JP5141653B2 - 防犯用警報装置 - Google Patents
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Description
かかる請求項3記載の防犯用警報装置によれば、微小な変化や周期的な変化を反映させて予測できることで知られている自己回帰モデルを用いるため、例えば単に過去の値を平均するなどして予測値を出した場合に比較して、現在までにモニタされた受信強度を正確に反映させて現在の予測値を算出することが可能となる。
そこで、請求項5の発明は、請求項4記載の防犯用警報装置において、判定手段は、受信強度が上限閾値を上回る状態が所定時間継続した場合にユーザに対して第三者から身体的な接触があったことを判定する。
さらにユーザの皮膚との接触面(送信側接触面及び受信側接触面)としては、例えば、電極を利用するのが通常であるが、この電極はユーザの汗などが付着して腐食しやすいという問題がある。
さらに、仮に、第三者からの身体的な接触があったことを判定して警報音などを発生させたとしても、近隣に救助できる人がいない場合は犯罪を防止することができないおそれがある。
そこで、請求項11記載の発明は、請求項10記載の防犯用警報装置において、現在位置取得手段を備え、その現在位置取得手段がユーザの現在位置を取得する。そして、出力手段は、防犯用の警報を出力する処理として、現在位置取得手段により取得された現在位置とともに外部のセンタに信号を送信する処理を行う。
[1 第1実施形態]
[1−1 構成]
図1は、本発明の第1実施形態としての防犯用警報装置100の構成を示すブロック図である。
また送信部110及び受信部120をユーザの身体(皮膚300)に装着するには、表面に剥貼可能な粘着剤を付着させたテープを用いることができる。なお装着方法としては、ベルトを用いて固定することもできる。
送信電極部111は、ユーザの皮膚300に電気的に接触し、ユーザの身体表面に微弱な電流を送信するための電極である。ユーザの皮膚300に良好に電気信号を送り込むため、銅電極にて構成されており、またこの銅電極は、長時間の皮膚との接触による腐食・劣化を防止するため、表面に誘電材料によるコーティング(本実施形態ではグラスコーティング)が施されている。この送信電極部111を介してユーザの身体表面に微弱な電流(数10〜数100μA程度)が送信される。
信号発生部112は、特定周波数の正弦波を発生する発振器(図示せず)を内部に備える電気回路である。この信号発生部112で発生させた電気信号は、増幅部113に送られる。
受信電極部121は、ユーザの皮膚300に電気的に接触し、送信部110からユーザの身体表面に流された微弱な電流を受信するための電極である。銅電極にて構成されており、グラスコーティングされていることは、送信電極部111と同じである。
記憶部123は、データを記憶するための周知の読出し/書込み可能な記憶装置であり、本実施形態では、特に、現在までの受信強度の履歴などが記憶される。
[1−2 処理]
図3は、防犯用警報装置100の制御部122が実行する異常判定処理を示すフローチャートである。ユーザが防犯用警報装置100を身体に装着して、電源スイッチを入れると、制御部122は、この異常判定処理を開始する。
図4は、受信強度X(t)を算出する前提となる送信電圧VT及び受信電圧VRの時間経過に伴う変動を示す説明図である。図4(a)は、制御部122が通信線130を介して受信する送信信号の電圧変化であり、正弦波の最小値と最大値との幅が送信電圧VTとして表される。図4(b)は、制御部122が受信電極部121を介して受信する受信信号の電圧変化であり、正弦波の最小値と最大値との幅が受信電圧VRとして表される。
X(t)=VR/ VT …式(1)
なお、桁数が大きくなることから便宜上入力と出力との電圧比を表すデシベル値として表現される。
ただし本実施形態には差の絶対値を用いるため、受信強度が正常値よりも大きくなる場合も、正常値より小さくなる場合も次の式(3)をみたすか否かにより判定(不等式をみたす場合に正常と判定)することになる。
a=R-1・r …式(4)
すなわち、自己相関関数の行列Rの逆行列R-1と自己相関関数のベクトルrとの積から更新後の予測係数anが算出される。自己相関関数のベクトルr、自己相関関数の行列R及び自己相関関数r(k)は、それぞれ以下の式(5)〜式(7)で表される。
さらに式(7)は、自己相関関数r(k)であり、k=ステップ差、μ=X(1)〜X(t-p)までの平均値、σ=X(1)〜X(t-p)までの分散値をそれぞれ表している。
[1−3 効果]
以上説明したように、第1実施形態の防犯用警報装置100によれば、ユーザの身体を介して受信される電気信号の受信強度(受信電圧/送信電圧)を基に第三者から身体的接触があったか否かを判定するため(S211)、被害者であるユーザが身動きのとれないような状況下にあっても適切に警報が発動される(S213)。
また防犯用警報装置100によれば、外部のセンタに信号がユーザの現在位置とともに送信されるので(S213)、例えば警備会社の警備員が出動したり、センタからさらに警察に通報したりするなどして、迅速かつ的確に防犯を実現できる。
[1−4 特許請求の範囲との対応]
なお、第1実施形態の送信部110が送信手段、受信部120が受信手段、制御部122が実行するS210がモニタ手段、制御部122が実行するS211が判定手段、制御部122が実行するS213が出力手段にそれぞれ相当する。
[2 第2実施形態]
次に、第2実施形態としての防犯用警報装置について説明する。第2実施形態としての防犯用警報装置は第1実施形態として説明した防犯用警報装置100と基本的構成及び処理は同一であるため、第1実施形態で用いた符号と同一のものを用い、異なる箇所のみを説明する。
すなわち第2実施形態では、防犯用警報装置100の2つの電極部111及び121の内側(送信電極部111から受信電極部121への電流経路上)に第三者からの接触がある場合を予定しており、この場合、第三者からの接触により電気信号の吸い取り現象が起きるため、受信強度が通常よりも小さくなる。つまり現在の受信強度X(t)が、予測値XP(t)から許容値thを引いた値(下限閾値)を所定時間T以上下回る場合に、第三者から身体的な接触があったと判定することになる。
この場合、許容値thとしては、予測値との誤差(差の絶対値)が異常であると判定できる基準となる値(例えば、5デシベル)を設定する。例えば実験では、正常時−51デシベル程度であったものが、第三者からの身体的な接触により−57デシベル程度になる場合が計測されており、この場合は異常と判定される。
[3 他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
また携帯電話に内蔵される制御回路やGPS機器と一部の構成を兼ねる形にしてもよいし、ネットワークと接続して、警備会社などのセンタにデータを送信する形にしてもよい。
Claims (11)
- ユーザの皮膚に電気的に接触する送信側接触面から前記ユーザの身体に電気信号を送信する送信手段と、
前記送信手段により送信された電気信号を前記ユーザの皮膚と電気的に接触する受信側接触面から前記ユーザの身体を介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された電気信号の受信強度をモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段によりモニタされる受信強度を基に前記ユーザに対して第三者から身体的な接触があったことを判定する判定手段と、
前記判定手段により第三者から身体的な接触があったことが判定された場合に防犯用の警報を出力する処理を行う出力手段と
を備えたことを特徴とする防犯用警報装置。 - 前記判定手段は、前記モニタ手段により現在までにモニタされた受信強度を基に現在の受信強度の予測値を算出しその算出された予測値と前記モニタ手段によりモニタされる現在の受信強度とを比較して前記ユーザに対して第三者から身体的な接触があったことを判定すること
を特徴とする請求項1記載の防犯用警報装置。 - 前記判定手段は、自己回帰モデルにより現在の受信強度の予測値を算出すること
を特徴とする請求項2記載の防犯用警報装置。 - 前記判定手段は、前記受信強度が上限閾値を上回る場合にユーザに対して第三者から身体的な接触があったことを判定すること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の防犯用警報装置。 - 前記判定手段は、前記受信強度が前記上限閾値を上回る状態が所定時間継続した場合にユーザに対して第三者から身体的な接触があったことを判定すること
を特徴とする請求項4記載の防犯用警報装置。 - 前記判定手段は、前記受信強度が下限閾値を下回る場合にユーザに対して第三者から身体的な接触があったことを判定すること
を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の防犯用警報装置。 - 前記判定手段は、前記受信強度が前記下限閾値を下回る状態が所定時間継続した場合にユーザに対して第三者から身体的な接触があったことを判定すること
を特徴とする請求項6記載の防犯用警報装置。 - 前記送信側接触面及び前記受信側接触面の一方又は双方は、表面が誘電材料でコーティングされていること
を特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の防犯用警報装置。 - 前記出力手段による防犯用の警報を出力する処理をユーザの操作により中断可能なスイッチを備えること
を特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の防犯用警報装置。 - 前記出力手段は、前記防犯用の警報を出力する処理として、外部のセンタに信号を送信する処理を行うこと
を特徴とすることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の防犯用警報装置。 - 前記ユーザの現在位置を取得する現在位置取得手段を備え、
前記出力手段は、前記防犯用の警報を出力する処理として、前記現在位置取得手段により取得された現在位置とともに前記外部のセンタに信号を送信する処理を行うこと
を特徴とする請求項10記載の防犯用警報装置。
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