WO2017119281A1

WO2017119281A1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Info

Publication number: WO2017119281A1
Application number: PCT/JP2016/087947
Authority: WO
Inventors: 祐輔森; 慎太郎中野; 理石井; 英男長谷川
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2016-01-06
Filing date: 2016-12-20
Publication date: 2017-07-13

Abstract

情報処理装置は、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する導入情報取得手段と、機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する設定手段と、を備える。

Description

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

　本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、需要家の電気料金を設定する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。

　近年、家庭内で消費されている機器ごとの消費電力量や、電力関連機器の利用のされ方、機器の劣化特性など、ＨＥＭＳ（Home Energy Management System）等により収集したデータを活用したサービスが検討されている。

　ＨＥＭＳ、蓄電池システム、およびＶ２Ｈ（Vehicle to Home）システム等の導入を検討している顧客に対し、各システムの導入した場合に建物において使用されるエネルギの使用料金を試算する試算装置の一例が特許文献１に記載されている。特許文献１では、ＨＥＭＳで節電アドバイスを需要家に通知することで、節電アドバイスにより電力使用量が減り、電気料金が安くできる。

　特許文献２には、電気事業者計算機と需要家計算機との間で電気料金を契約、精算するための電気料金支援システムが記載されている。特許文献３には、電気料金の情報に基づいて、建物に供給される電力の制御を行う装置が記載されている。
　特許文献４には、端末装置を用いて電気機器を遠隔操作する制御システムが記載されている。このシステムでは、インターネット経由の通信のデータ量を抑えつつ、電気機器の状態の変化を検出できる。

国際公開第２０１４／１５５５７５号特開２００８－５２４４３号公報特開２０１３－２３６５１７号公報特開２０１５－１７９９５２号公報

　ＨＥＭＳ等により収集されたデータを活用したサービスを提供するためには、データをより多く、より広範囲から、より速く収集できることが望ましい。そのためには、データ収集を行うＨＥＭＳの普及率を上げることが必要となる。
　ＨＥＭＳを導入するメリットとしては、電力の見える化や機器の自動制御が上げられるが、需要家にとっては、ＨＥＭＳを導入することの煩わしさや費用のデメリットの方が強調されてしまい、ＨＥＭＳ等の機器の普及が進まないという問題点があった。

　本発明の目的は、上述した課題である需要家の電力使用情報を送信する機器の導入を促進する情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。

　本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。

　第一の側面は、情報処理装置に関する。
　第一の側面に係る情報処理装置は、
　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する導入情報取得手段と、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する設定手段と、
を有する。

　第二の側面は、少なくとも１つのコンピュータにより実行される情報処理方法に関する。
　第二の側面に係る情報処理方法は、
　情報処理装置が、
　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得し、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する、ことを含む。

　なお、本発明の他の側面としては、上記第二の側面の方法を少なくとも１つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
　このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置上で、その情報処理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。

　なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。

　また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。

　また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。

　さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。

　上記各側面によれば、需要家の電力使用情報を送信する機器の導入を促進する情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することができる。

　上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。

本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。本発明の実施の形態に係る情報処理装置を含む情報システムのシステム構成を概念的に示す図である。本実施形態の需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器の構成例を説明するための図である。本実施形態の需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器の構成例を説明するための図である。本実施形態の情報システムの各処理装置をそれぞれ実現するコンピュータの構成の一例を示す図である。本実施形態のユーザ情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。本実施形態の情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態の情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態の料金情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。本発明の実施の形態に係る情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本発明の実施の形態に係る情報処理装置の論理的な構成を部分的に示す機能ブロック図である。本実施形態の料金情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。本実施形態の情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態の需要家の情報を表示するマイページ画面の一例を示す図である。本発明の実施の形態に係る情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。

　以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。

（第１の実施の形態）
　本発明の第１の実施の形態に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムについて、以下説明する。
　図１は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置１００の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する導入情報取得部１０２と、機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する設定部１０４と、を備える。

　図２は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置１００を含む情報システムのシステム構成を概念的に示す図である。
　なお、各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
　本実施形態の情報処理システムは、スマートメータ（図中、「ＳＭ」と示す）１０と、電力会社サーバ２０と、ＰＰＳサーバ３０と、通信機器４０と、ウェブサーバ６０と、クラウドサーバ７０と、を含む。

　本実施形態の情報システムにおいて、ＰＰＳ（Power Producer and Supplier：特定規模電気事業者）は、一般電気事業者（電力会社）の送電ネットワークを介して需要家に電力を供給する。電力会社サーバ２０（たとえば、ＭＤＭＳ：Meter Data Management System）は、需要家宅に設けられたスマートメータ１０からネットワーク３を介して検針データ（電力消費量等の情報）を収集し、データベース２２に蓄積する。

　ＰＰＳサーバ３０は、ＰＰＳのサーバであり、本実施形態では、需要家の電気料金の精算処理を行う機能を有し、情報処理装置１００はＰＰＳサーバ３０に含まれる。
　電気料金の精算処理に使用する検針データは、電力会社がスマートメータ１０から収集したものを、ＰＰＳサーバ３０が電力会社サーバ２０から取得してもよいし、需要家のスマートメータ１０から通信機器４０を介して収集したものを、ＰＰＳサーバ３０が通信機器４０から取得してもよい。

　また、本実施形態では、ＰＰＳサーバ３０が需要家の電気料金の精算処理および請求を行う構成とするが、これに限定されない。電力会社のサーバが需要家の電気料金の精算処理または請求を行う構成も排除されない。この場合、ＰＰＳサーバ３０（情報処理装置１００）が設定した需要家の電気料金の情報（精算処理前の割引料金の情報、または、精算処理後の請求金額の情報）を、電力会社のサーバに送信し、電力会社のサーバで精算処理または請求を行ってよい。

　本実施形態では、情報処理装置１００は、ＰＰＳサーバ３０に含まれるものとするが、これに限定されない。他の形態では、情報処理装置１００はＰＰＳサーバ３０とは別のコンピュータにより構成されてもよい。ＰＰＳサーバ３０は、電力会社サーバ２０から需要家の検針データを図示されないネットワークを介して受信してもよい。

　クラウドサーバ７０は、通信機器４０からネットワーク５を介して需要家の情報を収集し、ＰＰＳサーバ３０またはウェブサーバ６０に提供する。また、ウェブサーバ６０は、所定のウェブページに需要家の情報を公開する。需要家は、ユーザ端末等を用いて、ネットワーク５を介してウェブサーバ６０の所定のウェブページにアクセスし、情報を閲覧することができる。

　需要家宅のスマートメータ１０は、ＨＥＭＳ（Home Energy Management System）等の通信機器４０に接続されてもよい。スマートメータ１０は、通信機器４０に検針データ等の情報を送信する。

　通信機器４０は、さらに、需要家宅の電力計測装置５０、太陽光発電（ＰＶ：PhotoVoltaics）システム５２（図中、ＰＶと示す）、家電機器（負荷装置ともに呼ぶ）５４、蓄電池５６、および電気自動車（ＥＶ：Electric Vehicle、ＰＨＶ：Plug-in Hybrid Vehicle）５８（図中、ＥＶと示す）等のうち少なくとも１つの機器と接続される。

　通信機器４０は、少なくともスマートメータ１０と通信していればよく、電力計測装置５０、太陽光発電５２、家電機器５４、蓄電池５６などとは電気的に接続や通信していなくてもよい。
　あるいは、通信機器４０は、少なくとも電力計測装置５０、太陽光発電５２、家電機器５４、蓄電池５６などとは電気的に接続や通信していればよく、スマートメータ１０は通信していなくてもよい。
　つまり通信機器４０は、少なくとも電力使用情報の一部を取得し、クラウドサーバ７０やウェブサーバ６０に送信することができればよい。

　本実施形態では、太陽光発電装置（ＰＶ５２）、蓄電池５６、燃料電池（不図示）、電気自動車（ＥＶ５８）、プラグインハイブリッド自動車（不図示）、給湯器（不図示）、エアコン、および、照明機器等は、ECHONET Lite（登録商標）認証機器とする。

　需要家宅の電力計測装置５０、ＰＶ５２等の各機器は、通信機器４０に各種機器情報を送信する。
　通信機器４０が、上述した「需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器」に相当する。

　電力使用情報とは、需要家宅の総電力消費量（電流または電圧の時系列データ）、需要家宅の電力計測装置５０、ＰＶ５２等の機器別の電力消費量（電流または電圧の時系列データ）等、需要家宅の電力計測装置５０、ＰＶ５２等の各機器の情報（種類、名称、運転状態、動作モード、部屋などの情報）を含む。

　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器（通信機器４０）は、スマートメータ１０とは異なる機器であり、ＨＥＭＳ、Ｂルート通信機器、電力計測装置（ＣＴ（Current Transformer：変流器）クランプ）５０、およびスマートタップの少なくともいずれか一つを含む。

　電力計測装置５０は、ＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６、およびＥＶ５８等の機器に電気的に接続される。電力計測装置５０は、住宅用分電盤（不図示）に含まれてもよい。また、電力計測装置（分電盤）５０には、たとえば、ＣＴクランプが接続される。ＣＴクランプにより、分電盤に接続される複数機器全体の総消費電流の電流波形や分岐毎（部屋毎）の消費電流の電流波形が取得される。電力計測装置５０は、計測された各機器の消費電力量に関する情報を無線通信で通信機器４０に送信する機能を有してもよい。通信機器４０と電力計測装置５０は、それぞれの機能が備わった１つの装置（たとえば、ＨＥＭＳ）であってもよい。

　電力計測装置５０（ＣＴクランプ）等により計測された総消費電流（または電圧）の時系列データを、機器分離技術を用いて周波数分析して、機器を特定し、各機器の消費電力情報を取得し、特定機器の利用状況を検出することができる。機器分離技術を用いて、電力消費に関し計測された時系列データから特徴量を抽出し、機器固有の特徴量と比較することで、少なくとも１つの特定機器を特定できる。たとえば、エアコン、テレビ等の機器の種類だけでなく、機器の型番まで特定することができる。

　また、スマートタップは、各家電機器５４の消費電力量を計測し、無線通信で送信する機能を有する。本実施形態では、後述するように、スマートタップにより計測された各家電機器５４の消費電力量は、電力使用情報として、需要家宅内のゲートウェイ等の通信機器４０に無線通信で送信され、さらに、ゲートウェイである通信機器４０からクラウドサーバ７０等に送信される。ここで、スマートタップと家電機器５４との紐付けは、需要家によりクラウドサーバ７０に予め登録されているものとする。

　本実施形態では、通信機器４０は、スマートメータ１０から受信した検針データ等の情報と需要家宅の電力計測装置５０、ＰＶ５２等の各機器から受信した機器情報をクラウドサーバ７０に転送する。クラウドサーバ７０は、通信機器４０から受信した検針データと機器情報をデータベース７２に蓄積する。さらに、クラウドサーバ７０は、通信機器４０から受信した検針データと機器情報をＰＰＳサーバ３０に転送する。ＰＰＳサーバ３０は、通信機器４０から受信した機器情報をデータベース３２に蓄積する。

　クラウドサーバ７０は、ＰＰＳまたはサービスプロバイダ等のサーバ装置であってよい。ここでは、クラウドサーバ７０はＰＰＳサーバ３０と異なるサーバとしているが、ＰＰＳサーバ３０にクラウドサーバ７０が含まれていてもよい。
　ＰＰＳサーバ３０とクラウドサーバ７０間は、ネットワーク５を介して通信できてよい。　

　スマートメータ１０は、電力量計（不図示）を含み、無線通信機能を有する通信装置である。たとえば、スマートメータ１０は、電力会社から需要家に供給される。電力量計は、電力会社またはＰＰＳから供給される電力の消費量を計測する。電力量計により計測された検針データは、スマートメータ１０から電力会社サーバ２０に、ネットワーク３を介して定期的（たとえば、３０分間隔）に送信される。あるいは、上述したように、検針データは、スマートメータ１０から通信機器４０が取得してＰＰＳサーバ３０に送信されてもよい。

　検針データは、限定されないが、たとえば、消費電力瞬時値、所定期間（たとえば、３０分間）の消費電力積算値の少なくともいずれか一方、ならびに、各値が測定（または算出）された時刻を示す時刻情報を含む。

　スマートメータ１０が電力会社サーバ２０に検針データを送信する通信経路は、「Ａルート」と呼ばれる。スマートメータ１０と電力会社サーバ２０間のＡルートの通信方法は、特に限定されないが、たとえば、９２０ＭＨｚ帯を使用する特定小電力無線方式、または、３Ｇ（3rd Generation）やＬＴＥ（Long Term Evolution）等の携帯電話通信方式を利用できる。

　本明細書において、「取得」とは、自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータまたは情報を取りに行くこと（能動的な取得）、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、自装置に他の装置から出力されるデータまたは情報を入力すること（受動的な取得）、たとえば、配信（または、送信、プッシュ通知等）されるデータまたは情報を受信すること等、の少なくともいずれか一方を含む。また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、または、配信されたデータまたは情報を選択して受信することも含む。

　通信機器４０は、複数の通信方式に対応した複数のインタフェース部４１を有する。
　通信機器４０は、スマートメータ１０とＢルート認証による無線通信を行う第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１と、電力計測装置５０等の機器とECHONET Lite認証による無線通信を行う第２インタフェース部Ｉ／Ｆ２と、クラウドサーバ７０またはＰＰＳサーバ３０（情報処理装置１００）にネットワーク５（インターネット）を経由して接続する第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３と、を有する。

　第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１は、たとえば、９２０ＭＨｚ帯を使用する特定小電力無線方式、たとえば、Ｗｉ－ＳＵＮ等の通信規格に基づく通信方式、または、Ｚｉｇｂｅｅ（登録商標）等のＩＥＥＥ８０２．１５．４上で動作する無線通信規格の通信方式を利用できる。本実施形態では、第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１は、Ｗｉ－ＳＵＮ規格に準拠した無線通信を行う機能を有する。

　Ｂルート認証は、正式には、ＳＭＡ（Smart Meter Application）仕様適合性認証（以下、ＳＭＡ認証と呼ぶ）と呼ばれ、電力会社から通知される認証情報を用いる。
　本実施形態では、スマートメータ１０は、Ａルートで電力会社サーバ２０に検針データを定期的に送信するとともに、Ｂルート認証された機器（図２では通信機器４０）に所謂「Ｂルート」経由で検針データを送信する。

　第２インタフェース部Ｉ／Ｆ２は、たとえば、９２０ＭＨｚ帯を使用する特定小電力無線方式、たとえば、Ｗｉ－ＳＵＮ等の通信規格に基づく通信方式、または、Ｚｉｇｂｅｅ（登録商標）等のＩＥＥＥ８０２．１５．４上で動作する無線通信規格の通信方式を利用できる。本実施形態では、第２インタフェース部Ｉ／Ｆ２は、Ｗｉ－ＳＵＮ規格に準拠した無線通信を行う機能を有する。

　本実施形態では、通信機器４０と電力計測装置５０等の各機器は、ECHONET Lite通信規格に従って通信するものとする。通信機器４０と電力計測装置５０等の各機器各は、予めECHONET Lite認証手続きを行い、認証された場合に、通信が確立する。ECHONET Lite認証は、機器毎の認証情報を用いる。

　第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３は、たとえば、無線ＬＡＮ（Local Area Network）（所謂Ｗｉ－Ｆｉ）、Ｗｉ－Ｆｉ、ＷｉＭＡＸ（Worldwide Interoperability for Microwave Access）、３Ｇ、またはＬＴＥ等の無線通信方式を使用できる。本実施形態では、無線ＬＡＮ通信を行う機能を有する。

　図示されていないが、通信機器４０は、ネットワーク５に接続する際、ゲートウェイ（ＧＷ：GateWay）またはルータ（不図示）を介して接続してよい。または、通信機器４０がＧＷまたはルータを含んでもよいし、通信機器４０がＧＷまたはルータに含まれてもよい。
　本実施形態では、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３は、無線ＬＡＮ通信をＧＷ（不図示）と行い、ＧＷを介してインターネット（ネットワーク５）に接続する機能を有する。

　通信機器４０は、第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１により、スマートメータ１０とＢルート認証手続きを行い、スマートメータ１０とＷｉ－ＳＵＮ規格に準拠した無線通信が行える状態となっている。
　通信機器４０は、第２インタフェース部Ｉ／Ｆ２により、電力計測装置５０および各機器とECHONET Lite認証手続きを行い、電力計測装置５０および各機器とＷｉ－ＳＵＮ規格に準拠した無線通信または有線通信が行える状態となっている。

　さらに、通信機器４０は、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３により、所定の暗号化処理等によりセキュリティを確保した上で、無線ＬＡＮ通信をＧＷ（不図示）と行う。ＧＷからインターネットへのアクセスにおいて、通信機器４０により所定の認証手続きおよび暗号化処理等を行うことで、セキュリティは確保されているものとする。さらに、通信機器４０は、必要に応じてクラウドサーバ７０にユーザアカウント情報を用いてログインし、クラウドサーバ７０と通信できる状態となる。

　上述したように、通信機器４０はスマートメータ１０と無線通信するとともに、さらに、クラウドサーバ７０とインターネット等のネットワーク５を介して接続される。通信機器４０とネットワーク５間の通信は、一般的なインターネット等への接続手続きにより確立することができる。また、通信機器４０とクラウドサーバ７０間は、予め登録されたユーザアカウント情報（たとえば、ユーザＩＤとパスワード等）を用いて認証手続きを行い、認証された場合に通信機器４０はクラウドサーバ７０のシステムにログインすることができる。

　また、通信機器４０の操作端末４２を用いて、ウェブサーバ６０にアクセスし、たとえば、需要家の電力使用に関する情報が閲覧できる所定のウェブページを需要家は閲覧できてもよい。

　操作端末４２は、たとえば、タブレット端末等のコンピュータによって実現される。操作端末４２は、需要家の電力使用情報等を表示する表示部（不図示）と、需要家の操作を受け付ける操作部（不図示）を有する。表示部は、液晶ディスプレイ、ＬＥＤ（Light Emitting Diode）表示器、有機ＥＬ（ElectroLuminescence）ディスプレイ等を含む。操作部は、タッチパネルと、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル等を含む。本実施形態では、操作端末４２は、液晶ディスプレイと操作部が一体となったタッチパネルを有するものとする。

　需要家の電力使用情報は、通信機器４０からクラウドサーバ７０またはＰＰＳサーバ３０に送信され、クラウドサーバ７０のデータベース７２またはＰＰＳサーバ３０のデータベース３２に蓄積される。これらの需要家毎の情報を元に、グラフやリスト等の各種画面が生成され、需要家毎のマイページ等の専用のウェブサイトに閲覧可能にウェブサーバ６０にアップロードされる。

　ウェブサーバ６０は、需要家が、電力使用情報が閲覧できる所定のマイページを公開する。需要家がマイページを閲覧するためには、予めユーザ登録手続きを行い、操作端末４２またはユーザ端末を用いてブラウザまたは所定のアプリケーションを起動し、ウェブサイトにログインする。ログイン後にマイページを閲覧することができる。

　需要家の電力使用情報は、ウェブサーバ６０にアクセスして需要家が閲覧する以外に、通信機器４０が電力使用情報を蓄積し、所定のアプリケーションによりグラフやリスト等の各種画面を生成し、たとえば、操作端末４２の表示部に表示させて需要家に閲覧させてもよい。

　操作端末４２と通信機器４０間の通信方式は、特に限定されず、無線ＬＡＮ通信（Ｗｉ－Ｆｉ）、ブルートゥース（登録商標）等の無線通信を利用できる。
　また、需要家のユーザ端末、たとえば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等を用いて、通信機器４０を経由してネットワーク５に接続し、ウェブサーバ６０にアクセスしてもよい。あるいは、ユーザ端末から通信機器４０を経由せずに携帯電話通信網（不図示）に接続し、ネットワーク５上のウェブサーバ６０にアクセスしてもよい。

　図３および図４は、本実施形態の需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器の構成例を説明するための図である。
　図３（ａ）は、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器がＨＥＭＳである場合の構成例を示す。図３（ｂ）は、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器がＢルート通信機器である場合の構成列を示す。図４（ａ）は、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器がスマートタップである場合の構成列を示す。図４（ｂ）は、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が電力計測装置（所定クランプ）５０である場合の構成列を示す。

　図３（ａ）、図３（ｂ）、図４（ａ）、図４（ｂ）の構成は、それぞれ矛盾のない範囲で複数を組み合わせてもよい。

　図３（ａ）のＨＥＭＳ４６は、上述した第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１、第２インタフェース部Ｉ／Ｆ２、および第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を有する。
　ＨＥＭＳ４６は、第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１を用いて、スマートメータ１０から電力使用情報として検針データを定期的（たとえば、１秒毎）にＢルート認証による無線通信により受信する。さらに、ＨＥＭＳ４６は、第２インタフェース部Ｉ／Ｆ２を用いて、ECHONET Lite認証対応機器である、ＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６、およびＥＶ５８から電力使用情報として機器情報（消費電力量や動作モード等）を、ECHONET Lite認証による無線通信により宅内ＬＡＮ７を介して取得する。また、ＨＥＭＳ４６は、電力計測装置５０から電力使用情報を取得してもよい。

　ＨＥＭＳ４６は、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を用いて、ＧＷ４４を介してネットワーク（インターネット）５にアクセスし、収集した電力使用情報をクラウドサーバ７０に送信する。
　また、ＨＥＭＳ４６は、第４インタフェース部Ｉ／Ｆ４を用いて、操作端末４２と無線通信し、スマートメータ１０や各機器から取得した情報を操作端末４２のディスプレイに表示してもよい。

　ここでのクラウドサーバ７０に送信する電力使用情報としては、具体的には、スマートメータ１０からＢルートにより受信した検針データである需要家宅の総電力消費量や、ECHONET Lite認証による無線通信により受信したＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６などの機器情報（機器ごとの消費電力量や動作モード）を示す。

　図３（ｂ）のＢルート機器４８は、第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１と第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を有する。
　Ｂルート機器４８は、第１インタフェース部Ｉ／Ｆ１を用いて、スマートメータ１０から電力使用情報として検針データを定期的（たとえば、１秒毎）にＢルート認証による無線通信により受信する。Ｂルート機器４８は、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を用いて、ＧＷ４４を介してネットワーク（インターネット）５にアクセスし、収集した電力使用情報をクラウドサーバ７０に送信する。

　この例では、ＨＥＭＳ４６が導入されておらず、ＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６、およびＥＶ５８は分電盤５１に接続されているだけとする。他の形態において、さらにＨＥＭＳ４６を含んでもよい。その場合には、分電盤５１に電力計測装置５０を接続し、電力計測装置５０がＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６、およびＥＶ５８の消費電力量を計測する。ＨＥＭＳ４６が電力計測装置５０から消費電力量を取得し、図３（ａ）と同様に電力使用情報としてＧＷ４４を介してクラウドサーバ７０に送信してもよい。

　ここでのクラウドサーバ７０に送信する電力使用情報としては、具体的には、スマートメータ１０からＢルートにより受信した検針データである需要家宅の総電力消費量を示す。なお、電力使用情報としては、上記需要家宅の検針データである需要家宅の総電力消費量だけに限らず、分電盤５１に接続された電力計測装置５０が受信した機器（ＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６等）ごと、または分電盤５１の分岐ごとの消費電力量を含んでもよい。
　さらに、電力計測装置５０が受信した機器ごと、また分電盤５１の分岐ごとの消費電力量を電力使用情報としてもよい。

　ＨＥＭＳ４６が導入されていない場合、操作端末４２はＧＷ４４を介してネットワーク（インターネット）５にアクセスし、ウェブサーバ６０の所定のウェブページを閲覧する。ＨＥＭＳ４６が導入されている場合、操作端末４２はＨＥＭＳ４６と無線通信し、ＨＥＭＳ４６に記憶されている電力使用情報を閲覧してもよいし、ＨＥＭＳ４６を介してウェブサーバ６０にアクセスしてもよい。

　図４（ａ）のスマートタップ４９は、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を有する。家電機器５４をスマートタップ４９に接続し、家電機器５４の消費電力量をスマートタップ４９により計測する。スマートタップ４９は、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を用いて、宅内ＬＡＮ７を介してＧＷ４４に接続し、さらに、ＧＷ４４を介してネットワーク（インターネット）５にアクセスし、計測した消費電力量を電力使用情報としてクラウドサーバ７０に送信する。

　ここでのクラウドサーバ７０に送信する電力使用情報としては、具体的には、スマートタップ４９により受信した各家電機器５４の消費電力量を示す。スマートタップ４９と家電機器５４との紐付けは、需要家によりクラウドサーバ７０に予め登録されているものとする。これにより、クラウドサーバ７０側では、スマートタップ４９から送信される消費電力量がどの家電機器５４のものであるかを特定できる。

　この例でも図３（ｂ）と同様にＨＥＭＳ４６をさらに導入してもよい。
　たとえば、家電機器５４のうちECHONET Lite認証対応機器についてはＨＥＭＳ４６を用いて電力使用情報を収集し、ECHONET Lite認証対応機器以外の家電機器５４はスマートタップ４９を用いて電力使用情報を収集する構成としてもよい。

　図４（ｂ）の電力計測装置５０は、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を有する。電力計測装置５０は分電盤５１に含まれ、ＣＴクランプを接続し、ＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６、ＥＶ５８の消費電力量を計測する。電力計測装置５０は、第３インタフェース部Ｉ／Ｆ３を用いて、ＧＷ４４を介してネットワーク（インターネット）５にアクセスし、計測された各機器の消費電力量を電力使用情報としてクラウドサーバ７０に送信する。

　ここでのクラウドサーバ７０に送信する電力使用情報としては、具体的には、分電盤に接続されたＣＴより電力計測装置５０が受信した機器（ＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６等）ごと、または分電盤の分岐ごとの消費電力量を示す。また、分電盤のＣＴまたは分岐と、各機器の対応付けは、需要家によりクラウドサーバ７０に予め登録されているものとする。これにより、クラウドサーバ７０側では、電力計測装置５０から送信される消費電力量がどの機器に対応するかを特定できる。

　本実施形態において、スマートメータ１０、通信機器４０、および情報処理装置１００は、いずれもコンピュータを用いて実現される。また、電力会社サーバ２０、ＰＰＳサーバ３０、ウェブサーバ６０、およびクラウドサーバ７０もいずれもコンピュータを用いて実現される。ＰＰＳサーバ３０およびクラウドサーバ７０は、一つのコンピュータでもよい。
　図５は、このようなコンピュータの構成の一例を示す図である。

　本実施形態のコンピュータ８０は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）８２、メモリ８４、メモリ８４にロードされた各装置（たとえば、図１の情報処理装置１００）の構成要素を実現するプログラム９０、そのプログラム９０を格納するストレージ８５、Ｉ／Ｏ（Input/Output）８６、およびネットワーク接続用インタフェース（通信Ｉ／Ｆ８７）を備える。

　ＣＰＵ８２、メモリ８４、ストレージ８５、Ｉ／Ｏ８６、通信Ｉ／Ｆ８７は、バス８９を介して互いに接続され、ＣＰＵ８２により装置（スマートメータ１０、通信機器４０、または情報処理装置１００）全体が制御される。ただし、ＣＰＵ８２などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。

　メモリ８４は、ＲＡＭ（Random Access Memory）やＲＯＭ（Read Only Memory）などのメモリである。ストレージ８５は、ハードディスク、ＳＳＤ（Solid State Drive）、またはメモリカードなどの記憶装置である。

　ストレージ８５は、ＲＡＭやＲＯＭなどのメモリであってもよい。ストレージ８５は、コンピュータ８０の内部に設けられてもよいし、コンピュータ８０がアクセス可能であれば、コンピュータ８０の外部に設けられ、コンピュータ８０と有線または無線で接続されてもよい。あるいは、コンピュータ８０に着脱可能に設けられてもよい。

　ＣＰＵ８２が、ストレージ８５に記憶されるプログラム９０をメモリ８４に読み出して実行することにより、たとえば、図１の情報処理装置１００の各ユニットの各機能を実現することができる。プログラム９０は、たとえば、コンピュータ８０の基本動作を制御するＯＳ（Operating System）等と、特定の機能を実現するアプリケーションプログラムとを含んでもよいし、特定の機器の動作を制御するファームウェアでもよい。

　Ｉ／Ｏ８６は、コンピュータ８０と他の入出力装置間のデータおよび制御信号の入出力制御を行う。他の入出力装置とは、たとえば、コンピュータ８０に接続されるキーボード、タッチパネル、マウス、およびマイクロフォン等の入力装置（不図示）と、ディスプレイ、プリンタ、およびスピーカ等の出力装置（不図示）と、これらの入出力装置とコンピュータ８０のインタフェースとを含む。さらに、Ｉ／Ｏ８６は、他の記録媒体の読み取りまたは書き込み装置（不図示）とのデータの入出力制御を行ってもよい。

　通信Ｉ／Ｆ８７は、コンピュータ８０と外部の装置との通信を行うためのネットワーク接続用インタフェースである。通信Ｉ／Ｆ８７は、有線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよいし、無線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよい。たとえば、情報処理装置１００を実現するコンピュータ８０は、通信Ｉ／Ｆ８７によりネットワーク５を介して通信機器４０と接続される。

　また、図１の本実施形態の情報処理装置１００の各構成要素は、図５のコンピュータ８０のハードウェアとソフトウェア（プログラム９０）の任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各実施形態の情報処理装置を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。

　また、情報処理装置１００は、複数のコンピュータ８０により構成されてもよいし、仮想サーバにより実現されてもよい。本実施形態では、情報処理装置１００は、図２のＰＰＳサーバ３０として説明する。他の例として、情報処理装置１００は、クラウドサーバ７０により実現されてもよい。あるいは、情報処理装置１００は、アグリゲータ等のサーバ装置により実現されてもよい。

　図１に戻り、機器導入情報とは、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が、需要家宅に導入されているか否かを示す情報である。
　たとえば、機器が導入されている場合（以後、「機器導入状態」とも呼ぶ）、電気料金が通常より安くなり、機器が導入されていない場合（以後、「機器未導入状態」とも呼ぶ）、電気料金は通常のままとなる。

　機器未導入状態は、通信機器４０が導入されていない、何らかの事情で通信機器４０が動作していない（電源が投入されていない）、または通信機器４０がネットワークに接続されていない状態を含む。

　機器導入情報は、以下の少なくともいずれかのタイミングで取得されるが、これに限定されない。
（ａ１）電力の料金プランの新規契約時または契約内容変更時に登録内容を受け付けて取得
（ａ２）対象機器を需要家宅に新規導入時または機器変更時に登録内容を受け付けて取得
（ａ３）機器導入状態を示す情報を随時、または定期的に収集して取得

　（ａ１）と（ａ２）の場合、機器導入情報は、用紙に需要家（契約者）が記入した登録内容の情報に基づいて、情報処理装置１００の管理者端末で入力される場合と、需要家（契約者）が端末を用いて登録用のウェブサイトにアクセスして入力される場合がある。

　機器導入情報は、以下の少なくともいずれか一つを示す情報により機器が導入されていることを示す。以下は例示であり、これらに限定されない。また、複数を組み合わせてもよい。
（ｂ１）対象機器が需要家宅に導入されていることを示す情報（たとえば、「有（または１）」）
（ｂ２）対象機器が需要家宅に導入された日時
（ｂ３）導入されている対象機器の型番（または製造番号）を示す情報
（ｂ４）導入されている対象機器のアカウント情報
（ｂ５）導入されている対象機器との通信履歴（通信実績または履歴情報）を示す情報
　なお、機器が導入されていない場合、機器導入情報は、機器が導入されていないこと（たとえば、「無（または０）」）を示す情報としてよい。

　導入情報取得部１０２により取得された需要家の機器導入情報に基づいて、需要家について機器導入状態か機器未導入状態かを判定し、図６のユーザ情報記憶部１１０に需要家に対応付けて記憶することができる。

　図６は、本実施形態のユーザ情報記憶部１１０のデータ構造の一例を示す図である。
　ユーザ情報記憶部１１０は、電力使用契約者（需要家）を識別するユーザＩＤと、需要家に適用される電気料金プランと、需要家が導入している機器の情報（機器情報）と、を関連付けて記憶する。

　需要家が導入している機器の情報（機器情報）は、たとえば、機器導入状態の場合「有」、機器未導入状態の場合「無」等の情報である。機器情報は、機器導入状態を示す情報でもよいが、あるいは、導入状態にある機器の種類、個数、型番（製造番号）を示す情報を含んでもよい。さらに、電気料金プランの適用日（期間）の情報を含んでもよい。

　設定部１０４は、さらに、実際に機器が導入されているか否かを随時または定期的に確認し、ユーザ情報記憶部１１０に登録されている需要家の機器情報を実際の状態に合わせて変更することができる。

　導入情報取得部１０２は、機器との通信実績を示す通信実績情報を取得する。
　設定部１０４は、送信実績情報または通信実績情報と予め登録された機器導入情報との差異、あるいは、送信実績情報または通信実績情報の履歴に基づいて、機器導入情報の変更を検出することができる。

　具体的には、設定部１０４は、登録時に機器導入状態の場合（機器：有）、以下の少なくともいずれかの情報に基づいて、機器未導入状態（機器：無）に変更すべきか否かを判定する。
（ｃ１）対象機器とクラウドサーバ７０またはＰＰＳサーバ３０との間の通信実績を示す情報に基づいて判定する。
（ｃ２）ＰＰＳサーバ３０のデータベース３２またはクラウドサーバ７０のデータベース７２に蓄積された検針データまたは機器情報の履歴情報に基づいて判定する。
（ｃ３）対象機器の利用を解除する情報に基づいて判定する。

　（ｃ１）において、通信実績が検出された期間は、機器導入状態（機器：有）のままとする。通信実績が検出されなかった期間は、機器未導入（機器：無）に変更する。

　ここで、後述する実施形態では、通信機器４０からの「送信実績」に応じた電気料金の設定について説明するが、本実施形態の「通信実績」とは次のように区別する。
　本実施形態の「通信実績」とは、少なくとも、通信機器４０とクラウドサーバ７０（ＰＰＳサーバ３０）との間で通信があったか否かを示す情報を含む。後述する実施形態の送信実績は、通信機器４０からクラウドサーバ７０に送信される電力使用情報の情報量や種類等を含む。

　通信実績は、通信機器４０、クラウドサーバ７０およびＰＰＳサーバ３０の少なくともいずれか１つで記録することができる。また、ＰＰＳサーバ３０のデータベース３２またはクラウドサーバ７０のデータベース７２に蓄積された検針データまたは機器情報の履歴情報に基づいて、機器導入を判別してもよい。すなわち、履歴情報が存在する期間は機器導入状態（機器：有）と判別し、履歴情報が存在しない期間は機器未導入（機器：無）と判別する。

　（ｃ３）は、需要家または管理者が、需要家の対象機器の利用解除の申請を行った場合である。解除情報は、用紙に記入された情報に基づいて、情報処理装置１００の管理者端末で入力される場合と、需要家（契約者）が端末を用いて解除用のウェブサイトにアクセスして入力される場合がある。

　上述したように、登録内容と実際の機器導入状態に違いが検出された場合、ユーザ情報記憶部１１０の需要家の情報を更新する。
　たとえば、機器導入状態の時に機器未導入状態が検出された場合、所定期間以上、または所定回数以上、継続して機器未導入状態が検出されたときに、ユーザ情報記憶部１１０の需要家の機器情報を更新する。

　さらに、機器導入状態の需要家について、機器の導入状態に登録内容から変更があったことを検出し、変更された状態に合わせてユーザ情報記憶部１１０の需要家の機器情報を更新してもよい。

　機器の導入状態の登録内容とは、たとえば、導入されている機器の台数、種類などを含み、機器の台数や種類に変更があることが検出された場合に、設定部１０４が、ユーザ情報記憶部１１０の需要家の機器情報を実際の情報に合わせて変更する。

　上述した機器導入および機器未導入の状態に変更が検出された場合や、機器導入状態の登録内容に変更が検出された場合の処理は以下のものが考えられる。以下は複数を組み合わせてもよい。
（ｄ１）変更があったことを需要家に通知（警告）する。
（ｄ２）変更後の機器導入情報に基づいて、電気料金を変更する。

　本実施形態において、情報処理装置１００において、設定部１０４は、需要家の機器導入情報に変更があるか否かを検出し、機器導入情報に変更があることが検出された場合に、需要家の機器導入状態を示す情報を、検出された実際の状態に合わせて変更する。
　さらに、設定部１０４により機器導入情報に変更があることが検出された場合に、需要家に変更があったことを通知する通知部（不図示）をさらに備える。

　たとえば、設定部１０４は、クラウドサーバ７０に蓄積される需要家の情報を取得し、情報の時刻情報等に基づいて、通信実績を判別する。情報の時刻情報とは、たとえば、検針データや機器情報の時刻情報でもよいし、情報が受信または蓄積された時刻の情報でもよい。

　設定部１０４において、需要家の機器導入情報が、機器が導入されていることを示す場合に、当該需要家の電気料金を、通常の電気料金よりも安く設定する。設定された需要家の電気料金の情報は、ユーザ情報記憶部１１０に記憶される。

　図６のユーザ情報記憶部１１０において、電気料金プランの情報は、プランを示す情報でもよいし、プラン毎に設定されている基本料金と単価を示す情報でもよい。さらに、本実施形態の機器導入に応じて適用される割引に関する情報を含んでもよい。基本料金または単価に対する割引金額、または割引率などを示す情報を含んでよい。割引適用後の料金での情報でもよいし、割引適用前の料金と割引金額を含む情報でもよい。

　ＨＥＭＳ４６やＢルート機器４８などの通信機器４０を需要家が利用する際、通信機器４０では、ＳＭＡ認証およびECHONET Lite認証に関する手続きや利用登録を行う必要がある。この手続きが行われた時に、設定部１０４が機器導入を検出し、需要家が選んだ電気料金プランに機器導入による割引を適用し、適用後の変更された電気料金プランをユーザ情報記憶部１１０に記憶することができる。

　利用登録や電気料金プランに関する情報の入力は、以下のいずれかの方法で行うことができる。また、以下の複数を組み合わせてもよい。
（ｅ１）通信機器４０の利用申込および電気料金プランの契約申込の少なくとも一方を需要家が用紙に記入し、ＰＰＳに提出する。用紙に記入された内容をＰＰＳサーバ３０に入力し、データベース３２に記憶する。オペレータが用紙に記入された内容を読み取り、操作部（キーボード等）を操作して入力してもよいし、用紙に記入された内容をＯＣＲ（Optical Character Reader）を用いて読み取り、テキストデータに変換し、入力してもよい。
（ｅ２）需要家またはオペレータが、ユーザ端末を用いて、ブラウザまたはアプリケーションを用いて、所定のウェブサイトにアクセスし、利用申込と電気料金プランの契約申込の少なくともいずれか一方の入力フォーマット画面を表示部に表示させ、操作部を操作して情報を入力する。

　導入情報取得部１０２は、このようにして入力された機器導入情報を取得する。
　また、上述したように、導入情報取得部１０２は、通信機器４０とクラウドサーバ７０との間の通信実績から機器導入情報を取得してもよい。通信実績の情報の取得方法は様々考えられるが、通信機器４０およびクラウドサーバ７０の通信履歴をそれぞれ記録し、導入情報取得部１０２が通信履歴を参照してもよい。

　本実施形態のコンピュータプログラム９０は、情報処理装置１００を実現させるためのコンピュータ８０に、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する手順、機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する手順、を実行させるように記述されている。

　本実施形態のコンピュータプログラム９０は、コンピュータ８０で読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム９０は、記録媒体からコンピュータ８０のメモリ８４にロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータ８０にダウンロードされ、メモリ８４にロードされてもよい。

　コンピュータプログラム９０を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ８０が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ８０が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム９０が、コンピュータ８０上で実行されたとき、コンピュータ８０に、情報処理装置１００を実現する以下の情報処理方法を実行させる。

　このように構成された本実施形態の情報処理装置１００の情報処理方法について、以下説明する。
　図７は、本実施形態の情報処理装置１００の動作の一例を示すフローチャートである。
　本発明の実施の形態に係る情報処理方法は、情報処理装置１００の情報処理方法であり、情報処理装置１００を実現するコンピュータ８０により実行される情報処理方法である。
　本実施形態の情報処理方法は、情報処理装置１００が、需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得し（ステップＳ１０１）、機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する（ステップＳ１０３）、ことを含む。

　情報処理装置１００のより詳細な動作手順について以下説明する。
　図８は、本実施形態の情報処理装置１００の動作の一例を示すフローチャートである。
　本フローチャートにおいて、各ステップは非同期に実施されてよい。
　需要家が、通信機器４０の利用申込および電気料金プランの契約申込を行う際に、導入情報取得部１０２が、需要家のユーザ情報と申し込みした料金プランの情報を受け付ける（ステップＳ１１１）。

　図９は、本実施形態の料金情報記憶部１２０のデータ構造の一例を示す図である。
　料金情報記憶部１２０は、機器の導入の有無に応じた電気料金の割引金額が対応付けて記憶されている。機器が導入されている場合（あり）、基本料金が１００円／月で割引されるとともに、単価が５０銭割引される。機器が導入されていない場合（なし）、基本料金も単価も割引されない。

　機器導入による電気料金の割引はこれに限定されない。
　たとえば、図９の例では、基本料金と単価の両方が割引対象となっているが、いずれか一方でもよい。また、図９の例では、割引金額が設定されているが、基本料金および単価そのものが設定されてもよい。また、割引率が設定されてもよい。料金の設定期間も１ヶ月単位でなくてもよく、日割、週割、半月割、時間単位、時間帯別、あるいは、複数月、半年、１年単位でもよい。あるいは、これらの割引内容が、料金プランとして予め複数準備されて、機器導入の有無に応じて料金プラン（たとえば、機器導入ありの料金プランＡ（定額コース：基本料金１００円割引、単価１円割引）と機器導入なしの料金プランＢ（通常コース：割引なし））が設定されてもよい。

　たとえば、月の電力使用量が多いほど料金単価が３段階で高く設定される場合、各段階の料金単価に同じ割引率が適用されてもよいし、段階毎にそれぞれ異なる割引率が適用されてもよい。

　図８に戻り、設定部１０４は、料金情報記憶部１２０を参照し、ステップＳ１１１で導入情報取得部１０２が受け付けた料金プランの基本料金と単価の情報を取得するとともに、さらに、機器導入情報の機器の導入の有無を示す情報に対応する基本料金と単価の割引金額を取得する。そして、料金プランの基本料金と単価から割引金額をそれぞれ減算し、割引適用後の基本料金と単価を設定する（ステップＳ１１３）。

　設定された基本料金と単価を含む電気料金情報を、需要家のユーザＩＤと機器情報に関連付けて、ユーザ情報記憶部１１０に記憶する（ステップＳ１１５）。

　ＰＰＳサーバ３０において、精算処理部（不図示）が、ステップＳ１１５で設定および記憶された電気料金情報と需要家の電気使用量に関する情報に基づいて、需要家の当月の電気料金を精算し、請求処理を行う（ステップＳ１１７）。請求処理された電気料金は、需要家に通知されるとともに、需要家の所定の金融口座から自動的に電気料金が引き落とされ、ＰＰＳまたは電力会社に振り込まれてもよい。

　たとえば、需要家ＵがＨＥＭＳ４６を宅内に導入するにあたり、ユーザ登録を行う。ユーザ登録により、ＨＥＭＳ４６のＳＭＡ認証およびECHONET Lite認証手続きに必要なユーザ情報が通知される。需要家Ｕはユーザ情報を使用してＨＥＭＳ４６をセットアップし、ＨＥＭＳ４６はＳＭＡ認証およびECHONET Lite認証処理をユーザ情報に基づいてそれぞれ行う。ＨＥＭＳ４６はスマートメータ１０と電力計測装置５０、ＰＶ５２、家電機器５４、蓄電池５６、およびＥＶ５８などから電力使用情報を取得し、ＧＷ４４を介してクラウドサーバ７０に送信する。

　情報処理装置１００では、導入情報取得部１０２が需要家Ｕのユーザ登録時のユーザ情報を取得し、ＨＥＭＳ４６を導入したことを示す情報（たとえば、ＨＥＭＳ４６の製造番号等）をユーザ情報記憶部１１０に記憶する。そして、設定部１０４が、ユーザ情報記憶部１１０に記憶されている需要家Ｕの機器導入情報からＨＥＭＳ４６が導入されていることを判別し、料金情報記憶部１２０を参照し、機器が導入されている場合の料金の割引情報を取得する。

　機器が導入されているので、基本料金が１００円、単価が５０銭割引になり、設定部１０４は、需要家Ｕの料金プランの基本料金と単価を割り引いた金額に設定し、ユーザ情報記憶部１１０の需要家Ｕの情報を更新する。

　ＰＰＳサーバ３０の精算処理部（不図示）は、当月の電気料金の精算時に、更新された需要家Ｕの料金プランに従い精算処理および請求処理を行う。

　以上説明したように、本実施形態の情報処理装置１００において、導入情報取得部１０２により、需要家の電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報が取得される。そして、設定部１０４により、機器記入情報を用いて需要家の電気料金が設定される。このとき、需要家の電力使用情報を送信する機器が導入されていれば、電気料金に割引が適用され、機器が導入されていなければ割引は適用されない。このようにして設定された電気料金の情報がユーザ情報記憶部１１０に記憶され、電気料金精算時に用いられる。

　このようにして、本実施形態の情報処理装置１００によれば、需要家の電力使用情報を送信するＨＥＭＳ等の機器を導入している場合に、電気料金が割引かれる。このことは、需要家がＨＥＭＳ等の通信機器４０を導入するメリットの一つとなり、機器導入を促進するきっかけとなりうる。また、機器導入により需要家の電力使用情報を効率よく収集できるという効果もある。

　本実施形態では、ＨＥＭＳ４６以外にも、Ｂルート機器４８、スマートタップ４９またはＣＴクランプを導入することでも需要家の電力使用情報を効率よく収集できる。これの機器は、たとえば、ＰＰＳ等から需要家に無償で配布することもでき、効率よく需要家の電力使用情報を収集できる。

（第２の実施の形態）
　次に、本発明の第２の実施の形態に係る情報処理装置２００について、以下説明する。
　図１０は、本発明の第２の実施の形態に係る情報処理装置２００の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
　本実施形態の情報処理装置２００は、上記実施形態とは、機器から送信される需要家の電力使用情報の送信実績を用いて電気料金を設定する構成を有する点で相違する。

　本実施形態の情報処理装置２００は、導入情報取得部１０２と、送信実績取得部２０２と、設定部２０４と、を備える。導入情報取得部１０２は、図１の上記実施形態の情報処理装置１００と同様である。
　なお、本実施形態の送信実績取得部２０２および設定部２０４は、後述する他の実施形態の情報処理装置の構成と組み合わせることもできる。

　情報処理装置２００の送信実績取得部２０２は、機器から送信された需要家の電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得する。
　設定部２０４は、機器導入情報とともに、送信実績取得部２０２が取得した需要家の送信実績情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する。

　送信実績情報は、以下の少なくともいずれか一つを示す情報である。
（ｆ１）需要家の通信機器４０からクラウドサーバ７０等に送信された情報の種類
（ｆ２）需要家の通信機器４０からクラウドサーバ７０等に送信された情報の情報量
（ｆ３）需要家の通信機器４０からクラウドサーバ７０等に送信された情報が、特定機器または特定の部屋の機器の情報を含むことを示す情報
（ｆ４）通信機器４０とクラウドサーバ７０との通信履歴情報
　データベース３２またはデータベース７２に蓄積された検針データおよび機器情報に基づいて、送信実績としてもよい。

　設定部２０４が送信実績情報に応じて電気料金を設定する方法は、以下に例示されるが、これら限定されない。以下の複数を組み合わせてもよい。
（ｇ１）送信された情報が機器の消費電力量を含む場合、電気料金を安くする。
（ｇ２）情報が送信された機器の数が多い程、電気料金を安くする。
（ｇ３）情報量が所定値以上または情報量が多くなる程、電気料金を安くする。
（ｇ４）特定機器（たとえば、エアコン等）または特定の部屋（たとえば、リビング）の機器情報が送信された場合、電気料金を安くする。
（ｇ５）特定の時刻または時間帯の情報が送信された場合、電気料金を安くする。
（ｇ６）機器とクラウドサーバ７０との通信が行われている場合、所定の期間の電気料金を安くする。
（ｇ７）機器とクラウドサーバ７０との通信が所定期間以上、確認されなかった場合、電気料金の割引を解除する。
（ｇ８）特定の時刻または期間に情報が送信された場合、電気料金を安くする。

　本実施形態において、通信機器４０からクラウドサーバ７０に送信される情報は、需要家により指定することができる。
　図１１は、本実施形態の情報処理装置２００の論理的な構成を部分的に示す機能ブロック図である。
　情報処理装置２００は、需要家の通信機器４０から送信される情報の種類を特定する情報が入力される受付部２１０をさらに備えてよい。
　受付部２１０は、以下の（ｈ１）～（ｈ４）のうち少なくともいずれか一つを特定する情報を受け付ける。
（ｈ１）送信対象となる情報の時間（時刻または期間）
（ｈ２）送信対象となる機器
（ｈ３）送信対象となる部屋
（ｈ４）情報を送信する時間（時刻または期間）
　設定部２０４は、受付部２１０が受け付けた指定内容によって上記の情報を特定し、電気料金を設定する。

　ここで、（ｈ１）の送信対象となる情報の時刻の特定とは、たとえば、１３時の電力使用情報を送信することを特定すること等を意味する。送信対象となる情報の期間の特定とは、たとえば、１１時～１５時の期間の電力使用情報を送信することを特定すること等を意味する。
　（ｈ４）の情報を送信する時刻の特定とは、たとえば、１１時～１５時の電力使用情報を送信する時刻を、通信負荷やサーバの負荷が低い翌日１時１０分に特定すること等を意味する。情報を送信する期間の特定とは、たとえば、１３時の電力使用情報を送信する期間を、当日２３時～翌日１時の期間に特定すること等を意味する。または、情報をなるべく早く、即時に送信すること特定することを含んでもよい。

　受付部２１０は、需要家の操作端末４２に送信情報の選択を行う設定画面（不図示）を表示させて、需要家による選択操作を受け付ける。受け付けた指定内容は操作端末４２から通信機器４０を介してクラウドサーバ７０またはＰＰＳサーバ３０に送信される。また、需要家の通信機器４０では、指定内容に従い、通信機器４０からクラウドサーバ７０に情報が送信されることになる。

　また、ＰＰＳとの契約時や通信機器４０の導入時に、用紙にこれらの指定内容を記入し、管理者側の端末（不図示）で指定内容を入力してもよい。また、需要家が随時操作端末４２を用いて指定内容を変更することもできる。

　たとえば、設定画面では、温度調整などにより節電効果が大きい特定の機器（たとえば、エアコン）について電力使用情報を送信するか否かを需要家に選択させるユーザインタフェースや、特定の部屋について、その部屋の機器について電力使用情報を送信するか否かを需要家に選択させるユーザインタフェースを表示してよい。
　さらに、設定画面では、電力供給が不足すると予測される期間（たとえば、１１時～１５時等）の電力使用情報を送信するか否かを需要家に選択されるユーザインタフェースを表示してよい。
　また、設定画面では、上記（ｈ１）～（ｈ４）の情報を送信対象から除外することを指定するユーザインタフェースを表示してもよい。

　設定画面で選択された設定内容を通信機器４０からクラウドサーバ７０またはＰＰＳサーバ３０に送信してもよい。設定部２０４は、送信実績ではなく、この設定内容に従って電気料金を設定してもよい。つまり、設定部２０４は、需要家の通信機器４０から送信されると想定される情報量に応じて電気料金を設定することもできる。そして、さらに、設定内容から実際の送信実績に応じて電気料金を変更してもよい。

　また、設定部２０４は、送信実績取得部２０２が取得した需要家の送信実績情報を用いて、当月および翌月以降の少なくともいずれか一つの当該需要家の電気料金を設定する。

　たとえば、需要家Ｕの１２月１ヶ月間の送信実績情報において、所定日数以上（または所定容量以上）、ＨＥＭＳ４６から需要家Ｕの電力使用情報が送信された場合、１２月の電力使用量に対する電気料金に送信実績に基づく割引を適用してもよい。あるいは、９月から連続３ヶ月間にわたり、毎月所定日数以上（または所定容量以上）、ＨＥＭＳ４６から需要家Ｕの電力使用情報が送信された場合、翌月の１２月から半年間、各月の電力使用量に対する電気料金に送信実績に基づく割引を適用してもよい。

　特定機器を需要家が購入し、または特定機器を利用している需要家が、特定機器のユーザ登録をＰＰＳサーバ３０またはクラウドサーバ７０に対して行った場合に、その後の電気料金の基本料金を所定期間（たとえば、５年間）割引してもよい。また、特定機器のユーザ登録は、特定機器の製造メーカまたは販売会社のウェブサイト上で行い、需要家の承諾を得た上でＰＰＳサーバ３０またはクラウドサーバ７０に情報が提供されてもよい。このとき、その機器をどの部屋に設置したかの情報をさらにユーザ登録してもよい。その登録情報に基づいて、特定の部屋の機器の情報が送信される場合に、電気料金の割引を行ってもよい。
　また、特定機器を登録する、しないに関わらず、特定機器を利用することによる電力使用量や使用期間などを電力使用情報として送信することで、さらに電気料金の割引を行ってもよい。

　さらに、特定機器の情報が実際にクラウドサーバ７０に送信された場合、送信された日数や情報の時間帯等に応じて当月の電気料金の基本料金または単価の割引を行ってもよい。

　図１２は、本実施形態の料金情報記憶部２２０のデータ構造の一例を示す図である。
　この例では、需要家から送信された情報量に応じた基本料金と単価の割引金額が対応付けて料金情報記憶部２２０に記憶されている。料金情報記憶部２２０は一例であり、これに限定されない。

　図１０の本実施形態の情報処理装置２００の各構成要素は、上述した図４のコンピュータ８０のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。

　本実施形態のコンピュータプログラム９０は、情報処理装置２００を実現させるためのコンピュータ８０に、機器から送信された需要家の電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得する手順、取得した需要家の送信実績情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する手順、を実行させるように記述されている。

　コンピュータプログラム９０を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ８０が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ８０が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム９０が、コンピュータ８０上で実行されたとき、コンピュータ８０に、情報処理装置２００を実現する以下の情報処理方法を実行させる。

　このように構成された本実施形態の情報処理装置２００の情報処理方法について、以下説明する。
　図１３は、本実施形態の情報処理装置２００の動作の一例を示すフローチャートである。
　図１３において、ステップＳ１１１～ステップＳ１１７は、図８の上記実施形態の情報処理装置１００のフローチャートと同じである。本実施形態の情報処理装置２００のフローチャートは、さらに、ステップＳ２１１とステップＳ２１３を有する。

　本発明の実施の形態に係る情報処理方法は、情報処理装置２００の情報処理方法であり、情報処理装置２００を実現するコンピュータ８０により実行される情報処理方法である。
　本実施形態の情報処理方法は、情報処理装置２００が、機器から送信された需要家の電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得し（ステップＳ２１１）、取得した需要家の送信実績情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する（ステップＳ２１３）、ことを含む。

　以下詳細に説明する。
　ステップＳ１１５でユーザ情報記憶部１１０に需要家の電気料金情報が記憶された後、送信実績取得部２０２が、需要家の送信実績情報を取得する（ステップＳ２１１）。
　たとえば、送信実績取得部２０２は、クラウドサーバ７０のデータベース７２を参照し、需要家の電力使用情報を読み出す。

　そして、設定部２０４は、料金情報記憶部２２０を参照し、ステップＳ２１１で取得した送信実績情報、所定期間（たとえば、１ヶ月）の電力使用情報の容量（データのレコード数でもよい）に対応する料金の割引金額を取得する。設定部２０４は、取得した割引金額を用いて需要家の電気料金情報を設定し、ユーザ情報記憶部１１０の情報を変更する（ステップＳ２１３）。

　一例として、契約時の機器導入情報において、通信機器４０が導入されているとして、電気料金に割引が適用されていた場合に、ステップＳ２１１で取得された送信実績情報に基づいて、所定期間（たとえば、１ヶ月）の総情報量が１００Ｍ未満の場合には、需要家に警告する。警告後も継続して、たとえば、翌月も総情報量が１００Ｍ未満の場合には、その月の当該需要家の電気料金の割引適用を解除し、ユーザ情報記憶部１１０を更新する。

　そして、ＰＰＳサーバ３０において、精算処理部（不図示）が、ステップＳ２１３で設定および記憶された電気料金情報と需要家の電気使用量に関する情報に基づいて、需要家の当月の電気料金を精算し、請求処理を行う（ステップＳ１１７）。

　需要家が、操作端末４２を用いてウェブサーバ６０にアクセスし、需要家のマイページにログインしたとき、操作端末４２の表示部に図１４のマイページ画面２３０を表示させてもよい。

　マイページ画面２３０には、需要家の現在の電力消費量、今月の累計消費量等の情報を表示する情報表示部２３２と、各操作ボタン２３４とが含まれる。各操作ボタン２３４の操作を受け付けると、電力消費量の推移を示すグラフや、過去の履歴を示すレポート、機器別の情報や家全体の情報等を示す画面にマイページ画面２３０から遷移して表示させることができる。

　マイページ画面２３０に、設定部２０４で変更された電気料金の情報を料金単価表示部２３６に表示してもよい。ここでは料金単価のみ表示しているが、基本料金が割引になった場合には、基本料金の情報も表示してよい。また、図１４の例では、割引後の料金のみが表示されているが、割引前の料金、割引金額、割引率、割引適用期間等の情報を表示してもよい。

　また、マイページ画面２３０は、割引が適用されることを需要家に通知するメッセージが表示される割引情報表示部２３８をさらに含んでもよい。また、割引情報表示部２３８は、割引が適用された理由を示す情報を表示してもよい。たとえば、ＨＥＭＳが導入されたので割引されることや、ＨＥＭＳからの送信情報の実績容量が所定値以上のため割引されることを示す情報を含んでもよい。さらに、機器をＨＥＭＳに接続し、機器情報を定期的に送信すること等、割引が適用されるための条件を需要家に教える情報を含んでもよい。

　料金単価表示部２３６および割引情報表示部２３８により、需要家は割引が適用されたことを知ることができる。

　本実施形態の情報処理装置２００において、送信実績取得部２０２により取得された需要家の電力使用情報の送信実績に応じて、設定部２０４により需要家の電気料金が設定される。
　このように本実施形態の情報処理装置２００によれば、機器導入後に、電力使用情報の送信実績において情報の送信が確認できない場合等に、機器導入による電気料金割引の適用を変更したり、需要家に警告したりできる。
　これにより、機器導入後に実際に電力使用情報の送信が行われていない場合に、需要家に通知して情報送信を促したり、電気料金の割引適用を解除したりできる。

　さらに、電力使用情報の送信実績において、情報量が多い程、電気料金を安く設定できる。これにより、より多くの情報を需要家の通信機器４０から収集できる可能性が増える。

（第３の実施の形態）
　次に、本発明の第３の実施の形態に係る情報処理装置３００について、以下説明する。
　図１５は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置３００の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
　本実施形態の情報処理装置３００は、上記実施形態とは、需要家による機器を用いた電力使用情報の確認実績に応じて、たとえば、ＨＥＭＳを用いて需要家の電力消費量を閲覧した場合等に、当該需要家の電気料金を設定する構成を有する点で相違する。

　本実施形態の情報処理装置３００は、導入情報取得部１０２と、確認実績取得部３０２と、設定部３０４とを備える。本実施形態において、導入情報取得部１０２は、上記実施形態の図１の情報処理装置１００または図１０の情報処理装置２００と同様である。

　情報処理装置３００の確認実績取得部３０２は、需要家による機器を用いた電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得する。
　設定部３０４は、機器導入情報とともに、ＰＰＳサーバ３０が取得した確認実績情報に応じて、当該需要家の電気料金を設定する。

　確認実績情報は、以下の少なくともいずれか一つを示す情報である。
（ｉ１）確認実績に関する機器（ＨＥＭＳ４６、操作端末４２）の利用頻度
（ｉ２）確認実績に関する情報（ウェブサーバ６０のマイページ画面２３０）の閲覧回数（表示回数）
（ｉ３）確認実績に関するＨＥＭＳ４６（操作端末４２）またはマイページ画面２３０の継続利用日数

　具体的には、たとえば、設定部３０４は、確認実績に関する機器の利用頻度や情報閲覧回数が多いほど、電気料金を安く設定する。また、設定部３０４は、確認実績に関する機器または情報閲覧の継続利用日数が多いほど、電気料金を安く設定する。

　これらの確認実績に応じた料金割引の情報は、上記実施形態の料金情報記憶部２２０に、各確認実績の条件に割引料金の情報を紐付けて記憶しておく。そして、設定部３０４は、料金情報記憶部２２０を参照し、確認実績に応じた料金割引の情報を取得して、需要家の電気料金を設定する。そして、設定された電気料金で、ユーザ情報記憶部１１０の情報を更新する。

　本実施形態の送信実績取得部２０２が、マイページ画面２３０の表示回数等の情報を取得する方法は、様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。
（ｊ１）ウェブサーバ６０が記録した需要家のユーザ端末等からのアクセスログを取得する。
　マイページ画面２３０を表示する際、ユーザ端末からログインするので、少なくとも、ユーザＩＤとアクセスページと時刻を関連付けて記録されたログを取得する。
（ｊ２）ウェブページを表示したユーザ端末から閲覧情報を所定の宛先（たとえば、クラウドサーバ７０またはウェブサーバ６０）に送信するプログラム（たとえば、スクリプト）や所謂ウェブビーコンをウェブページに埋め込み、さらに、ユーザ端末のブラウザのCookie機能を利用して閲覧情報にユーザ端末の識別情報を含め、端末から送信させて情報を取得する。
（ｊ３）予めユーザ登録またはログインにより利用可能となるアプリケーションからウェブサーバ６０にアクセスしてユーザ端末に表示されたマイページ画面２３０の閲覧情報をアプリケーションが記録する。アプリケーションが、その情報をユーザ情報とともに所定の宛先（たとえば、クラウドサーバ７０またはウェブサーバ６０）に送信する。または、アプリケーションが、クラウドサーバ７０、またはウェブサーバ６０の所定の記憶装置にアクセスして閲覧情報を記録する。

　図１５の本実施形態の情報処理装置３００の各構成要素は、上述した図４のコンピュータ８０のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。

　本実施形態のコンピュータプログラム９０は、情報処理装置３００を実現させるためのコンピュータ８０に、需要家による機器を用いた電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得する手順、確認実績情報に応じて、当該需要家の電気料金を設定する手順、を実行させるように記述されている。

　コンピュータプログラム９０を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ８０が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ８０が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム９０が、コンピュータ８０上で実行されたとき、コンピュータ８０に、情報処理装置３００を実現する以下の情報処理方法を実行させる。

　このように構成された本実施形態の情報処理装置３００の情報処理方法について、以下説明する。
　図１６は、本実施形態の情報処理装置３００の動作の一例を示すフローチャートである。
　図１６において、ステップＳ１１１～ステップＳ１１７は、図８の上記実施形態の情報処理装置１００のフローチャートと同じである。本実施形態の情報処理装置３００のフローチャートは、さらに、ステップＳ３１１とステップＳ３１３を有する。

　本実施形態のフローチャートは、図８の情報処理装置１００のフローチャートにさらにステップＳ３１１とステップＳ３１３を含んでいるが、さらに、図１３の情報処理装置２００のフローチャートのステップＳ２１１とステップＳ２１３を含んでもよい。

　本発明の実施の形態に係る情報処理方法は、情報処理装置３００の情報処理方法であり、情報処理装置３００を実現するコンピュータ８０により実行される情報処理方法である。
　本実施形態の情報処理方法は、情報処理装置３００が、需要家による機器を用いた電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得し（ステップＳ３１１）、確認実績情報に応じて、当該需要家の電気料金を設定する（ステップＳ３１３）、ことを含む。

　以下詳細に説明する。
　ステップＳ１１５でユーザ情報記憶部１１０に需要家の電気料金情報が記憶された後、確認実績取得部３０２が、需要家の確認実績情報を取得する（ステップＳ３１１）。
　たとえば、確認実績取得部３０２は、ウェブサーバ６０から、需要家のウェブページへのアクセス回数を取得する。
　そして、設定部３０４が、料金情報記憶部２２０を参照し、確認実績情報に応じて、需要家の電気料金情報を設定する（ステップＳ３１３）。たとえば、１ヶ月間のマイページ画面２３０の閲覧回数が所定回数以上の場合、割引料金を適用する。

　以上説明したように、本実施形態の情報処理装置３００において、確認実績取得部３０２により需要家の電力使用情報の確認実績情報が取得される。そして、設定部３０４により、確認実績情報に応じて当該需要家の電気料金が設定される。これにより、ＨＥＭＳや操作端末４２あるいは、ユーザ端末を用いて、電力使用情報の確認、すなわち、マイページ画面２３０の閲覧頻度などにより電気料金を安くすることができる。需要家にマイページ画面２３０の閲覧を促進することができる。これにより、ＨＥＭＳ４６等の通信機器４０の導入を需要家に促すことができる。

　以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。

　以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
　なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。

　以下、参考形態の例を付記する。
１．　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する導入情報取得手段と、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する設定手段と、を備える情報処理装置。
２．　前記機器から送信された前記需要家の前記電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得する送信実績取得手段をさらに備え、
　前記設定手段は、
　　前記送信実績取得手段が取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当該需要家の前記電気料金を設定する、１．に記載の情報処理装置。
３．　前記設定手段は、
　　前記送信実績取得手段が取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当月および翌月以降の少なくともいずれか一つの当該需要家の前記電気料金を設定する、２．に記載の情報処理装置。
４．　前記設定手段は、
　　送信対象となる情報の時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２．または３．に記載の情報処理装置。
５．　前記設定手段は、
　　送信対象となる情報の期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２．から４．いずれか一つに記載の情報処理装置。
６．　前記設定手段は、
　　送信対象となる機器における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２．から５．いずれか一つに記載の情報処理装置。
７．　前記設定手段は、
　　送信対象となる部屋における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２．から６．いずれか一つに記載の情報処理装置。
８．　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報を送信する時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２．から７．いずれか一つに記載の情報処理装置。
９．　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報を送信する期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２．から８．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１０．　前記需要家の前記機器から送信される情報の種類を特定する情報が入力される受付手段をさらに備え、
　前記受付手段は、前記送信対象となる前記情報の前記時刻、前記期間、前記機器、および前記部屋、ならびに、前記情報を送信する前記時刻、および前記期間を特定する少なくとも１つの情報を受け付け、
　前記設定手段は、特定された前記情報における、送信実績情報に基づいて、前記電気料金を設定する、４．から９．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１１．　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として情報が送信される負荷機器の数が多いほど、前記電気料金を安くする、２．から１０．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１２．　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として情報が送信される期間が長いほど、前記電気料金を安くする、２．から１１．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１３．　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として送信される情報の情報量が多いほど、前記電気料金を安くする、２．から１２．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１４．　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として特定の機器、部屋、および時間のうち少なくともいずれか一つの情報が含まれると、前記電気料金を安くする、２．から１３．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１５．　前記設定手段は、さらに、
　　前記需要家の前記機器から送信されると想定される情報量に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、１．から１４．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１６．　前記需要家による前記機器を用いた前記電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得する確認実績取得手段をさらに備え、
　前記設定手段は、
　　前記確認実績情報に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、１．から１５．いずれか一つに記載の情報処理装置。
１７．　前記設定手段は、
　　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の利用頻度が多いほど、前記電気料金を安くする、１６．に記載の情報処理装置。
１８．　前記設定手段は、
　　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の継続利用日数が多いほど、前記電気料金を安くする、１６．または１７．に記載の情報処理装置。
１９．　前記導入情報取得手段は、スマートタップ、分電盤、ＨＥＭＳ、およびＢルート通信機器の少なくともいずれか一つの機器から前記電力使用情報を取得する、１．から１８．いずれか一つに記載の情報処理装置。
２０．　前記機器は、前記電力使用情報として電力量計から取得した需要家宅の総電力消費量を送信する１．から１９．いずれか一つに記載の情報処理装置。
２１．　前記機器は、前記電力使用情報として分電盤から取得した需要家宅の消費電力量を送信する１．から２０．いずれか一つに記載の情報処理装置。
２２．　前記機器は、前記電力使用情報として負荷機器ごとの電力消費量および稼働状態の少なくともいずれか一つを送信する１．から２１．いずれか一つに記載の情報処理装置。
２３．　前記設定手段は、さらに、前記機器導入情報の変更を検出すると、変更後の前記機器導入情報に基づいて、前記電気料金を変更する、１．から２２．いずれか一つに記載の情報処理装置。
２４．　前記設定手段により、前記機器導入情報の変更が検出されると、変更があったことを前記需要家に通知する通知手段をさらに備える、１．から２３．いずれか一つに記載の情報処理装置。
２５．　さらに、
　前記導入情報取得手段は、
　　前記機器との通信実績を示す通信実績情報を取得し、
　前記設定手段は、
　　前記送信実績情報または前記通信実績情報と予め登録された前記機器導入情報との差異、あるいは、前記送信実績情報または前記通信実績情報の履歴に基づいて、前記機器導入情報の変更を検出する、１．から２４．いずれか一つに記載の情報処理装置。

２６．　情報処理装置が、
　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得し、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する、情報処理方法。
２７．　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器から送信された前記需要家の前記電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得し、
　取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当該需要家の前記電気料金を設定する、２６．に記載の情報処理方法。
２８．　前記情報処理装置が、
　取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当月および翌月以降の少なくともいずれか一つの当該需要家の前記電気料金を設定する、２７．に記載の情報処理方法。
２９．　前記情報処理装置が、
　送信対象となる情報の時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２７．または２８．に記載の情報処理方法。
３０．　前記情報処理装置が、
　送信対象となる情報の期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２７．から２９．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３１．　前記情報処理装置が、
　　送信対象となる機器における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２７．から３０．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３２．　前記情報処理装置が、
　送信対象となる部屋における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２７．から３１．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３３．　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報を送信する時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２７．から３２．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３４．　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報を送信する期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、２７．から３３．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３５．　前記情報処理装置が、さらに、
　前記需要家の前記機器から送信される情報の種類を特定する情報が入力される受付部により、前記送信対象となる前記情報の前記時刻、前記期間、前記機器、および前記部屋、ならびに、前記情報を送信する前記時刻、および前記期間を特定する少なくとも１つの情報を受け付け、
　特定された前記情報における、送信実績情報に基づいて、前記電気料金を設定する、２９．から３４．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３６．　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として情報が送信される負荷機器の数が多いほど、前記電気料金を安くする、２７．から３５．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３７．　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として情報が送信される期間が長いほど、前記電気料金を安くする、２７．から３６．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３８．　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として送信される情報の情報量が多いほど、前記電気料金を安くする、２７．から３７．いずれか一つに記載の情報処理方法。
３９．　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として特定の機器、部屋、および時間のうち少なくともいずれか一つの情報が含まれると、前記電気料金を安くする、２７．から３８．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４０．　前記情報処理装置が、さらに、
　前記需要家の前記機器から送信されると想定される情報量に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、２６．から３９．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４１．　前記情報処理装置が、さらに、
　前記需要家による前記機器を用いた前記電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得し、
　前記確認実績情報に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、２６．から４０．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４２．　前記情報処理装置が、
　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の利用頻度が多いほど、前記電気料金を安くする、４１．に記載の情報処理方法。
４３．　前記情報処理装置が、
　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の継続利用日数が多いほど、前記電気料金を安くする、４１．または４２．に記載の情報処理方法。
４４．　前記情報処理装置が、
　スマートタップ、分電盤、ＨＥＭＳ、およびＢルート通信機器の少なくともいずれか一つの機器から前記電力使用情報を取得する、２６．から４３．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４５．　前記情報処理装置が、
　前記機器が送信した、電力量計から取得した需要家宅の総電力消費量を前記電力使用情報として取得する２６．から４４．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４６．　前記情報処理装置が、
　前記機器が送信した、分電盤から取得した需要家宅の消費電力量を前記電力使用情報として取得する２６．から４５．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４７．　前記情報処理装置が、
　前記機器が送信した、負荷機器ごとの電力消費量および稼働状態の少なくともいずれか一つを前記電力使用情報として取得する２６．から４６．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４８．　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器導入情報の変更を検出すると、変更後の前記機器導入情報に基づいて、前記電気料金を変更する、２６．から４７．いずれか一つに記載の情報処理方法。
４９．　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器導入情報の変更が検出されると、変更があったことを前記需要家に通知する、２６．から４８．いずれか一つに記載の情報処理方法。
５０．　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器との通信実績を示す通信実績情報を取得し、
　前記送信実績情報または前記通信実績情報と予め登録された前記機器導入情報との差異、あるいは、前記送信実績情報または前記通信実績情報の履歴に基づいて、前記機器導入情報の変更を検出する、２６．から４９．いずれか一つに記載の情報処理方法。

５１．　コンピュータに
　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する手順、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する手順、を実行させるためのプログラム。
５２．　さらに、前記機器から送信された前記需要家の前記電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得する手順、
　取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当該需要家の前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．に記載のプログラム。
５３．　さらに、取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当月および翌月以降の少なくともいずれか一つの当該需要家の前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５２．に記載のプログラム。
５４．　送信対象となる情報の時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５２．または５３．に記載のプログラム。
５５．　送信対象となる情報の期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から５４．いずれか一つに記載のプログラム。
５６．　送信対象となる機器における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から５５．いずれか一つに記載のプログラム。
５７．　送信対象となる部屋における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から５６．いずれか一つに記載のプログラム。
５８．　前記電力使用情報を送信する時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から５７．いずれか一つに記載のプログラム。
５９．　前記電力使用情報を送信する期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から５８．いずれか一つに記載のプログラム。
６０．　さらに、前記需要家の前記機器から送信される情報の種類を特定する情報が入力され、前記送信対象となる前記情報の前記時刻、前記期間、前記機器、および前記部屋、ならびに、前記情報を送信する前記時刻、および前記期間を特定する少なくとも１つの情報を受け付ける手順、
　特定された前記情報における、送信実績情報に基づいて、前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５４．から５９．いずれか一つに記載のプログラム。
６１．　さらに、前記電力使用情報として情報が送信される負荷機器の数が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から６０．いずれか一つに記載のプログラム。
６２．　前記電力使用情報として情報が送信される期間が長いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から６１．いずれか一つに記載のプログラム。
６３．　前記電力使用情報として送信される情報の情報量が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から６２．いずれか一つに記載のプログラム。
６４．　前記電力使用情報として特定の機器、部屋、および時間のうち少なくともいずれか一つの情報が含まれると、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、５２．から６３．いずれか一つに記載のプログラム。
６５．　さらに、前記需要家の前記機器から送信されると想定される情報量に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する手順、５１．から６４．いずれか一つに記載のプログラム。
６６．　さらに、前記需要家による前記機器を用いた前記電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得する手順、
　前記確認実績情報に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から６５．いずれか一つに記載のプログラム。
６７．　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の利用頻度が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、６６．に記載のプログラム。
６８．　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の継続利用日数が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、６６．または６７．に記載のプログラム。
６９．　スマートタップ、分電盤、ＨＥＭＳ、およびＢルート通信機器の少なくともいずれか一つの機器から前記電力使用情報を取得する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から６８．いずれか一つに記載のプログラム。
７０．　前記機器が送信した、電力量計から取得した需要家宅の総電力消費量を前記電力使用情報として取得する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から６９．いずれか一つに記載のプログラム。
７１．　前記機器が送信した、分電盤から取得した需要家宅の消費電力量を前記電力使用情報として取得する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から７０．いずれか一つに記載のプログラム。
７２．　前記機器が送信した、負荷機器ごとの電力消費量および稼働状態の少なくともいずれか一つを前記電力使用情報として取得する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から７１．いずれか一つに記載のプログラム。
７３．　さらに、前記機器導入情報の変更を検出すると、変更後の前記機器導入情報に基づいて、前記電気料金を変更する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から７２．いずれか一つに記載のプログラム。
７４．　さらに、前記機器導入情報の変更が検出されると、変更があったことを前記需要家に通知する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から７３．いずれか一つに記載のプログラム。
７５．　さらに、前記機器との通信実績を示す通信実績情報を取得する手順、
　前記送信実績情報または前記通信実績情報と予め登録された前記機器導入情報との差異、あるいは、前記送信実績情報または前記通信実績情報の履歴に基づいて、前記機器導入情報の変更を検出する手順、をコンピュータに実行させるための、５１．から７４．いずれか一つに記載のプログラム。

　この出願は、２０１６年１月６日に出願された日本出願特願２０１６－００１３６５号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims

　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する導入情報取得手段と、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する設定手段と、を備える情報処理装置。
　前記機器から送信された前記需要家の前記電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得する送信実績取得手段をさらに備え、
　前記設定手段は、
　　前記送信実績取得手段が取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項１に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記送信実績取得手段が取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当月および翌月以降の少なくともいずれか一つの当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項２に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　送信対象となる情報の時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２または３に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　送信対象となる情報の期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２から４いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　送信対象となる機器における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２から５いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　送信対象となる部屋における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２から６いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報を送信する時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２から７いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報を送信する期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２から８いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記需要家の前記機器から送信される情報の種類を特定する情報が入力される受付手段をさらに備え、
　前記受付手段は、前記送信対象となる前記情報の前記時刻、前記期間、前記機器、および前記部屋、ならびに、前記情報を送信する前記時刻、および前記期間を特定する少なくとも１つの情報を受け付け、
　前記設定手段は、特定された前記情報における、送信実績情報に基づいて、前記電気料金を設定する、請求項４から９いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として情報が送信される負荷機器の数が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項２から１０いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として情報が送信される期間が長いほど、前記電気料金を安くする、請求項２から１１いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として送信される情報の情報量が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項２から１２いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記電力使用情報として特定の機器、部屋、および時間のうち少なくともいずれか一つの情報が含まれると、前記電気料金を安くする、請求項２から１３いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、さらに、
　　前記需要家の前記機器から送信されると想定される情報量に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項１から１４いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記需要家による前記機器を用いた前記電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得する確認実績取得手段をさらに備え、
　前記設定手段は、
　　前記確認実績情報に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項１から１５いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の利用頻度が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項１６に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、
　　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の継続利用日数が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項１６または１７に記載の情報処理装置。
　前記導入情報取得手段は、スマートタップ、分電盤、ＨＥＭＳ、およびＢルート通信機器の少なくともいずれか一つの機器から前記電力使用情報を取得する、請求項１から１８いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記機器は、前記電力使用情報として電力量計から取得した需要家宅の総電力消費量を送信する請求項１から１９いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記機器は、前記電力使用情報として分電盤から取得した需要家宅の消費電力量を送信する請求項１から２０いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記機器は、前記電力使用情報として負荷機器ごとの電力消費量および稼働状態の少なくともいずれか一つを送信する請求項１から２１いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段は、さらに、前記機器導入情報の変更を検出すると、変更後の前記機器導入情報に基づいて、前記電気料金を変更する、請求項１から２２いずれか一項に記載の情報処理装置。
　前記設定手段により、前記機器導入情報の変更が検出されると、変更があったことを前記需要家に通知する通知手段をさらに備える、請求項１から２３いずれか一項に記載の情報処理装置。
　さらに、
　前記導入情報取得手段は、
　　前記機器との通信実績を示す通信実績情報を取得し、
　前記設定手段は、
　　前記送信実績情報または前記通信実績情報と予め登録された前記機器導入情報との差異、あるいは、前記送信実績情報または前記通信実績情報の履歴に基づいて、前記機器導入情報の変更を検出する、請求項１から２４いずれか一項に記載の情報処理装置。
　情報処理装置が、
　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得し、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する、情報処理方法。
　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器から送信された前記需要家の前記電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得し、
　取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項２６に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当月および翌月以降の少なくともいずれか一つの当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項２７に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　送信対象となる情報の時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２７または２８に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　送信対象となる情報の期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２７から２９いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　　送信対象となる機器における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２７から３０いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　送信対象となる部屋における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２７から３１いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報を送信する時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２７から３２いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報を送信する期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する、請求項２７から３３いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、さらに、
　前記需要家の前記機器から送信される情報の種類を特定する情報が入力される受付部により、前記送信対象となる前記情報の前記時刻、前記期間、前記機器、および前記部屋、ならびに、前記情報を送信する前記時刻、および前記期間を特定する少なくとも１つの情報を受け付け、
　特定された前記情報における、送信実績情報に基づいて、前記電気料金を設定する、請求項２９から３４いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として情報が送信される負荷機器の数が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項２７から３５いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として情報が送信される期間が長いほど、前記電気料金を安くする、請求項２７から３６いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として送信される情報の情報量が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項２７から３７いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記電力使用情報として特定の機器、部屋、および時間のうち少なくともいずれか一つの情報が含まれると、前記電気料金を安くする、請求項２７から３８いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、さらに、
　前記需要家の前記機器から送信されると想定される情報量に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項２６から３９いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、さらに、
　前記需要家による前記機器を用いた前記電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得し、
　前記確認実績情報に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する、請求項２６から４０いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の利用頻度が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項４１に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の継続利用日数が多いほど、前記電気料金を安くする、請求項４１または４２に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　スマートタップ、分電盤、ＨＥＭＳ、およびＢルート通信機器の少なくともいずれか一つの機器から前記電力使用情報を取得する、請求項２６から４３いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記機器が送信した、電力量計から取得した需要家宅の総電力消費量を前記電力使用情報として取得する請求項２６から４４いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記機器が送信した、分電盤から取得した需要家宅の消費電力量を前記電力使用情報として取得する請求項２６から４５いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、
　前記機器が送信した、負荷機器ごとの電力消費量および稼働状態の少なくともいずれか一つを前記電力使用情報として取得する請求項２６から４６いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器導入情報の変更を検出すると、変更後の前記機器導入情報に基づいて、前記電気料金を変更する、請求項２６から４７いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器導入情報の変更が検出されると、変更があったことを前記需要家に通知する、請求項２６から４８いずれか一項に記載の情報処理方法。
　前記情報処理装置が、さらに、
　前記機器との通信実績を示す通信実績情報を取得し、
　前記送信実績情報または前記通信実績情報と予め登録された前記機器導入情報との差異、あるいは、前記送信実績情報または前記通信実績情報の履歴に基づいて、前記機器導入情報の変更を検出する、請求項２６から４９いずれか一項に記載の情報処理方法。
　コンピュータに
　需要家の電力使用に関する電力使用情報を送信する機器が導入されていることを示す機器導入情報を取得する手順、
　前記機器導入情報を用いて、当該需要家の電気料金を設定する手順、を実行させるためのプログラム。
　さらに、前記機器から送信された前記需要家の前記電力使用情報の送信実績を示す送信実績情報を取得する手順、
　取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当該需要家の前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１に記載のプログラム。
　さらに、取得した前記需要家の前記送信実績情報を用いて、当月および翌月以降の少なくともいずれか一つの当該需要家の前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２に記載のプログラム。
　送信対象となる情報の時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２または５３に記載のプログラム。
　送信対象となる情報の期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から５４いずれか一項に記載のプログラム。
　送信対象となる機器における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から５５いずれか一項に記載のプログラム。
　送信対象となる部屋における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から５６いずれか一項に記載のプログラム。
　前記電力使用情報を送信する時刻における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から５７いずれか一項に記載のプログラム。
　前記電力使用情報を送信する期間における前記送信実績情報に基づいて前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から５８いずれか一項に記載のプログラム。
　さらに、前記需要家の前記機器から送信される情報の種類を特定する情報が入力され、前記送信対象となる前記情報の前記時刻、前記期間、前記機器、および前記部屋、ならびに、前記情報を送信する前記時刻、および前記期間を特定する少なくとも１つの情報を受け付ける手順、
　特定された前記情報における、送信実績情報に基づいて、前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５４から５９いずれか一項に記載のプログラム。
　さらに、前記電力使用情報として情報が送信される負荷機器の数が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から６０いずれか一項に記載のプログラム。
　前記電力使用情報として情報が送信される期間が長いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から６１いずれか一項に記載のプログラム。
　前記電力使用情報として送信される情報の情報量が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から６２いずれか一項に記載のプログラム。
　前記電力使用情報として特定の機器、部屋、および時間のうち少なくともいずれか一つの情報が含まれると、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５２から６３いずれか一項に記載のプログラム。
　さらに、前記需要家の前記機器から送信されると想定される情報量に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する手順、請求項５１から６４いずれか一項に記載のプログラム。
　さらに、前記需要家による前記機器を用いた前記電力使用情報の確認実績を示す確認実績情報を取得する手順、
　前記確認実績情報に応じて、当該需要家の前記電気料金を設定する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から６５いずれか一項に記載のプログラム。
　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の利用頻度が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、請求項６６に記載のプログラム。
　前記確認実績に関する前記機器または情報閲覧の継続利用日数が多いほど、前記電気料金を安くする手順、をコンピュータに実行させるための、請求項６６または６７に記載のプログラム。
　スマートタップ、分電盤、ＨＥＭＳ、およびＢルート通信機器の少なくともいずれか一つの機器から前記電力使用情報を取得する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から６８いずれか一項に記載のプログラム。
　前記機器が送信した、電力量計から取得した需要家宅の総電力消費量を前記電力使用情報として取得する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から６９いずれか一項に記載のプログラム。
　前記機器が送信した、分電盤から取得した需要家宅の消費電力量を前記電力使用情報として取得する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から７０いずれか一項に記載のプログラム。
　前記機器が送信した、負荷機器ごとの電力消費量および稼働状態の少なくともいずれか一つを前記電力使用情報として取得する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から７１いずれか一項に記載のプログラム。
　さらに、前記機器導入情報の変更を検出すると、変更後の前記機器導入情報に基づいて、前記電気料金を変更する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から７２いずれか一項に記載のプログラム。
　さらに、前記機器導入情報の変更が検出されると、変更があったことを前記需要家に通知する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から７３いずれか一項に記載のプログラム。
　さらに、前記機器との通信実績を示す通信実績情報を取得する手順、
　前記送信実績情報または前記通信実績情報と予め登録された前記機器導入情報との差異、あるいは、前記送信実績情報または前記通信実績情報の履歴に基づいて、前記機器導入情報の変更を検出する手順、をコンピュータに実行させるための、請求項５１から７４いずれか一項に記載のプログラム。