JPWO2005121007A1 - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、従来のエレベータ装置では、かごと昇降路壁との間にかごガイドレールを配置するためのスペースを確保する必要があり、昇降路スペースが大きくなってしまう。
この発明によるエレベータ装置は、同じ高さに位置するときに隣り合うように昇降路内に設けられ、昇降路内をそれぞれ昇降される複数のかごと、昇降路内に設置され、かごの昇降を案内する複数のかごガイドレールと、各かごに搭載され、かごガイドレールに係合する複数のかごガイドシューとを備え、かごのうちの少なくとも1つを第1かご、第1かごと隣り合うかごを第2かごとしたとき、垂直投影面内で、第1かごの第2かごに対向する側面には凹部が設けられており、凹部内には、かごガイドシューの少なくとも一部が配置されている。
また、この発明によるエレベータ装置は、同じ高さに位置するときに隣り合うように昇降路内に設けられ、昇降路内をそれぞれ昇降される複数のかごと、昇降路内に設置され、かごの昇降を案内する複数のかごかごガイドレールと、各かごに搭載され、かごガイドレールに係合する複数のガイドシューとを備え、かごのうちの少なくとも1つを第1かご、第1かごと隣り合うかごを第2かごとしたとき、垂直投影面内で、第1かごの第2かごに対向する側面には凹部が設けられており、凹部内には、かごガイドレールの少なくとも一部が配置されている。
図2は図1の要部を拡大して示す平面図、
図3は図1のエレベータ装置を示す側面図、
図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す平面図、
図5は図4の要部を拡大して示す平面図、
図6は図4のエレベータ装置を示す側面図、
図7は図4のエレベータ装置の非常止め装置を示す平面図、
図8はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す平面図、
図9はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す平面図、
図10は図9の第2かごガイドレールの取付構造の一例を示す断面図、
図11は図9の第2かごガイドレールの取付構造の他の例を示す断面図、
図12はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す平面図、
図13はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置を示す平面図、
図14は図13のエレベータ装置を示す側面図、
図15はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す平面図、
図16はこの発明の実施の形態8によるエレベータ装置を示す平面図、
図17はこの発明の実施の形態9によるエレベータ装置を示す平面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置(機械室レスエレベータ)を示す平面図、図2は図1の要部を拡大して示す平面図、図3は図1のエレベータ装置を示す側面図である。
図において、昇降路1内には、第1及び第2エレベータユニット101,102が据え付けられている。言い換えれば、第1エレベータユニット101の昇降路1aと第2エレベータユニット102の昇降路1bとがつながって昇降路1が形成されている。
第1及び第2エレベータユニット101,102の構成は、基本的には同じであるので、主に第1エレベータユニット101の構成について説明する。
昇降路1内には、第1及び第2かごガイドレール2a,2bと、第1及び第2釣合おもりガイドレール3a,3bとが設置されている。ガイドレール2a,2b,3a,3bは、それぞれT字形の断面を有している。
かご4は、かごガイドレール2a,2bに案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり5は、釣合おもりガイドレール3a,3bに案内されて昇降路1内を昇降される。
かご4は、かご枠(図示せず)と、かご枠に支持されたかご室6とを有している。かご室6は、床部、壁部及び天井部を有している。かご室6の壁部は、かご出入口(図示せず)が設けられた前面6a、前面に対向する背面6b、第1側面6c、及び第1側面に対向する第2側面6dを有している。
垂直投影面(昇降路水平断面)内で、第1側面6cには第1凹部7aが設けられており、第2側面6dには、第2凹部7bが設けられている。第1及び第2凹部7a,7bは、かご4の昇降方向(上下方向)に沿って連続して設けられている。即ち、第1及び第2凹部7a,7bは溝状に形成されている。
第1及び第2凹部7a,7bを設けることにより、かご室6内には若干の突起が形成されている。しかし、これらの突起は乗客の定員に影響を与えるほどのものではない。
第1凹部7a内には、第1かごガイドレール2aに係合する第1かごガイドシュー20aの少なくとも一部が配置されている。第2凹部7b内には、第2かごガイドレール2bに係合する第2かごガイドシュー20bの少なくとも一部が配置されている。この例では、かごガイドシュー20a,20bの全体が凹部7a,7b内に収容されている。
これにより、かごガイドシュー20a,20b間の寸法は、第1及び第2側面6c,6dの凹部7a,7b以外の部分の間の寸法よりも小さくなっている。
かごガイドシュー20a,20bの種類は特に限定されるものではなく、例えばスライディングガイドシュー、ローラガイドシュー又は磁気的ガイドシュー等を用いることができる。かごガイドシュー20a,20bは、その断面の80%以上が凹部7a,7b内に収容されるように配置するのが望ましい。
また、垂直投影面内で、かごガイドレール2a,2bの少なくとも一部は、凹部7a,7b内に配置されている。かごガイドレール2a,2bは、凹部7a,7bに臨んで配置されている。
第1及び第2凹部7a,7bは、かご室6の奥行き方向の同じ位置に設けられている。かごガイドレール2a,2bは、互いに対向している。即ち、垂直投影面内で、かごガイドレール2a,2bの中心線は、互いに平行になっているとともに、同一直線上に位置している。
釣合おもり5は、かご4と同じ高さに位置するときに背面6bに対向するようにかご4の後方に配置されている。
かご4の下部には、第1及び第2ロープ接続部8a,8bが設けられている。第1及び第2ロープ接続部8a,8bは、垂直投影面内で第1側面6c及び第2側面6dから僅かに突出している。また、第1及び第2ロープ接続部8a,8bは、垂直投影面内でかご4の重心に対して対称又はほぼ対称の位置に配置されている。
さらに、第1ロープ接続部8aは、かご4の奥行き方向について、第1かごガイドレール2aよりも前方に配置されている。第2ロープ接続部8bは、かご4の奥行き方向について、第2かごガイドレール2bよりも後方に配置されている。
昇降路1内の上部には、支持フレーム9(図3)が設置されている。支持フレーム9は、かごガイドレール2a,2b及び釣合おもりガイドレール3a,3bの少なくとも一部に支持されている。また、支持フレーム9は、建築に設けられた支持部により支持してもよい。
支持フレーム9には、かご4及び釣合おもり5を昇降させる駆動力を発生する駆動装置(巻上機)10が支持されている。駆動装置10は、モータ及びブレーキを含む駆動装置本体11と、駆動装置本体11により回転される駆動シーブ12とを有している。
この例では、駆動シーブ12は、駆動装置本体11の上に配置されている。また、駆動シーブ12は、減速機構を介さずに駆動装置本体11のモータにより直接駆動される。
また、駆動装置10は、駆動シーブ12の回転軸が垂直(ほぼ垂直を含む)に延びるように水平(ほぼ水平を含む)に配置されている。また、駆動装置10としては、軸方向寸法が軸方向に直角な方向の外径寸法よりも小さい薄形巻上機が用いられている。
さらに、駆動装置10は、垂直投影面において、全体又はほぼ全体がかご4と重なっている。即ち、駆動装置10は、かご4の真上に配置されている。
駆動シーブ12には、かご4及び釣合おもり5を昇降路1内に吊り下げる主ロープ群13が巻き掛けられている。主ロープ群13は、複数本(図では1本のみ示す)の第1主ロープ14と、複数本(図では1本のみ示す)の第2主ロープ15とを含んでいる。
かご4と釣合おもり5とは、主ロープ群13により、1:1ローピング方式で吊り下げられている。
第1主ロープ14は、第1ロープ接続部8aに接続された第1端部14aと、釣合おもり5の上部に接続された第2端部14bとを有している。第2主ロープ15は、第2ロープ接続部8bに接続された第3端部15aと、釣合おもり5の上部に接続された第4端部15bとを有している。
支持フレーム9上には、第1主ロープ14を第1ロープ接続部8aに導く第1プーリ16と、第2主ロープ15を第2ロープ接続部8bに導く第2プーリ17と、第1及び第2主ロープ14,15を釣合おもり5に導く第3プーリ18と、駆動シーブ12から延びる第1主ロープ14を第1プーリ16に導く転向プーリ19とが搭載されている。
第1プーリ16は、第1ロープ接続部8aの真上に配置されている。第2プーリ17は、第2ロープ接続部8bの真上に配置されている。
第1〜第3プーリ16〜18は、それらの回転軸が水平となるように配置されている。転向プーリ19は、その回転軸が垂直(ほぼ垂直を含む)となるように配置されている。
駆動装置10及びプーリ16〜19は、共通の支持フレーム9に搭載されてユニット化されている。また、第1及び第2エレベータユニット101,102で共通の支持フレーム9を用い、第1及び第2エレベータユニット101,102の駆動装置10及びプーリ16〜19を1つのユニットとしてもよい。
かご吊り間ピッチ(かご4の幅方向における第1端部14aと第3端部15aとの間の寸法)をF0、かごガイドレール背面間ピッチ(かご4の幅方向におけるかごガイドレール2a,2bの背面間の寸法)をG1、ガイドシュー間ピンチ(かご4の幅方向におけるかごガイドシュー20a,20b間の寸法)をE1とすると、F0≧G1>E1となっている。
かご4の下部には、過速度等のエレベータの異常が発生したときにかご4を非常停止させるための非常止め装置22(図3)が搭載されている。非常止め装置22は、機械的な操作力の伝達により動作する機械式のものであっても、電気的な作動信号を受けて動作するアクチュエータを有する電気式のものであってもよい。
また、垂直投影面内で、非常止め装置22の少なくとも一部は、凹部7a,7b内に配置されている。この例では、非常止め装置22のかごガイドレール2a,2bとの係合部の全体が凹部7a,7b内に収容されている。
第1及び第2エレベータユニット101,102は、それぞれ上記のように構成されている。
第1エレベータユニット101のかご4を第1かご4a、第2エレベータユニット102のかご4を第2かご4bとすると、第1及び第2かご4a,4bは、同じ高さに位置するときに隣り合うように昇降路1内に設けられている。即ち、第1かご4aと第2かご4bとは、昇降路1の平断面において互いに重ならないように左右に並んで設けられている。
垂直投影面内で、第1かご4aの第2凹部7bは、第1かご4aの第2かご4bに対向する側面6dに設けられており、第2かご4bの第1凹部7aは、第2かご4bの第1かご4aに対向する側面6cに設けられている。
また、垂直投影面内で、第1かご4aの第2凹部7bと第2かご4bの第1凹部7aとは、互いに対向している。言い換えれば、第1かご4aの第2凹部7bと第2かご4bの第1凹部7aとは、第1及び第2かご4a,4bの奥行き方向の同じ位置に配置されている。
第2エレベータユニット102の第1かごガイドレール2aの背面は、第1エレベータユニット101の第2かごガイドレール2bの背面に対向している。垂直投影面内で、第1かご4aの第2凹部7bと第2かご4bの第1凹部7aとにより囲まれた空間には、ガイドレール支持柱71が立設されている。
第1エレベータユニット101の第2かごガイドレール2bと第2エレベータユニット102の第1かごガイドレール2aとは、ガイドレール支持柱71に取り付けられている。ガイドレール支持柱71は、かごガイドレール2a,2bを支持するのに十分な剛性を有している。
他のガイドレール2a,2b,3a,3bは、レールブラケット(図示せず)を介して昇降路壁に固定されている。
第1かご4aの第2ロープ接続部8bと第2かご4bの第1側面6cとの間の間隔、及び第2かご4bの第1ロープ接続部8aと第1かご4aの第2側面6dとの間の間隔は、それぞれ第1及び第2かご4a,4bが擦れ違う際に干渉しない最小の大きさになっている。
また、第1かご4aの第2ロープ接続部8bと第2かご4bの第1側面6cとの間の間隔、及び第2かご4bの第1ロープ接続部8aと第1かご4aの第2側面6dとの間の間隔は、かご4の幅方向のかごガイドレール2a,2bの寸法よりも小さくなっている。
このようなエレベータ装置では、かご室6に設けられた凹部7a,7b内にかごかごガイドシュー20a,20bやかごガイドレール2a,2bが配置されているため、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
特に、昇降路1内に第1及び第2エレベータユニット101,102が並設されているエレベータ装置では、第1及び第2エレベータユニット101,102の間隔を必要最小限とすることができ、昇降路スペースを効果的に縮小することができる。
また、互いに隣り合う第1及び第2かご4a,4bの凹部7a,7bがかご4の奥行き方向の同じ位置に配置されているので、第1及び第2かご4a,4b間に位置するかごガイドレール2a,2bを共通のガイドレール支持柱71で支持することができ、構造を簡単にすることができ、エレベータ装置の設置スペースをさらに小さくすることができる。
さらに、F0≧G1となっているため、より効果的に昇降路スペースを縮小することができる。同様に、F0>E1となっているため、より効果的に昇降路スペースを縮小することができる。
特に、凹部7a,7bを設けたことによるかご室6の断面積の減少分よりも、凹部7a,7bを設けたことによる昇降路1の断面積の減少分の方が大きければ、より効果的に昇降路スペースを縮小することができる。
また、非常止め装置22の少なくとも一部が凹部7a,7b内に配置されているので、非常止め装置22がかご4から突出するのを防止でき、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
なお、実施の形態1では、かご4の奥行き方向の同じ位置にかごガイドレール2a,2bを配置したが、かごガイドレールは、かご4の奥行き方向に互いにずらして配置してもよい。
また、実施の形態1では、第1及び第2かご4a,4bの両方に凹部7a,7bを設けたが、第1及び第2かごのいずれか一方のみに凹部を設けてもよい。この場合、例えば第1かごのみに凹部を設け、第1かごのかごガイドシュー、第1かごのかごガイドレール、及び第2かごのかごガイドレールの少なくとも一部を凹部内に配置してもよい。さらに、第2かごのかごガイドシューの少なくとも一部まで、第1かごの凹部内に配置することも可能ではある。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置(機械室レスエレベータ)を示す平面図、図5は図4の要部を拡大して示す平面図、図6は図4のエレベータ装置を示す側面図である。
図において、かご室6の前面6aと第1側面6cとの間の隅部には、第1凹部21aが設けられている。かご室6の背面6bと第2側面6dとの間の隅部には、第2凹部21bが設けられている。かご室6の前面6aと第1側面6cとの間の隅部には、第3凹部21cが設けられている。かご室6の前面6aと第2側面6dとの間の隅部には、第4凹部21dが設けられている。
凹部21a〜21dは、垂直投影面内で長方形のかご室6の四隅を面取りするように形成されている。即ち、凹部21a〜21dは、面取り部、コーナー切り欠き部、又は断面切り欠き部であると言うこともできる。第1凹部21aの底面(面取り面)と第2凹部21bの底面とは、互いに平行又はほぼ平行である。第3凹部21cの底面と第4凹部21dの底面とは、互いに平行又はほぼ平行である。
凹部21a〜21dは、かご4の昇降方向(上下方向)に沿って連続して設けられている。
第1凹部21aには、第1かごガイドレール2aに係合する第1かごガイドシュー20aの少なくとも一部が配置されている。第2凹部21bには、第2かごガイドレール2bに係合する第2かごガイドシュー20bの少なくとも一部が配置されている。この例では、かごガイドシュー20a,20bの全体が凹部21a,21b内に収容されている。
即ち、図5に示すように、第1かごガイドシュー20aは、実質的に、垂直投影面で前面6aを延長した直線と第1側面6cを延長した直線と第1凹部21aの底面とが囲む三角形の領域の内側(第1凹部21a内)に配置されている。また、第2かごガイドシュー20bは、実質的に、垂直投影面で背面6bを延長した直線と第2側面6dを延長した直線と第2凹部21bの底面とが囲む三角形の領域の内側(第2凹部21b内)に配置されている。
かごガイドシュー20a,20bは、その断面の80%以上が凹部21a,21b内に収容されるように配置するのが望ましい。
また、垂直投影面内で、かごガイドレール2a,2bの少なくとも一部は、凹部21a,21b内に配置されている。かごガイドレール2a,2bは、互いに対向しているとともに、第1及び第2凹部21a,21bの底面に対向している。即ち、垂直投影面内で、かごガイドレール2a,2bの中心線は、互いに平行になっているとともに、同一直線(かご室6の対角線)上に位置している。
また、図7に示すように、垂直投影面内において、非常止め装置22の少なくとも一部は、凹部21a,21b内に配置されている。この例では、非常止め装置22のかごガイドレール2a,2bとの係合部の全体が凹部21a,21b内に収容されている。
ガイドレール2a,2b,3a,3bは、レールブラケット(図示せず)を介して昇降路壁に固定されている。他の構成は、実施の形態1とほぼ同様である。また、第1及び第2エレベータユニット101,102の構成は、基本的には同じである。
このようなエレベータ装置では、かご室6に設けられた凹部21a,21b内にかごかごガイドシュー20a,20bやかごガイドレール2a,2bが配置されているため、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
特に、昇降路1内に第1及び第2エレベータユニット101,102が並設されているエレベータ装置では、第1及び第2エレベータユニット101,102の間隔を必要最小限とすることができ、昇降路スペースを効果的に縮小することができる。
また、かごガイドシュー20a,20b及びかごガイドレール2a,2bがかご4の対角位置に配置されているため、かごガイドレール2a,2b間の間隔を広くすることができ、走行中のかご4の垂直軸を中心とする揺動が抑えられ、かご4を安定して昇降させることができる。このため、かごガイドシュー20a,20bとして比較的安価なスライディングガイドシュー等を用いることができ、コストを低減することができる。
さらに、かご室6の四隅に凹部21a〜21dが設けられているので、狭い昇降路1内でかご4と釣合おもり5とが擦れ違っても、凹部21a〜21dを通して空気を逃がすことができ、擦れ違い時の衝撃音や振動の発生を抑えることができる。
さらにまた、非常止め装置22の少なくとも一部が凹部21a,21b内に配置されているので、非常止め装置22がかご4から突出するのを防止でき、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
ここで、このエレベータ装置では、第1及び第2かご4a,4b間にかごガイドシュー20a,20bやかごガイドレール2a,2bが配置されていないので、第1かご4aの第2ロープ接続部8bと第2かご4bの第1ロープ接続部8aとをかご4の幅方向にεだけラップして配置することができる。これにより、第1及び第2かご4a,4bの間隔は、側面6c,6dからのロープ接続部8a,8bの突出量の2倍(図のδ×2)よりも小さくすることができる。
実施の形態3.
次に、図8はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す平面図である。図において、第1及び第2ロープ接続部8a,8bは、垂直投影面内で第4及び第3凹部21d,21c内に配置されている。従って、第1及び第2プーリ16,17は、第4及び第3凹部21d,21cの上方に配置されている。これにより、駆動装置10及び転向プーリ19のレイアウトも実施の形態2とは若干異なっている。
垂直投影面内で、第1及び第2かご4a,4b間の寸法は、かごガイドレール2a(又は2b)の外形寸法よりも小さくなっている。即ち、第1及び第2かご4a,4b間の寸法は、かごガイドレール2a(又は2b)を配置できないまでに十分に小さくなっている。他の構成は、実施の形態2とほぼ同様である。
このようなエレベータ装置では、ロープ接続部8a,8bが凹部21d,21cに配置されているので、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースをさらに小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
実施の形態4.
次に、図9はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す平面図である。この例では、垂直投影面内で、第1及び第2エレベータユニット101,102の間の境界線を中心として、第1及び第2エレベータユニット101,102の機器が対称に配置されている。
これにより、第1及び第2エレベータユニット101,102の第2凹部21bが互いに隣接している。そして、第1エレベータユニット101の第2かごガイドレール2b及び第2釣合おもりガイドレール3bと、第2エレベータユニット102の第2かごガイドレール2b及び第1釣合おもりガイドレール3aが一箇所に集中して配置されている。
図10は図9の第2かごガイドレール2bの取付構造の一例を示す断面図である。ガイドレール2b,3a,3bが一箇所に集中して配置されていることにより、ガイドレール2b,3a,3bを共通のブラケット23により昇降路壁24に固定することができる。
また、図11は図9の第2かごガイドレールの取付構造の他の例を示す断面図である。図11に示すように、ガイドレール2b,3a,3bは、一体物として構成することも可能である。
このようなエレベータ装置によっても、ロープ接続部8a,8bが凹部21d,21cに配置されているので、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースをさらに小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
また、4本のガイドレール2b,3a,3bが一箇所に集中して配置されているので、据付作業の効率を向上させることができる。
なお、実施の形態3、4のエレベータ装置では、第1かご4aの第1側面6c側及び第2かご4bの第2側面6d側に出入口を設けることも可能である。
また、実施の形態1〜4のエレベータ装置において、かご4の幅方向に3台以上のエレベータユニットを並設してもよい。
実施の形態5.
次に、図12はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す平面図である。図において、第1エレベータユニット101の釣合おもり5(第1釣合おもり)は、第1かご4aと同じ高さに位置するときに第1かご4aの第1側面6cに対向するように第1かご4aの側方に配置されている。また、第2エレベータユニット102の釣合おもり5(第2釣合おもり)は、第2かご4bと同じ高さに位置するときに第2かご4bの第2側面6dに対向するように第2かご4bの側方に配置されている。
また、垂直投影面内で、第1及び第2エレベータユニット101,102の間の境界線を中心として、第1及び第2エレベータユニット101,102の機器が対称に配置されている。
このようなレイアウトのエレベータ装置であっても、かご室6に設けられた凹部21a,21b内にかごかごガイドシュー20a,20bやかごガイドレール2a,2bが配置されているため、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースを縮小することができる。
特に、昇降路1内に第1及び第2エレベータユニット101,102が並設されているエレベータ装置では、第1及び第2エレベータユニット101,102の間隔を必要最小限とすることができ、昇降路スペースを効果的に縮小することができる。
また、釣合おもり5がかご4の側方に配置されているので、昇降路1の奥行き方向(図12の左右方向)の寸法を小さくすることができる。
さらに、ロープ接続部8a,8bが凹部21d,21cに配置されているので、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースをさらに小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
なお、実施の形態5のエレベータ装置では、背面6b側に出入口を設けることも可能である。
実施の形態6.
次に、図13はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置を示す平面図、図14は図13のエレベータ装置を示す側面図である。
図において、かご4の下部には、第1及び第2かご吊り車35a,35bが設けられている。第1かご吊り車35aは、その一部が垂直投影面内で第4凹部21d内に位置するように配置されている。第2かご吊り車35bは、その一部が垂直投影面内で第3凹部21c内に位置するように配置されている。
釣合おもり5の上部には、釣合おもり吊り車36が設けられている。かご吊り車35a,35b及び釣合おもり吊り車36には、複数本の主ロープを含む主ロープ群13が巻き掛けられている。
昇降路1内の上部には、駆動シーブ12からの主ロープ群13をかご吊り車35bに導くかご側返し車37と、駆動シーブ12からの主ロープ群13を釣合おもり吊り車36に導く釣合おもり側返し車38とが設けられている。返し車37,38の回転軸は、水平になっている。
主ロープ群13の第1端部(かご側端部)及び第2端部(釣合おもり側端部)は、支持フレーム9に接続されている。また、主ロープ群13は、第1端部側から順に、かご吊り車35a,35b、かご側返し車37、駆動シーブ12、釣合おもり側返し車38及び釣合おもり吊り車36に巻き掛けられている。即ち、実施の形態6では、かご4及び釣合おもり5は、主ロープ群13により2:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
また、主ロープ群13の一部は、第3凹部21c及び第4凹部21d内を通っている。他の構成は、実施の形態3とほぼ同様である。また、第1及び第2エレベータユニット101,102の構成は、基本的には同じである
このように、2:1ローピング方式のエレベータ装置であっても、かご室6に設けられた凹部21a,21b内にかごかごガイドシュー20a,20bやかごガイドレール2a,2bが配置されているため、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
特に、昇降路1内に第1及び第2エレベータユニット101,102が並設されているエレベータ装置では、第1及び第2エレベータユニット101,102の間隔を必要最小限とすることができ、昇降路スペースを効果的に縮小することができる。
また、かご吊り車35a,35bの一部が垂直投影面内で凹部21d,21c内に配置されており、主ロープ群13が凹部21d,21c内を通っているため、これによってもかご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
なお、実施の形態6のエレベータ装置では、第1かご4aの第1側面6c側及び第2かご4bの第2側面6d側に出入口を設けることも可能である。
また、全ての実施の形態のレイアウトにおいて、ローピング方式を2:1ローピングとすることが可能である。
実施の形態7.
次に、図15はこの発明の実施の形態7によるエレベータ装置を示す平面図である。図において、第1及び第2ロープ接続部8a,8bは、垂直投影面内で第1及び第2凹部21a,21b内に配置されている。従って、第1及び第2プーリ16,17は、第1及び第2凹部21a,21bの上方に配置されている。
第3凹部21cには、第1かごガイドレール2aに係合する第1かごガイドシュー20aの少なくとも一部が配置されている。第4凹部21dには、第2かごガイドレール2bに係合する第2かごガイドシュー20bの少なくとも一部が配置されている。
また、垂直投影面内で、かごガイドレール2a,2bの少なくとも一部は、凹部21c,21d内に配置されている。かごガイドレール2a,2bは、互いに対向しているとともに、第3及び第4凹部21c,21dの底面に対向している。
釣合おもり5は、第1及び第2エレベータユニット101,102間に配置されており、第1及び第2エレベータユニット101,102で共有化されている。この釣合おもり5の上部には、釣合おもり吊り車36が設けられている。釣合おもり吊り車36には、主ロープ群13が巻き掛けられている。
第1及び第2エレベータユニット101,102の主ロープ群13は、連続している。即ち、第1エレベータユニット101の駆動シーブ12から第3プーリ18を経て釣合おもり吊り車36に巻き掛けられた主ロープ群13は、第2エレベータユニット102の第3プーリ18を経て、第2エレベータユニット102の駆動シーブ12に巻き掛けられている。
また、垂直投影面内で、第1及び第2エレベータユニット101,102の間の境界線を中心として、第1及び第2エレベータユニット101,102の機器が対称に配置されている。
このようなエレベータ装置では、釣合おもり5が第1及び第2エレベータユニット101,102で共有化されているので、実施の形態5のエレベータ装置に比べて、かご4の間口方向の昇降路1の寸法を小さくすることができる。
また、釣合おもりガイドレール3a,3bの据付の手間を軽減することができる。
さらに、釣合おもり5が第1及び第2エレベータユニット101,102間に配置されているので、昇降路1の周囲4面のいずれにも乗場(出入口)を設けることができ、設計の自由度を向上させることができる。
実施の形態8.
次に、図16はこの発明の実施の形態8によるエレベータ装置を示す平面図である。第1及び第2エレベータユニット101,102の構成は、基本的には同じであるので、主に第1エレベータユニット101の構成について説明する。
昇降路1a内の上部には、第1駆動装置41及び第2駆動装置44が設けられている。第1駆動装置41は、モータ及びブレーキを含む第1駆動装置本体42と、第1駆動装置本体42により回転される第1駆動シーブ43とを有している。第2駆動装置44は、モータ及びブレーキを含む第2駆動装置本体45と、第2駆動装置本体45により回転される第2駆動シーブ46とを有している。
この例では、駆動シーブ43,46は、駆動装置本体42,45の上に配置されている。また、駆動装置41,44は、駆動シーブ43,46の回転軸が垂直(ほぼ垂直を含む)に延びるように水平(ほぼ水平を含む)に配置されている。さらに、駆動装置41,44としては、軸方向寸法が駆動シーブ43,46の径寸法又は駆動装置本体42,45の径寸法よりも小さい薄形巻上機が用いられている。
さらに、駆動装置41,44は、垂直投影面において、全体又はほぼ全体がかご4と重なっている。即ち、駆動装置41,44は、かご4の真上に配置されている。さらに具体的には、駆動装置41,44は、垂直投影面内でかご4の対角位置に配置されている。
第1駆動シーブ43には、かご4及び釣合おもり5を昇降路1内に吊り下げる複数(図では1本のみ示す)の第1主ロープ14が巻き掛けられている。第2駆動シーブ46には、かご4及び釣合おもり5を昇降路1内に吊り下げる複数(図では1本のみ示す)の第2主ロープ15が巻き掛けられている。
かご4と釣合おもり5とは、主ロープ14,15により、1:1ローピング方式で吊り下げられている。
昇降路1a内の上部には、第1主ロープ14を第1ロープ接続部8aに導く第1かご側返し車47、第1主ロープ14を釣合おもり5に導く第1釣合おもり側返し車48、第1駆動シーブ43からの第1主ロープ14を第1釣合おもり側返し車48に導く転向プーリ49、第2主ロープ15を第2ロープ接続部8bに導く第2かご側返し車50、及び第2主ロープ15を釣合おもり5に導く第2釣合おもり側返し車51が設けられている。
第1かご側返し車47、第1釣合おもり側返し車48、第2かご側返し車50及び第2釣合おもり側返し車51は、それらの回転軸が水平になるように配置されている。転向プーリ49は、その回転軸が垂直又はほぼ垂直になるように配置されている。
第1主ロープ14の第1駆動シーブ43と第1かご側返し車47との間の部分、第1主ロープ14の転向プーリ49と第1釣合おもり側返し車48との間の部分、第2主ロープ15の第2駆動シーブ46と第2かご側返し車50との間の部分、及び第2主ロープ15の第2駆動シーブ46と第2釣合おもり側返し車51との間の部分は、互いに平行、かつかご4の奥行き方向に対して平行になっている。
第1主ロープ14の第2端部(釣合おもり側端部)及び第2主ロープ15の第4端部(釣合おもり側端部)は、釣合おもり5の幅方向に互いに間隔をおいて、釣合おもり5の上部に接続されている。
このようなエレベータ装置では、第1及び第2駆動装置41,43の駆動力によってかご4及び釣合おもり5が昇降されるので、大きな乗車定員を確保することが可能となる。
このように、2つの駆動装置41,43を用いる場合であっても、かご室6に設けられた凹部21a,21b内にかごかごガイドシュー20a,20bやかごガイドレール2a,2bが配置されているため、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースを小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
特に、昇降路1内に第1及び第2エレベータユニット101,102が並設されているエレベータ装置では、第1及び第2エレベータユニット101,102の間隔を必要最小限とすることができ、昇降路スペースを効果的に縮小することができる。
また、ロープ接続部8a,8bが凹部21d,21cに配置されているので、かご4の幅方向におけるエレベータ装置の設置スペースをさらに小さくすることができ、昇降路スペースをさらに縮小することができる。
実施の形態9.
次に、図17はこの発明の実施の形態9によるエレベータ装置を示す平面図である。この例では、実施の形態5(図12)で示した第1及び第2エレベータユニット101,102が2組設けられている。即ち、昇降路1内には、第1〜第4エレベータユニット101〜104が設けられている。第1〜第4かご4a〜4dの前面6aは、垂直投影面内で昇降路壁に対向する側に位置している。
各エレベータユニット101〜104の構成は、実施の形態5と同様であるので、その説明を省略する。
このように、かご4の奥行き方向にエレベータユニットを並べて配置することも可能であり、かご室6に設けられた凹部21a,21b内にかごかごガイドシュー20a,20bやかごガイドレール2a,2bが配置されているため、昇降路スペースを縮小することができる。
なお、実施の形態9では実施の形態5で示したレイアウトのエレベータユニットをかごの奥行き方向に並べて配置したが、実施の形態1〜4、6〜8で示したレイアウトのエレベータユニットをかごの奥行き方向に並べて配置してもよい。
また、実施の形態9で示したエレベータ装置において、かご4の幅方向に3台以上のエレベータユニットを並設してもよい。
なお、上記の例では、1:1ローピング方式及び2:1ローピング方式のエレベータ装置を示したが、ローピング方式はこれらに限定されない。
また、上記の例では、駆動装置が昇降路内に配置された機械室レスエレベータ装置を示したが、駆動装置や制御盤が機械室に設置されたエレベータ装置にもこの発明は適用できる。
さらに、この発明は、昇降路スペースを縮小することができるため、駆動装置や制御盤がかごと昇降路壁との間に配置されていないものに特に有効である。
さらにまた、上記の例では、駆動シーブの回転軸が垂直又はほぼ垂直となるように駆動装置を配置したが、駆動装置の配置はこれに限定されず、例えば駆動シーブの回転軸が水平となるように配置してもよい。
また、上記の例では、駆動シーブが駆動装置本体の上部に位置するように駆動装置を配置したが、逆に駆動シーブが駆動装置本体の下部に位置するように駆動装置を配置してもよい。
さらに、上記の例では、昇降路の上部に駆動装置を配置したが、駆動装置の位置はこれに限定されず、例えば昇降路内の下部に配置してもよい。また、駆動装置がかごの上部又は下部に搭載された自走式のエレベータ装置にもこの発明は適用できる。
さらにまた、主ロープとしては、例えば円形断面を有するロープ、又はベルト状ロープ等を用いることができる。
また、主ロープとしては、例えば鋼製ロープ、又は高摩擦樹脂材からなる外層被覆体が外周部に設けられている樹脂被覆ロープ等を使用することができる。樹脂被覆ロープを用いることにより、少ない巻付角で大きなトラクション力を確保することができる。また、樹脂被覆ロープは、単なる鋼製ロープよりも柔軟性を高めることができるため、駆動シーブの径を小さくすることができる。
さらに、昇降路1内の上部に配置される機器(駆動装置、返し車、転向プーリ等)を共通の支持枠に搭載してユニット化してもよい。
さらにまた、上記の例では全てのかごガイドシューを凹部内に配置したが、一側のかごガイドシューのみを凹部内に配置してもよい。
また、この発明によるエレベータ装置は、同じ高さに位置するときに隣り合うように昇降路内に設けられ、昇降路内をそれぞれ昇降される複数のかごと、昇降路内に設置され、かごの昇降を案内する複数のかごかごガイドレールと、各かごに搭載され、かごガイドレールに係合する複数のガイドシューとを備え、かごのうちの少なくとも1つを第1かご、第1かごと隣り合うかごを第2かごとしたとき、垂直投影面内で、第1かごの第2かごに対向する側面には凹部が設けられており、凹部内には、かごガイドレールの少なくとも一部が配置されている。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置(機械室レスエレベータ)を示す平面図、図2は図1の要部を拡大して示す平面図、図3は図1のエレベータ装置を示す側面図である。
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置(機械室レスエレベータ)を示す平面図、図5は図4の要部を拡大して示す平面図、図6は図4のエレベータ装置を示す側面図である。
次に、図8はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す平面図である。図において、第1及び第2懸架部8a,8bは、垂直投影面内で第4及び第3凹部21d,21c内に配置されている。従って、第1及び第2プーリ16,17は、第4及び第3凹部21d,21cの上方に配置されている。これにより、駆動装置10及び転向プーリ19のレイアウトも実施の形態2とは若干異なっている。
次に、図9はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す平面図である。この例では、垂直投影面内で、第1及び第2エレベータユニット101,102の間の境界線を中心として、第1及び第2エレベータユニット101,102の機器が対称に配置されている。
24に固定することができる。
次に、図12はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す平面図である。図において、第1エレベータユニット101の釣合おもり5(第1釣合おもり)は、第1かご4aと同じ高さに位置するときに第1かご4aの第1側面6cに対向するように第1かご4aの側方に配置されている。また、第2エレベータユニット102の釣合おもり5(第2釣合おもり)は、第2かご4bと同じ高さに位置するときに第2かご4bの第2側面6dに対向するように第2かご4bの側方に配置されている。
次に、図13はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置を示す平面図、図14は図13のエレベータ装置を示す側面図である。
次に、図15はこの発明の実施の形態7によるエレベータ装置を示す平面図である。図において、第1及び第2懸架部8a,8bは、垂直投影面内で第1及び第2凹部21a,21b内に配置されている。従って、第1及び第2プーリ16,17は、第1及び第2凹部21a,21bの上方に配置されている。
さらに、釣合おもり5が第1及び第2エレベータユニット101,102間に配置されているので、昇降路1の周囲4面のいずれにも乗場(出入口)を設けることができ、設計の自由度を向上させることができる。
次に、図16はこの発明の実施の形態8によるエレベータ装置を示す平面図である。第1及び第2エレベータユニット101,102の構成は、基本的には同じであるので、主に第1エレベータユニット101の構成について説明する。
次に、図17はこの発明の実施の形態9によるエレベータ装置を示す平面図である。この例では、実施の形態5(図12)で示した第1及び第2エレベータユニット101,102が2組設けられている。即ち、昇降路1内には、第1〜第4エレベータユニット101〜104が設けられている。第1〜第4かご4a〜4dの前面6aは、垂直投影面内で昇降路壁に対向する側に位置している。
また、実施の形態9で示したエレベータ装置において、かご4の幅方向に3台以上のエレベータユニットを並設してもよい。
また、上記の例では、駆動装置が昇降路内に配置された機械室レスエレベータ装置を示したが、駆動装置や制御盤が機械室に設置されたエレベータ装置にもこの発明は適用できる。
さらに、この発明は、昇降路スペースを縮小することができるため、駆動装置や制御盤がかごと昇降路壁との間に配置されていないものに特に有効である。
さらにまた、上記の例では、駆動シーブの回転軸が垂直又はほぼ垂直となるように駆動装置を配置したが、駆動装置の配置はこれに限定されず、例えば駆動シーブの回転軸が水平となるように配置してもよい。
さらに、上記の例では、昇降路の上部に駆動装置を配置したが、駆動装置の位置はこれに限定されず、例えば昇降路内の下部に配置してもよい。また、駆動装置がかごの上部又は下部に搭載された自走式のエレベータ装置にもこの発明は適用できる。
さらにまた、懸架手段としては、例えば円形断面を有するロープ、又はベルト状ロープ等を用いることができる。
さらに、昇降路1内の上部に配置される機器(駆動装置、返し車、転向プーリ等)を共通の支持枠に搭載してユニット化してもよい。
さらにまた、上記の例では全てのかごガイドシューを凹部内に配置したが、一側のかごガイドシューのみを凹部内に配置してもよい。
Claims (13)
- 同じ高さに位置するときに隣り合うように昇降路内に設けられ、上記昇降路内をそれぞれ昇降される複数のかごと、上記昇降路内に設置され、上記かごの昇降を案内する複数のかごガイドレールと、上記各かごに搭載され、上記かごガイドレールに係合する複数のかごガイドシューとを備えたエレベータ装置において、
上記かごのうちの少なくとも1つを第1かご、上記第1かごと隣り合うかごを第2かごとしたとき、垂直投影面内で、上記第1かごの上記第2かごに対向する側面には凹部が設けられており、上記凹部内には、上記かごガイドシューの少なくとも一部が配置されていることを特徴とするエレベータ装置。 - 上記凹部は、垂直投影面内で、上記第1かごの上記側面と前面及び背面の少なくともいずれか一方との間の隅部に設けられている面取り部であることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記かごガイドシューは、実質的に、垂直投影面内で上記前面及び上記背面の少なくともいずれか一方を延長した直線と上記側面を延長した直線と上記凹部の底面とが囲む領域の内側に配置されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
- 垂直投影面内で、上記第1かごの四隅には、面取り部である上記凹部が設けられており、対角に位置する一対の凹部には、上記かごガイドシュー及び上記かごガイドレールが配置され、残りの一対の凹部には、上記第1かごを吊り下げる主ロープが接続されるロープ接続部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記第1かごの下部には、第1及び第2かご吊り車が設けられており、
上記第1及び第2かご吊り車には、上記第1かごを吊り下げる主ロープが巻き掛けられており、
垂直投影面内で、上記第1かごの四隅には面取り部である上記凹部が設けられており、対角に位置する一対の凹部には、上記かごガイドシュー及び上記かごガイドレールが配置され、残りの一対の凹部には、上記第1及び第2かご吊り車の一部が配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 垂直投影面内で、上記第2かごの上記第1かごに対向する側面にも凹部が設けられており、上記第2かごの上記凹部内には、上記かごガイドシューの少なくとも一部が配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 垂直投影面内で、上記第1かごの上記凹部と上記第2かごの上記凹部とは、互いに対向していることを特徴とする請求項6記載のエレベータ装置。
- 上記第1かごの上記凹部と上記第2かごの上記凹部とは、上記第1及び第2かごの奥行き方向の同じ位置に配置されていることを特徴とする請求項6記載のエレベータ装置。
- 上記第1かごを含む第1エレベータユニットと、上記第2かごを含む第2エレベータユニットとを備え、上記第1エレベータユニットの構成機器と上記第2エレベータユニットの構成機器とは、垂直投影面内で線対称に配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記凹部は上記かごの昇降方向に沿って連続して設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 上記かごガイドシューの断面の80%以上が上記凹部内に収容されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 垂直投影面内で上記第1及び第2かご間には、釣合おもりが配置されており、
上記釣合おもりには釣合おもり吊り車が設けられており、
上記第1かごを吊り下げる主ロープと上記第2かごを吊り下げる主ロープとは、互いにつながっており、上記釣合おもり吊り車に巻き掛けられて上記釣合おもりを吊り下げていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 同じ高さに位置するときに隣り合うように昇降路内に設けられ、上記昇降路内をそれぞれ昇降される複数のかごと、上記昇降路内に設置され、上記かごの昇降を案内する複数のかごガイドレールと、上記各かごに搭載され、上記かごガイドレールに係合する複数のかごガイドシューとを備えたエレベータ装置において、
上記かごのうちの少なくとも1つを第1かご、上記第1かごと隣り合うかごを第2かごとしたとき、垂直投影面内で、上記第1かごの上記第2かごに対向する側面には凹部が設けられており、上記凹部内には、上記かごガイドレールの少なくとも一部が配置されていることを特徴とするエレベータ装置。
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