JPWO2006027910A1 - 徐吸放湿性架橋アクリル系繊維 - Google Patents

徐吸放湿性架橋アクリル系繊維 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006027910A1
JPWO2006027910A1 JP2006535071A JP2006535071A JPWO2006027910A1 JP WO2006027910 A1 JPWO2006027910 A1 JP WO2006027910A1 JP 2006535071 A JP2006535071 A JP 2006535071A JP 2006535071 A JP2006535071 A JP 2006535071A JP WO2006027910 A1 JPWO2006027910 A1 JP WO2006027910A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture absorption
fiber
absorption rate
carboxyl group
acrylic fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006535071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4529145B2 (ja
Inventor
正雄 家野
正雄 家野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Exlan Co Ltd
Original Assignee
Japan Exlan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Exlan Co Ltd filed Critical Japan Exlan Co Ltd
Publication of JPWO2006027910A1 publication Critical patent/JPWO2006027910A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4529145B2 publication Critical patent/JP4529145B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M11/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising
    • D06M11/58Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with nitrogen or compounds thereof, e.g. with nitrides
    • D06M11/63Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with nitrogen or compounds thereof, e.g. with nitrides with hydroxylamine or hydrazine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M11/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising
    • D06M11/58Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with nitrogen or compounds thereof, e.g. with nitrides
    • D06M11/64Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with nitrogen or compounds thereof, e.g. with nitrides with nitrogen oxides; with oxyacids of nitrogen or their salts
    • D06M11/65Salts of oxyacids of nitrogen
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M2101/00Chemical constitution of the fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, to be treated
    • D06M2101/16Synthetic fibres, other than mineral fibres
    • D06M2101/18Synthetic fibres consisting of macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M2101/26Polymers or copolymers of unsaturated carboxylic acids or derivatives thereof
    • D06M2101/28Acrylonitrile; Methacrylonitrile
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M2200/00Functionality of the treatment composition and/or properties imparted to the textile material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

高い飽和吸湿率を有し、かつ、徐々に吸湿し、吸湿発熱の持続性に優れる架橋アクリル系繊維を提供する。本発明は架橋構造および塩型カルボキシル基を有する架橋アクリル系吸放湿性繊維であって、20℃×95%RHにおける飽和吸湿率(a(%))、20℃×50%RHにおける飽和吸湿率(b(%))、及び20℃×95%RH×60分の吸湿率(c(%))が、下記(1)〜(3)式を満足することを特徴とする徐吸放湿性架橋アクリル系繊維を開示する。
a(%)≧60 (1)
a−b(%)≧30 (2)
c/a≦0.5 (3)

Description

本発明は、徐吸放湿性架橋アクリル系繊維に関する。特に、飽和吸湿率が高く、徐々に吸湿することで、持続的に発熱することが可能な繊維に関する。
近年、生活環境の快適性を求める要求の高まる中、衣料や寝装品などでは、湿度調節機能や高い保温機能が求められている。吸放湿性を有する繊維は吸湿時に発熱を伴うため、このような要望に応えうる素材として有望である。吸放湿性を有する繊維としては、綿、羊毛、レーヨン、アセテート、架橋アクリル系繊維などが知られているが、中でも、架橋アクリル系繊維は、調湿性や吸湿性に優れるものとして、盛んに研究が行われている。
例えば、特許文献1には、吸・放湿速度が制御された架橋アクリル系繊維が開示されている。該繊維は調温・調湿機能やpH緩衝性、制電性、保水性等の調和機能を合わせ持つことを特徴としているが、20℃×65%RH雰囲気下での飽和吸湿率が15〜35%と低くスポーツ衣料など高い吸湿量が必要とされる用途においては、十分に満足のいくものではない。また、飽和吸湿率が低いため、発熱量が少なく、大きな保温効果を得ることも難しい。
この点について、特許文献2には、20℃×65%RH雰囲気下での飽和吸湿率が39〜89%の高い吸湿性を示し、吸湿速度が速いという特徴を有する架橋アクリル系繊維が開示されており、該繊維は乾燥重量1g当たり130〜800calという高い吸湿発熱量を有することが記載されている。しかしながら、該繊維は吸湿速度が速いために、その発熱の大部分は吸湿初期の短時間のうちに発生してしまう。このため、発熱の持続性はあまりなく、長時間にわたって保温効果を得ることは難しい。
特開平9−59872号公報 特開平9−158040号公報
以上のように、これまでの架橋アクリル系繊維は、調温・調湿機能やpH緩衝性、制電性、保水性等の調和機能、高い吸湿率、高い吸湿速度などの特徴を有するものであったが、発熱の持続性や保温性という点についてはあまり考慮されていなかった。本発明は、かかる現状に基づきなされたものであり、高い飽和吸湿率を有し、かつ、徐々に吸湿し、吸湿発熱の持続性に優れる架橋アクリル系繊維を提供することを目的とする。
本発明者は、上述の目的を達成するために鋭意検討を進めた結果、以下に示す本発明に到達した。
[1]架橋構造および塩型カルボキシル基を有する架橋アクリル系吸放湿性繊維であって、20℃×95%RHにおける飽和吸湿率(a(%))、20℃×50%RHにおける飽和吸湿率(b(%))、及び20℃×95%RH×60分の吸湿率(c(%))が、下記(1)〜(3)式を満足することを特徴とする徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
a(%)≧60 (1)
a−b(%)≧30 (2)
c/a≦0.5 (3)

[2]20℃×95%RH×90分の吸湿率(d(%))及び20℃×95%RH×180分の吸湿率(e(%))の間に下記(4)式の関係が成り立つことを特徴とする[1]に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
e/d≧1.5 (4)

[3]膨潤度が1.5g/g以下であることを特徴とする[1]または[2]に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
[4]塩型カルボキシル基としてMg塩型カルボキシル基を有することを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は、これまでの架橋アクリル系繊維にはなかった特徴、即ち飽和吸湿率が非常に高く、かつ、徐々に吸湿することで持続的に発熱するという特徴を有するものである。かかる特徴を有する本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は、秋冬物衣料や寝装品、あるいはスキーウェア等のスポーツ衣料など湿度調節機能や高い保温機能が求められる用途に好適に利用できる。
図1は実施例1、2および比較例1〜3の繊維の吸湿曲線を示す。
以下に本発明を詳細に説明する。まず、本発明においては、「−COO」に対イオンが結合している官能基を「カルボキシル基」、カルボキシル基の対イオンが水素イオンであることを「H型」、それ以外のイオンであることを「塩型」と表現する。たとえば、「−COOH」は「H型カルボキシル基」と表現される。
本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は、20℃×95%RHにおける飽和吸湿率(a(%))、20℃×50%RHにおける飽和吸湿率(b(%))、及び20℃×95%RH×60分の吸湿率(c(%))が、下記式(1)〜(3)を満足するものである。
a(%)≧60 (1)
a−b(%)≧30 (2)
c/a≦0.5 (3)
ここで、式(1)にあるように、本発明の繊維においてはa(%)が60%以上であり、好ましくは65%以上、より好ましくは70%以上であることが望ましい。本発明の繊維は徐々に吸放湿するものではあるが、最終的な吸湿率としては高いほど吸湿発熱の持続時間が長くなる。すなわち、a(%)が小さければ、持続的な発熱は期待できない。
また、式(2)の左辺は95%RHと50%RHでの飽和吸湿率の差を示すものであり、値が大きいほど実際に使用する環境の現実的な湿度範囲での吸湿性能が高いことを表す。本発明の繊維はこの値が30%以上であり、好ましくは35%以上、さらに好ましくは40%以上であることが望ましい。この値が30%以上であれば、衣服などにおいて、発汗によって衣服内湿度が上昇したときに、ムレ感を抑制する効果などが期待される。
また、c(%)は、繊維を105℃×16時間乾燥した後、20℃×95%RHに調節した恒温恒湿器に入れて60分経過したときの吸湿率のことであり、105℃×16時間乾燥した後の繊維重量と20℃×95%RHで60分経過したときの繊維重量の差から求められる。従って、式(3)の左辺はその繊維の飽和吸湿率を1としたときに、最初の1時間でどの程度吸湿されるかを示すものであり、値が小さいほどゆっくり吸湿することを意味する。本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維はこの値が0.5以下、好ましくは0.4以下、さらに好ましくは0.3以下のものであり、ゆっくり吸湿をしていくため、吸湿に伴う発熱も徐々におこり、持続的なものとなる。なお、c(%)の値が小さい場合には、吸湿発熱を実感しにくくなるため、実効的な発熱を得るという点からc(%)は5%以上、好ましくは7%以上であることが望ましい。
また、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は架橋構造と塩型カルボキシル基を有するものである。塩型カルボキシル基は、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維の吸放湿性能に関わる部分であり、その量を多くするほど飽和吸湿率を高くすることができる。しかし、その一方で繊維の親水性も高めることになるので、水膨潤が激しくなって強度が低下し形状が崩れる、場合によっては水に溶出するなどの現象を引き起こすことがある。逆に塩型カルボキシル基量が少なすぎると充分な飽和吸湿率を得られなくなる。従って、塩型カルボキシル基量としては、以上のような事項考慮した上で、上記式(1)〜(3)を満足するように決定することが望ましい。一般的には1〜10mmol/gが好ましく、より好ましくは3〜10mmol/g、さらに好ましくは3〜8mmol/gである。
また、塩型カルボキシル基のほかにH型カルボキシル基を存在させても構わないが、上記した水膨潤や溶出の点から、塩型カルボキシル基との合計量が10mmol/g以下となるようにすることが望ましい。
塩型カルボキシル基の塩型としては、Mgが最も適している。特に、Mg塩型カルボキシル基が2mmol/g、好ましくは2.5mmol/g以上含有される場合に良好な性能が得られる。なお、Mg塩型以外の塩型カルボキシル基やH型カルボキシル基が共存していても構わない。Mg塩型以外の塩型カルボキシル基としては、Li、Na、K等のアルカリ金属、Be、Ca、Ba等のアルカリ土類金属、Cu、Zn、Al、Mn、Ag、Fe、Co、Ni等の他の金属、NH、アミン等の有機の陽イオンなどが挙げられる。また、Mgを使用しない場合であっても、上記のMg塩型以外の塩型カルボキシル基やH型カルボキシル基などを複数種併用するなどして上記式(1)〜(3)を満足する限り採用することができる。
本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維の架橋構造は、繊維の形態の維持を主に担う部分である。上述したように塩型カルボキシル基量を多くして吸放湿特性を高めると「形状が崩れる」、「重合体自体が水に溶出する」といった現象が起こるようになるが、架橋構造を有することでこのような現象を抑制することができる。このような架橋構造は、例えば、繊維を構成する重合体に反応性官能基を有する単量体を共重合させておき、紡糸して繊維とした後、該反応性官能基と反応する官能基を複数有する化合物(以下、架橋性化合物とも言う)を反応させることによって形成することができる。
ここで、反応性官能基を有する単量体と架橋性化合物の組み合わせとしては、特に制限はないが、アクリロニトリルやメタクリロニトリルなどのニトリル基含有単量体と水加ヒドラジンや硫酸ヒドラジンなどのヒドラジン系化合物との組み合わせが代表的な例である。
また、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は、20℃×95%RH×90分の吸湿率(d(%))及び20℃×95%RH×180分の吸湿率(e(%))の間に下記式(4)の関係が成り立つことものであることが望ましい。
e/d≧1.5 (4)
ここで、d(%)、e(%)は、経過時間をそれぞれ90分または180分として、上述したc(%)と同様にして求められる数値である。すなわち、e/dは180分経過時の吸湿率が、90分経過時の吸湿率の何倍かということを表している。本発明の繊維においては、この数値が1.5以上、好ましくは1.7以上であることが望ましい。この数値が1に近い場合は、d(%)とe(%)の差が小さいということであり、吸湿開始後90分から180分の90分間にはほとんど吸湿されず、吸湿開始後90分の時点で既に飽和に近い状態になっていることを意味する。このような場合には、持続的な発熱はほとんど期待できない。また、e/dが2前後あるいはそれ以上である場合には、吸湿開始後90分までの吸湿速度に対して吸湿開始後90分から180分の間の吸湿速度が同程度あるいはそれ以上であると推測され、持続的に吸湿・発熱する特徴が期待できる。なお、d(%)については、上述したc(%)と同様に、実効的な発熱を得るという点から、7%以上、好ましくは10%以上であることが望ましい。
また、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は後述する方法で測定した膨潤度が1.5g/g以下、好ましくは1.3g/g以下であることが望ましい。膨潤度が1.5g/gを上回る場合には、吸湿によっても繊維の寸法が変化しやすくなり、紡績加工やその後の編物や織物への加工が困難となる場合がある。
次に、以上に説明した本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維の代表的な製造方法を以下に説明するが、本発明の繊維の製造方法はこれに限られるものではない。
まず、出発原料となるアクリル系繊維としてはアクリロニトリル(以下ANという)を40重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは80重量%以上含有するAN系重合体により形成された繊維であればよい。形態としては、短繊維、トウ、糸、編織物、不織布等いずれの形態のものでもよく、また、製造工程中途品、廃繊維などでもかまわない。AN系重合体はAN単独重合体、ANと他の単量体との共重合のいずれでもよいが、AN以外の共重合成分としてはメタリルスルホン酸、p−スチレンスルホン酸等のスルホン酸基含有単量体及びその塩、(メタ)アクリル酸、イタコン酸等のカルボン酸基含有単量体及びその塩、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド等の単量体など、ANと共重合可能な単量体であれば特に限定されない。
該アクリル系繊維は、ヒドラジン系化合物により架橋導入処理され、アクリル系繊維の溶剤では最早溶解されないという意味で架橋が形成されて架橋アクリル系繊維となり、同時に結果として窒素含有量の増加が起きる。架橋導入処理の手段としては特に限定されるものではないが、この処理による窒素含有量の増加を好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは1〜10重量%に調整しうる手段が望ましい。なお、窒素含有量を0.1〜10重量%に調整しうる手段としては、ヒドラジン系化合物の濃度5〜60重量%の水溶液中、温度50〜120℃で5時間以内で処理する手段が工業的に好ましい。
ここで使用するヒドラジン系化合物としては、特に限定されるものではなく、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、臭素酸ヒドラジン、ヒドラジンカーボネ−ト等の他に、エチレンジアミン、硫酸グアニジン、塩酸グアニジン、リン酸グアニジン、メラミン等のアミノ基を複数含有する化合物が例示される。
かかるヒドラジン系化合物による架橋導入処理を経た繊維は、該処理で残留したヒドラジン系化合物を十分に除去した後、酸処理を施しても良い。ここに使用する酸としては硝酸、硫酸、塩酸等の鉱酸の水溶液、有機酸等が挙げられるが、特に限定されない。該酸処理の条件としては、特に限定されないが、大概酸濃度5〜20重量%、好ましくは7〜15重量%の水溶液に、温度50〜120℃で0.5〜10時間被処理繊維を浸漬するといった例が挙げられる。
ヒドラジン系化合物による架橋導入処理を経た繊維、或いはさらに酸処理を経た繊維は、続いてアルカリ性金属塩水溶液により加水分解処理される。この処理により、アクリル系繊維のヒドラジン系化合物による架橋導入処理に関与せずに残留しているCN基、又は架橋導入処理後酸処理を施した場合には残留しているCN基と一部酸処理で加水分解されて生成しているアミド基の加水分解が進行し、カルボキシル基が形成される。なお、形成されるカルボキシル基は、加水分解処理に使用されるアルカリ性金属塩由来の金属イオンと結合するので、大部分が塩型カルボキシル基である。ここで使用するアルカリ性金属塩としては、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩等が挙げられる。加水分解処理の条件は特に限定されないが、1〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%の水溶液中、温度50〜120℃で1〜10時間以内で処理する手段が工業的、繊維物性的に好ましい。
加水分解を進める程度即ち塩型カルボキシル基の生成量は、上述したように好ましくは1〜10mmol/g、より好ましくは3〜10mmol/g、さらに好ましくは3〜8mmol/gで好結果が得られやすく、これは上述した処理の際の薬剤の濃度や温度、処理時間の組み合わせで容易に制御できる。また、かかる加水分解を経た繊維は、CN基が残留していてもいなくてもよい。CN基が残留していれば、その反応性を利用して、さらなる機能を付与できる可能性がある。
以上のようにして得られた繊維は、そのままで本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維として利用できる場合もあるが、通常は、さらに、硝酸塩、硫酸塩、塩酸塩などの金属塩によるイオン交換処理、硝酸、硫酸、塩酸、蟻酸などによる酸処理、あるいは、アルカリ性金属塩などによるpH調整処理などを施すことにより所望の塩型カルボキシル基あるいはH型カルボキシル基に変換したり、異種の塩型を混在させたりして特性を調整し、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維を得る。
例えば、本発明において推奨するMg塩型カルボキシル基は、加水分解後の繊維を硝酸マグネシウム水溶液などのマグネシウムイオンを有する水溶液に浸漬することで得ることができる。ただし、この方法では、生成するMg塩型カルボキシル基量を制御することが難しく、再現性もあまりよくない。
量を制御し、再現よくMg塩型カルボキシル基を得るには、まず、加水分解後の繊維を、硝酸などの酸水溶液に浸漬して繊維中のカルボキシル基を全てH型カルボキシル基とする。次いで得られた繊維を水酸化ナトリウム水溶液などのナトリウムイオンを含有するアルカリ性水溶液に浸漬して、H型カルボキシル基をNa塩型カルボキシル基とする。このとき、pHを調整することでNa塩型に変換されるカルボキシル基量を変化させることができる。続いて、硝酸マグネシウム水溶液などのマグネシウムイオンを有する水溶液に浸漬することにより、Mg塩型カルボキシル基に変換することができる。ここで、Mg塩型カルボキシル基に変換されるのはNa塩型カルボキシル基であって、H型カルボキシル基はMg塩型カルボキシル基にほとんど変換されない。すなわち、pH調整によってNa塩型カルボキシル基量を制御することを通じて、Mg塩型カルボキシル基量を制御することが可能である。
なお、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は、以上に説明した架橋導入処理、酸処理、加水分解処理、加水分解後のイオン交換処理、酸処理、pH調整処理以外の処理を施したものであってもかまわない。
以上に説明してきた本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は、高い飽和吸湿率を有し、持続的に吸湿発熱するという特徴を有するものである。このため、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維を繊維構造物の構成繊維として含有せしめた場合、繊維構造物外へ放出される熱量を持続的な発熱で補うことで、その繊維構造物の保温性を高める効果が得られる。従って、本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維は保温性が求められる用途などに好適に使用することができる。
このような繊維構造物としては、糸、ヤーン、フィラメント、織物、編物、不織布、紙状物、シート状物、積層体、綿状体等が挙げられるが、保温性が求められる用途に利用されるという点から、織物、編物、綿状体が一般的である。具体的な形態としては、スポーツウェア、肌着、腹巻き、サポーター、手袋、靴下、ストッキング、パジャマ、布団綿などを挙げることができる。また、該繊維構造物は本発明の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維のみで構成されたものであっても、他素材を併用して構成されたものであってもよい。併用しうる他素材としては特に限定されず、公用されている天然繊維、有機繊維、半合成繊維、合成繊維等が用いられ、さらには無機繊維、ガラス繊維等も用途によっては採用し得る。また、併用される他素材は繊維に限らず、樹脂や粒子等の素材であってもよい。
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の部及び百分率は、断りのない限り重量基準で示す。実施例中の特性の評価方法は以下のとおりである。
(1)塩型カルボキシル基量(mmol/g)
十分乾燥した試料約1gを精秤し(X(g))、これに200mlの水を加えた後、50℃に加温しながら1mol/l塩酸水溶液を添加してpH2にし、次いで0.1mol/lの水酸化ナトリウム水溶液で常法に従って滴定曲線を求める。該滴定曲線からカルボキシル基に消費された水酸化ナトリウム水溶液消費量(Y(ml))を求め、次式によってカルボキシル基量(mmol/g)を算出した。
(カルボキシル基量)=0.1Y/X
別途、上述のカルボキシル基量測定操作中の1mol/l塩酸水溶液の添加によるpH2への調整をすることなく同様に滴定曲線を求めH型カルボキシル基量(mmol/g)を求める。これらの結果から次式により塩型カルボキシル基量を算出した。
(塩型カルボキシル基量)=(カルボキシル基量)−(H型カルボキシル基量)
(2)飽和吸湿率(%)
試料約5.0gを熱風乾燥機で105℃、16時間乾燥して重量を測定する(W1(g))。次に該試料を20℃×95%RHまたは20℃×50%RHのいずれかの条件に調節した恒温恒湿器に24時間入れておく。このようにして吸湿させた試料の重量を測定する。(W2(g))。以上の測定結果から、次式によって算出した。
飽和吸湿率(%)=(W2−W1)/W1×100
(3)20℃×95%RHにおける吸湿曲線
試料約2.5gを熱風乾燥機で105℃、16時間乾燥して重量を測定する(W3(g))。続いて試料を円筒状メッシュカゴ(直径7.5cm、高さ9.8cm)に素早くふんわりとした状態となるように押し付けずに入れ、カゴごとすぐに20℃×95%RHに調節した恒温恒湿器に入れる。恒温恒湿器に入れた時点を吸湿開始時点として、10分毎に吸湿した試料の重量を測定する(W4(g))。以上の測定結果から、次式によって各測定時点での吸湿率を算出し、吸湿曲線を求めた。
吸湿率(%)=(W4−W3)/W3×100
(4)膨潤度(g/g)
試料約3gを熱風乾燥機で70℃×3時間乾燥して重量を測定する(W5(g))。次に試料を水が300ml入ったビーカーに30分間浸漬した後、膨潤した試料を卓上遠心脱水機(160G×5分)で脱水し、試料の重量を測定する(W6(g))。以上の測定結果から、次式によって算出した。
(膨潤度)=(W6−W5)/W5
[実施例1]
アクリロニトリル(AN)90%、酢酸ビニル10%からなるAN系重合体(30℃ジメチルホルムアミド中での極限粘度[η]=1.2)10部を48%ロダンソーダ水溶液90部に溶解した紡糸原液を、常法に従って紡糸、延伸(全延伸倍率:10倍)した後、乾球/湿球=120℃/60℃の雰囲気下で乾燥後、湿熱処理して単繊維繊度0.9dtexの原料繊維を得た。該原料繊維に、水加ヒドラジンの20%水溶液中で、98℃×5時間架橋導入処理を行い、洗浄した。本処理による窒素含有量の増加は5%であった。なお、窒素増加量は、原料繊維と架橋導入処理後の繊維を元素分析にて窒素含有量を求め、その差から算出した。架橋導入された繊維を、3%硝酸水溶液中に浸漬し、90℃×2時間酸処理を行った。続いて3%水酸化ナトリウム水溶液中で90℃×2時間の加水分解処理を行い、3.5%硝酸水溶液で処理し、水洗した。得られた繊維を水に浸漬し、水酸化ナトリウムを添加してpH11に調整した後、繊維に含まれるカルボキシル基量の2倍に相当する硝酸マグネシウムを溶解させた水溶液に50℃×1時間浸漬することによりイオン交換処理を実施し、水洗、乾燥することにより、Mg塩型カルボキシル基を有する実施例1の繊維を得た。得られた繊維の評価結果を表1および図1に示す。
[実施例2]
実施例1において、水酸化ナトリウムによるpHの調整をpH11からpH8に変更したこと以外は同様にして、Mg塩型カルボキシル基を有する実施例2の繊維を得た。得られた繊維の評価結果を表1および図1に示す。
[比較例1]
実施例1において、硝酸マグネシウムによるイオン交換処理を実施しないこと以外は同様にして、Na塩型カルボキシル基を有する比較例1の繊維を得た。得られた繊維の評価結果を表1および図1に示す。
[比較例2]
実施例1において、硝酸マグネシウム水溶液の代わりに、硝酸カルシウム水溶液を使用すること以外は同様にして、Ca塩型カルボキシル基を有する比較例2の繊維を得た。得られた繊維の評価結果を表1および図1に示す。
[比較例3]
実施例1の水酸化ナトリウムを添加して約pH11に調整するまでは同様にした後、繊維を該繊維に含まれるカルボキシル基量の0.6倍に相当する硝酸マグネシウムを溶解させた水溶液に50℃×1時間浸漬し、水洗後、さらにカルボキシル基量の0.5倍に相当する硝酸カルシウムを溶解させた水溶液に50℃×1時間浸漬し、水洗、乾燥することにより、Mg塩型カルボキシル基とCa塩型カルボキシル基が混在する比較例3の繊維を得た。得られた繊維の評価結果を表1および図1に示す。なお、MgとCaの比率については、繊維を湿式分解し、原子吸光法を用いて求めた。
Figure 2006027910
実施例1および2は、式1〜式3を満たしており、図1からも安定に発熱が持続すると考えられる。これに対して、比較例1においては、飽和吸湿率が高いが、初期の短時間で多量に吸湿し、その後吸湿速度が遅くなるため、持続的な発熱という点については劣ると考えられる。また、比較例2および3においては、吸湿速度は遅いものの、飽和吸湿率が小さく、比較的短時間で飽和に近い吸湿率に達してしまっているため、持続的な発熱は期待できないものと考えられる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
[0005] 以上のように、これまでの架橋アクリル系繊維は、調温・調湿機能やpH緩衝性、制電性、保水性等の調和機能、高い吸湿率、高い吸湿速度などの特徴を有するものであったが、発熱の持続性や保温性という点についてはあまり考慮されていなかった。本発明は、かかる現状に基づきなされたものであり、高い飽和吸湿率を有し、かつ、徐々に吸湿し、吸湿発熱の持続性に優れる架橋アクリル系繊維を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
[0006] 本発明者は、上述の目的を達成するために鋭意検討を進めた結果、以下に示す本発明に到達した。
[0007] [1]架橋構造および3〜10mmol/gの塩型カルボキシル基を有し、かつ前記塩型カルボキシル基のうち2mmol/g以上がMg塩型カルボキシル基である架橋アクリル系吸放湿性繊維であって、20℃×95%RHにおける飽和吸湿率(a(%))、20℃×50%RHにおける飽和吸湿率(b(%))、及び20℃×95%RH×60分の吸湿率(c(%))が、下記(1)〜(3)式を満足することを特徴とする徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
a(%)≧60 (1)
a−b(%)≧30 (2)
c/a≦0.5 (3)
[2]20℃×95%RH×90分の吸湿率(d(%))及び20℃×95%RH×180分の吸湿率(e(%))の間に下記(4)式の関係が成り立つことを特徴とする[1]に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
e/d≧1.5 (4)
[3]膨潤度が1.5g/g以下であることを特徴とする[1]または[2]に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
【発明の効果】
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
[0005] 以上のように、これまでの架橋アクリル系繊維は、調温・調湿機能やpH緩衝性、制電性、保水性等の調和機能、高い吸湿率、高い吸湿速度などの特徴を有するものであったが、発熱の持続性や保温性という点についてはあまり考慮されていなかった。本発明は、かかる現状に基づきなされたものであり、高い飽和吸湿率を有し、かつ、徐々に吸湿し、吸湿発熱の持続性に優れる架橋アクリル系繊維を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
[0006] 本発明者は、上述の目的を達成するために鋭意検討を進めた結果、以下に示す本発明に到達した。
[0007] [1]架橋構造および3〜10mmol/gの塩型カルボキシル基を有し、かつ前記塩型カルボキシル基のうち2mmol/g以上がMg塩型カルボキシル基である架橋アクリル系吸放湿性繊維であって、20℃×95%RHにおける飽和吸湿率(a(%))、20℃×50%RHにおける飽和吸湿率(b(%))、及び20℃×95%RH×60分の吸湿率(c(%))が、下記(1)〜(3)式を満足することを特徴とする徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
a(%)≧60 (1)
a−b(%)≧30 (2)
c/a≦0.5 (3)
[2]20℃×95%RH×90分の吸湿率(d(%))及び20℃×95%RH×180分の吸湿率(e(%))の間に下記(4)式の関係が成り立つことを特徴とする[1]に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
e/d≧1.5 (4)
[3]膨潤度が1.5g/g以下であることを特徴とする[1]または[2]に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
【発明の効果】

Claims (4)

  1. 架橋構造および塩型カルボキシル基を有する架橋アクリル系吸放湿性繊維であって、20℃×95%RHにおける飽和吸湿率(a(%))、20℃×50%RHにおける飽和吸湿率(b(%))、及び20℃×95%RH×60分の吸湿率(c(%))が、下記(1)〜(3)式を満足することを特徴とする徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
    a(%)≧60 (1)
    a−b(%)≧30 (2)
    c/a≦0.5 (3)
  2. 20℃×95%RH×90分の吸湿率(d(%))及び20℃×95%RH×180分の吸湿率(e(%))の間に下記(4)式の関係が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
    e/d≧1.5 (4)
  3. 膨潤度が1.5g/g以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
  4. 塩型カルボキシル基としてMg塩型カルボキシル基を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の徐吸放湿性架橋アクリル系繊維。
JP2006535071A 2004-09-07 2005-07-29 徐吸放湿性架橋アクリル系繊維 Active JP4529145B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004259817 2004-09-07
JP2004259817 2004-09-07
PCT/JP2005/013929 WO2006027910A1 (ja) 2004-09-07 2005-07-29 徐吸放湿性架橋アクリル系繊維

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006027910A1 true JPWO2006027910A1 (ja) 2008-07-31
JP4529145B2 JP4529145B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=36036203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006535071A Active JP4529145B2 (ja) 2004-09-07 2005-07-29 徐吸放湿性架橋アクリル系繊維

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4529145B2 (ja)
KR (1) KR101161466B1 (ja)
CN (1) CN101023212B (ja)
WO (1) WO2006027910A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5056358B2 (ja) * 2007-11-02 2012-10-24 日本エクスラン工業株式会社 可染性架橋アクリレート系繊維およびその製造方法ならびに該繊維を染色して得られる染色された架橋アクリレート系繊維
CN102066649B (zh) * 2008-09-10 2013-05-15 日本爱克兰工业株式会社 交联丙烯酸系纤维和其制造方法
CN101845745B (zh) * 2009-03-26 2013-06-12 山东理工大学 高吸湿和阻燃多重功能改性腈纶的制造方法
JP5242861B1 (ja) * 2011-06-30 2013-07-24 東洋紡株式会社 中綿
TWI645086B (zh) * 2013-09-20 2018-12-21 日本Exlan工業股份有限公司 交聯丙烯酸系纖維以及含有該纖維的纖維構造物
JP6228511B2 (ja) * 2014-05-29 2017-11-08 日本エクスラン工業株式会社 分散性の良好な架橋アクリレート系繊維
JP5700316B1 (ja) * 2014-05-29 2015-04-15 東洋紡株式会社 吸湿発熱性短繊維混入羽毛ワタの製造方法
JP6339861B2 (ja) * 2014-05-29 2018-06-06 日本エクスラン工業株式会社 中綿、ならびに該中綿を含有する布団および衣類
CN104594026B (zh) * 2015-02-02 2017-07-14 中国人民解放军总后勤部军需装备研究所 一种阻燃纤维及其制备方法
WO2017179633A1 (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 日本エクスラン工業株式会社 機能性成分徐放性繊維、該繊維を有する繊維構造物及び肌着並びにそれらの再生処理方法
JP6118440B1 (ja) * 2016-04-22 2017-04-19 東洋紡株式会社 衛生吸収物品
WO2020255680A1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-24 日本エクスラン工業株式会社 イオン交換繊維および該繊維を含有するイオン交換フィルター
CN111809268B (zh) * 2020-06-17 2022-09-09 安徽三宝棉纺针织投资有限公司 长效抗菌型锦纶丝的加工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216730A (ja) * 1994-02-08 1995-08-15 Japan Exlan Co Ltd pH緩衝性繊維及びその製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194173A (ja) * 1984-12-13 1985-10-02 日本エクスラン工業株式会社 新規な水膨潤性繊維の製造法
JP2623771B2 (ja) * 1988-09-21 1997-06-25 日本エクスラン工業株式会社 高吸湿性繊維
JPH04132858A (ja) * 1990-09-25 1992-05-07 Mazda Motor Corp エンジンの吸気構造
JP3196577B2 (ja) * 1995-06-05 2001-08-06 日本エクスラン工業株式会社 pH緩衝性吸湿性アクリル系繊維及びその製造方法
JP2000027064A (ja) 1998-07-01 2000-01-25 Japan Exlan Co Ltd 不織布からなる繊維製品
US7537823B2 (en) * 2001-01-26 2009-05-26 Japan Exlan Company Limited High-whiteness hygroscopic fiber
JP4674429B2 (ja) * 2001-09-18 2011-04-20 日本エクスラン工業株式会社 黒色高吸放湿性繊維

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216730A (ja) * 1994-02-08 1995-08-15 Japan Exlan Co Ltd pH緩衝性繊維及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101023212B (zh) 2010-08-25
KR101161466B1 (ko) 2012-07-02
JP4529145B2 (ja) 2010-08-25
WO2006027910A1 (ja) 2006-03-16
CN101023212A (zh) 2007-08-22
KR20070050064A (ko) 2007-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4529145B2 (ja) 徐吸放湿性架橋アクリル系繊維
CN109689951B (zh) 改性丙烯腈系纤维、该纤维的制造方法和含有该纤维的纤维结构体
CN107237004B (zh) 交联丙烯酸酯系纤维和含有该纤维的纤维结构物
JPH05132858A (ja) 高吸放湿性繊維及びその製造方法
JP2998958B1 (ja) 架橋アクリル系吸湿繊維及びその製造方法
CN113293604A (zh) 一种抗菌、亲水的无纺布及其制备方法与应用
JP4114057B2 (ja) 吸放湿性繊維
JP3191278B2 (ja) pH緩衝性繊維及びその製造方法
JP5169241B2 (ja) 吸湿性複合繊維
JP3369508B2 (ja) 吸放湿性繊維
JPH09228240A (ja) 酸・塩基性ガス吸収性繊維及びその構造物
JP6877700B2 (ja) 高嵩高発熱持続性繊維、並びに該繊維を含有する繊維構造物、消臭素材及び中綿
JP2019143284A (ja) 収縮性吸湿アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
JP2019085688A (ja) 吸湿性アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
JP2019065446A (ja) 放湿冷却性繊維および該繊維を含有する繊維構造物
JP3716984B2 (ja) 吸放湿性繊維の製造方法
JP7177987B2 (ja) 易脱捲縮性吸湿アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
JP7177988B2 (ja) 撥水性吸湿アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
JP3235092B2 (ja) 塩基性ガス吸収繊維及びその製造方法
JPWO2018029737A1 (ja) 不織布構造体ならびに該構造体を含有する中綿およびクッション材
JP2019060066A (ja) 吸湿性アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
WO2021100322A1 (ja) 物質除去性複合体、ならびに該複合体を含有する繊維構造物、樹脂成型物およびフィルター
KR20190126063A (ko) 흡습성 입상 솜 및 이 입상 솜을 함유하는 안솜
JP2019157329A (ja) 捲縮性吸湿アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
JP2001040576A (ja) 高吸湿性繊維及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100514

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4529145

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250