JP6090863B2 - 発電制御システム、発電制御装置、発電制御方法およびプログラム - Google Patents

発電制御システム、発電制御装置、発電制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、発電制御システム、発電制御装置、発電制御方法およびプログラムに関し、特に、パワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)の出力を監視および制御する発電制御装置、かかる発電制御装置を備えた発電制御システム、発電制御方法およびプログラムに関する。
近年、再生可能エネルギーへの関心が高まってきており、電力会社以外の一般事業者や需要家などに対して発電設備(例えば、太陽光発電、燃料電池など)の普及が進んでいる。
電力会社以外の発電設備による発電量の増大に伴い、火力、水力、原子力などの他の方式による発電量と、電力会社以外の発電設備による発電量を足し合わせた総発電量が電力需要を上回り、余剰電力が発生する場合が生じている。特に、電力需要の少ない夜間、週末、大型連休中などの時期には、余剰電力が生じやすい。かかる余剰電力の発生を防ぐために、電力会社以外の発電設備の発電量を抑制する技術が知られている。
また、関連技術として、特許文献1には、複数の太陽光発電の総発電量を考慮しつつ、各太陽光発電の出力抑制を個別に行うことにより、太陽光発電を有効利用する発電システムが開示されている。
なお、パワーコンディショナ(PCS)とは、電力会社以外の発電設備によって発電された電力を直流から交流に変換する装置をいう。
特開2013−207862号公報
以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
パワーコンディショナ(PCS)は、一般事業者や需要家が自発的な発電を行うことを想定して設置されている。そのため、一般事業者や需要家以外が外部から個別に監視制御をすることは想定されておらず、かつ性能や機能が異なる複数のPCSを統一的に監視する技術は確立されていない。
PCSには、相対的に高機能(例えば、事業者向けの大規模容量)のPCS(以下、「インテリジェントPCS」という。)と、相対的に低機能(例えば、家庭などの小規模需要家用向け)のPCS(以下、「シンプルPCS」という。)などが存在する。インテリジェントPCSとして、例えば、外部電源から常時電力の供給を受けることができ、不揮発性メモリと、時刻を計測する計時手段を備えたものが考えられる。一方、シンプルPCSとして、例えば、PCSの管理下の発電設備が発電する電力に基づいて稼動し、不揮発性メモリや計時手段を備えていないものが考えられる。上述のとおり、現状では、インテリジェントPCSとシンプルPCSが混在する場合に、これらのPCSを統一的に制御・監視する技術は確立されていない。
そこで、互いに異なる性能を有する複数のPCSを性能(機能、特性)に応じて制御可能とすることが課題となる。本発明の目的は、かかる課題解決に寄与する発電制御システム、発電制御装置、発電制御方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様に係る発電制御装置は、第1のパワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)が出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成するとともに、前記第1のPCSよりも性能が高い第2のPCSが出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成する生成手段と、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに送信するとともに、前記第2の制御情報を前記第2のPCSに送信する通信手段と、を備え、前記第1の制御情報は、前記第1のPCSが出力する電力を抑制する情報を含み、前記第2の制御情報は、前記第2のPCSが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む。
本発明の第2の態様に係る発電制御システムは、第1のパワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)と、前記第1のPCSとは性能が異なる第2のPCSと、前記第1および第2のPCSが出力する電力を制御する発電制御装置と、を備え、前記発電制御装置は、前記第1のPCSが出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成するとともに、前記第2のPCSが出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成する生成手段と、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに送信するとともに、前記第2の制御情報を前記第2のPCSに送信する通信手段と、を有し、前記第1の制御情報は、前記第1のPCSが出力する電力を抑制する割合を含み、前記第2の制御情報は、前記第2のPCSが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む。
本発明の第3の態様に係る発電制御方法は、発電制御装置が、第1のパワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)が出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成するステップと、前記第1のPCSよりも性能が高い第2のPCSが出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成するステップと、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに送信するステップと、前記第2の制御情報を前記第2のPCSに送信するステップと、を含み、前記第1の制御情報は、前記第1のPCSが出力する電力を抑制する情報を含み、前記第2の制御情報は、前記第2のPCSが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む。
本発明の第4の態様に係るプログラムは、第1のパワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)が出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成する処理と、前記第1のPCSよりも性能が高い第2のPCSが出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成する処理と、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに送信する処理と、前記第2の制御情報を前記第2のPCSに送信する処理と、をコンピュータに実行させ、前記第1の制御情報は、前記第1のPCSが出力する電力を抑制する情報を含み、前記第2の制御情報は、前記第2のPCSが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む。なお、プログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)に記録されたプログラム製品として提供することもできる。
本発明に係る発電制御システム、発電制御装置、発電制御方法およびプログラムによると、互いに異なる性能を有する複数のPCSを性能に応じて制御することが可能となる。
一実施形態に係る発電制御装置の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る発電制御システムの構成を例示する図である。 第1の実施形態における発電制御装置の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態における発電制御装置による電力量の抑制制御の種別を示す表である。 上位監視装置から発電制御装置への制御情報の設定動作を例示するシーケンス図である。 上位監視装置と発電制御装置の間の状態監視動作を例示するシーケンス図である。 発電制御装置によるシンプルPCSの制御動作を例示するシーケンス図である。 発電制御装置によるシンプルPCSの状態監視動作を例示するシーケンス図である。 発電制御装置によるインテリジェントPCSの制御動作を例示するシーケンス図である。 発電制御装置によるインテリジェントPCSの状態監視動作を例示するシーケンス図である。 発電制御装置によるインテリジェントPCSの時刻同期制御を例示するシーケンス図である。 関連技術の発電制御システムの構成を示す図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
一実施形態の説明の前に、まず、関連技術に係る監視制御システムについて説明する。図12は、関連技術の監視制御システムの構成を示す。図12を参照すると、監視制御システムは、上位監視装置120と、上位監視装置120による監視・制御の対象とされるシンプルPCS150およびインテリジェントPCS160を備えている。上位監視装置120と、シンプルPCS150およびインテリジェントPCS160とは、通信インタフェース130を介して接続されている。ここで、上位監視装置120は、電力会社などの発電事業者における発電所や、電力系統の監視制御室などに設置され、電力系統の状態や、発電機などの状態、発電量をモニタリングする各種計器と接続される装置である。
上述のように、シンプルPCS150とインテリジェントPCS160とでは、容量が異なるのみならず、通信方式や動作電源についても相違している。現状では、PCSは個別に設置されているため、監視・制御を行う方法として、電力会社が直接監視・制御する方法、または、PCS事業者(PCSメーカなど)が自社のサービスとして監視・制御する方法のように、各PCSを個別に管理する方法が用いられている。具体的には、専用の通信回線などを用いてシンプルPCSのみの監視を行う構成や、インテリジェントPCSのみの監視を行う構成が採用されている。このとき、PCSを一括して監視・制御することができないため、情報を一元的に管理できないという問題が生じる。また、通信インタフェース130を介することで、ネットワークにおける遅延が問題となり、PCSを個別に管理するためにネットワーク回線を新規に敷設することによるコスト増なども問題となっている。
図12に示した構成では、通信インタフェース130の状況次第では、上位監視装置120はシンプルPCS150の状態をリアルタイムに把握できないという問題もある。同様に、インテリジェントPCS160についても、通信インタフェース130の状況によっては、上位監視装置120はインテリジェントPCS160の状態をリアルタイムに監視できないという問題がある。また、時刻を計時する計時手段を備えた複数のPCSを管理する場合、これらのPCS間で時刻の同期をとることができないという問題もある。
次に、一実施形態について説明する。図1は、一実施形態に係る発電制御装置10の構成を例示するブロック図である。図2は、発電制御装置を備えた発電制御システムの構成を例示する図である。図1および図2を参照すると、発電制御装置10は、第1のPCS(例えば、図2のシンプルPCS50)が出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成するとともに、第1のPCSとは性能が異なる第2のPCS(例えば、図2のインテリジェントPCS60)が出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成する生成手段12と、第1の制御情報を第1のPCSに送信するとともに、第2の制御情報を第2のPCSに送信する通信手段14とを備えている。ここで、第1の制御情報は、第1のPCSが出力する電力を抑制する割合を含む。一方、第2の制御情報は、第2のPCSが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む。かかる構成を備えた発電制御装置10によると、互いに異なる性能を有する複数のPCS(例えば、常時電源、不揮発性メモリ、計時手段を備えていないシンプルPCS、および、これらを備えたインテリジェントPCS)を、それぞれの性能に応じて統一的に制御することが可能となる。
また、生成手段12は、第1の制御情報を第1のPCSに送信してから所定の期間が経過すると、第1の制御情報に基づく電力量の抑制を解除する解除情報を通信手段14を用いて第1のPCSに送信するようにしてもよい。かかる構成によると、複数のPCSをカレンダ制御する場合において、一部のPCSが時刻を計時する計時手段を備えていないときにも、所望の期間におけるすべてのPCSによる電力の出力を制御することが可能となる。
さらに、第2のPCSは、時刻を計時する計時手段を有し、当該計時手段によって計時した時刻と第2の制御情報を用いて電力量の出力を抑制するようにしてもよい。かかる構成によると、PCSが計時手段を有する場合、発電制御装置10は制御情報を送付するだけで(すなわち、所定の期間の経過後に電力量の出力の抑制を解除する解除情報を送付することなく)所定の時間帯におけるPCSが出力する電力を制御することが可能となる。
また、生成手段12は、(例えば、図2のインテリジェントPCS60が有する)計時手段によって計時された時刻が所定の誤差以上である場合、計時手段により計時される時刻を発電制御装置10により計時される時刻に同期させるようにしてもよい。かかる構成によると、計時手段を備えた複数のPCSを管理する場合、各PCSと発電制御装置10との間で時刻の同期をとることで、日時を指定したカレンダ制御などを正確に実施することが可能となる。
<実施形態1>
次に、第1の実施形態に係る発電制御システムについて、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る発電制御システムの構成を例示する図である。図2を参照すると、発電制御システムは、上位監視装置20、通信インタフェース30、発電制御装置40、シンプルPCS50、および、インテリジェントPCS60を備えている。なお、本実施形態では、一例として、電力会社以外の発電設備が太陽光発電である場合について説明するが、本発明の適用対象は発電設備が太陽光発電である場合に限定されない。
上位監視装置20は、電力会社などの発電事業者における発電所や、電力系統の監視制御室などに設置され、電力系統の状態や、発電機などの状態、発電量をモニタリングする各種計器と接続される装置である。また、上位監視装置20と発電制御装置40とは、電力会社などの自営ネットワークやその他通信方式を用いて接続される。
発電制御装置40は、シンプルPCS50の監視・制御と、インテリジェントPCS60の監視・制御を一括して行う。かかる構成によると、上位管理者はシンプルPCS50およびインテリジェントPCS60を個別に監視・制御する必要がなくなる。すなわち、制御信号の管理とPCSの一括管理を発電制御装置40が行うことにより、時々刻々と変化する太陽電池の発電量をリアルタイムに監視・制御できるようになる。このとき、上位管理者は、上位監視装置20を用いて、制御情報の送達、送達確認、状態監視の結果(以下、「アンサーバック」という。)の受け取りを実施すればよい。
図3は、発電制御装置40の構成を例示するブロック図である。図3を参照すると、発電制御装置40は、上位通信部41、制御部42、メモリ43、通信データ処理部45、シンプルPCS通信部46、および、インテリジェントPCS通信部47を備えている。すなわち、発電制御装置40は、シンプルPCS50およびインテリジェントPCS60を管理するための通信手段を有し、これらのPCSに対して監視・制御を行う。また、発電制御装置40は、互いに性能(機能、特性)の異なる2種類のPCS(ここでは、シンプルPCS50およびインテリジェントPCS60)に対して、それぞれの特性を考慮した監視・制御を施す。
発電制御装置40と、シンプルPCS50およびインテリジェントPCS60との通信手段として、例えば、製造メーカが独自に持ち合わせている手段を利用することができる。ここでは、通信手段については、特に限定しない。発電制御装置40は、想定されるプロトコルについて個別に対応する。また、通信媒体として、イーサネット(Ethernet)(登録商標)回線や同軸ケーブル、RS−485などの制御回線を用いることができる。一方、電力系統管理を行う管理会社(上位管理者)が使用する上位監視装置20と発電制御装置40との通信方式として、電力会社が独自に敷設する光ケーブルや携帯電話などの様々な方式が想定される。ここでは、上位監視装置20と発電制御装置40との間の通信手段についても、特に限定しない。
上位通信部41は、電力会社などが使用する上位監視装置20との間で通信を行う。上位通信部41は、上位監視装置20から送出された監視制御信号を受信する。
制御部42は、発電制御装置40に設けられた中央処理装置である。制御部42は、抑制制御の比率(制御率)や状態監視、発電量や発電抑制量などの演算を行う。
メモリ43は、発電制御装置40においてメモリ機能を提供する。メモリ43は、抑制制御実績、抑制発電量を記憶し、上位監視装置20からの抑制比率(制御率)情報を格納し、監視・制御のシーケンスに含まれる各種情報を保持する。
通信データ処理部45は、シンプルPCS50およびインテリジェントPCS60に対して抑制制御を行う際、通信処理に含まれるフレーミングやヘッダ処理などのデータ処理を行う。
シンプルPCS通信部46は、シンプルPCS50に対する通信インタフェースであり、シンプルPCS50に即した通信電文への変換を行う。シンプルPCS50に対する制御方法は、デジタル的な制御方法であってもよいし、アナログ的な制御方法であってもよい。なお、本実施形態では、一例として、シンプルPCS50は、管理下の太陽電池によって発電された電力により稼働し、常時電源を有しておらず、かつ、電源の供給が停止された場合に情報を保持する不揮発性メモリを備えていないものとする。したがって、発電制御装置40は、シンプルPCS50におけるこれらの性能(特徴、機能)を補うように動作するとともに、これらの性能を考慮した制御信号の送達を行う。
インテリジェントPCS通信部47は、インテリジェントPCS60に対する通信インタフェースである。インテリジェントPCS通信部47は、インテリジェントPCS60に即した通信電文への変換を行う。インテリジェントPCS60に対する制御方法は、デジタル的な制御方法であってもよいし、アナログ的な制御方法であってもよい。なお、本実施形態では、一例として、インテリジェントPCS60は、常時電源を保持し(例えば、商用電源から電力供給を受けるなど)、メモリ機能を有するものとする。したがって、発電制御装置40は、監視・制御に際して、ある程度の機能をインテリジェントPCS60の側に担わせることが可能となる。発電制御装置40は、インテリジェントPCS60のこれらの性能(特徴、機能)を考慮した制御信号の送達を行う。
図4は、本実施形態における発電制御装置40による電力量の抑制制御の種別を示す表である。図4を参照すると、本実施形態に係る発電制御装置40は、抑制状態を月日で示した「カレンダ制御」と、リアルタイムに抑制制御を行う「リアルタイム制御」の2種類の制御を行う。
電力会社などに設置された上位監視装置20は、電力系統全体を俯瞰した抑制制御指令を発電制御装置40に送出する。具体的には、上位監視装置20は、電力会社が取り決めた電力系統安定化に必要な抑制信号を発電制御装置40に送出する。カレンダ制御に関しては、年・月・日単位にカレンダ制御情報が送出され、かつ、カレンダ制御情報には各々の日における時間の情報として時・分・秒が付与される。一方、リアルタイム制御情報は、抑制制御を行いたい時間、日時を見越して電力会社が管理する上位監視装置20から送出される。発電制御装置40は、このように事前に送出されたカレンダ制御情報、および、リアルタイム制御情報の双方の制御情報をメモリ43にて保存して管理する。発電制御装置40が保持する情報は上位監視装置20によって更新される。なお、抑制期日を過ぎた制御情報は、無効とする。
次に、本実施形態に係る発電制御システムの動作について、図面を参照して説明する。
図5は、上位監視装置20から発電制御装置40への制御情報の設定動作を例示するシーケンス図である。まず、上位監視装置20は、カレンダ制御情報およびリアルタイム制御情報を発電制御装置40に送信する(ステップS11)。発電制御装置40は、これらの制御情報を受信すると、受信した制御情報の妥当性を確認する。発電制御装置40は、カレンダ制御情報であれば、バージョンごとに、抑制期日が有効か否かを確認することにより妥当性を判定する。一方、発電制御装置40は、リアルタイム制御であれば、制御率が適正値であるか否かを確認することで妥当性を判定する。ここで、PCSの出力の制御率は0〜100%の範囲で設定するものとする。一例として、制御率が30%の場合、PCSは、出力する電力を定格値の30%に制限する。発電制御装置40は、制御情報の妥当性を確認した後、制御情報を装置内部のメモリ43に格納する(ステップS12)。発電制御装置40は、制御情報の格納後、PCSに対する制御に関わらず、上位監視装置20にアンサーバック信号を送信する(ステップS13)。上位監視装置20はアンサーバック信号に基づいて発電制御装置40による制御情報の受け取りの成功または失敗を判断し、上位監視装置20の操作者(例えば、上位管理者)に通知する。
図6は、上位監視装置20と発電制御装置40の間の状態監視動作を例示するシーケンス図である。まず、上位監視装置20は、発電制御装置40に対して、発電量状態やPCSの状態などの監視要求を送出する(ステップS21)。発電制御装置40は、監視要求の対象となる情報がメモリ43に格納されている場合(ステップS22)、メモリ43に格納された当該情報を上位監視装置20にアンサーバックする(ステップS23)。一方、発電制御装置40は、監視要求の対象となる情報がメモリ43に格納されていない場合(ステップS22)、PCS(シンプルPCS50またはインテリジェントPCS60)に対する状態監視を行い、メモリ43の情報を更新した後、上位監視装置20に応答する(ステップS23)。発電制御装置40は、図6に示す状態監視動作として、シンプルPCS50、インテリジェントPCS60のいずれに対する状態監視動作であるかに依らず、同様の動作を行う。監視対象となる情報として、瞬時発電量の情報、PCSの状態(動作中か否か)を示す情報などが考えられる。なお、太陽電池発電の要件に応じて、これ以外の情報を監視対象としてもよい。
図7は、発電制御装置40によるシンプルPCS50の制御動作を例示するシーケンス図である。ここでは、シンプルPCS50は常時電源を有しておらず、不揮発性メモリを備えていないものとする。発電制御装置40は、シンプルPCS50のかかる性能を考慮し、制御率を確認した後、上位監視装置20から要求された制御率をシンプルPCS50に送信する(ステップS31、S32)。シンプルPCS50は、制御情報の設定に成功したか否かを示すアンサーバックを発電制御装置40に送信する(ステップS33)。また、太陽電池の発電量の急激な変動を考慮しつつ、その後の制御を確実に行うために、発電制御装置40は、制御率の巡回確認を行い、制御率が正しいかどうか常時監視する(ステップS34〜S37)。なお、発電制御装置40は、制御期間を経過した場合、シンプルPCS50に設定された制御率を解除する。
図8は、発電制御装置40によるシンプルPCS50の状態監視動作を例示するシーケンス図である。シンプルPCS50が常時電源を備えていないことを考慮し、発電制御装置40はシンプルPCS50に対する状態監視をきめ細かく(例えば、インテリジェントPCS60に対する状態監視よりも高い頻度で)実施する(ステップS41〜S47)。また、発電制御装置40は、きめ細かい状態監視に基づいて収集した情報を、必要に応じてメモリ43に蓄積する(ステップS48)。なお、シンプルPCS50は太陽電池が発電しない夜間には動作しないため、発電制御装置40は夜間における状態監視動作を停止する(ステップS49)。
図9は、発電制御装置40によるインテリジェントPCS60の制御動作を例示するシーケンス図である。インテリジェントPCS60は、常時電源起動であり、かつ、メモリ機能を有している。そこで、発電制御装置40は、シンプルPCS50の場合(図7)とは異なり、上位監視装置20から受信したカレンダ制御情報をそのままインテリジェントPCS60へ送付する(ステップS51、S52)。また、リアルタイム制御についても、発電制御装置40はメモリ43に蓄積した後、インテリジェントPCS60へ送付する(ステップS51、S52)。さらに、発電制御装置40は、上位監視装置20から送信されたカレンダ制御情報が更新されるまで、インテリジェントPCSが当該カレンダ制御情報を保持しているかどうかを定期的に確認する(ステップS54〜S57)。なお、発電制御装置40は、カレンダ制御情報のバージョンなどに基づいて、カレンダ制御情報の妥当性(有効期限を過ぎていないかどうか等)を確認する。
図10は、発電制御装置40によるインテリジェントPCS60の状態監視動作を例示するシーケンス図である。発電制御装置40は、インテリジェントPCS60から出力される発電量の状態や、PCSの動作状態(故障の有無など)などを確認する(ステップS61〜S67)。ただし、インテリジェントPCS60は、シンプルPCS50とは異なり常時電源起動であるため、昼夜を問わず電源起動がなされた状態となっている。そこで、発電制御装置40は、シンプルPCS50に対する状態監視動作(図8)とは異なり、夜間においても状態監視を行う(ステップS69)。ただし、夜間においては、太陽電池は発電しないため、発電制御装置40は発電に付随しない情報のみを監視するようにしてもよい。
図11は、発電制御装置40によるインテリジェントPCS60の時刻同期制御を例示するシーケンス図である。発電制御装置40は、インテリジェントPCS60において、カレンダ制御のみならず、発電量の変動が激しい太陽電池のリアルタイム制御を行うために、上位監視装置20とインテリジェントPCS60との間で時刻同期を行う。一方、シンプルPCS50は常時電源起動でなく、不揮発性メモリや計時機能を有していないことから、発電制御装置40はシンプルPCS50の計時機能を代替する。インテリジェントPCS60に関しては、カレンダ制御に従って日時に応じた制御を行うために、上位監視装置20と発電制御装置40とインテリジェントPCS60の間で時刻の同期をとる必要がある。しかしながら、インテリジェントPCS60は、通常、インターネット回線などに接続されておらず、上位監視装置20との間で直接時刻同期を行うことができない。そこで、発電制御装置40は、上位監視装置20とインテリジェントPCS60の間における時刻同期を実現する。
図11を参照すると、発電制御装置40は、インテリジェントPCS60に対して現在時刻を問い合わせる(ステップS71〜S78)。発電制御装置40は、問い合わせた時刻に基づいて、例えば、ユーザが予め決めた誤差範囲であるか否かを判別し、許容誤差を逸脱した場合、時刻同期電文をインテリジェントPCS60に対して実行する(ステップS79)。インテリジェントPCS60は、時刻同期電文を受信した後、時刻同期が成功したか否かを発電制御装置40に通知する。以降、発電制御装置40は、例えば、一定間隔で、インテリジェントPCS60における時刻の同期を確認する。例えば、一定間隔として、使用されるシステムなどを考慮した時間間隔を用いることができる。
なお、発電制御装置40は、インターネットなどのネットワーク回線を通じてNTP(Network Time Protocol)サーバへアクセスすることにより自身の時刻同期を行う。発電制御装置40は、一例として、自身の時刻のずれが所定の許容値以上となった場合、時刻同期を行うようにしてもよい。
本実施形態の発電制御システムによると、シンプルPCSおよびインテリジェントPCSのそれぞれの特性を考慮した監視・制御を行う発電制御装置を導入することで、太陽電池の発電量抑制制御やリアルタイムでの監視制御を、上位管理者が使用する上位監視装置の側から一括して行うことが可能となる。かかる発電制御システムによると、電力系統の運営サイドによる太陽電池の監視制御が実現され、電力系統の安定化を図ることができる。また、本実施形態によると、電力会社は発電量などの状態監視が可能となり、発電設備の効率的な稼働、予備力の確保など、電力系統の運営に必要な措置を取ることが可能となる。
<変形例>
上記実施形態では、一例として、発電制御装置が、1台のシンプルPCSと1台のインテリジェントPCSを監視・制御する場合について説明したが、本発明はかかる場合に限定されない。すなわち、本発明は、発電制御装置により監視・制御される各性能のPCSが発電制御装置に対して1:1に接続される場合に限定されない。例えば、監視制御装置により複数台のシンプルPCSおよび/または複数台のインテリジェントPCSを一括して監視することも可能である。本発明に係る電力制御装置によると、所定のエリア内の複数のPCSを監視・制御することで、電力系統をエリア別に管理することが容易となる。
また、上記実施形態では、互い性能の異なる2種類のPCSを監視・制御する場合について説明したが、PCSの種類は2種類に限定されず、より多くの種類のPCSが混在していてもよい。また、上記実施形態では、シンプルPCSは常時電源、不揮発性メモリおよび計時手段を有さず、一方、インテリジェントPCSはこれらの手段を有する場合について説明した。ただし、シンプルPCSとインテリジェントPCSの性能の相違は、かかる場合に限定されない。例えば、シンプルPCSが常時電源および不揮発性メモリを有さず、計時手段を有する場合には、上記実施形態におけるシンプルPCSに対する監視・制御を次のように変更してもよい。すなわち、電力制御装置は、所定の期間の経過後に制御率の設定を解除する通知をシンプルPCSに送出する代わりに、出力を抑制する時間帯の情報を含む制御情報をシンプルPCSに送信することで、制御率の設定解除の動作をシンプルPCS自身に行わせるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、一例として、再生可能エネルギーとして太陽光発電について説明したが、本発明の適用対象はこれに限定されない。すなわち、本発明に係る発電制御システムは、他の再生可能エネルギー(例えば、風力発電)などにも適用することができる。
さらに、本発明に係る発電制御システムは、電力会社などの系統運営会社や、同様の電力系統を保有する事業者などにおいて適用することができる。太陽電池が急激に導入された場合、離島などの小規模電力系統などでは発電容量の限界を超えることも考えられる。したがって、本発明に係る発電制御システムは、このような小規模系統などにおいても広く活用することができる。
なお、本発明において、下記の形態が可能である。
[形態1]
上記第1の態様に係る発電制御装置のとおりである。
[形態2]
前記生成手段は、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに送信してから所定の期間が経過すると、前記第1の制御情報に基づく電力の抑制を解除する解除情報を前記通信手段を用いて前記第1のPCSに送信する、
形態1に記載の発電制御装置。
[形態3]
前記生成手段は、前記第1のPCSが前記第1の制御情報を保持しているか否かを判定し、保持していない場合、前記第1の制御情報を前記通信手段を用いて前記第1のPCSに再送する、
形態1または2に記載の発電制御装置。
[形態4]
前記生成手段は、前記第1のPCSが前記第1の制御情報に基づいて出力する電力を前記第1のPCSから取得する動作を、前記第2のPCSが前記第2の制御情報に基づいて出力する電力を前記第2のPCSから取得する動作よりも頻繁に行う、
形態1ないし3のいずれか一に記載の発電制御装置。
[形態5]
前記第2のPCSは、時刻を計時する計時手段を有し、該計時手段によって計時した時刻と前記第2の制御情報を用いて電力の出力を抑制する、
形態1ないし4のいずれか一に記載の発電制御装置。
[形態6]
前記生成手段は、前記計時手段によって計時された時刻が所定の誤差以上である場合、前記計時手段により計時される時刻を前記発電制御装置により計時される時刻に同期させる、
形態5に記載の発電制御装置。
[形態7]
上記第2の態様に係る発電制御システムのとおりである。
[形態8]
前記第1のPCSは、前記第1のPCSが管理する発電設備が発電する電力に基づいて稼働し、
前記第2のPCSは、外部から供給される電力によって稼働する、
形態7に記載の発電制御システム。
[形態9]
前記第1のPCSは、前記太陽電池による電力の供給が遮断された場合、蓄積した記憶内容が失われる揮発性の記憶手段を有し、
前記記憶手段は、前記発電制御装置から受信した前記第1の制御情報、および、前記第1のPCSが前記第1の制御情報に基づいて出力する電力を蓄積する、
形態8に記載の発電制御システム。
[形態10]
前記第2のPCSは、時刻を計時する計時手段を有し、該計時手段によって計時した時刻と前記第2の制御情報を用いて電力の出力を抑制する、
形態7ないし9のいずれか一に記載の発電制御システム。
[形態11]
上記第3の態様に係る発電制御方法のとおりである。
[形態12]
前記発電制御装置が、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに送信してから所定の期間が経過すると、前記第1の制御情報に基づく電力の抑制を解除する解除情報を前記第1のPCSに送信するステップを含む、
形態11に記載の発電制御方法。
[形態13]
前記発電制御装置が、前記第1のPCSが前記第1の制御情報を保持しているか否かを判定するステップと、
保持していない場合、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに再送するステップと、を含む、
形態11または12に記載の発電制御方法。
[形態14]
前記発電制御装置は、前記第1のPCSが前記第1の制御情報に基づいて出力する電力を前記第1のPCSから取得する動作を、前記第2のPCSが前記第2の制御情報に基づいて出力する電力を前記第2のPCSから取得する動作よりも頻繁に行う、
形態11ないし13のいずれか一に記載の発電制御方法。
[形態15]
前記第2のPCSは、時刻を計時する計時手段を有し、該計時手段によって計時した時刻と前記第2の制御情報を用いて電力の出力を抑制する、
形態11ないし14のいずれか一に記載の発電制御方法。
[形態16]
前記発電制御装置が、前記計時手段によって計時された時刻が所定の誤差以上である場合、前記計時手段により計時される時刻を前記発電制御装置により計時される時刻に同期させるステップを含む、
形態15に記載の発電制御方法。
[形態17]
上記第4の態様に係るプログラムのとおりである。
[形態18]
前記第1の制御情報を前記第1のPCSに送信してから所定の期間が経過すると、前記第1の制御情報に基づく電力の抑制を解除する解除情報を前記第1のPCSに送信する処理を、前記コンピュータに実行させる、
形態17に記載のプログラム。
[形態19]
前記発電制御装置が、前記第1のPCSが前記第1の制御情報を保持しているか否かを判定する処理と、
保持していない場合、前記第1の制御情報を前記第1のPCSに再送する処理と、を前記コンピュータに実行させる、
形態17または18に記載のプログラム。
[形態20]
前記第1のPCSが前記第1の制御情報に基づいて出力する電力を前記第1のPCSから取得する動作を、前記第2のPCSが前記第2の制御情報に基づいて出力する電力を前記第2のPCSから取得する動作よりも頻繁に前記コンピュータに実行させる、
形態17ないし19のいずれか一に記載のプログラム。
[形態21]
前記第2のPCSは、時刻を計時する計時手段を有し、該計時手段によって計時した時刻と前記第2の制御情報を用いて電力の出力を抑制する、
形態17ないし20のいずれか一に記載のプログラム。
[形態22]
前記計時手段によって計時された時刻が所定の誤差以上である場合、前記計時手段により計時される時刻を前記コンピュータにより計時される時刻に同期させる処理を、前記コンピュータに実行させる、
形態21に記載のプログラム。
なお、本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、40 発電制御装置
12 生成手段
14 通信手段
20、120 上位監視装置
30、130 通信インタフェース
41 上位通信部
42 制御部
43 メモリ
45 通信データ処理部
46 シンプルPCS通信部
47 インテリジェントPCS通信部
50、150 シンプルPCS
60、160 インテリジェントPCS

Claims (10)

  1. 第1のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成するとともに、前記第1のパワーコンディショナよりも性能が高い第2のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成する生成手段と、
    前記第1の制御情報を前記第1のパワーコンディショナに送信するとともに、前記第2の制御情報を前記第2のパワーコンディショナに送信する通信手段と、を備え、
    前記第1の制御情報は、前記第1のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する情報を含み、
    前記第2の制御情報は、前記第2のパワーコンディショナが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む、
    ことを特徴とする発電制御装置。
  2. 前記生成手段は、前記第1のパワーコンディショナが前記第1の制御情報を保持しているか否かを判定し、保持していない場合、前記第1の制御情報を前記通信手段を用いて前記第1のパワーコンディショナに再送する、
    請求項1に記載の発電制御装置。
  3. 前記第2のパワーコンディショナは、時刻を計時する計時手段を有し、該計時手段によって計時した時刻と前記第2の制御情報を用いて電力の出力を抑制する、
    請求項1または2に記載の発電制御装置。
  4. 前記生成手段は、前記計時手段によって計時された時刻が所定の誤差以上である場合、前記計時手段により計時される時刻を前記発電制御装置により計時される時刻に同期させる、
    請求項3に記載の発電制御装置。
  5. 前記第1のパワーコンディショナは、前記第1のパワーコンディショナが管理する発電設備が発電する電力に基づいて稼働し、
    前記第2のパワーコンディショナは、外部から供給される電力によって稼働する、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発電制御装置
  6. 前記第1のパワーコンディショナは、前記第1の制御情報を揮発性のメモリに記憶し、
    前記第2のパワーコンディショナは、前記第2の制御情報を不揮発性のメモリに記憶する、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発電制御装置。
  7. 前記生成手段は、前記第1の制御情報を前記第1のパワーコンディショナに送信してから所定の期間が経過すると、前記第1の制御情報に基づく電力の抑制を解除する解除情報を前記通信手段を用いて前記第1のパワーコンディショナに送信する、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発電制御装置。
  8. 前記生成手段は、前記第1のパワーコンディショナが前記第1の制御情報に基づいて出力する電力を前記第1のパワーコンディショナから取得する動作を、前記第2のパワーコンディショナが前記第2の制御情報に基づいて出力する電力を前記第2のパワーコンディショナから取得する動作よりも頻繁に行う、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の発電制御装置。
  9. 発電制御装置が、第1のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成するステップと、
    前記第1のパワーコンディショナよりも性能が高い第2のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成するステップと、
    前記第1の制御情報を前記第1のパワーコンディショナに送信するステップと、
    前記第2の制御情報を前記第2のパワーコンディショナに送信するステップと、を含み、
    前記第1の制御情報は、前記第1のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する情報を含み、
    前記第2の制御情報は、前記第2のパワーコンディショナが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む、
    ことを特徴とする発電制御方法。
  10. 第1のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する第1の制御情報を生成する処理と、
    前記第1のパワーコンディショナよりも性能が高い第2のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する第2の制御情報を生成する処理と、
    前記第1の制御情報を前記第1のパワーコンディショナに送信する処理と、
    前記第2の制御情報を前記第2のパワーコンディショナに送信する処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記第1の制御情報は、前記第1のパワーコンディショナが出力する電力を抑制する情報を含み、
    前記第2の制御情報は、前記第2のパワーコンディショナが出力する電力をリアルタイムに、または、所定の時間帯に抑制する情報を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
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