JP2008209628A - 撮像装置用キャリングケース - Google Patents

撮像装置用キャリングケース Download PDF

Info

Publication number
JP2008209628A
JP2008209628A JP2007045861A JP2007045861A JP2008209628A JP 2008209628 A JP2008209628 A JP 2008209628A JP 2007045861 A JP2007045861 A JP 2007045861A JP 2007045861 A JP2007045861 A JP 2007045861A JP 2008209628 A JP2008209628 A JP 2008209628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
carrying case
main body
imaging apparatus
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007045861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4998011B2 (ja
Inventor
Shoji Kato
尚司 加藤
Ryuta Sugano
竜太 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007045861A priority Critical patent/JP4998011B2/ja
Publication of JP2008209628A publication Critical patent/JP2008209628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4998011B2 publication Critical patent/JP4998011B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

【課題】従来のカメラ用キャリングケースでは、カメラ本体のみしか収納することができず、バッテリーやメモリーカード、コンバージョンレンズ等の部品や付属品を収納するために別のケースが必要となっていた。
【解決手段】上面から一方の側面にかけて開口された開口部2を有するケース本体3と、このケース本体の開口部を覆うと共にその外周縁の少なくとも両側をケース本体に固定することにより固定部11a,11bの両側に第1の蓋体片5と第2の蓋体片6が形成されるケース蓋体4と、第1の蓋体片をケース本体に係合可能であって、その係合時にケース本体の第1の収納部15を閉じる第1のファスナ7と、第2の蓋体片をケース本体に係合可能であって、その係合時にケース本体の第2の収納部16を閉じる第2のファスナ8と、を備えて構成されている。そして、ケース本体3の第1の収納部15と第2の収納部16を個別に開閉可能に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子スチルカメラその他の撮像装置及びその部品や付属品等を携帯するときに用いられる撮像装置用キャリングケースに関するものである。
従来の、この種の撮像装置用キャリングケースとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなものが知られている。特許文献1には、カメラを持ち運ぶためのキャリングケースであって、特に、ビデオカメラに用いて好適なキャリングケースに関するものが記載されている。
この特許文献1に記載されたカメラ用キャリングケースは、「カメラの先端側の光学系が下になるようにほぼ光軸方向に移動してキャリングケース内に前記カメラを収納するように上部が開口になっており、該開口を閉じることができ、前記キャリングケース本体側に取付けられた面ファスナと係合できるように内側に面ファスナが取付けられた蓋を有し、前記カメラの先端側の光学系を受けるパッドを前記キャリングケースの底部に配し、前記の上部が開口になっているところから側部に開閉手段を有する切込みを前記カメラの取出し方向に沿って、収納されるカメラのグリップベルトの下側に臨むように形成し、前記蓋を開き、前記開閉手段を開放して前記カメラを取出すか若しくは収納するときに、前記切込みを通して前記カメラのボディとグリップベルトとの間に該グリップベルトの下側から手が挿入された状態で前記カメラの取出しまたは収納を行ない、該取出し時には手が挿入された前記状態のままで前記カメラを前記開口を通して取出し、少なくとも取出したままの状態で撮影を行ない得ること」を特徴としている。
このような構成を有する特許文献1に記載されたカメラ用キャリングケースによれば、「切込みを通してキャリングケース内に手を入れることにより、カメラのボディとグリップベルトとの間に直接手を挿入することができ、これによって直ちに撮影を行ない得る姿勢でカメラを取出すことが可能になる。」等の効果を得ることができる。
実開平3−9617号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカメラ用キャリングケースは、その主要な目的である携帯性を考慮して比較的コンパクトに構成されているが、カメラ本体を収納するためのものであって、そのキャリングケースにはカメラ本体を収納するための空間部だけが設けられていた。そのため、カメラ本体の携帯用電源であるバッテリーや、外付け用の記憶装置であるメモリーカード、望遠レンズや広角レンズ等のコンバージョンレンズ、或いはフィルタ等の部品や付属品については、これらを収納するためのケースがカメラ本体用のキャリングケースとは別に必要とされていた。その結果、1個のカメラを携帯するために2個のケースが必要とされており、携帯に不便であるばかりでなく、咄嗟の撮影操作が難しく、思いがけないシャッタチャンスに対して迅速に対応することが難しいという問題があった。
解決しようとする問題点は、従来のカメラ用キャリングケースでは、カメラ本体のみしか収納することができず、バッテリーやメモリーカード、コンバージョンレンズ等の部品や付属品を収納するために別のケースが必要となっていた。そのため、2つのケースを持ち運ぶために携帯に不便であるばかりでなく、シャッタチャンスに対して迅速に対応することが難しい、という点である。
本発明の撮像装置用キャリングケースは、上面から一方の側面にかけて開口された開口部を有する籠型のケース本体と、このケース本体の開口部を覆うと共にその外周縁の少なくとも両側をケース本体に固定することにより固定部の両側に第1の蓋体片と第2の蓋体片が形成されるケース蓋体と、第1の蓋体片をケース本体に係合可能であって、その係合時にケース本体の第1の収納部を閉じる第1の係合部材と、第2の蓋体片をケース本体に係合可能であって、その係合時にケース本体の第2の収納部を閉じる第2の係合部材と、を備えて構成されている。そして、ケース本体の第1の収納部と第2の収納部を個別に開閉可能に構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明の撮像装置用キャリングケースによれば、1個のケースによって撮像装置だけでなくその部品や付属品を同時に収納することができ、比較的小さく構成されていて携帯性に優れていると共に、構成部品を少なくして安価に製造することができる。
ケース蓋体の外周縁の少なくとも両側をケース本体に固定して第1の蓋体片と第2の蓋体片を形成し、第1の係合部材を用いて第1の蓋体片でケース本体の第1の収納部を開閉可能とし、第2の係合部材を用いて第2の蓋体片でケース本体の第2の収納部を開閉可能に構成する。これにより、1個のキャリングケースに撮像装置とその部品或いは付属品等を収納して携帯することができると共に、そのようなキャリングケースを、少ない部品点数によって簡単に、しかも、コスト的にも安価に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図9は、本発明の撮像装置用キャリングケースの実施の形態の例を示すものである。即ち、図1は本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例を示し、第1の収納部に撮像装置を収納し、第2の収納部に部品や付属品を収納する状態の説明図、図2は側面図、図3は正面図、図4は背面図、図5は底面図、図6は要部を断面した説明図、図7及び図8は衝撃吸収部材の作用を説明するそれぞれ説明図、図9は使用状態を示す説明図である。
図10〜図13は、本発明の撮像装置用キャリングケースに用いて好適な撮像装置の実施の例を示すものである。即ち、図10は撮像装置の第1の例を示すデジタルスチルカメラを正面側から見た斜視図、図11は背面側から見た斜視図、図12は花びら形レンズフードを取り付けて正面側から見た斜視図、図13は花びら形レンズフードを裏返して取り付ける状態を説明する斜視図である。
まず、本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例について、図1〜図6を参照して説明する。本発明の撮像装置用キャリングケース1は、上面から一方の側面にかけて開口された開口部2を有する籠型のケース本体3と、このケース本体3の開口部2の全体を覆うことができるケース蓋体4と、このケース蓋体4によって形成される2つの蓋体片5,6をケース本体3に着脱可能に係合することができる2つの係合部材7,8等を備えて構成されている。
ケース本体3及びケース蓋体4は、図6に断面して示すように、キャリングケース1の表面に表れる表地9aと、キャリングケースの内面に隠れる裏地9bと、表地9aと裏地9bとの間に介在される芯材9cとからなる柔軟性を備えた3層構造の部材によって構成されている。表地9a及び裏地9bの材料としては、例えば、布が好適であり、必要により防水加工や補強用のコーティング加工等を施すようにするとよい。また、芯材9cの材料としては、例えば、柔軟性を有する発泡ウレタンが好適である。
なお、ケース本体3及びケース蓋体4の材料としては、この実施の例で述べた3層構造のものに限定されるものではなく、例えば、表地9aと裏地9b又は表地9aと芯材9cとの2層構造としてもよく、また、4層以上の構造として構成してもよいことは勿論である。更に、ケース本体3及びケース蓋体4には、その他の材料、例えば、人工皮革、皮革、不織布、軟質プラスチック等を用いることもできる。
ケース本体3は、キャリングケース1の正面となる前面部3aと、この前面部3aの横方向の両側に連続する左右の側面部3b,3cと、この左右の側面部3b,3cに連続して背面となって前面部3aに対向される後面部3dと、これら前面部3aと左右の側面部3b,3cと背面部3dとに連続されて底面を形成する下面部3eとを有し、全体として有底の平面四角形をなす籠のような形として構成されている。更に、ケース本体3の上面は下面部3eよりも大きな領域として形成されており、全体として逆角錐形状となっている。このケース本体3の上面は、その全面が開口されており、その開口部2が上面から前面部3aの下部近傍まで延在されている。
この開口部2の形状に対応する形状としてケース蓋体4が形成されている。即ち、ケース蓋体4は、縦長の略長方形をなす部材として形成されており、長手方向の一側である上面に対応する側が、その反対側よりも少し幅広に形成されている。このケース蓋体4の幅狭側の幅方向両側に左右の固定部11a,11bが設けられている。この左右の固定部11a,11bは、ケース本体3の前面部3aにおける開口部2の周縁に固定されている。左右の固定部11a,11bは、前面部3aの上端から少し下がった位置において左右対称となるように配置されている。これにより、ケース蓋体4が、その長手方向の中途部においてケース本体3に固定され、一体的に構成されている。
このケース蓋体4の、左右の固定部11a,11bから長手方向の一方である上面側に延在された部分が第1の蓋体片5となっており、その長手方向の他方である前面側に延在された部分が第2蓋体片6となっている。この左右の固定部11a,11bの内側には、ケース本体3の内部を仕切る仕切部材14が設けられている。この仕切部材14によってケース本体3の内部に、主として撮像装置を収納するための第1の収納部15と、撮像装置の部品や付属品、例えば、携帯電源用のバッテリー17、外部記憶装置としてのメモリカード18、UVフィルタや赤外線フィルタ等のフィルタその他の部品や付属品を収納するための第2の収納部16が構成されている。
ケース本体3の内部は、その大部分を第1の収納部15が占有しており、第1の収納部15の一面と隣り合うように第2の収納部16が設けられている。開口部2のうち、第1の収納部15に対応する部分が第1の蓋体片5によって開閉可能とされている。そして、第2の収納部16に対応する部分が第2蓋体片6によって開閉可能とされている。
第1の蓋体片5は、第1の係合部材の一具体例を示す第1のファスナ7によって着脱自在に構成されている。第1のファスナ7は、第1の蓋体片5の縁部分の全長に亘って設けられている。即ち、第1のファスナ7の一方のファスナ片7aがケース本体3の開口部2における上端縁に縫い合わされて取り付けられ、他方のファスナ片7bが第1の蓋体片5の周縁に縫い合わされて取り付けられている。この第1のファスナ7には2つの開閉具23,23が取り付けられており、左右方向のどちらからでも開閉具23の移動操作が可能であって、左右方向のいずれからでも第1の収納部15を開放又は閉鎖することができるように構成されている。
また、第2蓋体片6は、第2の係合部材の一具体例を示す第2のファスナ8によって着脱自在に構成されている。第2のファスナ8は、第2の蓋体片6の縁部分の全長に亘って設けられている。即ち、第2のファスナ8の一方のファスナ片8aがケース本体3の前面部3aにおける開口部2の周縁に縫い合わされて取り付けられ、他方のファスナ片8bが第2の蓋体片6の周縁に縫い合わされて取り付けられている。この第2のファスナ8には1つの開閉具24が取り付けられており、左右方向の一方へ開閉具24を移動することによって第2の収納部16が開かれ、その反対側へ移動することによって第2の収納部16が閉じられるように構成している。
なお、この実施例では、第1の係合部材及び第2の係合部材としてそれぞれファスナを用いた例について説明したが、このファスナに替えて、例えば、面ファスナ、ホック、ボタン等の各種の係合方法を用いることができることは勿論である。また、ケース本体3の開口部2の周縁を縁取るように取り付けた第1のファスナ7の一方のファスナ片7aと第2のファスナ8の一方のファスナ片8aの根元部分には、パイピングテープ26が一体的に縫い付けられている。このパイピングテープ26は、主として、縫製部分を補強すると共に、デザインの観点からアクセント若しくは彩りに変化を持たせることを目的として用いられている。また、第2のファスナ8のある部分にパイピングテープ26を配設することにより、縫製もし易くなり、しかも、パイピングテープ26でガイドされるので第2のファスナ8の開閉操作がし易くなるうという効果がある。
ケース本体3の第1の収納部15の底には、図6に示すように、衝撃吸収部材30が配置されている。衝撃吸収部材30は、下向きに開口された凹陥部31を有する縦方向の断面形状が略U字状をなす柔軟な薄板状の弾性体によって構成されている。この衝撃吸収部材30の特性としては、衝撃力を受けることによって一時的にクラッシュのように変形した後、加わる力が無くなると原形に戻る復元力を有する材質のものが好ましい。このような衝撃吸収部材30の材料としては、例えば、少なくともEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)を含む軟質のプラスチックが好適である。しかしながら、この種の衝撃吸収材として従来から使用されているEPV(発泡プラスチック)や低反発材(例えば、EGR,ESN等)その他のものを用いることができることは勿論である。
この衝撃吸収部材30は、図6に示すように、布製の袋体32の内部に収納されている。この袋体32の開放端は下面部3eの縫製部と重ね合わされ、その重合部が共通に縫製されてケース本体3と一体的に構成されている。この袋体32に収納された衝撃吸収部材30は、ケース本体3の第1の収納部15の底に保持されるように弾性的に嵌まり合う寸法関係を持って構成されている。そのため、袋体32の固定側と反対の先端部には、袋体を引っ張るための取手33が設けられている。この取手33を開口部2側へ引っ張ることにより、袋体32に入ったままの状態で衝撃吸収部材30を引き起こすことができるように構成している。
ケース本体3の左右の側面部3b,3cには、キャリングケース1を支持する支持部材の第1の例を示すショルダベルト35のための掛止め環36がそれぞれ固定されている。左右の掛止め環36,36は、補強を兼ねて左右の側面部3b,3cに縫い付けられた固定バンド37,37の先端部にそれぞれ姿勢変更可能に取り付けられている。ショルダベルト35は、肩に掛けた状態でケース本体3を人の腰の部分に支持することができる長さを備えており、その長手方向の両端に掛け止め用のフック部38がそれぞれ取り付けられている。
また、ケース本体3の後面部3dには、キャリングケース1を支持するための支持部材の第2の例を示すベルト支持バンド40が設けられている。このベルト支持バンド40は、互いに着脱自在とされたホック部41a及びホック受部41bと、ホック部41aが固定された連結片42と、ホック受部41bが固定された固定片43とからなっている。連結片42と固定片43は、適当な強度を有する布製の部材によって形成されているが、人工皮革、皮革、プラスチックシート等を用いることもできる。更に、連結片42は、適当な幅で短冊状に形成することによって可撓性が付与されている。
この連結片42の長手方向の一側にホック部41aが固定され、その長手方向の反対側が、ケース本体3の後面部3dの略中央上部に縫製されて取り付けられている。固定片43の中央部にホック受部41bが固定され、後面部3dの略中央下部に縫製されて固定されている。連結片42を折り曲げてホック部41aを固定片43のホック受部41bに掛け止めることにより、ベルト用の止め環であるベルト支持バンド40が構成される。図9に示すように、このベルト支持バンド40にベルト45を貫通させて支持することにより、撮像装置用キャリングケース1が人の腰に装着されて携帯される。
次に、この撮像装置用キャリングケース1に用いて好適な撮像装置について説明する。図10〜図13は、撮像装置の第1の実施の例として示すデジタルスチルカメラ50である。このデジタルスチルカメラ50は、情報記録媒体として半導体記録メディアを使用している。更に、デジタルスチルカメラ50は、被写体からの光学的な画像を撮像素子(CCDやCMOS等)51で電気的な信号に変換するようになっている。そして、デジタルスチルカメラ50は、被写体からの像光を撮像素子で受光した後、その像に対応した情報信号を出力し、その情報信号を半導体記録メディアに記録したり、その情報信号に基づいて液晶ディスプレイ等の表示装置に被写体の像を表示したりすることができるように構成されている。
このデジタルスチルカメラ50は、図10等に示すように、被写体の像光が入射されるレンズ装置52と、このレンズ装置52の後方に配置された撮像素子51と、この撮像素子51及びレンズ装置52が取り付けられた外装ケース53と、この外装ケース53の上部に設けられたファインダ部54と、撮像素子51に入射された被写体の像を表示可能な表示部55と、この表示部55を姿勢変更可能に支持するヒンジ部56等を備えて構成されている。
外装ケース53は、中空の筐体として構成されている。外装ケース53の内部空間には、図示しないが、各種の電子部品が実装された配線基板とバッテリー電源と記憶装置とその他各種の電子部品や機械部品、装置等が収納されている。外装ケース53の前面の左側部には、レンズ系の撮像レンズ57を前面に露出させた状態でレンズ装置52が配設されている。レンズ装置52は、複数のレンズ部品の組み合わせによって構成されている。外装ケース53の内部において、レンズ装置52の後方に撮像素子51が取り付けられている。撮像素子51は、入射される被写体の像光を電気的な信号に変換し、デジタル信号として出力する。このデジタル信号によって出力される映像信号により、被写体に関する情報が、表示部55によって被写体の像として表示され、或いは内蔵された記憶装置若しくは外付けの外部記憶装置等に記憶される。
外装ケース53の前面の右側部には、この外装ケース53を把持するための把持部58が設けられている。把持部58は、その前部が前面から前方へ突出されており、片手で握り易い形状とされている。この把持部58の上面に、被写体を撮影するためのシャッタボタン60が配置されている。
シャッタボタン60の後方で外装ケース53の上面には、モード選択ダイヤル61が配置されている。モード選択ダイヤル61は、リング状に形成されており、回動自在に取り付けられている。モード選択ダイヤル61は、デジタルスチルカメラ50に付与された多数のカメラ機能の中から所望のモードを選択する回転スイッチである。このモード選択ダイヤル61で選択される機能としては、例えば、静止画を撮影するモード、動画を撮影するモード等を挙げることができる。このモード選択ダイヤル61の左側で外装ケース53の上面に、電源をオン・オフさせる電源ボタン62が設けられている。
図11に示すように、外装ケース53の右側面部の上部には、USBコネクタ等が接続される外部出力端子部63が設けられている。外装ケース53の上部には、ファインダ部54とフラッシュ格納部64が設けられている。フラッシュ格納部64には、図示しないフラッシュ装置が収納されていて、上下方向へ昇降動作可能とされている。このフラッシュ格納部64の後方に、ファインダ部54が外装ケース53の後方へ突出するように設けられている。ファインダ部54は、いわゆる電子ビューファインダである。
また、外装ケース53の左側面部には、暗い場所での撮影を可能にするナイトショットの切換スイッチ65が配置されている。そして、外装ケース53の両側面部に、図示しないショルダーストラップを取り付けるためのストラップ取付具66,66が設けられている。更に、外装ケース53の背面には、各種の操作スイッチが設けられている。外装ケース53の背面の上部には、ズーム操作を実行するズームボタン67と、画面表示を行う画面表示ボタン68が配置されている。そして、ズームボタン67の下方には、各種メニューを選択するメニューボタン70と、画面サイズの切り換えや画面削除を行う画面ボタン71等が適当な位置に配置されている。
図11に示すように、外装ケース53の背面におけるファインダ部54の下方に、ヒンジ部56を介して表示部55が支持されている。表示部55は、薄くて略直方体をなす板状体からなり、平板状の液晶ディスプレイ等からなる平面パネル73と、この平面パネル73が収納された薄くて略直方体をなすパネルケース74等を備えて構成されている。パネルケース74には、平面パネル73を露出させるための四角形の開口窓75が設けられている。この開口部75の内側に、平面パネル73と、そのバックライトが収納されている。この平面パネル73により、撮像素子51から出力される映像信号に基づき、バックライトの光の照射を受けて画像が表示される。
このデジタルスチルカメラ50のレンズ装置52には、被写体側となる一端に花びら形状を有する、いわゆる花びら形レンズフードが着脱可能に取り付けられている。このレンズフード80は、レンズ装置52の先端部にねじ機構によって着脱可能に取り付けられている。
図12及び図13に示すように、レンズフード80は、被写体に近い先端側が花びら形状を有する円筒形状をなしており、レンズ装置52に近い基端部側が円錐台形状となっている。即ち、レンズフード80は、被写体側となる一端に花びら形状を有する花びらフード環81と、レンズ装置52にネジ止めされるアタッチメントリング82と、このアタッチメントリング82に回転可能に嵌合される固定リング83とを備えている。このレンズフード80はバヨネット機構を有しており、アタッチメントリング82及び固定リング83に対して花びらフード環81が着脱可能に構成されている。
図12は、レンズ装置52に取り付けられたアタッチメントリング82及び固定リング83に対して、花びらフード環81を、撮影時における正常な装着方法で取り付けた状態を示している。これに対して、図13は、レンズ装置52に取り付けられたアタッチメントリング82及び固定リング83に対して、花びらフード環81を逆向きにして、非撮影時における収納時の装着方法で取り付ける前の状態を示している。この図13の状態を経てレンズフード80が、レンズ装置52に対して逆向きに装着される。この逆向きの状態において、図1に示すように、デジタルスチルカメラ50が撮像装置用キャリングケース1に収納される。
レンズフード80が装着された状態のデジタルスチルカメラ50は、撮像装置用キャリングケース1の第1の収納部15に対してレンズフード80(レンズ装置52)側から挿入される。この際、ケース本体3に対してケース蓋体4が、前面部3aの上端から少し下がった位置で左右の固定部11a,11bに固定されている。そのため、第1の蓋体片5が有する、それ自体の剛性によって第1の収納部15が大きく開口される。
その結果、第1の収納部15に対してデジタルスチルカメラ50を容易に挿入することが可能となり、その挿入作業を容易に実行することができる。これは、第1の収納部15からデジタルスチルカメラ50を取り出す場合にも同様であり、その取出し時においても取出し作業を簡単に実行することができる。しかも、第1の蓋体片5は、第1のファスナ7によって開閉されるため、その開閉操作を左右方向のどちらからでも容易に行うことができると共に、第1のファスナ7を閉じることによってデジタルスチルカメラ50が抜け出すのを確実に防止することができる。
また、第2の蓋体片6によって開閉可能とされた第2の収納部16には、バッテリー17やメモリーカード18その他の部品や付属品等を収納することができる。この第2の収納部16は、ケース本体3の前面部3aの中央部から上部にかけて開口されており、ポケットのような状態となっている。この第2の収納部16の内側部分は、第1の収納部15に収納されるデジタルスチルカメラ50の外装ケース53やレンズ装置52との間に形成される空間部に対応しているため、比較的大きな収納スペースとして用いることができる。しかも、第2の蓋体片6は、第2のファスナ8によって開閉されるため、その開閉操作を容易に行うことができると共に、第2のファスナ8を閉じることによって部品や付属品が抜け出すのを確実に防止することができる。
この撮像装置用キャリングケース1に収納されたデジタルスチルカメラ50は、図6に示すように、レンズ装置52の先端(撮像レンズ)側がケース本体3の下面部3eに対向されるが、その先端と下面部3eとの間には、袋体32に収納された衝撃吸収部材30が介在される。これにより、撮像装置用キャリングケース1を誤って取り落としたりすると、下面部3e側から地面等に衝突することになる。
この場合、撮像装置用キャリングケース1が落下すると、まず、ケース本体3の下面部3eが地面等に衝突し、この下面部3eの上に衝撃吸収部材30を介してデジタルスチルカメラ50のレンズフード80(レンズ装置52)が衝突することになる。このとき、図7に示すように、レンズフード80(レンズ装置52)が衝撃吸収部材30に衝突すると、図8に示すように、衝撃吸収部材30が変形して一時的に潰れ、その変形によって衝突時の衝撃力が吸収される。
このような衝撃吸収部材30の機能(作用)は、衝撃吸収部材30の断面形状を略U字状に成型し、且つ、上下方向を逆にして配置すると共に、柔軟なEVA、EVEその他の弾性体を用いて形成することによって実現される。この衝撃吸収部材30によれば、衝撃力を受けることによって最初はクラッシュするような感じで変形するが、力が加わらなくなると復元して元の形状に戻るため、デジタルスチルカメラ50に付与される衝撃力を繰り返し確実に和らげることができ、デジタルスチルカメラ50に加えられるダメージを最小限に抑えることが可能となる。この点に関して、例えば、スポンジ状のものを単に袋に詰めたようなものと対比した場合に、はるかに大きな衝撃に耐え得ることが、実験によって確認されている。なお、外部からの振動に対しては、逆U字形の形状を保ちながら振動を吸収する働きをすることになる。
以上説明したように、本発明の撮像装置用キャリングケースによれば、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に用いられるキャリングケースにおいて、1枚の蓋の前部と後部を別々に開閉可能に構成し、撮像装置本体とそのアクセサリーを別々にケース内部に収納することができる。また、キャリングケースの底部に断面略逆U字形をした柔軟板をクッション(衝撃吸収部材)として配置し、その柔軟板を簡易的にクラッシュ可能に構成したため、収納される撮像装置に対する耐衝撃性を向上させることが可能となった。従って、落下時における撮像装置への衝撃力を軽減し、撮像装置を破損から守ることができる。更に、一眼レフタイプのデジタルスチルカメラにも対応可能であり、この種の撮像装置のための携帯用キャリングケースとして極めて有効なものである。
なお、本発明は前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の例においては撮像装置としてデジタルスチルカメラを適用した例について説明したが、フィルム式スチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ一体型ビデオテープレコーダその他の撮像装置に適用できることは勿論である。
本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例を示すもので、第1の収納部に撮像装置を収納し、第2の収納部に部品や付属品を収納する状態を表した説明図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例を示す側面図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例を示す正面図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例を示す背面図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例を示す底面図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例を示すもので、ケース本体の下面部を断面した説明図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例に係る衝撃吸収部材の作用を説明する一部を破断した説明図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例に係る衝撃吸収部材の作用を説明する断面図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースの第1の実施の例の使用状態の一例を示す説明図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースに用いて好適な撮像装置の第1の例を示すデジタルスチルカメラを正面側から見た斜視図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースに用いて好適な撮像装置の第1の例を示すデジタルスチルカメラを背面側から見た斜視図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースに用いて好適な撮像装置の第1の例を示すデジタルスチルカメラに花びら形レンズフードを取り付けて正面側から見た斜視図である。 本発明の撮像装置用キャリングケースに用いて好適な撮像装置の第1の例を示すデジタルスチルカメラに花びら形レンズフードを裏返して取り付ける状態を説明する斜視図である。
符号の説明
1…撮像装置用キャリングケース、 2…開口部、 3…ケース本体、 3a…前面部、 3b,3c…側面部、 3d…後面部、 3e…下面部、 4…ケース蓋体、 5…第1の蓋体片、 6…第2の蓋体片、 7…第1のファスナ(第1の係合部材)、 8…第2のファスナ(第2の係合部材)、 11a,11b…固定部、 14…仕切部材、 15…第1の収納部、 16…第2の収納部、 23,24…開閉具、 30…衝撃吸収部材、 31…凹陥部、 50…デジタルスチルカメラ(撮像装置)、 52…レンズ装置

Claims (5)

  1. 上面から一方の側面にかけて開口された開口部を有する籠型のケース本体と、
    前記ケース本体の前記開口部を覆うと共にその外周縁の少なくとも両側を当該ケース本体に固定することにより当該固定部の両側に第1の蓋体片と第2の蓋体片が形成されるケース蓋体と、
    前記第1の蓋体片を前記ケース本体に係合可能であって、その係合時に当該ケース本体の第1の収納部を閉じる第1の係合部材と、
    前記第2の蓋体片を前記ケース本体に係合可能であって、その係合時に当該ケース本体の第2の収納部を閉じる第2の係合部材と、を備え、
    前記ケース本体の前記第1の収納部と前記第2の収納部を個別に開閉可能に構成した
    ことを特徴とする撮像装置用キャリングケース。
  2. 前記第1の収納部は撮像装置が着脱可能に収納される空間部であり、
    当該第1の収納部の内部に前記撮像装置を支える衝撃吸収部材を配置して設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置用キャリングケース。
  3. 前記衝撃吸収部材は、前記撮像装置のレンズ部の先端を支えるように前記第1の収納部の底に設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置用キャリングケース。
  4. 前記衝撃吸収部材は、下向きに開口された凹陥部を有する断面形状が略U字状をなす軟質薄板状弾性体からなる
    ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置用キャリングケース。
  5. 前記衝撃吸収部材は、エチレン・酢酸共重合体を少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置用キャリングケース。
JP2007045861A 2007-02-26 2007-02-26 撮像装置用キャリングケース Expired - Fee Related JP4998011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007045861A JP4998011B2 (ja) 2007-02-26 2007-02-26 撮像装置用キャリングケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007045861A JP4998011B2 (ja) 2007-02-26 2007-02-26 撮像装置用キャリングケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008209628A true JP2008209628A (ja) 2008-09-11
JP4998011B2 JP4998011B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=39785995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007045861A Expired - Fee Related JP4998011B2 (ja) 2007-02-26 2007-02-26 撮像装置用キャリングケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4998011B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011048245A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Elecom Co Ltd キャリングケース
CN113163917A (zh) * 2018-11-29 2021-07-23 盖克斯株式会社 宠物携带箱

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6377524U (ja) * 1986-11-10 1988-05-23
JPH0238921U (ja) * 1988-09-05 1990-03-15
JPH0372193U (ja) * 1989-11-16 1991-07-22
JPH03105248U (ja) * 1990-02-14 1991-10-31
JP2005292404A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Canon Inc アクセサリ装置
JP2006248358A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Honda Motor Co Ltd 脚部保護構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6377524U (ja) * 1986-11-10 1988-05-23
JPH0238921U (ja) * 1988-09-05 1990-03-15
JPH0372193U (ja) * 1989-11-16 1991-07-22
JPH03105248U (ja) * 1990-02-14 1991-10-31
JP2005292404A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Canon Inc アクセサリ装置
JP2006248358A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Honda Motor Co Ltd 脚部保護構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011048245A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Elecom Co Ltd キャリングケース
CN113163917A (zh) * 2018-11-29 2021-07-23 盖克斯株式会社 宠物携带箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP4998011B2 (ja) 2012-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4384169B2 (ja) ケース
US9405126B1 (en) Eye level viewfinder and three dimensional virtual reality viewing device and method
JP5108293B2 (ja) 携帯機器及び撮像装置
US7537399B2 (en) Digital camera having camera body
US6419367B1 (en) Glare shield attachment for a liquid crystal display screen
US20040165106A1 (en) Digital camera
US8493507B2 (en) Glare blocking camcorder/camera stabilizing eye level viewfinder device and method
JP4998011B2 (ja) 撮像装置用キャリングケース
CN103037729B (zh) 具有可扩展壳体的相机附件箱
JP2002006389A (ja) 測量用カメラの防塵防水カバー
US8878988B1 (en) Glare blocking camcorder/camera stabilizing eye level viewfinder device and method
JP4687000B2 (ja) 撮像装置用ケース
JPH11355626A (ja) 電子カメラ
JP2005123711A (ja) 携帯型電子機器
JP2005249869A (ja) 撮像装置用ケース
JP4478880B2 (ja) 撮像装置用防水カバー
JP3097550U (ja) カメラ付き携帯端末用のコンバージョンレンズ装置
JP3217153U (ja) タブレット型端末収納ケース
JP3145111U (ja) 遮光フード付カメラケース
KR200324164Y1 (ko) 카메라 케이스
JP2006352637A (ja) 撮像装置
KR101886360B1 (ko) 방수팩용 스마트폰 고정패드
JP3186757U (ja) カメラシステム用ソフトバッグ
JP4079732B2 (ja) 撮影機器用カバー
JPH09224179A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120430

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees