JPWO2006019001A1 - 位置決め装置およびその装置を備えた位置決めシステム - Google Patents

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Abstract

ワーク(M)の鋳抜き孔(11)に挿入される環状プラグ(12)をハウジング(3)から上向きに突出させる。その環状プラグ(12)の周壁(13)に、半径方向へ延びる貫通孔(14)を周方向に間隔をあけて設ける。各貫通孔(14)にボール(15)を挿入する。上記の環状プラグ(12)の筒孔(17)に操作ロッド(18)を挿入する。その操作ロッド(18)の上端部の外周面に、上下方向へ延びる収容溝(19)を、上記ボール(15)に対応させて周方向へ間隔をあけて形成する。上記の隣り合う収容溝(19,19)の間にガイド面(24,24,24)を形成する。これらガイド面(24)を上記の筒孔(17)に半径方向への移動を阻止した状態で軸心方向へ移動自在に嵌合させる。

Description

この発明は、ワークパレット等の基準部材にワーク等の可動部材を位置決めする装置および上記装置を備えた位置決めシステムに関する。
この種の装置には、従来では、特許文献1(日本国・特開平7−314270号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、クランプ機能付きの位置決め装置であって、次のように構成されている。
可動部材であるワークパレットの下面にテーパブッシュを取り付ける。そのテーパブッシュの雌テーパ孔に嵌合する筒状テーパピンを基準部材のハウジングから上向きに突出させる。そのテーパピンの筒孔に操作ロッドを挿入し、その操作ロッドの上部にテーパ押圧面を形成する。そして、上記テーパブッシュを上記テーパピンに嵌合させ、その後、上記の操作ロッドのテーパ押圧面がボールとテーパブッシュの受圧面を介して上記ワークパレットを上記ハウジングに押圧する。
特開平7−314270号公報
上記の従来技術は、上記の基準部材にワークパレットを精密かつ強力に固定することを期待できるが、次の問題がある。
上記ワークパレットに前記テーパブッシュを取付ける必要があるので、そのテーパブッシュ及び雌テーパ孔の製作と取付けに手間がかかる。また、前記テーパピンのテーパ外周面を精密に機械加工する必要があるので製造コストが高くつく。
本発明の目的は、上記の問題点を解消できる簡素な構成の位置決め装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の位置決め装置の発明は、例えば、図1Aから図2B又は図3に示すように、基準部材に可動部材を位置決めする装置であって、次のように構成した。
可動部材Mの被操作孔11に挿入される環状プラグ12を基準部材Rから先端方向へ突出させる。上記の環状プラグ12の周壁13に、半径方向へ延びる貫通孔14を周方向へ間隔をあけて設ける。上記の各貫通孔14にボール15を上記の半径方向へ移動可能に挿入する。上記の環状プラグ12の筒孔17に操作ロッド18を挿入する。上記の操作ロッド18の先端部の外周面に、軸心方向へ延びる収容溝19を、上記ボール15に対応させて周方向へ間隔をあけて凹入形成する。上記の収容溝19には、上記ボール15が半径方向の内方の後退位置Yへ移動するのを許容する退避面21と、上記ボール15を半径方向の外方の突出位置Xへ移動させるように先端へ向かうにつれて軸心へ近づく押圧面22とを設ける。上記の隣り合う収容溝19,19の間にガイド面24,24,24を形成し、これらガイド面24を、上記の環状プラグ12の上記の筒孔17に半径方向への移動を阻止した状態かつ軸心方向へ移動自在な状態で嵌合させる。前記の操作ロッド18を駆動手段Dによって軸心方向へ移動させるように構成する。
本発明の位置決め装置は、次の作用効果を奏する。
ワークパレットやワーク等の可動部材の位置決め時には、まず、その可動部材の鋳抜き孔等の被操作孔を前記の環状プラグに嵌合させる。次いで、駆動手段によって前記の操作ロッドを先端方向へ進出させる。すると、その操作ロッドの押圧面が前記ボールを突出位置へ切り換えて、上記ボールが上記の可動部材の被操作孔を半径方向へ押圧する。これにより、その可動部材が調心移動して上記の被操作孔の軸心が前記の環状プラグの軸心に合致する。
上記の位置決め時において、前記ガイド面が前記の筒孔に精密に嵌合して上記の操作ロッドの軸心を上記の環状プラグの軸心と同心状に保持することにより、上記の可動部材の調心移動を精密に行える。
このため、本発明は、前述した従来技術(特許文献1:特開平7−314270号公報)のテーパブッシュとテーパピンを設ける必要がなくなり、位置決め装置を簡素に構成できる。しかも、本発明は、前記ガイド面を介して前記の操作ロッドを十分にガイドできるので、その操作ロッドの全体のガイド長さを短くしてハウジングの背丈を小さくすることが可能になる。
ちなみに、上記の従来技術では、テーパピンの筒孔の上半部と操作ロッドのテーパ押圧面との間に環状テーパ隙間が存在するので、その操作ロッドを有効にガイドできない。そのうえ、テーパピンとテーパブッシュとをテーパ嵌合させた後にクランプ駆動するので、そのテーパブッシュの前記の受圧面と前記ボールとの係合誤差を吸収する必要があり、このため、上記の筒孔の下半部と操作ロッドの下半部との間にも環状隙間を設けることが要求される。従って、上記の従来技術を位置決め装置に適用した場合には、上記の上下の環状隙間の存在によって操作ロッドを精密に直進駆動できない。
これに対して本発明の位置決め装置は、前述した通り、上記の操作ロッドの軸心を上記の環状プラグの軸心と同心状に保持できるので、上記の可動部材の調心移動を精密に行えるのである。
本発明の位置決め装置においては、前記操作ロッド18を先端方向へ進出させたときには、前記ガイド面24の先端が前記の貫通孔14の中心位置よりも先端側に位置するように構成することが好ましい。
この場合、上記ガイド面のガイド長さが大きくなるので、上記の操作ロッドの軸心と上記の環状プラグの軸心とを確実に同心状に保持して、上記の可動部材の調心移動をさらに精密に行える。
また、上記の位置決め装置においては、前記の被操作孔11が、断面視円形で奥向きに狭まるテーパ孔である場合と断面視円形のストレート孔である場合とが考えられる。テーパ式の被操作孔としては、鋳抜き孔などが考えられる。また、ストレート式の被操作孔としては、ドリル孔やリーマ孔などが考えられる。
また、上記の位置決め装置を利用した位置決めシステムの発明は、上記の位置決め装置を少なくとも1つ備えたものである。
上記の位置決めシステムは、例えば、図4(及び図1Aから図2Bと図3)に示すように、次のように構成することが好ましい。
2つの位置決め装置51,52を所定の間隔をあけて設ける。上記の2つの位置決め装置51,52のうちの一方の位置決め装置51は、前記の環状プラグ12の周壁13に、半径方向へ延びる貫通孔14を周方向へほぼ120度の角度をあけて3つ設ける。他方の位置決め装置52は、前記の環状プラグ12の周壁13に、半径方向へ延びる貫通孔14をほぼ180度の角度をあけて2つ設ける。そして、上記の一方の位置決め装置51の環状プラグ12に対応する被操作孔11に対して上記の他方の位置決め装置52の環状プラグ12に対応する被操作孔11が旋回するのを阻止するように、上記の他方の位置決め装置52の上記の貫通孔14の軸心を方向づける。
上記の構成により、簡素でコンパクトな位置決めシステムを提供できる。
図1Aおよび図1Bは、本発明の位置決め装置の一実施形態を示している。図1Aは、その位置決め装置のリリース状態の立面視断面図であって、図1Bの1A−1A線矢視に相当する図である。図1Bは、上記の図1Aの1B−1B線矢視断面図である。 図2Aは、上記の位置決め装置のロック状態を示し、前記の図1Aに類似する図である。図2Bは、前記の図1Bに類似する図である。 上記の位置決め装置の変形例を示し、前記の図2Bに類似する図である。 上記の位置決め装置を利用したシステムの一例を示す平面視の模式図である。
符号の説明
11:被操作孔,12:環状プラグ,13:環状プラグ12の周壁,14:貫通孔,15:ボール,17:環状プラグ12の筒孔,18:操作ロッド,19:収容溝,21:退避面,22:押圧面,24:ガイド面,51:一方の位置決め装置,52:他方の位置決め装置,D:駆動手段,M:可動部材,R:基準部材,X:突出位置,Y:後退位置.
以下、本発明の一実施形態を図1Aから図2Bによって説明する。
図1Aは、位置決め装置のリリース状態の立面視断面図であって、図1Bの1A−1A線矢視に相当する図である。図1Bは、上記の図1Aの1B−1B線矢視断面図である。図2Aは、上記の位置決め装置のロック状態を示し、前記の図1Aに類似する図である。図2Bは、前記の図1Bに類似する図である。
基準部材Rはワークパレット1を備え、そのワークパレット1の装着穴2にハウジング3の下半部が嵌入される。そのハウジング3のフランジ部4が複数のボルト(図示せず)によって上記ワークパレット1に固定される。また、上記ワークパレット1の上面に複数の円柱状ボス6が固定され、各ボス6の上面に設けた支持面Sに、可動部材としてのワークMの被支持面Tが受け止められる。
上記ワークMには、被操作孔としての鋳抜き孔11が形成されている。その鋳抜き孔11に、上記ハウジング3から上方へドーム状に突出させた環状プラグ12が挿入される。
前記の環状プラグ12の周壁13に、半径方向へ延びる貫通孔14が周方向へ約120度の角度をあけて3つ設けられる。上記の各貫通孔14には、係合具であるボール15が上記の半径方向へ移動可能に挿入される。また、上記の環状プラグ12の筒孔17に操作ロッド18が上下方向(軸心方向)へ移動可能に挿入される。その操作ロッド18の上端部(先端部)の外周面に、上下方向へ延びる円弧状の3つの収容溝19が上記ボール15に対応させて周方向へ間隔をあけて凹入形成される。
上記の収容溝19は、上から順に配置した退避面21および押圧面22を備えている。図1A及び図1Bに示すように、上記の退避面21によって、上記ボール15が半径方向の内方の後退位置Yへ移動することが許容されている。上記の押圧面22は、上方へ向かうにつれて軸心へ近づくように傾斜しており、図2A及び図2Bに示すように、上記ボール15を半径方向の外方の突出位置Xへ移動させるものである。なお、各ボール15が外方へ飛び出すことは、前記の貫通孔14の外端に形成した縮径部(図示せず)によって阻止してある。
また、上記の隣り合う収容溝19・19の間にガイド面24が形成される。これら3つのガイド面24が上記の筒孔17に半径方向への移動を阻止した状態かつ上下方向 (軸心方向)へ移動自在な状態で精密に嵌合される。
前記の操作ロッド18が駆動手段Dによって上下方向へ往復移動される。その駆動手段Dは次のように構成されている。
上記ハウジング3の下部内にシリンダ孔26が形成され、そのシリンダ孔26に第1封止具27を介してピストン28が保密状に挿入される。そのピストン28の上側に作動室29が形成され、上記ピストン28の下側にバネ室30が形成される。上記の作動室29が通路31を経て圧縮空気の給排口32へ連通される。また、上記バネ室30にロックバネ34が装着される。そのロックバネ34の上端が前記ピストン28に受け止められ、上記ロックバネ34の下端がバネ受け35に受け止められる。上記ピストン28と作動室29とロックバネ34とによって上記の駆動手段Dを構成している。
なお、前記の操作ロッド18の下部が第2封止具37を介して前記の筒孔17に保密状に挿入されている。その操作ロッド18は、ここでは上記ピストン28と一体に形成してあるが、そのピストン28とは別体に構成してもよい。
また、前記の装着穴2の底壁にクリーニング用圧縮空気の供給口41が開口される。その圧縮空気は、上記の供給口41と、前記バネ室30と、前記ピストン28及び操作ロッド18に形成した縦孔42と、前記の筒孔17内の上部空間と、前記プラグ12の頂壁に形成した複数の吐出口43とを順に通って、外部へ勢い良く吐出される。
上記構成の位置決め装置は次のように作動する。
図1A及び図1Bのリリース状態では、前記の作動室29に圧縮空気が供給され、前記ピストン28及び操作ロッド18が前記ロックバネ34に抗して下降している。このため、その操作ロッド18の前記の退避面21が前記ボール15に対面し、各ボール15が前記の後退位置Yへ移動可能になっている(ここでは、各ボール15が既に後退位置Yへ移動した状態を図示している。)。
まず、図1Aに示すように、上記リリース状態で前記ワークMを下降させ、そのワークMの前記の鋳抜き孔11を前記プラグ12に外嵌すると共に被支持面Tを前記の支持面Sによって受け止める。
次いで、前記の作動室29の圧縮空気を排出する。すると、図2A及び図2Bに示すように、前記ロックバネ34が前記ピストン28及び操作ロッド18を上昇させ、その操作ロッド18の前記の押圧面22が前記ボール15を前記の突出位置Xへ切り換え、上記ボール15が前記ワークMの鋳抜き孔11を半径方向へ押圧する。これにより、そのワークMが水平方向へ調心移動して上記の鋳抜き孔11の軸心が前記プラグ12の軸心に合致する。
上記の位置決め時において、前記ガイド面24が前記の筒孔17に精密に嵌合して上記の操作ロッド18の軸心を上記プラグ12の軸心と同心状に保持することにより、上記ワークMの調心移動を精密に行える。
なお、前記の操作ロッド18を上昇させたときには、上記ガイド面24の上端を前記の貫通孔14の中心位置よりも上方に位置させることが好ましい。さらに好ましいのは、上記の図2Aに示すように、上記の操作ロッド18の上昇時に前記ガイド面24の上端が前記の貫通孔14の上端よりも上方に位置させることにより、上記ガイド面24のガイド長さが大きくなり、ガイド特性がさらに良好になる。
上記の図2A及び図2Bのロック状態において、図外のワーククランプによって上記ワークMを前記の支持面Sに押圧固定するのである。
図3は、上記の位置決め装置の変形例を示し、前記の図2Bに類似する図である。この変形例においては、上記の実施形態の構成部材と同じ部材には同一の符号を付けて説明する。この変形例は、前記の実施形態とは次の点で異なる。
即ち、前記の環状プラグ12の周壁13には、半径方向へ延びる前記の貫通孔14が約180度の角度をあけて2つ設けられる。
上記の実施形態や変形例は次のように変更可能である。
前記の被操作孔11は、例示した鋳抜き孔等の断面視円形のテーパ孔に代えて、ドリルやリーマによって形成した断面視円形のストレート孔であってもよい。
前記の貫通孔14とボール15は、2セットまたは3セット設けることに代えて、4セット以上設けることも可能である。
前記の支持面Sは、例示のボス6に設けることに代えて、前記ハウジング3に設けてもよい。
前記の駆動手段Dは、例示したバネロック式に代えて圧力流体によってロックさせる方式であってもよい。また、その圧力流体は、例示した圧縮空気に代えて、他の種類の気体や圧油等の液体であってもよい。さらには、上記の駆動手段Dは、ネジ係合式の進退機構や電磁石などの別種のアクチュエータであってもよく、また、永久磁石と電磁石との組み合わせ構造などを利用してもよい。
次に、上記の位置決め装置を利用した位置決めシステムを前記の図1Aから図3を参照しながら図4によって説明する。その図4は、上記の位置決めシステムの一例を示す平面視模式図である。
2つの位置決め装置51・52が所定の間隔をあけて設けられる。一方の第1位置決め装置51は、前記の実施形態(図1Aから図2Bを参照)に示すように、前記の環状プラグ12の周壁13に、半径方向へ延びる貫通孔14を周方向へほぼ120度の角度をあけて3つ設けてある。また、他方の第2位置決め装置52は、前記の変形例(図3参照)に示すように、前記の環状プラグ12の周壁に、半径方向へ延びる貫通孔14をほぼ180度の角度をあけて2つ設けてある。図4においては、上記の貫通孔14に挿入された前記ボール15が各被操作孔11を押圧する方向を矢印で示してある。即ち、その矢印が、上記の貫通孔14の軸心に相当している。
そして、一方のプラグ12の軸心Aと他方のプラグ12の軸心Bとを結ぶ直線Lに対して上記の他方の貫通孔14がほぼ直交するように上記2つの位置決め装置51・52を配置してある。これにより、上記の一方のプラグ12に嵌合する一方の被操作孔11に対して他方のプラグ12に嵌合する他方の被操作孔11が旋回するのを阻止してある。
上記構成により、ワークMに設けた2つの被操作孔11・11のピッチ誤差を吸収することと上記ワークMを確実に位置決めすることとが両立される。
なお、一方の操作孔11に対して他方の操作孔11が旋回するのを阻止できる状態であれば、前記の直線Lに対して傾斜するように他方の貫通孔14を方向づけてもよい。
上記の位置決めシステムは、上記の2つの装置51・52を複数ずつ配置したものであってよく、さらには、いずれか一方の装置だけを複数配置したものであってもよい。

Claims (7)

  1. 基準部材(R)に可動部材(M)を位置決めする装置であって、
    上記の可動部材(M)の被操作孔(11)に挿入される環状プラグ(12)を上記の基準部材(R)から先端方向へ突出させ、
    上記の環状プラグ(12)の周壁(13)に、半径方向へ延びる貫通孔(14)を周方向へ間隔をあけて設け、上記の各貫通孔(14)にボール(15)を上記半径方向へ移動可能に挿入し、
    上記の環状プラグ(12)の筒孔(17)に操作ロッド(18)を挿入し、
    上記の操作ロッド(18)の先端部の外周面に、軸心方向へ延びる収容溝(19)を、上記ボール(15)に対応させて周方向へ間隔をあけて凹入形成し、上記の収容溝(19)には、上記ボール(15)が半径方向の内方の後退位置(Y)へ移動するのを許容する退避面(21)と、上記ボール(15)を半径方向の外方の突出位置(X)へ移動させるように先端へ向かうにつれて軸心へ近づく押圧面(22)とを設け、
    上記の隣り合う収容溝(19,19)の間にガイド面(24,24,24)を形成し、これらガイド面(24)を、上記の環状プラグ(12)の上記の筒孔(17)に半径方向への移動を阻止した状態で軸心方向へ移動自在に嵌合させ、
    前記の操作ロッド(18)を駆動手段(D)によって軸心方向へ移動させるように構成した、ことを特徴とする位置決め装置。
  2. 請求項1の位置決め装置において、
    前記の操作ロッド(18)を先端方向へ進出させたときには、前記ガイド面(24)の先端が前記の貫通孔(14)の中心位置よりも先端側に位置するように構成した、ことを特徴とする位置決め装置。
  3. 請求項1の位置決め装置において、
    前記の被操作孔(11)が、断面視円形で奥向きに狭まるテーパ孔である、ことを特徴とする位置決め装置。
  4. 請求項3の位置決め装置において、
    前記の被操作孔(11)が鋳抜き孔である、ことを特徴とする位置決め装置。
  5. 請求項1の位置決め装置において、
    前記の被操作孔(11)が断面視円形のストレート孔である、ことを特徴とする位置決め装置。
  6. 請求項1から5のいずれかの位置決め装置を少なくとも1つ備える、ことを特徴とする位置決めシステム。
  7. 請求項1から5のいずれかの位置決め装置を所定の間隔をあけて2つ設けた位置決めシステムであって、
    上記の2つの位置決め装置(51,52)のうちの一方の位置決め装置(51)は、前記の環状プラグ(12)の周壁(13)に、半径方向へ延びる貫通孔(14)を周方向へほぼ120度の角度をあけて3つ設け、
    他方の位置決め装置(52)は、前記の環状プラグ(12)の周壁(13)に、半径方向へ延びる貫通孔(14)をほぼ180度の角度をあけて2つ設け、
    上記の一方の位置決め装置(51)の環状プラグ(12)に対応する被操作孔(11)に対して上記の他方の位置決め装置(52)の環状プラグ(12)に対応する被操作孔(11)が旋回するのを阻止するように、上記の他方の位置決め装置(52)の貫通孔(14)の軸心を方向づけた、ことを特徴とする位置決めシステム。
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