JP6630324B2 - 太陽光発電遠隔操作システム - Google Patents

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Description

この発明は、太陽光発電遠隔操作システムに関し、特に遠隔操作において太陽光発電所の発電量を制御することが可能な太陽光発電遠隔操作システムに関する。
近年、自然環境に優しい「再生可能エネルギー」(太陽光、風力、中小水力、地熱、バイオマス)の利用への関心が高く、特に、太陽光により発電する太陽光発電システムが急速に普及している。このような太陽光発電システムとしては、一般家庭の屋根等に太陽光パネルを設置する小規模な家庭用の太陽光発電システムや、発電出力が1メガワット(1000キロワット)を超える大規模な太陽光発電システム(以下、メガソーラという)がある。
また、再生可能エネルギー普及政策の一環として、電力会社に固定価格で再生可能エネルギーの買取りを義務づける制度(固定価格買取制度)が開始されたことにより、再生可能エネルギーによって発電された電力を、電力会社に一定の金額で買い取ることが義務付けられた。なかでも、太陽光発電による電力の買い取り金額は、他の再生可能エネルギーによる電力の価格よりも相対的に高めに設定され、買い取り期間も長期間(例えば、20年間)が保証されている。これによって、最大の障壁だった採算面の不安がなくなり、電力会社だけでなく異業種(IT企業、電機メーカー、ガス会社、商社等)の事業者による太陽光発電システムへの本格参入が加速している。また、自治体が民間企業と提携し、遊休地を利用してメガソーラ事業を展開するという動きも見られる。
このような、太陽光発電システムにおいては、特に、遠隔地の遊休地等にメガソーラ等を設置した場合は、メガソーラの管理会社とメガソーラの設置場所とが離れているため、太陽光発電システムの保守、管理が問題となる。特に、太陽光発電システムの発電情報を把握することやシステムに故障が発生した場合に速やかに対処することが、太陽光発電事業者(以下、発電事業者という。)が太陽光発電システムを効率よく運用することに繋がる。
そこで、上述した状況に対処するために、コンピュータネットワークを介して、発電プラントの遠隔制御を管理するクラウド遠隔制御監視システムが開示されている(特許文献1参照。)。
特開2015−043184
特許文献1におけるクラウド遠隔制御監視システムは、発電プラント(以下、太陽光発電所という)における発電量の管理や、システムの故障等に対応してシステムの一部を復旧までに停止させる遠隔操作には有効である。しかしながら、近年では、急速な太陽光発電システムの普及に伴い、電力会社の必要とする電力(つまり、電力会社が買取れる需要に見合った電力)以上の電力が、契約(上述した、固定価格買取制度等に基づく契約)している事業者が所有する太陽光発電所から供給される状況が発生している。このため、電力会社は必要以上の電力の買取りを制限するために、契約している事業者に対して、当該事業者が所有する太陽光発電所のおける発電量を制限する必要があった。
そこで、近年では、電力会社が契約した事業者(以下、発電事業者ともいう。)に対して、予め買取りに対応できるだけの電力やその期間を提示し、事業者は所有する太陽光発電所における発電量を、電力会社の提示に応じて制限することが行なわれている。このような状況においては、従来の太陽光発電所における発電量の管理や、システムの故障等に対応するだけの遠隔制御監視システムでは対応することができない。
また、従来の太陽光発電システムでは、太陽光発電システムを構成する太陽光発電所の発電量を制御(発電量の制限や制限の解除を行う)するためには、太陽光発電所が設置されている現地まで作業者が赴いて、太陽光発電所に設置されている機器(例えば、パワーコンデショナ)を操作(つまり、運転停止や出力制限等を設定)する必要があり、太陽光発電所が人里から離れた遊休地等に設置されている場合は、人的負担がかかるばかりか、速やかな対応が困難な場合がある。
本発明は、上記課題を解決するために、発電事業者が管理運用する複数の太陽光発電所により供給される発電量を把握するだけではなく、予め電力会社から提示された電力を計画的に電力会社に供給するために、太陽光発電所の発電量を計画的に制限することが可能な太陽光発電遠隔操作システムを提供することを目的とする。
本発明は、太陽光発電遠隔操作システムを運用管理するシステムサーバと、太陽光発電所を管理する発電事業者が所有する発電事業者端末と、電力会社が所有する電力会社端末と、前記太陽光発電所に設置された発電量制御端末と、が公衆通信回線網を介してそれぞれ相互に通信可能に接続され、前記システムサーバは、前記発電量制御端末から前記太陽光発電所の発電量や当該太陽光発電所において検出した異常を発電情報として受信する発電情報受信手段と、前記発電情報受信手段により受信した前記太陽光発電所の発電情報を、前記発電事業者端末に送信する発電情報送信手段と、前記発電事業者が所有する前記太陽光発電所において制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報を前記電力会社から取得し、取得した前記電力制限情報に応じて対象となる前記太陽光発電所における発電量の出力制限を行う出力制限手段と、前記出力制限手段による前記太陽光発電所における発電量が制限される期間を、対象となる前記太陽光発電所毎に事前に予約設定する期間予約設定手段を備え、前記期間予約設定手段は、前記太陽光発電所毎の前記電力制限情報を、前記発電事業者端末を通じて手動で予約設定可能とするとともに、予約設定した前記電力制限情報を、前記発電事業者端末を通じて手動で取り消す予約取消機能を有し、前記電力制限情報は、対象となる前記太陽光発電所毎に一日における複数の制限される発電量や制限される時刻を設定可能としたことを特徴とする太陽光発電遠隔操作システムとした。
また、前記システムサーバは、前記太陽光発電所毎に、年単位、月単位、週単位、日単位の所定期間毎に前記発電情報を集計して、前記事業者端末から閲覧可能とする発電量集計手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、太陽光発電遠隔操作システムを運用管理するシステムサーバと、太陽光発電所を管理する発電事業者が所有する発電事業者端末と、電力会社が所有する電力会社端末と、太陽光発電所に設置された発電量制御端末とを、公衆通信回線網を介してそれぞれ相互に通信可能に接続している。そして、後述のシステムサーバの各種手段(出力制限手段等)は、公衆通信回線網を介したシステムサーバ、発電事業者端末、電力会社端末及び発電量制御端末間の通信により実行されることになる。
システムサーバは、太陽光発電遠隔操作システムを利用する発電事業者が所有する太陽光発電所に設置された発電量制御端末から、当該太陽光発電所における発電量や検出した異常を発電情報として受信する発電情報受信手段を備えている。ここで、システムサーバが発電量制御端末から受信する発電情報は、発電量制御端末が設置された太陽光発電所における発電量や発電量制御端末が検出した太陽光発電所に設置された各種機器(例えば、パワーコンディショナ(以下、PCSという。))で検出した異常等で構成されている。
具体的には、発電量制御端末は、定期的(例えば、30分毎)に太陽光発電所における発電量をシステムサーバに送信する。つまり、システムサーバは発電量制御端末から定期的に太陽光発電所における発電量を受信する。また、発電量制御端末は、太陽光発電所に設置された各種機器の異常を検出すると、検出したタイミングで即時システムサーバに送信する。つまり、システムサーバは発電量制御端末が各種機器の異常を検出する都度、この検出した異常を発電情報として発電量制御端末から受信する。ここで受信した発電情報は、システムサーバの記憶装置(例えば。HDD等)に、太陽光発電遠隔操作システムを利用する複数の発電事業者が所有する複数の太陽光発電所毎に、所定期間(例えば、15〜20年)記憶されることとなる。
また、システムサーバは、受信した発電情報を発電事業者端末に送信する発電情報送信手段を備えている。システムサーバが受信した発電情報を発電事業者端末にその都度送信することにより、本システムを利用する発電事業者は、自身が所有する太陽光発電所の最新の発電情報(発電量や検出した各種機器の異常情報)を発電事業者端末において確認することができる。
また、システムサーバは、発電事業者が所有する太陽光発電所において制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報を電力会社から取得し、取得した電力制限情報に応じて対象となる太陽光発電所における発電量の出力制限を行う出力制限手段と、出力制限手段による前記太陽光発電所における発電量が制限される期間を、対象となる太陽光発電所毎に事前に予約設定する期間予約設定手段とを備えている。
本発明の太陽光発電遠隔操作システムは、複数の発電事業者が所有する太陽光発電所毎に電力制限情報を電力会社から取得する。そして、取得した電力制限情報に基づいて、対象となる太陽光発電所における発電量を制限する。これにより、太陽光発電遠隔操作システムにおける太陽光発電所は、電力会社が必要とする量の電力のみを電力会社に供給するので、電力会社に対して太陽光発電所から需要電力以上の過剰な電力が供給されることを防止することができる。また、太陽光発電所においても、必要としない機器(例えば、PCS)の無駄な作動を抑えることができ、太陽光発電所における各種機器を長期間使用することができる。
ここで、本発明における太陽光発電遠隔操作システムは、複数の発電事業者と、この複数の発電事業者が所有する複数の太陽光発電所とが、太陽光発電遠隔操作システムに登録されて構成されている。また、太陽光発電所は、一つの太陽光パネルユニットとその発電を制御する一つの機器(例えば、パワーコンディショナ、以下、PCSという)で構成された小規模の太陽光発電所や、一箇所の太陽光発電所に複数の太陽光パネルユニットとその発電を制御する複数のPCSを設置し、太陽光パネルユニットとPCSとでワンセットのモジュールを構成し、このモジュールが複数設置されている大規模(所謂、メガソーラ)な太陽光発電所で構成されている。
上述した構成において、システムサーバの出力制限手段は、複数の発電事業者が所有する複数の太陽光発電所毎に電力会社より取得した電力制限情報(制限される発電量や制限される期間)に基づいて、太陽光発電所から出力される電力を制限する。具体的には、発電事業者が管理運用する複数の太陽光発電所のうち、発電を制限する太陽光発電所に対して、当該太陽光発電所のPCSの運転停止や出力制限、又は、運転再開や制限解除を制御する。また、複数のモジュールで構成された太陽光発電所においては、モジュール単位で発電を制限するPCSに対して、PCSの運転停止や出力制限、又は、運転再開や制限解除を制御する。この太陽光発電所のPCSに対する運転停止や出力制限、又は、運転再開や制限解除は、システムサーバから太陽光発電所に設置された発電量制御端末に対する通信により制御される。
また、電力会社からの電力制限情報は、本発明における太陽光発電遠隔操作システムのシステムサーバでは無く、電力会社から発電事業者に伝達される場合がある。この場合は、電力会社は契約している発電事業者が所有する太陽光発電所毎に電力制限情報を自身の電力会社端末(又は、専用のスケジュール情報公開サーバ)により公開している。発電事業者は、発電事業者端末により電力会社端末にアクセスすることにより、所有する太陽光発電所毎に公開されている電力制限情報を入手する。発電事業者は、入手した電力制限情報を、発電事業者端末を介してシステムサーバに送信する。その後、システムサーバは、上述した出力制限手段により取得した電力制限情報に基づいて、発電事業者が所有する太陽光発電所における電力の出力を制限する。
また、本実施形態においては、発電事業者が電力制限情報に基づいて、自身が所有する複数の太陽光発電所から出力を制限する太陽光発電所を決定することもできる。具体的には、発電事業者が管理運用する複数の太陽光発電所のうち、電力会社より入手した電力制限情報に基づいて、予め指示された発電量となるように出力を制限する太陽光発電所を発電事業者が決定する。また、複数のモジュールで構成された太陽光発電所においては、発電を制限するモジュールを発電事業者が決定する。そして、ここで決定された太陽光発電所やモジュールは、発電事業者端末を介してシステムサーバに送信される。その後、システムサーバの出力制限手段は、発電事業者が決定した発電を制限する太陽光発電所やモジュールに基づいて、対象となる太陽光発電所の発電量制御端末に対して、PCSの運転停止や出力制限、又は、運転再開や制限解除を通信で指示することで、太陽光発電所における発電量が制限される。
また、システムサーバは、出力制限手段による太陽光発電所における制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報を、対象となる太陽光発電所毎に事前に予約設定する期間予約設定手段を備えている。これにより、例えば、電力会社による電力制限情報が長期的に計画されて複数設定された場合でも、出力制限手段は、期間予約設定手段によりシステムサーバにおいて事前に予約設定された制限される発電量や制限される期間に基づいて、計画的に電力会社より予め指示された発電量となるように太陽光発電所における電力の出力を制限することができる。なお、この期間予約設定手段は予約取り消し機能を備えており、電力会社が長期的に計画した電力制限情報が、急な天候の変動や太陽光発電所に発生した障害により、電力制限情報に変更が生じた場合に対応可能としている。
上述したように、システムサーバの出力制限手段は、システムサーバから太陽光発電所に設置された発電量制御端末に対して、公衆通信回線網(例えば、携帯電話回線、インターネット回線、衛星通信回線網等)を介した通信により、電力会社の電力制限情報に基づいて当該太陽光発電所において出力される電力を制限可能としているので、太陽光発電システムを構成する太陽光発電所における発電量の制限や制限の解除をするために、太陽光発電所が設置されている現地まで作業者が赴く必要がないため、遠隔地に設置された太陽光発電所に対しても人的負担を掛けずに、速やかに対応することができる。
また、システムサーバは、太陽光発電所毎に、年単位、月単位、週単位、日単位の所定期間毎に集計して、発電事業者端末から閲覧可能とする発電量集計手段を備えている。本発明のシステムサーバは、太陽光発電所の発電量制御端末から受信した発電情報を、発電事業者が所有する太陽光発電所毎に所定の期間(例えば、15〜20年)分累積発電情報として記憶装置(例えば、ハードディスク等)に記憶している。そして、システムサーバの発電量集計手段は、この累積発電情報に基づいて、発電事業者端末から発電事業者が設定した年単位、月単位、週単位、日単位の所定期間毎に発電情報を集計し、この集計した情報を事業者端末に送信することで、発電事業者は、自身が所有管理する太陽光発電所毎に発電情報の変化や推移を確認することができ、発電事業者による太陽光発電事業の事業計画の参考とすることができる。
本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの概要を示す図である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの構成を示す図である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムのシステムサーバの構成を説明するブロック図である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムのフローチャートである。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムのフローチャートである。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムのフローチャートである。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの電力制限情報の実施例である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムのフローチャートである。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの発電事業者端末の表示画面である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの発電事業者端末の表示画面である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの発電事業者端末の表示画面である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの発電事業者端末の表示画面である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの発電事業者端末の表示画面である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの発電事業者端末の表示画面である。 本実施形態の太陽光発電遠隔操作システムの発電事業者端末の表示画面である。
以下、本発明の太陽光発電遠隔操作システムの要旨は次のとおりである。すなわち、太陽光発電遠隔操作システムを運用管理するシステムサーバと、太陽光発電所を管理する発電事業者が所有する発電事業者端末と、電力会社が所有する電力会社端末と、太陽光発電所に設置された発電量制御端末と、が公衆通信回線網を介してそれぞれ相互に通信可能に接続され、システムサーバは、発電量制御端末から太陽光発電所の発電量や当該太陽光発電所において検出した異常を発電情報として受信する発電情報受信手段と、発電情報受信手段により受信した太陽光発電所の発電情報を、事業者端末に送信する発電情報送信手段と、発電事業者が所有する太陽光発電所において制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報を電力会社から取得し、取得した電力制限情報に応じて対象となる太陽光発電所における発電量の出力制限を行う出力制限手段と、出力制限手段による太陽光発電所における発電量が制限される期間を、対象となる太陽光発電所毎に事前に予約設定する期間予約設定手段と、を備えたことを特徴とする太陽光発電遠隔操作システムに関する。
[1.太陽光発電遠隔操作システムの構成]
以下、本実施形態における太陽光発電遠隔操作システムを、図1〜図15を参照して説明する。図1は、本実施形態における太陽光発電遠隔操作システムの構成の概要である。
図1に示すように、太陽光発電遠隔操作システム1は、太陽光発電遠隔操作システム1を運用するシステム事業者100と、太陽光発電を事業として運用管理する複数の発電事業者300と、複数の発電事業者が所有する複数の太陽光発電所200と、複数の太陽光発電所200が発電した電力を買取り、買取った電力を市場に供給する電力会社400とから構成されている。
太陽光発電遠隔操作システム1は、この太陽光発電遠隔操作システム1を運用するシステム事業者100が運用管理するシステムサーバ10と、複数の太陽光発電所200に設置された発電量制御端末20と、太陽光発電所200を所有管理する複数の発電事業者300が所有する発電事業者端末30と、電力会社400が所有する電力会社端末40とが公衆通信回線網50を介してそれぞれ相互に通信可能に接続されている。
システムサーバ10、発電事業者端末30、電力会社端末40としては、周知のコンピュータが好適に使用される。なお、周知のコンピュータは、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット型パソコン等が好適に用いられるが、公衆通信回線網50を介して相互に通信可能な機能を備えたものであればよい。また、太陽光発電所200に設置された発電量制御端末20は、例えば、公衆通信回線網50を介してシステムサーバ10と相互に通信可能な機能を備えた周知のマイクロコンピュータ等で制御される専用の機器である。なお、公衆通信回線網50は、周知のインターネット回線、携帯電話通信回線、電話回線、通信衛星回線等である。
太陽光発電遠隔操作システム1における太陽光発電所200は、発電量制御端末20、太陽光パネルユニット21及びPCS22(パワーコンディショナ)とで構成されている。なお、太陽光発電所200としては、太陽光パネルユニット21とPCS22とでワンセットのモジュールを構成し、このモジュールが複数設置された、所謂、メガソーラと称される大規模な太陽光発電所200の場合もある。
発電量制御端末20は、設置された太陽光発電所200における発電量をPCS22から取得し、公衆通信回線網50を介してシステムサーバ10に発電情報として送信する機能を有する。発電量制御端末20は、各種機器(太陽光パネルユニット21及びPCS22)の異常を検出した場合は、この検出した異常を、公衆通信回線網50を介してシステムサーバ10に発電情報として送信する。
太陽光パネルユニット21は、周知の複数の太陽電池パネルで構成されており、太陽光から直流電流を生起するものである。PCS22は周知のパワーコンディショナであり、DC/DCコンバータ、インバータ(DC/AC変換器)、及びこれらの監視・制御回路等で構成されている。このPCS22は、太陽光パネルユニット21のよる効率の良い発電を制御する機能(最大電力点追従機能)を有しており、太陽光パネルユニット21により生起された直流電流をインバータ(DC/AC変換器)により交流電流に変換し、図示しない送電線により電力会社に供給する。また、PCS22は、自身を構成する各種機器(DC/DCコンバータ、インバータ(DC/AC変換器)、監視・制御回路等)の異常を検出して、異常を検出した機器の作動を停止するとともに、検出した異常を発電量制御端末20に伝達する。
さらに、本実施形態のPCS22には、出力制御ユニット(図示せず)が付設されている。この出力制御ユニットは、太陽光発電所200における発電量を制御するものであり、当該太陽光発電所200に対する電力制限情報に応じて、発電量(発電出力)を制御する機能を有する。
発電事業者300が所有する発電事業者端末30は、当該太陽光発電所200において、上述したPCS22における発電量(電力会社に供給される電力量)やPCS22が検出した異常を、発電情報としてシステムサーバ10から受信する。これにより、本システムを利用する発電事業者300は、自身が所有する太陽光発電所200の発電情報(発電量や各種機器に発生したの異常等)を発電事業者端末30においてリアルタイムで把握することができる。なお、発電情報に異常が含まれる場合、例えば、システムサーバ10から発電事業者端末30へ、メール等で異常の検出を送信し、その後、発電事業者端末30からシステムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システム1の専用サイトにアクセスすることで、異常の詳細を把握できるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、発電事業者端末30からシステムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システム1の専用サイトにアクセスすることで、発電事業者300は、自身が所有管理する太陽光発電所200毎における所定期間の発電情報の変化や推移を確認することができる。具体的には、発電事業者端末30からシステムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システム1の専用サイトにアクセスし、自身が所有する太陽光発電所200を指定し、また、指定した太陽光発電所200における発電情報の所定期間(年単位、月単位、週単位、日単位)を設定する。システムサーバ10は、後述の発電量集計手段により、発電事業者300が設定した所定期間毎に集計された発電情報の変化や推移を発電事業者端末30へ送信する。これにより、発電事業者300が所有管理する太陽光発電所200毎に、自身が設定した所定期間における発電情報の変化や推移を確認することができ、発電事業者300による太陽光発電事業の事業計画の参考とすることができる。
電力会社400が所有する電力会社端末40は、契約している発電事業者300毎に、発電事業者300が所有する太陽光発電所200で制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報をシステムサーバ10に送信する。この、電力制限情報は、電力会社端末40において、発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎に公開する場合もある。この場合は、発電事業者300は、電力会社端末40に公開されている電力制限情報を、発電事業者端末30を介して取得し、取得した電力制限情報を、発電事業者端末30を介してシステムサーバ10に送信する。その後、システムサーバ10は、後述の出力制限手段により送信された電力制限情報に基づいて、発電事業者300が所有する太陽光発電所200から出力される電力(電力量)を制限する。
システム事業者100のシステムサーバ10は、発電事業者300が所有する太陽光発電所200に設置された発電量制御端末20から、当該太陽光発電所200において、上述したPCS22における発電量(電力会社に供給される電力量)やPCS22が検出した異常を発電情報として受信する発電情報受信手段と、受信した発電情報を発電事業者端末30に送信する発電情報送信手段を備えている。
システムサーバ10は、発電事業者300が所有する太陽光発電所200において制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報を電力会社400の電力会社端末40から取得し、取得した電力制限情報に応じて対象となる太陽光発電所200における発電量の出力制限を行う出力制限手段と、出力制限手段による太陽光発電所200における発電量が制限される期間を、対象となる太陽光発電所毎に事前に予約設定する期間予約設定手段を備えている。また、システムサーバ10は、太陽光発電所200毎に、年単位、月単位、週単位、日単位の所定期間毎に集計して、発電事業者端末30から閲覧可能とする発電量集計手段を備えている。
システムサーバ10は、上述した発電情報受信手段により、太陽光発電所200に設置された発電量制御端末20から、当該太陽光発電所200における発電量や検出した異常を発電情報として受信する。発電情報は、発電量制御端末20が設置された太陽光発電所200における発電量や太陽光発電所200に設置されたPCS22が検出した異常等のデータで構成されている。具体的には、システムサーバ10は、発電情報受信手段により発電量制御端末20から定期的(例えば、30分毎)に太陽光発電所200における発電量を受信する。また、システムサーバ10は発電量制御端末20が各種機器の異常を検出する都度、この検出した異常を発電情報として受信する。ここで受信した発電情報は、システムサーバ10の記憶装置(例えば、HDD等)に、太陽光発電遠隔操作システムを利用する複数の発電事業者が所有する太陽光発電所毎に記憶されることとなる。
システムサーバ10は、発電情報受信手段で受信した発電情報を、発電情報送信手段により発電事業者端末30にその都度送信する。これにより、本システムを利用する発電事業者300は、自身が所有する太陽光発電所200の最新の発電情報(発電量や検出した各種機器の異常情報)を発電事業者端末30において確認することができる。
なお、システムサーバ10の発電情報送信手段は、上述したように、発電情報に重度の異常(機器の重故障等)が含まれる場合、例えば、システムサーバ10から発電事業者端末30へ、メール等で異常の検出を送信し、その後、発電事業者端末30において、異常の詳細を把握できるようにしてもよい。このように、太陽光発電所200で検出した異常を速やかに発電事業者300に送信することで、発電事業者300が所有管理する太陽光発電所200のメンテナンスを速やかに行えるようにしている。
システムサーバ10は、電力会社が必要とする電力量やその期間から構成される電力制限情報を電力会社400の電力会社端末40から所得する。電力制限情報は、対象となる発電事業者300の太陽光発電所200毎に、この発電事業者300が所有する太陽光発電所200において制限される発電量や制限される期間を決定するものである。本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1に登録している複数の発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎に電力会社400が予め設定するものである。
システムサーバ10の出力制限手段は、この電力制限情報に含まれる制限される発電量に応じて、発電事業者300が管理運用する複数の太陽光発電所200のうち対象となる太陽光発電所200の出力の制限(発電量の制限)を行う。また、発電事業者300が管理運用する太陽光発電所200が複数のモジュールで構成された太陽光発電所200の場合には、対象となるモジュールのPCS22の出力の制限を行う。
システムサーバ10の出力制限手段は、電力制限情報の制限される期間の開始時を検出すると、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200において、制限対象となるPCS22の運転停止や出力制限を、太陽光発電所200の発電量制御端末20に対して送信する。これにより、制限対象となるPCS22の運転停止や出力制限が実行され、電力制限情報の制限される発電量に応じた電力が、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200から電力会社400に供給される。
システムサーバ10の出力制限手段は、電力制限情報の制限される期間の終了を検出すると、対象となる太陽光発電所200において、制限対象となるPCS22の運転再開や制限解除を、太陽光発電所200の発電量制御端末20に対して送信する。これにより、制限対象となるPCS22の出力制限が解除され、対象となる太陽光発電所200における発電量の制限は解除される。
上述してきたように、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1における太陽光発電所200は、予め電力会社400が設定(指示)した電力制限情報に基づいて、電力会社400が必要とする量の電力(電力会社が必要とする市場の需要に適合した電力)を、電力会社400に供給することができるので、電力会社400に対して太陽光発電所200から需要電力以上の過剰な電力が供給されることを防止することができる。これにより、電力会社400において電力の買い取り拒否等の問題が発生することもなく、また、太陽光発電所200においても、必要としない機器(例えば、PCS22)の無駄な作動を抑えることができ、太陽光発電所200における各種機器の長寿命化を図ることもできる。
システムサーバ10は、予め電力会社400が設定した電力制限情報に基づいて、出力制限手段による対象となる発電事業者300の太陽光発電所200における発電量が制限される期間を、事前に予約設定する期間予約設定手段を備えている。システムサーバ10の期間予約設定手段は、電力会社400による電力制限情報が長期的に計画されて複数設定された場合でも、この複数の電力制限情報に含まれる制限される期間を、予め対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎に複数予約設定する。システムサーバ10の出力制限手段は、期間予約設定手段により、システムサーバ10に予め対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎に複数予約設定された電力制限情報の制限される日時に基づいて、計画的に電力会社より予め設定された発電量となるように、対象となる発電事業者300の太陽光発電所200における電力の出力を制限することができる。なお、この期間予約設定手段は予約取り消し機能を備えており、電力会社が長期的に計画した電力制限情報が、急な天候の変動や太陽光発電所200に発生した障害により、電力制限情報に変更が生じた場合に対応可能としている。
上述したように、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1のシステムサーバ10によれば、システムサーバ10から太陽光発電所200に設置された発電量制御端末20に対して、公衆通信回線網50(例えば、携帯電話回線、インターネット回線、衛星通信回線網等)を介した通信により、電力会社400が設定した電力制限情報に基づいて、当該太陽光発電所200において出力される電力を制限可能としているので、太陽光発電遠隔操作システム1を構成する太陽光発電所200における発電量の制限や制限の解除をするために、太陽光発電所200が設置されている現地まで、発電事業者300の作業者が赴く必要がないため、遠隔地に設置された太陽光発電所200に対しても人的負担を掛けずに、速やかに発電量の制限を行うことができる。
[2.システムサーバの構成]
以下、図2を参照して、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1におけるシステムサーバ10の構成を説明する。システムサーバ10は、記憶部11、入出力制御部12、制御部13、外部通信I/F(InterFace)制御部14などから構成されている。
記憶部11は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の大容量記憶装置により構成され、本実施形態における電力会社400が設定する電力制限情報や本システムに登録した発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎の発電情報を蓄積して記憶する。
入出力制御部12は、システムサーバ10に接続されている図示しない液晶表示装置や、キーボード/マウスなどの外部入出力装置との通信を制御する。
制御部13は、図示しないCPU(中央演算装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどで構成されている。また、この制御部13のCPUは、ROM又は記憶部11に予め記憶されている各種プログラムを実行することにより、後述の発電情報受信手段、発電情報送信手段、出力制限手段、期間予約設定手段、発電量集計手段等として機能することになる。
外部通信I/F制御部14は、外部の公衆通信回線網50と接続され、制御部13の指示に基づいて、太陽光発電遠隔操作システム1における複数の発電量制御端末20、発電事業者端末30及び電力会社端末40との通信を制御する。また、外部通信I/F制御部14は、詳細は後述するが、制御部13の指示に基づいて、発電量制御端末20からの発電情報の受信や、発電事業者端末30への発電情報の送信を制御する。ここで受信された発電情報は、複数の発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200毎に、記憶部11に発電情報として所定期間(例えば、15〜20年)累積されて記憶されることになる。
[3.発電情報送受信手段]
以下、図3を参照して、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1における発電情報受信手段及び発電情報送信手段である発電情報送受信処理を説明する。なお、この発電情報送受信処理は上述したシステムサーバ10の制御部13(以下、制御部13という。)において実行される処理である。
図3に示すように、発電情報送受信処理を実行する制御部13は、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1に加入している発電事業者300が所有する太陽光発電所200に設置されている発電量制御端末20から発電情報を受信する(ステップS10)。この発電情報は、発電事業者300が所有する太陽光発電所200において、上述したPCS22における発電量(電力会社に供給される電力量)やPCS22が検出した太陽光発電所200に設置した各種機器(発電量制御端末20、太陽光パネルユニット21、PCS22、図2参照)の異常情報等で構成されている。なお、上述したように、制御部13は、発電量制御端末20から定期的(例えば、30分毎)に太陽光発電所200における発電量を受信する。また、制御部13は、発電量制御端末20が太陽光発電所200に設置された各種機器の異常を検出する都度、この検出した異常を発電情報として受信する。
制御部13は、取得した発電情報に異常情報が含まれているか否かの判定を行う(ステップS11)。この発電情報に異常情報が含まれているか否かの判定の判定では、図2に示す太陽光発電所200を構成する各種機器(発電量制御端末20、太陽光パネルユニット21、PCS22)に異常が発生しているか否かを判定する。なお、図2に示す太陽光発電所200を構成する各種機器(発電量制御端末20、太陽光パネルユニット21、PCS22)で検出される異常の内、例えば、PCS22に発生した異常は、PCS22を構成するDC/DCコンバータ、インバータ(DC/AC変換器)、及びこれらの監視・制御回路のいずれかに異常が発生しているか否かの詳細情報を含み、インバータ(DC/AC変換器)等の異常は、異常の程度(例えば、簡単に復旧可能な軽故障や、復旧が困難な重故障等)まで詳細に区別されて、発電量制御端末20からシステムサーバ10に送信される。
そして、取得した発電情報に異常情報が含まれていなければステップS13へ処理を移す(ステップS11:No)。一方、取得した発電情報に異常情報が含まれていた場合にはステップS12へ処理を移す(ステップS11:Yes)。
制御部13は、異常を検出した太陽光発電所200を所有する発電事業者300に対して、異常が検出されてことをメール等で発電事業者300に知らせる(ステップS12)。制御部13は、取得した発電情報を、複数の発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200毎に、一日単位で記憶部11に蓄積して記憶する(ステップS13)。
制御部13は、発電事業者300の発電事業者端末30に対して、発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎に、一日単位で一時間毎に記憶部11に蓄積して記憶した発電情報を送信する(ステップS14)。この後、制御部13は、発電情報送受信処理を終了する。このように、本実施形態においては、制御部13は、発電量制御端末20から定期的(異常を検出した場合はその都度)に太陽光発電所200における発電量を受信する。そして、この発電量の受信を契機として、受信した太陽光発電所200を所有管理する発電事業者300の発電事業者端末30に対して、一日単位で一時間毎に記憶部11に記憶した発電量を送信する。これにより、発電事業者300は、発電事業者端末30において、太陽光発電所200の一日単位で一時間毎の発電量を確認(図13参照)することを可能としている。
[4.出力制限手段]
以下、図4を参照して、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1における出力制限手段である出力制限処理を説明する。なお、上述したように、この出力制限処理は、システムサーバ10の制御部13により実行される処理である。
制御部13は、電力会社400が所有する電力会社端末40から、対象となる発電事業者300毎に、発電事業者300が所有する太陽光発電所200で制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報を受信する(ステップS20)。この電力制限情報は、上述したように電力会社400のから複数の発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200毎に設定される情報である。なお、発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎に、電力会社端末40に公開されている電力制限情報を、発電事業者300が発電事業者端末30を介して取得する場合もある。この場合は、発電事業者300が取得した電力制限情報は、発電事業者端末30からシステムサーバ10に送信される。制御部13は、受信した電力制限情報を発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200毎に記憶部11の所定の領域に記憶する。
制御部13は、ステップS21において、出力制限決定処理を実行する。出力制限決定処理は、詳細は後述するが、発電事業者300が管理運用する複数の太陽光発電所200のうち対象となる太陽光発電所200の出力の制限(発電量の制限)を決定する。また、発電事業者300が管理運用する太陽光発電所200が複数のモジュールで構成された太陽光発電所200の場合には、対象となるモジュールのPCS22の出力の制限を決定する。
制御部13は、取得した電力制限情報の制限される期間に基づいて、対象となる発電事業者300の太陽光発電所200において、出力の制限開始日時か否かの判定を行う(ステップS22)。そして、制御部13は、出力の制限開始日時となったと判定した場合は、ステップS23へ処理を移す(ステップS22:Yes)。一方、出力の制限開始日時となっていないと判定した場合には、ステップS24へ処理を移す(ステップS22:No)。
制御部13は、ステップS23において、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200において、制限対象となるPCS22の運転停止や出力制限を、太陽光発電所200の発電量制御端末20に対して送信する。これにより、制限対象となるPCS22の運転停止や出力制限が実行され、電力制限情報の制限される発電量に応じた電力が、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200において発電される。この処理が終了すると、制御部13はステップS24へ処理を移す。
制御部13は、取得した電力制限情報の制限される期間に基づいて、対象となる発電事業者300の太陽光発電所200において、出力の制限終了日時か否かの判定を行う(ステップS24)。そして、制御部13は、出力の制限終了日時となったと判定した場合は、ステップS25へ処理を移す(ステップS24:Yes)。一方、出力の制限終了日時となっていないと判定した場合には、制御部13は、出力制限処理を終了する(ステップS24:No)。
制御部13は、ステップS25において、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200において、制限対象となるPCS22の運転再開や制限解除を、太陽光発電所200の発電量制御端末20に対して送信する。これにより、制限対象となるPCS22の運転再開や制限解除され、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200における発電量の制限は解除される。この処理が終了すると、制御部13は出力制限処理を終了する。
[5.出力制限決定処理]
以下、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1における出力制限決定処理を説明する。なお、この出力制限決定処理は、上述した出力制限処理(図4参照)のステップS21において、システムサーバ10の制御部13により実行される処理である。
制御部13は、発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200毎に記憶部11の所定の領域に記憶した電力制限情報を取得する(ステップS30)。
続いて、制御部13は、太陽光発電遠隔操作システム1に登録されている対象となる発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200の発電所情報(機器構成等の情報)を取得する(ステップS31)。そして、制御部13は、対象となる発電事業者300に対する電力制限情報と、対象となる発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200の発電所情報とから、発電量を制限するPCS22を決定する(ステップS32)。
上述したように、太陽光発電遠隔操作システム1に登録されている複数の発電事業者300は、複数の太陽光発電所200を所有している場合がある。この場合は、対象となる発電事業者300が所有する複数の太陽光発電所200のうち、電力制限情報の制限される発電量に応じて、運転停止や出力制限をするPCS22を決定する。また、対象となる発電事業者300が管理運用する太陽光発電所200が複数のモジュールで構成された太陽光発電所200の場合には、電力制限情報の制限される発電量に応じて、運転停止や出力制限するモジュールのPCS22を決定する。
この運転停止又は出力制限する太陽光発電所200のPCS22の決定を具体的に説明すると、電力制限情報が具体的に制限される発電量(kWh)が数値で指示された場合は、制御部13は、PCS22の運転停止(制限数値が0kWhの場合)又は出力制限(制限数値が最大値未満の場合)を決定する。
また、電力制限情報が対象となる太陽光発電所200に設置されたPCS22の出力制限のパーセンテージで指示された場合は、制御部13は、PCS22の運転停止(出力制限が0%の場合)又は出力制限(例えば、40%等)を決定する。
なお、対象となる発電事業者300が管理運用する太陽光発電所200が3個のモジュール(以下、第1モジュール、第2モジュール、第3モジュールという。)で構成されていた場合は、制御部13は、第1モジュール、第2モジュール及び第3モジュールの発電量の合計が指示された出力制限のパーセンテージに適合するように、3個のモジュールの各PCS22に対する出力制限を決定する。
制御部13は、上述したステップS32で決定された対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200のPCS22の運転停止や出力制限を記憶部11の所定の領域に記憶する。そして、制御部13は、電力制限情報の制限される日時を、決定された太陽光発電所200のPCS22と合わせて、記憶部11の所定の領域に記憶する。この処理が終了すると、制御部13は出力制限決定処理を終了する。
この出力制限決定処理で決定された、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200のPCS22の運転停止や出力制限の情報は、上述した、出力制御処理において、電力制限情報の制限される日時に応じて、対象となる太陽光発電所200のPCS22の運転停止や出力制限又は運転再開や制限解除が実行されることになる。
[6.期間予約設定手段]
以下、図6を参照して、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1における期間予約設定手段である期間予約設定処理を説明する。なお、上述したように、この出力制限処理は、システムサーバ10の制御部13により実行される処理である。
制御部13は、電力会社400が所有する電力会社端末40から、対象となる発電事業者300毎に、発電事業者300が所有する太陽光発電所200で制限される発電量や制限される期間(日時)から構成される電力制限情報を受信する(ステップS40)。
制御部13は、ステップS41において、受信した電力制限情報(制限される発電量や制限される期間)を、対象となる発電事業者300の太陽光発電所200毎に記憶部11の所定の領域に記憶する。
制御部13は、ステップS42において、電力会社400からの電力制限情報の受信の有無を判定し、電力制限情報が有ると判定した場合(ステップS41:Yes)は、ステップS40へ処理を移し、電力制限情報を、対象となる発電事業者300の太陽光発電所200毎に記憶部11の所定の領域に記憶する処理を繰り返す。一方、電力制限情報は無いと判定した場合(ステップS41:No)には、制御部13は、期間予約設定処理を終了する。
このように、システムサーバ10の期間予約設定処理は、電力会社400による電力制限情報が長期的に計画されて複数設定された場合でも、この複数の電力制限情報を、予め対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200毎に複数予約設定することを可能としている。なお、電力会社400からの電力制限情報は、上述したように、電力会社400から発電事業者300が取得する場合がある。この場合は、発電事業者300は、電力会社から取得した電力制限情報を、発電事業者端末30を介してシステムサーバ10に送信する。これにより、システムサーバ10の制御部13は、上述した出力制限処理において、取得した電力制限情報に基づいて、発電事業者300が所有する太陽光発電所200から出力される電力を制限する。また、詳細は後述するが、発電事業者300が発電事業者端末30を用いて、手入力で電力制限情報に応じて、対象となる発電事業者300が所有する太陽光発電所200又は太陽光発電所200のモジュールを決定するとともに、電力制限情報の制限される日時を設定することもできる。
[7.電力制限情報の設定例]
ここで、本実施形態における電力制限情報の一例を、図7を参照して説明する。図7の出力制御スケジュール310に示すように、電力制限情報は、対象となる太陽光発電所200毎に、一日単位で電力会社400により設定される。電力制限情報は、出力制御スケジュール310に示すように、上段の出力制御を行う時間と、下段の制限される出力上限で構成されている。この出力上限は、100%の場合は、出力制限を行わないことを示している。また、0%の場合は、対象となる太陽光発電所200のPCS22の作動の停止状態(つまり、発電した電力を電力会社400に供給しない状態)を示している。
そして、本実施形態においては、出力上限を1%単位で、1%〜99%の範囲内で設定可能としている。図7の出力制御スケジュール310に示す例では、時刻(時)が0時から8時又は16時から24時までの間は、出力制限を行わない100%が設定され、時刻(時)が8時から11時又は13時から16時までの間は、出力上限を40%とする。つまり、出力制限を行うように設定されている。また、時刻(時)が11時から13時までの間は、対象となる太陽光発電所200のPCS22の運転停止が設定されている。
この出力制御スケジュール310に基づいた太陽光発電所200のPCS22は、図320に示すように、時刻(時)が0時から8時又は16時から24時までの間は、出力制限を行わないで発電する。また、時刻(時)が11時から13時までの間は運転停止する。そして、8時から11時又は13時から16時までの間は、40%の出力上限を満たすように出力を制限して発電する。この結果、対象となる太陽光発電所200から電力会社400に供給される発電量は、図320の最大出力曲線321に対して、横線で示す発電量322となり、本実施形態における上述した出力制限手段(図4に示す出力制限処理)により、対象となる太陽光発電所200における発電量が制限される。
[8.発電量集計手段]
以下、図8を参照して、本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1における発電量集計手段である発電量集計処理を説明する。なお、上述したように、この発電量集計処理は、システムサーバ10の制御部13により実行される処理である。また、この処理は、発電事業者300が所有する発電事業者端末30によりシステムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システムサイトにアクセスすることで実行される処理である。具体的には、発電事業者300は発電事業者端末30によりシステムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システムサイトにアクセスして、集計する太陽光発電所200、集計期間及び集計単位(例えば、年単位、月単位、週単位、日単位)等を設定することで、システムサーバ10は、指定された所定期間毎に発電量を集計して発電事業者端末30に送信することで、発電事業者300が発電事業者端末30の表示画面で確認可能としている。
図8に示すように、制御部13は、発電事業者端末30により設定された集計する太陽光発電所200、集計期間及び集計単位(例えば、年単位、月単位、週単位、日単位)等を受信する(ステップS50)。さらに、制御部13は、指定された太陽光発電所200毎に、記憶部11の所定の領域に記憶されている発電量から指定された集計期間の発電量を取得する(ステップS51)。
制御部13は、取得した発電量を、指定された集計単位(例えば、年単位、月単位、週単位、日単位)に基づいて集計する(ステップS52)。さらに、制御部13は、指定された集計単位で集計した発電量を所定の形式(例えば、棒グラフ、折れ線グラフ等)でグラフ化する(ステップS53)。
最後に、制御部13は、指定された集計単位で集計し、所定の形式(例えば、棒グラフ、折れ線グラフ等)でグラフ化した発電量の推移を、発電事業者300の発電事業者端末30に送信する(ステップS54)。この処理が終了すると、制御部13は発電量集計処理を終了する。これにより、発電事業者300は発電事業者端末30の表示画面に表示された所定の形式でグラフ化された発電量の推移や変化を確認することができるので、発電事業者300による太陽光発電事業の事業計画の参考とすることが可能となる。
なお、システムサーバ10から発電事業者端末30に送信される集計情報は、必ずしもグラフ化される必要はなく、例えば、集計情報をCSV(comma separeted values)形式のテキストデータおよびテキストファイルで送信し、発電事業者300は発電事業者端末30においてグラフ化して表示させるようにしてもよい。
[9.具体的なアクセス実施例]
本実施形態の太陽光発電遠隔操作システム1において、本システムに登録している発電事業者300は、所有する発電事業者端末30を用いてシステムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システムサイトにアクセスすることができる。これにより、図9に示す太陽光発電遠隔操作システム1のログイン画面210が発電事業者端末30の表示画面31に表示される。このログイン画面210において、本システムの登録時にシステムサーバ10から発電事業者300毎に送信されたログインID及びパスワードをログインID入力エリア211及びパスワード入力エリア212に入力して、ログインボタン214を押下することで、システムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システムサイトにアクセスが可能となる。
図8に示すログイン画面210には、ログインIDを記憶する「チェックボックス213」、「パスワード変更215」等の複数のチェックボックスも表示されている。この状態で、発電事業者300が「パスワード変更215」を選択すると、本システムの会員登録時にシステムサーバ10で自動生成されて発行されたパスワードを会員が所望するパスワードに任意に変更する事ができる。具体的には、システムサーバ10の太陽光発電遠隔操作システムサイトからパスワード変更画面が発電事業者端末30にダウンロードされて、発電事業者端末30の表示画面31に表示される。この状態で、発電事業者300がパスワード変更画面に新しいパスワードを入力してシステムサーバ10にアップロードすると、会員である発電事業者300が所望するパスワードに変更されて、システムサーバ10の記憶部11に記憶されている発電事業者300の登録情報が更新されることになる。なお、パスワードの変更だけではなくログインIDも変更できるようにしてもよい。
発電事業者端末30の表示画面31にログイン画面210が表示された状態で、発電事業者300が「チェックボックス213」を選択すると、ログインID及びパスワードが発電事業者端末30に記憶され、次回より入力不要とすることができる。また、ログイン画面210の「お知らせ216」には、太陽光発電遠隔操作システム1を運用するシステム事業者100から、登録している複数の発電事業者300に対する各種お知らせ(伝達事項)等が表示されている。
図10に示すように、ログイン画面210において正しいログインID及びパスワードが入力されると、次に、太陽光発電遠隔操作システムサイトにおける多数口お客様専用画面220が発電事業者端末30の表示画面31に表示される。上述したように、本実施形態においては、発電事業者300が複数の太陽光発電所200を所有している場合がある。この多数口お客様専用画面220は、発電事業者300の「契約番号221」(例えば、4桁の数字)や所有している複数の太陽光発電所200の「発電所名222」が表示されている。
多数口お客様専用画面220が発電事業者端末30の表示画面31に表示されている状態で、発電事業者300が所有している複数の太陽光発電所200の「発電所名222」からいずれかを選択(具体的には、マウス等で発電所名222のいずれか選択)すると、図11に示すように、発電事業者300が所有している複数の太陽光発電所200のうちの一つの太陽光発電所200(図11では、○×第1発電所)の各種情報を所得するためのメニュー画面230が表示される。
このメニュー画面230は、「発電所名222」とその下方に、左から水平に一列に表示されている「PCS操作231」、「発電量監視232」、「警報状況233」のチェックボックスと、その下方に、現在時刻、当該発電所における現在の発電電力、本日の発電量等がテキストデータ235により構成されている。
メニュー画面230が発電事業者端末30の表示画面31に表示されている状態で、マウス等により「PCS操作231」を発電事業者300が選択すると、図12に示すように選択された「発電所名222(○×第1発電所)」における出力抑制の予約設定画面240が表示画面31に表示される。また、「発電量監視232」を発電事業者300が選択すると、図13に示すように、選択された「発電所名222(○×第1発電所)」における発電量閲覧画面250が表示画面31に表示される。また、「警報状況233」を発電事業者300が選択すると、図14に示すように、選択された「発電所名222(○×第1発電所)」における警報状況画面260が表示画面31に表示される。
図12に示す発電事業者端末30の表示画面31に表示されている出力抑制の予約設定画面240は、「発電所名222」、「PCS操作231」、「出力抑制予定日242」、「予約設定243」、「予約取消244」、「メニューに戻る245」から構成されている。「発電所名222」は、発電事業者300が所有している複数の太陽光発電所200から発電事業者300が選択した太陽光発電所200の名称であり、「PCS操作231」は現在の選択画面を表示している。「出力抑制予定日242」は当該太陽光発電所200において、上述したシステムサーバ10の出力制限処理により、出力の制限(出力抑制)が実行される予定日、制御開始時刻及び制御解除時刻等の電力制限情報である。
図12に示す出力抑制の予約設定画面240が発電事業者端末30の表示画面31に表示されている状態で、発電事業者300が「出力抑制予定日242」を選択すると、当該太陽光発電所における出力の制限が実行される予定日の制御開始時刻及び制御解除時刻等を設定することができる。具体的に説明すると、システムサーバ10から発電事業者端末30へ所定の入力フォームがダウンロードされ、その状態で、発電事業者300が、電力制限情報である出力制限が実行される予定日(年、月、日)、制御開始時刻及び制御解除時刻(30分単位)、制限する出力上限(1%〜99%の範囲内で1%端で設定可能)を入力し、「予約設定243」を選択すると、システムサーバ10にアップロードされて発電事業者300が手動で電力制限情報を設定することができる。
ここで設定された出力制限情報は、上述した出力制限処理において実行され、手動で設定した電力制限情報に基づいて、発電事業者300が所有する太陽光発電所200から出力される電力の出力制限が実行される。なお、この予約設定画面240では、「予約取消244」を選択することにより、「出力抑制予定日242」に表示されている出力制限情報を取り消すことができる。また、「メニューに戻る245」のチェックボックスを発電事業者300が選択すると、図11に示すメニュー画面230に戻る。
図13に示す発電事業者端末30の表示画面31に表示されている発電量閲覧画面250は、「発電所名222」、「発電量監視232」、「発電量比較閲覧252」、「発電所情報253」、「発電量グラフ254」、「メニューに戻る245」等から構成されている。「発電所名222」は、発電事業者300が所有している複数の太陽光発電所200から発電事業者300が選択した太陽光発電所200の名称であり、「発電量監視232」は現在の選択画面を表示している。
「発電量比較閲覧252」のチェックボックスを発電事業者300が選択すると、詳細は後述するが、発電事業者300が任意に設定した期間、任意に設定した単位(年単位、月単位、週単位、日単位)毎に、太陽光発電所200における発電量の集計を閲覧することが可能となる。「発電所情報253」には、発電事業者名、太陽光発電所名、日付、本日の発電量、売電料金等がテキストデータで表示されている。「発電量グラフ254」には一日単位で一時間単位の発電量の推移や変化を発電事業者300が理解しやすいように、グラフ化(例えば、棒グラフ)で表示している。
このように、一日単位及び一時間単位の発電量を発電事業者端末30の表示画面31に表示することで、発電事業者300は、自身が所有する太陽光発電所200の最新の運転状況を確認することを可能としている。また、「メニューに戻る245」のチェックボックスを発電事業者300が選択すると、図11に示すメニュー画面230に戻る。
なお、本実施形態においては、「発電量グラフ254」において、一日単位で一時間単位の発電量を棒グラフ等で表示するようにしている。しかしながら、実際の発電量を表示するだけではなく、例えば、当日以降の気象条件(日出、日入、天候、気温、日射量等)に基づいて、予想発電量をグラフ化して表示することもできる。この場合は、発電量閲覧画面250に「予想発電量」(図示せず)のチェックボックスを設け、発電事業者300がこの「予想発電量」を選択すると当日以降の日付入力画面(図示せず)が表示され、この日付入力画面に、発電事業者300所望する当日以降(翌日から気象条件を取得可能な日)の日付を入力すると、この日付データが発電事業者端末30からシステムサーバ10に送信される。
その後、システムサーバ10は、予想発電量算出手段により、発電事業者300が所望する日付の気象条件を所定の気象データ会社から取得し、取得した気象条件に基づいて予想発電量を算出する。算出した予想発電量は所定のグラフ化(例えば、棒グラフ)されて発電事業者端末30に送信される。予想発電量を受信した発電事業者端末30は、発電量閲覧画面250の「発電量グラフ254」のように、発電事業者300が所望する日付の予想発電量を表示する。これにより、発電事業者300は自身が所有する太陽光発電所200の未来の運転状況(予想発電量)を確認することもできる。
図14に示す発電事業者端末30の表示画面31に表示されている警報状況画面260は、「発電所名222」、「警報状況233」、「発生中の警報一覧262」、「メニューに戻る245」等から構成されている。「発電所名222」は、発電事業者300が選択した太陽光発電所200の名称であり、「警報状況233」は現在の選択画面を表示している。
「発生中の警報一覧262」には、PCS22における故障を検出した日時、異常の程度(例えば、簡単に復旧可能な軽故障や、復旧が困難な重故障等)、PCS22の回路番号等詳細に故障の詳細がテキストデータで表示されている。なお、この「発生中の警報一覧262」には、故障(異常)を検出していない場合は、「現在故障は発生していません。」等のテキストメッセージが表示される。また、「メニューに戻る245」のチェックボックスを発電事業者300が選択すると、図11に示すメニュー画面230に戻る。
図15に示す発電事業者端末30の表示画面31に表示されている発電量比較閲覧画面270は、発電事業者端末30の表示画面31に発電量閲覧画面250(図13参照)が表示されている状態で、「発電量比較閲覧252」のチェックボックスを発電事業者300が選択した場合に表示される画面である。発電量比較閲覧画面270は、「発電所名222」、「発電量比較閲覧252」、「集計開始日時272」、「集計終了日時273」、4個の「単位チェックボックス274」、「ダウンロード275」、「メニューに戻る245」等から構成されている。
「発電所名222」は、発電事業者300が選択した太陽光発電所200の名称であり、「発電量比較閲覧252」は現在の選択画面を表示している。「集計開始日時272」及び「集計終了日時273」は、当該太陽光発電所200における発電量を集計するための期間の開始日時及び終了日時であり、「集計開始日時272」及び「集計終了日時273」を構成する複数のチェックボックスのうち、発電事業者300が任意のチェックボックスを選択して任意の数字を入力することで、集計する期間を設定可能としている。
4個の「単位チェックボックス274」は、発電量を集計する所定期間を設定するものであり、「年単位」、「月単位」、「週単位」、「日単位」の4種類の所定期間のうち、発電事業者300が任意の期間を設定する。この後、発電事業者300が「ダウンロード275」のチェックボックスを選択すると、「集計開始日時272」及び「集計終了日時273」、4個の「単位チェックボックス274」のうちの任意の所定期間が、発電事業者端末30からシステムサーバ10に送信される。
システムサーバ10は、上述した発電量集計手段(発電量集計処理)において、集計する太陽光発電所200、集計期間(集計開始日時及び集計終了日時)及び集計単位(例えば、年単位、月単位、週単位、日単位)等に基づいて、指定された集計期間における集計単位(所定期間)毎に発電量を集計して、所定の形式(例えば、棒グラフ、折れ線グラフ等)でグラフ化した発電量の推移を、発電事業者300の発電事業者端末30に送信する。
これにより、発電事業者300は、発電事業者端末30の表示画面に表示された所定の形式でグラフ化された発電量の推移や変化を確認することができるので、自身が所有管理する太陽光発電所200毎の発電情報の変化や推移を確認することができ、発電事業者300による太陽光発電事業の事業計画の参考とすることができる。
選択画面を表示している。また、「メニューに戻る245」のチェックボックスを発電事業者300が選択すると、図11に示すメニュー画面230に戻る。
以上、本発明に係る実施形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
1 太陽光発電遠隔操作システム
10 システムサーバ
20 発電量制御端末
21 太陽光パネルユニット
22 PCS(パワーコンディショナ)
30 発電事業者端末
40 電力会社端末
50 公衆通信回線網
100 システム事業者
200 太陽光発電所
300 発電事業者
400 電力会社

Claims (2)

  1. 太陽光発電遠隔操作システムを運用管理するシステムサーバと、
    陽光発電所を管理する発電事業者が所有する発電事業者端末と、
    電力会社が所有する電力会社端末と、
    前記太陽光発電所に設置された発電量制御端末と、
    が公衆通信回線網を介してそれぞれ相互に通信可能に接続され、
    前記システムサーバは、
    前記発電量制御端末から前記太陽光発電所の発電量や当該太陽光発電所において検出した異常を発電情報として受信する発電情報受信手段と、
    前記発電情報受信手段により受信した前記太陽光発電所の発電情報を、前記発電事業者端末に送信する発電情報送信手段と、
    前記発電事業者が所有する前記太陽光発電所において制限される発電量や制限される期間から構成される電力制限情報を前記電力会社から取得し、取得した前記電力制限情報に応じて対象となる前記太陽光発電所における発電量の出力制限を行う出力制限手段と、
    前記出力制限手段による前記太陽光発電所における発電量が制限される期間を、対象となる前記太陽光発電所毎に事前に予約設定する期間予約設定手段と、
    を備え、
    前記期間予約設定手段は、前記太陽光発電所毎の前記電力制限情報を、前記発電事業者端末を通じて手動で予約設定可能とするとともに、予約設定した前記電力制限情報を、前記発電事業者端末を通じて手動で取り消す予約取消機能を有し、
    前記電力制限情報は、対象となる前記太陽光発電所毎に一日における複数の制限される発電量や制限される時刻を設定可能としたことを特徴とする太陽光発電遠隔操作システム。
  2. 前記システムサーバは、
    前記太陽光発電所毎に、年単位、月単位、週単位、日単位の所定期間毎に前記発電情報を集計して、前記発電事業者端末から閲覧可能とする発電量集計手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電遠隔操作システム。
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