JP6229458B2 - 発電システム - Google Patents

発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP6229458B2
JP6229458B2 JP2013244433A JP2013244433A JP6229458B2 JP 6229458 B2 JP6229458 B2 JP 6229458B2 JP 2013244433 A JP2013244433 A JP 2013244433A JP 2013244433 A JP2013244433 A JP 2013244433A JP 6229458 B2 JP6229458 B2 JP 6229458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
power
display
unit
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013244433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015104266A (ja
Inventor
友範 土屋
友範 土屋
清晴 井上
清晴 井上
慧一 猪狩
慧一 猪狩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2013244433A priority Critical patent/JP6229458B2/ja
Publication of JP2015104266A publication Critical patent/JP2015104266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6229458B2 publication Critical patent/JP6229458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/12Monitoring or controlling equipment for energy generation units, e.g. distributed energy generation [DER] or load-side generation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S40/00Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them
    • Y04S40/12Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them characterised by data transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated electrical equipment
    • Y04S40/124Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them characterised by data transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated electrical equipment using wired telecommunication networks or data transmission busses

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、複数のパワーコンディショナを通信接続してなる発電システムに関する。
従来の太陽光発電システムにおいて、太陽電池アレイが設置される家屋の屋根形状や大きさの多様性やユーザーの多様な要望等に柔軟に対応可能とするために、複数の太陽電池アレイ毎にパワーコンディショナ(分散電源装置)をそれぞれ設置し、この複数のパワーコンディショナを表示器の接続端子に接続して、表示器の接続台数設定時に各接続端子に対して確認信号を送信し、確認信号に呼応したパワーコンディショナからの返信信号の有無に基づいてパワーコンディショナの接続台数が自動設定されて表示されるように構成されている。
特許第3663954号公報
上記従来のシステムでは、表示器による通信制御によって各パワーコンディショナにおける発電電力の情報が収集されるものであり、すべてのパワーコンディショナは表示器の通信制御下で表示器に対して返信信号を送信するように構成されている。
一方、本願出願人は、複数のパワーコンディショナを互いに通信接続し、いずれか一のパワーコンディショナを主局(マスター)に、その他のパワーコンディショナを従局(スレーブ)に設定して、主局に各種情報を集約させて柔軟なシステム構成に対応し得る発電システムの開発を行っている。かかる構成では、各局にユニークなIDを割り当て、特定の一のIDが設定されたパワーコンディショナが主局として動作するように構成することにより、主局と従局とで同一構成のパワーコンディショナを共用でき、量産性と製品管理の簡素化とによるコスト低減を図りつつも、パワーコンディショナ自体が自律的に通信制御することによる各パワーコンディショナにおける発電量等の情報の収集管理を行うことができる。
しかし、このように複数のパワーコンディショナが相互に通信するシステム構成とするには、各局毎に個別のIDを正しく設定する必要があるが、施工時に各パワーコンディショナのID設定が正しく行われず重複してしまうと、重複IDが設定されたパワーコンディショナが正常な通信を行うことができない。さらに、各パワーコンディショナの施工後に正常な通信ができなかった場合に、従来はどのパワーコンディショナの設定が正しく行われていないかを確認するための手段が設けられておらず、すべてのパワーコンディショナについて一々設定確認する必要があり、かかる再設定作業に時間がかかってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、発電部が出力する発電電力を電力系統に系統連系する交流電力に変換する複数のパワーコンディショナと、データバスとを備え、各パワーコンディショナは制御部と表示部とを備え、該複数の制御部が前記データバスに接続されて相互に通信可能である発電システムにおいて、パワーコンディショナ間の通信が正常に行われていないことを容易且つ迅速に施工者が判断でき、さらに、どのパワーコンディショナの設定に異常があるかを容易かつ迅速に判断することのできる発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、発電部が出力する発電電力を電力系統に系統連系する交流電力に変換する複数のパワーコンディショナと、データバスとを備え、各パワーコンディショナは制御部と表示部とを備え、該複数の制御部が前記データバスに接続されて相互に通信可能である発電システムにおいて、各制御部は、主局ID及び複数の従局IDを含む複数のIDのうちいずれか一つを自局のものとして設定するID設定手段と、自局に前記主局IDが設定されている場合に前記データバスに所定周期でデータ要求指令信号を送出する要求指令手段と、自局に前記従局IDのいずれかが設定されている場合に前記データバスを介して前記データ要求指令信号を受信すると前記データバスに応答データ信号を送出する応答手段と、少なくとも自局に前記主局IDが設定されている場合に前記データバスからの前記応答データ信号の受信結果に基づいて従局台数を判定して該判定結果に基づく値を前記表示部に表示させる接続台数判定表示制御手段とを備えていることを特徴とするものである(請求項1,2)。
かかる本発明の発電システムによれば、施工者は、複数のパワーコンディショナのうちの一つの制御部に主局IDを設定し(この制御部を以下単に「主局」という。)、他のパワーコンディショナの制御部にはそれぞれ異なる従局IDを設定して(この制御部を以下単に「従局」という。)、データバスにこれら複数の制御部を接続する。このとき、同一の従局IDが2以上の制御部に重複して設定されると、かかる重複設定された従局は競合により通信不可となるか、或いは、すべての重複従局が例え応答データ信号をそれぞれ返信した場合でも、信号混信により通信エラーとなったり、2つの返信信号が完全に重複して一つの応答データ信号として主局に認識されたり、同じ従局から2回返信されたものと主局に認識されるなどにより、主局の接続台数判定表示制御手段が実際に接続されている従局の台数よりも少ない従局台数であると判定する。また、同一の主局IDが2以上の制御部に重複して設定された場合にも、本来従局として設定されるべき制御部からの応答がなされないことにより、主局の接続台数判定表示制御手段が実際に接続されている従局の台数よりも少ない従局台数であると判定する。そして、かかる判定結果に基づく値(例えば、通信が確認された従局台数や、該従局台数に主局の1台を加算した主従局台数などの通信が確認された接続台数)が主局のパワーコンディショナの表示部に表示されることにより、施工者が実際に接続作業を行った台数と乖離しているか否かを容易かつ迅速に確認でき、乖離が生じている場合に設定不良を気付かずに発電動作を開始させてしまうことを未然に防止できる。また、接続台数の表示は7セグメント表示器などの簡素な表示部であっても表示することが可能であり、各パワーコンディショナの構成の簡素化やコスト低減を図ることができる。さらに、主局が、各従局に対して定期的にデータ要求指令信号をデータバスを介して送信し、各従局がデータバスを介してデータ要求指令信号を受信すると自局における発電量等の所定の情報を応答データ信号としてデータバスを介して主局に返信するので、全てのパワーコンディショナの各種情報を主局に収集させることができ、他のモニタ装置や給湯システムなどとのシステム上の連係を主局のみとの通信接続によって行うことができ、多様なシステム構成に柔軟に対応可能となる。
なお、本発明において、上記データ要求指令信号はブロードキャストによって行ってもよく、割り当て可能なすべての従局ID毎に個別に送信することもできる。また、各局がデータバスに信号を送出する際に該信号に自局のIDを発信元として付加するように構成することが好ましく、さらに、ブロードキャストの場合を除き送信先IDをも該信号に付加されるように構成することが好ましい。
上記本発明の発電システムにおいて、前記要求指令手段は、前記データ要求指令信号を複数の従局に対するブロードキャストにより送信するとともに、前記応答手段は、前記データ要求指令信号を受信してから自局に設定されている従局IDに応じて定められた所定の遅延時間後に前記応答データ信号を返信するように構成されているものとすることができる(請求項)。これによれば、複数の従局に対するデータ要求を1回のブロードキャストによって行うことができるので、かかる通信制御の簡素化を図ることができる。さらに、各従局が、データ要求指令信号を受信してから自局の従局IDに応じて定められた所定の遅延時間後に応答データ信号を返信するので、異なる従局IDが設定された複数の従局による応答データ信号の返信を時間的にずらすことができ、RS−485などの安価なシリアル通信によって複数のパワーコンディショナ間の双方向通信を実現できる。また、従局ID毎に応答データ信号の返信タイミングが定まっているため、接続台数判定表示制御手段による従局台数の判定を比較的容易かつ確実に行うことができる。
また、前記接続台数判定表示制御手段は、所定条件を満たしたときにのみ前記判定結果を前記表示部に表示させるように構成されており、前記判定結果が前記表示部に表示されている間の前記所定周期が、非表示の時の前記所定周期よりも短く設定されているものとすることができる(請求項)。上記所定条件としては、例えば、台数確認表示モードの実行操作がなされたときや、該実行操作がなされてから所定時間の間や、電源投入直後から所定時間の間など、適宜のものであってよい。かかる本発明によれば、判定結果が表示部に表示されている間は、非表示の時に比して短い周期で主局が従局に対してデータ要求指令信号を送信することにより、より短い時間でより多くの従局台数からの応答データ信号の返信確認を行わせることができ、短い時間で従局台数の判定を行わせることができるので、接続台数確認時間の短縮を図ることによる施工時間の短縮が図られる。また、施工指針として一定時間の確認作業を行う場合においては、応答データ信号の返信確認回数が増えることにより、多数回の返信確認に基づく従局台数の判定を行うことにより誤判定を抑制できる。
また、各パワーコンディショナの制御部は、自局に設定されているIDを前記表示部に表示させるID表示制御手段をさらに備えることができる(請求項1,3)。これによれば、各パワーコンディショナに設定されたIDを容易かつ迅速に確認することができ、重複IDを迅速に発見できる。
さらに、前記接続台数判定表示制御手段は、自局に従局IDのいずれかが設定されている場合にも前記データバスからの前記応答データ信号の受信結果に基づいて従局台数を判定して該判定結果に基づく値を前記表示部に表示させるものであり、前記ID表示制御手段は、前記接続台数判定表示制御手段による前記表示中に自局に設定されているIDを前記表示部に表示させるように構成されているものとすることができる(請求項1,4)。すなわち、本発明では、データバスに各従局を接続しているため、各従局は、他の従局と主局との間の通信を傍受することができ、かかる通信傍受によって、主局からのデータ要求指令信号に対してどの従局IDの従局が応答しているかを確認して通信している接続台数を判定して表示することができる。そして、表示部に台数表示とともに自局のIDを表示させることにより、施工者による確認作業をより効率的に行うことが可能となる。
さらに、本発明の発電システムは、複数のパワーコンディショナとは別体の外部表示装置をさらに備えることができ、該外部表示装置は主局に通信接続され、前記応答データ信号には、少なくとも各従局IDと各従局の接続台数判定表示制御手段による判定結果とが含まれ、主局は、受信した前記応答データ信号に含まれる前記判定結果と自局の判定結果とをそれぞれのIDに関連付けて前記外部表示装置に送信する外部送信手段をさらに備え、前記外部表示装置は、受信した各IDと、各IDに関連付けられた前記判定結果に基づく値とを一括表示可能に構成されているものとすることができる(請求項)。これによれば、外部表示装置に、各局の判定結果を各局のIDとともに一括表示することで、施工者が一目で設定状況と通信状況とを確認することができ、より一層の確認作業時間の短縮を図ることができる。
また、複数のパワーコンディショナとは別体の外部表示装置をさらに備え、該外部表示装置は、主局に通信接続されるとともに、該主局の接続台数判定表示制御手段の判定結果を受信して該判定結果に基づく値を表示するものとすることができる(請求項)。これによれば、外部表示装置に通信が確認された接続台数を表示できるので、主局が目視確認し難い場所に設置されているような場合においても、外部表示装置によって容易に判定結果を確認することができる。
本発明の請求項1及び2に係る発電システムによれば、接続台数判定表示制御手段の判定結果に基づく値が主局のパワーコンディショナの表示部に表示されることにより、施工者が実際に接続作業を行った台数と乖離しているか否かを容易かつ迅速に確認でき、乖離が生じている場合に設定不良を気付かずに発電動作を開始させてしまうことを未然に防止できる。また、接続台数の表示は7セグメント表示器などの簡素な表示部であっても表示することが可能であり、各パワーコンディショナの構成の簡素化やコスト低減を図ることができる。さらに、主局が、各従局に対して定期的にデータ要求指令信号をデータバスを介して送信し、各従局がデータバスを介してデータ要求指令信号を受信すると自局における発電量等の所定の情報を応答データ信号としてデータバスを介して主局に返信するので、全てのパワーコンディショナの各種情報を主局に収集させることができ、他のモニタ装置や給湯システムなどとのシステム上の連係を主局のみとの通信接続によって行うことができ、多様なシステム構成に柔軟に対応可能となる。
また、本発明の請求項に係る発電システムによれば、複数の従局に対するデータ要求を1回のブロードキャストによって行うことができるので、かかる通信制御の簡素化を図ることができる。さらに、各従局が、データ要求指令信号を受信してから自局の従局IDに応じて定められた所定の遅延時間後に応答データ信号を返信するので、異なる従局IDが設定された複数の従局による応答データ信号の返信を時間的にずらすことができ、RS−485などの安価なシリアル通信によって複数のパワーコンディショナ間の双方向通信を実現できる。また、従局ID毎に応答データ信号の返信タイミングが定まっているため、接続台数判定表示制御手段による従局台数の判定を比較的容易かつ確実に行うことができる。
また、本発明の請求項に係る発電システムによれば、判定結果が表示部に表示されている間は、非表示の時に比して短い周期で主局が従局に対してデータ要求指令信号を送信することにより、より短い時間でより多くの従局台数からの応答データ信号の返信確認を行わせることができ、短い時間で従局台数の判定を行わせることができるので、接続台数確認時間の短縮を図ることによる施工時間の短縮が図られる。また、施工指針として一定時間の確認作業を行う場合においては、応答データ信号の返信確認回数が増えることにより、多数回の返信確認に基づく従局台数の判定を行うことにより誤判定を抑制できる。
また、本発明の請求項1及び3に係る発電システムによれば、各パワーコンディショナに設定されたIDを容易かつ迅速に確認することができ、重複IDを迅速に発見できる。
また、本発明の請求項1及び4に係る発電システムによれば、従局は、主局からのデータ要求指令信号に対してどの従局IDの従局が応答しているかを確認して通信している接続台数を判定して表示することができる。そして、表示部に台数表示とともに自局のIDを表示させることにより、施工者による確認作業をより効率的に行うことが可能となる。
また、本発明の請求項に係る発電システムによれば、外部表示装置に、各局の判定結果を各局のIDとともに一括表示することで、施工者が一目で設定状況と通信状況とを確認することができ、より一層の確認作業時間の短縮を図ることができる。
また、本発明の請求項に係る発電システムによれば、外部表示装置に通信が確認された接続台数を表示できるので、主局が目視確認し難い場所に設置されているような場合においても、外部表示装置によって容易に判定結果を確認することができる。
本発明の一実施形態に係る発電システムの全体ブロック図である。 同発電システムのパワーコンディショナのブロック図である。 同発電システムのPVモニタ(外部表示装置)に各局の判定結果を一括表示した状態を示す画面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る太陽光発電システムを示し、該発電システムは、複数(図示例では9つ)の太陽電池アレイ2(以下、「発電部」という。)と、各発電部2に対応してそれぞれ設けられたパワーコンディショナ1(PCS)とから主構成されている。各パワーコンディショナ1は、対応する発電部2が発電出力する直流電力を商用電力系統3に系統連系する交流電力に変換して系統に出力するものである。最上部に図示されたパワーコンディショナ1は通信上のマスター機として動作するよう設定され、その他のパワーコンディショナ1は通信上のスレーブ機として動作するよう設定されるものとして例示している。なお、本実施形態では、すべてのパワーコンディショナ1は同一仕様の製品として出荷され、現場で設置する際に施工者によってマスター機若しくはスレーブ機の設定を行うことによりパワーコンディショナ1間の通信動作を行うものとなされている。また、本明細書において、マスター機として動作するパワーコンディショナ1を単に「マスター機1」ということがあり、スレーブ機として動作するパワーコンディショナ2を単に「スレーブ機1」ということがあるものとする。
各パワーコンディショナ1の出力は系統3に対して並列に接続されており、系統3には住宅内の種々の電気負荷4が接続されている。この電気負荷4に対して系統電力よりも発電電力を優先供給するために、パワーコンディショナ1の出力の実効電圧は系統電力の実効電圧よりも僅かに大きくなるように調整され、電気負荷4で消費しきれない余剰発電電力は系統3に逆潮流させることで売電するようになっている。系統3と電気負荷4との間には、売買電電力を測定するための電圧センサ5及び電流センサ6(カレントトランス)が設けられており、これらセンサ5,6は、マスター機1の入力端子5A,6Aに接続されている。また、発電電力量や売買電電力量を表示するための外部モニタ装置7が設けられ、該外部モニタ装置7は、マスター機1の二芯通信端子7Aに接続された無線インターフェース7Bを介して所定の通信プロトコルによって情報制御部14B(図2参照)と互いに通信するようになっている。なお、二芯通信端子7Aには給湯器7Cやそのリモコン(図示せず)など、二芯通信回路を具備する適宜の機器を接続して、通信により種々の情報交換を行うことができる。
各発電部2は、従来公知の適宜の構成であってよく、一般的には、複数の太陽電池モジュールを直列乃至並列に接続してなり、建物の屋根などに設置される。各発電部2は、発電出力される直流電力が対応するパワーコンディショナ1の電力入力部1aに入力されるように配線接続されている。なお、昇圧接続箱を介して発電部2をパワーコンディショナ1の電力入力部1aに入力させることもできる。発電部2としては、例えば100〜140V程度の定格発電電力の太陽電池アレイを採用でき、太陽光発電パネルの発電量が不足する場合、例えば早朝や夕方或いは悪天候時など太陽光発電パネルに直射日光が照射されない場合には、パワーコンディショナ1の入力電圧は日照量に応じて低下する。
各パワーコンディショナ1は、図2に示すように、DCリンクコンデンサにより構成されるDCリンク部10と、発電部2から供給される直流電力を交流の系統電圧の最大値(例えば200V交流電力の場合は280V)に対応する所定電圧(例えば350V)に昇圧するよう電力変換してDCリンク部10に出力する昇圧チョッパ回路からなるDC/DCコンバータ11と、DCリンク部10から供給される直流電力を系統電力に連系する交流電力に電力変換して系統3に出力するための電圧形ブリッジインバータ12(DC/ACインバータ)と、インバータ12の出力側に設けられた解列用保護リレー13と、主として電力変換動作制御を行う電力変換制御部14Aと、主として通信制御や表示制御を行うための情報制御部14B(本発明の制御部)とを備えている。
コンバータ11を構成する昇圧チョッパ回路は、昇圧リアクトル110と、該昇圧リアクトル110への昇圧動作時の電流の逆流を防止する昇圧用整流器111と、昇圧リアクトル110の蓄積エネルギーを制御するIGBTなどのスイッチング素子112とを備えており、整流器111のカソード側がDCリンク部10の正極側に接続されている。電力変換制御部14AはMPPT制御に基づきスイッチング素子112のオン/オフを制御することによりコンバータ11の入出力電力制御を行うように構成されている。
インバータ12は、フルブリッジ形の電圧形ブリッジインバータであり、4つのIGBTなどのスイッチング素子120をHブリッジ形に接続するとともに各スイッチング素子120に帰還ダイオード121を並列接続することにより構成されており、その出力側には連系リアクトル122が設けられている。このインバータ12は、電力変換制御部14Aによるいわゆる電流モード制御(電圧形インバータの電流制御)を行うことによって出力電流を制御するものであり、系統3への電力出力時はDCリンク部10からの直流電力がPWM制御若しくはPAM制御によって交流電力に変換され系統へ出力される。
発電部2とコンバータ11との間の直流電路には、発電部2からパワーコンディショナ1に供給される直流電力の電圧を測定する電圧センサ8と、上記直流電路を流れる電流値を検出する電流センサ9とが設けられている。なお、これら電圧センサ8及び電流センサ9は、図示実施例ではパワーコンディショナ1の筐体に内蔵しているが、筐体の外部において直流電路に接続することもできる。電圧センサ8及び電流センサ9の検出値は電力変換制御部14Aに入力され、上記コンバータ11及びインバータ12の動作制御のパラメータや発電量の演算等のために利用される。
また、本実施形態では、DCリンク部10から電力変換制御部14A及び情報制御部14Bに動作電力を給電するように構成されており、これにより発電中は発電電力によって各制御部14A,14Bを動作させることができるようになっている。具体的には、パワーコンディショナ1は、制御部14A,14Bの電源として機能するレギュレータ140と、該レギュレータ140の電力入力端子にDCリンク部10から直流電力を供給するための給電線141を備え、該給電線141には逆流防止用ダイオード142が設けられている。
さらに、インバータ12の動作を停止させるが保護リレー13を閉動作させたままにすることにより、ブリッジ接続された4つの帰還ダイオード121を、交流の系統電力を直流電力に変換してDCリンク部10に供給するAC/DCコンバータとして機能させ、系統電力がDCリンク部10を介して制御部14に動作電力として給電されるようになっている。
電力変換制御部14Aは、主としてコンバータ11及びインバータ12における各電力変換動作並びに保護リレー13の遮断動作を制御するものであり、情報制御部14Bは、主として外部機器との各種通信制御を行うものである。これら各制御機能は制御プログラムとして実装することができるが、各制御機能に対応する専用回路によって構成されていてもよい。電力変換制御部14Aと情報制御部14BとはUART通信によって相互に通信可能に接続されている。
各パワーコンディショナ1の情報制御部14Bは、通信ユニット15を介してデジタルデータバス30に接続され、すべてのパワーコンディショナの情報制御部14Bが相互に通信可能に接続されている。通信ユニット15としては例えばRS−485規格のシリアル通信ユニットを用いることができ、該通信ユニット15はデータバス30を流れるデータをすべて取り込んで情報制御部14Bに送出するように構成されている。すなわち、通信ユニット15においては後述のIDによる受信データの取捨選択は行わず、自局のIDとは異なる他のID宛のデータもすべて情報制御部14Bに送出する。該通信ユニット15は2つの接続ポート15aを備えて、カスケード接続で複数のパワーコンディショナ1の情報制御部14Bを順次接続可能に構成されている。通信プロトコルとしては、マスター機1の情報制御部14Bが各スレーブ機1の情報制御部14Bとの通信を制御するマスター・スレーブ方式を採用することが好ましい。例えば、マスター機1の情報制御部14Bが、所定時間間隔(例えば5秒毎)でデータバス30にデータ要求指令信号をブロードキャストし、該データ要求指令信号を受信した各スレーブ機1の情報制御部14Bが、対応する発電部2の発電量情報やその他の情報を含む応答データ信号をデータバス30に送出して、該応答データ信号をマスター機1の情報制御部14Bがデータバス30から受信するように構成できる。
また、各パワーコンディショナ1の筐体のフロントパネルには、7セグメント表示器により構成される複数桁の表示部31と、運転開始操作部32と、台数確認操作部33とが配設されている。各パワーコンディショナ1の情報制御部14Bは、上記表示部31の表示動作を制御するとともに、各操作部32,33の操作を監視する。パワーコンディショナ1の初回起動時や、停電の発生等による解列動作時においては、運転開始操作部32の操作がなされるまではパワーコンディショナ1による電力変換動作が開始しないように構成されており、動作停止時に運転開始操作部32が操作されると、情報制御部14Bが電力変換制御部14Aに対して動作開始指令信号を送出し、該信号を受けて電力変換制御部14Aが電力変換動作のための上記コンバータ及びインバータの制御を開始する。また、台数確認操作部33が操作されると、情報制御部14Bは所定時間の間、後述する接続台数判定表示処理を行うことにより、表示部31にパワーコンディショナ1の接続台数を表示するようになっている。
各パワーコンディショナ1のマスター機若しくはスレーブ機の設定は、情報制御部14Bに設けたディップスイッチ、ソフトウェアスイッチ及びその他の適宜のID設定手段の設定内容によって決定される。本実施形態では、各情報制御部14BにユニークなIDを設定することによって各情報制御部14Bが主局若しくは従局に設定されるように構成されており、情報制御部14Bが主局に設定されたパワーコンディショナ1がマスター機となされ、情報制御部14Bが従局に設定されたパワーコンディショナ1がスレーブ機となる。具体的には、例えば、ID設定手段を構成するディップスイッチやソフトウェアスイッチなどを用いて「0」(主局ID)が設定されると該情報制御部14Bは主局として動作し、一方、「1」〜「9」(従局ID)のいずれかが設定されると該情報制御部14Bは従局として動作するように構成できる。なお、本明細書において、マスター機1の情報制御部14Bを単に「主局14B」ということがあり、スレーブ機1の情報制御部14Bを単に「従局14B」ということがあるものとする。
マスター機1の電力変換制御部14Aには、売買電電力を測定するための上記電圧センサ5及び電流センサ6の検出信号が系統電圧センサ接続端子5A及び買電電力計測用電流センサ接続端子6Aを介して入力され、売買電電力量の演算処理が行われるように制御構成され、該電力変換制御部14Aの演算結果は主局14Bに送信される。また、上記主局14Bには、ガス消費量を測定するためのガスメータ16が出力するガス消費量計測パルス信号がガスメータ接続端子16Aを介して入力され、ガス消費量の演算処理が行われるように制御構成される。さらに、主局14Bには、水道消費量を測定するための水道メータ17が出力する水道消費量計測パルス信号が水道メータ接続端子17Aを介して入力され、水道消費量の演算処理が行われるように制御構成される。また、主局14Bは、各従局14Bから供給される各発電部2の発電量情報に基づいて全発電部2のトータル発電量の演算処理等が行われるように制御構成される。
そして、主局14Bは、外部モニタ装置7との通信が確立した後、外部モニタ装置7に対して、トータル発電量情報、売買電電力量情報、ガス消費量情報、水道消費量情報、各パワーコンディショナ1の動作状況情報などを送信し、外部モニタ装置7はこれら情報を管理してユーザーからの操作指令等に応じた情報を画面表示する。また、マスター機1の電力変換制御部14Aは、発電部2の出力電圧が所定値(例えば100V)以上であるときはコンバータ11及びインバータ12を動作させることにより電力変換動作を行う一方、発電部2の出力電圧が所定値未満であるときはコンバータ11及びインバータ12を停止させるが保護リレー13は閉動作させたままとして、商用電力系統からDCリンク部10を介して制御部14A,14Bに給電されるようにし、日夜を問わず常時マスター機の制御部14A,14Bが動作継続するように構成されている。
一方、スレーブ機1の電力変換制御部14Aは、電力変換動作中に対応する発電部2の出力電圧が所定値(例えば100V)未満に低下したことを電圧センサ8の検出値に基づいて検出すると、電力変換動作を継続して行うには発電量が不足しているものとみなして、コンバータ11及びインバータ12を停止させて電力変換動作を停止させるとともに、保護リレー13を開動作させることにより、発電量の低下によりDCリンク部10の電圧が動作継続不能なレベルまで降圧してパワーダウンするように構成されている。なお、DCリンク部10における降圧を待たずに、積極的にシャットダウン処理を行うように構成することもできる。
なお、スレーブ機1の制御部14A,14Bは、発電部2が発電していない夜間は電源断状態であるが、夜明けに伴って発電部2の発電量が上昇してコンバータ11の入力側の電圧が上昇し、昇圧用整流器111を介してDCリンク部10が制御部14A,14Bの起動に必要な電圧まで昇圧されると再起動するようになっている。
次に、本実施形態に係る発電システムの特徴的構成について説明する。
本実施形態では、各パワーコンディショナ1の情報制御部14Bは、自局に主局IDが設定されている場合にデータバス30に所定周期でデータ要求指令信号を送出する要求指令手段と、自局に従局IDのいずれかが設定されている場合にデータバス30を介してデータ要求指令信号を受信するとデータバス30に応答データ信号を送出する応答手段と、前記データバス30からの応答データ信号の受信結果に基づいて従局台数を判定して該判定結果に基づく値を前記表示部に表示させる接続台数判定表示制御手段と、自局に設定されているIDを前記表示部に表示させるID表示制御手段とを備えており、これら各手段は所定のプログラムコードを実行するマイクロプロセッサによって実現されており、情報制御部14Bの電源がオンするとともにこれら各手段が各々の実行条件を満足することにより実行されるようになっている。
以下、各手段の動作を詳細に説明すると、主局14Bの上記要求指令手段は、既に説明したように、例えば5秒間隔で所定のデータ要求指令信号をデータバス30にブロードキャストする。一方、各従局14Bは、データバス30を介して主局14Bからのデータ要求指令信号を受信すると、受信時点から自局に設定されている従局IDに応じて定められた所定の遅延時間後に、自局の従局IDを送信元として付加するとともに主局IDを送信先として付加して応答データ信号をデータバス30に送出する。この遅延時間としては、例えば、最も遅れて応答する従局IDについて例えば1秒程度とすることができる。より具体的には、応答データ受信時点から起算して(100ミリ秒×従局ID)の遅延時間後に各従局14Bから順次応答データ信号が返信されるように構成できる。
主局14Bの通信ユニット15は、データ要求指令信号の送出後即座に受信モードに設定され、各従局14Bからデータバス30を介して返信される応答データ信号を受信する。また、従局14Bの通信ユニット15も自局が送信していないときは受信モードに設定され、他の従局14Bが主局14Bに向けて返信する応答データ信号を傍受するように構成されている。
各情報制御部14Bの接続台数判定表示制御手段は、1回のデータ要求指令信号に対して各従局IDが応答したことを確認すると、各従局ID毎に設けたカウンタを1つインクリメントしていく。一方、20秒間にわたって各従局IDが応答しなかった場合、すなわち連続する4回のデータ要求指令信号に対して一度も各従局IDが応答しなかった場合は、各従局ID毎に設けたカウンタを1つデクリメントし、その後同様に再度20秒間応答しなかった度毎に各従局IDに設けたカウンタを一つずつデクリメントしていく。なお、上記カウンタは、各情報制御部14B毎に独立して設けられている。また、カウンタの上限値は、例えば16若しくは256などの適宜の値とすることができ、上限値となった場合はインクリメントを行わずに上限値を維持するようになっている。また、カウンタの下限値は0とし、下限値の場合はデクリメントを行わないようにする。また、カウンタの値は、情報制御部14Bの起動時にクリアしておくことが好ましい。
そして、接続台数判定表示制御手段は、カウンタが3以上となった従局IDについては通信可能に接続されているものと判定し、カウンタが3以上の従局IDの数を通信可能に接続されている従局台数と判定して、接続台数記憶部に記憶する。なお、この接続台数記憶部も各情報制御部14B毎に独立して設けられている。
本実施形態では、上記接続台数判定表示制御手段による各従局ID毎のカウントは、主局14Aにおいても従局14Bにおいても実施されるが、従局14Bにおいては、自局のIDについてはデータバス30の通信を見ることなく主局14Bからデータ送信指令信号を受信する毎にインクリメントすることにより、自局のIDは常に接続されていると判定するようにしている。
全ての情報制御部14Bの電源をオンしてからある程度上記のカウントがなされるまでの所定時間、例えば30秒程度待って台数確認操作部33を操作すると、接続台数判定表示制御手段は、上記接続台数記憶部に記憶された従局台数、若しくは、該従局台数に主局の1台を加算した主従局台数(判定結果)を、所定時間(例えば施工に平均的に要する時間として1時間など)の間、表示部31に表示し、時間経過によって自動的に表示を中止するようになっている。なお、この場合、台数確認操作部33が操作されてから1時間経過するまでが、判定結果を表示部に表示させるための所定条件となる。
また、表示部31に判定結果を表示するとき、自局のIDを読み出して表示部31に表示させるプログラムによって主構成されるID表示制御手段によって判定結果とともに自局のIDが表示部31に表示される。
これら判定結果及びIDの表示は、台数確認操作部33が操作されたパワーコンディショナ1においてのみ行わせることもでき、いずれかのパワーコンディショナ1において台数確認操作部33が操作されたことを他のパワーコンディショナ1に送信して、いずれか一のパワーコンディショナ1の台数確認操作部33の操作によって全てのパワーコンディショナ1において上記表示を行わせることも可能である。
また、上記判定結果が表示部に表示されている間、当該情報制御部14Bの要求指令手段によるデータ送信指令の送信周期が1〜2秒程度に短縮され、短い時間で上記カウンタが頻繁に増減するように構成している。
施工者は、自身が施工を行った台数は把握しているため、主局14Bの表示部31に表示させた接続台数と乖離が生じている場合には、いずれかの従局IDの設定ミス或いは配線不良等であることを容易に把握することができ、短時間で原因究明して正しい施工を完了することができる。さらに、すべての主従局14Bにおいて、自局のIDを表示部31に表示させることができるので、IDの重複設定を容易に発見することができる。また、施工者が主局に設定したと認識している情報制御部14Bが表示部31に主局IDである「0」を表示していない場合には、主局の設定を誤っていると判断できるため、その情報制御部14BのID設定を正しく再設定する。
各従局14Bが主局14Bに返信する応答データ信号には、上述したものの他、各従局14Bの接続台数判定表示制御手段による判定結果や、各従局14Bの上記カウンタの値などを含ませることができ、これによれば、主局14Bと各従局14Bが認識している接続台数の照合等によって接続エラーや設定エラー等を自動検出させるように構成することもできる。
さらに、本実施形態では、外部モニタ装置7(外部表示装置)を複数のパワーコンディショナ1とは別に設けて、この外部モニタ装置7を主局14Bに通信接続している。そして、主局14Bは、従局14Bからの応答データ信号に基づいて、各従局IDと、各従局14Bの接続台数判定表示制御手段による判定結果と、各従局14Bにおける上記カウンタの値を収集して、かかる判定結果及び各従局毎のカウンタの値並びに自局の判定結果及び自局のカウンタの値とをそれぞれのIDに関連付けて外部モニタ装置7に定期的に送信するようにプログラムされている(外部送信手段)。一方、外部モニタ装置7は、所定の操作によって図3に示すように、受信した各IDと、各IDに関連付けられた前記判定結果に基づく接続台数と、各従局毎のカウンタの値とを一括表示可能に構成されており、かかる一括表示を施工者が確認することにより、設定状態を容易かつ迅速に詳細に確認することができる。なお、外部モニタ装置7には、主局14Bの接続台数判定表示制御手段の判定結果のみを受信して該判定結果に基づく値のみを表示させることも可能である。
上記実施形態では従局14Bにおいても接続台数判定表示手段による接続台数の判定・表示が行われる例を示したが、従局14Bにおいては接続台数判定表示は行われずに自局の従局IDの表示のみが行われるように構成することもできる。また、主局14Aにおいては、主局IDの表示を行わずに、接続台数判定表示のみを行わせることも可能である。さらに、IDの表示と接続台数判定表示とを同時に行わずに、例えば交互に点滅状に切り替えて表示させることもできるし、ID表示と接続台数判定表示とのそれぞれに対応する個別操作によって表示切替することも可能である。
1 パワーコンディショナ
14B 制御部(情報制御部)
30 データバス
31 表示部

Claims (7)

  1. 発電部が出力する発電電力を電力系統に系統連系する交流電力に変換する複数のパワーコンディショナと、データバスとを備え、各パワーコンディショナは制御部と表示部とを備え、該複数の制御部が前記データバスに接続されて相互に通信可能である発電システムにおいて、
    各制御部は、主局ID及び複数の従局IDを含む複数のIDのうちいずれか一つを自局のものとして設定するID設定手段と、自局に前記主局IDが設定されている場合に前記データバスに所定周期でデータ要求指令信号を送出する要求指令手段と、自局に前記従局IDのいずれかが設定されている場合に前記データバスを介して前記データ要求指令信号を受信すると前記データバスに応答データ信号を送出する応答手段と、少なくとも自局に前記主局IDが設定されている場合に前記データバスからの前記応答データ信号の受信結果に基づいて従局台数を判定して該判定結果に基づく値を前記表示部に表示させる接続台数判定表示制御手段とを備えており、
    各パワーコンディショナの制御部は、自局に設定されているIDを前記表示部に表示させるID表示制御手段をさらに備えており、
    前記接続台数判定表示制御手段は、自局に従局IDのいずれかが設定されている場合にも前記データバスからの前記応答データ信号の受信結果に基づいて従局台数を判定して該判定結果に基づく値を前記表示部に表示させるものであり、前記ID表示制御手段は、前記接続台数判定表示制御手段による前記表示中に自局に設定されているIDを前記表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする発電システム。
  2. 発電部が出力する発電電力を電力系統に系統連系する交流電力に変換する複数のパワーコンディショナと、データバスとを備え、各パワーコンディショナは制御部と表示部とを備え、該複数の制御部が前記データバスに接続されて相互に通信可能である発電システムにおいて、
    各制御部は、主局ID及び複数の従局IDを含む複数のIDのうちいずれか一つを自局のものとして設定するID設定手段と、自局に前記主局IDが設定されている場合に前記データバスに所定周期でデータ要求指令信号を送出する要求指令手段と、自局に前記従局IDのいずれかが設定されている場合に前記データバスを介して前記データ要求指令信号を受信すると前記データバスに応答データ信号を送出する応答手段と、少なくとも自局に前記主局IDが設定されている場合に前記データバスからの前記応答データ信号の受信結果に基づいて従局台数を判定して該判定結果に基づく値を前記表示部に表示させる接続台数判定表示制御手段とを備えており、
    前記接続台数判定表示制御手段は、所定条件を満たしたときにのみ前記判定結果を前記表示部に表示させるように構成されており、前記判定結果が前記表示部に表示されている間の前記所定周期が、非表示の時の前記所定周期よりも短く設定されていることを特徴とする発電システム。
  3. 請求項に記載の発電システムにおいて、各パワーコンディショナの制御部は、自局に設定されているIDを前記表示部に表示させるID表示制御手段をさらに備えていることを特徴とする発電システム。
  4. 請求項に記載の発電システムにおいて、前記接続台数判定表示制御手段は、自局に従局IDのいずれかが設定されている場合にも前記データバスからの前記応答データ信号の受信結果に基づいて従局台数を判定して該判定結果に基づく値を前記表示部に表示させるものであり、前記ID表示制御手段は、前記接続台数判定表示制御手段による前記表示中に自局に設定されているIDを前記表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする発電システム。
  5. 請求項1又は4に記載の発電システムにおいて、複数のパワーコンディショナとは別体の外部表示装置をさらに備え、該外部表示装置は、主局IDが設定された制御部に通信接続され、前記応答データ信号には、少なくとも各従局IDと各従局IDが設定された制御部の接続台数判定表示制御手段による判定結果とが含まれ、主局IDが設定された制御部は、受信した前記応答データ信号に含まれる前記判定結果と自局の判定結果とをそれぞれのIDに関連付けて前記外部表示装置に送信する外部送信手段をさらに備え、前記外部表示装置は、受信した各IDと、各IDに関連付けられた前記判定結果に基づく値とを一括表示可能に構成されていることを特徴とする発電システム。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の発電システムにおいて、複数のパワーコンディショナとは別体の外部表示装置をさらに備え、該外部表示装置は、主局IDが設定された制御部に通信接続されるとともに、該制御部の接続台数判定表示制御手段の判定結果を受信して該判定結果に基づく値を表示するものであることを特徴とする発電システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の発電システムにおいて、前記要求指令手段は、前記データ要求指令信号を従局IDが設定された複数の制御部に対するブロードキャストにより送信するとともに、前記応答手段は、前記データ要求指令信号を受信してから自局に設定されている従局IDに応じて定められた所定の遅延時間後に前記応答データ信号を返信するように構成されていることを特徴とする発電システム。
JP2013244433A 2013-11-26 2013-11-26 発電システム Active JP6229458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013244433A JP6229458B2 (ja) 2013-11-26 2013-11-26 発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013244433A JP6229458B2 (ja) 2013-11-26 2013-11-26 発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015104266A JP2015104266A (ja) 2015-06-04
JP6229458B2 true JP6229458B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=53379540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013244433A Active JP6229458B2 (ja) 2013-11-26 2013-11-26 発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6229458B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7066566B2 (ja) * 2018-07-31 2022-05-13 株式会社日立産機システム パワーコンディショナおよびその制御方法、並びにパワ-コンディショナを備える発電システム
JP7117011B2 (ja) * 2018-10-25 2022-08-12 日本水力株式会社 電力供給方法及びこれを実現する電力供給システム
JP7107262B2 (ja) * 2019-03-14 2022-07-27 オムロン株式会社 制御システムおよび制御装置
JP2022531545A (ja) * 2019-03-28 2022-07-07 マルティネス,ビーシュマ エルナンデス 太陽光発電パネルの診断モジュール

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57103524A (en) * 1980-12-18 1982-06-28 Nec Corp Test device of input/output controlling circuit
JPH1141815A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Nissin Electric Co Ltd 太陽光発電装置
JP2000092718A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Toshiba Corp 分散型電源システム
JP2004186832A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Matsushita Electric Works Ltd 機器制御システム
JP4217644B2 (ja) * 2004-03-23 2009-02-04 キヤノン株式会社 発電システム、発電システムの管理装置及び管理方法
JP4783299B2 (ja) * 2005-01-13 2011-09-28 三菱電機株式会社 発電システム
JP2012088260A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Tokai Ec Kk 計測モニター装置
JP3184828U (ja) * 2013-05-08 2013-07-18 株式会社ティ・アイ・エス 太陽光発電設備の監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015104266A (ja) 2015-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104885025B (zh) 自动本地电力管理系统
JP5730990B2 (ja) 制御装置、電力制御システム、及び電力制御方法
JP5138110B1 (ja) 太陽光発電システム
JP2019536401A (ja) 動的ナノグリッドを作成し、電力消費者を集合化して、エネルギー市場に参加するシステム及び方法
JP6229458B2 (ja) 発電システム
JP2012005168A (ja) エネルギーマネジメントシステム及びエネルギーマネジメント方法
JP6393361B2 (ja) 電力供給システム、蓄電池制御装置及び電力供給システムの制御方法
EP3026776B1 (en) Power conversion device, power management device, and power management method
JP6114016B2 (ja) パワーコンディショナの制御方法およびパワーコンディショナ
WO2014012270A1 (zh) 太阳能系统以及通信装置
JP6171672B2 (ja) 発電システム、並びに、パワーコンディショナ
JP6242063B2 (ja) 蓄電池の制御システム
EP3026777B1 (en) Power management device, power management system, and power management method
JP2002238160A (ja) パワーコンディショナ及びこのパワーコンディショナを用いた太陽光発電システム
JP6476787B2 (ja) 発電システム
JP2015042100A (ja) パワーコンディショナ
JP2013099058A (ja) パワーコンディショナ
JP6424565B2 (ja) パワーコンディショナ
AU2020392112B2 (en) Methods and apparatus for grid connectivity control
JP6762297B2 (ja) 機器制御システムおよび制御方法
JP2015222876A (ja) 発電システム
WO2013128588A1 (ja) 電力変換システム
JP3663954B2 (ja) 分散電源システム
JP6639187B2 (ja) 電気自動車用パワーコンディショナ
JP2013179790A (ja) 充電制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6229458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250