JP4687000B2 - 撮像装置用ケース - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルスチルカメラなどの撮像装置に装着して好適な撮像装置用ケースに関する。
従来、カメラ用のケースには、図11に示すように、銀塩フィルムを用いる一眼レフカメラ100などに使用されるようなものがある。このケースは、皮革や合成皮革の裏側にクッション性を有する肉厚の生地を一体に設けて縫製されたバックケース101とフロントカバー102とからなり、図11Aに示すように、カメラボディへのケースの装着は、カメラボディの底面に設けられている雌ねじに、バックケース101を介してローレットを設けた雄ねじ103を螺入して行われる。
そして、このバックケース101にフロントカバー102がスナップボタン104,105によって着脱自在に設けられて一眼レフカメラ100用のケースが構成されている。
このようにすることで、撮影しないときはほぼ完全に一眼レフカメラ100がバックケース101とフロントカバー102で覆われるようになっている(図11A参照)。また、撮影のときは、バックケース101に設けられる不図示のネックストラップ(首架けバンド)を首に架け、図11Bに示すように、バックケース101の上側のスナップボタン104を外し、フロントカバー102をスナップボタン105によりカメラ100の下方にぶら下げた状態とする。そして、この状態でバックケース101の上からカメラボディを把持して被写体に対して構え、ファインダ100aを覗いて構図を決め、不図示のシャッターボタンを押下して撮影するようにしている。
このように構成された一眼レフカメラ100のケースでは、バックケース101とフロントカバー102の角部での重なり部分が多くなるように形成されている。そして、万が一落下させてしまったときでも、多くはカメラの底の方から落ちるため、バックケース101とフロントカバー102の底における重なりの部分に付与されたクッション性により大きな耐衝撃性をもつものとなっている。また、ほかの部分から落ちても、ケース自体の素材のもつ弾性とカメラ100との間隙により衝撃を緩和するようになっている。
また、一眼レフカメラ100への三脚の取り付けは、三脚に設けられている固定用の雄ねじを、一眼レフカメラ100底面の雌ねじに直接螺入して固定したり、あるいは図11A及びBに示すように、バックケース101を一眼レフカメラ100に固定するためのローレット付きねじ103に設けられている雌ねじに、三脚に設けられている雄ねじを螺入して固定することができる。
なお、従来知られているカメラ用のケースには、特許文献1に開示されているようなものがある。
一方、近年デジタルスチルカメラは、銀塩フィルム用の例えば一眼レフカメラの代替を目指し、さまざまな撮影状況に対応できるようなオプション機能を備えたハイエンドユーザ向けのものと、より一般の消費者向けのものとの2極分化が進んでいる。
そして、後者においては、小電力化、記録媒体の小型化、専用の光学系・バッテリの採用などにより、従来はコンパクトカメラ程度の大きさであったものが、ワイシャツのポケットに収まる小ささで、より高画質であること(例えば、カメラの有効画素数が500万画素を越えるような撮像素子を搭載したもの)を目指して日々改良が進められている状況にある。
このような、より小型化を目指す状況下では、従来コンパクトカメラサイズのデジタルスチルカメラに標準的に装備され、手ぶれやセルフタイマ撮影に活用されていた三脚用のねじ孔は、ワイシャツのポケット収納サイズとする上で薄型化の障害となるため、省かれた構造となっているものもある。
そして、従来デジタルスチルカメラ用として供給されているケースは、ポシェット(小型のバッグ)の形態を有し、撮影しないときはケース内に収納してボタンなどで蓋を閉止しておき、撮影はケースから取り出して行うようなものであった。
特開2000−225016号公報(第2頁,図1)
しかしながら、図11例のような一眼レフカメラ用のケースと同様の構成を有するものが、カメラの保護の点、あるいは装着した状態で通常撮影あるいは三脚撮影が行うことができる点などから相応しいものの、ワイシャツ収納サイズのデジタルスチルカメラでは、カメラ自体の薄さが要求されるため、一眼レフカメラ100の底面に設けられているような雌ねじを設けることができず、一眼レフカメラ用のケースと同様の構成にすることができず使いにくいという不都合があった。
すなわち、三脚の固定用の雄ねじと同じサイズの、雄ねじと雌ねじをもつローレット付きねじ103(図11参照)を用いて、直に薄厚のデジタルスチルカメラにケースを取り付け、このローレット付きねじ103を介してデジタルスチルカメラを三脚に固定する構造とすることはできなかった。
また、ケース自体も小さすぎて人手になじみにくく、撮影のときのホールド感が不十分であることに起因する手ぶれなどを生じさせてしまう不都合があった。
また、従来デジタルスチルカメラ用として供給されているケースでは、収納されるカメラへの耐衝撃性などが不十分であり、落下により電子部品で構成されるデジタルスチルカメラへのダメージが無視できないものとなっていた。そして、撮影はカメラをケースから取り出して行うものであるためケースを置き忘れることがあった。
本発明はかかる点に鑑み、ケースを被せた通常状態で撮影できるとともに、撮影のときのホールド感を十分確保することができ、三脚を使用した撮影にも好適で、小型のケースでも一眼レフカメラ用のケースと同様の耐衝撃性と使い易さを有する撮像装置用ケースを提案することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、略直方体で、第1の主面に撮像レンズを有し、第1の主面の対面にある第2の主面に画像モニタを有し、第1の主面及び第2の主面の上面に撮像操作子を有す撮像装置を被覆するための撮像装置用ケースである。
また、第1の主面側に、撮像レンズを露呈するように開口形成された開口部と、第2の主面側に、画像モニタを視認できるように設けられた透明シートと、撮像操作子の操作が可能に、撮像装置の上面に設けられたシートと、撮像装置の一側面から撮像装置を横方向に挿入できるように設けられた挿入口と、挿入口を覆う閉止蓋と、閉止蓋の遊端に設けられた一方の面ファスナーと、第1の主面側に設けられ、遊端側の一方の面ファスナーと重ね合わされて挿入口を閉止する他方の面ファスナーと、を備える。
そして、外方に開口したコの字状に形成され、撮像装置の底部を覆底部カバーと、底部カバーのコの字状溝内に配設され、三脚固定用のねじ孔及び固定ねじ用の挿通孔が開口形成された板金と、底部カバーと撮像装置の底部との間に配設され、底部側に開口したコの字形状をなすコの字形状板金と、コの字形状板金のコの字状溝内に合成ゴムを埋設し、合成ゴムが埋設されたコの字形状板金を柔軟性樹脂シートで被覆し、さらに不織布で包んで一体化したクッション材と、板金の挿通孔から底部カバー及びクッション材に螺入し、板金及びクッション材を底部カバーに固定する固定ねじと、を備えた
このように構成した本発明の撮像装置用ケースによれば、ケースの横方向から撮像装置を挿入し閉止蓋を閉じて撮像装置をケースに固定し、閉止蓋の遊端を面ファスナーで厚くし、ケースを被せた状態で撮影できるとともに、三脚固定用ねじで三脚に固定することができる。
本発明によれば、ケースは撮像装置を挿入口から横方向に挿入してから、この挿入口を覆う閉止蓋の面ファスナーで撮像装置をがたなく閉止することができ、このとき、撮像レンズが開口部により露呈されるのでケースを被せたままで撮影することができ、また撮像装置の第1の主面の側で面ファスナーにより閉止蓋が閉止されているため、この面ファスナーの重ね合わせによる厚みによって撮像装置をホールド感よく把持することができて撮影のとき手ぶれを起こしにくいものとなり、さらに底部の三脚用固定ねじで三脚による撮影も行えるものとなる。
また、本発明によれば、前カバーの面ファスナーを開けることにより撮像レンズが露呈され、開けた前カバーとケースの閉止蓋との2箇所を把持して撮像装置を保持することができ、より手ぶれを起こしにくい状態で撮影をすることができ、面ファスナーで前カバーが閉止された状態では撮像装置全体がケースに覆われ、落下などの衝撃から撮像装置を保護することができる。
また、本発明によれば、三脚固定用ねじを、撮像操作子の略下方の側に設けたことで、三脚固定用ねじを中心とする力の方向と作用点とのモーメントの腕を小さくすることができ、撮像操作子を押下するときの撮像装置のぶれを少なくすることができる。
以下、本発明の撮像装置用ケースを実施するための最良の形態の例を、図1〜図10を参照して説明する。
図1及び図2は、本例の撮像装置用ケース10を示し、デジタルスチルカメラ20を装着するようにしたものである。
先ず、本例の撮像装置用ケース10に装着されるデジタルスチルカメラ20を、図3及び図4を参照して説明する。
本例のデジタルスチルカメラ20は、例えば大きさが幅100mm,高さ60mm,奥行(厚さ)18mmので、奥行/高さ<1/3と薄く形成されたものであり、図3Aに示すように、前面には、(撮像)レンズ24が正面右上に配され、その脇にフラッシュ22とセルフタイマーランプ(AFイルミネータと兼用)23が設けられる。また、上面には撮像操作子であるシャッターボタン36、POWERボタン37などを設け、デジタルスチルカメラ20の図3Aに示す左の側面にはネックストラップなどの幅広のベルトも装着できるストラップ取付け部32を設けている。
なお、本例のデジタルスチルカメラ20に内蔵される光学系は、図示しないが、プリズムを用いて被写体の光学像を直角下方に曲げ撮像素子(CCD)で結像させるようにしてデジタルスチルカメラ20自体の厚みが小さくなるようにしている。
デジタルスチルカメラ20の背面には、図3Bに示すように、画像モニタ用の液晶画面25とズーム(広角/望遠)ボタン26、撮影のモード切替えスイッチ27、4方向矢印キーと中央の決定キーからなるコントロールボタン28、画像のサイズ切替え/削除ボタン29などが設けられている。
なお、30は画面表示/LCDバックライトボタンであり、31はアクセスランプであり、33はスピーカーを示している。
そして、デジタルスチルカメラ20の底部には、図4A〜Cに示すように、ケーブル付きプラグ42が装着されるマルチ接続端子38と、メモリ挿入口20aとバッテリ挿入口20bを開閉自在に覆うバッテリ/メモリカバー39が設けられている。
このバッテリ/メモリカバー39は、図4Aに示すように、通常は閉じておき、撮影時に必要に応じ、先ず図の矢印A,Bの順に上方にスライドしてロックを外した後、手前に回動して開くことができる。そして、図4Bに示すように、露呈したメモリ挿入口20aとバッテリ挿入口20bにメモリカード40あるいはバッテリ41を挿入する。それから、図4Cに示すように、図の矢印C,Dの順に手前から奥の方に回動してから下方にスライドしてロックして閉じることができる。
ここで使用されるメモリカード40は、スティック状で不揮発性のメモリ素子が内蔵されたものでデジタルスチルカメラ20に着脱自在に装着されるものである。また、バッテリ41は、リチウムイオン2次電池などを小型化して、薄板状の直方体としたものである。
このメモリカード40の交換、挿入は、撮影中にメモリ内の画像ファイルが一杯になったときに行われ、バッテリ41の交換、挿入は、撮影中に電池切れになったときに行われる。
このデジタルスチルカメラ20では、メモリカード40とバッテリ41を装着したあと、POWERボタン37を押すと撮影ができる状態となる。そして、図3Bに示すモード切替えスイッチ27で所望の撮影モードとし、背面の液晶画面25で撮影画像を確認してシャッターボタン36を押し、画像をメモリカード40のメモリ素子に所定の画像サイズで記録保存する。
また、撮影した複数の画像は、コントロールボタン28で再生して確認することができ、失敗したものは画像のサイズ切替え/削除ボタン29で削除することができる。
次に、このデジタルスチルカメラ20が装着されるケース10を図1及び図2,図5〜図10を参照して説明する。
なお、図中の破線は、縫製での縫い目を示している。
ケース本体11は、その生地の表面11-1が皮や合成皮革などの擦れ傷などが付きにくく適度の柔軟性をもつ素材で構成されており、その裏面11-2に、増嵩(かさ)処理された不織布を一体に設けて、耐衝撃性をもつように構成されている。
ケース本体11は、図5に示すように、横長に裁断された略長方形の生地の表面11-1に、開口部である横長の小さい開口孔11aと、透明シートが設けられる横長の大きな開口孔11bと、縦長の開口孔11cとを並べ、この2つの開口孔11a,11bの間隙11dを、縫製後にデジタルスチルカメラ20の奥行(厚さ)より大きくなるように設ける。
すなわち、間隙11dは、図1に示すようにデジタルスチルカメラ20をケース10に装着したとき、デジタルスチルカメラ20を、余裕をもって挿入できるような寸法に設ける。
そして、デジタルスチルカメラ20前面のフラッシュ22やレンズ24などを、図1に示すように、ケース10前面から露呈させるように開口孔11aを配設し、デジタルスチルカメラ20の背面の液晶画面25、ズームボタン26コントロールボタン28などを露呈させるように開口孔11bを配設する。また、デジタルスチルカメラ20の図3Bに示す右の側面20-2に配設されるモード切替えスイッチ27とストラップ取付け部32を露呈するように、開口孔11cを設けるようにする。
それから、図5に示すように、横長に配される略長方形の生地の一端となる遊端11-3側の裏面11-2にループ状の面ファスナー(雌)11eを設け、生地の表面11-1の、他端11-4の近くに縦に帯状のフック状の面ファスナー(雄)11fを設ける。
そして、大きく横長の開口孔11bの上部に、図2及び図5に示すようにフック状の面ファスナー(雄)11gを設ける。そして、開口孔11b全体を覆うように軟質の透明樹脂シート13-2を設ける。
そして、図1に示すケース本体11の上面には、図5に示すように、開口孔11bの上部に、長方形をコの字状に折り曲げた軟質の透明樹脂シート13-1を設ける。また、図2に示すケース本体11の底面には、図5に示すように、開口孔11bの下部に板金14を設けた底部カバー15を配設する。
底部カバー15は、図5及び図6に示すように、表面11-1と略同じ生地を長方形に切り出してからコの字状に折り曲げ加工したものである。そして、底部カバー15の上面にチューインガム状としたクッション材を不織布に包んで設ける。
板金14は、図2に示すように、底部カバー15の下側で、デジタルスチルカメラ20のストラップ取付け部32の側、すなわちシャッターボタン36の略下方に配される。そして、板金14の略中央に三脚を固定するためのねじ孔14aが設けられ、図2に示すように、その両側に2つの固定ねじ14c,14cの挿通孔が設けられている。
板金14の底部カバー15への取付けは、図6に示すように、板金14とコの字形状板金14dとを底部カバー15を挟み込んで行われる。このコの字形状板金14dは、薄い鋼板などをコの字形状に折り曲げて補強し、長さをデジタルスチルカメラ20の底面の幅程度とし、上面に不図示の2つのねじ加工が行われる。
すなわち、剥き出しの金属が直接生地に当たると生地が切れてしまうおそれがあるため、図6に示すように、板金14は樹脂板15aを介して底部カバー15に固定される。一方、コの字形状板金14dは角部が面取り加工されたあと、コの字状の溝の側に比較的厚めの合成ゴム14fを敷いて埋めた後、ポリプロピレンなどの柔軟性のある樹脂による大き目の薄いシート14eで覆うようにしてから不織布でこれらを包んで一体にし、図5に示すように、チューインガム状のクッション材としている。
そして、上述のように、板金14の2つのねじ挿通孔からコの字形状板金14dの不図示の2つのねじ孔に固定ねじ14c,14cを螺入し、コの字形状板金14dと板金14とが、生地を表裏面から挟み込むことで底部カバー15に固定される。
撮像レンズ24を露呈するためのケース本体11の開口孔11aを、覆うように設けられる前カバー12は、ケース本体11と同じ生地で、図5に示すように、略四角形としてケース本体11の開口孔11aの下側に設け、図1及び図7に示すように、開口孔11aを開閉自在に覆うことができるようになされる。図5に示す前カバー12は、その裏面12-2の側を示したものであり、裏面12-2の図5に示す下側に帯状にループ状の面ファスナー(雌)12aを設ける。
このように構成されたケース10は、図1,図2及び図5に示すように、ケース本体11の上部に透明樹脂シート13-1、底部に底部カバー15を縫い付けて、デジタルスチルカメラ20の側面20-1側のほうから横方向に挿入できるように挿入口を設け、この挿入口を覆うように、遊端11-3に面ファスナー11gを設けた閉止蓋で閉止する。
そして、前カバー12を、図5に示すように、生地12bを介してケース本体11の開口孔の下側に縫い付けて固定し、遊端12-3の側に設けられているループ状の面ファスナー(雌)12aが、図2に示すケース本体11の上部に設けたフック状の面ファスナー(雄)11gと係止自在に設けられる。
このように縫製され組み立てられたケース本体11は、先ずデジタルスチルカメラ20をそのストラップ取付け部32の側を把持し、デジタルスチルカメラ20の側面20-1側のほうから横方向に挿入口に挿入して、ケース本体11の閉止蓋で閉止する。
このとき、閉止蓋の遊端の側のループ状の面ファスナー(雌)11eと第1の主面の側のフック状の面ファスナー(雄)11fとが係合し、デジタルスチルカメラ20をがたなくケース本体11に固定する。そして、図2に示すように、遊端11-3側に配される開口孔11cから、撮影時のモード切替えスイッチ27とストラップ取付け部32を露出するようにし、また、ストラップ取付け部32に取り付けられた携行用のネックストラップ43が引出される。
なお、前カバー12を閉じた状態を示す図7、前カバーを開けた状態での図1(前面視)及び図2(背面視)は、このようにしてデジタルスチルカメラ20を挿入したケース10を示すものである。
そして、ケース本体11の上部に配される透明樹脂シート13-1は、図1に示すように、デジタルスチルカメラ20の上面を覆うようにするとともに、シャッターボタン36やPOWERボタン37の操作が透明樹脂シート13-1上から行えるようにしている。さらに、ケース本体11の背部に配される透明樹脂シート13-2は、図1示すように、デジタルスチルカメラ20の背面の大部分を覆うようにするとともに、デジタルスチルカメラ20背面の液晶画面25の確認や各種の操作ボタンの操作が透明樹脂シート13-2上から行えるようにしている。
また、ケース本体11の前部では、前カバー12を図1に示す開けた状態にしたとき、開口孔11aがフラッシュ22とセルフタイマーランプ(AFイルミネータと兼用)23とレンズ24を露出するようになされる。
また、このデジタルスチルカメラ20では、図4A〜Cに示すように、データの送受/電源用のプラグを挿抜やメモリカード40とバッテリ41の装着が底面から行うことができるように構成されているが、本例のケース10では、図9に示すように、閉止されている遊端11-3側を持ち上げて、面ファスナー11e,11gの係合を外して閉止蓋を開け、僅かデジタルスチルカメラ20を引出すだけで、底面のマルチ接続端子38とバッテリ/メモリカバー39を露出させることができる。そして、容易にデジタルスチルカメラ20へのプラグ42の挿抜、メモリカード40とバッテリ41の挿入あるいは交換を行うことができる。
このように構成された本例の撮像装置用ケース10によれば、デジタルスチルカメラ20は、ケース10の横方向から挿入され、このケース10の底部カバー15に配された細長いコの字形状板金14dと、表面の11-1の面ファスナー15b,15c及び裏面11-2の面ファスナー15d,15eにより蓋を閉めたとき、デジタルスチルカメラ20をガタなく装着することができる。
そして、ケース本体10を装着したデジタルスチルカメラ20は、前カバー12を開けて、レンズ24を露呈し、図8に示すように、左手f2で前カバー12のケース本体11の下方に垂れている遊端12-3の上部を把持し、右手f1が面ファスナーで厚みを増したカメラボディ部を十分なホールド感をもって構え、背面の透明樹脂シート13-2を透して液晶画面25に表示される被写体を確認しながら構図を決めることができる。
そして、シャッターボタン36を透明樹脂シート13-1の上から押下できる。このとき、撮影は十分安定な姿勢で行うことができるので手ぶれなどをさらに低減させることができる。
また、三脚を使用するとき、図10に示すように、ケース10の底の三脚用のねじ孔14aに三脚50の固定ねじ50aを螺入して固定し、安定した状態で撮影を行うことができる。このとき、このコの字形状板金14dに固定された板金14のねじ孔14aで三脚50をガタなく固定でき、撮像装置20のシャッターボタン36の略下方の側に三脚固定ねじ14aが配されるため、シャッターボタン36の押下による力の方向と作用点とのモーメントの腕が小さくなり、シャッターボタン36操作時の画像のぶれを大幅に低減することができる。
なお、図2及び図6に示す底部カバー15は三脚固定用の板金14が突出しないようにケース本体11に縫い付けられているため、ケース本体11の下端の縁辺によって机上に略直立する姿勢とすることができセルフタイマ撮影に好適である。
また、図9に示すように、デジタルスチルカメラ20に常時ケース10を装着しておいても、メモリカード40とバッテリ41の交換、挿入などを支障なく行うことができる。
また、ケース10の生地を増嵩処理してクッション性をもたせて耐衝撃性を向上させ、さらに略直方体のデジタルスチルカメラ20の外筐の辺に対応させて、ケース10の生地のへりに縫い代をもたせて縫っているため、角部での落下などでの耐衝撃性が向上させることができる。
そして、誤って撮像装置を落下させてしまうとき、撮像装置は底の方から落ちることが多いが、本例のケース10では、ケース10の底で底部カバー15の内側に合成ゴムと樹脂シートを重ね、その周りを不織布で包むようにした構造としているため、底が生地のへりの縫い代とともに2重に保護され、耐衝撃性を著しく向上させることができる。
またさらに、撮像装置の底の角部に衝撃を受けても、コの字形状板金14dにより、衝撃力が撮像装置の底の角部に集中することなく底全体に分散されて伝わり緩和されるため、より耐衝撃性が増すことになる。すなわち、デジタルスチルカメラ20は、電子部品で構成されている撮像装置単体では耐衝撃性があまり大きくないが、底部カバー15に設けたクッション材により耐衝撃性を十分発揮させることができるため、デジタルスチルカメラ20を破損などから保護することができる。
さらに、デジタルスチルカメラ20の液晶画面25に対応させてケース本体11に柔軟な材質の透明樹脂シート13-1,13-2を設けたので、ボタンなどの操作性を損なわずにデジタルスチルカメラ20の大部分をケース10で覆い、液晶画面25の表面に擦り傷などを生じさせたり、デジタルスチルカメラ20の外面の打ち傷や内部への異物進入などを大幅に低減することができる。
このように一眼レフカメラなどのケースと同様に常時装着しておいても使い勝手のよい小型のケースとすることができ、ケースを置き忘れることもない。
なお、本例の撮像装置では、プリズムを用いて直角下方に光を曲げる光学系を用いた例で説明したが、このような光学系に限らず、使用しないときは撮像用のレンズが本体内に収納され、撮影のときレンズが前方に繰り出される、いわゆる沈胴式のものにも使用できるのは勿論である。さらに、使用しないときでも撮像用のレンズが本体から突出している構造の撮像装置でも前カバー12を膨らませるように構成することにより使用できるのは勿論である。
本例の撮像装置用ケース10では、ケース本体11の前面の側部に設けた面ファスナー11e,11fで挿入したデジタルスチルカメラ20を閉止、固定する例を説明したが、デジタルスチルカメラ20のホールド性をより向上させるため、閉止蓋の遊端11-3近くの生地をより厚くして面ファスナー11eを設けるようにしてもよい。
また、本例のケース10を装着する撮像装置として、メモリカード40を用いたもので説明したが、メモリカード40の代わりに光ディスクや光磁気ディスク、ハードディスクドライブ、ホログラムメモリなどのほかの記録媒体を用いた撮像装置に用いてもよいのは勿論である。
本発明の撮像装置用ケースは、上述例に限ることなく本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成をとり得ることは勿論である。
本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースで撮像装置を装着した状態の前面から見た外観斜視図(前カバー開)である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースで撮像装置を装着した状態の背面から見た外観斜視図(前カバー開)である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースを装着する撮像装置の、Aは前面から、Bは背面から見た外観斜視図である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースを装着する撮像装置の底のバッテリ/メモリカバーの、Aは開操作、Bは装着走査、Cは閉操作の説明図である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースの分解斜視図ある。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースの底部の構造を説明する断面図である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースで撮像装置を装着した状態の前面から見た外観斜視図(前カバー閉)である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースで撮像装置を装着した状態の撮影での一形態の説明図である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースで撮像装置へのメモリカード、バッテリなどの挿抜の説明図である。 本発明の一実施の形態の例による撮像装置用ケースでケースへの三脚の装着を説明する図である。 従来の1眼レフカメラ用のケースの、Aはカメラ収納状態、Bはフロントカバー開の状態の説明略図である。
符号の説明
10…ケース、11…ケース本体、11e,11g…面ファスナー、12…前カバー、13-1,13-2…透明樹脂シート、14…板金、14a…三脚用のねじ孔、20…デジタルスチルカメラ、40…メモリカード、41…バッテリ、50…三脚

Claims (3)

  1. 略直方体で、第1の主面に撮像レンズを有し、前記第1の主面の対面にある第2の主面に画像モニタを有し、前記第1の主面及び前記第2の主面の上面に撮像操作子を有す撮像装置を被覆するための撮像装置用ケースであって、
    記第1の主面側に、前記撮像レンズを露呈するように開口形成された開口部と、
    記第2の主面側に、前記画像モニタを視認できるように設けられた透明シートと、
    前記撮像操作子の操作が可能に、前記撮像装置の前記上面に設けられたシートと、
    前記撮像装置の一側面から前記撮像装置を横方向に挿入できるように設けられた挿入口と、
    前記挿入口を覆う閉止蓋と、
    前記閉止蓋の遊端に設けられた一方の面ファスナーと、
    前記第1の主面側に設けられ、前記遊端側の一方の面ファスナーと重ね合わされて前記挿入口を閉止する他方の面ファスナーと、
    外方に開口したコの字状に形成され、前記撮像装置の底部を覆底部カバーと、
    前記底部カバーのコの字状溝内に配設され、三脚固定用のねじ孔及び固定ねじ用の挿通孔が開口形成された板金と、
    前記底部カバーと前記撮像装置の底部との間に配設され、該底部側に開口したコの字形状をなすコの字形状板金と、
    前記コの字形状板金のコの字状溝内に合成ゴムを埋設し、該合成ゴムが埋設された前
    記コの字形状板金を柔軟性樹脂シートで被覆し、さらに不織布で包んで一体化したクッション材と、
    前記板金の前記挿通孔から前記底部カバー及び前記クッション材に螺入し、前記板金及び前記クッション材を前記底部カバーに固定する固定ねじと、
    を備えた撮像装置用ケース。
  2. 記撮像レンズを露呈する開口部を覆う前カバーを設け、
    前記前カバーは、前記撮像レンズを露呈させたとき、前記前カバーの遊端が、前記底部カバーより下方に突出し、撮影のときに把持できるようにした
    請求項1に記載の撮像装置用ケース。
  3. 前記三脚固定用ねじを、前記撮像装置の前記撮像操作子の略下方の側に設けた
    請求項1又は2に記載の撮像装置用ケース。
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