JPWO2010140554A1 - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

ハウジング(2)のシリンダ孔(6)とクランプロッド(7)との間に環状ピストン(13)を上下移動かつ回転可能に挿入する。その環状ピストン(13)の外周部に、旋回溝(23)と直進溝(24)とを有するガイド溝(18)を設ける。シリンダ孔(6)の内周壁に、ガイド溝(18)に嵌合する係合ボール(19)を設ける。クランプロッド(7)と環状ピストン(13)との間に、これら両者が相対回転するのを防止すると共に上下方向へ相対移動するのを許容する伝動機構(26)を設ける。クランプロッド(7)をリリース上昇位置からロック下降位置へ移動させるときには、環状ピストン(13)が旋回溝(23)及び係合ボール(19)を介して回転しながら下降して、その環状ピストン(13)が伝動機構(26)を介してクランプロッド(7)を旋回させ、その後、環状ピストン(13)がクランプロッド(7)を下降駆動する。

Description

この発明は、クランプロッドがリリース上昇位置で水平旋回された後にロック下降位置へ直進駆動されるように構成したクランプ装置に関する。
この種の水平旋回式のクランプ装置には、従来では、特許文献1(日本国・実公昭60−18267号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
シリンダチューブのシリンダ孔とピストンロッドとの間に環状のフリーピストンを挿入する。そのフリーピストンの周壁に設けた直進用ガイド溝に、フリーピストン回転防止用ピンの内端部を嵌合させると共に、その回転防止用ピンの外端部を上記シリンダチューブに固定する。また、上記ピストンロッドを挟んで上記の直進用ガイド溝と向い合うように、上記フリーピストンの周壁に回転用ガイド溝を形成する。その回転用ガイド溝に回転用ピンの外端部を嵌合させると共に、その回転用ピンの内端部を上記ピストンロッドに固定する。さらに、上記ピストンロッドの下端にピストン下降規制用ピンを固定する。そのピストン下降規制用ピンを、シリンダチューブの下部に固定したヘッドカバーの締付けストローク用カイド溝に対面可能に構成する。
上記の従来技術によれば、上記ピストンロッド(及びクランパ)はリリース上昇位置からロック下降位置へ次の手順で切換えられる。
まず、上記ピストンロッドの下部に固定した上記ピストン下降規制用ピンの両端が上記ヘッドカバーの上部に受け止められた状態で、上記フリーピストンが前記の直進用ガイド溝に沿って真っ直ぐに下降する。これにより、そのフリーピストンに設けた前記の回転用ガイド溝が前記の回転用ピンを介して上記ピストンロッド(及びクランパ)を上記リリース上昇位置で水平旋回させる。次いで、上記ピストン下降規制用ピンの両端が前記の締付けストローク用ガイド溝に対面して位相が合致したときに、上記ピストンロッド(及びクランパ)が上記の締付けストローク用ガイド溝に沿ってロック下降位置へ直進駆動される。
実公昭60−18267号公報(第2a図〜第2e図、及び明細書の対応説明部分)
上記の従来技術は次の問題がある。
上記ピストンロッド(及びクランパ)が旋回するときには、上記フリーピストンからピストンロッドに作用する下降力により、前記ピストン下降規制用ピンの両端が上記ヘッドカバーの上部に常に受け止められている。このため、そのヘッドカバーの上部から上記ピストン下降規制用ピンの両端に大きな摩擦抵抗が作用して、上記ピストンロッドの旋回抵抗が大きい。
また、上記ピストンロッドの旋回の終期において、ピストン下降規制用ピンの両端と締付けストローク用ガイド溝との両者の位相が合致する直前では、そのピストン下降規制用ピンの両端が締付けストローク用ガイド溝の縁部に旋回しながら接近するので、その縁部の支圧面積が漸減していく。このため、上記の締付けストローク用ガイド溝の縁部は、面圧が極めて高くなって、塑性変形で崩壊するおそれがある。その結果、上記両者の位相が合致する前に上記ピストン下降規制用ピンが締付けストローク用ガイド溝に嵌合して、上記ピストンロッド(及びクランパ)が所定の旋回角度を旋回する前にロック駆動するおそれがある。
本発明の目的は、所定の旋回角度で円滑に水平旋回できるクランプ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1から図5に示すように、クランプ装置を次のように構成した。
即ち、ハウジング2のシリンダ孔6内に挿入したクランプロッド7がリリース上昇位置で旋回された後にロック下降位置へ直進駆動されるように構成する。
上記シリンダ孔6と上記クランプロッド7との間に、環状ピストン13を、軸心方向へ移動可能かつ軸心回りに回転可能で保密状に挿入する。上記の環状ピストン13の外周部と上記シリンダ孔6の内周壁との一方に、上向きに連ねて設けた旋回溝23と直進溝24とを有するガイド溝18を設ける。また、同上の環状ピストン13の外周部と同上シリンダ孔6の内周壁との他方に、上記ガイド溝18に嵌合する係合具19を設ける。上記クランプロッド7と上記の環状ピストン13との両者間に、これら両者が軸心回りに相対回転するのを防止すると共に軸心方向へ相対移動するのを許容する伝動機構26を設ける。上記の環状ピストン13を駆動機構Aによって軸心方向へ移動させる。その駆動機構Aは、上記の環状ピストン13の上下両側のうちの少なくとも一側に形成されて圧力流体が給排される作動室40,43を有する。
その駆動機構Aによって上記クランプロッド7を上記リリース上昇位置から上記ロック下降位置へ移動させるときには、上昇位置の上記の環状ピストン13が上記旋回溝23及び係合具19を介して旋回しながら下降して当該環状ピストン13が上記の伝動機構26を介して上記クランプロッド7を上記リリース上昇位置で旋回させ、その後、上記の環状ピストン13が、上記クランプロッド7に設けた被駆動部33を介して当該クランプロッド7を下降駆動する。
本発明は、例えば、次の作用効果を奏する。
上記クランプロッド(及びクランプアーム)をリリース上昇位置で旋回させるときに、前記の旋回溝と係合具を介して回転される環状ピストンが当該クランプロッドを旋回させるので、そのクランプロッドには下降力がほとんど作用しない。このため、本発明は、前記の従来技術とは異なり、上記クランプロッドの下部をハウジングに下端壁に受け止める必要がなくなる。その結果、上記ハウジングの下端壁からクランプロッドの下部に大きな摩擦抵抗が作用することがなくなり、上記クランプロッドの旋回抵抗が小さくなって、当該クランプロッドロッドが円滑に旋回する。
しかも、本発明は、前記の従来技術とは異なり、ピストン下降規制用ピン及び締付けストローク用ガイド溝を設ける必要がないので、その締付けストローク用ガイド溝の縁部が塑性変形によって崩壊する弊害を解消できる。このため、上記クランプロッド(及びクランプアーム)は、所定の旋回角度を確実に旋回し、その後でロック下降されることになる。その結果、ワーク等の被固定物のクランプミスを確実に防止できる。
さらに、本発明によれば、環状ピストンが軸心回りに回転することによって上記クランプロッドを旋回させる。このため、フリーピストンの直進移動をピストンロッドの旋回に変換する前記の従来技術とは異なり、クランプ装置の長期間の使用によって構成部品が経年変化した場合でも、上記クランプロッド(及びクランプアーム)を確実に旋回させることができる。その結果、クランプ装置の旋回動作とロック動作とを確実に区分けすることが可能である。
本発明においては、前記ガイド溝18を前記の環状ピストン13の前記の外周部に設けると共に、前記の係合具19を前記シリンダ孔6の前記の内周壁に設けることが好ましい。
この場合、上記ガイド溝を容易かつ精度良く加工できるので、高性能のクランプ装置を安価に製造できる。
また、本発明においては、前記クランプロッド7を前記リリース上昇位置に押上げるバネ36を備えることが好ましい。
この場合、上記バネが上記クランプロッドをリリース上昇位置に確実に保持できるので、そのクランプロッドを水平旋回させる高さの位置精度が向上する。
さらに、本発明は、次の構成を加えることが好ましい。
前記の環状ピストン13の上側に前記の作動室40を設け、前記ハウジング2の上端壁3aに封止された部分における上記クランプロッド7の直径D1を上記の環状ピストン13に封止された部分における同上クランプロッド7の直径D2よりも大きい値に設定し、上記の作動室40の圧力流体から上記クランプロッド7に作用する上下方向の差力によって当該クランプロッド7を前記リリース上昇位置に押上げるものである。
この場合、上記の上下方向の差力が上記クランプロッドをリリース上昇位置に確実に保持できるので、そのクランプロッドを水平旋回させる高さの位置精度が向上する。
本発明の一実施形態を示し、クランプ装置のリリース状態の立面視の断面図である。 上記クランプ装置の要部の横断面図である。 上記クランプ装置に設けた環状ピストンの外周部の展開図である。 上記クランプ装置の切換え途中の状態を示し、前記の図1に類似する図である。 上記クランプ装置のロック状態を示し、前記の図1に類似する図である。
2:ハウジング,3a:ハウジング2のハウジング本体3の上端壁,6:シリンダ孔,7:クランプロッド,13:環状ピストン,18:ガイド溝,19:係合具(係合ボール),23:旋回溝,24:直進溝,26:伝動機構,33:被駆動部(リング),36:バネ,40,43:作動室,A:駆動機構,D1,D2:クランプロッド7の直径.
以下、本発明の一実施形態を図1から図5によって説明する。まず、図1から図3によって本発明のクランプ装置の構造を説明する。
ハウジング2は、複数のボルト(図示せず)によってベース1に固定されるハウジング本体3と、そのハウジング本体3の下部に複数のボルト4によって固定される下端壁5とを備える。
上記ハウジング2のシリンダ孔6内にクランプロッド7が挿入される。そのクランプロッド7の上端部にクランプアーム8が着脱可能に固定される。また、上記クランプロッド7の上寄り部が上記ハウジング本体3の上端壁3aに封止具9を介して保密状かつ緊密に嵌合される。さらに、上記クランプロッド7の途中高さ部に設けたフランジ10が上スラストベアリング11を介して上記の上端壁3aの下面に回転自在に受け止め可能になっている。
上記シリンダ孔6は、上半部の小径孔6aと下半部の大径孔6bとを備える。そのシリンダ孔6と上記クランプロッド7との間の環状空間に、環状ピストン13が、外封止具14及び内封止具15を介して、軸心方向(ここでは上下方向)へ移動可能かつ軸心回りに回転可能で保密状に挿入される。
上記の環状ピストン13の外周部には、3つのガイド溝18が周方向へほぼ等間隔に形成される。また、上記の各ガイド溝18に嵌合する係合ボール(係合具)19が前記シリンダ孔6の小径孔6aの内周壁に設けられる。各係合ボール19は、上記の小径孔6aの内周壁に形成した凹穴20に支持されている。
上記ガイド溝18は、主として図3の展開図に示すように、下部溝22と旋回溝23と直進溝24とを上向きに連ねて形成されている。上記の旋回溝23の傾斜角度は、10度から30度の範囲内であることが好ましく、ここでは約20度に設定してある。
上記クランプロッド7と上記の環状ピストン13との間に伝動機構26が設けられる。その伝動機構26は、上記クランプロッド7と環状ピストン13とが軸心回りに相対回転するのを防止すると共に軸心方向へ相対移動するのを許容するために配置されており、この実施形態では次のように構成されている。
上記クランプロッド7の下寄り部の外周部に、上下方向へ延びる4つの伝動溝27が周方向へほぼ等間隔に形成される。各伝動溝27に嵌合される伝動ボール28が前記の環状ピストン13に設けられる。上記の伝動ボール28は支持プレート29と止め輪30を介して上記の環状ピストン13の凹部31に支持されている。
また、上記クランプロッド7の下部には、被駆動部としてのリング33が止め輪34を介して支持される。
さらに、上記クランプロッド7の下部と前記の下端壁5との間に、そのクランプロッド7を前記リリース上昇位置に押上げるバネ36が装着される。なお、そのバネ36の下端と上記の下端壁5との間には下スラストベアリング37が装着されている。
前記ハウジング本体3の上端壁3aと上記の環状ピストン13との間にロック作動室40が形成され、そのロック作動室40に圧油給排路41を介してロックポート42が連通される。また、前記の下端壁5と上記の環状ピストン13との間にリリース作動室43が形成され、そのリリース作動室43に別の圧油給排路44を介してリリースポート(図示せず)が連通される。
そして、上記クランプロッド7において、前記の封止具9によって前記の上端壁3aに封止された部分の直径D1を、前記の内封止具15によって上記の環状ピストン13に封止された部分の直径D2よりも大きい値に設定している。これにより、上記クランプロッド7の上寄り部の受圧断面積が下寄り部の受圧断面積よりも大きい値になり、上記のロック作動室40の圧油から作用する差力によって上記クランプロッド7が図1に示すリリース上昇位置に押上げられる。
即ち、この実施形態では、上記クランプロッド7に作用する上向きの差力と前記バネ36の付勢力とによって、そのクランプロッド7を先端方向のリリース上昇位置に保持する機構が構成されている。
また、前記の環状ピストン13の環状の受圧断面積は、それに作用する下向き力が、上記クランプロッド7に作用する上向きの差力と前記バネ36の付勢力との合力よりも大きくなるように設定されている。
そして、上記ロック作動室40とリリース作動室43と上記の環状ピストン13が、その環状ピストン13を昇降させる駆動機構Aを構成している。
上記構成のクランプ装置は次のように作動する。
図1のリリース状態では、ロック作動室40の圧油が排出されると共にリリース作動室43に圧油が供給されている。これにより、前記の環状ピストン13が上昇される。また、前記クランプロッド7は、前記の直径D2に相当する受圧断面積に作用する上向き力と前記バネ36の付勢力によって図1のリリース上昇位置に保持されている。
上記の図1のリリース状態から図5のロック状態に切り換えるときには、その図1のリリース状態において、上記リリース作動室43の圧油が排出されると共に上記ロック作動室40に圧油が供給される。
すると、図4に示すように、上記ロック作動室40の圧力により、環状ピストン13が前記の旋回溝23に沿って平面視で時計回りの方向へ旋回しながら下降していく。これにより、前記バネ36等の押上げ力によってリリース上昇位置に保持されたクランプロッド7(及びクランプアーム8)が前記の伝動ボール28及び伝動溝27を介して平面視で時計回りの方向へ水平旋回される。そして、上記の環状ピストン13が旋回用ストロークS1下降したときに、上記クランプロッド7(及びクランプアーム8)がほぼ90度旋回すると共に、上記の環状ピストン13の下部に固定された前記の支持プレート29が前記リング(被駆動部)33に接当する。
引き続いて、図5に示すように、上記ロック作動室40の圧力により、環状ピストン13が前記の直進溝24に沿って真っ直ぐに下降すると共に、その環状ピストン13が上記リング33を介して上記クランプロッド7を真っ直ぐに下降させていく。そして、上記クランプロッド7がロック用ストロークS2下降したときに、上記の環状ピストン13の下面が前記の下端壁5の上面に受け止められる。
上記の図5のロック状態から図1のリリース状態へ切り換えるときには、その図5のロック状態において、ロック作動室40の圧油を排出すると共にリリース作動室43に圧油を供給すればよい。これにより、前記の手順とは逆の手順でクランプ装置が作動する。
即ち、まず、図4に示すように、上記の環状ピストン13及びクランプロッド7がリリース作動室43の油圧力によって真っ直ぐに上昇し、そのクランプロッド7の前記フランジ10が上スラストベアリング11を介して前記の上端壁3aに回転自在に受け止められる。次いで、図1に示すように、回転しながら上昇する上記の環状ピストン13がクランプロッド7を平面視で反時計回りの方向へ旋回させるのである。
上記の実施形態は次のように変更可能である。
前記クランプロッド7の旋回角度は、上記の実施形態では約90度で例示したが、前記ガイド溝18の旋回溝23の傾斜方向の長さを変更する等により、所望の旋回角度に設定可能である。
前記クランプロッド7(及びクランプアーム8)の旋回方向は、上記ガイド溝18が傾斜する方向を逆にすることにより、例示した旋回方向とは逆方向へ変更可能である。
上記クランプロッド7(及びクランプアーム8)を周方向にほぼ均等に支持するうえで、前記ガイド溝18及び係合ボール(係合具)19は、3つ又は4つ設けることが好ましいが、1つ又は2つ若しくは5つ以上であってもよい。また同様に、前記の伝動機構26の伝動溝27及び伝動ボール28は、4つ設けることに代えて、1つから3つ又は5つ以上であってもよい。
その伝動機構26の伝動具は、例示の伝動ボール28に代えてキーであってもよい。また、その伝動機構26の伝動溝27は、スプライン状に形成してもよい。
上記ガイド溝18は、環状ピストン13の外周部に設けることに代えて、前記シリンダ孔6の内周壁に設けてもよい。この場合、前記ハウジング本体3の筒孔に、内周部にガイド溝18を形成したスリーブ(図示せず)を嵌合固定して、そのスリーブの内周によって前記シリンダ孔6の小径孔6aを構成することが好ましい。
上記の場合、前記の係合ボール(係合具)19は、上記シリンダ孔6の内周壁に設けることに代えて、環状ピストン13の外周部に設けられる。
上記の環状ピストン13を駆動する前記の駆動機構Aは、その環状ピストン13の上下両側に作動室40,43を形成することに代えて、下記(a)又は(b)に示すように構成してもよい。
(a) 環状ピストン13の上側に前記ロック作動室40を形成すると共に、環状ピストン13の下側にバネ室を形成し、そのバネ室に装着した戻しバネによって上記の環状ピストン13を上方へ付勢する。
(b) 環状ピストン13の下側に前記リリース作動室43を形成すると共に、環状ピストン13の上側にバネ室を形成し、そのバネ室に装着したロックバネによって上記の環状ピストン13を下方へ付勢する。
上記クランプロッド7を上方のリリース上昇位置へ押出す機構は、前記バネ36の付勢力と前記クランプロッド7に作用する上向き差力との両者を利用することに代えて、これら両者のいずれか一方だけを利用してもよい。また、上記クランプロッド7の前記の上側の直径D1は、下側の直径D2よりも大きい値に設定することに代えて、その下側の直径D2と同じ値または小さい値であってもよい。
なお、上記クランプ装置を上下逆の姿勢に配置したり斜め下向きに配置する場合には、上記クランプロッド7(及びクランプアーム8)の重量によって上記クランプロッド7をリリース押出し位置に保持できるので、上記の押出す機構を省略可能である。
クランプ装置の作動流体は、圧油等の液体に代えて圧縮空気等の気体であってもよい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。

Claims (4)

  1. ハウジング(2)のシリンダ孔(6)内に挿入したクランプロッド(7)がリリース上昇位置で旋回された後にロック下降位置へ直進駆動されるように構成したクランプ装置であって、
    上記シリンダ孔(6)と上記クランプロッド(7)との間に軸心方向へ移動可能かつ軸心回りに回転可能で保密状に挿入された環状ピストン(13)と、
    上記の環状ピストン(13)の外周部と上記シリンダ孔(6)の内周壁との一方に設けられたガイド溝(18)であって、上向きに連ねて設けた旋回溝(23)と直進溝(24)とを有するガイド溝(18)と、
    同上の環状ピストン(13)の外周部と同上シリンダ孔(6)の内周壁との他方に設けられて上記ガイド溝(18)に嵌合する係合具(19)と、
    上記クランプロッド(7)と上記の環状ピストン(13)との両者間に設けられて、これら両者が軸心回りに相対回転するのを防止すると共に軸心方向へ相対移動するのを許容する伝動機構(26)と、
    上記の環状ピストン(13)を軸心方向へ移動させる駆動機構(A)であって、その環状ピストン(13)の上下両側のうちの少なくとも一側に形成されて圧力流体が給排される作動室(40,43)を有する駆動機構(A)と、を備え
    その駆動機構(A)によって上記クランプロッド(7)を上記リリース上昇位置から上記ロック下降位置へ移動させるときには、上昇位置の上記の環状ピストン(13)が上記の旋回溝(23)及び係合具(19)を介して旋回しながら下降して当該環状ピストン(13)が上記の伝動機構(26)を介して上記クランプロッド(7)を上記リリース上昇位置で旋回させ、その後、上記の環状ピストン(13)が、上記クランプロッド(7)に設けた被駆動部(33)を介して当該クランプロッド(7)を下降駆動する、ことを特徴とするクランプ装置。
  2. 請求項1のクランプ装置において、
    前記ガイド溝(18)を前記の環状ピストン(13)の前記の外周部に設けると共に、前記の係合具(19)を前記シリンダ孔(6)の前記の内周壁に設けた、ことを特徴とするクランプ装置。
  3. 請求項1又は2のクランプ装置において、
    前記クランプロッド(7)を前記リリース上昇位置に押上げるバネ(36)を備える、ことを特徴とするクランプ装置。
  4. 請求項1又は2のクランプ装置において、
    前記の環状ピストン(13)の上側に前記の作動室(40)を設け、前記ハウジング(2)の上端壁(3a)に封止された部分における上記クランプロッド(7)の直径(D1)を上記の環状ピストン(13)に封止された部分における同上クランプロッド(7)の直径(D2)よりも大きい値に設定し、上記の作動室(40)の圧力流体から上記クランプロッド(7)に作用する上下方向の差力によって当該クランプロッド(7)を前記リリース上昇位置に押上げる、ことを特徴とするクランプ装置。
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