JP7487633B2 - 分散型電源システムおよびパワーコンディショナ - Google Patents
分散型電源システムおよびパワーコンディショナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7487633B2 JP7487633B2 JP2020170809A JP2020170809A JP7487633B2 JP 7487633 B2 JP7487633 B2 JP 7487633B2 JP 2020170809 A JP2020170809 A JP 2020170809A JP 2020170809 A JP2020170809 A JP 2020170809A JP 7487633 B2 JP7487633 B2 JP 7487633B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- input circuit
- control unit
- wire commercial
- power system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000010248 power generation Methods 0.000 claims description 79
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 78
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 43
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 22
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 14
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 12
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 7
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 6
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000018199 S phase Effects 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 4
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
制御部には、前記第1のCT入力回路において測定された電流および/または前記電圧入力回路において測定された電圧に基づく信号が入力され、前記制御部は、前記第1のCT入力回路、前記電圧入力回路、前記出力電流計測器、及び前記第2のCT入力回路からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路から前記3線式商用電力系統へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路を制御し、前記切断装置は、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が第2の所定の電力以下と判定された時点から所定期間内に複数の前記パワーコンディショナを前記3線式商用電力系統から段階的に切り離し、前記切断装置は、前記所定期間経過後に前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が前記第2の所定の電力以下と判定された場合、前記パワーコンディショナを一括して前記3線式商用電力系統から切り離し、前記第1のCT入力回路および/または前記電圧入力回路は、前記パワーコンディショナの外部に配置されると共に、前記制御部に接続されたことを特徴とする。
で、インバータ回路から系統へ供給される交流電力の大きさを調整することができる。よって、逆潮流は解消される。また、このように逆潮流を解消しつつも、全てのパワーコンディショナは同時に系統から切断されないため、発電装置において発電された電力は、可及的に負荷へ供給されるといえる。
前記負荷に供給される電力が第3の所定の電力以下と判定された時点から第2の所定期間内に複数の前記パワーコンディショナの出力を段階的に低下させ、前記第2の所定期間経過後に前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が前記第3の所定の電力以下と判定された場合、前記パワーコンディショナを一括して前記3線式商用電力系統から切り離す第2の切断装置を備え、前記第1のCT入力回路および/または前記電圧入力回路は、前記パワーコンディショナの外部に配置されると共に、前記制御部に接続されたことを特徴としてもよい。
激であると、系統に流れる電流が順潮流であっても瞬間的に逆潮流となる場合が考えられる。このような場合、系統に逆潮流が生じていると判定され、複数のパワーコンディショナの出力を低下させることが考えられる。しかしながら、当該構成によれば、第2の判定部が、判定する時点から過去の所定時点までの系統に流れる電流に関する値の平均値に基づき、複数のパワーコンディショナの出力を低下させるか否かを判定している。よって、系統に流れる電流が定常的に順潮流であり、瞬間的に逆潮流となる場合であっても、第2の判定部が系統に逆潮流が生じていると誤判定することは抑制される。よって、このような場合に、パワーコンディショナの出力の低下は抑制され、発電装置において発電された電力は、可及的に負荷へ供給されるといえる。また逆に、系統に流れる電流が定常的に逆潮流であって瞬間的に順潮流となる場合であっても、第2の判定部が系統に順潮流が生じていると誤判定することは抑制される。よって、このような場合には、パワーコンディショナの出力の低下は実行され、定常的に生じている逆潮流は解消される。
路、前記出力電流計測器、及び前記第2のCT入力回路からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路から前記3線式商用電力系統へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路を制御し、前記第2判定部は、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が第3の所定の電力以下と判定された時点から第2の所定期間内に複数の前記パワーコンディショナの出力を段階的に低下させると判定し、前記第2判定部は、前記第2の所定期間経過後に前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が前記第3の所定の電力以下と判定された場合、複数の前記パワーコンディショナの出力を一括して低下させると判定し、前記制御部は、外部に配置された前記第1のCT入力回路および/または前記電圧入力回路と接続されたことを特徴とする。
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。図1に、本適用例における分散型電源システム1の概略構成について示す。図1において、分散型電源システム1は、複数の太陽光発電装置20と、夫々の太陽光発電装置20において発電された直流電力を交流電力に変換する複数のパワーコンディショナ10を含んでいる。また、複数のパワーコンディショナ10は、商用電源の商用電力系統5に接続されている。また、この商用電力系統5には、負荷2が接続されている。つまり、パワーコンディショナ10から出力された交流電力は、負荷2へ供給され自家消費される。また、太陽光発電装置20において発電された電力は、売電されてもよい。
消される。また、全てのパワーコンディショナが系統から一斉に切断されないため、太陽光発電装置20において発電された電力は、可及的に負荷2へ供給されるといえる。なお、RPR検出レベルは、本発明の「第2の所定の電力」の一例である。また、第2の所定の電力は、RPR検出レベルにマージンを付加した値であってもよい。
[ハードウェア構成]
次に、本発明の実施形態について、図を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態では、商用電力系統5として、3線式商用電力系統を例示し、U相と中性線Oとの間に負荷2が、W相と中性線Oとの間に負荷3が、夫々独立して接続されているものとする。なお、系統は、単相であっても3相であってもよい。
らびに電圧入力回路35a、35bで検出された電圧から、商用電力系統5から負荷2、3に印加される電力(本発明の「第1のCT入力回路において測定された電流および電圧入力回路において測定された電圧に基づく信号」の一例)がパワーコンディショナ10の外部で計算され、計算された電力が制御部12に入力されてもよい。又は、系統CT6a、6b、およびCT入力回路15a、15b、あるいは電圧入力回路35a、35bの何れか一方がパワーコンディショナ10の外部に設けられてもよい。そして、系統CT6a、6b、およびCT入力回路15a、15bで検知された電流、あるいは電圧入力回路35a、35bで検出された電圧のうちの何れか一方から、商用電力系統5から負荷2、3に印加される電力(本発明の「第1のCT入力回路において測定された電流または電圧入力回路において測定された電圧に基づく信号」の一例)がパワーコンディショナ10の外部で計算され、計算された電力が制御部12に入力されてもよい。
次に、Masterパワーコンディショナ10aの制御部12aの詳細を説明する。制御部12aは、負荷2、3側から商用電力系統5側へ逆潮流が生じないように電力変換部13aを制御する。より詳細には、制御部12aは、潮流方向判定部123aを備える。潮流方向判定部123aは、CT入力回路(15a、15b)から入力される電流検出信号、及び電圧入力回路(35a、35b)から入力される電圧検出信号を使用して求められる系統電力であって、系統CT(6a、6b)が設けられた受電点における系統電力と、RPR検出レベルと、の差に関する値(以降、制御偏差という)を記憶部11a(後述する)に記憶させる。なお、RPR検出レベルとは、パワーコンディショナ10からの出力電力がこれよりも小さい値となることで、パワーコンディショナ10が商用電力系統5から解列される閾値である(詳細は後述する)。このRPR検出レベルは、例えば、逆潮流も順潮流もない0Wの状態から、パワーコンディショナ10の定格電力の5%の電力が逆潮流側に流れた場合の電力値であってもよい。ちなみに、制御偏差は、例えば以下の式(1)で示される。
制御偏差[%]=[{(-系統電力)-(-RPR検出レベル)}÷Σパワーコンディショナ
定格]×100[%]-オフセット・・・・・(1)
%]となる。
を含んで構成される。記憶部11aには、上記の制御偏差が記憶される。より詳細には、記憶部11aには、系統電力の監視期間(例えば6s)が所定期間(例えば500ms)
ごとに分割された分割期間ごとに、上記の制御偏差が分割期間偏差Amin[n](n=0~11)として記憶される。そして、潮流方向判定部123aは、記憶部11aに記憶される、現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の平均値に基づき、逆潮流が起こっているか否かを判定する。
次に、分散型電源システム1の動作の一例を説明する。図3は、分散型電源システム1の動作フローの一例を示している。また、図4は、図3に示される動作フローの処理が実行される場合の、系統CT(6a、6b)が設けられた受電点において検出される系統電力の経時変化の一例(図4(A))、及び各パワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)の出力制御目標値の経時変化の一例(図4(B))を示している。
出力制御目標値を更新するタイミング(t0)において過去の各分割期間偏差Amin
[n]の平均値が、所定の偏差閾値より大きいとする。このような場合、逆潮流防止制御
部122aが、出力制御目標値を1%増加させる。また、決定された出力制御目標値は、通信ケーブル22を介してSlaveパワーコンディショナ(10b、10c・・・)の各制御部(12b、12c・・・)に送信される。Slaveパワーコンディショナ(10b、10c、・・・)においては、Masterパワーコンディショナ10aから受信した出力制御目標値に基づいて、自らにおける出力制御目標(%)が同じ値になるように逆潮流防止制御部(122b、122c、・・・)が出力制御目標値の設定を行う。
ステップS102では、ステップS101で決定された出力制御目標値に従い、インバータ出力制御部(121a、121b、121c、・・・)が、電力変換部(13a、13b、13c、・・・)からの出力を増大させる(図4(B))。すると、系統CT(6a、6b)が設けられた受電点における電流の流れが、順潮流から逆潮流へと変化する。そして、系統CT(6a、6b)が設けられた受電点における電流の大きさがRPR検出レベルよりも小さい値となる(図4(A))。
ステップS103では、制御偏差を監視している潮流方向判定部123aが、系統に逆潮流が起こっていることを検出する。そして、潮流方向判定部123aは、現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の平均値が、RPR検出レベルよりも小さいと判定する。すると、逆潮流防止制御部122aが、現時点から夫々のパワーコンディショナ(10a、10b・・・)を段階的にゲートブロックすることを実行するまでの期間である検出残時間t1(本発明の「所定期間」の一例)を決定する。より詳細には、潮流方向判定部123aは、n番目のパワーコンディショナ10nの検出残時間t1を以下の式(2)のように決定する。なお、nは例えば1から28までとしてもよい。
検出残時間t1=8×n+48[ms]・・・(2)
ステップS104では、夫々のパワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)の逆電力継電器(47a、47b、47c、・・・)は、検出残時間t1及びt2の情報を受信する。そして、逆電力継電器(47a、47b、47c、・・・)では、タイマー(48a、48b、48c、・・・)が起動し、時間が測定され始める。そして、タイマー(48a、48b、48c、・・・)によって測定された時間が受信した検出残時間t1となった時に、夫々の逆電力継電器(47a、47b、47c、・・・)は、自身と接続されているパワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)を商用電力系統5から解列させるように切替スイッチを動作させる停止信号を出力する。このような動作が夫々のパワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)において実行されることで、複数のパワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)は段階的に商用電力系統5から解列される。なお、パワーコンディショナ10が解列されている間に、当該パワーコンディショナ10が有する逆潮流防止制御部122は、出力制御目標値を一旦0に設定する。そして、出力制御目標値が決定される次のタイミングt3で当該パワーコンディショナ10の解列は解除される。そして、パワーコンディショナ10の解列が解除されるタイミングt3で、解列されていたパワーコンディショナ10の逆潮流防止制御部122は、出力制御目標値を再決定する。この際、逆潮流防止制御部122は、出力制御目標値の増加率に1[%/s]のレートリミットをかけるようにしてもよい。
[n]の平均値とRPR検出レベルとの大小関係によりパワーコンディショナの商用電力
系統5への連係を判定している。よって、現時点で系統に流れる電流がRPR検出レベルよりも大きくとも、各分割期間偏差Amin[n]の平均値がRPR検出レベルよりも小さい場合は、パワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)の段階的な解列は実行され続ける。
ステップS105では、ステップS104からさらに所定時間経過し、タイマー48aによって測定された時間が検出残時間t2となった時に、制御偏差を監視しているMasterパワーコンディショナ10aの潮流方向判定部123aが、現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の平均値が、RPR検出レベルよりも小さいと判定する。すると、夫々のパワーコンディショナ(10a、10b、10c・・・)が備える逆電力継電器(47a、47b、47c、・・・)は、自身と接続されているパワーコンディショナ10を解列させるように切替スイッチを動作させる停止信号を出力する。このような動作が夫々のパワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)において実行されることで、全てのパワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)の動作は一斉に停止する。そして、所定期間経過後の時刻t4において、全てのパワーコンディショナ(10a、10b、10c・・・)におけるゲートブロックが解除される。なお、全てのパワーコンディショナ(10a、10b、10c・・・)におけるゲートブロックが解除される際に、逆潮流防止制御部(122a、122b、122c、・・・)は、出力制御目標値を0に初期化する。そして、逆潮流防止制御部(122a、122b、122c、・・・)は、出力制御目標値を再決定する。なお、逆潮流防止制御部(122a、122b、122c、・・・)は、再決定される出力制御目標値の増加率に例えば10[%/
s]のレートリミットをかけるようにしてもよい。ここで、検出残時間t2は、本発明の
「所定期間」の一例である。
された時間が検出残時間t2となった時に、潮流方向判定部123aが、現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の平均値がRPR検出レベルよりも大きい判定した場合、逆潮流防止制御部122aは、自装置に設けられている逆電力継電器47aへタイマー48aによる時間の計測を停止するよう要求する要求信号を送信する。また、逆潮流防止制御部122aは、夫々のパワーコンディショナ(10b、10c・・・)が備える制御部(12b、12c・・・)へも当該要求信号を、通信ケーブル22を介して送信する。そして、夫々のパワーコンディショナ(10b、10c・・・)が備える逆潮流防止制御部(122b、122c、・・・)は、受信した要求信号を自装置に設けられている逆電力継電器(47b、47c、・・・)へ送信する。つまり、現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の平均値が、RPR検出レベルよりも大きいと判定された場合、全てのパワーコンディショナ(10a、10b・・・)のゲートブロックは実行されないことになる。
また、図5は、分散型電源システム1の別の動作のフローの一例を示している。
ステップS201では、Masterパワーコンディショナ10aの潮流方向判定部123aが、現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の平均値に基づき、逆潮流が起こっているか否かを判定する。
ステップS202では、ステップS201において商用電力系統5に逆潮流が起こっていないと判定された場合、潮流方向判定部123aが、例えば現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の最小値を使用し、順潮流の電力値の大きさが所定の閾値よりも大きいか否かを判定する。ここで、所定の閾値は、逆潮流の発生を防止するためにユーザが設定する値であり、本発明の「所定の電力」の一例である。
ステップS203では、ステップS202において順潮流の電力値の大きさが所定の閾値よりも大きいと判定された場合、逆潮流防止制御部122aは、現在の出力制御目標値を維持する。
ステップS204では、ステップS203において順潮流の電力値の大きさが所定の閾値以下であると判定された場合、逆潮流防止制御部122aは、現在の出力制御目標値を減少させた新たな出力制御目標値を設定する。ここで、新たな出力制御目標値は、CT入力回路(15a、15b)から入力される電流検出信号、電圧入力回路(35a、35b)から入力される電圧検出信号、及びCT入力回路(ADコンバータ)15cから入力される検出信号を使用して決定される。新たな出力制御目標値は、例えば理論式やノウハウ等に基づき、逆潮流が発生しないように可及的に大きな値に設定されてもよい。また、ステップS201において、商用電力系統5に逆潮流が起こっていると判定された場合も、逆潮流防止制御部122aは、現在の出力制御目標値を減少させた新たな出力制御目標値を設定する。
ステップS205では、ステップS204で決定された新たな出力制御目標値に従い、インバータ出力制御部(121a、121b、121c、・・・)が、電力変換部(13a、13b、13c、・・・)からの出力を低下させる。
上記のような分散型電源システム1によれば、ステップS204-ステップS205に
示されるように、商用電力系統5から負荷2、3に供給される順潮流の電力が所定の閾値以下である場合に、電力変換部(13a、13b、13c、・・・)からの出力を低下させている。よって、負荷2、3から商用電力系統5への逆潮流は簡易に抑制される。また、逆潮流防止制御部(122b、122c、・・・)において設定される新たな出力制御目標値は、CT入力回路(15a、15b)から入力される電流検出信号、電圧入力回路(35a、35b)から入力される電圧検出信号、及びCT入力回路(ADコンバータ)15cから入力される検出信号を使用して決定されている。よって、電力変換部(13a、13b、13c、・・・)からの出力は、必要以上に減らさずに済む。よって、太陽光発電装置20において発電された電力は、逆潮流を簡易に抑制しつつも可及的に負荷へ供給可能となる。
・・・)は系統から切断されないため、太陽光発電装置20において発電された電力は、可及的に負荷2、3へ供給されるといえる。
ワーコンディショナを商用電力系統5から切断しても逆潮流が解消されない場合、検出残時間t2の経過後に全てのパワーコンディショナ(10、10a、10b、10c、・・・
)を一括して商用電力系統5から切り離している。このような分散型電源システム1は、負荷2、3における消費エネルギーの変動又は太陽光発電装置20において発電される電力の変動が急激であり、パワーコンディショナを段階的に停止する程度では逆潮流が解消されない場合であっても、検出残時間t2の経過後には逆潮流を確実に解消させることが
できる。また、検出残時間t2の間は、パワーコンディショナは段階的に停止されるため
、太陽光発電装置20において発電された電力は、可及的に負荷2、3へ供給されるといえる。
な場合、パワーコンディショナの連係は抑制され、定常的に生じている逆潮流は解消される。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
図6は、第1変形例に係る分散型電源システム1Aの概略構成を示す。図6に示されるように、分散型電源システム1Aは、系列Aと、系列Bとを有する。この変形例では、系列Aのために、Masterパワーコンディショナ10a及び、Slaveパワーコンディショナ(10b、10c・・・)が設けられている。また、系列Bのために、計測用Slaveパワーコンディショナ30b、及びSlaveパワーコンディショナ(30c・・・)が設けられている。これらのパワーコンディショナの内部構成は、図2に示したものと同等である。
、商用電力系統5に接続されている。また、計測用Slaveパワーコンディショナ30bは接続線37、38、39によって、Slaveパワーコンディショナ30cは接続線37a、38a、39aによって、系列Bにおいて、商用電力系統5に接続されている。
えばSlaveパワーコンディショナ(10b、10c・・・)へ検出残時間t1及びt2の情報を送る時よりも48ms送らせて送信する。このように検出残時間t1及びt2の送信のタイミングが調節されることで、親であるMasterパワーコンディショナ10aの停止と同時にSlaveパワーコンディショナ30b又はSlave/Slave
パワーコンディショナ(30c・・・)が停止されることは抑制される。つまり、親であるMasterパワーコンディショナ10aの停止と、Slaveパワーコンディショナ30b又はSlave/Slaveパワーコンディショナ(30c・・・)の停止とは、
段階的に実現される。
上記のような分散型電源システム1Aによれば、例えば系列Aにおいては、Masterパワーコンディショナ10a及びSlaveパワーコンディショナ(10b、10c・・・)による出力電力より負荷2,3による消費電力が大きく、系列Bにおいては、計測用Slaveパワーコンディショナ30b及びSlaveパワーコンディショナ(30c・・・)による出力電力が負荷32、33による消費電力より大きいような場合には、計測用Slaveパワーコンディショナ30b及びSlaveパワーコンディショナ(30c・・・)による出力電力を、負荷2,3に供給する等の制御を行うことができる。そして、その上で、商用電力系統5への逆潮流を抑制することができる。
図7は、変形例に係る分散型電源システム1Bの概略構成を示す。図7に示されるように、分散型電源システム1Bが接続される商用電力系統5bには、高圧(6,600V)の商用電源7と接続される三相3線式のr相、s相、t相の電力線を通じて電力が供給される。ここで、r相とs相との間、s相とt相との間、s相とr相との間はΔ結線される。そして、高圧の三相電力のうち一相の電力がトランス4を介して単相の低圧(200/100V)電力に変換され、変換された電力は、負荷2,3に供給される。図7では、トランス4に接続された単相3線式のU相と中性線Oとの間に負荷2が、W相と中性線Oとの間に負荷3がそれぞれ接続されている。、また、商用電源7から電力を受電する受電点Rpとトランス4との間には、r相に流れる電流を検出するCT6aと、t線を流れる電流を検出するCT6bとが接続される。また、負荷2、3に接続される単相3線式の電力線には、複数のパワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)が接続される。
第2変形例に係る分散型電源システム1Bによれば、単相3線式の電力線から三相3線式の電力線r相及びt相へ逆潮流が発生することを抑制しつつ、各パワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)に接続された太陽光発電装置(不図示)の出力を可及的に高出力に制御することが可能であり、太陽光発電装置による発電電力をより効率的に利用することが可能である。
図8には、第3変形例に係る分散型電源システム1Cの概要が例示されている。図8に示されるように、分散型電源システム1Cは、三相の負荷2a及び単相の負荷2、3と、高圧配電線21とに接続される例を示す。この変形例では、高圧配電線21からの電力を、キュービクル52bを介して、需要家構内52aにおける三相の負荷2aと、単相の負荷2、3に供給している。Masterパワーコンディショナ10a及びSlaveパワーコンディショナ(10b、10c、・・・)の構成は、図2に示されるものと同等である。Masterパワーコンディショナ10a及びSlaveパワーコンディショナ(1
0b、10c、・・・)の出力端は、単相の負荷2、3とキュービクル52bの間に接続されており、系統CT6a、6bは、高圧配電線21とキュービクル52bの間の受電点に設けられている。
第3変形例においては、需要家構内52aのキュービクル52bから高圧配電線21への逆潮流を抑制しつつ、各パワーコンディショナに接続された太陽光発電装置(不図示)の出力を可及的に高出力に制御することが可能であり、太陽光発電装置による発電電力をより効率的に利用することが可能である。
上記の分散型電源システム1において、Slaveパワーコンディショナの代わりに蓄電池が使用されてもよい。また、上記の分散型電源システム1において、負荷2、3は、例えば充電が必要な電気自動車であってもよい。また、太陽光発電装置20の代わりに燃料電池やガスエンジンが使用されてもよい。また、上記の分散型電源システム1において、検出残時間t2後に、パワーコンディショナ(10a、10b、10c、・・・)は一
括停止されなくともよい。また、上記の分散型電源システム1において、潮流方向判定部123aが、現時点からみて過去の各分割期間偏差Amin[n]の平均値ではなく、現時点の制御偏差に基づいて逆潮流が起こっているか否かを判定してもよい。
<付記1>
直流電力を発電する発電装置(20)と、前記発電装置(20)によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナ(10、30)であって、電力供給対象である負荷(2、2A、3、32、33)に電力を供給する3線式商用電力系統(5、5b)と電気的に接続されるパワーコンディショナ(10、30)と、を備える分散型電源システム(1、1A、1B、1C)であって、
制御部(12)を有する複数の前記パワーコンディショナ(10、30)と、
前記3線式商用電力系統(5、5b)のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路(15a、15b)と、
前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路(35a、35b)と、
複数の前記パワーコンディショナ(10、30)を前記3線式商用電力系統(5、5b)から切り離す切断装置(47)と、を備え、
前記パワーコンディショナ(10、30)は、
前記発電装置(20)が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置(20)が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路(13)と、
前記インバータ回路(13)から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器(14)と、
前記出力電流計測器(14)により検出された検出信号を前記制御部(12)へ入力する第2のCT入力回路(15c)と、をさらに有し、
前記制御部(12)には、前記第1のCT入力回路路(15a、15b)において測定された電流および/または前記電圧入力回路(35a、35b)において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部(12)は、前記第1のCT入力回路(15a、15b)、前記電圧入力回路(35a、35b)、前記出力電流計測器(14)、及び前記第2のCT入力回路(1
5c)からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路(13)から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路(13)を制御し、
前記切断装置(47)は、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が第2の所定の電力以下と判定された時点から所定期間内に複数の前記パワーコンディショナ(10、30)を前記3線式商用電力系統(5、5b)から段階的に切り離し、
前記切断装置(47)は、前記所定期間経過後に前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が前記第2の所定の電力以下と判定された場合、前記パワーコンディショナ(10、30)を一括して前記3線式商用電力系統(5、5b)から切り離し、
前記第1のCT入力回路(15a、15b)および/または前記電圧入力回路(35a、35b)は、前記パワーコンディショナ(10、30)の外部に配置されると共に、前記制御部(12)に接続されたことを特徴とする、
分散型電源システム(1、1A、1B、1C)。
<付記2>
前記制御部(12)は、複数の前記パワーコンディショナ(10、30)を前記3線式商用電力系統から切り離すか否かを判定する判定部(123)を有し、
前記判定部(123)は、判定する時点から過去の所定時点までの前記3線式商用電力系統(5、5b)に流れる電流に関する値の平均値に基づき、複数の前記パワーコンディショナ(10、30)を前記3線式商用電力系統(5、5b)から切り離すか否かを判定する、
付記1に記載の分散型電源システム(1、1A、1B、1C)。
<付記3>
直流電力を発電する発電装置(20)と、前記発電装置(20)によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナ(10、30)であって、電力供給対象である負荷(2、2A、3、32、33)に電力を供給する3線式商用電力系統(5、5b)と電気的に接続されるパワーコンディショナ(10、30)と、を備える分散型電源システム(1、1A、1B、1C)であって、
制御部(12)を有する複数の前記パワーコンディショナ(10、30)と、
前記3線式商用電力系統(5、5b)のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路(15a、15b)と、
前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路(35a、35b)と、を備え、
前記パワーコンディショナ(10、30)は、
前記発電装置(20)が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置(20)が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路(13)と、
前記インバータ回路(13)から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器(14)と、
前記出力電流計測器(14)により検出された検出信号を前記制御部(12)へ入力する第2のCT入力回路(15c)と、をさらに有し、
前記制御部(12)には、前記第1のCT入力回路路(15a、15b)において測定された電流および/または前記電圧入力回路(35a、35b)において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部(12)は、前記第1のCT入力回路(15a、15b)、前記電圧入力回路(35a、35b)、前記出力電流計測器(14)、及び前記第2のCT入力回路(15c)からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ
回路(13)から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路(13)を制御し、
前記制御部(12)は、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が第3の所定の電力以下と判定された時点から第2の所定期間内に複数の前記パワーコンディショナ(10、30)の出力を段階的に低下させ、
前記第2の所定期間経過後に前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が前記第3の所定の電力以下と判定された場合、前記パワーコンディショナ(10、30)を一括して前記3線式商用電力系統(5、5b)から切り離す第2の切断装置(47)を備え、
前記第1のCT入力回路(15a、15b)および/または前記電圧入力回路(35a、35b)は、前記パワーコンディショナ(10、30)の外部に配置されると共に、前記制御部(12)に接続されたことを特徴とする、
分散型電源システム(1、1A、1B、1C)。
<付記4>
前記制御部(12)は、複数の前記パワーコンディショナ(10、30)の出力を低下させるか否かを判定する第2の判定部(123)を有し、
前記第2の判定部(123)は、判定する時点から過去の所定時点までの前記3線式商用電力系統(5、5b)に流れる電流に関する値の平均値に基づき、複数の前記パワーコンディショナ(10、30)の出力を低下させるか否かを判定する、
付記3に記載の分散型電源システム(1、1A、1B、1C)。
<付記5>
発電装置(20)によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナ(10、30)であって、電力供給対象である負荷(2、2A、3、32、33)に電力を供給する3線式商用電力系統(5、5b)と電気的に接続されるパワーコンディショナ(10、30)であって、
複数の前記パワーコンディショナ(10、30)を前記3線式商用電力系統(5、5b)から切り離すか否かを判定する判定部(123)を有する制御部(12)と、
前記発電装置(20)が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置(20)が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路(13)と、
前記インバータ回路(13)から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器(14)と、
前記出力電流計測器(14)により検出された検出信号を前記制御部(12)へ入力する第2のCT入力回路(15c)と、を備え、
前記制御部(12)には、前記3線式商用電力系統(5、5b)のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路(15a、15b)において測定された電流、および/または前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路(35a、35b)において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部(12)は、前記第1のCT入力回路(15a、15b)、前記電圧入力回路(35a、35b)、前記出力電流計測器(14)、及び前記第2のCT入力回路(15c)からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路(13)から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路(13)を制御し、
前記判定部(123)は、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が第2の所定の電力以下である場合、所定期間内に複数の前記パワーコンディショナ(10、30)を前記3線式商用電力系統(5、5b)から段階的に切り離すと判定し、
前記判定部(123)は、前記所定期間経過後に前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が前記第2の所定の電力以下である場合、複数の前記パワーコンディショナ(10、30)を一括して前記3線式商用電力系統(5、5b)から切り離すと判定し、
前記制御部(12)は、外部に配置された前記第1のCT入力回路(15a、15b)および/または前記電圧入力回路(35a、35b)と接続されたことを特徴とする、
パワーコンディショナ(10、30)。
<付記6>
発電装置(20)によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナ(10、30)であって、電力供給対象である負荷(2、2A、3、32、33)に電力を供給する3線式商用電力系統(5、5b)と電気的に接続されるパワーコンディショナ(10、30)であって、
複数の前記パワーコンディショナ(10、30)の出力を低下させるか否かを判定する第2判定部(123)を有する制御部(12)と、
前記発電装置(20)が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置(20)が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路(13)と、
前記インバータ回路(13)から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器(14)と、
前記出力電流計測器(14)により検出された検出信号を前記制御部(12)へ入力する第2のCT入力回路(15c)と、を備え、
前記制御部(12)には、前記3線式商用電力系統(5、5b)のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路(15a、15b)において測定された電流、および/または前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路(35a、35b)において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部(12)は、前記第1のCT入力回路(15a、15b)、前記電圧入力回路(35a、35b)、前記出力電流計測器(14)、及び前記第2のCT入力回路(15c)からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路(13)から前記3線式商用電力系統(5、5b)へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路(13)を制御し、
前記第2判定部(123)は、前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が第3の所定の電力以下と判定された時点から第2の所定期間内に複数の前記パワーコンディショナ(10、30)の出力を段階的に低下させると判定し、
前記第2判定部(123)は、前記第2の所定期間経過後に前記3線式商用電力系統(5、5b)から前記負荷(2、2A、3、32、33)に供給される電力が前記第3の所定の電力以下と判定された場合、複数の前記パワーコンディショナ(10、30)の出力を一括して低下させると判定し、
前記制御部(12)は、外部に配置された前記第1のCT入力回路(15a、15b)および/または前記電圧入力回路(35a、35b)と接続されたことを特徴とする、
パワーコンディショナ(10、30)。
2、2a、3、32、33 :負荷
4 :トランス
5、5b :商用電力系統
6a、6b、36a、36b :系統CT
10、30 :パワーコンディショナ
11 :記憶部
12 :制御部
13 :電力変換部
14 :出力CT
15 :入力回路
16 :信号出力部
17、18、19、37、38、39 :接続線
18 :接続線
19 :接続線
20 :太陽光発電装置
21 :高圧配電線
22 :通信ケーブル
35 :電圧入力回路
47 :逆電力継電器
48 :タイマー
52a :需要家構内
52b :キュービクル
122 :逆潮流防止制御部
123 :潮流方向判定部
Claims (6)
- 直流電力を発電する発電装置と、前記発電装置によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナであって、電力供給対象である負荷に電力を供給する3線式商用電力系統と電気的に接続されるパワーコンディショナと、を備える分散型電源システムであって、
制御部を有する複数の前記パワーコンディショナと、
前記3線式商用電力系統のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路と、
前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路と、
複数の前記パワーコンディショナを前記3線式商用電力系統から切り離す切断装置と、を備え、
前記パワーコンディショナは、
前記発電装置が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器と、
前記出力電流計測器により検出された検出信号を前記制御部へ入力する第2のCT入力回路と、をさらに有し、
前記制御部には、前記第1のCT入力回路において測定された電流および/または前記電圧入力回路において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部は、前記第1のCT入力回路、前記電圧入力回路、前記出力電流計測器、及び前記第2のCT入力回路からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路から前記3線式商用電力系統へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路を制御し、
前記切断装置は、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が第2の所定の電力以下と判定された時点から所定期間内に複数の前記パワーコンディショナを前記3線式商用電力系統から段階的に切り離し、
前記切断装置は、前記所定期間経過後に前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が前記第2の所定の電力以下と判定された場合、前記パワーコンディショナを一括して前記3線式商用電力系統から切り離し、
前記第1のCT入力回路および/または前記電圧入力回路は、前記パワーコンディショナの外部に配置されると共に、前記制御部に接続されたことを特徴とする、
分散型電源システム。 - 前記制御部は、複数の前記パワーコンディショナを前記3線式商用電力系統から切り離すか否かを判定する判定部を有し、
前記判定部は、判定する時点から過去の所定時点までの前記3線式商用電力系統に流れる電流に関する値の平均値に基づき、複数の前記パワーコンディショナを前記3線式商用電力系統から切り離すか否かを判定する、
請求項1に記載の分散型電源システム。 - 直流電力を発電する発電装置と、前記発電装置によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナであって、電力供給対象である負荷に電力を供給する3線式商用電力系統と電気的に接続されるパワーコンディショナと、を備える分散型電源システムであって、
制御部を有する複数の前記パワーコンディショナと、
前記3線式商用電力系統のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路と、
前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路と、を備え、
前記パワーコンディショナは、
前記発電装置が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器と、
前記出力電流計測器により検出された検出信号を前記制御部へ入力する第2のCT入力回路と、をさらに有し、
前記制御部には、前記第1のCT入力回路において測定された電流および/または前記電圧入力回路において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部は、前記第1のCT入力回路、前記電圧入力回路、前記出力電流計測器、及び前記第2のCT入力回路からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路から前記3線式商用電力系統へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路を制御し、
前記制御部は、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が第3の所定の電力以下と判定された時点から第2の所定期間内に複数の前記パワーコンディショナの出力を段階的に低下させ、
前記第2の所定期間経過後に前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が前記第3の所定の電力以下と判定された場合、前記パワーコンディショナを一括して前記3線式商用電力系統から切り離す第2の切断装置を備え、
前記第1のCT入力回路および/または前記電圧入力回路は、前記パワーコンディショナの外部に配置されると共に、前記制御部に接続されたことを特徴とする、
分散型電源システム。 - 前記制御部は、複数の前記パワーコンディショナの出力を低下させるか否かを判定する第2の判定部を有し、
前記第2の判定部は、判定する時点から過去の所定時点までの前記3線式商用電力系統に流れる電流に関する値の平均値に基づき、複数の前記パワーコンディショナの出力を低下させるか否かを判定する、
請求項3に記載の分散型電源システム。 - 発電装置によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナであって、電力供給対象である負荷に電力を供給する3線式商用電力系統と電気的に接続されるパワーコンディショナであって、
複数の前記パワーコンディショナを前記3線式商用電力系統から切り離すか否かを判定する判定部を有する制御部と、
前記発電装置が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器と、
前記出力電流計測器により検出された検出信号を前記制御部へ入力する第2のCT入力回路と、を備え、
前記制御部には、前記3線式商用電力系統のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路において測定された電流、および/または前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部は、前記第1のCT入力回路、前記電圧入力回路、前記出力電流計測器、及
び前記第2のCT入力回路からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路から前記3線式商用電力系統へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路を制御し、
前記判定部は、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が第2の所定の電力以下である場合、所定期間内に複数の前記パワーコンディショナを前記3線式商用電力系統から段階的に切り離すと判定し、
前記判定部は、前記所定期間経過後に前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が前記第2の所定の電力以下である場合、複数の前記パワーコンディショナを一括して前記3線式商用電力系統から切り離すと判定し、
前記制御部は、外部に配置された前記第1のCT入力回路および/または前記電圧入力回路と接続されたことを特徴とする、
パワーコンディショナ。 - 発電装置によって発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナであって、電力供給対象である負荷に電力を供給する3線式商用電力系統と電気的に接続されるパワーコンディショナであって、
複数の前記パワーコンディショナの出力を低下させるか否かを判定する第2判定部を有する制御部と、
前記発電装置が発電した電力の位相を、商用電源から前記3線式商用電力系統へ供給される電力の位相と同期させるように、前記発電装置が発電した電力を交流電力に変換し、前記交流電力を出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力された前記交流電力の電流の大きさを検出する出力電流計測器と、
前記出力電流計測器により検出された検出信号を前記制御部へ入力する第2のCT入力回路と、を備え、
前記制御部には、前記3線式商用電力系統のうちの2線以上と接続され、前記2線の夫々の電流の向きと大きさを測定する第1のCT入力回路において測定された電流、および/または前記2線の夫々に設けられ、前記2線の夫々の電圧を測定する電圧入力回路において測定された電圧に基づく信号が入力され、
前記制御部は、前記第1のCT入力回路、前記電圧入力回路、前記出力電流計測器、及び前記第2のCT入力回路からの信号を受けて、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が所定の電力以下である場合に、前記インバータ回路から前記3線式商用電力系統へ流れる前記交流電力の大きさを調整するように前記インバータ回路を制御し、
前記第2判定部は、前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が第3の所定の電力以下と判定された時点から第2の所定期間内に複数の前記パワーコンディショナの出力を段階的に低下させると判定し、
前記第2判定部は、前記第2の所定期間経過後に前記3線式商用電力系統から前記負荷に供給される電力が前記第3の所定の電力以下と判定された場合、複数の前記パワーコンディショナの出力を一括して低下させると判定し、
前記制御部は、外部に配置された前記第1のCT入力回路および/または前記電圧入力回路と接続されたことを特徴とする、
パワーコンディショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020170809A JP7487633B2 (ja) | 2020-10-08 | 2020-10-08 | 分散型電源システムおよびパワーコンディショナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020170809A JP7487633B2 (ja) | 2020-10-08 | 2020-10-08 | 分散型電源システムおよびパワーコンディショナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022062639A JP2022062639A (ja) | 2022-04-20 |
JP7487633B2 true JP7487633B2 (ja) | 2024-05-21 |
Family
ID=81211038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020170809A Active JP7487633B2 (ja) | 2020-10-08 | 2020-10-08 | 分散型電源システムおよびパワーコンディショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7487633B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015042100A (ja) | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 株式会社ノーリツ | パワーコンディショナ |
JP2016103931A (ja) | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 三浦工業株式会社 | 燃料電池系統連系システム |
JP2017093127A (ja) | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 株式会社デンソー | 電力制御装置 |
JP2017163795A (ja) | 2016-03-11 | 2017-09-14 | オムロン株式会社 | 発電設備の運転制御装置、運転制御方法および運転制御システム |
JP6760474B1 (ja) | 2019-12-09 | 2020-09-23 | オムロン株式会社 | 分散型電源システム |
-
2020
- 2020-10-08 JP JP2020170809A patent/JP7487633B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015042100A (ja) | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 株式会社ノーリツ | パワーコンディショナ |
JP2016103931A (ja) | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 三浦工業株式会社 | 燃料電池系統連系システム |
JP2017093127A (ja) | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 株式会社デンソー | 電力制御装置 |
JP2017163795A (ja) | 2016-03-11 | 2017-09-14 | オムロン株式会社 | 発電設備の運転制御装置、運転制御方法および運転制御システム |
JP6760474B1 (ja) | 2019-12-09 | 2020-09-23 | オムロン株式会社 | 分散型電源システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022062639A (ja) | 2022-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6338131B1 (ja) | 電源システム | |
JP5308511B2 (ja) | 風力発電設備の出力制御方法及び出力制御装置 | |
Gwon et al. | Mitigation of voltage unbalance by using static load transfer switch in bipolar low voltage DC distribution system | |
JPWO2019130375A1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2011067078A (ja) | 電源システム制御方法及び電源システム制御装置 | |
JP2015211480A (ja) | 発電システムの電圧上昇抑制制御方法 | |
US10027247B2 (en) | Inverter, method for operating an inverter and energy supply installation with an inverter | |
JP6773204B1 (ja) | 分散型電源システム | |
JP2014079089A (ja) | デジタルグリッドルータの制御方法 | |
US11563383B2 (en) | Device for connecting a sub-network to an alternating voltage network and method for controlling an electrical power | |
JP6760474B1 (ja) | 分散型電源システム | |
JP7487633B2 (ja) | 分散型電源システムおよびパワーコンディショナ | |
JP2006254634A (ja) | 分散型電源装置 | |
JP2011062067A (ja) | 直流配電システム | |
RU188256U1 (ru) | Устройство управления электроснабжением промышленного энергорайона с источниками распределенной генерации при коротком замыкании на резервируемой секции шин подстанции | |
JP3839643B2 (ja) | 無瞬断自立移行発電システム | |
CN108539747B (zh) | 一种并网型交直流混合微电网控制系统及方法 | |
JP6944388B2 (ja) | 複数駅における電力協調制御システム | |
JP2019216596A (ja) | 効率的な電力供給及びバックアップのためのシステム及び方法 | |
KR20200104067A (ko) | 스마트 전력 스위칭 방법 및 시스템 | |
KR20240044074A (ko) | 디지털 그리드 전력중계 장치 및 그 제어 방법 | |
JP6791343B1 (ja) | 分散型電源システム | |
KR102672481B1 (ko) | 디지털그리드 전력중계 장치의 운영방법 | |
WO2019097934A1 (ja) | 電力管理システム | |
JP2022118363A (ja) | 逆潮流防止装置、電力供給システム、および電力供給方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210413 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240404 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240422 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7487633 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |