JP6816962B2 - 電力モニタ、表示制御方法および表示制御プログラム - Google Patents

電力モニタ、表示制御方法および表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電装置に備えられる電力モニタと、電力モニタの表示画面に対する表示制御方法とに関する。
太陽光発電および風力発電等は、自然エネルギを利用することによって二酸化炭素の排出量を抑制できる発電方式として注目されている。また、その発電電力を電力事業者が買い取る制度が実施されたことにより、特に、太陽光発電の一般家庭および産業用施設への普及が進んでいる。
しかしながら、自然エネルギを利用した発電は天候に依存するため、その発電量が需要に一致するとは限らない。例えば、強い日射が長く続く季節では、太陽光発電による発電電力が、複数の太陽光発電装置から電力系統へ一斉に逆潮流されることが起こり得る。そうなると、電力系統が不安定になることが懸念されている。
そこで、電力事業者は、電力系統が不安定になることを回避できるように、複数の太陽光発電装置のそれぞれについて、パワーコンディショナが生成する交流電力の出力(交流出力)の上限値を、日時とともに指定する出力制御を行おうとしている。その出力制御の結果として、太陽光発電装置から電力系統へ逆潮流できる電力を制限できる。なお、パワーコンディショナの交流出力の上限値を、日時とともに指定する情報を、出力制御スケジュールと呼んでいる。出力制御スケジュールは、太陽光発電装置ごとの予想発電量と、電力需要予測とに基づいて作成され、電力事業者が管理するサーバから通信網を介して太陽光発電装置に配信されたり、通信不可の太陽光発電装置には人手によって供給されたりする。太陽光発電装置は、出力制御スケジュールに従って、交流出力を制御する。
ところで、これから実施される出力制御の仕方は、太陽光発電装置の発電規模、太陽光発電装置の設営時期、および電力事業者等に応じて変わるとされている。このため、太陽光発電装置が、上記出力制御に対応する場合、出力制御の実施の仕方を決める各種条件を特定する多数の設定情報を、例えば太陽光発電装置の電力モニタに対して入力することが必要になる。
下掲の特許文献1には、データのグループ関係およびグループ間の階層関係を容易に理解することができ、データ入力作業における作業効率の向上と作業負担の軽減とを図ることのできるメニュー表示システムが開示されている。
特開平6−110638号公報(1994年4月22日公開)
しかしながら、特許文献1のメニュー表示システムでは、複数の条件が表示された入力画面において、操作者がその複数の条件からある条件を選択したことに応じて、入力すべきデータが異なるような入力作業を効率化することは考慮されていない。すなわち、複数の条件のそれぞれに応じた入力画面をどのように表示し、複数の条件のそれぞれに応じた入力すべきデータの入力欄をどのように表示すれば、入力画面の操作者が、簡単に、入力漏れまたは入力間違いを起こさずに入力作業を行えるかという知見を、特許文献1から得ることはできない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、条件に応じて入力すべき情報が多様に変わる入力作業を、操作者が効率よく行うことができる入力画面の表示制御技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電力モニタは、太陽光発電装置に備えられる電力モニタであって、上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力する入力画面を備え、上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた上記設定情報を入力するための入力欄を、上記表示画面に選択的に表示させることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示制御方法は、太陽光発電装置に備えられる電力モニタの表示画面に対する表示制御方法であって、上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力するための入力欄を、上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じて、上記表示画面に選択的に表示させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた設定情報の入力作業を、操作者は効率よく行うことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態における太陽光発電システムにおいて、電力モニタの機能的な構成を詳細に示すブロック図である。 上記太陽光発電システムの全体的な構成を示すブロック図である。 出力制御スケジュールを含む出力制御情報の一例を示す説明図である。 パワーコンディショナの交流出力の上限値の算出例を示す説明図である。 出力制御の実施の仕方を決める各種条件から、特定の条件を選択して、電力モニタに入力するための初期画面と、選択した条件に応じて、異なる画面が表示されることとを示す説明図である。 (a)は、出力制御の実施の仕方を決める各種条件に対応した太陽光発電装置の設置パターンとして、太陽光発電装置の新設の場合を示す説明図であり、(b)は、出力制御に関わる設定情報を設置パターンに応じて入力するための入力画面を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、太陽光発電モジュールの増設の場合を示す説明図であり、(b)は、その増設の設置パターンに対応した入力画面を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、新たなパワーコンディショナおよび太陽光発電モジュールのセットを増設する場合を示す説明図であり、(b)は、その増設の設置パターンに対応した入力画面を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、既設のパワーコンディショナに太陽光発電モジュールを増設し、かつ、新たなパワーコンディショナおよび太陽光発電モジュールのセットを増設する場合を示す説明図であり、(b)は、その増設の設置パターンに対応した入力画面を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、パワーコンディショナを交換して容量が増える場合を示す説明図であり、(b)は、その交換の設置パターンに対応した入力画面を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、パワーコンディショナを交換して容量が変わらない場合を示す説明図であり、(b)は、その交換の設置パターンに対応した入力画面を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、パワーコンディショナおよび太陽光発電モジュールのセットを新設する場合を示す説明図であり、(b)は、その新設の設置パターンに対応した入力画面の他の形態を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、太陽光発電モジュールの増設の場合を示す説明図であり、(b)は、その増設の設置パターンに対応した入力画面の他の形態を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、新たなパワーコンディショナおよび太陽光発電モジュールのセットを増設する場合を示す説明図であり、(b)は、その増設の設置パターンに対応した入力画面の他の形態を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、既設のパワーコンディショナに太陽光発電モジュールを増設し、かつ、新たなパワーコンディショナおよび太陽光発電モジュールのセットを増設する場合を示す説明図であり、(b)は、その増設の設置パターンに対応した入力画面の他の形態を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、パワーコンディショナを交換して容量が増える場合を示す説明図であり、(b)は、その交換の設置パターンに対応した入力画面の他の形態を示す説明図である。 (a)は、上記設置パターンとして、パワーコンディショナを交換して容量が変わらない場合を示す説明図であり、(b)は、その交換の設置パターンに対応した入力画面の他の形態を示す説明図である。 (a)(b)は、図5に示す例の他の例を示しており、特定の条件を選択して、電力モニタに入力するための初期画面と、選択した条件に応じて、異なる画面が表示されることとを示す説明図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(太陽光発電システムの構成の概要)
図2を参照して、本発明の一実施形態における太陽光発電システムの構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態における太陽光発電システムの全体的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、太陽光発電システム1は、太陽光発電装置10、モニタリングサーバ20、スケジュールサーバ30、インターネット40およびルータ50を備えている。
太陽光発電装置10は、一例として、電力モニタ11(制御装置)、パワーコンディショナ12およびソーラパネル13を備えている。なお、本実施形態では、太陽光発電装置10は、一般家庭用に設置されているとする。電力モニタ11は、画面11Aを備えており、太陽光発電装置10の動作を統括的に制御するコントローラの機能と、ユーザインタフェースの機能とを有している。ユーザインタフェースの機能としては、例えば、太陽光発電装置10に対する出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた設定情報(後述)を、太陽光発電装置10を保守管理するサービスマンが画面11Aにタッチして入力する機能を含んでいる。さらに、太陽光発電装置10の発電電力、売電量、買電量および消費電力などの現在状態を画面11Aに表示したり、消費電力の目標値をユーザが設定したり、消費電力の目標値に対する使用状況、あるいは、太陽光発電装置10に発生した異常をユーザにお知らせしたりする機能なども含まれている。
パワーコンディショナ12は、ソーラパネル13の発電電力が常に最大となるようにソーラパネル13の動作電圧を制御し、ソーラパネル13が発電した直流電力を交流電力に変換して、家庭負荷14および図示しない蓄電装置などに供給する。また、パワーコンディショナ12は、発電電力から、家庭負荷14および蓄電装置などに供給する負荷電力を差し引いて残る余剰電力を、電力系統60に逆潮流させる。
なお、太陽光発電装置10のユーザが、専用の携帯端末または汎用の携帯端末を用いて、電力モニタ11の上記ユーザインタフェースの機能を利用できるように、後述のルータ50を介して上記携帯端末を太陽光発電システム1に無線接続することもできる。
モニタリングサーバ20は、太陽光発電装置10の保守管理者が保有または管理するサーバである。モニタリングサーバ20は、太陽光発電装置10を含む多数の太陽光発電装置の発電状態に関するデータを、インターネット40およびルータ50を介して、各太陽光発電装置から一定時間ごとに受信し、各太陽光発電装置の状態を診断し、診断結果を各太陽光発電装置へ送信する。各太陽光発電装置の状態は、各太陽光発電装置の過去の状態、期待される状態、あるいは、各太陽光発電装置の近隣に設置された他の太陽光発電装置の状態と比較され、各太陽光発電装置が正常な状態に保たれているかどうかが診断される。上記保守管理者は、診断結果が異常の発生を示している場合に、発生した異常から考えられるエラー状態に対応するように、サービスマンを対象の太陽光発電装置の現場へ速やかに派遣することができる。
また、モニタリングサーバ20は、電力モニタ11から、発電電力、売電量、買電量および消費電力などの現在状態に関するデータ、消費電力の目標値などに関するデータを受信して、各太陽光発電装置に割り当てた識別情報(発電所ID)に対応して蓄積することもできる。この場合、太陽光発電装置10側で現在状態等に関するデータの蓄積を省略してもよい。さらに、モニタリングサーバ20は、電力モニタ11のソフトウェアにアップデートがあった場合に、電力モニタ11に対しアップデートを行うこともできる。
スケジュールサーバ30は、電力系統60に電力を供給する電力事業者または出力制御スケジュールの配信事業者が保有または管理するサーバである。出力制御スケジュールは、太陽光発電装置10、すなわちパワーコンディショナ12の交流出力の上限を、特定の日の特定の時間帯について、例えばパーセントで規定した情報である。作成された出力制御スケジュールは、インターネット40およびルータ50を介して、出力制御スケジュールの配信対象となる太陽光発電装置に配信される。なお、電力モニタ11が、発電所IDを使って、スケジュールサーバ30に対し、出力制御スケジュールを取りに行くことも可能である。出力制御スケジュールの具体例については後述する。
(出力制御スケジュール)
図3は、出力制御スケジュールを含む出力制御情報の一例を示す説明図である。出力制御情報には、発電所IDおよび出力制御パターンデータが含まれている。発電所IDは、太陽光発電装置10を含む多数の太陽光発電装置を識別できるように、各太陽光発電装置に割り振られた識別情報である。出力制御パターンデータは、特定の年月日の特定の時間帯における、太陽光発電装置の交流出力の上限をパーセントで示したデータであり、太陽光発電装置に応じて異なる出力制御パターンデータが用意される。
例えば、図3の(a)〜(c)は、発電所IDによって特定される1つ以上の太陽光発電装置に適用される出力制御パターンデータを示している。図3の(a)に示す出力制御パターンデータでは、○年○月○日において、終日、交流出力の上限が0%に指定されている。この出力制御パターンデータを含む出力制御スケジュールを受け取った太陽光発電装置は、○年○月○日において、終日、売電を行わず、発電電力を自家消費する制御を実行する。
図3の(b)に示す出力制御パターンデータでは、同日の12時〜15時の時間帯において、交流出力の上限が50%に指定されている。この出力制御パターンデータを含む出力制御スケジュールを受け取った太陽光発電装置は、同日の12時〜15時の時間帯において、パワーコンディショナの交流出力の上限を50%とする制御を実行する。この結果、同日の12時では、当日の予想ピーク電力の75%の発電が期待されるところ、75%−50%=25%の発電電力を売電できない予想になる。さらに、売電できない発電電力は、12時以降の時刻の経過とともに増大し、予想ピーク電力の50%の発電電力を売電できない状態を経て、さらなる時刻の経過とともに減少する予想になる。なお、12時〜15時の時間帯以外では、交流出力の上限が100%に指定されているので、電力系統への逆潮流は制限されない。すなわち、12時〜15時の時間帯以外で余剰電力が発生した場合には、余剰電力を売電することが可能である。
図3の(c)に示す出力制御パターンデータでは、終日、パワーコンディショナの交流出力を制限しないことが指定されている。したがって、この出力制御スケジュールを受け取った太陽光発電装置は、終日、余剰電力が発生した場合に余剰電力を売電する制御を実行することが可能である。
なお、出力制御パターンは以上の3通りに限らないことはいうまでもなく、例えば30分単位で、より多様なパターンの作成が可能である。また、出力制御スケジュールは、通信可能な太陽光発電装置の場合、スケジュールサーバ30から太陽光発電装置へ、出力制御を実施する前日または当日の朝に配信される。さらに、天候の急変に応じて、通知済みの出力制御スケジュールをキャンセルまたは更新することも可能である。
なお、スケジュールサーバ30と通信できない太陽光発電装置の場合、例えば400日を1サイクルとする長期的な出力制御スケジュールが作成され、太陽光発電装置の保守管理者が、太陽光発電装置の設置場所に赴いて、長期的な出力制御スケジュールを太陽光発電装置に設定してもよい。
上記の長期的な出力制御スケジュールのことを固定スケジュールと言い、短いスパンで更新される出力制御スケジュールのことを更新スケジュールと言うことがある。更新スケジュールは、固定スケジュールに比べて、出力制限が緩いので、更新スケジュールに従う出力制御の方が、ユーザ側に経済的メリットがある。
(出力制御に関わる設定情報の概要)
太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御は、太陽光発電装置ごとに実施される。そのため、太陽光発電装置10の交流出力の上限値は、太陽光発電装置10の最大発電電力と、パワーコンディショナ12の定格容量と、上記の出力制御スケジュールにおいて、例えば前述したようなパーセントで提示される出力制御量とに基づいて、太陽光発電装置10にて算出される。
太陽光発電装置10にて上記上限値が算出されるようにするためには、出力制御に関わる設定情報として、各種の情報を太陽光発電装置10が保有している必要がある。
(交流出力の上限値)
太陽光発電装置10の交流出力の上限値は、より具体的には、パワーコンディショナ12の交流出力の上限値である。この上限値を、太陽光発電装置10が、出力制御スケジュールで指定された日時について算出するためには、出力制御スケジュールで提示される上記出力制御量のほかに、2つのパラメータとして、パワーコンディショナ12の定格容量(kW)とソーラパネル13の容量(kW)とを指定する必要がある。
図4は、上記交流出力の上限値の算出例を示す説明図である。パワーコンディショナ12の定格容量をα、ソーラパネル13の容量をβとすると、図4に示すように、αおよびβは、サービスマンが電力モニタ11に入力すべき設定情報に含まれる。
αおよびβが決まると、交流出力の上限値Pmaxは、以下の式に従って、電力モニタ11によって算出される。なお、以下の式(1)において、Rは出力制御量(%)、δは換算係数である。換算係数δは以下の式(2)によって定義される。
Pmax=(R/100)×δ×α ・・・(1)
δ=(αおよびβの小さい方)/α ・・・(2)
式(1)、(2)より、上限値Pmaxは、以下の式(3)によって求められる。
Pmax=(R/100)×(αおよびβの小さい方)・・・(3)
上式(3)において、αおよびβの小さい方(Pとする)とは、すなわち太陽光発電装置10の最大発電電力であり、契約容量または設備認定容量とも呼ばれる。また、換算係数δは、パワーコンディショナの定格容量αに対する契約容量Pの比率であり、出力制御スケジュールで提示される契約容量ベースの出力制御量Rを、パワーコンディショナ12の定格容量αをベースにして求め直す係数としての意味を持つ。
例えば、パワーコンディショナ12の定格容量αが8kW、ソーラパネル13の容量βが6kWとし、取得した出力制御スケジュールにおいて、図3の(b)に示すように、12時〜15時の時間帯について出力制御量Rが50%に指定されているとし、制御率γ=R/100=0.5とする。この場合、上限値Pmaxは、上式(3)よりPmax=γ×P=0.5×6=3(kW)と求まる。
(太陽光発電システムの具体的な構成)
次に、図1を参照して、電力モニタ11の機能をより具体的に説明する。図1は、太陽光発電システム1において、電力モニタ11の機能的な構成を詳細に示すブロック図である。
(電力モニタの構成)
電力モニタ11は、メモリ15、コントローラ16、グラフィックユーザインタフェースとしてのGUI17、サーバ通信部18およびPCS通信部19を備えている。コントローラ16は、GUI制御部161、出力制御値計算部162、出力制御設定部163、および電力値電力量記録部164を備えている。
サーバ通信部18は、モニタリングサーバ20と通信し、太陽光発電装置10に関わる「電力に関する情報」を電力モニタ11からモニタリングサーバ20へ定期的に送信する。「電力に関する情報」とは、太陽光発電装置10の発電量、太陽光発電装置10の売電量および買電量、太陽光発電装置10のユーザの家庭全体の消費電力などを示す情報である。また、モニタリングサーバ20では、太陽光発電装置10の発電状態または上記ユーザによる電力消費の状態が診断され、診断結果が作成されるので、サーバ通信部18は、その診断結果をモニタリングサーバ20から定期的に受信する。また、電力モニタ11が太陽光発電装置10を制御するためのソフトウェアを、保守管理者等が更新した場合に、サーバ通信部18は、更新されたソフトウェアをモニタリングサーバ20から受信する。
また、サーバ通信部18は、前記スケジュールサーバ30と通信し、出力制御スケジュールを受信し、出力制御設定部163へ送る。出力制御設定部163は、受信した出力制御スケジュールを出力制御値計算部162へ送る。
出力制御値計算部162は、NTPサーバが配信し、サーバ通信部18を介して取得される時刻情報を参照しながら、取得した出力制御スケジュールを解釈し、出力制御の対象日における時刻の経過に応じて、パワーコンディショナ12が出力できる電力の上限値を求める。
図4に示した例の場合、出力制御値計算部162は、パワーコンディショナ12が、12時〜15時の時間帯に出力できる交流電力の上限値として例えば3kWを算出し、PCS通信部19を介してパワーコンディショナ12にその上限値を指示する。この結果、パワーコンディショナ12が12時〜15時の時間帯に出力する交流電力は、3kW以下に制限される。
また、出力制御値計算部162は、GUI制御部161へ、出力制御が12時〜15時の時間帯に実施中であるという情報と、算出した交流電力の上限値3kWとを伝えてもよい。これにより、GUI制御部161は、GUI17に、出力制御が12時〜15時の時間帯に実施中であるというメッセージを表示するとともに、交流電力の上限値が3kWに制限されているというメッセージとを表示することができる。
なお、午後1時にソーラパネル13が発電した電力値が5kWだとすると、この電力値は、パワーコンディショナ12から、PCS通信部19を介して、出力制御値計算部162に送られる。このときの自家消費電力が1.5kWだとすると、パワーコンディショナ12が出力できる電力の上限値は、上記の3kWなので、出力制御値計算部162は、3kW−1.5kW=1.5kWの余剰電力が生じることを算出する。この余剰電力は、電力系統60に逆潮流させ売電することができるので、出力制御値計算部162は、パワーコンディショナ12へ売電指示を送る。また、5kW−3kW=2kWについては、売電することができない代わりに蓄電することができるので、出力制御値計算部162は、パワーコンディショナ12へ蓄電指示を送る。また、自家消費電力が上限値を超えた場合には、自家消費電力までパワーコンディショナ12が電力を出力してよいことになっているので、出力制御値計算部162は、パワーコンディショナ12へ出力指示を送る。
出力制御値計算部162が把握したソーラパネル13の発電量(例えば5kW)、売電量(例えば1.5kW)、蓄電量(例えば2kW)および自家消費電力(例えば1.5kW)は、GUI制御部161を介してGUI17に表示することができる。
なお、電力値電力量記録部164は、発電電力、売電電力、買電電力、および家庭負荷14による消費電力などについて、現在時刻における各電力値を取得してメモリ15に記録したり、時間単位、日単位、月単位または年単位で積算した各電力量をメモリ15に記録したりする。
(設定情報の具体例)
以下に、出力制御に関わる設定情報の具体例を説明する。図5は、出力制御の実施の仕方を決める各種条件から、特定の条件を選択して、電力モニタ11に入力するための初期画面(第1入力画面)と、選択した条件に応じて、異なる画面が表示されることとを示す説明図である。図6〜図11の各(a)は、出力制御の実施の仕方を決める各種条件に対応した太陽光発電装置の設置パターンを示す説明図であり、各(b)は、出力制御に関わる設定情報を設置パターンに応じて入力するための入力画面(第2入力画面)とを示す説明図である。
太陽光発電装置10に対する出力制御の仕方は、出力制御が適用される基準日(例えば、2015年4月1日)以降において、パワーコンディショナ12およびソーラパネル13が新設されたか、または増設されたか、あるいはパワーコンディショナ12が交換されたかなどによって変わる。言い換えると、出力制御の仕方は、基準日以降における、太陽光発電装置10の設置工事の内容によって大きく枝分かれする。
そこで、図5に示すように、電力モニタ11は、各種条件の一例として、設置工事の内容としての新設、増設、パワコン交換のいずれかを前記サービスマンが選択するための入力ボタンと、新設、増設またはパワコン交換を行った後の上記設備認定容量が所定の閾値以上か未満かを特定するための入力欄とを、初期画面11a(第1入力画面)として画面11Aに表示する。設備認定容量に関する所定の閾値とは、出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた太陽光発電装置10の設定を、閾値未満に対応した設定とするか、閾値以上に対応した設定とするかを決めるための閾値であり、例えば10kWである。一例として、太陽光発電装置10において新設、増設または交換が行われた結果、後述するように、既設分の設備認定容量に対して増加した設備認定容量を出力制御の対象とするやり方は、全体の設備認定容量が10kW未満に収まっているケースに適用される。一方、全体の設備認定容量が10kW以上になるケースでは、既設分の設備認定容量を考慮せず、全体の設備認定容量を出力制御の対象とするやり方が適用される。
そこで、設備認定容量に関する上記入力欄では、10kW未満または10kW以上のいずれかの容量範囲を選択できるようになっている。この入力欄でサービスマンが容量範囲を特定しなければ、新設、増設、パワコン交換の入力ボタンにタッチしても、初期画面11aの表示は、他の入力画面の表示に切り換わらない。
サービスマンが、容量範囲を特定して新設の入力ボタンにタッチしてから決定ボタンを押すと、図6の(a)(b)に示すように、新設という条件に応じた入力画面11b(画面I:第2入力画面)に表示が遷移する。入力画面11bには、新設に対応した設定情報の入力欄110が表示される。
このように、新設、増設、パワコン交換は、「設置工事の内容」という種類に分類される各種条件を特定する設定情報である。初期画面11aに対して、容量範囲および「設置工事の内容」に関する入力が完了しない場合には、他の種類の設定情報を入力するための入力画面11bに表示が切り換わらないようになっている。
同様に、サービスマンが増設またはパワコン交換の入力ボタンにタッチして決定ボタンを押すと、例えば図7の(a)(b)および図10の(a)(b)に示すように、増設またはパワコン交換という条件に応じた入力画面11cまたは11f(画面II−1または画面III−1:第2入力画面)に表示が遷移する。入力画面11cには、増設に対応した複数の設定情報の入力欄110が表示される。また、入力画面11fには、パワコン交換に対応した複数の設定情報の入力欄110が表示される。
なお、図5は、例えば画面11Aのサイズが7インチの場合を示しているが、3.5インチの画面11Bの例を図18に示す。画面11Bの場合、図18の(a)に示すように、設備認定容量の入力画面において、「10kW未満」の表示部または「10kW以上」の表示部のどちらかにサービスマンがタッチして決定ボタンを押すと、設置工事の種類を選択する入力画面(図18の(b))に表示が切り換わるようになっている。
(設置工事の第1のパターン)
より具体的には、設置工事の第1のパターンとして、図6の(a)に示すように、発電容量(以下、モジュール容量と呼ぶ)が5.0kWのソーラパネル13と定格容量が5.5kWのパワーコンディショナ12とを、上記基準日以降に新設したケースを考える。この場合、図6の(b)に示すように、入力画面11b(画面I)では、モジュール容量について、今回新設したソーラパネル13の容量(今回設備認定時の容量)としての5.0を設定情報として入力するための入力欄110が、入力可能状態に表示されている。一方、この入力画面11b(画面I)では、今回新設したソーラパネル13の容量以外の設定情報に関する入力欄111が全て、例えばグレイアウトされ、入力不可状態に表示されている。
さらに、入力画面11b(画面I)では、今回新設したパワーコンディショナ12の定格容量(今回設備認定時の容量)としての5.5が、設定情報として入力欄111に自動入力され、かつ、その入力欄111は、例えばグレイアウトされ、入力不可状態に表示されている。これは、今回新設したパワーコンディショナの定格容量(パワコン容量)は、電力モニタ11(特に出力制御設定部163)が、例えばRS485通信によってパワーコンディショナ12から自動取得できるので、手入力を不要にするためである。
また、出力制御対象の有無に関する入力欄111についても、太陽光発電装置10の新設が、制御対象有りの意味になるため、今回出力制御対象の入力欄111を入力不可状態(入力不要状態)に表示し、前回出力制御対象の入力欄111も入力の意味が無いので入力不可状態に表示している。
この入力欄110,111における入力可能状態と入力不可状態とを選択的に切り換える制御は、出力制御設定部163およびGUI制御部161が連携して行う。すなわち、出力制御設定部163が、新設、増設、パワコン交換の種別情報をGUI17およびGUI制御部161を介して受け取った場合に、メモリ15に保存されている入力画面の基本表示データに含まれている複数の項目の表示状態を指定する。より具体的には、出力制御設定部163は、基本表示データに含まれている複数の項目のうち、どの項目を入力可能状態の入力欄110と対応付け、どの項目を入力不可状態の入力欄111と対応付けるかを種別情報に基づいて指定し、GUI制御部161に指示する。GUI制御部161は、出力制御設定部163の指示に基づいて、入力画面の表示データを作成し、入力欄110,111を表示した入力画面を画面11Aに表示する。
このように、各種条件から選択された条件に応じて、各入力欄110または111を、入力可能状態および入力不可状態のいずれかに選択的に切り換えている。これにより、サービスマンは、入力すべき入力欄110と、入力すべきではない、または入力が不要な入力欄111とを一目瞭然に把握することができる。この結果、設定情報の入力作業の効率が向上する。また、入力間違いを抑制できるので、入力作業の確実性も向上する。
入力画面11b(画面I)を介して入力された設定情報は、コントローラ16(特に出力制御設定部163)によって、メモリ15に書き込まれ保存される。
なお、入力画面11b(画面I)は、太陽光発電装置10に3台のパワーコンディショナを搭載でき、各パワーコンディショナに接続されたソーラパネル13の容量を入力できる例を示している。設置工事の他のパターンについては、下記のその他の設定情報について説明した後で説明する。
(その他の設定情報の表示切換)
上記入力画面11b(画面I)に表示された設定情報以外に、多様な設定情報の入力がさらに必要である。そこで、入力画面11b(画面I)の下部に表示された決定ボタンにサービスマンがタッチすると、上記コントローラ16(特に出力制御設定部163)が、入力欄110に数値が入力されているか否かを判断する。複数の入力欄110が表示されている場合には、全ての入力欄110に対する入力の完了をコントローラ16(特に出力制御設定部163)が判断すると、決定ボタンのタッチを有効にする。これにより、画面11Aの表示は、入力画面11bから、図示しないが、その他の設定情報を入力するための入力画面へ切り換わる。
このように、設定情報が複数種類の設定情報に分類されていて、設定情報の種類ごとに、上記入力欄110,111を有する入力画面が切り換わって、画面11Aに表示される。したがって、入力すべき設定情報の種類によって、入力画面が切り換わるので、入力者に対し、わかりやすい入力画面を提示することができる。また、ある種類の設定情報に対応した入力画面に対し、上記ある種類の設定情報の入力が完了していない場合には、他の種類の設定情報に対応した入力画面に、表示が切り換わらないように構成されている。したがって、必要な設定情報の入力漏れを防止することができ、過不足のない入力を担保することができる。
(その他の設定情報の具体例)
その他の設定情報としては、例えば以下の(a)〜(g)を挙げることができる。
(a)通信設定:電力モニタ11がスケジュールサーバ30と通信して出力制御スケジュールを取得するか否か。通信設定が不可の場合には、手動で出力制御スケジュールを電力モニタ11に書き込むか否か。
(b)発電所ID:既に説明済みだが、発電所IDの設定を間違うと、太陽光発電装置10が正しい出力制御スケジュールを取得できず、不適切な出力制御が実施されることにつながるので、発電所IDは特に重要な設定情報の1つである。
(c)スケジュールサーバURL:出力制御スケジュールを配信するサーバ(例えば、スケジュールサーバ30)のURL(Uniform Resource Locator)。電力事業の自由化に伴い、複数の電力事業者が出力制御を行い、そのためのスケジュールサーバーが設置されると考えられる。その複数のスケジュールサーバーのそれぞれにURLが割り当てられる。スケジュールサーバURLの設定を間違うと、太陽光発電装置10に送信されるべき正しい出力制御スケジュールを、太陽光発電装置10は受け取ることができなくなる。そうすると適正な出力制御が行われない結果、電力事業者と、太陽光発電装置10のユーザとの双方が、不利益を受けるおそれがある。電力事業者が受ける不利益には、電力系統60において発生する不具合も含まれる。このため、スケジュールサーバURLも特に重要な設定情報の1つである。
(d)NTPサーバURL:太陽光発電システム1内の時刻合わせのために標準時刻情報を配信するNTP(Network Time Protocol)サーバのURL。スケジュールサーバがどのNTPサーバと連携するかを、スケジュールサーバによって変えることが考えられる。
(e)出力変化時間:出力制御の実施規定には、出力制御の変化時間が規定されている。そのねらいは、パワーコンディショナが出力制御を行う際に、出力を緩やかに上げたり下げたりすることによって、出力の急変を避けることにある。例えば、5分〜10分の変化時間をかけて、1分刻みで出力を調整するといったルールが規定されている。
(f)設備認定容量(契約容量):太陽光発電装置10の発電容量として、電力事業者に登録された発電容量(kW)。設備認定容量の大きさによって、下記(g)の買い取り制度の内容と売電単価とが変わる。
(g)余剰/全量制御:余剰買い取り制度の適用を受けるか、全量買い取り制度の適用を受けるかの区別。どちらの制度の適用を受けるかにより、売電単価(円/kW)が変わる。
余剰買い取り制度は、最大発電電力が例えば10kw未満の太陽光発電装置を対象としている。余剰買い取り制度では、発電電力から自家消費する電力を差し引いて残る余剰電力が生じた場合に、余剰電力を売電することを保証している。
全量買い取り制度は、最大発電電力が例えば10kw以上の太陽光発電装置を対象としている。全量買い取り制度では、自家消費する電力を電力事業者から買う一方、発電電力を全て売電することを保証している。
(設置工事の第2のパターン)
次に、設置工事の第2のパターンとして、図7の(a)に示すように、モジュール容量が2.0kWのソーラパネルを、上記基準日以降に増設したケースを考える。この場合、図7の(b)に示すように、画面11Aに表示された入力画面11c(画面II−1)では、前回設備認定時のモジュール容量としての4.0を設定情報として入力するための入力欄110と、今回設備認定時のモジュール容量としての6.0を設定情報として入力するための入力欄110が、入力可能状態に表示されている。また、前回設備認定時のパワコン容量としての5.5を設定情報として入力するための入力欄110と、前回出力制御対象について「対象外」を設定情報として入力するための入力欄110と、今回出力制御対象について「対象」を設定情報として入力するための入力欄110とが、入力可能状態に表示されている。さらに、今回設備認定時のパワコン容量としての5.5が自動入力された入力欄111は、入力不可状態に表示されている。
前回設備認定時のパワコン容量としての5.5を設定情報として入力するのは、今回設備認定時のパワコン容量が前回設備認定時のパワコン容量と同じであり、ソーラパネルのみの増設であって、初期画面11aで入力した増設の情報と矛盾がないことをコントローラ16(特に出力制御設定部163)が判断するためである。
なお、前述したように、設備認定容量(契約容量)Pは、パワーコンディショナの定格容量(パワコン容量)αと、ソーラパネルの容量(モジュール容量)βとの小さい方になるため、パワコン増設前は、モジュール容量βの4.0kWが契約容量となる。これに対し、パワコン増設後は、モジュール容量が6.0kWになるがパワコン容量αの5.5kWが契約容量となる。
また、出力制御の対象になるのは、契約容量の増加分である1.5kWである。コントローラ16(特に出力制御値計算部162)は、交流出力の上限値Pmaxを以下のように算出する。例えば、出力制御量Rが50%の場合、出力制御値計算部162は、契約容量の増加分1.5kWを算出し、求めた1.5kWに出力制御量Rの比率(制御率γ)を乗算した値を、既設分の4.0kWに加算する。すなわち、交流出力の上限値Pmaxは、4+1.5×0.5=4.75kWとなる。
(設置工事の第3のパターン)
次に、設置工事の第3のパターンとして、図8の(a)に示すように、既設のパワーコンディショナ12(5.5kW)およびソーラパネル13(6.0kW)のセットに対して、パワーコンディショナ(2.5kW)およびソーラパネル(3.0kW)の新たなセットを増設したケースを考える。このケースの設備認定容量(契約容量)は、既設のパワコン容量5.5kWから、増設後のパワコン容量の合計である8.0kWに変わる。
図8の(b)に示すように、画面11Aに表示された入力画面11d(画面II−2)は、既設のパワコンに対応したパワコン1における、前回設備認定時のモジュール容量の数値を除いて、前記入力画面11c(画面II−1)と同じである。また、増設のパワコンに対応したパワコン2について、パワコン1と同様に、複数の入力欄110が入力可能状態に表示されている一方、それ以外の入力欄111が入力不可状態に表示されている。
なお、パワコン2について、前回設備認定時のパワコン容量およびモジュール容量はどちらも0が入力され、前回出力制御対象については「対象」が入力される。また、第3のパターンの上限値Pmaxは、第2のパターンと同様に、契約容量の既設分と増加分とに基づいて算出される。
(設置工事の第4のパターン)
次に、設置工事の第4のパターンとして、図9の(a)に示すように、既設のソーラパネル13(4.0kW)に接続された既設のパワーコンディショナ12(4.5kW)に対してソーラパネル(2.0kW)を増設し、かつ、パワーコンディショナ(4.5kW)およびソーラパネル(3.0kW)の新たなセットを増設したケースを考える。このケースの設備認定容量(契約容量)は、既設のモジュール容量4.0kWから、7.5kWに変わる。
この増設後の設備認定容量の求め方は、次の通りである。設備認定容量は、パワーコンディショナごとに求め、パワーコンディショナごとに求めた設備認定容量の合計値が、増設後の設備認定容量になる。図9の(a)に示すケースでは、既設のパワーコンディショナ(4.5kW)に対して、ソーラパネルが増設された結果、モジュール容量の合計は6.0kWである。図4を参照して説明したように、パワコン容量とモジュール容量との小さい方が設備認定容量になるので、既設のパワーコンディショナ(4.5kW)に関する設備認定容量は、4.5kWである。一方、増設のパワーコンディショナ(4.5kW)については、増設されたモジュール容量の方がパワコン容量より小さいため、その3.0kWが設備認定容量になる。したがって、全体の設備認定容量は、4.5kWと3.0kWとを合計した7.5kWになる。
図9の(b)に示すように、入力画面11e(画面II−3)は、既設のパワコンに対応したパワコン1に関して、前回設備認定時のパワコン容量と、今回設備認定時のパワコン容量の各数値を除いて、前記入力画面11c(画面II−1)と同じである。また、入力画面11e(画面II−3)は、増設のパワコンに対応したパワコン2に関して、今回設備認定時のパワコン容量の入力欄111に自動入力された数値を除いて、前記入力画面11d(画面II−2)と同じである。また、第4のパターンの上限値Pmaxは、第2、第3のパターンと同様に、契約容量の既設分と増加分とに基づいて算出される。
(設置工事の第5のパターン)
次に、設置工事の第5のパターンとして、図10の(a)に示すように、既設のパワコンA(3.4kW)を、新しいパワコンB(4.0kW)に交換し、パワコン容量が増えたケースを考える。このケースの設備認定容量(契約容量)は、既設のパワコン容量3.4kWから、新しいパワコン容量4.0kWに変わる。
図10の(b)に示すように、画面11Aに表示された入力画面11f(画面III−1)では、入力欄110,111の表示状態に関して、前回設備認定時のモジュール容量の入力欄111が入力不可状態に表示されている点を除いて、入力画面11c(画面II−1)の入力欄110,111の表示状態と同じである。また、第5のパターンの上限値Pmaxは、次のようにして算出される。出力制御の対象になるのは、設備認定容量の増加分である0.6kWである。例えば、出力制御量Rが50%の場合、増加分の0.6kWに出力制御量Rの比率(制御率γ)を乗算した値を、既設分の3.4kWに加算する。すなわち、交流出力の上限値Pmaxは、3.4+0.6×0.5=3.7kWとなる。
(設置工事の第6のパターン)
次に、設置工事の第6のパターンとして、図11の(a)に示すように、既設のパワコンA(5.5kW)を、定格容量は同じ新しいパワコンB(5.5kW)に交換したケースを考える。このケースの設備認定容量(契約容量)は、5.5kWのままで変わらないので、図11の(b)に入力画面11g(画面III−2)を示すように、出力制御対象の入力欄には、前回および今回のどちらも同じく「対象外」が入力される。今回の入力欄が「対象外」になるのは、設備認定容量が増加していないので、出力制御の対象になる容量は無いからである。
なお、設置工事の各種パターンとして、ソーラパネルを新設または増設するケースを例示したが、これに限らない。例えば、既設のソーラパネルを新しいソーラパネルに交換することによって、設備認定容量が増加した場合には、原則として設備認定容量がそのまま出力制御の対象となる。
〔実施形態2〕
以下に、実施形態2として、太陽光発電装置の設置パターンに応じた設定情報の入力画面の他の形態を説明する。
図12〜17に示すように、上述した設置工事の第1〜第6のパターンにおいて、入力画面11b〜11gは、入力画面11h〜11k、11m、11n、11p、11qのように変えてもよい。
例えば、図12の(a)に示す設置工事の前記第1のパターンでは、図12の(b)に示すように、画面11Bに入力画面11h(画面I−M1)を表示させてもよい。入力画面11h(画面I−M1)では、第1のパターンに対応する出力制御に必要な設定情報のみが表示され、第1のパターンに無関係な設定情報は表示されないようになっている。さらに、入力画面11h(画面I−M1)では、入力が必要な設定情報の入力欄110が入力可能状態に表示され、手入力が不要で自動入力される設定情報の入力欄111が入力不可状態に表示される。したがって、今回のパワコン容量(5.5kW)および今回出力制御対象(有)が自動入力によって表示され、今回のモジュール容量(5.5kW)を入力するための入力欄110が入力可能状態に表示される。
図13の(a)に示す設置工事の前記第2のパターンに対応した入力画面11i(画面II−M1)についても入力画面11h(画面I−M1)と同様であり、設定情報および入力欄の表示は必要最小限になっている。また、どの設定情報の入力欄110が表示可能状態に表示され、どの設定情報の入力欄111が表示不可状態に表示されるかについても、入力画面11c(画面II−1)について説明したとおりである。
図14の(a)に示す設置工事の前記第3のパターンでは、図14の(b)に示すように、既設のパワコンに対応づけた入力画面11j(画面II−M2)と、増設のパワコンに対応づけた入力画面11k(画面II−M3)とを別にしている。入力画面11j(画面II−M2)と入力画面11k(画面II−M3)とを、1つの画面11B内に横並びに表示してもよい。あるいは、入力画面11j(画面II−M2)に必要な入力を完了した後、入力画面11j(画面II−M2)の下部に表示された決定ボタンに入力者がタッチして、入力画面11k(画面II−M3)に表示が切り換わるようにしてもよい。後者の表示方式の方が、前述したように、入力漏れの防止効果を高めることができる。
図15の(a)〜図17の(a)に示す設置工事の前記第4〜第6のパターンに対応して図15の(b)〜図17の(b)に示す入力画面11m(画面II−M4)、入力画面11n(画面II−M5)、入力画面11p(画面III−M1)および入力画面11q(画面III−M2)についても、既に説明したとおりである。
〔ソフトウェアによる実現例〕
電力モニタ11のコントローラ16に含まれたGUI制御部161、出力制御値計算部162、出力制御設定部163、および電力値電力量記録部164は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電力モニタ11は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。
上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電力モニタは、太陽光発電装置(10)に備えられる電力モニタ(11)であって、上記太陽光発電装置(10)の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力する画面(11A、11B)を備え、上記太陽光発電装置(10)に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた上記設定情報を入力するための入力欄(110または111)を、上記画面(11A、11B)に選択的に表示させることを特徴とする。
上記の構成において、電力系統と連系する太陽光発電装置に対して、上記出力制御は一律に実施されるのではなく、例えば、太陽光発電装置を構成するパワーコンディショナおよび/または太陽光発電モジュールの新設、増設および交換のいずれに該当するかなどの条件によって、出力制御の仕方は大きく枝分かれする。また、上記出力制御の仕方は、より細かい各種条件、例えば、太陽光発電装置の契約容量、パワーコンディショナの容量、太陽光発電モジュールの容量、および出力制御の対象有無などによっても細かく枝分かれする。
これらの条件を具体的に特定する設定情報は、項目が多岐にわたり、電力モニタの操作者に誤入力を発生させ易くしたり、操作者が画面に正しく入力し終えるまでの負担を増大させたりする。設定情報の誤入力は、誤った出力制御を招くことになるので、本来売電できるにもかかわらず売電できなくなるというケースでは、太陽光発電装置のユーザに損失を与えることになる。また、操作者の入力にかかる負担が、作業効率の低下を招き、系統の電力事業者、または太陽光発電装置の保守管理事業者にとってコスト増につながるおそれもある。
上記の構成によれば、上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める条件に応じた上記設定情報を入力するための入力欄を、上記画面に選択的に表示させるので、電力モニタの操作者は、電力モニタに条件を与えてやりさえすれば、与えた条件に対応した入力欄が選択され、画面に表示される。したがって、表示された入力欄に必要な設定情報を確実に入力することができるので、入力ミスが防止される。また、入力の作業効率が向上するので、太陽光発電装置の保守管理にかかるコストを抑えることができる。
本発明の態様2に係る電力モニタでは、上記態様1において、上記画面(11A)に、上記設定情報を入力するための複数の入力欄(110,111)が表示されており、上記各種条件から選択された条件に応じて、各入力欄(110,111)の表示を、入力可能状態および入力不可状態のいずれかに選択的に切り換える。
上記の構成によれば、設定情報を入力するために画面に表示された複数の入力欄が、上記各種条件から選択された条件に応じて、入力可能状態および入力不可状態のいずれかに切り換わって表示される。したがって、電力モニタの操作者は、選択された条件に対して、同じ画面を見ながら、複数の入力欄のうちのどの入力欄に設定情報を入力すればよいかを一目瞭然に把握することができる。これにより、条件ごとに別々の入力画面を用意し、選択された条件に対して入力画面を切り換えて表示する制御、または操作が不要になる。
本発明の態様3に係る電力モニタでは、上記態様1において、上記各種条件から選択する条件を入力するための第1入力画面(初期画面11a)と、上記第1入力画面に対して上記条件を入力したことに応じて、入力した条件に対応した上記設定情報を入力するための入力欄(110)を選択的に表示した第2入力画面(入力画面11b〜11gなど)と、を、上記画面(11A)に表示させる。
上記の構成によれば、上記出力制御の実施の仕方を大きく決める条件を選択して入力する第1画面が先ず表示されるので、電力モニタの操作者にとって、入力の手順がよりわかりやすくなる。
本発明の態様4に係る電力モニタでは、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記設定情報は、複数種類の設定情報に分類されており、設定情報の種類ごとに、上記入力欄を有する入力画面が切り換わって、上記画面(11A、11B)に表示されるように構成されており、ある種類の設定情報に対応した入力画面(例えば、初期画面11a)に対し上記ある種類の設定情報の入力が完了していない場合には、他の種類の設定情報に対応した入力画面(例えば、入力画面11b〜11gなど)に、表示が切り換わらないように構成されている。
上記の構成によれば、入力すべき設定情報の種類によって、入力画面が切り換わるので、電力モニタの操作者に対し、わかりやすい入力画面を提示することができる。その上、ある種類の設定情報(1)に対応した入力画面(I)に対し、設定情報(1)の入力が完了しなければ、他の種類の設定情報(2)に対応した入力画面(II)に、表示が切り換わらないようになっているので、入力画面(I)に対する入力漏れを防止することができる。
本発明の態様5に係る電力モニタでは、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記各種条件は、上記太陽光発電装置(10)を構成するパワーコンディショナ(12)および/または太陽光発電モジュール(ソーラパネル13)の新設、増設および交換のいずれに該当するかである。
上記の構成によれば、パワーコンディショナおよび/または太陽光発電モジュールの新設、増設および交換の各条件に対応する設定情報は、互いに異なるので、電力モニタは、各種条件に応じて異なる入力欄を画面に適切に表示することができる。
本発明の態様6に係る電力モニタでは、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記設定情報のうち、電力モニタ(11)が上記太陽光発電装置(10)から自動取得できる設定情報、または上記各種条件に対する入力が不要または禁止される設定情報の入力欄(111)については、入力不可状態を表示する。
上記の構成によれば、電力モニタの操作者が入力する必要が無い、あるいは入力してはいけない設定情報の入力欄が、入力不可状態で表示される。したがって、操作者の誤入力を防止する効果を高めることができる。
本発明の態様7に係る表示制御方法は、太陽光発電装置(10)に備えられる電力モニタ(11)の画面(11A)に対する表示制御方法であって、上記太陽光発電装置(10)の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力するための入力欄(110,111)を、上記太陽光発電装置(10)に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じて、上記画面(11A)に選択的に表示させることを特徴とする。
上記の方法によれば、電力モニタの操作者は、表示された入力欄に必要な設定情報を確実に入力することができるので、入力ミスが防止される。また、入力の作業効率が向上するので、太陽光発電装置の保守管理にかかるコストを抑えることができる。
なお、本発明の電力モニタを以下のように構成してもよい。すなわち、上記各態様として記載した電力モニタ(11)のいずれかにおいて、上記入力欄(110または111)を含む複数の入力欄が表示される上記画面(11A)の初期表示データ(基本表示データ)を格納したメモリ(15)と、上記初期表示データにおける上記複数の入力欄の各々に対応するデータを、上記各種条件から選択された条件に応じて、入力可能状態および入力不可状態のいずれかに選択的に書き換える表示制御部(出力制御設定部163およびGUI制御部161)と、を備えたことを特徴とする電力モニタ。
また、上記態様7に係る表示制御方法をコンピュータに実行させるための表示制御プログラム、およびその表示制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体も本発明の範疇に含めることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 太陽光発電システム
10 太陽光発電装置
11 電力モニタ
11A、11B 画面
11a 初期画面(第1入力画面)
11b〜11g 入力画面(第2入力画面)
11h、11i、11j、11k、11m、11n、11p、11q 入力画面(第2入力画面)
12 パワーコンディショナ
13 ソーラパネル(太陽光発電モジュール)
110、111 入力欄

Claims (14)

  1. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタであって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力する画面を備え、
    上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた、上記出力制御を実施前に入力が必要な上記太陽光発電装置に関わる上記設定情報を入力するための入力欄を、上記画面に選択的に表示させること
    を特徴とする電力モニタ。
  2. 上記画面に、上記設定情報を入力するための複数の入力欄が表示されており、上記各種条件から選択された条件に応じて、各入力欄の表示を、入力可能状態および入力不可状態のいずれかに選択的に切り換えること
    を特徴とする請求項1に記載の電力モニタ。
  3. 上記各種条件から選択する条件を入力するための第1入力画面と、
    上記第1入力画面に対して上記条件を入力したことに応じて、入力した条件に対応した上記設定情報を入力するための入力欄を選択的に表示した第2入力画面と、
    を、上記画面に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の電力モニタ。
  4. 上記設定情報は、複数種類の設定情報に分類されており、設定情報の種類ごとに、上記入力欄を有する入力画面が切り換わって、上記画面に表示されるように構成されており、
    ある種類の設定情報に対応した入力画面に対し上記ある種類の設定情報の入力が完了していない場合には、他の種類の設定情報に対応した入力画面に、表示が切り換わらないように構成されていること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電力モニタ。
  5. 上記各種条件は、上記太陽光発電装置を構成するパワーコンディショナおよび/または太陽光発電モジュールの新設、増設および交換のいずれに該当するかであること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電力モニタ。
  6. 上記設定情報のうち、電力モニタが上記太陽光発電装置から自動取得できる設定情報、または上記各種条件に対する入力が不要または禁止される設定情報の入力欄については、入力不可状態を表示すること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電力モニタ。
  7. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタの画面に対する表示制御方法であって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報であって、上記出力制御の実施前に入力が必要な上記太陽光発電装置に関わる上記設定情報を入力するための入力欄を、上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じて、上記画面に選択的に表示させること
    を特徴とする表示制御方法。
  8. 請求項7に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるための表示制御プログラム。
  9. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタであって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力する画面を備え、
    上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた上記設定情報を入力するための入力欄を、上記画面に選択的に表示させ、
    上記各種条件から選択する条件を入力するための第1入力画面と、
    上記第1入力画面に対して上記条件を入力したことに応じて、入力した条件に対応した上記設定情報を入力するための入力欄を選択的に表示した第2入力画面と、
    を、上記画面に表示させること
    を特徴とする電力モニタ。
  10. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタであって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力する画面を備え、
    上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた上記設定情報を入力するための入力欄を、上記画面に選択的に表示させ、
    上記設定情報は、複数種類の設定情報に分類されており、設定情報の種類ごとに、上記入力欄を有する入力画面が切り換わって、上記画面に表示されるように構成されており、
    ある種類の設定情報に対応した入力画面に対し上記ある種類の設定情報の入力が完了していない場合には、他の種類の設定情報に対応した入力画面に、表示が切り換わらないように構成されていること
    を特徴とする電力モニタ。
  11. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタであって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力する画面を備え、
    上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じた上記設定情報を入力するための入力欄を、上記画面に選択的に表示させ、
    上記各種条件は、上記太陽光発電装置を構成するパワーコンディショナおよび/または太陽光発電モジュールの新設、増設および交換のいずれに該当するかであること
    を特徴とする電力モニタ。
  12. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタの画面に対する表示制御方法であって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力するための入力欄を、上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じて、上記画面に選択的に表示させ、
    上記各種条件から選択する条件を入力するための第1入力画面と、
    上記第1入力画面に対して上記条件を入力したことに応じて、入力した条件に対応した上記設定情報を入力するための入力欄を選択的に表示した第2入力画面と、
    を、上記画面に表示させること
    を特徴とする表示制御方法。
  13. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタの画面に対する表示制御方法であって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力するための入力欄を、上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じて、上記画面に選択的に表示させ、
    上記設定情報は、複数種類の設定情報に分類されており、設定情報の種類ごとに、上記入力欄を有する入力画面が切り換わって、上記画面に表示されるように構成されており、
    ある種類の設定情報に対応した入力画面に対し上記ある種類の設定情報の入力が完了していない場合には、他の種類の設定情報に対応した入力画面に、表示が切り換わらないように構成されていること
    を特徴とする表示制御方法。
  14. 太陽光発電装置に備えられる電力モニタの画面に対する表示制御方法であって、
    上記太陽光発電装置の交流出力を制限する出力制御に関わる設定情報を入力するための入力欄を、上記太陽光発電装置に対する上記出力制御の実施の仕方を決める各種条件に応じて、上記画面に選択的に表示させ、
    上記各種条件は、上記太陽光発電装置を構成するパワーコンディショナおよび/または太陽光発電モジュールの新設、増設および交換のいずれに該当するかであること
    を特徴とする表示制御方法。
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