陽光発電システムは、太陽電池によって発電した直流電力をパワーコンディショナにより交流電力に変換し、商用電源と系統連系を行って発電した電力を住宅内の負荷に供給または商用電源側に売電するシステムである。この太陽光発電システムに使用されるパワーコンディショナとして、任意に設定した単位期間ごとにおけるパワーコンディショナの出力データを算出する算出手段と、この算出手段によって算出された単位時間ごとの出力データを記憶する記憶手段と、を備え、その単位時間ごとの出力データをパワーコンディショナの本体に制御線および電力線によって接続されたパワーコンディショナの本体とは別の場所に設けられる表示手段に表示させるようにしたパワーコンディショナが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平11−119847号公報
ところで、たとえば集合住宅地の各住宅に太陽電池とパワーコンディショナが設置された太陽光発電システムにおいて、その集合住宅地全体における総発電量などを収集したい場合には、特許文献1に記載の従来のパワーコンディショナでは、それぞれの住宅のパワーコンディショナにおける出力データを記憶手段から個々に収集し、収集したそれらの結果を用いて別途集合住宅地全体の総発電量を集計しなければならなかった。つまり、従来では、太陽電池に接続されるパワーコンディショナが複数存在する1つの太陽光発電システムにおいて、それぞれのパワーコンディショナ間を接続してパワーコンディショナの運転データを集計する構成については提案されていなかった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、太陽電池などの発電源に接続されるパワーコンディショナが複数存在する1つの発電システムで、発電システム全体の運転データを集計することができるパワーコンディショナを得ることを目的とする。また、このパワーコンディショナを複数接続した発電システムを得ることも目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるパワーコンディショナは、発電源の直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナが複数設けられ、互いに通信回線を介して接続された発電システムで使用されるパワーコンディショナであって、前記発電源の直流電力を交流電力に変換する電力変換手段と、前記電力変換手段による電力変換に関係するパラメータを計測して運転データを演算する計測演算手段と、前記計測演算手段によって算出された運転データを、他のパワーコンディショナとの間で通信回線を介して送受信する通信処理手段と、他のパワーコンディショナから受信した運転データと自装置の運転データとを集計して集計運転データを算出する集計手段と、前記集計手段によって算出された集計運転データを保存する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、通信回線を介して接続される他のパワーコンディショナからの運転データを受信して集計した集計運転データを演算し、保存するようにしたので、発電源に接続されたパワーコンディショナを複数接続し、これらのパワーコンディショナにおける運転データを集計した集計運転データを容易に得られる発電システムを構成することができるという効果を有する。
図1は、この発明によるパワーコンディショナの概略構成を示すブロック図である。 図2は、パワーコンディショナにおける運転データの送信処理の手順を示すフローチャートである。 図3は、パワーコンディショナにおける運転データの集計処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、パワーコンディショナの正面の概観の一例を示す図である。 図5は、表示処理部によって管理される表示画面データの構造の一例を示す図である。 図6−1は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図6−2は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図6−3は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図6−4は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図6−5は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図6−6は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図6−7は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図7は、この発明によるパワーコンディショナを並列に接続して構成した太陽光発電システムの構成の一例を示す図である。 図8は、この発明によるパワーコンディショナをグループに分けて通信回線で接続した太陽光発電システムの一例を示す図である。
符号の説明
10 太陽電池
11A〜11X 発電ユニット
20 接続箱
30 パワーコンディショナ
31 電力変換部
32 計測演算部
33 記憶部
34 通信処理部
35 集計部
36 表示部
37 表示処理部
38 表示切換部
40 分電盤
50 商用電源(系統)
51 負荷
60 通信回線
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるパワーコンディショナと発電システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、発電源として太陽電池を用いた太陽光発電システムにおけるパワーコンディショナの場合を例に挙げて説明するが、発電源としては直流電力を発生させるものであればよく、たとえば、燃料電池を用いてもよい。
実施の形態1.
図1は、この発明にかかるパワーコンディショナの概略構成を示すブロック図である。このパワーコンディショナ30は、図示しない太陽電池などの発電源で発生した直流電力を交流電力に変換して、商用電源(系統)や負荷に接続される図示しない分電盤に出力するとともに、パワーコンディショナ30に入力される電力やパワーコンディショナ30から出力される電力などの運転データの計測を行って保存や表示、送受信を行う機能を有し、電力変換部31、計測演算部32、記憶部33、通信処理部34、集計部35、表示部36、表示処理部37および表示切換部38を備えて構成される。
電力変換部31は、太陽電池などの発電源からの直流電力を交流電力に変換して分電盤に出力する機能を有する。
計測演算部32は、電力変換部31の入力電圧(直流)、入力電流(直流)、出力電圧(交流)、出力電流(交流)、出力電力(交流)などを測定し、また測定した出力電力(交流)から出力電力量(発電量)などを演算して得られた運転データを記憶部33に記憶する機能を有する。たとえば入力電圧(直流)、入力電流(直流)、出力電圧(交流)、出力電流(交流)、出力電力(交流)に関しては、所定の測定時間ごとに測定し、任意に設定した単位期間内の測定値を平均して集計したものを運転データとし、出力電力量(発電量)に関しては、所定の測定時間ごとに測定した出力電力(交流)を、任意に設定した単位期間内で積算して集計したものを運転データとする。集計する単位期間としては、たとえば、1分ごと、1時間ごと、1日ごと、1ヶ月ごと、または1年ごとなどを設定することができる。なお、計測演算部32は、取得した運転データの日時を示す情報を運転データに含めて記憶部33に記憶する。
通信処理部34は、通信回線60を介して他のパワーコンディショナ30と接続され、運転データの送受信を行う機能を有する。具体的には、通信回線60を介して互いに接続されるパワーコンディショナ30間において、記憶部33に記憶される自装置の運転データの送信先と送信する時間や、自装置で他のパワーコンディショナ30から受信した運転データの集計を行うか否かが設定されたデータ処理設定情報を保持し、このデータ処理設定情報に基づいて、記憶部33に記憶される自装置の運転データを送信したり、受信したデータを集計部35に渡したりする処理を行う。
集計部35は、データ処理設定情報で自装置が他のパワーコンディショナ30からの運転データを集計するように設定されている場合に、通信処理部34から渡された他のパワーコンディショナ30の運転データと、自装置の運転データとを集計して、その結果を集計運転データとして記憶部33に記憶する機能を有する。
記憶部33は、計測演算部32によって測定され、演算された自装置の運転データとともに、集計部35によって集計された他のパワーコンディショナ30の運転データと自装置の運転データとを集計した集計運転データを記憶する機能を有する。ただし、データ処理設定情報で、自装置が他のパワーコンディショナ30からの運転データを集計するように設定されていない場合には、集計運転データは記憶部33には記憶されない。この記憶部33は、電源が切断された状態でも記憶された内容が保存されるフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやハードディスクドライブなどの磁気記憶装置などの記憶手段によって構成される。この記憶部33には、運転データまたは集計運転データの取得日時を示す情報を含む運転データまたは集計運転データが保存される。なお、運転データのほかに、その測定、演算時におけるパワーコンディショナ30の運転/非運転、連系/非連系、正常運転/異常停止などの運転状態データや、太陽電池の設置位置付近に設けられた図示しない温度計や日射計によって測定された外気温や日射強度などの気象データを、上記運転データに付加して記憶させるようにしてもよい。また、運転データとして、入力電圧(直流)、入力電流(直流)、出力電圧(交流)、出力電流(交流)、出力電力(交流)、出力電力量(発電量)の全てを記憶部33に保存する必要はなく、少なくとも出力電力量(発電量)を含めばよい。
表示部36は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置によって構成される。
表示処理部37は、記憶部33に記憶された運転データを表示部36に表示させる機能を有する。たとえば、表示部36に現在の出力電力量(発電量)などの運転データを表示させたり、所定の期間の自装置の運転データまたは集計運転データを表示させたりする機能を有する。
表示切換部38は、表示部36に表示させる内容を切り換えるためのパワーコンディショナ30の管理者や使用者などのユーザとのインタフェースであり、たとえば、カーソルキーなどのボタンによって構成される。表示切換部38は、表示処理部37に対して表示内容の切換え指示を行うものであり、たとえば自装置の運転データと集計対象となる他のパワーコンディショナ30と自装置の運転データとを集計した集計運転データとの間の切換え指示を表示処理部37に伝えたり、運転データまたは集計運転データの中での入力電圧(直流)、入力電流(直流)、出力電圧(交流)、出力電流(交流)、出力電力(交流)、出力電力量(発電量)などの運転データを表示部36に表示させる際に、どのデータを表示させるかの切換え指示を表示処理部37に伝えたりする機能を有する。
このような構成を有するパワーコンディショナ30は、通信回線60を介して複数のパワーコンディショナ30が相互に接続された太陽光発電システムにおいて使用される。
ここで、このような構成を有するパワーコンディショナ30の動作処理について順に説明する。最初に、パワーコンディショナ30における運転データの書込処理について説明する。図示しない太陽電池などの発電源によって発電された直流電力がパワーコンディショナ30に入力されると、その直流電力が電力変換部31によって交流電力に変換され、図示しない分電盤へと出力される。このとき計測演算部32は、所定の測定時間ごとに、電力変換部31に入力される入力電圧および入力電流と、電力変換部31から出力される出力電圧、出力電流および出力電力を計測する。また、計測演算部32は、所定の集計期間ごとにこれらの測定値を集計した入力電圧、入力電流、出力電圧、出力電流、出力電力および発電量と、その取得日時を含む運転データを生成し、得られた運転データを記憶部33に書込む。以上により、運転データの記憶部33への書込処理が終了する。
図2は、パワーコンディショナにおける運転データの送信処理の手順を示すフローチャートである。まず、通信処理部34は、運転データを送信する時間になったか否かを確認する(ステップS11)。運転データを送信する時間でない場合(ステップS11でNoの場合)には、送信する時間となるまで待ち状態となる。運転データを送信する時間になると(ステップS11でYesの場合)、通信処理部34は、前回送信時よりも後に保存された運転データを記憶部33から読出し(ステップS12)、データ処理設定情報に基づいて送信先となるパワーコンディショナ30に運転データを送信する(ステップS13)。以上により、パワーコンディショナ30による運転データの送信処理が終了する。なお、データ処理設定情報に自装置の運転データの送信先が設定されていない場合には、この運転データの送信処理は行われない。
図3は、パワーコンディショナにおける運転データの集計処理の手順を示すフローチャートである。まず、通信処理部34は、図2で説明したように他のパワーコンディショナ30から所定の時間に送信される運転データを受信すると(ステップS31)、その運転データを集計部35に渡す。集計部35は、受信した運転データの取得日時に対応する自装置の運転データを記憶部33から読出す(ステップS32)。ついで、集計部35は、通信処理部34から渡された他のパワーコンディショナ30の運転データと自装置の運転データとを集計して、集計運転データを算出する(ステップS33)。具体的には、自装置と他のパワーコンディショナ30から受信した入力電圧(直流)、入力電流(直流)、出力電圧(交流)、出力電流(交流)、出力電力(交流)、出力電力量(発電量)の全てまたはいずれかを含む運転データを加算して、集計対象となるパワーコンディショナ30における集計運転データを算出する。その後、集計部35は、集計運転データを記憶部33に記憶して(ステップS34)、パワーコンディショナ30における運転データの集計処理が終了する。なお、データ処理設定情報に自装置が運転データの集計処理を行うように設定されていない場合には、この運転データの集計処理は行われない。
ここで、パワーコンディショナ30の表示部36の表示処理について説明する。図4は、パワーコンディショナの正面の概観の一例を示す図である。このパワーコンディショナ30は、本体部70の正面側に、表示部36としての液晶ディスプレイ71と、液晶ディスプレイ71で表示される内容の選択を行う表示切換部38としての操作キー72と、パワーコンディショナ30の運転状態を示す表示部36としてのLED(Light-Emitting Diode)73と、を備えている。表示切換部38は、この図4の例では、上下左右の4つの方向を指す操作キー72によって構成される場合が示されている。これらの操作キー72は、液晶ディスプレイ71に表示される項目を選択したり、画面を切り換えたりする際に使用されるものである。
図5は、表示処理部によって管理される表示画面データの構造の一例を示す図である。表示処理部37は、表示部36に表示するためのメニュー画面、サブメニュー画面(1)、サブメニュー画面(2)および表示画面を階層的に管理している。この図5の例では、メニュー画面には、表示させる内容である「運転データ」項目と「集計運転データ」項目とが設けられている。「運転データ」項目は、自装置の運転データの内容を表示させるものであり、「集計運転データ」項目は、集計対象となるパワーコンディショナ30全体の集計運転データの内容を表示させるものである。
「運転データ」項目のサブメニュー画面(1)には、データを数値で表示するための「データ」項目と、所定の期間内に置ける運転データをグラフ化したものや表にしたものを表示するための「グラフ−表」項目とが設けられている。「データ」項目の下位には、運転データである発電電力、総積算発電量、直流電圧、直流電流、出力電圧、出力電圧の各項目を表示するためのサブメニュー画面(2)が設けられており、これらの各項目の下位には、それぞれの項目に対応する数値を表示するための表示画面が設けられている。一方、サブメニュー画面(1)の「グラフ−表」項目の下位には、「1日の発電」、「月間の発電」、「年間の発電」などの項目を有するサブメニュー画面(2)が設けられており、これらの各項目の下位には、それぞれの項目に対応するグラフと表を表示するための表示画面が設けられている。
メニュー画面における「集計運転データ」項目も同様のデータ構造を有しており、サブメニュー画面(1)には、「データ」項目と「グラフ−表」項目とが設けられている。「データ」項目の下位には、集計運転データである発電電力と総積算発電量の各項目を表示するためのサブメニュー画面(2)が設けられており、これらの各項目の下位には、それぞれの項目に対応する数値を表示するための表示画面が設けられている。一方、サブメニュー画面(1)の「グラフ−表」項目の下位には、「1日の発電」、「月間の発電」、「年間の発電」などの項目を有するサブメニュー画面(2)が設けられ、これらの各項目の下位には、それぞれの項目に対応するグラフと表を表示するための表示画面が設けられている。
図6−1〜図6−7は、表示処理部によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。これらの図は、図5の表示画面データの構造に基づいている。また、これらの図6−1〜図6−7に示す例では、図5のパワーコンディショナ30の構成において表示画面上の項目を選択する際には上下方向の操作キー72を用い、選択した項目を決定してより下位の表示画面に移行する場合には右方向の操作キー72を用い、現在の表示画面よりも上位の表示画面に移行する場合には左方向の操作キー72を用いるものとする。
図6−1は、メニュー画面の一例を示す図である。メニュー画面100には、「運転データ」と「集計運転データ」の2つの項目があり、各項目には選択ボタン101が表示されている。この選択ボタン101が黒色になっている項目が現在選択されている項目を示しているものとする。図6−1には、下位にさらに表示可能な画面があることを示す下位画面表示ボタン102が示されている。
図6−2は、図6−1で運転データが選択された場合のサブメニュー画面を示している。つまり、図6−1で、上下方向の操作キー72を用いて「運転データ」の選択ボタン101が黒くなるようにし、右方向の操作キー72が押されると、表示処理部37は図6−2のサブメニュー画面(1)110を表示部36に表示させるように処理を行う。このサブメニュー画面(1)110には、メニュー画面100で選択した項目を示す内容表示項目名103(ここでは、<運転データ>となっている)が表示され、「データ」と「グラフ−表」の2つの項目があり、各項目には選択ボタン101が表示されている。この選択ボタン101が黒色になっている項目が現在選択されている項目を示しているものとする。また、このサブメニュー画面(1)110にも、下位画面表示ボタン102が表示されている。この図6−2の画面で、左方向の操作キー72を押すと、表示処理部37はそれを検知して図6−1のメニュー画面110を表示部36に表示する処理を行う。
図6−3は、図6−2で運転データが選択された場合のサブメニュー画面を示している。つまり、図6−2で、上下方向の操作キー72を用いて「データ」の選択ボタン101が黒くなるようにし、右方向の操作キー72が押されると、表示処理部37は図6−3のサブメニュー画面(2)120を表示部36に表示させるように処理を行う。このサブメニュー画面(2)120には、発電電力、総積算発電量、直流電圧、直流電流、出力電圧、出力電圧の各項目があり、各項目には選択ボタン101が表示されている。この図6−3の例では、このサブメニュー画面(2)120には、項目が多すぎて全ての項目が入りきっていないため、初期の状態では、直流電流以下の項目が表示部36に表示されていない状態となっている。これらを表示するためには、下方向の操作キー72を押して、直流電流以下の項目の選択ボタン101が黒くなるようにすれば、画面の内容がスクロールされて表示されるようになる。また、このサブメニュー画面(2)120にも、下位画面表示ボタン102と、内容表示項目名103が表示されている。この図6−3のサブメニュー画面(2)120で、左方向の操作キー72を押すと、表示処理部37はそれを検知して図6−2のサブメニュー画面(1)110を表示部36に表示する処理を行う。
図6−4は、図6−3で発電電力が選択された場合の表示画面を示している。つまり、図6−3で、上下方向の操作キー72を用いて「発電電力」の選択ボタン101が黒くなるようにし、右方向の操作キー72を押すと、図6−4の表示画面130に移る。表示処理部37は、記憶部33から現在の発電電力を抽出して表示画面130に表示させる処理を行う。また、この図6−4の表示画面130で、左方向の操作キー72を押すと、表示処理部37はそれを検知して図6−3のサブメニュー画面(2)120を表示部36に表示する処理を行う。この表示画面130にも、内容表示項目名103が表示されている。なお、図6−3のサブメニュー画面(2)120で他の項目が選択され、表示された場合も同様である。
図6−5は、図6−1で集計運転データが選択された場合のサブメニュー画面を示している。つまり、図6−1のメニュー画面100で、上下方向の操作キー72を用いて「集計運転データ」の選択ボタン101が黒くなるようにし、右方向の操作キー72が押されると、表示処理部37は図6−5のサブメニュー画面(1)140を表示部36に表示させるように処理を行う。このサブメニュー画面(1)140には、図6−2と同様に、内容表示項目名103(ここでは、<集計運転データ>となっている)と、「データ」と「グラフ−表」の2つの項目と、各項目に付される選択ボタン101が表示されている。この図6−5のサブメニュー画面(1)140で、左方向の操作キー72を押すと、表示処理部37はそれを検知して図6−1のメニュー画面を表示部36に表示する処理を行う。
図6−6は、図6−5で運転データが選択された場合のサブメニュー画面を示している。つまり、図6−5のサブメニュー画面(1)140で、上下方向の操作キー72を用いて「データ」の選択ボタン101が黒くなるようにし、右方向の操作キー72が押されると、表示処理部37は図6−6のサブメニュー画面(2)150を表示部36に表示させるように処理を行う。このサブメニュー画面(2)150には、内容表示項目名103と、「発電電力」と「総積算発電量」の各項目と、各項目に付される選択ボタン101とが表示されている。この図6−6のサブメニュー画面(2)150で、左方向の操作キー72を押すと、表示処理部37はそれを検知して図6−5のサブメニュー画面(1)140を表示部36に表示する処理を行う。
図6−7は、図6−6で発電電力が選択された場合の表示画面を示している。つまり、図6−6のサブメニュー画面(2)150で、上下方向の操作キー72を用いて「発電電力」の選択ボタン101が黒くなるようにし、右方向の操作キー72を押すと、図6−7の表示画面160に移る。表示処理部37は、記憶部33から集計運転データの現在の発電電力を抽出して表示画面160に表示させる処理を行う。また、この図6−7の表示画面160で、左方向の操作キー72を押すと、表示処理部37はそれを検知して図6−6のサブメニュー画面(2)150を表示部36に表示する処理を行う。図6−6のサブメニュー画面(2)150で他の項目が表示された場合も同様である。
以上のようにして、集計運転データを記憶するパワーコンディショナ30において、集計運転データと自装置の運転データとを切換えて表示することが可能となる。なお、グラフや表を表示する際には、表示処理部37が、記憶部33から運転データを読込み、その運転データを用いて表示部36にグラフや表を表示する処理を行う。
この実施の形態1によれば、通信回線60を介して接続される他のパワーコンディショナ30からの運転データを受信して集計した集計運転データを演算し、保存するようにしたので、太陽電池などの発電源とパワーコンディショナ30からなる発電ユニットを複数接続した発電システムを構成することができる。また、この発電システムを構成するパワーコンディショナ30全体の集計運転データがパワーコンディショナ30に保存されるので、その集計運転データを保存したパワーコンディショナ30の通信処理部34を介して集計運転データをパーソナルコンピュータなどの情報処理端末に読込むことができる。そして、発電システムを構成する個々の発電ユニットのパワーコンディショナ30から運転データを取得して、取得した運転データをパーソナルコンピュータなどの情報処理端末で集計するという作業をなくすことができるという効果を有する。
また、集計対象となるパワーコンディショナ30全体の集計運転データと自パワーコンディショナ30の運転データとを切換えて表示画面に表示できるようにしたので、集計運転データを保存するパワーコンディショナ30においては、自装置の運転状況を確認することができるとともに、発電システム全体としての運転状況をその場で確認することができる。
実施の形態2.
この実施の形態2では、実施の形態1のパワーコンディショナを複数並列に通信回線で接続した発電システムの構成について説明する。図7は、この発明にかかるパワーコンディショナを並列に接続して構成した太陽光発電システムの構成の一例を示す図である。この太陽光発電システムは、住宅の屋根上などに設置され、太陽光を受けて直流電力を発生する太陽電池10と、太陽電池10で発生した直流電力を集電するとともに逆流を防止する接続箱20と、接続箱20からの太陽電池の出力電力を交流電力に変換する図1に示されるパワーコンディショナ30と、パワーコンディショナ30からの交流電力を負荷や電力会社の保有する商用電源(系統)50に分配する分電盤40と、を含んで構成される。ここで、太陽電池10と接続箱20とパワーコンディショナ30からなる発電ユニット11が1つの分電盤40に複数接続されてなるとともに、それぞれのパワーコンディショナ30の通信処理部34間が互いに通信回線60によって接続される構成を有している。なお、この図7では、パワーコンディショナ30は、図1で説明したものと同一であるが、太陽光発電システムにおける電気的接続と通信回線60による接続を示すために、電力変換部31と通信処理部34のみを表示している。
分電盤40には、主幹ブレーカ41と、連系ブレーカ42と、分岐ブレーカ43が収納されている。商用電源50からの電力は、主幹ブレーカ42を介して住宅内に供給され、さらに分岐ブレーカ43を介して住宅内の各負荷51に供給される。また、発電ユニット11A〜11Xの出力(発電電力)は、連系ブレーカ42を介して商用電源(系統)50に連系される。
この太陽光発電システムでは、各パワーコンディショナ30は通信回線60によって互いに並列に接続されている。ここで、たとえばパワーコンディショナ30B〜30Xは、パワーコンディショナ30Aに運転データを送信するようにデータ処理設定情報を設定することで、所定の時間に運転データをパワーコンディショナ30Aへと送信し、パワーコンディショナ30Aは、パワーコンディショナ30B〜30Xから運転データを受信するようにデータ処理設定情報を設定することで、自装置の運転データと太陽光発電システムにおける全パワーコンディショナ30A〜30Xの集計運転データとをその記憶部33に保持することになる。また、他のパワーコンディショナ30B〜30Xは、自装置の運転データのみをその記憶部33に保持することになる。これにより、太陽光発電システムの管理者は、太陽光発電システムの全体の発電量を見たい場合には、パワーコンディショナ30Aの表示部36で、表示切換部38を操作することでその内容を見ることができる。
また、全てのパワーコンディショナ30A〜30Xは、自装置以外の全てのパワーコンディショナ30に運転データを送信し、他のパワーコンディショナ30から運転データを受信するようにデータ処理設定情報を設定することで、全てのパワーコンディショナ30A〜30Xは、自装置の運転データと太陽光発電システムにおける全パワーコンディショナ30A〜30Xの運転データの総和である集計運転データとをその記憶部33に保持することになる。この場合には、集計運転データが、各パワーコンディショナ30に多重化されて保存されることになる。
この実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、発電システムのどこに配置されても、パワーコンディショナ30に設定するデータ処理設定情報の設定を変えるだけでよいので、図1に示される構成を有するパワーコンディショナ30を用いることができるという効果を有する。すなわち、集計運転データを保存するパワーコンディショナ30と、運転データを送信するだけのパワーコンディショナ30を別途設計、製造する必要がなく、1種類のパワーコンディショナ30で発電システムを構成することができる。その結果、発電システムで、集計運転データを保存するパワーコンディショナ30を変更することも容易に行うことができるという効果を有する。
また、集計運転データを保存するパワーコンディショナ30の記憶部33には、自装置の運転データと、発電システム全体または集計対象である発電ユニットの集計運転データとを保存するようにし、他のパワーコンディショナ30の記憶部33には自装置の運転データを保存するようにしたので、発電システム全体の運転状態とともに、個々の発電ユニットの運転状態の分析も詳細に行うことができるという効果を有する。
さらに、発電システムを構成するパワーコンディショナ30同士を並列に接続し、互いに運転データを集計するように、または2以上のパワーコンディショナ30に運転データを集計するように、発電システムを構成することによって、発電システム全体の集計運転データを多重化して保存することができる。これによって、いずれかの集計運転データが壊れた場合でも、データ保存の安全性を高めることができるという効果を有する。
実施の形態3.
実施の形態2の構成を、パワーコンディショナが多数存在する発電システムにそのまま適用した場合に、1台のパワーコンディショナに過大な集計処理の負荷がかかるとともに、通信回線を流れるデータ量が多くなり、データの送信効率も落ちてしまう。そこで、この実施の形態3では、発電システムにおけるパワーコンディショナの数が多数に上る場合におけるパワーコンディショナ間の通信回線での接続方法について説明する。
図8は、この発明にかかるパワーコンディショナをグループに分けて通信回線で接続した太陽光発電システムの一例を示す図である。ただし、この図8では、図7とは異なり、パワーコンディショナ30(発電ユニット11)間の通信回線60による接続状態のみを示しており、電気的な接続状態は表示していない。
図8に示されるように、この太陽光発電システムは、各パワーコンディショナ30を、ツリー構造状に階層的に通信回線60で接続していくことを特徴としている。この図8の例では、ツリーを構成するノード(パワーコンディショナ30)には3つの子ノード(パワーコンディショナ30)が接続される場合を示している。
まず、3つのパワーコンディショナで一組のグループを作成し、このグループの運転データを集計するパワーコンディショナを、このグループ以外のパワーコンディショナから設定する。このパワーコンディショナを親パワーコンディショナとし、グループを構成するパワーコンディショナを子パワーコンディショナとする。親パワーコンディショナは、グループ内のパワーコンディショナの運転データと、自装置の運転データから集計運転データを作成する。たとえば、図8の4階層目では、3つの子パワーコンディショナ30−1111〜30−1113が一組のグループを作成し、このグループに対して親パワーコンディショナ30−111が設定される。
つぎに、3つの親パワーコンディショナで一組のグループを作成し、このグループの集計運転データを集計するパワーコンディショナを、このグループ以外で他のパワーコンディショナとグループを形成していないパワーコンディショナから設定する。このパワーコンディショナを親親パワーコンディショナとし、グループを構成するパワーコンディショナを子親パワーコンディショナとする。親親パワーコンディショナは、グループ内のパワーコンディショナの集計運転データと、自装置の運転データから集計運転データを作成する。なお、このときの子親パワーコンディショナは、実施の形態1の図2において、自装置の運転データを読み出して送信するのではなく、自装置に保存されている集計運転データを読み出して送信する。つまり、階層の中間に位置するパワーコンディショナ30の通信処理部34は、自装置の保存する集計運転データのみを親パワーコンディショナに送信し、子パワーコンディショナから送信される個々の運転データを個別に保存したり送信したりはしない。
たとえば、図8の3階層目では、図示していないが、パワーコンディショナ30−112,30−113もパワーコンディショナ30−111と同様に3つの子パワーコンディショナの親パワーコンディショナとして設定されているので、これらの親パワーコンディショナ30−111〜30−113で一組のグループを作成し、このグループに対して親親パワーコンディショナ30−11が設定される。
最終的に太陽光発電システム全体の運転データを集計する親パワーコンディショナが1つとなるまで、上述したように、3つの子パワーコンディショナに対して新たな一つの親パワーコンディショナ30を対応させて親子関係を結ぶ作業を繰り返して、階層構造を形成してツリー構造を構成する。このツリー構造の頂点のパワーコンディショナ30が、太陽光発電システム全体の集計運転データを保存することになる。
たとえば、図8の2階層目で、パワーコンディショナ30−11〜30−13が親親パワーコンディショナとなっているので、これらの3つのパワーコンディショナ30−11〜30−13に対して親パワーコンディショナ30−1が設定される。この親パワーコンディショナ30−1は、全てのパワーコンディショナ30の頂点に位置しているので、この時点で、パワーコンディショナ30間の通信回線60を介した接続処理が終了する。
このようなツリー構造状にパワーコンディショナ30間を通信回線60で接続することで、子パワーコンディショナは、親パワーコンディショナに運転データを送信し、親パワーコンディショナは、子パワーコンディショナから送信される運転データまたは集計運転データと、自装置の運転データとを集計した集計運転データを算出する処理を行う。これによって、親パワーコンディショナの位置では、子パワーコンディショナの運転データを集計した集計運転データと自装置の運転データを確認することができる。たとえば、図8のパワーコンディショナ30−111は、自装置の運転データと、自装置以下に接続されるパワーコンディショナ(30−1111〜30−1113)と自装置の運転データを集計した集計運転データを記憶部33に保存している。また、パワーコンディショナ30−11は、自装置の運転データと、自装置以下に接続されるパワーコンディショナ(30−111〜30−113,30−1111〜30−1113など)と自装置の運転データを集計した集計運転データを記憶部33に保存している。そして、パワーコンディショナ30−1は、自装置の運転データと、図8に示されるパワーコンディショナ30全てについての集計運転データとを記憶部に保存している。
なお、図8の例では、3つの子パワーコンディショナに対して1つの親パワーコンディショナを設けるようにしているが、これは例示であり、実際には任意の所定の数以下の子パワーコンディショナに対して1つの親パワーコンディショナを設けるようにすればよい。また、図8では4階層目までしか示されていないが、階層数はパワーコンディショナ30の数やグループ化する子パワーコンディショナの数に応じて任意に変化させることができる。
この実施の形態3によれば、多数のパワーコンディショナ30が通信回線60で接続される場合であっても、複数のパワーコンディショナ30に1つの親パワーコンディショナ30を設定して、運転データの集計における親子関係を形成し、さらにこの親子関係を階層的に形成することで、運転データの集計作業をさらに効率的に行うことが可能となる。また、階層の途中のパワーコンディショナ30において、親パワーコンディショナに送信するものは自装置に接続される自装置以下のパワーコンディショナ30の集計運転データのみであるので、通信回線60を流れるデータ量も、個々のパワーコンディショナ30の運転データを流す場合に比して格段に抑えることができるという効果を有する。
さらに、複数のパワーコンディショナ30を設置している発電システムの場合、全体ではどれくらいの発電量になっているのか、また親子関係を結んだパワーコンディショナ30群の差(たとえば、設置条件の違いによる発電量の差)はどれくらいなのかなどを、ツリー構造状の各パワーコンディショナ30の表示部36で確認することで知ることもできる。これは、単純に、全てのパワーコンディショナ30からの運転データを収集して集計した場合には得られない貴重な情報となる。また、ツリー構造の頂点のパワーコンディショナ30の集計運転データだけでなく、各階層の親パワーコンディショナ30の集計運転データを通信回線60を介して情報処理端末に格納することも可能である。
また、上記運転データまたは集計運転データは、各パワーコンディショナ30の表示部36によってその場で確認することができ、親パワーコンディショナ30となっているパワーコンディショナ30については、自装置の運転データだけでなく、そのパワーコンディショナ30以下の下層に存在するパワーコンディショナ30の運転データを集計した集計運転データも表示することができる。
さらに、1台のパワーコンディショナ30において、子パワーコンディショナ30がある場合に、運転データの取り込みに要する時間は、子パワーコンディショナ30との通信時間と親パワーコンディショナ30との通信時間だけである。そのため、この親子関係を階層的に積み上げていくことで、最上位のパワーコンディショナ30はほぼ無制限の台数のパワーコンディショナ30の運転データを決まった時間内に集計することが可能となる。
以上のように、この発明にかかるパワーコンディショナは、発電源からの直流電力を交流電力に変換して電力を負荷に供給したり、商用電源(系統)に逆潮流したりする太陽光発電システムなどの発電システムに適している。

Claims (8)

  1. 発電源の直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナが複数設けられ、互いに通信回線を介して接続された発電システムで使用されるパワーコンディショナであって、
    前記発電源の直流電力を交流電力に変換する電力変換手段と、
    前記電力変換手段による電力変換に関係するパラメータを計測して運転データを演算する計測演算手段と、
    前記計測演算手段によって算出された運転データを、他のパワーコンディショナとの間で通信回線を介して送受信する通信処理手段と、
    他のパワーコンディショナから受信した運転データと自装置の運転データとを集計して集計運転データを算出する集計手段と、
    前記集計手段によって算出された集計運転データを保存する記憶手段と、
    を備えることを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 前記記憶手段は、前記計測演算手段によって演算された自装置の運転データも前記集計運転データとともに保存することを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  3. 表示手段と、
    前記運転データまたは前記集計運転データを前記記憶手段から読み出して前記表示手段に表示させる表示処理手段と、
    前記表示手段に表示させる内容の切換えを行う表示切換手段と、
    をさらに備え、
    前記表示処理手段は、前記表示切換手段からの指示に基づいて前記運転データと前記集計運転データとを切換えて前記表示手段に表示させる機能を有することを特徴とする請求項2に記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記通信処理手段は、運転データを送信する他のパワーコンディショナを含むデータ処理設定情報に基づいて、前記記憶手段から前記運転データまたは前記集計運転データを前記他のパワーコンディショナに送信することを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  5. 直流電力を出力する発電源と、
    前記発電源の直流電力を交流電力に変換する電力変換手段、
    前記電力変換手段による電力変換に関係するパラメータを計測して運転データを演算する計測演算手段、
    前記計測演算手段によって算出された運転データを、他のパワーコンディショナとの間で通信回線を介して送受信する通信処理手段、
    他のパワーコンディショナから受信した運転データと自装置の運転データとを集計して集計運転データを算出する集計手段、および
    前記計測演算手段によって演算された運転データと、前記集計手段によって算出された集計運転データを保存する記憶手段を有するパワーコンディショナと、
    を備える複数の発電ユニットが通信回線を介して相互に接続されることを特徴とする発電システム。
  6. 前記パワーコンディショナは、通信回線によって接続される全てのパワーコンディショナに運転データを送信し、各パワーコンディショナで集計運転データを集計して保存することを特徴とする請求項5に記載の発電システム。
  7. 前記複数のパワーコンディショナのうちの1つのパワーコンディショナを親パワーコンディショナに設定し、他のパワーコンディショナを子パワーコンディショナとして、
    前記子パワーコンディショナは、前記親パワーコンディショナに自装置の運転データを送信し、
    前記親パワーコンディショナは、前記子パワーコンディショナからの運転データと自装置の運転データとを集計した集計運転データを保存することを特徴とする請求項5に記載の発電システム。
  8. 前記親パワーコンディショナと所定の数以下の子パワーコンディショナを親子グループとして、この親子グループを階層的に通信回線で接続することを特徴とする請求項7に記載の発電システム。
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