JP2006064762A - 撮像装置用ケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 デジタルスチルカメラ20を側方から挿入できるようにしたケースの、遊端11-3に設けたスナップファスナー12a,12aと、遊端11-4に設けたスナップファスナー12b,12bとを、遊端11-3の裏面11-2と遊端11-4の裏面11-2同士を背中合わせに重ねて閉止できるようにするとともに、ケースの底部カバー15に配設した板金14に三脚固定用のねじ孔14aを設けることで、ケースを被せた状態で通常の撮影と三脚50による撮影ができ、遊端11-3,-4の重ね合わせにより把持部を大きくして小型のデジタルスチルカメラ20のホールド感を向上させた。
【選択図】 図1
Description
そして、このバックケース101にフロントカバー102がスナップボタン104,105によって着脱自在に設けられて一眼レフカメラ100用のケースが構成されている。
なお、従来知られているカメラ用のケースには、特許文献1に開示されているようなものがある。
そして、後者においては、小電力化、記録媒体の小型化、専用の光学系・バッテリの採用などにより、従来はコンパクトカメラ程度の大きさであったものが、ワイシャツのポケットに収まる小ささのものが市販され、さらにより高画質となるように日々改良が進められている状況にある。
このワイシャツのポケットに収まる小ささを実現する上で、従来コンパクトカメラサイズのデジタルスチルカメラに標準的に装備され、手ぶれやセルフタイマ撮影に活用されていた三脚用のねじ孔は、薄型化の障害となるため省かれた構造となっているものも市販されている。
また、カメラ自体には、薄さが要求されるため一眼レフカメラ100の底面に設けられているような雌ねじを設けることができず、一眼レフカメラ用のケースと同様の構成にすることができず使いにくいという不都合があった。すなわち、三脚の固定用の雄ねじと同じサイズの、雄ねじと雌ねじをもつローレット付きねじ103(図14参照)を用いて、直に薄厚のデジタルスチルカメラにケースを取り付け、このローレット付きねじ103を介してデジタルスチルカメラを三脚に固定する構造とすることはできなかった。
図1は、本例の撮像装置用ケースで撮像装置を装着した状態の外観斜視図である。図2は、本例の撮像装置用ケースで撮像装置を装着状態の背面斜視図である。図3は、本例の撮像装置用ケースを装着する撮像装置の斜視図である。図4は、本例の撮像装置用ケースを装着する撮像装置の背面斜視図である。図5は、本例の撮像装置用ケースを装着する撮像装置の底のバッテリ/メモリカバーの、Aは開操作、Bは装着走査、Cは閉操作の説明図である。図6は、本例の撮像装置用ケースの分解斜視図ある。図7は、本例の撮像装置用ケースの底部の構造を説明する断面図である。図8は、本例の撮像装置用ケースの斜視図である。図9は、本例の撮像装置用ケースの斜め下方からの斜視図である。図10は、本例の撮像装置用ケースへの撮像装置の装着を示す説明斜視図である。図11は、本例の撮像装置用ケースが装着された撮像装置の操作を説明する説明図である。図12は、本例の撮像装置用ケースへの三脚の使用の説明図である。図13は撮像装置用ケースの実施の形態の他の例を示す斜視図である。図14は、従来の1眼レフカメラ用のケースの、Aはカメラ収納状態、Bはフロントカバー開の状態の説明図である。
先ず、本例のケースに装着されるデジタルスチルカメラ20を、第1の主面である前面の斜め上方から見た図3と、第2の主面である背面の斜め下方から見た図4と底面に配されるバッテリ/メモリカバーの説明図5を参照して説明する。
そして、この上面の側20-3に設定された直線20c-1と底面20-5に設定された20c-3の両端を結び側面を通る最短の線を設定する。このとき、側面に設定される線は、四隅の円筒面で連綴される曲線が楕円の一部となり、側面の平坦部ではこの面を斜めに分割する直線20c-2,20c-4となる(図3及び図4参照)。
この結果、図3に示すように、稜線20cが本例の撮像装置の筐体における幅と高さの最大外形寸法を与えるものとなる。また、図3及び図4に示すように、撮像装置の上面の側20-3で前面20-1の側に幅広の斜面が形成され、さらにこの斜面に連続して両側面20-4,20-6の側で略斜めに、底面の側20-5に近づくに従い幅が狭くなる略逆三角形の斜面が形成される。そしてこのとき、図3及び図4に示すように、撮像装置の側面20-4,20-6の背面20-2の側に、底面の側20-5に近づくに従い幅が広くなる略三角形の斜面が形成される。
また、上面の側20-3には撮像操作子であるシャッターボタン36、POWERボタン37を一まとめとした撮像操作部49などを設ける。
なお、本例のデジタルスチルカメラ20に内蔵される光学系は、図示しないが、プリズムを用いて被写体の光学像を直角下方に曲げ撮像素子(CCD)で結像させるようにしてデジタルスチルカメラ20自体の厚みが小さくなるようにしている。
なお、30は画面表示/LCDバックライトボタンであり、31はアクセスランプであり、33はスピーカーを示している。
このバッテリ/メモリカバー39は、図5Aに示すように、通常は閉じておき、撮影時に必要に応じ、先ず図の矢印A,Bの順に上方にスライドしてロックを外した後、手前に回動して開くことができる。そして、図5Bに示すように、露呈したメモリ挿入口20aとバッテリ挿入口20bにメモリカード40あるいはバッテリ41を挿入する。それから、図5Cに示すように、図の矢印C,Dの順に手前から奥の方に回動してから下方にスライドしてロックして閉じることができる。
このメモリカード40の交換、挿入は、撮影中にメモリ内の画像ファイルが一杯になったときに行われ、バッテリ41の交換、挿入は、撮影中に電池切れになったときなどに行われる。
また、撮影した複数の画像は、コントロールボタン28で再生して確認することができ、失敗したものは画像のサイズ切替え/削除ボタン29で削除することができる。
なお、図中の破線は、縫製での縫い目を示している。
基材11は、図6に示すように、横長に裁断された略長方形の基材11の表面11-1に、半径の等しい二つの円を共通外接線でつないだ形状で横長とした小さい開口孔11aと、ポリエチレン、ポリウレタン、塩化ビニルなどによる後述する透明樹脂シート13-1が設けられる横長の大きな開口孔11bとを並べ、この2つの開口孔11a,11bの間隙11dを、縫製後にデジタルスチルカメラ20の奥行(厚さ)より大きくなるように設ける。すなわち、間隙11dは、図1に示すようにデジタルスチルカメラ20をケースに装着したとき、デジタルスチルカメラ20を、余裕をもって挿入できるような寸法に設ける。
なお、ここで雄側のスナップファスナーとして一般的な「ボール」との呼称で説明したが、これはプラスチック製の雄側スナップファスナーでは「スタブ」あるいは「ゲンコ」との名称も用いられるものである。
また、図1に示すケースの上面には、図6に示すように、開口孔11bの上側に、長方形をコの字状に折り曲げた軟質の透明樹脂シート13-1を設ける。また、図2に示すケースの底面には、図6に示すように、開口孔11bの下側に板金14を設けた底部カバー15を配設する。
底部カバー15は、図6及び図7に示すように、表面11-1と略同じ生地を長方形に切り出してからコの字状に折り曲げ加工したものである。そして、底部カバー15の上面にチューインガム形状としたクッション材を不織布に包んで設ける。
板金14の底部カバー15への取付けは、図7に示すように、板金14とコの字形状板金14dとを底部カバー15を挟み込んで行われる。このコの字形状板金14dは、薄い鋼板などをコの字形状に折り曲げて補強し、長さをデジタルスチルカメラ20の底面の幅程度とし、上面に不図示の2つのねじ加工が行われる。
そして、上述のように、板金14の2つのねじ挿通孔からコの字形状板金14dの不図示の2つのねじ孔に固定ねじ14c,14cを螺入し、コの字形状板金14dと板金14とが、生地を表裏面から挟み込むことで底部カバー15に固定される。
そして、図2に示すように、デジタルスチルカメラ20が装着されたとき、ケースの背面の側の開口孔11cから、撮影時のモード切替えスイッチ27とストラップ取付け部32を露出するようにする。また、ストラップ取付け部32に取り付けられた携行用のリストストラップ43が楔状の切込み11gから引出される。
また、ケースの前側では、開口孔11aがフラッシュ22とセルフタイマーランプ(AFイルミネータと兼用)23とレンズバリアが内蔵されたレンズ24部を露出するようになされる。
このとき、スナップファスナー12a,12a,12b,12bに設けたリング16a,16a,16b,16bの弾性によりがたなく閉止することができ、またファスナー先端部のボールとソケットとデジタルスチルカメラ20とが直接干渉するのを防止するため、ケースへの装着においても擦り傷などを与えることがなくなる。
なお、図2及び図9に示す底部カバー15は三脚固定用の板金14が突出しないように基材11に縫い付けられているため、基材11の下端の縁辺によって机上に略直立する姿勢とすることができセルフタイマ撮影を簡便に行うのに好適である。
また、図10に示すように、デジタルスチルカメラ20に常時ケースを装着しておいても、メモリカード40とバッテリ41の交換、挿入などを支障なく行うことができる。
そして、誤って撮像装置を落下させてしまうとき、撮像装置は底の方から落ちることが多いが、本例のケースでは、このケースの底で底部カバー15の内側に合成ゴムと樹脂シートを重ね、その周りを不織布で包むようにした構造としているため、底が生地のへりの縫い代とともに2重に保護され、耐衝撃性を著しく向上させることができる。
またさらに、撮像装置の底の角部に衝撃を受けても、コの字形状板金14dにより、衝撃力が撮像装置の底の角部に集中することなく底全体に分散されて伝わり緩和されるため、より耐衝撃性が増すことになる。すなわち、デジタルスチルカメラ20は、電子部品で構成されている撮像装置単体では耐衝撃性があまり大きくないが、底部カバー15に設けたクッション材により耐衝撃性を十分発揮させることができるため、デジタルスチルカメラ20を破損などから保護することができる。
このように一眼レフカメラなどのケースと同様に常時装着しておいても使い勝手のよい小型のケースとすることができ、ケースを置き忘れることもない。
上述例の撮像装置用ケースでは、基材11の前面の側部に設けたスナップファスナー(ソケット:雌)12a,12a、スナップファスナー(ボール:雄)12b,12bで閉止し、挿入したデジタルスチルカメラ20を固定するものであるが、本例の撮像装置用ケースは、図13に示すように、遊端11-3,11-4における係合を、例えばループ状の面ファスナーを遊端11-3に、フック状の面ファスナーを遊端11-4に設け、これらを用いて閉止、開放を自在になすことができるようにしたものである。
本例の撮像装置用ケースでも上述例同様の作用効果を得られることは容易に理解できよう。
また、本例のケースを装着する撮像装置として、メモリカード40を用いたもので説明したが、メモリカード40の代わりに光ディスクや光磁気ディスク、ハードディスクドライブ、ホログラムメモリなどのほかの記録媒体を用いた撮像装置に用いてもよいのは勿論である。
Claims (6)
- 略直方体の形状をし、第1の主面に撮像レンズを有し、前記第1の主面の対面にある第2の主面に画像モニタを有し、
前記第1の主面と前記第2の主面の上面に撮像操作子を有するように構成した撮像装置の撮像装置用ケースにおいて、
前記撮像装置の前記上面と底面との間の寸法よりも大きい幅を有する1枚の略長方形の軟質板の長辺方向の略中央をUの字状の曲げ部を設け、
前記軟質板を曲げることにより対向して形成される前身と後身との間隙を前記撮像装置の厚さと略同じとし、
前記曲げ部から2つの遊端となる前記軟質板の両短辺に到る途中まで2つの脇マチを設けることにより前記撮像装置を収納する袋を構成し、
前記2つの遊端及び前記2つの脇マチにより形成される挿入口から横方向に装着した前記撮像装置を前記2つの遊端で閉止するように、一遊端に係合部材、他遊端に被係合部材を設けた
ことを特徴とする撮像装置用ケース。 - 請求項1に記載の撮像装置用ケースにおいて、
前記袋を構成する前記軟質板に、
前記袋に前記撮像装置が収納されたとき、前記撮像装置の前記第1の主面の側に前記撮像レンズを露呈するための開口部と、前記撮像装置の前記第2の主面の側に前記画像モニタを視認できるように設けた透明シートとを形成した
ことを特徴とする撮像装置用ケース。 - 請求項1に記載の撮像装置用ケースにおいて、
前記袋の前記撮像装置の前記上面が配される側の脇マチを前記撮像操作子の操作を自在とするシートとし、
前記袋の前記撮像装置の前記底部が配される側の脇マチを底部を覆う底部カバーとし、該底部カバーの内側に前記撮像装置の底部を覆う緩衝材を設けるとともに、外側に三脚固定用ねじを設けた
ことを特徴とする撮像装置用ケース。 - 請求項1に記載の撮像装置用ケースにおいて、
2つの前記遊端の前記軟質板の裏面のそれぞれに設けた前記係合部材と前記被係合部材とを、プラスチック素材のソケットとボールによるスナップファスナー構成とした
ことを特徴とする撮像装置用ケース。 - 請求項1に記載の撮像装置用ケースにおいて、
2つの前記遊端の前記軟質板の裏面のそれぞれに設けた前記係合部材と前記被係合部材とを、ループとフックによる面ファスナー構成とした
ことを特徴とする撮像装置用ケース。 - 請求項4に記載の撮像装置用ケースにおいて、
前記軟質板の遊端の、前記ソケットのまわりに円環状の第1の弾性体と、前記ボールのまわりに前記ソケットの前記弾性体と略同径の円環状の第2の弾性体とを設け、
前記ソケットと前記ボールとが係合したとき、前記第1の円環状の弾性体と、前記第2の円環状の弾性体とが弾性的に密着するように設けた
ことを特徴とする撮像装置用ケース。
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