JPWO2006073108A1 - ケース - Google Patents

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Abstract

本発明は、撮影装置等を収納可能であるとともに、撮影中には水滴の付着を防止する撮影装置のカバーとしても利用できるケースである。本発明は、それぞれ外周の長さが等しく、前記外周を互いに閉じ内部に空間を設けた第1の状態と、それぞれの外周の一部が固定され略T字形状に前記外周を互いに開いた第2の状態との間に相互に移行する第1のカバー部20と第2のカバー部21とを備える。

Description

本発明は、ケースに関し、特にビデオカメラなどの撮像装置を収納可能であるとともに、撮影時における降雨に対して撮像装置を水滴などから保護できるケースに関するものである。
ビデオカメラなどの撮像装置は、屋外での使用機会が大半を占め、それゆえ撮影時に雨天や降雪に見舞われることが多い。このような撮影環境下では、撮像装置に水滴が付着し、撮像装置自体の故障を招いてしまう可能性がある。
このような問題を鑑みて、特許文献1や非特許文献1に示すようなものが登場している。特許文献1に記載の構成は、撮像装置を透明ケースに収納して撮像装置全体を覆い、外部からの水滴などが撮像装置に付着しないように構成されている。また、非特許文献1は、撮像装置の一例であるビデオカメラを上部から覆うことが可能なカバー(”スノー・レインジャケット”)が開示されており、カバーをビデオカメラに装着することで降雨などによる水滴の付着を極力防止することができる。
特許文献1や非特許文献1に記載の構成によって、小雨の日などでも、撮像装置による撮影を行うことができる。
実開平2−111127号公報 松下電器産業株式会社 デジタルビデオカメラ総合カタログ(2003年10月発行)第30ページ掲載の「スノーレイン・ジャケット」
しかしながら上記特許文献1や非特許文献1に示す構成は、降雨時や降雪時に撮像装置を収納し、撮像装置に水滴が付着するのを防ぐだけのものであり、撮像装置を収納して携帯する時は、別途撮像装置を収納可能なケース(例えば、非特許文献1の第30ページ掲載の「ソフトバッグ」や「ソフトケース」など)を用意する必要があった。これにより、折角の撮像装置の携帯性が損なわれてしまっていた。
また、非特許文献1に示されたようなスノーレイン・ジャケットでは、ビデオカメラにビューファインダーとともに搭載されている表示部(約2〜4インチの液晶ディスプレイが搭載され、ビデオカメラに開閉自在に配されている表示部)を使用することができず、使い勝手を低下させていた。
本発明は、上記課題を鑑み、携帯性が優れるとともに、撮影中等の映像をビューファインダーおよび液晶表示部で視認することができ、使い勝手を向上させたケースを提供するものである。
上記課題を解決するために本発明の撮像装置用ケースは、それぞれの外周長さが等しく、前記外周を互いに閉じ内部に空間を設けた第1の状態と、それぞれの外周の一部が固定され略T字形状に前記外周を互いに開いた第2の状態との間を相互に移行する第1のカバー部と第2のカバー部とを備える。
本発明のケースは、例えば撮像装置を収納する形態において、携帯性が優れるとともに、撮影中等の映像をビューファインダーおよび液晶表示部で視認することができ、使い勝手を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態におけるケースの外観を示す斜視図である。 図2は、ケースを開いた状態の表面側の斜視図である。 図3は、ケースを開いた状態の裏面側の斜視図である。 図4は、ファスナーを解除した状態のケースを示す斜視図である。 図5は、ファスナーを解除した状態のケースを示す斜視図である。 図6は、リスト固定部の要部斜視図である。 図7は、リスト固定部の要部斜視図である。 図8は、リスト固定部の要部斜視図である。 図9は、ケースにビデオカメラを収納し撮影している状態を示す斜視図である。 図10は、ケースにビデオカメラを収納し撮影している状態を示す斜視図である。 図11は、ケースにビデオカメラを収納し撮影している状態を示す斜視図である。 図12は、ケースを開いた状態の表面側の斜視図である。 図13は、ケースを開いた状態の表面側の斜視図である。 図14は、図13に示すケースの斜視図である。 図15は、ビデオカメラ本体が支持部材によって支持されている状態を示す正面図である。 図16は、ケースに補助容器を装着させる前の状態を示す斜視図である。 図17は、ケースに補助容器を装着させた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ケース
2 開口部
10 ハンドル
11、14 ファスナー
11a、11b ファスナー部材対
12 スライダー
13 蓋体
20 ケース上部(第1のカバー)
21 ケース底部(第2のカバー)
22、24 リブ
23、26 ボタン
25 ネジ(保持部材)
27 リング
28 ベルト
30 ビデオカメラ本体
30a 鏡筒
32 リスト固定部
33 表示部
41 ベルト(支持部材)
42 ネジ収納部材(収納部材)
43 鏡筒支持部材
50 補助容器
本発明のケースにおける前記撮像装置は、光学画像を入射するレンズが露出した前面と、前記前面に対向する後面と、前記前面と前記後面とにそれぞれ連設する第1の側面と、前記第1の側面と対向する第2の側面と、前記前面、第1の側面及び第2の側面に連設する上面及び底面とを備え、前記空間は、前記撮像装置が収納できる構成としてもよい。
また、前記第1の状態において、前記第1のカバー部は少なくとも前記上面を覆い、前記第2のカバー部は少なくとも前記レンズを覆う構成とすることができる。これにより、撮像装置を収納できる携帯性に優れたケースを実現できる。
また、前記第2のカバー部は、前記第2の状態と、前記撮像装置の操作者の腕あるいはその近傍に巻回される第3の状態とに、相互に移行可能である構成としてもよい。これにより、ケースを、使用者の腕あるいはその近傍に、確実に保持させることができ、撮像装置を安定させて撮影を行うことができる。
また、前記レンズを介して入射した光学画像を再生する表示部を前記第1の側面または第2の側面のいずれかに備え、前記第2の状態または前記第3の状態において、前記表示部が再生する光学画像を視認できる開口部を、前記第1のカバー部における前記表示部が位置する部分に備えた構成としてもよい。これにより、撮像装置に搭載されている表示部(例えば、2〜4インチ程度の大型液晶モニタ)を視認しながら撮影を行うことができる。
また、前記開口部を覆い、前記第1のカバー部に一部が固定されると共に、前記第1のカバー部に対して開閉自在で、前記第1のカバー部から開いた状態において前記表示部の上部を覆う蓋体を備える構成としてもよい。これにより、撮像装置に搭載されている表示部(例えば、2〜4インチ程度の大型液晶モニタ)を視認しながら撮影を行うことができるとともに、降雨時などにおいても表示部に水滴がかからないようにすることができる。
また、前記第1のカバー部に、前記撮像装置を保持することができる保持部材を備える構成としてもよい。これにより、ケースの第1の状態、第2の状態および第3の状態の何れでも、ケースに対して撮像装置を位置決めすることができ、例えば第1の状態から第2の状態に移行する際に撮像装置の落下等により損傷することを抑制できる。
また、前記第1のカバー部に、前記保持部材を収納することができる収納部材を備えてもよい。これにより、ネジなどから構成される保持部材によって、ケース内面や撮像装置に傷などが付着するのを防ぐことができる。
また、前記第1の状態において、前記第1のカバー部における、前記第2のカバー部の底面に対向する面に、前記第1のカバー部及び前記第2のカバー部を吊り下げて把持可能な把持部を備えてもよい。
また、前記第1のカバー部に、当該第1のカバー部を支持する支持部材を備えてもよい。これにより、第2の状態において、第1のカバー部の撮像装置の外形に沿う忠実度が向上し、安定して撮像装置を把持することができる。
また、前記第1のカバー部に、前記撮像装置における鏡筒を支持する鏡筒支持部材を備えてもよい。これにより、鏡筒に内蔵されたレンズを、ケースに対して安定して配置させることができる。
また、前記第2のカバーの外面に、第2のケースが着脱自在に係合する着脱部材を備える構成としてもよい。これにより、バッテリーやテープカセットなどを第2のケースに入れ、これらを容易に携帯することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明のケースに係る最良の実施形態について、背景技術と同様にビデオカメラ用ケースを例に挙げ説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるケースを閉じた状態(第1の状態)の外観を示す斜視図である。図2は、ケースを開いた状態(第2の状態)における外側の構成を示す斜視図である。図3は、ケースを開いた状態における内部構造を示す斜視図である。図4及び図5は、ケースの開閉動作を説明するための斜視図である。なお、図4及び図5において、説明の便宜上、ケース1に保持されるビデオカメラ本体30の図示は省略した。図6から図8は、ケースを開いた状態から第2のケース部21を巻回した状態(第3の状態)への移行過程を示す要部斜視図である。図9はケースにビデオカメラを収納し撮影状態とした時の正面図である。図10は図9と同じ状態における背面図である。図11は撮像装置の表示部を開いた状態を示す斜視図である。なお、以下の説明における外的要因とは、雨天などの悪天候条件に限らず、様々な要因を含む。
図1において、ケース1は、後述するケース上部20(第1のカバー部)及び後述するケース底部(第2のカバー部)21から構成され、内部にビデオカメラ本体30を収納可能である。すなわち、ケース1は、図1に示す状態の時にケースが備える空間(以下、容積と称す)は、少なくともビデオカメラ本体30を収容可能な容積を有している。また、ケース1の外表面は、撥水加工あるいは防水加工を施した布より構成されているが、少なくとも撥水性または防水性を有すれば、布に限るものではなく、例えばポリアミド等の縮合系高分子シート、例えばポリエチレン等のオレフィン系高分子シート等の可撓性を有する高分子シートであってもよい。また、図9〜図11に示すように、ケース1の内部にビデオカメラ本体30を収納させた時に、レンズやビューファインダーに表示される映像が目視可能であるとともに、レンズやビューファインダーに降雨による水滴などが付着しないように、ケース1全体の寸法が設計されている。
ハンドル(把持部)10は、ケース1の上部外側に配され、使用者が手によって吊り下げて把持可能である。ハンドル10を使用者が手によって把持することにより、ケース1単体あるいはビデオカメラ本体30を収納したケース1を、容易に運搬することができる。なお、ハンドル10は、ケース1が第1の状態の時に、ケース上部20における、ケース底部21の底面に対向する面に配されている。
蓋体13は、ケース1の側面の一部に固定された固定部周りに回動自在に設けられ、ケース1の側面に設けられた開口部2を覆うものである。蓋体13はその上辺がケース1に固定されており、それ以外の外周はファスナー14によってケース1に対して開閉自在に構成されている。よって、ファスナー14を離間させることで、蓋体13を上方へ回動させることができ、開口部2を開放させることができる。なお、開口部2と蓋体13は、ビデオカメラ本体30をケース1内に収納した際に、ビデオカメラ本体30の第3の側面に対向した位置に設けられている。すなわち、蓋体13を開放させることで、ビデオカメラ本体30に設けられた表示部33を外部に露出させることができる。また、蓋体13の縦方向寸法(すなわち、蓋体13を図11に示す状態にした時のケース1に対する突出量)は、ビデオカメラ本体30の表示部33を回動させて図11に示す状態にした時に、蓋体13の先端が表示部33の先端に対して同位置か、少なくとも蓋体13の先端の方が突出するように構成されている。
図2において、ケース1の外面には、ファスナー部材対11a及び11bから構成されているファスナー11が配されている。スライダー12をファスナー11に沿って移動させることで、ファスナー部材対11a及び11bを開閉させることができる。ケース1が閉じた状態において、ファスナー部材対11a及び11bを開放させると、ケース上部20とケース底部21とが部分的に分離(一部は縫製などで一体化されている)され、図2及び図3に示すように開いた状態(第2の状態)にすることができる。また、図2及び図3に示すようにケース1が開いた状態において、ファスナー部材対11a及び11bを結合させると、ケース上部20とケース底部21とが一体化され、図1に示すようにケース1を閉じた状態(第1の状態)にすることができる。
ハンドル10の両端近傍には、ショルダーベルトを着脱可能な一対のリング27が配されている。
図3において、開口部2は、ケース1の側面に設けられ、ビデオカメラ本体30の表示部33を回動させて外部へ露出させるためのものである。開口部2の開口面積は、少なくとも、表示部33を挿通可能な大きさを有している。
ケース上部20は、ビデオカメラ本体30をケース1に収納した時に、ビデオカメラ本体1の上部と第3及び第4の側面を覆うように連続した面で構成されている。ケース上部20の周縁部は、一部がケース底部21に固定され、他の部分にファスナー部材対の一方のファスナー部材11aが連続して配されている。ケース上部20の主面(図1に示す状態におけるケース1の内面)は、柔らかい材料で構成されており、ケース1にビデオカメラ本体30を収納した時に、ビデオカメラ本体30の筐体に傷などが付かないように保護している。さらに保護性能を高めるために、部分的に厚肉構造または緩衝パッドを設けてもよい。また、図2に示すようにケース1を展開した状態におけるケース上部20の長手方向略中央には、長手方向と略直交する方向に2カ所の折り目または縫製継ぎ目が設けられていることで、ケース1を図2及び図3に示す状態から、図4に示すように折り曲げることができる。この2カ所の折り目で挟まれた部位の裏面側には、図2に示すようにハンドル10が設けられている。
ケース底部21は、ビデオカメラ本体30をケース1に収納した時に、ビデオカメラ本体1の底部と第1及び第2の側面を覆うように連続した面で構成されている。また、ケース底部21の周縁部は、ケース上部20に固定され、ファスナー部材対のうちの一方のファスナー部材11bが連続して設けられている。なお、ケース上部20とケース底部21とは一体となっており、ファスナー部材対11aと11bとは、ケース上部20とケース底部21の接合部以外の部分に連続して設けられている。ケース底部21の主面(図1に示す状態におけるケース1の内面)は、フェルト、発泡ポリエチレンや軟質ポリアミドなどの柔軟性材料で構成されており、ケース1にビデオカメラ本体30を収納した時にビデオカメラ本体30の筐体を傷などから保護している。
なお、本実施の形態に示すようなファスナー部材対11a及び11bの配置は一例であり、他の構成であってもよい。また、ケース上部20とケース底部21との開閉(部分着脱)は、図示のようにスライドファスナーの開閉により行っているが、ボタンや面ファスナーなど、スライドファスナー以外で構成してもよい。
また、ケース底部29の略中央には、ネジ25による傷から保護するために、パッド29が配されている。なお、ケース底部21においてネジ25が接触する部位の材料を、傷が付きにくい材料で構成することで、パッド29は省略することも可能である。
リブ22は、ケース底部21の端部に設けられ、図6に示す状態から図7に示すように折り曲げることができる。また、本実施の形態では、リブ22は略長方形を成しており、その略中央において折り曲げ可能に構成されている。本実施の形態では、リブ22は布などの柔らかい材質で構成されている。
ボタン23は、リブ22の内側に配され、ケース底部21の長手方向の他端に設けられたもう一つのボタン26と着脱自在に構成されている。本実施の形態では、リブ22の一平面に、折り曲げ部分を挟んで片側に雄側ボタンを設け、もう片側に雌側ボタンを設けており、リブ22を折り曲げることで雄側ボタンと雌側ボタンとを結合させることができるように構成されている。これにより、ボタン23を使用しない時は、雄側ボタンと雌側ボタンとを結合させることにより、ボタン23をリブ22によって覆い隠すことができ、ケース1にビデオカメラ本体30を収納した時にビデオカメラ本体30に傷などが付くのを防止することができる。
リブ24は、ケース上部20の長手方向端部に設けられ、ケース上部20におけるケース底部21との接合部に対向した端部に設けられている。
ネジ25(保持部材)は、リブ24に形成されている孔に回転自在に配され、ビデオカメラ本体30の底部に設けられたネジ孔に螺合させることで、ケース1とビデオカメラ本体30とを互いに保持固定することができる。また、ネジ25は、リブ24に形成されている孔から離脱しないように保持されている。
ボタン26は、ケース底部21におけるリブ22が設けられた端部に対向する端部の裏面に設けられ、ボタン23と着脱可能である。例えば、ボタン23における雌側ボタンと結合させるためには、ボタン26は雄側ボタンにて構成する必要がある。ボタン23とボタン26とを結合させることで、図8に示すようにケース底部21を環状に構成することができる。また、ボタン26の個数は1個でもよいが、ケース底部21の長手方向に複数個設けることで、ボタン23とボタン26とを結合させる際に、複数個のボタンの中から任意に選択することで、ケース底部21によってできる環状の内径が大きくあるいは小さくなるように調整することができる。すなわち、使用者の手首や腕の太さに合わせて調整することができる。
ベルト28は、ケース底部21の外面の端部近傍に配され、補助容器(第2のケース)を保持可能である。なお、補助容器の構成ならびに、補助容器をケース1に装着させる動作については後述する。また、ベルト28ならびに補助容器の装備は、必須ではない。
図9において、リスト固定部32は、ケース底部21を環状構成にしたものであり、使用者がケース1に覆われているビデオカメラ本体30を手で把持する際に、使用者の手首に巻き付かせることができる。なお、リスト固定部32が固定される部位は、手首に限らず、腕やその近傍などでもよい。
図9及び図10において、ビデオカメラ本体30は、被写体画像を撮影可能な撮像装置の一例であるビデオカメラ本体で、本実施の形態ではビデオカメラとしたがデジタルビデオカメラなどのように撮影機能を有するいわゆるカメラを初め、片手で把持し当該片手の指で殆どの操作を行える電子機器に適用できる。本実施の形態で使用しているビデオカメラは、上面及び底面を除く4側面は、レンズが配されている第1の側面と、第1の側面に対向した面でかつビューファインダーや撮影ボタンなどが配されている第2の側面と、両端が第1及び第2の側面に接続されているとともに表示部が収納自在に配されている第3の側面と、第3の側面に対向した面であるとともに使用者の手によって把持される部位である第4の側面とから構成されている。また、ビデオカメラ本体30を使用者が手で把持して使用する際は、第4の側面に使用者の手の平が当接し、上面に人差し指などが位置し、第2の側面に親指が位置することになる。なお、前述のようなビデオカメラ本体30の各側面の構成や、使用者の指の配置については、あくまで説明を明確にするための一例であり、もちろん他の構成であってもよい。また、ビデオカメラ本体30の底部には、後述するネジ25が螺合可能なネジ孔(不図示)が設けられており、ネジ孔は例えば三脚にビデオカメラ本体30を固定する時などにも使用される。
図11に示すように、表示部33は、ビデオカメラ本体30に回動自在あるいは収納自在に設けられている。一般には、2〜4インチ程度の液晶モニタで構成されるが、他の構成であってもよい。表示部33は、ビデオカメラ本体30においてヒンジを介して回動自在に構成されており、回動させて開いた状態が例えば図5に示す状態である。図5に示すように表示部33を開いた状態では、ケース1の開口部2を介して外部に露出あるいは突出する。また、表示部33は、ビデオカメラ本体30において第2の側面に設けられたビューファインダーとは、独立して配されることが多い。
なお、以下の説明において、「第1の状態」とは、図1に示すように、ケース1の周縁部(ファスナー部材対11a及び11b)を閉鎖し、ケース1内にビデオカメラ本体30を収納可能な空間を形成した状態をいう。ケース1を第1の状態にすることで、ビデオカメラ本体30を収納し、容易に運搬することができる。また、「第3の状態」とは、図9〜図11に示すように、保持部材によってビデオカメラ本体30をケース上部20に保持させている状態で、ケース1の周縁部を開放した状態にし、レンズ及びビューファインダーを露出させ、ケース上部20でビデオカメラ本体30の少なくとも上部を覆っている状態である。ケース1を第2の状態にすることで、ケース1によって降雨などの水滴から保護しながら、ビデオカメラ本体30で撮影を行うことができる。また、「第2の状態」とは、図2および図3に示すように、ケース1の周縁部の閉鎖を解除し、ケース上部20とケース底部21とを開いた状態をいう。ケース1を第2の状態にすることで、例えばビデオカメラ本体30をネジ25に取り付けることができる。
以上のように構成された本実施の形態について、以下その動作について説明する。
まず、第1の状態について説明する。
ビデオカメラ本体30の未使用状態は、図1に示すように、ケース1内にビデオカメラ本体30を収納し、ファスナー11を閉じてケース1を略鞄のような形態にした状態で、ハンドル10を手に持つことで、ビデオカメラ本体30を容易かつ快適に運搬することができる。
また、ビデオカメラ本体30をケース1から取り出す際は、図1において、スライダー12をファスナー11に沿って移動させて、図4に示すようにファスナー11を開放し第2の状態にすることにより、図2及び図3に示すようにケース1の内部を開放させることができる。図2及び図3に示す状態において、ケース1内にビデオカメラ本体30を収納したり、ケース1内からビデオカメラ本体30を取り出したりすることができる。
次に、第3の状態(本ケースを撮影時の雨よけとして使用する場合)について説明する。
図1に示す第1の状態(ケース1にビデオカメラ本体30が収納されていない状態)において、スライダー12をファスナー11に沿って移動させることで、図4に示すようにファスナー11を開放し第2の状態とすることができる。
図4に示す第2の状態から、図5に示すようにケース上部20及びケース底部21を移動させることで、図2及び図3に示す状態に移行させることができる。
本実施の形態では図2及び図3に示すように、ケース上部20及びケース底部21それぞれの周縁部に、互いの固定部を除いた部位に、連続してファスナー11を設けているため、スライダー12をファスナー11の一端から他端へ連続して移動させることで、ケース1を図2及び図3に示す状態(すなわちケース1の内部を開放した状態)にすることができる。
次に、図2及び図3において、ビデオカメラ本体30の底部に設けられたネジ孔(図示せず)に、リブ24に設けられたネジ25を螺合させる。この時、ビデオカメラ本体30において表示部33が設けられた第3の側面が、開口部2に対向して位置するようにビデオカメラ本体30を配置させる。
次に、ビデオカメラ本体30の上面と第3の側面と第4の側面とを、ケース上部20及びケース底部21で覆うように、ケース1をビデオカメラ本体30に覆い被せる。
次に、ビデオカメラ本体30の第4の側面に設けられたグリップベルトに、使用者の手31を通し、ビデオカメラ本体30を使用者の手31に保持させた状態にする。なお、グリップベルトに手を通した後に、ケース上部20をビデオカメラ本体30に覆い被せてもよい。
次に、ビデオカメラ本体30を使用者の手31に保持させた状態で、使用者の手首にケース底部21を巻回し、ボタン23とボタン26とを結合させる。すなわち、図6に示す状態にあるケース底部21において、まず、リブ22を矢印C方向に回動させて、ボタン23aとボタン23bとを離間させ、図7に示すようにボタン23を露出させる。次に、ケース底部21を矢印D方向へ回動させて、使用者の手首に巻き付け、図8に示すようにボタン23aとボタン26とを結合させる。なお、本実施の形態では、ボタン26は2個配されており、いずれか一方のボタン26にボタン23aを装着させればよい。いずれかのボタン26にボタン23を結合させることで、リスト固定部32の内径を、使用者の手首の太さに合わせた任意の大きさに設定することができる。
これにより、図9及び図10に示すように、ケース底部21によってリスト固定部32が形成される。リスト固定部32が使用者の手首に保持されることとなり、結果的にケース1が使用者の手首に保持されることになる。
図9に示すように、ビデオカメラ本体30の第1の側面(レンズが設けられた面)が開口しているので、被写体の撮影を行うことができる。また、図10に示すように、ビデオカメラ本体30の第2の側面(ファインダーが設けられた面)も開口しているので、撮影者がビューファインダーを覗き込んで、撮像された映像信号を視認することができる。また、第2の側面には撮影ボタンや電源ボタンなど、一般に撮影者の親指にて操作可能な操作部が配されており、ビデオカメラ本体30の電源オン/オフや撮影開始/終了などの操作を行うことができる。また、本実施の形態では、被写体映像を望遠/広角制御するためのズームスイッチは、ビデオカメラ本体30の上面に配されているが、図9及び図10に示す状態ではビデオカメラ本体30の上面とケース1内面との間には、使用者の指が入る程度のクリアランスがあるため、良好にズーム操作を行うことができる。
図10に示すように、ビデオカメラ本体30の第2の側面に設けられたビューファインダーに表示される撮影映像を見ながら撮影を行うスタイルの他、ビデオカメラ本体30に収納自在に設けられた表示部33に表示される撮影映像を見ながら撮影を行うこともできる。
図9及び図10に示す状態から、表示部33を使用可能な状態にする場合は、まずファスナー14を開放状態にする。すると、蓋体13がケース上部20から離間されて、蓋体13を矢印A方向へ回動させることができる。蓋体13を回動させると、図11に示すように開口部2が現れる。
次に、ビデオカメラ本体30に収納されている表示部33を矢印B方向へ回動させる。表示部33は、開口部2を通過して、図11に示すようにケース1外へ突出した状態となる。また、この状態では、蓋体13が表示部33の上部において略水平状態となるので、表示部33に雨水などが付着するのを防ぐことができる。図11に示す状態にすることで、表示部33の表示面は撮影者側を向かせることが可能なので、ビデオカメラ本体30を撮影状態にして、表示部33の表示面を見ながら被写体の撮影を行うことができる。
図11において、蓋体13が自重により下方向へ下がろうとするが、表示部33の上部に当接することにより、所定の開蓋状態を維持することができる。また、蓋体13とケース1との接合部分における接合構造を、蓋体13が下方向へ下がらないような構造(例えば、蓋体13の上面の端部と、ケース1の側面とを面接合させて縫製するなど)にすることで、さらに安定した開蓋状態を維持できる。
図11に示す状態から、図1に示す状態へ移行させる際は、表示部33を回動させてビデオカメラ本体30へ収納し、蓋体13を閉じる。次に、図9及び図10に示すように、ファスナー14を結合状態にする。
次に、図9及び図10に示すリスト固定部32におけるボタン23とボタン26との結合状態を解除し、使用者の腕および手31をリスト固定部32から抜く。具体的には、図8に示すように環状になっているケース底部21において、ボタン23とボタン26(いずれも不図示)とを離間させ、図7に示す状態にする。
次に、リブ22を矢印F方向へ回動させて、図6に示すように、ボタン23aとボタン23bとを結合させる。
次に、ケース1を、図5に示す状態を介して図4に示す状態に変形させて、ケース底部21とビデオカメラ本体30の底部とを対向させる。次に、スライダー12(図1参照)をファスナー11に沿って移動させて、ファスナー11を閉じる。
これにより、ビデオカメラ本体30をケース1に保持させたまま、ケース1を図1に示す未使用状態へ移行させることができる。図示のように、ケース1の上面にはハンドル10が設けられているため、使用者がハンドル10を把持することで、ビデオカメラ本体30を収納したケース1を良好に運搬することができる。
以上のように本実施の形態によれば、ビデオカメラ本体30を収納し運搬が可能な、いわゆる収納ケースとしての機能と、ビデオカメラ本体30を雨天時などでの使用が可能な、いわゆる撮影時の雨よけとしての機能とを兼ね備えることができ、従来のように収納ケースとスノーレイン・ジャケットとを持ち歩く必要が無くなり、携帯性に優れたものとなる。
また、ケース1の側面に開口部2と、開口部2を覆う蓋体13とを設けたことにより、雨天などにおいて、ビデオカメラ本体30に対して収納自在あるいは回動自在に設けられた表示部33を視認しながら撮影を行うことができる。
また、リスト固定部32により、使用者の手首を保持する構造としたので、撮影時にケース1及びビデオカメラ本体30を安定させることができるとともに、撮影時の手や手首にかかる負担を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、ケース底部21を環状にしてリスト固定部32を形成する際、ボタン23とボタン26とを結合させるよう構成しているが、結合手段はボタンに限らず、他の構成であってもよい。例えば面ファスナーを用いることで、係脱動作を容易に行うことができ、リスト固定部32の内径も任意寸法に微調整が可能となる。
また、蓋体13は、ケース上部20に対してファスナー11で開閉可能に構成しているが、スライドファスナー以外の構成で実現してもよい。
また、ケース1は、図12に示すような構成としてもよい。図12は、ケース1の他の構成を示す斜視図であり、ケース1が展開された状態を示している。
図12において、ケース上部20の内面には、ベルト41(支持部材)が配されている。ベルト41は、使用者がケース1に収納されたビデオカメラ本体30を手で保持する際、使用者の指を保持させることができる。これにより、図9などに示す第2の状態において、ケース上部20のビデオカメラ本体30の外形に沿う忠実度が向上し、安定してビデオカメラ本体30を把持することができる。また、例えば突風やビデオカメラ本体30の姿勢を急激に変化させた場合等において、ケース上部20の一部がレンズ部を覆い撮影を妨げることもなくなる。
また、図12に示すように、蓋体13の内面にネジ収納部材(収納部材)42を配してもよい。ネジ収納部材42は、例えば布製ゴムバンドなどの弾性変形する材質で構成され、リブ24に配されているネジ25をネジ収納部材42と蓋体13との間に挟み込み収納することができる。よって、ネジ25の頭部をネジ収納部材42で覆い隠すことができるため、ネジ25の頭部によってケース1の内壁やビデオカメラ本体30の筐体などへ傷が付くのを防止することができる。
また、ケース1は、図13に示すような構成としてもよい。図13は、ケース1の他の構成を示す斜視図であり、ケース1が展開された第2の状態を示している。図14は、ケース底部21を移動させた状態における斜視図である。図15は、ケース1に装着されているビデオカメラ本体30を正面から見た状態を示す正面図であり、説明の便宜上、ビデオカメラ本体30と鏡筒支持部材43のみ図示した。
図13及び図14において、ケース上部20の内面における開口部2の近傍には、鏡筒支持部材43が配されている。鏡筒支持部材43は、弾力性がある材料で厚肉に構成され、例えば布製のカバーに、綿などのクッション材が内蔵されて構成されている。
鏡筒支持部材43は、ビデオカメラ本体30をケース1内に固定させた際に、図15に示すように、ビデオカメラ本体30の鏡筒30aが当接するように配されている。これにより、図11に示すようにビデオカメラ本体30を手で把持した際に、ビデオカメラ本体30の左右方向の振れを抑えることができる。
なお、図13に示す鏡筒支持部材43は、開口部2の縁部に沿うように、略L字形状で構成されているが、ビデオカメラ本体の一部に当接し、表示部33(図11参照)の回動動作を妨げないのであれば、他の形状や配置であってもよい。また、鏡筒支持部材43は、ケース1に対して着脱可能な構成としてもよい。例えば、面ファスナーによって、任意の位置に装着可能な構成としてもよい。また、ビデオカメラ本体30において、鏡筒支持部材43が当接する部位は鏡筒に限らず、鏡筒以外の他の部位でもよい。
また、図16及び図17に示すように、ケース底部21に配されているベルト28(図1参照)に、補助容器(第2のケース)50を着脱可能な構成としてもよい。補助容器50は、バッテリーやテープカセットなどの小物を収容可能な容積を有している。また、補助容器50は、ファスナー51によって蓋体53を開閉させることができる。また、補助容器50には、ベルト28が挿通可能な支持部52が配されている。
補助容器50をケース1に装着させる場合は、図16において、ベルト28に配されている一対の留め具28a及び28bを離間させ、留め具28aを矢印Eに示すように支持部52に挿通させる。次に、留め具28aを、留め具28bに嵌合させることで、図17に示すように補助容器50をケース1に装着させることができる。
また、補助容器50をケース1から取り外す場合は、上記と逆手順にて取り外すことができる。
本発明は、雨天など撮像装置に水滴がかかる恐れがある状況において、撮像装置へ水滴が付着するのを防ぎながら撮影を行うことができる機能を備えたケースに有用である。
本発明は、ケースに関し、特にビデオカメラなどの撮像装置を収納可能であるとともに、撮影時における降雨に対して撮像装置を水滴などから保護できるケースに関するものである。
ビデオカメラなどの撮像装置は、屋外での使用機会が大半を占め、それゆえ撮影時に雨天や降雪に見舞われることが多い。このような撮影環境下では、撮像装置に水滴が付着し、撮像装置自体の故障を招いてしまう可能性がある。
このような問題を鑑みて、特許文献1や非特許文献1に示すようなものが登場している。特許文献1に記載の構成は、撮像装置を透明ケースに収納して撮像装置全体を覆い、外部からの水滴などが撮像装置に付着しないように構成されている。また、非特許文献1は、撮像装置の一例であるビデオカメラを上部から覆うことが可能なカバー(”スノー・レインジャケット”)が開示されており、カバーをビデオカメラに装着することで降雨などによる水滴の付着を極力防止することができる。
特許文献1や非特許文献1に記載の構成によって、小雨の日などでも、撮像装置による撮影を行うことができる。
実開平2−111127号公報 松下電器産業株式会社 デジタルビデオカメラ総合カタログ(2003年10月発行) 第30ページ掲載の「スノーレイン・ジャケット」
しかしながら上記特許文献1や非特許文献1に示す構成は、降雨時や降雪時に撮像装置を収納し、撮像装置に水滴が付着するのを防ぐだけのものであり、撮像装置を収納して携帯する時は、別途撮像装置を収納可能なケース(例えば、非特許文献1の第30ページ掲載の「ソフトバッグ」や「ソフトケース」など)を用意する必要があった。これにより、折角の撮像装置の携帯性が損なわれてしまっていた。
また、非特許文献1に示されたようなスノーレイン・ジャケットでは、ビデオカメラにビューファインダーとともに搭載されている表示部(約2〜4インチの液晶ディスプレイが搭載され、ビデオカメラに開閉自在に配されている表示部)を使用することができず、使い勝手を低下させていた。
本発明は、上記課題を鑑み、携帯性が優れるとともに、撮影中等の映像をビューファインダーおよび液晶表示部で視認することができ、使い勝手を向上させたケースを提供するものである、
上記課題を解決するために本発明の撮像装置用ケースは、それぞれの外周長さが等しく、前記外周を互いに閉じ内部に空間を設けた第1の状態と、それぞれの外周の一部が固定され略T字形状に前記外周を互いに開いた第2の状態との間を相互に移行する第1のカバー部と第2のカバー部とを備える。
本発明のケースは、例えば撮像装置を収納する形態において、携帯性が優れるとともに、撮影中等の映像をビューファインダーおよび液晶表示部で視認することができ、使い勝手を向上させることができる。
本発明のケースにおける前記撮像装置は、光学画像を入射するレンズが露出した前面と、前記前面に対向する後面と、前記前面と前記後面とにそれぞれ連設する第1の側面と、前記第1の側面と対向する第2の側面と、前記前面、第1の側面及び第2の側面に連設する上面及び底面とを備え、前記空間は、前記撮像装置が収納できる構成としてもよい。
また、前記第1の状態において、前記第1のカバー部は少なくとも前記上面を覆い、前記第2のカバー部は少なくとも前記レンズを覆う構成とすることができる。これにより、撮像装置を収納できる携帯性に優れたケースを実現できる。
また、前記第2のカバー部は、前記第2の状態と、前記撮像装置の操作者の腕あるいはその近傍に巻回される第3の状態とに、相互に移行可能である構成としてもよい。これにより、ケースを、使用者の腕あるいはその近傍に、確実に保持させることができ、撮像装置を安定させて撮影を行うことができる。
また、前記レンズを介して入射した光学画像を再生する表示部を前記第1の側面または第2の側面のいずれかに備え、前記第2の状態または前記第3の状態において、前記表示部が再生する光学画像を視認できる開口部を、前記第1のカバー部における前記表示部が位置する部分に備えた構成としてもよい。これにより、撮像装置に搭載されている表示部(例えば、2〜4インチ程度の大型液晶モニタ)を視認しながら撮影を行うことができる。
また、前記開口部を覆い、前記第1のカバー部に一部が固定されると共に、前記第1のカバー部に対して開閉自在で、前記第1のカバー部から開いた状態において前記表示部の上部を覆う蓋体を備える構成としてもよい。これにより、撮像装置に搭載されている表示部(例えば、2〜4インチ程度の大型液晶モニタ)を視認しながら撮影を行うことができるとともに、降雨時などにおいても表示部に水滴がかからないようにすることができる。
また、前記第1のカバー部に、前記撮像装置を保持することができる保持部材を備える構成としてもよい。これにより、ケースの第1の状態、第2の状態および第3の状態の何れでも、ケースに対して撮像装置を位置決めすることができ、例えば第1の状態から第2の状態に移行する際に撮像装置の落下等により損傷することを抑制できる。
また、前記第1のカバー部に、前記保持部材を収納することができる収納部材を備えてもよい。これにより、ネジなどから構成される保持部材によって、ケース内面や撮像装置に傷などが付着するのを防ぐことができる。
また、前記第1の状態において、前記第1のカバー部における、前記第2のカバー部の底面に対向する面に、前記第1のカバー部及び前記第2のカバー部を吊り下げて把持可能な把持部を備えてもよい。
また、前記第1のカバー部に、当該第1のカバー部を支持する支持部材を備えてもよい。これにより、第2の状態において、第1のカバー部の撮像装置の外形に沿う忠実度が向上し、安定して撮像装置を把持することができる。
また、前記第1のカバー部に、前記撮像装置における鏡筒を支持する鏡筒支持部材を備えてもよい。これにより、鏡筒に内蔵されたレンズを、ケースに対して安定して配置させることができる。
また、前記第2のカバーの外面に、第2のケースが着脱自在に係合する着脱部材を備える構成としてもよい。これにより、バッテリーやテープカセットなどを第2のケースに入れ、これらを容易に携帯することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明のケースに係る最良の実施形態について、背景技術と同様にビデオカメラ用ケースを例に挙げ説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるケースを閉じた状態(第1の状態)の外観を示す斜視図である。図2は、ケースを開いた状態(第2の状態)における外側の構成を示す斜視図である。図3は、ケースを開いた状態における内部構造を示す斜視図である。図4及び図5は、ケースの開閉動作を説明するための斜視図である。なお、図4及び図5において、説明の便宜上、ケース1に保持されるビデオカメラ本体30の図示は省略した。図6から図8は、ケースを開いた状態から第2のケース部21を巻回した状態(第3の状態)への移行過程を示す要部斜視図である。図9はケースにビデオカメラを収納し撮影状態とした時の正面図である。図10は図9と同じ状態における背面図である。図11は撮像装置の表示部を開いた状態を示す斜視図である。なお、以下の説明における外的要因とは、雨天などの悪天候条件に限らず、様々な要因を含む。
図1において、ケース1は、後述するケース上部20(第1のカバー部)及び後述するケース底部(第2のカバー部)21から構成され、内部にビデオカメラ本体30を収納可能である。すなわち、ケース1は、図1に示す状態の時にケースが備える空間(以下、容積と称す)は、少なくともビデオカメラ本体30を収容可能な容積を有している。また、ケース1の外表面は、撥水加工あるいは防水加工を施した布より構成されているが、少なくとも撥水性または防水性を有すれば、布に限るものではなく、例えばポリアミド等の縮合系高分子シート、例えばポリエチレン等のオレフィン系高分子シート等の可撓性を有する高分子シートであってもよい。また、図9〜図11に示すように、ケース1の内部にビデオカメラ本体30を収納させた時に、レンズやビューファインダーに表示される映像が目視可能であるとともに、レンズやビューファインダーに降雨による水滴などが付着しないように、ケース1全体の寸法が設計されている。
ハンドル(把持部)10は、ケース1の上部外側に配され、使用者が手によって吊り下げて把持可能である。ハンドル10を使用者が手によって把持することにより、ケース1単体あるいはビデオカメラ本体30を収納したケース1を、容易に運搬することができる。なお、ハンドル10は、ケース1が第1の状態の時に、ケース上部20における、ケース底部21の底面に対向する面に配されている。
蓋体13は、ケース1の側面の一部に固定された固定部周りに回動自在に設けられ、ケース1の側面に設けられた開口部2を覆うものである。蓋体13はその上辺がケース1に固定されており、それ以外の外周はファスナー14によってケース1に対して開閉自在に構成されている。よって、ファスナー14を離間させることで、蓋体13を上方へ回動させることができ、開口部2を開放させることができる。なお、開口部2と蓋体13は、ビデオカメラ本体30をケース1内に収納した際に、ビデオカメラ本体30の第3の側面に対向した位置に設けられている。すなわち、蓋体13を開放させることで、ビデオカメラ本体30に設けられた表示部33を外部に露出させることができる。また、蓋体13の縦方向寸法(すなわち、蓋体13を図11に示す状態にした時のケース1に対する突出量)は、ビデオカメラ本体30の表示部33を回動させて図11に示す状態にした時に、蓋体13の先端が表示部33の先端に対して同位置か、少なくとも蓋体13の先端の方が突出するように構成されている。
図2において、ケース1の外面には、ファスナー部材対11a及び11bから構成されているファスナー11が配されている。スライダー12をファスナー11に沿って移動させることで、ファスナー部材対11a及び11bを開閉させることができる。ケース1が閉じた状態において、ファスナー部材対11a及び11bを開放させると、ケース上部20とケース底部21とが部分的に分離(一部は縫製などで一体化されている)され、図2及び図3に示すように開いた状態(第2の状態)にすることができる。また、図2及び図3に示すようにケース1が開いた状態において、ファスナー部材対11a及び11bを結合させると、ケース上部20とケース底部21とが一体化され、図1に示すようにケース1を閉じた状態(第1の状態)にすることができる。
ハンドル10の両端近傍には、ショルダーベルトを着脱可能な一対のリング27が配されている。
図3において、開口部2は、ケース1の側面に設けられ、ビデオカメラ本体30の表示部33を回動させて外部へ露出させるためのものである。開口部2の開口面積は、少なくとも、表示部33を挿通可能な大きさを有している。
ケース上部20は、ビデオカメラ本体30をケース1に収納した時に、ビデオカメラ本体1の上部と第3及び第4の側面を覆うように連続した面で構成されている。ケース上部20の周縁部は、一部がケース底部21に固定され、他の部分にファスナー部材対の一方のファスナー部材11aが連続して配されている。ケース上部20の主面(図1に示す状態におけるケース1の内面)は、柔らかい材料で構成されており、ケース1にビデオカメラ本体30を収納した時に、ビデオカメラ本体30の筐体に傷などが付かないように保護している。さらに保護性能を高めるために、部分的に厚肉構造または緩衝パッドを設けてもよい。また、図2に示すようにケース1を展開した状態におけるケース上部20の長手方向略中央には、長手方向と略直交する方向に2カ所の折り目または縫製継ぎ目が設けられていることで、ケース1を図2及び図3に示す状態から、図4に示すように折り曲げることができる。この2カ所の折り目で挟まれた部位の裏面側には、図2に示すようにハンドル10が設けられている。
ケース底部21は、ビデオカメラ本体30をケース1に収納した時に、ビデオカメラ本体1の底部と第1及び第2の側面を覆うように連続した面で構成されている。また、ケース底部21の周縁部は、ケース上部20に固定され、ファスナー部材対のうちの一方のファスナー部材11bが連続して設けられている。なお、ケース上部20とケース底部21とは一体となっており、ファスナー部材対11aと11bとは、ケース上部20とケース底部21の接合部以外の部分に連続して設けられている。ケース底部21の主面(図1に示す状態におけるケース1の内面)は、フェルト、発泡ポリエチレンや軟質ポリアミドなどの柔軟性材料で構成されており、ケース1にビデオカメラ本体30を収納した時にビデオカメラ本体30の筐体を傷などから保護している。
なお、本実施の形態に示すようなファスナー部材対11a及び11bの配置は一例であり、他の構成であってもよい。また、ケース上部20とケース底部21との開閉(部分着脱)は、図示のようにスライドファスナーの開閉により行っているが、ボタンや面ファスナーなど、スライドファスナー以外で構成してもよい。
また、ケース底部29の略中央には、ネジ25による傷から保護するために、パッド29が配されている。なお、ケース底部21においてネジ25が接触する部位の材料を、傷が付きにくい材料で構成することで、パッド29は省略することも可能である。
リブ22は、ケース底部21の端部に設けられ、図6に示す状態から図7に示すように折り曲げることができる。また、本実施の形態では、リブ22は略長方形を成しており、その略中央において折り曲げ可能に構成されている。本実施の形態では、リブ22は布などの柔らかい材質で構成されている。
ボタン23は、リブ22の内側に配され、ケース底部21の長手方向の他端に設けられたもう一つのボタン26と着脱自在に構成されている。本実施の形態では、リブ22の一平面に、折り曲げ部分を挟んで片側に雄側ボタンを設け、もう片側に雌側ボタンを設けており、リブ22を折り曲げることで雄側ボタンと雌側ボタンとを結合させることができるように構成されている。これにより、ボタン23を使用しない時は、雄側ボタンと雌側ボタンとを結合させることにより、ボタン23をリブ22によって覆い隠すことができ、ケース1にビデオカメラ本体30を収納した時にビデオカメラ本体30に傷などが付くのを防止することができる。
リブ24は、ケース上部20の長手方向端部に設けられ、ケース上部20におけるケース底部21との接合部に対向した端部に設けられている。
ネジ25(保持部材)は、リブ24に形成されている孔に回転自在に配され、ビデオカメラ本体30の底部に設けられたネジ孔に螺合させることで、ケース1とビデオカメラ本体30とを互いに保持固定することができる。また、ネジ25は、リブ24に形成されている孔から離脱しないように保持されている。
ボタン26は、ケース底部21におけるリブ22が設けられた端部に対向する端部の裏面に設けられ、ボタン23と着脱可能である。例えば、ボタン23における雌側ボタンと結合させるためには、ボタン26は雄側ボタンにて構成する必要がある。ボタン23とボタン26とを結合させることで、図8に示すようにケース底部21を環状に構成することができる。また、ボタン26の個数は1個でもよいが、ケース底部21の長手方向に複数個設けることで、ボタン23とボタン26とを結合させる際に、複数個のボタンの中から任意に選択することで、ケース底部21によってできる環状の内径が大きくあるいは小さくなるように調整することができる。すなわち、使用者の手首や腕の太さに合わせて調整することができる。
ベルト28は、ケース底部21の外面の端部近傍に配され、補助容器(第2のケース)を保持可能である。なお、補助容器の構成ならびに、補助容器をケース1に装着させる動作については後述する。また、ベルト28ならびに補助容器の装備は、必須ではない。
図9において、リスト固定部32は、ケース底部21を環状構成にしたものであり、使用者がケース1に覆われているビデオカメラ本体30を手で把持する際に、使用者の手首に巻き付かせることができる。なお、リスト固定部32が固定される部位は、手首に限らず、腕やその近傍などでもよい。
図9及び図10において、ビデオカメラ本体30は、被写体画像を撮影可能な撮像装置の一例であるビデオカメラ本体で、本実施の形態ではビデオカメラとしたがデジタルビデオカメラなどのように撮影機能を有するいわゆるカメラを初め、片手で把持し当該片手の指で殆どの操作を行える電子機器に適用できる。本実施の形態で使用しているビデオカメラは、上面及び底面を除く4側面は、レンズが配されている第1の側面と、第1の側面に対向した面でかつビューファインダーや撮影ボタンなどが配されている第2の側面と、両端が第1及び第2の側面に接続されているとともに表示部が収納自在に配されている第3の側面と、第3の側面に対向した面であるとともに使用者の手によって把持される部位である第4の側面とから構成されている。また、ビデオカメラ本体30を使用者が手で把持して使用する際は、第4の側面に使用者の手の平が当接し、上面に人差し指などが位置し、第2の側面に親指が位置することになる。なお、前述のようなビデオカメラ本体30の各側面の構成や、使用者の指の配置については、あくまで説明を明確にするための一例であり、もちろん他の構成であってもよい。また、ビデオカメラ本体30の底部には、後述するネジ25が螺合可能なネジ孔(不図示)が設けられており、ネジ孔は例えば三脚にビデオカメラ本体30を固定する時などにも使用される。
図11に示すように、表示部33は、ビデオカメラ本体30に回動自在あるいは収納自在に設けられている。一般には、2〜4インチ程度の液晶モニタで構成されるが、他の構成であってもよい。表示部33は、ビデオカメラ本体30においてヒンジを介して回動自在に構成されており、回動させて開いた状態が例えば図5に示す状態である。図5に示すように表示部33を開いた状態では、ケース1の開口部2を介して外部に露出あるいは突出する。また、表示部33は、ビデオカメラ本体30において第2の側面に設けられたビューファインダーとは、独立して配されることが多い。
なお、以下の説明において、「第1の状態」とは、図1に示すように、ケース1の周縁部(ファスナー部材対11a及び11b)を閉鎖し、ケース1内にビデオカメラ本体30を収納可能な空間を形成した状態をいう。ケース1を第1の状態にすることで、ビデオカメラ本体30を収納し、容易に運搬することができる。また、「第3の状態」とは、図9〜図11に示すように、保持部材によってビデオカメラ本体30をケース上部20に保持させている状態で、ケース1の周縁部を開放した状態にし、レンズ及びビューファインダーを露出させ、ケース上部20でビデオカメラ本体30の少なくとも上部を覆っている状態である。ケース1を第2の状態にすることで、ケース1によって降雨などの水滴から保護しながら、ビデオカメラ本体30で撮影を行うことができる。また、「第2の状態」とは、図2および図3に示すように、ケース1の周縁部の閉鎖を解除し、ケース上部20とケース底部21とを開いた状態をいう。ケース1を第2の状態にすることで、例えばビデオカメラ本体30をネジ25に取り付けることができる。
以上のように構成された本実施の形態について、以下その動作について説明する。
まず、第1の状態について説明する。
ビデオカメラ本体30の未使用状態は、図1に示すように、ケース1内にビデオカメラ本体30を収納し、ファスナー11を閉じてケース1を略鞄のような形態にした状態で、ハンドル10を手に持つことで、ビデオカメラ本体30を容易かつ快適に運搬することができる。
また、ビデオカメラ本体30をケース1から取り出す際は、図1において、スライダー12をファスナー11に沿って移動させて、図4に示すようにファスナー11を開放し第2の状態にすることにより、図2及び図3に示すようにケース1の内部を開放させることができる。図2及び図3に示す状態において、ケース1内にビデオカメラ本体30を収納したり、ケース1内からビデオカメラ本体30を取り出したりすることができる。
次に、第3の状態(本ケースを撮影時の雨よけとして使用する場合)について説明する。
図1に示す第1の状態(ケース1にビデオカメラ本体30が収納されていない状態)において、スライダー12をファスナー11に沿って移動させることで、図4に示すようにファスナー11を開放し第2の状態とすることができる。
図4に示す第2の状態から、図5に示すようにケース上部20及びケース底部21を移動させることで、図2及び図3に示す状態に移行させることができる。
本実施の形態では図2及び図3に示すように、ケース上部20及びケース底部21それぞれの周縁部に、互いの固定部を除いた部位に、連続してファスナー11を設けているため、スライダー12をファスナー11の一端から他端へ連続して移動させることで、ケース1を図2及び図3に示す状態(すなわちケース1の内部を開放した状態)にすることができる。
次に、図2及び図3において、ビデオカメラ本体30の底部に設けられたネジ孔(図示せず)に、リブ24に設けられたネジ25を螺合させる。この時、ビデオカメラ本体30において表示部33が設けられた第3の側面が、開口部2に対向して位置するようにビデオカメラ本体30を配置させる。
次に、ビデオカメラ本体30の上面と第3の側面と第4の側面とを、ケース上部20及びケース底部21で覆うように、ケース1をビデオカメラ本体30に覆い被せる。
次に、ビデオカメラ本体30の第4の側面に設けられたグリップベルトに、使用者の手31を通し、ビデオカメラ本体30を使用者の手31に保持させた状態にする。なお、グリップベルトに手を通した後に、ケース上部20をビデオカメラ本体30に覆い被せてもよい。
次に、ビデオカメラ本体30を使用者の手31に保持させた状態で、使用者の手首にケース底部21を巻回し、ボタン23とボタン26とを結合させる。すなわち、図6に示す状態にあるケース底部21において、まず、リブ22を矢印C方向に回動させて、ボタン23aとボタン23bとを離間させ、図7に示すようにボタン23を露出させる。次に、ケース底部21を矢印D方向へ回動させて、使用者の手首に巻き付け、図8に示すようにボタン23aとボタン26とを結合させる。なお、本実施の形態では、ボタン26は2個配されており、いずれか一方のボタン26にボタン23aを装着させればよい。いずれかのボタン26にボタン23を結合させることで、リスト固定部32の内径を、使用者の手首の太さに合わせた任意の大きさに設定することができる。
これにより、図9及び図10に示すように、ケース底部21によってリスト固定部32が形成される。リスト固定部32が使用者の手首に保持されることとなり、結果的にケース1が使用者の手首に保持されることになる。
図9に示すように、ビデオカメラ本体30の第1の側面(レンズが設けられた面)が開口しているので、被写体の撮影を行うことができる。また、図10に示すように、ビデオカメラ本体30の第2の側面(ファインダーが設けられた面)も開口しているので、撮影者がビューファインダーを覗き込んで、撮像された映像信号を視認することができる。また、第2の側面には撮影ボタンや電源ボタンなど、一般に撮影者の親指にて操作可能な操作部が配されており、ビデオカメラ本体30の電源オン/オフや撮影開始/終了などの操作を行うことができる。また、本実施の形態では、被写体映像を望遠/広角制御するためのズームスイッチは、ビデオカメラ本体30の上面に配されているが、図9及び図10に示す状態ではビデオカメラ本体30の上面とケース1内面との間には、使用者の指が入る程度のクリアランスがあるため、良好にズーム操作を行うことができる。
図10に示すように、ビデオカメラ本体30の第2の側面に設けられたビューファインダーに表示される撮影映像を見ながら撮影を行うスタイルの他、ビデオカメラ本体30に収納自在に設けられた表示部33に表示される撮影映像を見ながら撮影を行うこともできる。
図9及び図10に示す状態から、表示部33を使用可能な状態にする場合は、まずファスナー14を開放状態にする。すると、蓋体13がケース上部20から離間されて、蓋体13を矢印A方向へ回動させることができる。蓋体13を回動させると、図11に示すように開口部2が現れる。
次に、ビデオカメラ本体30に収納されている表示部33を矢印B方向へ回動させる。表示部33は、開口部2を通過して、図11に示すようにケース1外へ突出した状態となる。また、この状態では、蓋体13が表示部33の上部において略水平状態となるので、表示部33に雨水などが付着するのを防ぐことができる。図11に示す状態にすることで、表示部33の表示面は撮影者側を向かせることが可能なので、ビデオカメラ本体30を撮影状態にして、表示部33の表示面を見ながら被写体の撮影を行うことができる。
図11において、蓋体13が自重により下方向へ下がろうとするが、表示部33の上部に当接することにより、所定の開蓋状態を維持することができる。また、蓋体13とケース1との接合部分における接合構造を、蓋体13が下方向へ下がらないような構造(例えば、蓋体13の上面の端部と、ケース1の側面とを面接合させて縫製するなど)にすることで、さらに安定した開蓋状態を維持できる。
図11に示す状態から、図1に示す状態へ移行させる際は、表示部33を回動させてビデオカメラ本体30へ収納し、蓋体13を閉じる。次に、図9及び図10に示すように、ファスナー14を結合状態にする。
次に、図9及び図10に示すリスト固定部32におけるボタン23とボタン26との結合状態を解除し、使用者の腕および手31をリスト固定部32から抜く。具体的には、図8に示すように環状になっているケース底部21において、ボタン23とボタン26(いずれも不図示)とを離間させ、図7に示す状態にする。
次に、リブ22を矢印F方向へ回動させて、図6に示すように、ボタン23aとボタン23bとを結合させる。
次に、ケース1を、図5に示す状態を介して図4に示す状態に変形させて、ケース底部21とビデオカメラ本体30の底部とを対向させる。次に、スライダー12(図1参照)をファスナー11に沿って移動させて、ファスナー11を閉じる。
これにより、ビデオカメラ本体30をケース1に保持させたまま、ケース1を図1に示す未使用状態へ移行させることができる。図示のように、ケース1の上面にはハンドル10が設けられているため、使用者がハンドル10を把持することで、ビデオカメラ本体30を収納したケース1を良好に運搬することができる。
以上のように本実施の形態によれば、ビデオカメラ本体30を収納し運搬が可能な、いわゆる収納ケースとしての機能と、ビデオカメラ本体30を雨天時などでの使用が可能な、いわゆる撮影時の雨よけとしての機能とを兼ね備えることができ、従来のように収納ケースとスノーレイン・ジャケットとを持ち歩く必要が無くなり、携帯性に優れたものとなる。
また、ケース1の側面に開口部2と、開口部2を覆う蓋体13とを設けたことにより、雨天などにおいて、ビデオカメラ本体30に対して収納自在あるいは回動自在に設けられた表示部33を視認しながら撮影を行うことができる。
また、リスト固定部32により、使用者の手首を保持する構造としたので、撮影時にケース1及びビデオカメラ本体30を安定させることができるとともに、撮影時の手や手首にかかる負担を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、ケース底部21を環状にしてリスト固定部32を形成する際、ボタン23とボタン26とを結合させるよう構成しているが、結合手段はボタンに限らず、他の構成であってもよい。例えば面ファスナーを用いることで、係脱動作を容易に行うことができ、リスト固定部32の内径も任意寸法に微調整が可能となる。
また、蓋体13は、ケース上部20に対してファスナー11で開閉可能に構成しているが、スライドファスナー以外の構成で実現してもよい。
また、ケース1は、図12に示すような構成としてもよい。図12は、ケース1の他の構成を示す斜視図であり、ケース1が展開された状態を示している。
図12において、ケース上部20の内面には、ベルト41(支持部材)が配されている。ベルト41は、使用者がケース1に収納されたビデオカメラ本体30を手で保持する際、使用者の指を保持させることができる。これにより、図9などに示す第2の状態において、ケース上部20のビデオカメラ本体30の外形に沿う忠実度が向上し、安定してビデオカメラ本体30を把持することができる。また、例えば突風やビデオカメラ本体30の姿勢を急激に変化させた場合等において、ケース上部20の一部がレンズ部を覆い撮影を妨げることもなくなる。
また、図12に示すように、蓋体13の内面にネジ収納部材(収納部材)42を配してもよい。ネジ収納部材42は、例えば布製ゴムバンドなどの弾性変形する材質で構成され、リブ24に配されているネジ25をネジ収納部材42と蓋体13との間に挟み込み収納することができる。よって、ネジ25の頭部をネジ収納部材42で覆い隠すことができるため、ネジ25の頭部によってケース1の内壁やビデオカメラ本体30の筐体などへ傷が付くのを防止することができる。
また、ケース1は、図13に示すような構成としてもよい。図13は、ケース1の他の構成を示す斜視図であり、ケース1が展開された第2の状態を示している。図14は、ケース底部21を移動させた状態における斜視図である。図15は、ケース1に装着されているビデオカメラ本体30を正面から見た状態を示す正面図であり、説明の便宜上、ビデオカメラ本体30と鏡筒支持部材43のみ図示した。
図13及び図14において、ケース上部20の内面における開口部2の近傍には、鏡筒支持部材43が配されている。鏡筒支持部材43は、弾力性がある材料で厚肉に構成され、例えば布製のカバーに、綿などのクッション材が内蔵されて構成されている。
鏡筒支持部材43は、ビデオカメラ本体30をケース1内に固定させた際に、図15に示すように、ビデオカメラ本体30の鏡筒30aが当接するように配されている。これにより、図11に示すようにビデオカメラ本体30を手で把持した際に、ビデオカメラ本体30の左右方向の振れを抑えることができる。
なお、図13に示す鏡筒支持部材43は、開口部2の縁部に沿うように、略L字形状で構成されているが、ビデオカメラ本体の一部に当接し、表示部33(図11参照)の回動動作を妨げないのであれば、他の形状や配置であってもよい。また、鏡筒支持部材43は、ケース1に対して着脱可能な構成としてもよい。例えば、面ファスナーによって、任意の位置に装着可能な構成としてもよい。また、ビデオカメラ本体30において、鏡筒支持部材43が当接する部位は鏡筒に限らず、鏡筒以外の他の部位でもよい。
また、図16及び図17に示すように、ケース底部21に配されているベルト28(図1参照)に、補助容器(第2のケース)50を着脱可能な構成としてもよい。補助容器50は、バッテリーやテープカセットなどの小物を収容可能な容積を有している。また、補助容器50は、ファスナー51によって蓋体53を開閉させることができる。また、補助容器50には、ベルト28が挿通可能な支持部52が配されている。
補助容器50をケース1に装着させる場合は、図16において、ベルト28に配されている一対の留め具28a及び28bを離間させ、留め具28aを矢印Eに示すように支持部52に挿通させる。次に、留め具28aを、留め具28bに嵌合させることで、図17に示すように補助容器50をケース1に装着させることができる。
また、補助容器50をケース1から取り外す場合は、上記と逆手順にて取り外すことができる。
本発明は、雨天など撮像装置に水滴がかかる恐れがある状況において、撮像装置へ水滴が付着するのを防ぎながら撮影を行うことができる機能を備えたケースに有用である。
本発明の実施の形態におけるケースの外観を示す斜視図 ケースを開いた状態の表面側の斜視図 ケースを開いた状態の裏面側の斜視図 ファスナーを解除した状態のケースを示す斜視図 ファスナーを解除した状態のケースを示す斜視図 リスト固定部の要部斜視図 リスト固定部の要部斜視図 リスト固定部の要部斜視図 ケースにビデオカメラを収納し撮影している状態を示す斜視図 ケースにビデオカメラを収納し撮影している状態を示す斜視図 ケースにビデオカメラを収納し撮影している状態を示す斜視図 ケースを開いた状態の表面側の斜視図 ケースを開いた状態の表面側の斜視図 図13に示すケースの斜視図 ビデオカメラ本体が支持部材によって支持されている状態を示す正面図 ケースに補助容器を装着させる前の状態を示す斜視図 ケースに補助容器を装着させた状態を示す斜視図
符号の説明
1 ケース
2 開口部
10 ハンドル
11、14 ファスナー
11a、11b ファスナー部材対
12 スライダー
13 蓋体
20 ケース上部(第1のカバー)
21 ケース底部(第2のカバー)
22、24 リブ
23、26 ボタン
25 ネジ(保持部材)
27 リング
28 ベルト
30 ビデオカメラ本体
30a 鏡筒
32 リスト固定部
33 表示部
41 ベルト(支持部材)
42 ネジ収納部材(収納部材)
43 鏡筒支持部材
50 補助容器

Claims (12)

  1. それぞれの外周長さが等しく、前記外周を互いに閉じ内部に空間を設けた第1の状態と、それぞれの外周の一部が固定され略T字形状に前記外周を互いに開いた第2の状態との間を相互に移行する第1のカバー部と第2のカバー部とを備えることを特徴とするケース。
  2. 前記撮像装置は、
    光学画像を入射するレンズが露出した前面と、
    前記前面に対向する後面と、
    前記前面と前記後面とにそれぞれ連設する第1の側面と、
    前記第1の側面と対向する第2の側面と、
    前記前面、前記第1の側面及び前記第2の側面に連設する上面及び底面とを備え、
    前記空間は、前記撮像装置が収納できる請求項1記載のケース。
  3. 前記第1の状態において、
    前記第1のカバー部は、少なくとも前記上面を覆い、
    前記第2のカバー部は、少なくとも前記レンズを覆う請求項2記載のケース。
  4. 前記第2のカバー部は、前記第2の状態と、前記撮像装置の操作者の腕あるいはその近傍に巻回される第3の状態とに、相互に移行可能である請求項2記載のケース。
  5. 前記レンズを介して入射した光学画像を再生する表示部を、前記第1の側面または第2の側面のいずれかに備え、
    前記第2の状態または前記第3の状態において、前記表示部が再生する光学画像を視認できる開口部を、前記第1のカバー部における前記表示部が位置する部分に備えた請求項2または4いずれか1項に記載のケース。
  6. 前記開口部を覆い、前記第1のカバー部に一部が固定されると共に、
    前記第1のカバー部に対して開閉自在で、前記第1のカバー部から開いた状態において前記表示部の上部を覆う蓋体を備える請求項5記載のケース。
  7. 前記第1のカバー部に、前記撮像装置を保持することができる保持部材を備えた請求項2記載のケース。
  8. 前記第1のカバー部に、前記保持部材を収納することができる収納部材を備える請求項7記載のケース。
  9. 前記第1の状態において、
    前記第1のカバー部における、前記第2のカバー部の底面に対向する面に、前記第1のカバー部及び前記第2のカバー部を吊り下げて把持可能な把持部を備える請求項1〜8いずれか1項に記載のケース。
  10. 前記第1のカバー部に、撮影者によって当該第1のカバー部を支持可能な支持部材を備えた請求項1〜9いずれか1項に記載のケース。
  11. 前記第1のカバー部に、前記撮像装置における鏡筒を支持する鏡筒支持部材を備えた請求項1〜10のいずれか1項に記載のケース。
  12. 前記第2のカバー部の外部の面に、第2のケースが着脱自在に係合する着脱部材を備える請求項1〜11のいずれか1項に記載のケース。
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