JP6702301B2 - 表示装置、発電装置、管理装置、制御装置、発電装置の状態表示方法及びプログラム - Google Patents

表示装置、発電装置、管理装置、制御装置、発電装置の状態表示方法及びプログラム Download PDF

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Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2015−051228号(2015年3月13日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、表示装置、発電装置、管理装置、制御装置、発電装置の状態表示方法及びプログラムに関し、特に、主に再生可能エネルギーにより発電を行う発電装置の状態の表示装置、発電装置、管理装置、制御装置、発電装置の状態表示方法及びプログラムに関する。
特許文献1に、複数の太陽光発電の総発電量を考慮しつつ、各太陽光発電の出力抑制を個別に行なうことにより、太陽光発電を有効利用できるという発電システムが開示されている。同文献には、複数のパワーコンディショナを管理する出力抑制管理装置から発電量制限値に関する情報を受信するとともに、自装置の発電量に関する情報を送信する通信部と、前記発電量制限値に基づき、自装置の出力電力を抑制する抑制制御部とを備えたパワーコンディショナが開示されている。また、出力抑制管理装置は、自装置を管理する出力抑制管理装置により管理される複数のパワーコンディショナの各発電量の総和であるトータル発電電力が、当該複数のパワーコンディショナの各発電量の総和の上限値であるトータル発電電力上限値を超えないように発電量制限値を設定することが記載されている。
非特許文献1には、電力系統側における配電系統運用に用いられる配電自動化システムが開示されている。
特開2013−207862号公報
日立評論 1989年3月号、"特集 配電技術 配電自動化計算機制御システム"、[online]、[平成27年1月29日検索]、インターネット〈URL:http://digital.hitachihyoron.com/pdf/1989/03/1989_03_02.pdf〉
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。近年、太陽光発電(photovoltaics、solar photovoltaicsとも言う。以下、「PV」と記す)や風量に代表される再生可能エネルギーを用いた分散型電源(発電装置)の急増により、電力系統に逆潮流する余剰電力が増加し、電力系統が不安定となる問題が生じている。
加えて、現状の太陽光発電装置に代表される発電装置やPCSは、抑制制御に対応しておらず、ユーザに、抑制制御を受けているか否かを通知する手段を持っていない。例えば、太陽光発電装置やその付属管理端末の多くは、現在の出力発電量をリアルタイムで表示する表示パネル等を備えているが、これらは抑制制御を受けた時間等を表示するものではない。このため、抑制制御に対する反感や発電装置のオーナー(ユーザ)に、不公平感を持たれてしまう可能性がある。
この点、特許文献1の段落0072には、パワーコンディショナ21aの表示部32aに、PCS出力制限値を表示することや、PCS出力制限値が設定されたことを警告表示することが開示されている。しかしながら、特許文献1には、上記した抑制制御を受けた時間等を表示する機能については開示されていない。
本発明は、上記した発電装置への抑制指示の内容等を認識しやすくすることに貢献できる表示装置、発電装置、管理装置、制御装置、発電装置の状態表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の視点によれば、パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計期間又は抑制を受けた発電量の総量を取得する取得部と、前記取得部により、取得した前記抑制指示を受けた累計期間又は前記抑制を受けた発電量の総量を表示する表示部と、を備える表示装置が提供される。
第2の視点によれば、パワーコンディショナと、前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計期間又は抑制を受けた発電量の総量を取得する取得部と、前記取得部により、取得した前記抑制指示を受けた累計期間又は前記抑制を受けた発電量の総量を表示する表示部と、を備える発電装置が提供される。
第3の視点によれば、電力系統側から受信した発電量の抑制指示に基づいて、パワーコンディショナを備えた所定の発電装置に対し、発電量の抑制を指示する抑制指示部と、前記発電装置に対する前記抑制指示による発電量の抑制の累計期間又は抑制を指示した発電量の総量を取得する取得部と、前記取得した前記抑制指示による発電量の抑制の累計期間又は抑制を指示した発電量の総量を表示する表示部と、を備えた管理装置が提供される。
第4の視点によれば、パワーコンディショナを備えた発電装置を制御する制御部と、前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計期間又は抑制を受けた発電量の総量を取得する取得部と、前記取得部により、取得した前記抑制指示を受けた累計期間又は前記抑制を受けた発電量の総量を表示する表示部と、を備える制御装置が提供される。
第5の視点によれば、パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計期間又は抑制を受けた発電量の総量を取得するステップと、前記取得した前記抑制指示を受けた累計期間又は前記抑制を受けた発電量の総量を表示するステップと、を含む発電装置の状態表示方法が提供される。なお、上記方法は、発電装置の制御装置又は発電制御機器という、特定の機械に結びつけられている。
第6の視点によれば、上記した表示装置等の機能を実現するためのコンピュータプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジエントな)記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
なお、前記した表示装置、発電装置、管理装置、制御装置、発電装置の状態表示方法及びプログラムの各要素は、それぞれ上記した課題の解決に貢献する。
本発明によれば、発電装置への抑制指示の内容等を認識しやすくすることに貢献することができる。
本発明の第1の実施形態の表示装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の表示装置の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の表示装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の表示装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態の表示装置の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態の発電装置の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態の発電装置の構成を示す図である。 本発明の第7の実施形態の発電装置の構成を示す図である。 本発明の第8の実施形態の制御装置(中間管理装置)の構成を示す図である。 本発明の第9の実施形態の管理装置の構成を示す図である。 本発明の第10の実施形態の全体構成を示す図である。 本発明の第10の実施形態の変形構成例を示す図である。 本発明の第10の実施形態の発電装置監視制御システムの構成を示す図である。 本発明の第10の実施形態の管理装置の管理情報記憶部に記憶されるPVの状態情報の例である。 本発明の第10の実施形態の管理装置により提示されるPVの状態表示画面の一例である。 PVの運転状態を示す表示の遷移の一例を示す図である。 本発明の第10の実施形態の管理装置のPVの状態表示画面の一例である。 本発明の第10の実施形態の制御装置の表示部に表示されるPV状態表示画面の一例を示す図である。 本発明の第10の実施形態の制御装置の表示部に表示されるPV状態表示画面の別の一例を示す図である。 本発明の第10の実施形態の管理装置により提示されるPVの状態表示画面の変形例である。 本発明の第10の実施形態の制御装置の表示部に表示されるPV状態表示画面の別の一例を示す図である。 発電量の抑制指示を受けた累計期間の計算法の一例を説明するための図である。 抑制を受けた発電量の総量の計算法の一例を説明するための図である。
[第1の実施形態]
続いて本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
図1、図2は、本発明の第1の実施形態の表示装置の構成を示す図である。本発明は、その一実施形態において、図1、図2に示すように、取得部501と、表示部502と、を備える表示装置500により実現できる。このような表示装置500は電力系統側からの発電量の抑制指示を受け取る各種の装置や、これらに接続され、累計期間又は/及び抑制を受けた発電量の総量を受け取る独立の装置として実現することができる。
取得部501は、外部からパワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計期間又は/及び抑制を受けた発電量の総量を取得する。例えば、取得部501は、ある時点から連続又は断続的に累計2時間、パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けたとの情報を取得する。また、前記累計時間は抑制指示を受けてから抑制指示が解除されるまでの時間により求めることができる。なお、1回当たりの抑制時間が決まっている場合、前記累計時間は、抑制指示を受けた回数をカウントすることでも求めることができる。
表示部502は、前記発電量の抑制指示を受けた累計期間又は/及び抑制を受けた発電量の総量を表示する(図1、図2参照)。以上のように、本発明の表示装置500によれば、簡便な構成にて、発電装置への抑制指示の内容等を表示することが可能となる。
[第2の実施形態]
続いて本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第2の実施形態の表示装置の構成を示す図である。図1、図2に示した構成との相違点は、表示装置500Aに記憶部503が追加されている点である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の記憶部503は、前記取得部501で取得したパワーコンディショナの発電量の抑制指示の内容を記憶する。
取得部501は、上記記憶部503に記憶された内容に基づいて、所定の期間における前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を計算する。例えば、図22のように、ある日に2時間の抑制を受け、その翌日に3時間抑制を受けた場合、累計抑制時間は5時間と計算することができる。所定の期間としては、例えば、過去1〜数年、過去1〜数カ月、過去1〜数週間、過去1〜2日といった単位が挙げられる。もちろん、これらの複数の期間におけるパワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間をそれぞれ計算するようにしてもよい(例えば、2015年は72時間、1月は36時間、2月は36時間等)。また、前記所定の期間に応じて、累計時間の計算単位を変更してもよい。例えば、過去1年のパワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を表示する場合には、累計時間を「日」単位で表示し、過去1週間のパワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を表示する場合には、累計時間を「時間・分」単位で表示することが好ましい。なお、累計期間を「月」や「年」とする場合、暦通りとすることが好ましいが、特に限定される必要はない。例えば、ユーザに対する料金の支払いや売電代金の基準期間と一致していた方がよいという場合が考えられる。その様な場合には、電力系統からの指示に基づいて集計タイミングを決定しても良いし、特定の規則による累計期間の始期と終期を決定することとしても良い。
そして、表示部502は、前記計算した発電量の抑制指示を受けた累計期間を表示する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と比較して、抑制指示の影響の大きさを、累計時間という比較しやすい尺度でユーザに提示することが可能となる。
[第3の実施形態]
続いて本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の第3の実施形態の表示装置の構成を示す図である。図1、図2に示した構成との相違点は、表示装置500Bに記憶部503が追加されている点である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の記憶部503は、前記取得部501で取得したパワーコンディショナの発電量の抑制指示の内容を記憶する。
取得部501は、上記記憶部503に記憶された内容に基づいて、所定の期間における前記パワーコンディショナの抑制を受けた発電量の総量を計算する。例えば、図23のように、ある日に−10kW×2時間の抑制指示を受け、その翌日に−10kW×3時間の抑制指示を受けた場合、抑制を受けた発電量の総量は、10kW×5時間=50kWと計算することができる。所定の期間としては、例えば、過去1〜数年、過去1〜数カ月、過去1〜数週間、過去1〜2日といった単位が挙げられる。前記抑制を受けた発電量の総量の計算方法としては、単純に発電装置の仕様(定格容量)に抑制時間や抑制率を乗ずることで求めることができる。また、抑制指示の内容に抑制すべき発電量が含まれている場合には、その値を積算することで、抑制を受けた発電量の総量を求めることができる。本実施形態においても、これらの複数の期間における抑制を受けた発電量の総量をそれぞれ計算するようにしてもよい。また、前記所定の期間に応じて、累計時間の計算単位を変更してもよい。また、発電量の総量と併せて、発電量の総量に売電時単価又は電気料金の単価を乗じた参考価格を計算して表示してもよい。この場合において、ユーザ毎に売電時単価又は電気料金が異なる場合、これらユーザ毎に異なる売電時単価又は電気料金を用いて計算を行うことが好ましい。
本実施形態によれば、第1の実施形態と比較して、抑制指示による影響の大きさを、発電量という比較しやすい尺度でユーザに提示することが可能となる。
[第4の実施形態]
続いて本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第4の実施形態の表示装置の構成を示す図である。図1、図2に示した構成との相違点は、表示装置500Cが外部からのデータ受信機能を持った取得部505を備えている点である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の表示装置500Cに備えられる取得部505は、パワーコンディショナの発電量の抑制元(例えば、図6の電力系統300、管理装置200、制御装置110等)との通信により、抑制指示を受けた累計時間又は/及び前記抑制を受けた発電量の総量を受信し、表示部502に送信する。
表示部502は、前記取得部505により取得した前記抑制指示を受けた累計期間又は/及び前記抑制を受けた発電量の総量を表示する。
本実施形態によれば、第1〜3の実施形態と比較して、表示装置500Cの構成を簡素としつつ、上位の装置にて集計された詳細な抑制情報を表示することができるという利点がある。
[第5の実施形態]
続いて、発電装置120に上記表示装置相当の機能を内蔵させた本発明の第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の第5の実施形態の発電装置120の構成を示す図である。
図6を参照すると、PV等からの出力電力を抑制するインバータ等を含んで構成された抑制制御部(パワーコンディショナー)1201と、記憶部1202と、表示部1203と、を備えた発電装置120が示されている。
記憶部1202は、第1の実施形態と同様に、パワーコンディショナの発電量の抑制指示の内容を記憶する。そして、抑制制御部(パワーコンディショナー)1201は、前記記憶部1202に記憶された内容に基づいて、累計期間又は/及び抑制を受けた発電量の総量を算出する。
表示部1203は、第1の実施形態の表示部502に相当し、前記算出された累計期間又は/及び抑制を受けた発電量の総量を表示する。以上のように、本発明の発電装置120によれば、発電装置への抑制指示の内容等をユーザに提示することが可能となる。
[第6の実施形態]
なお、上記第5の実施形態の発電装置120には、第2〜第3の実施形態と同様の機能を有する、累計時間計算機能、又は、抑制発電量計算機能を設けることができる。図7は、第5の実施形態の発電装置120に抑制発電量の総量を計算する抑制発電量計算部1204を追加した構成を示す図である。
図7を参照すると、第5の実施形態と同等の抑制制御部(パワーコンディショナー)1201と、記憶部1202と、表示部1203とに加え、抑制発電量計算部1204と、日射計1205とを備えた発電装置120Aが示されている。
抑制発電量計算部1204は、上記記憶部1202に記憶された内容と、日射計1205が示す日射量とに基づいて、所定の期間における前記パワーコンディショナの抑制を受けた発電量の総量を計算する。具体的には、抑制発電量計算部1204は、まず日射計の示す値と自身の発電容量とに基づいて、抑制をしない場合の発電量を計算する。そして、この抑制をしない場合の発電量と、抑制指示中の発電量(実際の発電量)との差を求めることで、抑制によって減少した発電量を計算する。この発電量を集計することで、所定の期間における前記パワーコンディショナの発電量の抑制を受けた発電量の総量を計算することができる。なお、日射量と発電量との相関関係は予め計算しておき、テーブル等に格納しておくこともできる。また、本実施形態においても、発電量の総量と併せて、発電量の総量に売電時単価又は電気料金の単価を乗じた参考価格を計算して表示してもよい。
本実施形態によれば、第5の実施形態と比較して、抑制指示による影響の大きさを、発電量という比較しやすい尺度でユーザに提示することが可能となる。より具体的には、日射量を考慮して、抑制によって減少した発電量を求め、提示することが可能となる。
[第7の実施形態]
上記第5の実施形態の発電装置120においても、第4の実施形態と同様に、取得部に外部からのデータ受信機能を持たせた構成に変更することができる。図8は、第7の実施形態の発電装置120Bの構成を示す図である。
本実施形態の発電装置120Bに備えられる取得部1206は、管理装置200又は制御装置110との通信により、抑制指示を受けた累計時間又は/及び前記抑制を受けた発電量の総量を受信し、表示部1203に送信する。なお、図8の例では、取得部1206は、発電抑制指示とは別に、管理装置200や制御装置110で集計された累計時間や抑制発電量総量を受信するものとしているが、発電抑制指示に、累計時間や抑制電力情報が含まれている場合には、発電抑制指示を用いて、表示部1203に表示させる情報を作成してもよい。また、取得部1206が、自装置に対する抑制指示を受けた累計時間又は/及び前記抑制を受けた発電量の総量に加えて、他の装置(例えば、近隣の発電装置)に対する抑制制御の内容を受信し、表示部1203に送信するようにしてもよい。
本実施形態によれば、第5、6の実施形態と比較して、発電装置120Bの構成を簡素としつつ、上位の装置にて集計された詳細な抑制情報を表示することができるという利点がある。また、他の装置(例えば、近隣の発電装置)に対する抑制制御の内容を表示するようにすれば、ユーザの不公平感を払拭することが可能となる。
[第8の実施形態]
続いて、発電装置120に抑制指示を送る制御装置に上記表示装置相当の機能を内蔵させた本発明の第8の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図9は、本発明の第8の実施形態の制御装置110Aの構成を示す図である。
図9を参照すると、発電装置120に抑制指示を送る制御指示部1101と、記憶部1102と、表示部1103と、を備えた制御装置110Aが示されている。
制御指示部1101は、電力系統300側から受信した発電量の抑制指示に基づいて、自装置に接続された発電装置120を抑制制御する。記憶部1102は、発電装置120に対する発電量の抑制指示の内容を記憶する。上記制御指示部1101は、前記発電装置120を抑制制御に加えて、取得部としても機能し、前記記憶部1202に記憶された内容に基づいて、累計期間又は/及び抑制を受けた発電量の総量を算出する。表示部1103は、ユーザに対し、前記算出された抑制指示を受けた累計期間又は/及び抑制を受けた発電量の総量を提示する。
以上のように、本発明の制御装置110Aによれば、発電装置への抑制指示の内容等をユーザに提示することが可能となる。なお、表示部1103が、直接、制御装置110Aに備えられた制御情報表示用の液晶表示装置等に、発電量の抑制指示を受けた回数又は時間的な長さを表示してもよいが、例えば、表示部1103が、発電装置120に対し、表示すべき内容を送り、その表示装置に表示させることでもよい(図8の構成に相当)。
なお、上記第8の実施形態の制御装置110Aは、第2〜第3の実施形態と同様に、累計時間や抑制発電量を計算する機能を持たせることができる。同様に、第4の実施形態と同様に、また、制御指示部1101に、管理装置200との通信により、抑制指示を受けた累計時間又は/及び前記抑制を受けた発電量の総量を受信する機能を持たせる構成も採用可能である。
[第9の実施形態]
続いて、制御装置に抑制指示を送る管理装置に上記表示装置相当の機能を内蔵させた本発明の第9の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図10は、本発明の第9の実施形態の管理装置200Aの構成を示す図である。
図10を参照すると、制御装置200Aは、指示通知部201と、記憶部202と、表示部203とを備えている。指示通知部201は、電力系統300側から受信した発電量の抑制指示を配下の制御装置110に通知する。記憶部202は、発電装置120に対する発電量の抑制指示の内容を記憶する。そして、表示部203は、ユーザに対し、抑制指示を受けた累計時間又は/及び前記抑制を受けた発電量の総量を提示する。
以上のように、本発明の管理装置200Aによれば、発電装置への抑制指示の内容等をユーザに提示することが可能となる。なお、本実施形態においても、表示部203が、直接、管理装置200Aに備えられた管理者用の端末画面等に、発電量の抑制を指示した回数又は時間的な長さを表示してもよいが、例えば、表示部203や指示通知部201が、制御装置110や発電装置120に対し、表示すべき内容を送り、その表示装置に表示させることでもよい(図8の構成に相当)。
なお、上記した累計時間や発電量の表示形態は、図1〜図10に示した態様に限定されない。例えば、グラフ等を用いて累計時間を一目でわかるようにしてもよい。また例えば、図9、図10に示したように、抑制制御受ける可能性のある残時間を合わせて表示することも好ましい。所定の時間単位毎に、例えば、一ヶ月に15日、1ヶ月に180時間、一年で180日等の抑制制御の上限時間が設定されている場合、ユーザに残りの抑制制御を受ける期間を明示することが可能となる。もちろんのことであるが、抑制指示を受けた累計時間のみならず、図9、図10、図15に例示したように、上位の装置から受け取った抑制制御の内容や、ユーザの現在の契約内容や、電気料金、売電実績、過去の抑制制御の内容(履歴)等を合わせて表示することも好ましい。
[第10の実施形態]
続いて、太陽光発電装置(PV)の抑制制御を行う本発明の第10の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図11は、本発明の第10の実施形態の基本システム構成を示す図である。図11を参照すると、電力系統側の配電自動化システム320と、中央給電システム310と、制御装置110及び発電装置120との間に、管理装置200が配置された構成が示されている。
中央給電システム(以下、「中給システム」)310は、各系統の系統集約発電量と、想定される電力需要とに基づいて、電力需給の過不足を計算し、管理装置200に抑制スケジュールを送信する。
配電自動化システム(以下、「配自システム」)320は、事故復旧、設備保守、過負荷解消等の理由により配電網の切り替えを実施し、管理装置200側に、発電装置の接続情報を送信する。
管理装置200は、図示省略するネットワークを介して、制御装置110と接続されている。また、管理装置200は、配電網の任意の単位で分割したエリア毎に配置される。
制御装置110は、各地に配置された発電装置120を監視、制御する機器である。
管理装置200は、中給システム310から受信した抑制スケジュールに基づいて、個々の制御装置110に対し抑制信号を送信する。また、管理装置200は、制御装置110から受信した個々のPVの発電量情報(個別発電量)を集約して中給システム310に送信する。
なお、図11に示した構成は本発明を簡単に説明するためのものであり、種々の変更を加えることが可能である。例えば、管理装置200と制御装置110とは、移動体通信網やインターネット等の通信網を介して接続されていてもよい。また例えば、PV(不図示)、発電装置120及び制御装置110が多数、広範なエリアに配置されている場合、図12に示すように、管理装置を複数、階層的に配置し、上位の管理装置(親)230が、複数の管理装置(子)220に処理を分散できるよう構成することも可能である。また、図11、図12の上段に示した電力系統側のシステムもあくまで一例であり、各電力会社のシステム構成に応じて変更される。
続いて、上述した管理装置200の構成及び機能について、より詳細に説明する。図13は、管理装置200の構成及び機能を簡単に説明するために、図11を模式化した図である。図13を参照すると、電力系統側の電力系統管理部311と、制御装置110が接続された広域ネットワーク(広域通信網)との間に、管理装置200が配置された構成が示されている。
電力系統管理部311は、電力の需給バランスを調整し、発電スケジュールの計画を行う。また、電力系統管理部311は、電力系統に接続している各発電装置120の配電ルートの管理及び配電ルートの変更のための開閉器を制御する。従って、電力系統管理部311は、上述の中給システム310及び配電自動化システム320に相当する機能を担っている。なお、管理装置200が複数配置されている場合、電力系統管理部311が、個々の管理装置200に担当の抑制スケジュールを作成して送信することとしてもよい。また、図12に例示されているように、上位の管理装置(親)230に全体の抑制スケジュールを送信し、上位の管理装置(親)が、管理装置(子)220に、抑制指示を割り当て、個別の抑制制御の実施や抑制スケジュールの作成を指示してもよい。
管理装置200は、電力系統側のシステムと通信するための上位側双方向通信部231と、制御部232と、広域通信網を介して配下の制御装置110と通信するための下位側双方向通信部234と、管理情報記憶部233と、メール機能部235と、ログ情報送信部236と、を備えている。管理装置200には、日射量計241と、表示部242とが接続されている。日射量計241は、後述する抑制制御による発電できなかった電力を計算する際に参照される。
制御部232は、電力系統管理部311から受信した発電装置120の接続情報や抑制スケジュール等に基づいて、電力系統管理部311から抑制スケジュールを満足する発電装置120の抑制スケジュールを作成し、制御装置110に送信する(指示通知部に相当)。図13に示したように、制御部232が、各PVから収集した各PVの発電量を集計して電力系統管理部311に送信してもよい。また、制御部232が、電力系統管理部311側に発電装置120の抑制スケジュールを報告するようにしてもよい。
制御部232は、電力系統管理部311から受信した抑制スケジュールによる抑制制御の対象が、所定のユーザの発電装置120である場合、メール機能部235に対して、抑制制御が行われることを通知する電子メールの送信を指示する。メール機能部235は、制御部232から指示されたタイミングで抑制制御事前通知メールを送信する。なお、抑制制御事前通知メールの送信対象は、事前通知メールサービスの契約ユーザ等に限定してもよい。また、抑制制御事前通知メールの送信タイミングは、電力系統管理部311からの抑制スケジュールの受信時期に応じて決定される。
また、制御部232は、抑制発電量計算部としても機能し、抑制制御によって発電することができなかった発電量を計算する機能を備えている。非抑制運転時の推定発電量W1と抑制制御時の実際の発電量W2の差により求めることができる(図17参照)。非抑制運転時の推定発電量W1は、同一日射量における過去の発電量平均値や、その発電装置120の定格発電容量に日射量に応じた補正を行うことで求めることができる。また、近傍に、非抑制運転をしている同一仕様の発電装置120が存在する場合には、推定発電量W1の代わりに、その発電装置120から報告された値を用いることでもよい。
また、制御部232は、自装置の表示部242や制御装置110に接続された表示部113に、発電装置120が抑制制御を受けた累計時間を含むPVの状態情報を出力する(表示部に相当)。
管理情報記憶部233は、電力系統側から送信された発電装置120の接続情報や抑制スケジュールを記憶する(上述の記憶部に相当)。また、管理情報記憶部233は、個々の制御装置110から受信した各発電装置の仕様や、各PVのリアルタイムの発電量や、制御部232にて計算された各発電装置120の抑制スケジュール等の管理情報を記憶する。
図14は、管理情報記憶部233に記憶される発電装置120の状態情報の例である。図14の例では、一定の時間間隔で、制御装置110から受信した発電装置120の発電量と、電力系統管理部311から受信した発電装置120の抑制スケジュール中の抑制指示とが対応付けて記録されている。図14の例では、11時32分30秒から11時35分00秒の約2分30秒間、抑制制御が行われたことを示している。また、このような時刻データだけでなく、制御部232がその都度、抑制された発電量を計算して、それぞれの時刻における抑制(発電)量を計算しておいてもよい。このようにすることで、後述の累計抑制時間や累計抑制(発電)量の集計が容易化される。
ログ情報送信部236は、管理情報記憶部233から各PVのリアルタイムの発電量等を読み出して、印刷機(プリンター)244やPC(パーソナルコンピュータ)243に出力する。出力の態様は例えば、図14に示したPV状態データをそのまま打ち出すものでもよいし、図15の中央に示したようなグラフを用いて表示するものでもよい。
制御装置110は、PVの稼働状態等を表示する表示部113を備え、発電装置120を監視する。本実施形態の制御装置110は、管理装置200から抑制スケジュールを受信すると、発電装置120に対して、PV抑制制御を指示する抑制制御部としての機能も有している。また、制御装置110は、発電装置120にて出力される交流電力を出力発電量として管理装置200に報告する。
発電装置120は、インバータ等を備え、接続されたPVから出力される直流電力を交流電力に変換する機能を備えているパワーコンディショナとも呼ばれる機器を含む。また、本実施形態の発電装置120は、インバータを制御することにより、PVにて発電される電力の変換効率を調整することにより、抑制制御を実施可能となっている。
なお、図13に示した管理装置200や制御装置110の機能は、これらの装置を構成するコンピュータに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図15は、管理装置200の制御部232により、表示部242に提示されるPVの状態表示画面の一例である。なお、管理装置200の表示部242に表示する場合には、監視対象の発電装置120の選択を受け付けることになる。
図15を参照すると、画面の左上に「抑制中」とのステータス表示がなされている。このステータス表示は、図16に示すように、発電装置120の運転状態に応じて切り替えられる。例えば、通常の運転中は、「PV稼働中」と表示される。その後、電源オフ操作等がなされたり、夜間になって運転停止状態になると、「PV運転停止中」に切り替えられる。また、「PV稼働中」と表示している状態で、電力系統側から抑制スケジュールを受け取ると、「抑制制御開始予告」に切り替えられる。そして実際に抑制制御が始まると、「抑制中」との表示に切り替えられる。また、図16に示すように、点灯色を替えたり、点滅表示を利用することで、これらの表示の視認性を高めることができる。
再度、図15を参照すると、上段には、天候情報(晴れ/曇り/雨等)、気温、現在時刻、抑制経過時間、残り抑制時間、抑制完了時刻、累計PV抑制時間の表示欄が配置されている。また、下段には、現在のPVの発電量、現在のPVの抑制(発電)量、予め定められた期間(週/月/年等)における累計PV抑制(発電)量の表示領域が配置されている。
上段の抑制経過時間は、抑制スケジュールにより抑制制御が開始されてからの経過時間を表している。また、残り抑制時間と抑制完了時刻は、それぞれ抑制スケジュールによる抑制制御の残り時間と終了時刻を示している。図15の例では、現在(2015/1/13の10時30分)において、抑制制御が開示されてから30分が経過し、残り30分、即ち11時に抑制制御が終了することを表している。このように、残り時間を表示することで、ユーザとしては、抑制制御中に、家電製品を使わないようにすることができる。
累計PV抑制時間は、所定の計測期間(年/月/週等)における抑制スケジュールにより行われた抑制制御の累計時間を示している。図15の例では、これまでに、このPVが2時間30分45秒の間、抑制制御を受けたことを示している。なお、累計PV抑制時間の計測期間は、ユーザの操作に応じて切替できるようにしてもよい。例えば、初期状態では、過去1週間の抑制制御の累計時間を表示し、ユーザが所定のボタンを押すと、過去1ヶ月の抑制制御の累計時間、過去1年の抑制制御の累計時間を表示するように制御してもよい。
このような抑制制御の累計時間は、ユーザ(発電装置)間に、抑制制御が公平に行われていることを示す1つの指標として使用することができる。例えば、管理装置200や電力会社のホームページ等で、これらの平均値を公開することで、公平な抑制制御が行われていることを周知することができる。
下段の現在のPVの発電量は制御装置110から受信した該当PVの現在の発電量を示す。また、現在のPVの抑制(発電)量は、図17に示すように、抑制制御が行われていないと仮定した場合のPVの発電量W1と、前述の該当PVの現在の発電量W2との差を求めることで算出することができる。なお、前記抑制制御が行われていないと仮定した場合のPVの発電量W1は、日射計241にて計測されたPV近傍の日射量と、該当PVの定格発電量や過去の発電量の推移等から求めることができる。図15の例では、現在2.5kW(・h)発電中であり、抑制(発電)量は4kW(・h)となっている。この場合、抑制が無かったならば6.5kW(・h)を発電できたところ、抑制制御により、発電量が2.5kW(・h)に抑えられていることを示している。なお、発電量は、図15のようにキロワット時で表すこともできるが、例えば、売電単価等を基に、貨幣価値(円)に換算して表してもよい。
累計PV抑制(発電)量は、所定の計測期間(年/月/週等)における抑制スケジュールにより抑制された累計発電量を示している(図17の「累計抑制発電量」も参照)。図15の例では、これまでに、このPVが50kW(・h)抑制を受けたことを示している。なお、累計PV抑制(発電)量も累計PV抑制時間と同様に、ユーザの操作に応じて、計測単位を切替できるようにしてもよい。例えば、初期状態では、過去1週間の累計抑制(発電)量を表示し、ユーザが所定のボタンを押すと、過去1ヶ月の累計抑制(発電)量、過去1年の累計抑制(発電)量を表示するように制御してもよい。
図15の中央は、制御装置110から受信した該当発電装置120の現在の発電量をグラフ表示する領域である。図15の例では、上述した内容と同様に、10時から抑制制御が始まり、現在30分が経過したことを見て取ることができる。
続いて、制御装置110に接続された表示部113のPV状態の表示機能について説明する。図18は、制御装置110の表示部113に表示される状態表示画面の一例を示す図である。
図18を参照すると、制御装置110の表示部113は、液晶表示装置、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイやタッチパネル等によって構成された画面表示部1131と、LED(Light Emitting Diode)等によって構成されたランプ表示部1132と、操作ボタン1133等によって構成されている。また、このような表示部113としては、制御装置110に備えられている操作コンソール等を用いることもできる。
図18の例では、画面表示部1131には、「PV運転中」というPVの運転ステータスと、発電(電力)、消費(電力)、売電(電力)が表示されている(第1の表示画面)。この状態から、例えば、「累計抑制ボタン」と表示された操作ボタン1133を操作すると(所定の切り替え操作)、画面表示部1131の表示内容は、図19のように切り替わる。
図19を参照すると、図15にて説明したものと同様の「累計抑制時間」が表示されている(第2の表示画面)。図19の例でも、この発電装置120が現在2分30秒の間、抑制制御を受けたことを示している。なお、図15に説明したものと同様に、累計PV抑制時間の計測期間は、ユーザの操作に応じて切替できるようにしてもよい。例えば、初期状態では、過去1週間の抑制制御の累計時間を表示し、ユーザが所定のボタンを押すと、過去1ヶ月の抑制制御の累計時間、過去1年の抑制制御の累計時間を表示するように制御してもよい。
このような抑制制御の累計時間は、ユーザ(発電装置)間に、抑制制御が公平に行われていることを示す1つの指標として使用することができる。例えば、管理装置200や電力会社のホームページ等で、これらの平均値を公開することで、公平な抑制制御が行われていることを周知することができる。
さらに、図19の例では、画面表示部1131の下段に、「あと○時間○分抑制制御される可能性があります。」との表示がなされている。これは、電力会社のポリシーやユーザとの契約で抑制制御の上限期間が決まっている場合を考慮したものである。このように、上限抑制時間と、現在の累計抑制時間との差(抑制制御を受ける可能性がある最大時間)を表示することで、抑制制御に対するユーザの予見性を高めることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示したネットワーク構成、各要素の構成、メッセージの表現形態は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
例えば、図20、図21に示すように、画面の左上のステータス表示欄に、電力系統側から受けた抑制スケジュールにて指示された抑制率(抑制指示)を表示するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザに抑制制御によりどの程度、発電量に影響が起きるのかを伝えることが可能となる。
また、上記した実施形態では、管理装置200に発電装置120の状態管理機能及び状態提示機能を持たせた例を挙げて説明したが、図9においても例示したように、同等の機能を制御装置110に持たせてもよい。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点による表示装置参照)
[第2の形態]
第1の形態の表示装置において、
さらに、前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた情報を格納する記憶部を有し、
前記取得部は、前記記憶部に格納された前記発電量の抑制指示を受けた情報に基づき、前記抑制指示を受けた累計時間を算出する表示装置。
[第3の形態]
第1の形態の表示装置において、
さらに、前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた情報を格納する記憶部を有し、
前記取得部は、前記記憶部に格納された前記発電量の抑制指示を受けた情報に基づき、前記抑制を受けた発電量の総量を算出する表示装置。
[第4の形態]
第1の形態の表示装置において、
前記取得部は、通信により、前記抑制指示を受けた累計時間又は前記抑制を受けた発電量の総量を受信する表示装置。
[第5の形態]
第1〜第4いずれか一の形態の表示装置において、
前記表示部は、所定の切り替え操作を受け付けた場合に、第1の表示画面から前記抑制指示を受けた累計時間又は前記抑制を受けた発電量の総量を表示する第2の表示画面への切替を行う表示装置。
[第6の形態]
第1〜第5いずれか一の形態の表示装置において、
前記抑制指示は、抑制率、抑制量、目標発電率、及び、目標発電量の少なくとも1つによって抑制電力を指示するものであり、
前記表示部は、さらに、ユーザに前記抑制率、前記抑制量、前記目標発電率、及び、目標発電量の少なくとも1つを表示する表示装置。
[第7の形態]
第1〜第6いずれか一の形態の表示装置において、
前記表示部は、前記抑制指示により抑制制御が開始された時刻からの経過時間又は抑制指示による抑制制御の残り時間の少なくとも一方を表示する表示装置。
[第8の形態]
(上記第2の視点による発電装置参照)
[第9の形態]
(上記第3の視点による管理装置参照)
[第10の形態]
(上記第4の視点による制御装置参照)
[第11の形態]
(上記第5の視点による方法参照)
[第12の形態]
(上記第6の視点によるコンピュータプログラム参照)
なお、上記第8〜第12の形態は、第1の形態と同様に、第2〜第7の形態に展開することが可能である。
なお、上記の特許文献および非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
110、110A、110B 制御装置
113、203、502、1103、1203 表示部
120、120A、120B 発電装置
200、200A 制御装置
201 指示通知部
202、503、1102、1202 記憶部
220 管理装置(子)
230 管理装置(親)
231 上位側双方向通信部
232 制御部
233 管理情報記憶部
234 下位側双方向通信部
235 メール機能部
236 ログ情報送信部
241、1205 日射計(日射量計)
242、502 表示部
243 PC(パーソナルコンピュータ)
244 印刷機
300 電力系統
310 中央給電システム(中給システム)
311 電力系統管理部
320 配電自動化システム(配自システム)
400 ユーザ端末
500、500A〜500C 表示装置
501、505、1206 取得部
1101 制御指示部
1131 画面表示部
1132 ランプ表示部
1133 操作ボタン
1201 抑制制御部
1204 抑制発電量計算部

Claims (18)

  1. 所定の期間においてパワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記所定の期間において前記抑制指示を受けた累計時間を表示する表示部と、
    を備える表示装置。
  2. さらに、前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた情報を格納する記憶部を有し、
    前記取得部は、前記記憶部に格納された前記発電量の抑制指示を受けた情報に基づき、前記抑制指示を受けた累計時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記取得部は、通信により、前記抑制指示を受けた累計時間を受信することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記表示部は、所定の切り替え操作を受け付けた場合に、第1の表示画面から前記抑制指示を受けた累計時間を表示する第2の表示画面への切替を行う請求項1から3いずれか一の表示装置。
  5. 前記抑制指示は、抑制率、抑制量、目標発電率、及び、目標発電量の少なくとも1つによって抑制電力を指示するものであり、
    前記表示部は、さらに、ユーザに前記抑制率、前記抑制量、前記目標発電率、及び、目標発電量の少なくとも1つを表示する請求項1から4いずれか一の表示装置。
  6. 前記表示部は、前記抑制指示により抑制制御が開始された時刻からの経過時間又は抑制指示による抑制制御の残り時間の少なくとも一方を表示する請求項1から5いずれか一の表示装置。
  7. パワーコンディショナと、
    所定の期間において前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記所定の期間において前記抑制指示を受けた累計時間を表示する表示部と、
    を備える表示装置。
    前記所定の期間において前記抑制指示を受けた累計時間を表示する表示部と、
    を備える発電装置。
  8. さらに、前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた情報を格納する記憶部を有し、
    前記取得部は、前記記憶部に格納された前記発電量の抑制指示を受けた情報に基づき、前記抑制指示を受けた累計時間を算出することを特徴とする請求項7に記載の発電装置。
  9. 前記取得部は、通信により、前記抑制指示を受けた累計時間を受信することを特徴とする請求項7に記載の発電装置。
  10. 電力系統側から受信した発電量の抑制指示に基づいて、パワーコンディショナを備えた所定の発電装置に対し、発電量の抑制を指示する抑制指示部と、
    所定の期間において前記発電装置に対する前記抑制指示による発電量の抑制の累計時間を取得する取得部と、
    前記取得した前記抑制指示による発電量の抑制の累計時間を表示する表示部と、
    を備えた管理装置。
  11. さらに、前記発電装置に対する前記抑制指示の内容を記憶する記憶部を有し、
    前記取得部は、前記記憶部に格納された前記発電量の抑制指示の内容に基づき、前記抑制指示による発電量の抑制の累計時間を算出することを特徴とする請求項10に記載の管理装置。
  12. 前記取得部は、通信により、前記抑制指示による発電量の抑制の累計時間を取得することを特徴とする請求項10に記載の管理装置。
  13. さらに、前記電力系統側から前記発電装置に対する発電量の抑制指示を受信し、前記発電量の抑制指示に基づいて、前記所定の発電装置に対し発電量の抑制を指示する抑制制御部を備える請求項10から12いずれか一の管理装置。
  14. パワーコンディショナを備えた発電装置を制御する制御部と、
    所定の期間において前記パワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記抑制指示を受けた累計時間を表示する表示部と、
    を備える制御装置。
  15. さらに、前記発電装置に対する前記抑制指示の内容を記憶する記憶部を有し、
    前記取得部は、前記記憶部に格納された前記発電量の抑制指示の内容に基づき、前記抑制指示による発電量の抑制の累計時間を算出することを特徴とする請求項14に記載の制御装置。
  16. 前記取得部は、通信により、前記抑制指示による発電量の抑制の累計時間を取得することを特徴とする請求項14に記載の制御装置。
  17. 所定の期間においてパワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を取得するステップと、
    前記所定の期間において前記抑制指示を受けた累計時間を表示するステップと、
    を含む発電装置の状態表示方法。
  18. コンピュータに、
    所定の期間においてパワーコンディショナの発電量の抑制指示を受けた累計時間を取得する処理と、
    前記取得した前記所定の期間において前記抑制指示を受けた累計時間を表示する処理と、
    を実行させるプログラム。
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