JP2004180718A - 小型機器用ケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内側シート2aと外側シート2bとで気体室3を形成した気密性と柔軟性を有するシート材2により、デジタルカメラ20を出し入れするための開口7を有した袋状の本体を構成し、収容したデジタルカメラ20のシャッター26などの操作ボタン類、レンズ21、モニタ画面24などの所要部を透視できる窓部6a、6b、6cを形成し、気体室3に空気を吹き込むためのプラグ4を設けた。開口7を封止してデジタルカメラ20を防水・防塵することができ、また、窓部6a、6b、6cは透明で柔軟なシートで形成されているので、ボタン類を操作して撮影を行うことができ、しかも、気体室3の緩衝機能によりデジタルカメラ20を衝撃から保護することができる。
【選択図】 図13
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学カメラなどの小型光学機器や、小型ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯用オーディオ機器、小型液晶テレビ、携帯電話機などの小型電子機器と言った小型機器の携行に便利なケースに関し、特に、小型機器を衝撃から保護し且つ水や埃の侵入から保護して収容し、しかも、収容状態でも当該小型機器の操作や使用を可能ならしめるケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラなどの小型機器は利用者に携行されて、種々な状況や環境において使用される。例えばデジタルカメラは行楽に出かけた際の記念写真を撮ると言った用途があり、雨中での撮影、海水浴場での撮影、スキー場での撮影等といったように、その状況や環境によって、機器を防水や防塵して保護する必要がある。
小型機器を携行するため更には防塵や防水をするために、従来より種々な発明が提案されている。
【0003】
使い捨てカメラやレンズ付きフィルム等と称せられる簡易カメラを収容するケースとして、首掛け紐を有して簡易カメラを携行便利に収容し、しかも、当該収容状態においても簡易カメラのシャッター操作などをすることができるケースが提案されている(特許文献1、2参照。)。
【0004】
また、カセットプレイヤー、CDプレイヤー、MDプレーヤーなどのオーディオ機器を防水して収容するケースとして、柔軟な防水性シート材でオーディオ機器を収容する袋を形成し、当該袋の開口部にチャックファスナーや開口の縁部を複数回折り込んだ状態で固定する面ファスナーを設けて開口を水密に閉塞できるようにし、さらに、収容したオーディオ機器のイヤホンコードを水密状態で外部に引き出すシーリング孔を設けた防水ケースが提案されている(特許文献3参照。)。
【0005】
また、携帯電話機を防水して収容するケースとして、柔軟な合成樹脂製のシート材で携帯電話機を収容する袋を形成し、当該袋の開口部を封止するための封止具を設けた防水ケースが提案されている(特許文献4、5参照。)。
【0006】
【特許文献1】
登録実用新案第3019078号公報
【特許文献2】
登録実用新案第3051435号公報
【特許文献3】
特開平5―77870号公報
【特許文献4】
登録実用新案第3039988号公報
【特許文献5】
登録実用新案第3070915号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記のようなデジタルカメラなどの小型機器は、携行するという用途を考慮して或る程度は衝撃に耐え得る設計がなされているが、これとて、落下などによる衝撃が幾度も加われば機器の故障や破損を招いてしまう。特に、小型機器に備えられたレンズ、液晶板の画面、操作ボタンなどは僅かな衝撃によっても破損や故障してしまい、また、機器の誤動作を招いてしまう。
しかしながら、従来の小型機器用ケースには、ケースに納めた状態での機器の使用や、機器の防水・防塵を考慮したものはあったが、これらの両機能を備えつつも機器を衝撃から保護する機能を有したものはなかった。
【0008】
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、水や埃などから保護しつつ小型機器を操作や使用することができ、しかも、当該小型機器を衝撃から保護する緩衝機能をも有する小型機器用ケースを提供することを目的としている。
なお、本発明の更なる目的は以下の説明において明らかなところである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内側シートと外側シートとの間に気体を封入する気体室を形成した気密性と柔軟性を有するシート材により、小型機器を出し入れするための開口を有した袋状に構成され、シート材の少なくともその一部に内部に収容した小型機器の所要部を透視できる窓部を形成した小型機器用ケースである。
なお、開口を封止する封止方法は、後述するように種々な方法があるが、別途用意した市販のクリップなどで封止する等でもよく、要は開口を何らかの方法で封止するようにすればよい。
【0010】
したがって、開口を封止することによって内部に納めた小型機器を防水・防塵することができ、また、窓部は透明であるので内部に納めた小型機器のレンズや画面を使用したり見ることができ、更には、窓部は柔軟なシートで形成されているので内部に納めた小型機器の操作ボタンを当該シート材を介して外部から操作することができる。しかも、柔軟なシート材により形成された気体室の緩衝機能により、内部に納めた小型機器を衝撃から保護する。更には、緩衝機能を発揮する気体室はフロートとしての機能も有するため、水に落とした場合でも、小型機器を収容した状態のケースの沈みを防止することもでき、小型機器の紛失を防止することができる。
【0011】
なお、本発明の小型機機用ケースは、前記シート材に前記気体室に空気を吹き込むためのプラグを設けるのが好ましい。
このようにすれば、ケースを使用しないときには、プラグから空気を抜いてケースを小さく折り畳み、ポケットなどに入れて持ち運ぶのに便利あり、また、ケースを使用するときには、プラグから使用者が空気を吹き込んで気体室を膨らませ、上記のように、小型機器を緩衝機能をもって収容することができる。また、気体室を膨らませる程度を調整することにより、ケース内の空間の容量を調整することができるので、大きさの異なる複数種類の小型機器間で共用することができるなど汎用性がある。
【0012】
また、本発明の小型機機用ケースでは、前記気体室は窓部や開口部を除く全域に設ける、収容した小型機器のどの部分を保護するか或いはどのように保護するかといった設計上の必要から必要な部位に設けるなど、種々な態様で設けることができるが、気体室を少なくとも窓部の周辺に設けるのが好ましい。
窓部は収容した小型機器のレンズ、画面、操作ボタンなどといった衝撃保護の必要性が高い部分に対応する部位に設けられるので、窓部の周辺に気体室を設けることによって、これら部分を衝撃から効果的に保護することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る小型機器用ケースを、デジタルカメラ用ケースを例にとって具体的に説明する。
【0014】
本例に係るデジタルカメラ用ケースについて、図1〜図3にはその外観を、図4及び図5には図1中のA−A及びB−Bの断面構造を、図6には開口を封止していない状態の図4の断面構造をそれぞれ示してある。
ケース1は膨らんだ四角形の袋状の外観をなしており、ケース1の主部分をなす本体部は内側シート2aと外側シート2bとを部分的に接合させた2重構造を有するシート材2を袋状に形成したものである。すなわち、ケース1は、シート材2の3辺を接合させ、他の1辺を開口とした袋状をなしている。
【0015】
シート材2(すなわち、内側シート2aと外側シート2b)は、例えば塩化ビニールシート、ウレタンシート、エラストマーシートなどの軟質合成樹脂シートから形成され、気密性と柔軟性を有する公知の素材を用いることができる。なお、軟質合成樹脂シートは、公知のように接着、熱圧着などの方法で容易に接合することができる。
【0016】
内側シート2aと外側シート2bとを部分的に接合させて幾つかのリブ2cで仕切った気体室3がこれら内側シート2aと外側シート2bとの間に形成されており、この気体室3は仕切られてはいるが全体が連通している。外側シート2bには蓋4aを有するプラグ4が設けられており、このプラグ4を通して利用者が気体室3へ空気を吹き込んで気体室3を膨らませ、また、プラグ4を通して利用者が気体室3から空気を排出させて気体室3を窄ませることができる。すなわち、このプラグ4の口を蓋4aで封止することにより、空気を気体室3内に保持して、気体室3を膨らんだ状態に維持することができる。
【0017】
ここで、本例では、気体室3に通じるプラグ4を設けて、気体室3を窄ませてケース1を小さく折りたたんで持ち運び便利にし、また、気体室3に封入する空気の量を調整してケース内の空間5に収納するデジタルカメラの大きさ変更に対応できるようにしているが、本発明では、プラグ4を設けずに予め気体室3に空気を封入しておくようにしてもよく、このようにしても、シート材2の柔軟性や気体室3の変形により収納するデジタルカメラの大きさ変更にも或る程度対応することができるとともに、気体室3による緩衝機能やフロート機能を得ることができる。
また、本例では、気体室3には利用者が息で吹き込む空気を封入するようにしたが、予め気体室3に封入しておく態様では、勿論種々な気体を用いることができ、例えば、比重の小さい軽い気体を用いれば、ケース1自体を軽量化することができるととともフロート機能を向上させることができる。
【0018】
シート材2で形成された袋の内部空間5には後述するようにデジタルカメラが収容されるが、この空間5に臨む3つの窓部6a、6b、6cがシート材2からなる本体部に形成されている。窓部6a、6b、6cは透明で柔軟性及び気密性を有するシートで閉止されたものであり、当該透明シート6a、6b、6cが窓部を構成している。
【0019】
ここで、本例では窓部は内側シート2aと外側シート2bとの二重構造からなるシート材2に窓部をなす3つの穴を設け、当該穴の縁に透明性の優れたシート6a、6b、6cを熱圧着などで接合することにより、窓シート6a、6b、6cを本体部をなすシート材2と一体にしているが、このような形成方法によらずとも、内側シート2aと外側シート2bとの二重構造からなるシート材2を、窓部を形成すべき部位で熱圧着などで隙間なく面接合し、内側シート2aと外側シート2bとを一体化することにより透視性の高い窓部を形成するようにしてもよい。
なお、窓部に別のシート材を接合させて本体部と一体化する場合には、透過性に優れた硬質樹脂パネルやガラスパネルを用いることもできる。また、窓部には透視性を高めるための反射防止コーティングなどを施すようにしてもよい。
【0020】
図7及び図8には本例のケース1に収容するデジタルカメラ20の概観を示し、図9〜図11にはデジタルカメラ20を収容した状態のケース1の外観を示し、図12及び図13にはデジタルカメラ20を収容した状態の図4及び図5に対応するケース1の断面構造を示してある。
図示のデジタルカメラ20は、四角形のボディーの正面にレンズ21、フラッシュ22、測光などのオートフォーカス用のセンサ窓23を備え、そのボディーの裏面にモニタ用の液晶画面24、ファインダー窓25を備え、そのボディーの上面にシャッターボタン26、カメラ電源のオン―オフ操作スイッチ27、モード切換えボタン28を備えている。
【0021】
ケース1の内部空間5にデジタルカメラ20を収容した状態を示す図9〜図13に示すように、ケース1の上縁に設けられた窓部6aはデジタルカメラ20のシャッターボタン26、カメラ電源のオン―オフ操作スイッチ27、モード切換えボタン28を透視できるようにその位置及び大きさが設定され、ケース1の正面に設けられた窓部6bはデジタルカメラ20のレンズ21、フラッシュ22、センサ窓23を透視できるようにその位置及び大きさが設定され、ケース1の裏面に設けられた窓部6cはデジタルカメラ20のモニタ用液晶画面24、ファインダー窓25を透視できるようにその位置及び大きさが設定されている。
【0022】
したがって、利用者は透明な窓シート6a、6b、6cを通してモニタ画面24の視認、シャッターボタン26の位置視認、レンズ21を通した撮影などを行うことができ、そして、窓シートは柔軟性を有するので、窓シート6a、6b、6cを通してシャッター26などの操作ボタン類を操作することができる。
なお、少なくとも操作ボタン類に臨む窓シートが柔軟性を有していればよく、このような操作に係わらずに透視性が要求される窓部(本例の正面や裏面の窓部6b、6c)は、上記のように透過性に優れた硬質プラスチックによって構成するようにしてもよい。そして、窓部以外のシート材は、着色や粗面表面として半透明や不透明にしてもよい。
また、本例では上記のような3つの窓部を設けたが、窓部の数、位置、大きさ、形状は、収容する小型機器(デジタルカメラ)の大きさや、レンズ、画面、操作ボタン類などの数、位置、大きさ、形状に応じて設定される。
【0023】
図6に詳示するように、シート材2を接合させていない他の1辺は当該シート材2を長く延ばした開口縁部2dとされており、この開口縁部2dは内側シート2aと外側シート2bとを気体室3を形成することなく面接合させた筒状をなしている。すなわち、ケースの1辺には開口縁部2dによって筒状をなすデジタルカメラ20を出し入れするための開口7が設けられている。
そして、開口縁部2dには折り曲げ線となる2条のノッチ2eが形成されており、これらノッチ2e部分で折り曲げて開口縁部2dを折り畳むことにより、開口7を水密性をもって封止することができる。
【0024】
更に、図16及び図17にも詳示するように、開口縁部2dには一対の面ファスナー8が設けられており、開口縁部2dを折り畳んだ状態でこれら面ファスナー8は互いに係合し、開口縁部2dを折り畳んだ状態(すなわち、開口7を封止した状態)に保持することができる。
なお、開口を封止するための方法は上記のように種々なものを採用することができ、面ファスナー8に代えて、例えば図18に示すような弾性を有するクリップ8aで開口縁部2dを摘んで開口7を封止した状態に保持するようにしてもよい。また、開口縁部2dの互いに対向する内側面に雄型と雌型との弾性樹脂からなるジッパーレールを横断方向いっぱいに設け、これらジッパーレールを嵌合させることにより水密な封止を実現するシールジッパーを用いてもよい。
【0025】
また、本例のケース1では、折り畳んだ開口縁部2dに巻き込んだ形で利用者の首などに掛けるストラップ紐9が設けられており、例えば図14に示すようにスキーなどのスポーツを行う際に、利用者Mの首にストラップ紐9を掛けてデジタルカメラ20を収納したケース1を携帯することができる。
なお、ケース1のいずれかの部位に挿通用の孔を設けて、当該孔にストラップ紐9を通して設けるようにしてもよい。
【0026】
上記構成の小型機器用ケース1によると、使用しない状態ではプラグ4を開けて気体室3内の空気を抜けば、柔軟な素材で形成されているケース1を小さく折りたたんで邪魔になることなく持ち運ぶことができ、必要な際にはいつでも使用に供することができ。そして、使用する際には、プラグ4から空気を吹き込んで気体室3を膨らませ、開口7からデジタルカメラ20を挿入してケース内部の空間5に収容し、当該開口7を上記のような方法で封止すればよく、何時でも何処ででも簡単に収納ケースとしての用を果たすことができる。
【0027】
ここで、気体室3を膨らませる度合いは、ケース1内に収容したデジタルカメラ20によって気体室3が若干変形する程度とすればよく、気体室3の弾性でデジタルカメラ20を押さえることによって、デジタルカメラ20を内部空間5内でガタつかないように収容することができ、上記のレンズ、画面、操作ボタン類などと言ったデジタルカメラ20の所要部を窓部6a、6b、6cに対して正しく位置決め保持することができる。
なお、気体室3を膨らませる度合いを調整することによって、収容しようとするデジタルカメラ20の形状や大きさの変化に対応することもできる。
【0028】
このようにケース1内にデジタルカメラ20を収容した状態であっても、シャッター26などの操作ボタン類は透明で且つ柔軟性を有する窓部6aから透視できるとともに操作することができ、レンズ21やフラッシュ22などは透明な窓部6bを通して被写体の撮影を行うことができ、モニタ画面24やファインダ25は透明な窓部6cを通して見ることができるので、デジタルカメラ20を支障なく使用して撮影することができる。
【0029】
そして、デジタルカメラ20をケース1内に収容することによって、デジタルカメラ20を水や埃からを保護することができるとともに気体室3による緩衝機能で衝撃からも保護することができ、更には、気体室3による浮力によって水中に没してしまうことも防止することができ、精密機器に属するデジタルカメラ20を故障や破損更には紛失を気にすることなく携行して使用することができる。そして、本例のケース1では窓部6a、6b、6cの周辺を囲むように気体室3が設けられているので、デジタルカメラ20のレンズ21、画面24、操作ボタン類26などと言った比較的強度が小さくまたご操作を防止すべき部位を衝撃から効果的に保護することができ、デジタルカメラ20の破損や誤操作を効果的に防止することができる。
【0030】
図15には展開した状態の上記ケース1を示してある。
同図に示すケース1は製作途中の状態であり、本体部2fをなすシート材2内に内側シート2aと外側シート2bとによって気体室3が形成され、窓部の開口を塞ぐ透明シート6a、6b、6cも形成され、プラグ4も設けられた板状の状態で、公知の樹脂成形手法によって形成される。そして、図1などに示したような完成品としてのケース1をするには、二つに折り曲げて開口7をなす開口縁部2dの先端縁を残してシート材2の他の側縁を熱圧着などの公知の手法で水密に接合して、一端が開口した袋状のケースを構成する。なお、図15から明らかなように、リブ2cで部分的に仕切られた気体室3は連通し、プラグ4からの空気の出し入れがなされる。
【0031】
図19には展開した状態の他の例に係るケース10を示してある。この例のケース10も上記例のケース1と構成はほぼ同様であるので、同様な部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本例はケース1に較べて多少小振りなケース10であり、図15に示すものが製作途中で横開きの展開状態であれば、本例のケース10は製作途中で縦開きの展開状態としている。本例でも同様に、二つに折り曲げて開口7をなす開口縁部2dの先端縁を残してシート材2の他の側縁を熱圧着などの公知の手法で水密に接合して、一端が開口した袋状のケースを構成する。
【0032】
本発明をデジタルカメラ用ケースに適用した例を示したが、本発明は、小型光学機器、小型ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯用オーディオ機器、小型液晶テレビ、携帯電話機などのあらゆる種類の小型機器のケースとして実現することができる。
また、気体室3をケース本体の窓部を除いたほぼ全域に設けた例を示したが、気体室は窓部の周辺にだけ設ける、気体室は落下の際に衝撃を受けやすいケースの角部にだけ設けるなどといったように、緩衝や機器の保持性を考慮して種々な態様で設ければよい。また、気体室の形状、仕切りリブ2cの数や有無も必要に応じて種々な態様で形成すればよく、例えば、ケースをらせん状に巻いた態様やケース面に点状に配列した態様など、デザイン面にも考慮した態様としてもよい。すなわち、シート材2は少なくとも気体室3を設ける部位を内側シート2aと外側シート2bとの二重構造とすればよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の小型機器用ケースによると、収容した小型機器を防水・防塵などとととに衝撃からも効果的に保護しつつ当該小型機器の使用を可能ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースの正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースの平面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースの側面図である。
【図4】図1中のA−A矢視断面図である。
【図5】図1中のB−B矢視断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースを開口を開いた状態で示す図4と同一な矢視断面の図である。
【図7】一例に係るデジタルカメラの正面部を示す斜視図である。
【図8】一例に係るデジタルカメラの裏面部を示す斜視図である。
【図9】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースをデジタルカメラを収容した状態で示す正面図である。
【図10】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースをデジタルカメラを収容した状態で示す平面図である。
【図11】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースをデジタルカメラを収容した状態で示す裏面図である。
【図12】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースをデジタルカメラを収容した状態で示す図4と同一な矢視断面の図である。
【図13】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースをデジタルカメラを収容した状態で示す図5と同一な矢視断面の図である。
【図14】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースの使用例を示す図である。
【図15】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースを展開した状態で示す図である。
【図16】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースの開口部の構造を示す図である。
【図17】本発明の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースの開口部の構造を示す断面図である。
【図18】開口部を封止する方法の他の一例を示す図である。
【図19】本発明の他の一実施例に係るデジタルカメラ用ケースを展開した状態で示す図である。
【符号の説明】
1、 、10:ケース、 2:シート材、
2a:内側シート、 2b:外側シート、
3:気体室、 4:プラグ、
6a、6b、6c:窓部、
7:開口、 8:面ファスナー、
20:デジタルカメラ、 21:レンズ、
24:モニタ画面、 26:シャッターボタン、
Claims (3)
- 内側シートと外側シートとの間に気体を封入する気体室を形成した気密性と柔軟性を有するシート材により、小型機器を出し入れするための開口を有した袋状に構成され、
前記シート材の少なくともその一部に内部に収容した小型機器の所要部を透視できる窓部を形成したことを特徴とする小型機器用ケース。 - 請求項1に記載の小型機器用ケースにおいて、
前記シート材には前記気体室に空気を吹き込むためのプラグが設けられていることを特徴とする小型機器用ケース。 - 請求項1又は請求項2に記載の小型機器用ケースにおいて、
前記気体室は少なくとも前記窓部の周辺に設けられていることを特徴とする小型機器用ケース。
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