JPWO2006001378A1 - L−オルニチン・クエン酸塩結晶 - Google Patents

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Abstract

L−オルニチンとクエン酸からなる塩の結晶、その5重量%水溶液のpHが3〜6であるL−オルニチンとクエン酸からなる塩の結晶、L−オルニチンとクエン酸の組成比が2:1(モル比)であるL−オルニチンとクエン酸からなる塩の結晶、L−オルニチンとクエン酸を水に溶解し、得られた水溶液から結晶を析出させることを特徴とするL−オルニチンとクエン酸からなる塩の結晶の製造方法、該水溶液のpHが3〜6であるL−オルニチンとクエン酸からなる塩の結晶の製造方法などを提供する。

Description

本発明は、L−オルニチンとクエン酸からなる塩(L−オルニチン・クエン酸塩)の結晶およびその製造方法に関する。
L−オルニチンは、栄養強化添加物や医薬品などの成分として広く用いられている。
L−オルニチンは、その遊離塩基を結晶として取得することが難しいことから、通常、塩酸塩などの塩の形態として流通している(シグマ社製品カタログ2004−2005年版)。
L−オルニチンを例えば栄養強化などの目的で輸液などの成分として用いる場合、例えば塩酸塩をそのまま利用するとアシドーシス症状を引き起こす恐れがある。また、塩素イオンを多量に含む輸液を投与することは、特に腎疾患患者などでは好ましくない。さらに、L−オルニチンを栄養強化添加物などとして食品などに混合して、またはそのまま経口で用いる場合、例えば塩酸塩では、その苦味のため利用が難しくなることはよく知られている。
L−オルニチンの塩としては、上記塩酸塩の他、例えば、α−ケトグルタール酸塩(特許文献1参照)、L−アスパラギン酸塩(特許文献2参照)、リンゴ酸塩(特許文献3参照)などがそれぞれ結晶として知られている。
一方、オルニチンとクエン酸との塩が、呈味改良剤として利用できることが知られているが、その結晶は知られていない(特許文献4参照)。
特公昭46−3194号公報 特開平4−364155号公報 特開昭55−136254号公報 特開2003−144088号公報
本発明の目的は、L−オルニチンの供給源として優れたL−オルニチン・クエン酸塩の結晶およびその製造方法を提供することにある。
本発明は、以下の(1)〜(10)に関する。
(1)L−オルニチンとクエン酸からなる塩の結晶。
(2)該結晶の5重量%水溶液のpHが3〜6である(1)記載の結晶。
(3)L−オルニチンとクエン酸の組成比が2:1(モル比)である(1)記載の結晶。
(4)L−オルニチンとクエン酸を水に溶解し、得られた水溶液から結晶を析出させることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の結晶の製造方法。
(5)水溶液のpHが3〜6である(4)記載の製造方法。
(6)水溶液のpHが4〜5である(4)記載の製造方法。
(7)結晶を析出させる方法が、水溶液に親水性有機溶媒を添加する工程を含む方法である(4)〜(6)のいずれかに記載の製造方法。
(8)親水性有機溶媒がアルコール系有機溶媒、アミド系溶媒、アセトンまたはアセトニトリルである(7)記載の製造方法。
(9)親水性有機溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセトンおよびアセトニトリルからなる群から選ばれる溶媒である(7)記載の製造方法。
(10)親水性有機溶媒がメタノールまたはエタノールである(7)記載の製造方法。
本発明により、L−オルニチンの供給源として優れたL−オルニチン・クエン酸塩の結晶およびその製造方法が提供される。
図1は、実施例1で得られたL−オルニチン・1/2クエン酸塩結晶の吸湿性試験結果を示す。図中、横軸は試験開始後の経過日数(日)を示し、縦軸は吸湿度(%)を示す。
本発明のL−オルニチン・クエン酸塩の結晶は、好ましくは0.5〜3モルのL−オルニチンと1モルのクエン酸からなり、より好ましくは、2モルのL−オルニチンと1モルのクエン酸からなる。その水溶液は、中性から酸性を示し、5重量%水溶液では、pHが3〜7、好ましくは3〜6、より好ましくは4〜5、最も好ましくは4.6〜5.0を示す。
該結晶は通常、単独で存在するが、水または各種有機溶媒との溶媒和物として存在することもでき、これら溶媒和物も本発明に包含される。
本発明で用いられる親水性有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコールなどのアルコール系有機溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド系有機溶媒、アセトニトリル、アセトンなどがあげられ、好ましくはメタノール、エタノールなどがあげられ、これらは単独でまたは混合して用いられる。
次に、本発明のL−オルニチン・クエン酸塩の結晶の製造方法について説明する。
例えば市販のL−オルニチン塩酸塩などの塩またはL−オルニチンを含有する培養液、培養濃縮液などを強酸性イオン交換樹脂で処理するなどにより、遊離のL−オルニチンを含有する水溶液を得る。得られた遊離のL−オルニチンを含有する水溶液に、クエン酸を加え溶解させる。クエン酸は、例えばL−オルニチンとクエン酸の組成比が2:1(モル比)である本発明の結晶を取得したいときは、L−オルニチンに対し、0.3〜1当量、好ましくは0.4〜0.6当量、最も好ましくは0.5当量加え、得られる水溶液のpHが例えば3〜7、好ましくは3〜6、より好ましくは4〜5、最も好ましくは4.6〜5.0となるように調整する。
得られた水溶液からL−オルニチン・クエン酸塩の結晶を効率よく取得するためには、該水溶液を例えば−10〜20℃に冷却するか、該水溶液に種晶を添加するか、該水溶液に親水性有機溶媒を添加するか、または親水性有機溶媒中に該水溶液を添加することにより、結晶を析出させ単離することが好ましい。あるいは、これらの方法を組み合わせて実施することによっても結晶を析出させることができる。該水溶液に親水性有機溶媒を添加するか、または親水性有機溶媒中に該水溶液を添加するとき、該水溶液においては、結晶が一部析出していてもよい。
該水溶液に親水性有機溶媒を添加して結晶を析出させる場合、該水溶液は、L−オルニチン・クエン酸塩の濃度が30〜80%、好ましくは40〜60%となるように、濃縮などの操作を施し調整して用いることが好ましい。濃度が30%以上の水溶液を用いた場合、結晶を析出させるために用いる親水性有機溶媒の量を低減でき、より好ましい。また濃度が80%以下の水溶液を用いた場合、該水溶液と親水性有機溶媒との混和がより容易になり、結晶の析出がより誘起されやすい。また、析出した結晶がブロック状の塊となることも回避しやすい。親水性有機溶媒は、通常、上記の濃度を調整した水溶液の1〜8倍量(含水率が約50%〜11%となる)、好ましくは1.5〜5倍量(含水率が約40〜17%となる)、より好ましくは2〜3倍量(含水率が約33〜25%となる)用いられ、−10℃〜60℃で、好ましくは−10℃〜室温で上記の濃度を調節した水溶液中に徐々に添加または滴下することによって加えられる。結晶は、親水性有機溶媒を添加するだけでも析出することもあるが、通常、得られた混合液を−10℃〜室温で、5分間〜72時間攪拌することにより析出する。また、別途本発明で得られた結晶を種晶として、得られた混合液に加えることにより結晶の析出を誘起させることもできる。種晶は、結晶化を誘起させることができれば十分であるが、該混合液に含有されるL−オルニチン・クエン酸塩の量に対し、0.01〜0.1%、好ましくは0.05%用いられる。
親水性有機溶媒中に上記の水溶液を添加して結晶を析出させる場合は、親水性有機溶媒中に、攪拌しながら、−10℃〜60℃で、好ましくは−10℃〜室温で上記と同様に濃度を調整した水溶液を滴下することよって結晶を析出させることができる。親水性有機溶媒は、通常、上記の濃度を調整した水溶液の1〜8倍量用いられる。
析出した結晶を濾取などの方法により分離し、乾燥させることで、L−オルニチン・クエン酸塩の結晶を得ることができる。
他の塩基性アミノ酸(例えば、リジン、アルギニンなど)とクエン酸からなる塩の結晶についても同様に取得することができる。
次に、本発明のL−オルニチン・クエン酸塩の結晶の吸湿性について、試験例で説明する。
試験例1
飽和塩化ナトリウム水溶液約200mLをプラスチック製のデシケーター内に25℃で24時間放置した(相対湿度を75%に調整)。実施例1で得られた結晶2gをガラス製のはかり瓶に秤量した。秤量したはかり瓶を、上記の湿度を調整したデシケーター内に放置し、経時的にはかり瓶の重量変化を測定した。
測定した各時点での重量変化をもとに、吸湿性(吸湿度)を以下の式(1)を用いて算出した。はかり瓶の重量変化の測定は7日目まで行った。
Figure 2006001378
W1:はかり瓶の重量(g)
W2:結晶を入れたはかり瓶の試験前の重量(g)
W3:結晶を入れたはかり瓶の試験後の重量(g)
結果を図1に示す。
実施例1で得られたL−オルニチン・クエン酸塩の結晶は、顕著な吸湿性を示さなかった。すなわち、本発明のL−オルニチン・クエン酸塩は、保存するに際し、湿気に対する特別な注意を払う必要がないことが示された。
また、実施例3で得られたL−オルニチン・クエン酸塩は、苦味を有していなかった。
上記で示した通り、本発明のL−オルニチン・クエン酸塩の結晶は、室温、大気下で保存可能である。また、その製造工程において、塩酸などの腐食性の薬品を使用しないこと、クエン酸は、L−リンゴ酸などと比較し低価格であることなどから、L−オルニチンの供給源として優れている。
また、L−オルニチン・クエン酸塩の結晶は、L−オルニチンが元来保有する効果に加え、クエン酸が有する特性を併せもつと期待される。クエン酸はクエン酸回路(TCA回路)の中間体であり、その活性化により、脂肪酸合成の促進、体内に蓄積した乳酸の解消による疲労回復効果などが期待できる。さらに、塩酸塩などが有する苦味の改善も期待される。すなわち、L−オルニチン・クエン酸塩の結晶には、栄養強化添加物や医薬品などにおける、より優れたL−オルニチンの供給源としての利用が期待される。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
L−オルニチン塩酸塩20g(遊離のL−オルニチンとして15.7g)を水400mLに溶解し、強酸性イオン交換樹脂(マラソンC)(H型)200mLを充填したカラムに導通した。樹脂を水200mLで洗浄した後、2mol/Lアンモニア水400mLでL−オルニチンを溶出した。溶出液を約200mLまで減圧濃縮した後、得られたL−オルニチン水溶液(L−オルニチン0.119モル含有)にクエン酸12g(L−オルニチンに対し0.5当量)を加えることにより、水溶液のpHを4.7に調整した。得られた水溶液を減圧濃縮し全量を45mLとした後、室温で攪拌しながら、エタノール105mLを徐々に加えた。さらに室温で20時間攪拌した後、析出した結晶を濾取し、エタノールで洗浄した。得られた結晶を20℃で一夜減圧乾燥することにより、L−オルニチン・1/2クエン酸塩結晶25.1g(収率:92.7%)を淡黄色塊状晶として得た。
融点:165.5℃
赤外線吸収スペクトル(KBr,cn−1):1288.4,1033.8,948.9,803.3,715.5
粉末X線結晶解析:RAD−X型(理学電機社製)により測定した。結果を第1表に示す。
Figure 2006001378
結晶組成分析:第2表に示す。
Figure 2006001378
実施例1と同様にして得たL−オルニチン水溶液(L−オルニチン0.119モル含有)にクエン酸12g(L−オルニチンに対し0.5当量)を加えることにより、水溶液のpHを4.7に調整した。得られた溶液を減圧濃縮し全量を45mLとした後、室温で攪拌しながら、メタノール105mLを徐々に加えた。さらに室温で18時間攪拌した後、析出した結晶を濾取し、メタノールで洗浄した。得られた結晶を20℃で一夜減圧乾燥することにより、L−オルニチン・1/2クエン酸塩結晶24.8g(収率:91.6%)を淡黄色鱗片状晶として得た。
融点:161.8℃
赤外線吸収スペクトル(KBr,cn−1):1287.4,1044.4,935.4,808.1,754.1
粉末X線結晶解析:RAD−X型(理学電機社製)により測定した。結果を第3表に示す。
Figure 2006001378
結晶組成分析:第4表に示す。
Figure 2006001378
実施例1と同様にして得たL−オルニチン水溶液(L−オルニチン0.119モル含有)にクエン酸12g(L−オルニチンに対し0.5当量)を加えることにより、水溶液のpHを4.7に調整した。得られた溶液を減圧濃縮し全量を68mLとした後、室温で攪拌しながら、徐々にエタノール272mL加えた。さらに室温で24時間攪拌した後、析出した結晶を濾取し、エタノールで洗浄した。得られた結晶を20℃で一夜減圧乾燥することにより、L−オルニチン・1/2クエン酸塩結晶25.5g(収率:94.0%)を淡黄色鱗片状晶として得た。
融点:165.9℃
結晶組成分析:第5表に示す。
Figure 2006001378
本発明により提供される、L−オルニチン・クエン酸塩の結晶およびその製造方法などはL−オルニチンの供給源として有用である。

Claims (10)

  1. L−オルニチンとクエン酸からなる塩の結晶。
  2. 該結晶の5重量%水溶液のpHが3〜6である請求項1記載の結晶。
  3. L−オルニチンとクエン酸の組成比が2:1(モル比)である請求項1記載の結晶。
  4. L−オルニチンとクエン酸を水に溶解し、得られた水溶液から結晶を析出させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の結晶の製造方法。
  5. 水溶液のpHが3〜6である請求項4記載の製造方法。
  6. 水溶液のpHが4〜5である請求項4記載の製造方法。
  7. 結晶を析出させる方法が、水溶液に親水性有機溶媒を添加する工程を含む方法である請求項4〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 親水性有機溶媒がアルコール系有機溶媒、アミド系溶媒、アセトンまたはアセトニトリルである請求項7記載の製造方法。
  9. 親水性有機溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセトンおよびアセトニトリルからなる群から選ばれる溶媒である請求項7記載の製造方法。
  10. 親水性有機溶媒がメタノールまたはエタノールである請求項7記載の製造方法。
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