JP2015042100A - パワーコンディショナ - Google Patents

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若山  義洋
峠田 直樹
Naoki Taoda
直樹 峠田
達真 楢木
Tatsumasa Naraki
達真 楢木
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Tomoharu Inoue
智晴 井上
朗広 小椋
Akihiro Ogura
朗広 小椋
政治 内倉
Seiji Uchikura
政治 内倉
慧一 猪狩
Keiichi Igari
慧一 猪狩
吉田 洋介
Yosuke Yoshida
洋介 吉田
泰徳 伊美
Yasunori Imi
泰徳 伊美
善彦 前川
Yoshihiko Maekawa
善彦 前川
友範 土屋
Tomonori Tsuchiya
友範 土屋
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Kiyoharu Inoue
清晴 井上
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Abstract

【課題】複数のパワーコンディショナを通信接続し、各パワーコンディショナ毎に親機又は子機の設定が行われる発電システムにおいて、親機又は子機の設定の誤りを自動的に検知できるようにする。【解決手段】発電部2が出力する発電電力を電力系統3に系統連系する交流電力に変換するパワーコンディショナ1であって、他のパワーコンディショナ1の制御部14との間で通信する制御部14と、該制御部14を親機及び子機のいずれかに設定するための設定手段と、親機として設定された制御部14に対して所定の信号を入力するための外部信号入力部とを備え、親機として設定された制御部14は、外部信号入力部から入力される信号を用いる所定の処理を行うように構成され、子機として設定された制御部14は、外部信号入力部からの信号が入力されると設定異常であると判断して報知処理を行うように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のパワーコンディショナを通信接続してなる発電システムに好適に用いることのできるパワーコンディショナに関する。
従来の太陽光発電システムにおいて、太陽電池アレイが設置される家屋の屋根形状や大きさの多様性やユーザーの多様な要望等に柔軟に対応可能とするために、複数の太陽電池アレイ毎に複数台のパワーコンディショナを設置し、これら複数のパワーコンディショナのそれぞれを親機又は子機に設定して相互に通信接続して、各太陽電池アレイの発電量等の情報をやり取りする構成のものが、例えば下記の特許文献1及び2に開示されている。
特許第4217644号公報 特許第4783299号公報
従来の一般的な太陽光発電システム用パワーコンディショナでは、太陽電池から制御基板に給電し、夜間などに発電出力が無くなるとパワーコンディショナの動作が停止するようになっている。
一方、本願出願人は、パワーコンディショナに電力測定ユニット等の機能を付加するために、夜間は商用電力系統から制御基板に給電するように設定可能に構成されたパワーコンディショナの開発を行っている。複数のパワーコンディショナを通信接続した発電システムにおいては、親機にのみ商用電力系統から夜間の給電を行うことで親機における夜間の買電電力の演算その他の処理(ガスや水道の消費量の演算などを含む。)を行えばよく、夜間の子機における発電量情報は不要であるから待機電力の節減等の観点から子機は太陽光パネルからのみ給電されるように設定しておくことができる。また、親機にはモニター装置を接続することにより、集計された各種情報をモニター装置に表示させることができる。
このようなパワーコンディショナを施工現場で設置する際には、複数のパワーコンディショナのそれぞれを親機若しくは子機に正しく設定するとともに、親機として設定されたパワーコンディショナにモニター装置や各種センサを正しく接続する必要がある。
しかし、本来親機として設定すべきパワーコンディショナを誤って子機として設定してしまうと、このパワーコンディショナへの夜間の給電が行われず、親機としての買電電力演算その他の処理を行うことができなくなる。また、本来子機として設定すべきパワーコンディショナを誤って親機として設定してしまうと、このパワーコンディショナへの夜間の給電が行われ、不要な電力消費が生じてしまう。
そこで、本発明は、親機か子機かの設定の誤りを検出可能なパワーコンディショナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、発電部が出力する発電電力を電力系統に系統連系する交流電力に変換するパワーコンディショナであって、他のパワーコンディショナの制御部との間で通信する制御部と、該制御部を親機及び子機のいずれかに設定するための設定手段と、親機として設定された制御部に対して所定の信号を入力するための外部信号入力部とを備え、親機として設定された場合に、前記制御部は、前記外部信号入力部から入力される信号を用いる所定の処理を行うように構成されるとともに、前記発電部が発電していないときに電力系統からの給電により動作するように構成され、子機として設定された場合に、前記制御部は、前記外部信号入力部からの信号が入力されると設定異常であると判断して所定の報知処理を行うように構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明のパワーコンディショナによれば、親機として設定された制御部は、夜間は電力系統からの給電により動作するので、夜間においても買電電力の演算その他の親機としての所定の処理を行うことができる。また、本来親機として設定すべきパワーコンディショナには、モニタ装置や各種センサなどの外部機器が配線接続されて外部機器からの信号が入力されるが、外部機器が配線接続されたパワーコンディショナの制御部を誤って子機として設定してしまった場合には、前記外部信号入力部からの信号が入力されると設定異常であると判断して制御部が所定の報知処理を行うため、子機と誤って設定されていることを自動的に検知して施工作業者に報知することができる。
上記本発明のパワーコンディショナにおいて、親機として設定された場合に、前記制御部は、前記外部信号入力部から信号が入力されないときは設定異常であると判断して所定の報知を行うように構成されているものとすることができる(請求項2)。これによれば、本来子機として設定されるべきパワーコンディショナ、すなわち、外部機器が接続されていないパワーコンディショナが親機として誤って設定されてしまっているか、若しくは、親機への外部機器の接続が正しく行われていない状態であることを自動的に検知して施工作業者に報知することができる。
また、前記外部信号入力部は、ガスメータからのガス消費量計測信号を入力するためのガスメータ接続端子を含むことができる(請求項3)。これによれば、親機として設定されたパワーコンディショナの制御部においてガス消費量の演算やモニタ装置への表示処理を行うことができる。
また、前記外部信号入力部は、水道メータからの水道消費量計測信号を入力するための水道メータ接続端子を含むことができる(請求項4)。これによれば、親機として設定されたパワーコンディショナの制御部において水道消費量の演算やモニタ装置への表示処理を行うことができる。
また、前記外部信号入力部は、買電電力計測用電流センサからの信号を入力するための買電電力計測用電流センサ接続端子を含むことができる(請求項5)。これによれば、親機として設定されたパワーコンディショナの制御部において買電電力量の演算やモニタ装置への表示処理を行うことができる。なお、系統電圧を測定するための電圧センサからの信号を入力するための系統電圧センサ接続端子も設けておくことが好ましいが、該電圧センサからの信号を入力せずに系統電圧は一定(例えば100V)であると仮定して買電電力計測用電流センサからの信号のみに基づいて買電電力の演算を行うように構成してもよい。
また、前記外部信号入力部は、親機として設定された制御部との間で通信を行うモニタ装置との間で通信信号を送受するためのモニタ装置接続端子を含むことができる(請求項6)。これによれば、親機として設定された制御部における所定の処理によって得られた各種情報(例えば買電電力量、ガス消費量、水道消費量、トータル発電電力量など)をモニタ装置に表示できる。
なお、前記外部信号入力部が複数の接続端子からなる場合において、子機として設定された制御部は、いずれか一の接続端子から信号が入力されれば設定異常であると判断するように構成されていてもよいし、すべての接続端子から信号が入力されれば設定異常であると判断するように構成されていてもよい。また、親機として設定された制御部は、いずれか一の接続端子から信号が入力されなければ設定異常であると判断するように構成されていてもよいし、すべての接続端子から信号が入力されなければ設定異常であると判断するように構成されていてもよい。
以上説明したように、本発明の請求項1に係るパワーコンディショナによれば、親機として設定された制御部は、夜間は電力系統からの給電により動作するので、夜間においても買電電力の演算その他の親機としての所定の処理を行うことができる。また、本来親機として設定すべきパワーコンディショナには、モニタ装置や各種センサなどの外部機器が通信接続されて外部機器からの信号が入力されるが、外部機器が通信接続されたパワーコンディショナの制御部を誤って子機として設定してしまった場合には、前記外部信号入力部からの信号が入力されると設定異常であると判断して制御部が所定の報知処理を行うため、子機と誤って設定されていることを自動的に検知して施工作業者に報知することができる。
また、本発明の請求項2に係るパワーコンディショナによれば、本来子機として設定されるべきパワーコンディショナ、すなわち、外部機器が接続されていないパワーコンディショナが親機として誤って設定されてしまっているか、若しくは、親機への外部機器の接続が正しく行われていない状態であることを自動的に検知して施工作業者に報知することができる。
また、本発明の請求項3に係るパワーコンディショナによれば、親機として設定されたパワーコンディショナの制御部においてガス消費量の演算やモニタ装置への表示処理を行うことができる。
また、本発明の請求項4に係るパワーコンディショナによれば、親機として設定されたパワーコンディショナの制御部において水道消費量の演算やモニタ装置への表示処理を行うことができる。
また、本発明の請求項5に係るパワーコンディショナによれば、親機として設定されたパワーコンディショナの制御部において買電電力量の演算やモニタ装置への表示処理を行うことができる。
また、本発明の請求項6に係るパワーコンディショナによれば、親機として設定された制御部における所定の処理によって得られた各種情報(例えば買電電力量、ガス消費量、水道消費量、トータル発電電力量など)をモニタ装置に表示できる。
本発明の一実施形態に係る発電システムの全体ブロック図である。 同発電システムのパワーコンディショナのブロック図である。 本発明の他の実施形態に係るパワーコンディショナの概略ブロック図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る太陽光発電システムを示し、該発電システムは、複数(図示例では3つ)の太陽電池アレイ2(以下、「発電部」という。)と、各発電部2に対応してそれぞれ設けられたパワーコンディショナ1(PCS)とから主構成されている。各パワーコンディショナ1は、対応する発電部2が発電出力する直流電力を商用電力系統3に系統連系する交流電力に変換して系統に出力するものである。
最上部に図示されたパワーコンディショナ1の制御部14(図2参照)は親機として設定され、その他のパワーコンディショナ1の制御部14は子機として設定されている。なお、本実施形態では、親機及び子機は同一仕様の製品として出荷され、現場で設置する際に作業員によって親機若しくは子機として設定されている。
複数のパワーコンディショナ1の出力は系統3に対して並列に接続されており、系統3には家庭内の種々の電気負荷4が接続されている。この電気負荷4に対して系統電力よりも発電電力を優先供給するために、パワーコンディショナ1の出力の実効電圧は系統電力の実効電圧よりも僅かに大きくなるように調整され、電気負荷4で消費しきれない余剰発電電力は系統3に逆潮流させることで売電するようになっている。系統3と電気負荷4との間には、売買電電力を測定するための電圧センサ5及び電流センサ6(カレントトランス)が設けられており、これらセンサ5,6は親機1の入力端子5A,6Aに接続されている。また、発電電力量や売買電電力量を表示するための外部モニタ装置7が設けられ、該外部モニタ装置7は親機1の接続端子7Aに接続されて、所定の通信プロトコルによって親機1の制御部14と外部モニタ装置7とが互いに通信するようになっている。なお、外部モニタ装置7との通信には、無線を用いることもできる。
各発電部2は、従来公知の適宜の構成であってよく、一般的には、複数の太陽電池モジュールを直列乃至並列に接続してなり、建物の屋根などに設置される。各発電部2は、発電出力される直流電力が対応するパワーコンディショナ1の電力入力部1aに入力されるように配線接続されている。発電部2としては、例えば100〜140V程度の定格発電電力の太陽電池アレイを採用でき、太陽光発電パネルの発電量が不足する場合、例えば早朝や夕方或いは悪天候時など太陽光発電パネルに直射日光が照射されない場合には、パワーコンディショナ1の入力電圧は日照量に応じて低下する。
各パワーコンディショナ1は、図2に示すように、DCリンクコンデンサにより構成されるDCリンク部10と、発電部2から供給される直流電力を交流の系統電圧の最大値(例えば200V交流電力の場合は280V)に対応する所定電圧(例えば350V)に昇圧するよう電力変換してDCリンク部10に出力する昇圧チョッパ回路からなるDC/DCコンバータ11と、DCリンク部10から供給される直流電力を系統電力に連系する交流電力に電力変換して系統3に出力するための電圧形ブリッジインバータ12(DC/ACインバータ)と、インバータ12の出力側に設けられた解列用保護リレー13と、マイコンによって主構成される制御部14とを備えている。
コンバータ11を構成する昇圧チョッパ回路は、昇圧リアクトル110と、該昇圧リアクトル110への昇圧動作時の電流の逆流を防止する昇圧用整流器111と、昇圧リアクトル110の蓄積エネルギーを制御するIGBTなどのスイッチング素子112とを備えており、整流器111のカソード側がDCリンク部10の正極側に接続されている。制御部14はMPPT制御に基づきスイッチング素子112のオン/オフを制御することによりコンバータ11の入出力電力制御を行うように構成されている。
インバータ12は、フルブリッジ形の電圧形ブリッジインバータであり、4つのIGBTなどのスイッチング素子120をHブリッジ形に接続するとともに各スイッチング素子120に帰還ダイオード121を並列接続することにより構成されており、その出力側には連系リアクトル122が設けられている。このインバータ12は、制御部14によるいわゆる電流モード制御(電圧形インバータの電流制御)を行うことによって出力電流を制御するものであり、系統3への電力出力時はDCリンク部10からの直流電力をPWM制御若しくはPAM制御によって交流電力に変換して系統へ出力される。
発電部2とコンバータ11との間の直流電路には、発電部2からパワーコンディショナ1に供給される直流電力の電圧を測定する電圧センサ8と、上記直流電路を流れる電流値を検出する電流センサ9とが設けられている。なお、これら電圧センサ8及び電流センサ9は、図示実施例ではパワーコンディショナ1の筐体に内蔵しているが、筐体の外部において直流電路に接続することもできる。電圧センサ8及び電流センサ9の検出値は制御部14に入力され、各種制御のパラメータや発電量の演算等のために利用される。
また、本実施形態では、DCリンク部10から制御部14に動作電力を給電するように構成されており、これにより発電中は発電電力によって制御部14を動作させることができるようになっている。具体的には、パワーコンディショナ1は、制御部14の電源として機能するレギュレータ140と、該レギュレータ140の電力入力端子にDCリンク部10から直流電力を供給するための給電線141を備え、該給電線141には逆流防止用ダイオード142が設けられている。
さらに、インバータ12の動作を停止させるが保護リレー13を閉動作させたままにすることにより、ブリッジ接続された4つの帰還ダイオード121を、交流の系統電力を直流電力に変換してDCリンク部10に供給するAC/DCコンバータとして機能させ、系統電力がDCリンク部10を介して制御部14に動作電力として給電されるようになっている。
上記制御部14は、上記コンバータ11並びにインバータ12における各電力変換動作や保護リレー13の遮断動作を制御するとともに、外部機器との各種通信制御をも行うものである。制御部14の各制御機能は制御プログラムとして実装されているが、各制御機能に対応する専用回路によって構成されていてもよい。
各パワーコンディショナ1の制御部14同士は、通信ユニット15を介して通信接続されている。通信ユニット15としては例えばRS−485規格のシリアル通信ユニットを用いることができる。該通信ユニット15は2つの接続ポート15aを備えて、マルチドロップ接続で複数のパワーコンディショナ1を接続するように構成できる。通信プロトコルは適宜のものであって良いが、親機の制御部14が各子機の制御部14との通信を制御するマスター・スレーブ方式を採用することが好ましい。例えば、親機の制御部14が、所定時間間隔(例えば5秒毎)に各子機の制御部14に通信要求を送出し、該通信要求を受信した各子機の制御部14が、対応する発電部2の発電量情報やその他の情報を親機の制御部14に送出するように構成できる。
制御部14の親機若しくは子機の切替えは、制御基板若しくは筐体に取付けられたディップスイッチによって行うように構成してもよく、また、ソフトウェア上の設定変更によって行うように構成することもでき、その他適宜の設定手段により切替えることが可能である。なお、夜間などの発電部2が発電していないときに系統電力を制御部14に給電するか否かを切替えるための切替手段を親機と子機との切替えを行うための設定手段とは別に設けることができ、かかる構成によれば、夜間給電ありの子機を設定することができる。
親機として設定されたパワーコンディショナ1の制御部14(以下、「マスター制御部」という。)には、売買電電力を測定するための上記電圧センサ5及び電流センサ6の検出信号が系統電圧センサ接続端子5A及び買電電力計測用電流センサ接続端子6Aを介して入力され、売買電電力量の演算処理が行われるように制御構成される。また、マスター制御部14には、ガス消費量を測定するためのガスメータ16が出力するガス消費量計測パルス信号がガスメータ接続端子16Aを介して入力され、ガス消費量の演算処理が行われるように制御構成される。さらに、マスター制御部14には、水道消費量を測定するための水道メータ17が出力する水道消費量計測パルス信号が水道メータ接続端子17Aを介して入力され、水道消費量の演算処理が行われるように制御構成される。また、マスター制御部14は、子機として設定されたパワーコンディショナ1の制御部14(以下、「スレーブ制御部」という。)から供給される各発電部2の発電量情報に基づいて全発電部2のトータル発電量の演算処理が行われるように制御構成される。
上記電圧センサ5、電流センサ6、外部モニタ装置7、ガスメータ16及び水道メータ17は、制御部14が親機として設定されたパワーコンディショナ1にのみ接続される外部機器であり、これら外部機器の接続端子5A,6A,7A,16A,17Aが、外部信号入力部を構成する。
そして、マスター制御部14は、外部モニタ装置7との通信が確立した後、外部モニタ装置7に対して、トータル発電量情報、売買電電力量情報、ガス消費量情報、水道消費量情報、各パワーコンディショナ1の動作状況情報などを送信して表示させる。また、マスター制御部14は、発電部2の出力電圧が所定値(例えば100V)以上であるときはコンバータ11及びインバータ12を動作させることにより電力変換動作を行う一方、発電部2の出力電圧が所定値未満であるときはコンバータ11及びインバータ12を停止させるが保護リレー13は閉動作させたままとして、商用電力系統からDCリンク部10を介してマスター制御部14に給電されるようにし、日夜を問わず常時マスター制御部14が動作継続するように構成されている。
なお、DCリンク部10を介さずに商用電力系統3から制御部14に電力供給する方法として、図3に示すように、別途、商用電力系統3と制御部14のレギュレータ140(電源回路)とを、交流の商用電力を整流するダイオードブリッジ20及び常閉接点タイプの夜間給電用リレー18を介挿させた電力線により相互に接続し、発電部2の出力電圧が所定値未満に低下するにともなって、制御部14が保護リレー13を開成させることにより商用電力系統3から制御部14へ給電されるように構成してもよい。この場合、夜間給電用リレー18と直列にショートコネクタ19を接続しておき、親機に設定されるパワーコンディショナ1においてはショートコネクタ19を短絡素子(図示せず)により短絡させる一方、子機に設定されるパワーコンディショナ1においてはショートコネクタ19の短絡素子を外した状態に設定しておくことができる。このように設定することにより、常閉接点タイプの夜間給電用リレー18を介して夜間等に系統電力がスレーブ制御部14に供給されることを防止して、スレーブ制御部14等における不要な消費電力を削減することができる。なお、図3は、系統電力供給ラインの変形実施例を示すものであるため、上記各接続端子5A,6A,7A,16A,17Aについては図示省略しており、図1に示す構成と同様の構成については同符号を付して詳細説明を省略する。
一方、スレーブ制御部14は、電力変換動作中に対応する発電部2の出力電圧が所定値(例えば100V)未満に低下したことを電圧センサ8の検出値に基づいて検出すると、パワーコンディショナ1の電力変換動作を継続して行うには発電量が不足しているものとみなして、コンバータ11及びインバータ12を停止させて電力変換動作を停止させるとともに、保護リレー13を開動作させることにより、発電量の低下によりDCリンク部10の電圧がスレーブ制御部14の動作継続不能なレベルまで降圧してパワーダウンするように構成されている。なお、DCリンク部10における降圧を待たずに、積極的にシャットダウン処理を行うように構成することもできる。
なお、スレーブ制御部14は、発電部2が発電していない夜間は電源断状態であるが、夜明けに伴って発電部2の発電量が上昇してコンバータ11の入力側の電圧が上昇し、昇圧用整流器111を介してDCリンク部10が制御部14の起動に必要な電圧まで昇圧されると再起動するようになっている。
次に、本実施形態に係るパワーコンディショナ1の特徴的構成について説明する。
スレーブ制御部14は、(1)外部モニタ装置7との通信における外部モニタ装置7からの応答信号が入力された(通信が確立する)、(2)買電電力計測用電流センサ6からの信号が入力された、(3)ガスメータ16からの信号が入力された、及び、(4)水道メータ17からの信号が入力された、の4つの条件のうちいずれか1つを満たすと、設定異常であると判断して所定のエラー報知処理(例えば、筐体のフロント部に設けたLED表示装置の点灯乃至点滅や、ブザーによる警報音の出力など)を行うように制御構成されている。このように構成されることにより、本来親機として設定されるべき制御部14が子機として誤って設定されていることを、親機に接続される外部機器からの入力信号があることに基づいて自動的に判定してエラー報知することができ、本来親機として機能すべき制御部14が夜間に電源断してしまうことを未然に防止でき、買電電力消費量やガス消費量や水道消費量の計測をマスター制御部14によって正常に行われることを担保できる。
一方、マスター制御部14は、(1)外部モニタ装置7との通信における外部モニタ装置7からの応答がない(通信が不成立となる)、(2)買電電力計測用電流センサ6からの信号入力がない、(3)ガスメータ16からの信号入力がない、及び、(4)水道メータ17からの信号入力がない、の4つの条件をすべて満たしたときに、設定異常であると判断して所定のエラー報知処理(例えば、筐体のフロント部に設けたLED表示装置の点灯乃至点滅や、ブザーによる警報音の出力など)を行うように制御構成されている。なお、信号入力がないとの判定には、所定のタイムアウト時間を設けておくことが好ましい。このように構成されることにより、本来子機として設定されるべき制御部14が親機として誤って設定されていることを、親機にのみ接続される複数の外部機器のすべてからの信号入力がないことに基づいて自動的に判定してエラー報知することができ、マスター制御部14が複数存在することによる複数のパワーコンディショナ1間の通信障害の回避や、子機における夜間消費電力の節減等を行うことができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、所定のエラー報知処理を行う条件から、外部モニタ装置7、電流センサ6、ガスメータ16及び水道メータ17のいずれか一つ若しくは複数からの信号入力の有無を除外してもよく、また、親機に接続されるその他の外部機器からの信号入力の有無を追加してもよい。また、制御部14における上記各報知処理は、制御部14の起動時の初期化工程においてのみ実行されるものであってもよく、初期化後の通常動作時においても上記の条件判定を行い条件成立により実行されるものであってもよい。また、上記実施形態ではパワーコンディショナの入力電圧に基づいて発電量不足であるか否かを判定したが、入力電力に基づいて発電量不足であるか否かを判定することもできる。
また、上記実施形態においては、マスター・スレーブ方式の通信プロトコルを採用し、通信制御上の親機が、外部信号入力部から入力される信号を用いる所定の処理を行うように構成したが、通信プロトコルの種類によっては必ずしも「通信上」の親機/子機の区別を設ける必要は無い。すなわち、本発明における親機/子機の区別は、特許請求の範囲に記載した所定の処理を行うか否かを示すものである。
1 パワーコンディショナ
2 発電部
3 電力系統
6 買電電力計測用電流センサ
6A 買電電力計測用電流センサ接続端子
7 モニタ装置
7A モニタ装置接続端子
14 制御部
16 ガスメータ
16A ガスメータ接続端子
17 水道メータ
17A 水道メータ接続端子

Claims (6)

  1. 発電部が出力する発電電力を電力系統に系統連系する交流電力に変換するパワーコンディショナであって、
    他のパワーコンディショナの制御部との間で通信する制御部と、該制御部を親機及び子機のいずれかに設定するための設定手段と、親機として設定された制御部に対して所定の信号を入力するための外部信号入力部とを備え、
    親機として設定された場合に、前記制御部は、前記外部信号入力部から入力される信号を用いる所定の処理を行うように構成されるとともに、前記発電部が発電していないときに電力系統からの給電により動作するように構成され、
    子機として設定された場合に、前記制御部は、前記外部信号入力部からの信号が入力されると設定異常であると判断して所定の報知処理を行うように構成されていることを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 請求項1に記載のパワーコンディショナにおいて、親機として設定された場合に、前記制御部は、前記外部信号入力部から信号が入力されないときは設定異常であると判断して所定の報知を行うように構成されていることを特徴とするパワーコンディショナ。
  3. 請求項1又は2に記載のパワーコンディショナにおいて、前記外部信号入力部は、ガスメータからのガス消費量計測信号を入力するためのガスメータ接続端子を含むことを特徴とするパワーコンディショナ。
  4. 請求項1,2又は3に記載のパワーコンディショナにおいて、前記外部信号入力部は、水道メータからの水道消費量計測信号を入力するための水道メータ接続端子を含むことを特徴とするパワーコンディショナ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパワーコンディショナにおいて、前記外部信号入力部は、買電電力計測用電流センサからの信号を入力するための買電電力計測用電流センサ接続端子を含むことを特徴とするパワーコンディショナ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパワーコンディショナにおいて、前記外部信号入力部は、親機として設定された制御部との間で通信を行うモニタ装置との間で通信信号を送受するためのモニタ装置接続端子を含むことを特徴とするパワーコンディショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015043641A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社ノーリツ パワーコンディショナおよび発電システム
JP2016171654A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社東芝 太陽光発電システム
JP7487633B2 (ja) 2020-10-08 2024-05-21 オムロン株式会社 分散型電源システムおよびパワーコンディショナ

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