JPWO2006054706A1 - データ通信装置 - Google Patents

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Abstract

データ通信装置を把持して通信を行う際に、人体に電極を意識することなく確実に接触又は近接させて、安定した人体通信を行う。 送受信電極103と基準電極104は、利用者がデータ通信装置10を片手で握る際に指が自然に接する位置に形成した凹部102の、筐体101の側部表面より僅かに低い位置に配設されるとともに、筐体101の内部に収容されてデータの送受信機能を有するデータ通信部105とリード線106を用いて電気的に接続される。データ通信装置10を把持する通信相手と人体を相互に接触させて閉回路を形成させることにより、データ通信部105から送信、あるいは受信するデータが人体を介して伝送される。

Description

本発明は、人体を介して接触する通信相手との間で、データの送信又は受信を行うデータ通信装置に関する。
近年、利用者が携帯するデータ通信装置と相手側のデータ通信装置との間で、人体を介してデータ通信を行う人体通信が提案されている。このような人体通信を用いるデータ通信装置は、導体である人体をアンテナとして用いるもので、一般に、外面に露出して人体の一部に接触可能な複数の電極と、データの送信又は受信を行うデータ通信部を備えている。
人体通信によるデータ通信装置は、電極が人体と十分に接触することが必要である。そのため、利用者がデータ通信装置を保持、又は装着した際、人体と電極が自然、かつ確実に接触することができるように腕時計の裏側や指輪の内面に電極を設置した構造が従来から提案されている。
例えば、腕時計型パッケージにデータ通信部を内蔵し、バンド部の幅方向に沿って電極を対向して配置することにより、利用者が電極配置を意識することなく、データ通信装置を利用できるようにした例がある(例えば、特許文献1参照)。
また、バンド部内面の全周に亘って電極を設けるとともに、電極表面の長手方向に点在する複数の突起を形成することにより、人体と電極との接触を容易にし、接圧を向上させた例がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、携帯電話やPDAなどの携帯情報端末を用いて人体通信を行う場合は、利用者が電極の位置を意識して携帯情報端末を把持しないと、確実に信号が人体に伝わらず、通信が不安定になったり、ひいては通信不能になるという問題があった。
また、突起の場合、ややもすると突出部のみで接触し、電極と人体との接触面積を十分に大きくとることができない。
特開2003−134009号公報 特開2004−64435号公報
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであって、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、意識することなく電極を人体に確実に接触させることができ、安定してデータ通信を行うことが可能なデータ通信装置を提供することを目的とする。
本発明のデータ通信装置は、人体に接触する少なくとも2つの電極と、データの送信又は受信の少なくともいずれか一方の機能を有するデータ通信部を備え、前記人体が前記電極に接触することにより、前記人体を介して通信相手との間でデータの送信又は受信を行うデータ通信装置であって、前記電極の表面は、周辺部よりも低くなるように形成されていることを特徴とする。
この構成により、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、周辺部よりも低くなっている部分を自然に把持するため、この低い部分の電極に人体の一部である指が意識することなく容易かつ、確実に接触し、安定してデータ通信を行うことができる。
また本発明のデータ通信装置は、前記電極が前記データ通信装置の筐体側部に形成された凹部表面に配設されているものを含む。
この構成により、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、筐体側部に形成した凹部を自然に把持するので、凹部に配設した電極に人体の一部である指が意識することなく容易、確実に接触するとともに、接触面積も大きくなり、安定してデータ通信を行うことができる。
また、本発明のデータ通信装置は、前記電極が波形状の凹凸をもつように形成されたものを含む。
この構成により、データ通信装置を把持した際、利用者の指が波形状の凹凸をもつように形成された電極に自然にフィットして接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。この波形状の凹凸は指のピッチにあうように形成することにより、より接触面積を大きくすることができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、前記電極のうち少なくともひとつが、複数に分割されているものを含む。
この構成により、データ通信装置を把持した利用者の指が少なくともいずれかの電極個片に接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、前記電極が、前記データ通信装置の筺体の角に設置されているものを含む。
通常データ通信装置を扱う際、利用者は前記データ通信装置の筐体の角を支持するように把持するので、この構成により、利用者の指が角に設置された前記電極に接触することができ、安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、前記データ通信装置の筐体側部の角を丸くし、前記電極は、前記丸くした筐体側部に沿って設置されているものを含む。
この構成により、データ通信装置を扱う際、利用者はちょうど丸くした筐体側部を取り巻くように把持するので、利用者の指がデータ通信装置の筺体側部に設置された電極に接触することができ、安定してデータ通信を行うことができる。
望ましくは、前記電極が、前記データ通信装置の筐体の角の少なくとも一部を覆うように設置する。
この構成により、利用者の指が角に設置された前記電極に接触することができ、より安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、携帯電話端末を含む。
本発明によれば、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、意識することなく電極を人体に意識することなく確実に接触させることができ、安定したデータ通信を行うことが可能なデータ通信装置を提供できる。
本発明の実施の形態に係るデータ通信装置を用いるデータ通信システムの概略構成を示す図 実施の形態1におけるデータ通信装置の概略構成を示す正面図(a)は正面図(b)は側面図 実施の形態1における他の携帯電話の概略構成を示す図(a)は正面図(b)は側面図(c)は背面図 実施の形態1における別のデータ通信装置の概略構成を示す正面図 実施の形態1における別のデータ通信装置の概略構成を示す図(a)は正面図(b)は側面図(c)は背面図 実施の形態2におけるデータ通信装置の概略構成を示す正面図 実施の形態2における別のデータ通信装置の概略構成を示す図 実施の形態2に係るデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す正面図 実施の形態2における別のデータ通信装置の概略構成を示す図 実施の形態2における他の携帯電話の概略構成を示す図(a)は正面図(b)は側面図(c)は背面図 実施の形態2における別のデータ通信装置の概略構成を示す図(a)は正面図(b)は側面図(c)は背面図 実施の形態2に係る携帯電話を用いたデータ通信システムの概略構成を示す図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3における別のデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3における他の携帯電話の概略構成を示す図(a)は正面図(b)は側面図(c)は背面図
符号の説明
10、11、20、40、50 データ通信装置
101、111、201、301、401、501 筐体
103、113、203、303、403、503 送受信電極
104、114、204、304、404、504 基準電極
105 データ通信部
30 携帯電話
307 伝送線
308 基準線
本発明の実施の形態では、電極表面が筐体の他の部分よりも低くなるように形成されたことを特徴とするもので、意識しなくても把持しやすい状況を作るように構成されている。この例では、人体を接触させた2人の利用者がそれぞれ把持し、相互にデータの授受を行うデータ通信装置として携帯電話端末を例示して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るデータ通信装置を用いて人体通信を行うデータ通信システムの概略構成を示す図である。
図1において、データ通信システムは、利用者Aが把持するデータ通信装置10と、利用者Bが把持するデータ通信装置10を備える構成である。利用者A、Bがそれぞれデータ通信装置10を把持している方の手を伸ばして接触させることにより、利用者A、Bの人体と、人体間の容量結合により閉回路が形成され、利用者Aが把持するデータ通信装置10と利用者Bが把持するデータ通信装置10との間で双方向にデータ通信が行うことができる。
このようなデータ通信システムにおいて、安定して人体通信を行うためには、利用者A、B双方がデータ通信装置10を把持する際に、人体がデータ通信装置10の電極に確実に接触している必要がある。以下、人体と電極の接触を確実に行うためになされた本発明の実施の形態に係るデータ通信装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係るデータ通信装置の概略構成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。本実施の形態では、電極が前記データ通信装置の筐体側部に形成された凹部表面に配設されており、表面が、周辺部よりも低くなるように形成されたことを特徴とするものである。この図に示すように、データ通信装置10は、筐体101の両側部に配設された送受信電極103及び基準電極104と、筐体101の内部に収容され、データの送受信機能を有するデータ通信部105と、送受信電極103及び基準電極104とデータ通信部105とを電気的に接続するリード線106を有する構成である。
送受信電極103と基準電極104は、導電性材料で構成されており、利用者がデータ通信装置10を片手で握る際に指が自然に接する位置に形成した凹部102の、筐体101の側部表面より僅かに低い位置に設けられている。これにより、データ通信装置10を把持した際に、利用者の指が送受信電極103及び基準電極104に確実に触れ、人体との接触が保たれて安定した人体通信を行うことができる。
データ通信部105は、例えば、交流信号を生成する発振部と、交流信号により送受信するデータの振幅変復調を行う変復調部と、変調信号を送受信電極103と基準電極104との間に印加してデータを送信する電圧印加部と、送受信電極103と基準電極104との間の電圧を検出してデータを受信する電圧検出部と、送信モードと受信モードの切り替え操作を行う送受信切り替え部等を備えている。
図3は、本実施の形態に係るデータ通信装置を折り畳み式携帯電話に適用した構成例を示すものであり、筐体111の側部に指の断面形状に合わせて形成した波形状の送受信電極113と基準電極114を備える構成である。これによると、利用者がデータ通信装置11を片手で握る際の指が、送受信電極113と基準電極114の溝部に自然に収まり、人体との接触が一層確実に保たれる。
なお、前記筐体101、111は、通常の携帯型電子機器と同様に樹脂等の絶縁物で形成されている。このため、図2に示したデータ通信装置10の送受信電極103と基準電極104は、例えば図4に示すように、表面を樹脂コーティング(絶縁物)107で覆われていてもよい。このように、電極表面が絶縁物で覆われている場合、両電極103、104と人体との密着性が十分でないと人体通信が不安定状態に陥るおそれがあるが、本発明の構成によれば、筐体101側部に形成された凹部表面に両電極が形成されているため人体と電極との密着性が向上する。このように、データ通信装置10の構成として、上記した図3に示すように、筐体111の側部に指の断面形状に合わせて溝部を形成した、波形状の送受信電極113と基準電極114を用いることにより、利用者が意識することなく電極と高い密着性を得ることができ、極めて効果的である。
このように、本発明の実施の形態1に係るデータ通信装置によれば、人体に接触してデータを伝送する送受信電極103と基準電極104を、データ通信装置10の筐体101側部に形成された凹部表面に配設することにより、利用者がデータ通信装置10を把持する際に、指が自然に両電極103、104と密に接触するので、人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
また、電極を波形状に形成することにより、利用者の指が電極に自然にフィットするので、データ通信装置の人体との接触を一層確実に保つことができる。さらに、筐体表面における電極の占有面積が小さくなり、データ通信装置を小型化することができる。
さらにまた、本実施の形態1の変形例について説明する。
図5は、図3に示した構成例と同様、本実施の形態に係るデータ通信装置を折り畳み式携帯電話に適用した構成例を示すものであり、筐体111の側部に指の断面形状に合わせて形成した波形状の送受信電極113と基準電極114を備える構成である。この構成により、利用者がデータ通信装置11を片手で握る際の指が、送受信電極113と基準電極114の溝部に自然に収まり、人体との接触を一層確実に保つことができる。
このようなデータ通信装置によれば、人体に接触してデータを伝送する送受信電極113と基準電極114を、データ通信装置10の筐体111側部に形成された凹部表面に配設することにより、利用者がデータ通信装置10を把持する際に、指が自然に両電極103、104と密に接触するので、人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
また、電極を波形状に形成することにより、利用者の指が電極に自然にフィットするので、データ通信装置の人体との接触を一層確実に保つことができる。さらに、筐体表面における電極の占有面積が小さくなり、データ通信装置を小型化することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係るデータ通信装置の概略構成を示す正面図である。本実施の形態では、送受信電極203及び基準電極204を複数に分割したことを特徴とするものである。なお、実施の形態1における図2と対応する構成要素については、同一の符号を付してある。
図6において、データ通信装置20は、筐体201両側部の利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に、それぞれ複数に分割された送受信電極203及び基準電極204を備える構成である。送受信電極203及び基準電極204の各個片は、それぞれに共通接続され、筐体201の内部に収容されたデータ通信部105とリード線106を用いて電気的に接続される。なおここで、送受信電極203と基準電極204は、筐体201側部に形成された凹部表面に配設されている。
利用者がデータ通信装置20を片手で握る際、送受信電極203及び基準電極204それぞれに、分割された電極個片のいずれかに利用者の指が触れるので、データ通信装置20の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、人体に接触してデータを伝送する送受信電極203と基準電極204を、データ通信装置20の筐体201側部に形成された凹部表面に配設することにより、利用者がデータ通信装置20を把持する際に、指が自然に両電極203、204と密に接触し、人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
図7は、図6に示したデータ通信装置の変形例のデータ通信装置の概略構成を示す正面図である。なお、実施の形態1における図6と対応する構成要素については、同一の符号を付してある。
図7において、データ通信装置20は、筐体201両側部の利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に、それぞれ複数に分割された送受信電極203及び基準電極204を備える構成である。前記実施の形態1と異なるのは送受信電極203及び基準電極204の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は前記実施の形態1のデータ通信装置と同様に形成されている。すなわち、送受信電極203及び基準電極204の各個片は、それぞれに共通接続され、筐体201の内部に収容されたデータ通信部105とリード線106を用いて電気的に接続される。
本実施の形態においても、利用者がデータ通信装置20を片手で握る際、送受信電極203及び基準電極204それぞれに、分割された電極個片のいずれかに利用者の指が触れるので、データ通信装置20の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
図8は、本実施の形態のデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す正面図である。同図において、携帯電話30は、筐体301の両側下部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極304を配設した構成である。なおここでも、送受信電極303は、筐体301側部に形成された凹部表面に配設されている。
この構成により、データ通信に際して利用者が携帯電話30を片手で握ると、送受信電極303の2分割したいずれかの個片に接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。
なお、携帯電話30における電極配置は上記に限定されるものではなく、図5に示したデータ通信装置20のように、利用者が携帯電話30を片手で握る位置に送受信電極303および基準電極304を配設することができる。また、図8に示した送受信電極303と基準電極304の位置を逆にして、送受信電極303を筐体301の背面に、基準電極304を筐体301の両側部に2分割して配設してもよい。
図9は、本実施の形態の変形例を示すデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す正面図である。図8に示した例と異なるのは送受信電極203及び基準電極204の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は同様に形成されている。同図において、携帯電話30は、筐体301の両側下部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極304を配設した構成である。
この構成により、データ通信に際して利用者が携帯電話30を片手で握ると、送受信電極303の2分割したいずれかの個片に接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、図10に本実施の形態のデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。図10に示すように、筐体301の両側部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、基準電極304を筐体301の背面下部に配設するようにしてもよい。基準電極は、前述したように、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極305を配設した構成でもよい。なおここでも、送受信電極303と基準電極304は、筐体301側部に形成された凹部表面に配設されている。
このように電極を3箇所に配設することで、利用者が片手で携帯電話30を握った際に、全ての電極を人体にほぼ確実に接触させることができる。
また、折り畳み式携帯電話におけるヒンジ部に電極306を設けたり、操作キーの少なくともひとつが電極として用いられるようにすれば、外観上違和感のない構成にすることが可能である。筺体が閉じられた状態でも利用する場合、分割した電極の一部を筺体上部に設置することで使用可能である。
さらに、図11に本実施の形態のデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。図10に示した例と異なるのは送受信電極303及び基準電極304の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は同様に形成されている。図11に示すように、筐体301の両側部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、基準電極304を筐体301の背面下部に配設するようにしてもよい。基準電極は、前述したように、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極305を配設した構成でもよい。このように電極を3箇所に配設することで、利用者が片手で携帯電話30を握った際に、全ての電極を人体にほぼ確実に接触させることができる。
また、折り畳み式携帯電話におけるヒンジ部に電極306を設けたり、操作キーの少なくともひとつが電極として用いられるようにすれば、外観上違和感のない構成にすることが可能である。筺体が閉じられた状態でも利用する場合、分割した電極の一部を筺体上部に設置することで使用可能となる。
次に、本実施の形態の携帯電話30を用いた人体通信の例について説明する。図12は、利用者A、Bがそれぞれ把持する携帯電話30相互間でデータ通信を行うデータ通信システムの概略構成を示す図である。
図12において、利用者A、Bはそれぞれ携帯電話30を一方の手で握り、筐体301の両側下部に分割して配設された送受信電極303に触れている。この状態で、利用者A、Bが携帯電話30を持っていない他方の手同士を差し出して接触させると、接触した部分を介する利用者A、Bの人体がデータ通信の伝送線307となり、手が触れていない基準電極304同士が空間における静電結合により基準線308を形成する。このようにして2つの携帯電話30の間で人体による閉回路が形成され、双方向にデータ通信が可能となる。
このような本発明の実施の形態2に係るデータ通信装置20によれば、人体に接触してデータを伝送する送受信電極203と基準電極204をそれぞれ複数の個片に分割して筐体201の側部に配設する。これにより、利用者がデータ通信装置を把持する際に、指が送受信電極203及び基準電極204それぞれに、分割された電極個片のいずれかと接触するので、人体との接触が確実に保たれ、データ通信を安定して行うことができる。
また、本実施の形態のデータ通信装置を適用する携帯電話30において、筐体301の両側下部に送受信電極303を2分割して配設するとともに、筐体301の背面上部に基準電極304を配設する。このように構成した携帯電話30を図1に示したデータ通信装置10と同様に、二人の利用者がそれぞれ一方の手で把持するとともに、他方の手をつなぐことにより、携帯電話30相互間で人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3に係るデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。本実施の形態では、電極が、データ通信装置の筺体の角に設置されており、利用者の指が角に設置された電極に良好に接触することができ、安定してデータ通信を行うことができるようにしたものを含む。なお、基本的な構成要素は、第1および実施の形態2と同様であるため、ここでは図示しない。
図13において、データ通信装置40は、利用者が片手でデータ通信装置40を操作する際に筺体401を支えるため、指が自然に接する筐体401両側部の角402に、送受信電極403及び基準電極404を備えた構成である。なおここでも、送受信電極403と基準電極404は、筐体401側部に形成された凹部表面に配設されている。
利用者がデータ通信装置40を片手で握る際、送受信電極403及び基準電極404それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置40の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
または、図14、図15に示すように、データ通信装置40の筺体側面の角を、一部、あるいは全部をわずかに斜めにけずり、凹部402としその面に送受信電極403及び基準電極404を設置する構造としてもよい。
または、図16に示すように、データ通信装置40の筺体側面の角に丸みをつけるとともに凹部402を形成し、その面に送受信電極403及び基準電極404を設置する構造としてもよい。角の曲率は、利用者がデータ通信装置40を支持する際に、ちょうどデータ通信装置40と指のすきまが少なくなるように設計するとよい。
このような構造とすることにより、利用者がデータ通信装置40を片手で握る際、送受信電極403及び基準電極404それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置40の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
また、図16に示したデータ通信装置の変形例を、図17に示す。図16に示した例と異なるのは送受信電極403及び基準電極404の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は同様に形成されている。すなわち、データ通信装置40の筺体側面の角に丸みをつけ、その面に送受信電極403及び基準電極404を設置する構造としてもよい。角の曲率は、利用者がデータ通信装置40を支持する際に、ちょうどデータ通信装置40と指のすきまが少なくなるように設計するとよい。
このような構造とすることにより、利用者がデータ通信装置40を片手で握る際、送受信電極403及び基準電極404それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置40の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
図18は、本発明の実施の形態3に係るデータ通信装置を折り畳み式携帯電話に適用した例の概略構成を示す図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
図18において、データ通信装置50は、利用者が片手でデータ通信装置50を操作する際に筺体501を支えるため、指が自然に接する筐体501両側部の角502を角の曲率が、利用者がデータ通信装置50を支持する際に、ちょうどデータ通信装置50と指のすきまが少なくなるように、丸くし、丸く形成された送受信電極503及び基準電極504を備える構成である。
利用者がデータ通信装置50を片手で握る際にも、送受信電極503及び基準電極504それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置50の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
このような構造とすることにより、利用者がデータ通信装置50を片手で握る際、送受信電極503及び基準電極504それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置50の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
なお、本実施の形態では、データ通信装置を携帯電話に適用した例について説明したが、これに限ることはなく、PDA等の携帯端末装置や携帯型音楽再生機等に適用することが可能である。
本発明は、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、電極を人体に意識することなく確実に接触させることができ、安定してデータ通信を行うことが可能なデータ通信装置を提供できるという効果を有し、データ通信を行う携帯電話等の携帯端末装置に有用である。
本発明は、人体を介して接触する通信相手との間で、データの送信又は受信を行うデータ通信装置に関する。
近年、利用者が携帯するデータ通信装置と相手側のデータ通信装置との間で、人体を介してデータ通信を行う人体通信が提案されている。このような人体通信を用いるデータ通信装置は、導体である人体をアンテナとして用いるもので、一般に、外面に露出して人体の一部に接触可能な複数の電極と、データの送信又は受信を行うデータ通信部を備えている。
人体通信によるデータ通信装置は、電極が人体と十分に接触することが必要である。そのため、利用者がデータ通信装置を保持、又は装着した際、人体と電極が自然、かつ確実に接触することができるように腕時計の裏側や指輪の内面に電極を設置した構造が従来から提案されている。
例えば、腕時計型パッケージにデータ通信部を内蔵し、バンド部の幅方向に沿って電極を対向して配置することにより、利用者が電極配置を意識することなく、データ通信装置を利用できるようにした例がある(例えば、特許文献1参照)。
また、バンド部内面の全周に亘って電極を設けるとともに、電極表面の長手方向に点在する複数の突起を形成することにより、人体と電極との接触を容易にし、接圧を向上させた例がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、携帯電話やPDAなどの携帯情報端末を用いて人体通信を行う場合は、利用者が電極の位置を意識して携帯情報端末を把持しないと、確実に信号が人体に伝わらず、通信が不安定になったり、ひいては通信不能になるという問題があった。
また、突起の場合、ややもすると突出部のみで接触し、電極と人体との接触面積を十分に大きくとることができない。
特開2003−134009号公報 特開2004−64435号公報
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであって、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、意識することなく電極を人体に確実に接触させることができ、安定してデータ通信を行うことが可能なデータ通信装置を提供することを目的とする。
本発明のデータ通信装置は、人体に接触する少なくとも2つの電極と、データの送信又は受信の少なくともいずれか一方の機能を有するデータ通信部を備え、前記人体が前記電極に接触することにより、前記人体を介して通信相手との間でデータの送信又は受信を行うデータ通信装置であって、前記電極の表面は、周辺部よりも低くなるように形成されていることを特徴とする。
この構成により、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、周辺部よりも低くなっている部分を自然に把持するため、この低い部分の電極に人体の一部である指が意識することなく容易かつ、確実に接触し、安定してデータ通信を行うことができる。
また本発明のデータ通信装置は、前記電極が前記データ通信装置の筐体側部に形成された凹部表面に配設されているものを含む。
この構成により、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、筐体側部に形成した凹部を自然に把持するので、凹部に配設した電極に人体の一部である指が意識することなく容易、確実に接触するとともに、接触面積も大きくなり、安定してデータ通信を行うことができる。
また、本発明のデータ通信装置は、前記電極が波形状の凹凸をもつように形成されたものを含む。
この構成により、データ通信装置を把持した際、利用者の指が波形状の凹凸をもつように形成された電極に自然にフィットして接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。この波形状の凹凸は指のピッチにあうように形成することにより、より接触面積を大きくすることができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、前記電極のうち少なくともひとつが、複数に分割されているものを含む。
この構成により、データ通信装置を把持した利用者の指が少なくともいずれかの電極個片に接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、前記電極が、前記データ通信装置の筺体の角に設置されているものを含む。
通常データ通信装置を扱う際、利用者は前記データ通信装置の筐体の角を支持するように把持するので、この構成により、利用者の指が角に設置された前記電極に接触することができ、安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、前記データ通信装置の筐体側部の角を丸くし、前記電極は、前記丸くした筐体側部に沿って設置されているものを含む。
この構成により、データ通信装置を扱う際、利用者はちょうど丸くした筐体側部を取り巻くように把持するので、利用者の指がデータ通信装置の筺体側部に設置された電極に接触することができ、安定してデータ通信を行うことができる。
望ましくは、前記電極が、前記データ通信装置の筐体の角の少なくとも一部を覆うように設置する。
この構成により、利用者の指が角に設置された前記電極に接触することができ、より安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、本発明のデータ通信装置は、携帯電話端末を含む。
本発明によれば、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、意識することなく電極を人体に意識することなく確実に接触させることができ、安定したデータ通信を行うことが可能なデータ通信装置を提供することができる。
本発明の実施の形態では、電極表面が筐体の他の部分よりも低くなるように形成されたことを特徴とするもので、意識しなくても把持しやすい状況を作るように構成されている。この例では、人体を接触させた2人の利用者がそれぞれ把持し、相互にデータの授受を行うデータ通信装置として携帯電話端末を例示して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るデータ通信装置を用いて人体通信を行うデータ通信システムの概略構成を示す図である。
図1において、データ通信システムは、利用者Aが把持するデータ通信装置10と、利用者Bが把持するデータ通信装置10を備える構成である。利用者A、Bがそれぞれデータ通信装置10を把持している方の手を伸ばして接触させることにより、利用者A、Bの人体と、人体間の容量結合により閉回路が形成され、利用者Aが把持するデータ通信装置10と利用者Bが把持するデータ通信装置10との間で双方向にデータ通信が行うことができる。
このようなデータ通信システムにおいて、安定して人体通信を行うためには、利用者A、B双方がデータ通信装置10を把持する際に、人体がデータ通信装置10の電極に確実に接触している必要がある。以下、人体と電極の接触を確実に行うためになされた本発明の実施の形態に係るデータ通信装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係るデータ通信装置の概略構成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。本実施の形態では、電極が前記データ通信装置の筐体側部に形成された凹部表面に配設されており、表面が、周辺部よりも低くなるように形成されたことを特徴とするものである。この図に示すように、データ通信装置10は、筐体101の両側部に配設された送受信電極103及び基準電極104と、筐体101の内部に収容され、データの送受信機能を有するデータ通信部105と、送受信電極103及び基準電極104とデータ通信部105とを電気的に接続するリード線106を有する構成である。
送受信電極103と基準電極104は、導電性材料で構成されており、利用者がデータ通信装置10を片手で握る際に指が自然に接する位置に形成した凹部102の、筐体101の側部表面より僅かに低い位置に設けられている。これにより、データ通信装置10を把持した際に、利用者の指が送受信電極103及び基準電極104に確実に触れ、人体との接触が保たれて安定した人体通信を行うことができる。
データ通信部105は、例えば、交流信号を生成する発振部と、交流信号により送受信するデータの振幅変復調を行う変復調部と、変調信号を送受信電極103と基準電極104との間に印加してデータを送信する電圧印加部と、送受信電極103と基準電極104との間の電圧を検出してデータを受信する電圧検出部と、送信モードと受信モードの切り替え操作を行う送受信切り替え部等を備えている。
図3は、本実施の形態に係るデータ通信装置を折り畳み式携帯電話に適用した構成例を示すものであり、筐体111の側部に指の断面形状に合わせて形成した波形状の送受信電極113と基準電極114を備える構成である。これによると、利用者がデータ通信装置11を片手で握る際の指が、送受信電極113と基準電極114の溝部に自然に収まり、人体との接触が一層確実に保たれる。
なお、前記筐体101、111は、通常の携帯型電子機器と同様に樹脂等の絶縁物で形成されている。このため、図2に示したデータ通信装置10の送受信電極103と基準電極104は、例えば図4に示すように、表面を樹脂コーティング(絶縁物)107で覆われていてもよい。このように、電極表面が絶縁物で覆われている場合、両電極103、104と人体との密着性が十分でないと人体通信が不安定状態に陥るおそれがあるが、本発明の構成によれば、筐体101側部に形成された凹部表面に両電極が形成されているため人体と電極との密着性が向上する。このように、データ通信装置10の構成として、上記した図3に示すように、筐体111の側部に指の断面形状に合わせて溝部を形成した、波形状の送受信電極113と基準電極114を用いることにより、利用者が意識することなく電極と高い密着性を得ることができ、極めて効果的である。
このように、本発明の実施の形態1に係るデータ通信装置によれば、人体に接触してデータを伝送する送受信電極103と基準電極104を、データ通信装置10の筐体101側部に形成された凹部表面に配設することにより、利用者がデータ通信装置10を把持する際に、指が自然に両電極103、104と密に接触するので、人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
また、電極を波形状に形成することにより、利用者の指が電極に自然にフィットするので、データ通信装置の人体との接触を一層確実に保つことができる。さらに、筐体表面における電極の占有面積が小さくなり、データ通信装置を小型化することができる。
さらにまた、本実施の形態1の変形例について説明する。
図5は、図3に示した構成例と同様、本実施の形態に係るデータ通信装置を折り畳み式携帯電話に適用した構成例を示すものであり、筐体111の側部に指の断面形状に合わせて形成した波形状の送受信電極113と基準電極114を備える構成である。この構成により、利用者がデータ通信装置11を片手で握る際の指が、送受信電極113と基準電極114の溝部に自然に収まり、人体との接触を一層確実に保つことができる。
このようなデータ通信装置によれば、人体に接触してデータを伝送する送受信電極113と基準電極114を、データ通信装置10の筐体111側部に形成された凹部表面に配設することにより、利用者がデータ通信装置10を把持する際に、指が自然に両電極103、104と密に接触するので、人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
また、電極を波形状に形成することにより、利用者の指が電極に自然にフィットするので、データ通信装置の人体との接触を一層確実に保つことができる。さらに、筐体表面における電極の占有面積が小さくなり、データ通信装置を小型化することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係るデータ通信装置の概略構成を示す正面図である。本実施の形態では、送受信電極203及び基準電極204を複数に分割したことを特徴とするものである。なお、実施の形態1における図2と対応する構成要素については、同一の符号を付してある。
図6において、データ通信装置20は、筐体201両側部の利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に、それぞれ複数に分割された送受信電極203及び基準電極204を備える構成である。送受信電極203及び基準電極204の各個片は、それぞれに共通接続され、筐体201の内部に収容されたデータ通信部105とリード線106を用いて電気的に接続される。なおここで、送受信電極203と基準電極204は、筐体201側部に形成された凹部表面に配設されている。
利用者がデータ通信装置20を片手で握る際、送受信電極203及び基準電極204それぞれに、分割された電極個片のいずれかに利用者の指が触れるので、データ通信装置20の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、人体に接触してデータを伝送する送受信電極203と基準電極204を、データ通信装置20の筐体201側部に形成された凹部表面に配設することにより、利用者がデータ通信装置20を把持する際に、指が自然に両電極203、204と密に接触し、人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
図7は、図6に示したデータ通信装置の変形例のデータ通信装置の概略構成を示す正面図である。なお、実施の形態1における図6と対応する構成要素については、同一の符号を付してある。
図7において、データ通信装置20は、筐体201両側部の利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に、それぞれ複数に分割された送受信電極203及び基準電極204を備える構成である。前記実施の形態1と異なるのは送受信電極203及び基準電極204の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は前記実施の形態1のデータ通信装置と同様に形成されている。すなわち、送受信電極203及び基準電極204の各個片は、それぞれに共通接続され、筐体201の内部に収容されたデータ通信部105とリード線106を用いて電気的に接続される。
本実施の形態においても、利用者がデータ通信装置20を片手で握る際、送受信電極203及び基準電極204それぞれに、分割された電極個片のいずれかに利用者の指が触れるので、データ通信装置20の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
図8は、本実施の形態のデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す正面図である。同図において、携帯電話30は、筐体301の両側下部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極304を配設した構成である。なおここでも、送受信電極303は、筐体301側部に形成された凹部表面に配設されている。
この構成により、データ通信に際して利用者が携帯電話30を片手で握ると、送受信電極303の2分割したいずれかの個片に接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。
なお、携帯電話30における電極配置は上記に限定されるものではなく、図5に示したデータ通信装置20のように、利用者が携帯電話30を片手で握る位置に送受信電極303および基準電極304を配設することができる。また、図8に示した送受信電極303と基準電極304の位置を逆にして、送受信電極303を筐体301の背面に、基準電極304を筐体301の両側部に2分割して配設してもよい。
図9は、本実施の形態の変形例を示すデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す正面図である。図8に示した例と異なるのは送受信電極203及び基準電極204の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は同様に形成されている。同図において、携帯電話30は、筐体301の両側下部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極304を配設した構成である。
この構成により、データ通信に際して利用者が携帯電話30を片手で握ると、送受信電極303の2分割したいずれかの個片に接触するので、安定してデータ通信を行うことができる。
さらに、図10に本実施の形態のデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。図10に示すように、筐体301の両側部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、基準電極304を筐体301の背面下部に配設するようにしてもよい。基準電極は、前述したように、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極305を配設した構成でもよい。なおここでも、送受信電極303と基準電極304は、筐体301側部に形成された凹部表面に配設されている。
このように電極を3箇所に配設することで、利用者が片手で携帯電話30を握った際に、全ての電極を人体にほぼ確実に接触させることができる。
また、折り畳み式携帯電話におけるヒンジ部に電極306を設けたり、操作キーの少なくともひとつが電極として用いられるようにすれば、外観上違和感のない構成にすることが可能である。筺体が閉じられた状態でも利用する場合、分割した電極の一部を筺体上部に設置することで使用可能である。
さらに、図11に本実施の形態のデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。図10に示した例と異なるのは送受信電極303及び基準電極304の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は同様に形成されている。図11に示すように、筐体301の両側部で利用者が片手で握る際に指が自然に接する位置に送受信電極303を2分割して配設するとともに、基準電極304を筐体301の背面下部に配設するようにしてもよい。基準電極は、前述したように、利用者が触れることがない、例えば、筐体301の背面上部に基準電極305を配設した構成でもよい。このように電極を3箇所に配設することで、利用者が片手で携帯電話30を握った際に、全ての電極を人体にほぼ確実に接触させることができる。
また、折り畳み式携帯電話におけるヒンジ部に電極306を設けたり、操作キーの少なくともひとつが電極として用いられるようにすれば、外観上違和感のない構成にすることが可能である。筺体が閉じられた状態でも利用する場合、分割した電極の一部を筺体上部に設置することで使用可能となる。
次に、本実施の形態の携帯電話30を用いた人体通信の例について説明する。図12は、利用者A、Bがそれぞれ把持する携帯電話30相互間でデータ通信を行うデータ通信システムの概略構成を示す図である。
図12において、利用者A、Bはそれぞれ携帯電話30を一方の手で握り、筐体301の両側下部に分割して配設された送受信電極303に触れている。この状態で、利用者A、Bが携帯電話30を持っていない他方の手同士を差し出して接触させると、接触した部分を介する利用者A、Bの人体がデータ通信の伝送線307となり、手が触れていない基準電極304同士が空間における静電結合により基準線308を形成する。このようにして2つの携帯電話30の間で人体による閉回路が形成され、双方向にデータ通信が可能となる。
このような本発明の実施の形態2に係るデータ通信装置20によれば、人体に接触してデータを伝送する送受信電極203と基準電極204をそれぞれ複数の個片に分割して筐体201の側部に配設する。これにより、利用者がデータ通信装置を把持する際に、指が送受信電極203及び基準電極204それぞれに、分割された電極個片のいずれかと接触するので、人体との接触が確実に保たれ、データ通信を安定して行うことができる。
また、本実施の形態のデータ通信装置を適用する携帯電話30において、筐体301の両側下部に送受信電極303を2分割して配設するとともに、筐体301の背面上部に基準電極304を配設する。このように構成した携帯電話30を図1に示したデータ通信装置10と同様に、二人の利用者がそれぞれ一方の手で把持するとともに、他方の手をつなぐことにより、携帯電話30相互間で人体通信によるデータ通信を安定して行うことができる。
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3に係るデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。本実施の形態では、電極が、データ通信装置の筺体の角に設置されており、利用者の指が角に設置された電極に良好に接触することができ、安定してデータ通信を行うことができるようにしたものを含む。なお、基本的な構成要素は、第1および実施の形態2と同様であるため、ここでは図示しない。
図13において、データ通信装置40は、利用者が片手でデータ通信装置40を操作する際に筺体401を支えるため、指が自然に接する筐体401両側部の角402に、送受信電極403及び基準電極404を備えた構成である。なおここでも、送受信電極403と基準電極404は、筐体401側部に形成された凹部表面に配設されている。
利用者がデータ通信装置40を片手で握る際、送受信電極403及び基準電極404それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置40の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
または、図14、図15に示すように、データ通信装置40の筺体側面の角を、一部、あるいは全部をわずかに斜めにけずり、凹部402としその面に送受信電極403及び基準電極404を設置する構造としてもよい。
または、図16に示すように、データ通信装置40の筺体側面の角に丸みをつけるとともに凹部402を形成し、その面に送受信電極403及び基準電極404を設置する構造としてもよい。角の曲率は、利用者がデータ通信装置40を支持する際に、ちょうどデータ通信装置40と指のすきまが少なくなるように設計するとよい。
このような構造とすることにより、利用者がデータ通信装置40を片手で握る際、送受信電極403及び基準電極404それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置40の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
また、図16に示したデータ通信装置の変形例を、図17に示す。図16に示した例と異なるのは送受信電極403及び基準電極404の各個片が、筐体表面と同一面に形成されている点であり、他は同様に形成されている。すなわち、データ通信装置40の筺体側面の角に丸みをつけ、その面に送受信電極403及び基準電極404を設置する構造としてもよい。角の曲率は、利用者がデータ通信装置40を支持する際に、ちょうどデータ通信装置40と指のすきまが少なくなるように設計するとよい。
このような構造とすることにより、利用者がデータ通信装置40を片手で握る際、送受信電極403及び基準電極404それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置40の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
図18は、本発明の実施の形態3に係るデータ通信装置を折り畳み式携帯電話に適用した例の概略構成を示す図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
図18において、データ通信装置50は、利用者が片手でデータ通信装置50を操作する際に筺体501を支えるため、指が自然に接する筐体501両側部の角502を角の曲率が、利用者がデータ通信装置50を支持する際に、ちょうどデータ通信装置50と指のすきまが少なくなるように、丸くし、丸く形成された送受信電極503及び基準電極504を備える構成である。
利用者がデータ通信装置50を片手で握る際にも、送受信電極503及び基準電極504それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置50の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
このような構造とすることにより、利用者がデータ通信装置50を片手で握る際、送受信電極503及び基準電極504それぞれに、利用者の指が触れるので、データ通信装置50の人体との接触が指を介して確実に保たれ、安定して通信を行うことができる。
なお、本実施の形態では、データ通信装置を携帯電話に適用した例について説明したが、これに限ることはなく、PDA等の携帯端末装置や携帯型音楽再生機等に適用することが可能である。
本発明は、利用者がデータ通信装置を把持して人体通信を行う際に、電極を人体に意識することなく確実に接触させることができ、安定してデータ通信を行うことが可能なデータ通信装置を提供できるという効果を有し、データ通信を行う携帯電話等の携帯端末装置に有用である。
本発明の実施の形態に係るデータ通信装置を用いるデータ通信システムの概略構成を示す図 実施の形態1におけるデータ通信装置の概略構成を示す正面図 (a)は正面図 (b)は側面図 実施の形態1における他の携帯電話の概略構成を示す図 (a)は正面図 (b)は側面図 (c)は背面図 実施の形態1における別のデータ通信装置の概略構成を示す正面図 実施の形態1における別のデータ通信装置の概略構成を示す図 (a)は正面図 (b)は側面図 (c)は背面図 実施の形態2におけるデータ通信装置の概略構成を示す正面図 実施の形態2における別のデータ通信装置の概略構成を示す図 実施の形態2に係るデータ通信装置を適用した携帯電話の概略構成を示す正面図 実施の形態2における別のデータ通信装置の概略構成を示す図 実施の形態2における他の携帯電話の概略構成を示す図 (a)は正面図 (b)は側面図 (c)は背面図 実施の形態2における別のデータ通信装置の概略構成を示す図 (a)は正面図 (b)は側面図 (c)は背面図 実施の形態2に係る携帯電話を用いたデータ通信システムの概略構成を示す図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3におけるデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3における別のデータ通信装置の概略電極配置を示す正面図 実施の形態3における他の携帯電話の概略構成を示す図 (a)は正面図 (b)は側面図 (c)は背面図
符号の説明
10、11、20、40、50 データ通信装置
101、111、201、301、401、501 筐体
103、113、203、303、403、503 送受信電極
104、114、204、304、404、504 基準電極
105 データ通信部
30 携帯電話
307 伝送線
308 基準線

Claims (7)

  1. 人体に接触する少なくとも2つの電極と、データの送信又は受信の少なくともいずれか一方の機能を有するデータ通信部とを備え、前記人体が前記電極に接触または近接することにより、前記人体を介して通信相手との間でデータの送信又は受信を行うデータ通信装置であって、
    前記電極のうち少なくともひとつの表面は、周辺部よりも低くなるように形成されているデータ通信装置。
  2. 請求項1記載のデータ通信装置であって、
    前記電極のうち少なくともひとつは、前記データ通信装置の筐体側部に形成された凹部表面に配設されているデータ通信装置。
  3. 請求項1または2に記載のデータ通信装置であって、
    前記電極のうち少なくともひとつは、表面が波形状の凹凸をもつように形成されているデータ通信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ通信装置であって、
    前記電極のうち少なくともひとつが、複数に分割されているデータ通信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のデータ通信装置であって、
    前記電極のうち少なくともひとつは、前記データ通信装置の筺体の角に形成されているデータ通信装置。
  6. 請求項5に記載のデータ通信装置であって、
    前記電極は、丸くされた前記筐体側部に形成されているデータ通信装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のデータ通信装置であって、
    前記データ通信装置は、携帯電話端末であるデータ通信装置。
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